JP2001248828A - ガス燃焼機器 - Google Patents

ガス燃焼機器

Info

Publication number
JP2001248828A
JP2001248828A JP2000062037A JP2000062037A JP2001248828A JP 2001248828 A JP2001248828 A JP 2001248828A JP 2000062037 A JP2000062037 A JP 2000062037A JP 2000062037 A JP2000062037 A JP 2000062037A JP 2001248828 A JP2001248828 A JP 2001248828A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
safety valve
mover
operator
separated position
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000062037A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4064594B2 (ja
Inventor
Machiko Abe
真千子 阿部
Kanji Kawarabayashi
幹治 河原林
Kazuko Kuwabara
和子 桑原
Takashi Oya
崇史 大宅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Osaka Gas Co Ltd
Rinnai Corp
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
Rinnai Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Osaka Gas Co Ltd, Rinnai Corp filed Critical Osaka Gas Co Ltd
Priority to JP2000062037A priority Critical patent/JP4064594B2/ja
Publication of JP2001248828A publication Critical patent/JP2001248828A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4064594B2 publication Critical patent/JP4064594B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 安全弁の可動子が離反位置(開弁位置)に保
持されたことを操作者に確実に認識させるガス燃焼機器
を創作する。 【解決手段】 ガス炊飯器50は、炊飯釜52、その炊
飯釜52を加熱するガスバーナ88、そのガスバーナ8
8に点火するイグナイタ62、炊飯釜52の温度を検知
するサーミスタ90、所定の温度になったときガスバー
ナ88の燃焼炎を自動消火する自動消火回路86、ガス
バーナ88の燃焼熱を検知すると起電力を生じるサーモ
カップル56、サーモカップル56からの出力電圧と着
火レベル電圧または消火レベル電圧とを比較する比較回
路58、ガス炊飯器50の動作を制御するマイクロコン
ピュータ64、そのマイクロコンピュータ64の出力に
応じてスイッチングするスイッチング素子82、そのス
イッチング素子82のオフによって閉弁する安全弁2
4、その安全弁24の可動子34が電磁アクチュエータ
36によって離反位置に保持されたことを報知する圧電
ブザー67等から構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガス燃焼機器に関
する。特に安全弁を有するガス燃焼機器に好適に利用で
きるものである。
【0002】
【従来の技術】ガス燃焼機器は一般に、操作者が点火す
るときに操作する操作部材(例えば操作レバー)と、ガ
ス取入口とガスバーナの間のガス流路に挿入された安全
弁と、操作部材と安全弁の間に設けられていて操作部材
を操作したときに安全弁を開ける連結機構を備えてい
る。また、その安全弁は、ガス通過孔と、そのガス通過
孔の周囲に形成された当接面と、その当接面に当接する
位置と離反する位置の間で移動する可動子と、その可動
子を燃焼中は離反位置(開弁位置)に保持して燃焼停止
時に当接位置(閉弁位置)に復帰させるアクチュエータ
を有している。
【0003】このアクチュエータは、一般に、ガスバー
ナの燃焼熱によって起電力を発生する熱電対に接続さ
れ、燃焼継続中、熱電対に生じる起電力で可動子を離反
位置に保持するように用いられる。この場合、操作者
は、操作部材を操作して可動子を離反位置まで移動させ
