JP2001248703A - アクチュエータ - Google Patents

アクチュエータ

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JP2001248703A
JP2001248703A JP2000061780A JP2000061780A JP2001248703A JP 2001248703 A JP2001248703 A JP 2001248703A JP 2000061780 A JP2000061780 A JP 2000061780A JP 2000061780 A JP2000061780 A JP 2000061780A JP 2001248703 A JP2001248703 A JP 2001248703A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】軽量且つ簡素でありながら、振動を抑制でき
る、直線案内軸受装置などに用いられると好適なアクチ
ュエータを提供する。 【解決手段】無端ベルト211に対し、主軸受220が
取り付けられた側とは駆動プーリ209、従動プーリ2
10aを挟んで反対側において接続され、カウンタガイ
ドレール231に沿って移動可能なカウンタ軸受230
を備えているので、主軸受220とカウンタ軸受230
とを逆方向に移動させることにより、加速時又は減速時
などに生じる主軸受の反力を抑えることが出来、それに
より振動の抑制を図ることが出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば製造装置等
の直線案内軸受装置等に用いられると好適なアクチュエ
ータに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば製造装置などにおいては、ワーク
のごとき物体を駆動するために直線案内軸受装置が用い
られている。図7(a)は、従来技術に係る直線案内軸
受装置100を示す斜視図であり、図7(b)は、かか
る構成をVIIB−VIIB線で切断して矢印方向に見た図であ
る。
【0003】ベース101の両端上には、レール支持台
102,103がねじ止めされている。レール支持台1
02,103に掛け渡されるようにして、断面が矩形状
のガイドレール104が配置されている。レール支持台
102,103の側方において、ベース101上には、
断面がコ字状のモータ支持台105とプーリ支持台10
6とが配置されている。
【0004】モータ支持台105には、モータ108が
回転軸(不図示)を下方に突出させた状態で取り付けら
れている。その回転軸には、歯付きの駆動プーリ109
が取り付けられている。プーリ支持台106には、歯付
きの従動プーリ110aを回転自在に支持するプーリハ
ウジング110が取り付けられている。駆動プーリ10
9と従動プーリ110aとの間には、ガイドレール10
4に沿う方向に、歯付きベルト(無端ベルト)111が
掛け渡されている。なお、本明細書で「無端ベルト」と
は、もともと無端状のものに加え、所望の長さの有端の
ベルトの両端を結合し、無端状としたものも含むものと
する。
【0005】図7(b)に示すように、歯付きベルト1
11の一部は、固定具121により空気軸受ユニット1
20に取り付けられている。ワーク(不図示)などが取
り付けられた空気軸受ユニット120は、4枚の矩形板
122〜125を、ガイドレール104の周囲に上下左
右に組み合わせ、ガイドレール104に沿って移動自在
となっている。矩形板122〜125の内方には、ポケ
ット122a〜125aが設けられ、不図示の空気源か
ら供給された圧縮空気によって、ガイドレール104に
対しガイド板122〜125がわずかに離隔するように
なり、殆ど摩擦なく移動できるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来技術の直線
案内軸受装置によれば、軽量且つ簡素な構成を有し、低
コストであるという利点がある。ところで、半導体製造
装置などにおいては、機械の振動などを嫌う傾向があ
る。ところが、従来技術の直線案内軸受装置によれば、
ワーク搬送用の空気軸受ユニット120が、比較的質量
があるため、特に加減速時などにおいて、質量のアンバ
ランスなどに基づき振動が生じる恐れがある。かかる振
動を抑えようとすると、装置の剛性を高める必要がある
が、それにより装置の重量化且つ大型化を招くという問
題がある。
【0007】そこで、本発明は、軽量且つ簡素でありな
がら、振動を抑制できる、直線案内軸受装置などに用い
られると好適なアクチュエータを提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
