JP2001250672A - 電子レンジ - Google Patents

電子レンジ

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JP2001250672A
JP2001250672A JP2000027832A JP2000027832A JP2001250672A JP 2001250672 A JP2001250672 A JP 2001250672A JP 2000027832 A JP2000027832 A JP 2000027832A JP 2000027832 A JP2000027832 A JP 2000027832A JP 2001250672 A JP2001250672 A JP 2001250672A
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Japan
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antenna
microwave oven
rotating
heating chamber
rotating antenna
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JP2000027832A
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English (en)
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Katsuaki Hayamizu
克明 速水
Shiro Fujiwara
史朗 藤原
Kazuhiko Kawamura
一彦 川村
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B6/00Heating by electric, magnetic or electromagnetic fields
    • H05B6/64Heating using microwaves
    • H05B6/72Radiators or antennas
    • H05B6/725Rotatable antennas

Abstract

(57)【要約】 【課題】 加熱室内の食品を適切に加熱できる電子レン
ジを提供する。 【解決手段】 電子レンジにおいて、底板9は、加熱室
10の底面を構成している。マグネトロン12の発振す
るマイクロ波は、回転アンテナ15により、加熱室10
内の広域に供給される。電子レンジでは、回転アンテナ
15の停止される回転位置、または、底板9上の食品の
載置位置に応じて、加熱室10内の食品の加熱のされ方
が異なる。底板9上の食品の載置位置は、赤外線センサ
7の検出出力に基づいて、決定される。そして、マグネ
トロン12がマイクロ波を発振する際、回転アンテナ1
5は、決定された食品の載置位置で、食品が最も効率良
く加熱される回転位置まで回転され、停止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子レンジに関
し、特に、マグネトロンの発振するマイクロ波を加熱室
内に拡散させるための回転アンテナを備えた電子レンジ
に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】電子
レンジでは、マグネトロンの発振するマイクロ波が加熱
室に供給されることにより、加熱室内に収容された食品
が加熱される。なお、従来の電子レンジには、加熱室内
の食品を適切に加熱するために、回転アンテナを備える
ものがあった。
【0003】このような従来の電子レンジには、たとえ
ば、マイクロ波が、加熱室内に、局所的に供給されるこ
とによる食品の加熱むらを回避する工夫のなされたもの
があった。具体的に説明すると、回転アンテナの構造
を、その回転時の支点を一端とし、他端を該支点からあ
る程度距離のあるものとしていた。このような従来の電
子レンジに備えられた回転アンテナについて、図13お
よび図14を参照しつつ説明する。図13および図14
は、従来の回転アンテナの平面図である。
【0004】まず、図13を参照して、回転アンテナ9
00は、Vの字の形状を有した板体である。そして、該
板体の下部には、孔901が形成されている。
【0005】また、図14を参照して、回転アンテナ9
10は、扇型が端部に小片を取付けられた形状を有した
板体である。そして、回転アンテナ910の該小片に
は、孔911が形成されている。
【0006】回転アンテナ900,910は、それぞ
れ、孔901,911で回転軸と接続され、回転軸を支
点として回転する。つまり、回転アンテナ900,91
0は、その回転時の支点を図13または図14に示す各
々の下端付近とし、また、下端と上端との間にある程度
距離のある構造を有している。
【0007】従来の電子レンジでは、マグネトロンの発
振したマイクロ波は、主に、回転アンテナ900,91
0を構成する板体の端部から、加熱室内に放射される。
また、回転アンテナ900,910は、図13および図
14から理解されるように、それぞれ、下端から上端に
至るまで、端部を有している。さらに、回転アンテナ9
00,910は、上記のように回転する。これにより、
