JP2001255827A

JP2001255827A - 販売促進用ツールおよび化粧品の推奨方法

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Publication number: JP2001255827A
Application number: JP2000066239A
Authority: JP
Inventors: Mikako Kudo; 美佳子工藤
Original assignee: Kanebo Ltd
Current assignee: Kanebo Ltd
Priority date: 2000-03-10
Filing date: 2000-03-10
Publication date: 2001-09-21
Anticipated expiration: 2020-03-10
Also published as: JP3562759B2

Abstract

(57)【要約】【課題】皮膚の立体的な構造を明確かつ印象的に表現す
ることができ、肌の状態の対比説明に対する顧客の理解
を一層容易に得ることができるような、販売促進用ツー
ルを提供すること。【解決手段】化粧品の販売促進のために用いられる販売
促進用ツールにおいて、理想的な皮膚の表面状態が表示
されている左上面３ａと、理想的でない皮膚の表面状態
が表示されている右上面３ｂと、理想的な皮膚の断面状
態が表示されているとともに、左上面３ａの断面方向に
延在する左展開面８ａと、理想的でない皮膚の断面状態
が表示されているとともに、右上面３ｂの断面方向に延
在する右展開面８ｂとを有する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、化粧品の販売を促
進するために用いられる販売促進用ツールおよびそれを
用いた化粧品の推奨方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】化粧品の販売では、化粧品メーカーから
配布された化粧品の販売促進用ツールを用いて、販売員
が顧客に化粧品を推奨するという手法が採られることが
ある。肌のコンディションを整える基礎化粧品や美白化
粧品等を推奨する場合、理想的な皮膚の状態と理想的で
ない皮膚の状態とが表示された販売促進用ツールを用い
て、両者の対比説明を行った上で、化粧品の具体的な推
奨を行うことが有効である。

【０００３】従来、この類の販売促進用ツールは、厚紙
やプラスチック板といったシート単体、または、ベース
シート上に着色された透明シート等を重ね合わせた構造
を有している。そして、このような平面状のシートに、
理想的な皮膚と理想的でない皮膚とに関する表面状態や
断面状態が、カラー写真や模式的なイラスト等で表示さ
れている。販売員は、これらを適宜用いながら、理想的
な皮膚と理想的でない皮膚との相違点や肌のかさつきが
生じるシステムを、顧客にわかりやすく説明する。この
ような説明に対する顧客の十分な理解を得ることが、説
得力のある商品の推奨へとつながる。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】従来の販売促進用ツー
ルは、平面状のシートをベースとしており、その二次元
平面上に、表面状態と断面状態とが皮膚の状態毎に表示
されている。したがって、写真やイラスト等をいくら駆
使しても、実際の皮膚と同様の立体的な構造を、二次元
平面上に表現することには限界がある。

【０００５】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、その目的は、皮膚の立体的な構造を従来より
も一層明確かつ印象的に表現することができ、肌の状態
の対比説明に対する顧客の理解を一層容易に得ることが
できるような、販売促進用ツールを提供することであ
る。

【０００６】また、本発明の別の目的は、このような販
売促進用ツールを用いることで、化粧品の推奨に関する
説得力の一層の向上を図ることである。

【０００７】

【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
めに、第１の発明は、化粧品の販売促進のために用いら
れる販売促進用ツールにおいて、理想的な皮膚の表面状
態が表示されている第１の面と、理想的でない皮膚の表
面状態が表示されている第２の面と、理想的な皮膚の断
面状態が表示されているとともに、第１の面の断面方向
に延在する第３の面と、理想的でない皮膚の断面状態が
表示されているとともに、第２の面の断面方向に延在す
る第４の面とを有する販売促進用ツールを提供する。

【０００８】ここで、第１の面および第２の面は、第１
の面に表示されている表面状態と第２の面に表示されて
いる表面状態とを対比可能な位置に存在することが好ま
しい。

