JP2001251775A - 昇降装置用バッテリの充電装置 - Google Patents

昇降装置用バッテリの充電装置

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JP2001251775A
JP2001251775A JP2000059060A JP2000059060A JP2001251775A JP 2001251775 A JP2001251775 A JP 2001251775A JP 2000059060 A JP2000059060 A JP 2000059060A JP 2000059060 A JP2000059060 A JP 2000059060A JP 2001251775 A JP2001251775 A JP 2001251775A
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JP2000059060A
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Toshiaki Kurosawa
俊明 黒沢
Takayuki Matsui
孝行 松井
Teruyoshi Atsuzawa
輝佳 厚沢
Mitsuyoshi Hayasaka
三四司 早坂
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Hitachi Building Systems Co Ltd
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Hitachi Building Systems Co Ltd
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 保守点検作業における安全性を向上した昇降
装置用バッテリの充電装置を提供する。 【解決手段】 固定側電源6に接続した固定側給電装置
4,5は、給電端子4c,5cと、可動可能に取り付け
たレバー4d,5dの先端部に給電端子4c,5cに電
気的に接触する固定側給電装置である導電性ローラ4
b,5bとを有し、ばね4i,5iによってレバー4
d,5dに給電端子4c,5cとの接触を断って断路部
を形成する反時計方向の回動力を与え、移動体である乗
かご1aが所定の位置にあるときだけ、導電性ローラ4
b,5bに接触するように移動側受電装置3の移動側受
電部である集電子3b,3cを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は昇降装置用バッテリ
の充電装置に係り、特に、乗かごなどの移動体に搭載し
たバッテリを有する昇降装置用バッテリの充電装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来におけるバッテリ充電装置は、例え
ば、特開平8−310742号公報に記載されたよう
に、昇降路内を昇降する移動体である乗かごにバッテリ
を搭載し、昇降路内壁に乗かごの昇降方向に沿ってトロ
リ線を付設し、このトロリ線に対向する位置の移動体側
に集電子を設け、この集電子は乗かごが停止すると作動
してトロリ線に電気的に接触してバッテリの給電状態と
なるように構成し、乗かごの昇降時における摺動音の発
生を防止するようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
バッテリの充電装置は、移動体である乗かごを所定の位
置に移動させて保守点検作業を行なう場合、乗かごが停
止状態であれば集電子がトロリ線に電気的に接触して乗
かごのバッテリ側も荷電状態となり、また昇降路内壁に
沿って設けたトロリ線も常時電源が接続された荷電部と
して常時露出状態にあるため、作業者がこのトロリ線や
集電子等の給電部に接触して感電したり、工具等の接触
による短絡事故等を発生させる危険があった。
【0004】本発明の目的は、保守点検作業における安
全性を向上した昇降装置用バッテリの充電装置を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、固定側電源に接続した固定側給電装置の固
定側給電部と、バッテリを搭載した移動体に設けた移動
側受電装置の移動側受電部とを接触させて、上記固定側
電源から上記バッテリを充電する昇降装置用バッテリの
充電装置において、上記移動側受電装置の移動側受電部
を上記移動体に固定して取り付け、上記移動体が所定の
位置にあるときのみ上記移動側受電部と接触するように
上記固定側給電部を設けたことを特徴とする。
【0006】本発明による昇降装置用バッテリの充電装
