JP2001246076A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2001246076A
JP2001246076A JP2000057687A JP2000057687A JP2001246076A JP 2001246076 A JP2001246076 A JP 2001246076A JP 2000057687 A JP2000057687 A JP 2000057687A JP 2000057687 A JP2000057687 A JP 2000057687A JP 2001246076 A JP2001246076 A JP 2001246076A
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Shingo Shimizu
新吾 清水
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技者を引き付けるような表現力の高い演出
を実現し、長時間遊技しても飽きのこない遊技機を提供
する。 【解決手段】変動表示が所定の停止態様で停止したとき
特別遊技状態への移行を示す特別図柄52L,52C,
52Rと、遊技に関連した演出表示を行う表示画面3a
と、該表示画面3aの表示動作を制御する制御手段とを
備える。制御手段は、表示画面3aの表示領域全体を振
動表示するように表示画面3aを制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技に必要な図柄
その他の画像を表示する表示手段と、その表示動作を制
御するマイクロコンピュータ等の制御手段とを備えた遊
技機(パチンコ遊技機、スロットマシンのほか、TVゲ
ーム機を含む)に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、パチンコ遊技機においては、所
定の条件が成立すると図柄を変動表示する表示手段を有
し、その変動表示が所定の停止態様(所定の図柄の組合
せ)となったときに遊技者にとって有利な特別遊技状態
(いわゆる「大当り」)に移行するようにしたものが提
供されている。
【0003】このような遊技機における図柄の変動表示
は、図柄を単に上下方向にスクロールしたりコマ送りす
るだけであり、動きは単調なものである。このため、遊
技者に飽きられないように、変動表示される図柄の動き
に変化を持たせたものが提案されている。
【0004】特開平9−122313号公報では、複数
の識別情報を可変表示可能なパチンコ遊技機の可変表示
装置において、リーチ中や再可変表示中に可変表示が通
常とは異なったさまざまな態様で行なわれる旨が開示さ
れている。具体的には、変動パターンAでは、回転ドラ
ムが遊技盤面に向かって上から下の方向に向かう順方向
で加速後、所定時間経過後に一定の速度の変動となる。
変動パターンBでは、順方向で変動している回転ドラム
が徐々に減速して所定時間経過後に変動が停止される。
変動パターンCでは、遊技盤面下から上の方向である逆
方向に所定時間加速した後、一定の速度の変動となる。
変動パターンDでは、逆方向に変動している回転ドラム
が徐々に減速して所定時間経過後に停止される。変動パ
ターンEでは、停止している回転ドラムが上下に振動す
ることにより、停止表示されている図柄が可変表示部内
で上下に振動する。
【0005】また、特開平4−67878号公報では、
ドットマトリクスLEDで構成される可変表示装置を備
えた遊技機において、リーチ状態が成立したとき、大当
りの図柄が成立した後可変入賞球装置が開成するまでの
大当りインターバル時間の間、開成した可変入賞球装置
にパチンコ玉が1個入賞してから8個入賞するまでの
間、或いは前回の可変入賞球装置の第1の状態を終了さ
せた後の次の可変入賞球装置の第1の状態が再開される
までのインターバル時間中、図柄の伸縮上下動又は図柄
の横幅方向の変形制御を繰り返し行う旨が開示されてい
る。
【0006】しかし、これらは、図柄の変動表示の単調
さを解消するまでには至っていない。また、近年では、
表示手段として、様々な演出が可能な液晶表示器等の電
気的表示装置が多く用いられるようになってきた。この
ような電気的表示装置を用いた場合、例えば、リーチ状
態を盛り上げるために、変動表示する図柄の背景にキャ
ラクタ図柄を登場させて遊技の興趣を高める表示(演出
表示)を行うものがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、遊技者
の一番の興味は、変動表示中の図柄が「大当り」となる
図柄の組合せで停止するか否かにあるため、上記のよう
な演出表示を行ったとしても、結局、遊技者は動きの単
調な図柄の変動表示を目で追ってしまうことが多い。そ
して、このような単調な図柄の動きを目で追い続けてい
くうちに、遊技者は動きが固まった状態のままの遊技と
なりがちである。
【0008】また、変動表示を開始する上記所定の条件
として所定の入賞口への遊技球入賞とする場合が一般的
であるが、このときの変動表示の開始は、唐突な印象を
与える。
【0009】本発明の目的は、遊技者に唐突な印象を与
えることなく変動を開始すると共に、遊技者を引き付け
る表現力の高い演出を実現し、長時間遊技しても飽きの
こない遊技機を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の態様は、
変動表示が所定の停止態様で停止したとき特別遊技状態
への移行を示す特別図柄と、遊技に関連した演出表示を
行う表示手段と、該表示手段の動作を制御する制御手段
とを備え、制御手段は、表示手段の表示領域全体を振動
表示するように表示手段を制御することを特徴とする。
【0011】第2の態様は、表示領域全体の振動表示に
伴い、特別図柄が振動表示することを特徴とする。
【0012】第3の態様は、表示領域全体の振動表示
は、変動表示の開始前に行うことを特徴とする。
【0013】第4の態様は、表示領域全体の振動表示
は、変動表示の停止前に行うことを特徴とする。
【0014】第5の態様は、表示領域全体の振動表示
は、演出表示の内容に関連して行われることを特徴とす
る。
【0015】第6の態様は、振動表示する特別図柄は、
