JP2001249043A - 液体検出装置 - Google Patents

液体検出装置

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JP2001249043A
JP2001249043A JP2000058219A JP2000058219A JP2001249043A JP 2001249043 A JP2001249043 A JP 2001249043A JP 2000058219 A JP2000058219 A JP 2000058219A JP 2000058219 A JP2000058219 A JP 2000058219A JP 2001249043 A JP2001249043 A JP 2001249043A
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JP
Japan
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temperature
container
liquid
signal
wall surface
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JP2000058219A
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English (en)
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Kazuyoshi Miyata
和佳 宮田
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Panasonic Industrial Devices SUNX Co Ltd
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Sunx Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 温度変化の影響を受けずに、確実に液体を検
出することができる液体検出装置を提供する。 【解決手段】 液体の増減による単位時間あたりの受信
信号の変化量Sは、一般に、温度による変化量より大き
い。そして、この液体検出装置は、単位時間t1あたり
の受信信号の変化量Sに基づいて、液体が容器T内に所
定レベル以上有るか否かの検出信号を切り替えるから、
温度の影響を抑えて、正確な液体の検出を行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、超音波を用いた液
体検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】超音波を用いた液体検出装置は、タンク
等の容器の壁面に取り付けた送信部と受信部との間で、
容器壁面を介して超音波を送受信し、容器内の液体の有
無による受信レベルの相違に基づき、液体を検出する。
【0003】ここで、送信部が出力した超音波は、タン
クの壁面を介して受信部に伝搬するが、液体があると超
音波がタンクの壁面から液体側に逃げるから、液体があ
るときは、受信部に受信される超音波の強度が低くな
り、液体がないときは、高くなる。
【0004】そして、従来の液体検出装置では、液体検
出装置の設置時に所定の閾値を設定し、その閾値と受信
信号とを比較して、閾値より受信信号が大きいときに
は、液体なし、小さいときには、液体ありという検出結
果を出力していた。具体的には、図3に示すように、液
体検出装置をセットしたときには、液体があるために、
閾値Vrfより低かった受信信号が、図3の時刻T1に液
体が無くなって、閾値Vrfを越えると、これをもって、
液体が無くなったことを検出していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、超音波は、
温度によっても伝搬効率が変化する。このため、図3に
示すように、液体検出装置を設置してから温度が変化
し、液体の有無に関わらず、受信信号が常に閾値Vrfを
越えて、常時液体なしという誤検出を行う場合や、受信
信号が常に閾値Vrf以下となり、常時液体ありという誤
検出を行う場合が起こり得る。
【0006】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、温度変化の影響を受けずに、確実に液体を検出する
ことができる液体検出装置の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】<請求項
1の発明>請求項1の発明に係る液体検出装置は、容器
の壁面に取り付けられて、超音波を送信する送信部と、
容器の壁面に取り付けられて、容器の壁面に伝わる超音
波を受信する受信部と、受信部によって受信された超音
波に対応した受信信号を出力する受信手段と、受信信号
を受ける信号処理手段とを備え、信号処理手段は、単位
時間あたりの受信信号の変化量が、予め設定した基準値
より大きくかつ負のとき、及び、基準値より大きくかつ
正のときに、液体が容器内に所定レベル以上あるか否か
の検出信号を切り替えるところに特徴を有する。
【0008】液体の増減による単位時間あたりの受信信
号の変化量は、一般に、温度による変化量より大きい。
そして、本発明では、単位時間あたりの受信信号の変化
量に基づいて、液体が容器内に所定レベル以上あるか否
かの検出信号を切り替えるから、温度の影響を抑えて、
正確な液体の検出を行える。
【0009】<請求項2の発明>請求項2の発明に係る
液体検出装置は、容器の壁面に取り付けられて、超音波
を送信する送信部と、容器の壁面に取り付けられて、容
器の壁面に伝わる超音波を受信する受信部と、受信部に
よって受信された超音波に対応した受信信号を出力する
受信手段と、受信信号を受ける信号処理手段とを備え、
信号処理手段は、単位時間あたりの受信信号の変化量の
変化量が、予め設定した基準値より大きくかつ負のと
き、及び、基準値より大きくかつ正のときに、液体が容
器内に所定レベル以上あるか否かの検出信号を切り替え
るところに特徴を有する。
【0010】液体の増減による単位時間あたりの受信信
号の変化量の変化量は、一般に、温度によるそれよりも
大きい。そして、本発明では、単位時間あたりの受信信
号の変化量の変化量に基づいて、液体が容器内に所定レ
ベル以上あるか否かの検出信号を切り替えるから、温度
の影響を抑えて、正確な液体の検出を行える。
【0011】<請求項3の発明>請求項3の発明に係る
液体検出装置は、容器の壁面に取り付けられて、超音波
を送信する送信部と、容器の壁面に取り付けられて、容
器の壁面に伝わる超音波を受信する受信部と、受信部に
よって受信された超音波に対応した受信信号を出力する
受信手段と、受信信号を受ける信号処理手段とを備え、
信号処理手段は、単位時間あたりの受信信号の変化量の
変化量が、予め設定した基準値より小さい第1の状態に
次いで、基準値より大きい第2の状態となり、さらに、
第1の状態に戻るように変化したときに、液体が容器内
に所定レベル以上あるか否かの検出信号を切り替えると
ころに特徴を有する。
【0012】液体の増減の挙動は、一般に、比較的短時
間で、容器の所定レベル以上か以下かに切り替わり、切
り替わった後は、比較的長時間、前記所定レベル以上か
否かに落ち着く。液体の増減がこのような挙動をする場
合に、受信信号の変化を経時的に見るとクランク状とな
る。そして、本発明の構成では、受信信号がクランク状
に変化したことをもって、液体が容器内に所定レベル以
上あるか否かの検出信号を切り替えるから、温度変化に
より、多少、受信信号が変動しても、その影響を受け難
く、液体の正確な検出を行うことができる。
【0013】<請求項4の発明>請求項4の発明は、請
求項1〜3のいずれかに記載の液体検出装置において、
容器の壁面の温度を検出する温度検出手段と、不揮発性
の記憶手段とを備え、記憶手段には、液体検出装置が検
出動作を行っているときに、複数の所定の温度のそれぞ
れに対応した複数の検出信号及び受信信号が記憶され、
信号処理手段は、液体検出装置が起動したときに、温度
検出手段にて温度検出を行い、温度検出手段が出力した
温度検出信号と記憶手段に記憶された検出結果及び受信
信号に基づき、初期設定を行うところに特徴を有する。
【0014】この構成によれば、液体検出装置が検出動
作を行っているときに、所定の温度毎に対応した複数の
検出信号及び受信信号が記憶手段に記憶される。そし
て、このように経験的に得られたデータに基づき、初期
設定を自動で行うことができるから作業効率が向上す
る。
【0015】<請求項5の発明>請求項5の発明に係る
液体検出装置は、容器の壁面に取り付けられて、超音波
を送信する送信部と、容器の壁面に取り付けられて、容
器の壁面に伝わる超音波を受信する受信部と、受信部に
よって受信された超音波に対応した受信信号を出力する
受信手段と、容器の壁面の温度を検出して、その温度に
対応した温度検出信号を出力する温度検出手段と、受信
信号及び温度検出信号を受ける信号処理手段とを備え、
信号処理手段は、予め設定した所定温度差あたりの受信
信号の変化量が、予め設定した基準値より大きくかつ負
のとき、及び、基準値より大きくかつ正のときに、液体
が容器内に所定レベル以上あるか否かの検出信号を切り
替えるところに特徴を有する。
【0016】通常は、温度はなだらかに変化するから、
所定温度差あたりの受信信号の変化量も小さい。ところ
が、この所定温度差に対する受信信号の変化に、液体が
容器内に出入りすることによる受信信号の変化が加わる
と、所定単位差あたりの受信信号の変化量が所定レベル
を越えて大きくなる。そして、本発明の構成では、所定
温度差あたりの受信信号の変化量が、予め設定した基準
値より大きいときに、液体が容器内に所定レベル以上あ
るか否かの検出信号を切り替える。
【0017】<請求項6の発明>請求項6の発明に係る
液体検出装置は、容器の壁面に取り付けられて、超音波
を送信する送信部と、容器の壁面に取り付けられて、容
器の壁面に伝わる超音波を受信する受信部と、受信部に
よって受信された超音波に対応した受信信号を出力する
受信手段と、容器の壁面の温度を検出して、その温度に
対応した温度検出信号を出力する温度検出手段と、受信
信号及び温度検出信号を受ける信号処理手段とを備え、
信号処理手段は、予め設定した所定温度差あたりの受信
信号の変化量の変化量が、予め設定した基準値より大き
くかつ負のとき、及び、基準値より大きくかつ正のとき
に、液体が容器内に所定レベル以上あるか否かの検出信
号を切り替えるところに特徴を有する。
【0018】通常は、温度はなだらかに変化するから、
所定温度差あたりの受信信号の変化は、通常は、なだら
かな変化である。従って、所定温度差あたりの受信信号
の変化量の変化量も小さい。ところが、この所定温度差
に対する受信信号の変化に、液体が容器内に出入りする
ことによる受信信号の変化が加わると、所定温度差あた
りの受信信号の変化量の変化量が所定の基準値を越えて
大きくなる。そして、本発明の構成では、所定温度差あ
たりの受信信号の変化量の変化量が、予め設定した基準
値より大きいときに、液体が容器内に所定レベル以上あ
るか否かの検出信号を切り替える。
【0019】<請求項7の発明>請求項7の発明に係る
液体検出装置は、容器の壁面に取り付けられて、超音波
を送信する送信部と、容器の壁面に取り付けられて、容
器の壁面に伝わる超音波を受信する受信部と、受信部に
よって受信された超音波に対応した受信信号を出力する
受信手段と、容器の壁面の温度を検出して、その温度に
