JP2001245294A - 動画像再生方法および動画像再生装置 - Google Patents

動画像再生方法および動画像再生装置

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JP2001245294A JP2000054598A JP2000054598A JP2001245294A JP 2001245294 A JP2001245294 A JP 2001245294A JP 2000054598 A JP2000054598 A JP 2000054598A JP 2000054598 A JP2000054598 A JP 2000054598A JP 2001245294 A JP2001245294 A JP 2001245294A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ソフトウェアによって動画の復号・再生を行う
システムにおいて、フレームスキップの発生を極力排除
できるようにし、滑らかな動画再生を実現する。 【解決手段】遅れ検出部504はマネージャから伝達さ
れる遅れ通知に従って動画像信号の再生処理の遅れを検
出するためのものであり、状態変数505を用いて再生
処理の遅れの度合いを管理する。コントロール部506
は、画像伸張部501による復号処理のスキップ(フレ
ームスキップ)を極力排除した状態で、再生処理の遅れ
を回復させるための制御を行うために、状態変数505
の値に応じて画質改善部502のフィルタ処理の実行を
スキップしたり、あるいはフィルタ処理の種類を処理量
の少ない簡便なものに切り換えるなどの遅れ回復制御を
行う。これにより、プロセッサ負荷を低減できるので、
再生処理の遅れを回復することが可能となり、フレーム
スキップによるコマ落ちの発生を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は符号化された動画像
信号を復号および再生するための動画像再生方法および
動画再生装置に関し、特に滑らかな動画再生が行えるよ
うに改善された動画像再生方法および動画再生装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータ技術の発達に伴い、
デジタルビデオプレーヤ、セットトップボックス、デジ
タルTV、デジタルVCR、パーソナルコンピュータ等
のマルチメディア対応の各種電子機器が開発されてい
る。この種の電子機器では、MPEG2/MPEG4な
どの動画像高能率符号化方式で符号化された動画データ
を復号・再生するためのデコーダが設けられている。
【0003】この種のデコーダにおいては、動画像信号
を復号した後に、その復号画像に対してポストフィルタ
と称される画質改善のためのフィルタ処理が施されるの
が通常である。MPEG2/MPEG4などに代表され
るように、多くの符号化方式では画像をブロック単位で
処理するため、その復号画像にはブロックノイズやエッ
ジノイズといった劣化が生じる。ブロックノイズとは、
本来の画像の絵柄にはないブロックパターン状の幾何学
模様が見える歪みである。また、エッジノイズはエッジ
付近に生じるリンギング状の歪み(モスキートノイズと
もいう)である。
【0004】このような符号化方式固有のノイズを除去
するのが、ポストフィルタである。ポストフィルタは復
号画像信号を平滑化して、ブロック間の境界部における
高域成分を取り除く等の処理を行う。このようなポスト
フィルタを動画像復号器後段に配したものとしては、た
とえば特開昭64−55987号公報が知られている。
この特開昭64−55987号公報には、ブロック単位
処理を基本とする動画像復号器から出力された復号動画
像信号に対して、動ブロック領域と静ブロック領域の判
別を行い、その結果に応じて平滑化フィルタにおける平
滑化の度合いを切り替え、処理を効率化する技術が開示
されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようなポ
ストフィルタによるフィルタ処理は比較的多くの演算量
を必要とするため、フィルタ処理に時間がかかり、結果
的に再生処理の遅れが引き起こされる場合がある。特
に、マイクロプロセッサベースでソフトウェアデコード
を行うシステムでは、動きの激しい場面においては復号
処理そのものにプロセッサ資源が占有されてしまうの
で、それによってプロセッサ負荷が高くなり、再生処理
の遅れが多々引き起こされることになる。再生処理の遅
れは、音声と同期して動画像の復号・再生をソフトウェ
アによって行う場合に特に顕在化され、音声とのずれ
や、コマ落ちなどの問題が生じることになる。
【0006】すなわち、動画像の再生処理に遅れが生じ
た場合には、通常、その遅れを解消するために、いくつ
かのフレームに関する復号処理を省くというフレームス
キップが行われる。これにより、コマ落ちが発生し、ギ
クシャクとした再生画像となってしまう。
