JP4643453B2 - 情報処理装置及び情報処理装置の動画像復号方法 - Google Patents

情報処理装置及び情報処理装置の動画像復号方法 Download PDF

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Description

本発明は、圧縮符号化された動画像ストリームを復号する動画像復号処理をソフトウェアによって実現する情報処理装置及びその動画像復号方法に関する。
動画像符号化の標準技術として、ITU−T(国際電気通信連合・電気通信標準化部門)のH.261やH.263、ISO(国際標準化機構)のMPEG(Moving Picture Experts Group)−1、MPEG−2、MPEG−4などが開発されている。このH.261〜3、MPEG−1〜4などの技術を承継し、更に発展させた次世代動画像符号化方式として、ISOとITUが共同で標準化を行ったH.264がある。H.264では、ループ内フィルタの一つとして、ブロック境界で生じた歪みを緩和するためのデブロッキングフィルタが採用されており、特に低ビットレートでの画質改善効果を高めている(非特許文献1及び非特許文献2参照)。
一方、DVD(Digital Versatile Disc)プレーヤ、TV装置のようなオーディオ・ビデオ(AV)機器と同様のAV機能を備えたパーソナルコンピュータが開発されている。このようなパーソナルコンピュータにおいては、圧縮符号化された動画像ストリームをソフトウェアによってデコードするソフトウェアデコーダが用いられている。ソフトウェアデコーダの使用により、専用のハードウェアを設けることなく、圧縮符号化された動画像ストリームをプロセッサ(CPU)によってデコードすることが可能になる。
ITU-T Recommendation H.264 (2003), "Advanced Video Coding for generic audiovisual services" | ISO/IEC 14496-10: 2003, "Information technology, Coding of audio-visual objects - Part 10: Advanced video coding" H.264/AVC教科書(株式会社インプレスコミュニケーションズ)
ところが、上記パーソナルコンピュータ等の情報処理装置において、上記H.264に基づく標準化仕様等の動画像復号処理をソフトウェアによって実現する場合には、復号処理全体に占めるデブロッキングフィルタの処理量の割合が高いため、全体の負荷が高い場合にはリアルタイムでの復号処理が間に合わなくなり、コマ落ちやオブジェクトの動きが極端に遅くなるなどの不具合が発生する可能性がある。特に、ノートブック型パーソナルコンピュータのようにバッテリ駆動による情報処理装置にあっては、バッテリ駆動モードで負荷が大きくなると消費電力が多くなり、駆動時間が極端に短くなってしまう。
本発明は上記の問題を解決するためになされたもので、デブロッキングフィルタ処理の効果を維持しながら、負荷を軽減して消費電力を低減し、リアルタイムでの復号処理を良好に行うことのできる情報処理装置及びその動画像復号方法を提供することを目的とする。
上記問題を解決するために、本発明に係る情報処理装置及びその動画像復号方法は、圧縮符号化された動画像ストリームをソフトウェアにより復号する場合に、前記動画像ストリーム及びその既復号画像から、復号対象の符号化モードに基づいて画面内予測画像及び画面間予測画像のいずれか一方を選択的に生成し、前記動画像ストリームから、復号対象の量子化パラメータに基づいて差復号画像を生成し、前記選択的に生成される画面内予測画像及び画面間予測画像と前記残差復号画像とを加算して復号画像を生成し、前記復号画像に対してブロック歪みを低減するためのデブロッキングフィルタ処理を施し、前記動画像ストリームから復号対象の量子化パラメータに関する情報、符号化モードに関する情報の少なくともいずれか一方を抽出し、その抽出情報に基づいて、前記フィルタ処理を省略するか否かを判定して、この判定の結果に基づいて前記フィルタ処理を選択的に省略するものとし、前記判定及び省略処理を有効にするか無効にするかを選択的に切り替えられるようにし、前記判定は、前記復号対象の量子化パラメータの代表値を特定して判定の基準となる閾値と比較し、その比較結果に基づいて前記省略の判定を行うこととし、前記判定の基準となる閾値には、復号された過去のピクチャあるいはスライスにおける前記量子化パラメータの代表値の平均値、またはその平均値にオフセット値を加算した値を用いることを特徴とする。
このように、本発明では、復号対象の量子化パラメータに関する情報、符号化モードに関する情報の少なくともいずれか一方から画質改善のためのデブロッキングフィルタ処理が必要か不要かを予測可能であることを利用し、量子化パラメータまたは符号化モードに関する情報からデブロッキングフィルタ処理による負荷が大きく、復号処理速度に影響が出ると予測される場合には、そのフィルタ処理を省略することで復号処理を優先させ、量子化パラメータまたは符号化モードに関する情報からデブロッキングフィルタ処理による負荷が小さく、復号処理速度に影響が出ないと予測される場合には、そのフィルタ処理を実行させるようにし、さらにフィルタ処理に対する判定及び省略を有効にするか無効にするかを選択的に切り替えられるようにして、ユーザの選択操作あるいは条件別の自動切替を可能としている。
以上のように、本発明によれば、低ビットレートでの画質改善を図りつつ、デブロッキングフィルタ処理の効率を高め、負荷を軽減して消費電力を低減し、リアルタイムでの復号処理を良好に行うことのできる情報処理装置及びその動画像復号方法を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