対応した温度検出信号を出力する温度検出手段と、受信
信号及び温度検出信号を受ける信号処理手段とを備え、
信号処理手段は、予め設定した所定温度差あたりの受信
信号の変化量の変化量が、予め設定した基準値より小さ
い第1の状態に次いで、基準値より大きい第2の状態と
なり、さらに、第1の状態に戻るように変化したとき
に、液体が容器内に所定レベル以上あるか否かの検出信
号を切り替えるところに特徴を有する。
【0020】通常は、温度はなだらかに変化するから、
所定温度差あたりの受信信号の変化量も小さい。ところ
が、この所定温度差に対する受信信号の変化に、液体が
容器内に出入りすることによる受信信号の変化が加わる
と、所定温度差あたりの受信信号の変化量が所定の基準
値を越えて大きくなり、その後、定常状態になって、再
び、所定温度差あたりの受信信号の変化が、なだらかな
になる。これを、温度変化に対する受信信号の変化のグ
ラフにすると、クランク状となる。そして、本発明の構
成では、上記クランク状に変化したか否かを判別して、
液体が容器内に所定レベル以上あるか否かを検出する。
【0021】<請求項8の発明>請求項8の発明は、請
求項5〜7に記載の液体検出装置において、不揮発性の
記憶手段を備え、記憶手段には、液体検出装置が検出動
作を行っているときに、複数の所定の温度のそれぞれに
対応した複数の検出信号及び受信信号が記憶され、信号
処理手段は、液体検出装置が起動したときに、温度検出
手段にて温度検出を行い、その温度検出信号と記憶手段
に記憶された検出結果及び受信信号に基づき、初期設定
を行うところに特徴を有する。
【0022】この構成によれば、液体検出装置が検出動
作を行っているときに、所定の温度毎に対応した複数の
検出信号及び受信信号が記憶手段に記憶される。そし
て、このように経験的に得られたデータに基づき、初期
設定を自動で行うことができるから作業効率が向上す
る。
【0023】<請求項9の発明>また、上記した請求項
1の発明と請求項5の発明とを以下のように組み合わせ
て請求項9の発明とすることができる。即ち、容器の壁
面に取り付けられて、超音波を送信する送信部と、容器
の壁面に取り付けられて、容器の壁面に伝わる超音波を
受信する受信部と、受信部によって受信された超音波に
対応した受信信号を出力する受信手段と、容器の壁面の
温度を検出して、その温度に対応した温度検出信号を出
力する温度検出手段と、受信信号及び温度検出信号を受
ける信号処理手段とを備え、信号処理手段は、温度検出
信号の変化量が、予め設定した基準温度差より大きいと
きには、受信値関連処理を行う一方、温度検出信号の変
化量が、予め設定した基準温度差より小さいときには、
温度差関連処理を行い、受信値関連処理は、単位時間あ
たりの受信信号の変化量が、予め設定した基準値より大
きくかつ負のとき、及び、基準値より大きくかつ正のと
きに、液体が容器内に所定レベル以上あるか否かの検出
信号を切り替える一方、温度差関連処理は、予め設定し
た所定温度差あたりの受信信号の変化量が、予め設定し
た基準値より大きくかつ負のとき、及び、基準値より大
きくかつ正のときに、液体が容器内に所定レベル以上あ
るか否かの検出信号を切り替えるところに特徴を有する
構成としてもよい。
【0024】<請求項10の発明>また、上記した請求
項2の発明と請求項5の発明とを以下のように組み合わ
せて請求項10の発明とすることができる。即ち、容器
の壁面に取り付けられて、超音波を送信する送信部と、
容器の壁面に取り付けられて、容器の壁面に伝わる超音
波を受信する受信部と、受信部によって受信された超音
波に対応した受信信号を出力する受信手段と、容器の壁
面の温度を検出して、その温度に対応した温度検出信号
を出力する温度検出手段と、受信信号及び温度検出信号
を受ける信号処理手段とを備え、信号処理手段は、温度
検出信号の変化量が、予め設定した基準温度差より大き
いときには、受信値関連処理を行う一方、温度検出信号
の変化量が、予め設定した基準温度差より小さいときに
は、温度差関連処理を行い、受信値関連処理は、単位時
間あたりの受信信号の変化量の変化量が、予め設定した
基準値より大きくかつ負のとき、及び、基準値より大き
くかつ正のときに、液体が容器内に所定レベル以上ある
か否かの検出信号を切り替える一方、温度差関連処理
は、予め設定した所定温度差あたりの受信信号の変化量
が、予め設定した基準値より大きくかつ負のとき、及
び、基準値より大きくかつ正のときに、液体が容器内に
所定レベル以上あるか否かの検出信号を切り替えるとこ
ろに特徴を有する構成としてもよい。
【0025】<請求項11の発明>また、上記した請求
項3の発明と請求項5の発明とを以下のように組み合わ
せて請求項11の発明とすることができる。即ち、容器
の壁面に取り付けられて、超音波を送信する送信部と、
容器の壁面に取り付けられて、容器の壁面に伝わる超音
波を受信する受信部と、受信部によって受信された超音
波に対応した受信信号を出力する受信手段と、容器の壁
面の温度を検出して、その温度に対応した温度検出信号
を出力する温度検出手段と、受信信号及び温度検出信号
を受ける信号処理手段とを備え、信号処理手段は、温度
検出信号の変化量が、予め設定した基準温度差より大き
いときには、受信値関連処理を行う一方、温度検出信号
の変化量が、予め設定した基準温度差より小さいときに
は、温度差関連処理を行い、受信値関連処理は、単位時
間あたりの受信信号の変化量の変化量が、予め設定した
基準値より小さい第1の状態に次いで、基準値より大き
い第2の状態となり、さらに、第1の状態に戻るように
変化したときに、液体が容器内に所定レベル以上あるか
否かの検出信号を切り替える一方、温度差関連処理は、
予め設定した所定温度差あたりの受信信号の変化量が、
予め設定した基準値より大きくかつ負のとき、及び、基
準値より大きくかつ正のときに、液体が容器内に所定レ
ベル以上あるか否かの検出信号を切り替えるところに特
徴を有する構成としてもよい。
【0026】<請求項12の発明>また、上記した請求
項1の発明と請求項6の発明とを以下のように組み合わ
せて請求項12の発明とすることができる。即ち、容器
の壁面に取り付けられて、超音波を送信する送信部と、
容器の壁面に取り付けられて、容器の壁面に伝わる超音
波を受信する受信部と、受信部によって受信された超音
波に対応した受信信号を出力する受信手段と、容器の壁
面の温度を検出して、その温度に対応した温度検出信号
を出力する温度検出手段と、受信信号及び温度検出信号
を受ける信号処理手段とを備え、信号処理手段は、温度
検出信号の変化量が、予め設定した基準温度差より大き
いときには、受信値関連処理を行う一方、温度検出信号
の変化量が、予め設定した基準温度差より小さいときに
は、温度差関連処理を行い、受信値関連処理は、単位時
間あたりの受信信号の変化量が、予め設定した基準値よ
り大きくかつ負のとき、及び、基準値より大きくかつ正
のときに、液体が容器内に所定レベル以上あるか否かの
検出信号を切り替える一方、温度差関連処理は、予め設
定した所定温度差あたりの受信信号の変化量の変化量
が、予め設定した基準値より大きくかつ負のとき、及
び、基準値より大きくかつ正のときに、液体が容器内に
所定レベル以上あるか否かの検出信号を切り替えるとこ
ろに特徴を有する構成としてもよい。
【0027】<請求項13の発明>また、上記した請求
項2の発明と請求項6の発明とを以下のように組み合わ
せて請求項13の発明とすることができる。即ち、容器
の壁面に取り付けられて、超音波を送信する送信部と、
容器の壁面に取り付けられて、容器の壁面に伝わる超音
波を受信する受信部と、受信部によって受信された超音
波に対応した受信信号を出力する受信手段と、容器の壁
面の温度を検出して、その温度に対応した温度検出信号
を出力する温度検出手段と、受信信号及び温度検出信号
を受ける信号処理手段とを備え、信号処理手段は、温度
検出信号の変化量が、予め設定した基準温度差より大き
いときには、受信値関連処理を行う一方、温度検出信号
の変化量が、予め設定した基準温度差より小さいときに
は、温度差関連処理を行い、受信値関連処理は、単位時
間あたりの受信信号の変化量の変化量が、予め設定した
基準値より大きくかつ負のとき、及び、基準値より大き
くかつ正のときに、液体が容器内に所定レベル以上ある
か否かの検出信号を切り替える一方、温度差関連処理
は、予め設定した所定温度差あたりの受信信号の変化量
の変化量が、予め設定した基準値より大きくかつ負のと
き、及び、基準値より大きくかつ正のときに、液体が容
器内に所定レベル以上あるか否かの検出信号を切り替え
るところに特徴を有する構成としてもよい。
【0028】<請求項14の発明>また、上記した請求
項3の発明と請求項6の発明とを以下のように組み合わ
せて請求項14の発明とすることができる。即ち、容請
求項14の発明に係る液体検出装置は、容器の壁面に取
り付けられて、超音波を送信する送信部と、容器の壁面
に取り付けられて、容器の壁面に伝わる超音波を受信す
る受信部と、受信部によって受信された超音波に対応し
た受信信号を出力する受信手段と、容器の壁面の温度を
検出して、その温度に対応した温度検出信号を出力する
温度検出手段と、受信信号及び温度検出信号を受ける信
号処理手段とを備え、信号処理手段は、温度検出信号の
変化量が、予め設定した基準温度差より大きいときに
は、受信値関連処理を行う一方、温度検出信号の変化量
が、予め設定した基準温度差より小さいときには、温度
差関連処理を行い、受信値関連処理は、単位時間あたり
の受信信号の変化量の変化量が、予め設定した基準値よ
り小さい第1の状態に次いで、基準値より大きい第2の
状態となり、さらに、第1の状態に戻るように変化した
ときに、液体が容器内に所定レベル以上あるか否かの検
出信号を切り替える一方、温度差関連処理は、予め設定
した所定温度差あたりの受信信号の変化量の変化量が、
予め設定した基準値より大きくかつ負のとき、及び、基
準値より大きくかつ正のときに、液体が容器内に所定レ
ベル以上あるか否かの検出信号を切り替えるところに特
徴を有する構成としてもよい。
【0029】<請求項15の発明>また、上記した請求
項1の発明と請求項7の発明とを以下のように組み合わ
せて請求項15の発明とすることができる。即ち、容器
の壁面に取り付けられて、超音波を送信する送信部と、
容器の壁面に取り付けられて、容器の壁面に伝わる超音
波を受信する受信部と、受信部によって受信された超音
波に対応した受信信号を出力する受信手段と、容器の壁
面の温度を検出して、その温度に対応した温度検出信号
を出力する温度検出手段と、受信信号及び温度検出信号
を受ける信号処理手段とを備え、信号処理手段は、温度
検出信号の変化量が、予め設定した基準温度差より大き
いときには、受信値関連処理を行う一方、温度検出信号
の変化量が、予め設定した基準温度差より小さいときに
は、温度差関連処理を行い、受信値関連処理は、単位時
間あたりの受信信号の変化量が、予め設定した基準値よ
り大きくかつ負のとき、及び、基準値より大きくかつ正
のときに、液体が容器内に所定レベル以上あるか否かの
検出信号を切り替える一方、温度差関連処理は、予め設
定した所定温度差あたりの受信信号の変化量の変化量
が、予め設定した基準値より小さい第1の状態に次い
で、基準値より大きい第2の状態となり、さらに、第1
の状態に戻るように変化したときに、液体が容器内に所
定レベル以上あるか否かの検出信号を切り替えるところ
に特徴を有する構成としてもよい。
【0030】<請求項16の発明>また、上記した請求
項2の発明と請求項7の発明とを以下のように組み合わ