【0007】本発明は上述の事情に鑑みてなされたもの
であり、フレームスキップの発生を極力排除できるよう
にし、滑らかな動画再生を行うことが可能な動画再生方
法および動画再生装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、本発明は、符号化された動画像信号を復号および再
生するための動画像再生方法であって、前記符号化され
た動画像信号を復号する復号ステップと、前記復号ステ
ップによって復号された動画像信号に対してフィルタ処
理を施すフィルタ処理ステップと、前記フィルタ処理ス
テップによってフィルタ処理された動画像信号を再生出
力するステップと、前記動画像信号の再生状況に基づ
き、前記フィルタ処理ステップによるフィルタ処理を制
御する再生制御ステップとを具備することを特徴とす
る。
【0009】この動画再生方法においては、動画像信号
の再生状況に基づいて、フィルタ処理の制御が行われ、
現在の再生状況に最適なフィルタ処理を行うことができ
る。このように、画質調整のためのフィルタ処理の内容
を最適化することにより、フレームスキップなどの処理
を行わずとも、プロセッサの負荷状況に合わせて演算処
理量を調整することができるので、滑らかな動画再生を
実現することが可能となる。
【0010】動画像信号の再生状況を表す指標として
は、再生処理の遅れの度合いを用いることが好ましい。
再生処理の遅れが検出された場合には、フィルタ処理の
実行をスキップしたり、フィルタ処理の種類を処理量の
少ない簡便なものに切り換えるという制御を行うことに
より、再生処理の遅れを回復することが可能となる。こ
れにより、フレームスキップによるコマ落ちの発生を防
止できる。よって、プロセッサ負荷が増大する動きの激
しいシーンなどにおいても滑らかな動画再生を実現する
ことができる。なお、フィルタ処理をスキップしたり、
フィルタ処理の種類を切り換えることにより、画質改善
効果については低下するものの、一般に、それによって
視覚的に認識される画質低下の度合いは、コマ落ちの発
生に比べ非常に小さい。
【0011】また、再生処理の遅れ量を、状態変数など
を用いて管理することにより、遅れの度合いに応じてフ
ィルタ処理の種類を処理量の少ないものに段階的に切り
換えていき、最終的にフィルタ処理の実行をスキップす
るという多段階制御を利用することにより、画質改善効
果の低下を最小限に抑えることができる。
【0012】また、上述のフィルタ処理の制御とフレー
ムスキップ処理とを組み合わせて、再生処理の遅れの度
合いがある一定の範囲内のうちはフィルタ処理の制御の
みを行い、遅れ量が所定の値に達した場合に初めて復号
ステップの実行を所定フレーム数分スキップさせるよう
に制御することにより、滑らかな動画再生と、破綻のな
い正常な再生処理を両立することが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。図1には、本発明の一実施形態に係
る動画再生装置の一例として、パーソナルコンピュータ
を用いた場合の構成が示されている。このパーソナルコ
ンピュータはノートブックタイプの携帯型のコンピュー
タシステムであり、MPEG2/MPEG4等によって
圧縮符号化されたオーディオ・ビデオストリームをソフ
トウェアによって復号・再生することができる。
【0014】図1のコンピュータシステムにおいては、
図示のように、CPU11、ホスト−PCIブリッジ1
2、主メモリ13、表示コントローラ14、サウンドコ
ントローラ15、通信インターフェース16、I/Oコ
ントーラ17、PCI−ISAブリッジ18、カメラ2
0、ハードディスクドライブ(HDD)21、DVDド
ライブ22などが設けられている。
【0015】CPU11は本システム全体を制御するた
めのものであり、主メモリ13にロードされたオペレー
ティングシステムや他の各種プログラムを実行する。本
実施形態においては、オーディオ・ビデオストリームの
復号・再生のためのプログラムとして、動画再生ソフト
ウェア100が用いられる。この動画再生ソフトウェア
100は、MPEG2、MPEG4、AVI、DVIな
どの各種圧縮形式のAV(オーディオ・ビデオ)データ
に対応しており、AVデータの符号化ファイルを読み込
み、それを復号・再生することができる。
【0016】ホスト−PCIブリッジ12はCPUバス
1とPCIバス2を接続するバスブリッジであり、ここ
には主メモリ13を制御するためのメモリコントロール
ロジックも内蔵されている。表示コントローラ14は本
コンピュータシステムのディスプレイモニタとして使用
されるLCDや外部CRTディスプレイを制御する。A
Vデータの再生時には、動画再生ソフトウェア100に
よって得られた復号画像信号が表示コントローラ14を
通じてディスプレイモニタに表示されることになる。
【0017】サウンドコントローラ15は音源として用
いられるものであり、各種オーディオデータの入出力を
