JP2001253510A - 物流システム、通販システム及び記録媒体 - Google Patents

物流システム、通販システム及び記録媒体

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JP2001253510A
JP2001253510A JP2000065501A JP2000065501A JP2001253510A JP 2001253510 A JP2001253510 A JP 2001253510A JP 2000065501 A JP2000065501 A JP 2000065501A JP 2000065501 A JP2000065501 A JP 2000065501A JP 2001253510 A JP2001253510 A JP 2001253510A
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Tadahiko Ono
忠彦 小野
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Sega Logistics Service Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 顧客の発注した注文品の種類、数量、配送日
時等に基づいて配送ルート及び配送スケジュールを自動
設定する物流システムを提案する。 【解決手段】 本発明の物流システムは顧客からの注文
品の受注、及び取扱業者への注文品の発注を一元的に管
理する物流サーバ(10)と、顧客の注文内容をインタ
ーネット網(60)を介して物流サーバ(10)へ送信
する顧客端末(11,12,…,1m)とを備えてい
る。物流サーバ(10)は顧客からの要求に応じて注文
案内画面を顧客端末(11,12,…,1m)上に表示
し、顧客から指定された注文品の種類、個数、配送日
時、配送場所等を顧客データベース(20)に登録す
る。そして、注文品を各取扱業者が取り扱う製品毎に分
類して、注文品の発注を該当する取扱業者の受注端末
(21,22,…,2n)へインターネット網(60)
を介して行うとともに、注文品を共同配送拠点へ預託す
る旨を指示し、配送日時及び配送場所に関する情報を参
照して、共同配送拠点から各顧客へ至る物流業者の配送
ルート、及び配送スケジュールを自動設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインターネット等の
電子通信回線を利用して受発注を行う物流システムに係
わる。
【0002】
【従来の技術】従来、ゲームセンター、事務所、レスト
ラン等の事業者(顧客)が蛍光灯、景品、洗剤、トナー
カートリッジ等の商品を購入する場合、蛍光灯、トナー
カートリッジは電気メーカー、景品は景品メーカー、洗
剤は化学メーカーへそれぞれ個別に必要個数を発注し、
取引を行っていた。
【0003】このような個別的な取引では、各メーカー
(製造業者)へ個別的に商品を発注するため、商品が必
要になったときにその都度発注すると商品の配送コスト
が高くなる。そこで、必要個数がある程度多くなったと
きにまとめて発注するのが一般的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の取引形
態では顧客は必要な商品を必要なときに必要な個数だけ
発注するということができない。また、従来では物流業
者が注文品、注文数、配送日時等から手作業で配送ルー
ト、配送スケジュール等を設定しなければならず、手間
がかかっていた。
【0005】また、従来ではインターネットを利用した
通販システムが利用されているが、顧客が消耗品を購入
した場合、物流業者が顧客の購入した商品の交換時期に
商品の購入を提案する配慮はなされていなかった。
【0006】そこで、本発明は顧客の発注した注文品の
種類、数量、注文品の配送日時、注文品の配送場所等に
基づいて配送ルート、配送スケジュールを自動設定する
物流システム及び記録媒体を提案することを課題とす
る。また、本発明は顧客が必要な注文品を必要なときに
必要な個数だけ取引できる物流システム及び記録媒体を
提案することを課題とする。さらに、商品の買い替え時
期が近づいたときに、顧客に対してその旨を提案する通
販システム及び記録媒体を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するべ
く、本発明の物流システムは顧客からの注文品の受注、
及び取扱業者への注文品の発注を一元的に管理する物流
