JP4394902B2 - 画像データ処理装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、入力された動画像データを所定の圧縮フォーマットによってサイズを縮小して記録するための画像データ処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
テレビジョン放送で放映される番組やアナログビデオ機器からのビデオ画像は、ビデオキャプチャと呼ばれるデータ処理装置を用いることによってデジタル動画像データに変換して記録することが可能となる。ビデオキャプチャは、デスクトップ型コンピュータの場合にはPCIバス(Peripheral Components Interconnect bus)スロットに装着可能なビデオキャプチャボードの形態で提供されており、ノート型パソコンの場合にはカードバススロットに装着可能なビデオキャプチャカードの形態で提供される。また、USB(Universal Serial Bus)、IEEE1394などのコンピュータ周辺機器に一般的に用いられる通信インターフェイスを備える外付け型のビデオキャプチャユニットを各種コンピュータに接続して用いることが可能である。
【0003】
このようなビデオキャプチャ装置によりデジタル化された動画像データは、通常、DV(Digital Video)、MPEG(Moving Picture Experts Group)などの圧縮フォーマットによる圧縮を行ってハードディスク(HDD)などの記憶装置に記録される。MPEGによるデータ圧縮を行う場合には、ハイビジョンテレビ並みの再生品質を得られるMPEG2が採用される場合が多く、前述したビデオキャプチャカードやビデオキャプチャユニットにハードウェアエンコーダを実装するものも存在する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前述したようなビデオキャプチャ装置において、DVやMPEG2などの圧縮フォーマットで変換された動画像データをパーソナルコンピュータに内蔵または外付けで接続されるハードディスクに格納する場合、記録するデータ量はハードディスクの容量に基づいて制限される。このため、高画質を要求されない動画像データについては、MPEG4などのより圧縮率の高い圧縮フォーマットによりデータを圧縮してハードディスク内に格納しておくことで、多くのデータを記録することが可能となる。この場合、ビデオキャプチャ装置に入力される動画像データを一旦MPEG2エンコーダにより圧縮変換してハードディスク内に格納し、ソフトウェアエンコーダによりこのハードディスク内に格納されているMPEG2データを読み出してMPEG4の圧縮フォーマットによるデータ変換を行うこととなる。変換されたMPEG4フォーマットによる動画像データをハードディスク内に保存した後、MPEG2フォーマットによる動画像データを削除することにより、ハードディスクの容量を有効に活用することができる。
【0005】
しかしながら、MPEG2フォーマットの動画像データをMPEG4フォーマットの動画像データに変換する作業に多くの時間を要し、また変換用ソフトウェアのためにCPUの負荷が多くかかるため、変換作業中における他のタスクの実行が制限されるという問題がある。
ビデオキャプチャ装置に異なる圧縮フォーマットによるハードウェアエンコーダを実装して、2種類以上の圧縮フォーマットで圧縮された動画像データを同時に生成しハードディスクに格納することも考えられるが、回路構成が複雑となって大きなコストがかかるという問題がある。
【0006】
本発明は、入力される動画像データを異なる圧縮フォーマットにより圧縮して保存することができ、簡単かつ安価な構成で高画質の圧縮フォーマットによる動画像データとデータサイズの小さい圧縮フォーマットによる動画像データを同時に生成することが可能な画像データ処理装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係る画像データ処理装置は、入力される動画像データを圧縮動画像データに変換して記憶部に格納する画像データ処理装置であって、入力される動画像データを取得するデータ入力部と、システムが実行するアプリケーションソフトウェアで構成され、前記データ入力部により取得した動画像データに対して第1の圧縮フォーマットによる圧縮符号化処理を実行して第1圧縮動画像データを生成し前記記憶部に格納する第1圧縮符号化部と、前記システムが実行するアプリケーションソフトウェアで構成され、前記記憶部に格納された第1圧縮動画像データに基づいて第2の圧縮フォーマットによる圧縮符号化処理を実行して第2圧縮動画像データを生成し前記記憶部に格納する第2圧縮符号化部と、前記第1圧縮符号化部による圧縮符号化処理の実行中に前記第2圧縮符号化部による圧縮符号化処理を実行させた場合にシステムの負荷が所定値以下になると予想される場合であって、かつ前記記憶部に格納された第1圧縮動画像データが第2圧縮符号化処理に必要なデータ量を有すると判断した場合に、第2圧縮符号化部による圧縮符号化処理を実行させる圧縮処理制御部とを備える。
