JPH0745016B2 - 精米機の糠捕集装置 - Google Patents

精米機の糠捕集装置

Info

Publication number
JPH0745016B2
JPH0745016B2 JP63073599A JP7359988A JPH0745016B2 JP H0745016 B2 JPH0745016 B2 JP H0745016B2 JP 63073599 A JP63073599 A JP 63073599A JP 7359988 A JP7359988 A JP 7359988A JP H0745016 B2 JPH0745016 B2 JP H0745016B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bran
rice
polishing
collecting device
container
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP63073599A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01245862A (ja
Inventor
幸雄 林田
基道 三島
利秋 長越
正俊 八木
嘉昭 前田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP63073599A priority Critical patent/JPH0745016B2/ja
Publication of JPH01245862A publication Critical patent/JPH01245862A/ja
Publication of JPH0745016B2 publication Critical patent/JPH0745016B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、玄米を白米に精米する精米機の糠捕集装置に
関するものである。
従来の技術 従来のこの種の精米機の一例を第8図にもとづいて説明
する。第8図において、27は玄米タンクで、その底部の
開口に連通して送穀室28と精米室29が順次連設されてい
る。30は駆動軸31により回転駆動される回転軸で、前記
送穀室28には玄米を送搬する送搬螺旋32が、また精米室
29には玄米を精白する精米翼33を設けた精米転子34が形
成されている。35は筒体で、前記送穀室28、精米室29を
覆っている。36は筒体35に設けられた白米出口で、閉塞
自在の調圧弁37が装着されている。38は糠を糠容器39へ
導くガイド、40は精米された米を収容する米容器であ
る。
以上の構成の精米機において、玄米タンク27に玄米を投
入し、駆動軸31により回転軸30を回転させると、玄米は
送搬螺旋32によって送穀室28から移送されて精米室33に
入り、精米転子34の撹拌による摩擦と玄米相互の摩擦作
用によって精白され、白米出口36から調圧弁37を押し開
いて米容器40に流出する。一方、糠は糠容器39へと導か
れる。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記の精米機においては、精米転子34の
撹拌による摩擦と玄米相互の摩擦作用によって玄米から
取り除かれた糠は、摩擦により帯電しているとともに、
油分が含まれているため、筒体35の内壁に付着堆積する
ことになり、その結果、定期的に掃除をする必要があ
る。またこの掃除をしなかった場合、糠が腐敗して悪臭
が発生したり、虫が発生することがある。また糠の堆積
がひどくなると、精米された白米とともに白米出口36か
ら糠が排出され、炊飯時、白米をていねいに洗わなけれ
ばならないといった課題があった。
本発明はこのような課題を解決するもので、精米時に発
生する糠の処理が簡単に行える精米機の糠捕集装置を提
供することを目的とするものである。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために本発明は、米を投入するホッ
パと、このホッパに略水平方向に連設され、かつ多数の
小孔を有する薄板からなる円筒状の研米体と、この研米
体との間に間隙を有して回転自在に内装された研摩体
と、この研摩体を回転駆動させる駆動体と、前記研米体
を覆う円筒状の外筐体とを備え、前記外筐体には略中央
下方に空気排出口を、両端近傍に吸気口をそれぞれ設
け、前記空気排出口に連設して糠と空気の分離を行う分
離装置および吸引装置を設けたものである。
作用 上記構成とすることにより、ホッパからの回転する研米
体内に流入した玄米から、回転する研摩体の撹拌による
摩擦と米相互の摩擦作用により除去した糠を、精白され
た米から完全に分離捕集することができる。
実 施 例 以下、本発明の精米機の一実施例を第1図〜第7図にも
とづいて説明する。
図において、1は玄米を投入するホッパで、このホッパ
1の底部には研米体2内へ玄米を流出する流出口1aが設
けられている。2は多数の小孔を有する薄板によって円
筒状に形成された研米体で、この研米体2は水平に設置
されて横型となっている。またこの研米体2にはパンチ
ングメタル、あるいはエキスパンド加工により形成され
