JP2001252791A - 粉末プレス成形機用原料供給装置 - Google Patents

粉末プレス成形機用原料供給装置

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JP2001252791A
JP2001252791A JP2000066634A JP2000066634A JP2001252791A JP 2001252791 A JP2001252791 A JP 2001252791A JP 2000066634 A JP2000066634 A JP 2000066634A JP 2000066634 A JP2000066634 A JP 2000066634A JP 2001252791 A JP2001252791 A JP 2001252791A
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JP
Japan
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feeder
powder press
mold table
powder
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Koichi Kawatsuna
光一 川綱
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AKECHI GAISHI KK
NGK Insulators Ltd
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AKECHI GAISHI KK
NGK Insulators Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】粉末原料を粉末プレス成形機の金型内に均一に
充填でき、成形歩留りや製品特性を向上できる。また漏
洩によるロスの防止も可能となる。 【解決手段】 金型テーブル2の上面で、フィーダカッ
プ3を往復移動させて、原料粉末を金型キャビティ21
内に充填するようにした粉末プレス成形機用原料供給装
置であって、第1に、前記金型テーブル2から一定の高
さにガイドレール4、4を配設し、そのガイドレール
4、4に噛み合わされる上下のローラ33a、33b、
・・・によって、前記フィーダカップ3が往復可能に配
設され、かつ前記フィーダカップ3には、その下端辺か
ら前記金型テーブル2の表面に達するスクレーパ51
a、51bが往復方向に対面する内面に、またスクレー
パ52a、52bが往復方向に平行する内側面に、それ
ぞれ設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粉末プレス成形機
の金型キャビティ内に粉末状あるいは顆粒状の原料を均
一に充填するための粉末プレス成形機への原料供給装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】粉末プレス成形機の金型キャビティ内に
上記のような原料を供給するためには、図5に示すよう
に金型テーブル11の表面で、原料供給ホース12を備
えたフィーダ13を往復させつつ、金型キャビティ14
内に原料を充填する方法が取られてきた。この場合、金
型テーブル11の表面とフィーダ13の下面との隙間か
ら原料が洩れないよう、エアシリンダなどに連結したレ
バー15によりフィーダ13を金型テーブル11の表面
に強制的に押しつけて浮き上がらないよう配慮してい
た。
【0003】ところがこのような従来の方法では、金型
キャビティ14内の原料の充填量が不均一となり易く、
その結果、粉末プレス成形された製品の重量、密度、寸
法、平行度などの製品特性にばらつきが生じるという問
題があった。このような問題を解決するため、本願出願
人は、先に特願平7−285500号により、この原料
供給ホース12の下端と金型テーブル11の上面との間
で旋回するプロペラ(図示せず)をフィーダ13に介装
した構造を提案した。
【0004】さらに、従来の装置を検討した結果、フィ
ーダ13を金型テーブル11の表面に強制的に押しつけ
て往復させた場合、摺動抵抗のためビビリ振動が発生
し、フィーダ13の動きが円滑でなくなる点が充填量の
ばらつきの原因と推定された。またこのビビリ振動のた
め、間欠的に原料の漏洩が始まり、この原料の漏洩がさ
らにビビリ振動を増大させる結果となった。また、押圧
力を減らすと、当初のビビリ振動は低下するが、原料の
漏洩を止めることができず、円滑な往復運動は得られな
かった。さらに、このような原料の漏洩は、金型テーブ
ル11が摩耗したり、押し固められた原料粒が混入して
色ボツなどの異物混入不良の原因にもなっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の問題点
を解決するためになされたものであり、粉末状あるいは
顆粒状の原料を粉末プレス成形機の金型内に均一に充填
することができ、それによって成形歩留りや製品特性を