【0008】
この場合、第1圧縮符号化部により第1の圧縮フォーマットによる第1圧縮動画像データを生成している間に、同時に第2圧縮符号化部により第2の圧縮フォーマットによる第2圧縮動画像データを生成することができ、複数の圧縮フォーマットによる圧縮動画像データを生成するための時間を短縮することができる。また、システムの負担が小さい時を選んで第2圧縮符号化部の圧縮符号化処理を実行するため、他のタスクに影響を与えることがなくなる。
【0009】
また、第1圧縮符号化部により第1の圧縮フォーマットによる第1圧縮動画像データを生成している間に、同時に第2圧縮符号化部により第2の圧縮フォーマットによる第2圧縮動画像データを生成することができ、複数の圧縮フォーマットによる圧縮動画像データを生成するための時間を短縮することができる。また、記憶部に格納された第1圧縮動画像データが第2圧縮符号化部による圧縮符号化処理に必要なデータ量となってから第2圧縮符号化部の処理を実行するように構成することで、第2圧縮符号化部による圧縮符号化処理が第1圧縮符号化部による圧縮符号化処理を追い越すような不都合を防止することができる。
【0010】
さらに、ハードウェアが簡素化されるため安価な構成とすることができる反面、システムの負荷が高くなるが、前述したように、システムの負荷が小さくなる時を選択して第2圧縮符号化処理を実行するように構成することで、他のタスクへの影響を軽減することができる。
【0012】
本発明の請求項2に係る画像データ処理装置は請求項1に記載の画像データ処理装置であって、第1圧縮符号化部はMPEG2フォーマットによる圧縮符号化処理を行い、第2圧縮符号化部はMPEG4フォーマットによる圧縮符号化処理を行うことを特徴とする。
この場合、第1圧縮符号化部で生成される第1圧縮動画像データをMPEG2フォーマットによる比較的高画質の動画像データとし、第2圧縮符号化部で生成される第2圧縮動画像データをMPEG4フォーマットにより圧縮率を高めてファイルサイズの小さい動画像データとすることができる。
【0013】
本発明の請求項3に係る画像データ処理方法は、入力される動画像データをデータ入力部により取得し、システムが実行するアプリケーションソフトウェアで構成される第1圧縮符号化部および第2圧縮符号化部により圧縮動画像データに変換して記憶部に格納する画像データ処理装置における画像データ処理方法であって、入力される動画像データを前記データ入力部に取得させる段階と、第1圧縮符号化部に第1の圧縮フォーマットによる圧縮符号化処理を実行させデータ入力部により取得した動画像データから第1圧縮動画像データを生成する段階と、第1圧縮符号化部で生成された第1圧縮動画像データを記憶部に格納する段階と、第1圧縮符号化部による圧縮符号化処理の実行中に第2圧縮符号化部による圧縮符号化処理を実行させた場合にシステムの負荷が所定値以下になると予想されるか否か、及び記憶部に格納された第1圧縮動画像データが第2圧縮符号化処理に必要なデータ量を有するか否かを判断する段階と、システムの負荷が所定値以下になると予想されると判断した場合であって、かつ記憶部に格納された第1圧縮動画像データが第2圧縮符号化処理に必要なデータ量を有すると判断した場合に、第2圧縮符号化部に第2の圧縮フォーマットによる圧縮符号化処理を実行させ、記憶部に格納されている前記第1圧縮動画像データから第2圧縮動画像データを生成する段階と、第2圧縮符号化部で生成された第2圧縮動画像データを前記記憶部に格納する段階とを含む。
この場合、第1の圧縮フォーマットによる圧縮符号化処理を実行中に、同時に第2の圧縮フォーマットによる圧縮符号化処理を実行することが可能となり、複数の圧縮フォーマットによる圧縮動画像データを生成するための時間を短縮することができる。また、システムの負担が小さい時を選んで第2圧縮符号化部の圧縮符号化処理を実行するため、他のタスクに影響を与えることがなくなる。
【0014】
また、第1圧縮符号化部により第1の圧縮フォーマットによる第1圧縮動画像データを生成している間に、同時に第2圧縮符号化部により第2の圧縮フォーマットによる第2圧縮動画像データを生成することができ、複数の圧縮フォーマットによる圧縮動画像データを生成するための時間を短縮することができる。また、記憶部に格納された第1圧縮動画像データが第2圧縮符号化部による圧縮符号化処理に必要なデータ量となってから第2圧縮符号化部の処理を実行するように構成することで、第2圧縮符号化部による圧縮符号化処理が第1圧縮符号化部による圧縮符号化処理を追い越すような不都合を防止することができる。
【0015】
