JP3459350B2 - 販売促進用ツール - Google Patents

販売促進用ツール

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JP3459350B2 JP04692498A JP4692498A JP3459350B2 JP 3459350 B2 JP3459350 B2 JP 3459350B2 JP 04692498 A JP04692498 A JP 04692498A JP 4692498 A JP4692498 A JP 4692498A JP 3459350 B2 JP3459350 B2 JP 3459350B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、化粧料、特にメイ
クアップ化粧料の販売促進に用いられる販売促進用ツー
ルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、化粧品会社では、一連の新製
品の広告や何らかのキャンペーンを行う場合、女優や歌
手をキャンペーンモデルにして、化粧を施したモデルの
顔をアップにした写真にキャッチフレーズを添えたポス
ターや卓上パネル等を大量に用意し、店頭に飾ったり顧
客に配布したりして、一連の新製品を一まとまりのイメ
ージとして顧客に浸透させることが行われている。そし
て、新製品自体については、専門の販売員が、店頭や訪
問販売先で、顧客の要望をききながら、販売促進用の情
報シート等に基づいて顧客に適した化粧料を推奨するこ
とが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、競合す
る多数の化粧品会社が、殆ど似通った構成のポスターや
パネルを、ほぼ同時期に店頭に出すため、ポスター等に
おいてせっかく新製品の特徴を謳っても、顧客に対する
訴求力が弱く、新製品の拡販につながりにくいという問
題がある。特に、ファンデーションや口紅,アイブラ
ウ,アイシャドウ等のメイクアップ化粧料の場合は、顧
客自身が、どのような印象の顔にメイクアップしたい
か、というイメージに基づいて色を選択して購入するの
が普通であるため、どんな種類のどんな色のメイクアッ
プ化粧料を組み合わせるとどんな印象の顔に仕上がる
か、という具体的な情報が、正確に顧客に伝達されなけ
れば、顧客は求めるメイクアップ化粧料を的確に選択す
ることができない。したがって、上記のような、一連の
新製品を一まとまりのイメージとして宣伝するポスター
等では、このような情報が得られない。また、化粧料推
奨用の販売促進情報シートは、各メイクアップ化粧料を
種類別に説明するものが殆どで、目的とする顔の印象に
応じてどのようなメイクアップ化粧料を組み合わすべき
かについて明瞭にまとめたものはあまり作成されていな
い。
【0004】本発明は、このような事情に鑑みなされた
もので、どんな種類のメイクアップ化粧料を組み合わせ
るとどんな印象の顔になるかを視覚的に示すものであっ
て、しかもその提示方法が非常に斬新で訴求効果の高
い、優れた販売促進用ツールを提供することをその目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、化粧料の販売促進のために用いられる販
売促進用ツールであって、正面に広い開口を有する枠体
と、上記枠体内に固定され上記正面開口を遮る剛性の固
定シートと、上記固定シートに沿って枠体内外をスライ
ドし、枠体内では上記固定シートの前後に重なった状態
で保持され、枠体外に引き出された状態では互いが直接
重なるよう設定された二重スライドシートとを備え、上
記二重スライドシートが、枠体内において固定シートの
手前に重なる透明シートと、固定シートの後ろに重なる
剛性シートとで構成され、上記枠体の正面の一部もしく
は固定シートにおいて枠体の開口から見える部分の一部
に、メイクアップ化粧料が、その化粧料の色が見える状
態でカラー印刷されており、上記二重スライドシートの
剛性シートに、上記枠体もしくは固定シートに印刷され
たメイクアップ化粧料を用いて化粧された人間の顔写真
がカラー印刷され、同じく二重スライドシートの透明シ
ートに、上記剛性シートに印刷された顔写真と同一の写
真が、上記剛性シートと同一の配置で白黒印刷されて
り、上記二重スライドシートを枠体内に差し込んだ状態
では、固定シートに重ねられた透明シートの白黒顔写真
が枠体開口内に表示され、上記二重スライドシートを上
方に引き出した状態では、二重スライドシートの引き出
された部分に、剛性シートのカラー顔写真と透明シート
の白黒顔写真とが重なって得られるカラー顔写真が表示
されるようになっている販売促進用ツールを第1の要旨
とするものである。
