JP3291456B2 - 販売促進用シート - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、化粧品の販売促進
に用いられる販売促進用シートに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来から、化粧品販売では、専門の販売
員が、店頭あるいは訪問販売先で、化粧品メーカーから
配布された化粧品販売促進用の情報シートにもとづいて
顧客に化粧品の売り込みを行っている。上記情報シート
は、通常、長方形の厚紙もしくは薄いプラスチック板か
らなるシートの表面に、化粧品の種類とその使用方法を
模式的に印刷したもので、販売員は、まず顧客の肌の状
態を問診し、その結果に応じて、最適な化粧品を推奨す
るとともに、このシートを顧客に提示してその使用方法
を説明する。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、基礎化
粧品による肌の手入れ方法の説明や、新製品の説明は、
情報シートを用いて簡単に行うことができても、肌の色
に応じたメイクアップ化粧料を推奨することは容易では
ない。すなわち、ファンデーションや口紅，アイブラ
ウ，アイシャドウ等のメイクアップ化粧料は、肌に実際
に塗布してみないとどういう印象になるかを把握するこ
とが困難で、情報シートに写真印刷された商品の色その
ものをみても、顧客に適した色であるかどうかを判断す
ることがむずかしい。したがって、顧客自身にとっても
充分に納得してその色を選択することがむずかしい。

【０００４】一方、情報シートにおいて、素肌の色をい
くつかに分類し、その色に合ったファンデーションの色
を列挙し、さらにファンデーションの色に合った口紅等
の色を分類して示すことも行われているが、これを目で
追いながら説明するには時間がかかり、顧客に時間的な
余裕がなければ敬遠されてしまうという問題がある。ま
た、その適・不適を実際に見て判断するのではないた
め、説得力に乏しく、顧客の関心を引きつけにくいとい
う問題もある。

【０００５】本発明は、このような事情に鑑みなされた
もので、素肌の色と、それに対し好ましいメイクアップ
化粧料の組み合わせを、短時間で視覚的かつ効果的に顧
客に提示することのできる、訴求効果の高い販売促進用
シートの提供をその目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の請求項１記載の販売促進用シートは、化粧
料の販売促進のために用いられる販売促進用シートであ
って、正面から見た人の素顔を、素肌の色が着色された
状態で表示する顔表示部が印刷されたベースシートと、
上記顔表示部に重ねることにより、表示された顔がファ
ンデーションを塗布した顔になるよう上記素顔の肌部分
に相当する部分にファンデーションの色が印刷された透
明シートからなるファンデーションシートと、上記顔表
示部に重ねることにより、表示された顔がアイブラウ化
粧料を施した顔になるよう上記素顔の眉に相当する部分
にアイブラウ化粧料で描いた眉形状が印刷された透明シ
ートからなるアイブラウシートと、上記顔表示部に重ね
ることにより、表示された顔が口紅化粧料を施した顔に
なるよう上記素顔の唇に相当する部分に口紅を塗布した
唇形状が印刷された透明シートからなる口紅シートとを
備え、上記ベースシートの顔表示部が、素肌の色を変え
てｎ個（ｎは２以上の整数）設けられ、上記ファンデー
ションシートが、ファンデーションの色を変えて、少な
くともｎ枚設けられ、上記アイブラウシートが、アイブ
ラウ化粧料で描いた眉形状の形を変えて、少なくともｎ
枚設けられ、上記口紅シートが、口紅の色を変えて、少
なくともｎ枚設けられ、上記ベースシートのｎ個の顔表
示部に、上記ファンデーションシート，アイブラウシー
ト，口紅シートをそれぞれ一枚ずつ選択して重ねること
により、素肌の色に応じて異なるメイクアップを施した
顔が表現されるようになっているという構成をとる。

【０００７】また、本発明の請求項２記載の販売促進用
シートは、上記請求項１記載の販売促進用シートのなか
でも、ベースシートが、左右に開くファイル形状になっ
ており、その見開きの左右の面に、それぞれ顔表示部が
印刷され、上記ファンデーションシート，アイブラウシ
ートおよび口紅シートが、互いに重ねられた状態で、上
記ベースシートの左右の面の一端部にそれぞれ取り付け
られているという構成をとる。

