JP2001246896A - 照明機能付き筆記具 - Google Patents
照明機能付き筆記具Info
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- JP2001246896A JP2001246896A JP2000061063A JP2000061063A JP2001246896A JP 2001246896 A JP2001246896 A JP 2001246896A JP 2000061063 A JP2000061063 A JP 2000061063A JP 2000061063 A JP2000061063 A JP 2000061063A JP 2001246896 A JP2001246896 A JP 2001246896A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 照明機能付き筆記具の操作部やスイッチ部の
管理を容易にし、点灯、消灯時の誤動作を防止するとと
もに、その切り換え操作を円滑にする。 【解決手段】 スイッチカバー32、作動子33、筒状金具
31、スイッチ用スプリング36などからなるスイッチユニ
ット部30を筒状金具31の螺子部31aで後軸筒12に着脱自
在に取り付けた。筒状金具31を後軸筒12から外すと、ス
イッチユニット部30や電池15を交換することができる。
またスイッチカバー32の内筒32cに、非点灯モード、点
灯モードに対応の安定部や略半周にわたる傾斜面を備え
たカム部32dを形成し、作動子33にこれと係合するカム
フォロワ部33aを設けた。非点灯モード及び点灯モード
では、カムフォロワ部33aは安定部に係止し、発光ダイ
オード20の消灯、点灯状態が確実に保持される。また、
カムフォロワ部33aは十分な長さの傾斜面に案内され、
点灯、消灯切り換え操作が円滑に行われる。
管理を容易にし、点灯、消灯時の誤動作を防止するとと
もに、その切り換え操作を円滑にする。 【解決手段】 スイッチカバー32、作動子33、筒状金具
31、スイッチ用スプリング36などからなるスイッチユニ
ット部30を筒状金具31の螺子部31aで後軸筒12に着脱自
在に取り付けた。筒状金具31を後軸筒12から外すと、ス
イッチユニット部30や電池15を交換することができる。
またスイッチカバー32の内筒32cに、非点灯モード、点
灯モードに対応の安定部や略半周にわたる傾斜面を備え
たカム部32dを形成し、作動子33にこれと係合するカム
フォロワ部33aを設けた。非点灯モード及び点灯モード
では、カムフォロワ部33aは安定部に係止し、発光ダイ
オード20の消灯、点灯状態が確実に保持される。また、
カムフォロワ部33aは十分な長さの傾斜面に案内され、
点灯、消灯切り換え操作が円滑に行われる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、書記部材,発光部
および電池を収納した軸筒や照明機能の操作部などを有
する照明機能対筆記具に関し、特に操作部と、これとの
カム作用によって発光部のオン、オフを切り換えるスイ
ッチ部と、操作部を軸筒に着脱可能に取り付ける後方側
基部とをユニット化した照明機能付き筆記具に関する。
および電池を収納した軸筒や照明機能の操作部などを有
する照明機能対筆記具に関し、特に操作部と、これとの
カム作用によって発光部のオン、オフを切り換えるスイ
ッチ部と、操作部を軸筒に着脱可能に取り付ける後方側
基部とをユニット化した照明機能付き筆記具に関する。
【0002】また、カム部に安定部や傾斜面を備え、発
光部がオンまたはオフのときにはその状態が確実に保持
され、オン,オフ切り換え時にはその操作が円滑に行わ
れるようにし、さらには電池カバーを設けて電池の交換
作業時の利便性を確保するようにしたものである。
光部がオンまたはオフのときにはその状態が確実に保持
され、オン,オフ切り換え時にはその操作が円滑に行わ
れるようにし、さらには電池カバーを設けて電池の交換
作業時の利便性を確保するようにしたものである。
【0003】なお、本明細書では照明機能付き筆記具の
書記側を「前または先」、これとは反対側を「後」とい
う。
書記側を「前または先」、これとは反対側を「後」とい
う。
【0004】
【従来の技術】図5は従来の照明機能付き筆記具を示す
説明図であり、(a)は非点灯モードの断面図、(b)
および(c)は組み立てる様子を示した斜視図である。
説明図であり、(a)は非点灯モードの断面図、(b)
および(c)は組み立てる様子を示した斜視図である。
【0005】図5において、50は照明機能を持つ筆記
具、51は金属製の後軸筒、51aは後軸筒51と軸継手53の
螺子部、52は透明樹脂製の先軸筒、53は軸継手、54は後
軸筒に嵌合した筒状部材、54aは筒状部材54の上面、54
bは筒状部材54の上面に十字形に形成された凹状部、54
cは筒状部材54の孔部、54dは筒部材54の外周面に形成
された環状凹部、55は回動部材とともに回動する板状部
材、55aは板状部材55の外周の、対向する位置に形成し
た突片、55bは板状部材の周方向に突片と約90°離れた
位置に形成された凸状部、55cは板状部材55の孔部、56
は導杆、57は導杆56に取付けられ、これを下方に付勢す
る付勢用スプリング、58は導杆56に取付けられ、電池61
に作用する作動スプリング、58aは作動スプリング58の
下端部、59は回動部材、59aは回動部材59の凹状部、59
bは板状部材の突片に対応する溝部、59cは筒状部材54
の環状凹部54dと係合する凸部、60は金具、60aは金具
60に形成された凹部、61は電池、62は電球(発光部)、
63はボールペンのレフィール、をそれぞれ示している。
具、51は金属製の後軸筒、51aは後軸筒51と軸継手53の
螺子部、52は透明樹脂製の先軸筒、53は軸継手、54は後
軸筒に嵌合した筒状部材、54aは筒状部材54の上面、54
bは筒状部材54の上面に十字形に形成された凹状部、54
