JP2001255750A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001255750A
JP2001255750A JP2000069472A JP2000069472A JP2001255750A JP 2001255750 A JP2001255750 A JP 2001255750A JP 2000069472 A JP2000069472 A JP 2000069472A JP 2000069472 A JP2000069472 A JP 2000069472A JP 2001255750 A JP2001255750 A JP 2001255750A
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Hideki Goto
英樹 後藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 中間転写体又は転写材担持体を像担持体に対
して離間又は当接させる際に、中間転写体又は転写材担
持体、及びそれらのクリーニング手段の除去部材に損傷
が生じないようにする。 【解決手段】 中間転写ベルト8の転写面を感光ドラム
2aから離間させるときは、カム37を矢印a方向に回
動させることによって離間レバー38が矢印b方向に回
動してクリーニング装置13を押すことにより、クリー
ニング装置13が矢印c方向に移動してブレード部材1
4が中間転写ベルト8から離間する。その後、カム37
を更に回動させることによって、保持レバー36、押し
上げレバー31が回動して転写面を感光ドラム2aから
離間させることにより、中間転写ベルト8がブレード部
材14と摺るようにして離間することもなく、ブレード
部材14及び中間転写ベルト8の損傷を防止することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式など
によって画像形成を行う複写機、プリンタ、ファクシミ
リ等の画像形成装置に係り、特にベルト状の中間転写体
又は転写材を担持する転写材担持体、及びこれらのクリ
ーニング部材を備えた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子写真方式の複数色又はフルカ
ラーの画像形成装置として、各色毎に応じて感光ドラム
を1列に複数配置し、各感光ドラム上に形成された各色
のトナー像を中間転写体上に順次重ね合わせてカラー画
像を形成する、いわゆるインライン型の画像形成装置が
実用化されている。
【0003】図13は、従来の電子写真方式でインライ
ン型の中間転写体を有するフルカラー画像形成装置(図
では、フルカラー複写機)の一例を示す概略構成図であ
る。
【0004】この画像形成装置は、プリンタ部Aとリー
ダー部Bからなり、プリンタ部Aには、イエロー色の画
像を形成する画像形成部1Yと、マゼンタ色の画像を形
成する画像形成部1Mと、シアン色の画像を形成する画
像形成部1Cと、ブラック色の画像を形成する画像形成
部1Bkの4つの画像形成部(画像形成ユニット)を備
えており、これらの4つの画像形成部1Y,1M,1
C,1Bkは一定の間隔をおいて一列に配置されてい
る。
【0005】各画像形成部1Y,1M,1C,1Bkに
は、それぞれ像担持体としてのドラム型の電子写真感光
体(以下、感光ドラムという)2a,2b,2c,2d
が設置されている。各感光ドラム2a,2b,2c,2
dの周囲には、帯電器3a,3b,3c,3d、現像装
置4a,4b,4c,4d、転写ブレード5a,5b,
5c,5d、ドラムクリーニング装置6a,6b,6
c,6dがそれぞれ設置されており、帯電器3a,3
b,3c,3dと現像装置4a,4b,4c,4d間の
上方には露光装置7a,7b,7c,7dがそれぞれ設
置されている。各現像装置4a,4b,4c,4dに
は、それぞれイエロートナー、シアントナー、マゼンタ
トナー、ブラックトナーが収納されている。
【0006】各感光ドラム2a,2b,2c,2dは、
負帯電のOPC感光体でアルミニウム製のドラム基体上
に光導電層を有しており、駆動装置(不図示)によって
矢印方向に所定のプロセススピードで回転駆動される。
【0007】帯電手段としての帯電器3a,3b,3
c,3dは、帯電バイアス電源(不図示)から印加され
る帯電バイアスによって各感光ドラム2a,2b,2
c,2d表面を負極性の所定電位に均一に帯電する。
【0008】現像装置4a,4b,4c,4dは、それ
ぞれ感光ドラム2a,2b,2c,2d上に形成される
各静電潜像に各色のトナーを付着させてトナー像として
現像(可視像化)する。現像装置4a,4b,4c,4
dによる現像方法としては、例えばトナー粒子に対して
磁性キャリアを混合したものを現像剤として用いて磁気
力によって搬送し、各感光ドラム2a,2b,2c,2
dに対して接触状態で現像する2成分接触現像法を用い
ることができる。
【0009】転写手段としての転写ブレード5a,5
b,5c,5dは弾性部材で構成されており、各1次転
写ニップ部にて無端ベルト状の中間転写体(以下、中間
転写ベルトという)8を介して各感光ドラム2a,2
b,2c,2dに当接している。中間転写ベルト8は、
駆動ローラ9、2次転写対向ローラ10、テンションロ
ーラ11間に張架されており、駆動ローラ9の駆動によ
って矢印方向に回転(移動)される。中間転写ベルト8
は、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート樹
脂フィルム、ポリフッ化ビニリデン樹脂フィルム等のよ
うな誘電体樹脂によって構成されている。
【0010】2次転写対向ローラ10は、中間転写ベル
ト8を介して2次転写ローラ12と当接して、2次転写
部を形成している。2次転写ローラ12は、中間転写ベ
ルト8に接離自在に設置されている。中間転写ベルト8
の外側のテンションローラ11近傍には、中間転写ベル
