JP2001248959A - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

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JP2001248959A
JP2001248959A JP2001024973A JP2001024973A JP2001248959A JP 2001248959 A JP2001248959 A JP 2001248959A JP 2001024973 A JP2001024973 A JP 2001024973A JP 2001024973 A JP2001024973 A JP 2001024973A JP 2001248959 A JP2001248959 A JP 2001248959A
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catalyst
vegetable
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ethylene gas
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JP2001024973A
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Junichi Kubota
順一 久保田
Hideaki Kurihara
秀昭 栗原
Fujiko Masuda
不二子 益田
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Sanyo Electric Co Ltd
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  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 野菜や果実等が収納される野菜室を代表とし
た容器内に発生するエチレンガスを分解するための鮮度
保持装置を具備した冷蔵庫を提供することを目的とす
る。 【構成】 野菜室の引出扉の閉塞時に野菜容器の上面開
口を塞ぐ蓋体18に、複数の空気取入口31Bを有する
収納部31と、この収納部31に収納され野菜室内のエ
チレンガスを吸着及び分解除去する触媒32とを設けて
鮮度保持装置S1を構成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、野菜室内に配置され上
面開口を蓋体で覆われた野菜容器を周囲から間接的に冷
却することにより、野菜に直接冷気が当たらないように
して湿度を維持し野菜を長期間保存できるようにした冷
蔵庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、引出式の扉で開閉される野菜室が
冷蔵庫の最下部に設けられたものが一般的である。この
冷蔵庫に収納保存する野菜や果物は、その保存期間中に
おいて絶えず呼吸作用を伴うことから、この呼吸により
野菜室内はエチレンガスの濃度が高くなる。
【0003】一般的に野菜や果実(以下青果物とい)の
エチレンガスの生成量はその青果物固有の量であり生成
量の多いものとしてはリンゴ、トマト、メロンやキウイ
等があげられる。付帯要因として、青果物の収穫熟度
(熟れ具合)、貯蔵空間の温度やCO2やO2等のガス組
成及びガス濃度並びに青果物に加えられる外的ストレス
(例えば切断、圧迫、衝撃等)が複雑に関与している。
【0004】因みに、エチレンガス濃度が濃くなるに従
って青果物の呼吸が盛んに行われるようになり、エチレ
ンガスの濃度はより高められ、青果物の熟成は徐々には
やめられることとなり、結果的に葉緑素の減少による褐
色化、ビタミンCの減少及びしおれ等(所謂青果物の腐
敗)が促進され、これらの現象が顕著となる。追熟型の
果実では、1ppm程度の微量のエチレンガスの存在によ
って成熟が誘起され、一旦成熟現象が始まると連鎖反応
的にエチレンガスを発生することとなり、これにより益
々果実の成熟(最終的には腐敗)が促進されるのであ
る。
【0005】このようにエチレンガスの濃度が高くなれ
ば、野菜や果物(即ち青果物)の成長及び腐敗が促進さ
れるため、近頃ではこのエチレンガス濃度を低下させて
青果物の鮮度を維持する鮮度保持装置が盛んに考察され
るようになってきた。
【0006】この鮮度保持装置として、冷蔵室内に設け
られ仕切板にて上面開口を略密閉した野菜容器又は前記
仕切板の何れか一方に野菜容器内のエチレンガスを吸着
するガス吸着剤を備えたものがある。例えば、(I)特開
平2−71078号公報には、容器内と冷蔵室内とを連