【０００９】また、第３の面および第４の面は、第３の
面に表示されている断面状態と第４の面に表示されてい
る断面状態とを対比可能な位置に存在することが好まし
い。この場合、販売促進用ツールは、展開可能な構造を
有し、第３の面および第４の面は、販売促進用ツールを
展開した場合に出現することが望ましい。

【００１０】一方、上述した構成に加えて、理想的な皮
膚の特徴に関する説明と理想的でない皮膚の特徴に関す
る説明とが、対比可能な位置に表示されていてもよい。

【００１１】また、販売促進の対象となる化粧品の商品
説明が表示されていてもよい。この場合、この商品説明
は、販売促進用ツールに取り付けられる商品説明シート
に表示されており、この商品説明シートは、差し替え可
能であることが好ましい。

【００１２】さらに、上述した構成に、第３の面と第４
の面とに重ね合わせることが可能な、着色された透明シ
ートをさらに設けてもよい。

【００１３】第２の発明は、化粧品の販売促進のための
販売促進用ツールを用いた化粧品の推奨方法において、
立体的な形状を有する販売促進用ツールに表示された、
理想的な皮膚の表面状態を示す第１の表面モデルと理想
的でない皮膚の表面状態を示す第２の表面モデルとを顧
客に提示して、理想的な皮膚の表面状態と理想的でない
皮膚の表面状態とを対比して説明するステップと、販売
促進用ツールに表示された、理想的な皮膚の断面状態を
示す第１の断面モデルと理想的でない皮膚の断面状態を
示す第２の断面モデルとを顧客に提示して、理想的な皮
膚の断面状態と理想的でない皮膚の断面状態とを対比し
て説明するステップと、販売促進用ツールに表示され
た、販売促進の対象となる化粧品に関する商品説明を顧
客に提示して、当該化粧品の推奨を行うステップとを有
し、第１の断面モデルは、第１の表面モデルの断面方向
に延在するように形成されており、第２の断面モデル
は、第２の表面モデルの断面方向に延在するように形成
されている化粧品の推奨方法を提供する。

【００１４】ここで、第２の発明に係る化粧品の推奨方
法において、上述した第１の発明に係る販売促進用ツー
ルを用いることが好ましい。

【００１５】

【発明の実施の形態】図１は、本実施形態に係る販売促
進用ツールの全体図である。このツールは、皮膚のにご
りやかさつき等に対して効果を発揮する美白化粧品を推
奨するために用いられ、本体部１と透明シート２とで構
成される。本体部１は、６つの面で構成された略立方体
形状を有するとともに、図示した展開軸Ａを中心として
左右に展開可能な構成を有する。閉じた状態にある本体
部１を開いた場合、展開軸Ａの左右に２つの展開面が出
現する。また、透明シート２は、本体部１に着脱自在に
取り付けられる。以下、販売促進用ツールが図１のよう
に配置された状態を基準として、「前後」、「左右」ま
たは「上下」の各方向を規定する。

【００１６】図２は、本体部１の上面図である。本体部
１の上面３ａ，３ｂには、皮膚（表皮）の表面状態を立
体的に表現した２種類の表面モデルが隣接して形成され
ている。これらの表面モデルは、スポンジ等の柔軟な素
材を、表面処理が施された肌色のビニールシートで覆う
ことによって形成されている。なお、表面モデルとして
は、このような構成の代わりに、皮膚の表面状態を示す
カラー写真やカラーイラスト等を用いることも可能であ
る。

【００１７】左上面３ａに形成された第１の表面モデル
は、理想的な皮膚の表面状態を表現したものである。具
体的には、この表面モデルは、明るい肌色に着色されて
おり、表面の艶が抑えられている。また、その表面には
キメ細やかな凹凸が形成されており、比較的柔らかな触
感を有する。このようなリアリティに富んだ第１の表面
モデルの見た目や触感を通じて、理想的な皮膚に関する
具体的なイメージ（例えば、しっとりなめらかな明るい
肌）を、顧客に対して明確に与えることができる。

