JPH1165633A - 数値制御装置 - Google Patents

数値制御装置

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JPH1165633A
JPH1165633A JP21777097A JP21777097A JPH1165633A JP H1165633 A JPH1165633 A JP H1165633A JP 21777097 A JP21777097 A JP 21777097A JP 21777097 A JP21777097 A JP 21777097A JP H1165633 A JPH1165633 A JP H1165633A
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池 幸 一 菊
Masataka Tominaga
永 昌 登 富
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加工物の材質が同一でなくても、プログラム
を分割したり、オーバライド操作を必要とせず、自動的
にオーバライド変化量を設定し、時間と人手の省力を図
る。 【解決手段】 領域指定部101は、オーバライドを行
うための指定領域を設定する。オーバライド変化量パラ
メータ記憶部107は、予め設定されたオーバライド変
化率等を記憶し、領域判別オーバライド算出部109及
び速度制御部110は、加工位置が指定領域の領域内か
領域外かを判別し、その判別結果に応じて各加工命令を
オーバライド変化量パラメータ記憶部107のオーバラ
イド変化量により補正する。出力制御部111は、オー
バライド変化量により補正された加工プログラムに従っ
て駆動部13に加工を行なわせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、数値制御装置に係
り、特に、指定領域を設定して送り速度・主軸回転数を
制御する機能を備えた数値制御装置(NC装置)に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来金型加工において、加工物の材質が
同一なときは、予め用意された加工プログラムに従い送
り速度及び主軸回転数等が決められていた。
【0003】しかしながら、加工物の材質は同一とは限
らず、加工物にインサート材などが埋め込まれたような
物、例えば鋳鉄材と鋼材が混じっている物のような場合
がある。このような加工物に対しては、材質毎にプログ
ラムを分けて作成したり、又はオペレータが材質毎にオ
ーバライド操作をして送り速度や主軸回転数等を変える
必要がある。この送り速度等の変更操作は、加工精度及
び工具寿命等に大きく影響するため、必要不可欠なもの
となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来に
おいては、一般に金型加工用プログラムは膨大であるた
め、プログラムを分割するとなると、その作成には多く
の時間が必要となる。
【0005】また、オペレータがオーバライド操作をす
る場合には、該当する金型加工に、オペレータは常に操
作及び監視をしていなければならず、工作機械から離れ
ることはできなかった。
【0006】本発明は、加工物の材質により、このよう
なプログラム分割を必要とせず、また、オペレータによ
るオーバライド操作も必要とせず、時間の節約と人手の
省力化を図ることを目的とする。
【0007】また、本発明は、送り速度又は主軸回転数
等を材質に応じて最適化し、工具の寿命を延ばすことを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によると、領域デ
ータを設定する領域指定部と、前記領域指定部により指
定された前記領域データと加工プログラムとを記憶する
加工プログラム記憶部と、予め設定されたオーバライド
変化量を記憶するパラメータ記憶部と、前記加工プログ
ラム記憶部に記憶された前記加工プログラムの指令が前
記領域データにより指定された領域の領域内か領域外か
を判別し、その判別結果により前記加工プログラムで指
令された送り速度又は主軸回転数を前記パラメータ記憶
部で設定される前記オーバライド変化量に応じて変化さ
せる制御部と、前記制御部によって変化させられた送り
速度又は主軸回転数によって加工を行うための指令を出
力する出力制御部とを備えた数値制御装置を提供する。
【0009】
【発明の実施の形態】まず、本発明に係る数値制御装置
の動作概要の一例を説明する。
【0010】図1に、オーバライドを変化させるように
した加工説明図の一例を示す。図1(A)は上面図、図
