JP2001249602A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001249602A
JP2001249602A JP2000059354A JP2000059354A JP2001249602A JP 2001249602 A JP2001249602 A JP 2001249602A JP 2000059354 A JP2000059354 A JP 2000059354A JP 2000059354 A JP2000059354 A JP 2000059354A JP 2001249602 A JP2001249602 A JP 2001249602A
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image forming
forming apparatus
process cartridge
image
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JP2000059354A
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English (en)
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Satoru Komatsubara
悟 小松原
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像形成装置のコストをできるだけ抑えなが
らも、リサイクルされたプロセスカートリッジの「画像
形成に係わる特性値」を画像形成装置に取り込み、その
情報に基づいて画像形成時の制御条件を最適化すること
により、プロセスカートリッジの状態によらず、またカ
ートリッジ内の部品特性のバラツキの影響を受けること
なく、常に安定した良好な画像を得ることができる画像
形成装置を提供する。 【解決手段】 画像形成装置本体に着脱可能であり、リ
サイクル使用されるプロセスカートリッジを備える画像
形成装置において、画像形成に係わる特性値を測定し、
そのデータを出荷時に同梱する、または、画像形成に係
わる特性値を測定し、その測定値を文字情報または図形
情報に変換して紙に出力し、その紙を出荷時に同梱する
画像形成装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】原稿画像を読み取る機能とデ
ータを用紙に印字出力する機能とを具備する画像形成装
置(例えば、複写機・ファクシミリ・マルチファンクシ
ョン機等)に関する、さらに詳細には画像形成装置に装
着される作像用プロセスカートリッジのリサイクルシス
テムおよびリサイクルカートリッジ使用時の画像安定化
を可能にする画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】環境保護および省資源化の観点から、画
像形成装置の中でも特に交換頻度の高い消耗品であるプ
ロセスカートリッジのリサイクル利用が普及してきてい
る。ただし、リサイクルされたプロセスカートリッジを
使用する場合には、プロセスカートリッジ内の部品特性
の経時変化に伴う画像劣化が懸念事項として挙げられ
る。この懸念事項を解消する方法として、特開平11−
133818号公報には、画像形成ユニットにそのユニ
ットの来歴データを記憶させ、画像形成装置に備えた読
取り装置にそのデータを読取らせて、そのデータに基づ
いて画像形成時のプロセス条件の制御をする画像形成装
置である。また、特開平8−171329号公報では、
プロセスカートリッジに関連する情報をバーコード情報
に変換し、それを専用の検出手段にて読取る画像形成装
置である。なお、ここでいう「プロセスカートリッジ」
とは少なくとも電子写真感光体とこれに隣接する現像手
段を一体化したものであり、この他に帯電手段、クリー
ニング手段、そしてさらにはトナーホッパまで一体化さ
せる例も多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように提案されている画像形成装置では、画像形成装置
内に画像形成ユニットが記憶しているデータだけを読取
らせる専用の読取り装置を設けることは、画像形成装置
本体の大幅なコストアップにつながる。また、画像形成
ユニットの使用枚数またはユニット内の感光体ドラムの
回転回数のデータからプロセス条件設定をした場合、部
品特性のバラツキがかなり大きく画像に影響してくるこ
とになる。
【0004】本発明では、画像形成装置のコストをでき
るだけ抑えながらも、リサイクルされたプロセスカート
リッジの「画像形成に係わる特性値」を画像形成装置に
取り込み、その情報に基づいて画像形成時の制御条件を
最適化することにより、プロセスカートリッジの状態に
よらず、またカートリッジ内の部品特性のバラツキの影
響を受けることなく、常に安定した良好な画像を得るこ