【0006】また、本発明は、上記販売促進用ツールの
なかでも、特に、上記枠体と固定シートが一枚のシート
材を組み立てることにより一体成形されている販売促進
用ツールを第2の要旨とする。
【0007】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施の形態につ
いて説明する。
【0008】図1は、本発明の一実施の形態を示してい
る。
【0009】この販売促進用ツールは、四つの長方形状
の表示部Pを環状に連結したもので、四角筒状に組み立
てられている。すなわち、その四角筒の縦の一辺部1が
係脱自在に形成されており、その係合を外すと、図2に
示すように、1枚の帯状体2に展開できるようになって
いる。この帯状体2の一方の端縁3には、側方に突出す
る2個の係合用突片4が延設されており、反対側の端縁
5(折り目)には、四角筒を形成する際の重なり代6が
延設されている。そして、上記端縁5に、上記係合用突
片4を差し込んで保持しうる切れ目7が形成されてお
り、この切れ目7に、上記係合用突片4を差し込むこと
により、図1のように、全体が四角筒状に組み立てられ
るようになっている。
【0010】上記帯状体2は、図3に示すように、係合
用突片4と重なり代6と切れ目7とを備えた厚み1mm
の厚紙からなる帯状のベースシート8と、これを四角筒
状に組み立てた場合の四側面となる部分9に貼着される
4個の枠体10と、各枠体10の上部開口から差し込ま
れ、上下方向にスライド自在に保持されるスライドシー
ト11とで構成されている(枠体10とスライドシート
11は各1個しか図示せず)。
【0011】なお、ベースシート8において、四角筒状
に組み立てる際の折り目(全て山折り)を点線で示す。
四角筒の四隅の縦辺となる部分(斜線部)が一定の幅を
有しているのは、単なる折り目を縦辺とする場合に比べ
て、組み立てた四角筒を立てた場合に優れた安定性と型
崩れしにくい強度とが得られるからである。
【0012】上記枠体10は、図4に示すような展開形
状を有する1枚の厚紙(厚み0.2mm)を組み立てた
もので、大きな開口12が形成された正面部13と、そ
の後ろ側に折り返される背面部14と、上記背面部14
の下端縁14aから延設され、正面部13と背面部14
の間に挟持される固定シート15とを備えている。1
6,17は全体を袋状に形成するための重なり代で、重
なり代16は背面部14の裏側に、重なり代17は正面
部13の内側に、それぞれ貼着される。なお、18は単
なる折り返し片で、枠体内10に差し込まれるスライド
シート11の折り返し片19(図5参照)と係合して、
スライドシート11の抜け止め作用を果たす。
【0013】したがって、上記枠体10を組み立てた状
態では、その正面部13に形成された大きな開口12
は、枠体10内の、背面部14の下端縁14aから上向
きに延びる固定シート15によって、内側から完全に遮
られている。
【0014】一方、上記枠体10にスライド自在に保持
されるスライドシート11は、これを後ろ側から見た図
5(a)に示すように、厚み0.5mmの厚紙からなる
剛性シート20の表面側に、厚み0.1mmのプラスチ
ック製透明シート21を重ねた二重構造になっている。
【0015】上記剛性シート20の上端縁中央には円弧
状の突出部22が延設されており、この部分を指で挟ん
でスライドシート11にスライド動作を与えることがで
きるようになっている。また、上記剛性シート20の下
端縁には、後ろ側に折り返される折り返し片19が延設
されており、これが、すでに述べたように、枠体10側
の折り返し片18と係合して、スライドシート11の抜
け止めとなる。
【0016】そして、上記剛性シート20の表面に重ね
られる透明シート21の上端縁には、その左右両側に延
設部23が設けられており、この部分が、上記剛性シー
ト20の上端部から後ろに折り返され、剛性シート20
の裏面と貼り合わせられている。
【0017】上記スライドシート11は、これを枠体1
0内に差し込んだ状態の模式的な断面図である図5
(b)に示すように、透明シート21が固定シート15
の手前に重なり、剛性シート20が固定シート15の後
ろに重なった状態で、枠体10内で保持されるようにな
っている。そして、この状態から、剛性シート20の突
出部22を指でつまんで引き出すと、枠体10の外で
は、剛性シート20と透明シート21とが直接重なった
状態で引き出されるようになっている。
【0018】この販売促進用ツールは、上記枠体10と
スライドシート11からなる表示部Pを、四角筒状の四
方の面にそれぞれ備えており(図1および図2参照)、
各表示部Pごとに、どのような印象の顔をつくるのにど
のようなメイクアップ化粧料を組み合わせたらよいかが
わかるようになっている。したがって、4つの表示部P