本発明のアクチュエータは、駆動装置により回転駆動さ
れる駆動プーリと、回転自在に支持された従動プーリ
と、前記駆動プーリと、前記従動プーリとの間に掛け渡
された無端ベルトと、ガイドレールと、前記無端ベルト
に接続され、かつ前記ガイドレールに沿って移動可能な
主軸受とを備えた案内軸受装置と、カウンタガイドレー
ルと、前記無端ベルトに対し、前記主軸受が取り付けら
れた側とは前記両プーリを挟んで反対側において接続さ
れ、かつ前記カウンタガイドレールに沿って移動可能な
カウンタ軸受とを備えたカウンタ軸受装置と、を有する
ものである。
【0009】
【作用】本発明のアクチュエータによれば、駆動装置に
より回転駆動される駆動プーリと、回転自在に支持され
た従動プーリと、前記駆動プーリと、前記従動プーリと
の間に掛け渡された無端ベルトと、ガイドレールと、前
記無端ベルトに接続され、かつ前記ガイドレールに沿っ
て移動可能な主軸受とを備えた案内軸受装置と、カウン
タガイドレールと、前記無端ベルトに対し、前記主軸受
が取り付けられた側とは前記両プーリを挟んで反対側に
おいて接続され、かつ前記カウンタガイドレールに沿っ
て移動可能なカウンタ軸受とを備えたカウンタ軸受装置
と、を有するので、前記主軸受と前記カウンタ軸受とを
逆方向に移動させることにより、加速時又は減速時など
に生じる主軸受の反力を抑えることが出来、それにより
振動の抑制を図ることが出来る。この場合、主軸受及び
これに取り付けられるワークの質量と、カウンタ軸受の
質量とを近くするほど効果的である。
【0010】尚、ガイドレール及びカウンタガイドレー
ルは、円筒状であれば、角柱状のものに比し、より低コ
ストで製造でき、また同一断面積で比較した場合、角柱
よりも断面2次モーメントが大きいので、撓み量が少な
くなって振動抑制に有利であるが、これに限らず角柱を
用いても良い。ただし、この場合にも、主軸受側の質量
とカウンタ軸受の質量とをできるだけ近くすることが好
ましい。
【0011】又、主軸受及びカウンタ軸受は、転がり軸
受、滑り軸受、空気軸受など各種の態様が考えられる。
【0012】前記ガイドレールが複数本(例えば2本)
平行して設けられてなり、各々のガイドレールに係合す
る主軸受が結合されており、更に、結合された主軸受の
重心位置に重なる位置に前記無端ベルトが接続されてい
ると、ガイドレールを円筒状としても、主軸受の回転を
防止することが出来、また振動を抑制できる。
【0013】前記ガイドレールが複数本(例えば2本)
平行して設けられてなり、各々のガイドレールに係合す
る主軸受が、ガイドレールに沿った方向でオフセットし
て結合されていると、ガイドレールの軸線を含む平面内
で主軸受を回転させるような方向のモーメント負荷に対
する剛性も高めることができる。
【0014】前記ガイドレールが複数本(例えば2本)
平行して設けられてり、各々のガイドレールに係合する
主軸受がバネ手段(例えば板ばね)により結合されてい
ると、各ガイドレール間の平行度不良などによる軸受間
の競り合いを抑制することができ、振動をさらに抑制で
きる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について詳細に説明する。図1は、第1の実施
の形態にかかるアクチュエータを含む直線案内軸受装置
200を示す斜視図である。駆動プーリ209と、従動
プーリ210aと、ガイドレール204と、主軸受22
0と、カウンタガイドレール231と、カウンタ軸受2
30とでアクチュエータを構成する。
【0016】ベース201の両端上には、レール支持台
202,203が固定されている。レール支持台20
2,203に掛け渡されるようにして、断面が円形状の
ガイドレール204と、カウンタガイドレール231が
平行して配置されている。
【0017】レール支持台203には、モータ208が
回転軸(不図示)を下方に突出させた状態で取り付けら
れている。その回転軸には、歯付きの駆動プーリ209
が取り付けられている。レール支持台202には、歯付
きの従動プーリ210aを回転自在に支持するプーリハ
ウジング210が取り付けられている。駆動プーリ20
9と従動プーリ210aとの間には、ガイドレール20
4に沿う方向に、無端ベルトとしての歯付きベルト21
1が掛け渡されている。
【0018】歯付きベルト211の一部は、固定具22
1により主軸受220に取り付けられている。ワーク
(不図示)などを搭載可能となっている主軸受220
は、円管状であって、ガイドレール204に嵌合する内
径を有し、ガイドレール204に沿って移動自在となっ
ている。主軸受220は、いわゆる多孔質静圧気体軸受
であり、内周部はグラファイト多孔質で形成され、不図
示の空気源から供給された圧縮空気によって、ガイドレ
ール204に対し主軸受220がわずかに離隔するよう
になり、殆ど摩擦なく移動できるようになっている。
【0019】更に、歯付きベルト211の一部は、駆動
プーリ209と従動プーリ210aを挟んで対向する位
置において、固定具221と同様の固定具232により
カウンタ軸受230に取り付けられている。カウンタ軸
受230は、主軸受220と同様に円管状であって、カ
ウンタガイドレール231に嵌合する内径を有し、カウ
ンタガイドレール231に沿って移動自在となってい
る。カウンタ軸受230も多孔質静圧気体軸受であり、
内周部はグラファイト製の多孔質で形成され(不図
示)、不図示の空気源から供給された圧縮空気によっ
て、カウンタガイドレール231に対しカウンタ軸受2
30がわずかに離隔するようになり、殆ど摩擦なく移動
できるようになっている。
【0020】本実施の形態に動作について説明すると、
不図示の空気源から供給された圧縮空気によって、不図
示の空気源から供給された圧縮空気によって、ガイドレ
ール204に対し主軸受220がわずかに離隔するよう
になり、カウンタガイドレール231に対しカウンタ軸
受230がわずかに離隔した状態に維持される。
【0021】ここで、モータ208が駆動プーリ209
を駆動した場合、ガイドレール204に沿って主軸受2
20が殆ど摩擦なく、またカウンタガイドレール231
に対しカウンタ軸受230が殆ど摩擦なく移動される。
この際、加速又は減速時に生じる駆動反力は、主軸受2
20に対向して設けられたカウンタ軸受230により相
殺され、振動を抑制できるようになっている。なお、主
軸受220及びこれにより搬送される不図示のワークの
質量と、カウンタ軸受230の質量とをほぼ一致させる
ようにすると、駆動反力をより効果的に相殺できる。
【0022】ところで、図1に示す実施の形態において
は、主軸受220とガイドレール204が円筒状である
ので、主軸受220にワークを搭載したときに、その質
量のアンバランスにより主軸受220が軸線回りに回転
する恐れがある。従って、このようなアンバランスが大
きく、かつ軸線回りの回転方向変位を極力避けたい用途
の場合には、従来技術と同様にガイドレール204を角
柱状として、主軸受204をこれに対応するように角管
状とすれば、かかる回転を防止できるが、このような構
成を精度良く形成するにはコストがかかる。また、重心
位置を通る方向に駆動力を加えることが難しいため、加
減速時に主軸受220に付与されるモーメント力が大き
くなり、これに耐えるようにするには、主軸受220を
大型化しなくてはならない。以下に述べる第2の実施の
形態においては、かかる不具合を解消することができ
る。
【0023】図2は、第2の実施の形態にかかるアクチ
ュエータを含む直線案内軸受装置300を示す正面図で
ある。図3は、直線案内軸受装置300を示す上面図で
ある。図4は、直線案内軸受装置300を示す側面図で
ある。但し、破線で示す隠れた部分は要部のみを示して
いる。主軸受に対するモータの位置は、図1の実施の形
態と逆となっているが、これは本発明とは無関係であ
る。駆動プーリ309と、従動プーリ310aと、ガイ
ドレール304a、304bと、主軸受320a、32
0bと、カウンタガイドレール331と、カウンタ軸受
330とでアクチュエータを構成する。
【0024】ベース301の両端上には、レール支持板
302,302が取り付けられている。レール支持板3
02,302に掛け渡されるようにして、断面が円筒の
ガイドレール304a、304bが上下に平行して配置
されている。また、レール支持板302、302の隣に
はレール支持板303,303が取り付けられており、
これらに掛け渡されるようにして、断面が円筒のカウン
タガイドレール331がガイドレール304a、304
bに平行に配置されている。レール支持板302,30
2の外方において、ベース301上には、断面がコ字状
のモータ支持台305とプーリ支持台306とが配置さ
れている。
【0025】モータ支持台305には、モータ308が
回転軸308aを下方に突出させた状態で取り付けられ
ている。モータ308の上部には、モータ308の回転
角度を検出するエンコーダ315が配置されている。そ
の回転軸308aには、歯付きの駆動プーリ309が取
り付けられている。プーリ支持台306には、軸310
bに取り付けられた歯付きの従動プーリ310aを回転
自在に支持するプーリハウジング310が設けられてい
る。駆動プーリ309と従動プーリ310aとの間に
は、ガイドレール304a、304bに沿う方向に、無
端ベルトとしての歯付きベルト311が掛け渡されてい
る。
【0026】歯付きベルト311の一部は、固定具32
1(図4)によりハウジング320cに取り付けられて
いる。図4に示す方向から見て略コ字状の形状を有する
ハウジング320cの上部及び下部の貫通孔に主軸受3
20a及び320bが固定されている。すなわち、ハウ
ジング320cは、ガイドレール304aに係合する主
軸受320aと、ガイドレール304bに係合する主軸
受320bとを互いに連結している。歯付きベルト31
1のハウジング320cに対する取り付け位置は、図4
に示すように、主軸受320a、320bの中心軸を結
んだ線の中間であり、すなわち主軸受320a及び32
0bの重心位置を通過するようになっている。
【0027】さらに、歯付きベルト311の一部は、駆
動プーリ309と従動プーリ310aを挟んで対向する
位置に、固定具321と同様の固定具332によりカウ
ンタ軸受330が取り付けられている。カウンタ軸受3
30は、外形が角柱状の多孔質静圧気体軸受であって、
カウンタガイドレール331に嵌合する内径を有し、カ
ウンタガイドレール331に沿って移動自在となってい
る。
【0028】図3に示されているように、カウンタガイ
ドレール331の側方に、近接センサS1,S2,S3
が配置され、カウンタ軸受330と共に移動する被検出
部材Aを検知するようになっている。
【0029】本実施の形態に動作について説明すると、
不図示の空気源から供給された圧縮空気によって、ガイ
ドレール304a、304bに対し主軸受320a、3
20bがわずかに離隔するようになり、カウンタガイド
レール331に対しカウンタ軸受330がわずかに離隔
した状態に維持される。
【0030】ここで、モータ308が駆動プーリ309
を駆動した場合、ガイドレール304に沿って主軸受3
20a、320bが殆ど摩擦なく、またカウンタガイド
レール331に対しカウンタ軸受330が殆ど摩擦なく
移動される。この際、加速又は減速時に生じる駆動反力
は、主軸受320a、320bに対向して設けられたカ
ウンタ軸受330により相殺され、振動を抑制できるよ
うになっている。尚、主軸受320a、320b、ハウ
ジング320c及び搬送するワークの質量と、カウンタ
軸受330の質量と一致させると、駆動反力をより効果
的に相殺できる。
【0031】本実施の形態によれば、主軸受320a、
320bをハウジング320cで連結して、平行なガイ
ドレール304a、304bに沿って移動させているの
で、ワークに連結した場合でも、主軸受320a、32
0bがガイドレール304a、304b回りに個々に回
転することを抑制でき、またハウジング320cの真直
度を維持できる。又、主軸受320a及び320bの重
心位置を通過する位置で、無端ベルト311とハウジン
グ320cとが取り付けられているので、加減速時にお
ける無端ベルトの駆動力によるモーメント力を低減さ
せ、主軸受320a、320cの小型化と振動抑制とを
図っている。
【0032】尚、カウンタ軸受330は、ワークなどの
搭載物がないこと、及び無端ベルト311に対して真直
度は、あまり必要ではないこともあり、コスト低減等の
観点から1軸構成が好ましい。
【0033】図5は、第3の実施の形態にかかるアクチ
ュエータを含む直線案内軸受装置400を示す正面図で
ある。図6は、図5の構成をVI-VI線で切断して矢印方
向に見た図である。第3の実施の形態は、図2に示す実
施の形態に対し、ハウジングの代わりに、板ばね420
cで主軸受320a、320bを、ガイドレール304
a、304bに沿った方向で互いにΔだけオフセットし
た状態で連結している。尚、図6に示すように、無端ベ
ルト311は、主軸受320a、320bを連結するク
ランク状に折れ曲がったバネ板材からなるホルダ420
dに対し、固定具321と抑え板420eを用いてねじ
固定されるようになっている。ワークは、主軸受320
a、320bいずれに搭載しても構わない。駆動プーリ
309と、従動プーリ310aと、ガイドレール304
a、304bと、主軸受320a、320bと、カウン
タガイドレール331と、カウンタ軸受330とでアク
チュエータを構成する。
【0034】本実施の形態によれば、第2の実施の形態
の如く、主軸受320a、320bをハウジング320
cでリジッド固定した場合に、ガイドレール304a、
304bの自重による撓みや平行度不良などに起因して
生じる主軸受320a、320bの競り合いを、バネ板
420cを用いて弾性的に連結することにより抑制する
ことができる。
【0035】更に、主軸受320a、320bをオフセ
ットさせないで連結した場合には、図5の矢印Mに示す
方向のモーメント負荷に対し傾きが大きくなるが、主軸
受320a、320bをオフセットさせることにより、
軸受サイズを大きくせずに、このモーメント負荷に対す
る傾きを抑制させることが出来る。すなわちこのような
モーメント負荷に対する剛性を比較的小さな軸受により
向上させられる。
【0036】また、ホルダ420dを弾性に富む板材で
