JP2001247646A - 硬質ポリウレタン・ウレアフォームの製造方法 - Google Patents

硬質ポリウレタン・ウレアフォームの製造方法

Info

Publication number
JP2001247646A
JP2001247646A JP2001082610A JP2001082610A JP2001247646A JP 2001247646 A JP2001247646 A JP 2001247646A JP 2001082610 A JP2001082610 A JP 2001082610A JP 2001082610 A JP2001082610 A JP 2001082610A JP 2001247646 A JP2001247646 A JP 2001247646A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mass
polyether polyol
molecule
polyetherpolyol
rpuf
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001082610A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3644898B2 (ja
Inventor
Yukichi Yamashita
勇吉 山下
Satoshi Hayano
敏 早野
Katsuo Sekiya
嘉津雄 関谷
Katsuma Fujima
佳津馬 藤間
Shuichi Kaneda
修一 金田
Hitoshi Saito
仁 斉藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Adeka Corp
Original Assignee
Asahi Denka Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Denka Kogyo KK filed Critical Asahi Denka Kogyo KK
Priority to JP2001082610A priority Critical patent/JP3644898B2/ja
Publication of JP2001247646A publication Critical patent/JP2001247646A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3644898B2 publication Critical patent/JP3644898B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Polyethers (AREA)
  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、硬質ポリウレタン・ウレア
フォーム(RPUF)の製造に際してフロン系発泡剤の
使用量を大幅に削減できる特定のポリエーテルポリオー
ルを使用したRPUFの製造方法を提供することにあ
る。 【解決手段】 本発明に係るRPUFの製造方法は、蔗
糖、1分子中に4個以上の水酸基を有する糖アルコール
類及び1分子中に3個の水酸基を有する水酸基価600
mgKOH/g以上のポリエーテルポリオールの混合物
で、その平均官能基数が4.0〜6.0である出発物質
に、エチレンオキサイド2〜50質量%、プロピレンオ
キサイド98〜50質量%からなるアルキレンオキサイ
ドを付加して得られるポリエーテルポリオールまたは該
ポリエーテルポリオール50質量%以上と、1分子中に
3〜6個の水酸基を有するポリエーテルポリオール50
質量%以下とからなる混合ポリエーテルポリオールと、
ポリイソシアネートとを、水とフロンの混合系からなる
発泡剤、触媒の存在下に反応させることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特定のポリエーテ
ルポリオールを用いた硬質ポリウレタン・ウレアフォー
ム(以下、RPUFという)の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、RPUFはポリエーテルポリオー
ル、発泡剤、整泡剤、触媒を主とする成分と、ポリメリ
ックMDIなどを代表とするポリイソシアネート成分を
混合し、発泡プロセスとポリウレタン化プロセスを同時
進行させてフォームを形成するワンショット法により製
造されている。
【0003】RPUFの製造に用いられる発泡剤は、主
にフロンCFC−11(またはCFC−12:フロス
用)が用いられてきた。水はイソシアネートと反応して
