JP2001246704A - 化粧板 - Google Patents

化粧板

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JP2001246704A
JP2001246704A JP2000201830A JP2000201830A JP2001246704A JP 2001246704 A JP2001246704 A JP 2001246704A JP 2000201830 A JP2000201830 A JP 2000201830A JP 2000201830 A JP2000201830 A JP 2000201830A JP 2001246704 A JP2001246704 A JP 2001246704A
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JP
Japan
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resin
decorative board
thermosetting resin
paper
wiping
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000201830A
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English (en)
Inventor
Hironori Matsubara
広典 松原
Osamu Oda
小田  修
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ibiden Co Ltd
Original Assignee
Ibiden Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 化粧板の汚れを落としやすくする。 【解決手段】 樹脂化粧板の表面の樹脂中にシリコーン
などの払拭性物質を含させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱硬化性樹脂化粧
板において表面を拭き取るだけで汚れがおちる化粧板に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、化粧板表面の耐汚染性を改善する
ために、特開平4−323037号のように表面を粗化
するなどの処理を施していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、油性マ
ジック(登録商標)などの樹脂への浸透性がある汚染に
対しては充分な効力を持たなかった。
【0004】本発明は、どのような汚染に対しても表面
を拭き取るだけで汚れがおちる化粧板を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前述のご
とき課題を解決すべく鋭意研究した結果、以下に述べる
ような化粧板に想到した。すなわち、本発明の要旨は、 1.基材上に熱硬化性樹脂含浸紙を一体化した熱硬化性
樹脂化粧板において、前記熱硬化性樹脂化粧板の少なく
とも表層の熱硬化性樹脂には払拭性物質を含有してなる
ことを特徴とする化粧板。 2.前記払拭性物質は、シリコーンである1に記載の化
粧板。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の化粧板は、基材上に熱硬
化性樹脂含浸紙を1枚以上積層して一体化した熱硬化性
樹脂化粧板において、前記熱硬化性樹脂化粧板の少なく
とも表層の熱硬性樹脂には払拭性物質を含有させてお
く。払拭性物質は、油性マジックのような汚染物質が樹
脂中に浸透したり、汚染物質中の染料が樹脂と結合する
ことを阻害する。このため、汚染物質が化粧板表面に付
着しても簡単に拭き取ることができるのである。このよ
うな、払拭性物質としては撥水性物質を使用することが
でき、具体的には、シリコーンやフッ素樹脂を使用する
ことができる。シリコーンとは、シロキサン結合の繰り
返しを持つ主鎖とアルキル基、アリール基等の側鎖を持
つ重合体の総称である。低重合で常温で流動性を持つも
のをシリコーンオイルという。前記シリコーンオイル
は、アルキル変性、アミノ変性、カルボキシル変性、高
級脂肪酸変性、エポキシ変性、アルコール変性、ポリエ
ーテル変性、アルキルポリエーテル変性等の変性処理が
なされていることが望ましい。その中でも、メラミン樹
脂との反応性がよく、乳化剤とのなじみがよいアミノ変
性シリコーンオイルが好適である。このアミノ変性シリ
コーンオイルにノニオン系、アニオン系、カチオン系の
活性剤と水を添加し強制乳化することでメラミン樹脂と
相溶性のよい水系化したシリコーンエマルジョンを得る
ことができる。
【0007】前記払拭性物質は、熱硬化性樹脂中1〜5
%重量の含有量であることが望ましい。1%重量以下で
は払拭性効果が得られず、5重量%以上では表面が滑り
製品製造工程上支障をきたす。本発明で、フッ素樹脂を
使用する場合は、粉末を熱硬化性樹脂に添加する。
【0008】本発明で使用される熱硬化性樹脂は、メラ
ミン樹脂、フェノール樹脂、ジアルリルフタレート樹脂
などを使用できる。熱硬化性樹脂含浸紙は、上記メラミ
ン樹脂、フェノール樹脂、ジアルリルフタレート樹脂を
含浸して、乾燥させた樹脂含浸紙である。含浸紙は、晒
クラフト紙、未晒クラフト紙を用途に合わせて選択す
る。含浸紙には必要に応じて色やパターンを印刷するこ
とができる。また、顔料をすきこんでおいてもよい。熱
硬化性樹脂含浸紙は1枚でも複数枚でもよい。また、熱
硬化性樹脂含浸紙と熱可塑性樹脂シートを併用してもよ
い。熱可塑性樹脂シートとしては、ポリエステル樹脂含
浸紙、あるいはポリエステル樹脂フィルムがよい。
【0009】本発明では、少なくとも表層の熱硬化性樹
脂含浸紙に払拭性物質を混合しておく。表層の汚染を防
止することが目的だからである。また、基材は、フェノ
ール樹脂含浸紙を積層したものや、合板、スチール板な
どを選択することができる。
【0010】前記熱硬化性樹脂シートは、図1に示され
るようなメラミン樹脂含浸紙1、フェノール樹脂含浸紙
2で構成される。メラミン樹脂含浸紙1はパターン層や
オーバーレイ層として機能する。なお、パターン層は、
一般に色、柄、模様等が印刷されたパターン紙に樹脂が
含浸されたものである。また、フェノール樹脂含浸紙2
は、化粧板の定形性、強度確保のための基材(コア層)
として機能している。
【0011】次に、本発明の化粧板の製造方法について
説明する。本発明では、未硬化の熱硬化性樹脂に払拭物
質を混合しておき、これを樹脂に含浸させて乾燥させ
る。混合にあたっては、乳化しておくことが望ましい。
メラミン樹脂を含浸し乾燥したパターン紙やオーバーレ
イ紙、フェノール樹脂を含浸し乾燥したコア紙を積層
し、加熱プレスして製造する。圧力は、50〜200k
g/cm2 、温度は、40〜150℃で行う。プレス
は、樹脂含浸紙の積層体をステンレス板で挟んでもよ
く、ステンレス性のローラで加圧しながら行ってもよ
い。本発明では、加熱プレスで硬化した樹脂化粧板を酢
酸ビニルやゴム系接着剤で合板、スチール机の天板など
の基材に接着してもよい。
【0012】以下に本発明を実施例に基づいて詳細に説
明する。
【0013】
【実施例】実施例1 最初に払拭性物質を調整(30%液)する。アミノ変性
シリコーンオイル TSF4702(東芝シリコーン
(株)製) 30重量部、ポリオキシエチレンオレート
ニューコル170(日本乳化剤製)5重量部、28%ア
ンモニア1重量部、水64重量部混合した。この混合物
をTSF4702(東芝シリコーン(株)製)にニュー
コル170(日本乳化剤(株)製)を混ぜた液をアンモ
ニア水溶液の中へ高速攪拌しつつ注入しホモジナイザー
を通して完全乳化する。メラミン樹脂に上記払拭性物質
3%添加し、坪量120g/m2のパターン紙に含浸し
(樹脂140g/m2)、坪量200g/m2 のクラフ
ト紙にフェノール樹脂を含浸したコアー含浸紙とを積層
し、プレス成形機に挿入し 面圧80kg/cm2で4
0℃から140℃までを50分で加熱した後、40℃ま
で冷却し払拭性メラミン化粧板を得た。 比較例1 実施例1において、払拭性樹脂を混合せず成形した化粧
板を比較例1の化粧板とした。払拭性は油性マジックで
化粧板表面に字をかき、ティシュペーパーでこすること
で簡単におちる場合を良好とし、おちない場合を悪いと
した。実施例1では、良好であったが比較例1では悪い
との評価になった。
【0014】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、耐汚
染性に優れた化粧板を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明にかかる化粧板の構造図
【符号の説明】
1 メラミン樹脂含浸紙 2 フェノール樹脂含浸紙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F100 AK01B AK33A AK36B AK52B AK52H AT00A BA02 BA10A BA10B DG10A DG10B EJ82A EJ82B GB90 HB31B JB13B JL06

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材上に熱硬化性樹脂含浸紙を一体化し
    た熱硬化性樹脂化粧板において、前記熱硬化性樹脂化粧
    板の少なくとも表層の熱硬化性樹脂には払拭性物質を含
    有してなることを特徴とする化粧板。
  2. 【請求項2】 前記払拭性物質は、シリコーンである請
    求項1に記載の化粧板。
JP2000201830A 1999-12-28 2000-07-04 化粧板 Pending JP2001246704A (ja)

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JP37573199 1999-12-28
JP11-375731 1999-12-28
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001248096A (ja) * 1999-12-28 2001-09-14 Ibiden Co Ltd 化粧板
JP2005314665A (ja) * 2004-03-30 2005-11-10 Sumitomo Bakelite Co Ltd 化粧板用樹脂組成物、化粧板表層用材料、及び化粧板

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001248096A (ja) * 1999-12-28 2001-09-14 Ibiden Co Ltd 化粧板
JP2005314665A (ja) * 2004-03-30 2005-11-10 Sumitomo Bakelite Co Ltd 化粧板用樹脂組成物、化粧板表層用材料、及び化粧板

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