まず、図1及び図2を参照して、本発明の一実施形態に係る情報処理装置の構成について説明する。この情報処理装置は、例えば、ノートブック型パーソナルコンピュータ10として実現されている。
図1はノートブック型パーソナルコンピュータ10のディスプレイユニットを開いた状態における正面図である。本コンピュータ10は、コンピュータ本体11と、ディスプレイユニット12とから構成されている。ディスプレイユニット12にはLCD(Liquid Crystal Display)17から構成される表示装置が組み込まれており、そのLCD17の表示画面はディスプレイユニット12のほぼ中央に位置されている。
ディスプレイユニット12は、コンピュータ本体11に対して開放位置と閉塞位置との間を回動自在に取り付けられている。コンピュータ本体11は薄い箱形の筐体を有しており、その上面にはキーボード13、本コンピュータ1を電源オン/オフするためのパワーボタン14、入力操作パネル15、およびタッチパッド16などが配置されている。
入力操作パネル15は、押されたボタンに対応するイベントを入力する入力装置であり、複数の機能をそれぞれ起動するための複数のボタンを備えている。これらボタン群には、TV起動ボタン15A、DVD(Digital Versatile Disc)起動ボタン15Bも含まれている。TV起動ボタン15Aは、デジタルTV放送番組のような放送番組データの再生及び記録を行うためのTV機能を起動するためのボタンである。TV起動ボタン15Aがユーザによって押下された時、TV機能を実行するためのアプリケーションプログラムが自動的に起動される。DVD起動ボタン15Bは、DVDに記録されたビデオコンテンツを再生するためのボタンである。DVD起動ボタン15Bがユーザによって押下された時、ビデオコンテンツを再生するためのアプリケーションプログラムが自動的に起動される。
次に、図2を参照して、本コンピュータ10のシステム構成について説明する。
本コンピュータ10は、図2に示されているように、CPU111、ノースブリッジ112、主メモリ113、グラフィクスコントローラ114、サウスブリッジ119、BIOS−ROM120、ハードディスクドライブ(HDD)121、光ディスクドライブ(ODD)122、デジタルTV放送チューナ123、エンベデッドコントローラ/キーボードコントローラIC(EC/KBC)124、およびネットワークコントローラ125等を備えている。
CPU111は本コンピュータ10の動作を制御するために設けられたプロセッサであり、ハードディスクドライブ(HDD)121から主メモリ113にロードされる、オペレーティングシステム(OS)、およびビデオ再生アプリケーションプログラム201のような各種アプリケーションプログラムを実行する。
ビデオ再生アプリケーションプログラム201は、圧縮符号化された動画像データをデコードおよび再生するためのソフトウェアである。このビデオ再生アプリケーションプログラム201は、H.264/AVC規格に対応するソフトウェアデコーダである。ビデオ再生アプリケーションプログラム201は、H.264/AVC規格で定義された符号化方式で圧縮符号化されている動画像ストリーム(例えば、デジタルTV放送チューナ123によって受信されたデジタルTV放送番組、光ディスクドライブ(ODD)122から読み出されるHD(High Definition)規格のビデオコンテンツ、など)をデコードするための機能を有している。
このビデオ再生アプリケーションプログラム201は、図3に示すように、負荷検出モジュール211、デコード制御モジュール212、およびデコード実行モジュール213を備えている。
デコード実行モジュール213は、H.264/AVC規格で定義されたデコード処理を実行するデコーダである。負荷検出モジュール211は、コンピュータ10の負荷を検出するモジュールである。この負荷検出モジュール211は、例えば、オペレーティングシステム(OS)200にコンピュータ10の現在の負荷を問い合わせることによって、コンピュータ10の現在の負荷量を検出する。コンピュータ10の負荷量は、例えば、CPU111の使用率に基づいて決定される。
また、コンピュータ10の負荷量は、CPU111の使用率とメモリ113の使用率との組み合わせによって決定することもできる。通常、ソフトウェアデコーダをスムーズに実行するためには、ある一定サイズ以上のメモリが必要である。システムのメモリ使用率が高くなると、OSのページングにより、ソフトウェアデコーダのデコードパフォーマンスは低下する。よって、CPU111の使用率とメモリ113の使用率との組み合わせによってコンピュータ10の負荷量を検出することにより、コンピュータ10の現在の負荷量がソフトウェアデコーダの実行に支障を来す負荷量(高負荷状態)であるかどうかをより精度よく判別することができる。
デコード制御モジュール212は、負荷検出モジュール211によって検出されたコンピュータ10の負荷に応じて、デコード実行モジュール213によって実行されるデコード処理の内容を制御する。
具体的には、デコード制御モジュール212は、コンピュータ10の負荷量が予め決められた基準値以下である場合には、H.264/AVC規格で定義されたデコード処理がCPU111によって実行されるように、デコード実行モジュール213によって実行すべきデコード処理の内容を制御する。一方、コンピュータ10の負荷量が基準値よりも大きい場合には(高負荷状態)、デコード制御モジュール212は、H.264/AVC規格で定義されたデコード処理の一部が省略または簡略された処理に置換されるように、デコード実行モジュール213によって実行すべきデコード処理の内容を制御する。
ビデオ再生アプリケーションプログラム201によってデコードされた動画像データは、表示ドライバ202を介してグラフィクスコントローラ114のビデオメモリ114Aに順次書き込まれる。これにより、デコードされた動画像データはLCD17に表示される。表示ドライバ202はグラフィクスコントローラ114を制御するためのソフトウェアである。
