JP2001254462A - 耐火板付き壁パネルの接合構造、接合方法 - Google Patents

耐火板付き壁パネルの接合構造、接合方法

Info

Publication number
JP2001254462A
JP2001254462A JP2000063840A JP2000063840A JP2001254462A JP 2001254462 A JP2001254462 A JP 2001254462A JP 2000063840 A JP2000063840 A JP 2000063840A JP 2000063840 A JP2000063840 A JP 2000063840A JP 2001254462 A JP2001254462 A JP 2001254462A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wall panel
fire
wall
plate
fireproof
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000063840A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Tsukamoto
茂 塚本
Chiaki Kameda
千秋 亀田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Misawa Homes Co Ltd filed Critical Misawa Homes Co Ltd
Priority to JP2000063840A priority Critical patent/JP2001254462A/ja
Publication of JP2001254462A publication Critical patent/JP2001254462A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
  • Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
  • Panels For Use In Building Construction (AREA)
  • Building Environments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐火材を取り付けた壁パネルどうしを容易に
接合できる耐火板付き壁パネルの接合構造、接合方法を
提供する。 【解決手段】 矩形状の枠体と、枠体の両面に設けられ
た面材12とを備えた壁パネル10の一方の表面に、石
膏ボード13が取り付けられている。石膏ボード13が
取り付けられている側の壁パネル10表面には、枠体の
縦框材11側に、面材12が露出する第1面材露出領域
14が設けられている。隣り合う壁パネル10・20の
縦框材11・21どうしが当接されている。壁パネル1
0の第1面材露出領域14側から、ビス50が壁パネル
10を通して、壁パネル20にねじ込まれることで、壁
パネル10・20どうしが引き寄せられている。第1面
材露出領域14・24には、石膏製の覆い部材が取り付
けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐火板付き壁パネ
ルの接合構造、接合方法に係り、詳細には、壁パネルに
石膏ボードなどの耐火材があらかじめ備えられた耐火板
付き壁パネルの接合構造、接合方法に関する。
【0002】
【背景の技術】近年、住宅の構築についてはその工業化
が進み、例えば壁や床、屋根などの構成要素を予め工場
でパネル化し、施工現場でパネルを組み立てて建築物を
構築するといったパネル工法が一部に採用されている。
パネル工法に用いられるパネルは、主に木質パネルであ
り、縦横の框材を矩形状に組み立てるとともに、矩形枠
の内部に補助棧材を縦横に組み付けて枠体を構成し、こ
の枠体の両面もしくは片面に、面材を貼設したものであ
る。
【0003】このようなパネル工法においても、さらに
工業化が進んできており、例えば特開平8−30289
6号公報に示すように、パネル本体に、工場等において
予め石膏ボードやサイディング(外装仕上材)を取り付
け、このパネル(壁パネル)どうしを施工現場で接合し
ながら設置するようになってきている。
【0004】前記壁パネルにおいては、パネル本体の他
の構造体と接合される端縁を除く領域に、石膏ボードが
設けられている。この石膏ボードが設けられていない端
縁を利用して、壁パネルどうしの接合部分において、壁
パネルの面材から斜めに釘を打ち込むことにより、各壁
パネルを互いに接合固定できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記公報の壁
パネルでは、釘打ちの際に金槌などが石膏ボードに当た
らないように気を付けながら釘打ちしなければならず、
作業性が悪い、という問題があった。また、万が一石膏
ボードに金槌などが当たって石膏ボードが割れた場合に
は、その補修作業に手間がかかってしまう。
【0006】本発明の課題は、耐火材を取り付けた壁パ
ネルどうしを容易に接合できる耐火板付き壁パネルの接
合構造、接合方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、例えば図2に示すように、
矩形状の枠体(縦框材11および横框材)とこの枠体の
両面に設けられた面材12とを備えた壁パネル10の少
なくとも一方の表面に、耐火板(石膏ボード13)が取
り付けられ、かつ、耐火板13が取り付けられている側