せて請求項16の発明とすることができる。即ち、容器
の壁面に取り付けられて、超音波を送信する送信部と、
容器の壁面に取り付けられて、容器の壁面に伝わる超音
波を受信する受信部と、受信部によって受信された超音
波に対応した受信信号を出力する受信手段と、容器の壁
面の温度を検出して、その温度に対応した温度検出信号
を出力する温度検出手段と、受信信号及び温度検出信号
を受ける信号処理手段とを備え、信号処理手段は、温度
検出信号の変化量が、予め設定した基準温度差より大き
いときには、受信値関連処理を行う一方、温度検出信号
の変化量が、予め設定した基準温度差より小さいときに
は、温度差関連処理を行い、受信値関連処理は、単位時
間あたりの受信信号の変化量の変化量が、予め設定した
基準値より大きくかつ負のとき、及び、基準値より大き
くかつ正のときに、液体が容器内に所定レベル以上ある
か否かの検出信号を切り替える一方、温度差関連処理
は、予め設定した所定温度差あたりの受信信号の変化量
の変化量が、予め設定した基準値より小さい第1の状態
に次いで、基準値より大きい第2の状態となり、さら
に、第1の状態に戻るように変化したときに、液体が容
器内に所定レベル以上あるか否かの検出信号を切り替え
るところに特徴を有する構成としてもよい。
【0031】<請求項17の発明>また、上記した請求
項3の発明と請求項7の発明とを以下のように組み合わ
せて請求項17の発明とすることができる。即ち、容器
の壁面に取り付けられて、超音波を送信する送信部と、
容器の壁面に取り付けられて、容器の壁面に伝わる超音
波を受信する受信部と、受信部によって受信された超音
波に対応した受信信号を出力する受信手段と、容器の壁
面の温度を検出して、その温度に対応した温度検出信号
を出力する温度検出手段と、受信信号及び温度検出信号
を受ける信号処理手段とを備え、信号処理手段は、温度
検出信号の変化量が、予め設定した基準温度差より大き
いときには、受信値関連処理を行う一方、温度検出信号
の変化量が、予め設定した基準温度差より小さいときに
は、温度差関連処理を行い、受信値関連処理は、単位時
間あたりの受信信号の変化量の変化量が、予め設定した
基準値より小さい第1の状態に次いで、基準値より大き
い第2の状態となり、さらに、第1の状態に戻るように
変化したときに、液体が容器内に所定レベル以上あるか
否かの検出信号を切り替える一方、温度差関連処理は、
予め設定した所定温度差あたりの受信信号の変化量の変
化量が、予め設定した基準値より小さい第1の状態に次
いで、基準値より大きい第2の状態となり、さらに、第
1の状態に戻るように変化したときに、液体が容器内に
所定レベル以上あるか否かの検出信号を切り替えるとこ
ろに特徴を有する構成としてもよい。
【0032】<請求項18の発明>請求項18の発明
は、請求項9〜17に記載の液体検出装置において、不
揮発性の記憶手段を備え、記憶手段には、液体検出装置
が検出動作を行っているときに、複数の所定の温度のそ
れぞれに対応した複数の検出信号及び受信信号が記憶さ
れ、信号処理手段は、液体検出装置が起動したときに、
温度検出手段にて温度検出を行い、その温度検出信号と
記憶手段に記憶された検出結果及び受信信号に基づき、
初期設定を行うところに特徴を有する。
【0033】この構成によれば、液体検出装置が検出動
作を行っているときに、所定の温度毎に対応した複数の
検出信号及び受信信号が記憶手段に記憶される。そし
て、このように経験的に得られたデータに基づき、初期
設定を自動で行うことができるから作業効率が向上す
る。
【0034】<請求項19の発明>請求項19の発明に
係る液体検出装置は、容器の壁面に取り付けられて、超
音波を送信する送信部と、容器の壁面に取り付けられ
て、容器の壁面に伝わる超音波を受信する受信部と、受
信部によって受信された超音波に対応した受信信号を出
力する受信手段と、容器の壁面の温度を検出して温度検
出信号を出力する温度検出手段と、受信信号及び温度検
出信号を受ける信号処理手段とを備え、信号処理手段
は、温度検出信号の変化量が、予め設定した基準値より
大きく、かつ、単位温度あたりの受信信号の変化量が、
予め設定した基準値より大きい場合に、液体が容器内に
所定レベル以上あるか否かの検出信号を切り替えるとこ
ろに特徴を有する。
【0035】単位温度あたりの受信信号の変化は、通常
は、なだらかな変化であるが、この温度による受信信号
の変化に、液体が容器内に出入りすることによる受信信
号の変化が加わると、単位温度あたりの受信信号の変化
量が所定の基準値を越えて大きくなる。そして、本発明
の構成では、単位温度あたりの受信信号の変化量が、予
め設定した基準値より大きいときに、液体が容器内に所
定レベル以上あるか否かの検出信号を切り替える。
【0036】<請求項20の発明>請求項20の発明に
係る液体検出装置は、容器の壁面に取り付けられて、超
音波を送信する送信部と、容器の壁面に取り付けられ
て、容器の壁面に伝わる超音波を受信する受信部と、受
信部によって受信された超音波に対応した受信信号を出
力する受信手段と、容器の壁面の温度を検出して温度検
出信号を出力する温度検出手段と、受信信号及び温度検
出信号を受ける信号処理手段とを備え、信号処理手段
は、温度検出信号の変化量が、予め設定した基準値より
大きく、かつ、単位温度あたりの受信信号の変化量の変
化量が、予め設定した基準値より大きい場合に、液体が
容器内に所定レベル以上あるか否かの検出信号を切り替
えるところに特徴を有する。
【0037】単位温度あたりの受信信号の変化は、通常
は、なだらかな変化であるから、単位温度あたりの受信
信号の変化量の変化量も小さい。ところが、この温度に
よる受信信号の変化に、液体が容器内に出入りすること
による受信信号の変化が加わると、単位温度あたりの受
信信号の変化量の変化量が所定の基準値を越えて大きく
なる。そして、本発明の構成では、単位温度あたりの受
信信号の変化量の変化量が、予め設定した基準値より大
きいときに、液体が容器内に所定レベル以上あるか否か
の検出信号を切り替える。
【0038】<請求項21の発明>請求項21の発明に
係る液体検出装置は、容器の壁面に取り付けられて、超
音波を送信する送信部と、容器の壁面に取り付けられ
て、容器の壁面に伝わる超音波を受信する受信部と、受
信部によって受信された超音波に対応した受信信号を出
力する受信手段と、受信信号を受ける信号処理手段と、
容器の壁面の温度を検出する温度検出手段とを備え、信
号処理手段は、温度検出信号の変化量が、予め設定した
基準値より大きく、かつ、単位温度あたりの受信信号の
変化量の変化量が、予め設定した基準値より小さい第1
の状態に次いで、基準値より大きい第2の状態となり、
さらに、第1の状態に戻るように変化した場合に、液体
が容器内に所定レベル以上あるか否かの検出信号を切り
替えるところに特徴を有する。
【0039】通常は、温度はなだらかに変化するから、
単位温度あたりの受信信号の変化量も小さい。ところ
が、この温度による受信信号の変化に、液体が容器内に
出入りすることによる受信信号の変化が加わると、単位
温度あたりの受信信号の変化量が所定の基準値を越えて
大きくなり、その後、定常状態になって、再び、単位温
度あたりの受信信号の変化が、なだらかなになる。これ
を、温度変化に対する受信信号の変化のグラフにする
と、クランク状となる。そして、本発明の構成では、上
記クランク状に変化したか否かを判別して、液体が容器
内に所定レベル以上あるか否かを検出する。
【0040】<請求項22の発明>請求項22の発明
は、請求項19〜21のいずれかに記載の液体検出装置
において、信号処理手段には、簡易処理用基準値が予め
設定され、信号処理手段は、温度検出信号の変化量が、
簡易処理用基準値より大きいときに、液体が容器内に所
定レベル以上あるか否かの検出信号を切り替えるところ
に特徴を有する。
【0041】通常、温度は急激に変化しないから、温度
検出手段によって検出した温度検出信号も、急激に変化
しない。ところが、容器と液体の温度が著しく異なる場
合、液体が容器内の入ると、急激に温度が変化する。そ
して、本発明では、温度検出信号の変化量が簡易処理用
基準値より大きくなったことをもって、前記温度の急激
な変化を検出し、検出信号を切り替える。
【0042】<請求項23の発明>請求項23の発明
は、請求項19〜22のいずれかに記載の液体検出装置
において、不揮発性の記憶手段を備え、記憶手段には、
液体検出装置が検出動作を行っているときに、複数の所
定の温度のそれぞれに対応した複数の検出信号及び受信
信号が記憶され、信号処理手段は、液体検出装置が起動
したときに、温度検出手段にて温度検出を行い、その温
度検出信号と記憶手段に記憶された検出結果及び受信信
号に基づき、初期設定を行うところに特徴を有する。
【0043】この構成によれば、液体検出装置が検出動
作を行っているときに、所定の温度毎に対応した複数の
検出信号及び受信信号が記憶手段に記憶される。そし
て、このように経験的に得られたデータに基づき、初期
設定を自動で行うことができるから作業効率が向上す
る。
【0044】
【発明の実施の形態】<第1実施形態>以下、本発明の
第1実施形態を図1〜図3に基づいて説明する。図1に
は、本実施形態の液体検出装置の構成が示されており、
11は、超音波素子であり、12は、超音波を受信する
受信素子である。これら両素子11,12は、容器Tの
壁面に、水平方向に並べた状態にして、例えば、図示し
ないブラケットにて固定されている。13は、駆動回路
であって、CPU19から駆動命令を受けて、超音波素
子11を駆動する。また、受信素子12の受信回路14
が出力する受信信号は、増幅回路15、フィルタ16、
サンプルホールド回路17及びA/D変換器18を通し
て、CPU19に取り込まれ、このCPU19が、図2
のフローチャートに従って、受信信号を処理する。
【0045】次に、上記構成からなる本実施形態の動作
を説明する。本実施形態の液体検出装置に備えた両素子
11,12を容器Tに設置したら、まず、容器T内にお
いて両素子11,12の設置位置より上側に、液体があ
るか否かをチェックして、液体がある場合には、液体検
出装置が出力する検出信号Qが「1」となるようにセッ
トし、液体がない場合には、検出信号Qが「0」となる
ようにセットする(図2、STEP1)。ここで、液体
検出装置の設置時に、液体がある場合を例にして以下説
明する。従って、まずは、液体検出装置が検出信号Q=
1となるようにセットしておく。
【0046】上記のようにセットされた後では、液体検
出装置に備えたCPU19は、駆動回路13に駆動命令
を与え、超音波素子11に一定の超音波を出力させる。
また、受信素子12が出力した受信信号は、増幅回路1
5で増幅されると共に、フィルタ16でノイズがカット
され、さらに、サンプルホールド回路17及びA/D変
換器18にて、デジタル信号化されて、CPU19に取
り込まれる。
【0047】CPU19は、液体検出装置を起動後に、
最初に取り込んだ受信信号を、演算処理上の基準受信値
D0に代入し(STEP2)、それから単位時間t1後
に取り込んだ受信信号を受信値D1に代入して(STE
P3)、これらD1−D0から変化量Sを求める(ST
EP4)。
【0048】ここで、図3には、本実施形態の受信信号
の推移の一例が示されている。図3において、液体検
出装置を設置した直後に相当する時刻0から、時刻T1
までの間は、容器Tの温度はほとんど変化しておらず、
また、容器T内に液体がある状態に保持されている。
【0049】すると、STEP5において、変化量Sの
絶対値が所定の基準変化量S0より小さいと判別され
る。そして、検出信号Qは、最初に設定した通りの