サーバと、顧客の注文内容を電子通信回線を介して当該
物流サーバへ送信する顧客端末とを備えている。物流サ
ーバは顧客からの要求に応じて注文案内画面を前記顧客
端末上に表示し、顧客から指定された注文品の種類、個
数、配送日時、配送場所等をデータベースに登録し、注
文品を各取扱業者が取り扱う製品毎に分類して、注文品
の発注を該当する取扱業者の受注端末へ電子通信回線を
介して行うとともに、注文品を共同配送拠点へ預託する
旨を指示し、前記配送日時及び配送場所に関する情報を
参照して、共同配送拠点から各顧客へ至る物流業者の配
送ルート、及び配送スケジュールを自動設定する。
【0008】上記の構成により、物流サーバは全ての顧
客からの注文内容を通信回線を介してデータベース上に
登録することができるため、これらの情報を基にして取
扱業者に対する注文品の発注、さらには、物流業者の各
顧客への配送ルート、及び配送スケジュールを自動設定
することができる。また、物流サーバは各顧客からの受
注を一元的に管理するため、各顧客は注文品の個数、種
類に関係なく必要なときに必要なものを必要なだけ発注
することができる。
【0009】ここで、取扱業者とは、顧客に対して商品
を譲渡する製造業者や卸売業者の他、顧客に対して製品
を貸出すリース業者を含むものとする。また、注文品は
有償、無償のいずれの場合も含むものとする。
【0010】本発明の好適な形態として、データベース
に配送区域の地図情報を記憶しておき、物流サーバが納
品日時、納品場所、及び地図情報から最適な配送ルート
を設定するように構成してもよい。例えば、注文品が一
般的な商品の場合には、一般道が選択されるが、精密機
器、危険物等の取扱に注意を要するものについては、交
通事情を考慮した配送ルートが設定される。また、配送
コストの低廉を図るため、各顧客に至る最短の配送ルー
トを設定するように構成してもよい。
【0011】また、物流サーバはデータベースを参照し
て、予め定められた運送手段の中から適切な運送手段を
選択するように構成してもよい。特に、データベースを
参照して、配送日における配送量を計算し、予め定めら
れた運送手段の中から配送コストが安い運送手段を選択
するように構成してもよい。
【0012】また、データベースに注文品毎の大きさ、
重量、荷姿、積み上げ可能個数等の製品情報を記憶して
おき、物流サーバが製品情報を参照して、選択した運送
手段への積荷手順を適宜設定するように構成してもよ
い。例えば、先に配送する顧客の注文品を配送車両の荷
台出口付近に配置するように積荷手順を設定するなどで
ある。
【0013】本発明の記録媒体は、電子通信回線を介し
て注文要求のあった顧客端末に注文案内画面を表示し、
顧客から指定された注文品の種類、個数、配送日時、配
送場所等をデータベースに登録し、注文品を各取扱業者
が取り扱う製品毎に分類して、注文品の発注を該当する
取扱業者へ電子通信回線を介して行うとともに、注文品
を共同配送拠点へ預託する旨を指示し、配送日時及び配
送場所に関する情報を参照して、共同配送拠点から各顧
客へ至る物流業者の配送ルート、及び配送スケジュール
を設定する手順をコンピュータに実行させるプログラム
が記録されたコンピュータ読取可能な記録媒体である。
【0014】本発明の通販システムは顧客からの商品の
購入要求を受け付ける通販サーバと、電子通信回線を介
して当該通販サーバへ商品の購入要求を行う顧客端末と
を備えている。通販サーバは商品の納入時期、商品の使
用状況、商品の平均的な交換時期等を各顧客毎にデータ
ベースに登録するとともに、当該顧客について商品の交
換時期を予測し、商品の交換が近づいている顧客に対し
て、当該商品の購入提案メッセージを電子通信回線を介
して顧客端末に送信する。
【0015】上記の構成により、通販サーバは各顧客の
商品の交換時期を予測することができるため、商品の交
換時期が近づいている顧客に対して購入メッセージを事
前に送信することで、顧客は商品のストック切れを防止
することができる。
【0016】本発明の記録媒体は、電子通信回線を介し
て商品の購入要求のあった各顧客毎に商品の納入時期、
商品の使用状況、商品の平均的な交換時期等をデータベ
ースに登録するとともに、当該顧客についての商品の交
換時期を予測し、商品の交換が近づいている顧客に対し
て、当該商品の購入提案メッセージを電子通信回線を介
して顧客端末に送信する手順をコンピュータに実行させ
るプログラムが記録されたコンピュータ読取可能な記録
媒体である。
【0017】本明細書において、コンピュータ読取可能
な記録媒体とは、何らかの物理的手段により物流管理プ