置は、固定側電源に接続した固定側給電装置の固定側給
電部を設け、移動体が所定の位置にあるときに、この固
定側給電部と接触する移動側受電部を設けたため、固定
側給電部の長さを抑えて構成することができ、従来のト
ロリ線のように荷電部を大きく露出させることがなく、
昇降路内での保守点検作業中に固定側給電装置に注意を
払うならば、作業者が感電したり、作業工具などによる
短絡事故などを起こす可能性が極めて小さく、作業者の
安全を向上させることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施の形態に
よる昇降装置用バッテリの充電装置を取り付けたエレベ
ータの側面図である。
【0008】昇降路10の上部に形成された機械室2に
は、制御装置2cによって制御される電動機2bおよび
巻上機が設置されており、この巻上機のシーブ2aに巻
回した主索1bの一端に移動体1である乗かご1aが接
続されている。乗かご1aには、かご内照明1c、ドア
駆動装置1dおよび機械室2の制御装置2cに接続した
送受信装置2dとの通信を行なう送受信装置1eが設け
られている。乗かご1aの側部には移動側受電装置3が
構成されており、この移動側受電装置3は、乗かご1a
の昇降方向に設けたカム3a上に絶縁体3d,3eによ
って他から電気的に絶縁した状態で移動側受電部である
集電子3b,3cを取り付けて構成している。また乗か
ご1aには、集電子3b,3cに電気的に接続した充電
回路7と、バッテリ8および制御装置9が接続されてい
る。
【0009】昇降路10外に設けられている固定側電源
6には固定側給電装置4,5がそれぞれ接続されてお
り、この固定側給電装置4は、昇降路10壁に固定し接
地電位にしたカバー4a内に、絶縁体4eによって他か
ら電気的に絶縁した部材4fに支持したレバー状の給電
端子4cを配置し、絶縁体4hによって他から電気的に
絶縁した部材4gにレバー4dを回動可能に取り付け、
このレバー4dの先端部に給電端子4cおよび集電子3
bに電気的に接触する固定側給電部である導電性ローラ
4bを取り付けると共に、ばね4iによってレバー4d
に給電端子4cとの接触を断つ反時計方向の回動力を与
えている。
【0010】固定側給電装置5も同一構成で、昇降路1
0壁に固定したカバー5a内に、絶縁体5eによって他
から電気的に絶縁した部材に支持したレバー状の給電端
子5cを配置し、絶縁体5hによって他から電気的に絶
縁した部材にレバー5dを回動可能に取り付け、このレ
バー5dの先端部に給電端子5cおよび集電子3bに電
気的に接触する固定側給電部である導電性ローラ5bを
取り付けると共に、ばね5iによって給電端子5cとの
接触を断つ反時計方向の回動力をレバー5dに与えてい
る。
【0011】図3は、固定側給電装置4,5の固定側給
電部と、移動側受電装置3の移動側受電部との関係を模
式的に示す正面図で、乗かご1aの昇降方向に延びたガ
イド部材3aの中心部には、それぞれ絶縁体3d,3e
によって他から電気的に絶縁した状態で、また所定の電
気絶縁距離を隔てて一対の集電子3b,3cが取り付け
られている。これに対して固定側給電装置4,5は、一
対の集電子3b,3cと同一線上に、また集電子3b,
3cと同等の距離を隔てて導電性ローラ4b,5bを配
置して構成している。従って、ガイド部材3aが固定側
給電装置4,5と対向するように乗かご1aを停止させ
ると、固定側給電部である導電性ローラ4bに移動側受
電部である集電子3bが、また導電性ローラ5bに集電
子3cがそれぞれ接触することになる。
【0012】これら固定側給電装置4,5の固定側給電
部である導電性ローラ4b,5bは、図1に示すように
定常状態でばね4i,5iによってカバー4a,5aに
電気的に接触することなく、しかも乗かご1aの集電子
3b,3cに接触可能な位置までカバー4a,5a外に
突出している。後述する説明から分かるように導電性ロ
ーラ4b,5bは集電子3b,3cに接触すると、ばね
4i,5iに抗して時計方向に回動させられて給電端子
4c,5cに接触することになる。このとき、給電端子
4c,5cは導電性ローラ4b,5bとの接触を保ちな
がら多少揺動するようにして接触圧を付与するようにし
ている。また固定側給電装置4,5は、給電端子4c,
5cと導電性ローラ4b,5bによって、集電子3b,
3cとの非接触状態で電気回路を断つ遮断部を構成して
おり、隣接する導電体との電気的な接触は、上述した絶
縁体3d,3e,4e,4h,5e,5hやその他の絶
縁物によって断たれている。
【0013】上述したエレベータは乗客の要求がある
と、図示しない運転指令に応じた制御装置2cの出力で