1(B)は図1(A)のA−A′断面図をそれぞれ示
す。
【0011】図1(A)において、加工材料1は、一例
として、3つの領域を備えるものとする。加工材料1
は、例えば、斜線部領域,が硬い鋼材等であり、領
域が柔かめの鋳鉄材等で構成されているものとする。
【0012】加工に際しては、工具2が加工材料1の上
面を移動していく。この際、鋼材の領域のところでは
送り速度、主軸回転数を下げ、鋳鉄材の領域のところ
では送り速度、主軸回転数を上げ、そして再度鋼材の領
域では送り速度、主軸回転数を下げるように制御す
る。このような制御は、工具が左右に移動する毎に行わ
なわれなければならない。
【0013】本発明では、例えば図1の斜線部領域及
びを予め指定領域として設定し、さらに、オーバライ
ド変化率をパラメータとしてNC装置に設定しておく。
すなわち、加工プログラム自体で指定されるのは、領域
の鋳鉄材の送り速度と主軸回転数であり、パラメータ
として設定されるのは、領域及びの鋼材の部分(つ
まり、指定領域部)を削るとき、オーバライドをどの程
度まで変化させるかという数値(例えば%値)である。
【0014】例えば設定されたオーバライド変化率が5
0であれば、現在使っているオーバライド値を50/1
00に下げることを意味する。このオーバライド変化率
は送り速度用の送りオーバライド、主軸回転数の主軸オ
ーバライド等それぞれに対して適宜設定することができ
る。ここで、送りオーバライドの変化率をfα、主軸オ
ーバライドの変化率をrα、プログラムで指令され送り
速度と主軸回転数をそれぞれF,Sとする。
【0015】本発明においては、実際に加工を行うと
き、現在の加工位置が指定領域の内にあるか外にあるか
が常に監視される。そして、加工位置が領域になった
ら、送り速度と主軸回転数のオーバライドは自動的にそ
れぞれfα/100、rα/100に変化する。このと
き結果的に得られる送り速度と主軸回転数はそれぞれ
【数1】 になる。次に、加工位置が領域からはずれ、つまり指
定領域外になったらオーバライド変化率は100に戻さ
れる。つまり、送り速度と主軸回転数はプログラム上の
FとSになる。さらに加工位置が領域になると、領域
の場合と同様に、オーバライドはfα/100、rα
/100に変化される。
【0016】以上のように、指定領域ではオーバライド
が変化するため、加工プログラムの指令がこの領域を通
過する毎に自動的に送り速度・主軸回転数は変化するこ
とになる。
【0017】次に、図2に、本発明に係る数値制御装置
のシステム構成図を示す。
【0018】図示のように、このシステムは、入力部1
1、数値制御部12及び駆動部13を備える。
【0019】入力部11は、キーボード、マウス等周知
の入力装置であり、領域指定部101及びNC加工プロ
グラム指定部102を含む。
【0020】領域指定部101はオーバライドを変化さ
せる領域を指定する。この指定は、例えば任意の点(点
群)を指定し、その点を直線等で結んでその結ばれた線
の内側を領域内とすることができる。なおこの指定領域
は、ひとつに限らず、複数個指定可能である。
【0021】また、指定領域としては、任意の多角形、
円(一周)、円弧等を含む任意の形状を指定することも
できる。また、指定領域としては、直線の両端の端点と
して、複数の直線及び端点による多角形を指定すること
ができる。この際、直線の数又は端点の数について、最
大値(例えば30点等)を設定し、その範囲で定めるこ
ともできる。指定領域のパターンとして、図形パターン
の他、文字パターン(例、A,B,C等)、特定パター
ン(例、#,☆,◎,▽等)も指定することができる。
【0022】NC加工プログラム部102は、実際の加
工プログラムを指定する。また、入力部11は、各種設
定値、メンテナンス、障害対策等のための入力も行うこ
とができる。
【0023】数値制御部12は、NC加工プログラム記
憶部103、NC加工プログラム解析実行部104、表
示処理部105、表示部106、オーバライド変化量パ
ラメータ記憶部107、領域テーブル記憶部108、領
域判別オーバライド算出部109、速度制御部110、
出力制御部111を備えている。
【0024】NC加工プログラム記憶部103は、入力
部11の領域指定部101及びNC加工プログラム指定
部102によりそれぞれ設定された、領域データ及び加
工プログラムを記憶する。加工プログラムとしては、例
えば、1ブロック毎に機械の動作を命令する情報である
加工プログラムデータがある。これらの加工プログラム
データは、通常は、JIS B 6311で規定された
ISOコードとEIAコード等が用いられる。NC工作
装置の加工プログラムデータとしては、例えば、G機能
