JP2643103B2 - 乾式遠心バレル研摩方法およびこれに用いる乾式遠心バレル研摩装置 - Google Patents

乾式遠心バレル研摩方法およびこれに用いる乾式遠心バレル研摩装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、乾式メディアと被研摩
物との混合物であるマスを装入するバレルポットの複数
個を自転しながら公転させて各バレルポット内で被研摩
物を乾式研摩するようにした乾式遠心バレル研摩方法お
よびこの方法を実施するための乾式遠心バレル研摩装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】乾式メディアと被研摩物とを混合物であ
るマスをバレルポットに装入して被研摩物を乾式研摩す
るようにした乾式バレル研摩方法は、胡桃などの天然植
物繊維にコンパウンドをコーティングした乾式メディア
を用いて光沢仕上研摩を行う分野では従来より広く行わ
れているが、従来の乾式メディアは研摩力が不充分なた
め、バリ取りや丸め加工などの研摩量の多い研摩分野で
は研摩効率が悪く、この分野では排水処理など環境汚染
上問題のある湿式バレル研摩が主流をなしてきた。とこ
ろが、最近では環境汚染上の問題解決が強く望まれてい
ることもあってバリ取りや丸め加工などの研摩量が多い
研摩分野も排水処理の必要のない乾式バレル研摩で行う
ことが望まれ、このような要望に応えてバリ取りや丸め
加工などを乾式バレル研摩できる乾式メディアの開発も
進められてきている。(例えば、実公平2−43652
号公報)
【0003】しかしながら、バリ取りや丸め加工などを
行う遠心バレル研摩装置のバレルポットは湿式研摩を行
えるように密閉タイプとなっているのを普通とするた
め、従来の遠心バレル研摩装置をそのまま使用して前記
公報に記載したような乾式メディアによりバリ取りや丸
め加工などの乾式バレル研摩を行うと、研摩作業中に発
生する切粉などの粉塵が被研摩物に付着して被研摩物を
変色させたり、この粉塵が乾式メディアに付着して切れ
味を損なわせたり、マスの温度が短時間で上昇してバレ
ル研摩機能を損なわせたりするなどの問題が生じてい
た。
【0004】このような問題を解決するため、研摩室内
で自公転するバレルポットの所要側面を篩網状として研
摩作業中に粉塵が篩落とされるようにする発明が特開昭
57−75775号公報により提案されているが、単に
バレルポットの所要側面を篩網状としただけでは研摩作
業中における粉塵の篩落量が少なくて被研摩物や乾式メ
ディアに対する粉塵の付着防止効果やマスの冷却効果は
乏しく所期の目的が達成できるものではなく、バリ取り
や丸め加工などの研摩量が多い研摩分野は相変わらず環
境汚染上問題のある湿式バレル研摩で行われている現状
である。
【0005】そこで、本出願人は先に、固定槽内にワー
ク研摩用回転盤を水平回転自在に取り付けた流動バレル
研摩装置を用いて乾式メディアで乾式バレル研摩を行う
ため、前記回転盤の下側にある空間部に圧縮エア供給機
を連結して回転盤と固定槽との隙間から上方に向けて圧
縮エアを噴出させるようにして被研摩物や乾式メディア
に対する粉塵の付着を防止するとともにマスを冷却し研
摩効果を高めることを提案したが、より効率的なバレル
研摩を行える遠心バレル研摩においては未だ前記のよう
な問題は未解決のまま残されてきた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような
従来の問題点を解決して、研摩作業中に発生する切粉な
どの粉塵が被研摩物に付着して被研摩物を変色させた
り、この粉塵が乾式メディアに付着して切れ味を損なわ
せたり、マスの温度が短時間で上昇してバレル研摩機能
を損なわせたりすることがなく、排水公害や粉塵公害な
どのおそれの全くない効率的な乾式遠心バレル研摩方法
およびこれに用いる乾式遠心バレル研摩装置を提供する
