JP2001246050A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2001246050A JP2000060266A JP2000060266A JP2001246050A JP 2001246050 A JP2001246050 A JP 2001246050A JP 2000060266 A JP2000060266 A JP 2000060266A JP 2000060266 A JP2000060266 A JP 2000060266A JP 2001246050 A JP2001246050 A JP 2001246050A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 専用ランプの採用によるような特定の事象の
成立に関しての確認容易性を維持しつつ、ランプ点滅動
作の見た目のアンバランスおよび/または不規則性を解
消し得る手段を備えた遊技機を提供すること。 【解決手段】 上記課題を解決する本発明の遊技機は、
所定の一の事象が成立したときに該一の事象の成立を報
知する態様で点滅制御される第一の群のランプLrと、
該一の事象とは異なる他の一の事象が成立したときに該
他の一の事象の成立を報知する態様で点滅制御される一
方で前記一の事象に係る態様での点滅制御は行われない
第二の群のランプLa〜Lgとを備え、第一の群のラン
プは前記一の事象の成立中に前記他の一の事象もあわせ
て成立したときには、前記一の事象の成立を報知する態
様での点滅制御に代えて前記他の一の事象の成立を報知
する態様で前記第二の群のランプとともに点滅制御され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はパチンコ機その他の
遊技機に関し、詳しくは、遊技機に装備されるランプの
点滅制御に関する。
【0002】
【従来の技術】いわゆるパチンコ機等の遊技機には、種
々の形態のランプ(小形電球、LED等)が装備されて
おり、種々の事象の発生(成立)を報知したり、あるい
は遊技内容の演出効果に寄与している。例えば、パチン
コ機の表面側における遊技盤の内外には、装飾ランプ
(典型的には小形電球)がいくつか装備されており、遊
技の進行状態に応じてかかる装飾ランプ類の点滅制御を
行うことによって、その時点で発生中の何らかのパチン
コ遊技に関する特別な状態(大当たり発生やいわゆるリ
ーチ状態の発生)をリアルタイムで遊技者に報知した
り、所定の演出効果を奏することができる。
【0003】ところで、遊技機に装備されるランプのな
かには、ある特定の遊技状態または他の事象を報知する
ために、他のランプ群とは区別されて専用に設けられた
一又は二以上のランプもある。例えば、従来のパチンコ
機(CR機)においては、リーチ状態等の所定の遊技状
態成立時に特有の態様で点滅制御される装飾ランプ群と
は別に、いわゆる大当たり状態終了後に行われる抽選に
よって確変とも呼ばれる高確率状態(即ち大当たりに至
る確率が通常時よりも高くなっている状態)が成立した
際にのみ点滅制御される確変報知ランプが別個独立に設
けられている。このようなある特定の遊技状態その他の
事象を報知すること専用に別個独立したランプを遊技機
に装備すると、遊技者またはホール管理者等はかかる特
定の遊技状態(事象)が発生・成立していることを当該
別個独立したランプの点滅によって容易に確認・識別す
ることができるという利点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】その一方で、かかる専
用ランプを装備する手段によると、以下に示すような不
具合があった。パチンコ機等の遊技機においては、遊技
実行中に相互に内容の異なる二または三以上の事象(典
型的には特別遊技状態)がある時期に重なって成立する
場合があり得る。例えば、パチンコ機においては上記高
確率状態成立中に更にリーチ状態が発生する場合があ
る。かかる場合において、従来のパチンコ機では、当該
重なって成立した特別遊技状態のうちの一の特別遊技状
態(ここでは高確率状態)に応じた所定の態様で上記専
用ランプが点滅制御されるとともに他の特別遊技状態
(ここではリーチ状態)に応じた異なる態様で他の装飾
ランプまたはランプ群が点滅制御されている。しかしな
がら、このような二つ以上の相異なる態様のランプ点滅
が一台の遊技機で同時に行われると、ランプ点滅動作の
アンバランスおよび/または不規則性に起因する不快感
を遊技者に生じさせるおそれがあり、延いては遊技内容
の興趣を低下させる可能性もあり好ましくない。
【0005】本発明は、遊技機におけるランプ点滅制御
に関する上記不具合を解消するべく創出されたものであ
り、その目的とするところは、専用ランプの採用による
ような特定の事象の成立に関しての確認容易性を維持し
つつ、ランプ点滅動作の見た目のアンバランスおよび/
または不規則性を解消し得る手段を備えた遊技機を提供
することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に開発された本発明の遊技機は、複数のランプを備える
遊技機であって、当該複数のランプには、当該遊技機で
所定の一の事象が成立したときに当該一の事象の成立を
報知する所定の態様で点滅制御される第一の群に属する
一又は二以上のランプと、当該一の事象とは異なる他の
一の事象が成立したときに当該他の一の事象の成立を報
知する所定の態様で点滅制御される一方で上記一の事象
の成立を報知する態様での点滅制御は行われない第二の
群に属する一又は二以上のランプとが包含されており、
ここで上記第一の群に属するランプは、上記一の事象の
成立中に上記他の一の事象もあわせて成立したときに
は、上記一の事象の成立を報知する態様での点滅制御に
代えて上記他の一の事象の成立を報知する態様で上記第
二の群に属するランプとともに点滅制御される遊技機で
ある。なお、本明細書において「ランプ」とは、遊技機
に装備され得る種々の電灯器を総称する用語であり、パ
チンコ機その他の遊技機に通常装備され得る小形電球や
LEDは「ランプ」に包含される典型例である。また、
本明細書において「点滅制御」とは、典型的には所定の
間隔および/または調子で一群(一個または複数個)の
ランプの点灯および消灯を繰り返すことをいうが、通常
時に消灯している一群(一個または複数個)のランプを
一定期間点灯させることあるいはその逆に通常時に継続