【０００８】

【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施の形態につ
いて説明する。

【０００９】図１および図２は、本発明の販売促進用シ
ート１の一実施の形態を示している。

【００１０】これらの図において、２は、厚み１ｍｍの
剛性の厚紙を折り畳んでＡ４版のファイル形状としたベ
ースシートで、これを開いた見開きの左右の面２ａ，２
ｂに、それぞれ女性の素顔３ａ，３ｂをイラストで描い
た顔表示部４ａ，４ｂが印刷されている（図５参照）。
そして、左右の顔表示部４ａ，４ｂの上に、それぞれ３
枚ずつ、所定の透明シート５，５′が重ねられている。
なお、６は背表紙となる部分、７はベースシート２を閉
じた状態で保持するための係合用延設部で、この延設部
７の内側と、これに対峙する表紙部分に、長方形状の面
状ファスナー８が取り付けられている。

【００１１】より詳しく説明すると、上記ベースシート
２の顔表示部４ａ，４ｂに表示された左右２つの女性の
素顔３ａ，３ｂは、輪郭等は互いに同一であるが、向か
って左側の女性の肌の色がオークル系（ピンク味を帯び
た肌色）で、向かって右側の女性の肌の色がイエローオ
ーカー系（黄色味を帯びた肌色）になっている。

【００１２】また、上記素顔３ａ，３ｂの上に重ねられ
る透明シート５，５′は、いずれも、その上端部が、ベ
ースシート２の左右の面２ａ，２ｂの上端部左右２個所
にそれぞれ設けられたプラスチック製の綴じ合わせピン
９によって、ベースシート２と一体的に綴じられてい
る。そして、各透明シート５，５′の、綴じられた上端
部からやや下に下がった左右の縁部に、中央側に延びる
横長の切欠き１０が形成されている。この切欠き１０
は、透明シート５，５′を下から上に向かってめくる
際、透明シート５，５′の反発力を低減し、めくりやす
くするためのものである。

【００１３】そして、向かって左側に綴じられる透明シ
ート５は、図３に示すように、ファンデーションシート
１１と、アイブラウシート１２と、口紅シート１３と
を、この順で下から重ねた組み合わせになっている。

【００１４】上記ファンデーションシート１１には、ベ
ースシート２の左側の素顔３ａに重ねた場合にその肌部
分と重なる部分に、オークル系のファンデーションの色
１４が印刷されている。この色は、オークル系の肌の人
が用いるのに最適なファンデーションカラーである。

【００１５】また、上記アイブラウシート１２には、ベ
ースシート２の素顔３ａに重ねた場合にその眉と重なる
部分に、アイブラウ化粧料で描いた円弧状の眉形状１５
が印刷されている。上記眉形状１５は、柔和でやさしい
表情を演出することのできる眉形状である。

【００１６】さらに、上記口紅シート１３には、ベース
シート２の素顔３ａに重ねた場合にその唇に重なる部分
に、ピンク系の口紅が塗布された唇形状１６が印刷され
ている。上記ピンク系の口紅の色は、上記ファンデーシ
ョンシート１１に印刷されたオークル系のファンデーシ
ョンの色１４と組み合わせるのに適した色である。

【００１７】一方、向かって右側に綴じられる透明シー
ト５′は、上記左側に綴じられる透明シート５と基本的
な構成は同じで、図４に示すように、ファンデーション
シート１１′と、アイブラウシート１２′と、口紅シー
ト１３′とを、この順で下から重ねた組み合わせになっ
ている。ただし、それぞれに表示される色等が異なる。

【００１８】すなわち、上記ファンデーションシート１
１′には、ベースシート２の右側の素顔３ｂに重ねた場
合にその肌部分と重なる部分に、イエローオーカー系の
ファンデーションの色１４′が印刷されている。この色
は、イエローオーカー系の肌の人が用いるのに最適なフ
ァンデーションカラーである。

【００１９】また、上記アイブラウシート１２′には、
ベースシート２の素顔３ｂに重ねた場合にその眉に重な
る部分に、アイブラウ化粧料で描いた角張った眉形状１
５′が印刷されている。上記眉形状１５′は、シャープ
で華やかな表情を演出することのできる眉形状である。