停止図柄として確定表示する前の特別図柄であることを
特徴とする
【作用及び効果】本発明の第1の態様によれば、表示手
段の表示領域全体が振動表示となるので、遊技者の興味
を引き付ける演出ができ、長時間遊技しても飽きのこな
い遊技機が提供できる。例えば、上記表示領域全体の振
動表示を振幅及び振動数の大きい振動で表示すれば、揺
れの激しい振動表示となり力強さを強調した演出やダイ
ナミックな印象を与える演出が可能となる。また、振幅
が大きく振動数の小さい振動で表示すれば、ゆっくりと
した振動表示となり、幻想的な感じを与える演出が可能
となる。
【0016】第2の態様によれば、上記表示領域全体の
振動表示に伴い、特別図柄が振動表示するので、表示領
域全体の振動表示と変動表示する特別図柄との間に一体
感が演出でき、特別図柄の変動表示に注目する遊技者の
興味を演出表示にも引き付けることができる。すなわ
ち、振動表示は特別図柄の停止動作と一体的に演出され
るため、特別図柄の停止動作と演出表示のどちらか一方
に遊技者の注目を集めさせるのではなく、遊技者の注目
を両者にバランスよく集めさせることができる。
【0017】第3の態様によれば、表示領域全体の振動
表示は、特別図柄の変動表示の開始前に行うので、変動
表示開始の予告としての効果がある。従って、従来の変
動表示開始時に遊技者に与えた唐突な印象を解消し、自
然な感じで変動表示の開始を演出できる。
【0018】第4の態様によれば、表示領域全体の振動
表示は、特別図柄の変動表示の停止前に行うので、遊技
者は、変動表示の停止タイミングを予想しやすくなる。
【0019】第5の態様によれば、表示領域全体の振動
表示は、演出表示の内容に関連して行われるので、単な
る振動表示ではなく振動表示自体に意味付けができ、よ
り興趣の高い演出が可能となる。
【0020】第6の態様によれば、振動表示する特別図
柄は、停止図柄として確定表示する前の特別図柄である
ので、「大当り」となる特別図柄で停止するか否かを期
待する遊技者の期待感をより高める。また、振動表示す
る特別図柄が「大当り」となる特別図柄の1コマ手前の
特別図柄である場合、その振動表示により、その後1コ
マずれて確定表示するかどうかを思案する遊技者の心理
状態を高ぶらせるスリリングな演出が可能となる。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例のパチンコ遊技
機について説明する。
【0022】図1は、パチンコ遊技機1の遊技盤面10
を示す正面図である。遊技盤面10のほぼ中央には、遊
技に必要な図柄を表示する表示手段として液晶表示装置
3が配置されている。この液晶表示装置3は、画像で表
現される複数の図柄を変動表示することで、スロットマ
シンの3列の回転リールを擬似的に表示する。この変動
表示する図柄を「特別図柄」という。特別図柄は、その
変動表示が停止した時の表示が所定の図柄態様(例えば
“7−7−7”、これを“大当り停止態様”という。)
になると、遊技者にとって有利な特別遊技状態へ移行す
るように定められたものである。この特別図柄の具体的
な表示態様については後述する。
【0023】また、この液晶表示装置3においては、上
記特別図柄の変動表示中、遊技を盛り上げるための種々
の演出表示が行われる。この演出表示は、上記特別図柄
とは別の演出図柄の時間的な変化で示され、複数の演出
パターンを有する。また、この演出表示は、遊技を盛り
上げるだけでなく、演出パターンを異ならせることで
「大当り信頼度」や「リーチ発展率」を異ならせて報知
したり、“リーチ状態”中の遊技者の期待感を盛り上げ
るような演出がなされる。
【0024】本実施例では、図13に示すように、液晶
表示装置3の表示画面3aの所定の表示領域(図13で
は下方の表示領域50)に、複数の数字図柄(1,2,
3,…)で構成される特別図柄が変動表示される。ここ
で、表示領域50内の左側で変動表示される特別図柄を
「左図柄」、表示領域50内の中央で変動表示される特
別図柄を「中図柄」、表示領域50内の右側で変動表示
される特別図柄を「右図柄」と称することとする。後述
の図13に示す例では、演出図柄として3人の女の子の
キャラクタ53L,53C,53Rを、それぞれ変動表
示される左,中,右図柄52L,52C,52Rに1対
1で対応させて表示している。
【0025】また、上記演出表示には、キャラクタの表
示態様の変化によって構成される演出パターンだけでは
なく、演出パターンが表示される表示領域全体(又は表
示画面3aの表示領域全体)が振動しているかのような
表示(振動表示)を行ったり、演出パターンの内容に関
連して上記振動表示を行う。また、この振動表示に連動
して、特別図柄を振動させたり、振動表示に応じた特別
図柄の停止動作を行う。このような演出表示の具体的な
表示態様については後述する。
【0026】再び図1において、液晶表示装置3の下方
には、遊技球が入ると特別図柄の変動表示を開始させる
ように定められた始動入賞口4が設けられている。つま
り、この始動入賞口4への入賞により、特別図柄の変動
表示を開始する指令が出されることになる。始動入賞口
4は、当該始動入賞口4に遊技球が入賞し難い第1状態
と遊技球が入賞しやすい第2状態とに変換可能な可変入
賞装置からなり、これに遊技球が入賞すると所定個数
(例えば5個)の賞球を払い出されるように定められて
いる。なお、始動入賞口4は、上記第1状態であって
も、遊技球が1個程度入賞可能な入賞空間を保持してい
るので、遊技球の入賞は発生し得る。
【0027】液晶表示装置3の上方には、始動入賞記憶
ランプ15が4個設けられている。これは、液晶表示装
置3で特別図柄の変動表示が行われている最中に始動入
賞口4に入賞する度に1個ずつ点灯することにより、そ
の時点での液晶表示装置3の変動表示可能な回数(4回
を限度とする)を遊技者に知らせるものである。従っ
て、このランプ15が4個全て点灯している状態での始
動入賞口4への入賞は、変動表示開始条件としては無効
になる。
【0028】始動入賞口4の下方には、遊技者にとって
不利な閉状態と遊技者にとって有利な開状態とに変換可
能な大入賞装置(いわゆるアタッカ)5が設けられてい
る。大入賞装置5は、液晶表示装置3での特別図柄の停