点灯している一群(一個または複数個)のランプを一定
期間消灯させることもここでいう「点滅制御」に包含さ
れる。
【0007】かかる構成の本発明の遊技機では、上記一
の事象(以下便宜上「事象A」という)の成立時に所定
の態様で点滅制御されている第一の群に属するランプ
が、当該事象Aとは異なる態様の他の一の事象(以下便
宜上「事象B」という)が同時期にあわせて成立したと
きには、事象A成立の報知に係る点滅制御に代えて上記
第二の群に属するランプとともに事象B成立を報知する
態様で点滅制御されるようになる。このことによって、
本発明の遊技機では、事象Aと事象Bとが同時に成立し
ている場合であっても上記第一の群に属するランプと第
二の群に属するランプとが相互に異なる態様で個々別々
に点滅動作することを防止する。すなわち、事象Aと事
象Bとの同時成立時には、事象Bを優先して上記第一の
群と第二の群のランプの双方を用いて事象Bの成立を報
知する。このため、本発明の遊技機によると、かかる二
つの点滅制御が同時に行われることに起因する見た目の
アンバランスおよび/または不規則性を解消することが
できる。また、本発明の遊技機では、上記第二の群のラ
ンプが事象A成立の報知に関与しない。このため、事象
B未成立時において上記第一の群のランプ独自の点滅制
御によって、従来の専用ランプ同様、当該事象Aが成立
したことを容易に確認することができる。
【0008】本発明の遊技機として好ましいものは、上
記第二の群に属するランプは、上記他の一の事象(事象
B)の成立したときに、当該他の一の事象(事象B)に
対応する点滅パターンデータに基づいて当該他の一の事
象(事象B)の成立を報知する所定の態様で点滅制御さ
れる。他方、上記第一の群に属するランプは、上記一の
事象(事象A)の成立した際であって当該他の一の事象
(事象B)は成立していない際に、当該一の事象(事象
A)に対応する点滅パターンデータであって当該他の一
の事象(事象B)に対応する点滅パターンデータとは異
なる点滅パターンデータに基づいて当該一の事象(事象
A)の成立を報知する所定の態様で点滅制御される。そ
して、上記他の一の事象(事象B)に対応する点滅パタ
ーンデータには、第二の群に属するランプとともに第一
の群のランプを上記他の一の事象(事象B)の成立を報
知する所定の態様で点滅制御するためのデータが包含さ
れており、上記一の事象(事象A)の成立中に上記他の
一の事象(事象B)もあわせて成立したときには、上記
一の事象(事象A)に対応する点滅パターンデータによ
らずに上記他の一の事象(事象B)に対応する点滅パタ
ーンデータに基づいて第一の群のランプを点滅制御する
制御手段を備えている。
【0009】かかる構成の本発明の遊技機では、事象B
に対応する点滅パターンデータにおいて予め第一の群の
ランプを第二の群のランプとともに所定の態様で点滅さ
せるデータが構築される。そして、事象Aの成立時に
は、上記制御手段によって、事象Bの成立の有無に応じ
てかかる第一の群のランプを点滅動作させる基となるデ
ータを切り替えることができる。すなわち、事象Bがあ
わせて成立したときには事象Bに対応する点滅パターン
データを優先し、当該データに基づいて第一の群のラン
プの点滅制御を行う。このため、本構成の遊技機による
と、事象Aの成立時の第一の群のランプの点滅制御を事
象Bの成立の有無に応じて変更することができる。
【0010】本発明の遊技機の好ましいものは、上記一
の事象(事象A)は通常の遊技が行われている最中に成
立し得る第一の特別遊技状態であり、上記他の一の事象
(事象B)は通常の遊技が行われている最中に成立し得
る特別遊技状態であって当該第一の特別遊技状態とは態
様の異なる第二の特別遊技状態であり、ここで上記第一
の群に属するランプは、当該第一の特別遊技状態の成立
中に当該第二の特別遊技状態もあわせて成立したときに
は当該第一の特別遊技状態の成立を報知する所定の態様
での点滅制御に代えて当該第二の特別遊技状態の成立を
報知する所定の態様で上記第二の群に属するランプとと
もに点滅制御される遊技機である。なお、本明細書にお
いて「特別遊技状態」とは、ベースとなる所定の内容の
遊技が実施されている最中において一時的に発生・成立
し得る付加的な状態(但し発生・成立回数は問わない)
をいう。したがって、遊技盤面上に射出した遊技球を入
賞口に入れて所定数の賞球を得ることをベースとするパ
チンコ遊技においての上記リーチ状態および確変状態等
は、パチンコ遊技における「特別遊技状態」に包含され
る典型例である。
【0011】かかる構成の本発明の遊技機によると、相
互に内容の異なる二つの特別遊技状態が同時期に成立し
た場合であっても、上記第一の群に属するランプと第二
の群に属するランプとが相互に異なる態様で個々別々に
点滅動作することを防止する。すなわち、第一の特別遊
技状態と第二の特別遊技状態との同時成立時には、第二
の特別遊技状態を優先して上記第一の群と第二の群のラ
ンプの双方を用いて所定の態様で当該第二の特別遊技状
態の成立を報知する。このため、本発明の遊技機による
と、かかる二つの特別遊技状態のそれぞれに応じた相互
に異なる二通りのランプ点滅制御が同時に行われること
に起因する見た目のアンバランスおよび/または不規則
性を解消し得、遊技者の遊興心の低下を未然に防止する
ことができる。また、かかる構成の本発明の遊技機で
は、上記第二の群のランプが第一の特別遊技状態の成立
の報知に関与しない。このため、第二の特別遊技状態未
成立時において上記第一の群のランプ独自の点滅制御に
よって、従来の専用ランプ同様、当該第一の特別遊技状
態が成立したことを容易に確認することができる。
【0012】また、上記構成の本発明の遊技機として好
ましい一つのものでは、上記第一の群に属するランプは
上記第一の特別遊技状態が成立していない時期に上記第
二の特別遊技状態が成立したときに当該第二の遊技状態
の成立を報知する態様で上記第二の群に属するランプと
ともに点滅制御される。かかる構成の遊技機によると、
第一の特別遊技状態の成立の有無に拘わらず上記第一の
群と第二の群のランプの双方を用いて所定の態様で当該
第二の特別遊技状態の成立を報知することができる。こ
のため、より多くのランプを用いて高度な報知・演出
(点滅)パターンを実現することができる。
【0013】また、上記構成の本発明の遊技機として好
ましい他の一つのものでは、上記第一の群に属するラン