た以降、燃焼が開始して熱電対が起電力を発生させ始め
るまでの間、操作部材を操作し続ける必要がある。ま
た、アクチュエータの中には、電池等から供給される電
力を利用して、可動子を開弁位置に保持するものが知ら
れている。この方式によると、操作部材が操作された時
点、即ち、まだ燃焼が開始していない時点でアクチュエ
ータに通電を開始させることが可能である。よって、操
作者が燃焼開始前に操作部材の操作を中止してしまって
も、アクチュエータによって開弁状態を保持できる。こ
のように、燃焼開始前から強制的に可動子を離反位置に
保持する方式にすると、燃焼開始まで操作し続けること
が必要とされなくなり、点火操作が容易化される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、アクチ
ュエータをいずれの方式で用いるにせよ、従来のガス燃
焼機器の場合、安全弁の可動子がアクチュエータによっ
て離反位置に保持されたことを操作者に知らせる手段を
有していなかった。よって、操作者の意識では操作部材
の操作したことで可動子が離反位置に保持されたと思っ
ていても、実際には離反位置に保持されていない場合も
生じ得る。この場合、可動子を当接位置(閉弁位置)へ
付勢するスプリングの作用により、可動子は当接位置へ
復帰してしまい、閉弁状態に戻ってしまう。
【0005】例えば、ガス炊飯器やガス乾燥機のような
ガス燃焼機器においては、操作者はガス燃焼機器の操作
部材を操作した後は、機器から離れて他の作業を行うの
が通常である。ところが、安全弁が離反位置に保持され
ていない場合は、上記のように閉弁状態に戻ってしま
う。この場合に、例えば、ガス炊飯器であれば、米飯が
炊き上がっていると思ってガス炊飯器の元へ行ったら、
実際には米飯が炊き上がっていなかったという問題が生
じてしまう。また、例えば、ガス乾燥機であれば、衣類
または食器等の乾燥が終了していると思ってガス乾燥機
の元へ行ったら、実際には衣類または食器等の乾燥が終
了していなかったという問題が生じてしまう。
【0006】本発明者は、上記の問題を解決するため、
安全弁の可動子が離反位置(開弁位置)に保持されたこ
とを操作者に確実に認識させるガス燃焼機器を創作し
た。
【0007】
【課題を解決するための手段および作用と効果】本発明
に係るガス燃焼機器は、操作者が点火するときに操作す
る操作部材と、ガス取入口とガスバーナの間のガス流路
に挿入された安全弁と、前記操作部材と前記安全弁の間
に設けられていて前記操作部材を操作したときに前記安
全弁を開ける連結機構を備えている。また、前記安全弁
は、ガス通過孔と、そのガス通過孔の周囲に形成された
当接面と、その当接面に当接する位置と離反する位置の
間で移動する可動子と、その可動子を燃焼中は離反位置
に保持して燃焼停止時に当接位置に復帰させるアクチュ
エータとを有している。そして、本発明者が創作した前
記ガス燃焼機器は、前記操作部材が操作されて前記可動
子が前記アクチュエータによって離反位置に保持された
ときに操作者に報知する報知手段を備えている。ここ
で、上記「報知手段」には、圧電ブザー等によって音声
により報知するもののほか、LED等の光表示により報
知するものも含む。本発明に係るガス燃焼機器は、可動
子が離反位置に保持されたときに操作者に報知する手段
を備えている。よって、操作者は、安全弁の可動子が離
反位置(開弁位置)に保持されたことを確実に認識する
ことができる。従って、本発明によれば、操作者の点火
作業が確実になる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1から図3に安全弁機構の横方
向の概略断面図を示す。図1は揺動レバー22の揺動
前、図2は揺動レバー22の揺動中、図3は揺動レバー
22の揺動後を示している。図1から図3に示すよう
に、安全弁機構は、操作者が点火するときに操作する操
作部材の動きによって揺動される揺動レバー22と、ガ
ス取入口とガスバーナの間のガス流路に挿入される安全
弁24と、揺動レバー22と安全弁24との間に設けら
れた作動棒28等を備えている。
【0009】安全弁24は、図2および図3に示す側方
に設けられたガス取入口42から入ってくるガスが通過
するガス通過孔30、そのガス通過孔30の周囲に形成
された当接面32、その当接面32に当接する位置と離
反する位置の間で移動する可動子34、およびその可動
子34を燃焼中は離反位置に保持し燃焼停止時に当接位
置に復帰させる電磁アクチュエータ36等から構成され
ている。電磁アクチュエータ36は、図示しないソレノ
イドコイルを内部に有し、そのソレノイドコイルへの通
電によって吸着される吸着軸40と、そのソレノイドコ
イルへの通電が解かれたときに可動子34を当接面32
に当接する位置へ付勢するスプリング38から構成され
ている。吸着軸40の先端に可動子34が取付けられて