止態様が特定の特別図柄の組合せを表示したときに、所
定時間遊技者にとって有利な開状態に変換される可変入
賞装置からなり、これに遊技球が入賞すると所定個数
(例えば15個)の賞球が払い出されるように定められ
ている。前述の特別遊技状態とは、この大入賞装置5が
所定の条件の下に開状態を繰り返し、短時間に多数の入
賞が発生するようにした遊技状態をいう。
【0029】遊技盤面10の下部には、7セグメントの
LED表示装置2が設けられている。これは、液晶表示
装置3の下側左右に設けられたLED作動用ゲート6
a,6bを遊技球が通過すると、当該LED表示装置2
での変動表示を開始するように設定されている。LED
表示装置2の表示が予め定められた数字(例えば、
“7”)で停止すると、始動入賞口4が遊技者にとって
有利な上記第2状態に変換される。
【0030】LED表示装置2の周辺には、LED作動
記憶ランプ16が4個設けられている。このLED作動
記憶ランプ16は、遊技球がLED作動用ゲート6a,
6bを遊技球が通過する度に1個ずつ点灯することによ
り、その時点でのLED表示装置2の変動可能な回数
(4回を限度とする)を遊技者に知らせるものである。
5回目以降の通過はカウントされず、無効となる。
【0031】更に、遊技盤面10上には、発光部を備え
たランプ付き風車11a,11b及び、通常の風車であ
る12a,12b、入賞球がある毎に15個の賞球を遊
技者に払い出す一般入賞口13a,13b,13c,1
3d,13f,13g、盤面サイドランプ14a,14
b等が設けられている。
【0032】上記のLED表示装置2、始動入賞口4及
び大入賞装置5は、可変入賞球装置9として前記一般入
賞口13f,13gと共に一体のユニットとして構成さ
れ、遊技盤面に設置されている。
【0033】図2は、本発明のパチンコ遊技機における
電気回路部のブロック図である。
【0034】この図2に示すように、本発明のパチンコ
遊技機は、前述のLED作動用ゲート6a,6bを通過
する遊技球を検出するLED作動用センサ20と、前述
の大入賞装置5に入賞した遊技球を検出する大入賞球セ
ンサ21と、前述の始動入賞口4に入賞した遊技球を検
出する始動入賞球センサ22と、図示しない球発射装置
から発射された遊技球を検出する発射球センサ23と、
発射されたが遊技盤面上に到達しないで戻ってきた遊技
球を検出する戻り球センサ24とを備える。
【0035】パチンコ遊技機の作動は、制御手段として
設けられたマイクロコンピュータ30によって全体動作
が制御される。マイクロコンピュータ30は、中央処理
装置(CPU)31と、上記センサ及び後述の駆動回路
等との間のインタフェースとなる入出力ポート(I/O
ポート)32,33と、読み出し専用の記憶手段として
のROM34と、読み書き可能な記憶手段としてのRA
M35とを有している。
【0036】さらに、マイクロコンピュータ30は、電
源が投入されたときにCPU31を含む電気回路につい
ての初期処理を実行するための初期リセット信号を発生
させる初期リセット回路41、遊技機全体の制御処理プ
ログラムを定期的(例えば3msec毎)に実行させるため
のリセット信号を発生(これを「割込発生」という)さ
せるリセット用クロックパルス発生回路40、上記制御
処理プログラム実行後、割込発生まで行われる割込み信
号発生待ちの無限ループ処理を一周する毎に加算を繰り
返して一定周期で初期化(“0”にリセット)されるハ
ズレ停止態様(“ハズレ”となる特別図柄の組合せ)の
選択用としてのハズレ停止態様選択用乱数カウンタ3
7、及び割込発生毎に加算を繰り返し一定周期で初期化
されるカウンタ(大当り判定用乱数カウンタ36,大当
り停止態様選択用乱数カウンタ38,演出パターン選択
用乱数カウンタ39)を有する。
【0037】上記LED作動用センサ20、大入賞球セ
ンサ21、始動入賞球センサ22、発射球センサ23、
戻り球センサ24からの各検知信号は、I/Oポート3
2を介してCPU31に入力される。CPU31は、各
センサからの入力信号に応じて、I/Oポート33を介
してLED表示装置制御回路42、液晶表示装置制御回
路43、始動入賞口駆動制御回路44、及び大入賞装置
駆動制御回路45にそれぞれ所定の信号を送る。そし
て、LED表示装置制御回路42からの出力信号により
LED表示装置2が、液晶表示装置制御回路43からの
出力信号により液晶表示装置3が、始動入賞口駆動制御
回路44からの出力信号により始動入賞口4が、そして
大入賞装置駆動制御回路45からの出力信号により大入
賞装置5が、それぞれ駆動制御される。
【0038】遊技時には、LED作動用センサ20が、
LED作動用ゲート6a,6bを通過する遊技球を検知
し、検知信号を出力すると、マイクロコンピュータ30
は、この検知信号に応じて入賞判定を行い、その判定結
果に基づいてLED表示装置制御回路42からLED表
示装置2に対して表示信号を出力する。LED表示装置
2は、この表示信号に従って表示動作を行う。
【0039】始動入賞球センサ22が、始動入賞口4に
入賞した遊技球を検知し、検知信号を出力すると、マイ
クロコンピュータ30は、この検知信号に応じて液晶表
示装置3での遊技に関する各種選択処理を行い、その選
択結果に基づいた変動表示開始指令を液晶表示装置制御
回路43に送る。上述の液晶表示装置3での遊技に関す
る各種選択処理としては、特別図柄の停止態様及び変動
パターン、演出表示の演出パターンとについての選択で
ある。
【0040】ここで、液晶表示装置3に表示される各種
図柄データは、マイクロコンピュータ30内のROM3
4に格納され、液晶表示装置制御回路43は、CPU3
1の命令に従い、このROM34から表示すべき図柄デ
ータを読み出して液晶表示装置3に表示させる。また、
液晶表示装置制御回路43内に独自の記憶装置を設けて
ここに各種図柄データを格納するようにしてもよい。
【0041】図3のフローチャートは、上記電気回路部
で行われる遊技機全体に関する制御処理の手順を示す。
【0042】上記CPU31は、上述のとおり、定期的
(例えば3msec毎)にリセット用クロックパルス発生回
路40(図2)からのリセット信号によって割込発生さ
せ、遊技機全体の制御処理プログラムの実行を開始す
