JP2001246621A - 再生ポリオレフィン樹脂組成物の製造方法及び再生ポリオレフィン樹脂組成物 - Google Patents

再生ポリオレフィン樹脂組成物の製造方法及び再生ポリオレフィン樹脂組成物

Info

Publication number
JP2001246621A
JP2001246621A JP2000060012A JP2000060012A JP2001246621A JP 2001246621 A JP2001246621 A JP 2001246621A JP 2000060012 A JP2000060012 A JP 2000060012A JP 2000060012 A JP2000060012 A JP 2000060012A JP 2001246621 A JP2001246621 A JP 2001246621A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polyolefin resin
resin composition
specific gravity
recycled
recycled polyolefin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000060012A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideki Ando
秀樹 安藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Chemical and Materials Co Ltd
Original Assignee
Nippon Steel Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Chemical Co Ltd filed Critical Nippon Steel Chemical Co Ltd
Priority to JP2000060012A priority Critical patent/JP2001246621A/ja
Publication of JP2001246621A publication Critical patent/JP2001246621A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/52Mechanical processing of waste for the recovery of materials, e.g. crushing, shredding, separation or disassembly
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/62Plastics recycling; Rubber recycling

Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用済みプラスチック製品を、比重分離技術
と混練造粒技術を組み合わせることにより、高効率なマ
テリアルリサイクル化を達成するとともに、機械的物性
バランスに優れた再生ポリオレフィン樹脂組成物を提供
すること。 【解決手段】 使用済みプラスチック製品を粉砕し、鉄
及び非鉄金属を除去した後に比重分離することにより、
金属異物が2%以下に低減された比重1以下の使用済み
ポリオレフィン樹脂粉砕品を得て、これをスクリュー式
押出機に供給し、ASTM式標準ふるいでNo.20以上
(篩目の開き0.84mm以下)のスクリーンメッシュフィル
ターによって更に金属異物を除去しながら混練造粒し
て、曲げ弾性率が1000MPa以上であり、且つアイゾ
ット衝撃強さが3kJ/m2以上である再生ポリオレフィン
樹脂組成物を製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、廃棄プラスチック
のマテリアルリサイクルに係り、使用済みプラスチック
製品からバージン樹脂と同等の物性を有する再生ポリオ
レフィン樹脂組成物を製造する方法と、同製造方法によ
って生産され、剛性や耐衝撃性等の機械的物性バランス
に優れた再生オレフィン樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】プラスチックは、軽量性、良成形加工性
(意匠性)、さびにくさ等の特徴が評価され、日用雑
貨、包装・容器、自動車、家電・OA機器、建設資材
等、産業のあらゆる分野で採用されてきた。ところが近
年、地球規模の環境問題がクローズアップされ、工業部
材のリサイクルへの関心が高まるにつれて、プラスチッ
クの長所は逆に短所となり、採用への強い逆風となって
いる。すなわち、「軽量性」はリサイクル時の輸送コス
ト上昇を引き起こす「嵩高さ」に転じ、「良成形加工
性」はマテリアルリサイクルを妨げる「熱分解し易さ」
に転じ、「さびにくさ」は埋め立てても自然に崩壊し難
い「循環性の低さ」に転じることで、それぞれリサイク
ルを妨げる要因となっている。
【0003】また、分別する場合においても、プラスチ
ックは鉄のように磁力で選別したり、銅やアルミニウム
のように渦電流で選別したりすることが出来ないため、
金属や木材といった他材料との混合物から選別すること
は極めて困難である。たとえ選別できたとしても、プラ
スチックは種類も多く、相互に交じり合うことで機械的
物性が著しく低下するため、そのままでマテリアルリサ
イクルすることはやはり困難である。こうした背景か
ら、従来、廃棄プラスチックは埋立や焼却処分に依存す
るところが大きく、そのことが埋立地の逼迫や焼却によ
るダイオキシン発生といった深刻な社会問題を招く一因