また、CPU111は、BIOS−ROM120に格納されたシステムBIOS(Basic Input Output System)も実行する。システムBIOSはハードウェア制御のためのプログラムである。
ノースブリッジ112はCPU111のローカルバスとサウスブリッジ119との間を接続するブリッジデバイスである。ノースブリッジ112には、主メモリ113をアクセス制御するメモリコントローラも内蔵されている。また、ノースブリッジ112は、AGP(Accelerated Graphics Port)バスなどを介してグラフィクスコントローラ114との通信を実行する機能も有している。
グラフィクスコントローラ114は本コンピュータ10のディスプレイモニタとして使用されるLCD17を制御する表示コントローラである。このグラフィクスコントローラ114はビデオメモリ(VRAM)114Aに書き込まれた画像データからLCD17に送出すべき表示信号を生成する。
サウスブリッジ119は、LPC(Low Pin Count)バス上の各デバイス、およびPCI(Peripheral Component Interconnect)バス上の各デバイスを制御する。また、サウスブリッジ119は、HDD121、ODD122を制御するためのIDE(Integrated Drive Electronics)コントローラを内蔵している。さらに、サウスブリッジ119は、デジタルTV放送チューナ123を制御する機能、およびBIOS−ROM120をアクセス制御するための機能も有している。
HDD121は、各種ソフトウェア及びデータを格納する記憶装置である。光ディスクドライブ(ODD)123は、ビデオコンテンツが格納されたDVDなどの記憶メディアを駆動するためのドライブユニットである。デジタルTV放送チューナ123は、デジタルTV放送番組のような放送番組データを外部から受信するための受信装置である。
エンベデッドコントローラ/キーボードコントローラIC(EC/KBC)124は、電力管理のためのエンベデッドコントローラと、キーボード(KB)13およびタッチパッド16を制御するためのキーボードコントローラとが集積された1チップマイクロコンピュータである。このエンベデッドコントローラ/キーボードコントローラIC(EC/KBC)124は、ユーザによるパワーボタン14の操作に応じて本コンピュータ10をパワーオン/パワーオフする機能を有している。さらに、エンベデッドコントローラ/キーボードコントローラIC(EC/KBC)124は、ユーザによるTV起動ボタン15A、DVD起動ボタン15Bの操作に応じて、本コンピュータ10をパワーオンすることもできる。ネットワークコントローラ125は、例えばインターネットなどの外部ネットワークとの通信を実行する通信装置である。
次に、図4を参照して、ビデオ再生アプリケーションプログラム201によって実現されるソフトウェアデコーダの機能構成を説明する。
図4は本発明に係る動画像復号装置の一実施形態として、本発明をH.264に基づく標準化仕様のソフトウェアデコーダに適用した場合の構成を示すブロック図である。図4において、入力ストリームはH.264規格に沿って圧縮符号化された動画像ストリームであり、可変長変換部(エントロピー復号部とも称される)301に送られる。この可変長変換部301は、入力ストリームを可変長復号し、シンタックスを生成する。逆量子化部302、逆変換部303は、生成されたシンタックスに基づいて、動画像符号化ストリーム復号結果から残差画像を生成する。
一方、符号化モード制御部304は可変長変換部301の入力ストリームから符号化モードを判別し、その判別結果に基づいて画面内予測部305、画面間予測部306を選択的に駆動制御する。画面内予測部305、画面間予測部306は、それぞれ符号化モード制御部304で指定される符号化モードに従って画面内、画面間の予測画像を生成する。生成された予測画像は選択的に残差加算部307に送られる。この残差加算部307は画面内予測部305または画面間予測部306からの予測画像と逆変換部303からの残差画像とを加算し、復号画像を生成する。生成された復号画像は画面内予測部305において参照される。
また、デブロッキングフィルタ省略判定部310は、可変長変換部301から量子化ステップ等の量子化パラメータに関する情報、符号化モードに関する情報を抽出し、残差加算部307において生成された復号画像にデブロッキングフィルタ処理を行うかどうかを判定する。判定方法については後述する。ここで、デブロッキングフィルタ処理を行う場合は、デブロッキングフィルタ部308に復号画像が入力され、フィルタ処理を行って再構成画像を生成し、ピクチャメモリ309に記憶される。デブロッキングフィルタ処理を行わない場合は、復号画像が再構成画像として直接ピクチャメモリ309に記憶される。ピクチャメモリ309に記憶された再構成画像は出力画像として出力される他、画面間予測部306において参照される。
本発明の特徴は、処理負荷の高いデブロッキングフィルタを省略して処理量を削減する場合に、画質劣化を考慮して、画質劣化が少ないと予測される部分だけを省略して画質劣化を極力抑えつつ処理量の削減を図った点にある。具体的には、画質劣化を抑えるために、(1)フィルタ効果が弱い部分だけ省略すること(フィルタ効果が強い部分は省略しない)、(2)後続に誤差が伝わる部分は省略しないこと(独立な部分のみ省略する)を原則とする。
デブロッキングフィルタの省略判定には、可変長変換部301にて入力ストリームから得られる量子化パラメータに関する情報、符号化モードに関する情報を利用する。デブロッキングフィルタには、量子化パラメータが大きいほどフィルタがかかりやすい、符号化モードに関する情報(Bs値)が大きいほど強くフィルタがかかりやすいという特徴があり、本発明はこれらの特徴を利用して、フィルタ処理の省略を効果的に行う。