の壁パネル10の表面に、枠体の縦枠(縦框材11)側
となる左右端部のうちの少なくとも一方に、面材12が
露出する第1面材露出領域14を設けてなる耐火板付き
壁パネル(連結壁パネルB)を、互いに接合してなる耐
火板付き壁パネルの接合構造であって、隣り合う耐火板
付き壁パネルB・Cそれぞれの、第1面材露出領域14
・24が設けられている側の縦枠11・21どうしが当
接されており、隣り合う耐火板付き壁パネルB・Cのう
ちの一方の耐火板付き壁パネルBの第1面材露出領域1
4側から、ビス50が一方の耐火板付き壁パネルBを通
して、他方の耐火板付き壁パネルCにねじ込まれること
で、これら耐火板付き壁パネルB・Cどうしが引き寄せ
られており、第1面材露出領域14・24には、耐火材
からなる覆い部材が取り付けられていることを特徴とす
る。
【0008】ここで、耐火板としては、石膏ボード13
や、セメント板、鋼板などが挙げられる。また、一枚の
壁パネルの一面に対して、一枚の耐火板が取り付けられ
ているものとしてもよいし、また、複数の壁パネルが連
結された連結壁パネルの一面に対して、複数枚の耐火板
がパネルどうしの接合部を覆うように取り付けられてい
るものとしてもよい。
【0009】請求項1記載の発明によれば、ビス50が
一方の耐火板付き壁パネルBを通して、他方の耐火板付
き壁パネルCにねじ込まれることで、これら耐火板付き
壁パネルB・Cどうしが引き寄せられているので、従来
と異なり、金槌などをパネル表面に向かって打ちつける
などの作業が不要となる。したがって、ビス50をドラ
イバーなどでねじ込むことで、隣り合う耐火板付き壁パ
ネルB・Cどうしを容易に接合できる。
【0010】また、請求項1記載の発明によれば、例え
ば図2に示すように、あらかじめ耐火板13・23が取
り付けられた耐火板付き壁パネルB・Cを、同一平面を
形成するように隣接して接合できる。また、第1面材露
出領域14・24に、耐火材からなる覆い部材を取り付
けて、耐火処理を施せる。
【0011】請求項2記載の発明は、例えば図3に示す
ように、矩形状の枠体(縦框材31および横框材)とこ
の枠体の両面に設けられた面材32とを備えた壁パネル
30の少なくとも一方の表面に、耐火板(石膏ボード3
3)が取り付けられ、かつ、耐火板33が取り付けられ
ている側の壁パネル30の表面に、枠体の縦枠(縦框材
31)側となる左右端部のうちの少なくとも一方に、面
材32が露出する第1面材露出領域34を設けてなる一
方の耐火板付き壁パネル(連結壁パネルB)と、矩形状
の枠体(縦框材41および横框材)とこの枠体の両面に
設けられた面材42とを備えた壁パネル40の少なくと
も一方の表面に、耐火板43が取り付けられてなる他方
の耐火板付き壁パネル(連結壁パネルA)とを、直角に
接合してなる耐火板付き壁パネルの接合構造であって、
一方の耐火板付き壁パネルBの第1面材露出領域34が
設けられている側の縦枠31には、他方の耐火板付き壁
パネルAの端部側面が当接されており、一方の耐火板付
き壁パネルBの第1面材露出領域34側から、ビス50
が一方の耐火板付き壁パネルBを通して、他方の耐火板
付き壁パネルAにねじ込まれることで、一方の耐火板付
き壁パネルBと他方の耐火板付き壁パネルAとが引き寄
せられており、第1面材露出領域34には、耐火材から
なる覆い部材が取り付けられていることを特徴とする。
【0012】請求項2記載の発明によれば、ビス50が
一方の耐火板付き壁パネルBを通して、他方の耐火板付
き壁パネルAにねじ込まれることで、一方の耐火板付き
壁パネルBと他方の耐火板付き壁パネルAとが引き寄せ
られているので、請求項1記載の発明と同様に、ビス5
0をねじ込むことで、隣り合う耐火板付き壁パネルA・
Bどうしを容易に接合できる。
【0013】また、請求項2記載の発明によれば、例え
ば図3に示すように、あらかじめ耐火板33・43が取
り付けられた耐火板付き壁パネルA・Bを、直角をなす
ように隣接して接合できる。また、この接合構造を、出
隅部および入隅部の壁パネル接合に適用できる。また、
第1面材露出領域34に、耐火材からなる覆い部材を取
り付けて、耐火処理を施せる。
【0014】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の耐火板付き壁パネルの接合構造において、耐火板
付き壁パネルBは、その壁パネル10の他方の表面に、
あらかじめ外装仕上材が取り付けられていることを特徴
とする。
【0015】請求項3記載の発明によれば、耐火板付き
壁パネルBに外装仕上材があらかじめ取り付けられてい
るので、耐火板付き壁パネルBを設置するのみで、耐火
板13と外装仕上材とを共に設置できる。したがって、
施工現場において、耐火板13および外装仕上材の施工
を省略でき、作業効率を上げられる。
【0016】請求項4記載の発明は、請求項1から3の
いずれかに記載の耐火板付き壁パネルの接合構造におい
て、例えば図1に示すように、耐火板付き壁パネルB
は、その壁パネル10の表面の上下端部のうちの少なく
とも一方に、面材が露出する第2面材露出領域a・bが
あらかじめ設けられていることを特徴とする。
【0017】請求項4記載の発明によれば、壁パネル1
0の上下端部のうちの少なくとも一方に第2面材露出領
域a・bがあらかじめ設けられているので、壁パネル1
0の上端の第2面材露出領域a・bに、例えば補強合板
や梁受け材などを、従来と同様にして取り付けられる。
また、下端の第2面材露出領域a・bにおいて、従来と
同様にして、ナット締め用の下部開口部を設けたり、床
パネルに対して釘打ちしたりできる。
【0018】請求項5記載の発明は、請求項1記載の耐