プは、上記第一の特別遊技状態が成立していない時期に
上記第二の特別遊技状態が成立したときには当該第二の
特別遊技状態の成立を報知する態様での点滅制御は行わ
れない。かかる構成の遊技機によると、上記第二の特別
遊技状態の成立時に第一の群に属するランプが第二の群
に属するランプに同調して点滅制御されているか否かを
判別することで、同時に第一の特別遊技状態が発生・成
立しているか否かを容易に確認することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の遊技機は、遊技機に装備
される複数のランプを上記第一の群と第二の群とに区分
するとともに、それら二つのランプ群を上述のいずれか
の態様で点滅制御するように構成されたものであればよ
く、本発明を具現化する遊技機の種類は限定されない。
本発明を具現化する遊技機として特に好適なものの一つ
はパチンコ機である。種々の特別遊技状態その他の事象
を報知(演出を含む)する手段としてランプが多用され
るからであり、また、遊技盤面の物理的制約から装備さ
れるランプ数にも限度があるからである。以下、パチン
コ機に具現化した本発明の好適な一実施形態を図面を参
照しつつ説明する。なお、図1は、本実施形態に係るパ
チンコ機1の正面図である。
【0015】図1に示すように、本パチンコ機1は、従
来の一般的なパチンコ機と同様、長方形枠状に成形され
た木枠2の前面に額縁状に成形された前枠3が装着され
ている。この前枠3の上部には、遊技盤8を透視し得る
ガラス板を嵌め込み装着した金枠4が開閉可能に軸着さ
れている。一方、前枠3の下部には、上記金枠4に隣接
して前板5が開閉可能に軸着されている。この前板5の
表面にはパチンコ球の受け皿である上皿5aが取り付け
られている。この前板5の下方には、パチンコ球の受け
皿の一つである下皿6やパチンコ球を遊技盤上に発射す
るための発射装置(図示せず)に連通するハンドル7等
が装着されている。なお、上述の各構造物は、一般的な
パチンコ機に装備されているものと同様のものであり、
本発明を何ら特徴付けるものではないので、これらに関
する詳細な説明は省略する。
【0016】図1に示すように、本パチンコ機1に装着
された遊技盤8上には、種々の遊技装置が装着されると
ともに、本パチンコ機1の発射装置(図示せず)から射
出されたパチンコ球を遊技盤8上部に誘導するための誘
導レール9が円形渦巻き状に装着されている。この誘導
レール9によって包囲された内側の領域が本遊技盤8に
おける遊技領域である。而して、この遊技領域の内外に
は、小形電球から成る計7個の装飾ランプLa,Lb,
Lc,Ld,Le,Lf,Lgが装備されている。すな
わち、誘導レール9の内周面に近接して左右一対の光を
透過し得るプラスチック製装飾部材11,12が装着さ
れており、その内側には装飾ランプLd,Leがそれぞ
れ装着されている。また、液晶ディスプレイを備えたセ
ンター役物10の上部において、光透過性カバー10a
に遮蔽された状態で1個の装飾ランプLaが装着されて
いる。また、センター役物10の下方に装着された本パ
チンコ機1におけるアタッカー(大型可変入賞装置)1
5の左右両サイドに設けられた普通入賞装置13,14
のそれぞれにも光透過性カバーに遮蔽された状態で各1
個の装飾ランプLf,Lgが装着されている。さらに、
遊技盤8の左右上方であって誘導レール9の外側には光
透過性のプラスチック製装飾部材16,17が装着され
ており、その内側には装飾ランプLb,Lcがそれぞれ
装着されている。これら装飾ランプLa〜Lgは、パチ
ンコ遊技状態(上記リーチ状態成立時を含む)に応じて
所定の態様で点滅制御される。一方、前枠3の上部(遊
技盤8の上方)には、光透過性のプラスチック製装飾部
材18が装着されており、その内部には、本実施形態に
おいて上記高確率状態の成立を報知することを主目的と
する報知ランプLr(以下「高確率報知ランプLr」と
いう。)が装着されている。この高確率報知ランプLr
は、後述する高確率状態が成立したときに点灯が継続す
るように点滅制御されている。また、後述するように、
リーチ状態が成立した際にはその事象を優先して装飾ラ
ンプ群La〜Lgと同調した態様で点滅制御される。な
お、これらランプLa〜Lg,Lrは、遊技盤8の裏面
に装備された後述するランプ制御部(制御基板)31に
電気的に接続された状態で配置されている。
【0017】次に、本パチンコ機1において実施される
パチンコ遊技について簡単に説明する。本パチンコ機1
は、第1種パチンコ遊技を実施するために構築されたい
わゆるCRデジパチ機である。本実施形態にかかる遊技
盤8は、第1種パチンコ遊技を実施するために構成され
ており、パチンコ遊技に関係する遊技装置類(センター
役物10、アタッカー15等)の動作は、パチンコ機本
体(典型的には遊技盤8の裏面側)に設けられた後述す
るメイン制御部30によって遊技内容およびその進行状
況に応じて電気的に制御されている。すなわち、本遊技
盤8に射出された遊技球が遊技球通過ゲート20を通行
するとセンター役物10に隣接して配備された普通図柄
表示部24(当りを表示するLEDとはずれを表示する
LEDとから成る)において普通図柄が変動する。而し
て、普通図柄表示部24に所定の当たりが表示された場
合には、下部始動口22が所定時間(ここでは1秒間)
開放される。ここで、第1種始動口19または下部始動
口22に遊技球が入球すると上記センター役物10にお
ける液晶ディスプレイにおいて特別図柄が変動する。而
して、液晶ディスプレイに所定の当たり図柄(例えば7
77)が表示された場合には大当たり状態となり、アタ
ッカー15における大入賞口21が所定の時間(典型的
には30秒間若しくは10個の遊技球が入賞するまでの
間)開放する。そして、当該大入賞口21より入賞した
遊技球が当該大入賞口21の内部にある図示しない特別
入賞区域(Vゾーン)を通過した場合には、一旦閉じた
大入賞口21が再び所定時間開放することとなり、大当
たり状態が継続する。この開放反復動作は典型的には最
大16回継続される。
【0018】次に、本実施形態においての上記第一の特
別遊技状態に相当する高確率状態(確変状態)および上
記第二の特別遊技状態に相当するリーチ状態について説
明する。従来のパチンコ機と同様、本実施形態に係るリ
ーチ状態とは、上記特別図柄の変動によって当たり図柄
(例えば777)が成立するか否かの瀬戸際の演出状態
をいう。例えば、液晶ディスプレイにおいて表示される
