JP2001253214A - タイヤ用スパイクピン - Google Patents

タイヤ用スパイクピン

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JP2001253214A
JP2001253214A JP2000069126A JP2000069126A JP2001253214A JP 2001253214 A JP2001253214 A JP 2001253214A JP 2000069126 A JP2000069126 A JP 2000069126A JP 2000069126 A JP2000069126 A JP 2000069126A JP 2001253214 A JP2001253214 A JP 2001253214A
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Hiroshi Yamada
溥 山田
Takashi Akasaka
隆 赤坂
Hitoshi Yoshida
均 吉田
Nobuo Suzuki
亘男 鈴木
Kazuyuki Kabe
和幸 加部
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YAMADA SHINGIJUTSU KENKYUSHO KK
Yokohama Rubber Co Ltd
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YAMADA SHINGIJUTSU KENKYUSHO KK
Yokohama Rubber Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】氷雪路面走行時には制動性能に優れると共に一
般路面走行時には路面の損傷を防止できるタイヤ用スパ
イクピンの提供。 【解決手段】5%の圧縮変位をもたらす圧縮応力値が0
℃〜20℃の温度領域で2.5MPa以上30MPa以
下および0℃〜−20℃の温度領域で2.5MPa以上
であり、かつ20%の圧縮変位をもたらす圧縮応力値が
20℃以上の温度領域で1.2MPa以上20MPa以
下である組成物で、少なくとも一部を構成すること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、氷雪路面走行時に
は制動性能(グリップ力)に優れ、一般路面(舗装路
面)走行時には路面の損傷を防止できるタイヤ用スパイ
クピンに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、積雪路面や凍結路面(氷結路面)
用のタイヤとして、トレッドに金属製のスパイクピンを
埋め込んだスパイクタイヤが使用されてきた。しかし、
このスパイクタイヤでは、氷雪路面の走行には適するが
一般路面の走行に際し硬い金属のスパイクが路面を削
り、粉塵公害をもたらすという問題があり、日本をはじ
め世界的にその使用が禁止される方向に進んでいる。
【0003】そこで、走行時に一般路面を削ることな
く、かつ氷雪路面で滑ることのないゴム等からなる非金
属製スパイクピンを埋め込んだスパイクタイヤが提案さ
れている。
【0004】しかしながら、非金属製スパイクピンは一
般に「常温で軟らかく、氷点下で硬化する」物性を有す
るものであるが、従来の非金属製スパイクピンでは氷点
下で徐々に硬化するため、図5に示すように、スパイク
ピン1と、タイヤのトレッド面2に設けたスパイクピン
用穴の内壁面との間に、積雪路面走行に際してスパイク
ピンを冷却するための雪が充填される隙間を設けている
ので、その隙間によってスパイクピン1が座屈し易くな
り、氷雪路面走行時の制動性能(グリップ力)が低下す
るという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、氷雪
路面走行時には制動性能に優れると共に一般路面走行時
には路面の損傷を防止できるタイヤ用スパイクピンを提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のタイヤ用スパイ