ことを目的として完成されたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明は、マスが装入されたバレルポット
の複数個を自公転させて各バレルポット内で流動する乾
式メディアにより被研摩物を乾式研摩する乾式遠心バレ
ル研摩方法において、研摩中に各バレルポットに接続さ
れる集塵機により各バレルポットの内部に外気を採り入
れマスを通過させたうえ吸引して集塵とマスの冷却を行
うことを特徴とする乾式遠心バレル研摩方法と、公転軸
の回りに配置されて自公転する複数個のバレルポットに
マスを装入して各バレルポット内で流動する乾式メディ
アにより被研摩物を乾式研摩するようにした乾式遠心バ
レル研摩装置において、各バレルポットにマス中の乾式
メディアおよび被研摩物が通過不能な外気吸込部と粉塵
排出部をそれぞれ設けて、自公転する各バレルポットの
粉塵排出部を別に設置された集塵機に集塵機接続機構を
介して連通接続させたことを特徴とする乾式遠心バレル
研摩装置とよりなるものである。
【0008】
【実施例】次に、本発明を図示の旋回式の乾式遠心バレ
ル研摩装置を実施例として詳細に説明する。1は遠心バ
レル研摩装置本体であって、この遠心バレル研摩装置本
体1は一側壁に吸気口2aが設けられた匣体2の内部に
設置されて匣体2の外部に設置した駆動用のモータ3に
より後記するように駆動される。前記した遠心バレル研
摩装置本体1は、匣体2の内部に対向して植設されてい
る公転軸支持体6、6に両端が回動自在に支持されて第
1プーリ4と第1ベルト5を介して連繋させた駆動用の
モータ3により回転する公転軸9の両側部分にタレット
10、10を回転自在に取付けるとともに、このタレッ
ト10、10間にバレルポット11の4個を均等間隔を
おいて両端の自転軸8をもって回転自在に軸支させ、前
記公転軸9を中心としてタレット10、10が回転する
と、公転軸9の回りを逆方向に同じ速さで自転する遊星
回転運動をする。そして、全てのバレルポット11に乾
式メディアと被研摩物との混合物であるマスを各バレル
ポット11の容積の約1/2程度を目安として装入し、
バレルポット11の自公転に伴い各バレルポット11内
で被研摩物を乾式メディアにより乾式研摩することは細
部の構成を除き周知の遠心バレル研摩装置と殆ど変わる
ことはないが、バレルポット11は次のような特徴的構
成を備えている。
【0009】すなわち、各バレルポット11は連結用舌
片11bを有する円板状の側板11a、11aにより両
端が閉塞された8角筒状の胴部11cの所要の一側面を
開口させてこれをマス中の乾式メディアおよび被研摩物
が通過不能な網板状の外気吸込部12が形成された蓋材
11dにより開閉自在とするとともに、この胴部11c
のうち外気吸込部12と対向する側面を網板状の粉塵排
出部13に形成してあり、さらに、前記円板11a、1
1a間にはこの粉塵排出部13を覆って相互間に空室を
形成する膨出カバー部14aを備えたトレイ14を該バ
レルポット11とともに自公転するように取付け、この
膨出カバー部14aの一端を側板11a、11aの外面
中央に突設した短筒部15aに連通路15bをもって連
通させてポット側ダクト15を構成し、該ポット側ダク
ト15の端末となる短筒部15aの端部を集塵口として
前記した一方のタレット10を通じて外側に開口させて
ある。なお、前記したバレルポット11の蓋材11d
は、図3、図4に示すように前記した側板11a、11
aの連結用舌片11b、11b間に張架した固定シャフ
ト21aに組み付けられてレバー操作で作動されるカム
式のロック機構21により運転中に外れることがないよ
うにロックされる。
【0010】さらに、前記したタレット10の外側中央
には円環状短筒23が連設されていてこの円環状短筒2
3を連通路22をもって前記したポット側ダクト15の
端部の集塵口に連通する中間ダクト16とし、この中間
ダクト16はバレルポット11の公転に合わせて公転す
るがバレルポット11のようには自転しないものとして
ある。さらに、円環状短筒23の先端開口を覆うように