(制御機能、準備機能)、N機能(補助機能)、F機能
(送り機能)、寸法語X、Y、Z(X軸、Y軸、Z軸の
運動ディメンジョン)等がある。
【0025】NC加工プログラム解析実行部104は、
NC加工プログラム記憶部103に記憶された加工プロ
グラムにより、速度制御部110及び領域判別オーバラ
イド算出部109を制御する。NC加工プログラム解析
実行部104は、マイクロコンピュータ等で構成され、
NC加工プログラム記憶部103に記憶された加工プロ
グラムの指令データを1ブロックずつ順次読み出し解析
して、所定の制御を行う。また、NC加工プログラム解
析実行部104は、NC加工プログラム記憶部103に
記憶された領域データにより、表示処理部105に表示
命令を出力し、これを制御することができる。
【0026】表示処理部105は、表示命令により、指
定された点群やプログラム等を表示部106に出力表示
するとともに、指定領域をビットパターンに変換して、
領域テーブル記憶部108にビットパターンを出力す
る。また、入力部11又は他に設けられている入力手段
により、適宜、指定領域の修正・指定・選択等を行うこ
とができる。例えば、描画確認及び修正時に、オーバラ
イド変化量を与える部分が領域の内側又は外側かを指定
・選択することができる。
【0027】表示部106は、CRT、液晶ディスプレ
ー等の表示装置により構成され、各種のデータ、プログ
ラム等を表示できる。登録された指定領域は、画面上で
描画確認及び修正等が可能である。また、2次元又は3
次元のグラフイック機能を備えることにより、全体加工
図又は部分加工図等により、必要に応じて加工範囲、加
工状況等を表示することができる。
【0028】領域テーブル記憶部108には、表示処理
部105で設定・変換されたビットパターンが記憶され
る。
【0029】オーバライド変化量パラメータ記憶部10
7には、オーバライド変化量が記憶されている。設定値
は、入力部11又は他に設けられている入力手段等によ
り、適宜入力することができる。
【0030】オーバライド変化量は、前述したように、
変化率で指定しても良いし、オーバライド値として特定
の値を指定しても良い。また、送り速度・主軸回転数の
それぞれ又は一方について指定しても良いし、その他の
加工指定のための回転数、移動速度等について必要に応
じて適宜指定することもできる。
【0031】領域判別オーバライド算出部109では、
オーバライド変化量パラメータ記憶部107及び領域デ
ータ記憶部108の出力により、加工プログラムのオー
バライド値を算出する。
【0032】速度制御部110では、加工プログラム解
析実行部104から出力された加工プログラムによる加
工命令を、又は/及び、領域判別オーバライド算出部1
09から出力されたオーバライド値で補正した加工命令
を、出力制御部111に出力する。
【0033】出力制御部111は、速度制御部110の
指令により、所定の駆動装置13に送り速度、主軸回転
数等の駆動指令を指示する。
【0034】駆動部13は、送りモータ等によるNC工
作機の回転部又は移動部等から構成される。駆動部13
は、通常、サーボ機構を有し、複数の駆動装置により構
成されている。出力制御部111を介して送られてきた
駆動指令信号により、所定の駆動部13が駆動され、N
C工作機の送り速度、主軸回転数等が制御される。
【0035】以下に、フローチャートを参照して、本発
明に係る領域加工の詳細な動作を説明する。
【0036】図3に、本発明による領域指定に関するフ
ローチャートを示す。
【0037】ここでは、一例として、前述の図1に示す
ような加工材料において、領域及びを指定領域と
し、これら指定領域についてオーバライドを行う場合を
想定する。
【0038】まず、図1に示したように、領域指定部1
01により領域指定の作成を行う(S01)。つぎにこ
のデータをNC加工プログラム記憶部103に読み込み
記憶する(S02)。NC加工プログラム解析実行部1
04は、NC加工プログラム記憶部103の記憶内容に
従い、領域指定の解析を行う(S03)。以後、領域指
定が終了するまで領域指定データが全て入力される(S
05)。領域指定が終了すると表示命令により、表示処
理部105は、NC加工プログラム記憶部103の内容
を呼び出し、表示部106により加工領域を表示する
(S06)。この際、縮尺を変えて表示してもよいし、
また、塗りつぶし、色等により加工範囲内外を区別して
表示することができる。さらに、表示処理部105は、
指定領域のデータをビットパターンに細分化して領域デ
ータ記憶部108に記憶する(S06)。
【0039】操作者は、表示部106に表示に基づき、