電子レンジにおいて、マイクロ波は、加熱室内の広域に
拡散するように、供給される。
【0008】しかしながら、従来の回転アンテナには、
回転時に傾くという問題があった。このことを、図15
を参照して、詳細に説明する。図15は、図13の回転
アンテナ900の、回転時の側面図である。
【0009】回転アンテナ900は、孔901(図13
参照)で回転軸950に接続されている。なお、回転軸
950は、取付部材952の内側に収納され、加熱室を
構成する面951に嵌め込まれている。そして、回転ア
ンテナ900は、回転軸950に接続された孔901部
分を支点とし、図15の紙面に垂直な面(図13の紙
面)上で回転する。
【0010】図15では、回転アンテナ900は、回転
時の支点に対して、左右が不対称である。具体的には、
支点より右側の方が、左側よりも、多くの材料が位置し
ている。そして、図15では、回転アンテナ900は、
支点の右側が、左側よりも重いため、右側に傾いてい
る。
【0011】回転アンテナ900が、回転時に傾くと、
図15に示すように、取付部材952のような他の部材
と接し、当該他の部材を削る、という事態が生じる。そ
して、このような場合、削りかすが、周辺に飛散する。
電子レンジの、マイクロ波の供給経路において、このよ
うな削りかすが点在すると、点在した削りかすのそれぞ
れから放電が生じ、危険である。また、このような危険
は、図14の回転アンテナ910についても、同様に生
じ得る。
【0012】つまり、従来の電子レンジでは、加熱室内
に局所的にマイクロ波が放射されることを回避しようと
すると、回転アンテナの回転が不安定となり、結果的に
方々から放電が生じて危険である、という問題があっ
た。
【0013】また、従来の、回転アンテナを備えた電子
レンジに対して、加熱室内の食品をより適切に加熱する
ことにより、より早く加熱調理を終了させたい、という
要望もある。従来技術として、特開平5−144564
号公報には、加熱室内に食品が収容された状態で、当該
加熱室内の電界が最大となる位置で、回転アンテナの回
転を停止させ、マグネトロンによる加熱を行なう技術が
開示されている。また、別の従来技術として、特開平9
−102390号公報には、回転アンテナの停止位置
を、食品における温度分布が所望のものとなるように制
御し、その状態で、マグネトロンによる加熱を行なう技
術が開示されている。
【0014】しかし、これらの従来技術には、食品を適
切に加熱するために改善すべき点が未だ残されていると
考えられた。本願発明者が、鋭意検討したところ、これ
らの従来技術における改善すべき点として、実際に調理
されている食品の位置についての考慮がなされていない
ことを挙げることができた。
【0015】本発明は、かかる実情に鑑み考え出された
ものであり、その目的は、加熱室内の食品を適切に加熱
できる電子レンジを提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
にかかる電子レンジは、食品を収容する加熱室と、マイ
クロ波を発振するマグネトロンと、前記マグネトロンの
発振するマイクロ波を前記加熱室内に拡散させ、かつ、
重心を支点として回転される回転アンテナを含むことを
特徴とする。
【0017】請求項1に記載の発明によると、回転アン
テナは、その重心を支点として回転する。
【0018】これにより、電子レンジにおいて、回転ア
ンテナを安定して回転させつつ、回転アンテナに、その
回転方向において広域でマイクロ波を放射することがで
きる。つまり、回転アンテナの近辺の方々で放電する危
険を回避しつつ、加熱室に局所的にマイクロ波が供給さ
れることを回避できる。したがって、電子レンジにおい
て、安全に、かつ、適切に、食品を加熱できる。
【0019】請求項2に記載の本発明にかかる電子レン
ジは、請求項1に記載の発明にかかる電子レンジの構成
に加えて、前記回転アンテナは、板状であって、重心
に、当該回転アンテナの回転中心を他の部材に支持させ
るための支持孔が形成され、さらに、当該回転アンテナ
の外縁部分と前記支持孔との間に前記支持孔とは異なる
放射孔が形成されていることを特徴とする。
【0020】請求項2に記載の発明によると、請求項1
に記載の発明による作用に加えて、回転アンテナは、マ
グネトロンの発振したマイクロ波を、その外縁部分およ
び放射孔の端部から放射できる。これにより、回転アン
テナは、放射孔を形成することにより、外縁部分に加
え、外縁部分と回転時の支点との間にも、マイクロ波を
放射できる部位を有することになる。つまり、回転アン
テナは、より多く、マイクロ波を放射できる部位を有す
ることになる。
【0021】請求項3に記載の本発明にかかる電子レン
ジは、請求項1または請求項2に記載の発明にかかる電
子レンジの構成に加えて、前記回転アンテナは、円板状
であることを特徴とする。
【0022】請求項3に記載の発明によると、請求項1
または請求項2に記載の発明による作用に加えて、回転
アンテナは、円形状を有する板に支持孔および放射孔を
形成されることにより、構成される。
【0023】請求項4に記載の本発明にかかる電子レン
ジは、請求項2または請求項3に記載の発明にかかる電
子レンジの構成に加えて、前記放射孔は、前記回転アン
テナの重心を中心とし所定の半径を有する円の外側に形
成されることを特徴とする。
【0024】請求項4に記載の発明によると、請求項2