ト8表面に残った転写残トナーを除去して回収するベル
トクリーニング装置13が設置されている。ベルトクリ
ーニング装置13には、弾性部材からなる板状のブレー
ド部材14と、ブレード部材14の上流側に厚さ50μ
m程度の弾性を有する薄いフィルム状のスクイシート1
5が中間転写ベルト8に当接して設置されている。ま
た、2次転写部の転写材Pの搬送方向下流側には、定着
ローラ16aと加圧ローラ16bを有する定着装置16
が設置されている。
【0011】ドラムクリーニング装置6a,6b,6
c,6dは、ブレード部材によって感光ドラム2a,2
b,2c,2d表面にそれぞれ残った転写残トナーを除
去して回収する。
【0012】露光装置7a、7b、7c、7dは、リー
ダー部Bからそれぞれ入力される画像情報の時系列電気
デジタル画素信号に対応して変調されたレーザ光がレー
ザ出力部(不図示)から出力され、高速回転するポリゴ
ンミラー(不図示)等を介して各感光ドラム2a,2
b,2c,2d表面を露光することにより、各帯電器3
a,3b,3c,3dで帯電された各感光ドラム2a,
2b,2c,2d表面に画像情報に応じた各色の静電潜
像を形成する。
【0013】リーダー部Bには、原稿(不図示)の画像
に光を照射して走査する走査部22を有し、走査部22
からの走査光(原稿からの反射光)は光学レンズ系23
を介してCCD24に入力されて電気信号に変換され、
色分解等の処理を施してプリンタ部Aの各露光装置7
a,7b,7c,7dに入力される。
【0014】次に、上記した画像形成装置による画像形
成動作について説明する。
【0015】画像形成開始信号が発せられると、所定の
プロセススピードで回転駆動される各画像形成部1Y,
1M,1C,1Bkの各感光ドラム2a,2b,2c,
2dは、それぞれ帯電器3a,3b,3c,3dによっ
て一様に負極性に帯電される。そして、露光装置7a,
7b,7c,7dは、リーダー部Bから入力されるカラ
ー色分解された画像信号をレーザ出力部(不図示)にて
光信号にそれぞれ変換し、変換された光信号であるレー
ザ光で帯電された各感光ドラム2a,2b,2c,2d
上にポリゴンミラー(不図示)等を介してそれぞれ走査
露光して静電潜像を形成する。
【0016】そして、先ず感光ドラム2a上に形成され
た静電潜像に、感光ドラム2aの帯電極性(負極性)と
同極性の現像バイアスが印加された現像装置4aにより
イエローのトナーを付着させて、トナー像として可視像
化する。このイエローのトナー像は、感光ドラム2aと
転写ブレード5a間の1次転写部にて1次転写バイアス
(トナーと逆極性(正極性))が印加された転写ブレー
ド5aにより、回転(移動)している中間転写ベルト8
上に1次転写される。
【0017】イエローのトナー像が転写された中間転写
ベルト8は画像形成部1M側に回転(移動)される。そ
して、画像形成部1Mにおいても、前記同様にして感光
ドラム2bに形成されたマゼンタのトナー像が、中間転
写ベルト8上のイエローのトナー像上に重ね合わせて、
1次転写部にて転写される。
【0018】以下、同様にして中間転写ベルト8上に重
畳転写されたイエロー、マゼンタのトナー像上に、画像
形成部1C,1Bkの感光ドラム2c,2dで形成され
たシアン、ブラックのトナー像を各1次転写部にて順次
重ね合わせて、フルカラーのトナー像Tを中間転写ベル
ト8上に形成する。
【0019】そして、中間転写ベルト8上のフルカラー
のトナー像先端が2次転写対向ローラ10と2次転写ロ
ーラ12間の2次転写部に移動されるタイミングに合わ
せて、給紙カセット17a,17b又は手差しカセット
20から選択されて搬送パス18を通して給紙される転
写材(用紙)Pが、レジストローラ19により2次転写
部に搬送される。この際、2次転写ローラ12を中間転
写ベルト8を介して2次転写対向ローラ10に当接させ
る。そして、2次転写部に搬送された転写材Pに、2次
転写バイアス(トナーと逆極性(正極性))が印加され
た2次転写ローラ12によりフルカラーのトナー像が一
括して2次転写される。
【0020】フルカラーのトナー像が形成された転写材
Pは定着装置16に搬送されて、定着ローラ16aと加
圧ローラ16b間の定着ニップ部でフルカラーのトナー
像を加熱、加圧して転写材P表面に熱定着した後に排紙
トレイ21上に排出して、一連の画像形成動作を終了す
る。
【0021】上記した1次転写時において、各感光ドラ
ム2a,2b,2c,2d上に残留している1次転写残
トナーは、各ドラムクリーニング装置6a,6b,6
c,6dによってそれぞれ除去されて回収される。ま
た、2次転写後に中間転写ベルト8上に残った2次転写
残トナーT′等は、ベルトクリーニング装置13のブレ
ード部材14で掻き取って除去し、落下したトナーをス
クイシート15ですくい取って回収する。
【0022】上述した画像形成装置では、各画像形成部
1Y,1M,1C,1Bkの各感光ドラム2a,2b,
2c,2d上にそれぞれ形成される各色のトナー像を一
旦中間転写ベルト(中間転写体)8上に順次重ね合わせ
た後に転写材P上に一括して転写する構成であったが、
図14に示すように、各色のトナー像を直接転写材上に
順次重ね合わせる構成の画像形成装置もある。なお、こ
の画像形成装置においても上述した図13の画像形成装
置と同一部材には同一符号を付し、重複する説明は省略
する。
【0023】この画像形成装置は、転写材担持体として
の転写材搬送ベルト50上に静電吸着して搬送される転
写材(用紙)P上に、各画像形成部1Y,1M,1C,
1Bkの各感光ドラム2a,2b,2c,2d上にそれ
ぞれ形成される各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブ
ラック)のトナー像を転写部にて各転写帯電器51a,
51b,51c,51dによって順次重ね合わせてカラ
ー画像を形成する。そして、フルカラーのトナー像が形
成された転写材Pは定着装置16に搬送されて、定着ロ