ここで、量子化パラメータとは、マクロブロックの直交変換係数(DCT係数)を量子化する度合いで、この値が大きすぎるとブロックノイズと呼ばれるノイズが発生する。ブロックノイズの発生しやすさに合わせて、すなわち量子化パラメータが大きいほどフィルタ効果が強くなる。H.264規格の量子化パラメータには、スライスの量子化パラメータとマクロブロックの量子化パラメータが取り決められている。
(量子化パラメータに関する情報による省略判定)
量子化パラメータに関する情報により省略判定を行う場合には、量子化パラメータの代表値と予め決められた閾値とを比較し、
量子化パラメータの代表値<閾値
となる場合にデブロッキングフィルタを省略するものとする。
上記量子化パラメータの代表値としては、以下の5パターンが考えられる。
パターン1:フィルタ処理の省略範囲をピクチャ単位とし、代表値を参照ピクチャに属するスライスの量子化パラメータの平均値とする。
パターン2:フィルタ処理の省略範囲をピクチャ単位とし、代表値を参照ピクチャに属するマクロブロックの量子化パラメータの平均値とする。
パターン3:フィルタ処理の省略範囲をスライス単位とし、代表値を参照スライスの量子化パラメータとする。
パターン4:フィルタ処理の省略範囲をスライス単位とし、代表値を参照スライスに属するマクロブロックの量子化パラメータの平均値とする。
パターン5:フィルタ処理の省略範囲をマクロブロック単位とし、代表値を参照マクロブロックの量子化パラメータとする。
上記閾値としては、以下の3種が考えられる。
(1)定数(固定値または負荷状態の程度に基づいて設定)
(2)過去(復号済み)のピクチャまたはスライスにおける代表値の平均値
(3)過去(復号済み)のピクチャまたはスライスにおける代表値の平均値にオフセット値(定数)を加算した値
(符号化モードに関する情報による省略判定)
次に、符号化モードに関する情報により省略判定を行う場合の第1乃至第4の方法を説明する。
符号化モードによる第1の方法は、復号対象がIピクチャ中のスライス(以下、Iスライス)の場合にデブロッキングフィルタ処理を省略しないものとする。イントラ予測マクロブロックではフィルタ効果が強く、省略による画質劣化が大きくなるためである。この方法では、以下の2パターンが考えられる。
パターン1:フィルタ処理の省略範囲をスライス単位とし、参照スライスがIスライスの場合には省略しない。
パターン2:フィルタ処理の省略範囲をピクチャ単位とし、参照ピクチャに属するIスライスの数または割合が閾値より多い場合には省略しない。閾値には、定数(固定値または負荷状態の程度に基づいて設定)、または過去のピクチャにおけるIスライス数(または割合)の平均値(または平均値にオフセット値(定数)を加算した値)を利用する。
符号化モードによる第2の方法は、復号対象がイントラ予測マクロブロックの場合にデブロッキングフィルタ処理を省略しないものとする。前述のように、イントラ予測マクロブロックではフィルタ効果が強く、省略による画質劣化が大きくなるためである。この方法では、以下の3パターンが考えられる。
パターン1:フィルタ処理の省略範囲をマクロブロック単位とし、参照マクロブロックがイントラ予測マクロブロックの場合には省略しない。
パターン2:フィルタ処理の省略範囲をスライス単位とし、参照スライスに属するイントラ予測マクロブロック数が閾値より多い場合には省略しない。閾値には、定数(固定値または負荷状態の程度に基づいて設定)、または過去(復号済み)のスライスに属するイントラ予測マクロブロック数(または割合)の平均値(または平均値にオフセット値(定数)を加算した値)を利用する。
パターン3:フィルタ処理の省略範囲をピクチャ単位とし、参照ピクチャに属するイントラ予測マクロブロック数が閾値より多い場合には省略しない。閾値には、定数(固定値または負荷状態の程度に基づいて設定)、または過去(復号済み)のピクチャに属するイントラ予測マクロブロック数(または割合)の平均値(または平均値にオフセット値(定数)を加算した値)を利用する。
符号化モードによる第3の方法は、復号対象がBピクチャ中のスライス(以下、Bスライス)の場合にデブロッキングフィルタ処理を省略する。Bスライスでは後続の参照を受けないため画質劣化が後続に波及しないこと、かつ処理量が多いため省略の効果が大きいことがその理由である。この方法では、以下の2パターンが考えられる。
パターン1:フィルタ処理の省略範囲をスライス単位とし、参照スライスがBスライスの場合には省略する。
パターン2:フィルタ処理の省略範囲をピクチャ単位とし、参照ピクチャに属するBスライス数が閾値より多い場合には省略する。閾値には、定数(固定値または負荷状態の程度に基づいて設定)、または過去(復号済み)のピクチャに属するBスライス数(または割合)の平均値(または平均値にオフセット値(定数)を加算した値)を利用する。
符号化モードによる第4の方法は、Bピクチャの双予測マクロブロック(以下、双予測(B)マクロブロック)の場合には、後続の参照を受けず、かつ処理量が多いため、フィルタ処理を省略する。この方法では、以下の3パターンが考えられる。
パターン1:フィルタ処理の省略範囲をマクロブロック単位とし、参照マクロブロックが双予測(B)マクロブロックの場合には省略する。
パターン2:フィルタ処理の省略範囲をスライス単位とし、参照スライスに属する双予測(B)マクロブロック数が閾値より多い場合には省略する。閾値には、定数(固定値または負荷状態の程度に基づいて設定)、または過去(復号済み)のスライスに属する双予測(B)マクロブロック数(または割合)の平均値(または平均値にオフセット値(定数)を加算した値)を利用する。
パターン3:フィルタ処理の省略範囲をピクチャ単位とし、参照ピクチャに属する双予測(B)マクロブロック数が閾値より多い場合には省略する。閾値には、定数(固定値または負荷状態の程度に基づいて設定)、または過去(復号済み)のピクチャに属する双予測(B)マクロブロック数(または割合)の平均値(または平均値にオフセット値(定数)を加算した値)を利用する。