によって、四種類の印象の異なる顔について、情報が得
られるようになっている。
【0019】すなわち、まず、各表示部Pにおいて、各
枠体10に差し込まれたスライドシート11の、上方に
突出する部分25が、それぞれ異なる色に色分けされて
いる。例えば、第1の表示部Pの突出部25は青緑色に
着色されており、その部分に白抜きで「COOL」とい
う見出し26が表示されている。したがって、この表示
部Pでは、清涼感のある印象の顔とはどんな顔でそのた
めにどんなメイクアップ化粧料を用いるかが提示される
ようになっている。また、同様に、第2の表示部Pの突
出部25は紫色に着色されており、その部分に白抜きで
「HOT&COOL」という見出し26が表示されてい
る。さらに、第3の表示部Pの突出部25は萌葱色に着
色されており、その部分に白抜きで「NATURAL」
という見出しが表示されている。第4の表示部Pの突出
部25はオレンジ色に着色されており、その部分に白抜
きで「HOT NEON」という見出しが表示されてい
る。
【0020】上記四つの表示部Pのうち、「COOL」
の見出し26を有する表示部Pを例にとって、より詳し
く説明する。まず、枠体10内の、固定シート15の正
面を向く面(開口12から見える面)は、地が真っ白
で、そこに、図6に示すように、口紅30と、マニキュ
ア31と、目元や頬にメリハリを与えるデザイン化粧料
32と、アイシャドウ33が、カラー写真で印刷されて
いる。これらは、面の中央ではなく、ある程度右にずれ
た位置に配置され、それぞれの色が鮮明にわかるように
なっている。そして、左下の部分には、小さな字で、各
メイクアップ化粧料30〜33の商品名と色記号34が
表示されている。
【0021】一方、上記枠体10内に差し込まれている
スライドシート11のうち、剛性シート20の表面(透
明シート21が重なる面)には、図7(a)に示すよう
に、面の中央に大きく女性の顔写真40がカラー印刷さ
れている。その顔は、上記固定シート15に印刷された
口紅30等のメイクアップ化粧料を用いてメイクアップ
されており、肌の色や髪の色はもちろん、唇の薄紫色、
目元の白っぽい肌色、めりはりのある陰影等が、鮮明な
色で表現されている。なお、顔写真40の背景は真っ白
である。
【0022】また、剛性シート20に重なる透明シート
21には、図7(b)に示すように、上記剛性シート2
0に印刷された女性の顔写真と同一の写真41が、上記
剛性シート20の顔写真40と完全に重なるよう同一の
配置で白黒印刷されている。したがって、剛性シート2
0の表面に上記透明シート21を直接重ねると、図8
(a)に示すように、剛性シート20に印刷されたカラ
ーの顔写真40と、透明シート21に印刷された白黒写
真41とが完全に重なる。なお、上記白黒写真41は、
非常に淡い明度の濃淡に設定されており、全体に高い透
明度で印刷されているため、上記カラーの顔写真40に
ごくわずかな陰影が加味される程度であって、顔写真4
0の色合いが損なわれることはない。
【0023】したがって、上記スライドシート11を枠
体10内に差し込んだ状態では、図5(b)に示すよう
に、上記透明シート21と剛性シート20の間に、固定
シート15が介在し、これを正面から見ると、図8
(b)に示すように、開口12内に、固定シート15と
透明シート21が重なった状態で見える。すなわち、固
定シート15に印刷されたメイクアップ化粧料群30〜
33と、透明シート21に印刷された白黒写真41とが
重なった図柄として示される。そして、上記スライドシ
ート11を上方に引き出すと、図8(a)に示すよう
に、スライドシート11の剛性シート20と透明シート
21が直接重なった状態で引き出されるため、引き出さ
れた部分が、鮮やかなカラー写真となり、上記メイクア
ップ化粧料群30〜33を用いてメイクアップされた顔
の印象を一目で把握することができる。そして、その顔
は、スライドシート11の上部に表示された見出し26
のとおり、清涼感あふれる印象になっている。なお、固
定シート15に印刷されたメイクアップ化粧料群30〜
33のうち、マニキュア31については、顔に付けるも
のではなく、顔の印象を左右するものではないが、例え
ばクールならクールのイメージで顔をメイクアップする
場合、そのイメージに合うマニキュアとして、固定シー
ト15に印刷されたマニキュア31を推奨する、という
意味で併せて印刷されている。
【0024】そして、他の3つの表示部Pにおいても、
それぞれ種類の異なるメイクアップ化粧料の組み合わせ
と、それによって得られる印象の異なる顔とが、同様の
手法によって、提示されるようになっている。
【0025】このように、上記販売促進用ツールによれ
ば、枠体10からスライドシート11を引き出すことに
より、あたかも白黒の顔が瞬時にメイクアップされて彩