行う。AVデータの再生時には、動画再生ソフトウェア
100によって得られた復号音声信号がサウンドコント
ローラ15を通じてスピーカから再生、あるいはライン
アウト端子から外部オーディオ機器に出力される。
【0018】通信インターフェース16は、たとえばU
SBやIEEE1394などのシリアルインターフェー
ス規格で外部または内蔵のカメラ20と通信するための
ものであり、カメラ20からビデオデータを取り込むこ
とができる。カメラ20によって撮影された動画像信号
は、そのまま再生表示したり、あるいはMPEG2、M
PEG4、AVI、DVIなどの各種圧縮形式に変換し
た後にI/Oコントローラ17を介してHDD21、D
VDドライブ22、メモリカード23などの各種記録メ
ディアに記録することができる。
【0019】PCI−ISAブリッジ18はPCIバス
2とISAバス3との間を接続するバスブリッジであ
り、ここにはリアルタイムクロック(RTC)181な
どの各種システムデバイスが内蔵されている。リアルタ
イムクロック(RTC)181は時計モジュールであ
り、本実施形態では、このリアルタイムクロック(RT
C)181から取得した時刻を用いてAVデータの再生
処理の遅れを管理している。
【0020】(動画再生ソフト)ここで、図2および図
3を参照して、動画再生ソフト100の基本機能につい
て説明する。
【0021】前述したように、動画再生ソフトウェア1
00は、HDD21、DVDドライブ22、またはメモ
リカード23などの蓄積メディアに記録されているAV
データの符号化ファイルを読み込み、それを復号・再生
することができる。図2には、HDD21に記録されて
いるAV符号化ファイル210を復号・再生する場合の
様子が示されている。
【0022】AV符号化ファイル210には、動画像信
号とオーディオ信号をそれぞれデジタル圧縮符号化した
後にそれらの符号化ビットストリームを多重化すること
によって生成されたものである。動画再生ソフト100
は、HDD21からAV符号化ファイル210を読み取
り、動画像信号とオーディオ信号とに分離した後にそれ
ぞれを伸張するための復号処理を行い、そして動画像を
ディスプレイモニタに表示すると共に、オーディオ信号
をスピーカなどから再生する。
【0023】動画再生ソフトウェア100は、図3に示
されているように、アプリケーションプログラム101
と再生エンジン102とから構成されている。アプリケ
ーションプログラム101は動画再生処理のためのユー
ザインターフェースと再生エンジン102を制御するた
めのインターフェースとを有しており、ユーザから指定
されたAV符号化ファイル210の再生に必要な動作
を、再生エンジン102に対して指示する。再生エンジ
ン102は、オペレーティングシステム(OS)103
上に実装されたマルチメディア処理用のプラットホーム
であり、ファィル入出力処理や動画/音声再生のための
レンダリング処理をはじめとする、動画・音声再生のた
めに必要な処理を行う種々のプログラムモジュール(フ
ィルタ)群から構成されている。これらモジュールはア
プリケーションプログラム101からの指示により任意
に組み合わせて用いることができる。
【0024】(再生エンジン)次に、再生エンジン10
2の機能構成を説明する。図4は、AV符号化ファイル
の再生時におけるモジュール構成を示している。
【0025】AV符号化ファイルに含まれる動画・オー
ディオの再生は、マネージャ301、ファイルリーダ3
02、デマルチプレクサ(DMUX)303、ビデオデ
コーダ304、ビデオレンダラ305、オーディオデコ
ーダ306、オーディオレンダラ307を図示のように
リンクさせることによって実現される。
【0026】まず、再生対象の符号化ファイルがファイ
ルリーダ302によってリードされ、そこに含まれる符
号化ビットストリームがデマルチプレクサ(DMUX)
303に送られ、そこで動画データとオーディオデータ
とに分離される。
【0027】動画データについては、デマルチプレクサ
(DMUX)303内でフレーム単位に分離され、1フ
レームずつビデオデコーダ304に送られる。ビデオデ
コーダ304は動画データを復号・再生するためのモジ
ュールであり、ここには画像伸張処理機能および画質改
善のためのフィルタ処理機能などが含まれている。ビデ
オデコーダ304によって得られた復号画像はビデオレ
ンダラ305を介して表示コントローラ14に送られ、
モニタ上に画面表示される。一方、オーディオデータは
オーディオデコーダ306によって復号された後に、オ
ーディオレンダラ307を介してサウンドコントローラ
15に送られ、スピーカなどから再生出力される。
【0028】マネージャ301は動画の再生状況を管理
するためのものであり、再生処理に遅れが生じたときに
それを最下流のビデオレンダラ305に通知する(再生
遅れ通知)。符号化された動画データには、図5に示す
ようにフレーム毎にタイムスタンプTSが埋め込まれて
