JP2001254849A - ボールバルブ - Google Patents

ボールバルブ

Info

Publication number
JP2001254849A
JP2001254849A JP2000070725A JP2000070725A JP2001254849A JP 2001254849 A JP2001254849 A JP 2001254849A JP 2000070725 A JP2000070725 A JP 2000070725A JP 2000070725 A JP2000070725 A JP 2000070725A JP 2001254849 A JP2001254849 A JP 2001254849A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ball
valve
ring
seat
annular
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000070725A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Takeda
慎次 武田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP2000070725A priority Critical patent/JP2001254849A/ja
Publication of JP2001254849A publication Critical patent/JP2001254849A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Taps Or Cocks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ボール面と当接するボールシートのシール部を
一定の位置にすることができ、その結果、ボールシート
本来のシール寿命を発揮することができるボールバルブ
を提供すること。 【解決手段】バルブ本体1内に流路を開閉可能とするボ
ール2が配置され、ボール2に流路両側よりボールシー
ト4が当接され、ボールシート4が、その先端側の内周
面に、ボール2側に開口して設けられた環状の係止溝5
5にバックアップ用のOリング42が配置されたボール
押え5によりボール2に向けて押圧されるようになされ
たボールバルブにおいて、バックアップ用のOリング4
2がボールシート4の端面に設けられた環状の窪み41
内に弾性反発力を有した状態で収納されているボールバ
ルブV。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はボールバルブに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のボールバルブとして、円筒状のバ
ルブ本体内に流路を開閉可能なボールが配置され、この
ボールに流路両側よりポリテトラフルオロエチレン製の
ボールシートが当接され、このボールシートがボール押
えによりボールに向けて押圧されるようになされた所謂
ユニオンタイプのボールバルブがある。このボールバル
ブは接続スリーブをバルブ本体に接続することにより、
ボール押えが接続スリーブで押されてボールに向けて押
圧されるようになっている(たとえば実開昭57−10
5474号公報を参照)。
【0003】たとえば、図3に示すように、ユニオンナ
ット7によりバルブ本体1に接続される接続スリーブ6
によりボール押え5が押圧され、ユニオンナット7の締
め具合を調整することによりボール2とボールシート4
との当接圧力が調整されるようになされ、ボールシート
4が摩耗して流体の漏れを生じたときにはユニオンナッ
ト7を増締めして漏れを防止できる機構となっている。
【0004】また、ユニオンナット7の増締めによる流
体の漏れ防止効果をより有効にするために、ボール押え
5にボールシート取付け用の環状溝55を設け、この環
状溝55内にバックアップリングとしての合成ゴム製の
Oリング41を装着し、このOリング41を介してボー
ル押え5にてボールシート4をボール2に押圧するよう
にしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ボールバルブでは、環状溝55内に装着されているOリ
ング42がボールシート4よりも軟らかいゴム製のもの
であるため、ボール2を回動させて流路の開閉を行う際
に、ボール2に作用する回動圧力が硬いボールシート4
を介して軟らかいOリング42に全荷重が作用すること
になる。この結果、Oリング42の弾性変形による変位
が大きくなってボール2の軸芯ずれが生じ、ボール2の
回動操作性が悪くなるという問題があった。
【0006】また、図4に示すように、ボール面と当接
するボールシート4のシール部4aが、ボールシート4
とOリング42とが当接している環状の当接面の範囲内
よりも内方に位置していると、ボール押え5をボール2
側に押圧すると、ボールシート4が内側に倒れることに
なる。この結果、ボール面と当接するボールシート4の
当接位置が一定しないため、予期しないボールシート4
の変形や磨耗が生じて、ボールシート本来のシール寿命
を発揮させることができなかった。
【0007】また、上記バックアップ用のOリングを併
用したボールバルブでは、Oリングの弾性反発力を大き
くするために、このOリングが装着される環状溝の溝幅
を小さくする必要がある。しかしながら、この溝幅を小
さくすると、環状溝の内壁側に大きな応力が発生するこ
とになり、その結果、環状溝の内壁が破損する恐れがあ
った。
【0008】さらに、ボールシートを構成しているポリ
テトラフルオロエチレン樹脂材料は高価なものであり、
図3および図4に示すようなリング体であると、コスト
高となっていた。また、ボール押えの環状溝へのOリン
グとボールシートの取り付けは別々に行わなければなら
ず、バルブの組み立て生産性が悪いという問題があっ
た。
【0009】本発明の目的は、ボールの軸芯ずれが発生
せず、ボールの回動操作性にすぐれ、組み立て生産性を
向上することができる安価なボールバルブを提供するこ
とである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、バルブ本体内に流路を開閉可能とするボールが配置
され、このボールに流路両側よりボールシートが当接さ
れ、このボールシートが、その先端側の内周面に、ボー
ル側に開口して設けられた環状の係止溝にバックアップ
リングが配置されたボール押えによりボールに向けて押
圧されるようになされたボールバルブにおいて、前記バ
ックアップリングがボールシートの端面に設けられた環
状の窪み内に弾性反発力を有した状態で収納されている
ものである。
【0011】(作用)請求項1記載の本発明において
は、バックアップリングがボールシートの端面に設けら
れた環状の窪み内に弾性反発力を有した状態で収納され
ているので、ボールシートは、内側に倒れて変形するこ
となく、流路の軸方向に真っ直ぐにバックアップリング
を圧縮する。このため、ボールとボールシートとのシー
ル位置は常に一定となり、安定したシール性能が得ら
れ、かつ、ボールシートは本来のシール寿命を発揮でき
る。
【0012】また、ボールシートの環状の窪み内にバッ
クアップリングが収納されているので、バックアップリ
ングが装着された環状の係止溝の内壁の破損を防止でき
る。そして、環状の窪みに相当する分、ボールシートを
形成している高価な原料であるポリテトラフルオロエチ
