JP2001245214A - 固体撮像装置 - Google Patents

固体撮像装置

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JP2001245214A
JP2001245214A JP2000056029A JP2000056029A JP2001245214A JP 2001245214 A JP2001245214 A JP 2001245214A JP 2000056029 A JP2000056029 A JP 2000056029A JP 2000056029 A JP2000056029 A JP 2000056029A JP 2001245214 A JP2001245214 A JP 2001245214A
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Japan
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electrode
mos transistor
transistor
mos
voltage
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JP2000056029A
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English (en)
Inventor
Yoshio Hagiwara
義雄 萩原
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明はこのような点に鑑みなされたものであ
って、予め一様光を照射することなく、被写体の撮像時
における各画素の出力を補正する補正データを正確に得
ることができる固体撮像装置を提供することを目的とす
る。 【解決手段】撮像動作を行うとき、MOSトランジスタ
T4をONにするとともに、MOSトランジスタT3及
びMOSトランジスタT5をOFFにして、MOSトラ
ンジスタT1をサブスレッショルド領域で動作させるこ
とによって、対数変換された出力信号を信号線6に導出
する。又、リセット動作を行うときは、MOSトランジ
スタT4をOFFにするとともに、MOSトランジスタ
T3及びMOSトランジスタT5をONにして、MOS
トランジスタT1に定電流を流すことによって、各画素
がリセットされたときの出力信号を信号線6に導出す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は固体撮像装置に関す
るものであり、特に画素を二次元に配置した固体撮像装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】フォトダイオード等の光電変換素子(感
光素子)と、その光電変換素子で発生した光電荷を出力
信号線へ取り出す手段とを含む画素をマトリクス状(行
列状)に配してなる二次元固体撮像装置は種々の用途に
供されている。ところで、このような固体撮像装置は光
電変換素子で発生した光電荷を読み出す(取り出す)手
段によってCCD型とMOS型に大きく分けられる。C
CD型は光電荷をポテンシャルの井戸に蓄積しつつ、転
送するようになっており、ダイナミックレンジが狭いと
いう欠点がある。一方、MOS型はフォトダイオードの
pn接合容量に蓄積した電荷をMOSトランジスタを通
して直接読み出すようになっていた。
【0003】ここで、従来のMOS型固体撮像装置の1
画素当りの構成を図28に示し説明する。同図におい
て、PDはフォトダイオードであり、そのカソードがM
OSトランジスタT1のゲートとMOSトランジスタT
2のソースに接続されている。MOSトランジスタT1
のソースはMOSトランジスタT3のドレインに接続さ
れ、MOSトランジスタT3のソースは出力信号線Vou
tへ接続されている。また、MOSトランジスタT1の
ドレイン及びMOSトランジスタT2のドレインには直
流電圧VPDが印加され、フォトダイオードのアノードに
は直流電圧VPSが印加されている。
【0004】フォトダイオードPDに光が入射すると、
光電荷が発生し、その電荷はMOSトランジスタT1の
ゲートに蓄積される。ここで、MOSトランジスタT3
のゲートにパルス信号φVを与えてMOSトランジスタ
T3をONすると、MOSトランジスタT1のゲートの
電荷に比例した電流がMOSトランジスタT1、T3を
通って出力信号線へ導出される。このようにして入射光
量に比例した出力電流を読み出すことができる。信号読
み出し後はMOSトランジスタT3をOFFにしてMO
SトランジスタT2をONすることでMOSトランジス
タT1のゲート電圧を初期化させることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のM
OS型の固体撮像装置は各画素においてフォトダイオー
ドで発生しMOSトランジスタのゲートに蓄積された光
電荷をそのまま読み出すものであったからダイナミック
レンジが狭く、そのため露光量を精密に制御しなければ
ならず、しかも露光量を精密に制御しても暗い部分が黒
くつぶれたり、明るい部分が飽和したりしていた。一
方、本出願人は、入射した光量に応じた光電流を発生し
うる感光手段と、光電流を入力するMOSトランジスタ
と、このMOSトランジスタをサブスレッショルド電流
が流れうる状態にバイアスするバイアス手段とを備え、
光電流を対数変換するようにした固体撮像装置を提案し
た(特開平3−192764号公報参照)。このような
固体撮像装置は、広いダイナミックレンジを有している
ものの、画素毎に設けられたMOSトランジスタの閾値
特性が異なることがあり、画素毎に感度が異なる場合が
ある。よって、予め輝度が一様な明るい光(一様光)を
照射することによって得られた出力を、被写体の撮像時
の各画素の出力を補正する補正データとして保持するな
どの対策が必要である。
【0006】しかしながら、操作者が外部光源を用いて
各画素を照射するのは煩雑であったり、又、うまく一様
に露光できないなどの問題がある。又、一様光の照射機
構を撮像装置に設けると撮像装置の構成が複雑になった
り大型化するという問題があった。
【0007】本発明はこのような点に鑑みなされたもの
であって、予め一様光を照射することなく、被写体の撮
像時における各画素の出力を補正する補正データを正確
に得ることができる固体撮像装置を提供することを目的
とする。又、本発明の他の目的は、各画素のゲート部表
面ポテンシャルをほぼ同一の状態とする事によって、各
画素の感度のバラツキを抑制した固体撮像装置を提供す
ることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の固体撮像装置は、入射した光量に
対して自然対数的に変換した出力信号を発生する光電変
換手段と、該光電変換手段の出力信号を出力信号線へ導
出する導出路とを備えた複数の画素を有する固体撮像装
置において、前記光電変換手段が、第1電極に直流電圧
が印加された光電変換素子と、第1電極と第2電極と制
御電極とを備え、第1電極及び制御電極が前記光電変換
素子の第2電極に接続され、制御電極から電気信号を出