ウレア結合を生じ、炭酸ガスを発生するため、反応型の
発泡剤としてフロンと併用して、補助的に用いられてき
た。
【0004】しかし、優れた発泡剤として用いられてき
たCFC−11などの特定のフロンは大気中で安定であ
り、成層圏まで拡散到達して地球のオゾン層を破壊する
ため、世界的に削減、全廃のスケジュールが決定してお
り、これに対応するために代替の発泡剤が緊急に必要と
なっている。
【0005】CFC−11に代わる発泡剤としては、代
替フロン(HCFC−141b、HCFC−123な
ど)、メチレンクロライドなどの種々の物質が検討され
ているが、現在までCFC−11に代わる優れた発泡剤
は出現していない。
【0006】例えばHCFC−141b、HCFC−1
23などは、近い将来実際に使用可能となっても、コス
トアップのため水との併用が避けられない。更にオゾン
破壊係数が0でないため、いずれは廃止される可能性が
ある。また、メチレンクロライドは毒性が強く、ポリウ
レタン樹脂を強く侵すため、ごく部分的にしか使用でき
ない。
【0007】また、補助的に使用していた水の割合を増
加(水/CFC−11のモル比を30〜100/70〜
0、特に水が50%以上の領域)すると、 (a)ポリエーテルポリオールサイドの粘度が上昇し
て、作業性が悪くなり、混合不良を引き起こす; (b)反応性のバランスが悪く、著しく粗泡なフォーム
となる; (c)脆くなり、フライアビリティーが消えない; (d)機械的強度が低下する; (e)熱伝導率が高くなる; などの問題を生じるため、従来から使用していたRPU
F用ポリエーテルポリオールでは良好なRPUFが製造
できない。
【0008】RPUF用の蔗糖系ポリエーテルポリオー
ルについては、多数の特許が出されているが、かかるポ
リエーテルポリオールを製造するに当たり、出発物質、
PO、EOの付加割合などをある範囲に規定することに
より、平均水酸基官能数、水酸基価が同等程度の従来の
ポリエーテルポリオールよりも低粘性で、水、CFC−
11、ポリメックMDIと相溶性が良く、水との反応バ
ランスが良好になることについて、記載されたものはな
い。更にまた、上記出発物質などを特定したポリエーテ
ルポリオールを、主ポリエーテルポリオールとして使用
し、かつ発泡剤として水とフロンCFC−11の混合系
を用いた場合、水/CFC−11のモル比が30〜10
0/70〜0、特に水が50%以上の領域で、前記
(a)〜(e)の問題点を解決または軽減できることに
ついて言及しているものもない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らはこれらの
状況を熟考して、社会的要求に対応すべく、水を主たる
発泡剤として使用可能な特定のポリエーテルポリオール
を使用したRPUFの製造方法について種々検討を重ね
た結果、本発明に到達した。
【0010】従って、本発明の目的は、RPUFの製造
に際して上記した問題点を生じることなくフロン系発泡
剤の使用量を大幅に削減できる特定のポリエーテルポリ
オールを使用したRPUFの製造方法を提供することに
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明のRPUF
の製造方法は、蔗糖、1分子中に4個以上の水酸基を有
する糖アルコール類及び1分子中に3個の水酸基を有す
る水酸基価600mgKOH/g以上のポリエーテルポ
リオールの混合物で、その平均官能基数が4.0〜6.
0である出発物質に、エチレンオキサイド2〜50質量
%、プロピレンオキサイド98〜50質量%からなるア
ルキレンオキサイドを付加して得られるポリエーテルポ
リオールと、ポリイソシアネートとを、水とフロンの混
合系からなる発泡剤、触媒の存在下に反応させることを
特徴とする。
【0012】また、本発明のRPUFの製造方法は、蔗
糖、1分子中に4個以上の水酸基を有する糖アルコール
類及び1分子中に3個の水酸基を有する水酸基価600
mgKOH/g以上のポリエーテルポリオールの混合物
で、その平均官能基数が4.0〜6.0である出発物質
に、エチレンオキサイド2〜50質量%、プロピレンオ
キサイド98〜50質量%からなるアルキレンオキサイ
ドを付加して得られるポリエーテルポリオール50質量
%以上と、1分子中に3〜6個の水酸基を有するポリエ
ーテルポリオール50質量%以下とからなる混合ポリエ
ーテルポリオールと、ポリイソシアネートとを、水とフ
ロンの混合系からなる発泡剤、触媒の存在下に反応させ
ることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明について詳細に説明
する。本発明のRPUFの製造方法に使用するポリエー
テルポリオールの出発物質となるのは、蔗糖、1分子中