いる。なお、揺動レバー22と作動棒28が特許請求の
範囲に記載の「連結機構」に、電磁アクチュエータ36が
特許請求の範囲に記載の「アクチュエータ」に、それぞ
れ対応する。
【0010】安全弁24のガス通過孔30が開いている
とき、即ち、安全弁24の可動子34が離反位置にある
ときは、ガスはガス取入口42から安全弁24のガス通
過孔30を経て、図示しないガス流出口よりガスバーナ
へ流出する。
【0011】図1から図3を参照して安全弁24の動作
を説明する。図1に示すように、揺動レバー22の操作
前は、可動子34はガス通過孔30の周囲に形成された
当接面32に当接している。即ち、安全弁24は閉弁状
態となっている。次に、図2に示すように、揺動レバー
22が揺動すると、揺動レバー22に当接する作動棒2
8も前進(図2においては右進)する。その結果、吸着
軸40は電磁アクチュエータ36の内部に挿入され、可
動子34は当接面32と離反する位置に移動する。即
ち、安全弁24は開弁状態となる。アクチュエータ36
は可動子34を離反位置に移動させた時点から燃焼停止
時に至るまで、強制的に可動子34を離反位置に保持す
る。即ち、図3に示すように、揺動レバー22が揺動前
の位置に戻っても、可動子34が当接位置(閉弁位置)
に戻らないようにしている。
【0012】通常、アクチュエータ36は、ガスバーナ
の燃焼熱を検知する熱電対の起電力によって励磁されて
可動子34を離反位置に保持する。この場合、操作者
は、揺動レバー22によって可動子34を離反位置まで
移動させた後も、熱電対が燃焼熱を検知して起電力を発
生するまでの間は、揺動レバー22を揺動位置に保持す
る操作を続ける必要がある。本実施の形態に係る電磁ア
クチュエータ36は、電池の電力を利用して、強制的に
可動子34を離反位置に保持する。従って、熱電対が燃
焼熱を検知して起電力を発生する以前に揺動レバー22
が揺動前の位置に戻っても、安全弁24は開弁状態を維
持することになり、操作者は操作部材を操作し続ける必
要がなくなり、点火操作が容易になる。
【0013】図4に、本発明の実施の形態であるガス炊
飯器の構成図を示す。ガス炊飯器50は、炊飯釜52、
その炊飯釜52を加熱するガスバーナ88、そのガスバ
ーナ88に点火するイグナイタ62、炊飯釜52の釜底
52aの温度を検知するサーミスタ90、所定の温度に
なったときガスバーナ88の燃焼炎を自動消火する自動
消火回路86、ガスバーナ88の燃焼熱を検知すると起
電力を生じるサーモカップル56、サーモカップル56
からの出力電圧と着火レベル電圧または消火レベル電圧
とを比較する比較回路58、ガス炊飯器50の動作を制
御するマイクロコンピュータ64、そのマイクロコンピ
ュータ64の出力に応じてスイッチをオン・オフするス
イッチング素子82、そのスイッチング素子82のオフ
によって閉弁する安全弁24、その安全弁24の可動子
34が電磁アクチュエータ36によって離反位置に保持
されたときに報知する圧電ブザー67等から構成されて
いる。この他に、炊飯開始時に操作者が操作する操作部
材19、操作部材19が操作されたときにオンする炊飯
スイッチ(マイクロスイッチ)78、ヒータ54、各種
表示ランプ70、74、各種スイッチ72、76を備え
ている。なお、ガス炊飯器50が特許請求の範囲に記載
の「ガス燃焼機器」に対応する。
【0014】図1から図3、および図4を用いて、安全
弁24の可動子34が離反位置(開弁位置)に保持され
たときに圧電ブザー67によって報知する態様を説明す
る。図1に示す揺動レバー22が揺動して可動子34を
離反位置に達すると、図4に模式的に示すマイクロスイ
ッチ(炊飯スイッチ)78がオンする。このマイクロス
イッチ78がオンすると、マイクロコンピュータ64を
通じてイグナイタ62が駆動する。このイグナイタ62
が駆動することでガスバーナ88に点火される。また、
このマイクロスイッチ78がオンすると、マイクロコン
ピュータ64はスイッチング素子82をオンさせ、電池
からの電力で安全弁24の電磁アクチュエータ36の内
部のソレノイドコイルを励磁する。その結果、操作者の
操作力によって電磁アクチュエータ36内に押し込まれ
た吸着軸40は吸着位置に保持される。即ち、可動子3
4は離反位置に保持される。さらに、このマイクロスイ
ッチ78がオンすることにより、マイクロコンピュータ
64は圧電ブザー67を駆動させる。これにより、操作
者は可動子34が離反位置に保持されたことを認識する
ことができる。なお、ガスバーナ88に点火され、その
燃焼熱によりサーモカップル56が起電力を生じた後
は、電池に代えて、サーモカップル56の起電力により
電磁アクチュエータ36の内部のソレノイドコイルを励
磁する。
【0015】図5に、図4に示すガス炊飯器50の動作
を示すタイムチャート図を示す。図5において、温度検
出手段であるサーミスタ90のグラフに示されるよう