または請求項3に記載の発明による作用に加えて、放射
孔は、少なくとも、回転アンテナから所定の半径だけ離
れたところに形成される。
【0025】これにより、請求項2または請求項3に記
載の発明による効果に加えて、回転アンテナ上では、そ
の重心付近から放射されるマイクロ波の量をより少なく
でき、かつ、その重心から離れた場所から放射されるマ
イクロ波の量をより多くできる。したがって、回転アン
テナが、広域にマイクロ波を放射できるようになる。
【0026】請求項5に記載の本発明にかかる電子レン
ジは、請求項4に記載の発明にかかる電子レンジの構成
に加えて、前記所定の半径は20〜40mmであること
を特徴とする。
【0027】請求項5に記載の発明によると、請求項4
に記載の発明による作用に加えて、放射孔は、少なくと
も、回転アンテナの重心から20mm〜40mm離れた
ところに形成される。
【0028】請求項6に記載の本発明にかかる電子レン
ジは、食品を収容する加熱室と、マイクロ波を発振する
マグネトロンと、前記マグネトロンの発振するマイクロ
波を、前記加熱室内に拡散させるための回転アンテナ
と、前記回転アンテナの回転動作を制御する回転制御手
段とを含み、前記回転制御手段は、前記マグネトロンに
マイクロ波を発振させる際に、前記回転アンテナが、前
記加熱室内の食品の収容位置に応じた位置となるよう
に、前記回転アンテナの回転を停止させることを特徴と
する。
【0029】請求項6に記載の発明によると、マグネト
ロンによる加熱が行なわれる際、回転アンテナが、食品
の収容される位置に応じた回転位置にまで回転され、停
止される。
【0030】これにより、電子レンジにおいて、食品
を、その収容位置に応じて適切に加熱できる。
【0031】請求項7に記載の本発明にかかる電子レン
ジは、請求項6に記載の発明にかかる電子レンジの構成
に加えて、前記加熱室内の食品の収容位置を検出する位
置検出手段をさらに含むことを特徴とする。
【0032】請求項7に記載の発明によると、請求項6
に記載の発明による作用に加えて、位置検出手段によ
り、食品の収容された位置が検出されるため、電子レン
ジの利便性を向上できる。
【0033】請求項8に記載の本発明にかかる電子レン
ジは、請求項7に記載の発明にかかる電子レンジの構成
に加えて、前記加熱室内に視野を有し、当該視野内で放
出される赤外線を検出する赤外線センサをさらに含み、
前記位置検出手段は、前記赤外線センサの検出出力に基
づいて、前記加熱室内の食品の収容位置を検出すること
を特徴とする。
【0034】請求項8に記載の発明によると、請求項7
に記載の発明による作用に加えて、赤外線センサの検出
出力に基づいて、食品の収容された位置が検出される。
【0035】請求項9に記載の本発明にかかる電子レン
ジは、請求項6に記載の発明にかかる電子レンジの構成
に加えて、前記加熱室内の食品の収容位置を入力できる
位置入力手段をさらに含むことを特徴とする。
【0036】請求項9に記載の発明によると、請求項6
に記載の発明による作用に加えて、ユーザは、食品の収
容位置を入力できる。
【0037】これにより、請求項6に記載の発明による
効果に加えて、食品の収容位置を電子レンジ側で検出す
る必要がないため、電子レンジ側の制御を簡潔にでき
る。
【0038】請求項10に記載の本発明にかかる電子レ
ンジは、請求項1〜請求項9のいずれか1項に記載の発
明にかかる電子レンジの構成に加えて、前記回転アンテ
ナの回転動作を制御する回転制御手段と、前記回転アン
テナが回転しているか否かを検出する回転検出手段と、
前記回転アンテナが回転しているか否かについて、前記
回転制御手段の制御内容と前記回転検出手段の検出結果
を比較する比較手段と、前記比較手段が、前記制御内容
と前記検出結果が異なると判断した場合には、その旨を
報知する報知手段をさらに含むことを特徴とする。
【0039】請求項10に記載の発明によると、請求項
1〜請求項9のいずれか1項に記載の発明による作用に
加えて、回転アンテナが正常に動作していないことを、
ユーザに報知できる。
【0040】請求項11に記載の本発明にかかる電子レ
ンジは、請求項10に記載の発明にかかる電子レンジの
構成に加えて、前記比較手段が、前記制御内容と前記検
出結果が異なると判断した場合には、前記マグネトロン
によるマイクロ波の発振を停止させる停止手段をさらに
含むことを特徴とする。
【0041】請求項11に記載の発明によると、請求項
10に記載の発明による作用に加えて、回転アンテナが
正常に動作していない場合、マイクロ波の発振が停止さ
れる。
【0042】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を、
図面を参照しつつ、説明する。
【0043】図1は、本発明の一実施の形態である電子
レンジの斜視図である。図1を参照して、電子レンジ1
は、主に、本体2と、ドア3とからなる。本体2の外郭
は、外装部4によって覆われている。また、本体2の前
面には、ユーザが情報を入力するための操作パネル6が
設けられている。本体2は、複数の脚8で支持されてい
る。ドア3は、その上部に、把手3aを取付けられてい
る。また、ドア3は、下端を軸として、開閉可能に構成
されている。図2に、電子レンジ1において、ドア3が
開状態とされた状態を示す。
【0044】外装部4の内部には、本体枠5が備えられ