レン樹脂原料が少なくて済むので、ボールシートのコス
トを安くできる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本発明のボールバルブVの
第1実施例を示す要部断面図である。ボールバルブVは
硬質塩化ビニル樹脂製のものである。
【0014】図において、1はバルブ本体で、バルブ本
体1内にボール2が挿入され、バルブ本体1の壁面を貫
通するスピンドル3がボール2の凹溝21と嵌り合って
いる。このボール2の両側にはボールシート4,4が当
てがわれ、ボール押え5,5が挿入保持されている。ボ
ールシート4はボール押え5に嵌め込まれて支持されて
いる。そして、バルブ本体1の端部外周の雄ねじ11に
ユニオンナット7が螺合され、このユニオンナット7で
接続スリーブ6をボール押え5に向けて押圧して管と接
続するようになっている。8はハンドルであり、スピン
ドル3の上端部に嵌着されている。
【0015】そして、ボール押え5のバルブ本体1への
係合保持は、バルブ本体1の両端部内周面に設けられた
雌ねじ12と、ボール押え5の外周面に設けられた雄ね
じ51との螺合によりなされる。
【0016】図2に示すように、ボール押え5の外周面
には雄ねじ51と環状溝52とが設けられ、雄ねじ51
側に位置するボール押え5の端面には環状溝53が設け
られている。この環状溝53よりも外方に位置する端面
の対向する2箇所には小さな窪み54が設けられてい
る。この窪み54はボール押え5の雄ねじ51をバルブ
本体1の雌ねじ12に螺合させる際に、回転治具(図示
せず)の先端を係止させてボール押え5を廻すためのも
のである。そして、雄ねじ51と反対側のボール押え5
の内面にはボールシート4を嵌め込み支持する環状の係
止溝55が設けられている。
【0017】両環状溝52,53にはOリング521,
531が装着されており、ボール押え5とバルブ本体1
の内周面および接続スリーブ6との間からの漏れが防止
されるようになっている。また、係止溝55には、バッ
クアップ用のOリング42が収納されたボールシート4
が装着されている。ボールシート4のボール2と反対側
の端面には環状の窪み41が設けられており、この窪み
41内にバックアップ用のOリング42が収納されてい
る。Oリング42は係止溝55の底面と窪み41の内周
面とで弾性反発力を有した状態で水密状に押圧されてい
る。
【0018】そして、上記構造のボールバルブVを組み
立てるには、バルブ本体1に首部孔10を通じてスピン
ドル3を嵌挿し、その下端部をバルブ本体1内方に突出
させておき、一方、ボール2を流路孔20が閉の状態と
なる方向に向けてバルブ本体1の端部より挿入してスピ
ンドル3の下端部と嵌合する。
【0019】この際、ボール2の外径が、ボール2を流
路が閉となる方向に向けた状態(図1の状態)におい
て、バルブ本体1の雌ねじ12の山部内径よりも小径と
されているので、バルブ本体1の開口端側からバルブ本
体1内にボール2を挿入することができる。
【0020】つぎに、ボール押え5の係止溝55内に、
環状の窪み41内にOリング42を装着したボールシー
ト4を装着する。このボール押え5をそのボールシート
4を装着した側を前方にしてバルブ本体1内に挿入し、
このボール押え5を回転治具にて周方向に回して、ボー
ル押え5の雄ねじ51をバルブ本体1の雌ねじ12に螺
合させてねじ込み、ボール押え5の係止溝54に装着さ
れたボールシート4にて、ボール2とボールシート4と
の当接面の面圧が所定の押圧力となるようにする。
【0021】その際、Oリング42がボールシート4の
環状の窪み41内にあらかじめ収納されているので、ボ
ール押え5の係止溝55内へのOリング42およびボー
ルシート4の装着を一回の作業で行える。そして、ボー
ルシート4は内側に倒れて変形することなく、流路の軸
方向に真っ直ぐにOリング42を圧縮することになる。
このため、安定したシール性能を得ることができる。こ
のため、ボールシート4は本来の設計通りのシール寿命
を発揮することができる。
【0022】そして、ボール押え5の端面の環状の係止
溝53にOリング531を装着して接続スリーブ6を当
てがい、ユニオンナット7をバルブ本体1の端部外周の
雄ねじ11に螺合して接続スリーブ6をボール押え5に
向けて押圧し、スピンドル3の上端部にハンドル8を嵌
め込んでバルブVの組立てを完了する。
【0023】このように、Oリング42がボールシート
4の環状の窪み41に収納されていることで、環状の係
止溝55の内壁の破損を防止できる。
【0024】
【発明の効果】請求項1記載の本発明のボールバルブで
は、バックアップリングがボールシートの端面に設けた
環状の窪み内にバックアップリングが弾性反発力を有し
た状態で収納されているので、環状の係止溝の内壁の破
損が生じない。このため、ボールシートは内側に倒れて
変形することがなく、流路の軸方向にバックアップリン
グを圧縮する。このため、ボールとボールシートとのシ
ール位置は常に一定となり、安定したシール性能が得ら
れ、かつ、ボールシートは本来のシール寿命を発揮でき
る。
【0025】また、ボールシートは端面に環状の窪みを
有しているので、この環状の窪みに相当する分、ボール
シートを形成している高価な原料であるポリテトラフル
オロエチレン樹脂原料が少なくて済むので、ボールシー
トのコストを安くできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のボールバルブの第1実施例を示す縦断
面図である。
【図2】図1の要部を示す拡大断面図である。
【図3】従来のボールバルブを示す縦断面図である。
【図4】従来の他のボールバルブの要部を示す拡大断面
図である。
【符号の説明】
V ボールバルブ 1 バルブ本体 11 雄ねじ 12 雌ねじ 2 ボール 3 スピンドル 4 ボールシート 41 環状の窪み 42 バックアップ用のOリング 5 ボール押え 51 雄ねじ 55 環状の係止溝 6 接続スリーブ 7 ユニオンナット 8 ハンドル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】バルブ本体内に流路を開閉可能とするボー
    ルが配置され、このボールに流路両側よりボールシート
    が当接され、このボールシートが、その先端側の内周面
    に、ボール側に開口して設けられた環状の係止溝にバッ
    クアップリングが配置されたボール押えによりボールに
    向けて押圧されるようになされたボールバルブにおい
    て、 前記バックアップリングがボールシートの端面に設けら
    れた環状の窪み内に弾性反発力を有した状態で収納され
    ていることを特徴とするボールバルブ。
JP2000070725A 2000-03-14 2000-03-14 ボールバルブ Pending JP2001254849A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000070725A JP2001254849A (ja) 2000-03-14 2000-03-14 ボールバルブ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000070725A JP2001254849A (ja) 2000-03-14 2000-03-14 ボールバルブ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001254849A true JP2001254849A (ja) 2001-09-21