火板付き壁パネルの接合構造を得るための耐火板付き壁
パネルの接合方法であって、例えば図2に示すように、
まず、耐火板付き壁パネルB・Cの第1面材露出領域1
4・24が設けられている側の縦枠11・21どうしを
当接することで、耐火板付き壁パネルB・Cどうしを隣
接して配置し、次いで、隣り合う耐火板付き壁パネルB
・Cのうちの一方の耐火板付き壁パネルBの第1面材露
出領域14側から、ビス50を、一方の耐火板付き壁パ
ネルBを通して、他方の耐火板付き壁パネルCにねじ込
むことにより、これら耐火板付き壁パネルB・Cどうし
を互いに引き寄せ、次いで、第1面材露出領域14に、
耐火材からなる覆い部材を取り付けることを特徴とす
る。
【0019】請求項5記載の発明によれば、ビス50
を、一方の耐火板付き壁パネルBを通して、他方の耐火
板付き壁パネルCにねじ込むことにより、これら耐火板
付き壁パネルB・Cどうしを互いに引き寄せるので、従
来と異なり、耐火板付き壁パネルB・Cどうしを接合す
るのに釘打ちする必要がない。したがって、従来に比し
て、隣り合う耐火板付き壁パネルB・Cどうしを容易に
接合できるので、作業性を向上できる。
【0020】また、隣り合う耐火板付き壁パネルB・C
が同一平面を形成するように、耐火板付き壁パネルB・
Cを接合設置できる。また、第1面材露出領域14・2
4に、耐火材からなる覆い部材を取り付けて、耐火処理
を施せる。
【0021】請求項6記載の発明は、請求項2記載の耐
火板付き壁パネルの接合構造を得るための耐火板付き壁
パネルの接合方法であって、例えば図3に示すように、
まず、一方の耐火板付き壁パネルBの第1面材露出領域
34が設けられている側の縦枠31に、他方の耐火板付
き壁パネルAの端部側面を当接することで、一方の耐火
板付き壁パネルBと他方の耐火板付き壁パネルAとを隣
接して配置し、次いで、一方の耐火板付き壁パネルBの
第1面材露出領域34側から、ビス50を、一方の耐火
板付き壁パネルBを通して、他方の耐火板付き壁パネル
Aにねじ込むことにより、一方の耐火板付き壁パネルB
と他方の耐火板付き壁パネルAとを互いに引き寄せ、次
いで、第1面材露出領域34に、耐火材からなる覆い部
材を取り付けることを特徴とする。
【0022】請求項6記載の発明によれば、ビス50
を、一方の耐火板付き壁パネルBを通して、他方の耐火
板付き壁パネルAにねじ込むことにより、一方の耐火板
付き壁パネルBと他方の耐火板付き壁パネルAとを互い
に引き寄せるので、請求項5記載の発明と同様に、従来
に比して、隣り合う耐火板付き壁パネルA・Bどうしを
容易に接合でき、作業性を向上できる。
【0023】また、隣り合う耐火板付き壁パネルA・B
が直角をなすように、耐火板付き壁パネルA・Bを接合
設置できる。また、第1面材露出領域34に、耐火材か
らなる覆い部材を取り付けて、耐火処理を施せる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
の形態を詳細に説明する。
【0025】まず、構成を説明する。図1に示すよう
に、本発明の一実施の形態である耐火板付き壁パネル
は、パネル工法により構築される建築物において適用さ
れている。図1は、建築物の一階部分を一点透視した平
面図である。
【0026】建築物の一階の壁面は、一階床面に立設さ
れた連結壁パネルA〜Mにより構成されている。隣り合
う連結壁パネル(例えばAとB、BとCなど)の端部ど
うしは、互いに接合されている。
【0027】各連結壁パネルA〜J・L・Mは、同一平
面を形成するように連結された複数の壁パネルに、耐火
板である石膏ボード3を取り付けた、耐火板付き壁パネ
ルである。屋内と屋外との境界に立設される連結壁パネ
ルA〜Jには、その外面に図示しない外装仕上材があら
かじめ取り付けられている。
【0028】連結壁パネルA〜Mにおいては、複数の壁
パネルが、同一平面を形成するように、接着剤や釘打ち
などによって、あらかじめ互いに連結されている。各壁
パネルは、縦框材と横框材とにより形成される矩形状の
枠体の両面に、面材が設けられたものである。
【0029】例えば、連結壁パネルAにおいては、その
上下幅が等しくされている四枚の壁パネルA1・A2・
A3・40が連結されている。また、連結壁パネルBに
おいては、一階の壁面の上下幅とほぼ等しい上下幅を有
する二枚の壁パネル30・10と、窓開口部B3の上方
および下方にそれぞれ配置される小壁パネルB1・B2
とが互いに連結されている。
【0030】石膏ボード3は、あらかじめ連結された壁
パネルに対して、接着剤や、ビス、クギなどにより取り
付けられている。窓やドア用の開口部を有する連結壁パ
ネル(例えば連結壁パネルB・Hなど)においては、開
口部を覆わないように、各壁パネルの形状にほぼ等しい
石膏ボード3が取り付けられている。
【0031】連結壁パネルA〜J・L・Mそれぞれにお
いて、隣り合う石膏ボード3の端部どうしが接するよう
に、各石膏ボード3が取り付けられている。また、隣り
合う石膏ボード3の接合位置が、隣り合う壁パネルの接
合位置とずれるように、石膏ボード3が取り付けられて
いる。
【0032】また、石膏ボード3は、連結された壁パネ
ルの上下端部が露出するように、その上下幅が決定され
ている。これにより、壁パネルの面材が露出する第2面
材露出領域a・bが設けられている。
【0033】外装仕上材は、あらかじめ連結された壁パ
ネルの屋外側となる面に対して、図示しない胴縁を介し
て、釘打ちなどにより取り付けられている。胴縁と壁パ
ネルとの間には、図示しない防水シートが貼設されてい
る。
【0034】連結壁パネルの端部は、例えば図2に示す
構成となっている。図2は、耐火板付き壁パネルである