る。
【0043】すなわち、図3に示すように、上記割込発
生があれば、遊技機全体の制御処理プログラムを当該プ
ログラムの先頭(ST1)からの実行を開始し、その最
後(ST8)まで実行する。
【0044】この制御処理プログラムでは、割込発生毎
に、次のST1〜ST8の処理を繰り返し行う。
【0045】ST1:LED作動用センサ20、始動入
賞球センサ22等の各センサからの入力信号についての
読込み処理(各種信号読込処理)を行う。
【0046】ST2:大入賞装置5の扉の開閉動作等、
大入賞装置5に関する制御処理(大入賞装置制御処理)
を行う。
【0047】ST3:特別図柄の変動表示、停止表示、
振動表示等の液晶表示装置3における遊技に関する制御
処理(液晶表示装置制御処理)を行う。
【0048】ST4:LED表示装置2における変動表
示、停止表示等の制御処理(LED表示装置制御処
理)、及び始動入賞口4の第1状態から第2状態又は第
2状態から第1状態への変換動作等に関する制御処理
(始動入賞口制御処理)を行う。
【0049】ST5:ランプ付き風車11a,11bや
盤面サイドランプ14a,14b等の装飾ランプ等につ
いての制御処理(装飾ランプ等制御処理)を行う。
【0050】ST6:入賞球(パチンコ球)の払い出し
を行う「払出処理」を実行する。
【0051】ST7:各種装置においてエラー信号の発
生がないかどうかをチェックする「エラーチェック処
理」を行う。
【0052】ST8:割込発生後3msecするまでの間、
割込み信号発生待ちの無限ループ処理である「割込発生
待ち処理」を行う。この「割込発生待ち処理」では、割
込み信号発生待ちの無限ループ処理を一周する毎にカウ
ントアップ(+1加算)を繰り返し、一定周期で初期化
(0にリセット)されるハズレ停止態様選択用乱数カウ
ンタ37(図2)についての更新処理を行う。
【0053】ここで、ハズレ停止態様選択用乱数カウン
タ37は、左停止図柄選択用乱数カウンタ37L、中停
止図柄選択用乱数カウンタ37C、及び右停止図柄選択
用乱数カウンタ37Rの3つの乱数カウンタで構成され
る。このハズレ停止態様選択用乱数カウンタ37の更新
処理では、左,中,右の各停止図柄選択用乱数カウンタ
37L,37C,37Rをそれぞれ「0〜14」の範囲
内(図7)でカウントアップを繰り返し、一定周期(カ
ウント値が“14”に達した次の更新処理)で初期化
(“0”にリセット)される。そして、その更新したカ
ウント値をRAM35に転送し記憶させる。例えば、前
回の更新処理で更新されたカウント値が“1”であると
すれば、今回の更新処理ではカウント値が“+1”加算
されて“2”に更新され、前回の更新処理で更新された
カウント値が“15”であれば、今回の更新処理ではカ
ウント値が“0”に更新される。ここで、更新されたカ
ウント値は、後述の大当り判定で「ハズレ」となった場
合の停止図柄を選択する際に必要な乱数として抽出され
る。
【0054】このように、割込発生待ち状態から割込発
生となれば、再度制御処理プログラムを先頭(ST1)
から実行し、その後、割込発生毎に制御処理プログラム
の先頭(ST1)から最後(ST8)までの実行を繰り
返すことにより、遊技機の遊技状態を制御できるように
構成されている。
【0055】なお、電源が投入されたときは、初期リセ
ット回路41(図2)より初期リセット信号がCPU3
1に入力され、当該CPU31を含む電気回路について
の初期処理を行った後(ST0)、上記ST8の「割込
発生待ち処理」に移る。
【0056】図4〜図6のフローチャートは、上記ST
3で行われる「液晶表示装置制御処理」についての処理
手順を示す。
【0057】この「液晶表示装置制御処理」では、毎
回、大当り判定用乱数カウンタ36、大当り停止態様選
択用乱数カウンタ38、及び演出パターン選択用乱数カ
ウンタ39についての更新処理(ST10〜ST12)
が行われる。
【0058】大当り判定用乱数カウンタ36についての
更新処理(ST10)では、毎回、「0〜255」の範
囲内(図7)で、カウント値のカウントアップ(“+
1”加算)を繰り返し、一定周期(カウント値が“25
5”に達した次の更新処理)で初期化(“0”にリセッ
ト)される。大当り停止態様選択用乱数カウンタ38に
ついての更新処理(ST11)では、毎回、「0〜1
4」の範囲内(図7)で、カウント値のカウントアップ
(“+1”加算)を繰り返し、一定周期(カウント値が
“14”に達した次の更新処理)で初期化される。演出
パターン選択用乱数カウンタ39についての更新処理
(ST12)では、毎回、図7に示すように「0〜13
9」の範囲内で、カウント値のカウントアップ(“+
1”加算)を繰り返し、一定周期(カウント値が“13
9”に達した次の更新処理)で初期化される。
【0059】上記の各更新処理後、CPU31は、始動
入賞口4に遊技球が入賞して始動入賞球センサ22から
の入力信号があるかどうかを判定し(ST13)、入力
信号があれば、続いて、記憶された始動入賞の回数が上
限値(例えば、“4回”)未満かどうか判定し(ST1
4)、上限値未満と判定されれば前述のST10〜ST
12で更新された3つのカウント値(カウントアップ後
のカウント値)を、大当り判定用乱数、大当り停止態様
選択用乱数、演出パターン選択用乱数として、それぞれ
RAM35に転送し記憶させる(ST15)。
【0060】なお、ST13及びST14の判定で“N
O”の判定であれば、更新されたカウント値はRAM3
5に転送されない。
【0061】そして、CPU31は、記憶された始動入
賞の回数があるかどうかを判定し(ST16)、記憶数
がなければ、この「液晶表示装置制御処理」を終了し、
始動入賞記憶があれば、図5のST17に移る。
【0062】CPU31は、RAM35に記憶された大
当り判定用乱数を読み出し、ROM34に格納されてい
る大当り判定テーブル(図8)を参照して、当該乱数値
の属する乱数値範囲から、“大当り”か“ハズレ”かを
判定する(ST17)。
【0063】RAM35から読み出された大当り判定用
乱数が“7”であって、“大当り”の判定であれば、続
いて、RAM35に記憶された大当り停止態様選択用乱
数を読み出し、ROM34に格納されている大当り停止