3桁の数字の各桁がすべて同じ数になることによって当
たり図柄となる場合において、大当たり(例えば77
7)かはずれか(例えば717)が視認される直前の状
態、例えば、両端の数字が7で確定された状態でなお中
央の数字が変動している状態がリーチ状態である。この
状態では、パチンコ遊技の興趣を増すために種々の演出
効果が施されるが、その一環として、リーチ状態が成立
したことを報知し且つ所定の演出効果を及ぼすために上
記装飾ランプLa〜Lgが通常の状態(非リーチ時)と
は異なる所定の態様で点滅制御される。なお、本実施形
態においては、リーチ状態成立時にはこれら装飾ランプ
La〜Lgに同調して上記高確率報知ランプLrもあわ
せて点滅制御される(表1参照)。このことについては
後述する。他方、本実施形態に係る高確率状態(確変状
態)とは、従来のパチンコ機と同様、いわゆる大当たり
状態が終了した後に上記当たり図柄が成立する確率を一
定期間通常時よりも高く設定する状態をいう。これによ
りパチンコ遊技の興趣を増すことができる。すなわち、
本実施形態に係るパチンコ機1でも、従来のものと同
様、所定の確変抽選システムによって、所定の確率で大
当たり終了後に高確率状態とするか否かの決定がなされ
ている。而して、高確率状態が成立した際には、液晶デ
ィスプレイ上の画面にその旨が報知されるとともに、遊
技者にその旨を周知徹底するために上記高確率報知ラン
プが所定の態様(例えば継続した点灯:以下、報知点灯
という。)で点滅制御される。
【0019】次に、本発明を特徴付ける上記装飾ランプ
La〜Lgおよび高確率報知ランプLrの点滅制御方式
およびその態様について説明する。なお、図2はこれら
ランプ制御に係る制御系の概略を示すブロック図であ
る。本パチンコ機1の遊技盤8裏面側の所定の装着部位
には、ランプ制御部31が装着されている。かかるラン
プ制御部31は、一般的なランプ制御基板と同様、CP
Uを中心にしてROM、RAM等の記憶装置、入出力処
理回路等から構成されている。而して、図2に示すよう
に、かかるランプ制御部31は、上記装飾ランプLa〜
Lgおよび高確率報知ランプLrと電気的に接続されて
おり、パチンコ遊技の状況に応じて異なる処理内容でこ
れらランプ群の点滅動作を制御する。このランプ制御部
31には、外部電源から供給されたAC24Vの電源を
整流・平滑化して得た+5Vの直流電源が電源部29か
ら供給されている。なお、ランプ制御部31は、ここで
説明するランプLa〜Lg,Lr以外にも種々のランプ
類を点滅制御するが本発明に関連しないため詳細な説明
は省略する。
【0020】図2に示すように、このランプ制御部31
はメイン制御部30とも接続されている。メイン制御部
30は基本的にはCPUを中心としてROM、RAM等
の記憶装置、入出力インタフェース等から構成されてお
り、ROMに格納された所定の制御プログラムに従って
本パチンコ機1の動作を全体的に制御する主制御基板で
ある。すなわち、メイン制御部30には上記ランプ制御
部31の他にも図示しない入賞検出部、表示器(液晶デ
ィスプレイ等)駆動制御部、大入賞口21の開閉を行う
ソレノイド等が電気的に接続されている。これにより、
メイン制御部30は、例えば、入賞検出部からの信号を
CPUで受け取り、上記表示器駆動制御部に抽選変動指
示を与えて大当たり時の大入賞口21の開放動作(即ち
上記ソレノイドの駆動制御)を行う。而して、上記ラン
プ制御部31は、パチンコ遊技状況に応じてメイン制御
部30から送信される制御信号に基づいて上記ランプ類
La〜Lg,Lrを所定の態様で点滅制御する。以下、
このことを詳述する。
【0021】先ず、上記ランプ群La〜Lg,Lrを点
滅動作させるための制御信号(以下単にランプ群制御信
号という。)を出力する出力処理に関して簡単に説明す
る。図3に模式的に示すように、ランプ制御部31に備
えられる制御ポート(出力ポート)32は、それぞれパ
ラレルに各ランプLa〜Lg,Lrに配設された図示し
ないランプ駆動回路(出力トランジスタ)に接続されて
いる。而して、CPUはROMに格納されている所定の
プログラムに従って所定の態様(パターン)でこれらラ
ンプLa〜Lg,Lrを点滅制御するためのランプ点滅
パターンデータを出力ポート32にセットする。具体的
には、図3に模式的に示すように、出力ポート32のビ
ット7乃至1はそれぞれ装飾ランプのLa乃至Lgに割
り当てられており、ビット0は高確率報知ランプLrに
割り当てられている。而して、メイン制御部30から上
記ランプ群La〜Lg,Lrを点滅動作させるための指
令信号(コマンド)がランプ制御部31に伝達される
と、CPUはその指令信号に応じた態様のランプ点滅パ
ターンデータをROMから読みこむとともに出力ポート
32の各ビットにセットする。而して、当該セットされ
たデータに対応するランプ群制御信号として上記出力ポ
ート32から各ランプ駆動回路を構成する各出力トラン
ジスタ(図示せず)のベースに出力信号(電圧)が与え
られ、それに応じて図示しない電源回路から脈流24V
が駆動電力として各ランプLa〜Lg,Lrに供給され
ることとなる。このことによって、所定の態様での各ラ
ンプLa〜Lg,Lrの点滅制御が実現される。なお、
かかる出力処理自体は従来のパチンコ機において実施さ
れているいかなる方法もとり得る。
【0022】次に、本実施形態に係る上記ランプLa〜
Lg,Lrの点滅制御方法を従来方法と対比しつつ説明
する。先ず従来の点滅制御方法を説明する。従来のパチ
ンコ機では、図6に模式的に示すように、高確率報知ラ
ンプLyとリーチ状態時に点滅制御される装飾ランプ群
Lxとは、個々別々に制御されていた。例えば、始動口
への入賞を契機にメイン制御部130からランプ制御部
131に装飾ランプ点滅指令信号が送信され、それに応
じてランプ制御部131は上記ビット7乃至1に対応す
る装飾ランプ点滅パターンデータをROMから読み込
み、出力ポートの各ビットにセットする。かかる装飾ラ
ンプ点滅パターンデータは出力ポートのビット7乃至1
を制御する。このことによって、例えば図柄演出に同期
して非リーチ状態およびリーチ状態それぞれについて相
互に異なる態様で装飾ランプ群Lxが点滅制御される。
したがって、従来、かかる装飾ランプ点滅指令信号によ
って高確率報知ランプLyを制御することはなかった。
他方、例えば上記確変抽選によって大当たり終了後に上
述の高確率状態とすることが決定された場合には例えば
