JP2001245383A - オーディオシステム - Google Patents

オーディオシステム

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JP2001245383A
JP2001245383A JP2000056463A JP2000056463A JP2001245383A JP 2001245383 A JP2001245383 A JP 2001245383A JP 2000056463 A JP2000056463 A JP 2000056463A JP 2000056463 A JP2000056463 A JP 2000056463A JP 2001245383 A JP2001245383 A JP 2001245383A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オーディオ音出力を停止したときの状態を再
現する際の手間を軽減することができるオーディオシス
テムを提供すること。 【解決手段】 フロント操作ユニット1、リヤ操作ユニ
ット2、3のいずれかの操作ユニットによる操作指示に
応じて、カセットテープデッキ5、ラジオチューナ6、
CDチェンジャ7のいずれかのオーディオユニットによ
るオーディオ信号の出力動作が停止されると、この出力
動作が停止されたオーディオユニットの停止時の状態を
特定する聴取状態データが所定のユーザIDと関連づけ
てフロント操作ユニット1内のユーザ別情報格納部14
に格納される。いずれかの操作ユニットに対してユーザ
IDが入力された場合には、このユーザIDに対応した
聴取状態データが読み出され、この聴取状態データに基
づいて、オーディオユニットの停止時の状態が再現され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の場所で音楽
を聴取することができるオーディオシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車載用のオーディオシステムの中
には、運転席側の操作部とは別に後部座席側にも操作部
が備わっていて、後部座席の搭乗者が運転席や助手席の
搭乗者と異なる音楽を聴取することができるものがあ
る。例えば、後部座席側に備わった操作部には、左右2
つのヘッドホン端子が備わっており、後部座席の搭乗者
は、自分に近い方のヘッドホン端子にヘッドホンを差し
込んで、自分だけの音楽を聴取することができるように
なる。この場合に、後部座席の左側の搭乗者がCD(コ
ンパクトディスク)の音楽を聴くと同時に、右側の搭乗
者がラジオ番組を聴くことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のオーディオシステムでは、例えば後部座席の左側に
座っていた搭乗者が後部座席の右側に移動した場合等に
おいては、それまで聴取していた音楽の内容を継続して
聴取しようとすると、その都度選曲等を行う必要があ
り、手間がかかるという問題があった。例えば、後部座
席の左側に座っていた搭乗者がCDの音楽を聴取してい
たときに、この聴取を中断して後部座席の右側に着座位
置を変更した場合を考えると、何曲目を演奏していたか
を覚えておいて、後部座席の右側に設置された操作部を
手動で操作することにより、同じ音楽の聴取を再開する
ことができるようになる。特に、クラシック音楽のよう
に1トラックの演奏時間が長い場合には、1トラックの
途中で聴取を中断すると、トラック番号を指定した後に
早送りボタン等を連続的に押下して再生位置を調整する
必要があり、同じ位置から音楽の続きを聴取することは
容易ではない。また、好みの音量や音質を調整したよう
な場合には、良好な状態で音楽を聴取しようとするとそ
れらの値も同じように調整する必要がある。
【0004】本発明は、このような点に鑑みて創作され
たものであり、その目的は、オーディオ音出力を停止し
たときの状態を再現する際の手間を軽減することができ
るオーディオシステムを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明のオーディオシステムは、それぞれが独
立にオーディオ信号を出力可能な複数のオーディオユニ
ットのいずれかに対して、複数の操作手段によって互い
に独立に操作指示を行っており、複数の操作手段のいず
れかの操作指示に応じて、複数のオーディオユニットの
いずれかによるオーディオ信号の出力動作が停止された
ときに、この出力動作が停止されたオーディオユニット
の停止時の状態を特定する状態データを、所定の識別情
報に関連づけて状態データ格納手段に格納している。そ
して、上述した識別情報が特定されて複数の操作手段の
いずれかが操作されたときには、特定された識別情報に
対応する状態データに基づいて、停止状態再現手段によ
り、出力動作が停止されたオーディオユニットの停止時
の状態を再現している。したがって、ある操作手段によ
ってオーディオユニットに対する操作指示を行って出力
動作を停止した後に、この停止時の状態を他の操作手段
によって再現する場合を考えると、識別情報を与えるだ
けで選曲状態や音量・音質の設定などオーディオユニッ
トの停止時の状態を再現することができる。すなわち、