上記デブロッキングフィルタ処理の省略判定処理によれば、大幅な画質の劣化を防ぎつつ処理量を削減することができる。さらに、従来の構成に対する変更点が非常に少ないため、本発明の構成を容易に組み込みことが可能である。
ここで、上記の動画像復号方法では、従来の方法に比べて、デブロッキングフィルタ省略判定部310で行われる判定処理の処理量分だけ増加してしまう。しかしながら、これは省略可能なデブロッキングフィルタ処理全体に対して非常に小さいと考えられるため、全体として処理量を大幅に削減することができると考えられる。
図5は、図4に示したソフトウェアデコーダを動画像復号部401として含む情報処理装置の構成例を示している。この情報処理装置は、処理負荷検出部402を備える。この処理負荷検出部402は、動画像復号部401から動画像復号処理の処理負荷情報を取得する他、音声・オーディオ信号の復号処理、レンダリング処理等、システムの他の処理負荷情報を取得し、入力された負荷情報より全体の負荷を算出し、その負荷情報を動画像復号部201に通知する。また、バッテリ駆動時には、例えばバッテリの残量通知を受け、許容残量を下回った場合には、処理負荷の状況にかかわらず、動画像復号部401にデブロッキングフィルタ処理の省略制御を実行させる。また、AC電源駆動時には、自動的にデブロッキングフィルタ処理の省略をオフにして、画質向上に努めることが望ましい。
上記負荷情報は、動画像復号部401の中で、図4におけるデブロッキングフィルタ省略判定部310に入力される。この判定部310の基本的な処理例を図6及び図7に示す。尚、図7において、図6と同一ステップには同一符号を付して示す。
図6に示す処理例では、まず復号処理時に省略判定の開始が指示されると、フィルタ処理の省略範囲をピクチャ、スライス、マクロブロックのいずれかの単位のループに設定し(ステップS11)、高負荷状態にあるかを判定する(ステップS12)。ここで、高負荷状態にあると判定された場合には、復号対象の符号化モード、量子化パラメータに関する情報から前述の方法による省略条件に適合するかを判定し(ステップS13)、適合する場合には復号対象のデブロッキングフィルタ処理が省略されるように処理を行う(ステップS14)。ステップS13で省略条件に適合しないと判定された場合には、ステップS14の処理をパスして次の復号対象の処理に移行する。また、ステップS12で高負荷状態にないと判定された場合には、デブロッキングフィルタ処理がリアルタイムで実行可能であるため、省略判定処理を終了し、デブロッキングフィルタ処理を実行させる。
これに対し、図7に示す処理例では、高負荷状態の判定ステップS12で高負荷状態と判定されたとき、負荷の程度から条件判定用の閾値を設定し(ステップS21)、この閾値を用いて前述のステップS13と同様に省略条件の適合判定を行う(ステップS22)。
すなわち、上記2つの処理例の手順では、いずれも復号対象毎に負荷状態に応じてフィルタ処理を適切に制御することで、システム全体の負荷が低い場合や処理能力の高いシステムの場合にデブロッキングフィルタ処理の省略が行われず、十分にリアルタイムでの復号処理が可能である場合にデブロッキングフィルタ処理が実行されるようにしている。このため、不必要な画質劣化を防ぎつつ、効果的にフィルタ処理を省略することができる。
以下、上記デブロッキングフィルタ省略判定部310の省略判定方法の一部について、省略条件別に実施例をあげて説明する。
(第1の実施例)
図8は、第1の実施例として、前述の量子化パラメータに関する情報による省略判定におけるパターン3の場合の処理を示すフローチャートである。この実施例では、まずフィルタ処理の省略範囲をスライス単位のループに設定する(ステップS31)。次に、高負荷状態か判定し(ステップS32)、高負荷状態ならば、代表値に復号対象のスライスの量子化パラメータを設定し(ステップS33)、閾値に(復号済みのスライスの量子化パラメータの平均値)+定数(オフセット値)を設定して(ステップS34)、代表値が閾値より小さいかを判定する(ステップS35)。代表値が閾値より小さい場合には、復号対象のスライスのデブロッキングフィルタ処理が省略されるように処理し(ステップS36)、復号対象のスライスの量子化パラメータを記憶して次のスライス単位の省略判定に移行する(ステップS37)。上記ステップS35において、代表値が閾値より小さくないと判定された場合には、ステップS36をパスするものとする。また、上記ステップS32において、高負荷状態でないと判定された場合には、復号対象のスライスに対してデブロッキングフィルタ処理を実行するように処理する。
(第2の実施例)
図9は、第2の実施例として、前述の量子化パラメータに関する情報による省略判定におけるパターン2の場合の処理を示すフローチャートである。この実施例では、まずフィルタ処理の省略範囲をピクチャ単位のループに設定する(ステップS41)。次に、高負荷状態か判定し(ステップS42)、高負荷状態ならば、代表値に(復号対象のピクチャに属するマクロブロックの量子化パラメータの平均値)を設定し(ステップS43)、閾値に定数を設定して(ステップS44)、代表値が閾値より小さいかを判定する(ステップS45)。代表値が閾値より小さい場合には、復号対象のピクチャのデブロッキングフィルタ処理が省略されるように処理する(ステップS46)。上記ステップS45において、代表値が閾値より小さくないと判定された場合には、ステップS46をパスするものとする。また、上記ステップS42において、高負荷状態でないと判定された場合には、復号対象のピクチャに対してデブロッキングフィルタ処理を実行するように処理する。
(第3の実施例)