連結壁パネルB・Cどうしの接合構造を示す平断面図で
ある。以下、連結壁パネルBについて説明するが、他の
連結壁パネルもほぼ同様の構成となっている。
【0035】壁パネル10は、連結壁パネルBの一端に
配置される壁パネルである。壁パネル10は、縦框材1
1と横框材とにより形成される矩形状の枠体の両面に、
面材12が設けられたものである。
【0036】壁パネル10の屋内側となる面材12に
は、縦框材11側の端部が上下にわたって露出するよう
に、石膏ボード13が取り付けられている。これによ
り、壁パネル10の面材12が露出する第1面材露出領
域14が設けられている。また、壁パネル10の屋外側
となる面材12には、図示しない外装仕上材が取り付け
られている。
【0037】次に、耐火板付き壁パネルである連結壁パ
ネルの接合構造について説明する。
【0038】図2に示すように、連結壁パネルB・Cど
うしは、同一平面をなすようにして接合されている。以
下、連結壁パネルB・Cどうしの接合構造について説明
するが、同一平面を形成する他の連結壁パネルどうしの
接合構造も、これとほぼ同様の構成となっている。
【0039】連結壁パネルBを構成する壁パネル10の
縦框材11と、連結壁パネルCを構成する壁パネル20
の縦框材21とが当接されている。縦框材11・21の
当接面には接着剤が塗布されており、縦框材11、21
どうしが接着固定されている。
【0040】連結壁パネルBの第1面材露出領域14側
から、ビス50が壁パネル10の面材12、縦框材11
を通して、壁パネル20の縦框材21にねじ込まれてい
る。また、連結壁パネルCの第1面材露出領域24側か
ら、ビス50が壁パネル20の面材22、縦框材21を
通して、壁パネル10の縦框材11にねじ込まれてい
る。これにより、連結壁パネルB・Cどうしが引き寄せ
られている。なお、ビス50は、従来より周知のビスと
同様であり、縦框材11(21)を貫通できる長さをも
ったものである。
【0041】また、壁パネル10・20に形成された第
1面材露出領域14・24には、壁パネル10・20の
接合部分を覆うようにして、石膏などの耐火材からなる
図示しない覆い部材が取り付けられている。接着剤やビ
ス、クギなどにより、壁パネル10・20の面材12・
22に対して、覆い部材が接着固定されている。
【0042】図示はしないが、一階の床パネルと、床パ
ネルの端部に隣接して設置される半土台との上面に、連
結壁パネルB・Cが立設されている。床パネルおよび半
土台上面と、壁パネル10・20の下面とは、接着剤に
より接着されている。
【0043】また、壁パネル10・20の下方の横框材
には図示しない貫通孔が形成されており、一階床面に垂
設されるアンカーボルトが貫通孔に挿通されている。壁
パネル10・20内部において、アンカーボルトの上端
にナットを螺合して締め付けることにより、壁パネル1
0・20が床面に対して強固に固定されている。
【0044】図3に示すように、連結壁パネルA・Bど
うしは、直角をなすように接合されている。図3は、耐
火板付き壁パネルである連結壁パネルA・Bどうしの接
合構造を示す平断面図である。以下、連結壁パネルA・
Bどうしの接合構造について説明するが、直角をなすよ
うに接合される他の連続壁パネルどうしの接合構造も、
これとほぼ同様の構成となっている。
【0045】連結壁パネルAの一端に配置される壁パネ
ル40の縦框材41には、結合材80があらかじめ接着
剤、釘打ちなどにより取り付けられている。連結壁パネ
ルAの端部側面には、連結壁パネルBを構成する壁パネ
ル30の縦框材31が当接されている。縦框材31およ
び連結壁パネルAの端部側面の当接面には接着剤が塗布
されており、互いに接着固定されている。
【0046】連結壁パネルBの第1面材露出領域34側
から、ビス50が壁パネル30の面材32、縦框材31
を通して、壁パネル40の縦框材41、結合材80にね
じ込まれている。また、連結壁パネルBの屋外側となる
面材32側から、ビス50が壁パネル30の面材32、
縦框材31を通して、結合材80、壁パネル40の縦框
材41にねじ込まれている。これにより、連結壁パネル
A・Bどうしが引き寄せられている。
【0047】なお、連結壁パネルBにおいては、その屋
外側となる面材32に、接合側の端部が露出するよう
に、外装仕上材があらかじめ取り付けられている。
【0048】また、壁パネル30に形成された第1面材
露出領域34には、壁パネル30・40の接合部分を覆
うようにして、石膏などの耐火材からなる図示しない覆
い部材が取り付けられている。接着剤やビス、クギなど
により、壁パネル30の面材32に対して、覆い部材が
接着固定されている。
【0049】図示はしないが、一階床パネルおよび半土
台と、壁パネル30・40の下面とが、接着剤により接
着されている。また、壁パネル30・40下方の横框材
に形成された図示しない貫通孔に、アンカーボルトが挿
通されている。壁パネル30・40内部において、アン
カーボルトの上端にナットを螺合して締め付けることに
より、壁パネル30・40が床面に対して強固に固定さ
れている。
【0050】次に、耐火板付き壁パネルである連結壁パ
ネルの接合方法について説明する。
【0051】まず、あらかじめ工場で連結壁パネルA〜
Mを製造する。連結壁パネルA〜Mの製造は、以下の手
順で行う。
【0052】連結壁パネルを構成する各壁パネルにおい
て、一階床側に配置される横框材に、床面と連結するた
めのアンカーボルトを挿入する貫通孔を、ドリルなどに
より形成する。また、一階天井側に配置される横框材
に、二階床面および壁面と連結するための胴差ボルトを
挿入する貫通孔を形成する。