公転軸9にはダクト接続部を有する覆板24が添わせて
あってこのダクト接続部と匣体2の外側にある集塵機1
9とは配管され、一端が集塵機19に接続され他端は前
記中間ダクト16に該中間ダクト16の回転が許される
ように接続している集塵機側ダクト17が構成される。
そして、各バレルポット11の粉塵排出部13に連設さ
れてバレルポット11とともに自公転する前記したポッ
ト側ダクト15と、バレルポット11の公転に合わせて
公転するが自転しない前記した中間ダクト16と、集塵
機19に一端が接続され他端は前記中間ダクト16に該
中間ダクト16の回転が可能なように接続している集塵
機側ダクト17とにより自公転する各バレルポット11
の粉塵排出部12を集塵機19の吸引口に常時連通接続
させる集塵機接続機構20が構成されている。
【0011】なお、この実施例におけるバレルポット1
1の回転は、自転軸8の軸端に取付けられている第1ス
プロケット25と前記公転軸9に取付けられている第2
スプロケット26にチェン27を懸装して行われるもの
としてある。また、各バレルポット11を集塵機19に
接続する集塵機接続機構20としては、各バレルポット
11の粉塵排出部13に連設されてバレルポット11と
ともに自公転するポット側ダクト15と、バレルポット
11の公転に合わせて公転するが自転しない中間ダクト
16と、集塵機19に一端が接続され他端は前記中間ダ
クト16を回転可能に接続している集塵機側ダクト17
とよりなるものであれば前記のようなものに限定される
ことはなく、例えば、図5に示すように、ポット側ダク
ト15を前記実施例と同様の膨出カバー部14aの一端
を側板11a、11aの外面中央に突設した短筒部15
aに連通路15bをもって連通させたものとするが、中
間ダクト16はタレット10の内側に浅い空室部10a
形成してその開口に前記ポット側ダクト15の短筒部1
5aの筒先を回動自在に挿入できるようにするとともに
このタレット10の外面に連通路10bをもって前記空
室部10aと連通される円環状短筒23を連設したもの
とし、また、前記集塵側ダクト17も匣体2の内側にダ
クト接続室17aが連設されたものとして、このダクト
接続室17aの前板部に形成してある円環状連通口22
aに前記した中間ダクト16の円環状短筒23を回動自
在に挿入するようにしてもよい。
【0012】
【作用】このように構成されたものは、全てのバレルポ
ット11に溶融アルミナなどの砥粒をポリアミド樹脂な
どの結合材で成形した研摩力の高い乾式メディアと被研
摩物との混合物であるマスを装入した状態でモータ3を
駆動させれば、タレット10、10が第1プーリ4と第
1ベルト5を介して公転軸9を中心とする回転をし、こ
の回転と同時に各バレルポット11の自転軸8が第1ス
プロケット25と第2スプロケット26とにチェン27
を懸装してあるため、公転軸9の回りを逆方向に同じ速
さで自転するという遊星回転運動を行うこととなり、マ
スはこれに加えられる遠心力によりバレルポット11の
内壁に沿って強力な遠心力をうけながら流動して被研摩
物が乾式メディアと強く擦れ合い、被研摩物のバリ取り
や丸め加工その他研摩量の多い研摩加工を行うこととな
り、以上は従来の遠心バレル研摩と殆ど変わることはな
い。
【0013】ところが、本発明では各バレルポット11
にマス中の乾式メディアおよび被研摩物が通過不能な外
気吸込部12と粉塵排出部13を設けてあり、しかも、
自公転する各バレルポット11の粉塵排出部13は別に
設置された集塵機19の吸引口に集塵機接続機構20を
介して連通接続させてあるので、各バレルポット11の
網板状の粉塵排出部13を通じて各バレルポット11の
内部に作用して該粉塵排出部13と対向するようにバレ
ルポット11に形成してある外気吸込部12より外気を
導入し、各バレルポット11の内部に外気を採り入れて
このバレルポット11に装入されているマスを通過させ
たうえ集塵機19が吸引するから、バレルポット11の