【００２０】さらに、上記口紅シート１３′には、ベー
スシート２の素顔３ｂに重ねた場合にその唇に重なる部
分に、ブラウン系の口紅が塗布された唇形状１６′が印
刷されている。上記ブラウン系の口紅の色は、上記ファ
ンデーションシート１１′に印刷されたイエローオーカ
ー系のファンデーションの色１４′と組み合わせるのに
適した色である。

【００２１】上記販売促進用シート１を用い、化粧品販
売員は、店頭もしくは訪問販売先において、例えばつぎ
のようにして、顧客に対しメイクアップの基本的な考え
方とメイクアップ方法を説明することができる。すなわ
ち、まず、上記販売促進用シート１を開き、図５に示す
ように、左右の透明シート５，５′を全てめくり上げ
て、左右の顔表示部４ａ，４ｂを見せる。そして、左右
の素顔３ａ，３ｂに示された肌の色を示しながら、肌の
色には、オークル系（ピンク味を帯びた肌色）と、イエ
ローオーカー系（黄色味を帯びた肌色）とがあること、
顧客の肌の色がどちらに該当するか等について説明す
る。

【００２２】つぎに、図６に示すように、めくり上げて
いた左右の透明シート５，５′のうちファンデーション
シート１１，１１′を下ろして、左右の顔表示部４ａ，
４ｂに重ねる。そして、素顔３ａ，３ｂの肌色とファン
デーションの色１４，１４′には相性があること、ファ
ンデーションをつけることにより肌に透明感が出ること
等について説明する。

【００２３】つぎに、図７に示すように、めくり上げて
いたアイブラウシート１２，１２′を下ろして、左右の
顔表示部４ａ，４ｂ（ファンデーションシート１１，１
１′が重ねられている）に重ねる。そして、左右の眉形
状１５，１５′を対比しながら、眉毛の描き方一つで、
顔の印象が変化すること等を説明する。

【００２４】つぎに、図８に示すように、めくり上げて
いた口紅シート１３，１３′を下ろして、左右の顔表示
部４ａ，４ｂ（アイブラウシート１２，１２′が重ねら
れている）に重ねる。そして、左右の素顔３ａ，３ｂの
肌の色によって、マッチする口紅の色が異なること、口
紅を塗ることで顔に華やかさが付与されること等を説明
する。

【００２５】このように、上記販売促進用シート１によ
れば、透明シート５，５′（すなわち、ファンデーショ
ンシート１１，１１′、アイブラウシート１２，１
２′、口紅シート１３，１３′）を順次重ねていくこと
により、あたかも素顔に順次化粧していくように、段階
的な顔の変化を視覚的に示すことができるため、素肌の
色に応じて、どのようなメイクアップを施せばよいかに
ついて、非常にわかりやすく、顧客に説明することがで
きる。そして、顧客が、化粧の仕方によってどのように
顔の印象が変化するかを、目で見て実感することができ
るため、販売員の説明を、納得して受け入れやすく、訴
求効果が高い。

【００２６】なお、上記の例において、ファイル形状の
ベースシート２（図１参照）の裏表紙に、図９に示すよ
うに、シート保持用の袋１７を設け、この袋１７に、他
のパーツシートを差し込み保持するようにしてもよい。
例えば、図９の例では、前述の、ファンデーションシー
ト１１，１１′等よりも上下方向の寸法が短く設定され
た２枚の口紅パーツシート１８，１９が差し込み保持さ
れている。上記口紅パーツシート１８，１９は、ともに
透明シートに唇形状２０，２１を印刷したもので、片方
の口紅パーツシート１８の唇形状２０は、オークル系の
ファンデーションの色１４に調和しない色の口紅を塗布
したものであり、他方の唇形状２１は、イエローオーカ
ー系のファンデーションの色１４′に調和しない色の口
紅を塗布したものである。そして、これらのシート１
８，１９の下縁部には、２個所に小さな半円状の切欠き
２２が設けられている。