【００１８】これに対して、右上面３ｂに形成された第
２の表面モデルは、理想的でない皮膚の表面状態を表現
したものである。具体的には、この表面モデルは、第１
の表面モデルと比べて多少くすんだ肌色に着色されてお
り、その表面には肌のてかりが表現されている。また、
第２の表面モデルの表面には、粗い凹凸が形成されてお
り、第１の表面モデルの表面よりも硬い触感を有する。
このようなリアリティに富んだ第２の表面モデルの見た
目や触感を通じて、理想的でない皮膚に関する具体的な
イメージ（例えば、かさつきくすんだ肌）を、顧客に対
して明確に与えることができる。

【００１９】図３は、本体部１を完全に展開した状態に
おける展開面を示している。展開面８ａ，８ｂには、皮
膚の断面状態を模式的に表現した２種類のカラーの断面
モデルが隣接して描かれている。各断面モデルには、肌
の表面から順に、角質層、顆粒層、有棘層、基底層が描
かれているとともに、さらにその下には真皮層が描かれ
ている。また、毛細血管、毛幹等、肌の表面に分泌され
た水分や皮脂の状態等も描かれている。

【００２０】左展開面８ａには、理想的な皮膚の断面状
態を示す第１の断面モデルが描かれている。第１の断面
モデルには、肌の見た目を決定する角質層がほぼ均一に
積層して描かれているとともに、水分や脂分が適度に分
泌された状態が描かれている。また、表皮の部分には、
丸みを帯びた細胞が密集して描かれている。また、描か
れた毛細血管は、萎縮することなく表皮側に十分に伸び
ている。このような特徴を有する第１の断面モデルが描
かれた左展開面８ａは、左上面３ａに隣接しており、か
つ、左上面３ａの断面方向に延在している。したがっ
て、実際の皮膚の表面と断面との立体的な関係と同様
に、理想的な皮膚に関する第１の平面モデルの断面方向
に、その状態に対応する断面モデルが描かれている。こ
れらのモデルの立体的な関係により、理想的な皮膚の立
体的なイメージを、顧客に対して視覚的に与えることが
できる。

【００２１】これに対して、右展開面８ｂには、理想的
でない皮膚の断面状態を示す第２の断面モデルが描かれ
ている。第２の断面モデルには、角質層が不均一に積層
して描かれているとともに、凹凸を有する皮膚の表面に
存在する水分や脂分が不足がちに描かれている。また、
描かれた表皮の各細胞はいびつな形状を有しており、描
かれた毛細血管は、第１の断面モデルと比べて萎縮して
いる。このような特徴を有する第２の断面モデルが描か
れた右展開面８ｂは、右上面３ｂに隣接しており、か
つ、右上面３ｂの断面方向に延在している。したがっ
て、実際の皮膚の表面と断面との立体的な関係と同様
に、理想的でない皮膚に関する第２の平面モデルの断面
方向に、その状態に対応する断面モデルが描かれてい
る。これらのモデルの立体的な関係により、理想的でな
い皮膚の立体的なイメージを、顧客に対して視覚的に与
えることができる。

【００２２】図４は、本体部１の前面図である。左右の
前面４ａ，４ｂには、理想的な皮膚の特徴と理想的でな
い皮膚の特徴とが対比的に表示されている。具体的に
は、水分や脂分の分泌状態、肌の保湿機能、皮膚の表面
状態およびその断面状態に関する相違点が要約されてい
る。ここで、左前面４ａは、左上面３ａおよび左展開面
８ａのそれぞれと隣接しており、右前面４ｂは、右上面
３ｂおよび右展開面８ｂのそれぞれと隣接している。そ
のため、前面４ａ，４ｂに表示された皮膚の特徴のまと
めを、上面３ａ，３ｂに表現された表面モデルや展開面
８ａ，８ｂに描かれた断面モデルで確認することができ
る。

【００２３】また、図５から図７に示したように、本体
部１の左右の側面５，６および後面７には、販売促進の
対象となる化粧品（単品または一連のシリーズの双方を
含む）に関する商品説明が要約的に表示されている。こ
の商品説明としては、例えば、図５に示したような化粧
品の商品名、デザイン、キャッチコピーをはじめとし
て、含有成分の特徴（図６参照）、または効果（図７参
照）等が挙げられる。