とができる画像形成装置を提供することを目的としてい
る。また、プロセスカートリッジの使用終了時に使用枚
数などの履歴データを出力し、それをカートリッジに同
梱してリサイクル工程に戻すことにより、リサイクルカ
ートリッジ出荷時の特性値情報に履歴情報を付加するこ
とができ、それに応じたフレキシブルなプロセス条件設
定を可能にすることも目的としている。さらには、画像
安定化のために出力する履歴情報を、リサイクル工程に
おける部品の再利用の可否の判断に役立てることによ
り、リサイクル工程の効率化を図ることも目的としてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、 請求項1に記載の発明は、 画像形成装置本体
に着脱可能であり、リサイクル使用されるプロセスカー
トリッジを備える画像形成装置において、 画像形成に
係わる特性値を測定し、そのデータを出荷時に同梱する
画像形成装置である。請求項2に記載の発明は、 画像
形成装置本体に着脱可能であり、リサイクル使用される
プロセスカートリッジを備える画像形成装置において、
画像形成に係わる特性値を測定し、その測定値を文字
情報または図形情報に変換して紙に出力し、その紙を出
荷時に同梱する画像形成装置である。請求項3に記載の
発明は、 画像形成装置本体に着脱可能であり、リサイ
クル使用されるプロセスカートリッジを備える画像形成
装置において、 プロセスカートリッジの使用を開始す
る前に、特性値を直接入力することにより、カートリッ
ジに同梱された特性値を画像形成装置内の制御部に格納
する請求項1に記載の画像形成装置である。請求項4に
記載の発明は、 画像形成装置本体に着脱可能であり、
リサイクル使用されるプロセスカートリッジを備える画
像形成装置において、 画像読取り装置を備え、かつ
画像形成装置にプロセスカートリッジが装着され、使用
を開始する前に、特性値が印字された紙を画像形成装置
の画像読取り装置にて読取り、特性値を数値に再変換し
て画像形成装置内の制御部に格納する請求項2に記載の
画像形成装置である。請求項5に記載の発明は、 画像
形成装置本体に着脱可能であり、リサイクル使用される
プロセスカートリッジを備える画像形成装置において、
制御部内に格納された特性値に基づいて画像形成時の
制御条件を設定する請求項3又は4に記載の画像形成装
置である。請求項6に記載の発明は、 画像形成装置本
体に着脱可能であり、リサイクル使用されるプロセスカ
ートリッジを備える画像形成装置において、 プロセス
カートリッジ使用終了時に、プロセスカートリッジ内の
各部品の使用履歴を図形または文字データに変換して紙
に印字する請求項3ないし5のいずれかに記載の画像形
成装置である。請求項7に記載の発明は、 画像形成装
置本体に着脱可能であり、リサイクル使用されるプロセ
スカートリッジを備える画像形成装置において、 プロ
セスカートリッジ再生後の特性値と プロセスカートリ
ッジ内の部品の履歴データとを組み合わせる画像形成装
置である。請求項8に記載の発明は、 画像形成装置本
体に着脱可能であり、リサイクル使用されるプロセスカ
ートリッジを備える画像形成装置において、プロセスカ
ートリッジ再生後の特性値と プロセスカートリッジ内
の部品の履歴データとを併せて文字情報または図形情報
に変換し、紙に印字する請求項1、2、5又は6のいず
れかに記載の画像形成装置である。請求項9に記載の発
明は、 画像形成装置本体に着脱可能であり、リサイク
ル使用されるプロセスカートリッジを備える画像形成装
置において、 新たにプロセスカートリッジ使用を開始
する前に、 プロセスカートリッジに同梱された特性値
および履歴データを、画像形成装置に接続された端末機
器から入力することにより画像形成装置内の制御部に格
納する請求項6ないし8のいずれかに記載の画像形成装
置である。請求項10に記載の発明は、 画像形成装置
本体に着脱可能であり、リサイクル使用されるプロセス
カートリッジを備える画像形成装置において、 新たに
プロセスカートリッジ使用を開始する前に、 プロセス
カートリッジに同梱された特性値および履歴データが印
字された紙を画像読取り装置にて読取り、さらに数値に
再変換して画像形成装置内の制御部に格納する請求項6
又は8のいずれかに記載の画像形成装置である。請求項
11に記載の発明は、 画像形成装置本体に着脱可能で
あり、リサイクル使用されるプロセスカートリッジを備
える画像形成装置において、 制御部に格納された特性
値に基づいて画像形成時のプロセス制御条件を設定し、
かつ その後の使用状況に応じて制御条件を最適化する
請求項9又は10に記載の画像形成装置である。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明に係わる画
像形成装置の例を示す構成図である。画像形成装置の外
筐をなす装置本体1の上部には原稿Dの画像を読み取る
画像読取装置2が装着され、この画像読取装置2の下方