に4個以上の水酸基を有する糖アルコール類及び1分子
中に3個の水酸基を有する水酸基価600mgKOH/
g以上のポリエーテルポリオールの混合物である。
【0014】このうち、1分子中に4個以上の水酸基を
有する糖アルコール類とは、ソルビトール、ペンタエリ
スリトール、メチルグルコシドなどで、これらは単独で
用いても混合して用いてもよい。
【0015】1分子中に3個の水酸基を有する水酸基価
600mgKOH/g以上のポリエーテルポリオールと
は、グリセリンなどの1分子中に3個の水酸基を有する
ポリオールにエチレンオキサイド、プロピレンオキサイ
ドなどのアルキレンオキサイドを付加して得られるポリ
エーテルポリオールで、その水酸基価が600mgKO
H/g以上、好ましくは600〜850mgKOH/g
のものである。これらも単独で用いても混合して用いて
もよい。
【0016】蔗糖、1分子中に4個以上の水酸基を有す
る糖アルコール類及び1分子中に3個の水酸基を有する
水酸基価600mgKOH/g以上のポリエーテルポリ
オールは、その混合物の平均官能基数が4.0〜6.0
となるように混合する。混合物の平均官能基数が4.0
〜6.0を外れると、4.0未満の場合は物性不足とな
り、フォームに収縮が現れ、6.0を越えると生成物の
粘度が増大し(数万cps以上)となり不適当である。
【0017】次に、上記出発物質に、アルキレンオキサ
イドを付加して、本発明のポリエーテルポリオールを得
る。アルキレンオキサイドはエチレンオキサイド2〜5
0質量%、プロピレンオキサイド98〜50質量%から
なる。エチレンオキサイド含量が2質量%より低いと生
成物(ポリエーテルポリオール)の粘度が上昇し、原液
の粘度が上昇したり、フォーム化した場合セルが粗くな
り面材との密着性に問題が生じたりして好ましくなく、
50質量%を越えるとフォーム化した場合、圧縮強度が
低下するなどの問題があり不適当である。
【0018】アルキレンオキサイドの付加は常法に従
い、水酸化カリウム等のアルカリ触媒0.05〜0.5
0%(対出発原料)の存在下に温度110〜130℃、
圧力2.5〜6.0kg/cm2の条件下で行い、その
付加方法はランダムでもブロックでもよい。得られたポ
リエーテルポリオールの水酸基価が250〜500mg
KOH/gの範囲にあると、その粘度が3500cps
以下となり、フォーム化した場合の原液粘度も低下して
マシン発泡が容易となり、フォーム物性においても摩耗
減量(フライアビリティー)、微細セル化、圧縮強度、
熱伝導率、面材との密着性等も良好となり好ましい。
【0019】前記ポリエーテルポリオールは、発泡剤、
触媒、その他通常RPUF製造の際に用いられる助剤の
存在下に、ポリイソシアネートと反応させることによ
り、RPUFを与える。
【0020】このとき、前記ポリエーテルポリオールは
単独で用いてもよいが、前記ポリエーテルポリオール5
0質量%以上(好ましくは60質量%以上)と、1分子
中に3〜6個の水酸基を有するポリエーテルポリオール
50質量%以下(好ましくは10〜40質量%)からな
る混合ポリエーテルポリオールを使用してもよい。この
ように1分子中に3〜6個の水酸基を有するポリエーテ
ルポリオールを併用することにより、フォーム物性中の
摩耗減量(フライアビリティー)と圧縮強度が更にアッ
プするという効果が得られる。
【0021】本発明のRPUFの製造方法に使用される
ポリイソシアネートとしては、例えばポリメリックMD
I(ポリメチレンポリフェニルイソシアネート)、ジフ
ェニルメタンジイソシアネート、トリメチレンジイソシ
アネート、及びこれらを部分的に種々の方法や化合物で
変性したものなどが挙げられる。
【0022】本発明のRPUFの製造方法に使用される
発泡剤は、水とフロン(CFC−11など)の混合系
で、[水]/[水+フロン]のモル比が0.3〜0.5
となるような範囲で用いるのが好ましい。
【0023】本発明に使用される触媒としては、例えば
トリメチレンジアミン、テトラメチルヘキサメチレンジ
アミン、トリメチルアミノエチルピペラジン、ペンタメ
チルジエチレントリアミンなどを代表として第3級アミ
ン類が挙げられる。触媒の使用量は、ポリオール成分1
00質量%に対して0.2〜1.5質量%の範囲で用い
るのが好ましい。
【0024】本発明に使用される整泡剤としては、通常
用いられる有機シリコーン系化合物が好ましく、その他
フッ素系界面活性剤などの使用も好ましい。整泡剤の使
用量は、ポリオール成分100質量%に対して0.5〜
2.0質量%の範囲で用いるのが好ましい。
【0025】その他、通常RPUFの製造に用いられる
難燃剤であるトリスクロロエチルフォスフェート(TC
EP)、トリスジクロロプロピルフォスフェート、ビス