図10は、第3の実施例として、前述の符号化モードに関する情報による省略判定における第3の方法のパターン1による場合の処理を示すフローチャートである。この実施例では、まずフィルタ処理の省略範囲をスライス単位のループに設定する(ステップS51)。次に、高負荷状態か判定し(ステップS52)、高負荷状態ならば、復号対象がBスライスか判定し(ステップS53)、Bスライスならば復号対象のスライスのデブロッキングフィルタ処理が省略されるように処理を行い(ステップS54)、次のスライス単位の省略判定に移行する。ステップS53でBスライスでないと判定された場合には、ステップS54の処理をパスするものとする。また、上記ステップS52において、高負荷状態でないと判定された場合には、復号対象のスライスに対してデブロッキングフィルタ処理を実行するように処理する。
(第4の実施例)
図11は、第4の実施例として、前述の符号化モードに関する情報による省略判定における第3の方法のパターン2による場合の処理を示すフローチャートである。この実施例では、まずフィルタ処理の省略範囲をピクチャ単位のループに設定する(ステップS61)。次に、高負荷状態か判定し(ステップS62)、高負荷状態ならば、閾値として、定数(固定値または負荷状態の程度に基づいて設定)、または過去(復号済み)のピクチャにおけるBスライスの割合の平均値に定数を加算した値を設定し(ステップS63)、復号対象のピクチャ中のBスライスの割合が閾値より大きいか判定し(ステップS64)、Bスライスの割合が閾値より大きい場合には、復号対象のピクチャのデブロッキングフィルタ処理が省略されるように処理を行い(ステップS65)、次のピクチャ単位の省略判定に移行する。ステップS64でBスライスの割合が閾値より大きくないと判定された場合には、ステップS65の処理をパスするものとする。また、上記ステップS62において、高負荷状態でないと判定された場合には、復号対象のピクチャに対してデブロッキングフィルタ処理を実行するように処理する。
(第5の実施例)
図12は、第5の実施例として、前述の符号化モードに関する情報による省略判定における第4の方法のパターン1による場合の処理を示すフローチャートである。この実施例では、まずフィルタ処理の省略範囲をマクロブロック単位のループに設定する(ステップS71)。次に、高負荷状態か判定し(ステップS72)、高負荷状態ならば、復号対象が双予測(B)マクロブロックか判定し(ステップS73)、双予測(B)マクロブロックならば復号対象のマクロブロックのデブロッキングフィルタ処理が省略されるように処理を行い(ステップS74)、次のマクロブロック単位の省略判定に移行する。ステップS73で双予測(B)マクロブロックでないと判定された場合には、ステップS74の処理をパスするものとする。また、上記ステップS72において、高負荷状態でないと判定された場合には、復号対象のマクロブロックに対してデブロッキングフィルタ処理を実行するように処理する。
(第6の実施例)
図13は、第6の実施例として、前述の符号化モードに関する情報による省略判定における第4の方法のパターン2(または3)による場合の処理を示すフローチャートである。この実施例では、まずフィルタ処理の省略範囲をピクチャ(またはスライス)単位のループに設定する(ステップS81)。次に、高負荷状態か判定し(ステップS82)、高負荷状態ならば、閾値として、定数(固定値または負荷状態の程度に基づいて設定)、または過去(復号済み)のピクチャ(またはスライス)におけるBスライスの割合の平均値に定数を加算した値を設定し(ステップS83)、復号対象のピクチャ(またはスライス)中のBスライスの割合が閾値より大きいか判定し(ステップS84)、Bスライスの割合が閾値より大きい場合には、復号対象のピクチャ(またはスライス)のデブロッキングフィルタ処理が省略されるように処理を行い(ステップS85)、次のピクチャ(またはスライス)単位の省略判定に移行する。ステップS84でBスライスの割合が閾値より大きくないと判定された場合には、ステップS85の処理をパスするものとする。また、上記ステップS82において、高負荷状態でないと判定された場合には、復号対象のピクチャ(またはスライス)に対してデブロッキングフィルタ処理を実行するように処理する。
(第7の実施例)
図14は、第7の実施例として、前述の符号化モードに関する情報による省略判定における第1の方法のパターン1による場合の処理を示すフローチャートである。この実施例では、まずフィルタ処理の省略範囲をスライス単位のループに設定する(ステップS91)。次に、高負荷状態か判定し(ステップS92)、高負荷状態ならば、復号対象がIスライスではないか判定し(ステップS93)、Iスライスでないと判定された場合には、復号対象のスライスのデブロッキングフィルタ処理が省略されるように処理を行い(ステップS94)、次のスライス単位の省略判定に移行する。ステップS93でIスライスであると判定された場合には、ステップS94の処理をパスするものとする。また、上記ステップS92において、高負荷状態でないと判定された場合には、復号対象のスライスに対してデブロッキングフィルタ処理を実行するように処理する。
(第8の実施例)
図15は、第8の実施例として、前述の符号化モードに関する情報による省略判定における第1の方法のパターン2による場合の処理を示すフローチャートである。この実施例では、まずフィルタ処理の省略範囲をピクチャ単位のループに設定する(ステップS101)。次に、高負荷状態か判定し(ステップS102)、高負荷状態ならば、閾値として、定数(固定値または負荷状態の程度に基づいて設定)、または過去(復号済み)のピクチャにおけるIスライスの割合の平均値に定数を加算した値を設定し(ステップS103)、復号対象のピクチャ中のIスライスの割合が閾値より小さいか判定し(ステップS104)、Iスライスの割合が閾値より小さい場合には、復号対象のピクチャのデブロッキングフィルタ処理が省略されるように処理を行い(ステップS105)、次のピクチャ単位の省略判定に移行する。ステップS104でIスライスの割合が閾値より小さくないと判定された場合には、ステップS105の処理をパスするものとする。また、上記ステップS102において、高負荷状態でないと判定された場合には、復号対象のピクチャに対してデブロッキングフィルタ処理を実行するように処理する。