クピンは、その少なくとも一部が、5%の圧縮変位をも
たらす圧縮応力値が0℃〜20℃の温度領域で2.5M
Pa以上30MPa以下および0℃〜−20℃の温度領
域で2.5MPa以上であり、かつ20%の圧縮変位を
もたらす圧縮応力値が20℃以上の温度領域で1.2M
Pa以上20MPa以下である組成物で構成されること
を特徴とする。
【0007】このように5%の圧縮変位をもたらす圧縮
応力値を0℃〜−20℃の温度領域で2.5MPa以上
にしたことにより、スパイクピンが0℃以下で一気に硬
くなり、かつ氷雪路面走行時にスパイクピンに氷層を破
壊するに足る硬さを与えることができるので、従来にお
けるようにスパイクピンとトレッドのスパイクピン用穴
の内壁面との間に隙間を設けなくてもよいから、氷雪路
面走行時の制動性能を向上させることが可能となる。
【0008】また、5%の圧縮変位をもたらす圧縮応力
値を0℃〜20℃の温度領域で2.5MPa以上30M
Pa以下にすると共に20%の圧縮変位をもたらす圧縮
応力値を20℃以上の温度領域で1.2MPa以上20
MPa以下にしたことにより、スパイクピンが0℃超で
一気に軟らかくなるので、一般路面(舗装路面)走行時
にスパイクピンが路面を損傷することがない。
【0009】ここで、5%の圧縮変位をもたらす圧縮応
力値および20%の圧縮変位をもたらす圧縮応力値は、
それぞれ、JIS K−6254(加硫ゴムの低変形に
おける応力・ひずみ試験方法)に準拠したものである。
【0010】「5%の圧縮変位をもたらす圧縮応力値を
0℃〜−20℃の温度領域で2.5MPa以上」にする
と、スパイクピンの0℃でのショアーA硬度が98〜1
00となる。100超では、計測限界点100を超える
値となる。また、「5%の圧縮変位をもたらす圧縮応力
値を0℃〜20℃の温度領域で2.5MPa以上30M
Pa以下にすると共に20%の圧縮変位をもたらす圧縮
応力値を20℃以上の温度領域で1.2MPa以上20
MPa以下」にすると、スパイクピンの20℃でのショ
アーA硬度が55〜95となる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1に本発明のタイヤ用スパイク
ピンの一例を示す。図1において、スパイクピン1はタ
イヤのトレッド面2に設けたスパイクピン用穴の底部に
固定される鍔状のベース部4とこのベース部4からトレ
ッド面2側に突設されるピン部5からなる。
【0012】ベース部4の底部には、少なくともピン部
5に対応する部分が反トレッド面側に突出する出っ張り
部6を設けることが好ましい。出っ張り部6を設けない
場合には、走行中にベース部4側根元7に応力が集中し
てベース部4が破壊されることがあるので、出っ張り部
6を設けてその応力を分散させるためである。出っ張り
部6の形状は、逆三角錐状であっても逆半球状であって
もいずれでもよい。出っ張り部6は、ベース部4および
ピン部5と同じ材料で構成される。
【0013】ピン部5の形状は、いずれでもよく、例え
ば、図1に示されるようにベース部4からトレッド面2
方向に行くにつれて徐々に径が小さくなる円柱状でよ
く、また、図2に示されるように内部に長手方向に空洞
8を有する中空円筒体(いわゆるマカロニ円筒体)であ
ってもよい。
【0014】本発明では、ベース部4とピン部5からな
るスパイクピン1の少なくとも一部を、5%の圧縮変位
をもたらす圧縮応力値を0℃〜20℃の温度領域で2.
5MPa以上30MPa以下および0℃〜−20℃の温
度領域で2.5MPa以上(好ましくは2.5MPa以
上50MPa以下)に、かつ20%の圧縮変位をもたら
す圧縮応力値を20℃以上の温度領域で1.2MPa以
上20MPa以下(より好ましくは3.5MPa以下)
に定めた組成物で構成している。
【0015】20%の圧縮変位をもたらす圧縮応力値を
20℃以上の温度領域で20MPa以下にすることによ
り、舗装路面走行時にスパイクピンの座屈が20%以上
生じることになり、この弾性的変形は舗装路面とタイヤ
接地面間で発現されるのでスパイクピン1が路面を削ら
ない目安となる数値である。