いるため、マネージャ301は、再生開始からの経過時
間と再生中のフレームのタイムスタンプとを比較するこ
とにより、再生処理速度を監視することができる。マネ
ージャ301からの再生処理の遅れ通知は、ビデオレン
ダラ305から順に上流側のモジュールへと伝達され
る。つまり、ビデオデコーダ304による復号・再生処
理の状況が、ビデオレンダラ305を介してビデオデコ
ーダ304にフィードバックされることになる。
【0029】(再生遅れ通知)図6には、再生遅れ通知
を発行するために必要なマネージャ301の処理手順が
示されている。マネージャ301は、動画再生の開始時
にRTC181からそのときの時刻(スタートタイム)
を取得する(ステップS11)。そして、定期的にRT
C181から現在時刻(カレントタイム)を取得し(ス
テップS12)、再生開始からの経過時間と再生中のフ
レームのタイムスタンプとを比較することによって、遅
れ量を算出する(ステップS13)。再生中フレームの
タイムスタンプはビデオレンダラ305から取得しても
よいが、再生中フレームの何フレームか後のフレームの
タイムスタンプをデマルチプレクサ(DMUX)303
から取得し、それを再生中フレームのタイムスタンプの
値に換算してもよい。AVIフォーマットの符号化デー
タの場合には、たとえばMPEG2/MPEG4等で圧
縮符号化されたストリームに対してタイムスタンプを含
むヘッダが挿入されるので、MPEG2/MPEG4固
有のタイムスタンプではなく、AVIフォーマットのタ
イムスタンプを利用することもできる。
【0030】算出された遅れ量は、再生速度などの値に
換算されてビデオレンダラ305に通知される(ステッ
プS14)。この場合、再生速度は100%を正常速度
として表し、遅れ量の度合いに応じて再生速度を示す%
の値は低下する。
【0031】(ビデオデコーダ)次に、図7を参照し
て、本実施形態の特徴とするビデオデコーダ304の構
成を説明する。ビデオデコーダ304は、前述したよう
に再生エンジン102内の1モジュールとして動作する
ものであり、図示のように、画像伸張部501、画質改
善部502、画像出力部503、遅れ検出部504、状
態変数505、およびコントロール部506から構成さ
れている。符号化された動画像信号の復号・再生を行う
ための復号処理部は、画像伸張部501、画質改善部5
02、および画像出力部503から構成されている。
【0032】画像伸張部501は圧縮動画像を復号して
伸張するためのものであり、MPEG2/MPEG4で
圧縮された動画像信号については、可変長復号処理、逆
量子化、逆DCT、動き補償予測、差分復号画像への予
測画像の加算などの処理を行う。画像伸張部501によ
って1フレーム分の復号画像が得られると、それが画質
改善部502に送られる。
【0033】画質改善部502は復号画像の画質改善の
ためにブロックノイズ削減等のための平滑化フィルタ処
理を行うためのものポストフィルタであり、フィルタの
種類(IIRフィルタ、FIRフィルタ)の切り換え、
およびフィルタパラメータの設定により、処理速度やフ
ィルタ強度の異なる様々なフィルタ処理を復号画像信号
に対して施すことができる。なお、ここで平滑化フィル
タ処理は画質調整のための演算処理の一例であり、それ
以外の様々な画質調整処理を含めて以下ではフィルタ処
理と称することにする。
【0034】この画質改善部502によるフィルタ処理
の内容はコントロール部506によって制御される。
【0035】画像出力部503は、画質改善部502に
よって処理された復号画像を前述のビデオレンダラ30
5に出力する。遅れ検出部504はビデオレンダラ30
5を通じてマネージャ301から伝達される遅れ通知に
従って動画像信号の再生処理の遅れを検出するためのも
のであり、状態変数505を用いて再生処理の遅れの度
合いを現在の再生状況として管理する。
【0036】コントロール部506は、画像伸張部50
1、画質改善部502、および画像出力部503から構
成される復号処理部の動作を制御するためのものであ
り、画質改善部502によるフィルタ処理の最適化制御
を行う。具体的には、コントロール部506は、画像伸
張部501による復号処理のスキップ(フレームスキッ
プ)を極力排除した状態で、再生処理の遅れを回復させ
るための制御を行うために、状態変数505の値に応じ
てフィルタ処理の実行をスキップしたり、あるいはフィ
ルタ処理の種類を処理量の少ない簡便なものに切り換え
るなどの遅れ回復制御を行う。以下、遅れ回復制御処理
の具体的な手順について説明する。
【0037】(遅れ回復制御#1)まず、図8および図
9を参照して、遅れ回復制御処理の第1の例について説
明する。本例では、2値の状態変数505(“0”また
は“1”)によって遅れ回復が必要な遅れであるか否か
を管理し、遅れ回復が必要な遅れである場合には(状態
変数=“1”)、画質改善のためのフィルタ処理をスキ
ップさせるという処理が行われる。