電動機2bを回転制御することにより乗かご1aを昇降
運転する。このとき、乗かご1a内の照明1c、ドア駆
動装置1dなどはバッテリ8からの電力を受けるように
それぞれ接続されるようにしており、制御装置2cから
のドア開閉および乗かご1a内の乗客の呼びなどの指令
は送受信装置1e,2d間で行なうようにしている。特
に、制御装置2cからのドア開閉および乗かご1a内の
乗客の呼びなどの指令は、バッテリ8を電源とする送受
信装置1e,2d間で行なわれるため、従来のようなテ
ールコードは不要である。
【0014】次に、上述した昇降装置用バッテリの充電
装置の動作を説明する。乗かご1aが図1に示した所定
の位置にあるとき、固定側給電装置4,5の固定側給電
部である導電性ローラ4b,5bは、移動側受電装置3
の移動側受電部である集電子3b,3cと接触すると共
に、この接触によってばね4i,5iに抗して時計方向
に回動させられて給電端子4c,5cに接触している。
ここで、上述した充電を行なう乗かご1aの所定の位置
とは、昇降路10の最上階または最下階であり、このと
きの乗かご1aの移動側受電装置3に対応するように固
定側給電装置4,5が昇降路10の壁に取り付けられて
いる。
【0015】従って、固定側電源6の両端は、給電端子
4c,5cおよび導電性ローラ4b,5bを介して集電
子3b,3cに接続されている。この集電子3b,3c
にはバッテリ充電回路7が接続されており、このバッテ
リ充電回路7はバッテリ8の容量に対応する電圧および
電流を制限してバッテリ8へ充電電流を供給している。
バッテリ8は制御装置9に接続され、必要な直流電源ま
たは直流−交流変換器を通して交流電源として、乗かご
1a、かご内照明1cおよびドア駆動装置1dなどの各
種電源として用いられる。
【0016】また、制御装置9にはバッテリ8の状態を
検出する検出器8a,8bの信号を取り込んで監視して
おり、この監視結果の出力を乗かご側送受信器1eで送
信し、機械室2側の送受信器2dで信号を受信して制御
装置2cで処理演算を行ない、その結果、充電する必要
があると判断された場合、電動機2bを駆動してそれに
連結したシーブ2aで主索1bを巻き上げたり、巻き下
げたりして乗かご1aを最上階または最下階の上述した
所定の位置、つまり図1の状態にしてバッテリ8の充電
を開始するように制御することができる。
【0017】その後、エレベータの運転によって乗かご
1aが図1に示した所定の位置から外れ、図2に示すよ
うに上方へ移動すると、固定側給電装置4,5の固定側
給電部である導電性ローラ4b,5bは、移動側受電装
置3の移動側受電部である集電子3b,3cとの接触が
断たれてバッテリ充電回路7への給電は断たれる。さら
に導電性ローラ4b,5bがガイド部材3aを通過する
と、導電性ローラ4a,5aはばね4i,5iによって
反時計方向に回動させられて給電端子4c,5cからも
離れて電気的な断路部が形成され、これによってカバー
4a,5a外での荷電部の露出がなくなる。このとき、
導電性ローラ4a,5aはカバー4a,5aから多少突
出するが、給電端子4c,5cとの間には断路部が形成
されているため、昇降路10内における荷電部の露出が
ない。
【0018】上述の説明から分かるように、昇降路10
の内壁の所定の位置だけに固定側給電装置4,5を固定
して設けたため、乗かご1aに搭載したバッテリ8と電
気的に接続した移動側受電装置3は、この所定の位置の
みで固定側給電装置4,5と接触することになる。従っ
て、固定側給電装置4,5の昇降方向の長さを抑えるこ
とができるため、従来のトロリ線のように荷電部を大き
く露出させることがなく、昇降路10内での保守点検作
業中に固定側給電装置4,5に注意を払うならば、作業
者が感電したり、作業工具などによる短絡事故などを起
こす可能性が極めて小さく、作業者の安全を向上させる
ことができる。また乗かご1aの移動によって固定側給
電装置4,5と移動側受電部3間の接触が断たれるの
で、摺動音を発生したり摩耗が促進されることもない。
【0019】しかも、固定側給電装置4,5は、導電性
ローラ4a,5aと給電端子4c,5cとの間には断路
部を形成するようにしたため、図1に示した所定の位置
以外で乗かご1aを停止させて、昇降路10内での保守
点検作業を行なう場合、導電性ローラ4a,5aと給電
端子4c,5c間に電気的な断路部が形成されており、
多少導電性ローラ4a,5aが突出していても昇降路1
0内における荷電部の露出が全くないため、作業者が感
電したり、作業工具などによる短絡事故などを全く防止
することができ、作業者の安全を一層向上させることが
できる。
【0020】図4は、本発明の他の実施の形態による昇
