JP2001255918A - 数値制御装置 - Google Patents

数値制御装置

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JP2001255918A
JP2001255918A JP2000066401A JP2000066401A JP2001255918A JP 2001255918 A JP2001255918 A JP 2001255918A JP 2000066401 A JP2000066401 A JP 2000066401A JP 2000066401 A JP2000066401 A JP 2000066401A JP 2001255918 A JP2001255918 A JP 2001255918A
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machining
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Sanae Chiba
早苗 千葉
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特に高精度の指定におけるフェイスミル加工
の加工時間短縮を可能とする数値制御装置を得る。 【解決手段】 対話形式入力制御手段4aは、往復加工
におけるコーナ部連結方法として、直線ブロック、直線
ブロックおよび直線ブロックとブロックをつなぐ直線連
結と、直線ブロック、円弧ブロックおよび直線ブロック
とブロックをつなぐ円弧連結と、直線連結と円弧連結と
の二つの連結方法から加工時間の短い方を使用する高速
連結と、から選択可能とし、解析手段5aは、コーナ部
連結方法として高速連結が選択された場合には直線連結
による加工時間と円弧連結による加工時間とを演算し、
加工時間の短い連結方法を選択して加工経路を作成する
ようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、工作機械の駆動
制御を行う数値制御装置(以下、NC装置と記す)に関
し、特に対話型自動プログラミングによるプログラム入
力により加工経路を作成するNC装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】NC装置を搭載した工作機械(以下、N
C工作機械と記す)においては、決められた符号を使用
して、補間指令、位置指令、速度指令などの情報を基に
作成した加工プログラムを実行することにより、ワーク
を所望の形状に加工するが、この加工プログラムを作成
する作業は面倒であり、またプログラミングの専門的知
識や数学的知識が必要とされるため、オペレータの負担
となっていた。オペレータのプログラミングの負担を軽
減するために、オペレータが画面に表示される質問に対
して対話形式で、ワーク形状、加工形状、加工パターン
などの加工条件を入力していくことにより、自動的に加
工プログラムを作成することができる自動プログラミン
グ機能を備えたNC装置がある。
【0003】図7は従来例としての自動プログラミング
機能を備えたNC装置の全体構成図である。図におい
て、10はNC装置を構成する制御ユニット、11は制
御ユニット10の指令によりモータ(図示せず)を駆動
制御するモータ制御手段、12は制御ユニット10とモ
ータ制御手段11間のデータを送受信するためのインタ
ーフェイス、13は加工経路および加工時間等の加工デ
ータを画面表示する表示手段、14はキースイッチ、表
示手段13の画面上に表示されるメニューキーなどから
なる入力手段である。
【0004】また、21は制御ユニット10の全体を制
御するメインCPU、22はメインCPU21の演算を
補助する演算素子、23は表示手段13に表示する対話
形式の入力項目を制御し、入力データに対応して入力項
目の表示およびオペレータに対する対話形式の質問内容
を更新する対話形式入力制御手段、24は対話形式入力
制御手段23の制御する入力項目に対応して入力された
入力データを解析し、加工経路および加工時間等の加工
データを作成する解析手段、25は解析手段24により
作成された加工データを格納する加工データ格納手段で
ある。
【0005】自動プログラミング機能を利用した加工デ
ータの作成方法について説明する。先ずオペレータは、
入力手段14を操作して表示手段13に自動プログラミ
ング用の対話形式プログラム入力画面を呼び出し、この
プログラム入力画面に質問形式で表示されるガイダンス
に従って、対話形式で基準点X、基準点Y、横辺長さ、
縦辺長さ、穴個数(旋盤においては、基準点X、基準点
Z、外径寸法、内径寸法、長さ)、送り速度、回転速度
などの各種データを入力する。解析手段24が、対話形
式プログラム入力画面で入力された各種データを解析
し、加工データを作成する。また、その解析結果を表示
手段13の形状描画領域(図示せず)に、加工データの
実行形状として描画し、さらに実際の加工を行った場合
に要する加工時間を表示する。
【0006】上述のように、オペレータは自動プログラ
ミング機能を利用して、対話形式プログラム入力画面に