【0038】図8は遅れ検出部504による遅れ検出処
理を示したフローチャートである。図8に示されている
ように、遅れ検出部504は、ビデオレンダラ305を
通じてマネージャ301からの再生遅れ通知を受ける
と、まず、その再生遅れ通知によって遅れ量として指定
される再生速度(%)の値に基づき、再生処理の遅れが
あらかじめ決められた所定量よりも大きいか否かを判定
する(ステップS311)。再生処理の遅れが所定量以
下であれば(ステップS311のNO)、なにもせずに
処理を終了する。一方、再生処理の遅れが所定量よりも
大きい場合には(ステップS311のYES)、状態変
数505の現在の値をチェックする(ステップS31
2)。
【0039】状態変数=“0”であれば(ステップS3
12のYES)、遅れ検出部504は、遅れ回復処理が
必要であることをコントロール部506に通知するため
に、状態変数の値を“1”に変更し(ステップS31
3)、状態変数がすでに“1”であれば(ステップS3
12のNO)、なにもせずに処理を終了する。
【0040】図9はコントロール部506によって各フ
レーム毎に行われる復号制御処理の手順を示すフローチ
ャートである。まず、画像伸張部501によって該当す
るフレームの復号処理が実行される(ステップS35
1)。1フレーム分の復号処理が終了した時点で、コン
トロール部506は、状態変数505をチェックする
(ステップS352)。状態変数が“0”であれば(ス
テップS352のNO)、コントロール部506は、通
常通り、復号された1フレーム画像を画質改善部502
に渡し、画質改善のための平滑化フィルタ処理を実行さ
せる(ステップS353)。そして、フィルタ処理を受
けた画像信号が画像出力部503から出力される(ステ
ップS354)。一方、状態変数が“1”であれば(ス
テップS352のYES)、コントロール部506は、
画質改善部502による画質改善のためのフィルタ処理
をスキップさせ、フィルタ処理を実行せずに、復号画像
をそのまま画像出力部503から出力させる(ステップ
S354)。
【0041】このように、CPU負荷が高く、再生処理
速度に遅れが生じた場合でも、復号処理自体は間引くこ
となく、フィルタ処理の最適化制御を行うことにより、
こま落ちのない滑らかな動画再生が可能となる。
【0042】(遅れ回復制御#2)次に、図10および
図11を参照して、遅れ回復制御処理の第2の例につい
て説明する。本例では、“0”,“1”,“2”,
“3”の4値の状態変数505によって再生処理の遅れ
量の度合いを管理し、それに応じて段階的にフィルタ処
理の内容を変更するという処理が行われる。
【0043】図10は遅れ検出部504による遅れ検出
処理を示したフローチャートである。図10に示されて
いるように、遅れ検出部504は、ビデオレンダラ30
5を通じてマネージャ301からの再生遅れ通知を受け
ると、まず、その再生遅れ通知によって遅れ量として指
定される再生速度(%)の値に基づき、再生処理の遅れ
があらかじめ決められた所定量よりも大きいか否かを判
定する(ステップS411)。再生処理の遅れが所定量
以下であれば(ステップS411のNO)、なにもせず
に処理を終了する。一方、再生処理の遅れが所定量より
も大きい場合には(ステップS411のYES)、状態
変数505の現在の値をチェックする(ステップS41
2)。
【0044】状態変数が最高値“3”よりも小さい場合
には(ステップS412のYES)、遅れ検出部504
は、遅れ量の度合いを示す状態変数の値を+1増加させ
(ステップS413)、状態変数がすでに最高値“3”
であれば(ステップS412のNO)、なにもせずに処
理を終了する。
【0045】図11はコントロール部506によって各
フレーム毎に行われる復号制御処理の手順を示すフロー
チャートである。まず、画像伸張部501によって該当
するフレームの復号処理が実行される(ステップS45
1)。1フレーム分の復号処理が終了した時点で、コン
トロール部506は、状態変数505をチェックし(ス
テップS452)、その状態変数の値に応じてフィルタ
の内容を切り換える。本例では、演算処理量の異なる3
つのフィルタ処理A,B,Cがあらかじめ用意されてい
る。フィルタ処理Aはもっとも画質改善に効果のあるフ
ィルタ処理であるが、演算処理に時間を要する。次に、
画質改善効果が期待できるのがフィルタ処理Bで、最後
がフィルタ処理Cである。CPU11の負荷はフィルタ
処理A,B,Cの順で少なくなる。
【0046】状態変数が“0”であれば、コントロール
部506は、復号された1フレーム画像を画質改善部5
02に渡し、フィルタ処理Aを実行させる(ステップS
353)。そして、フィルタ処理を受けた画像信号が画
像出力部503から出力される(ステップS456)。
同様に、状態変数が“1”であればフィルタ処理Bを、
状態変数が“2”であればフィルタ処理Cを実行させる
(ステップS454,S455)。一方、状態変数が最