となっている。
【0004】かかるプラスチック分別の問題点を解決す
る目的で、様々な分離・分別技術が提案されている。例
えば、比重分離(プラスチックスエージ、1997・
臨時増刊号、p67)、溶剤・溶解分離、静電分
離、選択的浮遊分離、スクリーンチェンジャー/メ
ルトフィルター(プラスチックスエージ、1998・臨
時増刊号、p51)等である。
【0005】の比重分離は、液体や気体等の媒体中に
おけるプラスチックの比重差を利用して分別する技術で
あり、比重差の小さいものを分離することは出来ない。
の溶剤・溶解分離は、特定の溶剤に対する溶解度の差
を、の静電分離は、プラスチック粒子が摩擦により正
又は負に帯電する性質を、の選択的浮遊分離は、プラ
スチック表面の水ぬれ性の差を利用してそれぞれ分別す
る技術であり、とは異なり比重差の小さいものにも適
用できる。のスクリーンチェンジャーは、プラスチッ
ク相互を分別する技術ではないが、押出機で溶融したプ
ラスチックから金属等の未溶融物を除去することが出来
る。これらの分離・分別技術はそれぞれ一長一短がある
ため、対象とするプラスチックに応じて複数方式を組み
合わせたシステムを構築するのが一般的である。
【0006】比重分離の中でも水や塩水等の液体を使用
する湿式の比重分離は、廃棄プラスチックの洗浄も兼ね
ることが出来るので、単独や他の方式との組み合わせに
よるシステム化等、幅広く活用されている。特に使用済
み自動車や家電製品を破砕処理した、いわゆる、シュレ
ッダーダストを、より付加価値の高い製品に再生するた
めに分離・分別するための装置として有効である。例え
ば、家電製品の場合、金属部品と共に一括粉砕された
後、磁力選別機で鉄を、渦電流選別機で銅、アルミニウ
ム等の非鉄金属を分離し、残さを水で比重分離すること
で高度な分別処理を可能にするシステムが提案され実証
試験が行なわれている。(プラスチックエージ、199
7・臨時増刊号、p98)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、上記の
ような比重分離システムにおいて分別された、水面に浮
上する比重1以下の成分について機械的物性を評価した
結果、バージン樹脂と比較すると耐衝撃性がかなり低下
していること、また、その主原因がポリエチレンとポリ
プロピレン間の相溶性の低さにあることを見出した一般
に、ポリエチレンとポリプロピレンは相溶性、あるいは
混和性が高いと考えられており、そのために従来の比重
分離においても比重1以下の成分として一括して取り扱
うのが常であった。上述の結果から物性低下を避けるた
めには、ポリエチレンとポリプロピレンを更に分別する
ことが必要であるが、この2つの樹脂は比重も含めて性
質が極めて似通っているため、低コストで分別すること
は極めて困難である。また、比重分離工程における異物
除去が不十分なため、再生されたプラスチックの外観や
機械的物性が損なわれ、再生プラスチックの価値を下げ
てしまうこともマテリアルリサイクルを困難なものにし
ている一因であった。そこで、本発明の目的は、廃棄プ
ラスチックから優れた機械的物性を与えることが可能な
再生ポリオレフィン樹脂組成物を回収する方法を提供す
ることにある。また、本発明は機械的物性が優れた再生
ポリオレフィン樹脂組成物を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者らは、
比重分離技術に係るこのような課題の解決を図り、分離
・分別された廃棄プラスチックの機械的物性を改善しバ
ージン材に如何に近づけるかという課題について鋭意検
討した結果、比重分離工程に汎用の単軸押出機や二軸押
出機による混練造粒工程を組み合わせ、異物除去と機械
的物性を制御するための副材料の添加を行なうことで、
汎用のバージンプラスチック同等若しくはそれ以上の機
械的物性バランスが得られることを見出し、本発明を完
成した。
【0009】すなわち、請求項1に係る発明は、使用済
みプラスチック製品を粉砕し、鉄及び非鉄金属を除去し
た後に比重分離することにより、金属異物が2%以下に
低減された比重1以下の使用済みポリオレフィン樹脂粉
砕品を得て、これをスクリュー式押出機に供給し、AS
TM式標準ふるいでNo.20以上(篩目の開き0.8
4mm以下)のスクリーンメッシュフィルターによっ
て、更に金属異物を除去しながら混練造粒することを特
徴とする再生ポリオレフィン樹脂組成物の製造方法であ
る。請求項2に係る発明は、前記の使用済みポリオレフ
ィン樹脂粉砕品を主原料とし、その他の副原料と共にス
クリュー式押出機に供給し、ASTM式標準ふるいでN
o.20以上のスクリーンメッシュフィルターによって
金属異物を除去しながら混練造粒することを特徴とする
再生ポリオレフィン樹脂組成物の製造方法である。請求
項3に係る発明は、前記使用済みプラスチック製品の粉
砕を、平均粒子径が20mm以下となるように行い、且
つ比重分離を、水を使用した湿式の比重分離方法で行う
再生ポリオレフィン樹脂組成物の製造方法である。請求
項4に係る発明は、前記副原料の少なくとも一部が、熱
可塑性エラストマーである再生ポリオレフィン樹脂組成
物の製造方法である。また、請求項5に係る発明は、前
記熱可塑性エラストマーの使用量が、組成物の1〜10
重量%である再生ポリオレフィン樹脂組成物の製造方法
である。請求項6に係る発明は、再生ポリオレフィン樹
脂組成物であって、曲げ弾性率(ASTM D790準
拠)が1000MPa以上であり、且つアイゾット衝撃
強さ(ASTM D256準拠)が3kJ/m2 以上で
あることを特徴とする再生ポリオレフィン樹脂組成物で
ある。また、請求項7に係る発明は、前記再生ポリオレ
フィン樹脂組成物が、請求項1〜5のいずれかに記載の
製造方法により混練造粒された再生ポリオレフィン樹脂
組成物あることを特徴とするものである。請求項8に係
る発明は、前記再生ポリオレフィン樹脂組成物とバージ
ン樹脂を配合してなる組成物であり、再生ポリオレフィ
ン樹脂組成物の含有割合が10重量%以上であることを
特徴とする樹脂コンパウンドである。
【0010】以下、本発明を具体的に説明する。本発明
でいう使用済みプラスチック製品は、例えば包装材料、
自動車、家電製品やOA機器、建築物等に使用された後
に回収され、包装材料処理プラント、廃自動車処理リサ
イクルプラント、家電リサイクル処理プラント、建設廃
材処理プラント等で処分されるものが代表的である。使
用済みプラスチック製品は、不特定多数あるいは多種類
の使用済みプラスチック製品であってもよいし、家電リ
サイクル処理プラント等の特定のプラントに集められる
プラスチック製品であってもよい。かかる使用済みプラ
スチック製品を構成するプラスチック原料としては、代
表的には、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポ
リスチレン樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリブチレンテレフ
タレート樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリ
カーボネート樹脂、ナイロン樹脂(ポリアミド樹脂)等
の種々の熱可塑性樹脂あるいはこれらの樹脂の混合物
(すなわち、樹脂組成物)の粉砕品を挙げることがで
き、特に射出成形性や機械的物性バランス、原料として
の発生量の面から、ポリオレフィン系樹脂(ポリエチレ
ン樹脂とポリプロピレン樹脂の総称)、ポリスチレン系
樹脂又はこれらを主として含む樹脂組成物の粉砕品が好
ましい。なお、使用済みプラスチック製品には、熱硬化
樹脂等が混ざることがあるが、少量であれば差し支えな
い。
【0011】この使用済みプラスチック製品を粉砕する
方法については、特に制限されるものではなく、例え
ば、常温切断・破砕、冷凍切断・破砕、せん断破砕等の
手段で粉砕されたものでよく、その形状についても、不
定形状、カレット形状、細長形状、粒子形状等、どのよ
うな形状のものでもよいが、単軸押出機や2軸押出機に
おける混練作業性の面から、望ましくはカレット形状及
び/又は粒子形状が好ましい。
【0012】ここで得られる粉砕粒子の平均粒子径の上
限は、比重分離における分別精度と金属異物除去の観点
から、20mm以下であることが好ましく、より好まし
くは10mm以下である。平均粒子径が20mmを超え
ると、異種材料で構成されたプラスチック部品の場合、
材料の分離が不十分となり、比重分離の分別精度が低下
するので好ましくない。また、粉砕粒子の平均粒子径の
下限は、特に制限されるものではないが、粉砕処理に関
るコスト低減の観点から、1mm以上であることが好ま
しく、より好ましくは5mm以上である。平均粒子径が
1mm未満の大きさまで粉砕しようとすると、粉砕装置
として必要以上に大きな能力の設備が必要となり設備コ
ストが上昇すること、また粉砕作業に長時間を要するこ
とからランニングコストが上昇すること等の点から好ま
しくない。
【0013】上記の粉砕粒子の中には鉄、銅、アルミニ
ウム等の金属が混入しているため、磁力選別機により鉄
を、渦電流選別機により銅、アルミニウム等の非鉄金属
を除去することが好ましく、かかる目的で使用される磁
力選別機や渦電流選別機の機種、構造等は特に制限され
るものではなく、汎用の装置がそのまま使用できる。
【0014】本発明においては、金属を除去した後、更
に粉砕粒子を比重分離し、比重1以下の成分と比重1を
超える成分とに分別する。その分別精度は再生プラスチ
ックの物性維持の観点から高ければ高いほど良く、比重
1以下の成分中の比重1を越える成分の混入率、及び比
重1を超える成分中の比重1以下の成分の混入率は、好
ましくは10%以下、より好ましくは5%以下、更に好
ましくは1%以下である。
【0015】かかる目的で使用される比重選別機の機
種、構造等は、上記の分別精度を実現出来るものであれ
ば特に制限されるものではなく、汎用の装置がそのまま
使用できる。但し、高精度の分別が可能であること、汚
れの激しい材料の洗浄も可能であること等の点から、水
を使用した湿式の比重選別機が好適に用いられる。
【0016】本発明においては、多種類の使用済みプラ
スチック製品を粉砕した後、磁力選別、渦電流選別、比
重選別の各工程を経て回収された比重1以下の粉砕粒子
を「使用済みポリオレフィン樹脂粉砕品」と呼称する。
これは、使用済みプラスチック製品に含まれる樹脂種中
のポリオレフィン樹脂を除く殆どの樹脂が比重1以上の
樹脂であり、比重1以下の樹脂種はポリオレフィン樹脂
に殆ど限られるからである。使用済みポリオレフィン樹
脂粉砕品は、その選別工程において金属異物の混入率が
2%未満まで低減されていることが好ましい。金属異物
の混入率が2%以上であると、押出機による混練造粒工
程において金属異物に起因する閉塞が多発し、効率の良
い運転が不可能となるからである。
【0017】本発明の使用済みポリオレフィン樹脂粉砕
品を混練造粒する目的で使用されるスクリュー式押出機
の機種、構造等は、金属異物を含めた未溶融物を濾過す
るためのスクリーンメッシュフィルター(以下、SMF
と略称する)が設置可能であれば、特に制限されるもの
ではなく、汎用の単軸又は二軸押出機が好適に用いられ
る。
【0018】本発明においては、SMFによって、金属
異物を含めた大量の未溶融物が濾過され、これら未溶融
物がフィルターの(樹脂の流れに対する)上流側に堆積
し、最終的にはフィルターを閉塞させることになる。し
たがって、SMF部分は、混練造粒作業を中断すること
なくフィルター交換が出来るように、複数のフィルター
面を切り替えて濾過することが出来る、いわゆる、オー
トスクリーンチェンジャー方式となっていることが好ま
しい。また、閉塞したフィルターに下流から上流方向に
圧力をかけることで堆積した未溶融物を洗浄し押出機外
に排出させる、いわゆる、逆洗機構を有するオートスク
リーンチェンジャーであることがより好ましい。
【0019】本発明で使用されるSMFは、再生品の外
観や機械的物性の観点から、ASTM式標準ふるいでN
o.20以上(篩目の開き0.84mm以下)であるこ
とがよく、好ましくはNo.100以上(篩目の開き
0.149mm以下)である。No.20未満の番手の
SMFであると、大きな粒子径の異物が通過し、再生品
の外観を損ね、機械的物性、特に耐衝撃性や引張破断伸
びといった靭性に関する物性値が著しく低下するので好
ましくない。また、SMFの番手の上限値は、特に制限
されるものではないが、No.250以下(篩目の開き
0.062mm以上)であることが好ましい。No.2
50を超える番手のSMFであると、フィルターの閉塞
が起こる頻度が増し、生産効率が著しく低下するので好
ましくない。
【0020】使用済みポリオレフィン樹脂粉砕品をスク
リュー式押出機に供給し、ASTM式標準ふるいでN
o.20以上(篩目の開き0.84mm以下)のスクリ
ーンメッシュフィルターによって更に金属異物を除去し
ながら混練造粒することで、再生ポリオレフィン樹脂組
成物が製造される。再生ポリオレフィン樹脂組成物は、
ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン樹脂
のみからなることもできるが、通常は少量の他の樹脂あ
るいは樹脂以外の成分を含むことが多い。
【0021】本発明の製造方法で得られる再生ポリオレ
フィン樹脂は、物性に対する要求スペックが高くない汎
用製品であれば、そのまま使用可能な物性レベルを有し
ているが、バージン樹脂と比較すると耐衝撃性がかなり
低下していることが多い。その主原因は、前述したよう
にポリエチレンとポリプロピレンの間の相溶性の低さに
ある。
【0022】再生ポリオレフィン樹脂中に、ポリエチレ
ンとポリプロピレンとが含まれる場合の物性レベルの低
下問題については、本発明者らは、使用済みポリオレフ
ィン樹脂粉砕品を混練造粒する際、副原料として熱可塑
性エラストマー(以下、TPEと省略する)を少量添加
することでこの問題が解決し得ることを見出した。TP
Eはそれ自体高い耐衝撃性を有しており、脆性樹脂に対
して20〜30%の大量添加することで耐衝撃性を改良
する、いわゆる、インパクト・モディファイヤーとして
知られている。しかし、本発明においては、TPEはポ
リエチレンとポリプロピレンの相溶化剤として機能して
いるため、その添加量は1〜10重量%の少量で良い。
添加量が1%未満であると相溶化剤としての効果が小さ
く十分な物性改善が出来ないため好ましくない。また、
添加量が10重量%を超えると、耐衝撃性は徐々に増大
するものの弾性率が急激に低下すること、更に高価な熱
可塑性エラストマーを大量添加することにより再生コス
トの上昇を招くこと等からやはり好ましくない。
【0023】本発明に使用されるTPEとしては、具体
的には、低密度ポリエチレン(LDPE)、線状低密度
ポリエチレン(LLDPE)、エチレン−プロピレン−
ラバー(EPR)、エチレン−プロピレン−ジエンモノ
マー共重合体(EPDM)、スチレン−ブタジエン−ス
チレン共重合体(SBS)、スチレン−イソプレン−ス
チレン共重合体(SIS)、スチレン−エチレンブチレ
ン−スチレン共重合体(SEBS)、塩ビ系TPE、ウ
レタン系TPE、ポリエステル系TPE、ポリアミド系
TPE、フッ素樹脂系TPE等を例示することができ、
これらは単独で使用しても2種類以上の混合物としても
使用することができるが、これに何ら制限されるもので
はない。但し、相溶化剤としての効果と価格のバランス
の観点から、エチレン−プロピレン−ラバー(EPR)
及びその類縁体が好適に用いられる。
【0024】本発明の製造方法により得られた再生ポリ
オレフィン樹脂組成物は、その組成等により所定の物性
を有するが、所望の物性に満たない場合や他の物性を付
加したい場合は、必要により上記のような他の副原料が
使用される。所望の物性としては、後記する本発明の再
生ポリオレフィン樹脂組成物が備える物性がある。他の
副原料としては、前記の相溶化剤の他に、樹脂、フィラ
ー、公知の樹脂添加剤等がある。
【0025】本発明の再生ポリオレフィン樹脂組成物
は、以上に述べてきた再生ポリオレフィン樹脂の製造方
法により混練造粒された樹脂組成物又は使用済みプラス
チック製品を再生した再生ポリオレフィン樹脂組成物で
あって、曲げ弾性率(ASTMD790準拠)が100
0MPa以上であり、且つアイゾット衝撃強さ(AST
M D256準拠)が3kJ/m2 以上のものである。
好ましい本発明の再生ポリオレフィン樹脂組成物は、前
記再生ポリオレフィン樹脂の製造方法により混練造粒さ
れた樹脂組成物であって、上記物性値を有するものであ
る。この物性値は、上記のような副原料の種類や量を制
御して、製造工程中で混練することにより調整可能であ
る。
【0026】上記のような本発明の再生ポリオレフィン
樹脂組成物は、バージン樹脂にも匹敵する剛性と靭性の
良好な物性バランスを有し得るため、様々な用途の製品
に利用可能である。本発明の再生ポリオレフィン樹脂組
成物の排出元である包装材料、自動車、家電製品やOA
機器、建築物等のプラスチック部品としての再利用も可
能であるが、いわゆるカスケード・リサイクルとして、
公園のベンチ、擬木、枕木、樹脂パレット、コンテナ
ー、コンクリート型枠等への使用も可能である。
【0027】本発明の再生ポリオレフィン樹脂組成物の
製造方法によって製造された再生ポリオレフィン樹脂組
成物は、そのままでも様々な用途に使用可能であるが、
更に美麗な外観、高い機械的物性等が要求される製品に
使用する目的で、バージン樹脂と任意の比率に混合して
樹脂コンパウンドとして使用することも可能であり、本
発明に含まれる。かかる、樹脂コンパウンドも、曲げ弾
性率及びアイゾット衝撃強さについては、それぞれ10
00MPa以上、3kj/m2以上であることがよい。な
お、本発明でいう樹脂コンパウンドは、一旦得られた再
生ポリオレフィン樹脂組成物に、バージン樹脂を含む材
料を配合して得られる樹脂組成物をいう。かかる樹脂コ
ンパウンドとして使用する場合、再生ポリオレフィン樹
脂組成物とバージン樹脂の混合比率は、再生樹脂/バー
ジン樹脂≧10/90である。再生樹脂が全体の10重
量%未満であると、プラスチックリサイクルの推進とい
う本発明の意義が失われてしまうので好ましくない。バ
ージン樹脂としては、ポリオレフィン樹脂が好ましい。
【0028】本発明の再生ポリオレフィン樹脂組成物又
は樹脂コンパウンドには、本発明の目的から外れない範
囲で、必要に応じて熱可塑性以外の樹脂成分、顔料、有
機/無機充填剤、各種添加剤等も添加することができ
る。この中で、成形品に剛性を付与する目的で使用され
る有機/無機充填剤としては、板状、粒状、繊維状のい
ずれのものを用いてもよい。具体的には、板状又は粒状
の充填剤としては、各種金属粉末(アルミニウム粉
等)、金属酸化物(酸化マグネシウム、酸化チタン、ア
ルミナ等)、金属水酸化物(水酸化マグネシウム、水酸
化アルミニウム等)、炭酸・硫酸塩(炭酸カルシウム、
炭酸マグネシウム、硫酸バリウム等)、合成ケイ酸塩
(ケイ酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウム等)、天然
ケイ酸塩(タルク、マイカ、カオリン等)、炭化ケイ素
粉、合成・天然シリカ、カーボンブラック、木粉、綿粉
などが挙げられる。また、繊維状充填剤としては、合成
高分子繊維(ナイロン、PET繊維、アラミド繊維、テ
フロン繊維等)、天然高分子繊維(羊毛、木綿、パルプ
等)、ガラス繊維、カーボン繊維(カーボンウィスカ
ー、グラファイト繊維等)、セラミック繊維(シリカ・
アルミナファイバー、チタン酸カリウム繊維、アスベス
ト繊維等)、炭化ケイ素繊維・ウィスカー、金属繊維
(ボロン繊維、スチール繊維、アルミニウム繊維等)等
を例示することが出来る。また、各種添加剤としては、
可塑剤、難燃剤、熱安定剤、酸化防止剤、光安定剤、紫
外線吸収剤、滑剤、帯電防止剤、離型剤、発泡剤、核
剤、着色剤、架橋剤、分散助剤等を例示することが出来
る。
【0029】
【実施例】以下、実施例及び比較例に基づいて、本発明
を具体的に説明する。 実施例1 不特定多数の使用済みプラスチック製品を平均粒子径1
0mmφに破砕処理し、磁力選別機で鉄を、渦電流選別
機で銅、アルミニウム等の非鉄金属を除去した後、水流
式の比重選別機を用いて水に浮く成分を回収、乾燥し
た。これを、使用済みポリオレフィン樹脂粉砕品とし
て、田辺プラスチック(株)製の40mmφ単軸押出機
を用い、シリンダー温度200℃の条件で溶融混練し、
ASTM式標準ふるいNo.100(篩目の開き0.1
49mm)のスクリーンメッシュフィルターを装着した
オートスクリーンチェンジャーで異物除去を行なった
後、ストランド水槽とストランドカッターを用いて造粒
し、再生ポリオレフィン樹脂組成物のペレットを得た。
このペレットを(株)日本製鋼所製75トン射出成形機
を用いて成形し、テストピースを作成した。
【0030】物性試験は下記の条件にて実施した。 *引張試験:ASTM D638準拠、試験速度5mm/mi
n *曲げ試験:ASTM D790準拠、試験速度3mm/mi
n、支点間距離100mm *アイゾット(IZOD)衝撃強度:ASTM D256準
拠、打撃速度3.5m/s
【0031】実施例2〜4 実施例1の使用済みポリオレフィン樹脂粉砕品を主原料
とし、表1に示した副原料と配合比率に応じて混合し、
実施例1と同様に混練、造粒、テストピース作成、物性
試験を行なった。なお、実施例4では、バージンPPは
造粒された再生ポリオレフィン樹脂組成物に混合された
ものであり、そのテストピース作成、物性試験は混合し
て得られた樹脂コンパウンドについて行なったものであ
る。
【0032】比較例1 実施例1において、スクリーンメッシュフィルターを装
着せずに混練を行なった以外は、全て実施例1と同様に
実験を行なった。この比較例では、押出機の閉塞が激し
く、混練造粒が困難であった。
【0033】参考例1 モンテル・エスディーケイ・サンライズ(株)製ポリプ
ロピレン樹脂PMB60Aを用いて実施例と同様に射出
成形でテストピースを作成後、実施例と同一条件で物性
試験を行なった。
【0034】表1に、前記実施例、比較例及び参考例の
配合組成、スクリーンメッシュフィルター(SMF)の
標準ふるいNo.及び物性試験結果を示す。なお、表1に
おいて、再生POは使用済みポリオレフィン樹脂粉砕品
を、PPはバージンのポリプロピレン樹脂(PMB60
A)を、EPRはエチレン-プロピレンラバー(日本合
成ゴム社製EP-02P)を表わす。また、タルクは林化
成社製のタルク5000Sである。
【0035】
【表1】
【0036】
【発明の効果】本発明の再生ポリオレフィン樹脂の製造
方法によれば、従来廃棄物処理に苦慮していた不特定多
数の使用済みプラスチックス製品のマテリアルリサイク
ルが可能となる。また、本発明の再生ポリオレフィン樹
脂の製造方法によれば、工業用材料として様々な用途に
十分再利用可能な機械的物性バランスに優れた再生ポリ
オレフィン樹脂組成物を提供することが可能であり、有
利なマテリアルリサイクルが可能となる。したがって、
使用済みプラスチックの埋立地の逼迫や焼却によるダイ
オキシン発生といった社会問題を解決し、循環型社会の
構築に大きく貢献するものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // B29K 21:00 B29K 21:00 23:00 23:00 Fターム(参考) 4F070 AA12 DA41 DA55 DB10 DC05 4F201 AA03 AA45 AA50 BA02 BC01 BC25 BD05 BK02 BK13 BK25 BK26 BN18 BN29 BQ16 4F301 AA05 AA12 AA15 BA01 BA03 BA11 BA15 BA21 BB05 BC02 BC13 BC25 BC26 BC31 BD08 BE18 BE29 BF05 BF08 BF09 BF12 BF26 BF32 BG16 CA09 4J002 BB03W BB03X BB04W BB12W BB14W BB15X BC05X BD03X BP01X CF17X CK02X CL07X

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不特定の使用済みプラスチック製品を粉
    砕し、鉄及び非鉄金属を除去した後に比重分離すること
    により、金属異物が2%以下に低減された比重1以下の
    使用済みポリオレフィン樹脂粉砕品を得て、これをスク
    リュー式押出機に供給し、ASTM式標準ふるいでN
    o.20以上(篩目の開き0.84mm以下)のスクリ
    ーンメッシュフィルターによって、更に金属及びその他
    の異物を除去しながら混練造粒することを特徴とする再
    生ポリオレフィン樹脂組成物の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の使用済みポリオレフィン
    樹脂粉砕品を主原料とし、その他の副原料と共にスクリ
    ュー式押出機に供給し、ASTM式標準ふるいでNo.
    20以上のスクリーンメッシュフィルターによって金属
    異物を除去しながら混練造粒することを特徴とする再生
    ポリオレフィン樹脂組成物の製造方法。
  3. 【請求項3】 使用済みプラスチック製品の粉砕を、平
    均粒子径が20mm以下となるように行い、且つ比重分
    離を、水を使用した湿式の比重分離方法で行う請求項1
    又は2に記載の再生ポリオレフィン樹脂組成物の製造方
    法。
  4. 【請求項4】 副原料の少なくとも一部が、熱可塑性エ
    ラストマーである請求項2記載の再生ポリオレフィン樹
    脂組成物の製造方法。
  5. 【請求項5】 熱可塑性エラストマーの使用量が、再生
    ポリオレフィン樹脂組成物の1〜10重量%となる量で
    ある請求項4記載の再生オレフィン樹脂組成物の製造方
    法。
  6. 【請求項6】 不特定の使用済みプラスチック製品から
    再生された再生ポリオレフィン樹脂組成物であって、曲
    げ弾性率(ASTM D790準拠)が1000MPa
    以上であり、且つアイゾット衝撃強さ(ASTM D2
    56準拠)が3kJ/m2 以上であることを特徴とする
    再生ポリオレフィン樹脂組成物。
  7. 【請求項7】 再生ポリオレフィン樹脂組成物が、請求
    項1〜5のいずれかに記載の製造方法により混練造粒さ
    れて得られたものであることを特徴とする請求項6記載
    の再生ポリオレフィン樹脂組成物。
  8. 【請求項8】 請求項6又は7記載の再生ポリオレフィ
    ン樹脂組成物とバージン樹脂を配合してなり、前記再生
    ポリオレフィン樹脂組成物の含有割合が10重量%以上
    であることを特徴とする樹脂コンパウンド。
JP2000060012A 2000-03-06 2000-03-06 再生ポリオレフィン樹脂組成物の製造方法及び再生ポリオレフィン樹脂組成物 Withdrawn JP2001246621A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000060012A JP2001246621A (ja) 2000-03-06 2000-03-06 再生ポリオレフィン樹脂組成物の製造方法及び再生ポリオレフィン樹脂組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000060012A JP2001246621A (ja) 2000-03-06 2000-03-06 再生ポリオレフィン樹脂組成物の製造方法及び再生ポリオレフィン樹脂組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001246621A true JP2001246621A (ja) 2001-09-11

Family

ID=18580391

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000060012A Withdrawn JP2001246621A (ja) 2000-03-06 2000-03-06 再生ポリオレフィン樹脂組成物の製造方法及び再生ポリオレフィン樹脂組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001246621A (ja)

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001254024A (ja) * 2000-03-09 2001-09-18 Techno Polymer Co Ltd 再生プラスチック材料の製造方法
JP2005288952A (ja) * 2004-04-02 2005-10-20 Lonseal Corp 再生熱可塑性樹脂組成物の製造方法。
JP2006225571A (ja) * 2005-02-21 2006-08-31 Nitto Denko Corp 再生樹脂含有ポリオレフィン系樹脂発泡体用組成物及びその発泡体並びにその製造方法。
JP2006298960A (ja) * 2005-04-15 2006-11-02 Inabata & Co Ltd 再生フィルム及びその製造方法
FR2886569A1 (fr) * 2005-06-06 2006-12-08 Onyx Sa Procede de separation de caoutchouc ou plastique d'inserts metalliques et installation
JP2007112913A (ja) * 2005-10-21 2007-05-10 Musashino Kiko Kk リサイクルプラスチック及びリサイクルプラスチック厚板材
JP2007130885A (ja) * 2005-11-10 2007-05-31 Sharp Corp プラスチック廃材の再資源化方法、およびそれを用いたプラスチック成形体の製造方法、プラスチック成形体
JP2007130831A (ja) * 2005-11-09 2007-05-31 Sharp Corp プラスチック廃材の再資源化方法、ならびにプラスチック原料、プラスチック部材およびそれらの製造方法
JP2008000908A (ja) * 2006-06-20 2008-01-10 Npo Hiroshima Junkangata Shakai Suishin Kiko 廃プラスチックの薄物製品へのリサイクル方法
JP2009173947A (ja) * 2003-10-17 2009-08-06 Ube Ind Ltd 不溶物が混在する車用バンパーの粉砕物を原料とする車内装用樹脂組成物及びその成形物
JP2010234812A (ja) * 2010-05-27 2010-10-21 Sharp Corp プラスチック廃材の再資源化方法、およびそれを用いたプラスチック成形体の製造方法、プラスチック成形体
JP2011042793A (ja) * 2010-09-16 2011-03-03 Nitto Denko Corp 再生樹脂含有ポリオレフィン系樹脂発泡体用組成物及びその発泡体
JP2011104948A (ja) * 2009-11-20 2011-06-02 Wpc Corporation Kk 合成木材用の添加材及びその製造方法,前記添加材を含む合成木材用の成形材並びに合成木材
JPWO2014017072A1 (ja) * 2012-07-24 2016-07-07 パナソニックIpマネジメント株式会社 熱可塑性再生樹脂材料
JP2017528575A (ja) * 2014-09-17 2017-09-28 イメリーズ ミネラルズ リミテッド ポリマー組成物
JP2021115795A (ja) * 2020-01-28 2021-08-10 花王株式会社 再生樹脂組成物
KR102452638B1 (ko) * 2021-11-12 2022-10-12 주식회사 성현테크 재활용 복합소재를 활용한 거더 바닥거푸집 제조방법 및 이를 이용한 거더 바닥 거푸집

Cited By (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001254024A (ja) * 2000-03-09 2001-09-18 Techno Polymer Co Ltd 再生プラスチック材料の製造方法
JP2009173947A (ja) * 2003-10-17 2009-08-06 Ube Ind Ltd 不溶物が混在する車用バンパーの粉砕物を原料とする車内装用樹脂組成物及びその成形物
JP2005288952A (ja) * 2004-04-02 2005-10-20 Lonseal Corp 再生熱可塑性樹脂組成物の製造方法。
JP4480447B2 (ja) * 2004-04-02 2010-06-16 ロンシール工業株式会社 再生熱可塑性樹脂組成物の製造方法。
JP4688519B2 (ja) * 2005-02-21 2011-05-25 日東電工株式会社 ポリオレフィン系樹脂発泡体の製造方法
JP2006225571A (ja) * 2005-02-21 2006-08-31 Nitto Denko Corp 再生樹脂含有ポリオレフィン系樹脂発泡体用組成物及びその発泡体並びにその製造方法。
JP2006298960A (ja) * 2005-04-15 2006-11-02 Inabata & Co Ltd 再生フィルム及びその製造方法
FR2886569A1 (fr) * 2005-06-06 2006-12-08 Onyx Sa Procede de separation de caoutchouc ou plastique d'inserts metalliques et installation
JP2007112913A (ja) * 2005-10-21 2007-05-10 Musashino Kiko Kk リサイクルプラスチック及びリサイクルプラスチック厚板材
JP4573753B2 (ja) * 2005-11-09 2010-11-04 シャープ株式会社 プラスチック廃材の再資源化方法、ならびにプラスチック原料、プラスチック部材の製造方法
JP2007130831A (ja) * 2005-11-09 2007-05-31 Sharp Corp プラスチック廃材の再資源化方法、ならびにプラスチック原料、プラスチック部材およびそれらの製造方法
JP4614866B2 (ja) * 2005-11-10 2011-01-19 シャープ株式会社 プラスチック廃材の再資源化方法、およびそれを用いたプラスチック成形体の製造方法
JP2007130885A (ja) * 2005-11-10 2007-05-31 Sharp Corp プラスチック廃材の再資源化方法、およびそれを用いたプラスチック成形体の製造方法、プラスチック成形体
JP2008000908A (ja) * 2006-06-20 2008-01-10 Npo Hiroshima Junkangata Shakai Suishin Kiko 廃プラスチックの薄物製品へのリサイクル方法
JP2011104948A (ja) * 2009-11-20 2011-06-02 Wpc Corporation Kk 合成木材用の添加材及びその製造方法,前記添加材を含む合成木材用の成形材並びに合成木材
JP2010234812A (ja) * 2010-05-27 2010-10-21 Sharp Corp プラスチック廃材の再資源化方法、およびそれを用いたプラスチック成形体の製造方法、プラスチック成形体
JP2011042793A (ja) * 2010-09-16 2011-03-03 Nitto Denko Corp 再生樹脂含有ポリオレフィン系樹脂発泡体用組成物及びその発泡体
JPWO2014017072A1 (ja) * 2012-07-24 2016-07-07 パナソニックIpマネジメント株式会社 熱可塑性再生樹脂材料
JP2017528575A (ja) * 2014-09-17 2017-09-28 イメリーズ ミネラルズ リミテッド ポリマー組成物
JP2021115795A (ja) * 2020-01-28 2021-08-10 花王株式会社 再生樹脂組成物
KR102452638B1 (ko) * 2021-11-12 2022-10-12 주식회사 성현테크 재활용 복합소재를 활용한 거더 바닥거푸집 제조방법 및 이를 이용한 거더 바닥 거푸집

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001246621A (ja) 再生ポリオレフィン樹脂組成物の製造方法及び再生ポリオレフィン樹脂組成物
US4013616A (en) Mixed polymeric structural material and method
CN101591459B (zh) 利用废弃印刷电路板制备木塑复合材料的方法
CN102581986B (zh) 一种工业后再循环废弃塑料的回收方法
JP5930661B2 (ja) 繊維強化プラスチック廃材の再資源化方法、再生成形体、及び再資源化装置
JP2002224652A (ja) 廃家電製品のリサイクル方法及びリサイクル製品
CN101914241A (zh) 一种电、摩动车外壳专用料配方
CN102558748A (zh) 一种废弃塑料无分选高值化再生利用方法
JP4665129B2 (ja) 廃棄物の再資源化方法、廃棄物の再資源化システム、ならびに、プラスチック組成物原料、プラスチック組成物からなる部材、それらの製造方法
US5635556A (en) Thermoplastic resin compositions having improved performance
JP6168830B2 (ja) ポリカーボネート系樹脂廃材の再資源化方法、再生ポリカーボネート系樹脂成形体の製造方法、及び再生ポリカーボネート系樹脂成形体
KR100431873B1 (ko) 무기 충전제를 이용한 혼합 폐플라스틱의 재생 방법
JP2007112913A (ja) リサイクルプラスチック及びリサイクルプラスチック厚板材
JP4775877B2 (ja) 廃棄プラスチックを利用した射出成形用材料、その製造方法、及びこの射出成形用材料を利用した成形品の製造方法
KR100298312B1 (ko) 혼합폐합성수지를이용한목재대체소재의제조방법
CZ2005624A3 (cs) Houzevnatý termoplastický materiál a zpusob jeho výroby
JP2012011611A (ja) プラスチック廃材の再資源化方法、再生プラスチック成形体およびその製造方法
KR102645523B1 (ko) 자동차 부품용 재생 폴리프로필렌 복합소재의 제조방법
JP4614634B2 (ja) 熱可塑性樹脂組成物廃材の再資源化方法、熱可塑性樹脂組成物成形体の製造方法および熱可塑性樹脂組成物成形体
JP2003002981A (ja) 熱可塑性樹脂組成物のペレットおよび該ペレットから形成された成形品
KR100228197B1 (ko) 자동차 부품용 재생수지의 제조방법
JP2017125171A (ja) ポリプロピレン樹脂成形体廃棄物の再利用方法
Deshmukh et al. Recycling of acrylonitrile butadiene styrene (ABS): a review
JP2017137467A (ja) ポリプロピレン樹脂成形体廃棄物の再利用方法
JP2011126995A (ja) 再生abs樹脂組成物の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20070605