【0053】各壁パネルを、その端面どうしを接着剤や
釘打ちなどにより接合し、それぞれ連結する。その端部
が出隅部に配置される壁パネル(例えば連結壁パネルA
の壁パネル40など)においては、接着剤や釘打ちなど
により、結合材80を縦框材41に対して接着固定す
る。
【0054】連結された壁パネルの屋内側となる面に、
接着剤やビス、クギなどにより、石膏ボード3を取り付
ける。このとき、面材の接合側となる端部に第1面材露
出領域が、面材の上端及び下端に第2面材露出領域a・
bが設けられるように、石膏ボード3を取り付ける。
【0055】また、連結された壁パネルの屋外側となる
面に、防水シートを介して複数の胴縁を取り付け、胴縁
に対して外装仕上材を釘打ちなどにより取り付ける。例
えば出隅部に配置されるパネル(例えば、図3中の壁パ
ネル40)に対して直角に接合される連結壁パネル(例
えば、図3中の連結壁パネルB)においては、その接合
側の端部が露出するように、胴縁を介して外装仕上材を
取り付ける。
【0056】このようにして製造された連結壁パネルA
〜Mを、施工現場へ運搬する。施工現場においては、ま
ず、基礎上に床パネル、半土台、土台などを設置し、一
階床面を構成する。
【0057】その後、連結壁パネルA〜Mを、アルファ
ベット順で一階床面に立設する。立設時には、連結壁パ
ネルを一階床面に接着固定すると共に、隣接する連結壁
パネルと接着固定する。
【0058】隣り合う連結壁パネルが同一平面をなすよ
うに立設するには、以下のようにして行う。例えば、連
結壁パネルBを立設した後に、連結壁パネルCを立設す
るには、まず、連結壁パネルCが設置される一階の床面
(床パネルの上面および半土台の上面)と、連結壁パネ
ルB・Cの当接面(壁パネル10の縦框材11表面及び
壁パネル20の縦框材21表面)と、一階の床面に接す
る連結壁パネルCの下面とに、接着剤を塗布する。
【0059】その後、連結壁パネルCを、一階床の上面
に立設する。この際、連結壁パネルCを構成する壁パネ
ル下方に形成された貫通孔に、連結壁パネルCの設置位
置に設けられたアンカーボルトの上端が貫通するよう
に、連結壁パネルCを設置する。このとき、図2に示す
ように、壁パネル10の縦框材11と、壁パネル20の
縦框材21とが当接される。
【0060】次に、連結壁パネルCの下端の面材露出領
域bにおいて、アンカーボルト位置近傍に開口部を形成
する。この開口部にナットを通して壁パネル20内部に
挿入し、アンカーボルトの上端にナットを螺合させて締
め付ける。必要に応じて、面材露出領域bにおいて、一
階床面に向かってスクリュー釘などを打ち付ける。
【0061】図4に示すように、ビス50をねじ込む。
まず、(a)に示すように、ビス50の先端を、第1面
材露出領域14上のビスねじ込み位置に配置する。ビス
のねじ込み角度を判断してから、(b)に示すように、
ドライバー51によりビス50を斜め方向Yに沿ってね
じ込む。図2に示すように、ビス50を壁パネル10の
縦框材11に通して、壁パネル20の縦框材21にねじ
込む(図4の(c))。
【0062】また、ほぼ同様にして、壁パネル20の第
1面材露出領域24側から、ビス50を壁パネル20の
縦框材21に通して、壁パネル10の縦框材11にねじ
込む。これにより、壁パネル10と壁パネル20とを引
き寄せる。
【0063】また、隣り合う連結壁パネルが直角をなす
ように立設するには、以下のようにして行う。例えば、
連結壁パネルAを立設した後に、連結壁パネルBを立設
するには、まず、連結壁パネルBが設置される一階の床
面(床パネルの上面および半土台の上面)と、連結壁パ
ネルA・Bの当接面(連結壁パネルAの端部側面及び壁
パネル30の縦框材31表面)と、一階の床面に接する
連結壁パネルBの下面とに、接着剤を塗布する。
【0064】その後、連結壁パネルBを、一階床の上面
に立設する。この際、連結壁パネルBを構成する壁パネ
ル下方に形成された貫通孔に、連結壁パネルBの設置位
置に設けられたアンカーボルトの上端が貫通するよう
に、連結壁パネルBを設置する。このとき、図3に示す
ように、壁パネル30の縦框材31と、壁パネル40の
端部側面とが当接される。
【0065】その後、連結壁パネルBの下端の面材露出
領域bにおいて、アンカーボルト位置近傍に開口部を形
成する。この開口部にナットを通して壁パネル30内部
に挿入し、アンカーボルトの上端にナットを螺合させて
締め付ける。必要に応じて、面材露出領域bにおいて、
一階床面に向かってスクリュー釘などを打ち付ける。
【0066】図3に示すように、上述の場合と同様にし
て、ビス50をねじ込む。壁パネル30の第1面材露出
領域34側から、ビス50を壁パネル30の縦框材に通
して、壁パネル40の縦框材41、結合材80にねじ込
む。また、壁パネル30の屋外側となる面材32側か
ら、ビス50を壁パネル30の縦框材に通して、結合材
80、壁パネル40の縦框材41にねじ込む。これによ
り、壁パネル30と壁パネル40とを引き寄せる。この
ようにして、連結壁パネルA〜Mを設置し、互いの端部
どうしを連結する。
【0067】隣り合う連結壁パネルどうしをビス50で
連結した後に、石膏などの耐火材からなる覆い部材を、
接着剤などにより、石膏ボードに形成された第1面材露
出領域に取り付け、固定する。
【0068】連結壁パネルA〜Mを一階床面に設置して
一階壁面を構築した後、従来と同様にして、二階床パネ
ル、二階壁パネルなどの設置を行う。また、出隅部にお
いて屋外側の面材が露出している部分に、外装仕上材、
防水シートなどを取り付け、外壁全面を外装仕上材で覆
う。
【0069】以上のように、例えば図2に示すように、