本発明の請求項4に係るプログラムは、入力される動画像データをデータ入力部により取得し、システムが実行するアプリケーションソフトウェアで構成される第1圧縮符号化部および第2圧縮符号化部により圧縮動画像データに変換して記憶部に格納する画像データ処理装置における画像データ処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、入力される動画像データをデータ入力部に取得させるステップと、第1圧縮符号化部に第1の圧縮フォーマットによる圧縮符号化処理を実行させデータ入力部により取得した動画像データから第1圧縮動画像データを生成するステップと、第1圧縮符号化部で生成された第1圧縮動画像データを記憶部に格納するステップと、第1圧縮符号化部による圧縮符号化処理の実行中に第2圧縮符号化部による圧縮符号化処理を実行させた場合にシステムの負荷が所定値以下になると予想されるか否か、及び記憶部に格納された第1圧縮動画像データが第2圧縮符号化処理に必要なデータ量を有するか否かを判断するステップと、システムの負荷が所定値以下になると予想されると判断した場合であって、かつ記憶部に格納された第1圧縮動画像データが第2圧縮符号化処理に必要なデータ量を有すると判断した場合に、第2圧縮符号化部に第2の圧縮フォーマットによる圧縮符号化処理を実行させ、記憶部に格納されている第1圧縮動画像データから第2圧縮動画像データを生成するステップと、第2圧縮符号化部で生成された第2圧縮動画像データを前記記憶部に格納するステップとを含む。
この場合、パーソナルコンピュータなどのデータ処理装置にこのプログラムをインストールして実行することにより、2つの圧縮フォーマットによる圧縮動画像データをほぼ同時に生成して保存できる画像データ処理装置を構成することができる。
【0016】
このようなプログラムを構成する場合、パーソナルコンピュータなどのデータ処理装置にこのプログラムをインストールして実行することにより、2つの圧縮フォーマットによる圧縮動画像データを並行して生成し保存できる画像データ処理装置を構成することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
〈概要構成〉
本発明に係る画像データ処理装置の概要構成を図1に示す。
この画像データ処理装置は入力される動画像データを圧縮動画像データに変換して記憶部に格納するものであって、データ入力部1、記憶部2、第1圧縮符号化部3、第2圧縮符号化部4、圧縮処理制御部5を備えている。
データ入力部1は、入力される動画像データを取得するものであり、入力される動画像データがTVチューナやアナログビデオ機器からのアナログ動画像データである場合には、アナログ動画像データをデジタル変換してデジタル動画像データを生成するデジタル変換部を含んでいる。
【0018】
第1圧縮符号化部3は、データ入力部1により取得した動画像データに対して第1の圧縮フォーマットによる圧縮符号化処理を実行して第1圧縮動画像データを生成し記憶部2に格納する。
第2圧縮符号化部4は、記憶部2に格納された第1圧縮動画像データに基づいて第2の圧縮フォーマットによる圧縮符号化処理を実行して第2圧縮動画像データを生成し記憶部2に格納する。
圧縮処理制御部5は、第1圧縮符号化部3による圧縮符号化処理の実行中に第2圧縮符号化部4による圧縮符号化処理を実行させる。
【0019】
この画像データ処理装置は、データ入力部1と第1圧縮符号化部3とがパーソナルコンピュータのPCIバススロットに装着されるビデオキャプチャボードに回路実装され、第2圧縮符号化部4と圧縮処理制御部5とがパーソナルコンピュータによって実行されるアプリケーションにより実現するように構成できる。この場合、記憶部2は、パーソナルコンピュータに内蔵または外付けにより接続されたハードディスクドライブとすることができる。
また、データ入力部1と第1圧縮符号化部3とを含むビデオキャプチャユニットを構成し、アプリケーションを実行することにより第2圧縮符号化部4と圧縮処理制御部5とを実現するパーソナルコンピュータとビデオキャプチャユニットとをUSBやIEEE1394などのインターフェイスで接続するように構成することも可能である。この場合も、記憶部2はパーソナルコンピュータに内蔵または外付けにより接続されるハードディスクドライブで構成することが可能である。
【0020】
〈第1実施形態〉
本発明の1実施形態が採用される画像データ処理装置について図2に示す制御ブロック図に基づいて説明する。
この実施形態では、デスクトップ型のパーソナルコンピュータ10のPCIバススロットにMPEG2エンコーダを備えたビデオキャプチャボード11を装着して構成される画像データ処理装置を想定する。パーソナルコンピュータ10には、各種データを格納するハードディスクドライブ(以下、HDDと称す)15が内蔵されており、音声データを出力するためのスピーカ13、画像データを出力するための液晶パネルやCRTなどのディスプレイ14などが接続されている。パーソナルコンピュータ10の各部はCPU、ROM、RAMなどで構成される制御部16により制御されており、ビデオキャプチャボード11の各部もこの制御部16の制御の下に機能する。
【0021】
ビデオキャプチャボード11には、アナログ動画像データを取得するデータ入力部21、データ入力部21で取得したアナログ動画像データをデジタルデータに変換するデジタル変換部22、デジタル変換部22で変換されたデジタル動画像データに対してMPEG2フォーマットの圧縮符号化処理を実行しMPEG2動画像データを生成するMPEG2エンコーダ23を備えている。