【0016】組成物をこのように定めるには、この組成
物を構成する成分の種類およびその量を適宜勘案するこ
とによればよい。なお、上記の圧縮応力値は、この組成
物の架橋後の値である。5%の圧縮変位をもたらす圧縮
応力値および20%の圧縮変位をもたらす圧縮応力値を
上記のように定めることにより、組成物の硬さが0℃を
境として一気に変化するようになる。
【0017】この組成物の構成成分としては、例えば、
エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂、ポリノルボーネン、ア
クリロニトリル−ブタジエンゴム(NBR)などのゴム
を挙げることができる。
【0018】また、この組成物に繊維素材を配合した複
合物をスパイクピンの少なくとも一部に用いるようにし
てもよい。例えば、図3に示すように、この複合物を芯
棒材としてピン部5のトレッド面方向先端部にこの芯棒
材を部分的に埋め込んで突出部9を形成してもよい。突
出部9では繊維素材がピン部5の長手方向に沿って複合
化しているため、氷雪路面でいっそうグリップ力を高め
ることができる。突出部9を除くピン部5には、通常の
非金属製スパイクピンに用いるゴムを用いても上記の組
成物を用いてもいずれでもよい。大型タイヤやリフト用
タイヤなどの場合には、スパイクピンが荷重に耐えるよ
うにするために、その外形を太くして図4に示すように
ピン部5のトレッド面方向先端部からベース部4に亘っ
て芯棒材を埋め込むようにするのがよい。このように芯
棒材を埋め込まない場合には、砕氷効果を発現できない
からである。図4に示すように埋め込む場合の芯棒材の
太さは、1.5mm以上5mm以下とするのがよい。
【0019】上記の繊維素材としては、例えば、ガラス
繊維、シリカ繊維、炭素繊維、ウイスカー、芳香族ポリ
アミド繊維、加工した金属線、無機質繊維、線状高分子
の不織布等、繊維構造を有するものであり、最も好まし
いものは、ヤング率、剛性率の極限強度が大であって、
耐磨耗性に優れた材質から選ばれる。
【0020】つぎに、本発明のスパイクピンに用いる組
成物の配合例(エポキシ樹脂組成物)を表1に示す。
【0021】
【表1】
【0022】この配合例の組成物を常法により硬化せし
め、JIS K−6254に準拠してその圧縮応力値を
測定したところ、5%の圧縮変位をもたらす圧縮応力値
が0℃〜20℃の温度領域で30〜7MPaおよび−1
℃〜−20℃の温度領域で50MPaであり、かつ20
%の圧縮変位をもたらす圧縮応力値が20℃以上の温度
領域で7MPaであった。また、この組成物についてエ
ポキシ基反応率68%、82%、85%、93%、98
%の場合の温度と引張弾性率(dyn/cm2)との関
係を図6に示す。
【0023】図6から判るように、0℃を境として硬さ
(引張弾性率)が一気に変化している。すなわち、0℃
以下で一気に硬くなり、0℃超で一気に軟らかくなるこ
とが判る。このように、エポキシ樹脂組成物は、固有の
0℃を境に引張弾性率Eが急激に変化する性状を有する
が、特に反応率68%では、常温時において、引張弾性
率Eは107 と低く弾性に富み、且つ,網目構造架橋率
も高く、高強度なゴム的性状を示す。すなわち,氷点0
℃を境に露出を破壊しない弾性と氷砕剛性に応答する。
また、配合添加物として、弁柄などの金属酸化物やセラ
ミックス類は、カップリング剤とマトリックス間で強固
に反応すると共に、無機質繊維および合成繊維とも結合
するので、耐磨耗を著しく改善する。また、金属(無機
質)類と高分子間との摩擦では、高分子は摩擦熱によっ
て高分子表面に焼き付き、しかも摩擦面に平行なせん断
力を受けることとなり、その破壊は高分子層内で行われ
る。このせん断破壊抵抗値は摩擦抵抗値として測定され
るが、氷上では,摩擦熱を発せず、表面の焼き付き凹凸
粒子は摩擦抵抗を生み、反対に舗装路面では摩擦熱で軟
化また融解された高分子層が表面に位置し、舗装面に存
在する石材粒子も焼付き高分子に内包されるので、摩擦
は著しく低減される一方、反対に氷上では摩擦材として
付加機能するので、氷に対する脆性破壊を呈し易くなり
砕氷効果が向上する。