内部において研摩中に粉砕された乾式メディアの屑や被
研摩物の切屑は集塵機19に的確に吸引除去されるとと
もに、外気が常時導入されるためにバレルポット11の
内部のマスは冷却される。
【0014】すなわち、各バレルポット11の粉塵排出
部13に連設されて自公転するポット側ダクト15と、
バレルポット11の公転に合わせて公転するが自転しな
い前記した中間ダクト16と、集塵機19に一端が接続
され他端は前記中間ダクト16に該中間ダクト16の回
転が可能なように接続している集塵機側ダクト17とに
よりなる集塵機接続機構20で各バレルポット11と集
塵機19とを各バレルポット11の自公転を妨げること
がないように連通接続してあるため、各バレルポット1
1の自公転中においても集塵機19の吸引力は、集塵機
側ダクト17から中間ダクト16を経てポット側ダクト
15に作用し、この吸引力が各バレルポット11の網板
状の粉塵排出部13を通じて各バレルポット11の内部
に作用して該粉塵排出部13と対向するようにバレルポ
ット11に形成してある外気吸込部12より外気を導入
し、各バレルポット11の内部に外気を採り入れてこの
バレルポット11に装入されているマスを通過させたう
え集塵機19が吸引することとなり、バレルポット11
の内部で生じた粉塵を集塵機19に的確に吸引除去する
とともに、外気を常時導入してバレルポット11の内部
のマスを冷却し、乾式メディアの研摩力の劣化を防止す
るのである。
【0015】なお、前記実施例は遠心バレル研摩装置本
体1を旋回式とした場合について説明したが、本発明を
図6に示すような水平回転式の遠心バレル研摩装置本体
1に応用した場合でも同様の効果があることは勿論であ
って、この実施例においても公転軸9の回りに配置され
て自公転する複数個のバレルポット11にマス中の乾式
メディアおよび被研摩物が通過不能な外気吸込部12と
粉塵排出部13を設けて、自公転する各バレルポット1
1の粉塵排出部13を別に設置された集塵機19に対し
て、各バレルポット11の粉塵排出部13に連設されて
バレルポット11とともに自公転するポット側ダクト1
5と、バレルポット11の公転に合わせて公転するが自
転しない中間ダクト16と、集塵機19に一端が接続さ
れ他端は前記中間ダクト16を回転可能に接続している
集塵機側ダクト17とによりなる集塵機接続機構20を
もって連通接続してあることは先に詳細に説明した実施
例の場合と同様である。
【0016】いずれにしても本発明では研摩作業中にお
いて各バレルポット11に接続される集塵機19により
各バレルポット11の内部に外気を採り入れマスを通過
させたうえ吸引して集塵とマスの冷却が行われるので、
バレルポット11内で発生する切粉などの粉塵は的確容
易に集塵されることとなり、この粉塵が被研摩物に付着
して被研摩物を変色させたり、乾式メディアに目詰まり
を起こさせて切れ味を損なわせたり、マスの温度を短時
間で上昇させてバレル研摩機能を損なわせたりすること
がない。しかも、各バレルポット11毎に常に集塵機1
9に直接粉塵を吸引除去するので、粉塵公害の虞が全く
ないうえに乾式研摩であるため従来の湿式研摩では避け
られなかった排水公害の虞もなく、また、同じ乾式研摩
であっても全てのバレルポットから粉塵を匣体内に篩い
落としたうえ集塵する場合のように粉塵の飛散がないか
ら清掃などの手間が不要となるなど、イニシャルコスト
およびランニングコスト共に大幅に低減できることとな
る。
【0017】(実験例)次に、本発明方法の実施例と比
較例を、内容量8リットルのバレルポットを4個使用
し、回転数180rpm、旋回半径R226とし、乾式
メディアとして新東ブレーター社製のRT10を各バレ
ルポット当り4リットル使用するとともに、被研摩物と
して黄銅製の直径22mm、長さ15mmのテストピース2
個を研摩した実験結果を表1に示す。なお、実施例では
胴部表面積の1/8に相当する外気吸込部と、粉塵排出
部を対向面に形成したバレルポットを使用して集塵機に