必要に応じて、表示用データを修正することができる
(S07)。さらに、オーバライド変化量を与える部分
が、領域の内側又は外側かを指定・選択することができ
る(S07)。このような修正・指定・選択等を行うた
めには、例えば入力部11又は他の入力手段により所定
の命令を入力するか、加工プログラム自体で指定するこ
とができる。この際、表示処理部105により、表示デ
ータが必要に応じてビットパターンに変換され、領域テ
ーブル記憶部108に転送される(S07)。つぎに、
領域が適切に指定されていることが確認されると(S0
8)、領域指定に関するフローを終了する。
【0040】ここで、図4に、領域テーブル記憶部に記
憶されたビットパターンの説明図の一例を示す。ここで
は、オーバライド変化量を与える部分を「0」、与えな
い部分を「1」で表している。上述したステップS07
において、入力装置11等に入力によりこのビットパタ
ーンを反転させることにより、「0」と「1」とを逆に
して、変化量を与える領域を指定領域の内側又は外側に
適宜指定することもできる。
【0041】つぎに、図5に、本発明による加工プログ
ラムの実行に関するフローチャートを示す。
【0042】引き続き、上述のように登録されたビット
パターンにより、加工工程を行う場合で説明する。
【0043】ここで、登録した指定領域を確認後に、加
工を開始するための操作(例えば、サイクルスタートボ
タンの押圧、入力部11等によるスタートコマンドの入
力、等)を行い、領域加工モードになる(S10)。な
お、この段階で通常の加工プログラムの実行と、本発明
のような領域指定した加工プログラムの実行とを選択す
ることもできる。つぎに、NC加工プログラム指定部1
02に記憶された加工プログラムを、NC加工プログラ
ム記憶部103に読み込み、記憶する(S11)。NC
加工プログラム記憶部103から実行プログラムを呼び
出し、NC加工プログラム解析実行部104は、所定の
加工を行うように必要な制御命令(例えばX,Y,Z座
標、移動量等)を、領域判別オーバライド算出部109
及び速度制御部110に出力する(S12)。領域判別
オーバライド算出部109は、現在のX座標Y座標等の
加工位置情報と、領域テーブル記憶部108で指定され
た指定領域とを比較し、指定領域外又は領域内を判別す
る(S13)。例えば、NC加工プログラム解析実行部
104の出力である平面軸のX,Y座標値から領域テー
ブル記憶部108のビットパターンの位置を計算し、該
当ビットが「0」又は「1」により、領域の外又は内を
判断することができる。
【0044】ここで、指定領域内であると判断される
と、オーバライド変化量パラメータ記憶部107に記憶
されたオーバライド変化率等のオーバライド変化量を設
定する(S14)。オーバライド変化量が各材質等に応
じて複数記憶されている場合は、自動的にプログラムに
より設定することもできるし、また、プログラム実行の
際に、入力部11又は他の入力手段等によりマニュアル
で設定することもできる。また、本来の加工プログラム
と同様にするために、オーバライド変化量を「0」に設
定することも可能である。
【0045】次に、このオーバライド変化量と領域内外
の判別結果をもとに、領域判別オーバライド算出部10
9は、送り速度・主軸回転数等のオーバライド値を算出
する(S15)。
【0046】速度制御部110では、指定領域内である
場合は、オーバライド値をもとに加工プログラムの送り
速度、主軸回転数の補正処理を行う(S16)。一方、
領域外と判断されると(S13)、変化量による補正を
せずに本来の加工プログラムのまま加工命令を出力する
(S16)。出力制御部111は、速度制御部110の
出力データにより駆動部13に対してモータ回転量、回
転数を指示して、所定の領域の加工を行う(S17)。
以後、加工プログラムを1ステップずつ順次実行する
(S18)。
【0047】なお、領域内及び領域外の材料としては、
どのような材料でも本発明を適用することができる。
【0048】また、領域指定としては、オーバライド変
化量により変化させる領域を指定するようにしても、変
化させない領域を指定するようにしても、本発明を適宜
適用することができる。
【0049】上述の実施の形態では領域及びオーバライ
ド変化量を2種類備えるようにしたが、これに限らず、
複数種類の材質に対応して、複数領域及び複数のオーバ
ライド量を設定することにより、より汎用性のあるNC
装置を実現することもできる。
【0050】さらに、材質の異なる材料以外にも、同一
材質の材料に対して本発明を適用することもできる。こ
の場合、所望のモータによる送り速度、回転数等を変化
させるデータを記憶することにより、加工領域に応じ