ている。本体枠5の内部には、食品を収容する加熱室1
0が設けられている。ドア3は、加熱室10を開閉でき
る。
【0045】加熱室10の右側面には、孔10aが形成
されている。そして、検出経路50が、孔10aで、加
熱室10と接続されている。検出経路50は、後述する
赤外線の検出のために備えられるものである。
【0046】図3は、図1のIII−III線に沿う矢
視断面図である。図3を参照して、本体枠5の内部に
は、加熱室10の下部に隣接して、マグネトロン12が
備えられている。マグネトロン12と本体枠5の下部
は、導波管19で接続されている。マグネトロン12
は、マグネトロンアンテナ12aを備え、該マグネトロ
ンアンテナ12aは、導波管19の一端の内部に配置さ
れている。
【0047】導波管19の他端付近であって、本体枠5
の下部には、回転アンテナ15が配置されている。回転
アンテナ15の下方であって、導波管19の下には、モ
ータ17が配置されている。モータ17と回転アンテナ
15は、回転軸16により、接続されている。これによ
り、モータ17が駆動すると、その動力が回転軸16を
介して回転アンテナ15に伝えられ、回転アンテナ15
が、紙面に垂直な面上で回転する。なお、回転軸16
は、取付部材16aの内側に収納されている。取付部材
16aは、本体枠5に取付けられている。
【0048】回転アンテナ15の上方には、底板9が配
置されている。底板9は、加熱室10の底面を構成して
いる。
【0049】マグネトロン12の発振したマイクロ波
は、導波管19を介して、加熱室10に供給される。な
お、回転アンテナ15が回転することにより、加熱室1
0内全体にまんべんなく、マイクロ波を供給できる。回
転アンテナ15の構造については、後述する。
【0050】検出経路50の一端は、加熱室10の孔1
0aに接続されている。そして、検出経路50の他端に
は、赤外線センサ7が取付けられている。赤外線センサ
7は、加熱室10内に視野を有し、視野内で放出された
赤外線量を検出することができる。つまり、視野内の温
度を検出できる。なお、電子レンジ1では、赤外線セン
サ7の視野を、加熱室10全体に及ばせるために、加熱
室10の奥行き方向および幅方向に移動することができ
る。これにより、電子レンジ1では、加熱室10内の食
品の載置位置を検出することができ、かつ、該食品の温
度を検出することができる。加熱室10内の食品の載置
位置の検出の詳細については、後述する。
【0051】図4は、回転アンテナ15の平面図であ
る。なお、図3では、回転アンテナ15の側面が示され
ていたことになる。図4を参照して、回転アンテナ15
は、その外形が円形状を有し、複数の孔を形成された板
形状を有する。そして、支持孔151は、回転アンテナ
15の外郭である円(以下、「回転アンテナ15の外郭
円」と省略する)の中心に形成されている。なお、回転
アンテナ15の外郭円の半径は、たとえば、85mmと
される。
【0052】また、回転アンテナ15には、支持孔15
1とは別に、図4の上方から時計回りに、順に、孔15
2,153,154,155の4つの孔が形成されてい
る。図4中のM−M線は、回転アンテナ15の外郭円の
中心を通る線である。そして、孔152,153,15
4,155は、M−M線について、上下対称となるよう
に形成されている。また、孔152,153,154,
155は、回転アンテナ15の外郭円の中心を通るいか
なる線についても、当該線によって回転アンテナ15が
分けられた二つの部分の重量が等しくなるように、形成
されている。つまり、支持孔151は、回転アンテナ1
5の重心となっている。
【0053】孔153は、支持孔151から、回転アン
テナ15の外郭円の外縁方向に伸びる長板部156を囲
むように、形成されている。長板部156は、支持孔1
51から、上記の外縁方向に長手方向を有しており、そ
の長さxは、60mmである。60mmとは、マグネト
ロン12の発振するマイクロ波の波長の1/2に相当す
る長さである。そして、回転アンテナ15に、支持孔1
51からマイクロ波の波長の1/2に相当する長さを有
する短冊状の長板部156が形成されていることによ
り、マグネトロン12の発振したマイクロ波が、より効
率良く、加熱室10に供給される。
【0054】回転軸16(図3参照)の一端は、回転ア
ンテナ15の支持孔151に接続される。つまり、回転
アンテナ15は、重心を支点として回転する。図5に、
回転時の回転アンテナ15の側面図を、図6に、回転時
の回転アンテナ15のVI−VI線に沿う断面図を、そ
れぞれ、本体枠5に取付けられた状態で示す。図5およ
び図6を参照して、回転アンテナ15が重心を支点とし
て回転されることにより、回転の際の、回転アンテナ1
5の、回転方向に垂直な方向についての傾きを抑えるこ
とができる。したがって、回転アンテナ15が、回転の
際に、取付部材16aを削ることを回避できる。
【0055】また、回転アンテナ15は、孔152,1
53,154,155を形成されていることにより、外
郭円の周部分以外の部分にも、端部を有することにな
る。つまり、図3に示したように回転軸16に接続され
た場合でも、外郭円の周部分だけでなく、回転中心から
外郭円の周までの間でも、マイクロ波を放射することが
できる。これにより、加熱室10に対して、より広域
に、マイクロ波を供給することができる。