高値“3”であれば、コントロール部506は、画質改
善部502による画質改善のためのフィルタ処理をスキ
ップさせ、フィルタ処理を実行せずに、復号画像をその
まま画像出力部503から出力させる(ステップS45
6)。
【0047】このように、遅れの度合いに応じて徐々に
フィルタ処理の内容を粗くするという制御を行うことに
より、急激な画質変化をもたらすことなく、こま落ちの
ない滑らかな動画再生を行うことが可能となる。
【0048】(遅れ回復制御#3)次に、図12および
図13を参照して、遅れ回復制御処理の第3の例につい
て説明する。本例は、“0”,“1”,“2”の3値の
状態変数505によって再生処理の遅れ量の度合いを管
理し、フィルタ処理の実行の有無の切り替えと、フレー
ムスキップとを組み合わせて行う場合の例である。
【0049】図12は遅れ検出部504による遅れ検出
処理を示したフローチャートである。図12に示されて
いるように、遅れ検出部504は、ビデオレンダラ30
5を通じてマネージャ301からの再生遅れ通知を受け
ると、まず、その再生遅れ通知によって遅れ量として指
定される再生速度(%)の値に基づき、再生処理の遅れ
があらかじめ決められた所定量よりも大きいか否かを判
定する(ステップS511)。再生処理の遅れが所定量
以下であれば(ステップS511のNO)、なにもせず
に処理を終了する。一方、再生処理の遅れが所定量より
も大きい場合には(ステップS511のYES)、状態
変数505の現在の値をチェックする(ステップS51
2)。
【0050】状態変数が最高値“2”よりも小さい場合
には(ステップS512のYES)、遅れ検出部504
は、遅れ量の度合いを示す状態変数の値を+1増加させ
(ステップS513)、状態変数がすでに最高値“2”
であれば(ステップS512のNO)、なにもせずに処
理を終了する。
【0051】図13はコントロール部506によって各
フレーム毎に行われる復号制御処理の手順を示すフロー
チャートである。コントロール部506は、まず、画像
伸張部501によるフレームの復号処理の実行に先立
ち、状態変数505をチェックする(ステップS55
1)。状態変数505が最高値“2”であれば(ステッ
プS511のYES)、復号処理、フィルタ処理、画像
出力処理をすべてスキップし、これによりフレームスキ
ップを行う。
【0052】一方、状態変数505が“1”以下であれ
ば(ステップS511のNO)、コントロール部506
は、画像伸張部501に該当するフレームの復号処理を
実行させた後に(ステップS552)、状態変数505
が“0”であるか“1”であるかを判断する(ステップ
S553)。状態変数が“0”であれば(ステップS5
53のNO)、コントロール部506は、通常通り、復
号された1フレーム画像を画質改善部502に渡し、画
質改善のための平滑化フィルタ処理を実行させる(ステ
ップS554)。そして、フィルタ処理を受けた画像信
号が画像出力部503から出力される(ステップS55
5)。状態変数が“1”であれば(ステップS553の
YES)、コントロール部506は、画質改善部502
による画質改善のためのフィルタ処理をスキップさせ、
フィルタ処理を実行せずに、復号画像をそのまま画像出
力部503から出力させる(ステップS555)。
【0053】このように、再生遅れ量がある一定の範囲
内にある場合にはフィルタ処理のスキップのみを行い、
ある一定の範囲以上になったときに初めてフレームスキ
ップを実行するという制御を行うことにより、滑らかな
動画再生と、破綻のない再生処理との両立を図ることが
可能となる。なお、この制御は、前述の第2の例におい
ても適用することができる。この場合、再生遅れ量があ
る一定の範囲内にある場合にはフィルタ処理の段階的な
制御が行われ、ある一定の範囲以上になったときにフレ
ームスキップが実行されることになる。
【0054】以上のように、本実施形態においては、C
PU負荷が大きくなり再生処理に遅れが生じた場合には
フィルタ処理の内容を制御することによってCPU負荷
を低減するという制御を行っているので、CPUの負荷
状況に合わせて画質調整処理の内容を最適化できるよう
になり、ソフトウェアデコードによって音声と同期して
動画の復号・再生を行う場合においても、フレームスキ
ップが発生する頻度を極力抑えることが可能となる。
【0055】また、本実施形態では、再生中のフレーム
のタイムスタンプと再生開始からの経過時間との比較に
よって再生遅れ通知を生成する場合を例示したが、たと
えばレート制御されたバッファの占有量などを用いて再
生遅れの度合いを検出し、それに応じてフィルタ処理の
内容を制御することも可能である。
【0056】また、本実施形態では、状態変数を低下さ
せる処理については特に説明しなかったが、状態変数の
値は再生遅れが少なくなったときなどに低下させればよ
いことはもちろんである。
【0057】さらに、本実施形態のソフトウェアデコー