【００２４】ここで、左側面５と右側面６とに表示され
る商品説明は、商品説明が印刷されている商品説明シー
トを差し替えることによって変更することができる。す
なわち、これらの側面５，６には、透明なビニールシー
トが袋状に取り付けられており、その上縁部が開口して
いる。商品説明を変更する場合、挿入されている商品説
明シートを上端部から抜き出して、別の商品説明シート
を挿入すればよい（図６参照）。

【００２５】図８は、販売促進用ツールを構成する透明
シート２の説明図である。透明シート２は、本体部１の
形状を考慮して略正方形に形成されており、切り込み部
９と着色部１０とを有する。図１に示した展開線Ａに沿
って、この切り込み部９を本体部１の後側に差し込むこ
とで、本体部１に着色シート２が着脱自在に取り付けら
れる。また、着色部１０は、例えば、薄黄色を基調とし
て着色された正方形状の透明領域である。透明シート２
を本体部１の展開面８ａ，８ｂに重ね合わせた場合、展
開面８ａ，８ｂに描かれた断面モデルが黄色がかって見
える。これにより、老廃物が蓄積されて、本来水色に着
色されている真皮層が黄色みを帯びてくる様子を、視覚
を通じて顧客に容易に理解させることができる。また、
透明シート２を取り外して、これを本体部１の上面３
ａ，２ｂに重ね合わせてもよい。これにより、老廃物が
蓄積されて、肌の表面が黄色みがかってくる様子を示す
ことができる。

【００２６】上述したような販売促進用ツールを用いた
化粧品の推奨は、例えば、以下のような手順で行われ
る。まず、化粧品販売員は、図２に示したように、閉じ
た状態にある販売促進用ツールの上面３ａ，３ｂを顧客
に提示する。そして、第１の表面モデルと第２の表面モ
デルとを対比しながら、理想的な皮膚と理想的でない皮
膚との表面状態の相違を説明する。

【００２７】この説明を行う際、説明の対象となってい
る両表面モデルは同一面上において隣接しており、か
つ、上面３ａ，３ｂには表面モデル以外の情報は存在し
ない。そのため、顧客は、上面３ａ，３ｂに表現された
表面モデルに集中できるとともに、見た目や触感を通じ
て、販売員が説明する両モデルの相違点等に関する説明
を容易に理解することができる。

【００２８】つぎに、販売員は、閉じた状態にある販売
促進用ツールを展開する。提示していたツールを展開変
形することにより、顧客の関心を引くことができる。そ
して、出現した展開面８ａ，８ｂ（図３参照）を顧客に
提示しながら、第１の断面モデルと第２の断面モデルと
を対比しつつ、理想的な皮膚と理想的でない皮膚との断
面状態の相違を説明する。なお、販売員は、必要に応じ
て、透明シート２を断面モデル等に重ね合わせて、老廃
物の蓄積が肌にどのような影響を与えるのかを説明す
る。

【００２９】この説明を行う際、説明の対象となってい
る両断面モデルは隣接しているため、顧客は、これらの
相違点を直接対比することができる。また、実際の皮膚
の表面と断面との立体的な関係と同様に、これらの断面
モデルの上側にはこれに対応する表面モデルが隣接して
いる。したがって、顧客は、両モデルから皮膚の立体的
な構造を容易にイメージすることができるため、販売員
を十分に理解することができる。

【００３０】つぎに、販売員は、図４に示したように、
販売促進用ツールの前面４ａ，４ｂを顧客に提示して、
理想的な皮膚と理想的でない皮膚との相違点についてま
とめる。そして、以上の説明に対する顧客の理解を得た
上で、図５に示した左側面５を提示して、販売の対象と
なっている商品に関する商品イメージを顧客に与える。
そして、図６に示した右側面６または図７に示した後面
７を提示しながら、商品説明を行って、化粧品を顧客に
推奨する。