【００２７】上記口紅パーツシート１８，１９は、つぎ
のようにして用いられる。すなわち、図１０に示すよう
に、前記販売促進用シート１において、左右の顔表示部
４ａ，４ｂにファンデーションシート１１，１１′およ
びアイブラウシート１２，１２′を重ねたのち、上記口
紅パーツシート１８，１９を、それぞれの切欠き２２を
ベースシート２の下側に設けられた綴じ合わせピン２３
に嵌合させて重ねる。これにより、必然的に、各口紅パ
ーツシート１８，１９の唇形状２０，２１が、ベースシ
ート２の左右の素顔３ａ，３ｂの唇と重なるよう配置さ
れる。このようにして得られる顔は、口紅の色とファン
デーションの色の不調和により非常に印象が悪い。した
がって、これを示しながら、化粧品販売員は、顧客に対
し、ファンデーションと口紅の色の選択が重要であるこ
とを説明することができる。

【００２８】もちろん、上記口紅パーツシート１８，１
９に代えて、あるいはこれに加えて、各種のパーツシー
ト、例えばファンデーションの色の異なるパーツシー
ト，眉形状の異なるパーツシート，口紅の色の異なるパ
ーツシート等を用意することができる。なお、アイシャ
ドウによる効果を見ることのできるアイシャドウパーツ
シートや、チークパーツシート，シャドウパーツシート
等も組み合わせることができる。

【００２９】また、上記販売促進用シート１は、単に化
粧品販売員が手元においておくだけでなく、例えば図１
１に示すように、ベースシート２を左右に開いた状態で
専用のスタンド３０に立てかけて店頭に設置することに
より、来店した顧客の目を引くようにすることもでき
る。

【００３０】さらに、上記の例では、ベースシート２に
設けられる顔表示部４ａ，４ｂが２個であるが、その数
は必ずしも２個である必要はなく、肌の色が異なる２以
上の素顔を表示することができれば、いくつであっても
差し支えはない。例えば、図１２に示すように、左右に
３個、互いに肌の色の異なる顔表示部４ａ，４ｂ，４ｃ
が並ぶようにし、ベースシート２を三つ折りにしてファ
イル形状にするようにしてもよい。

【００３１】また、本発明の販売促進用シート１は、顔
表示部４ａ（４ｂ）に重ねる透明シート５，５′を、必
ずしも図２に示すように綴じ合わせピン９で綴じる必要
はなく、その綴じ合わせ手段や綴じ合わせ個所は任意に
設定することができる。ただし、適宜の順で透明シート
５，５′をめくったり重ねたりすることができるように
なっていなければならない。

【００３２】もちろん、ベースシート２に透明シート
５，５′を一体的に綴じ合わせる必要はなく、例えば図
１３に示すように、ベースシート２には、顔表示部４
ａ，４ｂを設けるだけにして、透明シート５，５′は別
個に保管するようにしてもよい。その場合、保管は，図
９に示すように、ベースシート２の裏表紙に袋１７を設
け、そこに差し込むようにしてもよいし、例えば図１４
に示すように、左右に差し込み用の袋３１，３２を有す
る専用の保持ファイル３３を用意し、これに、透明シー
ト５，５′を、素顔の肌の色別に保持するようにしても
よい。

【００３３】なお、本発明に用いる透明シート５，５′
は、ファンデーションシート１１，１１′、アイブラウ
シート１２，１２′、口紅シート１３，１３′の３種類
に限らず、それ以外に、アイシャドウやチーク，シャド
ウ等の効果を重ねて表現することのできる各種メイクア
ップシートを用意することができる。

【００３４】そして、これらの透明シート５，５′を重
ねていく順序は、通常化粧をする順序に従うが、シート
の形状や綴じ合わせ方等に応じて、適宜の順序で重ねら
れる。ただし、先に置いたシートの印刷部分（着色部
分）が、あとにおいたシートの印刷部分に遮られる等し
て、化粧した顔が視覚的に損なわれることのないよう配
慮する必要がある。

【００３５】つぎに、実施例について説明する。

【００３６】

【実施例】図１および図２に示す販売促進用シート１を
用い、実際に化粧品販売員に、専門のモニター１０人に
対してメイクアップの説明を行わせた。その結果、モニ
ター１０人とも、「素肌の色とファンデーション，口紅
の組み合わせ方がよくわかり、また眉毛の描き方によっ
ても顔の印象がずいぶん変わることを実感することがで
き、好ましい。」と評価した。