通する部位に設けた透湿フィルターにエチレン酸化吸着
剤から成る触媒を混入した冷蔵庫が開示されており、一
方(II)特開平5−18658号公報には、野菜容器の外
周に形成される冷気通路内に透過膜、ヒータ及びエチレ
ンガス分解器を配置した冷蔵庫が開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記(I)の公報にあっ
ては、透湿フィルターにエチレンガス吸着剤を混入して
鮮度保持装置を構成しているため、鮮度保持装置として
高価になりやすい。しかもこの吸着剤はエチレンガスを
吸着するだけで、エチレンガスを酸化分解して野菜室内
に放出するいわゆるガス浄化機能を有していないことか
ら、このガス吸着剤が所定の吸着量になった場合には、
吸着剤をはずして振ったり加熱したり温風を吹き付けた
りするなど何らかの吸着剤の活性化作業を行わない限
り、それ(所定の吸着量)以上のガス吸着能力は期待で
きない。このため所定の吸着量に達した後は、野菜や果
実(即ち青果物)の腐敗が促進されやすくなる不具合が
あった。
【0008】一方、前記(II)の公報にあってもやはり鮮
度保持装置としてはヒータ、透過膜及びエチレンガス分
解器等が必要なため装置としてだけでなく維持費用の面
からみても高価になりやすく、構造が複雑でかつ引出扉
の出し入れ作業(即ち野菜容器の出し入れ作業)時に鮮
度保持装置が内箱や仕切板等に接触して、この鮮度保持
装置そのものの破損が生じやすい不具合があった。即
ち、上記2つの公報に開示される鮮度保持装置は信頼性
及び耐久性の面でいささか不安が残るものであった。
【0009】また青果物を収納しはじめた初期段階にお
いてエチレンガス濃度を抑制することが野菜や果実を長
期保存するのに有効であることから、いつ青果物が収納
或いは取り出されるか分からない冷蔵庫にあっては、野
菜室におけるエチレンガス濃度を長期にわたって抑制で
きれば青果物の熟成が抑制され、青果物を長期保存でき
るようになる。
【0010】他方、冷蔵庫全体にわたって異臭を取り除
く工夫としては、オゾンで脱臭するオゾン脱臭方式や、
脱臭触媒で酸化分解して脱臭する触媒脱臭方式及び脱臭
触媒を除霜用ヒータの周囲に塗布し冷却中に脱臭し除霜
中に酸化分解するヒータ脱臭方式等が有るが、容量が大
きく比較的臭いが気になる冷蔵室の冷気戻り部分にいず
れの脱臭装置も配置されここに戻ってきた冷気を脱臭す
るものであるため、蓋で密閉され間接冷却された野菜室
(詳しくは野菜容器)内の空気の脱臭はできない不具合
があった。このため、引出扉を開閉する度に野菜容器内
にこもっている臭いが外部に漏れて、不快な思いをする
ことがあった。
【0011】因みに、野菜容器内の異臭(臭気或いは臭
気成分)として代表的なものは、メチルメルカプタンや
トリメチルアミン等がある。メチルメルカプタンは、に
んにく、大根等の青野菜そのものや玉ねぎ、ニラ、キャ
ベツが腐敗する際に発生しやすく、又トリメチルアミン
はにんにく、玉ねぎ、キャベツ等の腐敗臭に含まれる。
そして、これらメチルメルカプタン及びトリメチルアミ
ンは、いずれも0.001ppm程度のわずかな濃度で
あっても臭いが感知され不快な感じを与えると言われて
いるものである。
【0012】そこで本発明は、野菜室を代表とした上面
開口の容器内に発生するエチレンガスだけでなく異臭を
も吸着及び酸化分解する鮮度保持装置を具備した冷蔵庫
を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】野菜や果実等を収納する
野菜室に、アームを有する引出扉と、前記アームに着脱
自在に取り付けられる上面開口の野菜容器と、前記引出
扉の閉塞時にこの野菜容器の上面開口を塞ぐ蓋体とを設
けた冷蔵庫であることを前提に、本発明には以下に示す
ような複数の発明がある。
【0014】まず本発明の第1の発明は、前記野菜容器
の側面或いは蓋体の何れかに野菜容器内のエチレンガス
及び異臭を吸着及び分解除去する触媒を設けた冷蔵庫を
提供するものである。
【0015】また本発明の第2の発明は、前記蓋体に
は、複数の空気取入口を有する収納部と、この収納部に
収納され野菜容器内のエチレンガス並びに異臭を吸着及
び分解除去する触媒と、この触媒及び収納部と野菜容器
周囲の空気とを遮断するカバーとからなる鮮度保持装置
を設けた冷蔵庫を提供するものである。
【0016】また本発明の第3の発明は、前記蓋体に
は、下面開口の収納部と、空気取入口を有し収納部の下
面開口を閉塞するように蓋体に取り付けられるカバー
と、このカバーと収納部との間に配置され野菜容器内の
エチレンガス並びに異臭を吸着及び分解除去する触媒と
を設けた冷蔵庫を提供するものである。
【0017】また本発明の第4の発明は、前記野菜容器