ドの方法は、その手順を含むコンピュータプログラムを
コンピュータ読み取り可能な記録媒体を通じて通常のコ
ンピュータに導入するだけで、容易に実現することがで
きる。また、コンピュータのみならず、ゲーム機や、デ
ジタルTV、セットトップボックスなどにも適用するこ
とができる。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
復号画像の画質改善ためのフィルタ処理を制御すること
により、フレームスキップの発生を極力排除できるよう
になり、滑らかな動画再生を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るコンピュータシステ
ムの構成を示すブロック図。
【図2】同実施形態で用いられる動画再生ソフトの基本
機能を説明するための図。
【図3】同実施形態で用いられる動画再生ソフトの構造
を示す図。
【図4】同実施形態で用いられる動画再生ソフトの再生
エンジン部の機能構成を示す図。
【図5】同実施形態における動画像信号のストリーム構
造の一例を示す図。
【図6】同実施形態で用いられる再生遅れ通知処理の手
順を示すフローチャート。
【図7】同実施形態の再生エンジン部に設けられるビデ
オデコーダの機能構成を示す図。
【図8】同実施形態で用いられる遅れ検出処理の第1の
例を示すフローチャート。
【図9】同実施形態で用いられる復号制御処理の第1の
例を示すフローチャート。
【図10】同実施形態で用いられる遅れ検出処理の第2
の例を示すフローチャート。
【図11】同実施形態で用いられる復号制御処理の第2
の例を示すフローチャート。
【図12】同実施形態で用いられる遅れ検出処理の第3
の例を示すフローチャート。
【図13】同実施形態で用いられる復号制御処理の第3
の例を示すフローチャート。
【符号の説明】
11…CPU 100…動画再生ソフト 101…動画再生用アプリケーションプログラム 102…再生エンジン 301…マネージャ 302…ファイルリーダ 303…デマルチプレクサ(DMUX) 304…ビデオデコーダ 305…ビデオレンダラ 306…オーディオデコーダ 307…オーディオレンダラ 501…画像伸張部 502…画質改善部 503…画像出力部 504…遅れ検出部 505…状態変数 506…コントロール部

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 符号化された動画像信号を復号および再
    生するための動画像再生方法であって、 前記符号化された動画像信号を復号する復号ステップ
    と、 前記復号ステップによって復号された動画像信号に対し
    てフィルタ処理を施すフィルタ処理ステップと、 前記フィルタ処理ステップによってフィルタ処理された
    動画像信号を再生出力するステップと、 前記動画像信号の再生状況に基づき、前記フィルタ処理
    ステップによるフィルタ処理を制御する再生制御ステッ
    プとを具備することを特徴とする動画再生方法。
  2. 【請求項2】 前記動画像信号の再生処理の遅れを検出
    する遅れ検出ステップをさらに具備し、 前記再生制御ステップは、前記遅れ検出ステップによっ
    て検出された再生処理の遅れの度合いに基づいて、前記
    フィルタ処理ステップによるフィルタ処理を制御するこ
    とを特徴とする請求項1記載の動画再生方法。
  3. 【請求項3】 前記再生制御ステップは、 前記動画像信号の再生状況に基づき、前記フィルタ処理
    ステップを実行またはスキップさせる制御を行うことを
    特徴とする請求項1記載の動画像再生方法。
  4. 【請求項4】 前記再生制御ステップは、 前記動画像信号の再生状況に基づき、前記フィルタ処理
    ステップによって実行されるフィルタ処理の種類を切り
    換えるための制御を行うことを特徴とする請求項1記載
    の動画再生方法。
  5. 【請求項5】 前記再生制御ステップは、 前記動画像信号の再生処理の遅れ量を管理し、その遅れ
    の度合いに応じて、前記フィルタ処理ステップによって
    実行されるフィルタ処理の種類を段階的に切り換えるこ
    とを特徴とする請求項2記載の動画再生方法。
  6. 【請求項6】 前記再生制御ステップは、 前記動画像信号の再生処理の遅れ量を管理し、その遅れ
    量が所定の値に達した場合には、前記再生処理の遅れを
    解消するために前記復号ステップの実行を所定フレーム
    数分スキップさせることを特徴とする請求項2記載の動
    画再生方法。
  7. 【請求項7】 前記符号化された動画像信号に埋め込ま
    れたタイムスタンプと再生開始からの経過時間とに基づ
    いて前記動画像信号の再生処理の速度を監視して、再生
    処理の遅れの度合いを通知する再生遅れ通知ステップを
    さらに具備し、 前記遅れ検出ステップは、前記再生遅れ通知ステップか