力する第1トランジスタと、該第1トランジスタの第2
電極を、第1トランジスタがサブスレッショルド領域で
動作するように直流電圧を印加するための第1直流電圧
線又は前記第1トランジスタに定電流を流すための定電
流源のいずれかに選択的に接続する接続切換部と、該接
続切換部の動作に関連づけて、前記第1トランジスタの
第1電極及び制御電極に直流電圧を印加するための第2
直流電圧線との電気的な接離を行うための第1スイッチ
と、を有することを特徴とする。
【0009】上記構成によれば、接続切換部が第1トラ
ンジスタの第2電極を、第1トランジスタをサブスレッ
ショルド領域で動作させるための直流電圧が印加された
第1直流電圧又は前記第1トランジスタに定電流を流す
ための定電流源のいずれかに選択的に接続するととも
に、接続切換部の動作に関連づけて、第1トランジスタ
の第1電極及び制御電極に直流電圧を印加するための第
2直流電圧線との電気的な接離を行うことにより、撮像
信号と各画素の感度バラツキを反映した信号を得ること
ができる。従って、一様光を照射することなく各画素の
感度バラツキ情報を得ることができる。
【0010】このような固体撮像装置において、請求項
2に記載するように、第1電極と第2電極と制御電極と
を備え、第1電極に直流電圧が印加されるとともに制御
電極が前記第1トランジスタの第1電極及び制御電極に
接続され、第2電極から電気信号を出力する第2トラン
ジスタを更に備えても良い。又、請求項3に記載するよ
うに、前記接続切換部が、前記第1トランジスタの第2
電極及び前記第1直流電圧線との間に接続された第2ス
イッチと、前記第1トランジスタの第2電極及び前記定
電流源に接続された第3スイッチとを含むようにしても
良い。
【0011】このような固体撮像装置において、請求項
4に記載するように、光の入射に基づいて光電変換素子
から出力される電気信号が第1トランジスタに流れ込む
のを防止するための第4スイッチを更に備えるようにし
ても良い。この場合、第4スイッチは、直流電圧と光電
変換素子との間に設けるようにしても良いし、光電変換
素子と第1トランジスタの第1電極との間に設けるよう
にしても良い。
【0012】請求項1〜請求項4のいずれかに記載の固
体撮像装置において、前記画素が、マトリクス状に配設
されていても良い。
【0013】請求項5に記載の固体撮像装置は、複数の
画素を有する固体撮像装置において、定電流源を有する
とともに、各画素が、フォトダイオードと、該フォトダ
イオードの第2電極に第1電極及びゲート電極が接続さ
れた第1MOSトランジスタと、前記第1MOSトラン
ジスタの第1電極及びゲート電極にゲート電極が接続さ
れた第2MOSトランジスタと、第1電極に直流電圧が
印加されるとともに、前記第1トランジスタの第1電極
及びゲート電極に第2電極が接続された第3MOSトラ
ンジスタと、前記第1MOSトランジスタの第2電極に
第1電極が接続されるとともに、前記第1MOSトラン
ジスタをサブスレッショルド領域で動作させるための直
流電圧が印加された直流電圧線に第2電極が接続された
第4MOSトランジスタと、前記第1MOSトランジス
タの第2電極に第1電極が接続されるとともに、前記定
電流源に第2電極が接続された第5MOSトランジスタ
と、を有し、前記画素に撮像動作をさせるときは、前記
フォトダイオードから出力される電気信号を自然対数的
に変換するように、前記第3、第5MOSトランジスタ
をOFFにするとともに前記第4MOSトランジスタを
ONにして、前記第1MOSトランジスタを閾値以下の
サブスレッショルド領域で動作させ、前記画素のリセッ
トを行うときに、前記第3、第5MOSトランジスタを
ONにするとともに前記第4MOSトランジスタをOF
Fにして、前記第1MOSトランジスタに定電流を流し
て、前記第1MOSトランジスタのゲート電極を前記第
1MOSトランジスタに対応した所定の電圧値にリセッ
トすることを特徴とする。
【0014】請求項6に記載の固体撮像装置は、請求項
5に記載の固体撮像装置において、前記フォトダイオー
ドと前記第1MOSトランジスタとの間に設けられ、前
記フォトダイオードの第2電極に第1電極が接続される
とともに、前記第1MOSトランジスタの第1電極及び
ゲート電極の接続ノードに第2電極が接続された第6M
OSトランジスタを有し、前記画素に撮像動作をさせる
ときは、前記フォトダイオードから出力される電気信号
を自然対数的に変換するように、前記第3及び第5MO
SトランジスタをOFFにするとともに前記第4及び第
6MOSトランジスタをONにして、前記第1MOSト
ランジスタを閾値以下のサブスレッショルド領域で動作
させ、前記画素のリセットを行うときに、前記第3及び
第5MOSトランジスタをONにするとともに前記第4
及び第6MOSトランジスタをOFFにして、前記第1
MOSトランジスタに定電流を流して、前記第1MOS
トランジスタのゲート電極を前記第1MOSトランジス
タに対応した所定の電圧値にリセットすることを特徴と
する。
【0015】請求項7に記載の固体撮像装置は、請求項
5に記載の固体撮像装置において、第1電極に直流電圧
が印加されるとともに、前記フォトダイオードの第1電
極に第2電極が接続された第6MOSトランジスタを有
し、前記画素に撮像動作をさせるときは、前記フォトダ
イオードから出力される電気信号を自然対数的に変換す
るように、前記第3及び第5MOSトランジスタをOF
Fにするとともに前記第4及び第6MOSトランジスタ
をONにして、前記第1MOSトランジスタを閾値以下
のサブスレッショルド領域で動作させ、前記画素のリセ
ットを行うときに、前記第3及び第5MOSトランジス
タをONにするとともに前記第4及び第6MOSトラン
ジスタをOFFにして、前記第1MOSトランジスタに
定電流を流して、前記第1MOSトランジスタのゲート
電極を前記第1MOSトランジスタに対応した所定の電
圧値にリセットすることを特徴とする。
【0016】上記のような固体撮像装置において、前記
第6MOSトランジスタを、ディプレッション型MOS
トランジスタに、又は、前記第1MOSトランジスタと
逆極性のMOSトランジスタにすることによって、第6
MOSトランジスタを動作させるための電源を他のスイ
ッチング素子として働くMOSトランジスタを動作させ
るための電源と共通の電源にすることが可能となる。
【0017】請求項5〜請求項7のいずれかに記載の固
体撮像装置において、請求項8に記載するように、前記
画素に、第1電極が前記第2MOSトランジスタの第2
電極に接続され、第2電極が出力信号線に接続され、ゲ
ート電極が行選択線に接続された第7MOSトランジス
タを設けても良い。又、請求項9に記載の固体撮像装置
のように、前記画素に、第1電極が直流電圧に接続さ
れ、ゲート電極が前記第2MOSトランジスタの第2電
極に接続されるとともに、前記第2MOSトランジスタ
の第2電極から出力される出力信号を増幅する第8MO
Sトランジスタを設けても良い。
【0018】又、請求項9に記載の固体撮像装置におい
て、請求項10に記載するように、前記画素に、前記第
2MOSトランジスタの第2電極に一端が接続され他端
が直流電圧に接続されるとともに、前記第2MOSトラ