【００３１】このように、上述した立体構造を有する販
売促進用ツールを用いて、美白化粧品等の推奨を行え
ば、顧客に対する訴求効果の一層の向上を図ることがで
きる。すなわち、本実施形態に係る販売促進用ツールに
おいては、皮膚の一状態を示した表面モデルの断面方向
に、その状態に対応した断面モデルが配置されている。
換言すれば、表面モデルと断面モデルとの位置的関係
は、実際の皮膚と同様の立体的な関係となっている。し
たがって、顧客は、皮膚の立体構造を容易にイメージす
ることができる。また、理想的な皮膚と理想的でない皮
膚に関するモデル（表面モデルおよび断面モデル）は、
両者を直接的に対比することができるような位置（本実
施形態においては同一面上）に存在する。したがって、
顧客は、これらのモデルを見比べながら、両者の相違点
を容易に認識することができる。さらに、販売員が説明
する一連の商品推奨プロセスにおいて、販売促進用ツー
ルの提示面や形状（ツール展開の有無）を変えていくこ
とにより、各段階で顧客に提示すべき情報を絞り込むこ
とができる。その結果、顧客に対する説得力をより向上
させることができる。

【００３２】なお、上述した実施形態では、略立方体状
の六面体を有する販売促進用ツールを例に説明した。し
かしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、
例えば、それよりも多くの面を有する多角柱状、或い
は、一部に曲面を有する立体形状の販売促進用ツールに
広く適用することが可能である。

【００３３】また、上述した実施形態では、展開可能な
立体構造の販売促進用ツールを例に説明した。しかしな
がら、本発明は、例えば図９に示すように、展開不可能
な立体構造を有する販売促進用ツールについても適用す
ることが可能である。

【００３４】図９は、展開不可能な直方体状の販売促進
用ツールの説明図である。基本的には、この販売促進用
ツールは、図１に示した販売促進用ツールを完全に展開
した状態で固定したような構造を有する。上面には、第
１の表面モデル２０と第２の表面モデル２１とが隣接し
て表現されている。各表面モデル２０，２１は、図２に
示した構成を有する。また、一つの側面には、図３に示
したような、第１の断面モデル２２と第２の断面モデル
２３とが隣接して表示されている。ここで、理想的な皮
膚に関する第１の表面モデル２０と第１の断面モデル２
２との位置的関係は、実際の皮膚の表面と断面との関係
と同様である。また、理想的でない皮膚に関する第２の
表面モデル２１と第２の断面モデル２３との位置的関係
も、実際の皮膚の表面と断面との関係と同様である。し
たがって、顧客は、この販売促進用モデルを通じて、皮
膚の立体構造を容易にイメージすることができる。ま
た、状態の異なる２つの皮膚のモデル（表面モデル２
０，２１と断面モデル２２，２３）が隣接しているの
で、これらのモデルを対比しやすく、両者の相違を容易
に理解することができる。また、断面モデル２２，２３
が表示された側面において、第１の断面モデル２２の直
下に位置する領域には、図４に示した理想的な皮膚の特
徴に関する要約文２４が表示されている。また、第２の
断面モデル２３の直下に位置する領域には、図４に示し
た理想的でない皮膚の特徴が要約文２５に表示されてい
る。さらに、この販売促進用ツールの残りの３側面に
は、図５から図７に示したような商品説明が表示されて
いる。

【００３５】

【発明の効果】このように、本発明に係る販売促進用ツ
ールでは、理想的な皮膚の状態と理想的でない皮膚の状
態とが立体的に表現されている。そのため、両者の相違
を顧客に印象的に提示することができ、顧客もこのよう
な相違を理解しやすい。そして、このような販売促進用
ツールを用いて商品説明を行えば、顧客の十分な理解を
得た上で、化粧品の推奨することができる。そのため、
このような推奨に対する顧客の反応が高くなり、訴求効
果の一層の向上を図ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】販売促進用ツールの全体図