ログラム等が記録されているものであって、コンピュー
タに所望の機能を実現させることができるものをいう。
従がって、何らかの手段でコンピュータにダウンロード
し、所望の機能を実現させるものであればよい。例え
ば、ROM、フレキシブルディスク、ハードディスク、
CD−ROM、CD−R、DVD−ROM、DVD−R
AM、DVD−R、PDディスク、MDディスク、MO
ディスク等の情報記録媒体を含む。有線又は無線の通信
回線(公衆回線、データ専用線、インターネット、衛星
回線等)を介してホストコンピュータからデータの転送
を受ける場合のデータベースも記録媒体に含まれるもの
とする。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、各図を参照して本実施の形
態について説明する。
【0019】図1は本実施形態に係わる物流システムの
概要図である。同図において、物流業者が管理する物流
サーバ10にはバス70を介して顧客データベース2
0、商品データベース30、運送手段データベース4
0、及び配送ルートデータベース50が接続している。
【0020】顧客データベース20には物流業者からア
カウントが与えられているそれぞれの顧客の会社名、住
所、電話番号、FAX番号、部署名、担当者名、担当者
の電子メールアドレス、アカウント名、パスワード、注
文品の配送場所名、配送場所住所、配送場所電話番号、
配送場所FAX番号、商品の納期、配送希望時刻、注文
品名、注文数、注文受注日時、注文品の使用状況(例え
ば、消耗品の場合に1日の消費量等)、注文品の交換時
期等が登録されている。
【0021】商品データベース30には物流業者が受注
する商品名、容量、重量、荷姿、配置情報(縦置不可、
積上不可、積上可能個数の上限値、こわれもの等の情
報)が登録されている。運送手段データベース40には
物流業者が注文品を配送する際の車種(トラック、ライ
トバン、バイク等)、荷台容積、積載重量等が登録され
ている。配送ルートデータベース50は配送区域の地図
情報(デジタルマップ)、顧客への配送ルートのサンプ
ルモデル、道路情報(道路の制限速度、道路幅等)が登
録されている。
【0022】また、同図において、符号11、12、
…、1mは顧客がインターネット網60を介して物流サ
ーバ10へ注文品を発注するためのコンピュータ端末で
あり、本明細書において特に顧客端末というものとす
る。例えば、顧客端末11はゲームセンターのコンピュ
ータ端末、顧客端末12は事務所のコンピュータ端末、
…、という具合に割り当てられている。
【0023】また、符号21、22、…、2nは物流サ
ーバ10を介して顧客端末11、12、…、1mからの
発注を受ける各メーカーのコンピュータ端末であり、本
明細書において特に受注端末というものとする。例え
ば、受注端末21は電気メーカーのコンピュータ端末、
受注端末22は景品メーカーのコンピュータ端末、…、
という具合に割り当てられている。
【0024】物流サーバ10はインターネット網60を
介して顧客からの注文品の発注を受け、注文品名、注文
数、注文受注日時、配送希望時刻等の情報を顧客データ
ベース20へ登録するとともに、これらの情報を注文品
の種類毎に分類してインターネット網60を介して受注
端末21、22、…、2nへ送信し、各メーカーに対し
て商品の発注を行う。これらの商品の発注は電子メール
等で行うことができる。また、物流サーバ10は顧客と
メーカー間の受発注を管理するとともに、上記の各種デ
ータベースを参照して注文品の配送ルート、配送時間、
配送手段等を決定する(詳細については後述する)。
【0025】尚、物流業者から各メーカーへの発注は必
ずしもインターネット網60を介して電子的に行う必要
はなく、例えば、電話、FAX、葉書等の通信手段を利
用することもできる。
【0026】本実施形態の物流システムの概要を図2を
参照して繰り返し説明する。同図において、符号100
は物流業者、81はゲームセンター、82は事務所、8
3はレストラン、71は電気メーカー、72は景品メー
カー、73は化学メーカーである。物流業者100は物
流サーバ10を備え、ゲームセンター81、事務所8
2、及びレストラン83はそれぞれ顧客端末11、顧客
端末12、及び顧客端末13を備えている。また、電気
メーカー71、景品メーカー72、及び化学メーカー7
3はそれぞれ受注端末21、受注端末22、及び受注端
末23を備えている。
【0027】例えば、ゲームセンター81がインターネ
ット網60を介して顧客端末11から、景品、蛍光灯、