データ入力部21は、テレビジョン放送を受信するためのTVチューナ211、アナログビデオ機器からの動画像データを入力するための外部入力端子212、入力された動画像データをオーディオ信号とビデオ信号に切り換えてデジタル変換部22に入力する入力切換器(図示せず)などを備えている。このようにデータ入力部21にTVチューナ211を実装している場合には、テレビジョン放送を受信するためにアンテナ12が接続される。外部入力端子212にビデオ入力用ケーブルおよびオーディオケーブルを接続することで、外付けのTVチューナからのアナログ動画像データを入力することが可能であり、この場合にはTVチューナ211およびアンテナ12の構成を省略することができる。
【0022】
デジタル変換部22は、データ入力部21から送出されるオーディオ信号をデジタル音声データに変換するオーディオADコンバータ、データ入力部21から送出されるビデオ信号をデジタルビデオ信号に変換するデジタル映像変換部などを備えている。オーディオADコンバータは、データ入力部21から入力されたオーディオ信号をA/D変換して、デジタルオーディオ信号をMPEG2エンコーダ23に出力する。また、デジタル映像変換部は、YC分離回路やNTSCデコーダなどの映像処理回路を介してアナログビデオ信号をデジタルビデオ信号に変換しMPEG2エンコーダ23に出力する。
【0023】
MPEG2エンコーダ23は、デジタル変換部22から出力されるデジタルオーディオ信号をMPEG2フォーマットで圧縮符号化して音声のエレメンタリストリームを生成するMPEG2オーディオエンコーダと、デジタル変換部22から出力されるデジタルビデオ信号をMPEG2フォーマットで圧縮符号化して画像のエレメンタリストリームを生成するMPEG2ビデオエンコーダと、MPEG2オーディオエンコーダおよびMPEG2ビデオエンコーダからの出力を多重化するMPEG2マルチプレクサなどを備えている。MPEG2マルチプレクサは、MPEG2オーディオエンコーダから出力される音声のエレメンタリストリーム、MPEG2ビデオエンコーダから出力される画像のエレメンタリストリームおよび各種の制御信号を多重化して、MPEG2フォーマットのプログラムストリーム(以下、MPEG2デジタルデータと称す)を生成する。
【0024】
パーソナルコンピュータ10内には、各種データを格納するHDD15、各部の制御を行う制御部16、HDD15内に格納されているMPEGデジタルデータに対して伸縮復号化処理を行うMPEGデコーダ24、MPEGデコーダ24から出力されるデジタル音声データをD/A変換してアナログ音声データをスピーカ13に出力するDAC(Digital to Analog Converter)25、MPEGデコーダ24から出力されるデジタル画像データをディスプレイ14の画素数に応じて表示可能な画像データに変換するグラフィックコントローラ26、HDD15内に格納されているMPEG2デジタルデータに基づいてMPEG4フォーマットによる圧縮符号化処理を行うMPEG4エンコーダ27などを備えている。
【0025】
HDD15は、ビデオキャプチャボード11のMPEG2エンコーダ23から出力されるMPEG2デジタルデータおよびMPEG4エンコーダ27から出力されるMPEG4デジタルデータを格納する。
MPEG4エンコーダ27は、HDD15内に格納されているMPEG2デジタルデータをMPEG2音声データとMPEG2画像データとに分離するMPEG2デマルチプレクサ、MPEG2デマルチプレクサから出力されるMPEG2音声データに基づいてMPEG4フォーマットの圧縮符号化を行い音声のエレメンタリストリームを出力するMPEG4オーディオエンコーダ、MPEG2デマルチプレクサから出力されるMPEG2画像データに基づいてMPEG4フォーマットの圧縮符号化を行い画像のエレメンタリストリームを出力するMPEG4ビデオエンコーダ、MPEG4オーディオエンコーダおよびMPEG4ビデオエンコーダからの出力を多重化するMPEG4マルチプレクサなどを備えている。MPEG4マルチプレクサは、MPEG4オーディオエンコーダから出力される音声のエレメンタリストリーム、MPEG4ビデオエンコーダから出力される画像のエレメンタリストリームおよび各種の制御信号を多重化して、MPEG4フォーマットのプログラムストリーム(以下、MPEG4デジタルデータと称す)を生成する。このMPEG4エンコーダ24は、パーソナルコンピュータ10にインストールされたアプリケーションにより実現されるソフトウェアエンコーダで構成される。
【0026】
MPEGデコーダ24は、HDD15内に格納されたMPEGデータを復号化するものであり、ここではMPEG2フォーマットで圧縮符号化されたMPEG2デジタルデータおよびMPEG4フォーマットで圧縮符号化されたMPEG4デジタルデータのいずれにも対応するように構成されたものを用いる。MPEGデコーダ24は、HDD15内に格納されているMPEGデジタルデータをMPEG音声データとMPEG2画像データとに分離するMPEG2デマルチプレクサ、MPEGデマルチプレクサからのMPEG音声データを伸張復号化してデジタル音声データを出力するMPEGオーディオデコーダ、MPEGデマルチプレクサからのMPEG画像データを伸張復号化してデジタル動画像データを出力するMPEGビデオデコーダを含んでいる。このMPEGデコーダ24についても、パーソナルコンピュータ10上で実行されるアプリケーションによるソフトウェアデコーダで構成できる。