ンジスタの第1電極にリセット電圧が与えられたときに
前記第2MOSトランジスタを介してリセットされるキ
ャパシタを設けても良い。このような構成にすることに
よって、画素から出力される信号が、一旦キャパシタで
積分された信号となるので、光源の変動成分や高周波の
ノイズがキャパシタで吸収されて除去される。更に、前
記第2MOSトランジスタの第1電極にリセット電圧を
与えることによって、前記第2MOSトランジスタを介
してキャパシタ内の電荷が放出されてリセットされる。
【0019】又、請求項11に記載するように、前記画
素において、前記第2MOSトランジスタの第1電極が
直流電圧に接続されるとともに、前記画素が、前記第2
MOSトランジスタの第2電極に第1電極が接続され第
2電極に直流電圧が接続された第9MOSトランジスタ
と、前記第2MOSトランジスタの第2電極に一端が接
続され他端が直流電圧に接続されるとともに、前記第9
MOSトランジスタのゲート電極にリセット電圧が与え
られたときに前記第9MOSトランジスタを介してリセ
ットされるキャパシタと、を設けても構わない。このよ
うな構成にすることによって、画素から出力される信号
が、一旦キャパシタで積分された信号となるので、光源
の変動成分や高周波のノイズがキャパシタで吸収されて
除去される。更に、前記第9MOSトランジスタのゲー
ト電極にリセット電圧を与えることによって、前記第9
MOSトランジスタを介してキャパシタ内の電荷が放出
されてリセットされる。
【0020】請求項12に記載の固体撮像装置は、請求
項5〜請求項11のいずれかに記載の固体撮像装置にお
いて、前記画素に対し前記出力信号線を介して接続され
た負荷抵抗又は定電流源を成すMOSトランジスタを備
えていることを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】<画素構成の第1例>図1は本発
明の他の実施形態である二次元のMOS型固体撮像装置
の一部の構成を概略的に示している。同図において、G
11〜Gmnは行列配置(マトリクス配置)された画素を
示している。2は垂直走査回路であり、行(ライン)4
−1、4−2、・・・、4−nを順次走査していく。3
は水平走査回路であり、画素から出力信号線6−1、6
−2、・・・、6−mに導出された光電変換信号を画素
ごとに水平方向に順次読み出す。5は電源ラインであ
る。又、定電流源9−1、9−2、・・・、9−mが列
毎にそれぞれ、電流供給線8−1、8−2、・・・、8
−mを介して、画素G11〜G1n、G21〜G2n、・・・、
Gm1〜Gmnと接続される。直流電圧VPSが供給されるラ
イン7−1、7−2、・・・、7−nが行毎にそれぞ
れ、画素G11〜Gm1、G12〜Gm2、・・・、G1n〜Gmn
に接続される。各画素に対し、上記ライン4−1、4−
2・・・、4−n、ライン7−1、7−2、・・・、7
−n及び電流供給線8−1、8−2、・・・、8−mや
出力信号線6−1、6−2・・・、6−m、電源ライン
5だけでなく、他のライン(例えば、クロックラインや
バイアス供給ライン等)も接続されるが、図1ではこれ
らについて省略する。
【0022】出力信号線6−1、6−2、・・・、6−
mごとにNチャネルのMOSトランジスタQ2が図示の
如く1組ずつ設けられている。出力信号線6−1を例に
とって説明すると、MOSトランジスタQ2のドレイン
は出力信号線6−1に接続され、ソースは最終的な信号
線10に接続され、ゲートは水平走査回路3に接続され
ている。尚、後述するように図2の画素にはスイッチ用
のNチャネルのMOSトランジスタT7も設けられてい
る。ここで、MOSトランジスタT7は行の選択を行う
ものであり、MOSトランジスタQ2は列の選択を行う
ものである。
【0023】<第1の実施形態>図1に示した画素構成
の第1例の各画素に適用される第1の実施形態(図2)
について、図面を参照して説明する。
【0024】図2において、pnフォトダイオードPD
が感光部(光電変換部)を形成している。そのフォトダ
イオードPDのアノードはMOSトランジスタT1のド
レイン及びゲート、MOSトランジスタT2のゲート、
そして、MOSトランジスタT3のソースに接続されて
いる。MOSトランジスタT2のソースは行選択用のM
OSトランジスタT7のドレインに接続されている。M
OSトランジスタT7のソースは出力信号線6(この出
力信号線6は図1の6−1、6−2、・・・、6−mに
対応する)へ接続されている。又、MOSトランジスタ
T1のソースは、MOSトランジスタT4のドレイン及
びMOSトランジスタT5のドレインに接続されてい
る。尚、MOSトランジスタT1〜T5,T7は、それ
ぞれ、NチャネルのMOSトランジスタでバックゲート
が接地されている。
【0025】又、フォトダイオードPDのカソードには
直流電圧VPDが印加されるようになっている。MOSト
ランジスタT3のドレインには直流電圧VDが印加され
る。一方、MOSトランジスタT4のソースにはライン
7(このライン7は図1の7−1、7−2、・・・、7
−nに対応する)より直流電圧VPSが印加され、MOS
トランジスタT5のソースには一端に直流電圧VSSが印
加された定電流源9(この定電流源9は図1の9−1、
9−2、・・・、9−mに対応する)の他端にライン8
(このライン8は図1の8−1、8−2、・・・、8−
mに対応する)を介して接続される。MOSトランジス
タT2のソースには他端にライン7より直流電圧VPSが
印加されたキャパシタCの一端が接続される。MOSト
ランジスタT7のゲートには信号φVが入力される。
又、MOSトランジスタT3,T4,T5のゲートに
は、それぞれ、信号φSW,φSW1,φSW2が入力
される。更に、MOSトランジスタT2のドレインには
信号φDが入力される。
【0026】(1)各画素への入射光を電気信号に変換
する動作について まず、信号φSW,φSW2をローレベルとしてMOS
トランジスタT3,T5をOFFにするとともに、MO
SトランジスタT1がサブスレッショルド領域で動作す
るように、信号φSW1をハイレベルにしてMOSトラ
ンジスタT4をONにする。又、信号φDはハイレベル
とされ、直流電圧VPDと同じ又は直流電圧VPDに近い電
圧となっている。
【0027】このとき、フォトダイオードPDに光が入
射すると光電流が発生し、MOSトランジスタのサブス
レッショルド特性により、前記光電流を自然対数的に変
換した値の電圧がMOSトランジスタT1,T2のゲー
トに発生する。この電圧により、MOSトランジスタT
2に電流が流れ、キャパシタCには前記光電流の積分値
を自然対数的に変換した値と同等の電荷が蓄積される。
つまり、キャパシタCとMOSトランジスタT2のソー
スとの接続ノードaに、前記光電流の積分値を自然対数
的に変換した値に比例した電圧が生じることになる。た
だし、このとき、MOSトランジスタT7はOFFの状
態とする。
【0028】次に、MOSトランジスタT7のゲートに
パルス信号φVを与えて、MOSトランジスタT7をO
Nにすると、キャパシタCに蓄積された電荷が、出力電
流として出力信号線6に導出される。よって、この出力
信号線6に導出される電流は前記光電流の積分値を自然