おしぼりを物流業者100に発注したとする。同様に、
事務所82が蛍光灯、トイレットペーパー、文房具を発
注し、レストラン83がおしぼり、調理道具、洗剤を発
注したとする。各顧客からの注文は物流業者100が管
理する物流サーバ10に集中し、顧客データベース20
に蓄積されるとともに、物流業者100から電気メーカ
ー71へ蛍光灯が発注される。同様に、景品メーカー7
2には景品が発注され、化学メーカー73には洗剤、ト
イレットペーパーが発注される。また、図示しない文房
具メーカーには文房具が発注され、調理道具メーカーに
は調理道具、おしぼりが発注される。
【0028】注文を受けた各メーカーは物流業者100
の配送拠点(配送センター)へ注文品を預託する。預託
された注文品は物流サーバ10によって決定された配送
車両、配送ルート、及び配送スケジュールに従ってそれ
ぞれの顧客に注文品が納入される。同図では、1台のト
ラック90によってレストラン83、事務所82、ゲー
ムセンター81の順に注文品を納入する場合を図示して
いる。
【0029】尚、各メーカーへの発注は顧客からの注文
があったときに逐次行う必要はなく、配送拠点の倉庫に
予め所定数の商品をストックしておき、商品の在庫数が
少なくなったときにメーカーへ発注するように物流シス
テムを構築してもよい。
【0030】次に、図3を参照して物流サーバ10にお
ける顧客からの受注手順について説明する。まず、顧客
が自己の顧客端末から物流業者100のURL(Unifor
m Resource Locator)を入力し、注文ページにアクセ
スする(ステップS101)。物流サーバ10は顧客認
証を行い、アクセスのあった顧客に対してアカウントが
与えられているか否かを判定する(ステップS10
2)。アカウントが与えられていない場合には(ステッ
プS103;NO)、顧客端末の画面には顧客情報の入
力案内画面が表示される。顧客は画面に表示された案内
に従って、事務所名、住所、電話番号、FAX番号、担
当者名、電子メールアドレス、部署名などの必要事項を
入力する(ステップS104)。入力された顧客情報は
顧客データベース20に登録され(ステップS10
5)、当該顧客に対してアカウント名、パスワードが発
行される(ステップS106)。顧客はアカウント名、
パスワードを取得し(ステップS107)、注文ページ
を表示するために、アカウント名、パスワードを入力す
る(ステップS108)。
【0031】一方、既にアカウントが与えられている顧
客に対しては(ステップS103;YES)、物流サー
バ10は顧客に対してアカウント名、パスワードを要求
し(ステップS109)、顧客は画面に表示される案内
に従ってアカウント名、パスワードを入力する(ステッ
プS108)。すると、物流サーバ10は顧客に対して
注文ページを表示する(ステップS110)。物流サー
バ10はWWW(World Wide Web)サーバから構成さ
れており、HTML(Hyper Text Markup Languag
e)で記述されたドキュメントをHTTP(Hyper Text
Transfer Protocol)によって顧客端末に送信する。
顧客端末のWebブラウザがHTMLを解析することで
注文の案内画面が表示される。
【0032】顧客は画面に表示される案内に従って注文
品、個数、納期、配送時刻、配送場所等の注文書データ
を入力する(ステップS111)。入力が終了すると、
物流サーバ10は受注確認を表示し(ステップS11
2)、追加・訂正の有無を確認するメッセージを顧客端
末へ送信する(ステップS113)。顧客は注文品の追
加・訂正等がない場合には(ステップS114;N
O)、物流サーバ10に対して注文書データを送信する
(ステップS115)。一方、注文品の追加・訂正等が
ある場合には(ステップS114;YES)、ステップ
S111に戻って再び注文品を入力する。注文書データ
を受信した物流サーバ10は注文履歴を顧客データベー
ス20に登録するとともに(ステップS116)、配送
決定処理によって配送ルート、配送時間、配送手段等を
決定する(ステップS117)。
【0033】次に、図4を参照して配送決定処理につい
て説明する。物流サーバ10は顧客データベース20か
ら各顧客毎に注文書データを読み込み(ステップS20
1)、注文品、個数、納期、配送時刻、配送場所等を確
認する(ステップS202)。配送日時の指定がある場
合には(ステップS203;YES)、顧客の指定に基
づいて配送日を設定する(ステップS204)。配送日
時の指定がない場合であって(ステップS203;N
O)、配送場所の指定がある場合には(ステップS20