態様選択テーブル(図9)を参照して、当該乱数値の属
する乱数値範囲から、“大当り”を示す特別図柄の組合
せである「大当り停止態様」を選択する(ST18)。
このST18において、例えば、大当り停止態様選択用
乱数が“0”の場合、表示画面3aの表示領域50に表
示すべき大当り停止態様として、図9に示す大当り停止
態様選択テーブルから“1−1−1”が選択される。
【0064】表示すべき大当り停止態様を選択すれば、
続いて、表示すべき演出パターンを選択する(ST2
3)。本実施例では、演出パターンとして“定期券リー
チ”、“けんすいおじさんリーチ”及び “満員電車リ
ーチ”の3パターンで構成される。そして、表示すべき
演出パターンを選択するときに参照される演出パターン
選択テーブルは、図11及び図12に示すように、「大
当り用」及び「ハズレ用」の2種類の演出パターン選択
テーブルからなる。この図11及び図12に示すよう
に、「大当り用」と「ハズレ用」とでは各演出パターン
毎に設定されている乱数値範囲が異なる。
【0065】従って、このST23の処理は“大当り”
の場合であるので、演出パターンの選択に際しては、R
OM34に格納されている「大当り用」の演出パターン
選択テーブル(図11)を参照し、RAM35に記憶さ
れた演出パターン選択用乱数を読み出して、当該乱数値
が上記演出パターン選択テーブルのどの乱数値範囲に属
するかで、表示すべき演出パターンを選択する(ST2
3)。
【0066】前述のST17の判定で“ハズレ”の判定
であれば、ROM34に格納されている左,中,右の各
停止図柄選択テーブル(図10)を参照し、RAM35
に記憶された左,中,右の各停止図柄選択用乱数を読み
出して、それぞれの乱数値が各停止図柄選択テーブルの
どの乱数値範囲に属するかで、表示すべき左,中,右の
各停止図柄を選択する(ST19)。そして、その選択
された停止図柄について、CPU31は、一番目に停止
表示する図柄(以下、「第1停止図柄」という)と2番
目に停止表示する図柄(以下、「第2停止図柄」とい
う)とが同一かどうかを判定し(ST20)、当該判定
結果が“同一”であれば、続いて、「第1停止図柄」と
3番目に停止表示する図柄(以下、「第3停止図柄」と
いう)とが同一かどうかを判定し(ST21)、当該判
定結果が“同一”であれば、「第3停止図柄」を1コマ
ずらして、3つの停止図柄が同一図柄で揃わないように
液晶表示装置3を制御する。ここで、「第1停止図柄」
は左停止図柄52L、「第2停止図柄」は右停止図柄5
2R、「第3停止図柄」は中停止図柄52Cである。
【0067】このように、“ハズレ”の判定であって、
「第1停止図柄」と「第2停止図柄」とが同一となる場
合(いわゆる“リーチ状態”となる場合)は、続いて、
図6のST24に移り、表示すべき演出パターンを選択
する。
【0068】このST24における演出パターンの選択
に際しては、ROM34に格納されている「ハズレ用」
の演出パターン選択テーブル(図12)を参照し、RA
M35に記憶された演出パターン選択用乱数を読み出し
て、当該乱数値が上記演出パターン選択テーブルのどの
乱数値範囲に属するかで、表示すべき演出パターンを選
択する。
【0069】前述のST20で、第1停止図柄と第2停
止図柄とが同一でない場合は、“リーチ状態”とならな
いので、CPU31は、表示すべき演出パターンとして
ROM34に格納されているリーチなし用の演出パター
ンを選択する(ST25)。
【0070】以上のように、特別図柄の停止態様と表示
すべき演出パターンの選択が完了すれば、その選択結果
に基づき、CPU31は、液晶表示装置の表示を制御す
る(ST26)。
【0071】次に、液晶表示装置3の表示画面3aでの
具体的な表示態様について説明する。
【0072】図13は、表示画面3aの下方の表示領域
50内で行われる特別図柄の変動表示を開始する直前の
様子を示す。ここでは、演出図柄として3人の女の子の
キャラクタ(左からクミ53L、ユミ53C、アミ53
R)が、揃って駅の階段を駆け上がる様子を表示してお
り、上記各キャラクタは、左,中,右図柄52L,52
C,52Rにそれぞれ1対1で対応して表示されてい
る。
【0073】図14は、表示領域50内で特別図柄の変
動表示を開始したときの様子を示す。その後、選択され
た演出パターンに基づき、演出図柄の表示態様が変化す
ると共に、その演出図柄の表示態様の変化に応じた特別
図柄の停止動作が行われる。ここでは、図15に示すよ
うに、まず最初に、左側に表示される演出図柄としての
キャラクタ“クミ”53Lが、“横向きになって右足を
蹴り上げる”様子を表示すると共に“えい!”とのセリ
フを表示し、その後、そのキャラクタ“クミ”53Lに
対応した位置の左図柄52Lが停止表示する。
【0074】続いて、図16に示すように、右側に表示
される演出図柄としてのキャラクタ“アミ”53Rが
“少しかがんで振り向きウインクをする”様子を表示す
ると共に、“うりゃ!”とのセリフを表示し、その後、
そのキャラクタ“アミ”53Rに対応した位置の右図柄
52Rが停止表示する。
【0075】このように、特別図柄の変動又は停止のタ
イミングは、表示される演出パターンに関連して行われ
るものとし、その変動又は停止のタイミングについて
は、上記の例に限らず、演出パターンに関連した様々な
タイミングが考えられる。
【0076】そして、右図柄52Rが停止して、左,右
図柄52L,52Rが共に同じ図柄(ここでは“7”)
となった(いわゆる“リーチ状態”となった)場合は、
その後、図17に示すように、3人の女の子のキャラク
タ53L,53C,53Rが一斉に“飛び跳ねながら喜
ぶ”様子を表示する。このとき、表示画面3aの中央に
大きく“リーチ”と表示される。
【0077】次に、選択された演出パターンに従い、リ
ーチ状態中の演出表示(リーチ演出)を開始する。
【0078】図18は、演出パターンとして“定期券リ
ーチ”が選択された場合のリーチ演出について示す。こ
こでは、キャラクタ“アミ”53Rが、変動表示中の中
図柄52Cに向かって、“定期券”54を投げつける様
子が表示される。そして、この“定期券”54が変動表
示中の中図柄52Cの一つに衝突して、中図柄52Cを
停止表示する。この停止表示される中図柄52Cが、左