【0056】また、図7に、回転アンテナ15の変形例
の一例を示す。図7に示した回転アンテナ15は、図4
に示した回転アンテナ15と比較すると、孔153の形
状が変更されている。これにより、図7に示した回転ア
ンテナ15は、長板部16の支持孔151に対する付け
根の両側に、付加部156a,156bを付加されたよ
うな形状となっている。
【0057】前述のように、マグネトロン12の発振す
るマイクロ波は、回転アンテナ15の端部から、主に、
放射される。そして、図7に示すように、回転アンテナ
15が、付加部156a,156bを付加されたような
形状を有することにより、図7に示す回転アンテナ15
では、図4に示す回転アンテナ15よりも、回転アンテ
ナ15の中央付近におけるマイクロ波の放射量が低くな
る。図7に示す回転アンテナ15の方が、図4に示す回
転アンテナ15よりも、中央(支持孔151)から遠い
位置に端部を持つからである。
【0058】なお、付加部156a,156bは、その
端部が、たとえば、円を形成するように構成できる。付
加部156a,156bの形状の一例を説明するための
図を、図8に示す。図8は、図7の回転アンテナ15
に、補助線等を加えたものである。
【0059】図8を参照して、付加部156a,156
bの端部は、破線で示した円Rの一部を構成している。
なお、円Rは、回転アンテナ15の中心を中心とし、そ
の半径rは、約30mmである。
【0060】半径rの長さは、長ければ、回転アンテナ
15のより外縁部でマイクロ波を放射できるし、短けれ
ば、回転アンテナ15のより中心部でマイクロ波を放射
できる。より広範囲にマイクロ波を放射するためには、
回転アンテナ15の外縁部でマイクロ波を放射すること
が好ましい。しかしながら、回転アンテナ15の中心部
においてマイクロ波を放射することができなくなると、
底板9の真ん中に比較的底面積の小さい被加熱物(徳利
等)を置かれた場合、調理における加熱効率が著しく低
下する。以上のことを考慮すると、上記の半径rは、2
0〜40mm、好ましくは、25〜35mmとされる。
【0061】なお、図7および図8に示した変形例の一
例である。つまり、図4に示す回転アンテナ15におい
て、その中央付近から大半のマイクロ波が放射されるこ
とを回避し、より広範囲からマイクロ波を放射させるた
めの変形例は、図7および図8に示したものに限定され
ない。すなわち、付加部156a,156bの形状は、
その端部が、円Rのような円を構成するものに限定され
ない。
【0062】図9は、電子レンジ1の制御ブロック図で
ある。電子レンジ1は、電子レンジ1の動作を全体的に
制御する制御回路30を備えている。制御回路30は、
マイクロコンピュータを含む。また、電子レンジ1は、
外部の交流電源31に接続されている。ヒューズ32
は、電子レンジ1に異常な高電流が流れ込むことを防ぐ
ために、備えられている。
【0063】制御回路30と交流電源31との間には、
トランス33が接続されている。また、トランス33と
制御回路30との間には、整流回路34、定電圧回路3
5が、制御回路30に直列に、接続されている。
【0064】また、制御回路30には、回転アンテナ通
電回路36、被加熱物位置検出回路37、および、MQ
通電回路38が接続されており、これらの回路の動作
は、制御回路30により制御される。さらに、制御回路
30には、操作パネル6、赤外線センサ7、および、回
転アンテナ位置検出回路39が接続されている。
【0065】操作パネル6に入力された情報、および、
赤外線センサ7の検出出力は、制御回路30に送られ
る。また、加熱室10における赤外線センサ7の視野の
位置も、制御回路30に送られる。被加熱物位置検出回
路37は、赤外線センサ7の検出出力と赤外線センサ7
の視野の位置から、加熱室10内の食品の位置を検出す
ることができる。より詳しくは、赤外線センサ7の検出
出力に基づいて決定された温度がピークを示したとき
の、赤外線センサ7の視野の位置が、加熱室10内の食
品の位置、つまり、底板9上の食品の載置位置であると
決定されるのである。
【0066】回転アンテナ通電回路36は、モータ17
への通電状態を切換えるスイッチ36aの開閉を切換え
ることができる。つまり、制御回路30は、回転アンテ
ナ通電回路36を介して、モータ17の駆動態様を制御
できる。
【0067】また、制御回路30は、モータ17の駆動
状況を、回転アンテナ位置検出回路39を介して、検出
することができる。より詳しく説明すると、回転アンテ
ナ位置検出回路39には、スイッチ39aが接続されて
いる。スイッチ39aは、通常、閉状態とされている。
モータ17は、スイッチ39aの開閉状態を切換えるこ
とができる。また、モータ17は、所定の周期で回転す
るが、回転する際、周期ごとに、スイッチ39aを1回
ずつ開状態とする。回転アンテナ位置検出回路39は、
スイッチ39aの開閉状態を検出できる。つまり、制御
回路30は、回転アンテナ位置検出回路39にスイッチ
39aの開閉状態をさせることにより、モータ17の駆
動状況を検出できる。
【0068】なお、回転アンテナ15は、モータ17が
駆動することにより、回転する。そして、制御回路30
は、スイッチ39aが開状態にされてから経過した時間
に基づいて、回転アンテナ15がどのような回転角度に
あるかを検出することができる。また、制御回路30