向上させることができ、漏洩によるロスの防止も可能と
なる粉末プレス成形機への原料供給装置を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の問題は、成形用キ
ャビティを設けた金型テーブル上において、フィーダカ
ップを往復してスライドさせ、原料粉末を前記キャビテ
ィに供給するようにした粉末プレス成形機用原料供給装
置であって、前記金型テーブルから一定の高さにガイド
レールを配設し、そのガイドレールに沿って前記フィー
ダカップを往復可能に配設するとともに、前記フィーダ
カップには、その下端辺から前記金型テーブル表面に達
するスクレーパを設けたことを特徴とする本発明の粉末
プレス成形機用原料供給装置によって解決することがで
きる。
【0007】そして、本発明は、前記スクレーパが前記
金型テーブル表面を所定の圧力で押圧するよう上下動可
能に設けられたものであって、その下端部が6−ナイロ
ンまたは66−ナイロンにより形成されている前記した
粉末プレス成形機用原料供給装置として具体化でき、さ
らに前記スクレーパが、上部に設けた長孔によって前記
フィーダカップの内面に取り付けられ、その自重によっ
て上下動可能に、かつ前記金型テーブル表面を押圧する
よう設けられたものである前記した粉末プレス成形機用
原料供給装置として具体化できる。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明の粉末プレス成形機
用原料供給装置に係る実施形態について、図1〜4を参
照しながら説明する。本発明の粉末プレス成形機用原料
供給装置は、まず、図1(側面断面図)、2(正面断面
図)に示すように金型テーブル2の上面で、原料供給ホ
ース31を備えたフィーダカップ3を往復移動させて、
原料収容部32に収容されていた原料粉末を金型キャビ
ティ21内に充填するようにした点では従来と同様であ
る。
【0009】そして、本発明の特徴とするところは、第
1に、前記金型テーブル2から一定の高さにガイドレー
ル4、4を配設し、そのガイドレール4、4に沿って前
記フィーダカップ3が往復可能に配設されている点にあ
る。図2に示す事例では、フィーダカップ3の両外側方
にそれぞれ各1本のガイドレール4、4が配設され、ま
たフィーダカップ3の両外側面には上下に一対のローラ
33a、33b、ローラ33c、33d、ローラ33
e、33fが設けられ、この上下のローラ33a、33
b、・・・が前記ガイドレール4に噛み合わされてい
て、前記フィーダカップ3は、そのガイドレール4、4
に沿って一定に高さで往復可能とされている。
【0010】そして、第2には、前記フィーダカップ3
には、その下端辺から前記金型テーブル2の表面に達す
るスクレーパ51a、51bが往復方向に対面する内面
に、またスクレーパ52a、52bが往復方向に平行す
る内側面に、それぞれ設けられていて、原料収容部32
に収容されている原料粉末がフィーダカップ3下面と金
型テーブル2の隙間から漏出しないようにした点にあ
る。
【0011】さらに、本発明では、前記フィーダカップ
3自体は、前記金型テーブル2表面に押圧されないもの
であるが、前記スクレーパ51a、・・・は、前記金型
テーブル表面を所定の圧力で押圧するよう上下動可能に
取り付けられるのが好ましく、また、前記スクレーパ5
1a等の、金型テーブル2表面に接触する下端部は6−
ナイロンまたは66−ナイロンにより形成されるのが、
接触抵抗を減じて、フィーダカップ3の往復運動を円滑
にできるなど、特に好ましい。
【0012】また、本発明におけるスクレーパの好まし
い形態を図3を参照して説明すると、アルミニウム合金
または構造用合成樹脂などから形成される、頭部61と
それに続く脚部62からなるほぼ長平板状のスクレーパ
本体6の、前記脚部62には6−ナイロンまたは66−
ナイロンからなる摺動板材63が添着されている。そし
て、前記頭部61の平面部には上下長孔65が、または
頭部61の先端部の端面部には上下長孔64が透設され
ている。
【0013】本発明では、このように形成されたスクレ
ーパを前記フィーダカップ3の内壁面にねじなどによっ
てルーズに取り付ければ、その自重によって上下動可能
に、かつ前記金型テーブル表面を押圧するよう設定する
ことができる。かくして、往復方向に対面するスクレー
パ51a、51b、および往復方向に平行なスクレーパ
52a、52bのそれぞれを個別に、押圧力を最も好適
な条件に調整して設定することができるので、摩耗金属
混入による色ボツや、原料の漏洩によるロスが防止で
き、原料の充填量のばらつきを抑制することができるよ
うになった。
【0014】図4は、粉末プレス成形機による約100
0個の成形体の充填量をプロットしたグラフであり、図
(A)は従来の原料供給装置による結果、(B)は本発
明の原料供給装置による結果であり、その充填量は、
(A)の場合は、平均値=100.02、ばらつきR=
1.01、標準偏差=0.17であったが、本発明の
(B)では、平均値=100.10、ばらつきR=0.