に、時点Aから時点Cは昇温工程であり、炊飯釜52内
が沸騰温度まで上昇する。時点Cから時点Eは水分蒸発
工程であり、炊飯釜52の温度が沸騰温度に維持され
る。時点Eで炊飯釜52内の水分が蒸発してしまうと、
時点Eから時点Gに示されるように炊飯釜52内の温度
がさらに上昇する。時点Gから時点Hは蒸らし工程であ
り、ヒータ54による弱加熱状態となる。時点Hから時
点Iは保温工程である。
【0016】図5に示す時点Aにおいて図4に模式的に
示す操作部材19を操作すると、マイクロスイッチ(炊
飯スイッチ)78がオンする。この結果、イグナイタ6
2が点火作動を開始し、電磁アクチュエータ36の内部
のソレノイドコイルが励磁され始める。また、揺動レバ
ー22により作動棒28が押圧されることで安全弁24
が開弁する。ここで、安全弁24の可動子34は電磁ア
クチュエータ36により離反位置(開弁位置)に保持さ
れるので、揺動レバー22が戻っても閉弁しない。さら
に、マイクロスイッチ78がオンすることでマイクロコ
ンピュータ64が圧電ブザー67を駆動させる。これに
より、操作者は可動子34が離反位置に保持されたこと
を認識することができる。安全弁24が開弁することで
ガスバーナ88にガスが流入してくるので、イグナイタ
62により点火される。このため、熱検知手段であるサ
ーモカップル56の出力電圧も徐々に上昇していき、時
点Bにおいて着火レベル電圧8mVに達する。なお、図
5では、A−Bの区間が大きく拡大されて表示されてい
るが、燃焼開始直後の短い時間内にサーモカップル56
の出力電圧は立ち上がる。サーモカップル56の起電力
が着火レベル電圧8mVに達すると、比較回路58の出
力からマイクロコンピュータ64により燃焼状態に入っ
たと判断される。この結果、イグナイタ62は駆動を停
止する。同時に、燃焼状態に入ったことを操作者に知ら
せるために、炊飯LED74が点灯する。
【0017】時点Cから時点Eの間は炊飯釜52の底5
2aに配置されたサーミスタ90の出力電圧は平衡状態
となっている。即ち、炊飯釜52の底52aの温度はほ
ぼ一定の沸騰温度となっている。時点Cから約3分後の
時点Dにおいて、炊飯釜52の胴部52bを囲っている
ヒータ54がオンされる。時点Eにおける炊飯釜52の
底52aの温度から約35°C上昇した時点Fにおい
て、自動消火回路86が動作し、消火される。このと
き、安全弁24の電磁アクチュエータ36への通電状態
がマイクロコンピュータ64により停止される。この結
果、安全弁24は閉弁する。
【0018】時点Fにおいて自動消火された結果、熱検
出手段であるサーモカップル56の出力電圧も徐々に下
降していく。そして、時点Gにおいて消火レベル電圧6
mVに達した時点で非燃焼状態となったことが確認され
るため、炊飯LED74が消灯する。なお、図5におい
て、F−G区間は大きく拡大されて表示しており、実際
には、サーミスタ90が所定の温度に達して電磁アクチ
ュエータ36の内部のソレノイドコイルへの励磁を中止
した時点Fからサーモカップル56の出力電圧が消火レ
ベル電圧に達する時点Gまでの期間は短い。時点Gから
時点Hまで間は保温LED70が点滅し、蒸らし工程に
入ったことを知らせる。そして、時点Hにおいて蒸らし
工程が完了した後、保温LED70は常時点灯し、炊飯
が完了して保温工程に入ったことを知らせる。最後に、
時点Iにおいて操作者が切スイッチ76を操作すると、
保温のためのヒータ54がオフし、また、保温LED7
0が消灯し、ガス炊飯器50の動作が終了する。
【0019】本発明の実施の形態に係るガス炊飯器50
は、可動子34が離反位置に保持されたときに操作者に
報知する圧電ブザー67を備えている。よって、操作者
は自らの操作により可動子34が離反位置に保持された
ことを確実に認識できる。このため、ガス炊飯器50に
おいては、操作者が自らの操作により炊飯を開始させた
という意識と、ガス炊飯器50の安全弁24の可動子3
4が離反位置に保持されたことで実際に炊飯が開始した
という事実を一致させることができる。
【0020】本発明に係るガス燃焼機器は、上記の実施
の形態に係るガス炊飯器に限らず、他の機器でもよい。
例えば、湯沸し器、炊飯機能の付いたガスコンロ、ガス
乾燥機等が挙げられる。また、時間条件、温度条件等
は、上記の実施の形態に限定されるものではない。その
他、本発明は上記の実施の形態になんら限定されるもの
ではなく、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変
更、改良を施した形態で実施することができる。
【0021】例えば、マイクロスイッチ78の他に、可
動子34が離反位置に達する前にオンするマイクロスイ
ッチ79を別に設けてもよい。この場合、図1に示す揺
動レバー22が揺動して可動子34が離反位置に達する
前(例えば、可動子34が当接位置(閉弁位置)から移