【0027】
DAC25は、MPEGデコーダ24から出力されるデジタル音声データをD/A変換してアナログ音声信号をスピーカ13に出力する。
グラフィックコントローラ26は、MPEGデコーダ24から出力されるデジタル動画像データをディスプレイ14の画素数に応じて表示可能なデータ変換を行うものであり、グラフィックコントローラ14は、色空間変換機能、IP(Interlace to Progressive)変換、色補正機能、同期検出機能などを有している。このグラフィックコントローラ14で生成された表示データは液晶表示パネル(LCD)やCRTディスプレイなどで構成されるディスプレイ14に表示される。
【0028】
制御部16では、データ入力部21において取得したアナログ動画像データをMPEG2エンコーダ23においてMPEG2フォーマットの圧縮符号化されたMPEG2デジタルデータに変換させHDD15内に格納するとともに、HDD15内に格納されたMPEG2デジタルデータに基づいてMPEG4エンコーダ27によるMPEG4フォーマットの圧縮符号化処理を実行させて、生成されたMPEG4デジタルデータをHDD15内に格納する。このとき、制御部16は、MPEG4エンコーダ27による圧縮符号化処理がMPEG2エンコーダ23による圧縮符号化処理を追い越すことがないように、HDD15内に蓄積されたMPEG2デジタルデータがMPEG4デジタルデータへの変換に必要なデータ量であるか否かを監視しながら処理を行う。
【0029】
制御部16による主要な動作を図3および図4のフローチャートに基づいて説明する。
パーソナルコンピュータ10に搭載された動画像録画・再生用のアプリケーションがスタートすると、ステップS11において各種パラメータを初期化するなどの初期設定処理を実行する。
ステップS12では、録画指示を受け付けたか否かを判別する。動画像録画・再生用のアプリケーションを介してユーザからの録画指示を受け付けた場合にはステップS13に移行する。
【0030】
ステップS13では、録画設定画面をディスプレイ14上に表示し、ユーザからの録画予約やその他録画開始を行う際の各種設定を受け付ける。このとき、データ入力部21を介して取得したアナログ動画像データをMPEG2デジタルデータに変換してHDD15に格納するとともに、同時に同じ動画像データをMPEG4デジタルデータに変換してHDD15に格納するか否かをユーザに選択させる。録画設定が終了した場合にはステップS14に移行する。
ステップS14では、録画開始を行うか否かを判別する。ユーザから録画開始の指示があった場合や録画予約による録画開始時間になったと判断した場合には、ステップS15に移行する。
【0031】
ステップS15では、録画処理を開始する。ここでは、データ入力部21で取得したアナログ動画像データに基づいてMPEG2デジタルデータを生成してHDD15に格納し、設定に応じてMPEG4デジタルデータを生成してHDD15に格納する。
ステップS16では、再生開始を行うか否かを判別する。ユーザから再生開始の指示があった場合やタイマー設定による再生開始の時間となった場合には、ステップS17に移行する。
【0032】
ステップS17では、HDD15内に格納されているMPEG2デジタルデータまたはMPEG4デジタルデータを読み出して、MPEGデコーダにより復号化処理を行い、スピーカ13およびディスプレイ14を介して出力する。
ステップS18では、他の処理を実行しステップS11に移行する。
ステップS15における録画処理について図4のフローチャートに基づいて説明する。
ステップS21では、入力されるアナログ動画像データの取得を開始する。ここでは、TVチューナ211で受信したテレビジョン画像信号または外部入力端子から入力されるアナログビデオ信号を受信し、これをデジタル変換部22に入力する。
【0033】
ステップS22では、デジタル変換部22においてデータ入力部21から入力されたアナログ動画像データのA/D変換処理を開始する。前述したように、デジタル変換部22では、データ入力部21から送出されるオーディオ信号をデジタル音声データに変換し、データ入力部21から送出されるビデオ信号をデジタルビデオデータに変換し、それぞれメモリへの蓄積を行う。
ステップS23では、MPEG2エンコーダ23における圧縮符号化処理に必要なデジタルデータがメモリ内に蓄積されたか否かを判別する。メモリ内に蓄積されたデジタルデータが存在すると判断した場合にはステップS24に移行し、そうでない場合にはこのステップS23をループする。
【0034】