(2,3−ジブロモプロピル)ジクロロプロピルフォス
フェート、トリス(2,3−ジブロモプロピル)フォス
フェートなどの助剤も適宜使用できる。
【0026】本発明においてRPUFは、ワンショット
法の常法により、NCO/OH(NCO Index)を1
00〜130として製造できる。
【0027】
【実施例】(I)ポリエーテルポリオールの製造 参考例1 加熱・冷却・撹拌・減圧装置を備えたオートクレーブ
(30リットル)に、蔗糖3.62kg、ソルビット
1.09kg、旭電化工業株式会社製ポリエーテルポリ
オールG−260(グリセリンにプロピレンオキサイド
を付加した分子量260、水酸基価650mgKOH/
gの3官能性ポリエーテルポリオール)8.68kgを
仕込み(混合物の平均水酸基官能基数4.5)、触媒と
して水酸化カリウム55gを加え、温度120℃、圧力
2.5〜6.0kg/cm2で、エチレンオキサイド
2.8kg、プロピレンオキサイド11.3kgを、仕
込み質量の割合で同時にフィードした。フィード後1時
間熟成し、残留する微量のエチレンオキサイドとプロピ
レンオキサイドをストリップした。次いで、常温により
精製し、水分を0.1%以下にして、安定剤2,6−ジ
ターシャリーブチル−4−メチルフェノール(BHT)
500ppmを加えた。得られたポリエーテルポリオー
ル(A)は、平均水酸基官能基数4.5、水酸基価45
0mgKOH/g、粘度3400cp/25℃であっ
た。
【0028】参考例2 加熱・冷却・撹拌・減圧装置を備えたオートクレーブ
(30リットル)に、蔗糖3.42kg、ソルビット
1.82kg、旭電化工業株式会社製ポリエーテルポリ
オールG−200(グリセリンにプロピレンオキサイド
を付加した分子量200、水酸基価842mgKOH/
gの3官能性ポリエーテルポリオール)2.0kgを仕
込み(混合物の平均水酸基官能数5.7)、触媒として
水酸化カリウム48gを加え、温度120℃、圧力2.
5〜6.0kg/cm2で、エチレンオキサイド5.0
kg、プロピレンオキサイド11.7kgを、仕込み質
量の割合で同時にフィードした。フィード後1時間熟成
し、残留する微量のエチレンオキサイドとプロピレンオ
キサイドをストリップした。次いで、常温により精製
し、水分を0.1%以下にして、安定剤2,6−ジター
シャリーブチル−4−メチルフェノール(BHT)50
0ppmを加えた。得られたポリエーテルポリオール
(B)は、平均水酸基官能基数5.7、水酸基価400
mgKOH/g、粘度3600cp/25℃であった。
【0029】比較参考例1 蔗糖4.90kg、グリセリン3.27kgをオートク
レーブに仕込み、触媒として水酸化カリウム55gを加
え、温度120℃、圧力0.2〜6.0kg/cm
2で、プロピレンオキサイド19.3kgをフィードし
た。フィード後1時間熟成し、残留する微量のプロピレ
ンオキサイドをストリップした。次いで、常法により精
製し、水分を0.1%以下にして、安定剤BHTを50
0ppm加えた。得られたポリエーテルポリオール
(C)は平均水酸基官能基数4.5、水酸基価450m
gKOH/g、粘度6500cp/25℃であった。
【0030】比較参考例2 蔗糖4.90kg、グリセリン3.27kgをオートク
レーブに仕込み、触媒として水酸化カリウム55gを加
え、温度120℃、圧力2.5〜6.0kg/cm
2で、エチレンオキサイド3.86kg、プロピレンオ
キサイド15.4kgを、仕込み重量の割合で同時にフ
ィードした。フィード後1時間熟成し、残留する微量の
エチレンオキサイドとプロピレンオキサイドをストリッ
プした。次いで、常法により精製し、水分を0.1%以
下にして、安定剤BHTを500ppm加えた。得られ
たポリエーテルポリオール(D)は、平均水酸基官能基
数4.5、水酸基価450mgKOH/g、粘度400
0cp/25℃であった。
【0031】比較参考例3 蔗糖3.62kg、ソルビット1.09kg、参考例1
で使用したG−260の8.68kgをオートクレーブ
に仕込み、触媒として水酸化カリウム55gを加え、温
度120℃、圧力0.2〜6.0kg/cm2で、プロ
ピレンオキサイド14.1kgをフィードした。フィー
ド後1時間熟成し、残留する微量のプロピレンオキサイ
ドをストリップした。次いで、常法により精製し、水分
を0.1%以下にして、安定剤BHTを500ppm加
えた。得られたポリエーテルポリオール(E)は、平均
水酸基官能数4.5、水酸基価450mgKOH/g、
粘度4600cp/25℃であった。
【0032】(II)RPUFの製造(実施例) 参考例1〜2と比較参考例1〜3で得られたポリエーテ
ルポリオールを用いて、ハンドミキシング法によるフリ
ー発泡でRPUFを製造した。即ち、ポリエーテルポリ