cは筒状部材54の孔部、54dは筒部材54の外周面に形成
された環状凹部、55は回動部材とともに回動する板状部
材、55aは板状部材55の外周の、対向する位置に形成し
た突片、55bは板状部材の周方向に突片と約90°離れた
位置に形成された凸状部、55cは板状部材55の孔部、56
は導杆、57は導杆56に取付けられ、これを下方に付勢す
る付勢用スプリング、58は導杆56に取付けられ、電池61
に作用する作動スプリング、58aは作動スプリング58の
下端部、59は回動部材、59aは回動部材59の凹状部、59
bは板状部材の突片に対応する溝部、59cは筒状部材54
の環状凹部54dと係合する凸部、60は金具、60aは金具
60に形成された凹部、61は電池、62は電球(発光部)、
63はボールペンのレフィール、をそれぞれ示している。
【0006】照明機能付き筆記具50は、レフィール63、
電池61や電球62などを備え、先軸筒52と後軸筒51とは軸
継手53によって螺子結合し一体化している。
電池61や電球62などを備え、先軸筒52と後軸筒51とは軸
継手53によって螺子結合し一体化している。
【0007】そして、回動部材59を回動することによっ
て導杆56を前進または後退させ、作動スプリング58を電
池61に接続したり離間して電球62を点灯、消灯してい
る。
て導杆56を前進または後退させ、作動スプリング58を電
池61に接続したり離間して電球62を点灯、消灯してい
る。
【0008】ここで、筒状部材54は後軸筒51に嵌合し、
回動部材59の凸部59cは筒状部材54の環状凹部54dと係
合している。また、板状部材55の周面に形成した突片55
aが回動部材59の溝部59bに入り込み、板状部材55は回
動部材59とともに筒状部材54(後軸筒51)に対して回動
する。
回動部材59の凸部59cは筒状部材54の環状凹部54dと係
合している。また、板状部材55の周面に形成した突片55
aが回動部材59の溝部59bに入り込み、板状部材55は回
動部材59とともに筒状部材54(後軸筒51)に対して回動
する。
【0009】導杆56は金具60の凹部60aに保持され、板
状部材55の孔部55cにきつく嵌り、さらに、筒状部材54
の孔部54cを貫通している。また、導杆56には付勢用ス
プリング57と作動用スプリング58が取り付けられてい
る。
状部材55の孔部55cにきつく嵌り、さらに、筒状部材54
の孔部54cを貫通している。また、導杆56には付勢用ス
プリング57と作動用スプリング58が取り付けられてい
る。
【0010】そして、作動スプリング58が電池51に接続
すると、電池51−電球62−軸継手53−後軸筒51−筒状部
材54−導杆56−作動スプリング58の回路が形成される。
すると、電池51−電球62−軸継手53−後軸筒51−筒状部
材54−導杆56−作動スプリング58の回路が形成される。
【0011】図5(a)に示すように、非点灯モードで
は、板状部材55の凸状部55bが筒状部材54の上面54aに
当接し、作動スプリング58は電池61から離れている。し
たがって前述の回路は形成されず、電球62は点灯してい
ない。
は、板状部材55の凸状部55bが筒状部材54の上面54aに
当接し、作動スプリング58は電池61から離れている。し
たがって前述の回路は形成されず、電球62は点灯してい
ない。
【0012】点灯モードでは、回動部材59を後軸筒51に
対して約90°回動すると、板状部材55も連動して回動
し、その凸状部55bが筒状部材54の凹状部54bに入り込
み、その分だけ導杆56は前進し、また、付勢用スプリン
グ57によって押圧されるので作動スプリング58が電池61
に接続して電球62が点灯する。
対して約90°回動すると、板状部材55も連動して回動
し、その凸状部55bが筒状部材54の凹状部54bに入り込
み、その分だけ導杆56は前進し、また、付勢用スプリン
グ57によって押圧されるので作動スプリング58が電池61
に接続して電球62が点灯する。
【0013】再び、回動部材59を後軸筒51に対して約90
°回動すると、板状部材55も連動して回動し、その凸状
部55bが筒状部材54の上面54aに乗り上げ、その分だけ
導杆は後退し、作動スプリング58が電池61から離れるの
で回路が開いて電球62は消灯する。
°回動すると、板状部材55も連動して回動し、その凸状
部55bが筒状部材54の上面54aに乗り上げ、その分だけ
導杆は後退し、作動スプリング58が電池61から離れるの
で回路が開いて電球62は消灯する。
【0014】また、電池61を交換するときには、後軸筒
51と軸継手53との螺子部51aの結合を解除して、後軸筒
51の前部分を開口し、電池61を交換している。
51と軸継手53との螺子部51aの結合を解除して、後軸筒
51の前部分を開口し、電池61を交換している。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の照明
機能付き筆記具は、発光部の点灯、消灯に作用する構成
要素(回動部材、板状部材、筒状部材等)がユニット化
されていないため、例えばこの部分に不具合が生じたと
きなどにはこれらの構成要素を分解する必要があり、交
換に時間がかかるといった問題点があった。
機能付き筆記具は、発光部の点灯、消灯に作用する構成
要素(回動部材、板状部材、筒状部材等)がユニット化
されていないため、例えばこの部分に不具合が生じたと
きなどにはこれらの構成要素を分解する必要があり、交
換に時間がかかるといった問題点があった。
【0016】また、非点灯モードでは、板状部材の凸状
部は筒状部材の上面に積極的に係止されることなく、任
意の位置に載った状態であり、さらに板状部材は付勢用
スプリングによって筒状部材側に付勢されているので、
例えば携帯中になんらかの振動等によって、板状部材の
凸部が筒状部材の凹状部に入り込んで、その結果電球が
点灯してしまうという誤動作を起こしやすいという問題
点があった。
部は筒状部材の上面に積極的に係止されることなく、任
意の位置に載った状態であり、さらに板状部材は付勢用
スプリングによって筒状部材側に付勢されているので、
例えば携帯中になんらかの振動等によって、板状部材の
凸部が筒状部材の凹状部に入り込んで、その結果電球が
点灯してしまうという誤動作を起こしやすいという問題
点があった。
【0017】さらに、回動部材を回動して発光部を点
灯、消灯させるときに、板状部材の凸状部が筒状部材の
凹状部に入り込んだり、上面に乗り上げる動作がステッ
プ的であるため、操作が円滑に行われないという問題点
があった。
灯、消灯させるときに、板状部材の凸状部が筒状部材の
凹状部に入り込んだり、上面に乗り上げる動作がステッ
プ的であるため、操作が円滑に行われないという問題点
があった。
【0018】そこで、本発明では、発光部の点灯、消
灯、電池の交換等、照明機能の操作に係わる部分をユニ
ット化し、スイッチユニット部の操作のみで照明を点
灯、消灯、電池交換できるようにして使い勝手のよい照
明機能付き筆記具を提供すること目的とする。
灯、電池の交換等、照明機能の操作に係わる部分をユニ
ット化し、スイッチユニット部の操作のみで照明を点
灯、消灯、電池交換できるようにして使い勝手のよい照
明機能付き筆記具を提供すること目的とする。
【0019】また、照明の点灯時、消灯時にそれぞれの
カム作動状態を確実に保持でき、さらには点灯と消灯と
の切り換えの際に作用するカム面として十分な長さの斜
面を形成したカム機構を用いて、照明の点灯、消灯操作
の確定化および円滑化を図ることを目的とする。
カム作動状態を確実に保持でき、さらには点灯と消灯と
の切り換えの際に作用するカム面として十分な長さの斜
面を形成したカム機構を用いて、照明の点灯、消灯操作
の確定化および円滑化を図ることを目的とする。
【0020】また、電池カバーを設けて電池交換の際に
は、電池を電池カバーに保持したまま取り出したり、こ
れに保持した状態でセットできるようにして、電池の交
換作業時の利便性を確保することを目的とする。
は、電池を電池カバーに保持したまま取り出したり、こ
れに保持した状態でセットできるようにして、電池の交
換作業時の利便性を確保することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明では次の構成からなる照明機能付き筆記具を
用いている。 (1)筆記部材,発光部および電池を収納した軸筒と、
操作部とを相対的に回動させたときのカム作用により前
後動するスイッチ部で、当該発光部のオン,オフを切り
換える照明機能付き筆記具において、前記操作部を回動
可能なかたちで受け、かつ前記軸筒に対し着脱自在に取
り付けられる後方側基部を設け、当該後方側基部と、前
記操作部および前記スイッチ部とをユニット化する。 (2)筆記部材,発光部および電池を収納した軸筒と、
操作部とを相対的に回動させたときのカム作用により前
後動するスイッチ部で、当該発光部のオン,オフを切り
換える照明機能付き筆記具において、前記カム作用を行
うためのカム部を、前記オンに対応の第1の安定部と、
前記オフに対応の第2の安定部と、当該第1の安定部お
よび当該第2の安定部の間の所定長にわたる傾斜面とを
備えたものにする。 (3)上記(1),(2)において、複数の電池を、軸
方向のスリットを形成して可撓性を有する筒状の電池カ
バーに入れた状態で、前記軸筒に収納する。
に、本発明では次の構成からなる照明機能付き筆記具を
用いている。 (1)筆記部材,発光部および電池を収納した軸筒と、
操作部とを相対的に回動させたときのカム作用により前
後動するスイッチ部で、当該発光部のオン,オフを切り
換える照明機能付き筆記具において、前記操作部を回動
可能なかたちで受け、かつ前記軸筒に対し着脱自在に取
り付けられる後方側基部を設け、当該後方側基部と、前
記操作部および前記スイッチ部とをユニット化する。 (2)筆記部材,発光部および電池を収納した軸筒と、
操作部とを相対的に回動させたときのカム作用により前
後動するスイッチ部で、当該発光部のオン,オフを切り
換える照明機能付き筆記具において、前記カム作用を行
うためのカム部を、前記オンに対応の第1の安定部と、
前記オフに対応の第2の安定部と、当該第1の安定部お
よび当該第2の安定部の間の所定長にわたる傾斜面とを
備えたものにする。 (3)上記(1),(2)において、複数の電池を、軸
方向のスリットを形成して可撓性を有する筒状の電池カ
バーに入れた状態で、前記軸筒に収納する。
【0022】本発明によれば、(1)のように、操作部
とスイッチ部と後方側基部とはユニット化しており、ま
た、後方側基部は軸筒に着脱可能なので、例えばこの部
分に不具合が生じた場合には、後方側基部を軸筒から外
してユニットごとの交換が可能である。
とスイッチ部と後方側基部とはユニット化しており、ま
た、後方側基部は軸筒に着脱可能なので、例えばこの部
分に不具合が生じた場合には、後方側基部を軸筒から外
してユニットごとの交換が可能である。
【0023】また、例えば操作部を軸筒に対して回動す
ると、カム作用によってスイッチ部が前後動して発光部
のオン、オフの切り換えができ、さらに後方側基部を軸
筒から外すと電池交換をすることができる。
ると、カム作用によってスイッチ部が前後動して発光部
のオン、オフの切り換えができ、さらに後方側基部を軸
筒から外すと電池交換をすることができる。
【0024】また、上記(2)のように、発光部がオン
またはオフではこの状態が確実に保持されるので、例え
ば何らかの衝撃等によってオフの状態からオンに切り替
わることがなく、誤動作が防止される。
またはオフではこの状態が確実に保持されるので、例え
ば何らかの衝撃等によってオフの状態からオンに切り替
わることがなく、誤動作が防止される。
【0025】さらに、カム部の、オンに対応の安定部と
オフに対応の安定部との間に所定長にわたる傾斜面を設
けたので、発光部をオン,オフに切り換える際の操作が
円滑に行われる。
オフに対応の安定部との間に所定長にわたる傾斜面を設
けたので、発光部をオン,オフに切り換える際の操作が
円滑に行われる。
【0026】また、複数の電池を電池カバーに入れた状
態で軸筒に収納するので、電池の交換作業が容易であ
り、また電池が振動等によって軸筒内で移動することが
なく、常に適切な位置に保持される。
態で軸筒に収納するので、電池の交換作業が容易であ
り、また電池が振動等によって軸筒内で移動することが
なく、常に適切な位置に保持される。
【0027】
【発明の実施の形態】図1乃至図4を用いて、本発明の
実施の形態を説明する。図1は照明機能付き筆記具の非
点灯モードを示す断面図である。図2はスイッチユニッ
ト部の断面図であり、(a)は非点灯モード、(b)は
点灯モードを示している。図3はスイッチユニット部の
構成要素などを示す説明図であり、(a)は作動子の斜
視図、(b)は図1のA−A’断面図、(c)はスイッ
チカバーの断面図、(d)はカム部の形状をそれぞれ示
している。図4(a)は電池カバー、(b)は電池を電
池カバーに保持するときの様子を示した斜視図である。
実施の形態を説明する。図1は照明機能付き筆記具の非
点灯モードを示す断面図である。図2はスイッチユニッ
ト部の断面図であり、(a)は非点灯モード、(b)は
点灯モードを示している。図3はスイッチユニット部の
構成要素などを示す説明図であり、(a)は作動子の斜
視図、(b)は図1のA−A’断面図、(c)はスイッ
チカバーの断面図、(d)はカム部の形状をそれぞれ示
している。図4(a)は電池カバー、(b)は電池を電
池カバーに保持するときの様子を示した斜視図である。
【0028】これらの図において、10は照明機能付き筆
記具 11は透明樹脂製の先軸筒(軸筒)、11aは凸状部、11b
はテーパ面、11cは開口部、12は金属製の後軸筒(軸
筒)、13は先軸筒11と後軸筒12とを接続する金属製の軸
継手、14は樹脂製の中筒、15は電池、16は樹脂製の電池
台、17は透明樹脂製の電池カバー、17aは開口部、17b
はスリット、17cは端部、18は電池15と発光ダイオード
20を接続する負のリード線、19は発光ダイオード20と軸
継手13を接続する正のリード線、20は発光ダイオード
(発光部)、21は 100Ωの抵抗、22はレフィール(筆記
部材)、23は後軸筒12に備えた衣服等に携帯するための
クリップ、30は後軸筒12に着脱自在なスイッチユニット
部、31は後軸筒12と螺子結合している真鍮製の筒状金具
(後方側基部)、31aは螺子部、31bは付勢用スプリン
グ35の受け部、31cは作動子33のカムフォロワ部33aが
当該筒状金具に対して回動することを阻止するための凹
部、31dは後述のカバー32の段部32bを保持する環状凹
部、31eはローレット加工した鍔状部、32は筒状金具31
に対して回動可能であり、外周面をローレット加工した
樹脂製のスイッチカバー(操作部)、32aは外筒、32b
は外筒32aの段部、32cは内筒、32dは内筒32cの内周
面に形成したカム部、32eはカム部の非点灯モードに対
応の安定部(第2の安定部)、32fはカム部の第1の斜
面(傾斜面)、32gはカム部の点灯モードに対応の安定
部(第1の安定部)、32hはカム部の第2の斜面(傾斜
面)、32i及び32jはカム部の起立面、33は樹脂製で筒
状の作動子(スイッチ部)、33aは外周面に形成したカ
ムフォロワ部、33bはカムフォロワ部33aのテーパ面、
34は作動子33に嵌合した真鍮製の作動金具(スイッチ
部)、35は作動金具34を後方に付勢する金属製の付勢用
スプリング、36は作動金具34に一端を取り付けた金属製
のスイッチ用スプリング(スイッチ部)、36aはその前
進時に電池15の電極部分に接する端部、37はパッキン、
40は透明樹脂製のキャップ、40aは内周面に形成した突
起、40bは環状段部、をそれぞれ示している。
記具 11は透明樹脂製の先軸筒(軸筒)、11aは凸状部、11b
はテーパ面、11cは開口部、12は金属製の後軸筒(軸
筒)、13は先軸筒11と後軸筒12とを接続する金属製の軸
継手、14は樹脂製の中筒、15は電池、16は樹脂製の電池
台、17は透明樹脂製の電池カバー、17aは開口部、17b
はスリット、17cは端部、18は電池15と発光ダイオード
20を接続する負のリード線、19は発光ダイオード20と軸
継手13を接続する正のリード線、20は発光ダイオード
(発光部)、21は 100Ωの抵抗、22はレフィール(筆記
部材)、23は後軸筒12に備えた衣服等に携帯するための
クリップ、30は後軸筒12に着脱自在なスイッチユニット
部、31は後軸筒12と螺子結合している真鍮製の筒状金具
(後方側基部)、31aは螺子部、31bは付勢用スプリン
グ35の受け部、31cは作動子33のカムフォロワ部33aが
当該筒状金具に対して回動することを阻止するための凹
部、31dは後述のカバー32の段部32bを保持する環状凹
部、31eはローレット加工した鍔状部、32は筒状金具31
に対して回動可能であり、外周面をローレット加工した
樹脂製のスイッチカバー(操作部)、32aは外筒、32b
は外筒32aの段部、32cは内筒、32dは内筒32cの内周
面に形成したカム部、32eはカム部の非点灯モードに対
応の安定部(第2の安定部)、32fはカム部の第1の斜
面(傾斜面)、32gはカム部の点灯モードに対応の安定
部(第1の安定部)、32hはカム部の第2の斜面(傾斜
面)、32i及び32jはカム部の起立面、33は樹脂製で筒
状の作動子(スイッチ部)、33aは外周面に形成したカ
ムフォロワ部、33bはカムフォロワ部33aのテーパ面、
34は作動子33に嵌合した真鍮製の作動金具(スイッチ
部)、35は作動金具34を後方に付勢する金属製の付勢用
スプリング、36は作動金具34に一端を取り付けた金属製
のスイッチ用スプリング(スイッチ部)、36aはその前
進時に電池15の電極部分に接する端部、37はパッキン、
40は透明樹脂製のキャップ、40aは内周面に形成した突
起、40bは環状段部、をそれぞれ示している。
【0029】図1に示すように、照明機能付き筆記具10
は、先軸筒11内部に書記機能としてレフィール22を収納
し、後軸筒12内部には照明機能として発光ダイオード20
や、電池カバー17に保持した電池15等を備えている。
は、先軸筒11内部に書記機能としてレフィール22を収納
し、後軸筒12内部には照明機能として発光ダイオード20
や、電池カバー17に保持した電池15等を備えている。
【0030】なお、先軸筒11と後軸筒12は軸継手によっ
て接着固定され、後軸筒12には衣服等に携帯するための
クリップ23を備えている。また、先軸筒11にはレフィー
ル22を保護するためのキャップ40を取り付けることがで
きる。
て接着固定され、後軸筒12には衣服等に携帯するための
クリップ23を備えている。また、先軸筒11にはレフィー
ル22を保護するためのキャップ40を取り付けることがで
きる。
【0031】後軸筒12の後端部には、発光ダイオード20
の点灯、消灯、電池15の交換等、照明機能の操作に係わ
る部分をユニット化したスイッチユニット部30が筒状金
具31の螺子部31aによって取り付けられている。
の点灯、消灯、電池15の交換等、照明機能の操作に係わ
る部分をユニット化したスイッチユニット部30が筒状金
具31の螺子部31aによって取り付けられている。
【0032】スイッチユニット部30には、作動金具34と
作動子33が嵌合した状態で収納されている。そして、作
動金具34は付勢用スプリング35によって後方に付勢さ
れ、スイッチ用スプリング36を備えている。
作動子33が嵌合した状態で収納されている。そして、作
動金具34は付勢用スプリング35によって後方に付勢さ
れ、スイッチ用スプリング36を備えている。
【0033】なお、スイッチ用スプリング36が電池15に
接続すると、電池15−負のリード線18−抵抗21−発光ダ
イオード20−正のリード線19−軸継手13−後軸筒12−筒
状金具31−スプリング受け部31b−付勢用スプリング35
−作動金具34−スイッチ用スプリング36の回路が形成さ
れて、発光ダイオード20が点灯し、透明樹脂からなる先
軸筒11の部分が光る。
接続すると、電池15−負のリード線18−抵抗21−発光ダ
イオード20−正のリード線19−軸継手13−後軸筒12−筒
状金具31−スプリング受け部31b−付勢用スプリング35
−作動金具34−スイッチ用スプリング36の回路が形成さ
れて、発光ダイオード20が点灯し、透明樹脂からなる先
軸筒11の部分が光る。
【0034】図2および図3(a)、(b)に示すよう
に、作動子33はテーパ面33bを形成したカムフォロワ部
33aを備え、これの前側部分は筒状金具31の凹部31cに
案内され、後側部分はスイッチカバー32に形成したカム
部32dに係合する。したがって、作動子33は後述するよ
うに、スイッチカバー32の回動によって前後方向に移動
可能であり、また筒状金具31と一体になって回動する。
に、作動子33はテーパ面33bを形成したカムフォロワ部
33aを備え、これの前側部分は筒状金具31の凹部31cに
案内され、後側部分はスイッチカバー32に形成したカム
部32dに係合する。したがって、作動子33は後述するよ
うに、スイッチカバー32の回動によって前後方向に移動
可能であり、また筒状金具31と一体になって回動する。
【0035】図3(c)および(d)に示すように、ス
イッチカバー32の内筒32cの内周面には、非点灯モード
に対応の安定部32e、第1の斜面32f、起立面32j、点
灯モードに対応の安定部32g、第2の斜面32hおよび起
立面32iを一周期とした二周期分のカム部32dを形成し
ている。
イッチカバー32の内筒32cの内周面には、非点灯モード
に対応の安定部32e、第1の斜面32f、起立面32j、点
灯モードに対応の安定部32g、第2の斜面32hおよび起
立面32iを一周期とした二周期分のカム部32dを形成し
ている。
【0036】作動子33のカムフォロワ部33aは、スイッ
チカバー32の第1の斜面32fや第2の斜面32hに案内さ
れて移動できるが、起立面32iおよび32jを乗り越える
ことはできない。そのため、スイッチカバー32は作動子
33および筒状金具31に対して一方向のみに回動可能であ
り、スイッチカバー32の回動操作によって、作動子33は
非点灯モードや点灯モードに対応の各安定部32e、32g
で確実に停止し、また、前後方向に円滑に移動する。
チカバー32の第1の斜面32fや第2の斜面32hに案内さ
れて移動できるが、起立面32iおよび32jを乗り越える
ことはできない。そのため、スイッチカバー32は作動子
33および筒状金具31に対して一方向のみに回動可能であ
り、スイッチカバー32の回動操作によって、作動子33は
非点灯モードや点灯モードに対応の各安定部32e、32g
で確実に停止し、また、前後方向に円滑に移動する。
【0037】図2(a)に示すように、発光ダイオード
非点灯モードでは、 ・カムフォロワ部33aはカム部32dの非点灯モードに対
応の安定部32eに係止され、 ・スイッチ用スプリング36は自然長のままで電池15から
離れた状態であり、 ・発光ダイオード20は点灯していない。 このとき、通常のボールペンとして紙面に書記できるこ
とは勿論である。
非点灯モードでは、 ・カムフォロワ部33aはカム部32dの非点灯モードに対
応の安定部32eに係止され、 ・スイッチ用スプリング36は自然長のままで電池15から
離れた状態であり、 ・発光ダイオード20は点灯していない。 このとき、通常のボールペンとして紙面に書記できるこ
とは勿論である。
【0038】図2(b)に示すように、発光ダイオード
点灯モード、例えばスイッチカバー32を時計方向に回動
した状態では、 ・作動子33は、そのカムフォロワ部33aのテーパ面33b
がカム部32の第1の斜面32fに案内されながら前方向に
移動し、 ・これと連動するかたちで作動金具34が付勢用スプリン
グ35に抗してスイッチカバー32に対し前進し、 ・スイッチ用スプリング36を前方に押し出した状態で、
作動子33のカムフォロワ部33aのテーパ面33bはカム部
32dの安定部32gに係止され、 ・スイッチ用スプリング36の端部36aが電池15に接続す
るので、 ・前述の回路が閉じて、 ・発光ダイオード20が点灯し、この点灯光は透明樹脂製
の先軸筒11を介して外部に導かれる。 これにより、紙面を照明することができる。
点灯モード、例えばスイッチカバー32を時計方向に回動
した状態では、 ・作動子33は、そのカムフォロワ部33aのテーパ面33b
がカム部32の第1の斜面32fに案内されながら前方向に
移動し、 ・これと連動するかたちで作動金具34が付勢用スプリン
グ35に抗してスイッチカバー32に対し前進し、 ・スイッチ用スプリング36を前方に押し出した状態で、
作動子33のカムフォロワ部33aのテーパ面33bはカム部
32dの安定部32gに係止され、 ・スイッチ用スプリング36の端部36aが電池15に接続す
るので、 ・前述の回路が閉じて、 ・発光ダイオード20が点灯し、この点灯光は透明樹脂製
の先軸筒11を介して外部に導かれる。 これにより、紙面を照明することができる。
【0039】さらに、スイッチカバー32を時計方向に回
動すると、 ・作動子33のカムフォロワ部33aのテーパ面33bがスイ
ッチカバー32のカム部32dの第2の斜面32hに案内され
た後、 ・作動子33や作動金具34は起立面32iと付勢用スプリン
グ35によって後退し、 ・作動子33のカムフォロワ部33aのテーパ面33bはカム
部32dの安定部32eに係止され、 ・スイッチ用スプリング36が自然長に復帰し、 ・スイッチ用スプリング36の端部36aが電池15から離れ
て、 ・前述の回路が閉じて発光ダイオード20が消灯する。
動すると、 ・作動子33のカムフォロワ部33aのテーパ面33bがスイ
ッチカバー32のカム部32dの第2の斜面32hに案内され
た後、 ・作動子33や作動金具34は起立面32iと付勢用スプリン
グ35によって後退し、 ・作動子33のカムフォロワ部33aのテーパ面33bはカム
部32dの安定部32eに係止され、 ・スイッチ用スプリング36が自然長に復帰し、 ・スイッチ用スプリング36の端部36aが電池15から離れ
て、 ・前述の回路が閉じて発光ダイオード20が消灯する。
【0040】非点灯モード、点灯モードの切り換え時に
カムフォロワ部33aと作用するカム部32dの第1の斜面
32fは略半周にわたる長さなので、切り換え操作は円滑
に行われる。
カムフォロワ部33aと作用するカム部32dの第1の斜面
32fは略半周にわたる長さなので、切り換え操作は円滑
に行われる。
【0041】なお、スイッチカバー32を反時計方向に回
動しようとすると、作動子33のカムフォロワ部33aがカ
ム部32dの起立面32iによって係止され、作動子33がス
イッチカバー32に対して前後方向に移動することはな
い。
動しようとすると、作動子33のカムフォロワ部33aがカ
ム部32dの起立面32iによって係止され、作動子33がス
イッチカバー32に対して前後方向に移動することはな
い。
【0042】また、スイッチカバー32を回動していない
ときや時計方向に回動しているときには、筒状金具31と
後軸筒12との螺子結合は保持され、スイッチユニット部
30が後軸筒12から外れることはない。
ときや時計方向に回動しているときには、筒状金具31と
後軸筒12との螺子結合は保持され、スイッチユニット部
30が後軸筒12から外れることはない。
【0043】さらに、筒状金具31の鍔状部31eを反時計
方向に回動すると、筒状金具31と後軸筒12との螺子結合
を解除することができる。そして、スイッチユニット部
30を後軸筒12から取り外して、これを交換したり、電池
カバー17に保持された状態の電池15を取り出すことがで
きる。
方向に回動すると、筒状金具31と後軸筒12との螺子結合
を解除することができる。そして、スイッチユニット部
30を後軸筒12から取り外して、これを交換したり、電池
カバー17に保持された状態の電池15を取り出すことがで
きる。
【0044】また、スイッチユニット部30を交換した
り、電池交換を行う際にはスイッチカバー32を反時計方
向に回動するようにしてもよい。このとき、スイッチカ
バー32のカム部32dの起立面32iと作動子33のカムフォ
ロワ部33aが係合し、作動子33のカムフォロワ部33aは
筒状金具31の凹部31cに係合しているので、 ・スイッチカバー32、作動子33、筒状金具31は一体とな
って回動して、 ・筒状金具31と後軸筒12との螺子結合が解除されて、 ・スイッチユニット部が後軸筒から外れる。
り、電池交換を行う際にはスイッチカバー32を反時計方
向に回動するようにしてもよい。このとき、スイッチカ
バー32のカム部32dの起立面32iと作動子33のカムフォ
ロワ部33aが係合し、作動子33のカムフォロワ部33aは
筒状金具31の凹部31cに係合しているので、 ・スイッチカバー32、作動子33、筒状金具31は一体とな
って回動して、 ・筒状金具31と後軸筒12との螺子結合が解除されて、 ・スイッチユニット部が後軸筒から外れる。
【0045】図4(a)に示すように、電池カバー17
は、ある程度の弾性力を持つ例えば厚さ約0.2mm の透明
塩化ビニル等の樹脂でスリット17bを形成するように作
成し、電池15を収納しない状態ではその端部17c同士が
重複した略円筒形状である。
は、ある程度の弾性力を持つ例えば厚さ約0.2mm の透明
塩化ビニル等の樹脂でスリット17bを形成するように作
成し、電池15を収納しない状態ではその端部17c同士が
重複した略円筒形状である。
【0046】図4(b)に示すように、 電池15を電池
カバー17にその開口部17aから押し込むと、重複部分が
弾性力に抗するかたちで広がって複数の電池15を適切な
位置に保持することができるので、これを後軸筒12の後
端部からセットする。
カバー17にその開口部17aから押し込むと、重複部分が
弾性力に抗するかたちで広がって複数の電池15を適切な
位置に保持することができるので、これを後軸筒12の後
端部からセットする。
【0047】そして、筒状金具31の鍔状部31eを時計方
向に回動すると、螺子部31aが後軸筒12と結合してスイ
ッチユニット部30を後軸筒12に取り付けることができ
る。このとき、筒状金具31に取り付けたパッキン37が、
電池カバー17に保持された電池15を前側に押圧してこれ
を確実に負のリード線18に接触させる。
向に回動すると、螺子部31aが後軸筒12と結合してスイ
ッチユニット部30を後軸筒12に取り付けることができ
る。このとき、筒状金具31に取り付けたパッキン37が、
電池カバー17に保持された電池15を前側に押圧してこれ
を確実に負のリード線18に接触させる。
【0048】複数の電池15は電池カバー17によって保持
されているので、例えば照明機能付き筆記具10を携帯中
に振動等によって電池15が後軸筒12内部で移動したり、
個々に分離することがない。したがって、必要なときに
は前述のように、スイッチカバー32の回動することによ
り回路がいつでも正常に閉じ、発光ダイオードを点灯さ
せることができる。
されているので、例えば照明機能付き筆記具10を携帯中
に振動等によって電池15が後軸筒12内部で移動したり、
個々に分離することがない。したがって、必要なときに
は前述のように、スイッチカバー32の回動することによ
り回路がいつでも正常に閉じ、発光ダイオードを点灯さ
せることができる。
【0049】キャップ40は、その外周面に形成した環状
段部40bや内周面に形成した突起40aが、それぞれ先軸
筒11のテーパ面11bや凸状部11aと係合することによっ
て先軸筒11に取り付けられる。キャップ40の取り付け、
取り外しに関係なくスイッチカバー32の回動操作によっ
て点灯することができ、また、先軸筒11及びキャップ40
は透明樹脂で作成されているので、キャップ40を取り付
けた状態でも携帯用照明としても利用することができる
(図1参照)。
段部40bや内周面に形成した突起40aが、それぞれ先軸
筒11のテーパ面11bや凸状部11aと係合することによっ
て先軸筒11に取り付けられる。キャップ40の取り付け、
取り外しに関係なくスイッチカバー32の回動操作によっ
て点灯することができ、また、先軸筒11及びキャップ40
は透明樹脂で作成されているので、キャップ40を取り付
けた状態でも携帯用照明としても利用することができる
(図1参照)。
【0050】レフィール22は先筒軸11の開口部11cから
交換することが可能である。
交換することが可能である。
【0051】以上の実施の形態における各構成要素の相
対的な形状や移動についてはそれぞれの相対関係を逆に
してもよいことは勿論である。
対的な形状や移動についてはそれぞれの相対関係を逆に
してもよいことは勿論である。
【0052】例えば、 ・スイッチカバー32にカムフォロワ部を形成して、作動
子33にカム部を形成したり、 ・カム部32dの起立面32iに変えて斜面を形成し、スイ
ッチカバー32を時計方向、反時計方向のどちらに回動し
ても発光ダイオード20の点灯、消灯を行えるようにした
り、 ・筒状金具31を時計方向に回動して、筒状金具31と後軸
筒12との螺子結合を解除するようにしてもよい。
子33にカム部を形成したり、 ・カム部32dの起立面32iに変えて斜面を形成し、スイ
ッチカバー32を時計方向、反時計方向のどちらに回動し
ても発光ダイオード20の点灯、消灯を行えるようにした
り、 ・筒状金具31を時計方向に回動して、筒状金具31と後軸
筒12との螺子結合を解除するようにしてもよい。
【0053】また、カム部32dの形状や第1の斜面32
f、第2の斜面32hの長さは任意であり、スイッチカバ
ー32の内筒32cに何周期分のカム部32dを形成するかも
任意である。
f、第2の斜面32hの長さは任意であり、スイッチカバ
ー32の内筒32cに何周期分のカム部32dを形成するかも
任意である。
【0054】
【発明の効果】本発明ではこのように、操作部とスイッ
チ部と後方側基部がユニット化し、後方側基部は軸筒に
着脱可能なので、例えばこの部分に不具合が生じた場合
には、後方側基部を軸筒から外してユニットごと取り替
えることができる。
チ部と後方側基部がユニット化し、後方側基部は軸筒に
着脱可能なので、例えばこの部分に不具合が生じた場合
には、後方側基部を軸筒から外してユニットごと取り替
えることができる。
【0055】また、例えば操作部を軸筒に対して回動す
ると、カム作用によってスイッチ部が前後動して発光部
のオン、オフが切り換わり、さらに後方側基部を軸筒か
ら外すことができるので、スイッチユニット部のみの操
作で照明の点灯、消灯、電池交換を行うことができる。
ると、カム作用によってスイッチ部が前後動して発光部
のオン、オフが切り換わり、さらに後方側基部を軸筒か
ら外すことができるので、スイッチユニット部のみの操
作で照明の点灯、消灯、電池交換を行うことができる。
【0056】また、照明の点灯時、消灯時にはこの状態
が確実に保持され、例えば何らかの衝撃等によって点
灯,消灯が切り換わることがないので、誤動作を防止す
ることができる。
が確実に保持され、例えば何らかの衝撃等によって点
灯,消灯が切り換わることがないので、誤動作を防止す
ることができる。
【0057】また、オン,オフの切り換えの際に作用す
るカム部が所定長にわたる傾斜面を備えているので、照
明の点灯、消灯操作を円滑に行うことができる。
るカム部が所定長にわたる傾斜面を備えているので、照
明の点灯、消灯操作を円滑に行うことができる。
【0058】さらに、複数の電池を電池カバーに入れた
状態で軸筒に収納するので、電池の交換作業が容易であ
り、また振動等によって電池が軸筒内で移動することが
なく、常に適切な位置にセットしておくことができる。
状態で軸筒に収納するので、電池の交換作業が容易であ
り、また振動等によって電池が軸筒内で移動することが
なく、常に適切な位置にセットしておくことができる。
【図1】本発明の、照明機能付き筆記具の、非点灯モー
ドにおける断面図である。
ドにおける断面図である。
【図2】本発明の、照明機能付き筆記具の、スイッチユ
ニット部の断面図であり、(a)は非点灯モード、
(b)は点灯モードを示している。
ニット部の断面図であり、(a)は非点灯モード、
(b)は点灯モードを示している。
【図3】本発明の、照明機能付き筆記具の、スイッチユ
ニット部の構成要素などを示す説明図であり、(a)は
作動子の斜視図、(b)は図1のA−A’断面図、
(c)はスイッチカバーの断面図、(d)はカム部の形
状をそれぞれ示している。
ニット部の構成要素などを示す説明図であり、(a)は
作動子の斜視図、(b)は図1のA−A’断面図、
(c)はスイッチカバーの断面図、(d)はカム部の形
状をそれぞれ示している。
【図4】本発明の、照明機能付き筆記具の、(a)は電
池カバー、(b)は電池を電池カバーに保持するときの
様子を示した斜視図である。
池カバー、(b)は電池を電池カバーに保持するときの
様子を示した斜視図である。
【図5】従来の、照明機能付き筆記具を示す説明図であ
り、(a)は非点灯モードの断面図、(b)および
(c)は組み立ての様子を示した斜視図である。
り、(a)は非点灯モードの断面図、(b)および
(c)は組み立ての様子を示した斜視図である。
図1乃至図4において、 10:照明機能付き筆記具 11:先軸筒(軸筒) 11a:凸状部 11b:テーパ面 11c:開口部 12:後軸筒(軸筒) 13:軸継手 14:中筒 15:電池 16:電池台 17:電池カバー 17a:開口部 17b:スリット 17c:端部 18:負のリード線 19:正のリード線 20:発光ダイオード(発光部) 21:抵抗 22:レフィール(筆記部材) 23:クリップ 30:スイッチユニット部 31:筒状金具(後方側基部) 31a:螺子部 31b:付勢用スプリング35の受け部 31c:作動子33のカムフォロワ部33aに対応の凹部 31d:カバー32の段部に係合する環状凹部 31e:鍔状部 32:スイッチカバー(操作部) 32a:外筒 32b:スイッチカバー外筒の段部 32c:内筒 32d:カム部 32e:非点灯モードに対応の安定部(第2の安定部) 32f:カム部の第1の斜面(傾斜面) 32g:点灯モードに対応の安定部(第1の安定部) 32h:カム部の第2の斜面(傾斜面) 32i:カム部の起立面 32j:カム部の起立面 33:作動子(スイッチ部) 33a:カムフォロワ部 33b:カムフォロワ部のテーパ面 34:作動金具(スイッチ部) 35:付勢用スプリング 36:スイッチ用スプリング(スイッチ部) 36a:端部 37:パッキン 40:キャップ 40a:内周面に形成した突起 40b:環状段部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 島田 昌司 東京都葛飾区堀切1丁目16番19号 岩崎金 属工業株式会社内 Fターム(参考) 5G019 AA01 AF33 AM21 CY05 JJ01 JJ08 SK02 SY15
Claims (3)
- 【請求項1】 筆記部材,発光部および電池を収納した
軸筒と、操作部とを相対的に回動させたときのカム作用
により前後動するスイッチ部で、当該発光部のオン,オ
フを切り換える照明機能付き筆記具において、 前記操作部を回動可能なかたちで受け、かつ前記軸筒に
対し着脱自在に取り付けられる後方側基部を設け、 当該後方側基部と、前記操作部および前記スイッチ部と
をユニット化した、ことを特徴とする照明機能付き筆記
具。 - 【請求項2】 筆記部材,発光部および電池を収納した
軸筒と、操作部とを相対的に回動させたときのカム作用
により前後動するスイッチ部で、当該発光部のオン,オ
フを切り換える照明機能付き筆記具において、 前記カム作用を行うためのカム部を、 前記オンに対応の第1の安定部と、 前記オフに対応の第2の安定部と、 当該第1の安定部および当該第2の安定部の間の所定長
にわたる傾斜面とを備えたものとした、ことを特徴とす
る照明機能付き筆記具。 - 【請求項3】 複数の電池を、軸方向のスリットを形成
して可撓性を有する筒状の電池カバーに入れた状態で、
前記軸筒に収納する、ことを特徴とする請求項1または
2記載の照明機能付き筆記具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000061063A JP2001246896A (ja) | 2000-03-06 | 2000-03-06 | 照明機能付き筆記具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000061063A JP2001246896A (ja) | 2000-03-06 | 2000-03-06 | 照明機能付き筆記具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001246896A true JP2001246896A (ja) | 2001-09-11 |
Family
ID=18581275
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000061063A Pending JP2001246896A (ja) | 2000-03-06 | 2000-03-06 | 照明機能付き筆記具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001246896A (ja) |
-
2000
- 2000-03-06 JP JP2000061063A patent/JP2001246896A/ja active Pending
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070228 |
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