いずれの操作手段を用いた場合においても、所定の識別
情報を与えるだけでオーディオユニットの停止時の状態
を再現することができ、オーディオユニットの停止時の
状態を再現する際の手間を軽減することができる。
【0006】また、上述した複数のオーディオユニット
は、車両に搭載されており、上述した操作手段は、異な
る座席に着座した搭乗者によって操作可能な少なくとも
2以上の位置に設置されていることが望ましい。車両に
おいては、例えば、長距離ドライブなどの際に、複数人
の搭乗者がお互いに座席を変更して着座することもあり
得るが、このような場合にも、異なる座席に対応した位
置に2つ以上の操作手段を設定することにより、以前の
座席においてオーディオ音を聴取していたときのオーデ
ィオユニットの停止時の状態を容易に再現することがで
きる。
【0007】また、上述した複数のオーディオユニット
と複数の操作手段の間を、所定の伝送路を介して相互に
接続し、この伝送路を介してオーディオ信号と操作指示
に対応する情報の伝送を行うことが望ましい。複数のオ
ーディオユニットと複数の操作手段との間を伝送路でつ
なぐことにより、これらを個別に接続する場合などに比
べて接続形態を簡素化することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した一実施形
態の車載用のオーディオシステムについて、図面を参照
しながら説明する。
【0009】図1は、本実施形態のオーディオシステム
の構成を示す図である。図1に示すオーディオシステム
は、フロント操作ユニット1、2つのリヤ操作ユニット
2、3、カセットテープデッキ5、ラジオチューナ6、
CDチェンジャ7を含んで構成されており、これらが伝
送路としてのバス8を介して接続されている。また、フ
ロント操作ユニット1にはスピーカ4、リヤ操作ユニッ
ト2にはヘッドホン9、リヤ操作ユニット3にはヘッド
ホン10がそれぞれ接続されている。なお、図1におい
ては、説明を簡略化するために、フロント操作ユニット
1にはスピーカ4が1つだけ接続されているが、実際に
は、2つあるいは4つなど複数のスピーカ4が接続され
ているものとする。
【0010】フロント操作ユニット1は、運転者や助手
席の搭乗者など車室内のフロント側にいる利用者が、オ
ーディオユニットの選択や音量・音質調整等の操作を行
うためのものであり、車室内のフロント側の所定位置に
設置されている。フロント操作ユニット1は、利用者か
ら与えられた操作指示に従って、カセットテープデッキ
5等のオーディオユニットの中から1つを選択し、選択
したオーディオユニットから出力されるオーディオデー
タをバス8を介して受信し、受信したオーディオデータ
に基づいて、スピーカ4にアナログのオーディオ信号を
出力する。スピーカ4からは、入力されたオーディオ信
号に対応したオーディオ音が出力される。フロント操作
ユニット1の詳細構成については後述する。
【0011】リヤ操作ユニット2は、車室内のリヤ左側
に搭乗している利用者が、オーディオユニットの選択や
音量・音質調整等の操作を行うためのものであり、車室
内のリヤ左側の所定位置に設置されている。リヤ操作ユ
ニット2は、上述したフロント操作ユニット1と同様
に、利用者から与えられた操作指示に従って、カセット
テープデッキ5等のオーディオユニットの中から1つを
選択し、選択したオーディオユニットから出力されるオ
ーディオデータをバス8を介して受信し、受信したオー
ディオデータに基づいて、ヘッドホン9にアナログのオ
ーディオ信号を出力する。リヤ左側の利用者は、ヘッド
ホン9から出力されるオーディオ音を聴取する。
【0012】また、リヤ操作ユニット3は、車室内のリ
ヤ右側に搭乗している利用者が、オーディオユニットの
選択や音量・音質調整等の操作を行うためのものであ
り、車室内のリヤ右側の所定位置に設置されている。リ
ヤ操作ユニット3は、上述したリヤ操作ユニット2と同
様に、利用者から与えられた操作指示に従って、カセッ
トテープデッキ5等のオーディオユニットの中から1つ
を選択し、選択したオーディオユニットから出力される
オーディオデータをバス8を介して受信し、受信したオ
ーディオデータに基づいて、ヘッドホン10にアナログ
のオーディオ信号を出力する。リヤ右側の利用者は、ヘ
ッドホン10から出力されるオーディオ音を聴取する。
上述したリヤ操作ユニット2および3の詳細構成につい
ては後述する。
【0013】カセットテープデッキ5は、フロント操作
ユニット1やリヤ操作ユニット2および3から与えられ
る操作指示に対応して、装填されているカセットテープ
に記録されているオーディオ信号の再生を行い、これを
デジタルのオーディオデータに変換して、バス8を介し
て操作指示を出力した操作ユニットに向けて送信する。
【0014】ラジオチューナ6は、各操作ユニット1〜
3から与えられる操作指示に対応して、FM放送波やA
M放送波を受信して復調することにより音声信号を生成
し、これをデジタルのオーディオデータに変換して、バ
ス8を介して操作指示を出力した操作ユニットに向けて
送信する。
【0015】CDチェンジャ7は、複数枚のCDが装填
されており、各操作ユニット1〜3から与えられる操作
指示に対応して、利用者によって選択されたCDの記録