オール300g(発泡スケール3倍)に対して、発泡
剤、整泡剤、触媒などの添加剤を前以てブレンドしてプ
レミックスを作り、液温を23±2℃にコントロールし
ておく。別に液温を23±2℃にコントロールしたポリ
イソシアネートを前記プレミックスに加え、素早くター
ビン型2段ミキサー(2000〜2500rpm)を用
いて12秒間撹拌し、ミックスチャーを上方が開口した
30cm×30cm×30cmのボックスに注入してR
PUFを製造した。処方及び物性を次の表1に示した。
【0033】
【表1】
【0034】表1注: PE−250:ペンタエリスリトールPO付加物 水酸
基価450mgKOH/g L−5420:日本ユニカー製 有機シリコン系整泡剤 TEPA−L33:東ソー製触媒 トリエチレンジアミ
ンの33%DPG溶液 TOYOCATMR:東ソー製触媒 N,N,N’,N’テトラ
メチルヘキサメチレンジアミン CFC−11:ダイキン製発泡剤 DF−11U(トリ
クロロモノフルオロメタン) スミジュール44V20:住友バイエルウレタン製 ポ
リメリックMDI 面材:アスファルトルーフィング紙 ポリエーテルポリオール粘度:単位cp/25℃ 原液粘度:単位cp/25℃ コア密度:単位kg/cm3 摩耗減量:単位mg/10回 圧縮強度:単位kgf/cm2 熱伝導率:単位kcal/m・時間・℃
【0035】表1から明らかなように、特定のポリエー
テルポリオールを使用することによりプレミックスの粘
度が低くなり、得られたフォームのセル状態も微細であ
り、フライアビリティーも少ない(摩耗減量を参照)。
また、熱伝導率の低い安定なフォームが得られる。
【0036】
【発明の効果】特定のポリエーテルポリオールを使用す
ると、RPUFの製造に際してフロン使用量が30%以
上削減でき、しかも製造されたRPUFの物性は非常に
良好である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 関谷 嘉津雄 東京都荒川区東尾久7丁目2番35号 旭電 化工業株式会社内 (72)発明者 藤間 佳津馬 東京都荒川区東尾久7丁目2番35号 旭電 化工業株式会社内 (72)発明者 金田 修一 東京都荒川区東尾久7丁目2番35号 旭電 化工業株式会社内 (72)発明者 斉藤 仁 東京都荒川区東尾久7丁目2番35号 旭電 化工業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蔗糖、1分子中に4個以上の水酸基を有
    する糖アルコール類及び1分子中に3個の水酸基を有す
    る水酸基価600mgKOH/g以上のポリエーテルポ
    リオールの混合物で、その平均官能基数が4.0〜6.
    0である出発物質に、エチレンオキサイド2〜50質量
    %、プロピレンオキサイド98〜50質量%からなるア
    ルキレンオキサイドを付加して得られるポリエーテルポ
    リオールと、ポリイソシアネートとを、水とフロンの混
    合系からなる発泡剤、触媒の存在下に反応させることを
    特徴とする硬質ポリウレタン・ウレアフォームの製造方
    法。
  2. 【請求項2】 蔗糖、1分子中に4個以上の水酸基を有
    する糖アルコール類及び1分子中に3個の水酸基を有す
    る水酸基価600mgKOH/g以上のポリエーテルポ
    リオールの混合物で、その平均官能基数が4.0〜6.
    0である出発物質に、エチレンオキサイド2〜50質量
    %、プロピレンオキサイド98〜50質量%からなるア
    ルキレンオキサイドを付加して得られるポリエーテルポ
    リオール50質量%以上と、1分子中に3〜6個の水酸
    基を有するポリエーテルポリオール50質量%以下とか
    らなる混合ポリエーテルポリオールと、ポリイソシアネ
    ートとを、水とフロンの混合系からなる発泡剤、触媒の
    存在下に反応させることを特徴とする硬質ポリウレタン
    ・ウレアフォームの製造方法。
JP2001082610A 2001-03-22 2001-03-22 硬質ポリウレタン・ウレアフォームの製造方法 Expired - Fee Related JP3644898B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001082610A JP3644898B2 (ja) 2001-03-22 2001-03-22 硬質ポリウレタン・ウレアフォームの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001082610A JP3644898B2 (ja) 2001-03-22 2001-03-22 硬質ポリウレタン・ウレアフォームの製造方法