の背面には、複数の空気取入口を有する収納部と、この
収納部に収納され野菜容器内のエチレンガス並びに異臭
を吸着及び分解除去する触媒と、この触媒及び収納部と
野菜容器周囲の空気とを遮断するカバーとからなる鮮度
保持装置を設けた冷蔵庫を提供するものである。
【0018】また本発明の第5の発明は、前記野菜容器
の側面或いは蓋体の何れかに触媒を設け、この触媒は、
エチレンガス及び異臭成分を吸着する活性炭と、エチレ
ンガスを分解する塩化パラジウムと、異臭成分を分解す
るマンガンと、これらマンガン、塩化パラジウム及び活
性炭を板状に形成するバインダとから構成されている冷
蔵庫を提供するものである。
【0019】また本発明の第6の発明は、前記バインダ
として疎水性を有する成分を含有してなる冷蔵庫を提供
するものである。
【0020】また本発明の第7の発明は、前記触媒が不
織布で被われている冷蔵庫を提供するものである。
【0021】
【作用】まず、野菜容器の上面開口が蓋体で閉塞される
ため、容器内部が間接的に冷却され容器内が低温かつ高
湿度に維持される。
【0022】請求項1によれば、野菜容器の側面或いは
蓋体に設けられた触媒により、触媒と野菜容器内の空気
とが接触して空気中のエチレンガスが吸着及び分解除去
される一方、野菜容器内の空気に含まれる異臭が吸着及
び分解除去されて野菜容器内に放出される。即ち、エチ
レンガスと異臭の発生に伴い各成分の吸着及び分解放出
という空気成分の活動サイクルが野菜容器内部で野菜容
器外部とは別個になされる。
【0023】また請求項2によれば、収納部に収納した
触媒により野菜容器内の空気に含まれるエチレンガスだ
けでなく異臭が吸着並びに分解され、清浄な気体として
再び収納部の空気取入口から野菜容器内に排出されるの
で、野菜容器の上部を中心として野菜容器内のエチレン
ガス濃度の上昇が長期にわたり抑制されるとともに野菜
容器に収納される食品の腐敗が抑制され、且つ野菜容器
内の異臭が除去されるため引出扉の開閉操作時において
野菜容器上部から外部に漏れる空気の臭いが気にならな
くなる。
【0024】また請求項3によれば、収納部とカバーと
の間に配置される触媒と野菜容器外周の冷気とが、蓋体
により完全に遮断される。またカバーと蓋体の下面とが
面一になることから、引出扉の引き出し時に野菜容器が
このカバー及び触媒に接触しておのおのが破損する不具
合はない。
【0025】また請求項4によれば、野菜容器の背面に
設けられた鮮度保持装置により、野菜容器内で最も低い
温度になりやすい背面とその近傍部分の空気中のエチレ
ンガス及び異臭成分が集中的に除去される。引出扉の開
閉操作にあたり若干野菜容器内の空気が前後に流動する
が、この流動により野菜容器内の空気中のエチレンガス
濃度の分布が均一になりやすい。
【0026】また請求項5によれば、活性炭でエチレン
ガス及び異臭を吸着し、吸着したエチレンガスを塩化パ
ラジウムで分解し、吸着した異臭をマンガンで分解する
とともに、各成分がバインダで一体にされ且つ板状にさ
れるので、各成分を複層構造にするものに比してそのガ
ス吸着能力及びガス分解能力を触媒全体で均一なものに
作成しやすい。
【0027】また請求項6によれば、バインダに疎水性
が有ればバインダ自体には水分が浸入しにくくなりエチ
レンガスや異臭成分を活性炭で吸着しやすくなり、触媒
を湿気が籠もりやすい野菜容器内に配置しても触媒に湿
気がつきにくくなり且つゴミや汚汁等もつきにくくな
り、触媒を長期にわたって衛生的な状態に保てる。
【0028】また請求項7によれば、触媒が不織布で被
われているので、触媒の型崩れが抑制防止される。しか
も一般的に親水性を有する材料で作られる不織布にも疏
水性処理を施せば触媒自体の疏水性が保て、さらに不織
布及び触媒表面に抗菌処理や防かび処理を施せば触媒を
より衛生的に維持しやすくなる。
【0029】
【実施例】以下、図面に基づき本発明の実施例を詳述す
る。図1は本発明の冷蔵庫の縦断面図、図2は野菜容器
・蓋体及び鮮度保持装置の第1実施例を示す分解斜視
図、図3は野菜容器・蓋体及び鮮度保持装置の第2実施
例を示す分解斜視図、図4は鮮度保持装置を蓋体にセッ
トした状態の図3対応の要部縦断面図、図5は鮮度保持
装置を野菜容器背面に設けた第3実施例を示す分解斜視
図、図6は本発明の触媒によるエチレンガス除去性能を
示すための時間濃度変化のグラフ、図7は本発明の触媒
による第1臭成分(メチルメルカプタン)除去性能を示
すための時間濃度変化のグラフ、図8は本発明の触媒に
よる第2臭成分(トリメチルアミン)除去性能を示すた
めの時間濃度変化のグラフである。
【0030】1は冷蔵庫である。この冷蔵庫1は外箱2
と内箱3とこれらの間に充填された発泡断熱材4とで形