「1」に保持されたまま、STEP9において、基準受
信値D0のデータが、受信値D1のデータに置き換えら
れる。そして、STEP3に戻る。
【0050】なお、基準受信値D0のデータを、受信値
D1のデータに置き換える動作のように、後述の基準変
化量S0,基準温度T0等を、新たなデータに置き換え
る動作を、単に「更新する」と言うことし、重複説明を
省略する。
【0051】図3における時刻T1では、容器Tの液
体が無くなり、超音波が液体を通して逃げなくなるか
ら、受信信号が大きくなる。この液体の有無による受信
信号の変化は、温度変化によるものと異なり、急激に変
化するから、単位時間あたりの受信値の変化量Sの絶対
値は、所定の基準変化量S0より大きくなる。すると、
STEP5からSTEP6に進み、そのSTEP6にお
いて、単位時間t1の間に、受信信号が増加したか、減
少したかが判別され、受信信号は、増加したから、ST
EP8に進んで、検出信号Qは、最初に設定した通りの
「1」から「0」に切り替えられる。その後、STEP
9において、基準受信値D0が更新されて、STEP3
に戻る。
【0052】図3における時刻T2では、液体が再び
容器T内に満たされる。すると、STEP6にて、受信
信号が減少したと判別されて、STEP7に進み、検出
信号Qが「0」から「1」に切り替えられ、前記STE
P9の更新処理を経て、STEP3に戻る。
【0053】図3における時刻T2以降に示すよう
に、容器Tの温度が徐々に上昇していき、これに伴っ
て、受信信号が徐々に大きくなっていった場合は、単位
時間あたりの受信値の変化である変化量Sは、僅かだか
ら、STEP5において、変化量Sの絶対値は、基準変
化量S0より小さいと判別され、検出信号Qが「1」に
保持さたまま、STEP9の更新処理を経てSTEP3
に戻る。そして、液体の有無に変化がない場合は、ST
EP3→STEP4→STEP5→STEP9→STE
P3のループを繰り返す。
【0054】図3における時刻T3では、容器Tの温
度が徐々に上昇していく課程で、液体がなくなり、受信
信号が急激に増加する。すると、上記で説明したよう
に、検出信号Qが「1」から「0」に切り替えられる。
【0055】このように、液体の増減による単位時間あ
たりの受信信号の変化量は、一般に、温度による変化量
より大きく、本実施形態の液体検出装置では、単位時間
あたりの受信信号の変化量Sに基づいて、液体が容器T
内に所定レベル以上あるか否かの検出信号を切り替える
から、温度の影響を抑えて、正確な液体の検出を行え
る。
【0056】なお、図2において、二点鎖線で囲んだ範
囲Cの動作フローは、上記したように、受信信号が急激
に変化したか否かに基づいて、その変化が温度変化によ
るものが、液体の有無の変化によるものかを区別した上
で、検出信号Qを切り替えるもので、以下、これを『ル
ーチンC』として、以下の実施形態では、重複説明を省
略する。
【0057】<第2実施形態>本実施形態の液体検出装
置に備えたCPUは、前記第1実施形態のCPU19と
は、異なる動作にて受信信号を処理する。図4には、本
実施形態のCPUの動作フローが示されており、同図に
おいて下線を付したSTEP10〜12が第1実施形態
のCPU19の動作と異なる。その他のSTEPに関し
ては、前記第1実施形態のCPU19の動作と同じなの
で、同じ動作のSTEPに関しては、同じSTEP番号
を付し、詳細な説明を省略する。
【0058】本実施形態のCPUは、液体検出装置を起
動後に、演算処理上の基準変化量S1に、初期値として
「0」を代入する(STEP10)。そして、STEP
11において、変化量Sと基準変化量S1との差の絶対
値が、基準変化量S0より大きいか否かを判別する。即
ち、単位時間あたりの変化量Sの変化量(=|S−S1
|)が、所定の基準値(基準変化量S0)より大きいか
否かを判別する。
【0059】ここで、図5には、本実施形態の受信信号
の推移の一例が示されている。図5において、液体検出
装置を設置した直後に相当する時刻T5〜T6間は、容
器Tに液体が満たされている状態を保持して温度が上昇
しているが、このときの変化量Sは僅かであり、その時
刻T5,T6の前後で変化量Sはほとんど変位かしてい
ない。従って、|S−S1|も、当然、僅かであるか
ら、STEP11からNOの枝に進んで、STEP12
に至る。そして、STEP12において、基準受信値D
0、基準変化量S1を更新して、STEP3に戻る。
【0060】ところが、液体が無くなると、図5の時刻
T7を境にして、その前後で単位時間あたりの変化量S
の大きさが急激に変化する。すると、|S−S1|が大
きくなり、STEP11からSTEP6,8に進み、検
出信号Qが切り替えられる。液体がない状態から、容器
T内に満たされる場合も、これと同様にして検出信号Q
が切り替えられる。
【0061】このように、液体の増減による単位時間あ
たりの受信信号の変化量Sの変化量(=|S−S1|)
は、一般に、温度による受信信号の変化量Sよりも大き
い。そして、本実施形態の液体検出装置では、単位時間
あたりの受信信号の変化量Sの変化量に基づいて、液体
が容器内に所定レベル以上あるか否かの検出信号を切り
替えるから、温度の影響を抑えて、正確な液体の検出を
行える。
【0062】なお、図4において、二点鎖線で囲んだ範
囲Aの動作フローは、上述したように変化量Sの変化量
に基づいて、検出信号を切り替えるもので、以下、これ
を『ルーチンA』として、以下の実施形態では、重複説
明を省略する。
【0063】<第3実施形態>本実施形態は、第2実施
形態で説明した図4のうちルーチンAを、図6に示した
ルーチンBに置き換えた構成をなす。そして、本実施形
態のCPUは、「液体ありFLAG」と「液体なしFL
AG」とを備え、両FLAGは共に最初は、オフしてい
る。従って、液体検出装置を起動した直後の最初の測定
では、STEP20,21において、両FLAGが共に
オフしている判別されて、NOの枝に進み、STEP2
2で、変化量Sの変化量(=|S−S1|)が小さいと
きには、何も行わずにSTEP12に進む。しかし、|
S−S1|が所定の基準値より大きいときには、受信信
号に変化の兆候が現れたとして、いずれかのFLAGが
オンされる。ここで、液体が容器Tの所定のレベル以上
ある状態から、液体の変動により受信信号が変化すると
きには、受信信号は小さい状態から増加するから、ST
EP25の「液体なしFLAG」がオンする。そして、
STEP3に戻るループを回って、次にSTEP20を
実行するときに、YESの枝に進み、その段階でも、ま
だ|S−S1|が所定の基準値より大きく、さらに、今
度は、受信信号が減少することを条件として、次にST
EP29にて、検出信号Q=0に切り替えられると共
に、「液体なしFLAG」がオフする。
【0064】これをまとめると、液体の増減の挙動は、
一般に、比較的短時間で、容器の所定レベル以上か以下
かに切り替わり、切り替わった後は、比較的長時間、前
記所定レベル以上か否かに落ち着く。つまり、液体の増
減がこのような挙動をする場合に、図3の時刻T1の前
後の変化に示されるように、受信信号の変化を経時的に
見るとクランク状となる。そして、「液体なしFLA
G」をオンするときには、変化量Sの増加を条件とし
て、逆に、オフするときには、変化量Sの減少を条件と
することで、このクランク形状を検出し、液体が容器内
に所定レベル以上ある検出信号Q=1をQ=0に切り替
える。なお、液体が容器Tの所定のレベル以上ない状態
から、ある状態に切り替わるときも、これと同様にして
行われる。これにより、本実施形態の液体検出装置は、
温度変化により、多少、受信信号が変動しても、その影
響を受け難く、液体の正確な検出を行うことができる。
【0065】<第4実施形態>本実施形態の液体検出装
置は、図7に示すように、第1実施形態の液体検出装置
の構成に加えて、容器Tの温度を測定する温度センサ1
2Aを備え、その出力信号が、増幅回路15A、フィル
タ16A,サンプルホールド回路17A及びA/D変換
器18Aを通して、CPU19に取り込まれている。ま
た、本実施形態の液体検出装置に備えたCPU19A
は、前記第1実施形態のCPU19とは、異なる動作に
て受信信号を処理する。
【0066】図8には、本実施形態のCPU19Aの動
作フローが示されており、そのSTEP35において
は、第1実施形態のSTEP1と同様に、液体があるか
否かをチェックして、液体がある場合には、液体検出装
置が出力する検出信号Qが「1」となるようにセット
し、液体がない場合には、検出信号Qが「0」となるよ
うにセットする。
【0067】上記のようにセットされた後は、CPU1
9Aは、STEP36において、受信素子12からの受
信信号を、基準受信信号D0に代入し、温度センサ12
Aからの温度検出信号を、基準温度T0に代入する。
【0068】それから単位時間t1後に取り込んだ受信
信号を受信値D1に代入すると共に、温度検出信号を温
度T1に代入する(STEP37)。ついで、STEP
38において、単位時間t1あたりの温度の変化量を求
め、これが基準温度差TSより大きいか否かを判別す
る。
【0069】そして、温度の変化量が基準温度差TSよ
り小さい場合は、ルーチンCを行ってから、STEP3
7に戻る一方、温度の変化量が基準温度差TSより大き
い場合は、ルーチンCを行ってから、STEP39に
て、基準受信値D0、基準温度T0の更新を行い、ST
EP37に戻る。この更新によって、逐一、基準受信値
D0が温度変化による分を補正され、もって、温度の影
響を抑えて、正確な液体の検出を行うことができる。特
に、温度による受信信号の変化と、液体が徐々に増減す
ることによる受信信号の変化との区別が困難なときに、
正確な液体の検出を行える。
【0070】また、ここで、STEP38において、Y
ESの枝に進む場合に、ほぼ、一応に|T1−T0|≒
TSとなるように、基準温度差TS(請求項5〜17の
発明に係る「所定温度差」に対応する)を設定しておけ
ば、基準温度差TSごとに、ルーチンCを実行すること
になる。つまり、本実施形態は、基準温度差TSあたり
の受信信号の変化量が、予め設定した基準値より大きい
ときに、液体が容器内に所定レベル以上あるか否かの検
出信号を切り替える構成であると捉えることもできる。
なお、基準温度差TSは、基準温度差TS変化すること
に伴って変化する受信値の変化量が、液体の増減によっ
て変化する受信値の変化量に対して(非常に)小さくな
るように設定されている。以下の実施形態においても同
様である。
【0071】<第5実施形態>本実施形態の動作フロー
は、図9に示されており、前記第4実施形態で説明した
図8の動作フローのSTEP36とSTEP37の間
に、基準変化量S1に初期値「0」を代入する動作を行
うSTEP(図9のSTEP40)を設け、また、図8
において、STEP38のYESの枝につながるルーチ
ンCを、前記ルーチンAに置き換え、さらに、基準値の
更新STEPとして、基準変化量S0の更新も行うよう
にしてある(図9のSTEP41)。
【0072】また、上記実施形態4でも説明したよう
に、図9のSTEP38において、YESの枝に進む場
合に、ほぼ、一応に|T1−T0|≒TSとなるよう
に、基準温度差TSを設定しておけば、基準温度差TS
ごとに、STEP44,ルーチンA及びSTEP41を
実行することになる。つまり、本実施形態は、基準温度
差TSあたりの受信信号の変化量の変化量が、予め設定
した基準値より大きいときに、液体が容器内に所定レベ
ル以上あるか否かの検出信号を切り替える構成であると
捉えることもできる。
【0073】<第6実施形態>本実施形態は、第5実施