【図２】本体部の上面図

【図３】本体部の展開面

【図４】本体部の前面図

【図５】本体部の左側面図

【図６】商品説明シートの差し替え説明図

【図７】本体部の後面図

【図８】着色シートの説明図

【図９】他の販売促進用ツールの説明図

【符号の説明】

１本体部、２透明シー
ト、３ａ左上面、３ｂ右上
面、４ａ左前面、４ｂ右前
面、５左側面、６右側
面、７後面、８ａ左展
開面、８ｂ右展開面、９切
り込み部、１０着色部、２０
第１の表面モデル、２１第２の表面モデル、
２２第１の断面モデル、２３第２の断
面モデル、２４理想的な肌に関する要約文、２５
理想的でない肌に関する要約文

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】化粧品の販売促進のために用いられる販売
促進用ツールにおいて、理想的な皮膚の表面状態が表示されている第１の面と、理想的でない皮膚の表面状態が表示されている第２の面
と、理想的な皮膚の断面状態が表示されているとともに、前
記第１の面の断面方向に延在する第３の面と、理想的でない皮膚の断面状態が表示されているととも
に、前記第２の面の断面方向に延在する第４の面とを有
することを特徴とする販売促進用ツール。
【請求項２】前記第１の面および前記第２の面は、前記
第１の面に表示されている表面状態と前記第２の面に表
示されている表面状態とを対比可能な位置に存在するこ
とを特徴とする請求項１に記載された販売促進用ツー
ル。
【請求項３】前記第３の面および前記第４の面は、前記
第３の面に表示されている断面状態と前記第４の面に表
示されている断面状態とを対比可能な位置に存在するこ
とを特徴とする請求項１に記載された販売促進用ツー
ル。
【請求項４】前記販売促進用ツールは、展開可能な構造
を有し、前記第３の面および前記第４の面は、前記販売促進用ツ
ールを展開した場合に出現することを特徴とする請求項
３に記載された販売促進用ツール。
【請求項５】理想的な皮膚の特徴に関する説明と理想的
でない皮膚の特徴に関する説明とが、対比可能な位置に
表示されていることを特徴とする請求項１から４のいず
れかに記載された販売促進用ツール。
【請求項６】販売促進の対象となる化粧品の商品説明が
表示されていることを特徴とする請求項１から５のいず
れかに記載された販売促進用ツール。
【請求項７】前記商品説明が表示されているとともに、
前記販売促進用ツールに取り付けられる商品説明シート
をさらに有し、前記商品説明シートは、差し替え可能であることを特徴
とする請求項６に記載された販売促進用ツール。
【請求項８】前記第３の面と前記第４の面とに重ね合わ
せることが可能な、着色された透明シートをさらに有す
ることを特徴とする請求項１から７のいずれかに記載さ
れた販売促進用シート。
【請求項９】化粧品の販売促進のための販売促進用ツー
ルを用いた化粧品の推奨方法において、立体的な形状を有する販売促進用ツールに表示された、
理想的な皮膚の表面状態を示す第１の表面モデルと理想
的でない皮膚の表面状態を示す第２の表面モデルとを顧
客に提示して、理想的な皮膚の表面状態と理想的でない
皮膚の表面状態とを対比して説明するステップと、前記販売促進用ツールに表示された、理想的な皮膚の断
面状態を示す第１の断面モデルと理想的でない皮膚の断
面状態を示す第２の断面モデルとを顧客に提示して、理
想的な皮膚の断面状態と理想的でない皮膚の断面状態と
を対比して説明するステップと、前記販売促進用ツールに表示された、販売促進の対象と
なる化粧品に関する商品説明を顧客に提示して、当該化
粧品の推奨を行うステップとを有し、前記第１の断面モデルは、前記第１の表面モデルの断面
方向に延在するように形成されており、前記第２の断面モデルは、前記第２の表面モデルの断面
方向に延在するように形成されていることを特徴とする
化粧品の推奨方法。
【請求項１０】請求項９に記載された化粧品の推奨方法
において、前記販売促進用ツールは、請求項１から８のいずれかに
記載された販売促進用ツールであることを特徴とする化
粧品の推奨方法。