隣り合う連結壁パネルB・Cにおいて、一方の連結壁パ
ネルBの第1面材露出領域14側から、ビス50を、連
結壁パネルBを通して、連結壁パネルCの壁パネル20
にねじ込むことにより、連結壁パネルB・Cが同一平面
を形成するように、連結壁パネルB・Cを互いに引き寄
せて、接合設置できる。
【0070】また、例えば図3に示すように、隣り合う
連結壁パネルA・Bにおいて、一方の連結壁パネルBの
第1面材露出領域34側から、ビス50を、連結壁パネ
ルBを通して、連結壁パネルAの壁パネル40にねじ込
むことにより、連結壁パネルA・Bが直角をなすよう
に、連結壁パネルA・Bを互いに引き寄せて、接合設置
できる。
【0071】したがって、従来と異なり、金槌などをパ
ネル表面に向かって打ち付ける作業が不要となる。よっ
て、隣り合う連結壁パネルどうしの接合作業が容易とな
り、作業性を向上できる。
【0072】また、連結壁パネルの第1面材露出領域に
石膏製の覆い部材を取り付けて、第1面材露出領域に容
易に耐火処理を施せる。さらに、従来に比して、覆い部
材のサイズを小さくできるので、施工現場で覆い部材を
埋める作業がより容易となり、作業性を向上できる。ま
た、連結壁パネルの接合部を覆うように、覆い部材を取
り付けるので、より耐火性を向上できる。
【0073】また、連結壁パネルA〜Jに外装仕上材が
あらかじめ取り付けられているので、連結壁パネルA〜
Jを設置するのみで、外装仕上材を設置できる。したが
って、施工現場において、外装仕上材の施工を省略で
き、作業効率を上げられる。
【0074】また、壁パネルの上端部に面材露出領域a
が設けられているので、例えばこの連結壁パネルA〜M
を、最上階(二階建ての建築物であれば、二階)の壁に
適用した場合にも、面材露出領域aに、梁を支持するた
めの梁受け材や、その補強合板などを、従来と同様にし
て取り付けられる。
【0075】詳しく説明すると、もし仮に、石膏ボード
3を介して壁パネルに梁受け材や補強合板などを取り付
けるとすると、石膏ボード3に対して梁の荷重がかかっ
てしまうだけでなく、石膏ボード3の厚さぶんだけ梁の
長さを調節する必要が生じる。これに対し、面材露出領
域aに梁受け材などの部材を取り付ければ、従来と同様
にして梁を支持でき、以上のような問題を回避できる。
【0076】また、壁パネルの下端部に面材露出領域b
が設けられているので、従来と同様にして、アンカーボ
ルトのナット締めの際に開口部を設けたり、床面に向か
ってスクリュー釘などを打ち付けたりできる。
【0077】なお、以上の実施の形態においては、連結
壁パネルA〜Mが、一階の壁面を構成しているものとし
たが、本発明はこれに限定されるものではなく、二階以
上の壁面にも適用できるのは勿論である。また、連結壁
パネルA〜Mの端部どうしが接合されているものとした
が、これにかぎらず、一枚の壁パネルに石膏ボードがあ
らかじめ取り付けられた石膏ボード付き壁パネルが、互
いに接合されているものとしてもよい。
【0078】また、連結壁パネルの縦框材側の端部に、
上下にわたって第1面材露出領域が設けられているもの
としたが、これに限ることなく、ビス50をねじ込む位
置のみを除いて、石膏ボードを壁パネルの一面に取り付
けるものとしてもよい。この場合には、ビス50のねじ
込み位置に設けられる第1面材露出領域に、小片の覆い
部材を取り付けることで、耐火処理できる。したがっ
て、覆い部材の大きさが小さくなるので、施工現場での
作業性を向上できる。
【0079】また、図3において、それぞれの壁パネル
30、40に対して、石膏ボードと外壁仕上材とを逆の
面に設ければ、この壁パネルの接合構造を入隅部に適用
できる。この場合には、壁パネル30の第1面材露出領
域34は、例えば、図3中の上側に配置される面材32
側に設けられることになる。
【0080】また、連結壁パネルA〜Mの上下端部に面
材露出領域a・bが設けられているものとしたが、面材
の上端および下端のうち一方が露出されているものとし
てもよい。
【0081】また、連結壁パネルA〜Jに外装仕上材が
あらかじめ取り付けられているものとしたが、例えば屋
内に配置される連結壁パネルLにおいては、外装仕上材
を艤装する必要はなく、あらかじめ連結された壁パネル
の両面に石膏ボード3を艤装するものとしてもよい。
【0082】また、半土台と床パネルの上面に連結壁パ
ネルが立設されるものとしたが、床面上に連結壁パネル
が立設されていれば、これに限らず、例えば、土台上面
や、胴差の上面に立設されるものとしてもよい。
【0083】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、同一平面
を形成するように、隣り合う耐火板付き壁パネルどうし
を容易に接合でき、作業性を向上できる。また、第1面
材露出領域に、耐火処理を施せる。
【0084】請求項2記載の発明によれば、直角をなす
ように、隣り合う耐火板付き壁パネルどうしを容易に接
合でき、作業性を向上できる。また、第1面材露出領域
に、耐火処理を施せる。また、この接合構造を、出隅部
および入隅部の壁パネル接合に適用できる。
【0085】請求項3記載の発明によれば、請求項1ま
たは2記載の発明と同様の効果が得られるのは勿論のこ
と、施工現場において、耐火板および外装仕上材の施工
を省略でき、作業効率を上げられる。
【0086】請求項4記載の発明によれば、請求項1か
ら3のいずれかに記載の発明と同様の効果が得られるの
は勿論のこと、第2面材露出領域において、補強合板や
梁受け材などの取り付けや、ナット締め用の下部開口部
の形成、壁パネルの上下端部における釘打ちなどを、従
来と同様にして行える。