表示される質問に対して対話形式で各種データを入力す
ることにより、自動的に加工データを作成することがで
きる。
【0007】上述では、解析手段24は、対話形式プロ
グラム入力画面で入力された各種データを解析して加工
データを作成し、加工データ格納手段25は解析手段2
4により作成された加工データを格納する例を示した
が、作成した加工データを他のNC装置で使用する場合
には、解析手段24はさらに加工プログラムを作成し、
加工データ格納手段25は作成した加工プログラムを格
納する。
【0008】図8は、従来例としてのNC装置において
表示手段13の形状描画領域に表示される加工プログラ
ムの実行形状として描画図で、往復加工としてのフェイ
スミル加工の工具経路を示したものである。図におい
て、30はワーク、31bは工具経路、32は工具形状
である。また、A1,A2,B3は1ブロックの工具経
路であり、直線補間G1の移動となる。また、L10は
長手方向の工具経路であるブロックA1,A2でワーク
30外となる寸法(ただし、片側分)、L11は工具の
半径寸法、L12はワーク30端面と工具形状32のワ
ーク側位置との寸法、L13は工具径の中心と工具経路
のブロックB3までの寸法である。
【0009】図9は従来のNC装置において自動プログ
ラミング機能を使用して作成されたフェイスミル加工の
工具経路の動作を示す図で、(a)は通常加工時の速度
変化パターン、(b)は高精度加工の指定がある場合
(以下、高精度フェイスミル加工と記す)の速度変化パ
ターンを示すものである。図において、Fは速度軸、F
0は指令速度(mm/min)、V0は高精度フェイス
ミル加工の場合に次ブロックを開始する速度となる最適
コーナ減速速度(mm/min)、Tは時間軸、T1は
切削送り時定数(min)、ΔTは通常加工時における
次ブロックの開始時間に対して高精度フェイスミル加工
時における次ブロックの開始時間の遅れ(min)であ
る。また、A1,A2,B3は図8に示した工具経路に
おけるブロックと同様のものである。また、n1はブロ
ックA1の指令が終わった時点、n2はブロックA1の
指令終了後の減速処理で最適コーナ減速速度V0になっ
た時点、n3はブロックB3の開始時点である。
【0010】従来の自動プログラミングにおいて、フェ
イスミル加工は一律に直線補間G1による工具経路とし
て設定され、通常加工時は図(a)に示すように、ブロ
ックA1の指令が終わった時点n1(続いて残距離処理
のための減速を開始)で、次ブロックであるブロックB
3の指令を開始していた。ブロックA1の指令が終わっ
た時点n1でブロックB3の指令を開始した場合には、
切削途中である時点n1以降ブロックA1の指令による
移動にブロックB3の指令による移動が加算されるため
に、加工方向が変化することになる。ところが、高精度
フェイスミル加工の場合は、精度を維持するためには工
具がワーク上にある場合は加工方向を一定に保つ必要が
あり、図(b)に示すように、ブロックA1の指令が終
わった時点n1でなく、減速処理を実行して最適コーナ
減速速度V0になった(工具がワーク上から離れた)時
点n2で次ブロックであるブロックB3の指令を開始し
ていた。例えば、図8のブロックA1においては、L1
2≧0となった時点以降にブロックB3の指令を開始
し、ブロックA2の移動においては工具がワーク30上
に入る前に、ブロックB3方向の移動は完了しているも
のとする。このため、高精度フェイスミル加工の場合に
は、通常のフェイスミル加工の場合と比較して、ブロッ
クの繋ぎ目において次ブロックの開始時間にΔTの遅れ
が生じていた。
【0011】ここで、最適コーナ減速速度V0(mm/
min)は減速処理を実行してL12≧0となった時点
における速度であり、L12≧0となった時点における
寸法L13(mm)、指令速度をF0(mm/mi
n)、切削送り時定数をT1(min)とすると、L1
3=(V0/2)×((T1/F0)×V0)となるこ
とから、最適コーナ減速速度V0(mm/min)は、
式(1)として算出される。 V0=(2×L13×(F0/T1))1/2 …・・式(1) と表わすことができる。また、高精度フェイスミル加工
における次ブロックの開始時間の遅れΔT(min)
は、指令速度F0(mm/min)および切削送り時定
数T1(min)から、F0/T1として求められる加
減速度(傾き)をa(mm/min×min)とする
と、式(2)として算出される。 ΔT=(F0−V0)/(F0/T1) =(F0−V0)/a …・・式(2)
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従来の自動プログラミ
ングにおいてフェイスミル加工は、図8に示すように切
削部、非切削部にかかわらず一律に直線補間G1による
工具経路として設定し、さらに高精度フェイスミル加工
では、次ブロックの開始を一律に最適コーナ減速速度V
0になった時点としていたので、加工時間が一層長くな
ってしまうという問題点があった。
【0013】この発明は、上述のような課題を解決する
ためになされたもので、特に高精度フェイスミル加工の
加工時間短縮を可能とするNC装置を得ることを目的と