面に記録された信号を読み取り、再生されたオーディオ
データをバス8を介して操作指示を出力した操作ユニッ
トに向けて送信する。
【0016】次に、フロント操作ユニット1およびリヤ
操作ユニット2、3の詳細構成について説明する。図2
は、各操作ユニットの詳細構成について説明する図であ
る。なお、リヤ操作ユニット2および3については詳細
構成が同一であるために、図2では、リヤ操作ユニット
3については詳細構成の説明を省略する。
【0017】図2に示すフロント操作ユニット1は、操
作部11、通信制御部12、操作ユニット別情報格納部
13、ユーザ別情報格納部14、制御部15、表示部1
6、音声出力部17を含んで構成されている。
【0018】操作部11は、利用者が各種の操作指示を
入力するためのものであり、電源キー、数字キー等の各
種の操作キーを備えている。操作部11の具体的な例に
ついては後述する。
【0019】通信制御部12は、制御部15から出力さ
れる各種データを所定の通信フォーマットに変換し、バ
ス8を介してリヤ操作ユニット2、3や、カセットテー
プデッキ5、ラジオチューナ6、CDチェンジャ7に向
けて送信する。また、通信制御部12は、バス8を介し
てリヤ操作ユニット2、3や、カセットテープデッキ
5、ラジオチューナ6、CDチェンジャ7から送信され
た各種データを受信し、これらのデータに対して所定の
復調処理を行った後に、制御部15あるいは音声出力部
17に向けて出力する。
【0020】操作ユニット別情報格納部13は、フロン
ト操作ユニット1において、電源をオフにする旨の指示
がなされ、オーディオ信号の出力動作が停止された時点
でのオーディオ音の聴取状態を示すデータ(以後、これ
を「聴取状態データ」と称する)を格納する。
【0021】図3は、聴取状態データについて具体的に
説明する図である。同図に示すように、本実施形態で
は、聴取状態データとして、カセットテープデッキ5、
ラジオチューナ6、CDチェンジャ7の中でいずれのオ
ーディオユニットを使用していたかを示す「ユニット種
別」と、オーディオ音を聴取していた際の音量や音質の
調整値を示す「音量・音質」と、オーディオユニット別
の詳細な聴取状態を示す「ユニット別詳細情報」とを考
慮している。ユニット別詳細情報の具体的な内容として
は、例えば、カセットテープデッキ5を使用していた
場合であれば、A面/B面のいずれを再生していたかと
いう再生面情報等、ラジオチューナ6を使用していた
場合であれば、AM/FMの種別や放送局(受信周波
数)の情報等、CDチェンジャ7を使用していた場合
であれば、複数枚装填されているCDの中でどれを再生
していたかを示すディスク番号や何曲目の頭から何分何
秒経過した位置を再生していたかを示す再生位置等、が
格納されている。
【0022】上述した聴取状態データは、電源オフ時に
おける聴取状態を次の電源オン時に必要に応じて参照す
るために記憶されるものであり、フロント操作ユニット
1の他にも、各リヤ操作ユニット2および3において
も、それぞれの操作ユニット毎に個別に聴取状態データ
が記憶される。
【0023】また、本実施形態では、各操作ユニット毎
に個別に聴取状態データを記憶する動作とは別に、各利
用者を識別するための識別情報(以後、これを「ユーザ
ID」と称する)を登録し、このユーザIDと1対1に
対応づけて、各操作ユニットのいずれかを用いてオーデ
ィオ音の聴取を行った際の聴取状態データを記憶させる
ことができるようになっている。
【0024】ユーザ別情報格納部14は、このユーザI
Dと対応する聴取状態データ(以後、1つのユーザID
とそれに対応する聴取状態データとの組み合わせを「ユ
ーザ別情報」と称する)を格納している。図4は、ユー
ザ別情報格納部14に格納されるユーザ別情報の一例を
示す図である。図4に示すように、例えば、ユーザID
「1234」に対応する聴取状態データとして「聴取状
態データA」、ユーザID「5678」に対応する聴取
状態データとして「聴取状態データB」、ユーザID
「1357」に対応する聴取状態データとして「聴取状
態データC」、ユーザID「2468」に対応する聴取
状態データとして「聴取状態データD」がそれぞれ格納
されている。
【0025】ところで、これらのユーザ別情報は、フロ
ント操作ユニット1を用いた利用者に対応して格納され
るものの他に、各リヤ操作ユニット2および3を用いた
利用者に対応するデータについても、バス8を介してフ
ロント操作ユニット1に送信され、ユーザ別情報格納部
14に格納される。例えば、ユーザID「1234」を
有する利用者がリヤ左側に設置されたリヤ操作ユニット
2を用いてオーディオ音の聴取を行った後に、その時の
聴取状態を記録する操作を行うと、その時点での聴取状
態に対応した「聴取状態データA」がリヤ操作ユニット
2からフロント操作ユニット1に送信され、フロント操
作ユニット1内のユーザ別情報格納部14に格納され
る。このため、ユーザID「1234」を有する利用者
は、例えば、搭乗場所をリヤ左側からフロント側に移動
した場合にも、フロント操作ユニット1を操作して、自
分のユーザID「1234」を入力して対応する「聴取
状態データA」を呼び出すことにより、以前の聴取状態
(リヤ左側での聴取状態)を容易に再現することができ