降装置用バッテリの充電装置の要部を示す正面図であ
る。乗かご1aの昇降方向に延びたガイド部材3aの中
心部には、それぞれ絶縁体3d,3eによって他から電
気的に絶縁した状態で、また所定の電気絶縁距離を隔て
て移動側受電部である一対の集電子3b,3cが左右に
並置して取り付けられている。これに対する固定側給電
装置4,5も、それぞれ集電子3b,3cを通る二本の
線上に固定側給電部である導電性ローラ4b,5bを配
置して構成している。図3に示した先の実施の形態で
は、固定側給電装置4,5を上下に配置しているのに対
して、この実施の形態では固定側給電装置4,5を左右
に配置することができる。
【0021】図5は、本発明の他の実施の形態による昇
降装置用バッテリの充電装置の要部を示す側面図であ
り、固定側給電装置4のみを示しているが、固定側給電
装置5もほぼ同一構成である。
【0022】この実施の形態では昇降路10の壁に絶縁
体4hを介して部材4gを固定し、この部材4gに可回
転的に連結すると共にばね4iによって反時計方向に付
勢したレバー4dの先端に固定側給電部である導電性ロ
ーラ4bを取り付け、この導電性ローラ4bとの間に断
路部を形成するように接離する給電端子4cは、昇降路
10の壁に絶縁体4eを介して部材4gの下部に固定し
た部材4fに、水平方向に作用するばね4jを介して取
り付けている。
【0023】先の実施の形態における給電端子4cはレ
バー状であるため、その軸長などによって導電性ローラ
4bとの接触圧が変化しその調整が難しいが、上述した
ようにその軸方向に伸縮するばね4jを使用することに
よって給電端子4cの導電性ローラ4bに対する接触圧
の調整が容易になる。
【0024】図6は、本発明のさらに他の実施の形態に
よる昇降装置用バッテリの充電装置の要部を示す側面図
である。
【0025】昇降路10壁に絶縁体4eによって他から
電気的に絶縁した部材4fと、この部材4fとの間に設
けた絶縁体4hによって他から電気的に絶縁した部材4
gとを設け、部材4gには図1に示した実施の形態の場
合と同様にレバー4dを回動可能に取り付け、このレバ
ー4dの先端部に図示しない集電子3bに電気的に接触
する導電性ローラ4bを取り付けると共に、ばね4iに
よってレバー4dに集電子3bとの接触圧を付与する反
時計方向の回動力を与えている。このレバー4dの中間
部には昇降路10の壁面に対向する接触面を有する接点
4kを新たに設けている。先の部材4fには、ばねなど
によって状態保持したレバー4mを連結し、このレバー
4mの他端に接点4kと接離する給電端子4cを取り付
けており、この給電端子4cに固定側電源6の一端を接
続している。
【0026】このような構成の固定側給電装置4におい
ても、移動側受電装置3のガイド部材3aに接触すると
共に、固定側給電装置4,5の固定側給電部を形成して
いる導電性ローラ4bよりも固定側電源6側に、接点4
kと給電端子4cとから成る断路部が構成されているた
め、先の実施の形態のものと同様の効果を得ることがで
きる。しかも、この断路部は導電性ローラ4bとは別個
に構成しているため、乗かご1aが図1に示す状態から
昇降する際、導電性ローラ4bが転動を開始するとき給
電端子4cと接触していないので先の実施の形態に比べ
て摩耗が少なくなり、導電性ローラ4bの寿命を延ばす
ことができる。
【0027】図7は、本発明のさらに他の実施の形態に
よる昇降装置用バッテリの充電装置の要部を示す側面図
である。基本的な構成は図1に示した実施の形態とほぼ
同様であるので、同等物に同一符号を付けて詳細な説明
を省略し、その相違部分について説明する。固定側電源
6と給電端子4c間に接点12を設け、この接点12の
可動接点12aとレバー4dの支点を除く部分との間を
駆動子12bによって連結している。固定側給電部であ
る導電性ローラ4bが図示しない移動側受電部である集
電子3bに接触してレバー4dを時計方向に回動する
と、レバー4dが時計方向に回転して導電性ローラ4b
が給電端子4cに接触すると共に、駆動子12bを介し
て接点12の可動接点12aが閉路して固定側電源6に
バッテリ8が接続される。
【0028】一方、乗かご1aのその他の位置では、ば
ね4iによってレバー4dが反時計方向に回転され、駆
動子12bを介して接点12の可動接点12aが開路さ
れているため、先の実施の形態の場合と同様に固定側給
電部である導電性ローラ4bと、移動側受電部である集
電子3bとによる接触部よりも固定側電源6側に接点1
2による断路部を構成したことになる。従って、乗かご
1aが上述した所定の位置にあるときのみ昇降路10内
の荷電部が固定側電源6に接続されることになり、乗か