大当たり終了を契機にメイン制御部130からその旨の
高確率報知ランプ駆動指令信号が送信される。ランプ制
御部131は高確率報知ランプ駆動指令信号の内容に応
じた高確率報知ランプ点滅パターンデータをROMから
読み込み、出力ポートにセットする。かかる高確率報知
ランプ点滅パターンデータは出力ポートのビット0のみ
を制御する。このことによって、高確率状態が成立した
こと或いは通常確率状態のままであることを報知するた
めにかかるランプLyが上記装飾ランプ群Lxとは別個
独立した点滅パターンデータによって所定の態様で点滅
制御される。
【0023】以上の説明から明らかなように、従来、装
飾ランプ群Lxと高確率報知ランプLyは独立した契機
で個々別々に点滅制御されており、例えば、高確率状態
でさらにリーチ状態が発生・成立したときに、かかる高
確率報知ランプLyを異なるパターンに点滅制御させる
ことはできなかった。つまり、高確率状態でさらにリー
チ状態が発生・成立したときに、かかる高確率報知ラン
プLyをかかる装飾ランプ点滅パターンデータに基づい
て装飾ランプ群Lxと同調させて制御する手段はなかっ
た。ここで高確率状態且つリーチ状態が成立した際、な
んら特別の対策を講じることなく図6に示す従来の構成
によって装飾ランプ点滅パターンデータに基づいて高確
率報知ランプLyを制御しようとすると、当該装飾ラン
プ点滅パターンデータと高確率報知ランプ点滅パターン
データとの混成が生じ、結果、意図しない点滅パターン
(即ち報知点灯でもなく且つリーチ状態を報知する所定
の態様でもない点滅パターン)で高確率報知ランプLy
が点滅するという不具合が生じ得る。
【0024】これに対し、図7に模式的に示すように、
本実施形態に係るパチンコ機1では、ランプ制御部31
において後述するようなリーチ判定処理を行うととも
に、装飾ランプ点滅パターンデータに予め高確率報知ラ
ンプの点滅パターンデータと、正規の高確率報知ランプ
点滅パターンデータを読み込まないためのパターンデー
タとは異なる制御データ(リーチの開始、終了を示すデ
ータ)とを包含させておく。而して、高確率状態であっ
てリーチ状態成立時において、メイン制御部30からリ
ーチ状態に対応した装飾ランプ点滅指令信号を受信した
ランプ制御部31は、対応する装飾ランプ点滅パターン
データを選択し、順にそのパターンデータを読んでい
き、パターンデータとは異なる制御データを読み込むこ
とで、かかる装飾ランプ点滅パターンデータのみに基づ
いてここに記載の全ランプの点滅制御を行う(図7中の
実線の矢印参照)。これにより、高確率状態であってリ
ーチ状態時には装飾ランプ群La〜Lgおよび高確率報
知ランプLrを一緒に所定の態様で点滅制御することが
できるようになる。他方、高確率状態であって非リーチ
状態の場合には、上述の従来の構成における場合と同
様、装飾ランプ点滅パターンデータに基づいて装飾ラン
プ群La〜Lgを点滅制御し、高確率報知ランプ点滅パ
ターンデータに基づいて高確率報知ランプLrを点滅制
御する(図7中の破線の矢印参照)。なお、本実施形態
に係るランプ点滅制御に関して、メイン制御部30は、
従来と同様、装飾ランプ点滅指令信号および高確率報知
ランプ駆動指令信号を出力すれば足り、特に改良・改変
を施すことなく以下の制御を実現することができる。以
下、ここで概略した本実施形態に係るランプ点滅制御手
段を図示するフローチャートを参照しつつ詳細に説明す
る。
【0025】本実施形態に係るパチンコ機1においては
高確率状態時であってリーチ成立時における高確率報知
ランプLrの点滅制御を装飾ランプ群La〜Lgと同調
させている。表1は、後述する本実施形態に係る点滅制
御手段による、各ランプの点滅パターンを表示したもの
である。
【0026】
【表1】
【0027】表1に示すように、本パチンコ機1では後
述する点滅制御手段(図4)によって、装飾ランプ群L
a〜Lgおよび高確率報知ランプLrを4通りのパター
ンで点滅制御することができる。すなわち、特別図柄変
動に関して通常状態(非リーチ状態)であって通常確率
状態(非高確率状態)である場合には、装飾ランプ群L
a〜Lgおよび高確率報知ランプLrがともに非リーチ
状態に対応する通常の態様で点滅制御される(パターン
1)。また、特別図柄変動に関してリーチ状態であって
通常確率状態である場合には、装飾ランプ群La〜Lg
および高確率報知ランプLrがともにリーチ状態に対応
する所定の態様で点滅制御される(パターン2)。ま
た、特別図柄変動に関して非リーチ状態であって高確率
状態である場合には、装飾ランプ群La〜Lgが、非リ
ーチ状態に対応する通常の態様で点滅制御される一方、
高確率報知ランプLrは、高確率状態成立を報知するた
めの点灯制御される(パターン3)。また、特別図柄変
動に関してリーチ状態であって高確率状態である場合に
は、リーチ状態成立の報知(演出を含む)を優先するた
め、上記パターン2と同様に装飾ランプ群La〜Lgお
よび高確率報知ランプLrがともにリーチ状態に対応す
る所定の態様で点滅制御される(パターン4)。これら
パターンの点滅制御によって、本パチンコ機1では、リ
ーチ状態成立と高確率状態成立という二つの異なる事象
(特別遊技状態)が同時に成立した場合であっても、装
飾ランプ群La〜Lgと高確率報知ランプLrとが相異
なる態様でアンバランスおよび/または不規則に点滅制
御されることがない。このため、かかる点滅動作の見た
目のアンバランスおよび/または不規則さに起因する遊
技者の遊興心の低下を未然に防止することができる。さ
らに、リーチ状態成立時にはより多くのランプを使用し
て点滅制御するため、本来の報知目的だけでなく、視覚
的に優れた演出効果を実現することができる。その一方
で、高確率状態の報知(非リーチ時の場合)には、装飾
ランプ群La〜Lgが関与しないため、高確率報知ラン
プLrの点灯動作を視認することで容易に高確率状態の
成立していることを確認することができる。このような
点滅パターンは以下のような制御手段で実現させること
ができる。図4は、本実施形態における上記各ランプL
a〜Lg,Lrの点滅制御処理に係るフローチャートで
ある。
【0028】本実施形態に係るランプ制御部31のRO
Mに格納されている装飾ランプ点滅パターンデータは、
従来におけるものとは異なり、予め上記出力ポート32
のビット7乃至0の全てを制御するように構成されてい
る。すなわち、本実施形態に係る装飾ランプ点滅パター