形態の変形であって、前説した図9のルーチンAを、前
記ルーチンBに置き換え、図9のルーチンCを、図10
に示したルーチンDに置き換えた動作をするように構成
されている。ルーチンDは、同図10に示すように、ル
ーチンCの前に、STEP42を設け、このSTEP4
2で、「液体ありFLAG」及び「液体なしFLAG」
が、共にオフしていると判別されたときには、ルーチン
Cを行わずにこのルーチンDを抜ける一方、いずれかの
FLAGがオンしていると判別されたときには、ルーチ
ンCを行ってこのルーチンDを抜けるように動作する。
【0074】また、本実施形態においても、図9のST
EP38において、YESの枝に進む場合に、ほぼ、一
応に|T1−T0|≒TSとなるように、基準温度差T
Sを設定しておけば、基準温度差TSごとに、ルーチン
Dを実行することになる。つまり、本実施形態は、基準
温度差TSあたりの受信信号の変化量を求め、これに基
づき、温度変化に対する受信信号の変化のグラフがクラ
ンク状となる部分を検出して、液体が容器内に所定レベ
ル以上あるか否かを検出する構成であると捉えることも
できる。
【0075】<第7実施形態>本実施形態は、液体検出
装置が検出動作を行っているときの検出信号Q、温度T
1及び受信値D1のデータを記憶する不揮発性の記憶手
段を備える。そして、図11に示すように、液体検出装
置の起動直後に、まず、STEP55にて、受信信号を
基準受信値D0に代入し、温度検出信号を基準温度T0
に代入する。次いで、STEP56にて、記憶手段に、
Q,T1,D1のデータが記憶されているか否かをチェ
ックする。これらデータが記憶されている場合は、Q=
1又はQ=0を設定する初期設定を行わず、また、ST
EP57にて、記憶された受信値D1を所定量だけオフ
セットして閾値L0を自動設定し、この閾値L0より基
準受信値D0が大きいときには、液体なしの検出信号Q
=0を出力し(STEP58,59)、閾値L0より基
準受信値D0が小さいときには、液体ありの検出信号Q
=1を出力する(STEP58,60)。そして、ST
EP62に進む。
【0076】一方、「液体あり」か「液体なし」のどち
らかの情報も記憶されていない場合は、STEP61に
て、作業者が、液体なしの検出信号Q=0を出力させる
か、液体ありの検出信号Q=1を出力させるようにに設
定して、STEP62に進む。
【0077】なお、上記したSTEP55〜STEP6
1間での動作を、初期ルーチンGとし、以下、重複説明
は省略する。
【0078】STEP62では、単位時間t1経過後の
温度T1と受信値D1を取り込む。そして、STEP6
3にて、再度、記憶手段に、「液体あり」か「液体な
し」かのいずれかの情報が記憶されているか否かをチェ
ックされる。いずれかの情報がある場合には、以下のル
ーチンEを行う。即ち、新たに閾値Lを設定し(STE
P64)、受信値D1が閾値Lより大きいときには、検
出信号Q=0を出力する一方(STEP65,66)、
受信値D1が閾値Lより小さいときには、検出信号Q=
1を出力して(STEP65,67)、本ルーチンEを
抜ける。そして、STEP68にて、基準受信値D0が
更新されて、STEP62に戻る。
【0079】一方、STEP63において、「液体あ
り」か「液体なし」のどちらかの情報も記憶されていな
いとされた場合は、以下のルーチンFを行う。即ち、受
信値の変化量Sを求め(STEP69)、その変化量S
の絶対値が基準変化量S0より大きく、かつ、正である
ときには、検出信号Q=0を出力する一方(STEP7
0〜72)、変化量Sの絶対値が基準変化量S0より大
きく、かつ、負であるときには、検出信号Q=1を出力
して(STEP70、71,73)、その後、STEP
74にて、Q,T1,D1を記憶手段に記憶し、本ルー
チンFを抜ける。また、変化量Sの絶対値が基準変化量
S0より小さいときには、何も行わずに、本ルーチンF
を抜ける。そして、このルーチンFを抜けた後は、前記
STEP68に進む。
【0080】本実施形態によれば、液体検出装置が検出
動作を行っているときには、所定温度毎に記憶手段に
Q,T1,D1が記憶され、液体検出装置が再起動した
ときには、CPUが、記憶手段に記憶された情報に基づ
いてを初期設定を行うから作業効率が向上する。
【0081】<第8実施形態>本実施形態の動作フロー
は、図12に示されており、前記第7実施形態で説明し
た図11において、STEP62の前に、STEP75
を、追加して設け、このSTEP75で、基準変化量S
1に、初期値「0」を代入する。また、図11における
ルーチンFに代え、STEP63のNOの枝には、ST
EP変化量Sを求めるSTEP69の後に、ルーチンH
が設けられている。このルーチンHでは、STEP77
にて、前記第2実施形態で説明したルーチンAのSTE
P11のように、受信値の変化勾配が急激に変化したか
否かを判別する。そして、急激に変化した場合には、前
記ルーチンFのSTEP71〜74と同様の処理を行っ
て本ルーチンHを抜け、急激に変化しなかった場合に
は、何も行わずに、本ルーチンHを抜ける。
【0082】さらに、本実施形態では、基準データの更
新処理として、図12のSTEP76で、基準受信値D
0、基準変化量S1が更新される。
【0083】なお、上記したように、STEP69に
て、変化量Sを求めた後、前記ルーチンHを行う動作
を、以下ルーチンLという。
【0084】<第9実施形態>本実施形態は、前記第8
実施形態で説明した図12のルーチンHを、図6に示し
た前記ルーチンBに置き換え、図12のルーチンEを、
図13に示したルーチンIに置き換えた構成となってい
る。
【0085】図13に示したルーチンIは、ルーチンE
の前に、STEP77を設け、このSTEP77で、
「液体ありFLAG」及び「液体なしFLAG」が、共
にオフしていると判別されたときには、ルーチンCを行
わずにこのルーチンDを抜ける一方、いずれかのFLA
Gがオンしていると判別されたときには、ルーチンCを
行ってこのルーチンDを抜けるように動作する。
【0086】<第10実施形態>本実施形態の動作フロ
ーは、図14に示されており、これは、前記第7実施形
態で説明した図11のルーチンFの前に、図14に示す
ようにSTEP79を設け、温度T1と基準温度T0と
の差の絶対値が、基準温度差TSより大きいときには、
ルーチンFを実行する一方、小さいときには、ルーチン
Fを実行せずに、前記ルーチンCを実行して、STEP
63に戻るようにしてある。また、図11のSTEP6
8の代えてSTEP78を設け、ここで、基準受信値D
0、基準温度T0の更新を行うようにした。
【0087】<第11実施形態>本実施形態は、図15
に示されており、前記第8実施形態で説明した図12に
おいて、STEP69の前に、図15に示すようにST
EP79を設け、温度T1と基準温度T0との差の絶対
値が、基準温度差TSより大きいときには、前記STE
P69及びルーチンHを行い、小さいときには、STE
P69に進まず、ルーチンCを行って、STEP62に
戻る。また、これに加え、図12のSTEP76の代え
てSTEP80を設け、ここで、基準受信値D0、基準
温度T0、基準変化量S1の更新を行うようにした。
【0088】<第12実施形態>本実施形態は、前記第
11実施形態で説明した図15のルーチンCをルーチン
D(図10参照)に置き換え、また、図15のルーチン
Hを、前記ルーチンB(図6参照)動作フローに置き換
え、さらに、図15のルーチンEを、ルーチンI(図1
3)に置き換えた構成をなしている。
【0089】<第13実施形態>本実施形態は、図16
に示されており、第4実施形態を変形させたもので、基
準温度差TSより大きめの第2基準温度差TTと、基準
変化量S0より大きめの第2基準変化量S0”を予め設
定して設けると共に、第4実施形態で説明した図8のS
TEP37とSTEP38との間に、温度の変化量(=
|T1−T0|)が、第2基準温度差TTより大きいか
否かを判別するSTEP80を設けた。そして、STE
P80で、温度の変化量(=|T1−T0|)が、第2
基準温度差TTより大きいと判別された場合には、ルー
チンC”を実行する。このルーチンC”は、ルーチンC
のうちSTEP5における|S|との比較の対象を、基
準変化量S0から第2基準変化量S0”に置き換えた構
成となっている。
【0090】ここで、温度センサによって検出した温度
検出信号は、通常、急激に変化しないが、容器と液体の
温度が著しくことなる場合、液体が容器内の所定レベル
以上と以下とに切り替わるときには、急激に変化する。
従って、本実施形態の構成とすることで、温度検出信号
の変化量が第2基準温度差TTより大きくなったことを
もって、前記温度の急激な変化を検出し、検出信号Qを
切り替えることができる。
【0091】<第14実施形態>本実施形態は、前記第
13実施形態で説明した図16のうちSTEP38のY
ESの枝に連なるルーチンCを、図17に示したルーチ
ンKに置き換えた構成をなしている。ルーチンKは、同
図17に示すように、STEP81にて、変化量Sを求
めた後、ルーチンAを行う構成になっている。
【0092】<第15実施形態>本実施形態は、前記第
13実施形態で説明した図16のうちSTEP38のY
ESの枝に連なるルーチンCを、図6に示したルーチン
Bに置き換えた構成をなしている。
【0093】<第16実施形態>本実施形態は、図18
に示されており、第5実施形態を変形させたもので、前
記第13実施形態と同様に、基準温度差TSより大きめ
の第2基準温度差TTと、基準変化量S0より大きめの
第2基準変化量S0”を予め設定して設けると共に、第
4実施形態で説明した図9のSTEP37とSTEP3
8との間に、温度の変化量(=|T1−T0|)が、第
2基準温度差TTより大きいか否かを判別するSTEP
80を設け、STEP80で、温度の変化量が、第2基
準温度差TTより大きい合に、ルーチンC”を実行する
ようにしてある。
【0094】<第17実施形態>本実施形態は、前記第
16実施形態で説明した図18のうちSTEP80のY
ESの枝に連なるルーチンC”を、前記ルーチンKに置
き換えた構成をなす。
【0095】<第18実施形態>本実施形態は、前記第
17実施形態の変形であって、上記したルーチンKに含
まれるルーチンAを、ルーチンB(図6参照)に置き換
えた構成をなす。
【0096】<第19実施形態>本実施形態は、前記第
16実施形態の変形であって、図18のルーチンCを、
ルーチンD(図10参照)で置き換え、図18のルーチ
ンAをルーチンB(図6参照)に置き換えた構成をな
す。
【0097】<第20実施形態>本実施形態は、前記第
19実施形態のうちSTEP80のYESの枝に連なる
ルーチンC”を、前記ルーチンKに置き換えた構成をな
す。
【0098】<第21実施形態>本実施形態は、前記第
20実施形態の変形であって、上記したルーチンKに含
まれるルーチンAを、ルーチンB(図6参照)に置き換
えた構成をなす。
【0099】<第22実施形態>本実施形態は、図19
に示されており、第10実施形態を変形したもので、基
準温度差TSより大きめの第2基準温度差TTと、基準
変化量S0より大きめの第2基準変化量S0”を予め設
定して設けると共に、第10実施形態で説明した図14
のSTEP63とSTEP79との間に、温度の変化量
(=|T1−T0|)が、第2基準温度差TTより大き
いか否かを判別するSTEP80を設けた。そして、S
TEP80で、温度の変化量(=|T1−T0|)が、
第2基準温度差TTより大きいと判別された場合には、
ルーチンC”を実行する。
【0100】<第23実施形態>本実施形態は、前記第