ステップS24では、メモリ内に蓄積されたデジタル音声データとデジタルビデオデータに基づいて、MPEG2エンコーダ23における圧縮符号化処理を実行する。前述したように、デジタル音声データとデジタルビデオデータとは並行して圧縮符号化処理が実行され、音声のエレメンタリストリームと画像のエレメンタリストリームが多重化されたMPEG2デジタルデータとして出力される。
ステップS25では、MPEG2エンコーダ23から出力されるMPEG2デジタルデータをHDD15内に格納する。
【0035】
ステップS26では、MPEG4フォーマットの圧縮符号化処理が選択されているか否かを判別する。録画設定時(図3ステップS13)においてユーザからMPEG4フォーマットの圧縮符号化処理が指示されている場合やデフォルトでMPEG4フォーマットの圧縮符号化処理が設定されている場合にはステップS27に移行し、そうでない場合にはステップS31に移行する。
ステップS27では、HDD15内に格納されているMPEG2デジタルデータがMPEG4フォーマットの圧縮符号化処理に必要なデータ量となったか否かを判別する。HDD15内に格納されているMPEG2デジタルデータのデータ量が、たとえば、MPEG4フォーマットへの変換に必要なフレーム数を超えていると判断した場合にはステップS28に移行し、そうでないと判断した場合にはステップS31に移行する。
【0036】
ステップS28では、HDD15内に格納されているMPEG2デジタルデータをメモリに読み出す。
ステップS29では、HDD15から読み出したMPEG2デジタルデータに基づいてMPEG4フォーマットの圧縮符号化処理を実行する。MPEG4エンコーダ27では、前述したように、HDD15内に格納されているMPEG2デジタルデータをMPEG2音声データとMPEG2画像データとに分離し、MPEG2音声データおよびMPEG2画像データのそれぞれに基づいてMPEG4フォーマットの圧縮符号化を行い音声のエレメンタリストリームおよび画像のエレメンタリストリームを生成し、これらを多重化してMPEG4デジタルデータを出力する。
【0037】
ステップS30では、MPEG4エンコーダ27から出力されるMPEG4デジタルデータをHDD15に格納する。
ステップS31では、録画処理の終了条件になったか否かを判別する。たとえば、録画予約によるの終了時刻になった場合やユーザからの終了指示があった場合には終了条件を満たすと判断してステップS32に移行し、そうでない場合にはステップS23に移行する。
ステップS32では、録画処理の終了時における所定の処理を実行する。たとえば、HDD15内に残っているMPEG2デジタルデータがMPEG4フォーマットへの変換に必要なフレーム数に満たない場合でもあっても、補間を行うなどして最後までMPEG4フォーマットの圧縮符号化されたデジタルデータを作成しHDD15内に格納する。その後、メインルーチンに復帰する。
【0038】
このようにした本発明の実施形態では、高画質ではあるがファイルサイズが大きくなるMPEG2フォーマットのデジタル動画像データをハードウェアエンコーダで高速に変換処理を行ってHDD15内に格納し、これと並行してHDD15内に格納されたMPEG2デジタルデータを用いてファイルサイズの小さいMPEG4フォーマットのデジタル動画像データをソフトウェアエンコーダにより生成しHDD15内に格納している。このことにより、MPEG2フォーマットのデジタル動画像データによる録画処理の後、MPEG4フォーマットのデジタル動画像データへの変換処理を行う場合に比して、各段に時間短縮することができる。
【0039】
ユーザは、HDD15内に格納されているMPEG2フォーマットによるデジタル動画像データとMPEG4フォーマットによるデジタル動画像データとのうち、画質を優先する場合にはMPEG2デジタルデータを残すようにし、HDD15の容量を優先する場合にはMPEG4デジタルデータを残すように選択することができる。
〈第2実施形態〉
図1におけるブロック図において、第1圧縮符号化部3および第2圧縮符号化部4をパーソナルコンピュータにインストールされたアプリケーションソフトウェアにより構成することが可能であり、これを第2実施形態として以下に説明する。
【0040】
この第2実施形態において、第1圧縮符号化部3、第2圧縮符号化部4および圧縮処理制御部5は、パーソナルコンピュータなどの情報処理装置と所定のプログラムにより構成されるものとする。
第1実施形態と同様にして、データ入力部1を介して入力される動画像データを、第1圧縮符号化部3によって第1の圧縮フォーマットによる圧縮符号化し、生成される第1圧縮動画像データを記憶部2に格納する。
また、第1圧縮符号化部3の圧縮符号化処理と並行して、第2圧縮符号化部4による圧縮符号化処理を実行し第2圧縮動画像データを生成して記憶部2に格納する。
【0041】
圧縮処理制御部5は、システムの負荷を監視し、一定の負荷以下であると判断した場合に、第2圧縮符号化部4による圧縮符号化処理を実行させる。圧縮処理制御部5は、たとえば、CPUの現在の負荷率をレポートするOSの機能を利用して、システムの現在の負荷が高いか低いかの判断を行うように構成できる。OSにこのような機能が備わっていない場合であっても、CPUの現在の負荷を取得する方法が種々提案されており、ここではその詳細を省略することとする。