する。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明に係る数値制御
装置は、所望のワーク形状の図面寸法、加工速度などの
入力項目を対話形式で画面に表示する表示手段と、この
表示手段に表示する対話形式の入力項目を制御する対話
形式入力制御手段と、前記表示手段に表示された入力項
目にデータ入力する入力手段と、この入力された入力デ
ータを解析し、加工経路および加工時間等の加工データ
を作成する解析手段と、を有し、オペレータが前記表示
手段の画面に表示される入力項目に対して対話形式でデ
ータ入力することにより加工プログラムを作成する自動
プログラミング機能を備えた数値制御装置において、前
記解析手段は、高精度往復加工におけるコーナ部連結方
法として、直線ブロックと直線ブロックとでブロックを
つなぐ直線連結の場合の加工時間と、直線ブロックと円
弧ブロックとでブロックをつなぐ円弧連結の場合の加工
時間と、を演算比較して、加工時間の短い方のコーナ部
連結方法により加工経路を作成するようにしたものであ
る。
【0015】また、この発明に係る数値制御装置は、前
記対話形式入力制御手段は、往復加工におけるコーナ部
連結方法として、前記直線連結と、前記円弧連結と、前
記直線連結および前記円弧連結の二つの連結方法から加
工時間の短い方を使用する高速選択と、から選択指定可
能とし、前記解析手段は、高精度往復加工におけるコー
ナ部連結方法として高速選択が指定された場合には直線
連結による加工時間と円弧連結による加工時間とを演算
し、加工時間の短い連結方法を選択して加工経路を作成
するようにしたものである。
【0016】また、この発明に係る数値制御装置は、所
望のワーク形状の図面寸法、加工速度などの入力項目を
対話形式で画面に表示する表示手段と、この表示手段に
表示する対話形式の入力項目を制御する対話形式入力制
御手段と、前記表示手段に表示された入力項目にデータ
入力する入力手段と、この入力された入力データを解析
し、加工経路および加工時間等の加工データを作成する
解析手段と、を有し、オペレータが前記表示手段の画面
に表示される入力項目に対して対話形式でデータ入力す
ることにより加工プログラムを作成する自動プログラミ
ング機能を備えた数値制御装置において、前記対話形式
入力制御手段は、高精度往復加工におけるコーナ部連結
方法として、直線ブロックと直線ブロックとでブロック
をつなぐ直線連結と、直線ブロックと円弧ブロックとで
ブロックをつなぐ円弧連結と、前記直線連結および前記
円弧連結の二つの連結方法の加工時間を演算させる高速
選択と、から選択指定可能とし、前記解析手段は、往復
加工におけるコーナ部連結方法として高速選択が指定さ
れた場合には直線連結による加工時間と円弧連結による
加工時間とを演算し、前記表示手段に直線連結による加
工時間と円弧連結による加工時間とを表示するようにし
たものである。
【0017】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1はこの発明の
実施の形態1に係る自動プログラミング機能を備えたN
C装置の全体構成図である。図において、11、12は
従来例と同様であり、その説明を省略する。1aはNC
装置を構成する制御ユニット、2aは制御ユニット1a
の全体を制御するメインCPU、3aはメインCPU2
aの演算を補助する演算素子である。また、4aは表示
手段7aに表示する対話形式の入力項目を制御し、入力
データに対応して入力項目の表示およびオペレータに対
する対話形式の質問内容を更新する対話形式入力制御手
段、5aは対話形式入力制御手段4aの制御する入力項
目に対応して入力された入力データを解析し、加工経路
および加工時間等の加工データを作成する解析手段、6
aは解析手段5aにより作成された加工データを格納す
る加工データ格納手段、7aは所望のワーク形状の図面
寸法、加工速度などの入力項目の表示または加工経路お
よび加工時間等の加工データの表示をする表示手段、8
aはキースイッチ、表示手段7aの画面上に表示される
メニューキーなどからなる入力手段である。
【0018】対話形式入力制御手段4aでは、フェイス
ミル加工におけるコーナ部連結方法として、従来の直線
ブロック(A1)→直線ブロック(B3)→直線ブロッ
ク(A2)とブロックをつなぐ直線連結(画面Aでは下
段にメニュー「直線」と表示)の他に、直線ブロック
(A1)→円弧ブロック(B1)→直線ブロック(A
2)とブロックをつなぐ円弧連結(画面Aでは下段にメ
ニュー「円弧」と表示)を追加するとともに、高精度フ
ェイスミル加工の場合において直線連結の加工時間と円
弧連結の加工時間との短い方を選択する高速・高精度
(画面Aでは下段にメニュー「高速」と表示)を追加し
た。
【0019】図2はこの発明の実施の形態1に係るNC
装置におけるフェイスミル加工の円弧連結の工具経路を
示した図で、(a)は円弧連結の工具経路、(b)は往
復加工のX軸方向の寸法、Y軸方向の寸法(ピッチ)、
コーナー数など加工条件の一部を示したもの、(c)は
高精度直線連結(高精度フェイスミル加工の場合で、最