22実施形態の変形例であって、図19のルーチンC”
を、ルーチンK”に置き換えた構成をなす。このルーチ
ンK”は、図20に示されており、図17に示したルー
チンKのうちルーチンAをルーチンA”に置き換えた構
成をなす。ルーチンA”は、ルーチンAに含まれるST
EP11において、|S−S1|との比較対象を、基準
温度S0から第2基準変化量S0”に置き換えた構成と
なっている。
【0101】<第24実施形態>本実施形態は、前記第
23実施形態の変形例であって、前記ルーチンK”に含
まれるルーチンA”を、ルーチンB(図6参照)に置き
換えた構成をなす。
【0102】<第25実施形態>本実施形態は、図21
に示されており、これは、前記第8実施形態で説明した
図12のルーチンLの前に、図21に示すようにSTE
P79を設け、温度T1と基準温度T0との差の絶対値
が、基準温度差TSより大きいときには、ルーチンLを
実行する一方、小さいときには、ルーチンLを実行せず
に、前記ルーチンCを実行して、STEP62に戻るよ
うにしてある。また、図12のSTEP76の代えてS
TEP85を設け、ここで、基準受信値D0、基準温度
T0、基準変化量S1の更新を行うようにした。
【0103】<第26実施形態>本実施形態は、図22
に示されており、第25実施形態を変形したもので、基
準温度差TSより大きめの第2基準温度差TTと、基準
変化量S0より大きめの第2基準変化量S0”を予め設
定して設けると共に、第25実施形態で説明した図21
のSTEP63とSTEP79との間に、温度の変化量
(=|T1−T0|)が、第2基準温度差TTより大き
いか否かを判別するSTEP80を設けた。そして、S
TEP80で、温度の変化量(=|T1−T0|)が、
第2基準温度差TTより大きいと判別された場合には、
ルーチンC”を実行する。
【0104】また、本実施形態において、図22のルー
チンC”を、前記ルーチンK”に置き換えた構成として
もよい。それに加えて、上記ルーチンK”に含まれるル
ーチンA”を、ルーチンBに置き換えてもよい。
【0105】また、図22のルーチンCを、前記ルーチ
ンDに置き換え、かつ、図22のルーチンFを前記ルー
チンKに置き換えてもよい。それに加えて、ルーチンK
に含まれるルーチンAを、前記ルーチンBに置き換えて
よい。
【0106】<第27実施形態>本実施形態は、図23
に示されており、前記第4実施形態の変形例であって、
同第4実施形態で説明した図8のフローのうちSTEP
38のYESの枝に連なるルーチンCを、ルーチンMに
置き換えた構成をなす。
【0107】ルーチンMでは、STEP100で、単位
温度あたりの受信信号の変化量dDを求める。ここで、
単位温度あたりの受信信号の変化は、通常は、なだらか
な変化であるが、この温度による受信信号の変化に、液
体が容器内に出入りすることによる受信信号の変化が加
わると、単位温度あたりの受信信号の変化量dDが所定
の基準変化量dDsを越えて大きくなる。そして、本ル
ーチンMでは、単位温度あたりの受信信号の変化量dD
が、予め設定した基準変化量dDsより大きいときに、
液体が容器内に所定レベル以上あるか否かの検出信号を
切り替える。即ち、STEP101にて、この変化量d
Dの絶対値が所定の基準変化量dDsより大きくないと
判別したときには、検出信号Qを切り替えず本ルーチン
Mを終了し、変化量dDの絶対値が基準変化量dDsよ
り大きいと判別したときには、STEP102にて、そ
の変化量dDが正か負かに応じて、検出信号Qを「1」
か「0」かに切り替える(STEP103,104)。
【0108】<第28実施形態>本実施形態は、図24
及び図25に示されており、前記第5実施形態の変形例
であって、同第5実施形態で説明した図9のフローのう
ちSTEP38のYESの枝に連なるSTEP44及び
ルーチンAを、ルーチンNに置き換えた構成をなす。図
9のフローのうちSTEP40,41において、基準変
化量S1は、基準変化量dD0に置き換えられている。
【0109】ルーチンNでは、STEP105で、単位
温度あたりの受信信号の変化量の変化量ddDを求め
る。ここで、単位温度あたりの受信信号の変化は、通常
は、なだらかな変化であるから、単位温度あたりの受信
信号の変化量の変化量ddDも小さい。ところが、この
温度による受信信号の変化に、液体が容器内に出入りす
ることによる受信信号の変化が加わると、単位温度あた
りの受信信号の変化量の変化量ddDが所定の基準変化
量dDs2を越えて大きくなる。そして、本ルーチンN
では、単位温度あたりの受信信号の変化量の変化量dd
Dが、予め設定した基準変化量dDs2より大きいとき
に、液体が容器内に所定レベル以上あるか否かの検出信
号を切り替える。即ち、STEP106にて、この変化
量ddDの絶対値が所定の基準変化量dDs2より大き
くないと判別されたときには、検出信号Qを切り替え
ず、変化量ddDの絶対値が基準変化量dDs2より大
きいと判別されたときには、STEP107にて、その
変化量ddDが正か負かに応じて、検出信号Qを「1」
か「0」かに切り替える(STEP108,109)。
【0110】<第29実施形態>本実施形態は、図26
〜図28に示されており、前記第5実施形態の変形例で
あって、同第5実施形態で説明した図9のフローのうち
STEP38のYESの枝に連なるSTEP44及びル
ーチンAを、ルーチンQに置き換えると共に、STEP
38のNOの枝に連なるルーチンCを、ルーチンPに置
き換えた構成をなす。また、図9のフローのうちSTE
P40,41において、基準変化量S1は、基準変化量
dD0に置き換えられている。
【0111】本実施形態では、STEP38で、温度の
変化量(=|T1−T0|)がTSより大きくないと判
断したときには、ルーチンPを実行する。ルーチンP
は、ルーチンCを変形したもので、単位時間あたりの受
信信号の変化量|D1−D0|が基準変化量S0より大
きくないときには、何もせずに終了し、変化量|D1−
D0|が基準変化量S0より大きいときには、その変化
量(D1−D0)が正か負かに応じて、検出信号Qを
「1」か「0」かに切り替える(STEP7,8)。そ
して、検出信号Qを切り替えた後に、FLAGをオフす
る(STEP110)。
【0112】一方、STEP38で、単位時間あたりの
変化量がTsより大きいと判断したときには、ルーチン
Qを実行する。ルーチンQでは、STEP111,11
2で、単位温度あたりの受信信号の変化量の変化量dd
Dを求める。
【0113】そして、STEP113にて、この変化量
ddDの絶対値が所定の基準変化量dDs2より大きく
ないと判断したときには、何も行わなずに終了する。ま
た、STEP113にて、この変化量ddDの絶対値が
所定の基準変化量dDs2より大きいと判断した場合に
は、変化量ddDが正のときに、STEP114からS
TEP115に進み、液体ありFLAGがオンしていな
るか否かを判別する。そして、液体ありFLAGがオン
しているときには、検出信号Qを「1」として、FLA
Gをオフする一方、液体ありFLAGがオンしていない
ときには、それをオンする。
【0114】変化量ddDが正のときに、STEP11
4からSTEP118に進み、液体なしFLAGがオン
していなるか否かを判別する。そして、液体なしFLA
Gがオンしているときには、検出信号Qを「1」とし
て、FLAGをオフする一方、液体なしFLAGがオン
していないときには、それをオンする。
【0115】これをまとめると、通常は、温度はなだら
かに変化するから、単位温度あたりの受信信号の変化量
も小さい。ところが、この温度による受信信号の変化
に、液体が容器内に出入りすることによる受信信号の変
化が加わると、単位温度あたりの受信信号の変化量が所
定の基準値を越えて大きくなり、その後、定常状になっ
て、再び、単位温度あたりの受信信号の変化が、なだら
かなになる。そして、「液体なしFLAG」をオンする
ときには、単位温度あたりの変化量dD1の増加を条件
とし、逆に、オフするときには、変化量dDの減少を条
件とすることで、このクランク形状を検出し、液体が容
器内に所定レベル以上ある検出信号Q=1をQ=0に切
り替える。なお、液体が容器Tの所定のレベル以上ない
状態から、ある状態に切り替わるときも、これと同様に
して行われる。これにより、本実施形態の液体検出装置
は、温度変化により、多少、受信信号が変動しても、そ
の影響を受け難く、液体の正確な検出を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態の構成を示すブロック図
【図2】 第1実施形態の動作を示すフローチャート
【図3】 受信信号の推移を示すグラフ
【図4】 第2実施形態の動作を示すフローチャート
【図5】 受信信号の推移を示すグラフ
【図6】 第3実施形態の動作の一部を示すフローチャ
ート
【図7】 第4実施形態の構成を示すブロック図
【図8】 第4実施形態の動作を示すフローチャート
【図9】 第5実施形態の動作を示すフローチャート
【図10】 第6実施形態の動作の一部を示すフローチ
ャート
【図11】 第7実施形態の動作を示すフローチャート
【図12】 第8実施形態の動作を示すフローチャート
【図13】 第9実施形態の動作の一部を示すフローチ
ャート
【図14】 第10実施形態の動作の一部を示すフロー
チャート
【図15】 第11実施形態の動作の一部を示すフロー
チャート
【図16】 第13実施形態の動作を示すフローチャー
【図17】 第14実施形態の動作の一部を示すフロー
チャート
【図18】 第16実施形態の動作を示すフローチャー
【図19】 第22実施形態の動作を示すフローチャー
【図20】 第23実施形態の動作の一部を示すフロー
チャート
【図21】 第25実施形態の動作を示すフローチャー
【図22】 第26実施形態の動作を示すフローチャー
【図23】 第27実施形態の動作を示すフローチャー
【図24】 第28実施形態の動作を示すフローチャー
【図25】 第28実施形態の動作の一部を示すフロー
チャート
【図26】 第29実施形態の動作を示すフローチャー
【図27】 第29実施形態の動作の一部を示すフロー
チャート
【図28】 第29実施形態の動作の一部を示すフロー
チャート
【符号の説明】
11…超音波素子(送信部) 12…受信素子(受信部) 12A…温度センサ(温度検出手段) 14…受信回路(受信手段) 15A…増幅回路(受信手段) 16A…フィルタ(受信手段) 17A…サンプルホールド回路(受信手段) 18A…変換器(受信手段) 19,19A…CPU(信号処理部) Q…検出信号(検出結果) T…容器 t1…単位時間 TS…基準温度差(第1基準値) TT…第2基準温度差(第2基準値)

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器の壁面に取り付けられて、超音波を
    送信する送信部と、前記容器の壁面に取り付けられて、
    前記容器の壁面に伝わる超音波を受信する受信部と、前
    記受信部によって受信された超音波に対応した受信信号
    を出力する受信手段と、前記受信信号を受ける信号処理
    手段とを備え、 前記信号処理手段は、単位時間あたりの前記受信信号の
    変化量が、予め設定した基準値より大きくかつ負のと
    き、及び、前記基準値より大きくかつ正のときに、液体
    が前記容器内に所定レベル以上あるか否かの検出信号を
    切り替えることを特徴とする液体検出装置。
  2. 【請求項2】 容器の壁面に取り付けられて、超音波を
    送信する送信部と、前記容器の壁面に取り付けられて、