ーラ16aと加圧ローラ16b間の定着ニップ部でフル
カラーのトナー像を加熱、加圧して転写材P表面に熱定
着した後に排紙される。
【0024】転写材搬送ベルト50は、駆動ローラ52
及びテンションローラ53,54間に張架されており、
駆動ローラ52の駆動によって矢印方向に回転(移動)
される。転写後に転写材搬送ベルト50上に残った転写
残トナー等は、ベルトクリーニング装置55のブレード
部材56で掻き取って除去して回収される。ブレード部
材56は、斜め下方から転写材搬送ベルト50に当接し
ている。
【0025】ところで、上述した図13の中間転写体
(中間転写ベルト)を用いた画像形成装置において、ベ
ルトクリーニング装置13は、ベルト回転方向に関して
画像形成部1Bkの1次転写部より上流側で2次転写部
より下流側の中間転写ベルト8近傍に設置される。ま
た、中間転写ベルト8を必要最小限の3本のローラ(駆
動ローラ9、2次転写対向ローラ10、テンションロー
ラ11)で張架して、装置の小型化、低コスト化を図っ
ている。更に、中間転写ベルト8近傍には、後述するよ
うに中間転写ベルト8を各感光ドラム2a,2b,2
c,2dから離間させる離間機構(不図示)が設置され
る。このため、この画像形成装置のベルトクリーニング
装置13のブレード部材14は、安定したクリーニング
を行うために中間転写ベルト8のテンションローラ11
近傍に設置される。
【0026】また、このような画像形成装置において
は、各感光ドラム2a,2b,2c,2dや現像装置4
a,4b,4c,4dの交換、メンテナンス等を行う場
合に、各感光ドラム2a,2b,2c,2dと中間転写
ベルト8とが擦れる。このため、従来では、各感光ドラ
ム2a,2b,2c,2dと中間転写ベルト8の損傷を
防止するために、駆動ローラ9とテンションローラ11
間の1次転写部に位置する中間転写ベルト8の転写面
を、各感光ドラム2a,2b,2c,2dに対して垂直
方向(図の下方向)に移動させて離間させる離間機構
(不図示)を備えている。
【0027】また、上述した図14の画像形成装置にお
いても、同様に駆動ローラ52とテンションローラ53
間の転写部に位置する転写材搬送ベルト50の転写面を
各感光ドラム2a,2b,2c,2dに対して垂直方向
(図の下方向)に移動させて離間させる離間機構(不図
示)を備えている。更に、この画像形成装置では、各感
光ドラム2a,2b,2c,2dと転写材搬送ベルト5
0間に転写材Pが搬送されるため、用紙などの転写材詰
まり処理の場合にも離間機構(不図示)で転写材搬送ベ
ルト50を各感光ドラム2a,2b,2c,2dから離
間させる必要がある。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した図
13の従来例の画像形成装置おいて、離間機構(不図
示)で中間転写ベルト8を垂直下方に移動させて各感光
ドラム2a,2b,2c,2dから離間するにあたっ
て、ベルトクリーニング装置13を中間転写ベルト8と
一体的に移動させる構成では、装置内にベルトクリーニ
ング装置13が移動するためのスペースが必要となるの
で、装置の大型化を招く。
【0029】このため、従来ではベルトクリーニング装
置13をプリンタ部Aの装置本体側に固定して設置し、
中間転写ベルト8のみを離間機構(不図示)で離間させ
るようにしている。しかしながら、この構成では図15
に示すように、中間転写ベルト8を離間機構(不図示)
で垂直下方(図の下方向)に離間させるときに、テンシ
ョンローラ11の外周の中間転写ベルト8表面は、スク
イシート15の表面と擦れながら移動する。この際、ブ
レード部材14で掻き取られた転写残トナーの作用等に
よってスクイシート15と中間転写ベルト8間に吸着力
や摩擦力が作用することにより、スクイシート15が中
間転写ベルト8表面に引っ張られて捲かれてしまう。な
お、ブレード部材14は、回転自在に支持された支持部
材26に一端側が固着されており、支持部材26の他端
側に取りつけたバネ25のバネ力によって、ブレード部
材14の先端は中間転写ベルト8に付勢される。
【0030】図15のように、スクイシート15が捲か
れた場合に、スクイシート15の弾性範囲内の微少な捲
れであれば問題はないが、捲れたときの折り癖などがス
クイシート15に残る場合がある、この場合には、その
後に中間転写ベルト8を各感光ドラム2a,2b,2
c,2dに当接させる際に、中間転写ベルト8表面とス
クイシート15との間に隙間が生じ、その隙間から上述
した画像形成時にブレード部材14で掻き取られた転写
残トナーがプリンタ部A内に漏れる場合ある。
【0031】また、図16に示すように、隙間していた
中間転写ベルト8を垂直上方(図の上方向)に移動させ
て各感光ドラム2a,2b,2c,2dに当接させる際
には、ベルトクリーニング装置13のブレード部材14
の先端14aに向かって中間転写ベルト8が上方に移動
する。そして、図17に示すように、中間転写ベルト8
がブレード部材14の先端14aに当接したときの力
は、ブレード部材14の先端14a側を中間転写ベルト
8に当接させる付勢力と同じ方向に作用し、ブレード部
材14の先端14a側を中間転写ベルト8に食い込ませ
るようになる。このため、中間転写ベルト8の移動の速
さ等によっては、ブレード部材14の先端14aに中間
転写ベルト8が衝突することによって、ブレード部材1
4の先端14aや中間転写ベルト8の表面に損傷(削れ
や傷など)が生じる場合がある。
【0032】また、上述した図14の従来例の画像形成
装置おいては、ベルトクリーニング装置55のブレード
部材56が転写材搬送ベルト50の斜め下方から当接し
ているが、この場合は離間機構(不図示)で転写材搬送
ベルト50を垂直方向(図の下方向)に移動させて各感
光ドラム2a,2b,2c,2dから離間させる際に、
ブレード部材56の先端が転写材搬送ベルト50と擦れ
ることによって、ブレード部材56の先端や転写材搬送