このような第2実施形態における動作を図5および図6のフローチャートに基づいて説明する。図5のフローチャートでは第1圧縮符号化部3の処理とその制御に関する第1圧縮プロセスの動作を示し、図6のフローチャートでは第2圧縮符号化部4とその制御に関する第2圧縮プロセスの動作を示す。
【0042】
第1圧縮プロセスを開始すると、ステップS41において各種パラメータを初期化するなどの初期設定を行う。
ステップS42では、第2圧縮プロセスを起動する。ここでは、第2の圧縮フォーマットによる圧縮符号化を行うためのアプリケーションを起動する。
ステップS43では、動画像データの入力を行う。ここでは、データ入力部1を介して入力される動画像データをバッファなどに蓄積する。
ステップS44では、第1圧縮符号化部3による圧縮符号化処理を実行する。第1圧縮符号化部3における圧縮符号化処理は、前述したように、MPEG2フォーマットとすることができ、これ以外にも各種デジタル圧縮フォーマットとすることができる。
【0043】
ステップS45では、第1圧縮符号化部3で生成された第1圧縮動画像データを記憶部2に格納する。
ステップS46では、終了条件を満たすか否かを判別する。録画予約の設定がされておりその終了時刻となった場合、ユーザにより終了指示があった場合などに、終了条件を満たすと判断してステップS47に移行し、そうでない場合にはステップS43に移行する。
ステップS47では、第2圧縮プロセスを終了させるとともに、必要に応じて各種パラメータを所定領域に保存して、第1圧縮プロセスを終了する。
【0044】
第2圧縮プロセスでは、図6に示すような動作を第1圧縮プロセスと並行して実行する。
ステップS51では、システムの現在の負荷が小さいか否かを判別する。前述したように、圧縮処理制御部5は、OSなどから現在のCPUの負荷率(稼働率)を取得してシステムの負荷の高低を判別する。たとえば、CPUの負荷率が70%になるように各処理要求の優先度を決定することとし、第2圧縮プロセスを実行してもCPUの負荷率が70%以下であると予想される場合には、システムの現在の負荷が小さいと判断してステップS52に移行し、そうでない場合にはこのステップS51をループする。
【0045】
ステップS52では、記憶部(HDD)2内に格納されている第1圧縮動画像データを読み出す。
ステップS53では、記憶部2内に格納されている第1圧縮動画像データが第2圧縮符号化処理に必要なデータ量であるか否かを判別する。記憶部2内に格納されている第1圧縮動画像データが第2圧縮符号化処理に必要なデータ量であると判断した場合にはステップS54に移行し、そうでない場合にはステップS51に移行する。
【0046】
ステップS54では、記憶部2から読み出した第1圧縮動画像データを伸張復号化する。
ステップS55では、第2圧縮符号化部4において第2の圧縮フォーマットによる圧縮符号化処理を実行する。この場合も、前述したように、第2の圧縮フォーマットをMPEG4フォーマットとすることができ、これ以外に他のデジタル圧縮フォーマットを利用することが可能である。
ステップS56では、第2圧縮符号化部4において圧縮符号化して生成された第2圧縮動画像データを記憶部2に格納する。
【0047】
第1圧縮符号化部3と第2圧縮符号化部4とをアプリケーションソフトウェアで構成した場合にCPUの負担率が高くなることが想定されるが、本発明のように、CPUの負荷率を監視してシステムの負荷が小さい時に第2圧縮プロセスを実行しているため、他のタスクを実行する際の障害となることがない。また、前述と同様に、2つの圧縮フォーマットによる圧縮動画像データをほぼ同時に生成することが可能であり、時間を短縮することが可能であるとともに、実装回路を簡素化してコストダウンを図ることができる。
【0048】
<他の実施形態>
A)データ入力部は、デジタルビデオカメラやDVDなどのデジタル動画像データが入力される構成とすることも可能である。
B)圧縮符号化処理は、MPEG2、MPEG4に限定されるものではなく、DVやその他の圧縮フォーマットを想定することが可能である。
C)USB、IEEE1394、その他のインターフェイスによりパーソナルコンピュータと接続可能なビデオキャプチャユニットに、データ入力部、第1圧縮符号化部を設ける構成とすることができる。また、デスクトップ型パソコンの5インチベイに装着可能なビデオキャプチャボードとすることもできる。
D)ノート型パソコンのカードバススロットに装着可能なビデオキャプチャカードに、データ入力部、第1圧縮符号化部を設ける構成とすることもできる。
【0049】
【発明の効果】
本発明では、第1圧縮符号化部により第1の圧縮フォーマットによる第1圧縮動画像データを生成している間に、同時に第2圧縮符号化部により第2の圧縮フォーマットによる第2圧縮動画像データを生成することができ、複数の圧縮フォーマットによる圧縮動画像データを生成するための時間を短縮することができる。また、録画された2つの圧縮フォーマットのうち、画質を優先するかあるいは記憶部の容量を優先するかで、いずれのデータを残すかの選択が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概略構成を示すブロック図。