適コーナ減速速度V0の確認後、次ブロックを開始する
直線連結)の加工時間と円弧連結の加工時間との比較表
の1例である。図2(a)において、30はワーク、3
1aは工具経路、A1,A2,B1は1ブロックの工具
経路であり、A1,A2は直線補間G1の移動、B1は
円弧補間G3の移動である。オペレータが対話形式入力
制御手段4aを利用して、フェイスミル加工を選択し、
コーナ部連結方法として「円弧」を選択した場合(図1
の画面A)、解析手段5aは、図2(a)に示すように
繋ぎの箇所に半円を挿入し、円弧連結(直線補間G1→
円弧補間G3→直線補間G1)の加工経路を作成し、加
工データ格納手段6aへ作成したデータを格納する。図
2(a)における円弧は加工方向が反時計方向であり円
弧補間G3としたが、円弧の加工方向が時計方向の場合
には円弧補間G2となる。
【0020】図2(b)において、形状AはX軸方向の
寸法500mm、ピッチ(Y軸方向の寸法)100mm
でコーナ数6個の加工、形状BはX軸方向の寸法500
mm、ピッチ(Y軸方向の寸法)50mmでコーナ数1
4個の加工である。図2(c)において、Fは送り速度
(mm/min)、tG1は高精度直線連結における加
工経路の加工時間、tG2は円弧連結における加工経路
の加工時間である。
【0021】図2(c)の比較表において、高精度直線
連結時の加工時間tG1と円弧連結時の加工時間tG2
とを比較する。F=3000mm/minの場合は、形
状A,Bとも、tG1<tG2。F=8000mm/m
inの場合は、形状AではtG1<tG2、形状Bでは
tG1>tG2。F=20000mm/minの場合
は、形状A,Bとも、tG1>tG2。上述のように、
tG1とtG2の大小関係は加工条件により異なってい
る。
【0022】図3は、この発明の一実施の形態1に係る
NC装置において高精度フェイスミル加工の場合に選択
する加工経路を示した図で、(a)は直線連結による加
工経路、(b)は円弧連結による加工経路である。図に
おいて、L0はX軸方向の寸法、L1はY軸方向の寸
法、A1,A2,B1,B2は1ブロックの工具経路、
C1,C2,D1,D2はブロックの継ぎ目となるコー
ナ部である。また、Taは高精度直線連結時の連結単位
加工時間、Tbは円弧連結時の連結単位加工時間であ
る。
【0023】ここで、高精度フェイスミル加工の場合に
おいて、高精度直線連結による加工経路(a)における
加工時間と円弧連結による加工経路(b)における加工
時間とを比較する。往復加工としてのフェイスミル加工
の工具経路において、直線連結による加工経路(a)は
ブロックA1,ブロックB2とブロックA2の繰返し、
また円弧連結による加工経路(b)はブロックA1,ブ
ロックB1とブロックA2の繰返しとなることから、ブ
ロックB2の前後のブロックA1,A2を含む2連結
(コーナ部C1,C2)の寸法(ブロックA1の指令の
1/2、ブロックB2の指令、ブロックA2の指令の1
/2)を移動する時間を連結単位加工時間Ta、ブロッ
クB1の前後のブロックA1,A2を含む2連結(コー
ナ部D1,D2)の寸法(ブロックA1の指令の1/
2、ブロックB1の指令、ブロックA2の指令の1/
2)を移動する時間を連結単位加工時間Tbとし、この
高精度直線連結時の連結単位加工時間Taと円弧連結時
の連結単位加工時間Tbとの比較により、高精度直線連
結または円弧連結と連結方式の差異による加工時間の長
短を検討する。
【0024】高精度直線連結時の連結単位加工時間Ta
は、式(3)で表わされる。 Ta=(L0−(F0/a)×(F0/2)×2)/(2×F0) +(F0−V0)/a +F0/a +(L1−(F0/a)×(F0/2)×2)/F0 +(F0−V0)/a +F0/a +(L0−(F0/a)×(F0/2)×2)/(2×F0) =(L0+L1)/F0+2×(F0−V0)/a …・・式(3) また、円弧連結時の連結単位加工時間Tbは式(4)と
なる。 Tb=L0/(2×F0)+(π×L1/2)/F0+L0/(2×F0) =L0/F0+(π×L1/2)/F0 …・・式(4) ただし、L1はコーナ部C1,C2間の寸法またはコー
ナ部D1,D2間の寸法としての切削幅、F0は指令速
度(mm/min)、V0は最適コーナ減速速度(m/
t)である。また、aは指令速度F0(mm/min)
および切削送り時定数T1(min)から、a=F0/
T1で求められる加減速度(傾き)(mm/min×m
in)である。また、上記式(3)中において、(F0
−V0)/aは、従来例として上述の図9で高精度フェ
イスミル加工時における次ブロックの開始時間の遅れΔ
T(ΔT=(F0−V0)/a…・・式(2))に相当
するものである。
【0025】図4はこの発明の実施の形態1に係るNC
装置の解析手段5aにおいて、フェイスミル加工で高速
・高精度加工を自動判別するフローチャートを示す図で
ある。NC装置が加工データを作成しながら、フェイス
ミル加工で高速・高精度の連結方法を自動判別する手順
について説明する。
【0026】先ず、解析手段5aは、ステップS1で加
工条件が高精度となっている否かを判断する。加工条件
が高精度でない場合、ステップS2で通常加工の直線連