ご1aのその他の位置では接点12により昇降路10内
の荷電部が固定側電源6から断路され、保守点検作業中
に作業者が感電したり、作業工具などによる短絡事故な
どを全く防止することができ、作業者の安全を一層向上
させることができる。また、導電性ローラ4bと給電端
子4c間には断路部を構成する必要がないので、給電端
子4cは図示しないばねによって常時導電性ローラ4b
に接触するように弾性的に付勢しても良い。
【0029】図8は、本発明のさらに他の実施の形態に
よる昇降装置用バッテリの充電装置の要部を示す側面図
である。昇降路10の壁には絶縁体13fを介して支持
台13aを固定し、集電子3bに接触可能に対向位置し
た給電端子4cに連結した案内子13cを支持台13a
内に導き入れ、その導き入れた案内子13cに可動鉄片
13dを連結し、この可動鉄片13dをばね13eによ
って図示の位置、つまり、集電子3bから給電端子4c
を開離した状態に保持している。支持台13a内には可
動鉄片13dに対向して電磁石13bが取り付けられて
いる。固定側電源6の一端は、接点11を介して電磁石
13bと給電端子4cに接続され、電磁石13bの他端
は固定側電源6の他端に接続されている。
【0030】接点11は図示しない位置検出装置が乗か
ご1aの所定の位置、つまり、図1に示すように固定側
給電装置4,5が集電子3b,3cに対応した位置に停
止したのを検出すると、閉じるように構成されており、
この閉路によって電磁石13bが励磁されて電磁力で可
動鉄片13dを吸引し、案内子13cを介して給電端子
4cを右方に駆動して集電子3bに接触する。従って、
固定側電源6にバッテリ8が接続されて充電が開始され
る。その後、乗かご1aが移動するとき、乗かご1aの
移動に関連する信号を検出して接点11を開くと、電磁
石13bは消磁され、給電端子4cは案内子13cを介
してばね13eの力によって図示の位置に駆動されて集
電子3bから切り離されて断路部が形成される。
【0031】このようなバッテリの充電装置によれば、
導電性ローラ4b,5bを使用することなく、固定側電
源6に移動側である乗かご1aの集電子3b,3cを接
続することができる。しかも、先の実施の形態と同様に
固定側電源6と移動体である乗かご1aの集電子3b,
3c間に、乗かご1aの所定の位置で接触するよう固定
側給電装置4,5を構成し、また固定側給電装置4,5
における集電子3b,3cとの接触部よりも固定側電源
6側に、乗かご1aが所定の位置から移動するときに断
路する接点11として示す断路を構成したため、保守点
検作業時において昇降路10内での荷電部の露出がない
ため、作業者が感電したり、作業工具などによる短絡事
故などを全く防止することができ、作業者の安全性を一
層向上させることができる。
【0032】図9は、本発明のさらに他の実施の形態に
よる昇降装置用バッテリの充電装置の要部を示す側面図
である。上述した先の各実施の形態では、固定側給電装
置4,5を昇降路10の内壁に固定しているが、所定距
離だけ昇降するように構成しても良い。つまり、図9に
示すように昇降路10の内壁に軸長の比較的短かなガイ
ド部材15を乗かご1aの昇降方向に沿って固定し、こ
のガイド部材15に対して固定側給電装置4,5を昇降
方向に移動可能に係合し、この固定側給電装置4,5の
下部に油圧装置16の可動部16aを連結して、油圧装
置16によって固定側給電装置4,5を所定の距離だけ
移動可能に構成しても良い。
【0033】このとき、ガイド部材15と固定側給電装
置4,5の対向部に、ガイド部材側摺動接触部17a,
17bと、給電装置側摺動接触部18a,18bとをそ
れぞれ構成しておき、図1に示したように乗かご1aを
最下階に停止した状態では、ガイド部材側摺動接触部1
7a,17bと給電装置側摺動接触部18a,18bと
が非接触状態とする。しかし、油圧装置16によって固
定側給電装置4,5を所定の距離だけ上方へ駆動する
と、ガイド部材側摺動接触部17a,17bと給電装置
側摺動接触部18a,18bとが接触状態となり、ま
た、先の実施の形態と同様に各固定側給電装置4,5の
固定側集電部である導電性ローラ4b,5bと、移動側
集電装置3の移動側集電部である集電子3b,3cとが
接触し、固定側電源6にバッテリ8が接続されて、バッ
テリ8の充電状態となるようにしている。
【0034】このような昇降装置用バッテリの充電装置
とすれば、先の実施の形態の場合と同様に、固定側給電
装置4,5の昇降方向の長さを抑えることができるた
め、従来のトロリ線のように荷電部を大きく露出させる
ことがなく、昇降路10内での保守点検作業中に固定側
給電装置4,5に注意を払うならば、作業者が感電した