る。
【0026】制御部15は、フロント操作ユニット1全
体の制御を行うものである。具体的には、制御部15
は、利用者から与えられた操作指示に対応して、各オー
ディオユニット(カセットテープデッキ5、ラジオチュ
ーナ6、CDチェンジャ7)からオーディオデータを取
得してオーディオ音の再生を行う動作、操作状況等の情
報を表示部16に表示する動作、あるいは、聴取状態デ
ータやユーザ別情報の格納動作や読み出し動作等の制御
を行う。
【0027】表示部16は、制御部15から出力される
データに基づいて、各種情報、例えば、CD演奏時のデ
ィスク番号や再生位置(トラック数、経過時間等)やラ
ジオ放送受信時の受信周波数などを表示する。音声出力
部17は、バス8を介して各オーディオユニットから送
信されたオーディオデータを通信制御部12から受け取
り、このオーディオデータをアナログのオーディオ信号
に変換してスピーカ4に出力する。また、音声出力部1
7は、制御部15から与えられる指示にしたがって、音
量や音質の制御を行う。
【0028】また、図2に示すリヤ操作ユニット2は、
操作部21、通信制御部22、操作ユニット別情報格納
部23、制御部25、表示部26、音声出力部27を含
んで構成されている。
【0029】操作部21は、利用者が各種の操作指示を
入力するためのものであり、電源キー、数字キー等の各
種の操作キーを備えている。操作部21の具体的な例に
ついては後述する。
【0030】通信制御部22は、制御部25から出力さ
れる各種データを所定の通信フォーマットに変換し、バ
ス8を介してフロント操作ユニット1、リヤ操作ユニッ
ト3、あるいは各オーディオユニットに向けて送信す
る。また、通信制御部22は、バス8を介してフロント
操作ユニット1や各オーディオユニットから送信される
各種データを受信し、これらのデータに対して所定の復
調処理を行った後に、制御部25あるいは音声出力部2
7に向けて出力する。
【0031】操作ユニット別情報格納部23は、リヤ操
作ユニット2において、電源をオフにする旨の指示がな
され、オーディオ信号の出力動作が停止された時点での
オーディオ音の聴取状態を示す聴取状態データを格納す
る。聴取状態データの具体的な内容については、上述し
た図3に示した通りであり、「ユニット種別」、「音量
・音質」、「ユニット別詳細情報」とを考慮している。
【0032】制御部25は、リヤ操作ユニット2全体の
制御を行うものである。具体的には、制御部25は、利
用者から与えられた操作指示に対応して、各オーディオ
ユニットのいずれかからオーディオデータを取得してオ
ーディオ音の再生を行う動作や操作状況等の情報を表示
部26に表示する動作、あるいは、聴取状態データの格
納動作や読み出し動作、フロント操作ユニット1との間
でのユーザ別情報の送受信動作等の制御を行う。
【0033】表示部26は、制御部25から出力される
データに基づいて、各種情報、例えば、CD演奏時のデ
ィスク番号や再生位置(トラック数、経過時間等)やラ
ジオ放送受信時の受信周波数などを表示する。音声出力
部27は、バス8を介して各オーディオユニットから送
信されたオーディオデータを通信処理部22から受け取
り、このオーディオデータをアナログのオーディオ信号
に変換してヘッドホン9に出力する。また、音声出力部
27は、制御部25から与えられる指示にしたがって、
音量や音質の制御を行う。
【0034】図5は、リヤ操作ユニット2の外観の一例
を示す図である。図5に示すように、筐体上側に表示部
26が配置されており、その下に、各種キーからなる操
作部21が配置されている。また、音声出力部27の出
力端としての出力端子270がユニット表面の右下に配
置されており、この出力端子270にヘッドホン9を接
続することにより、オーディオ音を聴取することができ
る。また、操作部21には、数字キー21a、電源キー
21b、シフトキー21c等の各種操作キーが含まれて
いる。また、フロント操作ユニット1についても、出力
端子270が省略されるほかは、図5に示したリヤ操作
ユニット2と同様の外観を有するものとする。
【0035】上述したカセットテープデッキ5、ラジオ
チューナ6、CDチェンジャ7が複数のオーディオユニ
ットに、フロント操作ユニット1、リヤ操作ユニット2
および3が複数の操作手段に、ユーザ別情報格納部14
が状態データ格納手段に、制御部15、25が停止状態
再現手段にそれぞれ対応している。
【0036】本実施形態のオーディオシステムはこのよ
うな構成を有しており、次に、その動作を説明する。図
6および図7は、リヤ左側の座席に搭乗している利用者
がオーディオ音の聴取を行う場合のリヤ操作ユニット2
の動作手順を示す図であり、主に、リヤ操作ユニット2
内の制御部25が行う動作について説明されている。な
お、本実施形態では、電源投入時に、電源キー21bと
シフトキー21cとを同時に押下することにより、ユー
ザ別情報を利用した動作を行う「ユーザIDモード」を
選択することができ、電源キー21bのみを押下するこ
とにより、ユーザ別情報を利用しない動作を行う「通常
モード」を選択することができるものとする。また、リ
ヤ操作ユニット2について着目してその動作を説明する
が、リヤ操作ユニット3においても、全く同じ動作が行