対数的に変換した値となる。このようにして入射光量の
対数値に比例した信号(出力電流)を読み出すことがで
きる。又、信号読み出し後、MOSトランジスタT7を
OFFする。
【0029】(2)各画素のリセット動作について 以下に、図面を参照して、図2のような回路構成の画素
のリセット動作について説明する。図3は、リセット動
作を行うときの画素内の各素子に接続された各信号線に
与える信号のタイミングチャートである。
【0030】(1)で説明したように、パルス信号φV
がMOSトランジスタT7のゲートに与えられて出力信
号が出力されると、まず、信号φSW,φSW2をハイ
レベルにしてMOSトランジスタT3,T5をONにす
るとともに、信号φSW1をローレベルにして、MOS
トランジスタT4をOFFにする。このようにして、定
電流源9を流れる電流がMOSトランジスタT1に流れ
るようにする。尚、この定電流源9を流れる電流は、フ
ォトダイオードPDより与えられる光電流に比べて、十
分大きい電流となるため、MOSトランジスタT1に流
れるドレイン電流が定電流源9から供給される電流に略
等しいものとすることができる。そして、一旦信号φD
をローレベルにして、、キャパシタCに蓄積された電荷
をMOSトランジスタT2を通して信号φDの信号線路
に放出して、キャパシタC及び接続ノードaの電位を初
期化した後、再び信号φDをハイレベルに戻す。
【0031】このように信号φSW,φSW2をハイレ
ベルにするとともに信号φSW1をローレベルにしてい
る間、定電流がMOSトランジスタT1に流れる。よっ
て、MOSトランジスタT1のソース・ゲート間電圧が
MOSトランジスタT1のドレイン電流によって決定
し、初期化される。このように、MOSトランジスタT
1のゲート電圧が初期値にリセットされると、MOSト
ランジスタT7のゲートにパルス信号φVを与えて、そ
のリセットされたときの信号(出力電流)を出力信号線
6に出力する。
【0032】このようにして、リセット時の信号を読み
出すと、信号φSW,φSW2をローレベルにして、M
OSトランジスタT3,T5をOFFにするとともに信
号φSW1をハイレベルにして、MOSトランジスタT
4をONにする。その後、信号φDをローレベルにし
て、キャパシタCに蓄積された電荷をMOSトランジス
タT2を通して信号φDの信号線路に放出して、キャパ
シタC及び接続ノードaの電位が初期化される。そし
て、信号φDを元のハイレベルに戻して、次の撮像が行
える状態とする。
【0033】<画素構成の第2例>図4は本発明の他の
実施形態である二次元のMOS型固体撮像装置の一部の
構成を概略的に示している。同図において、G11〜Gm
nは行列配置(マトリクス配置)された画素を示してい
る。2は垂直走査回路であり、行(ライン)4−1、4
−2、・・・、4−nを順次走査していく。3は水平走
査回路であり、画素から出力信号線6−1、6−2、・
・・、6−mに導出された光電変換信号を画素ごとに水
平方向に順次読み出す。5は電源ラインである。又、定
電流源9−1、9−2、・・・、9−mが列毎にそれぞ
れ、電流供給線8−1、8−2、・・・、8−mを介し
て、画素G11〜G1n、G21〜G2n、・・・、Gm1〜Gmn
と接続される。直流電圧VPSが供給されるライン7−
1、7−2、・・・、7−nが行毎にそれぞれ、画素G
11〜Gm1、G12〜Gm2、・・・、G1n〜Gmnに接続され
る。各画素に対し、上記ライン4−1、4−2・・・、
4−n、ライン7−1、7−2、・・・、7−n及び電
流供給線8−1、8−2、・・・、8−mや出力信号線
6−1、6−2・・・、6−m、電源ライン5だけでな
く、他のライン(例えば、クロックラインやバイアス供
給ライン等)も接続されるが、図4ではこれらについて
省略する。
【0034】出力信号線6−1、6−2、・・・、6−
mごとにNチャネルのMOSトランジスタQ1、Q2が
図示の如く1組ずつ設けられている。出力信号線6−1
を例にとって説明すると、MOSトランジスタQ1のゲ
ートは直流電圧線11に接続され、ドレインは出力信号
線6−1に接続され、ソースは直流電圧VPS’のライン
12に接続されている。一方、MOSトランジスタQ2
のドレインは出力信号線6−1に接続され、ソースは最
終的な信号線10に接続され、ゲートは水平走査回路3
に接続されている。
【0035】画素G11〜Gmnには、後述するように、
それらの画素で発生した光電荷に基づく信号を出力する
NチャネルのMOSトランジスタTaが設けられてい
る。MOSトランジスタTaと上記MOSトランジスタ
Q1との接続関係は図5(a)のようになる。このMO
SトランジスタTaは、第2、第3の実施形態では、M
OSトランジスタT8に、第4、第5の実施形態では、
MOSトランジスタT2に相当する。ここで、MOSト
ランジスタQ1のソースに接続される直流電圧VPS’
と、MOSトランジスタTaのドレインに接続される直
流電圧VPD’との関係はVPD’>VPS’であり、直流電
圧VPS’は例えばグランド電圧(接地)である。この回
路構成は上段のMOSトランジスタTaのゲートに信号
が入力され、下段のMOSトランジスタQ1のゲートに
は直流電圧DCが常時印加される。このため下段のMO
SトランジスタQ1は抵抗又は定電流源と等価であり、
図5(a)の回路はソースフォロワ型の増幅回路となっ
ている。この場合、MOSトランジスタTaから増幅出
力されるのは電流であると考えてよい。
【0036】MOSトランジスタQ2は水平走査回路3
によって制御され、スイッチ素子として動作する。尚、
後述するように図3以降の各実施形態の画素内にはスイ
ッチ用のNチャネルのMOSトランジスタT7も設けら
れている。このMOSトランジスタT7も含めて表わす
と、図5(a)の回路は正確には図5(b)のようにな
る。即ち、MOSトランジスタT7がMOSトランジス
タQ1とMOSトランジスタTaとの間に挿入されてい
る。ここで、MOSトランジスタT7は行の選択を行う
ものであり、MOSトランジスタQ2は列の選択を行う
ものである。尚、図4および図5に示す構成は以下に説
明する第2〜第5の実施形態に共通の構成である。
【0037】図5のように構成することにより信号のゲ
インを大きく出力することができる。従って、画素がダ
イナミックレンジ拡大のために感光素子から発生する光
電流を自然対数的に変換しているような場合は、そのま
までは出力信号が小さいが、本増幅回路により充分大き
な信号に増幅されるため、後続の信号処理回路(図示せ
ず)での処理が容易になる。また、増幅回路の負荷抵抗
部分を構成するMOSトランジスタQ1を画素内に設け
ずに、列方向に配置された複数の画素が接続される出力
信号線6−1、6−2、・・・、6−mごとに設けるこ
とにより、負荷抵抗又は定電流源の数を低減でき、半導
体チップ上で増幅回路が占める面積を少なくできる。
【0038】<第2の実施形態>図4に示した画素構成
の第2例の各画素に適用される第2の実施形態につい
て、図面を参照して説明する。図6は、本実施形態に使
用する固体撮像装置に設けられた画素の構成を示す回路
図である。尚、図2に示す画素と同様の目的で使用され