ンデータは、予め上記7個の装飾ランプLa〜Lgと高
確率報知ランプLrとをあわせて点滅制御するデータと
してROMに格納されている。また、同ROMに格納さ
れている高確率報知ランプ点滅パターンデータ(即ち高
確率状態の成立または未成立を報知する態様で高確率報
知ランプLrを点滅制御させるためのデータ)は、従来
通り、出力ポート32のビット0のみを制御するデータ
である。
【0029】なお、本実施形態に係るランプ制御部31
において本パチンコ機1に電源が投入された直後には初
期化処理を行う。すなわち、CPUが以下に行う処理に
必要なレジスタやカウンタの初期値を設定する。例え
ば、RAMの状態に異常が認められる場合にはRAM初
期化処理が行われる。併せて、後述するリーチフラグF
1をオフ(即ち初期値0)に設定する。而して、かかる
初期化処理終了後あるいは電源投入直後ではないとCP
Uが判定した場合、所定の周期で定期的に以下のランプ
点滅制御処理が行われる。
【0030】先ずステップS0においてCPUは、入力
処理を行う。例えば、始動口への入賞を契機にメイン制
御部30から出力される装飾ランプ点滅指令信号の状態
ならびに例えば大当たり終了を契機にメイン制御部30
から出力される高確率報知ランプ駆動指令信号の状態が
ランプ制御部31のCPUによって検知される。而し
て、得られた装飾ランプ点滅指令信号に応じた装飾ラン
プ点滅パターンデータがROMから読み込まれる(ステ
ップS1)とともに、かかるデータがリーチ状態の開始
を示す制御データである場合には、リーチフラグF1
(初期値は0である)にリーチ状態を規定する値1をセ
ットし、次のパターンデータを読み込んでからステップ
S2へ進む。ステップS2では、高確率報知ランプ駆動
指令信号がメイン制御部30から入力されているか否か
が判定される。具体的には、高確率報知ランプ駆動指令
信号が送信されてきたときにたてられるフラグを判別
し、その値が0なら通常確率を示し、その値が1なら高
確率を示す。而して、ここで入力されていると判定され
ると、次いで、ステップS3において、当該周期で読み
込んだ装飾ランプパターンデータがリーチ状態成立中の
ものであるか否かが判定されるリーチ判定処理が実行さ
れる。具体的には上記リーチフラグF1の値が0か1か
が判定される。ここで、リーチフラグF1の値が0すな
わち非リーチ状態であることが判定された場合には、ス
テップS4において、メイン制御部30から入力した高
確率報知ランプ駆動指令信号に対応する高確率報知ラン
プ点滅パターンデータをROMから読み込むとともに、
上記読み込んだ装飾ランプ点滅パターンデータとかかる
高確率報知ランプ点滅パターンデータとを合成処理する
(ステップS5)。而して、当該合成されたデータをラ
ンプ点滅パターンデータとして出力ポート32に出力・
セットする(ステップS6)。これにより、各装飾ラン
プLa〜Lgは、非リーチ状態を報知する所定の態様で
点滅制御される一方、高確率報知ランプLrは高確率状
態の態様で装飾ランプ群La〜Lgとは別個独立に点滅
制御される(表1に示すパターン3)。
【0031】反対に、ステップS3において、リーチフ
ラグF1の値が1すなわちリーチ状態であることが判定
された場合には、ステップS4およびS5をスキップし
て、装飾ランプ点滅パターンデータを出力ポート32に
出力・セットする(ステップS6)。これにより、各装
飾ランプLa〜Lgは、リーチ状態を報知する所定の態
様で点滅制御される一方、高確率報知ランプLrもまた
リーチ状態を報知する所定の態様で点滅制御される(表
1に示すパターン4)。
【0032】他方、ステップS2において、高確率状態
の成立を示す信号がない場合には、ステップS3乃至ス
テップS5をスキップする。次いで、ステップS6にお
いて、装飾ランプ点滅パターンデータを出力ポート32
に出力・セットする。これによって、各装飾ランプLa
〜Lgおよび高確率報知ランプLrをリーチ状態若しく
は通常の態様の成立を報知(演出)する所定の態様で点
滅制御することができる(表1に示すパターン1および
パターン2)。なお、装飾ランプ点滅パターンデータが
リーチ状態の終了を示す制御データである場合には、リ
ーチフラグF1は非リーチ状態を規定する値0がセット
される。
【0033】以上のように、本実施形態に係るパチンコ
機1の点滅制御手段によると、第一の特別遊技状態に相
当する「高確率状態(確変状態)」の成立時であってさ
らに第二の特別遊技状態に相当する「リーチ状態」が成
立した際には、高確率報知ランプ点滅パターンデータに
よらずに(かかるデータを読み込まない)、装飾ランプ
点滅パターンデータで制御する(つまり装飾ランプ点滅
パターンデータでの制御を優先する)ので、それまで高
確率状態を報知する態様(報知点灯)で点滅制御されて
いた高確率報知ランプLrが他の装飾ランプLa〜Lg
とともにリーチ状態成立を示す態様で点滅制御される。
これにより、上述の効果を奏することができる。
【0034】以上、本発明の好適な一実施形態を図面を
参照しつつ説明したが、本発明はかかる実施形態に限定
されない。例えば、上記実施形態のパチンコ機1の制御
フローを若干改変することで以下の表2に示す4通りの
パターンで上記各ランプLa〜Lg,Lrを点滅制御し
得る。
【0035】
【表2】
【0036】表2に示すように、この実施形態では、後
述する点滅制御手段(図5)によって、装飾ランプ群L
a〜Lgおよび高確率報知ランプLrを4通りのパター
ンで点滅制御することができる。すなわち、特別図柄変
動に関して通常状態(非リーチ状態)であって通常確率
状態(非高確率状態)である場合には、装飾ランプ群L
a〜Lgが非リーチ状態に対応する通常の態様で点滅制
御される一方、高確率報知ランプLrは非高確率状態を
報知する態様(ここでは継続した消灯)で点滅制御され
る(パターン1)。また、特別図柄変動に関してリーチ
状態であって通常確率状態である場合には、装飾ランプ
群La〜Lgがリーチ状態に対応する所定の態様で点滅
制御される一方、高確率報知ランプLrはそれには同調
せずに非高確率状態を報知する態様(消灯)で点滅制御
される(パターン2)。また、特別図柄変動に関して非
リーチ状態であって高確率状態である場合には、装飾ラ
ンプ群La〜Lgが、非リーチ状態に対応する通常の態
様で点滅制御される一方、高確率報知ランプLrは、高
確率状態成立を報知する所定の態様(報知点灯)で点灯
制御される(パターン3)。また、特別図柄変動に関し