りが与えられたかの印象を与え、顧客に対する訴求効果
が高い。そして、その印象の顔を得るには、固定シート
15に印刷されたメイクアップ化粧料30〜33を組み
合わせて用いることが即座にわかるため、顧客がメイク
アップ化粧料を選択する際、非常に有効な情報となる。
したがって、顧客のメイクアップ化粧料に対する購買意
欲が増進し、結果として販売促進につながるという効果
を奏する。
【0026】なお、上記の例では、枠体10を、1枚の
厚紙から組み立てることにより一体成形しているが、正
面に広く開いた開口12を有する枠体10と、固定シー
ト15とを備え、かつスライドシート11を、上記固定
シート15の前後に重ねてスライド自在に保持すること
ができる構造になっていれば、どのような構成であって
も差し支えはない。
【0027】また、上記の例において、スライドシート
11の透明シート21に印刷される白黒写真41は、そ
の濃淡があまり濃く印刷されたものであると、スライド
シート11を引き出した場合に、剛性シート20にカラ
ー印刷された顔写真40の鮮やかな色合いの妨げとなる
ので、薄く設定することが好適である。
【0028】さらに、上記の例では、枠体10とスライ
ドシート11の組み合わせからなる表示部Pを、帯状の
ベースシート8に4つ並べて取り付け、これを折り曲げ
て四角筒状に組み立てることによって、四種類の異なる
イメージの顔とそれに用いるメイクアップ化粧料の組み
合わせを同時に提示しているが、一つの販売促進用ツー
ルにおいて、いくつの表示部Pを設定するかは特に限定
されるものではなく、単一であっても、二以上の表示部
Pを適宜に連結したものであっても差し支えはない。
【0029】また、上記の例では、メイクアップ化粧料
群30〜33を、枠体10内の固定シート15に印刷し
ているが、必ずしもこれらを固定シート15に印刷する
必要はなく、例えば図9(a)に示すように、枠体10
の片側に、メイクアップ化粧料提示用の延設部50を設
け、この部分にメイクアップ化粧料30〜33を印刷し
て示すようにしてもよい。そして、固定シート15もし
くは枠体10の延設部50に提示するメイクアップ化粧
料の種類は、上記の例に限らず、適宜の種類を組み合わ
せることができる。もちろん、ファンデーションやアイ
ブラウ等も併せて提示することができる。
【0030】さらに、上記の例では、スライドシート1
1を上方に引き出すよう設定しているが、引き出す方向
は、上方に限らず、図9(b)に示すように、左右方
向、もしくは下方等、適宜の方向に設定することができ
る。そして、指で挟む部分として、スライドシート11
に枠体10から突出する突出部25(23を含む)を設
ける以外に、図9(b)に示すように、枠体10の縁部
に切欠き51を形成し、この部分からスライドシート1
1を引き出すようにしても差し支えはない。
【0031】また、上記の例では、固定シート15の地
と、スライドシート11の剛性シート20の背景の部分
とが真っ白で、スライドシート11を枠体10内に差し
込んだ状態では、開口12に表れる顔写真が白黒写真4
1そのままになるよう設定されているが、これはスライ
ドシート11を引き出したときのカラー写真との対比が
鮮明になることを考慮したものである。ただし、必ずし
も地の色を真っ白にする必要はなく、顔の印象に応じ
て、ごく淡いブルーやピンク等に設定するようにしても
よい。その場合も、固定シート15の地の色と、剛性シ
ート20の背景の色とは一致させておくことが好まし
い。スライドシート11を引き出す前後において、顔写
真の周囲の色は不変で、顔写真の部分のみメイクアップ
を施した色に変化することが、斬新な印象を与えるから
である。
【0032】つぎに、実施例について説明する。
【0033】
【実施例】図1に示す販売促進用ツールを作製し、専門
のモニター10人に、これを利用して自分の望むメイク
アップ化粧料を選択させた。その結果、モニター10人
とも、「求める顔のイメージをすぐに見ながら、そこに
示されたメイクアップ化粧料30〜33を参考にしてメ
イクアップ化粧料を選択することができるため、効率が
よかった。」「スライドシート11を引き出したときの
顔の色変化がおもしろく、メイクアップ化粧料の選択が
楽しかった。」等、肯定的に評価した。
【0034】
【発明の効果】以上のように、本発明の販売促進用ツー
ルは、枠体とスライドシートという簡単な構成によっ
て、どのようなメイクアップ化粧料の組み合わせでどの
ような印象の顔が得られるかを、一目で明確に示すこと
ができる。特に、スライドシートを引き出すことによ
り、枠体内では白黒写真であったものを、その引き出さ
れた部分において、鮮やかなカラー写真に変えることが
できるため、あたかも白黒の顔が瞬時にメイクアップさ