り、作業工具などによる短絡事故などを起こす可能性が
極めて小さく、作業者の安全を向上させることができ
る。また、乗かご1aの移動によって固定側給電装置
4,5と移動側受電装置3間の接触が断たれるので、摺
動音を発生したり摩耗が促進されることもない。しか
も、乗かご1aの最下階での停止状態と、バッテリ8の
充電状態とを区別することができるので、乗かご1aの
最下階での停止状態では固定側給電装置4,5を接地電
位にあるカバー内に収納しておき、バッテリ8の充電状
態とするときにこのカバーから突出するようにすること
ができ、最下階での保守点検作業も安全に行なうことが
できるようになる。
【0035】なお、図1から図8に示した各実施の形態
において、集電子3b,3cはガイド部材3aの対向面
から必ずしも突出する必要はなく、ガイド部材3a上に
導電性ローラ4b,5bが乗り上げたとき給電端子4
c,5cと導電性ローラ4b,5bの遮断部が閉路する
ようにするなら、ガイド部材3aとほぼ同一面に集電子
3b,3cを設けても良い。また本発明は、図示のエレ
ベータに限らず移動体を有する昇降装置に適用すること
ができる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように本発明による昇降装
置用バッテリの充電装置は、固定側電源に接続した固定
側給電装置の固定側給電部を設け、移動体が所定の位置
にあるときに、この固定側給電部と接触する移動側受電
部を設けたため、固定側給電部の長さを抑えて構成する
ことができ、従来のトロリ線のように荷電部を大きく露
出させることがなく、昇降路内での保守点検作業中に固
定側給電装置に注意を払うならば、作業者が感電した
り、作業工具などによる短絡事故などを起こす可能性が
極めて小さく、作業者の安全を向上させることができ
る。
【0037】また、本発明による昇降装置用バッテリの
充電装置は、望ましい実施の形態において、固定側給電
装置の固定側給電部と、移動側受電装置の移動側受電部
との接触部よりも固定側電源側に移動体が所定の位置か
ら移動するときに開路する断路部を形成したため、移動
体が所定の位置以外に移動すると昇降路内に荷電部の露
出がなくなり、保守点検作業時における作業者の感電
や、作業工具などによる短絡事故などを防止して作業者
の安全性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による昇降装置用バッテ
リの充電装置の充電状態を示す側面図である。
【図2】図1に示した昇降装置用バッテリの充電装置に
よる非充電状態を示す側面図である。
【図3】図1に示した昇降装置用バッテリの充電装置の
要部を示す正面図である。
【図4】本発明の他の実施の形態による昇降装置用バッ
テリの充電装置の要部を示す正面図である。
【図5】本発明のさらに他の実施の形態による昇降装置
用バッテリの充電装置の要部を示す側面図である。
【図6】本発明のさらに他の実施の形態による昇降装置
用バッテリの充電装置の要部を示す側面図である。
【図7】本発明のさらに他の実施の形態による昇降装置
用バッテリの充電装置の要部を示す側面図である。
【図8】本発明のさらに他の実施の形態による昇降装置
用バッテリの充電装置の要部を示す側面図である。
【図9】本発明のさらに他の実施の形態による昇降装置
用バッテリの充電装置の要部を示す側面図である。
【符号の説明】 1a 乗かご 1c かご内照明 1d ドア駆動装置 1e 送受信装置 3 移動側受電装置 3b,3c 集電子 4,5 固定側給電装置 4b,5b 導電性ローラ 4c,5c 給電端子 4d,5d レバー 4i,5i ばね 6 固定側電源 7 充電回路 8 バッテリ 9 制御装置 10 昇降路 12 接点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 厚沢 輝佳 東京都千代田区神田錦町1丁目6番地 株 式会社日立ビルシステム内 (72)発明者 早坂 三四司 東京都千代田区神田錦町1丁目6番地 株 式会社日立ビルシステム内 Fターム(参考) 5G003 AA01 BA01 FA01 5H030 AA06 AS08 BB01 DD11 DD12

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定側電源に接続した固定側給電装置の
    固定側給電部と、バッテリを搭載した移動体に設けた移
    動側受電装置の移動側受電部とを接触させて、上記固定
    側電源から上記バッテリを充電する昇降装置用バッテリ
    の充電装置において、上記移動側受電装置の移動側受電
    部を上記移動体に固定して取り付け、上記移動体が所定