てリーチ状態であって高確率状態である場合には、リー
チ状態成立の報知(演出を含む)を優先するため、装飾
ランプ群La〜Lgおよび高確率報知ランプLrがとも
にリーチ状態に対応する所定の態様で点滅制御される
(パターン4)。これらパターンの点滅制御によって、
かかる実施形態においてもリーチ状態成立と高確率状態
成立という二つの異なる事象(特別遊技状態)が同時に
成立した場合に装飾ランプ群La〜Lgと高確率報知ラ
ンプLrとが相異なる態様でアンバランスおよび/また
は不規則に点滅制御されることがない。このため、かか
る点滅動作の見た目のアンバランスおよび/または不規
則さに起因する遊技者の遊興心の低下を未然に防止する
ことができる。さらに、本実施形態では、高確率状態が
成立していない時期におけるリーチ状態成立時には高確
率報知ランプLrが装飾ランプ群La〜Lgと同調しな
い。このため、遊技者は、リーチ状態に対応する所定の
態様で点滅制御される装飾ランプ群La〜Lgと同調し
て高確率報知ランプLrが点滅しているか否かで、当該
リーチ状態の成立のみならず高確率状態成立の有無を同
時に確認することができる。なお、高確率状態の報知
(非リーチ時の場合)に装飾ランプ群La〜Lgが関与
しないため、上記実施形態と同様、高確率報知ランプL
rの点灯動作を視認することで容易に高確率状態の成立
していることを確認することができる。このような表2
に示す点滅パターンは以下のような制御手段で実現させ
ることができる。図5は、本実施形態における上記各ラ
ンプLa〜Lg,Lrの点滅制御処理に係るフローチャ
ートである。
【0037】本実施形態に係るランプ制御部31のRO
Mに格納されている装飾ランプ点滅パターンデータも、
先の実施形態と同様、予め上記出力ポート32のビット
7乃至0の全てを制御するように構成されている。ま
た、同ROMに格納されている高確率報知ランプ点滅パ
ターンデータは、従来通り、出力ポート32のビット0
のみを制御するデータである。
【0038】先ずステップR0においてCPUは、入力
処理を行う。例えば、始動口への入賞を契機にメイン制
御部30から出力される装飾ランプ点滅指令信号の状態
ならびに例えば大当たり終了を契機にメイン制御部30
から出力される高確率報知ランプ駆動指令信号の状態が
ランプ制御部31のCPUによって検知される。而し
て、得られた装飾ランプ点滅指令信号に応じた装飾ラン
プ点滅パターンデータがROMから読み込まれる(ステ
ップR1)とともに、かかるデータがリーチ状態の開始
を示す制御データである場合には、リーチフラグF1
(初期値は0である)にリーチ状態を規定する値1をセ
ットし、次のパターンデータを読み込んでからステップ
R2へ進む。ステップR2では、高確率報知ランプ駆動
指令信号がメイン制御部30から入力されているか否か
が判定される。具体的には、高確率報知ランプ駆動指令
信号が送信されてきたときにたてられるフラグを判別
し、その値が0なら通常確率を示し、その値が1なら高
確率を示す。而して、ここで入力されていると判定され
ると、次いで、ステップR3において、当該周期で読み
込んだ装飾ランプパターンデータがリーチ状態成立中の
ものであるか否かが判定されるリーチ判定処理が実行さ
れる。具体的には上記リーチフラグF1の値が0か1か
が判定される。ここで、リーチフラグF1の値が0すな
わち非リーチ状態であることが判定された場合には、ス
テップR4において、メイン制御部30から入力した高
確率報知ランプ駆動指令信号に対応する高確率報知ラン
プ点滅パターンデータをROMから読み込むとともに、
上記読み込んだ装飾ランプ点滅パターンデータとかかる
高確率報知ランプ点滅パターンデータとを合成処理する
(ステップR5)。而して、当該合成されたデータをラ
ンプ点滅パターンデータとして出力ポート32に出力・
セットする(ステップR6)。これにより、各装飾ラン
プLa〜Lgは、非リーチ状態を報知する所定の態様で
点滅制御される一方、高確率報知ランプLrは高確率状
態の態様で装飾ランプ群La〜Lgとは別個独立に点滅
制御される(表2に示すパターン3)。
【0039】反対に、ステップR3において、リーチフ
ラグF1の値が1すなわちリーチ状態であることが判定
された場合には、ステップR4およびR5をスキップし
て、装飾ランプ点滅パターンデータを出力ポート32に
出力・セットする(ステップR6)。これにより、各装
飾ランプLa〜Lgは、リーチ状態を報知する所定の態
様で点滅制御される一方、高確率報知ランプLrもまた
リーチ状態を報知する所定の態様で点滅制御される(表
2に示すパターン4)。
【0040】他方、ステップR2において、高確率状態
の成立を示す信号がない場合には、ステップR3および
ステップR4をスキップする。そして、ステップR7に
おいてビット0に0のデータが読み込まれ、ステップR
5でデータ合成される。次いで、ステップR6におい
て、上記合成されたデータを出力ポート32に出力・セ
ットする。これによって、各装飾ランプLa〜Lgをリ
ーチ状態若しくは通常の態様の成立を報知(演出)する
所定の態様で点滅制御することができる一方、高確率報
知ランプLrは消灯となる(表2に示すパターン1およ
びパターン2)。なお、装飾ランプ点滅パターンデータ
がリーチ状態の終了を示す制御データである場合には、
リーチフラグF1は非リーチ状態を規定する値0がセッ
トされる。
【0041】以上のように、本実施形態における点滅制
御手段によっても、第一の特別遊技状態に相当する「高
確率状態(確変状態)」の成立時であってさらに第二の
特別遊技状態に相当する「リーチ状態」が成立した際に
は、高確率報知ランプ点滅パターンデータによらずに
(かかるデータを読み込まない)、装飾ランプ点滅パタ
ーンデータで制御する(つまり装飾ランプ点滅パターン
データでの制御を優先する)ので、それまで高確率状態
を報知する態様で点滅制御されていた高確率報知ランプ
Lrが他の装飾ランプLa〜Lgとともにリーチ状態成
立を示す態様で点滅制御される。これにより、上述の効
果を奏することができる。
【0042】以上、本発明のパチンコ機における好適な
実施形態を説明したが本発明をかかる形態に限定するも
のではない。例えば、上記実施形態では、事象A(ここ
では第一の特別遊技状態)と事象B(ここでは第二の特
別遊技状態)とをそれぞれ高確率状態およびリーチ状態
として本発明を具現化しているが、これに限定されな