る素子及び信号線などは、同一の符号を付して、その詳
細な説明は省略する。
【0039】図6に示すように、本実施形態では、図2
に示す画素に、接続ノードaにゲートが接続され接続ノ
ードaの電圧に応じた電流増幅を行うMOSトランジス
タT8と、接続ノードaにドレインが接続されキャパシ
タC及び接続ノードaの電位の初期化を行うMOSトラ
ンジスタT9とが付加された構成となる。MOSトラン
ジスタT8のソースには行選択用のMOSトランジスタ
T7のドレインが接続されている。MOSトランジスタ
T7のソースは出力信号線6(この出力信号線6は図4
の6−1、6−2、・・・、6−mに対応する)へ接続
されている。尚、MOSトランジスタT8,T9も、M
OSトランジスタT1〜T5,T7と同様に、Nチャネ
ルのMOSトランジスタでバックゲートが接地されてい
る。
【0040】又、MOSトランジスタT8のドレインに
は直流電圧VPDが印加され、MOSトランジスタT7の
ゲートには信号φVが入力される。又、MOSトランジ
スタT9のソースには直流電圧VRBが印加されるととも
に、そのゲートには信号φVRSが入力される。更に、M
OSトランジスタT2のドレインには直流電圧VPDが印
加される。尚、本実施形態において、MOSトランジス
タT1〜T5,T7及びキャパシタCは、第1の実施形
態(図2)と同様の動作を行い、各画素のリセット動作
及び撮像動作を行うことができる。以下にその動作を説
明する。
【0041】(1)各画素への入射光を電気信号に変換
する動作について まず、信号φSW,φSW2をローレベルとしてMOS
トランジスタT3,T5をOFFにするとともに、MO
SトランジスタT1がサブスレッショルド領域で動作す
るように、信号φSW1をハイレベルにしてMOSトラ
ンジスタT4をONにする。
【0042】このとき、フォトダイオードPDに光が入
射すると光電流が発生し、MOSトランジスタのサブス
レッショルド特性により、前記光電流を自然対数的に変
換した値の電圧がMOSトランジスタT1,T2のゲー
トに発生する。この電圧により、MOSトランジスタT
2に電流が流れ、キャパシタCには前記光電流の積分値
を自然対数的に変換した値と同等の電荷が蓄積される。
つまり、キャパシタCとMOSトランジスタT2のソー
スとの接続ノードaに、前記光電流の積分値を自然対数
的に変換した値に比例した電圧が生じることになる。た
だし、このとき、MOSトランジスタT7,T9はOF
Fの状態とする。
【0043】次に、MOSトランジスタT7のゲートに
パルス信号φVを与えて、MOSトランジスタT7をO
Nにすると、MOSトランジスタT8のゲートにかかる
電圧に比例した電流がMOSトランジスタT8,T7を
通って出力信号線6に導出される。今、MOSトランジ
スタT8のゲートにかかる電圧は、接続ノードaにかか
る電圧であるので、出力信号線6に導出される電流は前
記光電流の積分値を自然対数的に変換した値となる。こ
のようにして入射光量の対数値に比例した信号(出力電
流)を読み出すことができる。又、信号読み出し後、M
OSトランジスタT7をOFFする。
【0044】(2)各画素のリセット動作について 以下に、図面を参照して、図6のような回路構成の画素
のリセット動作について説明する。図7は、リセット動
作を行うときの画素内の各素子に接続された各信号線に
与える信号のタイミングチャートである。
【0045】(1)で説明したように、パルス信号φV
がMOSトランジスタT7のゲートに与えられて出力信
号が出力されると、まず、信号φSW,φSW2をハイ
レベルにしてMOSトランジスタT3,T5をONにす
るとともに、信号φSW1をローレベルにして、MOS
トランジスタT4をOFFにする。このようにして、定
電流源9を流れる電流がMOSトランジスタT1に流れ
るようにする。尚、この定電流源9を流れる電流は、フ
ォトダイオードPDより与えられる光電流に比べて、十
分大きい電流となるため、MOSトランジスタT1に流
れるドレイン電流が定電流源9から供給される電流に略
等しいものとすることができる。そして、一旦パルス信
号φVRSをMOSトランジスタT9のゲートに与えて、
キャパシタCに蓄積された電荷をMOSトランジスタT
9を通して直流電圧VRBが印加される直流電圧線に放出
して、キャパシタC及び接続ノードaの電位を初期化す
る。
【0046】このように信号φSW,φSW2をハイレ
ベルにするとともに信号φSW1をローレベルにしてい
る間、定電流がMOSトランジスタT1に流れる。よっ
て、MOSトランジスタT1のソース・ゲート間電圧が
MOSトランジスタT1のドレイン電流によって決定
し、初期化される。このように、MOSトランジスタT
1のゲート電圧が初期値にリセットされると、MOSト
ランジスタT7のゲートにパルス信号φVを与えて、そ
のリセットされたときの信号(出力電流)を出力信号線
6に出力する。
【0047】このようにして、リセット時の信号を読み
出すと、信号φSW,φSW2をローレベルにして、M
OSトランジスタT3,T5をOFFにするとともに信
号φSW1をハイレベルにして、MOSトランジスタT
4をONにする。その後、パルス信号φVRSをMOSト
ランジスタT9のゲートに与えて、MOSトランジスタ
T9を介してキャパシタC及び接続ノードaの電位が初
期化される。そして、信号φVRSを元のローレベルに戻
して、次の撮像が行える状態とする。
【0048】<第3の実施形態>第3の実施形態につい
て、図面を参照して説明する。図8は、本実施形態に使
用する固体撮像装置に設けられた画素の構成を示す回路
図である。尚、図6に示す画素と同様の目的で使用され
る素子及び信号線などは、同一の符号を付して、その詳
細な説明は省略する。
【0049】図8に示すように、本実施形態では、MO
SトランジスタT2のドレインに信号φDを与えること
によってキャパシタC及び接続ノードaの電位を初期化
するようにし、それによってMOSトランジスタT9を
削除した構成となっている。その他の構成は第2の実施
形態(図6)と同一である。尚、信号φDのハイレベル
期間では、第1の実施形態(図2)と同様にキャパシタ
Cで積分が行なわれ、ローレベル期間では、キャパシタ
Cの電荷がMOSトランジスタT2を通して放電され、
キャパシタCの電圧及びMOSトランジスタT8のゲー
トは略信号φDのローレベル電圧になる(リセット)。
本実施形態では、MOSトランジスタT9を省略できる
分、構成がシンプルになる。
【0050】この実施形態において、撮像動作をさせる
ときは、第2の実施形態と同様に、MOSトランジスタ
T3,T5をOFFにして定電流源9からMOSトラン
ジスタT1に電流が流れないようにするとともに、MO
SトランジスタT4をONにしてMOSトランジスタT
1がサブスレッショルド状態で動作するようにする。
又、信号φDをハイレベルにして、光電流の積分値を自
然対数的に変換した値と同等の電荷をキャパシタCに蓄
積する。そして、所定のタイミングでMOSトランジス
タT7をONにして、MOSトランジスタT8のゲート
にかかる電圧に比例した電流をMOSトランジスタT
8,T7を通して出力信号線6に導出する。
【0051】又、各画素をリセットするときは、第1の