右停止図柄52L,52Rと同じ図柄(ここでは、
“7”)であれば“大当り”となり、左右停止図柄52
L,52Rと異なる図柄であれば“ハズレ”となる。
【0079】図19及び図20は、演出パターンとして
“けんすいおじさんリーチ”が選択された場合のリーチ
演出について示す。ここでは、図19に示すように、変
動表示中の中図柄52Cが表示領域50から消えて、表
示画面3aの上側の表示領域51に通常の特別図柄とは
別の図柄(第2特別図柄55L,55C,55R)が表
示され、横方向のゆっくりとした往復移動表示が行われ
る。
【0080】図19に示す例では、下側の表示領域50
において、左右停止図柄52L,52Rが同一図柄の
“7”を表示している。そして、上側の表示領域51に
おいて、下側の表示領域50の中図柄52Cとして停止
表示すれば“大当り”を示す図柄“7”を含む3つの第
2特別図柄55L,55C,55Rが往復移動表示を行
っている。また、この図19に示すように、「けんすい
おじさんリーチ」表示中は、電車の吊革にぶら下がって
いるキャラクタ“けん吉”56の頭上を、3つの第2特
別図柄55L,55C,55Rが往復移動表示するよう
な表示状態となる。
【0081】そして、図20に示すように、表示領域5
0で中図柄52Cとして停止表示すれば“大当り”を示
す第2特別図柄55Cが、キャラクタ“けん吉”56の
頭上(領域51の中央位置)を通過するとき、その図柄
を引きずり降ろそうと、キャラクタ“けん吉”56が必
死に懸垂を行う様子が表示される。そして、キャラクタ
“けん吉”56が第2特別図柄55Cを表示領域50内
に引きずり降ろせた場合は、3つの図柄“7”が揃って
“大当り”となる。
【0082】図21は、演出パターンとして“満員電車
リーチ”が選択された場合のリーチ演出について示す。
この“満員電車リーチ”では、満員電車の車内の様子が
表示され、走行中の電車の揺れを示すように、演出パタ
ーンが表示される演出表示領域(背景を含む)全体が左
右に揺れるような表示(振動表示)となる。この図21
では、黒い太枠内の領域が実際に表示画面3a上に表示
される部分を示す。
【0083】図21の及びは、演出表示領域全体が
左方向に揺れているときの表示状態を示し、図21の
及びは演出表示領域全体が右方向に揺れているときの
表示状態を示す。すなわち、図21の〜を順番に繰
り返し表示することで、演出表示領域全体の振動表示が
表現される。この図21の〜に示す振動表示では、
振幅が小さく振動数の大きい振動で表される。
【0084】図21は、電車が停車するときの大きな
揺れを示すように演出表示領域全体が左右方向に大きく
揺れるような振動表示、すなわち振幅が大きく振動数の
小さい振動表示が行われているときの表示状態を示す。
この振動表示は、上記図21の〜に示した振動表示
を所定時間行った後に行われる。そして、この図21
に示す振動表示が行われれば、その大きな揺れに伴い、
変動表示中の中図柄52Cが停止する。そして、中図柄
52Cの停止により左,中,右図柄52L,52C,5
2Rが3つ揃うと“大当り”となる。
【0085】このように、“満員電車リーチ”では、電
車の停車を示す大きな揺れに伴い中図柄52Cの停止動
作が行われるため、中図柄52Cの停止動作と演出表示
との間に一体感が得られ、中図柄の停止タイミングが分
かりやすくなる。
【0086】なお、この図21では、左,中,右図柄5
2L,52C,52R以外の演出表示領域全体を左右方
向に揺らす振動表示とすることで電車の揺れを表現して
いるが、左,中,右図柄52L,52C,52Rを含む
表示画面3aに表示される全内容を左右方向に揺らす振
動表示とするようにしてもよい。この場合、表示画面3
a自体が揺れているような表示となる。
【0087】以上が、液晶表示装置3の表示画面3a上
で行われる具体的な表示態様である。ここで、上記“満
員電車リーチ”のように、演出表示領域全体の振動表示
によって演出表示を行う場合の具体例を以下に示す。
【0088】図22は、リーチ演出として、エレベータ
内の様子を表示する場合で、ここでは、二人のキャラク
タ60L,60Rがエレベータに乗っている様子を表示
する。
【0089】図22は、エレベータの下降動作(又は
上昇動作)に伴いエレベータ内が振動している様子を示
し、演出表示領域全体の細かい振動(振幅が小さく振動
数の大きい振動)で表わされる。従って、この振動表示
では、エレベータ内の二人のキャラクタ60L,60R
も、エレベータの振動によって揺れている様子が表示さ
れる。
【0090】図22は、エレベータが停止するときの
大きな揺れを示すように、演出表示領域全体が上下方向
に大きく揺れるような振動表示、すなわち振幅が大きく
振動数の小さい振動表示が行われているときの表示状態
を示す。そして、この図22に示すように、エレベー
タの大きな上下方向の揺れに伴って、二人のキャラクタ
60L,60Rが上下方向に大きく揺れる様子を表示す
ると共に、変動表示中の中図柄52Cが大きな揺れを伴
った停止表示(振幅が大きく振動数の小さい振動表示)
へと変化する。その後、エレベータの揺れが完全に停止
して振動表示が終了すれば、これに伴って中図柄52C
も完全に停止する。そして、中停止図柄52Cが左,右
図柄52L,52Rと揃っていれば“大当り”となる。
【0091】このような演出表示によれば、演出表示領
域全体の揺れによって、遊技者は実際にエレベータに乗
っているような錯覚を受け、遊技者の興味を引き付ける
演出表示が実現される。また、その揺れの停止に伴って
中図柄52Cの停止動作が行われるため、中図柄52C
の停止動作と演出表示との間に一体感が得られ、中図柄
の停止タイミングが分かりやすい。
【0092】図23は、リーチ演出として巨大怪獣が地
上を歩く様子を表示する場合を示す。
【0093】図23は、怪獣の足63が振り下ろされ
て地面に大きな衝撃が加えられ、この衝撃による地面の
揺れに伴い家屋や木が激しく揺れている様子を示す。こ
こでは、演出表示領域全体が激しく揺れるような振動表
示、すなわち振幅が大きく振動数の大きい振動表示で示
される。このような揺れの激しい振動表示によれば、力
強くダイナミックな印象を与える演出が表現され、怪獣