には印字装置3が設けられている。この印字装置3の主
要な構成ユニットとなるプロセスカートリッジ3aの下
方には用紙Sを案内する用紙搬送路4が形成されてい
る。画像読取装置2は、原稿Dの画像を読み取る読取部
5と、この読取部5に向けて原稿Dを搬送する原稿搬送
機構5aとを有する。また、装置本体1の上部には原稿
Dを載置する原稿トレイ6が設けられている。前記プロ
セスカートリッジ3aは、ケース状に形成されたユニッ
ト本体8に、感光体ドラム9を回転自在に設けるととも
に、帯電部材10と現像部11とを感光体ドラム9の周
囲に配置して取り付けることにより形成されており、装
置本体両側面に設けられたガイド溝1bを通じて装置本
体への脱着が可能になっている。感光体ドラム9の下方
には、この感光体ドラム9に用紙搬送路4を間にして対
向する転写部12が設けられている。現像部11は、前
記ユニット本体8に一体に形成された現像剤容器13
と、この現像剤容器13の内部に収納された現像剤を撹
拌する回転自在の撹拌器14と、感光体ドラム9に接触
する現像ローラ15と、この現像ローラ15に現像剤を
供給する供給ローラ16と、現像ローラ15に接触され
たブレード17とを有する。さらに、プロセスカートリ
ッジ3aの上部には、印字装置3の一構成部品をなし、
画像信号に基づいて変調されたレーザ光を感光体9の帯
電部分に走査することにより静電潜像を形成する潜像形
成部18が設けられている。 また、前記装置本体1の
一側には、前記画像読取装置2により読み取られた原稿
Dを支持するとともに、用紙Sを斜めに載置状態で支え
るトレイ19が設けられており、ここから用紙Sは用紙
搬送経路4に搬送される。用紙搬送路4の下流側には、
用紙S上に転写された画像を定着する定着部25が配置
されている。前記装置本体1は一端に開閉カバー1aを
具備し、さらに、トレイ19とは反対側の装置本体1の
端部付近には排紙ローラ30が配置されており、定着部
25から排紙された用紙Sは開閉カバー1aの下端との
間で水平方向に排紙される。
【0007】次に、画像読取動作と印字動作について説
明する。原稿トレイ6から供給された原稿Dは読取部5
により画像が読み取られ、トレイ19の上部に立てかけ
状態で支持される。このようにして読み取った画像は、
複写機として使用する場合はトレイ19から用紙Sを給
紙してこの用紙Sに読取画像を印字し、ファクシミリと
して使用する場合は外部に送信することができる。ま
た、ファクシミリとして使用する場合は、外部から送信
された画像を用紙Sに印字することができる。印字する
場合は、図1において、感光体9を時計方向に回転させ
る過程でその表面を帯電部材10により帯電し、原稿D
の読取画像又は外部から受信した画像に基づいて潜像形
成部18によって感光体9の帯電部分に静電潜像が形成
される。この静電潜像は現像部11により現像される。
この現像画像は、給紙ローラ20によりトレイ19から
給紙された用紙Sに転写される。画像が転写された用紙
Sは定着部25を通過するときに定着され、排紙口28
から装置本体1の外部に排紙される。
【0008】ここで、請求項1に記載の画像形成装置に
ついて説明する。リサイクル工程を経たプロセスカート
リッジを検査冶具にセットし、画像形成に係わる特性値
を測定する。検査対象として考えられる項目には感光体
ドラム帯電電位および露光後電位、現像ローラ上トナー
付着量、現像ローラ上トナー帯電量などが挙げられる。
この検査工程にて測定されたデータは自動的に冶具と接
続されたPCなどの記憶装置に記憶され、全項目測定終
了後に全データがアウトプットされる。この時、出力さ
れるデータの形態は測定値をそのまま羅列してつなげる
だけでも良いが、データ量が多い場合は英数字から成る
ランダムな文字列に暗号化する。この工程で出力された
データを「特性値データ」とし、リサイクルプロセスカ
ートリッジに同梱されてユーザーの元に届くことにな
る。同梱方法としては、特性値データを紙に印字して箱
に入れたり、シールに印字してカートリッジまたは箱に
貼りつけるなどの方法が考えられる。特に、請求項2に
記載するように、出力されるデータの形態はそのまま項
目と測定値をつなげるだけでも良いし、バーコードなど
の図形情報に変換しても良い。この工程で出力された紙
を「特性値シート」とする。そして、この特性値シート
はリサイクルプロセスカートリッジに同梱されても良
い。
【0009】請求項3に記載の発明について説明する。
画像形成装置の制御部の構成を図2に示す(プリンタの
例)。制御部31内では、ROM33およびRAM34
を備えたCPU32に、潜像形成部35、作像用高圧電
源36、定着部37、駆動部38、給紙部39、操作パ
ネル部40および端末機器とのインターフェイス41が
接続されている。このうち、端末機器とのインターフェ
イス41は画像形成装置本体外にある端末機器42と接
続されている。CPU32は予めROM33に書き込ま