実施形態と同様、図3のタイミングで信号を制御する。
即ち、まず、パルス信号φVが与えられた後、信号φS
W,φSW2をハイレベルにするとともに信号φSW1
をローレベルにして、リセット動作が始まる。このよう
にMOSトランジスタT3,T5をONにすることによ
って、定電流源9を流れる定電流がMOSトランジスタ
T1に流れるようにしてMOSトランジスタT1のゲー
ト電圧を一定の初期値にリセットする。
【0052】この間に、信号φDをローレベルにしてキ
ャパシタCに蓄積された電荷をMOSトランジスタT2
を通して信号φDの信号線路に放出して、キャパシタC
及び接続ノードaの電位を初期化した後、信号φDをハ
イレベルに戻す。しかる後、パルス信号φVをMOSト
ランジスタT7のゲートに与えて、MOSトランジスタ
T1がリセットされたときの信号を出力信号線6に出力
する。そして、信号φSW,φSW2をローレベルにす
るとともに信号φSW1をハイレベルにした後、信号φ
Dをローレベルにして、キャパシタCに蓄積された電荷
をMOSトランジスタT2を通して信号φDの信号線路
に放出して、キャパシタC及び接続ノードaの電位が初
期化される。そして、φDを元のハイレベルに戻して、
次の撮像が行える状態とする。
【0053】<第4の実施形態>第4の実施形態につい
て、図面を参照して説明する。図9は、本実施形態に使
用する固体撮像装置に設けられた画素の構成を示す回路
図である。尚、図8に示す画素と同様の目的で使用され
る素子及び信号線などは、同一の符号を付して、その詳
細な説明は省略する。
【0054】図9に示すように、本実施形態では、MO
SトランジスタT2のドレインに直流電圧VPDが印加さ
れるとともに、キャパシタC及びMOSトランジスタT
8を削除した構成となっている。即ち、MOSトランジ
スタT2のソースにMOSトランジスタT7のドレイン
が接続される。その他の構成は第3の実施形態(図8)
と同一である。
【0055】この実施形態において、撮像動作をさせる
ときは、第3の実施形態と同様に、MOSトランジスタ
T3,T5をOFFにして定電流源9を流れる電流がM
OSトランジスタT1に流れないようにするとともに、
MOSトランジスタT4をONにしてMOSトランジス
タT1がサブスレッショルド状態で動作するようにす
る。このようにMOSトランジスタT1を動作させるこ
とによって、前記光電流に対して自然対数的に比例した
値のドレイン電流がMOSトランジスタT2を流れる。
【0056】そして、MOSトランジスタT7のゲート
にパルス信号φVを与えてONとすると、前記光電流に
対して自然対数的に比例した値のドレイン電流が、MO
SトランジスタT7を通して出力信号線6に導出され
る。このとき、MOSトランジスタT2及びMOSトラ
ンジスタQ1(図4)の導通時抵抗とそれらを流れる電
流によって決まるMOSトランジスタQ1のドレイン電
圧が、信号として出力信号線6に現れる。このようにし
て信号が読み出された後、MOSトランジスタT7をO
FFにする。
【0057】又、各画素をリセットする際には、図10
のタイミングチャートのように動作させる。まず、パル
ス信号φVが与えられた後、信号φSW,φSW2をハ
イレベルにするとともに信号φSW1をローレベルにし
て、リセット動作が始まる。このようにMOSトランジ
スタT3,T5をONにすることによって、定電流源9
を流れる電流がMOSトランジスタT1に流れるように
してMOSトランジスタ直流電圧T1のゲート電圧を一
定の初期値にリセットする。しかる後、パルス信号φV
をMOSトランジスタT7のゲートに与えて、MOSト
ランジスタT1がリセットされたときの信号を出力信号
線6に出力する。そして、信号φSW,φSW2をロー
レベルにして、MOSトランジスタT3,T5をOFF
にするとともに信号φSW1をハイレベルにして、MO
SトランジスタT4をONにすることで、次の撮像が行
える状態とする。
【0058】尚、本実施形態では上記第3の実施形態の
ように、光信号をキャパシタCで一旦積分するというこ
とを行わないので、積分時間が不要となり、又、キャパ
シタCのリセットも不要であるので、その分信号処理の
高速化が図れる。又、本実施形態では、第3の実施形態
に比し、キャパシタC及びMOSトランジスタT8を省
略できる分、構成が更にシンプルになり画素サイズを小
さくすることができる。
【0059】<第5の実施形態>第5の実施形態につい
て、図面を参照して説明する。図11は、本実施形態に
使用する固体撮像装置に設けられた画素の構成を示す回
路図である。尚、図9に示す画素と同様の目的で使用さ
れる素子及び信号線などは、同一の符号を付して、その
詳細な説明は省略する。
【0060】図11に示すように、本実施形態では、第
4の実施形態(図9)に示す画素に、フォトダイオード
PDのアノードとMOSトランジスタT1のドレインと
の間に接続されたMOSトランジスタT6を付加した構
成となる。即ち、MOSトランジスタT6は、そのドレ
インがフォトダイオードPDのアノードに接続され、そ
のソースがMOSトランジスタT1のドレイン及びゲー
トとMOSトランジスタT3のソースとの接続ノードに
接続される。また、MOSトランジスタT6のゲートに
は信号φSが与えられる。以下に、このような構成の画
素の動作について説明する。
【0061】(1)各画素への入射光を電気信号に変換
する動作について まず、第4の実施形態と同様に、信号φSW,φSW2
をローレベルとするとともに信号φSW1をハイレベル
とする。このとき、信号φSをハイレベルとしてMOS
トランジスタT6をONにして、フォトダイオードPD
より光電流がMOSトランジスタT1に与えられるよう
にする。又、MOSトランジスタT3,T5がOFFで
あるので、第4の実施形態と同様、定電流源9を流れる
電流がMOSトランジスタT1を流れることがない。こ
のようにして、MOSトランジスタT1がサブスレッシ
ョルド状態で動作するようにし、前記光電流に対して自
然対数的に比例した値のドレイン電流がMOSトランジ
スタT2を流れる。
【0062】そして、MOSトランジスタT7のゲート
にパルス信号φVを与えてONとすると、前記光電流に
対して自然対数的に比例した値のドレイン電流が、MO
SトランジスタT7を通して出力信号線6に導出され
る。このとき、MOSトランジスタT2及びMOSトラ
ンジスタQ1(図4)の導通時抵抗とそれらを流れる電
流によって決まるMOSトランジスタQ1のドレイン電
圧が、信号として出力信号線6に現れる。このようにし
て信号が読み出された後、MOSトランジスタT7をO
FFにする。
【0063】(2)各画素のリセット動作について 以下に、図面を参照して、図11のような回路構成の画
素のリセット動作について説明する。図12は、リセッ
ト動作を行うときの画素内の各素子に接続された各信号
線に与える信号のタイミングチャートである。
【0064】(1)で説明したように、パルス信号φV
がMOSトランジスタT7のゲートに与えられて出力信
号が出力されると、信号φSW,SW2をハイレベルに
してMOSトランジスタT3,T5をONにするととも
に信号φSW1,φSをローレベルにしてMOSトラン