    の位置にあるときのみ上記移動側給電部と接触するよう
    に上記固定側給電部を設けたことを特徴とする昇降装置
    用バッテリの充電装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のものにおいて、上記固定
    側給電装置を駆動装置に連結して上記移動体の移動方向
    に移動可能に設け、上記移動体が所定の位置にあると
    き、上記固定側給電装置を駆動して上記固定側給電部を
    上記移動側給電部に接触するように構成したことを特徴
    とする昇降装置用バッテリの充電装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のものにおいて、上記固定
    側給電装置は、上記移動側受電部と接触する上記固定側
    給電部と、上記移動側受電部と上記固定側給電部との接
    触部よりも上記固定側電源側に形成されて上記移動側受
    電部と上記固定側給電部との接触が断たれた状態で開路
    する断路部とを備えたことを特徴とする昇降装置用バッ
    テリの充電装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のものにおいて、上記固定
    側給電装置は、上記移動体に設けた上記移動側受電部と
    接触する導電性ローラによって上記固定側給電部を構成
    し、この導電性ローラよりも上記固定電源側にレバー状
    の給電端子を設け、上記導電性ローラは上記給電端子か
    ら開離する方向にばねによって付勢すると共に、上記移
    動側受電部との接触によって上記ばねに抗して上記給電
    端子に接触するように構成したことを特徴とする昇降装
    置用バッテリの充電装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のものにおいて、上記給電
    端子は、上記導電性ローラとの接触を保持する方向に弾
    性的に付勢したことを特徴とする昇降装置用バッテリの
    充電装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載のものにおいて、上記移動
    側受電装置の移動側受電部を上記移動体に固定して取り
    付け、上記移動体が所定の位置にあるときのみ上記移動
    側受電部と接触するように上記固定側給電部を固定して
    設けたことを特徴とする昇降装置用バッテリの充電装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載のものにおいて、上記固定
    側給電装置は、上記移動体に設けた上記移動側受電部と
    接触する導電性ローラによって上記固定側給電部を構成
    し、上記導電性ローラは上記給電端子から開離する方向
    にばねによって付勢し、上記導電性ローラよりも上記固
    定電源側に設けた上記断路部は、上記移動側受電部との
    接触によって上記ばねに抗して移動したときに開路する
    ように構成したことを特徴とする昇降装置用バッテリの
    充電装置。
  8. 【請求項8】 請求項6記載のものにおいて、上記固定
    側給電装置は、上記断路部が開路しているとき、上記断
    路部の上記固定側電源側の荷電部を電気的に絶縁した状
    態で包囲するカバーを有することを特徴とする昇降装置
    用バッテリの充電装置。
  9. 【請求項9】 請求項6記載のものにおいて、上記移動
    体が所定位置にあるとき上記電磁石を励磁して上記給電
    端子を上記移動側受電部に接触させるように構成したこ
    とを特徴とする昇降装置用バッテリの充電装置。
  10. 【請求項10】 請求項6記載のものにおいて、上記移
    動体は乗かごであり、この乗かごに搭載した上記バッテ
    リは、上記乗かごに設けた送受信装置と、上記乗かごを
    制御する制御装置に接続した送受信装置との間の信号授
    受の電源としたことを特徴とする昇降装置用バッテリの
    充電装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1354837A1 (en) * 2001-01-19 2003-10-22 Hitachi, Ltd. Elevator
KR101112761B1 (ko) 2009-11-23 2012-03-13 주식회사 파워라이드 인력에 의한 전력 생산 시스템 및 방법

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