5;YES)、顧客の指定に基づいて配送場所を設定す
る(ステップS206)。一方、配送場所の指定がない
場合には顧客住所を配送先に設定する(ステップS20
7)。次いで、注文書データ数nを1だけデクリメント
する(ステップS208)。この結果、注文書データ数
nが0でない場合には(ステップS209;NO)、ス
テップS201〜ステップS208の各処理ステップを
再度実行し、注文書データ数nが0になった場合には
(ステップS209;YES)、配送ルートと配送スケ
ジュールを仮設定する(ステップS210)。
【0034】本ステップにおいて、物流サーバ10は配
送ルートデータベース50に登録されている配送区域の
デジタルマップを用いて、道路をノードとリンクに分
け、予め設定されているノード間の平均走行時間、顧客
への配送ルートのサンプルモデル、顧客への配送時刻、
及び配送場所を参照してノードのつなぎ替えを行い、1
日の配送所要時間が最短になるよう、複数回のシミュレ
ーションを行って配送ルート及び配送スケジュールを仮
設定する。
【0035】次いで、それぞれの配送日について配送車
両を設定する(ステップS211)。本ステップにおい
て、物流サーバ10は商品データベース30を参照し
て、配送日における注文品の運送量を計算し、運送手段
データベース40に登録されている車両の中から、配送
コストが最安になる運送手段、例えば、車両数が最小に
なるように配送車両を決定する。そして、配送スケジュ
ールと商品データベース30に登録されている各商品の
商品名、容量、重量、荷姿、配置情報(縦置不可、積上
不可、積上可能個数の上限値、こわれもの等の情報)を
参照して、先に配送する注文品が荷台の出口近くに配置
されるように、注文品の載置位置を定める。
【0036】最後に、配送日における交通情報を参照し
て配送ルート、配送スケジュール、配送車種、配送車両
数等を再調整する(ステップS212)。交通情報には
交通情報センタがインターネット、電話、FAX等で提
供する開通情報(高速道路、有料道路の新規開通情
報)、通行止め情報(区間、時間帯、迂回路案内、迂回
路走行所要時間)、高速道路・一般道の渋滞区間情報、
交通事故情報等がある。物流サーバ10はこれらの情報
をリアルタイムに収集し、配送日における配送ルート等
を最終決定する(ステップS213)。
【0037】尚、上記の構成において、物流サーバ10
は商品(消耗品)の交換時期が近づいたときにその旨を
顧客に提案するように構成してもよい。上述したよう
に、顧客データベース20には、注文品の使用状況(例
えば、消耗品の場合に1日の消費量等)、注文品の交換
時期等が登録されている。この情報は顧客から注文を受
けたときに、それらの備品の使用状況、例えば、照明器
具であれば1日に何時間点灯するか、消耗品であれば1
日何個消費するか、定期的に備品を交換している場合に
は交換時期等を尋ねて顧客データベース20に登録した
ものである。物流サーバ10は備品の購入時期と使用状
況から部品の交換時期を計算し、交換時期の近づいてい
る顧客に対して備品の購入を提案するメールを作成し、
送付する。このように構成した場合、物流サーバ10
は、インターネット通販における通販サーバとして機能
する。
【0038】具体的な処理手順について、図5を参照し
て説明する。物流サーバ10は顧客データベース20を
参照して納入品と納入日をチェックする(ステップS3
01)。納入品のうち、寿命が切れているもの、交換時
期の近いもの、消耗品であって、残りがわずかなものが
あるか否かをチェックする(ステップS302)。上記
のうち何れかに該当するものがあれば(ステップS30
2;YES)、その顧客に対して備品の購入を提案する
メッセージを電子メールに記述して、送付する(ステッ
プS303)。寿命切れ商品等がない場合(ステップS
302;NO)、或いは顧客に対して上記のメールを送
付した後、顧客数mを1だけデクリメントし(ステップ
S304)、mが0でなければ(ステップS305;N
O)、次の顧客について上記の処理ステップ(ステップ
S301〜ステップS304)を再度繰り返す。
【0039】以上の構成により、物流業者は顧客からの
注文をインターネットを介して受注し、受注データに基
づいて最適な配送ルート、配送スケジュール、運送車両
等を設定することができるため、合理的な物流システム
を構築することができる。従って、配送コストの低下、
注文品の納期の遵守等、配送サービスの向上を実現する
ことができる。
【0040】また、本実施形態によれば、それぞれの顧