ジスタT4,T6をOFFにする。このようにして、定
電流源9を流れる電流がMOSトランジスタT1に流れ
るようにするとともに、フォトダイオードPDからMO
SトランジスタT1に光電流が流れないようにする。よ
って、MOSトランジスタT1のソース・ゲート間電圧
がMOSトランジスタT1のドレイン電流によって決定
するため、MOSトランジスタT1のゲート電圧が初期
値にリセットされる。
【0065】このように、MOSトランジスタT1のゲ
ート電圧が初期値にリセットされると、パルス信号φV
をMOSトランジスタT7のゲートに与えて、MOSト
ランジスタT1がリセットされたときの信号を出力信号
線6に出力する。そして、信号φSW,φSW2をロー
レベルにしてMOSトランジスタT3,T5をOFFに
する。又、このとき、信号φSW1,φSをハイレベル
にしてMOSトランジスタT4,T6をONにして、次
の撮像が行える状態とする。
【0066】このように、リセット動作を行う際、フォ
トダイオードPDより光電流が第1MOSトランジスタ
T1に流れることがないので、MOSトランジスタT1
に流れるドレイン電流が定電流源9を流れる定電流とな
る。又、MOSトランジスタT6を設けこれをOFFし
ておくことによって、リセット時にMOSトランジスタ
T1を流れるドレイン電流が、フォトダイオードPDか
らの光電流の影響を受けることがない。従って、第4の
実施形態よりも定電流源9を流れる定電流の電流値を小
さくすることができる。
【0067】尚、本実施形態において、第2の実施形態
(図5)のように、MOSトランジスタT2のソースに
他端に直流電圧VPSが印加されたキャパシタCやMOS
トランジスタT8のゲートを接続し、そして、キャパシ
タCをリセットするためのMOSトランジスタT9のド
レインを接続するとともに、MOSトランジスタT8の
ソースをMOSトランジスタT7のドレインに接続する
ような構成にしても良い。又、第3の実施形態(図8)
のように、MOSトランジスタT2のドレインに信号φ
Dを与えるようにして、上述した第2の実施形態(図
5)のような構成からMOSトランジスタT9を削除し
た構成にしても良い。
【0068】又、本実施形態において、MOSトランジ
スタT6をディプレッション型のNチャネルのMOSト
ランジスタとしても構わない。この画素の構成を、図1
3に示す。図13に示すように、MOSトランジスタT
6以外のMOSトランジスタT1〜T5,T7は、エン
ハンスメント型のNチャネルのMOSトランジスタであ
る。
【0069】図11の構成の画素ように、画素内に設け
られたMOSトランジスタを全てエンハンスメント型の
MOSトランジスタで構成したとき、MOSトランジス
タT6,T1が直列に接続されるため、MOSトランジ
スタT6のゲートに与える信号φSのハイレベルの電圧
を、この画素に供給する電圧よりも高くする場合があ
る。そのためには、MOSトランジスタT6に信号φS
を与えるための別の電源を設ける必要がある。
【0070】それに対して、上述したように、このMO
SトランジスタT6をディプレッション型のMOSトラ
ンジスタとすることによって、そのゲートに与える信号
φSのハイレベルの電圧を低くすることができ、他のM
OSトランジスタに与えるハイレベルの信号と同じ又は
これに近い電圧にすることが可能になる。これは、ディ
プレッション型のMOSトランジスタの閾値が負の値と
なるため、エンハンスメント型のMOSトランジスタと
比べて、低いゲート電圧でONすることができるからで
ある。
【0071】又、本実施形態において、MOSトランジ
スタT6をPチャネルのMOSトランジスタとしても構
わない。この画素の構成を、図14に示す。図14に示
すように、MOSトランジスタT6以外のMOSトラン
ジスタT1〜T5,T7は、NチャネルのMOSトラン
ジスタである。又、MOSトランジスタT6のソースが
フォトダイオードPDのアノードと接続されるととも
に、ドレインがMOSトランジスタT1のドレインに接
続される。
【0072】このような構成にしたとき、MOSトラン
ジスタT6は、ゲート・ドレイン間の電圧差が閾値より
大きければONとなり、又、ゲート・ドレイン間の電圧
差が閾値より小さければOFFとなる。よって、MOS
トランジスタT6のゲートに与える信号φSが、図12
の信号φSとそのタイミングが逆転するとともに、MO
SトランジスタT6のドレインに直列に接続されたMO
SトランジスタT1の影響を受けることなく、ON/O
FF動作を行うことができる。
【0073】又、MOSトランジスタT8のON/OF
F動作が、MOSトランジスタT1の影響を受けること
がないので、信号φSを供給するための別の電源を設け
る必要が無くなる。更に、このようにすることによっ
て、MOSトランジスタT6を、他のMOSトランジス
タと同様にエンハンスメント型のMOSトランジスタと
することができるので、他のMOSトランジスタと同一
の工程でMOSトランジスタT6を生成することが可能
である。よって、上述したように、MOSトランジスタ
T6のみをディプレッション型のMOSトランジスタと
するときと比べて、その生産工程が簡素化される。
【0074】又、図15に示すように、MOSトランジ
スタT6を直流電圧線VPDとフォトダイオードPDのカ
ソードとの間に接続するような構成にしても構わない。
即ち、MOSトランジスタT6のドレインに直流電圧V
PDが印加されるとともに、そのソースにフォトダイオー
ドPDのカソードが接続される。更に、このような構成
の画素において、上述したように、MOSトランジスタ
T6をディプレッション型のMOSトランジスタ、また
は、PチャネルのMOSトランジスタとしても良い。
【0075】尚、第1〜第5の実施形態のように、画素
毎に、各MOSトランジスタを動作させることによっ
て、MOSトランジスタT1のゲート電圧をリセットし
たときの信号を出力信号線6に出力すると、このリセッ
ト時の信号がシリアルに出力され、後続回路においてメ
モリに画素毎の補正データとして記憶しておく。そし
て、実際の撮像時の信号を前記記憶されている補正デー
タで画素毎に補正すれば、出力信号から画素毎のバラツ
キを取り除くことができる。尚、この補正方法の具体例
は後述する図27に示している。この補正方法はライン
メモリなどのメモリを素子内に設けることによっても実
現できる。
【0076】又、第1〜第5実施形態において、各画素
からの信号読み出しは電荷結合素子(CCD)を用いて
行うようにしてもかまわない。この場合、MOSトラン
ジスタT7に相当するポテンシャルレベルを可変とした
ポテンシャルの障壁を設けることにより、CCDへの電
荷読み出しを行えばよい。
【0077】以上説明した第1〜第5の実施形態は、画
素内の能動素子であるMOSトランジスタT1〜T9を
図14の形態を除いて全てNチャネルのMOSトランジ
スタで構成しているが、これらのMOSトランジスタT
1〜T9を全てPチャネルのMOSトランジスタで構成
してもよい。図17、図20〜図24及び図26には、
上記第1〜第5の実施形態をPチャネルのMOSトラン
ジスタで構成した例である第6〜第10の実施形態を示
している。又、図25は、第10の実施形態において、