    前記容器の壁面に伝わる超音波を受信する受信部と、前
    記受信部によって受信された超音波に対応した受信信号
    を出力する受信手段と、前記受信信号を受ける信号処理
    手段とを備え、 前記信号処理手段は、単位時間あたりの前記受信信号の
    変化量の変化量が、予め設定した基準値より大きくかつ
    負のとき、及び、前記基準値より大きくかつ正のとき
    に、液体が前記容器内に所定レベル以上あるか否かの検
    出信号を切り替えることを特徴とする液体検出装置。
  3. 【請求項3】 容器の壁面に取り付けられて、超音波を
    送信する送信部と、前記容器の壁面に取り付けられて、
    前記容器の壁面に伝わる超音波を受信する受信部と、前
    記受信部によって受信された超音波に対応した受信信号
    を出力する受信手段と、前記受信信号を受ける信号処理
    手段とを備え、 前記信号処理手段は、単位時間あたりの前記受信信号の
    変化量の変化量が、予め設定した基準値より小さい第1
    の状態に次いで、前記基準値より大きい第2の状態とな
    り、さらに、前記第1の状態に戻るように変化したとき
    に、液体が前記容器内に所定レベル以上あるか否かの検
    出信号を切り替えることを特徴とする液体検出装置。
  4. 【請求項4】 前記容器の壁面の温度を検出する温度検
    出手段と、 不揮発性の記憶手段とを備え、 前記記憶手段には、液体検出装置が検出動作を行ってい
    るときに、複数の所定の温度のそれぞれに対応した複数
    の検出信号及び前記受信信号が記憶され、 前記信号処理手段は、液体検出装置が起動したときに、
    前記温度検出手段にて温度検出を行い、前記温度検出手
    段が出力した温度検出信号と前記記憶手段に記憶された
    前記検出結果及び受信信号に基づき、初期設定を行うこ
    とを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の液体検
    出装置。
  5. 【請求項5】 容器の壁面に取り付けられて、超音波を
    送信する送信部と、前記容器の壁面に取り付けられて、
    前記容器の壁面に伝わる超音波を受信する受信部と、前
    記受信部によって受信された超音波に対応した受信信号
    を出力する受信手段と、前記容器の壁面の温度を検出し
    て、その温度に対応した温度検出信号を出力する温度検
    出手段と、前記受信信号及び前記温度検出信号を受ける
    信号処理手段とを備え、 前記信号処理手段は、予め設定した所定温度差あたりの
    前記受信信号の変化量が、予め設定した基準値より大き
    くかつ負のとき、及び、前記基準値より大きくかつ正の
    ときに、液体が前記容器内に所定レベル以上あるか否か
    の検出信号を切り替えることを特徴とする液体検出装
    置。
  6. 【請求項6】 容器の壁面に取り付けられて、超音波を
    送信する送信部と、前記容器の壁面に取り付けられて、
    前記容器の壁面に伝わる超音波を受信する受信部と、前
    記受信部によって受信された超音波に対応した受信信号
    を出力する受信手段と、前記容器の壁面の温度を検出し
    て、その温度に対応した温度検出信号を出力する温度検
    出手段と、前記受信信号及び前記温度検出信号を受ける
    信号処理手段とを備え、 前記信号処理手段は、予め設定した所定温度差あたりの
    前記受信信号の変化量の変化量が、予め設定した基準値
    より大きくかつ負のとき、及び、前記基準値より大きく
    かつ正のときに、液体が前記容器内に所定レベル以上あ
    るか否かの検出信号を切り替えることを特徴とする液体
    検出装置。
  7. 【請求項7】 容器の壁面に取り付けられて、超音波を
    送信する送信部と、前記容器の壁面に取り付けられて、
    前記容器の壁面に伝わる超音波を受信する受信部と、前
    記受信部によって受信された超音波に対応した受信信号
    を出力する受信手段と、前記容器の壁面の温度を検出し
    て、その温度に対応した温度検出信号を出力する温度検
    出手段と、前記受信信号及び前記温度検出信号を受ける
    信号処理手段とを備え、 前記信号処理手段は、予め設定した所定温度差あたりの
    前記受信信号の変化量の変化量が、予め設定した基準値
    より小さい第1の状態に次いで、前記基準値より大きい
    第2の状態となり、さらに、前記第1の状態に戻るよう
    に変化したときに、液体が前記容器内に所定レベル以上
    あるか否かの検出信号を切り替えることを特徴とする液
    体検出装置。
  8. 【請求項8】 不揮発性の記憶手段を備え、 前記記憶手段には、液体検出装置が検出動作を行ってい
    るときに、複数の所定の温度のそれぞれに対応した複数
    の検出信号及び前記受信信号が記憶され、 前記信号処理手段は、液体検出装置が起動したときに、
    前記温度検出手段にて温度検出を行い、その温度検出信
    号と前記記憶手段に記憶された前記検出結果及び受信信
    号に基づき、初期設定を行うことを特徴とする請求項5
    〜7に記載の液体検出装置。
  9. 【請求項9】 容器の壁面に取り付けられて、超音波を
    送信する送信部と、前記容器の壁面に取り付けられて、
    前記容器の壁面に伝わる超音波を受信する受信部と、前
    記受信部によって受信された超音波に対応した受信信号
    を出力する受信手段と、前記容器の壁面の温度を検出し
    て、その温度に対応した温度検出信号を出力する温度検
    出手段と、前記受信信号及び前記温度検出信号を受ける
    信号処理手段とを備え、 前記信号処理手段は、前記温度検出信号の変化量が、予
    め設定した基準温度差より大きいときには、受信値関連
    処理を行う一方、前記温度検出信号の変化量が、予め設
    定した基準温度差より小さいときには、温度差関連処理
    を行い、 前記受信値関連処理は、単位時間あたりの前記受信信号
    の変化量が、予め設定した基準値より大きくかつ負のと
    き、及び、前記基準値より大きくかつ正のときに、液体
    が前記容器内に所定レベル以上あるか否かの検出信号を
    切り替える一方、前記温度差関連処理は、予め設定した
    所定温度差あたりの前記受信信号の変化量が、予め設定
    した基準値より大きくかつ負のとき、及び、前記基準値
    より大きくかつ正のときに、液体が前記容器内に所定レ
    ベル以上あるか否かの検出信号を切り替えることを特徴
    とする液体検出装置。
  10. 【請求項10】 容器の壁面に取り付けられて、超音波
    を送信する送信部と、前記容器の壁面に取り付けられ
    て、前記容器の壁面に伝わる超音波を受信する受信部
    と、前記受信部によって受信された超音波に対応した受
    信信号を出力する受信手段と、前記容器の壁面の温度を
    検出して、その温度に対応した温度検出信号を出力する
    温度検出手段と、前記受信信号及び前記温度検出信号を
    受ける信号処理手段とを備え、 前記信号処理手段は、前記温度検出信号の変化量が、予
    め設定した基準温度差より大きいときには、受信値関連
    処理を行う一方、前記温度検出信号の変化量が、予め設
    定した基準温度差より小さいときには、温度差関連処理
    を行い、 前記受信値関連処理は、単位時間あたりの前記受信信号
    の変化量の変化量が、予め設定した基準値より大きくか
    つ負のとき、及び、前記基準値より大きくかつ正のとき
    に、液体が前記容器内に所定レベル以上あるか否かの検
    出信号を切り替える一方、 前記温度差関連処理は、予め設定した所定温度差あたり
    の前記受信信号の変化量が、予め設定した基準値より大
    きくかつ負のとき、及び、前記基準値より大きくかつ正
    のときに、液体が前記容器内に所定レベル以上あるか否
    かの検出信号を切り替えることを特徴とする液体検出装
    置。
  11. 【請求項11】 容器の壁面に取り付けられて、超音波
    を送信する送信部と、前記容器の壁面に取り付けられ
    て、前記容器の壁面に伝わる超音波を受信する受信部
    と、前記受信部によって受信された超音波に対応した受
    信信号を出力する受信手段と、前記容器の壁面の温度を
    検出して、その温度に対応した温度検出信号を出力する
    温度検出手段と、前記受信信号及び前記温度検出信号を
    受ける信号処理手段とを備え、 前記信号処理手段は、前記温度検出信号の変化量が、予
    め設定した基準温度差より大きいときには、受信値関連
    処理を行う一方、前記温度検出信号の変化量が、予め設
    定した基準温度差より小さいときには、温度差関連処理
    を行い、 前記受信値関連処理は、単位時間あたりの前記受信信号
    の変化量の変化量が、予め設定した基準値より小さい第
    1の状態に次いで、前記基準値より大きい第2の状態と
    なり、さらに、前記第1の状態に戻るように変化したと
    きに、液体が前記容器内に所定レベル以上あるか否かの
    検出信号を切り替える一方、 前記温度差関連処理は、予め設定した所定温度差あたり
    の前記受信信号の変化量が、予め設定した基準値より大
    きくかつ負のとき、及び、前記基準値より大きくかつ正
    のときに、液体が前記容器内に所定レベル以上あるか否
    かの検出信号を切り替えることを特徴とする液体検出装
    置。
  12. 【請求項12】 容器の壁面に取り付けられて、超音波
    を送信する送信部と、前記容器の壁面に取り付けられ
    て、前記容器の壁面に伝わる超音波を受信する受信部
    と、前記受信部によって受信された超音波に対応した受
    信信号を出力する受信手段と、前記容器の壁面の温度を
    検出して、その温度に対応した温度検出信号を出力する
    温度検出手段と、前記受信信号及び前記温度検出信号を
    受ける信号処理手段とを備え、 前記信号処理手段は、前記温度検出信号の変化量が、予
    め設定した基準温度差より大きいときには、受信値関連
    処理を行う一方、前記温度検出信号の変化量が、予め設
    定した基準温度差より小さいときには、温度差関連処理
    を行い、 前記受信値関連処理は、単位時間あたりの前記受信信号
    の変化量が、予め設定した基準値より大きくかつ負のと
    き、及び、前記基準値より大きくかつ正のときに、液体
    が前記容器内に所定レベル以上あるか否かの検出信号を
    切り替える一方、 前記温度差関連処理は、予め設定した所定温度差あたり
    の前記受信信号の変化量の変化量が、予め設定した基準
    値より大きくかつ負のとき、及び、前記基準値より大き
    くかつ正のときに、液体が前記容器内に所定レベル以上
    あるか否かの検出信号を切り替えることを特徴とする液
    体検出装置。
  13. 【請求項13】 容器の壁面に取り付けられて、超音波
    を送信する送信部と、前記容器の壁面に取り付けられ
    て、前記容器の壁面に伝わる超音波を受信する受信部
    と、前記受信部によって受信された超音波に対応した受
    信信号を出力する受信手段と、前記容器の壁面の温度を
    検出して、その温度に対応した温度検出信号を出力する
    温度検出手段と、前記受信信号及び前記温度検出信号を