客の注文品の全てを配送拠点に収集し、当該配送拠点か
ら各顧客へ注文品を配送するシステムであるため、それ
ぞれの顧客への納入は1パッケージで行うことができ
る。従って、顧客は商品の種類、数量に拘わらず、必要
なときに必要な個数だけ必要なものを1回の配達で受け
取ることができる。
【0041】また、顧客の発注量が増大し、物流業者が
1日に多数の顧客を巡回できるようになると、各顧客へ
の1回の納入を最小化することができ、同時に顧客の在
庫量も最小化することができる。
【0042】また、ゲームセンター、事務所、レストラ
ン等の事業者は商品の繰り返し注文が多いため、顧客の
対象としてこれらの事業者を選択すれば、効率的な物流
システムを構築することができる。さらに、各顧客から
の注文数が少なくても、物流業者が受注する全体の注文
数は多いため、各メーカーへ大量発注をすることがで
き、商品の価格を安く抑えることができる。
【0043】また、商品の受発注をインターネットの注
文ページで行うことで、商品の受発注の事務作業を大幅
に簡略化することができる。
【0044】また、本実施形態の物流システムはインタ
ーネット等の公開された通信ネットワークを使用してい
るのでシステムの利用者(顧客)はそのネットワークに
接続可能な汎用のコンピュータ端末を準備すれば良いの
でその経済的負担は軽く、またシステムの維持管理の費
用も安くて済む利点がある。
【0045】また、消耗品等の交換時期、買い替え時期
等を物流サーバ10が一元的に管理することで、通販サ
ービスを向上させることができる。これによって、顧客
の方も備品の寿命が尽きる前に備品を購入することがで
きるため、備品のストックを使い尽くさなくて済む。
【0046】尚、本発明の物流システムはリース業者か
ら各顧客へ提供されるリース製品の配送にも応用するこ
とができる。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、物流サーバは全ての顧
客からの注文内容を通信回線を介してデータベース上に
登録することができるため、これらの情報を基にして取
扱業者に対する注文品の発注、さらには、物流業者の各
顧客への配送ルート、及び配送スケジュールを自動設定
することができる。また、物流サーバは各顧客からの受
注を一元的に管理するため、各顧客は注文品の個数、種
類に関係なく必要なときに必要なものを必要なだけ発注
することができる。
【0048】また、本発明によれば、通販サーバは各顧
客の商品の交換時期を予測することができるため、商品
の交換時期が近づいている顧客に対して購入メッセージ
を事前に送信することで、顧客は商品のストック切れを
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の物流システムの概要図である。
【図2】本実施形態の物流システムの概要図である。
【図3】顧客からの受注手続のフローチャートである。
【図4】物流サーバが行う配送決定処理のフローチャー
トである。
【図5】物流サーバが行う発注提案処理のフローチャー
トである。
【符号の説明】
10…物流サーバ、20…顧客データベース、30…商
品データベース、40…運送手段データベース、50…
配送ルートデータベース、60…インターネット網、7
0…バス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E042 CC01 CD01 CD04 EA01 3F022 MM08 MM30 MM42 5B049 BB11 BB31 CC02 CC05 CC08 CC32 CC40 DD00 DD05 EE05 EE12 EE31 EE41 FF03 FF04 FF09 GG04 GG07 9A001 JJ01 JJ25 JJ27 JJ51 JJ52 JJ53 KZ57 LL03

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 顧客からの注文品の受注、及び取扱業者
    への注文品の発注を一元的に管理する物流サーバと、顧
    客の注文内容を電子通信回線を介して当該物流サーバへ
    送信する顧客端末とを備え、該物流サーバは顧客からの
    要求に応じて注文案内画面を前記顧客端末上に表示し、
    顧客から指定された注文品の種類、個数、配送日時、配
    送場所等をデータベースに登録し、注文品を各取扱業者
    が取り扱う製品毎に分類して、注文品の発注を該当する
    取扱業者の受注端末へ電子通信回線を介して行うととも
    に、注文品を共同配送拠点へ預託する旨を指示し、前記