は、スイッチ39aが開状態にされてからモータ17へ
の通電を停止するまでの時間を制御することにより、回
転アンテナ15を、特定の回転角度で停止させることが
できる。
【0069】また、制御回路30は、モータ17の駆動
態様を制御でき、かつ、モータ17の駆動状況を検出で
きる。つまり、制御回路30は、回転アンテナ15の回
転動作(具体的には回転の有無)を制御でき、かつ、回
転アンテナ15の回転状況(回転しているか否か)を検
出できる。そして、制御回路30は、回転アンテナ15
に対して制御しようとする回転動作通りの回転状況が検
出できない場合には、モータ17に異常が生じたとし
て、モータ17の異常を報知する。報知の態様は、音声
であってもよいし、表示であってもよい。なお、回転ア
ンテナ15に対して制御しようとする回転動作通りの回
転状況が検出できない場合とは、具体的には、モータ1
7を駆動させるように制御している状態にも関わらずモ
ータ17が駆動していない場合、または、モータ17を
停止させて回転アンテナ15を停止させるように制御し
ている状態にも関わらずモータ17が駆動していない場
合である。なお、上記の場合、制御回路30が、報知す
るのみでなく、マグネトロン12によるマイクロ波の発
振を停止させることが好ましい。
【0070】上記のような、制御回路30の制御態様
を、図10を参照しつつ、説明する。なお、図10は、
制御回路30が、マグネトロン12を用いた加熱調理を
実行する際の処理のフローチャートである。
【0071】制御回路30は、操作パネル6において、
加熱を開始する旨を入力されると、ステップS1(以
下、ステップを省略する)で、マグネトロン12に加熱
動作を開始させ、S2に進む。
【0072】次に、制御回路30は、S2で、回転アン
テナ15の回転を開始させ、S3に進む。
【0073】次に、制御回路30は、S3で、現在、自
らが回転アンテナ15を回転するように制御しているか
否かを判断する。なお、回転アンテナ15は、上述した
ように、マグネトロン12が加熱動作を実行している期
間中であっても、停止される場合がある。回転アンテナ
15を回転するように制御していると判断すると、S4
に進み、実際に回転アンテナ15が回転しているか否か
を判断する。一方、S3で、回転アンテナ15を停止さ
せるように制御していると判断すると、S5に進み、実
際に回転アンテナ15が停止しているか否かを判断す
る。
【0074】そして、制御回路30は、S4で回転アン
テナ15が回転していると判断した場合、または、S5
で回転アンテナ15が停止していると判断した場合に
は、S7に進む。
【0075】一方、制御回路30は、S4で回転アンテ
ナ15が回転していないと判断した場合、または、S5
で回転アンテナ15が停止していないと判断した場合に
は、S6に進む。
【0076】S6で、制御回路30は、エラー報知を行
ない、かつ、マグネトロン12による加熱動作を停止さ
せて、処理を終了する。
【0077】一方、S7で、制御回路30は、マグネト
ロン12による加熱を終了すべき時期であるか否かを判
断する。この判断は、入力された加熱時間だけ加熱を行
なったか否かの判断である場合もあれば、食品が加熱を
終了すべき状態に達したか否かの判断である場合もあ
る。
【0078】そして、制御回路30は、未だ、加熱を終
了すべき時期ではないと判断すると、S3に戻る。一
方、加熱を終了すべき時期であると判断すると、S8で
マグネトロン12の加熱動作を停止させて、処理を終了
する。
【0079】また、マグネトロン12は、高圧トランス
41,スイッチ38a,ドアスイッチ40,ヒューズ3
2を介して、交流電源31と接続されている。高圧トラ
ンス41は、マグネトロン12に高電圧を供給するため
に備えられている。ドアスイッチ40は、ドア3の開閉
に応じて開閉状態が変化するスイッチであり、ドア3が
開状態とされると、図9に示す回路を開く。つまり、ド
ア3が開状態にある場合には、マグネトロン12には電
力が供給されない。スイッチ38aは、その開閉状態
を、MQ通電回路38に切換えられる。つまり、制御回
路30は、MQ通電回路38を介して、マグネトロン1
2への電力の供給態様を制御できる。
【0080】上記したように、制御回路30は、回転ア
ンテナ15を、特定の回転角度で停止させることができ
る。そして、電子レンジ1では、回転アンテナ15を停
止させる回転角度を変化させることにより、食品の加熱
される効率が異なることがある。このような現象は、特
に、底板9上に、一客のコーヒーカップが載置される場
合のように、底板9の面積に対して十分狭い底面積を有
する食品が載置される場合に見られる。
【0081】図11に、底板9上の或る位置に食品を載
置し、回転アンテナ15を停止させて一定時間加熱を行
なった際の、停止時の回転アンテナ15の回転角度に対
する負荷変動率を示す。なお、ここで、食品とは、20
0mlの水の入ったカップである。
【0082】また、停止時の回転アンテナ15の回転角
度とは、回転アンテナ15が回転方向に回転する場合
の、基準位置からの回転角度である。たとえば、図4に
示す状態にある回転アンテナ15を基準位置(回転角度
0°)にあるとし、回転方向を図4の時計方向とする
と、図12に示す回転アンテナ15は、回転角度90°
の状態にあると言える。図4では、長板部156は、紙
面の横方向に、支持孔151から右向きに伸びており、
図12では、長板部156は、紙面の縦方向に、支持孔
151から下向きに伸びている。
【0083】また、負荷変動率とは、電子レンジ1の定
格出力である2リットルの水を負荷(被加熱物)として
測定した出力の値に対する、種々の量の水を負荷として
測定した出力の値の比率である。
【0084】図11を参照して、回転アンテナ15の停
止時の回転角度(図11では横軸)が変化すると、負荷
変動率は、変化する。具体的には、負荷変動率は、停止
時の回転角度が135°のときに最高の81%となり、
225°のときに最低の65%となる。比較として、同
じ位置の同じ食品を、回転アンテナ15を回転させなが
ら同時間加熱した場合、負荷変動率は、75%であっ
た。つまり、回転アンテナ15を停止させた場合、回転
させた場合よりも、負荷変動率が向上する場合もあれ
ば、低下する場合もある、ということになる。
【0085】なお、回転アンテナ15を同じ回転角度で
停止させて加熱を行なった場合でも、底板9上の食品の
載置位置によって、負荷変動率は変化する。
【0086】電子レンジ1では、底板9上の載置位置
と、当該載置位置で負荷変動率が最高となる回転アンテ
ナ15の回転角度との対応表が、予め、制御回路30内
のROM30a(図9参照)に記憶されている。そし
て、制御回路30は、赤外線センサ7の検出出力に基づ
いて決定した底板9上の食品の載置位置と、ROM30
aに記憶された対応表とに基づいて、加熱時に、食品が
効率良く加熱させる回転角度で回転アンテナ15を停止
させることができる。
【0087】以上説明した本実施の形態では、赤外線セ
ンサ7の検出出力に基づいて、底板9上の食品の載置位
置を決定している。そして、決定された載置位置に基づ
いて、加熱時に、回転アンテナ15を停止させる回転角
度を決定している。なお、赤外線センサ7は、加熱室1
0の上部側面から、加熱室10内部を見下ろす形の視野
を有している。このことから、電子レンジ1では、赤外
線センサ7の検出出力に基づいて、底板9上の食品の載
置位置だけでなく、当該食品の高さによっても、加熱時
に、回転アンテナ15を停止させる回転角度が変更され
る場合がある。
【0088】また、電子レンジ1では、赤外線センサ7
を備えず、底板9上の食品の載置位置をユーザにより入
力させてもよい。この場合、操作パネル6上に、載置位
置を入力するためのキー等が設けられる。詳しくは、底
板9上を、9つ等、複数の領域に分割し、該複数の領域
のどの領域内に食品を載置したかを入力するようにする
ことができる。そして、このような場合、制御回路6
は、入力された載置位置に基づいて、加熱時に、回転ア
ンテナ15を停止させる回転角度を決定する。
【0089】また、回転アンテナ15の外形は、図4に
示したような円に限定されるものではない。重心を支点
として回転するような形状であれば、短冊状のものであ
っても良い。ただし、図4に示したように、円板により
構成される場合には、回転中心から外郭円の外縁部まで
の間に孔が形成されることが好ましい。なお、図4に示
すように、外郭円の外周部をリング状に残して、孔15
2等の孔を形成させることにより、回転アンテナ15の
ねじれや曲げに対する強度を高めることができる。これ
により、回転アンテナ15の薄形化を図ることができる
ため、コストダウンを図ることができる。
【0090】また、回転アンテナ15に形成される孔の
形状も、図4に示したものに限定されない。重心を回転
時の支点とすることができればよい。ただし、孔は、長
板部156のように、マグネトロン12の発振するマイ
クロ波の1/2波長の長さを有する短冊状の金属部分が
できるように形成されることが好ましい。なお、本実施
の形態では、孔152〜155により、放射孔が構成さ
れている。そして、図7に示したように孔153の形状
が変更されることにより、放射孔は、回転アンテナの重
心を中心とする円の外側に形成されることになる。
【0091】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態である電子レンジの斜
視図である。
【図2】 図1の電子レンジの、ドアの開かれた状態を
示す図である。
【図3】 図1のIII−III線に沿う矢視断面図で
ある。
【図4】 図3の回転アンテナの平面図である。
【図5】 図4の回転アンテナの回転時の側面を、本体
枠とともに示す図である。
【図6】 図4の回転アンテナの回転時のVI−VI線
に沿う断面を、本体枠とともに示す図である。
【図7】 図4の回転アンテナの変形例を示す図であ
る。
【図8】 図4の回転アンテナの変形例を示す図であ
る。
【図9】 図1の電子レンジの制御ブロック図である。
【図10】 図9の制御回路が実行する加熱調理処理の
フローチャートである。
【図11】 図1の電子レンジにおいて、回転アンテナ
を停止させて加熱を行なった際の、停止時の回転アンテ
ナの回転角度に対する負荷変動率を示す図である。
【図12】 図3の回転アンテナの平面図である。
【図13】 従来の電子レンジに備えられた回転アンテ
ナの一例の平面図である。
【図14】 従来の電子レンジに備えられた回転アンテ
ナの他の例の平面図である。
【図15】 図13の回転アンテナの回転時の側面図で
ある。
【符号の説明】
1 電子レンジ、6 操作パネル、7 赤外線センサ、