成された断熱箱体5と、この断熱箱体5の開口を開閉自
在に閉塞する扉体6,8,10,11とで構成されてい
る。また断熱箱体5には、庫内を冷凍室12と冷蔵室1
3とに区画する仕切部材14と、冷蔵室13内を更に上
下に仕切る仕切板17と、前記冷凍室12の背部に設置
された冷却器24及びファン25と、冷蔵室13への冷
気流量を調整するダンパー装置(図示せず)とが配置し
てある。
【0031】また、扉体6及び8はそれぞれ外側端が枢
支された観音開式のドアであり、扉体10及び11は引
出式のドアである。尚、仕切板17より下方の空間は樹
脂製の蓋体18により氷温室15と野菜室16とに区画
される。この蓋体18の左右端縁は図示しない野菜室の
内箱側壁に設けたレールに支持されており、扉体11の
引出時は内箱に設けたレール及び仕切前部材(図示せ
ず)により蓋体18の前後移動が規制されて蓋体18は
野菜室に残り、扉体11の閉塞時には蓋体18で野菜容
器の上面開口を略閉塞する。19、20はそれぞれ上面
開口の氷温容器及び野菜容器、21は氷温室15の扉体
10の裏面に取り付けられ前記氷温容器19を支持する
アーム、22は同じく野菜室16の扉体11の裏面に取
り付けられ前記野菜容器20を支持するアームである。
【0032】次に本発明の鮮度保持装置(S1乃至S
3)は蓋体18の適所或いは野菜容器20の側面(好ま
しくは背面)の何れかに設けられるものであり、以下に
蓋体18に設けた例として第1実施例(S1)及び第2
実施例(S2)を、野菜容器の背面に設けた例として第
3実施例(S3)を示す。
【0033】まず鮮度保持装置の第1実施例を図2に基
づき説明する。30は蓋体18に左右(即ち幅)方向に複
数個(本実施例では3つ)形成した補強用のリブであ
り、31は複数の空気取入口31Bを有し底面が蓋体1
8と面一となるように形成された収納部としての上面開
口の凹所であり、32はこの収納部31に収納され野菜
室16(詳しくは野菜容器20)内の空気中のエチレン
ガス及び異臭を吸着かつ分解除去する触媒であり、33
はこの触媒32及び収納部31と野菜容器20の周囲空
気とを遮断し収納部31の上面開口を閉塞するカバーで
ある。尚、収納部31の高さはリブ30の高さと同じか
若しくはそれ以下に設定しておくことが好ましい。ま
た、収納部31、触媒32及びカバー33にて鮮度保持
装置S1を構成する。
【0034】触媒32は、エチレンガス及び異臭(臭気
成分)を吸着する活性炭と、主としてエチレンガスを分
解する塩化パラジウムと、主として異臭(臭気成分)を
分解するマンガン及び/又は銅と、これらマンガン及び
/又は銅、塩化パラジウム及び活性炭を一体にするとと
もに板状に形成するバインダとから構成されている。
尚、エチレンガスを分解するものとしては、前記塩化パ
ラジウムに特定されるものではなく、例えば酸化チタン
や酸化アルミニウム等の金属酸化物或るいは白金等白金
族の金属触媒が考えられる。
【0035】因みに前記異臭(臭気成分)として代表的
なものは、メチルメルカプタンやトリメチルアミン等で
あり、メチルメルカプタンは、にんにく、大根等の青野
菜そのものや玉ねぎ、ニラ、キャベツが腐敗する際に発
生しやすく、又トリメチルアミンはにんにく、玉ねぎ、
キャベツ等の腐敗臭に含まれている。そしてメチルメル
カプタンは主にマンガンによって分解され、トリメチル
アミンは主として銅によって分解される。
【0036】バインダとしては、完成した触媒32に水
が付着しにくくするために、疎水性を有した材料成分例
えばポリエチレンやポリプロピレンを粉末状にしたもの
が含有されている。また完成した触媒の型崩れを防止す
るために触媒を不織布で被ってもよい。この不織布は一
般的に親水性を有する材料で作られるため不織布にも疏
水性処理を施せば触媒自体の疏水性を維持でき、さらに
不織布に抗菌処理を施したりチアベンダゾールを主成分
とする溶剤を吹き付ける等して防かび処理を施したりし
て、触媒の衛生状態をより長く維持させるようにしても
良い。
【0037】尚、この触媒32は、活性炭によってエチ
レンガス及び臭気成分を吸着する一方、活性炭で吸着し
たエチレンガスを塩化パラジウムによって酸化分解して
野菜や果実の保存に対してクリーンなガス(気体)とし
て放出するとともに、活性炭で吸着した異臭(臭気成
分)をマンガン及び/又は銅によって酸化分解して臭い
のないクリーンなガス(気体)として放出する機能(い
わゆるエチレンガス及び異臭の吸着及び酸化分解機能)
を有したものである。
【0038】因みに例えば20gの触媒における各構成
成分が占める割合(重量パーセント=wt%)として触
媒成分の一例を示すと、活性炭が81.9wt%,バイ
ンダが17.3wt%(詳しくはポリエチレンを16.