動した直後)に、図4に模式的に示すマイクロスイッチ
79がオンする。このマイクロスイッチ79がオンする
と、マイクロコンピュータ64を通じてイグナイタ62
が駆動する。このイグナイタ62が駆動することにより
ガスバーナ88に点火される。次いで、可動子34が離
反位置に達すると、マイクロスイッチ78がオンする。
このマイクロスイッチ78がオンすると、マイクロコン
ピュータ64はスイッチング素子82をオンさせ、電池
からの電力で安全弁24の電磁アクチュエータ36の内
部のソレノイドコイルを励磁する。その結果、操作者の
操作力によって電磁アクチュエータ36内に押し込まれ
た吸着軸40は吸着位置に保持される。即ち、可動子3
4は離反位置に保持される。また、このマイクロスイッ
チ78がオンすることにより、マイクロコンピュータ6
4は圧電ブザー67を駆動させる。この態様のように、
離反位置に達する前にオンするマイクロスイッチ79を
設けると、イグナイタ62を早く駆動できる。このた
め、ガスがガスバーナへ流入し始めるよりも早いタイミ
ングでイグナイタ62が点火動作を始めることができ
る。よって、ガスが充満した後に点火するという事態を
避けることができる。
【0022】また、可動子34が離反位置に達する前に
オンするマイクロスイッチ79がオンしたときに、イグ
ナイタ62を駆動させると同時に、電池の電力で電磁ア
クチュエータ36の内部のソレノイドコイルに励磁電流
を流し始めてもよい。この場合、マイクロスイッチ79
がオンした時点から可動子34が離反位置に達するまで
は、ソレノイドコイルに流れる励磁電流はほぼ一定であ
る。しかし、可動子34が離反位置(ソレノイドコイル
に可動子34が吸着された位置)に達すると、その時に
ソレノイドコイル内の磁束が変化するため、ソレノイド
コイルのインダクタンスが変化する。これに伴って、ソ
レノイドコイルに流れる励磁電流が一瞬変化する。可動
子34が離反位置に達したときに生じるこの励磁電流の
変化を利用して、可動子34がソレノイドコイルに吸着
されたことを検知することができ、その時に、マイクロ
コンピュータ64を通じて圧電ブザー67をスイッチン
グさせ、駆動させることができる。この態様によれば、
1つのマイクロスイッチ79のみで、イグナイタ62を
早く駆動でき、また、圧電ブザー67を駆動させること
ができる。
【0023】また、この態様では、可動子34が離反位
置に達する前から電磁アクチュエータ36のソレノイド
コイルを励磁させている。よって、可動子34が離反位
置に達するにつれて吸着軸40は電磁アクチュエータ3
6に吸着されて引っ張られる状態になる。従って、操作
者が操作部材を押し込む際に、可動子34が離反位置に
達するにつれて操作部材が引っ張られるような感触が得
られる。このため、操作者はこの引っ張られる感触によ
り、可動子34が離反位置に保持されつつあることを認
識することができる。
【0024】その他にも、例えば、本実施の形態では、
点火完了を待たずに、操作部材19により可動子34を
離反位置を移動させた時点で電池の電力により電磁アク
チュエータ36を駆動して安全弁24を開弁状態に保持
しているが、点火完了を待って開弁状態に保持してもよ
い。また、本実施の形態では、電磁アクチュエータ36
の駆動電源を電池から得ているが、商用電源66を利用
して電力を得てもよいし、サーモカップル56の起電力
を利用してもよい。さらに、本実施の形態では、圧電ブ
ザー67によって音声で報知しているが、LED等の光
表示で報知してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】安全弁機構の横方向の概略断面図(操作前)
【図2】安全弁機構の横方向の概略断面図(操作中)
【図3】安全弁機構の横方向の概略断面図(操作後)
【図4】本発明の実施の形態に係るガス炊飯器の構成図
【図5】図4に示すガス炊飯器の動作を示すタイムチャ
ート図
【符号の説明】
揺動レバー…22 安全弁…24 可動子…34 電磁アクチュエータ…36 吸着軸…40 ガス炊飯器…50 サーモカップル…56 比較回路…58 圧電ブザー…67 スイッチング素子…82 サーミスタ…90
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河原林 幹治 大阪府大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪瓦斯株式会社内 (72)発明者 桑原 和子 大阪府大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪瓦斯株式会社内 (72)発明者 大宅 崇史 愛知県名古屋市中川区福住町2番26号 リ ンナイ株式会社内 Fターム(参考) 3K068 AA01 BB12 BB20 BB25 DA14 DA16