より各バレルポット毎に吸引しながら研摩処理した場合
であり、これに対する比較例としては、密閉型のバレル
ポットを使用した場合を比較例1とし、胴部表面積の1
/8に相当する外気吸込部のみを有するバレルポットを
使用して集塵機により内部空気が吸引される匣体内に設
置した場合を比較例2とした。
【表1】
【0018】
【発明の効果】本発明は以上の説明からも明らかなよう
に、研摩中に各バレルポットに接続される集塵機により
常時各バレルポットの内部に外気を採り入れてマスを通
過させたうえ吸引して集塵とマスの冷却を行うようにし
たので、研摩作業中にバレルポットの内部で発生する切
粉などによる粉塵が被研摩物に付着して被研摩物を変色
させたり、この粉塵が乾式メディアに付着して切れ味を
損なわせたり、マスの温度が短時間で上昇してバレル研
摩機能を損なわせたりすることがなく、しかも、排水公
害や粉塵公害などのおそれの全くないなど種々の利点が
ある。従って本発明は従来の乾式遠心バレル研摩方法お
よびこれに用いる乾式遠心バレル研摩装置に比べて遙か
に効率的な乾式遠心バレル研摩方法およびこれに用いる
乾式遠心バレル研摩装置として産業の発展に寄与すると
ころは極めて大きいものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す一部切欠正面図で
ある
【図2】本発明の第1の実施例のバレル研摩装置本体部
分を示す斜視図である。
【図3】本発明に用いるバレルポットの1例を示す一部
切欠正面図である。
【図4】本発明に用いるバレルポットの1例を示す一部
切欠側面図である。
【図5】本発明における集塵機接続機構の他の実施例を
示す一部切欠正面図である。
【図6】本発明を水平回転式の乾式遠心バレル研摩に応
用した場合の実施例を示す要部の一部切欠正面図であ
る。
【符号の説明】
9 公転軸 10 タレット 11 バレルポット 12 外気吸込部 13 粉塵排出部 15 ポット側ダクト 16 中間ダクト 17 集塵機側ダクト 19 集塵機 20 集塵機接続機構

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マスが装入されたバレルポットの複数個
    を自公転させて各バレルポット内で流動する乾式メディ
    アにより被研摩物を乾式研摩する乾式遠心バレル研摩方
    法において、研摩中に各バレルポットに接続される集塵
    機により各バレルポットの内部に外気を採り入れマスを
    通過させたうえ吸引して集塵とマスの冷却を行うことを
    特徴とする乾式遠心バレル研摩方法。
  2. 【請求項2】 公転軸(9) の回りに配置されて自公転す
    る複数個のバレルポット(11)にマスを装入して各バレル
    ポット(11)内で流動する乾式メディアにより被研摩物を
    乾式研摩するようにした乾式遠心バレル研摩装置におい
    て、各バレルポット(11)にマス中の乾式メディアおよび
    被研摩物が通過不能な外気吸込部(12)と粉塵排出部(13)
    を設けて、自公転する各バレルポット(11)の粉塵排出部
    (13)を別に設置された集塵機(19)の吸引口に集塵機接続
    機構(20)を介して連通接続させたことを特徴とする乾式
    遠心バレル研摩装置。
  3. 【請求項3】 集塵機接続機構(20)が、各バレルポット
    (11)の粉塵排出部(13)に連設されてバレルポット(11)と
    ともに自公転するポット側ダクト(15)と、バレルポット
    (11)の公転に合わせて公転するが自転しない中間ダクト
    (16)と、集塵機(19)に一端が接続され他端は前記中間ダ
    クト(16)を回転可能に接続している集塵機側ダクト(17)
    とにより構成されている請求項2に記載の乾式遠心バレ
    ル研摩装置。
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