5wt%,ポリプロピレンを0.8wt%とした),マ
ンガンが0.2wt%,銅が0.1wt%であった。
【0039】この第1実施例のように鮮度保持装置S1
を蓋体18の外側(特に上面側)に配置すれば、収納部
31の底面に形成した空気取入口31Bから野菜容器2
0内の空気中に含まれるエチレンガス及び異臭が触媒3
2の活性炭により徐々に吸着される。活性炭に吸着され
たエチレンガスは、触媒32の塩化パラジウムの有する
酸化分解機能により分解されて再び空気取入口31Bか
ら野菜容器20内にクリーン(清浄)な気体として放出
される。また活性炭で吸着した異臭(臭気成分)は、触
媒32のマンガン及び/又は銅の有する酸化分解機能に
より酸化分解して臭いのないクリーンな気体として放出
される。このため野菜容器内のエチレンガス濃度の上昇
が抑制され野菜容器20内に収納される野菜や果実(即
ち青果物)の保存可能期間を従来よりも長期化すること
が可能となり、且つメチルメルカプタンやトリメチルア
ミン等の異臭が野菜容器内部にこもりにくくなり引出扉
の開閉(引出)操作の度に異臭で不快な思いをすること
が少なくなる。
【0040】因みに、野菜容器20の上面開口を蓋体1
8で閉塞して容器内部を間接的に冷却して容器内を低温
かつ高湿度に維持する一方、蓋体18の収納部31に収
納した触媒32により野菜容器20内の空気に含まれる
エチレンガス及び異臭を吸着並びに分解し、清浄な気体
として再び収納部31の空気取入口31Bから野菜容器
20内に排出できるので、野菜容器20内のエチレンガ
ス濃度の上昇を抑制して、野菜容器に収納される食品の
エチレンガスによる腐敗を抑制した食品の長期保存が行
えるようになる。
【0041】さらに本発明の鮮度保持装置の第2実施例
を図3及び図4に基づき説明する。41は野菜容器20
の上面開口を塞ぐ蓋体40に左右(即ち幅)方向に複数個
(本実施例では3つ)形成した補強用のリブである
(尚、図3でにはこのリブを省略してある)。42はこ
のリブ41の間に形成した下面開口の収納部であり、4
3は複数の空気取入口43Bを有し収納部42の下面開
口を閉塞するように蓋体40に下面側から取り付けられ
るカバーである。44は収納部42とカバー43とで挟
まれて固定され、野菜容器内の空気中に含まれたエチレ
ンガス及び異臭を吸着及び分解する触媒(機能及び材質
は第1実施例の触媒32と同様のもの)である。尚、カ
バー43には、収納部42の上面に形成した複数(本実
施例では4個)の取付孔42Bに挿入固定される複数
(本実施例では4個)の爪43Cを形成してあり、カバ
ー43を取り付けた状態においてカバー43の底面がリ
ブ41の底面と略面一になるようにしてある。また、鮮
度保持装置S2は、収納部42、カバー43及び触媒4
4で構成される。
【0042】この鮮度保持装置S2によれば、カバー4
3に形成した空気取入口43Bから野菜容器20内の空
気に含まれるエチレンガス及び異臭を触媒44に接触さ
せることができるため、この触媒44にてエチレンガス
及び異臭(臭気成分)が吸着される。吸着されたエチレ
ンガスは、触媒44の塩化パラジウムの有する酸化分解
機能により分解されて空気取入口43Bから清浄な気体
として野菜容器20内に放出される。又吸着された臭気
成分は、触媒44のマンガン及び/又はの有する酸化分
解機能により分解されて空気取入口43Bから清浄な気
体として野菜容器20内に放出される。
【0043】この際、収納部42とカバー43の間に配
置された触媒44と、野菜容器20外周を循環する冷気
とは、蓋体40によって第1実施例の鮮度保持装置S1
よりもより完全に遮断される。このため引出扉11が閉
塞されている時には、野菜容器20内に発生したエチレ
ンガスや臭気成分が野菜容器20の外に漏れでることを