われるものとする。
【0037】リヤ操作ユニット2内の制御部25は、利
用者によって電源キー21bが押下され、電源をオンに
する旨の指示がなされたか否かを判定する(ステップ1
00)。電源キー21bが押下されない間は、ステップ
100において否定判断がなされ、リヤ操作ユニット2
は待機状態となる。
【0038】また、電源をオンにする旨の指示がなされ
た場合に、制御部25は、電源キー21bと同時にシフ
トキー21cが押下されていたか否かを調べることによ
り、ユーザIDモードが選択されたか否かを判定する
(ステップ101)。ユーザIDモードが選択された場
合には、ステップ101において肯定判断がなされ、次
に制御部25は、表示部26に「ユーザIDを入力して
ください!」等のメッセージを表示することにより、利
用者に対してユーザIDの入力を要求する(ステップ1
02)。
【0039】次に、制御部25は、利用者によってユー
ザIDが入力されたか否かを判定する(ステップ10
3)。ユーザIDが入力されない間は、ステップ103
において否定判断がなされ、制御部25は、電源キー2
1bが押下されて、電源をオフにする旨の指示がなされ
たか否かを判定する(ステップ104)。電源をオフに
する旨の指示がなされると、ステップ104で肯定判断
がなされ、制御部25は、リヤ操作ユニット2の電源を
オフ状態にし、ステップ100に戻って電源をオンにす
る旨の指示がなされたか否かの判定以降の動作を繰り返
す。このように、本実施形態では、ユーザIDモードを
選択したが、何らかの事情で通常モードを選択したくな
った場合などには、電源キー21bを再度押下すること
により、ユーザIDモードを解除してリヤ操作ユニット
2を電源オフ状態(待機状態)にし、再度電源キー21
bのみを押下することで通常モードを選択し直すことが
できる。
【0040】電源をオフにする旨の指示がなされない場
合には、上述したステップ104で否定判断がなされ、
制御部25は、ステップ103に戻って、ユーザIDが
入力されたか否かの判定以降の処理を繰り返す。
【0041】ユーザIDが入力されると、上述したステ
ップ103において肯定判断がなされ、制御部25は、
入力されたユーザIDが登録済みのユーザIDであるか
否かを判定する(ステップ105)。具体的には、制御
部25は、通信制御部22およびバス8を介して、フロ
ント操作ユニット1に対してユーザIDが登録済みであ
るか否かを照会するよう指示する。指示を受信したフロ
ント操作ユニット1は、ユーザ別情報格納部14に格納
されたユーザ別情報を参照して、受信した指示に含まれ
るユーザIDが既に登録されているか否かを判定し、登
録済みの場合にはそのユーザIDに対応する聴取状態デ
ータを、未登録の場合にはその旨を通知するデータをリ
ヤ操作ユニット2に向けて送信する。したがって、制御
部25は、フロント操作ユニット1から送信されたデー
タを受信してこれを調べることにより、ステップ105
において入力されたユーザIDが登録済みのユーザID
であるか否かを判定する。
【0042】ユーザIDが未登録である旨を通知するデ
ータを受信した場合には、ステップ105において否定
判断がなされ、制御部25は、表示部26に「新規登録
しますか?」等のメッセージを表示し、メッセージに応
じて利用者から与えられる操作指示に基づいて、このユ
ーザIDを新規に登録するか否かを判定する(ステップ
106)。
【0043】操作部21を介して、利用者からユーザI
Dを新規登録する旨の指示がなされた場合には、ステッ
プ106において肯定判断がなされ、制御部25は、通
信制御部22およびバス8を介して、フロント操作ユニ
ット1に向けて、このユーザIDを新規に登録するよう
指示する。この結果、新たなユーザIDがフロント操作
ユニット1内のユーザ別情報格納部14に登録される
(ステップ107)。
【0044】ステップ107の処理が終わると、あるい
は、上述したステップ101において、ユーザIDモー
ドが選択されずに通常モードが選択された場合(否定判
断がなされた場合)に、制御部25は、操作ユニット別
情報格納部23に格納されている聴取状態データを読み
出して、リヤ操作ユニット2において、前回電源がオフ
にされた時点の聴取状態を取得する(ステップ10
8)。
【0045】また、入力されたユーザIDが既に登録済
みのものであり、このユーザIDに対応する聴取状態デ
ータがフロント操作ユニット1から送信された場合に
は、上述したステップ105において肯定判断がなさ
れ、制御部25は、受信した聴取状態データに基づいて
このユーザの前回の聴取状態を取得する(ステップ10
9)。
【0046】上述したステップ108あるいはステップ
109に示した処理が行われ、聴取状態の取得が完了す
ると、制御部25は、取得した聴取状態データに含まれ
る「ユニット種別」に指定されたオーディオユニットが
現在稼働中であるか否かを判定する(ステップ11
0)。具体的には、例えば、「ユニット種別」に指定さ
れているオーディオユニットがCDチェンジャ7である
場合に、制御部25は、通信制御部22およびバス8を
介して、CDチェンジャ7に現在の稼働状況を問い合わ
せ、CDチェンジャ7からの返信内容に基づいて稼働状
況を判断する。
【0047】指定されたオーディオユニットが稼働中で