の足63が地面に振り下ろされた様子をリアルに表現で
きる。
【0094】図23は、上記図23に示す激しい揺
れから、演出表示領域全体がゆっくりとした大きな揺れ
に変化したときの様子を示す。ここでは、振幅及び振動
数の大きい振動表示で示される。そして、この図23
に示すように、変動表示中の中図柄52Cは、ゆっくり
とした大きな揺れを伴った停止表示(振幅及び振動数の
大きい振動表示)へと変化する。その後、演出表示領域
全体の揺れが完全に停止して振動表示が終了すれば、こ
れに伴って中図柄52Cも完全に停止する。この時、中
停止図柄52Cが左,右図柄52L,52Rと揃ってい
れば“大当り”となる。
【0095】このような演出表示は、怪獣の足63の動
きと中図柄52Cの停止動作とが関連付けられているの
で、中図柄52Cの停止動作と演出表示との間に一体感
が得られる。従って、遊技者は、中図柄52Cの停止タ
イミングについて、怪獣の足63の動きに注目すること
で容易に認識できる。
【0096】図24は、振動表示の終了前に中図柄52
Cが1コマずれて、停止図柄を確定表示する場合の具体
例を示す。
【0097】図24は、図23と同様、怪獣の足6
3が振り下ろされて地面に大きな衝撃が加えられ、この
衝撃による地面の揺れに伴い家屋や木が激しく揺れてい
る様子を示し、演出表示領域全体が激しく揺れるような
振動表示(振幅が大きく振動数の大きい振動表示)で示
される。
【0098】図24は、上記図24に示す激しい揺
れから、演出表示領域全体がゆっくりとした大きな揺れ
(振幅及び振動数の大きい振動表示)に変化したときの
様子を示す。そして、この振動表示に伴い、変動表示中
の中図柄52Cがゆっくりとした大きな揺れを伴った停
止表示(振幅及び振動数の大きい振動表示)へと変化す
る。ここで、この大きな揺れを伴って停止表示される中
図柄52Cは、この図24の例では、上記図23に
示すような大当り停止態様を構成する図柄“7”ではな
く、その1コマ手前の図柄“6”が表示している。
【0099】その後、大きな揺れを伴って停止表示され
る中図柄52Cは1コマ変動し、それと同時に、図24
に示すように、演出表示領域全体の揺れが完全に停止
して振動表示が終了する。このときの停止図柄が確定図
柄を示し、図24の例では、図柄“7”が3つ揃った
大当り停止態様を表示している。
【0100】ここで、上記のように、確定図柄の表示と
同時に振動表示を終了させるのではなく、確定図柄表示
前に振動表示を終了させたり、確定図柄表示後、所定時
間後に演出表示領域全体の揺れを完全に停止して振動表
示が終了するようにしてもよい。
【0101】図25は、演出表示領域全体の振動表示が
行われた後、特別図柄の変動表示が開始される場合の具
体例を示す。
【0102】図25は、3つの図柄(左図柄52L,
中図柄52C,右図柄52R)が停止表示される変動表
示開始前の表示画面3aにおいて、怪獣の足63が振り
下ろされて地面に大きな衝撃が加えられ、この衝撃によ
る地面の揺れに伴い家屋や木が激しく揺れている様子を
示し、演出表示領域全体が激しく揺れるような振動表示
(振幅が大きく振動数の大きい振動表示)で示される。
【0103】図25は、上記図25に示す激しい揺
れから、演出表示領域全体がゆっくりとした大きな揺れ
(振幅及び振動数の大きい振動表示)に変化したときの
様子を示す。そして、この振動表示に伴い、それまで停
止表示されていた3つの図柄(左図柄52L,中図柄5
2C,右図柄52R)が大きく揺れながらの停止表示へ
と変化する。
【0104】その後、演出表示領域全体の揺れが完全に
停止して振動表示が終了し、それと同時に、3つの図柄
(左図柄52L,中図柄52C,右図柄52R)の変動
表示が一斉に開始される。
【0105】このように、変動表示開始前に振動表示を
行うこととすれば、振動表示は変動表示開始の予告とし
ての効果がある。すなわち、従来の遊技機では何の予告
もなく変動表示が開始したため遊技者に唐突な印象を与
えていたが、これが解消され、自然な感じで変動表示の
開始が演出される。
【0106】ここで、上記のように、振動表示の終了と
同時に3つの図柄の変動表示を一斉に開始させるのでは
なく、振動表示が終了する前に3つの図柄の変動表示を
一斉に開始させたり、振動表示終了後、所定時間後に3
つの図柄の変動表示を一斉に開始させるようにしてもよ
い。
【0107】図26は、特別図柄の変動表示中に行われ
る演出表示として、プロレスのリングを表示し、そのマ
ット上にバットを持って立つプロレスラー61を表示す
る場合を示す。
【0108】図26は、このプロレスラー61がバッ
トを右手に持ち、マット上に振り下ろすことによって、
リング全体が激しく揺れている様子を示している。ここ
では、演出表示領域全体が激しく揺れるような振動表
示、すなわち振幅が大きく振動数の大きい振動表示で示
される。この図26に示すように、この演出表示領域
全体の振動表示に伴い、変動表示中の左図柄52Lが激
しく揺れながらの停止表示となる。
【0109】図26は、上記図26に示す演出表示
の後、プロレスラー61がバットを左手に持ち替え、マ
ット上に振り下ろすことによって、変動表示中の右図柄
52Rが激しく揺れながらの停止表示となったときの様
子を示している。
【0110】図27は、特別図柄の変動表示中に行われ
る演出表示として、土俵の上で力士62が四股を踏む様
子を表示する場合を示す。
【0111】図27は、この力士62が、右足を土俵
に振り下ろすことによって、土俵が激しく揺れている様
子を示している。ここでは、演出表示領域全体が激しく
揺れるような振動表示、すなわち振幅が大きく振動数の
大きい振動表示で示される。この図27に示すよう
に、この演出表示領域全体の振動表示に伴い、変動表示
中の左図柄52Lが激しく揺れながらの停止表示とな
る。
【0112】図27は、上記図27に示す演出表示
の後、力士62が、左足を土俵に振り下ろすことによっ
て、変動表示中の右図柄52Rが激しく揺れながらの停
止表示となったときの様子を示している。
【0113】上記図26及び図27に示した演出表示に
よれば、プロレスラー61或いは力士62の動きと左図
柄52L及び右図柄52Rの停止動作とが関連付けられ
ているので、左図柄52L及び右図柄52Rの停止動作