【0024】表1の配合例の組成物と前述の繊維素材と
混合する場合には、その組成物を撹拌機で混合すると粘
著な液状物が得られる。この混合物を繊維素材に含浸せ
しめ、任意の太さ及び形態に成形する。さらに、乾燥し
た成形品の硬化条件として、1次:80℃×2時間およ
び2次:180℃×6時間の加熱処理を呈する。このエ
ポキシ基反応率は68%に達する。このようにして得ら
れた芯棒材は、繊維と樹脂と弁柄粒子が互いに絡み合う
複合形態となり、常温では可撓性、屈曲性に富んだ棒状
物となるが、しかし、縦方向には繊維構造によって、伸
びは著しく制御される。この棒状物をスパイクピンの先
端部に用いるとその先端部における摩擦、磨耗(破壊)
作用に好都合なものとなる。すなわち、繊維が弾性物の
運動を制御する形となり、タイヤのスチールやプライ布
の役割を果たし、動的破壊を免れる構造体となる。
【0025】
【実施例】 表2に示す配合の組成物を作製し、この
組成物につき、JIS K−6254に準拠してその圧
縮応力値を測定したところ、5%の圧縮変位をもたらす
圧縮応力値が0℃〜20℃の温度領域で2.5〜4.5
MPaおよび0℃〜−20℃の温度領域で2.5〜3
3.5MPaであり、かつ20%の圧縮変位をもたらす
圧縮応力値が20℃以上の温度領域で1.2MPaであ
った。
【0026】また、この組成物の温度と引張弾性率Eと
の関係をみたところ、0℃以下で一気に硬くなり、0℃
〜−5℃で引張弾性率Eがほぼ1010dyn/cm2
なり、0℃超で一気に軟らかくなる(引張弾性率Eが0
℃で109 dyn/cm2 、5℃で108 dyn/cm
2 )ことが判った。
【0027】表2に示す配合の組成物の温度と引張弾性
率との関係を図7に示す。
【0028】
【表2】
【0029】 表3に示す配合の組成物を作製し、こ
の組成物につき、JIS K−6254に準拠してその
圧縮応力値を測定したところ、5%の圧縮変位をもたら
す圧縮応力値が0℃〜20℃の温度領域で2.5〜6.
6MPaおよび0℃〜−20℃の温度領域で6.6〜2
2.4MPaであり、かつ20%の圧縮変位をもたらす
圧縮応力値が20℃以上の温度領域で10.9MPaで
あった。
【0030】また、この組成物の温度と引張弾性率Eと
の関係をみたところ、0℃近辺で傾斜的に硬くなり、0
℃〜−5℃で引張弾性率Eが108 〜109 dyn/c
2を示し、−20℃でほぼ引張弾性率Eが1010dy
n/cm2 を示す。0℃以上では108 dyn/cm2
プラス台の半硬質の弾性性状を示す。
【0031】表3に示す配合の組成物の温度と引張弾性
率との関係を図8に示す。
【0032】
【表3】
【0033】 表4に示す配合の組成物を作製し、こ
の組成物につき、JIS K−6254に準拠してその
圧縮応力値を測定したところ、5%の圧縮変位をもたら
す圧縮応力値が0℃〜20℃の温度領域で13.9〜2
9MPaおよび0℃〜−20℃の温度領域で29〜34
MPaであり、かつ20%の圧縮変位をもたらす圧縮応
力値が20℃以上の温度領域で26.9MPaであっ
た。
【0034】また、この組成物の温度と引張弾性率Eと
の関係をみたところ、0℃近辺で傾斜的に硬くなり、0
℃〜−5℃で引張弾性率Eが109 dyn/cm2 を示
し、−20℃で引張弾性率Eがほぼ5.5E+09dy
n/cm2 を示す。0℃以上では8.5E+08dyn
/cm2 台の半硬質弾性性状を示す。
【0035】表4に示す配合の組成物の温度と引張弾性
率との関係を図9に示す。
【0036】
【表4】
【0037】 上記〜における組成物でそれぞれ
図1に示すスパイクピンをつくり、これを各種タイヤサ
イズの空気入りラジアルタイヤ、ソリッドタイヤのトレ
ッド面に設けたスパイクピン用穴の内壁面との間に隙間
を形成しないように装着してスパイクタイヤとなし、こ
のスパイクタイヤで氷雪路面および一般路面をそれぞれ
走行したところ、氷雪路面走行時の制動性能に優れ、か
つ一般路面走行時の路面の損傷がないことが判った。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明のタイヤ用ス