ある場合、すなわち、フロント操作ユニット1およびリ
ヤ操作ユニット3の少なくとも1つによって先にそのオ
ーディオユニットを用いたオーディオ音の聴取が行われ
ている場合には、ステップ110において肯定判断がな
され、制御部25は、取得した聴取状態データに含まれ
る内容のうちで、「ユニット種別」と「音量・音質」の
みを再現する(ステップ111)。このように、本実施
形態では、複数の操作ユニットが1つのオーディオユニ
ットを使用する場合には、後から使用する操作ユニット
は、「ユニット別詳細情報」に格納された情報を再現せ
ずに、先に使用している操作ユニットにより操作されて
聴取されているオーディオ音と同一の内容を利用者に提
供する。
【0048】なお、聴取状態の再現が行われた後におけ
る選曲等の動作、すなわち、「ユニット別詳細情報」に
格納される情報に対応する操作に関しては、複数の操作
ユニット間で互いに自由に行うことができるようにして
もよく、また、先に使用していた操作ユニットのみに優
先権が与えられるようにしてもよい。
【0049】また、指定されたオーディオユニットが稼
働していなかった場合には、ステップ110において否
定判断がなされ、制御部25は、取得した聴取状態デー
タに含まれる内容の全てを再現する(ステップ11
2)。具体的には、例えば、上述したようにオーディオ
ユニットとしてCDチェンジャ7が指定されている場合
に、制御部25は、通信制御部22およびバス8を介し
て、CDチェンジャ7に対して、起動命令と、ディスク
番号、再生位置等の「ユニット別詳細情報」を送信する
ことにより、CDチェンジャ7の動作状態を制御する。
【0050】上述したステップ111あるいはステップ
112に示した処理が行われると、指定したオーディオ
ユニットからバス8を介してオーディオデータが送信さ
れ、通信制御部22によって受信される。受信されたオ
ーディオデータは、制御部25を介さずに直接、音声出
力部27に出力されてオーディオ信号に変換され、この
オーディオ信号に対応するオーディオ音がヘッドホン9
から出力される。また、必要に応じて利用者により操作
部21が操作され、各種の操作、例えば、オーディオユ
ニットの変更や、音量・音質の調整等が行われる。
【0051】このようなオーディオ音の聴取動作と並行
して、制御部25は、電源をオフにする旨の指示がなさ
れたか否かを判定する(ステップ113)。電源をオフ
にする旨の指示がなされない間は、ステップ113にお
いて否定判断がなされ、上述したオーディオ音の聴取動
作が継続される。
【0052】また、電源をオフにする旨の指示がなされ
た場合には、上述したステップ113において肯定判断
がなされ、制御部25は、現在の動作モードがユーザI
Dモードであるか否かを判定する(ステップ114)。
現在の動作モードがユーザIDモードである場合には、
ステップ114において肯定判断がなされ、制御部25
は、現時点での聴取状態を示す聴取状態データを作成
し、これにユーザIDを付加してフロント操作ユニット
1に送信することにより、聴取状態データの更新を行う
(ステップ115)。
【0053】また、現在の動作モードがユーザIDモー
ドでない場合(通常モードの場合)には、上述したステ
ップ114において否定判断がなされ、制御部25は、
表示部26に「ユーザIDを新規登録しますか?」等の
メッセージを表示することにより、利用者に対してユー
ザIDの登録を要求する(ステップ116)。その後、
制御部25は、ユーザIDの入力がなされたか否かを判
定し(ステップ117)、ユーザIDの入力がない場合
には、ユーザIDの登録をしない旨の操作指示がなされ
たか否かを判定する(ステップ118)。ユーザIDの
入力がなされるか、あるいは登録しない旨の操作指示が
なされるまでは、上述したステップ117およびステッ
プ118の処理が繰り返される。
【0054】ユーザIDの入力がなされた場合には、ス
テップ117において肯定判断がなされ、制御部25
は、このユーザIDが既に登録済みか否かを判定する
(ステップ119)。具体的には、制御部25は、入力
されたユーザIDが既に登録されているユーザIDと重
複していないかを照会するようフロント操作ユニット1
に対して指示する。指示を受けたフロント操作ユニット
1内の制御部15は、ユーザ別情報格納部14に格納さ
れたユーザIDとリヤ操作ユニット2から送信されたユ
ーザIDとを比較し、同じユーザIDがあるかを照会
し、照会結果をリヤ操作ユニット2に対して返信する。
したがって、制御部25は、この返信された照会結果に
基づいて、ユーザIDが登録済みか否かを判定する。
【0055】ユーザIDが未登録の場合には、ステップ
119において否定判断がなされ、制御部25は、この
ユーザIDと現在の聴取状態を示す聴取状態データから
なるユーザ別情報を新規に作成し、登録する処理を行う
(ステップ120)。具体的には、作成されたユーザ別
情報がリヤ操作ユニット2からフロント操作ユニット1
に向けて送信され、このユーザ別情報がフロント操作ユ
ニット1内の制御部15によってユーザ別情報格納部1
4に格納されることにより、ユーザ別情報の新規登録が
行われる。
【0056】また、ユーザIDが登録済みの場合には、