抑制できる。またカバー43と蓋体40(詳しくはリブ
41)の下面とが面一になることから、引出扉11の出
し入れ作業時に野菜容器20がこのカバー43及び触媒
44に接触することがなくなるため、鮮度保持装置S2
の構成部品おのおのが破損する不具合はなくなる。しか
も、蓋体40を内箱のレール(図示せず)に沿って出し
入れする際に、この鮮度保持装置が仕切前部材に接触す
ることもない。
【0044】さらに、鮮度保持装置の第3実施例を図5
に基づき説明する。51は複数の空気取入口51Bを有
し内面が野菜容器背面と面一となるように野菜容器20
の背面に形成された収納部としての背面開口の凹所であ
り、52はこの収納部51に収納され野菜室16(詳し
くは野菜容器20)内の空気中のエチレンガス及び異臭
を吸着かつ分解除去する触媒(機能及び材質は第1実施
例の触媒32と同様のもの)である。53はこの触媒5
2及び収納部51と野菜容器20の周囲空気とを遮断し
収納部51の背面開口を閉塞するカバーである。尚、収
納部51の奥行きはカバー53の高さ(奥行き)と同じ
か若しくは若干大きめに設定しておくことが好ましい。
また、収納部51、触媒52及びカバー53にて鮮度保
持装置S3を構成する。
【0045】この第3実施例によれば、野菜容器の背面
は、冷蔵室(特に冷蔵室用冷気ダクトの下端)から流下
する空気が最も当たりやすい為に、野菜容器20内で最
も低い温度になりやすく、この野菜容器20の背面に設
けられた鮮度保持装置S3により、容器の背面とその近
傍部分の空気中のエチレンガス及び異臭成分が集中的に
除去されることとなる。また引出扉11の開閉(引出)
操作にあたり若干野菜容器20内の空気が前後に流動す
るが、この若干の空気流動により野菜容器20内の空気
中のエチレンガスの濃度分布を均一な状態として低下さ
せやすくなる。。
【0046】因みにこの野菜容器の背面に鮮度保持装置
を設ける別の例として、図示しないが、野菜容器背面に
前面開口の収納部を形成し、複数の空気取入口を有しこ
の収納部の前面開口を閉塞するように野菜容器20の内
側からカバーを取り付ける。そしてこのカバーと収納部
との間に挟むようにして触媒を設けるようにしてもよ
い。
【0047】最後に本発明の触媒を使って実際にエチレ
ンガス及び臭気成分を吸着する様子を観察した結果を図
6乃至図8に基づき簡単に説明する。図6乃至図8の横
軸には何れも観察開始からの経過時間(単位は分)を等
間隔で表し、縦軸にはそれぞれエチレンガスの濃度、メ
チルメルカプタンの濃度及びトリメチルアミンの濃度
(単位は何れもppm)を対数的に表している。
【0048】まず図6について説明すると、容量及び形
が同じ2つのガロン瓶を用意し、一方の瓶に脱臭専用の
触媒(以下試料Aという)を1gと初濃度が1060p
pmとなるようにエチレンガスを封入し、他方の瓶に本
発明の触媒シート(以下試料Bという)を1gと初濃度
が1060ppmとなるようにエチレンガスを封入す
る。そして、両ガロン瓶を温度6℃、湿度R.H.90
%に安定させた測定室に設置して各エチレンガス濃度の
変化を観察した(いわゆるガロン瓶法と称するやり方で
ある)。今回の観察にあたっては8時間のガス濃度変化
が示してある。図6に示す結果から、試料B(即ち本発
明の触媒シート)のエチレンガス吸着除去性能が試料A
(脱臭専用触媒)に比較してはるかに優れていること、
及び短時間で0.数ppmまで低下させられることが分
かる。
【0049】次に図7について説明すると、容量及び形
が同じ2つのガロン瓶を用意し、一方の瓶に脱臭専用の
触媒(以下試料Aという)を0.2gと初濃度が0.1
ppmとなるようにメチルメルカプタンを封入し、他方
の瓶に本発明の触媒シート(以下試料Bという)を0.