い。例えば、パチンコ機において、事象Aを何らかの報
知を要する状態(例えば下皿6が満タンになりつつある
状態)として、それを報知する第一の群に属するランプ
(満タン警告ランプ)を設けるとともに、事象Bを上記
実施形態におけるようなリーチ状態、確変状態、大当た
り状態等の特別遊技状態としてもよい。かかる場合、当
該特別遊技状態の成立時には上記装飾ランプ群(即ち第
二の群に属するランプ)とともに満タン警告ランプが所
定の態様で点滅制御される一方、当該特別遊技状態の非
成立時には満タン警告ランプが満タン状態が近づいたこ
とを報知する所定の態様で点滅制御される。かかる態様
のパチンコ機も本発明の遊技機として好適である。
【0043】また、上述の実施形態は、本発明を具現化
するのに最適な遊技機の一つであるパチンコ機に適用し
たものであるが、本発明は遊技機のランプ点滅制御に係
る創作であるため、それを具現化するものはパチンコ機
に限られない。本発明は、遊技ホールに備えられる種々
の遊技機(パチスロ等のスロットマシン機、ピンボール
機、写真シール製造機、等)に適用され得る。
【0044】
【発明の効果】本発明の遊技機によると、専用ランプの
採用によるような特定の事象の成立に関しての確認容易
性を維持しつつ、ランプ点滅動作の見た目のアンバラン
スおよび/または不規則さを解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態に係る本発明のパチンコ機の正面図
である。
【図2】一実施形態に係る本発明のパチンコ機のランプ
制御系の大まかな構成を模式的に示すブロック図であ
る。
【図3】一実施形態に係るランプ制御部に設けられてい
る出力ポートを模式的に示す説明図である。
【図4】一実施形態に係る本発明のパチンコ機のランプ
制御部におけるランプ点滅制御に関する処理の一例を示
すフローチャートである。
【図5】一実施形態に係る本発明のパチンコ機のランプ
制御部におけるランプ点滅制御に関する処理の一例を示
すフローチャートである。
【図6】従来のランプ点滅制御方法を模式的に示す説明
図である。
【図7】一実施形態に係る本発明によるランプ点滅制御
方法を模式的に示す説明図である。
【符号の説明】
1 パチンコ機 8 遊技盤 30 メイン制御部 31 ランプ制御部 La,Lb,Lc,Ld,Le,Lf,Lg 装飾ラン
プ Lr 高確率報知ランプ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のランプを備える遊技機であって、 該複数のランプには、該遊技機で所定の一の事象が成立
    したときに該一の事象の成立を報知する所定の態様で点
    滅制御される第一の群に属する一又は二以上のランプ
    と、該一の事象とは異なる他の一の事象が成立したとき
    に該他の一の事象の成立を報知する所定の態様で点滅制
    御される一方で前記一の事象の成立を報知する態様での
    点滅制御は行われない第二の群に属する一又は二以上の
    ランプとが包含されており、 ここで前記第一の群に属するランプは、前記一の事象の
    成立中に前記他の一の事象もあわせて成立したときに
    は、前記一の事象の成立を報知する態様での点滅制御に
    代えて前記他の一の事象の成立を報知する態様で前記第
    二の群に属するランプとともに点滅制御される遊技機。
  2. 【請求項2】 前記第二の群に属するランプは、前記他
    の一の事象の成立したときに、該他の一の事象に対応す
    る点滅パターンデータに基づいて該他の一の事象の成立
    を報知する所定の態様で点滅制御され、 前記第一の群に属するランプは、前記一の事象の成立し
    た際であって該他の一の事象は成立していない際に、該
    一の事象に対応する点滅パターンデータであって該他の
    一の事象に対応する点滅パターンデータとは異なる点滅
    パターンデータに基づいて該一の事象の成立を報知する
    所定の態様で点滅制御され、 ここで、前記他の一の事象に対応する点滅パターンデー
    タには、第二の群に属するランプとともに第一の群のラ
    ンプを前記他の一の事象の成立を報知する所定の態様で
    点滅制御するためのデータが包含されており、 前記一の事象の成立中に前記他の一の事象もあわせて成
    立したときには、前記一の事象に対応する点滅パターン
    データによらずに前記他の一の事象に対応する点滅パタ
    ーンデータに基づいて第一の群のランプを点滅制御する
    制御手段を備えている、請求項1に記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 前記一の事象は通常の遊技が行われてい
    る最中に成立し得る第一の特別遊技状態であり、前記他
    の一の事象は通常の遊技が行われている最中に成立し得
    る特別遊技状態であって該第一の特別遊技状態とは態様
    の異なる第二の特別遊技状態であり、 ここで前記第一の群に属するランプは、該第一の特別遊
    技状態の成立中に該第二の特別遊技状態もあわせて成立
    したときには、該第一の特別遊技状態の成立を報知する
    所定の態様での点滅制御に代えて該第二の特別遊技状態
    の成立を報知する所定の態様で前記第二の群に属するラ
    ンプとともに点滅制御される、請求項1または2に記載
    の遊技機。
  4. 【請求項4】 前記第一の群に属するランプは、前記第
    一の特別遊技状態が成立していない時期に前記第二の特
    別遊技状態が成立したときには該第二の遊技状態の成立
    を報知する態様で前記第二の群に属するランプとともに
    点滅制御される、請求項3に記載の遊技機。
  5. 【請求項5】 前記第一の群に属するランプは、前記第
    一の特別遊技状態が成立していない時期に前記第二の特
    別遊技状態が成立したときには該第二の特別遊技状態の
    成立を報知する態様での点滅制御は行われない、請求項
    3に記載の遊技機。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013138740A (ja) * 2011-12-28 2013-07-18 Sankyo Co Ltd 遊技機

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