れて彩りが与えられたかの印象を与えることができ、
客に対する訴求効果が高い。そして、その印象の顔を得
るには、枠体側に印刷されたメイクアップ化粧料を組み
合わせて用いることが即座にわかるため、顧客がメイク
アップ化粧料を選択する際、非常に有効な情報となる。
したがって、顧客のメイクアップ化粧料に対する購買意
欲が増進し、結果として販売促進につながるという効果
を奏する。
【0035】なお、本発明の販売促進用ツールのなかで
も、特に、枠体と固定シートが一枚のシート材を組み立
てることにより一体成形されたものは、上記の効果に加
えて、構造が簡単で製造しやすく、また得られる枠体も
非常に薄くすることができる、という利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の斜視図である。
【図2】上記実施例の展開図である。
【図3】上記実施例の構成を示す分解図である。
【図4】上記実施例に用いる枠体の展開図である。
【図5】(a)は上記実施例に用いるスライドシート2
0を後ろ側から見た斜視図、(b)は上記スライドシー
トを枠体内に差し込んだ状態を示す模式的な縦断面図で
ある。
【図6】上記実施例に用いる固定シートの図柄の説明図
である。
【図7】(a)は上記実施例に用いる剛性シートの図柄
の説明図、(b)は上記実施例に用いる透明シートの図
柄の説明図である。
【図8】(a)は上記実施例に用いる剛性シートと透明
シートを直接重ねた状態の図柄の説明図、(b)はこれ
を枠体内に差し込んだ状態の図柄の説明図である。
【図9】(a)は本発明の他の実施例の説明図、(b)
は本発明のさらに他の実施例の説明図である。
【符号の説明】
10 枠体 11 スライドシート 12 開口 15 固定シート 20 剛性シート 21 透明シート

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 化粧料の販売促進のために用いられる販
    売促進用ツールであって、正面に広い開口を有する枠体
    と、上記枠体内に固定され上記正面開口を遮る剛性の固
    定シートと、上記固定シートに沿って枠体内外をスライ
    ドし、枠体内では上記固定シートの前後に重なった状態
    で保持され、枠体外に引き出された状態では互いが直接
    重なるよう設定された二重スライドシートとを備え、上
    記二重スライドシートが、枠体内において固定シートの
    手前に重なる透明シートと、固定シートの後ろに重なる
    剛性シートとで構成され、上記枠体の正面の一部もしく
    は固定シートにおいて枠体の開口から見える部分の一部
    に、メイクアップ化粧料が、その化粧料の色が見える状
    態でカラー印刷されており、上記二重スライドシートの
    剛性シートに、上記枠体もしくは固定シートに印刷され
    たメイクアップ化粧料を用いて化粧された人間の顔写真
    がカラー印刷され、同じく二重スライドシートの透明シ
    ートに、上記剛性シートに印刷された顔写真と同一の写
    真が、上記剛性シートと同一の配置で白黒印刷されて
    り、上記二重スライドシートを枠体内に差し込んだ状態
    では、固定シートに重ねられた透明シートの白黒顔写真
    が枠体開口内に表示され、上記二重スライドシートを上
    方に引き出した状態では、二重スライドシートの引き出
    された部分に、剛性シートのカラー顔写真と透明シート
    の白黒顔写真とが重なって得られるカラー顔写真が表示
    されるようになっていることを特徴とする販売促進用ツ
    ール。
  2. 【請求項2】 上記枠体と固定シートが一枚のシート材
    を組み立てることにより一体成形されている請求項1記
    載の販売促進用ツール。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP3447680A1 (en) * 2017-08-24 2019-02-27 Cal-Comp Big Data Inc Body information analysis apparatus and eye shadow analysis method thereof

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EP3447680A1 (en) * 2017-08-24 2019-02-27 Cal-Comp Big Data Inc Body information analysis apparatus and eye shadow analysis method thereof
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