【0087】請求項5記載の発明によれば、請求項1記
載の発明と同様の効果が得られるのは勿論のこと、従来
に比して、隣り合う耐火板付き壁パネルどうしを容易に
接合できる。また、隣り合う壁パネルが同一平面を形成
するように、耐火板付き壁パネルを接合設置できる。ま
た、第1面材露出領域に耐火処理を施せる。
【0088】請求項6記載の発明によれば、請求項2記
載の発明と同様の効果が得られるのは勿論のこと、従来
に比して、隣り合う耐火板付き壁パネルどうしを容易に
接合できる。また、隣り合う壁パネルが直角をなすよう
に、耐火板付き壁パネルを接合設置できる。また、第1
面材露出領域に耐火処理を施せる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した一実施の形態の耐火板付き壁
パネルにより構成される建築物の一階部分を一点透視し
た平面図である。
【図2】図1中の耐火板付き壁パネルどうしの接合構造
を示す平断面図である。
【図3】図1中の耐火板付き壁パネルどうしの接合構造
を示す平断面図である。
【図4】ビスをねじ込む様子を説明するための図面であ
る。
【符号の説明】
10 壁パネル 11 縦框材(縦枠) 12 面材 13 石膏ボード(耐火板) 14 第1面材露出領域 a・b 第2面材露出領域 50 ビス B 連結壁パネル(耐火板付き壁パネル)
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) E04C 2/38 E04B 1/60 503N 504G Fターム(参考) 2E001 DE01 FA03 FA11 FA73 GA12 GA24 GA46 HA03 LA01 LA04 LA12 2E002 FA03 FB05 FB16 GA00 GA01 MA31 MA36 2E125 AA53 AD01 AD02 AE11 AE18 CA05 CA77 EA23 2E162 BA05 BB08 CA16 CE09

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】矩形状の枠体とこの枠体の両面に設けられ
    た面材とを備えた壁パネルの少なくとも一方の表面に、
    耐火板が取り付けられ、かつ、耐火板が取り付けられて
    いる側の壁パネルの表面に、枠体の縦枠側となる左右端
    部のうちの少なくとも一方に、面材が露出する第1面材
    露出領域を設けてなる耐火板付き壁パネルを、互いに接
    合してなる耐火板付き壁パネルの接合構造であって、 隣り合う耐火板付き壁パネルそれぞれの、第1面材露出
    領域が設けられている側の縦枠どうしが当接されてお
    り、 隣り合う耐火板付き壁パネルのうちの一方の耐火板付き
    壁パネルの第1面材露出領域側から、ビスが一方の耐火
    板付き壁パネルを通して、他方の耐火板付き壁パネルに
    ねじ込まれることで、これら耐火板付き壁パネルどうし
    が引き寄せられており、 第1面材露出領域には、耐火材からなる覆い部材が取り
    付けられていることを特徴とする耐火板付き壁パネルの
    接合構造。
  2. 【請求項2】矩形状の枠体とこの枠体の両面に設けられ
    た面材とを備えた壁パネルの少なくとも一方の表面に、
    耐火板が取り付けられ、かつ、耐火板が取り付けられて
    いる側の壁パネルの表面に、枠体の縦枠側となる左右端
    部のうちの少なくとも一方に、面材が露出する第1面材
    露出領域を設けてなる一方の耐火板付き壁パネルと、矩
    形状の枠体とこの枠体の両面に設けられた面材とを備え
    た壁パネルの少なくとも一方の表面に、耐火板が取り付
    けられてなる他方の耐火板付き壁パネルとを、直角に接
    合してなる耐火板付き壁パネルの接合構造であって、 一方の耐火板付き壁パネルの第1面材露出領域が設けら
    れている側の縦枠には、他方の耐火板付き壁パネルの端
    部側面が当接されており、 一方の耐火板付き壁パネルの第1面材露出領域側から、
    ビスが一方の耐火板付き壁パネルを通して、他方の耐火
    板付き壁パネルにねじ込まれることで、一方の耐火板付
    き壁パネルと他方の耐火板付き壁パネルとが引き寄せら
    れており、 第1面材露出領域には、耐火材からなる覆い部材が取り
    付けられていることを特徴とする耐火板付き壁パネルの
    接合構造。
  3. 【請求項3】耐火板付き壁パネルは、その壁パネルの他
    方の表面に、あらかじめ外装仕上材が取り付けられてい
    ることを特徴とする請求項1または2記載の耐火板付き
    壁パネルの接合構造。
  4. 【請求項4】耐火板付き壁パネルは、その壁パネルの表
    面の上下端部のうちの少なくとも一方に、面材が露出す
    る第2面材露出領域があらかじめ設けられていることを
    特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の耐火板付
    き壁パネルの接合構造。
  5. 【請求項5】請求項1記載の耐火板付き壁パネルの接合
    構造を得るための耐火板付き壁パネルの接合方法であっ
    て、 まず、耐火板付き壁パネルの第1面材露出領域が設けら
    れている側の縦枠どうしを当接することで、耐火板付き
    壁パネルどうしを隣接して配置し、 次いで、隣り合う耐火板付き壁パネルのうちの一方の耐
    火板付き壁パネルの第1面材露出領域側から、ビスを、
    一方の耐火板付き壁パネルを通して、他方の耐火板付き
    壁パネルにねじ込むことにより、これら耐火板付き壁パ
