JP2001246271A - 研米および洗米装置 - Google Patents

研米および洗米装置

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JP2001246271A
JP2001246271A JP2000064895A JP2000064895A JP2001246271A JP 2001246271 A JP2001246271 A JP 2001246271A JP 2000064895 A JP2000064895 A JP 2000064895A JP 2000064895 A JP2000064895 A JP 2000064895A JP 2001246271 A JP2001246271 A JP 2001246271A
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polishing
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JP2000064895A
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Miki Yasuno
幹 保野
Shigeharu Nakamoto
重陽 中本
Hiromi Hirota
弘美 広田
Satoshi Nakae
智 中江
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Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 米の表面を荒らすことなく、精白米の表面に
発生した酸化層と肌糠および溝に入り込んだ糠を取り除
き、米から取り除かれた糠を回収できる研米および洗米
装置を提供すること。 【解決手段】 米投入口13と研米吐出口23は研米室
14を介して連通すると共に、吸引手段30と研米室1
4は糠吐出口27を介して連通し、研米板はブラシ先端
を対峙かつ近接させ研米室14に内装し、研米板カバ−
26に通気孔24を多数穿設する研米および洗米装置と
するので、上下に配されたブラシで精白米の表面に発生
した酸化層と肌糠および溝に入り込んだ糠を取り除きか
つ、取り除いた糠を吸引し研米室14中に糠を残さない
構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、分づき米や精白米
などを研米する機能および精白米を洗米する機能を有す
る研米および洗米装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置は、図6に示される
ようなものであった。従来の研米装置は、被研米ホッパ
−1に対し繰出室2と除糠室3を連通自在に設けると共
に、被研米ホッパ−から繰出室に流下した米を、搗精室
4内に設けた搗精ロ−ル7により上記除糠室に圧入し、
渦巻き状に旋回させながら搗精する構成とした研米装置
としたものである。
【0003】次に、その動作を説明する。被研米ホッパ
−1に研米する米を投入すると、米は繰出室2へ落下す
る。搗精ロ−ル7をモ−タ−などにより回転させると送
り螺旋を有する繰出ロ−ル5によって繰出室2内の米が
繰り出し室2に連通する除糠室3に導かれ。除糠室3内
の米は、除糠ロ−ル6によって渦巻き状に旋回するの
で、米は他の米や除糠室3壁面との摩擦力によって表面
が磨かれる。研米された米は、研米吐出口8から機体外
に出される。米から剥がされた酸化膜や肌糠は除糠室3
のスリットから除糠室3外に出される。
【0004】また、抵抗蓋9を研米吐出口8に押し付け
る力を圧力調整装置10で調整し、米が除糠室で研米さ
れる時間を変え、研米の程度を調整するものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この研米装置において
は、米と米、米と除糠室壁面とを擦り合わせて米を削る
ことで米表面の酸化膜および肌糠を除去しているので炊
飯したときの米飯の食味を著しく低下させているという
問題を有するものとなっている。
【0006】また、除糠室には取り除かれた糠が残り、
使用者が都度掃除しなくてはならず煩わしかった。
【0007】そこで、本発明においては、米の表面を荒
らすことなく、精白米の表面に発生した酸化層と肌糠お
よび溝に入り込んだ糠を取り除くことのでき、装置とし
て掃除の手入れの少ない研米および洗米装置を提供する
ことを課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、研米室内の糠を研米室外へ吸引する吸引手
段と、研米室から糠を吐出する糠吐出口と、ブラシを埋
設した一対の研米板と、研米板を包囲し米が研米板外に
出ることを防止する研米板カバ−と、研米板を駆動する
研米板駆動手段と、糠が研米室外に出ることを防止する
研米室カバ−とを有し、米投入口と研米吐出口は研米室
を介して連通すると共に、糠吐出口を研米室カバ−を配
設し、吸引手段と研米室は糠吐出口を介して連通し、研
米板はブラシ先端を対峙かつ近接させ研米室に内装し、
研米板カバ−に通気孔を多数穿設する研米および洗米装
置とするものである。この発明によれば、米の表面を荒
らすことなく精白米の表面に発生した酸化層と肌糠およ
び溝に入り込んだ糠を取り除くことのでき、糠掃除の手
間を少なくした研米および洗米装置が得られる。
【0009】
【発明の実施の形態】請求項1記載の発明は、研米室内
の糠を研米室外へ吸引する吸引手段と、研米室から糠を
吐出する糠吐出口と、ブラシを埋設した一対の研米板
と、研米板を包囲し米が研米板外に出ることを防止する
研米板カバ−と、研米板を駆動する研米板駆動手段と、糠
が研米室外に出ることを防止する研米室カバ−とを有
し、米投入口と研米吐出口は研米室を介して連通すると
共に、糠吐出口を研米室カバ−を配設し、吸引手段と研
米室は糠吐出口を介して連通し、研米板はブラシ先端を
対峙かつ近接させ研米室に内装し、研米板カバ−に通気
孔を多数穿設する構成の研米および洗米装置とするもの
であり、ブラシで精白米の表面の酸化膜と細かい肌糠の
みならず、米の表面の溝に入り込んだ糠までも取り除く
と共に、取り除かれた糠や破砕米を精米室内に残さない
という作用を有する。
【0010】請求項2記載の発明は、研米室から糠を吐
出する糠吐出口と、ブラシを埋設した一対の研米板と、
研米板を包囲し米が研米板外に出ることを防止する研米
板カバ−と、研米板を駆動する研米板駆動手段と、糠が
研米室外に出ることを防止する研米室カバ−と、研米室
内に送風する送風手段と、送風手段からの送風を研米室
内に導く研米室送風口とを有し、米投入口と研米吐出口
は研米室を介して連通すると共に、研米板はブラシ先端
を対峙かつ近接させ研米室に内装し、研米室カバ−に研
米室送風口と糠吐出口を対向させて設け、研米板カバ−
に通気孔を多数穿設する研米および洗米装置とするもの
であり、ブラシで精白米の表面の酸化膜と細かい肌糠の
みならず、米の表面の溝に入り込んだ糠までも取り除く
と共に、取り除かれた糠や破砕米を精米室内に残さない
という作用を有する。
【0011】請求項3記載の発明は、吸引手段と糠吐出
口の間にフィルタを配設する研米および洗米装置とする
ものであり、取り除かれた糠や破砕米を精米室内に残さ
ないのみならずこれら取り除かれた糠や破砕米を1ヶ所
で回収できるという作用を有する。
【0012】請求項4記載の発明は、通気孔は糠吐出口
近傍および対峙する面のみに穿設する研米および洗米装
置とするものであり、研米室内の空気の流れの向きが一
定にするという作用を有する。
【0013】請求項5記載の発明は、通気孔はブラシ近
傍のみに穿設する研米および洗米装置とするものであ
り、対峙するブラシにも効率良く空気流さらすという作
用を有する。
【0014】請求項6記載の発明は、吸引手段は研米板
駆動終了後のみ動作する研米および洗米装置とするもの
であり、研米中に米に不要な力を加えないという作用を
有する。
【0015】請求項7記載の発明は、研米吐出口は糠吐
出口近傍に設ける研米および洗米装置とするものであ
り、糠を吸引しながら研米後の米を装置外に吐出しやす
くするという作用を有する。
【0016】請求項8記載の発明は、吸引手段を間欠動
作する研米および洗米装置とするものであり、糠の吸引
と研米後の米の吐出の動作を分離するという作用を有す
る。
【0017】請求項9記載の発明は、通気孔の最大幅を
2mm以下とする研米および洗米装置とするものであ
り、研米後の米が誤吸引されないという作用を有する。
【0018】
【実施例】(実施例1)以下、本発明の実施例について
図1を用いて説明する。図において13は米投入口で研米室
14に米を導くように設けられている。研米室14には
樹脂製ののブラシ17が一面に植毛されている上側研米板
15と下側研米板16がそれぞれのブラシ17の先端と先
端の間が、0.5〜1.0mmの間隔になるように配設されて
いる。上側研米板15天面中心から鉛直方向に中空の軸1
8を圧入し、軸18に設けたギア19がベルト20を介
して研米板駆動手段であるモ−タ21によって回転駆動
される。軸18の中空部22は一端を米投入口13と当
接するように、一端を上側研米板15のブラシ17を植
毛している面まで貫通する様に設けている。上側研米板
15と下側研米板16の外側には通気孔24を多数有す
る壁が設けられ、上側研米板15と下側研米板16の間
にある研米および洗米されている米がブラシの外側に出
てしまわないように研米板カバ−25として機能してい
る。26は研米板カバ−25の外側に設けられた研米室
カバ−で、研米室14内で米より分離された酸化膜や糠が
研米室外に出ないようなっている。23は研米吐出口
で、研米室14で処理された米を装置外へ吐き出すように
設置されている。研米板カバ−25は糠吐出口27を介
してファン28とモ−タ29からなる吸引手段30と連
通している。
【0019】以上の構成で動作を説明する。精米してか
ら日の経過した精白米の表面には酸化膜ができ、炊飯し
たときの食味を下げる。また精白したての精白米であっ
ても精白米の表面には非常に粒の小さい肌糠と呼ばれる
糠が付着していたり、米の表面の溝に入り込んだ糠は除
去されていないので炊飯の前には水を用いて洗米しなく
てはならない。研米および洗米したい精白米を米投入口
13に投入すると研米室14内の下側研米板16のブラ
シ17の上に精白米は導かれる。この状態でモ−タ21
を回転させると、ブラシ17上の米は遠心力により研米
板外側に移動させられる。しかしながら下側研米板16
の抵抗力があるために徐々に外側に転がっていくことに
なる。
【0020】このとき米は回転しながら上下の研米板の
ブラシ17によって全体くまなくブラッシングされるの
で、表面の酸化膜と肌糠は、擦り取られる。またブラシ先
端が米の表面の溝にも入り込むのでその場所の糠も取り
除かれる。つまり、下側研米板16から23研米吐出口に
移動する段階の米には、酸化膜はおろか、糠さえも全く付
着していない米になっている。ブラッシングでは、米表面
を荒らすことはないので、炊飯した際も食味を低下させ
ることもない。
【0021】モ−タ29によりファン28を回転させて
いると、常に新鮮な空気が研米板カバ−26の通気孔2
4から供給されて研米板15、16およびブラシ17に
触れながら糠吐出口27から研米板カバ−25の外へと
導かれる。
【0022】研米の際に取り除かれた糠や酸化膜はブラ
シ17の間や下側研米板16の上に残っているが、この
空気流によって研米室の外へ吸引されるので、取り除か
れた糠や破砕米を精米室内に残さないのである。
【0023】この様に本発明は、精白米を食味を全く低
下させることなく、酸化膜も糠も付着していない様に研
米できるものであり、炊飯前に米を洗う必要がないので
洗米もできるものであるとともに、研米室内に糠が残ら
ない様にできるものである。
【0024】(実施例2)本発明の実施例の基本構成は
実施例1と同じであるので異なる部分を図2を用いて説
明する。図において送風手段35はファン28とモ−タ
29からなり、研米室送風口36から上側研米板15お
よび下側研米板16およびブラシ17の方向に風を送り
込むようになっている。研米板カバ−25には研米室送
風口36と対向する箇所に糠吐出口27が設けられてお
り、送風手段35と糠吐出口27は研米室送風口36お
よび研米板カバ−25内を介して連通している。
【0025】研米および洗米したい精白米を米投入口1
3に投入すると実施例1と同様の動作でブラシングされ
酸化膜はおろか、糠さえも全く付着していない米が作ら
れる。このとき研米の際に取り除かれた糠や酸化膜はブ
ラシ17の間や下側研米板16の上に残っているが、モ
−タ29によりファン28を回転させていると、常に新
鮮な空気が研米室送風口36から研米板カバ−25内に
供給されて研米板15、16およびブラシ17に触れな
がら糠吐出口27から研米板カバ−25の外へと導かれ
るので、糠は研米室の外へ吹き出されるので、取り除か
れた糠や破砕米を精米室内に残さないのである。
【0026】この様に本発明は、精白米を食味を全く低
下させることなく、酸化膜も糠も付着していない様に研
米できるものであり、炊飯前に米を洗う必要がないので
洗米もできるものであるとともに、研米室内に糠が残ら
ない様にできるものである。
【0027】(実施例3)本発明の実施例の基本構成は
実施例1と同じであるので異なる部分を図1を用いて説
明する。ファン28とモ−タ29からなる吸引手段30
と糠吐出口27の間にはフィルタ41が設けられてい
て、破砕米のようなものから糠や酸化膜のような微細な
ものまで確実に捕獲する様になっている。
【0028】つまり研米後ブラシ17の間や下側研米板
16の上に残っている糠や酸化膜がファン28よって吸
引され精米室内に残らないだけでなく、糠や酸化膜等が
吸気手段まで到達することがなくフィルタを交換するだ
けで装置の掃除はほとんど不要なのである。
【0029】この様に本発明は、精白米を食味を全く低
下させることなく、酸化膜も糠も付着していない様に研
米できるものであり、炊飯前に米を洗う必要がないので
洗米もできるものであるとともに、研米室内に糠が残さ
ないばかりか装置の掃除もいたって簡単にできるもので
ある。
【0030】(実施例4)本発明の実施例の基本構成は
実施例1と同じであるので異なる部分を図1を用いて説
明する。研米板カバ−26の糠吐出口近傍42と糠吐出
口対峙面43にのみ通気孔24が設けられている。モ−
タ29によりファン28を回転させていると、常に新鮮
な空気が研米板カバ−25の通気孔24から供給されて
研米板15、16およびブラシ17に触れながら糠吐出
口27から研米板カバ−25の外へと導かれる。このと
き新鮮な空気が研米板カバ−25内に入り込む箇所は糠
吐出口対峙面43にある通気孔24からだけであり、研
米板カバ−25内の空気が外に出る箇所は糠吐出口近傍
42の通気孔24だけである。このため、ブラシ17の間
や下側研米板16の上に残っている研米の際に取り除か
れた糠や酸化膜を吸引するための空気流れのロスを小さ
くすることができる。
【0031】この様に本発明は、精白米を食味を全く低
下させることなく、酸化膜も糠も付着していない様に研
米できるものであり、炊飯前に米を洗う必要がないので
洗米もできるものであるとともに、研米室内に糠が残ら
ない様にできるものである。
【0032】(実施例5)本発明の実施例の基本構成は
実施例1と同じであるので異なる部分を図3を用いて説
明する。研米板カバ−25は略円筒状であるが、その側面
には通気孔24が全周にわたって穿設されている。通気
孔24の研米板カバ−25高さ方向については上側研米
板15のブラシ17の最上部から下側研米板16のブラ
シ17の最下部の間にのみ配設されている。モ−タ29
によりファン28を回転させていると、常に新鮮な空気
が研米板カバ−26の通気孔24から供給されて研米板
15、16およびブラシ17に触れながら糠吐出口27
から研米板カバ−25の外へと導かれる。このとき新鮮
な空気が研米板カバ−25内に入り込む箇所の高さも研
米板カバ−25内の空気が外に出る箇所の高さも、上側
研米板15のブラシ17および下側研米板16のブラシ
17の間にのみ存在するのでブラシ17の間や下側研米
板16の上に残っている研米の際に取り除かれた糠や酸
化膜を吸引するための空気流れのロスを小さくし、糠を
除去したい部位以外にはふれないので効率よく糠を回収
できるのである。
【0033】この様に本発明は、精白米を食味を全く低
下させることなく、酸化膜も糠も付着していない様に研
米できるものであり、炊飯前に米を洗う必要がないので
洗米もできるものであるとともに、研米室内に糠が残ら
ない様にできるものである。
【0034】(実施例6)本発明の実施例の基本構成は
実施例1と同じであるので異なる部分を図1を用いて説
明する。上側研米板15が回転し始めるのを検知する研
米開始検知手段(図示せず)が上側研米板15が回転し
始めるのを検知した後、上側研米板15が回転し終わる
のを検知する研米終了検知手段(図示せず)が上側研米
板15が回転し終わるのを検知しない限り、研米手段3
0のモ−タ29には通電できず吸引手段30は動作しな
いようになっている。このため、研米動作中には吸引手段
が動作することはないため、研米中の米がモ−タ21の
回転による遠心力以外の力で研米板外側に移動させられ
ることがないので、研米の効率低下を防止することがで
きるものである。
【0035】この様に本発明は、研米室内に糠が残らな
い様にするのみならず、いかなる時でも研米の効率を保
つことができるものである。
【0036】(実施例7)本発明の実施例の基本構成は
実施例1と同じであるので異なる部分を図4を用いて説
明する。研米吐出口23は糠吐出口27近傍の下側研米
板16外側に設けられている。モ−タ29によりファン
28を回転させていると、常に新鮮な空気が研米板カバ
−26の通気孔24から供給されて研米板15、16お
よびブラシ17に触れながら糠吐出口27から研米板カ
バ−25の外へと導かれる。
【0037】研米の際に取り除かれた糠や酸化膜はブラ
シ17の間や下側研米板16の上に残っているが、この
空気流によって研米室の外へ吸引されるので、取り除か
れた糠や破砕米を精米室内に残さないのである。このと
き研米の終了した米粒もこの空気流によって糠吐出孔側
に引き寄せられるが、糠吐出口に達する前に研米吐出口
から研米室外に排出される。
【0038】この様に本発明は、研米室内に糠が残らな
い様にするのみならず、研米終了後の米の排出を効率よ
く行うことができるものである。
【0039】(実施例8)本発明の実施例の基本構成は
実施例1と同じであるので異なる部分を図4を用いて説
明する。吸引手段30の動作を連続して行うのではなく、
ある時間吸引手段を動作させると一旦吸引手段30の動
作を完全に停止し、またある時間経過後吸引手段30を
動作させるというように吸引手段30を間欠的に動作す
るようになっている。
【0040】仮に吸引手段30の吸引力が強力で研米終
了後の米が研米吐出口23に落ちずに、研米板カバ−2
6まで達してしまって研米板カバ−26内側に張り付い
ていたとしても、吸引手段30は間欠的に動作するので
吸引力がなくなりそれらの米は研米吐出口23に導かれ
る。これは、強力な吸引力を持つ吸引手段を設けたとして
も必ず研米終了後の米は所定の場所から吐出されるとい
うことである。
【0041】この様に本発明は、他の性能を犠牲にしな
いで糠吸引力を増すことができるものである。
【0042】(実施例9)本発明の実施例の基本構成は
実施例1と同じであるので異なる部分を図5を用いて説
明する。図5は代表的な米50の寸法を示す断面と通気孔
の形状の一例を示す図である。また研米板カバ−26の
通気孔24の最大幅は2mm以下にしてある。このこと
より、米が如何なる方向を向いていても研米室カバ−か
ら外に出ることがないので、糠や破砕米でなく誤って米
が吸引手段に吸引されることがないのであるこの様に本
発明によれば、米の誤吸引を防止できるものである。
【0043】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、ブラシとブラシによって米を挟み込んだ状態でブ
ラッシングするとともに、取り除かれた糠や破砕した米
を研米室外に吸引する構成なので、精白米を食味を全く
低下させることなく、酸化膜も糠も付着していない様に
研米および洗米でき、さらには研米室内に糠が残らない
様にできるものである。
【0044】また、請求項2記載の発明によれば、研米
室内の取り除かれた糠や破砕した米を装置外に強制的に
吹き出す構成なので、精白米を食味を全く低下させるこ
となく、酸化膜も糠も付着していない様に研米および洗
米でき、さらには研米室内に糠が残らない様にできるも
のである。
【0045】また、請求項3記載の発明によれば、取り
除かれた糠や破砕した米を研米室外に吸引しフィルタで
取り除く構成なので、フィルタ以外の箇所に糠が残らな
い様にできるものである。
【0046】また、請求項4記載の発明によれば、吸引
される空気が研米板を完全に横切る構成なので、研米室
内に糠が残らない様にすることができるものである。
【0047】また、請求項5記載の発明によれば、吸引
される空気流がブラシに必ず触れる構成なので、ブラシ
に付着した糠も除去することができるものである。
【0048】また、請求項6記載の発明によれば、研米
処理中は空気を吸引しない構成なので、ブラッシング中
には米に不要な力が加わらずブラッシングの効果を上げ
ることができるものである。
【0049】また、請求項7記載の発明によれば、糠を
吸引する際研米終了後の米を研米吐出口方向に導く構成
なので、研米供給の効率を向上させることができるもの
である。
【0050】また、請求項8記載の発明によれば、糠吸
引動作間欠的に行なう構成なので、研米供給の効率を向
上させることができるものである。
【0051】また、請求項9記載の発明によれば、通気
孔を米よりも小さくする構成なので、研米を誤吸引する
ことを防止できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1、3、4、6における研米及
び洗米装置の要部断面図
【図2】本発明の実施例2における研米及び洗米装置の
要部断面図
【図3】本発明の実施例5における研米及び洗米装置の
要部断面図
【図4】本発明の実施例7、8における研米及び洗米装
置の要部断面図
【図5】本発明の実施例9における米の断面と通気孔の
形状の一例を示す図
【図6】従来の研米及び洗米装置の要部断面図、及び、
除糠室の外観図
【符号の説明】
13 米投入口 14 洗米室 15 上側研米板 16 下側研米板 17 ブラシ 18 モ−タ 24 通気孔 25 研米板カバ− 26 研米室カバ− 28 モ−タ 29 ファン 30 吸引手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 広田 弘美 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 中江 智 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 4D043 DK02 HA05 HB08 JC02

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 研米室内の糠を研米室外へ吸引する吸引
    手段と、研米室から糠を吐出する糠吐出口と、ブラシを
    埋設した一対の研米板と、研米板を包囲し米が研米板外
    に出ることを防止する研米板カバ−と、研米板を駆動す
    る研米板駆動手段と、糠が研米室外に出ることを防止す
    る研米室カバ−とを有し、米投入口と研米吐出口は研米
    室を介して連通すると共に、糠吐出口を研米室カバ−を
    配設し、吸引手段と研米室は糠吐出口を介して連通し、
    研米板はブラシ先端を対峙かつ近接させ研米室に内装
    し、研米板カバ−に通気孔を多数穿設してなる研米およ
    び洗米装置。
  2. 【請求項2】 研米室から糠を吐出する糠吐出口と、ブ
    ラシを埋設した一対の研米板と、研米板を包囲し米が研
    米板外に出ることを防止する研米板カバ−と、研米板を
    駆動する研米板駆動手段と、糠が研米室外に出ることを
    防止する研米室カバ−と、研米室内に送風する送風手段
    と、送風手段からの送風を研米室内に導く研米室送風口
    とを有し、米投入口と研米吐出口は研米室を介して連通
    すると共に、研米板はブラシ先端を対峙かつ近接させ研
    米室に内装し、研米室カバ−に研米室送風口と糠吐出口
    を対向させて設け、研米板カバ−に通気孔を多数穿設し
    てなる研米および洗米装置。
  3. 【請求項3】 吸引手段と糠吐出口の間にフィルタを配
    設する構成の請求項1記載の研米および洗米装置。
  4. 【請求項4】 通気孔は糠吐出口近傍および対峙する面
    のみに穿設する構成の請求項1記載の研米および洗米装
    置。
  5. 【請求項5】 通気孔はブラシ近傍のみに穿設する構成
    の請求項1記載の研米および洗米装置。
  6. 【請求項6】 吸引手段は研米板駆動終了後のみ動作す
    る構成の請求項1記載の研米および洗米装置。
  7. 【請求項7】 研米吐出口は糠吐出口近傍に設ける構成
    の請求項1記載の研米および洗米装置。
  8. 【請求項8】 吸引手段を間欠動作する構成の請求項7
    記載の研米および洗米装置。
  9. 【請求項9】 通気孔の最大幅を2mm以下とする構成
    の請求項1記載の研米および洗米装置。
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