と演出表示との間に一体感が得られる。従って、遊技者
は、左図柄52L及び右図柄52Rの停止タイミングに
ついて、プロレスラー61或いは力士62の動きに注目
することで容易に認識できる。
【0114】以上のような振動表示は、演出表示の表現
手法のバリエーションを豊富にする。例えば、上記のよ
うに振幅及び振動数の大きい激しい振動表示とすれば、
力強さを強調した演出表現やダイナミックな印象を与え
る演出表現が可能となり、また、振幅が大きく振動数の
小さいゆっくりとした振動表示によれば、幻想的な感じ
を与える演出表現が可能となる。
【0115】また、特別図柄の停止動作に関連付けた内
容の振動表示によって演出表示を行うため、特別図柄の
変動表示に注目する遊技者の興味を演出表示にも引き付
けることができる。すなわち、振動表示は特別図柄の停
止動作と一体的に演出されるため、特別図柄の停止動作
と演出表示のどちらか一方に遊技者の注目を集めさせる
のではなく、遊技者の注目を両者にバランスよく集めさ
せることができる。これにより、長時間遊技しても飽き
のこない遊技機が提供できる。
【0116】なお、上記表示手段としては、本実施例で
用いた液晶表示装置のほか、多数のLEDを配列して構
成した表示器やCRT、プラズマディスプレイ、エレク
トロルミネッセンス等のその他の電気的表示器も使用で
きる。
【0117】以上の例は、パチンコ遊技機における場合
であるが、本発明は、他の遊技機、例えば、電気的表示
装置や他の映像装置を備えた遊技機に適用できる。ま
た、上述のパチンコ遊技機での動作を家庭用ゲーム機用
として擬似的に実行するようなゲームプログラムにおい
ても、本発明を適用してゲームを実行することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のパチンコ遊技機の遊技盤面を
示す正面図。
【図2】パチンコ遊技機の電気回路部の構成を示すブロ
ック図。
【図3】遊技機全体に関する制御処理手順について示す
フローチャート。
【図4】「液晶表示装置制御処理」についての処理手順
を示すフローチャート。
【図5】図4に続くフローチャート。
【図6】図5に続くフローチャート。
【図7】各乱数カウンタの更新範囲を示す表。
【図8】「大当り判定テーブル」を示す図。
【図9】「大当り停止態様選択テーブル」を示す図。
【図10】「停止図柄選択テーブル」を示す図。
【図11】「大当り用演出パターン選択テーブル」を示
す図。
【図12】「ハズレ用演出パターン選択テーブル」を示
す図。
【図13】変動表示開始直前の表示画面での表示態様を
示す図。
【図14】変動表示開始直後の表示画面での表示態様を
示す図。
【図15】左図柄停止時の表示画面での表示態様を示す
図。
【図16】右図柄停止時の表示画面での表示態様を示す
図。
【図17】リーチ成立時の表示画面での表示態様を示す
図。
【図18】「定期券リーチ」を選択したときのリーチ演
出の表示態様を示す図。
【図19】「けんすいおじさんリーチ」を選択したとき
のリーチ演出の表示態様を示す図。
【図20】図19に示したリーチ演出の続きを示す図。
【図21】「満員電車リーチ」を選択したときのリーチ
演出の表示態様を示す図。
【図22】リーチ演出として「エレベータ内の様子」を
表示する場合を示す図。
【図23】リーチ演出として「巨大怪獣が地上を歩く様
子」を表示する場合を示す図。
【図24】振動表示の終了前に中図柄が1コマずれて、
停止図柄を確定表示する場合の具体例を示す図。
【図25】振動表示が行われた後、特別図柄の変動表示
が開始される場合の具体例を示す図。
【図26】キャラクタの動作により振動表示が引き起こ
される場合の具体例を示す図。
【図27】キャラクタの動作により振動表示が引き起こ
される場合の別の具体例を示す図。
【符号の説明】
1…パチンコ遊技機、2…LED表示装置、3…液晶表
示装置、3a…表示画面、4…始動入賞口、5…大入賞
装置、6a,6b…LED作動用ゲート、10…遊技盤
面、11a,11b…ランプ付き風車、12a,12b
…風車、13a,13b,13c,13d,13f,1
3g…一般入賞口、14a,14b…盤面サイドラン
プ、15…始動入賞記憶ランプ、16…LED作動記憶
ランプ。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】変動表示が所定の停止態様で停止したとき
    特別遊技状態への移行を示す特別図柄と、遊技に関連し
    た演出表示を行う表示手段と、該表示手段の動作を制御
    する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記表示手段
    の表示領域全体を振動表示するように前記表示手段を制
    御することを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】請求項1記載の遊技機において、前記表示
    領域全体の振動表示に伴い、前記特別図柄が振動表示す
    ることを特徴とする遊技機。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載の遊技機において、前
    記表示領域全体の振動表示は、前記変動表示の開始前に
    行うことを特徴とする遊技機。
  4. 【請求項4】請求項1又は2記載の遊技機において、前
    記表示領域全体の振動表示は、前記変動表示の停止前に
    行うことを特徴とする遊技機。
  5. 【請求項5】請求項1又は2記載の遊技機において、前
    記表示領域全体の振動表示は、前記演出表示の内容に関
    連して行われることを特徴とする遊技機。
  6. 【請求項6】請求項2記載の遊技機において、振動表示
    する前記特別図柄は、停止図柄として確定表示する前の
    特別図柄であることを特徴とする遊技機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008207016A (ja) * 2008-06-06 2008-09-11 Heiwa Corp 遊技機
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