たラス網状のものが用いられ、その多数の小孔は精白米
が通り抜けない大きさとなっている。3は前記研米体2
に内装され、かつ駆動体4により回転駆動される円筒状
の研摩体で、この研摩体3は第4図に示すように、その
外周面と研米体2の内面との間に米粒が通過し得る程度
の間隙G1が設けられ、研米室5が形成されている。また
この研摩体3は回転軸6に着脱自在に装着され、ベルト
7により駆動体4の回転が伝達されるようになってい
る。
8は研摩体3の表面に配設された多数個の柔軟性突起体
で、粘弾性を有するゴム材、合成樹脂材、あるいはブラ
シ状のもの等、研米体2との間で米粒を挾持しても米粒
を破砕しないような柔軟な部材で形成されている。本実
施例ではナイロン繊維や豚毛を植毛しブラシ(以下、ブ
ラシ称す)で形成されている。このブラシ8の先端と前
記研米体2の内面との間には、第4図に示すように、両
者で米粒を砕かずに挾持できる程度の小間隙G2が設けら
れている。なお、この小間隙G2は米粒を砕くことがなけ
れば設けなくてもよいものである。またブラシ8は左右
に相隣るブラシ相互間に米粒が横行できる程度の間隙G3
が設けられ、その配列は、軸方向、あるいは円周方向に
直線状または螺旋状に整列、あるいはそれらを組み合わ
せて配列されている。また前記研摩体3を回転駆動させ
る駆動体4としてはモータが用いられ、吸引装置9の駆
動体4と共用されていても良く、台10に装着されてい
る。11は研米体2を覆う外筐体で、この外筐体11は端部
に研米室5に連通した調圧弁12を有する米排出口13を設
け、かつ略中央下方に空気排出口14を設け、さらに両端
近傍に吸気口15,16を設けている。なお、ホッパ1は米
排出口13から一番離れた位置に装備されている。17は回
転軸6を支持したベアリングハウスである。
18は糠と空気の分離を行う分離装置で、円筒形のサイク
ロン本体19の円筒接線方向に形成された吸気口20は前記
外筐体11に設けられた空気排出口14と接続され、かつサ
イクロン本体19の一端には、円筒形のサイクロン本体19
と同心円状に形成された吸込口21が形成され、そしてフ
ァン22と駆動体4′(研摩体3の駆動体4と共用でも良
い)からなる吸引装置に接続されている。またサイクロ
ン本体19の他端には糠容器23が着脱自在に装着されてい
る。さらに糠容器23のサイクロン本体19との接合部対面
には、糠容器23の側壁面と略同心状に二重壁24が形成さ
れている。この二重壁24の構成は第3図以外に第6図の
形状でも良い。また糠容器22およびサイクロン本体19の
形状は第3図以外に、第7図に示すように、糠容器23′
がサイクロン本体19′に偏心して内接する糠取り出し口
25で着脱自在に接合されていても良い。26は米排出口13
から排出される米を受ける米容器である。
次に、以上のように構成した精米機の糠捕集装置の動作
について、第1図〜第5図に基づいて説明する。
まず、ホッパ1に玄米を投入し、駆動体4(4′)を駆
動させると、研摩体3の回転と吸引装置9の吸引力によ
り玄米は研米室5に流入する。第5図において、研米室
5で玄米R1は研摩体3が矢印Aの方向に回転することに
よりブラシ8に接して遠心力によって研米体2の内面に
当接するように外方へ押しやられ、研米体2の内面を矢
印Bの方向に転動してブラシ8によって表面に付着して
いる糠が取り除かれる。また、ブラシ8は柔軟性を有し
ているので、研摩体3の回転力により研米体2の内面と
ブラシ8の間に玄米R2が「くさび」状に入り、そしてブ
ラシ8の弾性によって玄米R2を砕くことなく柔かく挾持
した状態で、矢印Cの方向に研米体2の内面を転動さ
せ、そして研米体2に設けられた多数の小孔により糠等
が取り除かれる。この研米体2による糠の除去作用は、
前記ブラシ8による除去作用よりも強く、糠は確実に除
去される。このようにして米は研米されながら研摩体3
の回転と吸引装置9の吸引力により水平方向に移動し、
米排出口13に設けられた調圧弁12を開き、米容器24へと
流出する。
このような研米動作の間にホッパ1からは未精米の玄米
R3が研米室5に補給され、前記と同様な精米動作によっ
て精米が行われる。また精米時に発生した糠は、吸引装
置9により吸気口15,16から吸い込まれた空気が外筐体1
1内で衝突,乱流を発生することにより、外筐体11の内
壁および研米体2の外壁に付着した糠を吹き飛ばしなが
ら空気排出口14を介して分離装置18へと導かれる。そし
て、分離装置18のサイクロン本体19の接線方向に導かれ
た糠を含んだ空気は、遠心力でサイクロン本体19の内壁
に沿って旋回しながら糠容器23の方向へと導かれ、そし
て清浄な空気のみがサイクロン本体19の中央の吸込口2
1,ファン22を介して外部へ排気され、糠は糠容器22に堆
積される。この時、糠はサイクロン本体19の対面(以
下、前面と称す)から堆積するため、糠容器23が透明材
料で作られていても、すぐに糠容器23の中が前面から見
えなくなり、糠の溜まり状態がわからなくなる。そのた
め、糠が糠容器23に十分溜まっていないにもかかわら
ず、糠を捨てなければならず、非常に面倒である。ま
た、長期間糠容器23内の糠を捨てないで、糠がサイクロ
ン本体19の近傍まで溜まると、空気と糠の分離ができな
くなり、その結果、糠分を含んだ空気がそのままサイク