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作者が点火するときに操作する操作部
    材と、ガス取入口とガスバーナの間のガス流路に挿入さ
    れた安全弁と、前記操作部材と前記安全弁の間に設けら
    れていて前記操作部材を操作したときに前記安全弁を開
    ける連結機構とを備え、 前記安全弁は、ガス通過孔と、そのガス通過孔の周囲に
    形成された当接面と、その当接面に当接する位置と離反
    する位置の間で移動する可動子と、その可動子を燃焼中
    は離反位置に保持して燃焼停止時に当接位置に復帰させ
    るアクチュエータとを有し、 前記操作部材が操作されて前記可動子が前記アクチュエ
    ータによって離反位置に保持されたことを操作者に報知
    する報知手段を備えたガス燃焼機器。
JP2000062037A 2000-03-07 2000-03-07 ガス炊飯器 Expired - Fee Related JP4064594B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000062037A JP4064594B2 (ja) 2000-03-07 2000-03-07 ガス炊飯器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000062037A JP4064594B2 (ja) 2000-03-07 2000-03-07 ガス炊飯器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001248828A true JP2001248828A (ja) 2001-09-14
JP4064594B2 JP4064594B2 (ja) 2008-03-19

Family

ID=18582098

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000062037A Expired - Fee Related JP4064594B2 (ja) 2000-03-07 2000-03-07 ガス炊飯器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4064594B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030070997A (ko) * 2002-02-27 2003-09-03 주식회사 기가씨앤이 자동 착화 및 소화기능과 화재예방 기능을 구비한 가열제어 장치 및 방법

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030070997A (ko) * 2002-02-27 2003-09-03 주식회사 기가씨앤이 자동 착화 및 소화기능과 화재예방 기능을 구비한 가열제어 장치 및 방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP4064594B2 (ja) 2008-03-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2507450C2 (ru) Способ и регулирующая газовая арматура для контроля зажигания газового устройства
JP5134520B2 (ja) ガスコンロ
JP2006308228A (ja) ガスコンロ
JP5538456B2 (ja) ガス燃焼装置
KR101244018B1 (ko) 가스레인지
JP5134677B2 (ja) ガスコンロ
JP2011106796A (ja) ガスコンロ
JP6084525B2 (ja) ガスコンロ
JP2001248828A (ja) ガス燃焼機器
JP2010196937A (ja) ガスコンロ
JP4181674B2 (ja) 燃焼装置
JP5175784B2 (ja) ガスコンロ
JP6532698B2 (ja) ガスコンロ
JP3312354B2 (ja) ラッチ式電磁弁を備えたガス器具
JP6512629B2 (ja) ガスコンロ
JP2024000785A (ja) 燃焼装置および加熱調理器
JP3650389B2 (ja) 燃焼装置
JP5731958B2 (ja) 湯沸器
CN108072056B (zh) 燃气器具
JP3244949B2 (ja) 立消え安全装置付きガス燃焼器具
JP2024000786A (ja) 燃焼装置および加熱調理器
JP5175795B2 (ja) ガスコンロ
JP6534266B2 (ja) ガスコンロ
JP5175792B2 (ja) ガスコンロ
JP2008267639A (ja) ガス燃焼装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060215

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070717

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070807

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070928

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071218

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071227

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110111

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees