JP2001247707A - スチレン系樹脂発泡シート - Google Patents

スチレン系樹脂発泡シート

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JP2001247707A
JP2001247707A JP2000397471A JP2000397471A JP2001247707A JP 2001247707 A JP2001247707 A JP 2001247707A JP 2000397471 A JP2000397471 A JP 2000397471A JP 2000397471 A JP2000397471 A JP 2000397471A JP 2001247707 A JP2001247707 A JP 2001247707A
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Tsuneo Doi
恒雄 土井
Teruyoshi Akusawa
輝好 阿久澤
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Sekisui Kasei Co Ltd
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Sekisui Plastics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 初期熟成期間が短く、かつ原反ライフの長い
スチレン系樹脂発泡シートを得る。 【解決手段】 プロパン2〜20重量%、ノルマルブタ
ン0〜39重量%およびイソブタン59〜80重量%か
らなる発泡剤を含むスチレン系樹脂を押出機により押出
して発泡させることにより得られるスチレン系樹脂発泡
シートにより上記の課題を解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熟成期間が短く、
かつ原反ライフの長いスチレン系樹脂発泡シートに関す
る。
【0002】
【従来の技術】スチレン系樹脂発泡シートは、優れた熱
成形性、美粧性、緩衝性を有し、さらに軽量であり製造
コストが安いことから、食品容器等に大量に使用されて
いる。スチレン系樹脂発泡シートは、押出機内でスチレ
ン系樹脂を溶融し、これに発泡剤および気泡調整核剤を
添加し、さらに必要に応じて高級脂肪酸金属塩のような
分散助剤や、流動パラフィンのような潤滑剤を添加して
押出発泡させる方法などにより製造されている。そし
て、上記発泡シートは、真空成形のような2次成形によ
り最終的な製品形状に成形加工される。
【0003】上記発泡シート中の発泡剤は、発泡後、徐
々に逸散する。そのため、発泡シートは、真空成形のよ
うな2次成形に適した発泡剤残量となるように、適当な
熟成期間を経た後、トレイ等の容器に成形加工される。
安定した2次成形性を得るには、発泡シート中に発泡剤
が適当量残存していることが必要である。発泡剤の残存
量が少ないと、2次成形時に目的とする厚みを維持でき
ず、成形品の強度不足や賦形性(形の再現性)の低下が生
じ易い。また、発泡剤の残存量が多過ぎると、成形品の
収縮や反り、さらに表面の荒れ等の成形異常を来たす。
【0004】そこで、発泡シートの原反ライフを延長す
るために、従来、発泡剤として使用されるイソブタンの
比率を上げることにより、発泡剤の逸散速度を遅くする
方法が提案されている[特公平5−42977号公報、
特開平7−165969号公報、特開平8−10007
7号公報および特開平10−60147号公報]。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
7−165969号公報にも明記されている通り、発泡
シート中に残存している発泡剤量が多い間は、発泡剤の
可塑化作用により、熱成形して得られる成形品に表面の
荒れが発生する。そのため、発泡シート製造後から一定
期間は最終製品に成形することができない。したがっ
て、このような方法では、原反ライフが長くなる利点は
あるが、その反面、熱成形が可能となるまでの熟成期間
(以降、初期熟成と称す)を長くする必要性があった。
この初期熟成は、ときには1ケ月以上になる場合もあっ
た。
【0006】また、従来では、気泡径を微細にするた
め、発泡シートを製造する際に無機系の気泡調整核剤を
添加していたが、このような気泡調整核剤を添加する
と、気泡が形成される過程で気泡崩壊(潰れ)が生じ、独
立気泡率が低くなり、腰強度の弱い発泡体が得られやす
いという問題があった。そのため、腰強度の強い成形品
を得るには、無機系の気泡調整核剤の添加量を最小限に
することが望ましい。本発明者らは、上記の問題を解決
すべく鋭意研究した結果、プロパンを発泡剤として組み
入れることにより、初期熟成期間を短くでき、かつ原反
ライフの長い発泡シートが得られることを見出した。ま
た、発泡剤としてプロパンを組み入れることにより、得
られる発泡シートの気泡径が微細になるため、無機系の
気泡調整核剤の添加量を減らすことができ、腰強度の強
い成形品が得られることも見出し、本発明を完成するに
至った。
【0007】
【課題を解決するための手段】かくして本発明によれ
ば、プロパン2〜20重量%、ノルマルブタン0〜39
重量%およびイソブタン59〜80重量%からなる発泡
剤を含むスチレン系樹脂を押出機により押し出して発泡
させて得られたことを特徴とするスチレン系樹脂発泡シ
ートが提供される。
【0008】また、本発明によれば、プロパン10〜2
0重量%、ノルマルブタン0〜39重量%およびイソブ
タン59〜80重量%からなる発泡剤を含むスチレン系
樹脂を押出機により押し出して発泡させて得られたこと
を特徴とするスチレン系樹脂発泡シートが提供される。
【0009】また、本発明によれば、上記のスチレン系
樹脂発泡シートであって、スチレン系樹脂発泡シート製
造後10日経過したときの残存発泡剤量が3.4重量%
以下であり、スチレン系樹脂発泡シート製造後40日経
過したときの残存発泡剤量が2.0重量%以上であるこ
とを特徴とするスチレン系樹脂発泡シートが提供され
る。
【0010】また、本発明によれば、上記のスチレン系
樹脂発泡シートであって、スチレン系樹脂発泡シート製
造後10日経過したときの残存発泡剤量が3.2重量%
以下であり、スチレン系樹脂発泡シート製造後40日経
過したときの残存発泡剤量が2.3重量%以上であるこ
とを特徴とするスチレン系樹脂発泡シートが提供され
る。
【0011】また、本発明によれば、スチレン系樹脂発
泡シート製造後10日経過したときの2次発泡倍率をA
とし、スチレン系樹脂発泡シート製造後40日経過した
ときの2次発泡倍率をBとしたときの比(B/A=2次
発泡低下率)が0.80以上であることを特徴とする上
記のスチレン系樹脂発泡シートが提供される。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明で用いられるスチレン系樹
脂としては、特に限定されないが、例えばポリスチレ
ン、ポリ−p−メチルスチレン等のスチレン系単独重合
体、スチレン−無水マレイン酸共重合体、スチレン−ア
クリロニトリル共重合体、スチレン−ブタジエン共重合
体、スチレン−アクリロニトリル−ブタジエン共重合
体、スチレン−アクリル酸共重合体、スチレン−メタク
リル酸共重合体等のスチレン系共重合体、ポリスチレン
とポリフェニレンオキシドとの混合物等が挙げられる。
【0013】スチレン系樹脂のMFRは、特に限定され
ないが、例えば0.1〜20g/10分程度のものが好
ましい。本発明では、プロパン、ノルマルブタンおよび
イソブタンからなる発泡剤が用いられる。それらの混合
割合は、それぞれ、プロパンが2〜20重量%、好まし
くは10〜20重量%であり、ノルマルブタンが0〜3
9重量%、イソブタンが59〜80重量%である。
【0014】また、本発明では、プロパン、ノルマルブ
タン、イソブタンの他に、例えば少量の炭酸ガスや窒素
等の無機ガス系発泡剤を併用することもできる。本発明
において、スチレン系樹脂に圧入する発泡剤の量は、特
に限定されないが、スチレン系樹脂100重量部当た
り、例えば1〜6重量部程度が好ましい。
【0015】また、本発明では、スチレン系樹脂に、例
えばタルク、炭酸マグネシウム、パーライト、炭酸カル
シウム、クレー、バーミキュライト等の無機系の気泡調
整核剤や、分解型核剤、アゾジカルボンアミド、トリヒ
ドラジノトリアジン、ベンゼンスルホニルセミカルバジ
ド等の有機系核剤、クエン酸をはじめとする有機酸等の
各種添加剤を添加してもよい。但し、無機系の気泡調整
核剤の添加量は、できるだけ少量であることが好まし
く、スチレン系樹脂100重量部に対して、例えば0.
1〜5重量部程度が好ましい。
【0016】また、本発明では、無機系の気泡調整核剤
の分散助剤を併用することもできる。そのような分散助
剤としては、例えばラウリン酸、ステアリン酸、パルミ
チン酸等の炭素数12〜22の高級脂肪酸の金属塩(例
えばCa、Na、Li、Al、Mg等の塩)が挙げられ
る。
【0017】本発明における、スチレン系樹脂発泡シー
トの製造方法は、スチレン系樹脂と無機系の気泡調整核
剤のような添加剤とを混合した後、混合物を押出機に投
入し、加熱溶融した後に、発泡剤を圧入して混練し、押
出機先端の環状ダイから押し出し発泡されるチューブ状
の発泡体を切り開いてシート状にすることにより行われ
る。なお、発泡剤を圧入して溶融混練した発泡性のスチ
レン系樹脂を押し出す際の樹脂温度は130〜180℃
程度である。
【0018】本発明のスチレン系樹脂発泡シートは、上
記のようにプロパン、ノルマルブタンおよびイソブタン
からなる発泡剤中のプロパンの割合を特定の範囲に規定
して得られたものであるから、十分な原反ライフを確保
できるとともに、初期熟成期間を10日間程度に短縮す
ることが可能となる。
【0019】また、本発明のスチレン系樹脂発泡シート
は、上記のようにプロパン、ノルマルブタンおよびイソ
ブタンからなる発泡剤中のプロパンの割合を特定の範囲
に規定して得られたものであるから、スチレン系樹脂発
泡シート製造後10日経過したときの残存発泡剤量を
3.4重量%以下、好ましくは3.2重量%以下とし、
スチレン系樹脂発泡シート製造後40日経過したときの
残存発泡剤量を2.0重量%以上、好ましくは2.3重
量%以上とすることができる。
【0020】また、本発明のスチレン系樹脂発泡シート
は、上記のようにプロパン、ノルマルブタンおよびイソ
ブタンからなる発泡剤中のプロパンの割合を特定の範囲
に規定して得られたものであるから、スチレン系樹脂発
泡シート製造後10日間経過したときの2次発泡倍率を
Aとし、スチレン系樹脂発泡シート製造後40日間経過
したときの2次発泡倍率をBとしたときの比(B/A=
2次発泡低下率)を0.80以上とすることができる。
【0021】本発明では、発泡剤にプロパンを加えるこ
とにより、気泡が微細になり、外観美麗な発泡シートを
得ることができる。その結果、無機系の気泡調整核剤の
添加量を減らすことができ、2次発泡後の腰強度が強い
成形品が得られる。本発明のスチレン系樹脂発泡シート
は、通常、厚み0.5〜5mm程度、坪量70〜500
g/m2程度に成形されるが、厚みおよび坪量はこれら
の範囲に限定されるものではない。
【0022】
【実施例】以下、本発明を、実施例および比較例を挙げ
て説明する。 [実施例1〜7、比較例1〜4]東洋スチレン(株)製
のスチレン系樹脂;HRM−5(MFR=4.1)10
0重量部に対して、気泡調整核剤としてのタルク0.5
重量部をブレンドし、スクリュー口径50mmの押出機
に投入し、加熱溶融した。次いで、表1に示す比率のプ
ロパン、ノルマルブタンおよびイソブタンからなる発泡
剤を、表1に示す圧入量で押出機内の溶融スチレン系樹
脂中に圧入した。次いで、上記押出機に接続されたスク
リュー口径65mmの押出機で、溶融スチレン系樹脂を
155℃まで冷却したのち、サーキュラダイを通して押
出発泡し、坪量200g/m2、厚み2.2mmのスチ
レン系樹脂発泡シートを得た。
【0023】(2次発泡倍率)得られた発泡シートを、
製造後10日経過したときに、幅10cm×長さ10c
m角の試料に作成して、その厚み、幅、長さを測定し
た。次いで、その試料を125℃のオーブン中で150
秒間加熱して発泡(2次発泡)させたときの厚み、幅、長
さを測定した。加熱前と加熱後の体積の比を2次発泡倍
率とした。さらに経時的に40日間、発泡倍率 (2次発
泡倍率) の変化を見た。発泡シートの製造から10日後
および40日後の2次発泡倍率を表1に示す。
【0024】(2次発泡低下率)前記の方法で得られた
40日経過後の2次発泡倍率をBとし、10日経過後の
2次発泡倍率をAとしたときの比(B/A 、2次発泡
低下率)を求めた。その結果を表1に示す。
【0025】
【表1】
【0026】(2次発泡時の発泡シートの表面状態)発
泡シートの製造から10日経過後および40日経過後の
それぞれの発泡シートを上記の方法で2次発泡させた
後、各発泡シートの表面を観察した。表面が荒れていな
いものを[なし]、表面が荒れているものを[発生]と
して評価した。その結果を表2に示す。
【0027】(トレーの成形性)発泡シートの製造から1
0日経過後および40日経過後のそれぞれの発泡シート
を用いて、10.5cm×20.5cm、深さ2.5c
mのトレーを熱成形し、得られたトレーの成形性(トレ
ーのコーナー部が型通りに鮮明にでているかどうか)を
観察した。成形性が良好なものを[良好]、成形性が不
良なものを[不良]として評価した。その結果を表2に
示す。
【0028】
【表2】
【0029】(残存発泡剤量)製造から10日経過後お
よび40日経過後のそれぞれの発泡シートを用いて、発
泡シート厚み(mm)×幅5(mm)×長さ35(mm)の測
定用試料を作成し、(株)島津製作所製の熱分解炉PY
R−1Aを用いて発泡体中のプロパン、ノルマルブタ
ン、イソブタンを下記のガスクロマトグラフの測定条件
で絶対検量線法にて測定した。その結果を表1に示す。
なお、測定条件は以下のとおりである。そして3種類の
合計を残存発泡剤量とした。 測定条件:カラム温度(100℃)、注入口温度(120
℃)、検出器温度(120℃)、キャリアガス(He)、H
e流量(1ml/分)、加熱炉温度(150℃)、カラム:
ポラパックQ(80/100)3mmφ×1.5m、検出
器:TCD、測定装置:ガスクロマトグラフ GC−1
4B 発泡シートの製造時から45日間にわたって、発泡体中
の残存発泡剤量を測定した。経日変化(日)と残存発泡
剤量(重量%)との関係および2次成形可能な範囲、す
なわち原反ライフを表わすグラフを図1に示す。
【0030】(プロパンの残存量)製造から10日経過
後および40日経過後のそれぞれの発泡シートを用い
て、発泡シート厚み(mm)×幅5(mm)×長さ35(m
m)の測定用試料を作成し、(株)島津製作所製の熱分
解炉PYR−1Aを用いて発泡体中のプロパンの残存量
を絶対検量線法にて測定した。その結果を表1に示す。
なお、測定条件は以下のとおりである。 測定条件:カラム温度(100℃)、注入口温度(120
℃)、検出器温度(120℃)、キャリアガス(He)、H
e流量(1ml/分)、加熱炉温度(150℃)、カラム:
ポラパックQ(80/100)3mmφ×1.5m、検出
器:TCD、測定装置:ガスクロマトグラフ GC−1
4B
【0031】(平均気泡径)本発明でいう平均気泡径
は、発泡シートの表皮を除いた中心部において、MD
(発泡シートの押出流れ方向の気泡径)、TD(発泡シ
ートの幅方向の気泡径)、VD(発泡シートの厚み方向
の気泡径)をそれぞれ測定し、それら3方向の気泡径の
平均値で表わしたものである。それぞれの気泡径は、A
STM D−2842−69に準拠し、測定装置として
走査型電子顕微鏡S−3000N(株式会社日立製作所
製)を用いて撮影することにより測定したものである。
撮影条件(電子顕微鏡の拡大倍数)、加速電圧、絞りの
条件は、それぞれ25倍、10kv、1に設定した。3
方向の各気泡径(d)は、それぞれの方向(発泡シートの
押出流れ方向、発泡シートの幅方向、発泡シートの厚み
方向)に平行な任意の一直線上(60mm、写真上)にか
かる気泡数から平均弦長(t)を求め、次式より算出し
た。そして、3方向の気泡径の値を平均し、表2に示し
た。 平均弦長(t)=60/(気泡数×撮影倍数) 気泡径=t/0.616 平均気泡径=MD+TD+VD/3 ここで、撮影倍数というのは、走査型電子顕微鏡を用い
て気泡を撮影した写真の印刷されたものの実際の倍数を
いう。 撮影倍数=60mm/(写真上での60mm分の実際の
長さ)mm
【0032】(トレーの成形強度)発泡シートの製造から
10日経過後および40日経過後のそれぞれの発泡シー
トを用いて、10.5cm×20.5cm、深さ2.5
cmのトレー型に熱成形し、得られたトレーを測定用試
料とした。アイコ−エンジニアリング(株)製のモデル
−1011Cの機種を用いてトレーの成形強度を測定し
た。なお、測定条件は以下のとおりである。その結果を
表2に示す。 測定条件:ロードセル圧力2kg、圧縮速度400mm
/分で圧縮量10mm圧縮。
【0033】(得られた発泡シートの外観)得られた発
泡シートの製造から10日経過後および40日経過後の
それぞれの発泡シートの外観表面の気泡状態を観察し
た。外観表面の気泡形成状態が揃っていて表面平滑性が
良いものを[○]、外観表面の気泡形成状態が不揃いで
あるが平滑性が良いものを[△]、外観表面の気泡形成
状態が不揃いで大きく平滑性が劣るものを[×]として
評価した。その結果を表2に示す。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、発泡シート製造後、熱
成形できるまでの初期熟成期間が短く、かつ熱成形可能
な原反ライフの長いスチレン系樹脂発泡シートが提供で
きる。したがって、発泡シートの製造後、短期間で表面
荒れがなくて気泡が微細な成形品を熱成形できるととも
に、発泡シートを製造してから熱成形するまでの経過時
間が長くても2次発泡倍率の低下率が小さい。
【図面の簡単な説明】
【図1】発泡シート中の残存発泡剤量(重量%)の経日
変化と2次成形可能な範囲(原反ライフ)を示すグラフ
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 25:00 C08L 25:00

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プロパン2〜20重量%、ノルマルブタ
    ン0〜39重量%およびイソブタン59〜80重量%か
    らなる発泡剤を含むスチレン系樹脂を押出機により押し
    出して発泡させて得られたことを特徴とするスチレン系
    樹脂発泡シート。
  2. 【請求項2】 プロパン10〜20重量%、ノルマルブ
    タン0〜39重量%およびイソブタン59〜80重量%
    からなる発泡剤を含むスチレン系樹脂を押出機により押
    し出して発泡させて得られたことを特徴とするスチレン
    系樹脂発泡シート。
  3. 【請求項3】 スチレン系樹脂発泡シート製造後10日
    経過したときの残存発泡剤量が3.4重量%以下であ
    り、スチレン系樹脂発泡シート製造後40日経過したと
    きの残存発泡剤量が2.0重量%以上であることを特徴
    とする請求項1または2に記載のスチレン系樹脂発泡シ
    ート。
  4. 【請求項4】 スチレン系樹脂発泡シート製造後10日
    経過したときの残存発泡剤量が3.2重量%以下であ
    り、スチレン系樹脂発泡シート製造後40日経過したと
    きの残存発泡剤量が2.3重量%以上であることを特徴
    とする請求項1または2に記載のスチレン系樹脂発泡シ
    ート。
  5. 【請求項5】 スチレン系樹脂発泡シート製造後10日
    経過したときの2次発泡倍率をAとし、スチレン系樹脂
    発泡シート製造後40日経過したときの2次発泡倍率を
    Bとしたときの比(B/A=2次発泡低下率)が0.80
    以上であることを特徴とする請求項1または2に記載の
    スチレン系樹脂発泡シート。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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