Family

ID=18589419

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000070725A Pending JP2001254849A (ja) 2000-03-14 2000-03-14 ボールバルブ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001254849A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010001964A (ja) * 2008-06-20 2010-01-07 Ckd Corp ボールバルブ
KR101118505B1 (ko) 2009-06-17 2012-03-15 김춘일 농업용 볼밸브
CN107795705A (zh) * 2017-11-21 2018-03-13 浙江工贸职业技术学院 一种高效密封的耐冲蚀球阀

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010001964A (ja) * 2008-06-20 2010-01-07 Ckd Corp ボールバルブ
KR101118505B1 (ko) 2009-06-17 2012-03-15 김춘일 농업용 볼밸브
CN107795705A (zh) * 2017-11-21 2018-03-13 浙江工贸职业技术学院 一种高效密封的耐冲蚀球阀
CN107795705B (zh) * 2017-11-21 2019-05-17 浙江工贸职业技术学院 一种高效密封的耐冲蚀球阀

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS5825177Y2 (ja) ボ−ル弁等におけるシ−トリング装置
US5181690A (en) Shut-off valve
KR19980701813A (ko) 개선된 밸브 시트를 갖는 벨브 어셈블리
JP2000352468A (ja) 自動弁
JP2001248734A (ja) 弁軸等の軸のシール装置
JP3029520B2 (ja) 管継手のソケット
JP2001254849A (ja) ボールバルブ
US3779509A (en) Ball valve
US6533241B1 (en) Retaining piece of a ball valve
JP3722612B2 (ja) プラスチック製バタフライ弁
JP2001108118A (ja) ボールバルブ
JPH10169799A (ja) ボール弁のシートリング
JPH0716151Y2 (ja) 管継手構造
JPS6317899Y2 (ja)
JP4189099B2 (ja) ボールバルブ
JP2001254850A (ja) ボールバルブ
EP0134503B1 (en) A valve sealing mechanism
JPH0710136Y2 (ja) ボールバルブ
CN218326372U (zh) 一种l型三通球阀
KR100363022B1 (ko) 볼밸브의 밸브시트
KR200334647Y1 (ko) 세그먼트 플러그형 메탈시트 볼밸브
JP3337875B2 (ja) バタフライ弁の軸封装置
KR200338623Y1 (ko) 더블 사이드 세그먼트 플러그형 메탈시트 볼밸브
JP2719477B2 (ja) 油圧配管用管継手と油圧機器との接続構造
JPS5927575Y2 (ja) バタフライ形制水弁における弁構造