2gと初濃度が0.1ppmとなるようにメチルメルカ
プタンを封入する。そして、両ガロン瓶を温度6℃、湿
度R.H.90%に安定させた測定室に設置して、各瓶
のメチルメルカプタン濃度の変化を観察するガロン瓶法
で行った。今回の観察にあたっては6時間のガス濃度変
化が示してある。
【0050】最後に図8について説明すると、容量及び
形が同じ2つのガロン瓶を用意し、一方の瓶に脱臭専用
の触媒(以下試料Aという)を0.2gと初濃度が0.
1ppmとなるようにトリメチルアミンを封入し、他方
の瓶に本発明の触媒シート(以下試料Bという)を0.
2gと初濃度が0.1ppmとなるようにトリメチルア
ミンを封入する。そして、両ガロン瓶を温度6℃、湿度
R.H.90%に安定させた測定室に設置して、各瓶の
トリメチルアミン濃度の変化を観察するガロン瓶法で行
った。今回の観察にあたっては6時間のガス濃度変化が
示してある。
【0051】図7乃至図8に示す結果から、両試料とも
脱臭能力は似たような変化をしているが、若干試料Bが
優れていることが分かる。
【0052】
【発明の効果】請求項1によれば、野菜容器の側面或い
は蓋体に設けられた触媒により、触媒と野菜容器内の空
気とが接触して空気中のエチレンガスを吸着及び分解除
去できる一方、野菜容器内の空気に含まれる異臭をも吸
着及び分解除去することができ分解除去された空気は野
菜容器内に放出される。即ち、エチレンガスと異臭の発
生に伴い各成分の吸着及び分解除去並びに放出という空
気成分の活動サイクルが野菜容器内部で野菜容器外部と
は別個になされる。このため、従来の冷蔵庫に単に触媒
を追加するだけの簡単な改良で容器内のエチレンガスと
異臭を除去でき、しかも自浄能力により触媒を長期間に
わたり(半永久的に)活用できる。
【0053】また請求項2によれば、収納部に収納した
触媒により野菜容器内の空気に含まれるエチレンガスだ
けでなく異臭を吸着並びに分解することができ、清浄な
気体として再び収納部の空気取入口から野菜容器内に排
出できるので、野菜容器の上部を中心として野菜容器内
のエチレンガス濃度の上昇を長期にわたり抑制できると
ともに野菜容器に収納される食品の腐敗を抑制でき、且
つ野菜容器内の異臭を除去できるため引出扉の開閉操作
時において野菜容器上部から外部に漏れる空気の臭いが
気にならなくなる。
【0054】また請求項3によれば、収納部とカバーと
の間に配置される触媒と野菜容器外周の冷気とを、蓋体
により完全に遮断できる。またカバーと蓋体の下面とが
面一になることから、引出扉の引き出し時に野菜容器が
このカバー及び触媒に接触しておのおのが破損する不具
合はなくなる。
【0055】また請求項4によれば、野菜容器の背面に
設けられた鮮度保持装置により、野菜容器内で最も低い
温度になりやすい背面とその近傍部分の空気中のエチレ
ンガス及び異臭成分を集中的に除去できる。引出扉の開
閉操作にあたり若干野菜容器内の空気が前後に流動する
が、この流動により野菜容器内の空気中のエチレンガス
濃度の分布を均一にしやすい。
【0056】また請求項5によれば、活性炭でエチレン
ガス及び異臭を吸着し、吸着したエチレンガスを塩化パ
ラジウムで分解し、吸着した異臭をマンガンで分解する
とともに、各成分がバインダで一体にされ且つ板状にさ
れるので、各成分を複層構造にするものに比してそのガ
ス吸着能力及びガス分解能力を触媒全体で均一なものに
作成しやすい。
【0057】また請求項6によれば、バインダに疎水性
が有ればバインダ自体には水分が浸入しにくくなりしか
もエチレンガスや異臭成分がバインダに溶け込みにくく
なって、エチレンガスや異臭成分の透過性がよくなりこ
れらを活性炭で吸着しやすくなる。また、触媒を湿気が
籠もりやすい野菜容器内に配置してもバインダの疎水性
により触媒に湿気がつきにくくなり且つゴミや汚汁等も
つきにくくなり、触媒を長期にわたって衛生的な状態に
保てる。
【0058】また請求項7によれば、触媒が不織布で被
われているので、触媒の型崩れが抑制防止される。しか
も一般的に親水性を有する材料で作られる不織布にも疎
水性処理を施せば触媒自体の疎水性が保て、さらに不織
布及び触媒表面に抗菌処理や防かび処理を施せば触媒を
より衛生的に維持しやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】冷蔵庫の縦断面図である。
【図2】野菜容器・蓋体及び鮮度保持装置の第1実施例