上述したステップ119において肯定判断がなされ、制
御部25は、表示部26に「聴取状態を更新しますか
?」等の表示を行い、利用者から与えられる操作指示に
基づいて聴取状態データを更新するか否かを判定する
(ステップ121)。聴取状態データを更新しない旨の
指示が利用者から与えられた場合には、ステップ121
において否定判断がなされ、制御部25は、上述したス
テップ116に戻り、ユーザIDの登録を要求する動作
以降の処理を繰り返す。
【0057】聴取状態データを更新する旨の指示が利用
者から与えられた場合には、上述したステップ121に
おいて肯定判断がなされ、制御部25は、聴取状態デー
タの更新を行う(ステップ122)。具体的には、聴取
状態データと対応するユーザID、すなわちユーザ別情
報がリヤ操作ユニット2からフロント操作ユニット1に
向けて送信され、このユーザ別情報に基づいて、フロン
ト操作ユニット1内の制御部15によってユーザ別情報
格納部14に格納された聴取状態データが書き換えられ
ることにより、聴取状態データの更新がなされる。
【0058】上述したステップ118で肯定判断がなさ
れた場合や、ステップ120、ステップ122のいずれ
かの処理が終了した場合には、制御部25は、リヤ操作
ユニット2の電源をオフ状態にし、ステップ100に戻
って、次に電源キー21bが押下されて電源がオン状態
にされるまで待機状態となる。
【0059】このように、本実施形態のオーディオシス
テムでは、いずれかの操作ユニット(フロント操作ユニ
ット1、リヤ操作ユニット2、3)による操作指示に応
じていずれかのオーディオユニット(カセットテープデ
ッキ5、ラジオチューナ6、CDチェンジャ7)による
オーディオ信号の出力動作が停止されたときには、この
出力動作が停止されたオーディオユニットの停止時の状
態を特定する聴取状態データと所定のユーザIDとを関
連づけたユーザ別情報がユーザ別情報格納部14に格納
される。そして、いずれかの操作ユニットに対してユー
ザIDが入力されると、このユーザIDに対応した聴取
状態データが読み出され、この聴取状態データに基づい
て聴取状態、すなわち、出力動作が停止されたオーディ
オユニットの停止時の状態が再現される。したがって、
いずれの操作ユニットを用いた場合においても、所定の
ユーザIDを入力するだけで聴取状態(オーディオユニ
ットの停止時の状態)を再現することができ、オーディ
オユニットの停止時の状態を再現する際の手間を軽減す
ることができる。
【0060】また、バス8を介して各オーディオユニッ
トや操作ユニットを接続することにより、これらを個別
に接続する場合に比べて、接続線を減らして接続形態の
簡素化を図ることができる。
【0061】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変
形実施が可能である。例えば、上述した実施形態では、
フロント操作ユニット1とリヤ操作ユニット2、3の3
つの操作ユニットを含むオーディオシステムについて説
明したが、操作ユニットの数はこれに限定されるもので
はなく、2つ以上であればよい。具体的には、例えば、
フロント側とリヤ側にそれぞれ1つずつの操作ユニット
を設置するようにしてもよいし、搭乗人数の多い車両で
は、それぞれの座席に対応して3つ以上の操作ユニット
を設置するようにしてもよい。
【0062】また、上述した実施形態では、オーディオ
ユニットとして、カセットテープデッキ5、ラジオチュ
ーナ6、CDチェンジャ7の3つを含む場合について説
明したが、オーディオユニットの種類や数はこれに限定
されるものではない。例えば、オーディオユニットとし
て、MD(ミニディスク)プレーヤ等の他のユニットを
含むようにしてもよい。また、同じ種類のユニットを複
数用意するようにしてもよい。例えば、CDチェンジャ
を2つ用意してある場合であれば、これらを複数の操作
ユニット間で別個に操作することにより、別々のCDに
基づくオーディオ音の聴取を行うことができる。
【0063】また、上述した実施形態では、オーディオ
信号をデジタルデータ(オーディオデータ)に変換し、
バス8を介して各オーディオユニットから各操作ユニッ
トに対して送信していたが、オーディオ信号をデジタル
データに変換せずに、バス8とは別系統のアナログ線を
用いて各操作ユニット内の音声出力部に対して直接送る
ようにしてもよい。このように、オーディオ信号を送る
アナログ線と、各操作ユニットと各オーディオユニット
の間における制御信号を送るバスとを別系統にすること
で、通信容量の低いバスを用いた場合であっても本発明
を適用したオーディオシステムを実現することができ
る。
【0064】また、リヤ操作ユニット2および3を1つ
の筐体に納めるようにしてもよい。図8は、リヤ操作ユ
ニット2および3を1つの筐体に納めた場合のリヤ操作
ユニットの外観の一例を示す図である。図8に示すよう
に、リヤ操作ユニット2および3を1つの筐体に納める
ようにすることで、表示部260、数字キー210a等
の部品を共用化することができる。この場合、電源キー
210bとシフトキー210cを右側に搭乗する利用者
に、電源キー220bとシフトキー220cを左側に搭
乗する利用者にそれぞれ対応付けておくようにすればよ
い。また、筐体内に含まれる制御部、通信制御部、操作
ユニット別情報格納部などについても共用化することが
できる。このように、リヤ操作ユニット2および3を1
つの筐体に納めるようにすることで、省スペース化を図
ることができ、また、共用化による部品点数の低減によ
りコストダウンを図ることができる。
【0065】また、上述した実施形態では、複数のオー
ディオユニットを複数の操作ユニットにより操作する場
合について説明したが、DVDプレーヤ等の映像再生ユ
ニットをオーディオユニットの代わりに用いたり、ある
いはオーディオユニットと混在させるようにしてもよ
い。この場合には、各操作ユニットに備えられる表示部
を映像表示に適したもの、例えば、5インチ程度の表示
画面を有するLCD等にすればよい。
【0066】また、上述した実施形態では、フロント操
作ユニット1、カセットテープデッキ5、ラジオチュー
ナ6を別々の構成要素として説明を行ったが、これらを
1つの筐体内に納めるようにしてもよい。
【0067】また、上述した実施形態では、本発明を車
載用のオーディオシステムに適用した場合について説明
を行ったが、車載用以外にも、屋内や屋外に設置される
オーディオシステムに対しても本発明を適用することが
できる。
【0068】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、それ
ぞれが独立にオーディオ信号を出力可能な複数のオーデ
ィオユニットのいずれかに対して、複数の操作手段によ
って互いに独立に操作指示を行う場合に、いずれの操作
手段を用いた場合でも、所定の識別情報を与えるだけで
選曲状態や音量・音質の設定などオーディオユニットの
停止時の状態を再現することができ、オーディオユニッ
トの停止時の状態を再現する際の手間を軽減することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態のオーディオシステムの構成を示す
図である。
【図2】各操作ユニットの詳細構成について説明する図
である。
【図3】聴取状態データについて具体的に説明する図で
ある。
【図4】ユーザ別情報格納部に格納されるユーザ別情報
の一例を示す図である。
【図5】リヤ操作ユニットの外観の一例を示す図であ
る。
【図6】リヤ左側の座席に搭乗している利用者がオーデ
ィオ音の聴取を行う場合のリヤ操作ユニットの動作手順
を示す図である。
【図7】リヤ左側の座席に搭乗している利用者がオーデ
ィオ音の聴取を行う場合のリヤ操作ユニットの動作手順
を示す図である。
【図8】2つのリヤ操作ユニットを1つの筐体に納めた
場合のリヤ操作ユニットの外観の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 フロント操作ユニット 2、3 リヤ操作ユニット 4 スピーカ 5 カセットテープデッキ 6 ラジオチューナ 7 CDチェンジャ 8 バス 9、10 ヘッドホン 11、21 操作部 12、22 通信制御部 13、23 操作ユニット別情報格納部 14 ユーザ別情報格納部 15、25 制御部 16、26 表示部 17、27 音声出力部 270 出力端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // H04S 7/00 H04S 7/00 Z

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれが独立にオーディオ信号を出力
    可能な複数のオーディオユニットと、 前記複数のオーディオユニットのいずれかに対して、互
    いに独立に操作指示を行う複数の操作手段と、 前記複数の操作手段のいずれかの操作指示に応じて、前
    記複数のオーディオユニットのいずれかによる前記オー
    ディオ信号の出力動作が停止されたときに、この出力動
    作が停止された前記オーディオユニットの停止時の状態
    を特定する状態データを、所定の識別情報に関連づけて
    格納する状態データ格納手段と、 前記識別情報が特定されて前記複数の操作手段のいずれ
    かが操作されたときに、この特定された識別情報に対応
    する前記状態データに基づいて、前記出力動作が停止さ
    れた前記オーディオユニットの前記停止時の状態を再現
    する停止状態再現手段と、 を備えることを特徴とするオーディオシステム。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記複数のオーディオユニットは、車両に搭載されてお
    り、 前記操作手段は、異なる座席に着座した搭乗者によって
    操作可能な少なくとも2以上の位置に設置されているこ
    とを特徴とするオーディオシステム。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、 前記複数のオーディオユニットと前記複数の操作手段
    は、所定の伝送路を介して相互に接続されており、この
    伝送路を介して前記オーディオ信号と前記操作指示に対
    応する情報の伝送を行うことを特徴とするオーディオシ
    ステム。
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