    配送日時及び配送場所に関する情報を参照して、共同配
    送拠点から各顧客へ至る物流業者の配送ルート、及び配
    送スケジュールを自動設定する物流システム。
  2. 【請求項2】 前記データベースは配送区域の地図情報
    をさらに備えており、物流サーバは前記納品日時、納品
    場所、及び地図情報から最適な配送ルートを設定する請
    求項1に記載の物流システム。
  3. 【請求項3】 前記データベースは配送区域の地図情報
    をさらに備えており、物流サーバは前記納品日時、納品
    場所、及び地図情報から最短の配送ルートを設定する請
    求項1に記載の物流システム。
  4. 【請求項4】 前記物流サーバはデータベースを参照し
    て、予め定められた運送手段の中から適切な運送手段を
    選択する請求項1乃至請求項3のうち何れか1項に記載
    の物流システム。
  5. 【請求項5】 前記物流サーバはデータベースを参照し
    て配送日における配送量を計算し、予め定められた運送
    手段の中から配送コストが安い運送手段を選択する請求
    項1乃至請求項3のうち何れか1項に記載の物流システ
    ム。
  6. 【請求項6】 前記データベースは注文品毎に大きさ、
    重量、荷姿、積み上げ可能個数等の製品情報をさらに備
    えており、物流サーバは製品情報を参照して、選択した
    運送手段への積荷手順を適宜設定する請求項4又は請求
    項5に記載の物流システム。
  7. 【請求項7】 前記物流サーバは先に配送する顧客の注
    文品を配送車両の荷台出口付近に配置するように積荷手
    順を設定する請求項6に記載の物流システム。
  8. 【請求項8】 電子通信回線を介して注文要求のあった
    顧客端末に注文案内画面を表示し、顧客から指定された
    注文品の種類、個数、配送日時、配送場所等をデータベ
    ースに登録し、注文品を各取扱業者が取り扱う製品毎に
    分類して、注文品の発注を該当する取扱業者の受注端末
    へ電子通信回線を介して行うとともに、注文品を共同配
    送拠点へ預託する旨を指示し、前記配送日時及び配送場
    所に関する情報を参照して、共同配送拠点から各顧客へ
    至る物流業者の配送ルート、及び配送スケジュールを自
    動設定する手順をコンピュータに実行させるプログラム
    が記録されたコンピュータ読取可能な記録媒体。
  9. 【請求項9】 顧客からの商品の購入要求を受け付ける
    通販サーバと、電子通信回線を介して当該通販サーバへ
    商品の購入要求を行う顧客端末とを備え、該通販サーバ
    は商品の納入時期、商品の使用状況、商品の平均的な交
    換時期等を各顧客毎にデータベースに登録するととも
    に、当該顧客について商品の交換時期を予測し、商品の
    交換が近づいている顧客に対して、当該商品の購入提案
    メッセージを電子通信回線を介して顧客端末に送信する
    通販システム。
  10. 【請求項10】 電子通信回線を介して商品の購入要求
    のあった各顧客毎に商品の納入時期、商品の使用状況、
    商品の平均的な交換時期等をデータベースに登録すると
    ともに、当該顧客についての商品の交換時期を予測し、
    商品の交換が近づいている顧客に対して、当該商品の購
    入提案メッセージを電子通信回線を介して顧客端末に送
    信する手順をコンピュータに実行させるプログラムが記
    録されたコンピュータ読取可能な記録媒体。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110689301A (zh) * 2016-06-09 2020-01-14 藤泽和则 商品出货管理系统、商品出货管理方法以及存储介质
CN112789638A (zh) * 2018-09-25 2021-05-11 藤泽和则 商品配送管理系统以及程序
WO2022149451A1 (ja) * 2021-01-05 2022-07-14 エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社 避難者支援装置、方法およびプログラム
CN116307332A (zh) * 2023-05-16 2023-06-23 武汉大学人民医院(湖北省人民医院) 一种药品实时配送方法及装置

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