(第9の実施例)
図16は、第9の実施例として、前述の符号化モードに関する情報による省略判定における第2の方法のパターン1による場合の処理を示すフローチャートである。この実施例では、まずフィルタ処理の省略範囲をマクロブロック単位のループに設定する(ステップS111)。次に、高負荷状態か判定し(ステップS112)、高負荷状態ならば、復号対象がイントラ予測マクロブロックか判定し(ステップS113)、イントラ予測マクロブロックでないと判定された場合には、復号対象のマクロブロックのデブロッキングフィルタ処理が省略されるように処理を行い(ステップS114)、次のマクロブロック単位の省略判定に移行する。ステップS113でイントラ予測マクロブロックであると判定された場合には、ステップS114の処理をパスするものとする。また、上記ステップS112において、高負荷状態でないと判定された場合には、復号対象のマクロブロックに対してデブロッキングフィルタ処理を実行するように処理する。
(第10の実施例)
図17は、第10の実施例として、前述の符号化モードに関する情報による省略判定における第2の方法のパターン3(または2)による場合の処理を示すフローチャートである。この実施例では、まずフィルタ処理の省略範囲をピクチャ(またはスライス)単位のループに設定する(ステップS121)。次に、高負荷状態か判定し(ステップS122)、高負荷状態ならば、閾値として、定数(固定値または負荷状態の程度に基づいて設定)、または過去(復号済み)のピクチャ(またはスライス)におけるイントラ予測マクロブロックの割合の平均値に定数を加算した値を設定し(ステップS123)、復号対象のピクチャ(またはスライス)中のイントラ予測マクロブロックの割合が閾値より小さいか判定し(ステップS124)、イントラ予測マクロブロックの割合が閾値より小さい場合には、復号対象のピクチャ(またはスライス)のデブロッキングフィルタ処理が省略されるように処理を行い(ステップS125)、次のピクチャ(またはスライス)単位の省略判定に移行する。ステップS124でイントラ予測マクロブロックの割合が閾値より小さくないと判定された場合には、ステップS125の処理をパスするものとする。また、上記ステップS122において、高負荷状態でないと判定された場合には、復号対象のピクチャ(またはスライス)に対してデブロッキングフィルタ処理を実行するように処理する。
以上、第1乃至第10の実施例を説明したが、前述した他のパターンについても同様に実施可能である。また、量子化パラメータ及び符号化モードそれぞれに関する情報による省略判定の個々のパターンを組み合わせることにより、より効率的な省略を実施可能である。
尚、本発明は、上記のような動画像復号装置として実現することができるだけでなく、このような動画像復号方法が含む特徴的なステップを手段として備える動画像復号方法として実現することもできる。また、それらのステップをコンピュータに実行させるプログラムとして実現したりすることもできる。そして、そのようなプログラムは、CD−ROM等の記録媒体やインターネット等の伝送媒体を介して配信することもできる。
このように、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本発明の一実施形態に係るコンピュータの概観を示す斜視図。 図1のコンピュータのシステム構成を示すブロック図。 図1のコンピュータで用いられるビデオ再生アプリケーションプログラムの機能構成を示すブロック図。 図3のビデオ再生アプリケーションプログラムによって実現されるソフトウェアデコーダとして、H.264に基づく標準化仕様の動画像復号処理に適用した場合の構成を示すブロック図。 図1に示した動画像復号装置を動画像復号部として含むコンテンツ情報処理システムの構成例を示すブロック図。 図4におけるデブロッキングフィルタ省略判定部の基本的な処理例を示すフローチャート。 図4におけるデブロッキングフィルタ省略判定部の他の基本的な処理例を示すフローチャート。 第1の実施例として、量子化パラメータに関する情報による省略判定におけるパターン3の場合の処理を示すフローチャート。 第2の実施例として、量子化パラメータに関する情報による省略判定におけるパターン2の場合の処理を示すフローチャート。 第3の実施例として、符号化モードに関する情報による省略判定における第3の方法のパターン1による場合の処理を示すフローチャート。 第4の実施例として、符号化モードに関する情報による省略判定における第3の方法のパターン2による場合の処理を示すフローチャート。 第5の実施例として、符号化モードに関する情報による省略判定における第4の方法のパターン1による場合の処理を示すフローチャート。 第6の実施例として、符号化モードに関する情報による省略判定における第4の方法のパターン2(または3)による場合の処理を示すフローチャート。 第7の実施例として、符号化モードに関する情報による省略判定における第1の方法のパターン1による場合の処理を示すフローチャート。 第8の実施例として、符号化モードに関する情報による省略判定における第1の方法のパターン2による場合の処理を示すフローチャート。 第9の実施例として、符号化モードに関する情報による省略判定における第2の方法のパターン1による場合の処理を示すフローチャート。 第10の実施例として、符号化モードに関する情報による省略判定における第2の方法のパターン3(または2)による場合の処理を示すフローチャート。
符号の説明
301…可変長変換部(エントロピー復号部)、302…逆量子化部、303…逆変換部、304…符号化モード制御部、305…画面内予測部、306…画面間予測部、307…残差加算部、308…デブロッキングフィルタ部、309…ピクチャメモリ、310…デブロッキングフィルタ省略判定部。