を示す分解斜視図である。
【図3】野菜容器・蓋体及び鮮度保持装置の第2実施例
を示す分解斜視図である。
【図4】鮮度保持装置を蓋体にセットした状態の図3対
応の要部縦断面図である。
【図5】鮮度保持装置を野菜容器背面に設けた第3実施
例を示す分解斜視図である。
【図6】本発明の触媒によるエチレンガス除去性能を示
すための時間濃度変化のグラフである。
【図7】本発明の触媒による第1臭成分(メチルメルカ
ブタン)除去性能を示すための時間濃度変化のグラフで
ある。
【図8】本発明の触媒による第2臭成分(トリメチルア
ミン)除去性能を示すための時間濃度変化のグラフであ
る。
【符号の説明】
1 冷蔵庫 11 扉体(引出扉) 16 野菜室 18 蓋体 20 野菜容器 31 収納部 32 触媒 33 カバー S1 鮮度保持装置 41 収納部 42 触媒 43 カバー S2 鮮度保持装置 51 収納部 52 触媒 53 カバー S3 鮮度保持装置

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 野菜や果実等を収納する野菜室には、ア
    ームを有する引出扉と、前記アームに着脱自在に取り付
    けられる上面開口の野菜容器と、前記引出扉の閉塞時に
    この野菜容器の上面開口を塞ぐ蓋体とを設けた冷蔵庫に
    おいて、前記野菜容器の側面或いは蓋体の何れかに野菜
    容器内のエチレンガス及び異臭を吸着及び分解除去する
    触媒を設けたことを特徴とする冷蔵庫。
  2. 【請求項2】 野菜や果実等を収納する野菜室には、ア
    ームを有する引出扉と、前記アームに着脱自在に取り付
    けられる上面開口の野菜容器と、前記引出扉の閉塞時に
    この野菜容器の上面開口を塞ぐ蓋体とを設けた冷蔵庫に
    おいて、前記蓋体には、複数の空気取入口を有する収納
    部と、この収納部に収納され野菜容器内のエチレンガス
    並びに異臭を吸着及び分解除去する触媒と、この触媒及
    び収納部と野菜容器周囲の空気とを遮断するカバーとか
    らなる鮮度保持装置を設けたことを特徴とする冷蔵庫。
  3. 【請求項3】 野菜や果実等を収納する野菜室には、ア
    ームを有する引出扉と、前記アームに着脱自在に取り付
    けられる上面開口の野菜容器と、前記引出扉の閉塞時に
    この野菜容器の上面開口を塞ぐ蓋体とを設けた冷蔵庫に
    おいて、前記蓋体には、下面開口の収納部と、空気取入
    口を有し収納部の下面開口を閉塞するように蓋体に取り
    付けられるカバーと、このカバーと収納部との間に配置
    され野菜容器内のエチレンガス並びに異臭を吸着及び分
    解除去する触媒とを設けたことを特徴とする冷蔵庫。
  4. 【請求項4】 野菜や果実等を収納する野菜室には、ア
    ームを有する引出扉と、前記アームに着脱自在に取り付
    けられる上面開口の野菜容器と、前記引出扉の閉塞時に
    この野菜容器の上面開口を塞ぐ蓋体とを設けた冷蔵庫に
    おいて、前記野菜容器の背面には、複数の空気取入口を
    有する収納部と、この収納部に収納され野菜容器内のエ
    チレンガス並びに異臭を吸着及び分解除去する触媒と、
    この触媒及び収納部と野菜容器周囲の空気とを遮断する
    カバーとからなる鮮度保持装置を設けたことを特徴とす
    る冷蔵庫。
  5. 【請求項5】 野菜や果実等を収納する野菜室には、ア
    ームを有する引出扉と、前記アームに着脱自在に取り付
    けられる上面開口の野菜容器と、前記引出扉の閉塞時に
    この野菜容器の上面開口を塞ぐ蓋体とを設けた冷蔵庫に
    おいて、前記野菜容器の側面或いは蓋体の何れかに触媒
    を設け、この触媒は、エチレンガス及び異臭成分を吸着
    する活性炭と、エチレンガスを分解する塩化パラジウム
    と、異臭成分を分解するマンガンと、これらマンガン、
    塩化パラジウム及び活性炭を板状に形成するバインダと
    から構成されていることを特徴とする冷蔵庫。
  6. 【請求項6】 前記バインダとして疎水性を有する成分
    を含有してなる請求項5に記載の冷蔵庫。
  7. 【請求項7】 前記触媒は不織布で被われていることを
    特徴とする請求項5又は請求項6に記載の冷蔵庫。
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