形成したので、無端ベルト311と主軸受320a、3
20bとの上下方向の変位を、ホルダ420dの図6で
水平な部分のたわみにより吸収することが出来るので、
主軸受320a、320bに図6で上下方向の余計な力
が掛かる恐れが低い。一方、ガイドレール304a、3
04b方向には、ホルダ240dの剛性が高いため、駆
動力の伝達に遅れが生じるというような問題はない。な
お、図6ではバネ板420cを両側に取り付けている
が、バネ板420cの板厚を増大させ、いずれか片面の
みに設けるようにしてもよい。さらに、図6に示すバネ
板420cを取り外し、ホルダ420dの板厚を増大さ
せて、バネ板420cの代わりに用いることが出来る。
【0037】以上、本発明を実施の形態を参照して説明
してきたが、本発明は上記実施の形態に限定して解釈さ
れるべきではなく、適宜変更・改良が可能であることは
もちろんである。例えば、ガイドレール及びカウンタガ
イドレールは、円筒状であれば、角柱状のものに比し、
より低コストで製造でき、また同一断面積で比較した場
合、角柱よりも断面2次モーメントが大きいので、撓み
量が少なくなって振動抑制に有利であるが、これに限ら
ず角柱を用いても良い。ただし、この場合には、角柱と
円筒の重量を等しくさせることが好ましい。又、主軸受
及びカウンタ軸受は、転がり軸受、滑り軸受、空気軸受
など各種の態様が考えられる。空気軸受としても、実施
の形態で用いた多孔質静圧気体軸受は負荷容量が高く好
ましいが、もちろんオリフィス式等、他の形式でもよ
い。ガイドレールの方を多孔質としてもよい。さらに、
また実施の形態ではプーリ及び無端ベルトとして、高速
用途に特に好適な歯付きのものを用いたが、用途等に応
じ他の種類のものでもよい。
【0038】
【発明の効果】本発明のアクチュエータによれば、駆動
装置により回転駆動される駆動プーリと、回転自在に支
持された従動プーリと、前記駆動プーリと、前記従動プ
ーリとの間に掛け渡された無端ベルトと、ガイドレール
と、前記無端ベルトに接続され、かつ前記ガイドレール
に沿って移動可能な主軸受とを備えた案内軸受装置と、
カウンタガイドレールと、前記無端ベルトに対し、前記
主軸受が取り付けられた側とは前記両プーリを挟んで反
対側において接続され、かつ前記カウンタガイドレール
に沿って移動可能なカウンタ軸受とを備えたカウンタ軸
受装置と、を有するので、前記主軸受と前記カウンタ軸
受とを逆方向に移動させることにより、加速時又は減速
時などに生じる主軸受の反力を抑えることが出来、それ
により振動の抑制を図ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態にかかるアクチュエータを含
む直線案内軸受装置200を示す斜視図である。
【図2】第2の実施の形態にかかるアクチュエータを含
む直線案内軸受装置300を示す正面図である。
【図3】直線案内軸受装置300を示す上面図である。
【図4】直線案内軸受装置300を示す側面図である。
【図5】第3の実施の形態にかかるアクチュエータを含
む直線案内軸受装置400を示す正面図である。
【図6】図5の構成をVI-VI線で切断して矢印方向に見
た図である。
【図7】図7(a)は、従来技術に係る直線案内軸受装
置100を示す斜視図であり、図7(b)は、かかる構
成をVIIB−VIIB線で切断して矢印方向に見た図である。
【符号の説明】
200,300,400 直線案内軸受装置 201,301 ベース 204,304a,304b ガイドレール 220,320a、320b 主軸受 230,330 カウンタ軸受 231、331 カウンタガイドレール 320c ハウジング 420c バネ板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動装置により回転駆動される駆動プー
    リと、 回転自在に支持された従動プーリと、 前記駆動プーリと、前記従動プーリとの間に掛け渡され
    た無端ベルトと、 ガイドレールと、前記無端ベルトに接続され、かつ前記
    ガイドレールに沿って移動可能な主軸受とを備えた案内
    軸受装置と、 カウンタガイドレールと、前記無端ベルトに対し、前記
    主軸受が取り付けられた側とは前記両プーリを挟んで反
    対側において接続され、かつ前記カウンタガイドレール
    に沿って移動可能なカウンタ軸受とを備えたカウンタ軸
    受装置と、を有するアクチュエータ。
JP2000061780A 2000-03-07 2000-03-07 アクチュエータ Expired - Lifetime JP4470128B2 (ja)

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