結を選択する。また、加工条件が高精度であっても、オ
ペレータがコーナ部連結方法として直線連結または円弧
連結を選択した(図1の画面Aで「直線」または「円
弧」を選択した)場合には、選択されたコーナ部連結方
法を使用する。
【0027】加工条件が高精度であり、オペレータがコ
ーナ部連結方法として「高速」(高速・高精度加工)を
選択した場合、解析手段5aは、以下に記す手順により
直線連結による加工時間と円弧連結による加工時間とを
演算し、加工時間の短い連結方法を選択する。
【0028】ステップS3で指令速度とあらかじめ定め
ておいた速度下限の閾値とを比較する。指令速度が速度
下限の閾値より小さい場合は、ステップS4で高精度直
線連結(最適コーナ減速速度V0の確認後、次ブロック
を開始する)を選択する。指令速度が速度下限の閾値よ
り大きい場合は、続いてステップS5で連結の個数を算
出し、ステップS6で連結の個数とあらかじめ定めてお
いた連結数の閾値と比較する。連結の個数が連結数の閾
値より少ない場合、ステップS4で高精度直線連結を選
択する。上述のステップS3およびステップS6は、例
えば、図2に示すように送り速度F=3000mm/m
inの場合には、他の加工条件にかかわらず、tG1
(高精度直線連結時の加工時間)<tG2(円弧連結時
の加工時間)であり、また、送り速度F=3000mm
/minを越えていても送り速度F=8000mm/m
inでコーナー数6(連結数3)の場合には、tG1
(高精度直線連結時の加工時間)<tG2(円弧連結時
の加工時間)と、あらかじめ加工時間の長短がわかって
いる場合には、連結方法による加工時間の比較演算を省
略するようにしたものである。
【0029】連結の個数が連結数の閾値より多い場合
は、ステップS7で切削幅前後の2個の連結による加工
時間を算出する。ここで、上述の式(3)により高精度
直線連結時の連結単位加工時間Taを、また上述の式
(4)により円弧連結時の連結単位加工時間Tbを算出
する。
【0030】ステップS8で、高精度直線連結時の連結
単位加工時間Taと円弧連結時の連結単位加工時間Tb
とを比較する。Ta<Tbの場合には、ステップS4で
高精度直線連結を選択する。また、Ta>Tbの場合に
は、ステップS9で円弧連結を選択する。
【0031】ステップS10で、上述のステップS2
(直線連結)、ステップS4(高精度直線連結)または
ステップS9(円弧連結)で選択された連結方法による
ツールパスデータおよび加工時間(高精度直線連結の場
合には加工時間tG1、円弧連結時の場合には加工時間
tG2)を作成する。
【0032】上述のように解析手段5aが、高速・高精
度加工として選択した連結方法で作成した加工データに
より、表示手段7aで工具経路を画面表示することによ
り、選択された連結方法を含め工具経路を確認すること
ができる。
【0033】上述のように高精度直線連結時の連結単位
加工時間Taおよび円弧連結時の連結単位加工時間Tb
は、 Ta=(L0+L1)/F0+2×(F0−V0)/a …・・式(3)、 Tb=L0/F0+(π×L1/2)/F0 …・・式(4)、 と表わされ、指令速度F0(mm/min)、最適コー
ナ減速速度V0(mm/min)、加減速度(傾き)a
(mm/min*min)、切削幅L1という加工条件
に関する4個の変数が含まれている。このため、図2に
示したように、加工条件により高精度直線連結時の連結
単位加工時間Taと円弧連結時の連結単位加工時間Tb
との長短は異なることになる。実施の形態1では、フェ
イスミル加工で高精度加工の指定がある場合において、
解析手段5aにより高精度直線連結時および円弧連結時
の加工時間を演算・比較し、高速・高精度加工となるコ
ーナ部の連結方法を自動選択するようにしたものであ
る。
【0034】実施の形態2.図5はこの発明の実施の形
態2に係る自動プログラミング機能を備えたNC装置の
全体構成図である。図において、11、12は従来例と
同様であり、その説明を省略する。1bはNC装置を構
成する制御ユニット、2bは制御ユニット1bの全体を
制御するメインCPU、3bはメインCPU2bの演算
を補助する演算素子である。また、4bは表示手段7b
に表示する対話形式の入力項目を制御し、入力データに
対応して入力項目の表示およびオペレータに対する対話
形式の質問内容を更新する対話形式入力制御手段、5b
は対話形式入力制御手段4bにより対話形式で入力され
た入力データを解析し、加工経路および加工時間等の加
工データを作成する解析手段、6bは解析手段5bによ
り作成された加工データを格納する加工データ格納手
段、7bは所望のワーク形状の図面寸法、加工速度など
の入力項目の表示または加工経路および加工時間等の加
工データの表示をする表示手段、8bはキースイッチ、
表示手段7bの画面上に表示されるメニューキーなどか
らなる入力手段である。
【0035】また、画面Bは表示手段7bに表示される
画面で、フェイスミル加工におけるコーナ部連結方法と
して、「直線」(直線ブロック、直線ブロックおよび直
線ブロックとブロックをつなぐ直線連結)、「円弧」
(直線ブロック、円弧ブロックおよび直線ブロックとブ
ロックをつなぐ円弧連結)または「時間演算」から、オ
ペレータが選択できるようにした。ここで、「時間演
算」は直線連結(ただし、高精度加工の指定)の場合の
加工時間および円弧連結の場合の加工時間の演算をさせ
るためのメニューである。また、画面Eは画面Bで「時
間演算」を選択して、直線連結(ただし、高精度加工の
指定)の場合の加工時間および円弧連結の場合の加工時
間の演算結果を確認後、フェイスミル加工におけるコー
ナ部の連結方法として直線連結または円弧連結かをオペ
レータが選択する画面である。
【0036】また、画面C、画面Dは解析手段5bが作
成した加工経路および加工時間等の加工データを表示し
たもので、画面Cはコーナ部の連結方法として直線連結
を選択した場合の表示画面、画面Dはコーナ部の連結方
法として円弧連結を選択した場合の表示画面である。
【0037】図6はこの発明の実施の形態2に係るNC
装置において、高精度フェイスミル加工で高速なコーナ
部連結方法を自動選択するフローチャートを示す図であ
る。ステップS21で解析手段5bは、オペレータが、
画面Bでコーナ部の連結方法として「時間演算」を選択
して各種データを入力したかチェックする。「時間演
算」が選択されている場合、ステップS22で先ず高精
度直線連結のツールパスデータ(工具経路、加工時間な
ど)を作成し(ここで、高精度直線連結時の加工時間と
しては、式(3)の連結単位加工時間Taを使用す
る)、ステップS23で算出された加工時間を加工デー
タ格納手段6bに格納する。
【0038】続いて、ステップS24で円弧連結による
工具経路データおよび加工時間を作成し(ここで、円弧
連結時の加工時間としては、式(4)の連結単位加工時
間Tbを使用する)、ステップS25で算出された加工
時間を加工データ格納手段6bに格納する。
【0039】メインCPU2bはステップS26で、加
工データ格納手段6bに格納された高精度直線連結時の
加工時間と円弧連結時の加工時間とを比較し、ステップ
S27で加工時間が短い方の連結方法を選択する。
【0040】上述のステップS26、ステップS27で
はメインCPU2bが、高精度直線連結時の加工時間と
円弧連結時の加工時間とを比較し、加工時間が短い方の
連結方法を自動選択する例を示したが、ここでオペレー
タが、画面Cおよび画面Dで高精度直線連結時の加工時
間と円弧連結時の加工時間とを確認し、画面Eを使用し
て、フェイスミル加工におけるコーナ部連結方法として
「直線」(直線連結)または「円弧」(円弧連結)かを
選択するようにしてもよい。
【0041】高精度直線連結時の加工時間の方が短い場
合は、ステップS28で高精度直線連結による工具経路
データおよび加工時間を再度作成する。また、円弧連結
時の加工時間の方が短い場合は、ステップS29で円弧
連結による工具経路データおよび加工時間を再度作成す
る。
【0042】ステップS21の判定で、オペレータが画
面Bでコーナ部連結方法として「直線」または「円弧」
を選択して各種データを入力した場合、解析手段5bは
指定された直線連結または円弧連結により、ツールパス
データ(工具経路、加工時間など)を作成し、ステップ
S30で、表示手段7bで工具経路データを表示する。
【0043】上述では、フェイスミル加工におけるコー
ナ部連結方法の入力画面として、1回目を「直線」(直
線連結)、「円弧」(円弧連結)または「時間演算」か
ら選択する画面B、2回目は高速・高精度加工となるコ
ーナ部連結方法が決まったものとして、「直線」(直線
連結)、「円弧」(円弧連結)から選択する画面Eを表
示する例を示したが、フェイスミル加工におけるコーナ
部連結方法の入力画面として画面Bだけとしておき、2
回目以降に加工条件(F0:指令速度(mm/mi
n)、V0:最適コーナ減速速度(mm/min)、
a:加減速度(傾き)(mm/min*min)、L
1:移動距離(mm)、など)を変更して入力可能とし
て、高速・高精度加工となるコーナ部連結方法を確認し
直すようにしてもよい。この場合には、図6のフローチ
ャートにおいて、画面Bで「直線」(直線連結)または
「円弧」(円弧連結)が選択されるまで、高速・高精度
加工となるコーナ部の連結方法を確定していないとし
て、ステップS22〜ステップS26を実行する。
【0044】上述の実施の形態1は、オペレータがコー
ナ部連結方法として高速連結を選択した(図1の画面A
で「高速」を選択)場合に、高精度直線連結による加工
時間と円弧連結による加工時間とを演算し、加工時間の
短いコーナ部連結方法を自動選択したのに対し、この実
施の形態2は、オペレータがコーナ部連結方法として高
速連結を選択した(図5の画面Bで「時間演算」を選
択)場合に、高精度直線連結による加工時間と円弧連結
による加工時間とを演算し、表示手段に高精度直線連結
による加工時間と円弧連結による加工時間とを表示する
ようにしたものである。
【0045】上述のフェイスミル加工におけるコーナ部
連結方法の入力画面において、円弧連結時の加工時間と
高精度直線連結時の加工時間とを演算比較させるための
メニュー表示として、実施の形態2の画面B(図5)で
は「時間演算」、また実施の形態1の画面A(図1)で
は、「高速」(高速・高精度加工となるコーナ部連結方
法を自動選択)と、説明上異なった表示としたが、必ず
しも表示を変えなくともよい。
【0046】上述では、フェイスミル加工の例で説明し
たが、シフトさせながら往復加工する用途への適用も可
能である。
【0047】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に示すような効果を奏する。
【0048】この発明に係る数値制御装置は、所望のワ
ーク形状の図面寸法、加工速度などの入力項目を対話形
式で画面に表示する表示手段と、この表示手段に表示す
る対話形式の入力項目を制御する対話形式入力制御手段
と、前記表示手段に表示された入力項目にデータ入力す
る入力手段と、この入力された入力データを解析し、加
工経路および加工時間等の加工データを作成する解析手
段と、を有し、オペレータが前記表示手段の画面に表示
される入力項目に対して対話形式でデータ入力すること
により加工プログラムを作成する自動プログラミング機
能を備えた数値制御装置において、前記解析手段は、高
精度往復加工におけるコーナ部連結方法として、直線ブ
ロックと直線ブロックとでブロックをつなぐ直線連結の
場合の加工時間と、直線ブロックと円弧ブロックとでブ
ロックをつなぐ円弧連結の場合の加工時間と、を演算比
較して、加工時間の短い方のコーナ部連結方法により加
工経路を作成するようにしたので、高精度の往復加工に
おいてコーナ部連結方法として円弧連結が使用可能とな
るとともに、加工時間が短いコーナ部連結方法で加工す
ることができる。
【0049】また、前記対話形式入力制御手段は、往復
加工におけるコーナ部連結方法として、前記直線連結
と、前記円弧連結と、前記直線連結および前記円弧連結
の二つの連結方法から加工時間の短い方を使用する高速
選択と、から選択指定可能とし、前記解析手段は、高精
度往復加工におけるコーナ部連結方法として高速選択が
指定された場合には直線連結による加工時間と円弧連結
による加工時間とを演算し、加工時間の短い連結方法を
選択して加工経路を作成するようにしたので、高精度の
往復加工においてコーナ部連結方法として円弧連結が使
用可能となるとともに、加工時間が短いコーナ部連結方
法を容易に選択できる。
【0050】また、この発明に係る数値制御装置は、所
望のワーク形状の図面寸法、加工速度などの入力項目を
対話形式で画面に表示する表示手段と、この表示手段に
表示する対話形式の入力項目を制御する対話形式入力制
御手段と、前記表示手段に表示された入力項目にデータ
入力する入力手段と、この入力された入力データを解析
し、加工経路および加工時間等の加工データを作成する
解析手段と、を有し、オペレータが前記表示手段の画面
に表示される入力項目に対して対話形式でデータ入力す
ることにより加工プログラムを作成する自動プログラミ
ング機能を備えた数値制御装置において、前記対話形式
入力制御手段は、高精度往復加工におけるコーナ部連結
方法として、直線ブロックと直線ブロックとでブロック
をつなぐ直線連結と、直線ブロックと円弧ブロックとで
ブロックをつなぐ円弧連結と、前記直線連結および前記
円弧連結の二つの連結方法の加工時間を演算させる高速
選択と、から選択指定可能とし、前記解析手段は、往復
加工におけるコーナ部連結方法として高速選択が指定さ
れた場合には直線連結による加工時間と円弧連結による
加工時間とを演算し、前記表示手段に直線連結による加
工時間と円弧連結による加工時間とを表示するようにし
たので、高精度の往復加工においてコーナ部連結方法と
して円弧連結が使用可能となるとともに、直線連結およ
び円弧連結による加工時間の比較検討が容易となり、加
工条件を変更して加工時間短縮の検討が容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係る自動プログラ
ミング機能を備えたNC装置の全体構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態1に係るNC装置にお
けるフェイスミル加工の円弧連結の工具経路を示した図
である。
【図3】 この発明の一実施の形態1に係るNC装置に
おいてフェイスミル加工で高精度加工の指定がある場合
に選択する加工経路を示した図である。
【図4】 この発明の実施の形態1に係るNC装置の解
析手段5aにおいて、フェイスミル加工で高速・高精度
加工を自動判別するフローチャートを示す図である。
【図5】 この発明の実施の形態2に係る自動プログラ
ミング機能を備えたNC装置の全体構成図である。
【図6】 この発明の実施の形態2に係るNC装置にお
いて、高精度フェイスミル加工で高速なコーナ部連結方
法を自動選択するフローチャートを示す図である。
【図7】 従来例としての自動プログラミング機能を備
えたNC装置の全体構成図である。
【図8】 従来例としてのNC装置において表示手段1
3の形状描画領域に表示される加工プログラムの実行形
状として描画図で、往復加工としてのフェイスミル加工
の工具経路を示したものである。
【図9】 従来のNC装置において自動プログラミング
機能を使用して作成されたフェイスミル加工の工具経路
の動作を示す図で、(a)は通常加工時の動作パター
ン、(b)は高精度加工の指定がある場合の動作パター
ンを示すものである。
【符号の説明】
1a,1b 制御ユニット、 2a,2b メインCP
U、 3a,3b 演算素子、 4a,4b 対話形式
入力制御手段、 5a,5b 解析手段、 6a,6b
加工データ格納手段、 7a,7b 表示手段、 8
a,8b 入力手段、 10 制御ユニット、 11
モーター制御手段、 12 インターフェイス、 13
表示手段、 14 入力手段、 21 メインCP
U、 22演算素子、 23 対話形式入力制御手段、
24 解析手段、 25 加工データ格納手段、 3
0 ワーク、 31a,31b 工具経路、 32 工
具形状、 A1,A2,B1,B2,B3 1ブロック
の工具経路、 C1,C2,D1,D2 ブロックの継
ぎ目となるコーナ部、 L0,L1 切削幅、 F速度
軸、 T 時間軸、 T1 切削送り時定数(mi
n)、 F0 指令速度(mm/min)、 V0 最
適コーナ減速速度(mm/min)、 a 加減速度
(傾き)(mm/min*min)、 ΔT 通常加工
時における次ブロックの開始時間に対して高精度フェイ
スミル加工時における次ブロックの開始時間の遅れ(m
in)、 Ta 高精度直線連結時の連結単位加工時
間、 Tb円弧連結時の連結単位加工時間、 n1 ブ
ロックA1の指令が終わった時点、n2 ブロックA1
の減速処理実行後最適コーナ減速速度V0になった時
点、n3 ブロックB3の開始時点。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所望のワーク形状の図面寸法、加工速度
    などの入力項目を対話形式で画面に表示する表示手段
    と、この表示手段に表示する対話形式の入力項目を制御
    する対話形式入力制御手段と、前記表示手段に表示され
    た入力項目にデータ入力する入力手段と、この入力され
    た入力データを解析し、加工経路および加工時間等の加
    工データを作成する解析手段と、を有し、オペレータが
    前記表示手段の画面に表示される入力項目に対して対話
    形式でデータ入力することにより加工プログラムを作成
    する自動プログラミング機能を備えた数値制御装置にお
    いて、前記解析手段は、高精度往復加工におけるコーナ
    部連結方法として、直線ブロックと直線ブロックとでブ
    ロックをつなぐ直線連結の場合の加工時間と、直線ブロ
    ックと円弧ブロックとでブロックをつなぐ円弧連結の場
    合の加工時間と、を演算比較して、加工時間の短い方の
    コーナ部連結方法により加工経路を作成するようにした
    ことを特徴とする数値制御装置。
  2. 【請求項2】 前記対話形式入力制御手段は、往復加工
    におけるコーナ部連結方法として、前記直線連結と、前
    記円弧連結と、前記直線連結および前記円弧連結の二つ
    の連結方法から加工時間の短い方を使用する高速選択
    と、から選択指定可能とし、前記解析手段は、高精度往
    復加工におけるコーナ部連結方法として高速選択が指定
    された場合には直線連結による加工時間と円弧連結によ
    る加工時間とを演算し、加工時間の短い連結方法を選択
    して加工経路を作成するようにしたことを特徴とする請
    求項1記載の数値制御装置。
  3. 【請求項3】 所望のワーク形状の図面寸法、加工速度
    などの入力項目を対話形式で画面に表示する表示手段
    と、この表示手段に表示する対話形式の入力項目を制御
    する対話形式入力制御手段と、前記表示手段に表示され
    た入力項目にデータ入力する入力手段と、この入力され
    た入力データを解析し、加工経路および加工時間等の加
    工データを作成する解析手段と、を有し、オペレータが
    前記表示手段の画面に表示される入力項目に対して対話
    形式でデータ入力することにより加工プログラムを作成
    する自動プログラミング機能を備えた数値制御装置にお
    いて、前記対話形式入力制御手段は、高精度往復加工に
    おけるコーナ部連結方法として、直線ブロックと直線ブ
    ロックとでブロックをつなぐ直線連結と、直線ブロック
    と円弧ブロックとでブロックをつなぐ円弧連結と、前記
    直線連結および前記円弧連結の二つの連結方法の加工時
    間を演算させる高速選択と、から選択指定可能とし、前
    記解析手段は、往復加工におけるコーナ部連結方法とし
    て高速選択が指定された場合には直線連結による加工時
    間と円弧連結による加工時間とを演算し、前記表示手段
    に直線連結による加工時間と円弧連結による加工時間と
    を表示するようにしたことを特徴とする数値制御装置。
    値制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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