【００３７】

【発明の効果】以上のように、本発明の請求項１記載の
販売促進用シートによれば、少なくともファンデーショ
ンシート，アイブラウシート，口紅シートからなる透明
シートを、順次重ねていくことにより、あたかも素顔に
順次化粧していくように、段階的な顔の変化を視覚的に
示すことができるため、素肌の色に応じて、どのような
メイクアップを施せばよいかについて、非常にわかりや
すく、顧客に説明することができる。そして、顧客が、
化粧の仕方によってどのように顔の印象が変化するか
を、目で見て実感することができるため、販売員の説明
を、納得して受け入れやすく、訴求効果が高い。

【００３８】また、本発明の請求項２記載の販売促進用
シートによれば、最小限の種類のシートの組み合わせに
よって上記効果を奏することができ、化粧品販売店等に
おいて、優れた販売促進効果を得ることができる。ま
た、ベースシートとファンデーションシート等の透明シ
ート類が一体化されているため、保存管理上および顧客
への説明作業上、取り扱いやすいという利点を有する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例であって閉じた状態を示す外
観図である。

【図２】上記実施例であって左右に開いた状態を示す説
明図である。

【図３】上記実施例における左側の透明シートの説明図
である。

【図４】上記実施例における右側の透明シートの説明図
である。

【図５】上記実施例の使用態様の説明図である。

【図６】上記実施例の使用態様の説明図である。

【図７】上記実施例の使用態様の説明図である。

【図８】上記実施例の使用態様の説明図である。

【図９】上記実施例の変形例の説明図である。

【図１０】上記変形例の使用態様の説明図である。

【図１１】上記実施例の他の使用態様の説明図である。

【図１２】上記実施例のさらに他の変形例の説明図であ
る。

【図１３】本発明の他の実施例の説明図である。

【図１４】上記他の実施例に用いる透明シートの説明図
である。

【符号の説明】

１ 販売促進用シート ２ ベースシート ３ａ，３ｂ 素顔 ４ａ，４ｂ 顔表示部 ５，５′ 透明シート

Claims (2)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 化粧料の販売促進のために用いられる販
   売促進用シートであって、正面から見た人の素顔を、素
   肌の色が着色された状態で表示する顔表示部が印刷され
   たベースシートと、上記顔表示部に重ねることにより、
   表示された顔がファンデーションを塗布した顔になるよ
   う上記素顔の肌部分に相当する部分にファンデーション
   の色が印刷された透明シートからなるファンデーション
   シートと、上記顔表示部に重ねることにより、表示され
   た顔がアイブラウ化粧料を施した顔になるよう上記素顔
   の眉に相当する部分にアイブラウ化粧料で描いた眉形状
   が印刷された透明シートからなるアイブラウシートと、
   上記顔表示部に重ねることにより、表示された顔が口紅
   化粧料を施した顔になるよう上記素顔の唇に相当する部
   分に口紅を塗布した唇形状が印刷された透明シートから
   なる口紅シートとを備え、上記ベースシートの顔表示部
   が、素肌の色を変えてｎ個（ｎは２以上の整数）設けら
   れ、上記ファンデーションシートが、ファンデーション
   の色を変えて、少なくともｎ枚設けられ、上記アイブラ
   ウシートが、アイブラウ化粧料で描いた眉形状の形を変
   えて、少なくともｎ枚設けられ、上記口紅シートが、口
   紅の色を変えて、少なくともｎ枚設けられ、上記ベース
   シートのｎ個の顔表示部に、上記ファンデーションシー
   ト，アイブラウシート，口紅シートをそれぞれ一枚ずつ
   選択して重ねることにより、素肌の色に応じて異なるメ
   イクアップを施した顔が表現されるようになっているこ
   とを特徴とする販売促進用シート。
2. 【請求項２】 上記ベースシートが、左右に開くファイ
   ル形状になっており、その見開きの左右の面に、それぞ
   れ顔表示部が印刷され、上記ファンデーションシート，
   アイブラウシートおよび口紅シートが、互いに重ねられ
   た状態で、上記ベースシートの左右の面の一端部にそれ
   ぞれ取り付けられている請求項１記載の販売促進用シー
   ト。