ベルト50の表面に損傷(削れや傷など)が生じる場合
がある。
【0033】そこで本発明は、中間転写体又は転写材搬
送体を像担持体に対して離間又は当接させる際に、中間
転写体又は転写材搬送体、及びそれらのクリーニング部
材に損傷が生じないようにすることができる画像形成装
置を提供することを目的とする。
【0034】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の発明は、単数又は複数の像担持体上に
形成されたトナー像を、中間転写体を介して転写材上に
転写して画像を形成する画像形成装置において、装置本
体側に設置され、前記中間転写体の前記像担持体と当接
する転写面近傍の当接領域に所定の圧で当接して転写後
の前記中間転写体上に残留した残トナーを除去する除去
部材を有する、前記中間転写体に対して接離自在なクリ
ーニング手段と、前記中間転写体の前記転写面側を前記
像担持体に対して当接又は離間させる動作に連動して、
前記除去部材を前記中間転写体の前記当接領域に対して
当接又は離間させる接離手段と、を備え、前記像担持体
に当接している前記中間転写体の前記転写面を前記像担
持体から離間させるときは、前記接離手段は、前記転写
面の前記像担持体からの離間動作に連動させて、前記除
去部材を前記中間転写体の前記当接領域から離間するよ
う移動させてから、前記転写面を前記像担持体から離間
するよう移動させ、前記像担持体から離間している前記
中間転写体の前記転写面を前記像担持体に当接させると
きは、前記接離手段は、前記転写面の前記像担持体への
当接動作に連動させて、前記転写面が前記像担持体に当
接した直後若しくはそれ以後に、前記除去部材を前記中
間転写体の前記当接領域に当接するよう移動させること
を特徴としている。
【0035】また、請求項5記載の発明は、単数又は複
数の像担持体上に形成されたトナー像を、転写材担持体
上に吸着して搬送される転写材上に転写して画像を形成
する画像形成装置において、装置本体側に設置され、前
記転写材担持体と当接する転写面近傍の当接領域に所定
の圧で当接して前記転写材担持体上に残留した残トナー
を除去する除去部材を有する、前記転写材担持体に対し
て接離自在なクリーニング手段と、前記転写材担持体の
前記転写面側を前記像担持体に対して当接又は離間させ
る動作に連動して、前記除去部材を前記転写材担持体の
前記当接領域に対して当接又は離間させる接離手段と、
を備え、前記像担持体に当接している前記転写材担持体
の前記転写面を前記像担持体から離間させるときは、前
記接離手段は、前記転写面の前記像担持体からの離間動
作に連動させて、前記除去部材を前記転写材担持体の前
記当接領域から離間するよう移動させてから、前記転写
面を前記像担持体から離間するよう移動させ、前記像担
持体から離間している前記転写材担持体の前記転写面を
前記像担持体に当接させるときは、前記接離手段は、前
記転写面の前記像担持体への当接動作に連動させて、前
記転写面が前記像担持体に当接した直後若しくはそれ以
後に、前記除去部材を前記転写材担持体の前記当接領域
に当接するよう移動させることを特徴としている。
【0036】また、前記クリーニング手段は前記除去部
材と共に、前記転写材担持体の前記転写面が前記像担持
体に対して当接又は離間する方向とほぼ直角方向に移動
することを特徴としている。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
に基づいて説明する。
【0038】〈実施の形態1〉図1は、本発明の実施の
形態1に係る画像形成装置(図では、電子写真方式でイ
ンライン型のフルカラー複写機)を示す概略構成図であ
る。なお、上述した図13の従来例の画像形成装置と同
一部材には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
本実施の形態においても、上述した従来例の画像形成装
置と同様にして画像形成動作が行われ、本実施の形態で
は画像形成動作の説明は省略する。
【0039】本実施の形態では、図1に示すように通常
の画像形成時には、駆動ローラ9とテンションローラ1
1間の1次転写部に位置する中間転写ベルト8の転写面
や転写ブレード5a,5b,5c,5dを含む転写部3
0は、複数(図では2個)の押し上げレバー31,32
の回動によって各突き当て部33,34が上方に押し上
げられることにより、中間転写ベルト8の転写面が各感
光ドラム2a,2b,2c,2dに対して当接してい
る。なお、これらの押し上げレバー31,32は、不図
示のリンクによって同期して同じ動作をするが、本実施
の形態では説明を簡単にするためにその動作については
省略し、以下、1つの押し上げレバー31の動作のみを
説明する。
【0040】押し上げレバー31は、図1、図2に示す
ようにリンク35を介して保持レバー36に連結してお
り、保持レバー36の回動によりリンク35を介して回
動する。保持レバー36は、そのカムフォロワ面36
a,36bがカム37によって押されることにより、回
動及び姿勢保持されている。カムフォロワ面36bは、
カム37の回動中心を中心とする円弧状に形成されてい
る。
【0041】そのため、カム37が回動してもカム面3
7bとカムフォロワ面36bが接している間は保持レバ
ー36は回動しない。また、カム37の矢印a方向(時
計方向)の回動によってカム面37aが離間レバー38
を押し上げ、支点周りに回動させる。カム37と同軸上
には操作レバー(不図示)が設けられており、ユーザー
等の操作によってカム37を回動させる。このように本
実施の形態では、押し上げレバー31、リンク35、保
持レバー36、カム37、離間レバー38等によって接
離手段が構成されている。
【0042】また、本実施の形態におけるベルトクリー
ニング装置13のブレード部材14とスクイシート15
の各先端は、中間転写ベルト8と反対側に設けた付勢バ
ネ39によってテンションローラ11の周面上に位置し
ている中間転写ベルト8側に付勢される。ブレード部材
14は、ブレード部材14を固着している支持部材26
の支点軸26a周りに回動可能に支持され、バネ25に
よって所定の圧で中間転写ベルト8の当接領域に所定の
圧で接する。
【0043】ベルトクリーニング装置13は、プリンタ
部A内のテンションローラ11の外側に所定量だけ移動
可能に設置されている。ベルトクリーニング装置13
は、カム37の矢印a方向(時計方向)の回動による離
間レバー38の回動によって付勢バネ39側に押される
ことにより、中間転写ベルト8から離間する。
【0044】次に、本実施の形態の画像形成装置におい
て、各感光ドラム2a,2b,2c,2dの交換等を行
う場合における中間転写ベルト8の各感光ドラム2a,
2b,2c,2dからの離間動作について説明する。
【0045】各感光ドラム2a,2b,2c,2dのい
ずれか或いは全部の交換などを行うときには、図3に示
すようにユーザー或いはサービスマンが、不図示の操作
レバーを操作して回動させ始めると、この操作レバーと
同軸上にあるカム37が支点軸37c周りに矢印a方向
(時計方向)に回動を始める。カム37の回動につれて
カム面37aが離間レバー38と接し、離間レバー38
を支点軸38a周りに矢印b方向に回動させる。この時
点において、カム37のカム面37bは、保持レバー3
6のカムフォロワ面36bに接しているが、カムフォロ
ワ面36bはカム37の支点軸37cを中心とする円弧
状形状をしているため、保持レバー36は動かない。
【0046】そして、更に操作レバーを回動させると、
カム37のカム面37aが接する離間レバー38を回動
させることによって離間レバー38が、ベルトクリーニ
ング装置13の下端部13aを中間転写ベルト8から離
間する方向(矢印c方向)に押す。これにより、ベルト
クリーニング装置13のブレード部材14とスクイシー
ト15の先端が中間転写ベルト8表面から離間する。ブ
レード部材14とスクイシート15の先端が、中間転写
ベルト8表面から転写面と平行方向に離間されると、カ
ム面37aはカム37の支点軸37cを中心とする円弧
形状になるため、離間レバー38はその状態に保持され
る。
【0047】一方、ブレード部材14とスクイシート1
5の先端が中間転写ベルト8表面から離間した後、カム
面37bはカムフォロワ面36bからはずれ、カムフォ
ロワ面36aに接するようになる(図4)。カム面37
bがカムフォロワ面36aを移動するにつれて、保持レ
バー36は支点軸36c周りに矢印d方向に回動する。
保持レバー36の回動により、リンク35を介して押し
上げレバー31が支点軸31c周りに矢印e方向に回動
して、図5に示すように、中間転写ベルト8を含む転写
部30はその自重によって垂直下方に下がり、中間転写
ベルト8の転写面が感光ドラム2a(2b,2c,2
d)から離間する(図5)。
【0048】そして、各感光ドラム2a,2b,2c,
2dのいずれか或いは全部の交換などの作業が終了した
後に、再び中間転写ベルト8の転写面を各感光ドラム2
a,2b,2c,2dに当接させるときは、操作レバー
(不図示)を上記離間動作時と逆方向に回動することに
よって、カム37、保持レバー36、押し上げレバー3
1が離間動作時と逆方向に回動することによって、先ず
中間転写ベルト8を含む転写部30が垂直上方に上って
中間転写ベルト8の転写面が各感光ドラム2a,2b,
2c,2dに当接し、その後、離間レバー38が離間動
作時と逆方向に回動することによって、付勢バネ39の
バネ力によってベルトクリーニング装置13が中間転写
ベルト8側に移動し、ブレード部材14とスクイシート
15の先端が中間転写ベルト8に当接する。
【0049】このとき、ブレード部材14は、その先端
エッジ部が中間転写ベルト8の移動方向に対して略直角
方向から接近するため、ブレード部材14と中間転写ベ
ルト8が接したときの力は容易にブレード部材14を、
支持部材26の支点軸26a周りに回動させるモーメン
トに変換される。これにより、ブレード部材14は、付
勢バネ39の付勢力に抗して少し回動して中間転写ベル
ト8に所定の圧で当接した状態となる。
【0050】このように本実施の形態では、中間転写ベ
ルト8を感光ドラム2a,2b,2c,2dから離間さ
せる際には、ベルトクリーニング装置13のブレード部
材14とスクイシート15を中間転写ベルト8から離間
させた後に、中間転写ベルト8を感光ドラム2a,2
b,2c,2dから離間させ、また、中間転写ベルト8
を感光ドラム2a,2b,2c,2dに当接させる際に
は、中間転写ベルト8を感光ドラム2a,2b,2c,
2dに当接させた後に、ベルトクリーニング装置13の
ブレード部材14とスクイシート15を中間転写ベルト
8に当接させることにより、中間転写ベルト8を感光ド
ラム2a,2b,2c,2dに対して離間又は当接させ
る際に、ブレード部材14の先端に中間転写ベルト8が
擦るように当接することもなく、スクイシート15も中
間転写ベルト8に擦れて捲かれることもなくなるので、
ブレード部材14の先端や中間転写ベルト8の表面に損
傷(削れや傷など)が生じるのを防止することができ、
且つスクイシート15の損傷を防止することができる。
よって、ブレード部材14によるクリーニング不良や中
間転写ベルト8への転写不良を防止することができる。
また、ブレード部材14が掻き取った転写残トナーがス
クイシート15と中間転写ベルト8間の隙間から漏れる
ことを防止することができる。
【0051】〈実施の形態2〉図6は、本発明の実施の
形態2に係る画像形成装置におけるベルトクリーニング
装置と中間転写ベルト近傍を示す概略構成図である。な
お、上述した従来例及び実施の形態1の画像形成装置と
同一部材には同一符号を付し、重複する説明は省略す
る。本実施の形態においても、上述した従来例の画像形
成装置と同様にして画像形成動作が行われ、本実施の形
態では画像形成動作の説明は省略する。
【0052】本実施の形態では、ベルトクリーニング装