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33862291A Division JP3213625B2 (ja) 1991-12-20 1991-12-20 ポリエーテルポリオールの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001247646A true JP2001247646A (ja) 2001-09-11
JP3644898B2 JP3644898B2 (ja) 2005-05-11

Family

ID=18938535

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001082610A Expired - Fee Related JP3644898B2 (ja) 2001-03-22 2001-03-22 硬質ポリウレタン・ウレアフォームの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3644898B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105384895A (zh) * 2015-12-28 2016-03-09 上海东大聚氨酯有限公司 聚氨酯组合聚醚、聚氨酯硬质泡沫及其制备方法和应用
CN105461882A (zh) * 2015-12-16 2016-04-06 上海东大聚氨酯有限公司 一种组合聚醚、聚氨酯泡沫及其原料组合物和制备方法
CN105461895A (zh) * 2015-12-23 2016-04-06 上海东大聚氨酯有限公司 组合聚醚、聚异氰脲酸酯泡沫及其原料组合物和制备方法
CN105504200A (zh) * 2015-12-23 2016-04-20 上海东大聚氨酯有限公司 组合聚醚、聚氨酯仿木材料及其制备方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103526560B (zh) * 2013-10-12 2016-04-20 安徽安利材料科技股份有限公司 一种高物性反绒皮聚氨酯合成革的制造方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105461882A (zh) * 2015-12-16 2016-04-06 上海东大聚氨酯有限公司 一种组合聚醚、聚氨酯泡沫及其原料组合物和制备方法
CN105461895A (zh) * 2015-12-23 2016-04-06 上海东大聚氨酯有限公司 组合聚醚、聚异氰脲酸酯泡沫及其原料组合物和制备方法
CN105504200A (zh) * 2015-12-23 2016-04-20 上海东大聚氨酯有限公司 组合聚醚、聚氨酯仿木材料及其制备方法
CN105384895A (zh) * 2015-12-28 2016-03-09 上海东大聚氨酯有限公司 聚氨酯组合聚醚、聚氨酯硬质泡沫及其制备方法和应用

Also Published As

Publication number Publication date
JP3644898B2 (ja) 2005-05-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101878253B (zh) 包含顺式-1,1,1,4,4,4-六氟-2-丁烯泡沫形成组合物的组合物以及所述组合物制备基于多异氰酸酯的泡沫的用途
EP1984415B1 (en) Compatibilizing surfactants for polyurethane polyols and resins
US4943597A (en) Polyether polyol formulations for hard CFC replacement by water blowing in rigid polyurethane foams
IE940843A1 (en) Surfactant for polyisocyanurate foams made with alternative¹blowing agents
EP1131376A1 (en) Method of preparing rigid polyurethane foam
JPS6392630A (ja) 連続気泡状のポリウレタンフオ−ムの製造方法およびそれを製造するための組成物
JP2001247646A (ja) 硬質ポリウレタン・ウレアフォームの製造方法
US5240965A (en) Manufacture of cellular polymers and compositions therefor
JP3213625B2 (ja) ポリエーテルポリオールの製造方法
WO2003099893A1 (en) Rigid polyurethane foams for insulation and process for producing same
JP5086575B2 (ja) ポリオール組成物及び硬質ポリウレタンフォームの製造方法
US6713521B2 (en) Method of preparing rigid polyurethane foam and composition of rigid polyurethane foam
US5189074A (en) Tertiary ethers as blowing agents for polyurethane foams
JPH09143240A (ja) 硬質ポリウレタンフォームの製造法
KR100188473B1 (ko) 폴레우레탄 발포체의 제조방법
JP3181700B2 (ja) 発泡性ポリウレタン組成物
JP4505964B2 (ja) 硬質発泡合成樹脂の製造方法
EP0508648B1 (en) Manufacture of cellular polymers and compositions therefor
JP2001329036A (ja) 硬質ポリウレタンフォームの製造方法
JP3506515B2 (ja) 硬質ポリウレタンフォームの製造方法
EP1802689B1 (en) Blowing agent composition and polyisocyanate-based foam produced therewith
AU619631B2 (en) Polyol composition, polyisocyanate-based foams prepared therefrom and process for preparing the same
JPH07133369A (ja) 硬質ポリウレタンフォームの製造方法
JP2001011227A (ja) 硬質ポリウレタン水発泡用減粘剤
JP2005041907A (ja) 硬質ポリウレタンフォーム用ポリオール組成物及び硬質ポリウレタンフォームの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050125

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050201

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080210

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090210

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100210

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100210

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110210

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees