JP2521507B2 - 循環式竪軸型精米機における通風除糠装置 - Google Patents

循環式竪軸型精米機における通風除糠装置

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JP2521507B2 JP63002727A JP272788A JP2521507B2 JP 2521507 B2 JP2521507 B2 JP 2521507B2 JP 63002727 A JP63002727 A JP 63002727A JP 272788 A JP272788 A JP 272788A JP 2521507 B2 JP2521507 B2 JP 2521507B2
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F8/00Chemical modification by after-treatment
    • C08F8/30Introducing nitrogen atoms or nitrogen-containing groups

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、米粒容器内に設けた精白室の下部から米粒
を供給して精白し、上部から排出した米粒を容器内で循
環して所定の精白度に搗(とう)精する循環式竪(た
て)軸型精米機に係り、特に循環式竪軸型精米機におけ
る通風除糠(こう)装置に関する。
〔従来の技術〕
従来の循環式精米機を第5図により説明する。符号42
は循環式横軸型精米機であり、穀物タンク43の底部に除
糠用多孔壁44を設け、除糠用多孔壁44の上方に軸設した
横軸45に精白転子46を軸装する。符号47は精白室であ
り、精白室47、米粒流下路48、米粒上昇路49及び穀物タ
ンク43で米粒の循環路を形成する。除糠用多孔壁44の下
方に集糠室50を形成し、穀物タンク43底部一側に排出樋
51を設ける。
穀物タンク43内の米粒は、米粒流下路48から精白室47
に流入して精白転子46により摩擦精白され、米粒上昇路
49から穀物タンク43に還流される。この循環行程を数回
次循環することによって所定の精白度に搗精された米粒
は、排出樋51から機外へ排出される。そして、搗精時に
発生する糠(ぬか)等は、除糠用多孔壁44の通孔から落
下して集糠室51に集糠される。
しかし、上記のような従来の循環式精米機において
は、除糠作用が自然落下式であるため、十分な除糠を行
うことができない。そのため、搗精中の米粒に糠が介在
して搗精が阻害され搗精効率が悪くなるとともに、白米
表面に糠が付着して、いわゆる糠切れが悪く、炊飯して
もまずいご飯に仕上がるという問題点があった。
これに対し、特開昭59−52533号公報には、循環式竪
軸型精米機の多孔壁除糠精白筒を囲む除糠室を設けると
ともに、この除糠室を、翼車を備えた排風室に連通させ
てなる循環式竪軸型精米機の通風除糠装置について記載
されている。
しかしながら、このものは、精白転子を軸着する主軸
の上端に吸風口を設けているため、張込時や循環時に米
粒が前記吸風口から主軸中空部に入って風路を塞ぐとい
う恐れがあった。
〔発明が解決しようとする課題〕
この発明は上記の問題点にかんがみ、主軸上端の除糠
風の吸引口から米粒等が入り込むことのない循環式竪軸
型精米機における通風除糠装置を提供することを目的と
する。
〔課題を解決するための手段〕
この目的を達成するために、この発明は、米粒容器を
形成する機枠内に立設した主軸に、噴風口を備えた精白
転子を軸着し、該精白転子を囲む多孔壁除糠精白筒を設
けて精白室を形成し、該精白室下部に接続して、前記精
白室に米粒を供給するための螺旋転子を前記主軸に軸着
するとともに、前記精白室の上端排出口に対峙して抵抗
体を設けてなる循環式竪軸型精米機において、前記多孔
壁除糠精白筒を囲む除糠室を設け、前記米粒容器下方に
設けた排糠室と前記除糠室とを連通する集糠路を前記米
粒容器内に形成するとともに、前記機枠外一側に設けた
排風機と前記排糠室とを除糠用フィルターを介して連結
し、更に、前記抵抗体内を中空状となすとともにその底
部を前記精白転子上端に立設した吸風管に上下動可能に
外嵌して該抵抗体と前記精白転子の噴風口とを連通し、
該抵抗体には米粒が嵌入しない大きさの通気孔を多数設
ける、という技術的手段を講じた。
〔作用〕
米粒供給部から螺(ら)旋転子に供給された米粒は、
該螺旋転子より揚送されて多孔壁除糠精白筒と精白転子
とを主要部とする精白室において搗精されるが、このと
き米粒は、抵抗体により流出が抑制されながら精白室上
端の米粒排出口から吐出されて米粒容器に還流される。
そして、所定の搗精度に搗精されるまで米粒は精白室内
を循環され、搗精時に発生する糠等は、抵抗体の通気孔
から吸入されるとともに精白転子の噴風口のから噴出す
る除糠風によって米粒群から除去され、多孔壁除糠精白
筒の通孔から集糠路及び排糠室を経て除糠用フィルター
によって分離・集糠される。
〔実施例〕
この発明の実施例を図面を参照しながら説明する。第
1図は本発明を実施した循環式竪軸型精米機の側断面
図、第2図は精白度調節装置の拡大図である。
符号1は循環式竪軸型精米機であり、米粒容器2を形
成する筒状の機枠3中央に立設した多孔壁除糠精白筒4
内に回転自在に主軸5を立設し、主軸5の中央付近に螺
旋転子6を、上部には攪拌突起7を設けてなる中空状の
摩擦精白転子8を、それぞれ軸装する。そして、多孔壁
除糠精白筒4と摩擦精白転子8との間げきを主要部とし
て精白室9となし、該精白室の下部を米粒供給口10に、
上部を米粒排出口11にそれぞれ形成する。
符号12は摩擦精白転子8に設けた噴風口であり、多孔
壁除糠精白筒4の周囲に設けた筒体13により形成される
間隙を除糠室14となす。該除糠室14は、除糠室14に設け
た排糠口14a、米粒容器2内に形成した集糠路15、米粒
容器2下方に設けた排糠室16及び送風管17を経て、機枠
3の一側に配置した集糠装置18の吸引口19に連絡され、
前記集糠路15と排糠室16とは連通口15aにより連通す
る。集糠装置18内の上部に除糠用フィルター板52を張設
し、その上方を排風室20に、下方を集糠室21に各々形成
する。符号22は集糠装置18の底部に区画して設けた排風
機であり、排風機22は集糠装置18の一側に形成した風路
23を介して排風室20に連絡してあり、また、除糠装置18
の底部一側には除糠後の清掃風を排出するための通孔24
を設ける。
そして、前記排糠室16には糠掻(かき)出用の翼車25
を前記主軸5に軸装して設け、さらに、主軸5の下端に
設けたプーリー26と電動機のプーリー(図示せず)とを
Vベルト27を介して連結する。米粒容器2の下部に設け
た精品排出口28に回動可能な排米弁29を嵌(かん)合
し、該精品排出口28は排出樋40に連絡している。
符号30は精白度調節装置であり(第2図参照)、機枠
3の上端縁に取付けた固定台31に、回動杆(かん)32の
一端を軸33を介して回動自在に連結する。回動杆32の他
端に、重錘34を載置するストッパー35を取付けた軸36を
立設し、軸36下端の球37は抵抗体38に遊嵌自在に嵌合し
ている。抵抗体38には多数の通気孔を設け、摩擦精白転
子8上端に立設した吸風管39に摺動自在に外嵌合させて
ある。
次に、上記構成における作用を説明する。電動機(図
示せず)を駆動させると、米粒容器2内の米粒は、米粒
供給口10から螺旋転子6により揚送されて、多孔壁除糠
精白筒4と摩擦精白転子8とを主要部とする精白室9に
おいて搗精されるのであるが、このとき米粒は、抵抗体
38により流出が抑制されながら米粒排出口11から排出さ
れて米粒用容器2に還元される。
そして、排風機22により、抵抗体38の通気孔から吸引
されて、吸風管39及び摩擦精白転子8を介して噴風口12
から精白室9内に噴出する除糠風により、米温の上昇を
少なくすると共に除糠作用を促進させることができる。
すなわち、精白室9における搗精作用により発生した糠
等は、多孔壁除糠精白筒4の通孔から除糠室14へ排出さ
れ、集糠路15から排糠室16へ送られ、翼車25により掻出
されて送風管17から吸引口19を経て集糠室21へ送られ
る。そして、除糠用フィルター板52により分離された糠
等は集糠室21に堆(たい)積され、他方、浄化された排
風は、排風室20から風路23を経て通孔24から機外へ排出
される。
こうして、精白室9を数回循環して所定の搗精度に搗
精された白米は、排出弁29を回動することにより精品排
出口28から排出樋40を経て機外へ排出される。
米粒の精白度の調節は、精白度調節装置30の重錘34の
重合数により行う。つまり、例えば搗精度をあまり高く
しない場合は重錘34A1枚で搗精を行い、搗精度を高くす
る場合には重錘34Bを追加し、さらに高くする場合には
重錘34Cを追加する。
次に、摩擦精白転子8や多孔壁除糠精白筒4等を交換
したり、米粒容器2を清掃する場合においては、精白度
調節装置30を回動することにより容易に行うことができ
る。つまり、重錘34を軸36から取外し、次に回動杆32を
軸33を支点として(第2図)二点鎖線の位置まで回動す
る。これらにより、抵抗体38が吸風管39から離脱し、米
粒容器2の上部が開放され、摩擦精白転子8等の交換や
米粒容器2の清掃を容易に行うことができる。
また、第3図は本発明の別実施例であり、摩擦精白転
子8は3条の攪拌突起7A〜7Cを有しており、各攪拌突起
7A〜7Bの最大径部r1〜r3が、回転方向後側の最大径部r1
〜r3に至る過程で半径が漸減するように形成する。
この場合、各攪拌突起7A〜Cの最大径部r1〜r3が次の
最大径部r1〜r3に至る過程で漸減するように形成されて
いるため、例えば攪拌突起7AにおけるA地点とB地点と
の圧力状態がバランスされる(攪拌突起7B,7Cにおいて
も同様)。そのため、B地点での米粒は疎状態となるこ
とがなく、未搗精の米粒が攪拌突起A〜Cに沿って急速
に上送して機外へ排出されることがない。
更に、第4図は本発明の別実施例であり、摩擦精白転
子8の全周に多数の噴風口41を設けたため、除糠作用を
より効果的に行うことができる。
〔発明の効果〕
本発明における循環式竪軸型精米機によれば、前記抵
抗体内を中空状となすとともにその底部を前記精白転子
上端に立設した吸風管に上下動可能に外嵌して該抵抗体
と前記精白転子の噴風口とを連通し、該抵抗体には米粒
が嵌入しない大きさの通気孔を多数設けたので、精白室
吐出口に対峙して設けた抵抗体から吸風することによ
り、特別に、主軸上端の吸風口に米粒落下防止手段を設
ける必要がない。また、抵抗体の底部を、精白転子上端
に立設した吸風管に支持させたので、抵抗体の上部を強
固に取付ける必要がない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実施した循環式竪軸型精米機の側断面
図、第2図は精白度調節装置の拡大図、第3図及び第4
図は他の実施例を示した一部拡大図、第5図は従来例を
示した縦断面図である。 1…小型精米機、2…米粒容器、3…機枠、4…多孔壁
除糠精白筒、5…主軸、6…螺旋転子、7…攪拌突起、
8…摩擦精白転子、9…精白室、10…米粒供給口、11…
米粒排出口、12…噴風口、13…筒体、14…除糠室、15…
集糠路、16…排糠室、17…送風管、18…集糠装置、19…
吸引口、20…排風室、21…集糠室、22…排風機、23…風
路、24…通孔、25…翼車、26…プーリー、27…Vベル
ト、28…精品排出口、29…排出弁、30…精白度調節装
置、31…固定台、32…回動杆、33…軸、34…重錘、35…
ストッパー、36…軸、37…球、38…抵抗体、39…吸風
管、40…排出樋、41…噴風口、42…循環式横軸型精米
機、43…穀物タンク、44…除糠用多孔壁、45…横軸、46
…精白転子、47…精白室、48…米粒流下路、49…米粒上
昇路、50…集糠室、51…排出樋、52…除糠用フィルター
板。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】米粒容器を形成する機枠内に立設した主軸
    に、噴風口を備えた精白転子を軸着し、該精白転子を囲
    む多孔壁除糠精白筒を設けて精白室を形成し、該精白室
    下部に接続して、前記精白室に米粒を供給するための螺
    旋転子を前記主軸に軸着するとともに、前記精白室の上
    端排出口に対峙して抵抗体を設けてなる循環式竪軸型精
    米機において、前記多孔壁除糠精白筒を囲む除糠室を設
    け、前記米粒容器下方に設けた排糠室と前記除糠室とを
    連通する集糠路を前記米粒容器内に形成するとともに、
    前記機枠外一側に設けた排風機と前記排糠室とを除糠用
    フィルターを介して連結し、更に、前記主軸上端部を中
    空状となして前記精白転子上方へ突出する一方、前記抵
    抗体内を中空状となすとともにその底部を前記主軸上端
    部に上下動可能に外嵌して該抵抗体と前記精白転子の噴
    風口とを連通し、該抵抗体には米粒が嵌入しない大きさ
    の通気孔を多数設けたことを特徴とする循環式竪軸型精
    米機における通風除糠装置。
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