ロン本体19の中央の吸込口21からファン22を介して外部
へ排気され、糠をまき散らす結果となる。そのため、本
発明の一実施例では、第3図,第6図に示すように糠容
器23の前面に、糠容器23の側壁面と略同心状に二重壁24
を形成しているもので、このような構成とすることによ
り、糠が溜まっていない状態では、二重壁24の内部には
糠の堆積がなく、そして糠が一定量以上溜まると二重壁
24の内部にも糠が堆積し、糠容器23の内部が見えなくな
り、その結果、糠を捨てる時期を知ることができるもの
である。
なお、本発明の実施例においては、研摩体を柔軟性突起
体で構成して説明したが、研摩体の構成については特に
これに限定されるものではない。また第7図は本発明の
分離装置の他の実施例を示したものである。
発明の効果 上記実施例の説明から明らかなように、本発明の精米機
の糠捕集装置は、精米時に発生し、研米体の外壁や外筐
体の内壁に付着した糠を、外筐体内に発生させた空気の
乱流により吹き飛ばしながら、吸引装置によって分離装
置に導き、空気と糠を完全に分離するようにしているた
め、研米体の外壁や外筐体の内壁に付着した糠に虫が発
生したり、腐敗して悪臭を発することはなくなる。また
掃除も糠容器に溜まった糠を捨てるだけで良く、研米体
の外壁や外筐体の内壁等を掃除する必要はない。この
時、糠容器の溜まった糠の量は前面から容易に見ること
ができる。さらに精白米と糠を完全に分離することがで
きるため、簡単な洗米ですますことができるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の精米機の一実施例を示す斜視図、第2
図は第1図のA−A線断面図、第3図は第1図のB−B
線断面図、第4図は同精米機の要部の構成を示す一部平
断面図、第5図は同研米機の動作を説明する要部平断面
図、第6図は同精米機の分離装置の実施例を示す側断面
図、第7図は同分離装置の他の実施例を示す側断面図、
第8図は従来の精米機を示す側断面図である。 1……ホッパ、2……研米体、3……研摩体、4,4′…
…駆動体、5……研米室、9……吸引装置、11……外筐
体、14……空気排出口、15,16……吸気口、18……分離
装置、19,19′……サイクロン本体、23……糠容器、24
……二重壁、26……米容器。
フロントページの続き (72)発明者 八木 正俊 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 前田 嘉昭 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】米を投入するホッパと、このホッパに略水
    平方向に連設され、かつ多数の小孔を有する薄板からな
    る円筒状の研米体と、この研米体との間に間隙を有して
    回転自在に内装された研摩体と、この研摩体を回転駆動
    させる駆動体と、前記研米体を覆う円筒状の外筐体とを
    備え、前記外筐体には、略中央下方に空気排出口を、両
    端近傍に吸気口をそれぞれ設け、前記空気排出口に連設
    して糠と空気の分離を行う分離装置および吸引装置を設
    けてなる精米機の糠捕集装置。
  2. 【請求項2】吸気口は外筐体の接線方向に設けてなる請
    求項1記載の精米機の糠捕集装置。
  3. 【請求項3】空気排出口に、横向き円筒形のサイクロン
    本体の円筒接線方向に形成された吸気口を接続するとと
    もに、サイクロン本体の一端には吸引装置に接続される
    吸込口を円筒形のサイクロン本体と同心円状に形成し、
    かつ他端には糠容器を着脱自在に設けた糠と空気の分離
    装置を有してなる請求項1記載の精米機の糠捕集装置。
  4. 【請求項4】分離装置は、糠容器をサイクロン本体に偏
    心して内接する糠取り出し口で着脱自在に接合可能とし
    た請求項3記載の糠米機の糠捕集装置。
  5. 【請求項5】糠容器のサイクロン本体との接合部対面
    に、糠容器側壁面と略同心状に二重壁を形成してなる請
    求項3記載の精米機の糠捕集装置。
  6. 【請求項6】研摩体を回転駆動させる駆動体と吸引装置
    の駆動体とを共用してなる請求項1記載の精米機の糠捕
    集装置。
JP63073599A 1988-03-28 1988-03-28 精米機の糠捕集装置 Expired - Lifetime JPH0745016B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63073599A JPH0745016B2 (ja) 1988-03-28 1988-03-28 精米機の糠捕集装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63073599A JPH0745016B2 (ja) 1988-03-28 1988-03-28 精米機の糠捕集装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01245862A JPH01245862A (ja) 1989-10-02
JPH0745016B2 true JPH0745016B2 (ja) 1995-05-17