【図2】第1実施形態が採用される画像データ処理装置の機能ブロック図。
【図3】その制御フローチャート。
【図4】録画処理の制御フローチャート。
【図5】第2実施形態の制御フローチャート。
【図6】第2実施形態の制御フローチャート。
Claims (4)
- 入力される動画像データを圧縮動画像データに変換して記憶部に格納する画像データ処理装置であって、
入力される動画像データを取得するデータ入力部と、
システムが実行するアプリケーションソフトウェアで構成され、前記データ入力部により取得した動画像データに対して第1の圧縮フォーマットによる圧縮符号化処理を実行して第1圧縮動画像データを生成し前記記憶部に格納する第1圧縮符号化部と、
前記システムが実行するアプリケーションソフトウェアで構成され、前記記憶部に格納された第1圧縮動画像データに基づいて第2の圧縮フォーマットによる圧縮符号化処理を実行して第2圧縮動画像データを生成し前記記憶部に格納する第2圧縮符号化部と、
前記第1圧縮符号化部による圧縮符号化処理の実行中に前記第2圧縮符号化部による圧縮符号化処理を実行させた場合にシステムの負荷が所定値以下になると予想される場合であって、かつ前記記憶部に格納された第1圧縮動画像データが第2圧縮符号化処理に必要なデータ量を有すると判断した場合に、第2圧縮符号化部による圧縮符号化処理を実行させる圧縮処理制御部と、
を備える画像データ処理装置。 - 前記第1圧縮符号化部はMPEG2フォーマットによる圧縮符号化処理を行い、前記第2圧縮符号化部はMPEG4フォーマットによる圧縮符号化処理を行う、請求項1に記載の画像データ処理装置。
- 入力される動画像データをデータ入力部により取得し、システムが実行するアプリケーションソフトウェアで構成される第1圧縮符号化部および第2圧縮符号化部により圧縮動画像データに変換して記憶部に格納する画像データ処理装置における画像データ処理方法であって、
入力される動画像データを前記データ入力部に取得させる段階と、
前記第1圧縮符号化部に第1の圧縮フォーマットによる圧縮符号化処理を実行させ前記データ入力部により取得した動画像データから第1圧縮動画像データを生成する段階と、
前記第1圧縮符号化部で生成された第1圧縮動画像データを前記記憶部に格納する段階と、
前記第1圧縮符号化部による圧縮符号化処理の実行中に前記第2圧縮符号化部による圧縮符号化処理を実行させた場合にシステムの負荷が所定値以下になると予想されるか否か、及び前記記憶部に格納された第1圧縮動画像データが第2圧縮符号化処理に必要なデータ量を有するか否かを判断する段階と、
前記システムの負荷が所定値以下になると予想されると判断した場合であって、かつ前記記憶部に格納された第1圧縮動画像データが第2圧縮符号化処理に必要なデータ量を有すると判断した場合に、前記第2圧縮符号化部に第2の圧縮フォーマットによる圧縮符号化処理を実行させ、前記記憶部に格納されている前記第1圧縮動画像データから第2圧縮動画像データを生成する段階と、
前記第2圧縮符号化部で生成された第2圧縮動画像データを前記記憶部に格納する段階と、
を含む画像データ処理方法。 - 入力される動画像データをデータ入力部により取得し、システムが実行するアプリケーションソフトウェアで構成される第1圧縮符号化部および第2圧縮符号化部により圧縮動画像データに変換して記憶部に格納する画像データ処理装置における画像データ処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
入力される動画像データを前記データ入力部に取得させるステップと、
前記第1圧縮符号化部に第1の圧縮フォーマットによる圧縮符号化処理を実行させ前記データ入力部により取得した動画像データから第1圧縮動画像データを生成するステップと、
前記第1圧縮符号化部で生成された第1圧縮動画像データを前記記憶部に格納するステップと、
前記第1圧縮符号化部による圧縮符号化処理の実行中に前記第2圧縮符号化部による圧縮符号化処理を実行させた場合にシステムの負荷が所定値以下になると予想されるか否か、及び前記記憶部に格納された第1圧縮動画像データが第2圧縮符号化処理に必要なデータ量を有するか否かを判断するステップと、
前記システムの負荷が所定値以下になると予想されると判断した場合であって、かつ前記記憶部に格納された第1圧縮動画像データが第2圧縮符号化処理に必要なデータ量を有すると判断した場合に、前記第2圧縮符号化部に第2の圧縮フォーマットによる圧縮符号化処理を実行させ、前記記憶部に格納されている前記第1圧縮動画像データから第2圧縮動画像データを生成するステップと、
前記第2圧縮符号化部で生成された第2圧縮動画像データを前記記憶部に格納するステップと、
を含む画像データ処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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