置13のブレード部材14とスクイシート15の各先端
は、中間転写ベルト8と反対側に設けた付勢バネ39に
よってテンションローラ11の周面上に位置している中
間転写ベルト8の当接領域に付勢される。ブレード部材
14は、ブレード部材14を固着している支持部材26
の支点軸26a周りに回動可能に支持され、バネ25に
よって所定の圧で中間転写ベルト8に接する。また、ベ
ルトクリーニング装置13には第1係合部材40が一体
に設けられており、テンションローラ11の回転軸と同
軸上には前記第1係合部材40と係合自在な第2係合部
材41が設けられている。このように本実施の形態で
は、第1係合部材40と第2係合部材41等によって接
離手段が構成されている。
【0053】第1係合部材40は、第1面40a,第2
面40b,第3面40cを有し、第2係合部材41は、
第1面41a,第2面41b,第3面41c,第4面4
1dを有しており、ブレード部材14とスクイシート1
5の各先端が中間転写ベルト8に当接した通常時におい
ては、図6に示すように、両者の第1面40aと第1面
41a、第3面40cと第4面41d、第2面40bと
第3面41c同士がそれぞれ係合して、位置決めされ
る。
【0054】第1係合部材40の第1面40aと第2係
合部材41の第1面41aは、中間転写ベルト8を感光
ドラムから離間させる際に、ベルトクリーニング装置1
3のブレード部材14とスクイシート15を、中間転写
ベルト8に対して逆方向(図6の左側方向)に移動させ
て離間させるような角度の傾斜が付けられている。ま
た、第1係合部材40の第2面40bと第2係合部材4
1の第2面41bは、中間転写ベルト8の転写面が感光
ドラムから所定量だけ下方に離間した際に、ベルトクリ
ーニング装置13のブレード部材14とスクイシート1
5を中間転写ベルト8側(図6の右側)に移動させるよ
うな角度の傾斜が付けられている。
【0055】また、ベルトクリーニング装置13の上部
には係止片13aが形成され、プリンタ部A内には前記
係止片13aと係止可能な位置に係止部42が形成され
ている。ブレード部材14とスクイシート15の各先端
が中間転写ベルト8に当接している通常時には、係止片
13aと係止部42は接していない。
【0056】また、本実施の形態の画像形成装置には、
中間転写ベルト8の転写面を含む転写部30を昇降させ
る昇降機構(不図示)が設けられており、この昇降機構
をユーザー或いはサービスマンが操作することによっ
て、中間転写ベルト8の転写面が感光ドラムに対して離
間又は当接する動作が開始される。
【0057】次に、本実施の形態の画像形成装置におい
て、感光ドラムの交換等を行う場合における中間転写ベ
ルト8の感光ドラムからの離間動作について説明する。
【0058】感光ドラムの交換などを行うときには、図
7に示すようにユーザー或いはサービスマンが、不図示
の昇降機構を操作して中間転写ベルト8を垂直下方に移
動させて感光ドラムから離間させ始めると、第2係合部
材41も一体に垂直下方に移動開始する。この際、第2
係合部材41の第1面41aが第1係合部材40の第1
面40aと摺動しながら移動することにより、ベルトク
リーニング装置13のブレード部材14とスクイシート
15が中間転写ベルト8から離間する方向(図7の左側
方向)に押され、付勢バネ39のバネ力に抗して移動す
る。
【0059】そして、この状態から昇降機構(不図示)
の操作により中間転写ベルト8を更に垂直下方に移動さ
せると、図8に示すように、第2係合部材41の第1面
41aと第1面41bの交点が第1係合部材40の第3
面40cと接しつつ移動する位置おいて、ベルトクリー
ニング装置13のブレード部材14とスクイシート15
が中間転写ベルト8から最も遠くに離間する。そして、
この状態から昇降機構(不図示)の操作により中間転写
ベルト8を更に垂直下方に移動させると、図9に示すよ
うに、第1係合部材40の第2面40bと第2係合部材
41の第2面41bが接するようになると、再び付勢バ
ネ39のバネ力によって第2面40bが第2面41bと
摺動しながら中間転写ベルト8側に移動し、その後、図
10に示すように、ベルトクリーニング装置13の係止
片13aが係止部42に係止されて、ベルトクリーニン
グ装置13が所定の位置決め位置に停止する。この時、
中間転写ベルト8は、ベルトクリーニング装置13のブ
レード部材14とスクイシート15と接しない位置まで
下がっている。
【0060】そして、感光ドラムの交換などの作業が終
了した後に、再び中間転写ベルト8の転写面を感光ドラ
ムに当接させるときは、図11に示すようにユーザー或
いはサービスマンが、昇降機構(不図示)を操作して中
間転写ベルト8を垂直上方に移動させて感光ドラムへの
当接を開始すると、第2係合部材41の第2面41bが
第1係合部材40の第1面40aと摺動しながら移動す
ることにより、ベルトクリーニング装置13のブレード
部材14とスクイシート15が中間転写ベルト8から離
間する方向(図11の左側方向)に押され、付勢バネ3
9のバネ力に抗して移動する。
【0061】そして、この状態から昇降機構(不図示)
の操作により中間転写ベルト8を更に垂直上方に移動さ
せると、第2係合部材41の第1面41aと第1面41
bの交点が第1係合部材40の第3面40cと接しつつ
移動する位置おいて、ベルトクリーニング装置13のブ
レード部材14とスクイシート15が中間転写ベルト8
から最も遠くに離間する。そして、この状態から昇降機
構(不図示)の操作により中間転写ベルト8を更に垂直
上方に移動させると、図12に示すように、第1係合部
材40の第1面40aと第2係合部材41の第1面41
aが接するようになると、再び付勢バネ39のバネ力に
よって第1面40aが第1面41aと摺動しながら中間
転写ベルト8側に移動する。
【0062】そして、中間転写ベルト8の転写面が感光
ドラムに当接すると、第1面40aと第1面41a、第