    らの通知によって再生処理が遅れていることを検出する
    ことを特徴とする請求項2記載の動画再生方法。
  8. 【請求項8】 符号化された動画像信号を復号および再
    生するための動画像再生装置であって、 前記符号化された動画像信号を復号する復号手段と、 前記復号手段によって復号された動画像信号に対してフ
    ィルタ処理を施すフィルタ処理手段と、 前記フィルタ処理手段によってフィルタ処理された動画
    像信号を再生出力する手段と、 前記動画像信号の再生状況に基づき、前記フィルタ処理
    手段によるフィルタ処理を制御する再生制御手段とを具
    備することを特徴とする動画再生装置。
  9. 【請求項9】 前記動画像信号の再生処理の遅れを検出
    する遅れ検出手段をさらに具備し、 前記再生制御手段は、前記遅れ検出手段によって検出さ
    れた再生処理の遅れの度合いに基づいて、前記フィルタ
    処理手段によるフィルタ処理を制御することを特徴とす
    る請求項8記載の動画再生装置。
  10. 【請求項10】 前記再生制御手段は、 前記動画像信号の再生状況に基づき、前記フィルタ処理
    手段のフィルタ処理を実行またはスキップさせる制御を
    行うことを特徴とする請求項8記載の動画像再生装置。
  11. 【請求項11】 前記再生制御手段は、 前記動画像信号の再生状況に基づき、前記フィルタ処理
    手段によって実行されるフィルタ処理の種類を切り換え
    ることを特徴とする請求項8記載の動画再生装置。
  12. 【請求項12】 前記再生制御手段は、 前記動画像信号の再生処理の遅れ量を管理し、その遅れ
    の度合いに応じて、前記フィルタ処理手段によって実行
    されるフィルタ処理の種類を段階的に切り換えることを
    特徴とする請求項9記載の動画再生装置。
  13. 【請求項13】 前記再生制御手段は、 前記動画像信号の再生処理の遅れ量を管理し、その遅れ
    量が所定の値に達した場合には、前記再生処理の遅れを
    解消するために前記復号手段による復号処理の実行を所
    定フレーム数分スキップさせることを特徴とする請求項
    9記載の動画再生装置。
  14. 【請求項14】 符号化された動画像信号を復号および
    再生するためのコンピュータプログラムが記録されたコ
    ンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、 前記コンピュータプログラムは、 前記符号化された動画像信号を復号する復号ステップ
    と、 前記復号ステップによって復号された動画像信号に対し
    てフィルタ処理を施すフィルタ処理ステップと、 前記フィルタ処理ステップによってフィルタ処理された
    動画像信号を再生出力するステップと、 前記動画像信号の再生状況に基づき、前記フィルタ処理
    ステップによるフィルタ処理を制御する再生制御ステッ
    プとを具備することを特徴とする記録媒体。
  15. 【請求項15】 符号化された動画像信号の復号および
    再生をプロセッサに実行させる動画像再生方法であっ
    て、 前記符号化された動画像信号を復号する復号ステップ
    と、 前記復号ステップによって復号された動画像信号に対し
    て画質調整処理を施す画質調整ステップと、 前記画質調整ステップによって画質調整された動画像信
    号を再生出力するステップと、 前記プロセッサの負荷状況に合わせて、前記画質調整処
    理を最適化するステップとを具備することを特徴とする
    動画再生方法。
  16. 【請求項16】 符号化された動画像信号の復号処理、
    この復号処理によって得られた復号画像に対する画質調
    整処理、および画質調整された復号画像の再生出力処理
    をプロセッサによって実行する動画像再生装置におい
    て、 前記プロセッサの負荷状況に合わせて、前記画質調整処
    理の内容を最適化する手段を具備することを特徴とする
    動画像再生装置。
  17. 【請求項17】 符号化された動画像信号の復号および
    再生をプロセッサに実行させるためのコンピュータプロ
    グラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒
    体であって、 前記コンピュータプログラムは、 前記符号化された動画像信号を復号する復号ステップ
    と、 前記復号ステップによって復号された動画像信号に対し
    て画質調整処理を施す画質調整ステップと、 前記画質調整ステップによって画質調整された動画像信
    号を再生出力するステップと、 前記プロセッサの負荷状況に合わせて、前記画質調整処
    理を最適化するステップとを具備することを特徴とする
    記録媒体。
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