パイクピンでは、その一部を、5%の圧縮変位をもたら
す圧縮応力値が0℃〜20℃の温度領域で2.5MPa
以上30MPa以下および0℃〜−20℃の温度領域で
2.5MPa以上であり、かつ20%の圧縮変位をもた
らす圧縮応力値が20℃以上の温度領域で1.2MPa
以上20MPa以下とした組成物で構成したために、そ
の組成物は0℃を境として硬さが一気に変化するため、
スパイクピンとトレッドのスパイクピン用穴の内壁面と
の間に隙間を設けなくてもよいから、一般路面(舗装路
面)走行時に路面を損傷することなしに、氷雪路面走行
時の制動性能を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のタイヤ用スパイクピンの一例の側面視
説明図である。
【図2】本発明のタイヤ用スパイクピンの別例の側面視
断面説明図である。
【図3】本発明のタイヤ用スパイクピンの他例の側面視
説明図である。
【図4】本発明のタイヤ用スパイクピンの他の一例の側
面視説明図である。
【図5】従来のタイヤ用スパイクピンの一例の側面視説
明図である。
【図6】表1の配合による組成物の一例の温度と引張弾
性率(dyn/cm2 )との関係図である。
【図7】表2の配合による組成物の一例の温度と引張弾
性率(dyn/cm2 )との関係図である。
【図8】表3の配合による組成物の一例の温度と引張弾
性率(dyn/cm2 )との関係図である。
【図9】表4の配合による組成物の一例の温度と引張弾
性率(dyn/cm2 )との関係図である。
【符号の説明】
1 スパイクピン 2 トレッド面 4 ベース部 5 ピン部 6 出っ張り部 7 ベース部側根元 8 空洞 9 突出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 均 茨城県つくば市東1−1 工業技術院物質 工学工業技術研究所複合材料部内 (72)発明者 鈴木 亘男 神奈川県平塚市追分2番1号 横浜ゴム株 式会社平塚製造所内 (72)発明者 加部 和幸 神奈川県平塚市追分2番1号 横浜ゴム株 式会社平塚製造所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 5%の圧縮変位をもたらす圧縮応力値が
    0℃〜20℃の温度領域で2.5MPa以上30MPa
    以下および0℃〜−20℃の温度領域で2.5MPa以
    上であり、かつ20%の圧縮変位をもたらす圧縮応力値
    が20℃以上の温度領域で1.2MPa以上20MPa
    以下である組成物で、少なくとも一部を構成した、タイ
    ヤのトレッド面に設けたスパイクピン用穴に固定される
    タイヤ用スパイクピン。
  2. 【請求項2】 5%の圧縮変位をもたらす圧縮応力値が
    0℃〜−20℃の温度領域で2.5MPa以上50MP
    a以下である請求項1記載のタイヤ用スパイクピン。
  3. 【請求項3】 前記組成物がエポキシ樹脂に繊維素材を
    配合した複合物であり、この複合物を芯棒材として部分
    的に埋め込んでトレッド面方向に突出する突出部を形成
    した請求項1又は2記載のタイヤ用スパイクピン。
JP2000069126A 2000-03-13 2000-03-13 タイヤ用スパイクピン Pending JP2001253214A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003252010A (ja) * 2002-03-05 2003-09-09 Hiroshi Yamada スパイク用芯棒、スパイク、タイヤ及び履物
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KR20220089993A (ko) * 2020-12-22 2022-06-29 한국타이어앤테크놀로지 주식회사 공기입 타이어용 스터드, 이를 포함하는 공기입 타이어 및 이의 제조방법

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