    受ける信号処理手段とを備え、 前記信号処理手段は、前記温度検出信号の変化量が、予
    め設定した基準温度差より大きいときには、受信値関連
    処理を行う一方、前記温度検出信号の変化量が、予め設
    定した基準温度差より小さいときには、温度差関連処理
    を行い、 前記受信値関連処理は、単位時間あたりの前記受信信号
    の変化量の変化量が、予め設定した基準値より大きくか
    つ負のとき、及び、前記基準値より大きくかつ正のとき
    に、液体が前記容器内に所定レベル以上あるか否かの検
    出信号を切り替える一方、 前記温度差関連処理は、予め設定した所定温度差あたり
    の前記受信信号の変化量の変化量が、予め設定した基準
    値より大きくかつ負のとき、及び、前記基準値より大き
    くかつ正のときに、液体が前記容器内に所定レベル以上
    あるか否かの検出信号を切り替えることを特徴とする液
    体検出装置。
  14. 【請求項14】 容器の壁面に取り付けられて、超音波
    を送信する送信部と、前記容器の壁面に取り付けられ
    て、前記容器の壁面に伝わる超音波を受信する受信部
    と、前記受信部によって受信された超音波に対応した受
    信信号を出力する受信手段と、前記容器の壁面の温度を
    検出して、その温度に対応した温度検出信号を出力する
    温度検出手段と、前記受信信号及び前記温度検出信号を
    受ける信号処理手段とを備え、 前記信号処理手段は、前記温度検出信号の変化量が、予
    め設定した基準温度差より大きいときには、受信値関連
    処理を行う一方、前記温度検出信号の変化量が、予め設
    定した基準温度差より小さいときには、温度差関連処理
    を行い、 前記受信値関連処理は、単位時間あたりの前記受信信号
    の変化量の変化量が、予め設定した基準値より小さい第
    1の状態に次いで、前記基準値より大きい第2の状態と
    なり、さらに、前記第1の状態に戻るように変化したと
    きに、液体が前記容器内に所定レベル以上あるか否かの
    検出信号を切り替える一方、 前記温度差関連処理は、予め設定した所定温度差あたり
    の前記受信信号の変化量の変化量が、予め設定した基準
    値より大きくかつ負のとき、及び、前記基準値より大き
    くかつ正のときに、液体が前記容器内に所定レベル以上
    あるか否かの検出信号を切り替えることを特徴とする液
    体検出装置。
  15. 【請求項15】 容器の壁面に取り付けられて、超音波
    を送信する送信部と、前記容器の壁面に取り付けられ
    て、前記容器の壁面に伝わる超音波を受信する受信部
    と、前記受信部によって受信された超音波に対応した受
    信信号を出力する受信手段と、前記容器の壁面の温度を
    検出して、その温度に対応した温度検出信号を出力する
    温度検出手段と、前記受信信号及び前記温度検出信号を
    受ける信号処理手段とを備え、 前記信号処理手段は、前記温度検出信号の変化量が、予
    め設定した基準温度差より大きいときには、受信値関連
    処理を行う一方、前記温度検出信号の変化量が、予め設
    定した基準温度差より小さいときには、温度差関連処理
    を行い、 前記受信値関連処理は、単位時間あたりの前記受信信号
    の変化量が、予め設定した基準値より大きくかつ負のと
    き、及び、前記基準値より大きくかつ正のときに、液体
    が前記容器内に所定レベル以上あるか否かの検出信号を
    切り替える一方、 前記温度差関連処理は、予め設定した所定温度差あたり
    の前記受信信号の変化量の変化量が、予め設定した基準
    値より小さい第1の状態に次いで、前記基準値より大き
    い第2の状態となり、さらに、前記第1の状態に戻るよ
    うに変化したときに、液体が前記容器内に所定レベル以
    上あるか否かの検出信号を切り替えることを特徴とする
    液体検出装置。
  16. 【請求項16】 容器の壁面に取り付けられて、超音波
    を送信する送信部と、前記容器の壁面に取り付けられ
    て、前記容器の壁面に伝わる超音波を受信する受信部
    と、前記受信部によって受信された超音波に対応した受
    信信号を出力する受信手段と、前記容器の壁面の温度を
    検出して、その温度に対応した温度検出信号を出力する
    温度検出手段と、前記受信信号及び前記温度検出信号を
    受ける信号処理手段とを備え、 前記信号処理手段は、前記温度検出信号の変化量が、予
    め設定した基準温度差より大きいときには、受信値関連
    処理を行う一方、前記温度検出信号の変化量が、予め設
    定した基準温度差より小さいときには、温度差関連処理
    を行い、 前記受信値関連処理は、単位時間あたりの前記受信信号
    の変化量の変化量が、予め設定した基準値より大きくか
    つ負のとき、及び、前記基準値より大きくかつ正のとき
    に、液体が前記容器内に所定レベル以上あるか否かの検
    出信号を切り替える一方、 前記温度差関連処理は、予め設定した所定温度差あたり
    の前記受信信号の変化量の変化量が、予め設定した基準
    値より小さい第1の状態に次いで、前記基準値より大き
    い第2の状態となり、さらに、前記第1の状態に戻るよ
    うに変化したときに、液体が前記容器内に所定レベル以
    上あるか否かの検出信号を切り替えることを特徴とする
    液体検出装置。
  17. 【請求項17】 容器の壁面に取り付けられて、超音波
    を送信する送信部と、前記容器の壁面に取り付けられ
    て、前記容器の壁面に伝わる超音波を受信する受信部
    と、前記受信部によって受信された超音波に対応した受
    信信号を出力する受信手段と、前記容器の壁面の温度を
    検出して、その温度に対応した温度検出信号を出力する
    温度検出手段と、前記受信信号及び前記温度検出信号を
    受ける信号処理手段とを備え、 前記信号処理手段は、前記温度検出信号の変化量が、予
    め設定した基準温度差より大きいときには、受信値関連
    処理を行う一方、前記温度検出信号の変化量が、予め設
    定した基準温度差より小さいときには、温度差関連処理
    を行い、 前記受信値関連処理は、単位時間あたりの前記受信信号
    の変化量の変化量が、予め設定した基準値より小さい第
    1の状態に次いで、前記基準値より大きい第2の状態と
    なり、さらに、前記第1の状態に戻るように変化したと
    きに、液体が前記容器内に所定レベル以上あるか否かの
    検出信号を切り替える一方、 前記温度差関連処理は、予め設定した所定温度差あたり
    の前記受信信号の変化量の変化量が、予め設定した基準
    値より小さい第1の状態に次いで、前記基準値より大き
    い第2の状態となり、さらに、前記第1の状態に戻るよ
    うに変化したときに、液体が前記容器内に所定レベル以
    上あるか否かの検出信号を切り替えることを特徴とする
    液体検出装置。
  18. 【請求項18】 不揮発性の記憶手段を備え、 前記記憶手段には、液体検出装置が検出動作を行ってい
    るときに、複数の所定の温度のそれぞれに対応した複数
    の検出信号及び前記受信信号が記憶され、 前記信号処理手段は、液体検出装置が起動したときに、
    前記温度検出手段にて温度検出を行い、その温度検出信
    号と前記記憶手段に記憶された前記検出結果及び受信信
    号に基づき、初期設定を行うことを特徴とする請求項9
    〜17に記載の液体検出装置。
  19. 【請求項19】 容器の壁面に取り付けられて、超音波
    を送信する送信部と、前記容器の壁面に取り付けられ
    て、前記容器の壁面に伝わる超音波を受信する受信部
    と、前記受信部によって受信された超音波に対応した受
    信信号を出力する受信手段と、容器の壁面の温度を検出
    して温度検出信号を出力する温度検出手段と、前記受信
    信号及び温度検出信号を受ける信号処理手段とを備え、 前記信号処理手段は、前記温度検出信号の変化量が、予
    め設定した基準値より大きく、かつ、単位温度あたりの
    前記受信信号の変化量が、予め設定した基準値より大き
    い場合に、液体が前記容器内に所定レベル以上あるか否
    かの検出信号を切り替えることを特徴とする液体検出装
    置。
  20. 【請求項20】 容器の壁面に取り付けられて、超音波
    を送信する送信部と、前記容器の壁面に取り付けられ
    て、前記容器の壁面に伝わる超音波を受信する受信部
    と、前記受信部によって受信された超音波に対応した受
    信信号を出力する受信手段と、容器の壁面の温度を検出
    して温度検出信号を出力する温度検出手段と、前記受信
    信号及び温度検出信号を受ける信号処理手段とを備え、 前記信号処理手段は、前記温度検出信号の変化量が、予
    め設定した基準値より大きく、かつ、単位温度あたりの
    前記受信信号の変化量の変化量が、予め設定した基準値
    より大きい場合に、液体が前記容器内に所定レベル以上
    あるか否かの検出信号を切り替えることを特徴とする液
    体検出装置。
  21. 【請求項21】 容器の壁面に取り付けられて、超音波
    を送信する送信部と、前記容器の壁面に取り付けられ
    て、前記容器の壁面に伝わる超音波を受信する受信部
    と、前記受信部によって受信された超音波に対応した受
    信信号を出力する受信手段と、前記受信信号を受ける信
    号処理手段と、容器の壁面の温度を検出する温度検出手
    段とを備え、 前記信号処理手段は、前記温度検出信号の変化量が、予
    め設定した基準値より大きく、かつ、単位温度あたりの
    前記受信信号の変化量の変化量が、予め設定した基準値
    より小さい第1の状態に次いで、前記基準値より大きい
    第2の状態となり、さらに、前記第1の状態に戻るよう
    に変化した場合に、液体が前記容器内に所定レベル以上
    あるか否かの検出信号を切り替えることを特徴とする液
    体検出装置。
  22. 【請求項22】 前記信号処理手段には、簡易処理用基
    準値が予め設定され、前記信号処理手段は、前記温度検
    出信号の変化量が、前記簡易処理用基準値より大きいと
    きに、液体が前記容器内に所定レベル以上あるか否かの
    検出信号を切り替えることを特徴とする請求項19〜2
    1のいずれかに記載の液体検出装置。
  23. 【請求項23】 不揮発性の記憶手段を備え、 前記記憶手段には、液体検出装置が検出動作を行ってい
    るときに、複数の所定の温度のそれぞれに対応した複数
    の検出信号及び前記受信信号が記憶され、 前記信号処理手段は、液体検出装置が起動したときに、
    前記温度検出手段にて温度検出を行い、その温度検出信
    号と前記記憶手段に記憶された前記検出結果及び受信信
    号に基づき、初期設定を行うことを特徴とする請求項1
    9〜22のいずれかに記載の液体検出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009168554A (ja) * 2008-01-15 2009-07-30 Ricoh Elemex Corp 超音波式液面検出装置

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