Family

ID=13522948

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63073599A Expired - Lifetime JPH0745016B2 (ja) 1988-03-28 1988-03-28 精米機の糠捕集装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0745016B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106423356B (zh) * 2016-10-09 2019-02-12 李国营 一种小型自动精米机
JP6999889B2 (ja) * 2019-03-28 2022-01-19 大和産業株式会社 表面研磨粒状物の製造装置および製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01245862A (ja) 1989-10-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2643103B2 (ja) 乾式遠心バレル研摩方法およびこれに用いる乾式遠心バレル研摩装置
JPH08299811A (ja) 竪型精穀機
JPH03262093A (ja) コイン送出装置
JPH07227550A (ja) 研削式竪型精穀機
JPH0745016B2 (ja) 精米機の糠捕集装置
JPH01130742A (ja) 研米機
JP3904974B2 (ja) 家庭用精米機
TW227529B (en) Rice hulling, grading and polishing device
KR100466603B1 (ko) 건식 세차장치
JPS6346111Y2 (ja)
JPH01130743A (ja) 研米機
JPH0330840A (ja) 研米機
JPH02135152A (ja) 研米機
JPH0233819Y2 (ja)
JPH0440734Y2 (ja)
RU1799615C (ru) Аэратор аэрозолей
KR0139050Y1 (ko) 정미기의 도정장치
JPS6362262B2 (ja)
JPH03127633A (ja) 研米機
JPS5857224B2 (ja) 穀粒研磨装置
JPH02135151A (ja) 研米機
JP2004174422A (ja) 撹拌式精穀機における撹拌部材及び撹拌式精穀機
JPH06226119A (ja) 無洗米研ぎ装置
JPH06335566A (ja) 磨き材分離清掃装置
JP2001246271A (ja) 研米および洗米装置

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term