れた制御プログラムに従って上記の入出力機器を制御す
る。そして、この制御において入出力されるデータがR
AM34に一時格納される。ユーザーがプロセスカート
リッジを購入して新たに画像形成装置に装着した際に、
新たなカートリッジが装着されたことを認識して、操作
パネルまたは端末機器の画面にカートリッジに同梱され
た特性値データを入力するようメッセージを表示する。
ユーザーは特性値データを操作パネルまたは端末機器の
入力デバイスから入力し、(暗号化されている場合は復
元した後に)RAM内の特性値データ用に割り当てられ
た領域に格納させる。このような方法でプロセスカート
リッジの特性値データを直接入力させることにより、画
像読取装置やバーコードリーダなどの特別な装置を必要
とせずに、特性値データを画像形成装置内の制御部に取
り込むことができる。ここで、図2は、画像形成装置の
制御部を示す構成図である(マルチファンクション機の
例)。特に、請求項4に記載するように、制御部31内
では、ROM33およびRAM34を備えたCPU32
に、画像読取り装置35、潜像形成部36、作像用高圧
電源37、定着部38、駆動部39、給紙部40、操作
パネル部41およびPCインターフェイス41が接続さ
れている。このうち、PCインターフェイス41は画像
形成装置本体外にある、ユーザーのPC42と接続され
ている。CPU32は予めROM33に書き込まれた制
御プログラムに従って上記の入出力機器を制御する。そ
して、この制御において入出力されるデータがRAM3
4に一時格納される。ユーザーがプロセスカートリッジ
を購入して新たに画像形成装置に装着した際に、プロセ
スカートリッジのリサイクル工程にて測定した特性値が
書き込まれた紙を画像読取り装置で読み込ませて、数値
データに再変換してRAM内の特性値情報用に割り当て
られた領域に格納させる。情報インプット操作は、画像
形成装置本体内の画像読取り装置で特性値シートを読み
取り、特性値シート上に印字された情報を数値データに
再変換してからRAM内の特性値情報領域に格納する。
従って、バーコードリーダのような専用の読取装置を別
に用意することなく、ユーザーもシートを原稿台にセッ
トしてスタートボタンを押せばよいため「コピーを1枚
取る」という感覚で情報格納操作が行える。
【0010】請求項5に記載の発明は、制御部内のRO
M33には、帯電バイアス値・露光光量・現像バイアス
値などの画像形成時のプロセス条件を制御するプログラ
ムと、各設定値を最適化するためのプログラムが記憶さ
れている。各設定値を最適化するプログラムはまず、上
記操作によってRAMに格納された特性値情報を参照す
る。そして、同じROM内に記憶されている「特性値と
設定値の相関テーブル」を参照し、最適な設定値を割り
出す。プロセス条件を制御するプログラムはこのように
して割り出された設定値を受け取って関連する各装置を
制御することができる。他の制御方法として、「プロセ
スカートリッジの特性値」でなく「再生品の使用量(出
力枚数など)」を情報としてインプットし、それに応じ
てプロセス条件を設定する、という方法も考えられる
が、部品そのものまたは使用環境・使用条件の違いに由
来する特性のバラツキがの影響が大きいと考えられるた
め、実際に測定した特性値から条件を設定する方が有効
である。
【0011】請求項6に記載の発明は、プロセスカート
リッジの寿命の検知方法としては、トナーホッパ内の残
トナー量をトナーセンサで検知する方法が一般的である
が、残トナー量がある値以下になり「トナーエンド」の
状態になった時には何らかの形で「プロセスカートリッ
ジを交換してください」というメッセージをユーザーに
向けて出す。そして、このメッセージを出すと同時にそ
れまで使用していたプロセスカートリッジの使用枚数を
履歴情報として紙に印字する。ただし、「トナーエン
ド」の前の「トナーニアエンド」状態でユーザーがプロ
セスカートリッジを交換する可能性もあるので、その時
はトナーニアエンド状態のトナーセンサ出力と新しいプ
ロセスカートリッジを装着した後のトナーセンサ出力の
比較から「新しいプロセスカートリッジが装着された」
という状況を認識するような制御にする必要がある。も
ちろんこの場合は新しいプロセスカートリッジが装着さ
れた後に、それまで使っていたプロセスカートリッジの
履歴情報を紙に印字することになる。トナーホッパを持
たないプロセスカートリッジの場合は単純に使用枚数
(または感光体ドラム回転回数)がある値に達したらカー
トリッジ交換要求メッセージを出すことになるので、そ
れと同時に履歴情報を紙に印字することになる。プロセ
スカートリッジの履歴情報の出力形態は、上述したと同
様に、そのままの文字情報でもよいしバーコードなどの
図形情報に変換しても良い。そして、ユーザーには使用
済みプロセスカートリッジ返送時に、その「使用終了時
に出力された紙」を同梱してもらうことにより、再生工
程ではその紙に印字された情報から送られてきたプロセ
スカートリッジの使用履歴を容易に知ることができるた
め、部品の再利用の判別がしやすくなる。
【0012】請求項7に記載の発明は、プロセスカート
リッジの再生工程に入ってからでも、この履歴情報シー
トを有効に利用することができる。再生対象プロセスカ
ートリッジと一緒に履歴情報シートを工程に流しておけ
ば、検査工程にて測定された特性値情報と組み合わせる
が可能となる。さらに、プロセスカートリッジの使用枚
数だけでなく、使用開始時に画像読取り装置で読取った
履歴データ情報も付加すれば、表1のようにプロセスカ
ートリッジが最初に製造されてからの履歴が全て把握で
きるようになる。ここで、部品Bは、2回目の再生時に
交換されていることを示す。特に、請求項8に記載する
ように、使用枚数からの想定よりも劣化の程度が激しい
ため新品に交換する必要があるという部品が再生工程内
で出てきた場合、プロセスカートリッジに付随してくる
履歴データの紙に設ける「取り消し欄」にマーキングす
るなどの極めて簡単な操作にて交換部品の履歴データを
その場でリセットすることができる。
【表1】
【0013】請求項9に記載の発明は、再生したプロセ
スカートリッジの検査工程において出力された特性値、
履歴データは、上述したと同様に出荷時に同梱され、ユ
ーザーの元に届く。そして、ユーザーがそのプロセスカ
ートリッジを使用し始める際に、やはり先述の実施例と
同様に画像読取り装置で読取り、数値データに再変換し
た後にRAM34に格納される。特に、請求項10に記
載の発明は、再生したプロセスカートリッジの検査工程
において出力された再生したプロセスカートリッジの検
査工程において出力された履歴データを記載した紙は、
同様に処理される。
【0014】請求項11に記載の発明は、制御部内のR
OMに記憶された条件最適化プログラムがRAMに格納
された『特性値』を参照して画像形成時のプロセス条件
を最適化する。条件最適化プログラムはさらに、RAM
内に格納された各部品の『履歴』データを参照する。R
OM内には「どの部品がどのぐらいの枚数使われた時に
どの特性値がどのぐらいになるか」というテーブルが記
憶されており、条件最適化プログラムはこのテーブルと
RAM内の履歴データを参照して、カートリッジ使用前
の履歴とカートリッジ使用後の枚数に応じた最適なプロ
セス条件を設定することが可能となる。この方法は例え
ば、使用枚数に対する特性値の挙動が直線的ではなく、
使用枚数の増加に伴って特性値の増加率が変化する場合
に特に効果的である。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1ないし5
に記載の画像形成装置では、プロセスカートリッジの画
像形成に係わる特性値を画像形成装置にインプットし、
その特性値に基づいてプロセス制御条件を最適化するこ
とにより、カートリッジ間の特性のバラツキを補正して
安定した画像を得ることが可能となる。また、インプッ
ト操作時に読取り装置を必要としないため、画像読取り
装置を具備しない画像形成装置(単体プリンタなど)に
も、このシステムを使用できる。特に、請求項2ないし
5に記載の画像形成装置では、インプット操作時に専用
の読取り装置を必要としないため、画像形成装置本体の
余分なコストアップを回避できる。請求項6ないし11
に記載の画像形成装置では、プロセスカートリッジの画
像形成に係わる特性値および各部品の使用履歴を画像形
成装置にインプットし、その特性値および部品の履歴に
基づいてプロセス制御条件を最適化することにより、カ
ートリッジ間の特性のバラツキおよび使用に伴う特性の
変化を補正して常に安定した画像を得ることが可能とな
る。また、プロセスカートリッジ内の部品の使用履歴を
明らかにすることにより、リサイクル工程において各部
品のリサイクル可否の判断が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる画像形成装置の例を示す構成図
である。
【図2】画像形成装置の制御部を示す構成図である。
【符号の説明】
1 装置本体 1a 開閉カバー 2 画像読取装置 3 印字装置 3a プロセスカートリッジ 4 用紙搬送路 5 読取部 5a 原稿搬送機構 6 原稿トレイ 8 ユニット本体 9 感光体ドラム 10 帯電部材 11 現像部 13 現像剤容器 14 攪拌機 15 現像ローラ 16 供給ローラ 17 ブレード 18 潜像形成部 19 トレイ 20 給紙ローラ 25 定着部 28 排紙口 30 排紙ローラ 31 制御部 32 CPU 33 ROM 34 RAM 35 画像読取り装置 36 潜像形成部 37 作像用高圧電源 38 定着部 39 駆動部 40 給紙部 41 操作パネル部 42 PCインターフェース 43 PC S 用紙 D 原稿

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成装置本体に着脱可能であり、リ
    サイクル使用されるプロセスカートリッジを備える画像
    形成装置において、 画像形成に係わる特性値を測定し、そのデータを出荷時
    に同梱することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 画像形成装置本体に着脱可能であり、リ
    サイクル使用されるプロセスカートリッジを備える画像
    形成装置において、 画像形成に係わる特性値を測定し、その測定値を文字情
    報または図形情報に変換して紙に出力し、その紙を出荷
    時に同梱することを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 画像形成装置本体に着脱可能であり、リ
    サイクル使用されるプロセスカートリッジを備える画像
    形成装置において、 プロセスカートリッジの使用を開始する前に、特性値を
    直接入力することにより、カートリッジに同梱された特
    性値を画像形成装置内の制御部に格納すること特徴とす
    る請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 画像形成装置本体に着脱可能であり、リ
    サイクル使用されるプロセスカートリッジを備える画像
    形成装置において、 画像読取り装置を備え、かつ画像形成装置にプロセスカ
    ートリッジが装着され、使用を開始する前に、特性値が
    印字された紙を画像形成装置の画像読取り装置にて読取
    り、特性値を数値に再変換して画像形成装置内の制御部
    に格納すること特徴とする請求項2に記載の画像形成装
    置。
  5. 【請求項5】 画像形成装置本体に着脱可能であり、リ
    サイクル使用されるプロセスカートリッジを備える画像
    形成装置において、 制御部内に格納された特性値に基づいて画像形成時の制
    御条件を設定することを特徴とする請求項3又は4に記
    載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 画像形成装置本体に着脱可能であり、リ
    サイクル使用されるプロセスカートリッジを備える画像
    形成装置において、 プロセスカートリッジ使用終了時に、プロセスカートリ
    ッジ内の各部品の使用履歴を図形または文字データに変
    換して紙に印字することを特徴とする請求項3ないし5
    のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 画像形成装置本体に着脱可能であり、リ
    サイクル使用されるプロセスカートリッジを備える画像
    形成装置において、 プロセスカートリッジ再生後の特性値と プロセスカー
    トリッジ内の部品の履歴データとを 組み合わせること
    を特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】 画像形成装置本体に着脱可能であり、リ
    サイクル使用されるプロセスカートリッジを備える画像
    形成装置において、 プロセスカートリッジ再生後の特性値と プロセスカー
    トリッジ内の部品の履歴データとを併せて文字情報また
    は図形情報に変換し、紙に印字することを特徴とする請
    求項1、2、5又は6のいずれかに記載の画像形成装
    置。
  9. 【請求項9】 画像形成装置本体に着脱可能であり、リ
    サイクル使用されるプロセスカートリッジを備える画像
    形成装置において、 新たにプロセスカートリッジ使用を開始する前に、 プロセスカートリッジに同梱された特性値および履歴デ
    ータを、画像形成装置に接続された端末機器から入力す
    ることにより画像形成装置内の制御部に格納すること特
    徴とする請求項6ないし8のいずれかに記載の画像形成
    装置。
  10. 【請求項10】 画像形成装置本体に着脱可能であり、
    リサイクル使用されるプロセスカートリッジを備える画
    像形成装置において、 新たにプロセスカートリッジ使用を開始する前に、 プロセスカートリッジに同梱された特性値および履歴デ
    ータが印字された紙を画像読取り装置にて読取り、さら
    に数値に再変換して画像形成装置内の制御部に格納する
    こと特徴とする請求項6又は8のいずれかに記載の画像
    形成装置。
  11. 【請求項11】 画像形成装置本体に着脱可能であり、
    リサイクル使用されるプロセスカートリッジを備える画
    像形成装置において、 制御部に格納された特性値に基づいて画像形成時のプロ
    セス制御条件を設定し、かつその後の使用状況に応じて
    制御条件を最適化することを特徴とする請求項9又は1
    0に記載の画像形成装置。
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