3面40cと第4面41d、第2面41bと第3面41
c同士がそれぞれ係合して、ベルトクリーニング装置1
3のブレード部材14とスクイシート15の各先端が中
間転写ベルト8に当接して位置決めされる(図6)。
【0063】このように本実施の形態では、中間転写ベ
ルト8の転写面を感光ドラム2a,2b,2c,2dか
ら離間させる際には、中間転写ベルト8の転写面が感光
ドラム2a,2b,2c,2dからの離間を開始すると
同時に、ベルトクリーニング装置13のブレード部材1
4とスクイシート15が中間転写ベルト8からの離間が
開始されることにより、ブレード部材14の先端が中間
転写ベルト8と擦るようにして離間することもなく、ス
クイシート15も中間転写ベルト8に擦れて捲かれるこ
ともなくなるので、ブレード部材14の先端や中間転写
ベルト8の表面に損傷(削れや傷など)が生じるのを防
止することができ、且つスクイシート15の損傷を防止
することができる。よって、ブレード部材14によるク
リーニング不良や中間転写ベルト8への転写不良を防止
することができる。また、ブレード部材14が掻き取っ
た転写残トナーがスクイシート15と中間転写ベルト8
間の隙間から漏れることを防止することができる。
【0064】また、中間転写ベルト8の転写面を感光ド
ラム2a,2b,2c,2dに当接させる際には、中間
転写ベルト8の転写面が感光ドラム2a,2b,2c,
2dに当接すると同時に、ベルトクリーニング装置13
のブレード部材14とスクイシート15が中間転写ベル
ト8の離間方向から移動して中間転写ベルト8の当接領
域に対してほぼ直角方向から当接する。よって、ブレー
ド部材14が中間転写ベルト8に接したときの力は容易
にブレード部材14をその支点軸26a周りに回動させ
るモーメントに変換されることにより、ブレード部材1
4は中間転写ベルト8に押されて所定の位置まで回動
し、ブレード部材14の先端が中間転写ベルト8に当接
する際に、ブレード部材14の先端や中間転写ベルト8
の表面に損傷(削れや傷など)が生じるのを防止するこ
とができる。また、スクイシート15も中間転写ベルト
8に擦れて捲かれることもなく、スクイシート15の損
傷を防止することができる。
【0065】また、上述した各実施の形態では、ベルト
状の中間転写体とそのクリーニング部材を備えた画像形
成装置であったが、ドラム状の中間転写体とそのクリー
ニング部材を備えた画像形成装置においても本発明を適
用することができる。
【0066】また、上述した各実施の形態では、中間転
写体とそのクリーニング部材を備えた画像形成装置であ
ったが、図14に示した従来例の転写材搬送ベルト上に
吸着して搬送する転写材(不図示)に各色のトナー像を
順次重ね合わせてカラー画像を得る構成の画像形成装置
のように、ベルトクリーニング装置55のブレード部材
56を転写材搬送ベルト50表面に各感光ドラム2a,
2b,2c,2dと反対側の下方から当接させてクリー
ニングする構成においても、実施の形態1又は2と同様
に構成することにより、同様の効果を得ることができ
る。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、中
間転写体又は転写材担持体を像担持体に対して当接又は
離間させるときに、クリーニング手段の除去部材が中間
転写体又は転写材担持体に対して当接又は離間したとき
及び当接又は離間しているときに、除去部材、及び中間
転写体又は転写材担持体の損傷を防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る画像形成装置を示
す概略構成図。
【図2】本発明の実施の形態1に係る画像形成装置の転
写ベルトが感光ドラム及びベルトクリーニング装置から
の離間開始状態を示す概略図。
【図3】本発明の実施の形態1に係る画像形成装置のベ
ルトクリーニング装置が転写ベルトから離間している状
態を示す概略図。
【図4】本発明の実施の形態1に係る画像形成装置のベ
ルトクリーニング装置及び感光ドラムが転写ベルトから
離間している状態を示す概略図。
【図5】本発明の実施の形態1に係る画像形成装置のベ
ルトクリーニング装置及び感光ドラムが転写ベルトから
離間した状態を示す概略図。
【図6】本発明の実施の形態2に係る画像形成装置の転
写ベルトが感光ドラム及びベルトクリーニング装置に当
接している状態を示す概略図。
【図7】本発明の実施の形態2に係る画像形成装置の転
写ベルトが感光ドラム及びベルトクリーニング装置から
の離間開始状態を示す概略図。
【図8】本発明の実施の形態2に係る画像形成装置の転
写ベルトが感光ドラム及びベルトクリーニング装置から
離間している状態を示す概略図。
【図9】本発明の実施の形態2に係る画像形成装置の転
写ベルトが感光ドラム及びベルトクリーニング装置から
離間している状態を示す概略図。
【図10】本発明の実施の形態2に係る画像形成装置の
転写ベルトが感光ドラム及びベルトクリーニング装置か
ら離間した状態を示す概略図。
【図11】本発明の実施の形態2に係る画像形成装置の
転写ベルトの感光ドラム及びベルトクリーニング装置へ
の当接開始状態を示す概略図。
【図12】本発明の実施の形態2に係る画像形成装置の
転写ベルトが感光ドラム及びベルトクリーニング装置に
当接する前の状態を示す概略図。
【図13】従来例における画像形成装置の一例を示す概
略構成図。
【図14】従来例における画像形成装置の一例を示す概
略構成図。
【図15】従来例における画像形成装置の転写ベルトが
ベルトクリーニング装置から離間している状態を示す概
略図。
【図16】従来例における画像形成装置の転写ベルトが
ベルトクリーニング装置に当接している状態を示す概略
図。
【図17】従来例における画像形成装置の転写ベルトが
ベルトクリーニング装置に当接した状態を示す概略図。
【符号の説明】
1Y,1M,1C,1Bk 画像形成部 2a,2b,2c,2d 感光ドラム(像担持