    ネルどうしを互いに引き寄せ、 次いで、第1面材露出領域に、耐火材からなる覆い部材
    を取り付けることを特徴とする耐火板付き壁パネルの接
    合方法。
  6. 【請求項6】請求項2記載の耐火板付き壁パネルの接合
    構造を得るための耐火板付き壁パネルの接合方法であっ
    て、 まず、一方の耐火板付き壁パネルの第1面材露出領域が
    設けられている側の縦枠に、他方の耐火板付き壁パネル
    の端部側面を当接することで、一方の耐火板付き壁パネ
    ルと他方の耐火板付き壁パネルとを隣接して配置し、 次いで、一方の耐火板付き壁パネルの第1面材露出領域
    側から、ビスを、一方の耐火板付き壁パネルを通して、
    他方の耐火板付き壁パネルにねじ込むことにより、一方
    の耐火板付き壁パネルと他方の耐火板付き壁パネルとを
    互いに引き寄せ、 次いで、第1面材露出領域に、耐火材からなる覆い部材
    を取り付けることを特徴とする耐火板付き壁パネルの接
    合方法。
JP2000063840A 2000-03-08 2000-03-08 耐火板付き壁パネルの接合構造、接合方法 Pending JP2001254462A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000063840A JP2001254462A (ja) 2000-03-08 2000-03-08 耐火板付き壁パネルの接合構造、接合方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000063840A JP2001254462A (ja) 2000-03-08 2000-03-08 耐火板付き壁パネルの接合構造、接合方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001254462A true JP2001254462A (ja) 2001-09-21

Family

ID=18583636

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000063840A Pending JP2001254462A (ja) 2000-03-08 2000-03-08 耐火板付き壁パネルの接合構造、接合方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001254462A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008297712A (ja) * 2007-05-29 2008-12-11 Ykk Ap株式会社 部材の接合方法及びパネル体
JP2018031249A (ja) * 2016-08-17 2018-03-01 積水化学工業株式会社 外壁目地構造及び外壁目地施工方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008297712A (ja) * 2007-05-29 2008-12-11 Ykk Ap株式会社 部材の接合方法及びパネル体
JP2018031249A (ja) * 2016-08-17 2018-03-01 積水化学工業株式会社 外壁目地構造及び外壁目地施工方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5483778A (en) Modular panel system having a releasable tongue member
US20060016139A1 (en) Wall and floor construction arrangements and methods
JPH07509290A (ja) 建物建築用のパネル・システム及び方法
JP3581426B2 (ja) 木造建築物の構造材と床構造及び屋根構造並びにそれらを用いた構築工法
KR20010012388A (ko) 모듈라 샌드위치 패널과 주택건축방법
JP2001254462A (ja) 耐火板付き壁パネルの接合構造、接合方法
GB2373001A (en) Prefabricated building panel
JP5714161B1 (ja) 壁パネルの接合構造及び壁パネルの接合方法
US20100011677A1 (en) Industrialized construction system and method
JP2008223358A (ja) 建物の施工方法
JP3876507B2 (ja) 小屋組構造およびその施工法
JP2980199B2 (ja) 建築物構造
JPH06136833A (ja) 天井付き床パネル及びこれを備える部屋ユニット
JP2769108B2 (ja) 木質ユニットハウスの組立工法
JP2000144891A (ja) 建造物の新規な壁構造材及び該壁構造材を使用した壁建造方法
JP3738783B2 (ja) 外壁改修構造
JP3766227B2 (ja) 建物
JP3126116B2 (ja) 長尺出隅材を用いた出隅部の施工方法
JP2001241099A (ja) 耐火板付き壁パネルおよびその接合構造、接合方法
JP2024075028A (ja) 吊天井構造
JPS5922807Y2 (ja) 壁板の取付け部の構造
JP2828857B2 (ja) 木質プレファブ建築の補助構面接合構造
JPH10306525A (ja) 耐力壁パネルの取付構造
JP3062808U (ja) 建造物の新規な壁構造材
JP2529428B2 (ja) 飾り庇屋根ユニット