10 加熱室、12マグネトロン、15 回転アンテ
ナ、16 回転軸、17 モータ、30 制御回路、1
51 支持孔、152〜155 孔。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川村 一彦 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 3K086 AA01 BA08 CA04 CB06 CB11 CC01 CC11 CD19 FA10 3K090 AA01 BA01 DA08 DA19 3L086 AA07 CB20 CC12 CC16 DA29

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 食品を収容する加熱室と、 マイクロ波を発振するマグネトロンと、 前記マグネトロンの発振するマイクロ波を前記加熱室内
    に拡散させ、かつ、重心を支点として回転される回転ア
    ンテナを含む、電子レンジ。
  2. 【請求項2】 前記回転アンテナは、板状であって、重
    心に、当該回転アンテナの回転中心を他の部材に支持さ
    せるための支持孔が形成され、さらに、当該回転アンテ
    ナの外縁部分と前記支持孔との間に前記支持孔とは異な
    る放射孔が形成されている、請求項1に記載の電子レン
    ジ。
  3. 【請求項3】 前記回転アンテナは、円板状である、請
    求項1または請求項2に記載の電子レンジ。
  4. 【請求項4】 前記放射孔は、前記回転アンテナの重心
    を中心とし所定の半径を有する円の外側に形成される、
    請求項2または請求項3に記載の電子レンジ。
  5. 【請求項5】 前記所定の半径は20〜40mmであ
    る、請求項4に記載の電子レンジ。
  6. 【請求項6】 食品を収容する加熱室と、 マイクロ波を発振するマグネトロンと、 前記マグネトロンの発振するマイクロ波を、前記加熱室
    内に拡散させるための回転アンテナと、 前記回転アンテナの回転動作を制御する回転制御手段と
    を含み、 前記回転制御手段は、前記マグネトロンにマイクロ波を
    発振させる際に、前記回転アンテナが、前記加熱室内の
    食品の収容位置に応じた位置となるように、前記回転ア
    ンテナの回転を停止させる、電子レンジ。
  7. 【請求項7】 前記加熱室内の食品の収容位置を検出す
    る位置検出手段をさらに含む、請求項6に記載の電子レ
    ンジ。
  8. 【請求項8】 前記加熱室内に視野を有し、当該視野内
    で放出される赤外線を検出する赤外線センサをさらに含
    み、 前記位置検出手段は、前記赤外線センサの検出出力に基
    づいて、前記加熱室内の食品の収容位置を検出する、請
    求項7に記載の電子レンジ。
  9. 【請求項9】 前記加熱室内の食品の収容位置を入力で
    きる位置入力手段をさらに含む、請求項6に記載の電子
    レンジ。
  10. 【請求項10】 前記回転アンテナの回転動作を制御す
    る回転制御手段と、 前記回転アンテナが回転しているか否かを検出する回転
    検出手段と、 前記回転アンテナが回転しているか否かについて、前記
    回転制御手段の制御内容と前記回転検出手段の検出結果
    を比較する比較手段と、 前記比較手段が、前記制御内容と前記検出結果が異なる
    と判断した場合には、その旨を報知する報知手段をさら
    に含む、請求項1〜請求項9のいずれか1項に記載の電
    子レンジ。
  11. 【請求項11】 前記比較手段が、前記制御内容と前記
    検出結果が異なると判断した場合には、前記マグネトロ
    ンによるマイクロ波の発振を停止させる停止手段をさら
    に含む、請求項10に記載の電子レンジ。
JP2000027832A 1999-12-27 2000-02-04 電子レンジ Pending JP2001250672A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6838648B2 (en) 2002-04-01 2005-01-04 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Temperature detection unit in a high-frequency heating and cooking apparatus
JP2008292088A (ja) * 2007-05-28 2008-12-04 Panasonic Corp マイクロ波加熱装置およびプログラム
JP2012032114A (ja) * 2010-08-02 2012-02-16 Sharp Corp 加熱調理器
EP2741576A3 (de) * 2012-12-04 2018-02-28 BSH Hausgeräte GmbH Mikrowellengerät

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JP2012032114A (ja) * 2010-08-02 2012-02-16 Sharp Corp 加熱調理器
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