Claims (10)

  1. 圧縮符号化された動画像ストリームをソフトウェアにより復号する情報処理装置において、
    前記動画像ストリーム及びその既復号画像から、復号対象の符号化モードに基づいて画面内予測画像及び画面間予測画像のいずれか一方を選択的に生成する予測復号手段と、
    前記動画像ストリームから、復号対象の量子化パラメータに基づいて残差復号画像を生成する残差復号手段と、
    前記予測復号手段で選択的に生成される画面内予測画像及び画面間予測画像と前記残差復号手段によって生成される残差復号画像とを加算して復号画像を生成する残差加算手段と、
    前記残差加算手段で生成された復号画像に対してブロック歪みを低減するためのデブロッキングフィルタ処理を施すフィルタ処理手段と、
    前記動画像ストリームから復号対象の量子化パラメータに関する情報、符号化モードに関する情報の少なくともいずれか一方を抽出し、その抽出情報に基づいて、前記フィルタ処理を省略するか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段の判定結果に基づいて前記フィルタ処理を選択的に省略する省略手段と、
    前記判定手段及び省略手段を有効にするか無効にするかを選択的に切り替える切替手段と
    を具備し、
    前記判定手段は、前記復号対象の量子化パラメータの代表値を特定して判定の基準となる閾値と比較し、その比較結果に基づいて前記省略の判定を行うこととし、
    前記判定の基準となる閾値には、復号された過去のピクチャあるいはスライスにおける前記量子化パラメータの代表値の平均値、またはその平均値にオフセット値を加算した値を用いることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記切替手段は、商用電源駆動時には無効状態とし、バッテリ駆動時にバッテリ残量情報に基づいて自動的に有効状態に切り替えることを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記判定手段は、前記復号画像のスライス単位、またはマクロブロック単位、または任意個数のマクロブロック単位、またはピクチャ単位で判定を行うことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  4. 前記復号対象の量子化パラメータの代表値には、スライスの量子化パラメータ、またはスライスに属するマクロブロックの量子化パラメータの平均値、またはマクロブロックの量子化パラメータ、任意個数のマクロブロックの量子化パラメータの平均値、またはピクチャに属するスライスの量子化パラメータの平均値、またはピクチャに属するマクロブロックの量子化パラメータの平均値を用いることを特徴とする請求項記載の情報処理装置。
  5. 前記判定手段は、前記復号対象の符号化モードに関する情報が少なくとも画面内予測のみのピクチャであって、他のピクチャから参照されるピクチャ内のスライスの場合には、前記フィルタ処理を省略しないと判定することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  6. 前記判定手段は、前記復号対象の符号化モードに関する情報が少なくとも画面内予測マクロブロックの場合には、前記フィルタ処理を省略しないと判定することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  7. 前記判定手段は、前記復号対象の符号化モードに関する情報が少なくとも非参照ピクチャ内のスライスの場合には、前記フィルタ処理を省略すると判定することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  8. 前記判定手段は、前記復号対象の符号化モードに関する情報が少なくとも双予測マクロブロック(双方向の画面予測マクロブロック)の場合には、前記フィルタ処理を省略すると判定することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  9. 情報処理装置に用いられ、圧縮符号化された動画像ストリームをソフトウェアにより復号する動画像復号方法において、
    前記動画像ストリーム及びその既復号画像から、復号対象の符号化モードに基づいて画面内予測画像及び画面間予測画像のいずれか一方を選択的に生成し、
    前記動画像ストリームから、復号対象の量子化パラメータに基づいて残差復号画像を生成し、
    前記選択的に生成される画面内予測画像及び画面間予測画像と前記残差復号画像とを加算して復号画像を生成し、
    前記復号画像に対してブロック歪みを低減するためのデブロッキングフィルタ処理を施し、
    前記動画像ストリームから復号対象の量子化パラメータに関する情報、符号化モードに関する情報の少なくともいずれか一方を抽出し、その抽出情報に基づいて、前記フィルタ処理を省略するか否かを判定して、この判定の結果に基づいて前記フィルタ処理を選択的に省略するものとし、
    前記判定及び省略処理を有効にするか無効にするかを選択的に切り替えられるようにし、
    前記判定は、前記復号対象の量子化パラメータの代表値を特定して判定の基準となる閾値と比較し、その比較結果に基づいて前記省略の判定を行うこととし、
    前記判定の基準となる閾値には、復号された過去のピクチャあるいはスライスにおける前記量子化パラメータの代表値の平均値、またはその平均値にオフセット値を加算した値を用いることを特徴とする動画像復号方法。
  10. 前記判定及び省略処理について、商用電源駆動時には無効状態とし、バッテリ駆動時にバッテリ残量情報に基づいて自動的に有効状態に切り替えることを特徴とする請求項記載の動画像復号方法。
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