38、標準偏差=0.07の通り、顕著にばらつきが改
善された。また、1000個連続成形したときの原料の
漏出量は、従来の2500gに対して本発明では200
gに減少するなど大幅に改善されることが分かった。
【0015】なお、本発明において、このような作用効
果が得られる理由は、従来の装置では原料フィーダと金
型テーブルとの摩擦抵抗に基づくびびり振動が、直接に
原料フィーダ自体に伝わり、異常な振動として働くのに
対して、本発明では、スクレーパと金型テーブルとの間
でびびり振動が生じても、スクレーパが原料フィーダに
可動的に取り付けられているため、振動が原料フィーダ
に伝達しにくいためと考えられる。
【0016】
【発明の効果】本発明の粉末プレス成形機用原料供給装
置は、以上に説明したように構成されているので、粉末
状あるいは顆粒状の原料を粉末プレス成形機の金型キャ
ビティ内に充填したときの充填均一性は、Rmaxが約
1/3になるなど大幅に向上させることが可能となり、
それによって成形歩留りや製品の重量、密度、寸法、平
行度などの製品特性を向上させることができる。また、
摩耗金属混入による色ボツや、原料の漏洩によるロスの
防止も達成できるという優れた効果がある。よって本発
明は従来の問題点を解消した粉末プレス成形機用原料供
給装置として、その工業的価値は極めて大なるものがあ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を説明するための側面要部断
面図。
【図2】本発明の実施形態を説明するための正面要部断
面図。
【図3】本発明のスクレーパを示す斜視図。
【図4】本発明による充填量測定結果を示すグラフ。
【図5】従来の粉末プレス成形機用原料供給装置を示す
側面一部切欠断面図。
【符号の説明】
2 金型テーブル、21 金型キャビティ、3 フィー
ダカップ、31 原料供給ホース、32 原料収容部、
33a、33b、33c、33d、33e、33f ロ
ーラ、4 ガイドレール、51a、51b スクレー
パ、52a、52bスクレーパ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】成形用キャビティを設けた金型テーブル上
    において、フィーダカップを往復してスライドさせ、原
    料粉末を前記キャビティに供給するようにした粉末プレ
    ス成形機用原料供給装置であって、前記金型テーブルか
    ら一定の高さにガイドレールを配設し、そのガイドレー
    ルに沿って前記フィーダカップを往復可能に配設すると
    ともに、前記フィーダカップには、その下端辺から前記
    金型テーブル表面に達するスクレーパを設けたことを特
    徴とする粉末プレス成形機用原料供給装置。
  2. 【請求項2】前記スクレーパが前記金型テーブル表面を
    所定の圧力で押圧するよう上下動可能に設けられたもの
    であって、その下端部が6−ナイロンまたは66−ナイ
    ロンにより形成されている請求項1に記載の粉末プレス
    成形機用原料供給装置。
  3. 【請求項3】前記スクレーパが、上部に設けた長孔によ
    って前記フィーダカップの内面に取り付けられ、その自
    重によって上下動可能に、かつ前記金型テーブル表面を
    押圧するよう設けられたものである請求項1または2に
    記載の粉末プレス成形機用原料供給装置。
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