て、精密加工、荒削り工程、仕上げ工程等の区別をして
加工を行うことができる。
【0051】
【発明の効果】以上のように、本発明によると、材質に
よってプログラムを分割したり、オーバライド操作を必
要としないため、時間と人手の省力が図れる。
【0052】また、加工物の材質に応じて送り速度又は
主軸回転数等を最適化できるようになるため、工具寿命
を延ばすこともできる。
【0053】なお、加工物の材質が一定である場合に
は、オーバライドを変えることにより指定した領域での
加工精度(面精度)を変えるという応用も可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】オーバライドを変化させるようにした加工説明
図。
【図2】本発明にかかる数値制御装置のシステム構成
図。
【図3】本発明による加工領域指定に関するフローチャ
ート。
【図4】領域テーブル記憶部に記憶されたビットパター
ンの説明図。
【図5】本発明による加工プログラムの実行に関するフ
ローチャート。
【符号の説明】
11 入力部 12 数値制御部 13 駆動部 101 領域指定部 103 NC加工プログラム記憶部 104 NC加工プログラム解析実行部 107 オーバライド変化量パラメータ記憶部 108 領域テーブル記憶部 109 領域判別オーバライド算出部 110 速度制御部 111 出力制御部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】領域データを設定する領域指定部と、 前記領域指定部により指定された前記領域データと加工
    プログラムとを記憶する加工プログラム記憶部と、 予め設定されたオーバライド変化量を記憶するパラメー
    タ記憶部と、 前記加工プログラム記憶部に記憶された前記加工プログ
    ラムの指令が前記領域データにより指定された領域の領
    域内か領域外かを判別し、その判別結果により前記加工
    プログラムで指令された送り速度又は主軸回転数を前記
    パラメータ記憶部で設定される前記オーバライド変化量
    に応じて変化させる制御部と、 前記制御部によって変化させられた送り速度又は主軸回
    転数によって加工を行うための指令を出力する出力制御
    部とを備えた数値制御装置。
  2. 【請求項2】前記制御部は、 前記領域指定部により指定された前記領域データをビッ
    トパターンとして記憶する領域テーブル記憶部と、 前記加工プログラム記憶部に記憶された加工プログラム
    による加工位置において前記ビットパターンを参照する
    ことにより指定領域内か領域外かを判別する領域判別部
    とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の数値制御
    装置。
  3. 【請求項3】前記制御部は、 前記判別結果により指定領域の領域内又は領域外のいず
    れかの場合にのみ前記オーバライド変化量により送り速
    度又は主軸回転数を変化させることを特徴とする請求項
    1又は2に記載の数値制御装置。
  4. 【請求項4】前記パラメータ記憶部は、送り速度用オー
    バライド変化量と主軸回転数用オーバライド変化量を別
    々に備え、 前記制御部は、これらオーバライド変化量を用いること
    により、それぞれ独立して送り速度及び主軸回転数を変
    化させることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに
    記載の数値制御装置。
  5. 【請求項5】前記オーバライド変化量は、 前記パラメータ記憶部に予め設定されるか又は前記加工
    プログラムによる指令により設定されることを特徴とす
    る請求項1乃至4のいずれかに記載の数値制御装置。
  6. 【請求項6】前記オーバライド変化量は、 オーバライド変化率又はオーバライド値として設定され
    ることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の
    数値制御装置。
  7. 【請求項7】前記パラメータ記憶部は、 複数種類又は複数個の前記オーバライド変化量を記憶
    し、所定の操作又はプログラムによる指令にによりいず
    れかのオーバライド変化量が選択されるようにしたこと
    を特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の数値制
    御装置。
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