体) 3a,3b,3c,3d 帯電器 4a,4b,4c,4d 現像装置 5a,5b,5c,5d 転写ブレード 6a,6b,6c,6d ドラムクリーニング
装置 7a,7b,7c,7d 露光装置 8 中間転写ドラム(中間転写体) 12 2次転写ローラ 13 ベルトクリーニング装置(クリーニング手
段) 14 ブレード部材(除去部材) 15 スクイシート(除去部材) 16 定着装置 30 転写部 31,32 押し上げレバー(接離手段) 33,34 突き当て部 35 リンク(接離手段) 36 保持レバー(接離手段) 37 カム(接離手段) 38 離間レバー(接離手段) 39 付勢バネ 40 第1係合部材(接離手段) 41 第2係合部材(接離手段)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単数又は複数の像担持体上に形成された
    トナー像を、中間転写体を介して転写材上に転写して画
    像を形成する画像形成装置において、 装置本体側に設置され、前記中間転写体の前記像担持体
    と当接する転写面近傍の当接領域に所定の圧で当接して
    転写後の前記中間転写体上に残留した残トナーを除去す
    る除去部材を有する、前記中間転写体に対して接離自在
    なクリーニング手段と、 前記中間転写体の前記転写面側を前記像担持体に対して
    当接又は離間させる動作に連動して、前記除去部材を前
    記中間転写体の前記当接領域に対して当接又は離間させ
    る接離手段と、を備え、 前記像担持体に当接している前記中間転写体の前記転写
    面を前記像担持体から離間させるときは、前記接離手段
    は、前記転写面の前記像担持体からの離間動作に連動さ
    せて、前記除去部材を前記中間転写体の前記当接領域か
    ら離間するよう移動させてから、前記転写面を前記像担
    持体から離間するよう移動させ、 前記像担持体から離間している前記中間転写体の前記転
    写面を前記像担持体に当接させるときは、前記接離手段
    は、前記転写面の前記像担持体への当接動作に連動させ
    て、前記転写面が前記像担持体に当接した直後若しくは
    それ以後に、前記除去部材を前記中間転写体の前記当接
    領域に当接するよう移動させる、 ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記クリーニング手段は前記除去部材と
    共に、前記中間転写体の前記転写面が前記像担持体に対
    して当接又は離間する方向とほぼ直角方向に移動する、 ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記除去部材は、前記転写面に対する前
    記当接領域に関して前記像担持体側に位置する回動支点
    を中心に回動自在に支持されている、 ことを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記中間転写体は無端状のベルト部材か
    らなり、少なくとも前記転写面内側の両端側にそれぞれ
    配置したローラ部材を含む3本以上のローラ部材で張架
    して移動される、 ことを特徴とする請求項1、2又は3記載の画像形成装
    置。
  5. 【請求項5】 単数又は複数の像担持体上に形成された
    トナー像を、転写材担持体上に吸着して搬送される転写
    材上に転写して画像を形成する画像形成装置において、 装置本体側に設置され、前記転写材担持体と当接する転
    写面近傍の当接領域に所定の圧で当接して前記転写材担
    持体上に残留した残トナーを除去する除去部材を有す
    る、前記転写材担持体に対して接離自在なクリーニング
    手段と、 前記転写材担持体の前記転写面側を前記像担持体に対し
    て当接又は離間させる動作に連動して、前記除去部材を
    前記転写材担持体の前記当接領域に対して当接又は離間
    させる接離手段と、を備え、 前記像担持体に当接している前記転写材担持体の前記転
    写面を前記像担持体から離間させるときは、前記接離手
    段は、前記転写面の前記像担持体からの離間動作に連動
    させて、前記除去部材を前記転写材担持体の前記当接領
    域から離間するよう移動させてから、前記転写面を前記
    像担持体から離間するよう移動させ、 前記像担持体から離間している前記転写材担持体の前記
    転写面を前記像担持体に当接させるときは、前記接離手
    段は、前記転写面の前記像担持体への当接動作に連動さ
    せて、前記転写面が前記像担持体に当接した直後若しく
    はそれ以後に、前記除去部材を前記転写材担持体の前記
    当接領域に当接するよう移動させる、 ことを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記クリーニング手段は前記除去部材と
    共に、前記転写材担持体の前記転写面が前記像担持体に
    対して当接又は離間する方向とほぼ直角方向に移動す
    る、 ことを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記除去部材は、前記転写面に対する前
    記当接領域に関して前記像担持体側に位置する回動支点
    を中心に回動自在に支持されている、 ことを特徴とする請求項5又は6記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記転写材担持体は無端状のベルト部材
    からなり、少なくとも前記転写面内側の両端側にそれぞ
    れ配置したローラ部材で張架して移動される、 ことを特徴とする請求項5、6又は7記載の画像形成装
    置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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