MOSトランジスタT6をエンハンスメント型のNチャ
ネルのMOSトランジスタとしたものである。そのため
図16〜図26では接続の極性や印加電圧の極性が逆に
なっている。例えば、図17(第6の実施形態)におい
て、フォトダイオードPDはアノードに直流電圧VPDに
接続され、カソードがMOSトランジスタT1のドレイ
ン及びMOSトランジスタT2のゲートに接続されてい
る。MOSトランジスタT1のソースにはMOSトラン
ジスタT4,T5のドレインが接続され、MOSトラン
ジスタT4のソースには直流電圧VPSが印加される。
【0078】ところで、図17のような画素が対数変換
を行うとき、直流電圧VPSと直流電圧VPDは、VPS>V
PD となっており、図2(第1の実施形態)と逆であ
る。また、キャパシタCの出力電圧は初期値が高い電圧
で、積分によって降下する。また、MOSトランジスタ
T3、MOSトランジスタT4、MOSトランジスタT
5、MOSトランジスタT7をONさせるときには、低
い電圧をゲートに印加する。更に、図20以降の実施形
態(第7〜第10の実施形態)において、MOSトラン
ジスタT9、MOSトランジスタT6をONさせるとき
には、低い電圧をゲートに印加する。又、図25に示す
構成の画素において、NチャネルのMOSトランジスタ
となるMOSトランジスタT6をONさせるときには、
高い電圧をゲートに印加する。以上の通り、逆極性のM
OSトランジスタを用いる場合は、電圧関係や接続関係
が一部異なるが、構成は実質的に同一であり、また基本
的な動作も同一であるので、図17、図20〜図26に
ついては図面で示すのみで、その構成や動作についての
説明は省略する。
【0079】第6の実施形態の画素を含む固体撮像装置
の全体構成を説明するためのブロック回路構成図を図1
6に、第7〜第10の実施形態の画素を含む固体撮像装
置の全体構成を説明するためのブロック回路構成図を図
18に示す。図16及び図18については、図1及び図
4と同一部分(同一の役割部分)に同一の符号を付して
説明を省略する。以下、図18の構成について簡単に説
明する。列方向に配列された出力信号線6−1、6−
2、・・・、6−mに対してPチャネルのMOSトラン
ジスタQ1とPチャネルのMOSトランジスタQ2が接
続されている。MOSトランジスタQ1のゲートは直流
電圧線11に接続され、ドレインは出力信号線6−1に
接続され、ソースは直流電圧VPS’のライン12に接続
されている。
【0080】一方、MOSトランジスタQ2のドレイン
は出力信号線6−1に接続され、ソースは最終的な信号
線10に接続され、ゲートは水平走査回路3に接続され
ている。ここで、MOSトランジスタQ1は画素内のP
チャネルのMOSトランジスタTaと共に図19(a)
に示すような増幅回路を構成している。尚、MOSトラ
ンジスタTaは、第7、第8の実施形態ではMOSトラ
ンジスタT8に相当し、又、第9、第10の実施形態で
はMOSトランジスタT2に相当する。
【0081】この場合、MOSトランジスタQ1はMO
SトランジスタTaの負荷抵抗又は定電流源となってい
る。従って、このMOSトランジスタQ1のソースに接
続される直流電圧VPS’と、MOSトランジスタTaの
ドレインに接続される直流電圧VPD’との関係は、VP
D’<VPS’であり、直流電圧VPD’は例えばグランド
電圧(接地)である。MOSトランジスタQ1のドレイ
ンはMOSトランジスタTaに接続され、ゲートには直
流電圧が印加されている。PチャネルのMOSトランジ
スタQ2は水平走査回路3によって制御され、増幅回路
の出力を最終的な信号線10へ導出する。第7〜第10
の実施形態のように、画素内に設けられたMOSトラン
ジスタT7を考慮すると、図19(a)の回路は図19
(b)のように表わされる。
【0082】<画像データの補正方法>上述した第1〜
第10の実施形態のような回路構成の画素が設けられた
固体撮像装置がデジタルカメラなどの画像入力装置に使
用されたときの実施例を、図面を参照して説明する。
【0083】図27に示す画像入力装置は、対物レンズ
51と、該対物レンズ51を通して入射される光の光量
に応じて電気信号を出力する固体撮像装置52と、撮像
時の固体撮像装置52の電気信号(以下、「画像デー
タ」と呼ぶ。)が入力されて一時記憶されるメモリ53
と、リセット時の固体撮像装置52の電気信号(以下、
「補正データ」と呼ぶ。)が入力されて一時記憶される
ためのメモリ54と、メモリ53から送出される画像デ
ータからメモリ54から記憶される補正データを補正演
算する補正演算回路55と、補正演算回路55で補正デ
ータにより補正の施された画像データを演算処理して外
部に出力する処理部56とを有する。尚、固体撮像装置
52は、第1〜10の実施形態(図2、図6、図8、図
9、図11図13〜図15、図17、図20〜図26)
のような回路構成の画素が設けられた固体撮像装置であ
る。
【0084】このような構成の画像入力装置は、まず、
撮像動作を行って、固体撮像装置52から各画素毎に画
像データがメモリ53に出力される。そして、各画素が
撮像動作を終えて、リセット動作を行ったときに、上記
で説明したように、各画素の感度のバラツキを調べて、
補正データをメモリ54に出力する。そして、メモリ5
3内の各画素の画像データとメモリ54内の各画素の補
正データを、補正演算回路55にこの画像データを各画
素毎に送出する。
【0085】補正演算回路55では、メモリ53から送
出された画像データからこの画像データを出力した同一
画素のメモリ54から送出された補正データが各画素毎
に補正演算される。この補正データが補正演算された画
像データが処理部56に送出されて、演算処理された
後、外部に出力される。又、このような画像入力装置に
おいて、メモリ53,54は、それぞれ、固体撮像装置
52からライン毎に送出されるデータが記録されるライ
ンメモリなどが用いられる。従って、メモリ53,54
を固体撮像装置内に組み込むことも容易である。
【0086】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の固体撮像
装置によれば、被写体の撮像時に各画素毎の出力を補正
するための補正データを獲得するために、従来のように
一様光を照射する必要が無くなる。更に、能動素子をM
OSトランジスタで構成することにより高集積化が容易
となり、周辺の処理回路(A/Dコンバータ、デジタル
・システム・プロセッサ、メモリ)等とともにワンチッ
プ上に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である二次元固体撮像装置
の全体の構成を説明するためのブロック回路図。
【図2】本発明の第1の実施形態の1画素の構成を示す
回路図。
【図3】第1の実施形態で使用する画素の各素子に与え
る信号のタイミングチャート。
【図4】本発明の一実施形態である二次元固体撮像装置
の全体の構成を説明するためのブロック回路図。
【図5】図4の一部の回路図。
【図6】本発明の第2の実施形態の1画素の構成を示す
回路図。
【図7】第2の実施形態で使用する画素の各素子に与え
る信号のタイミングチャート。
【図8】本発明の第3の実施形態の1画素の構成を示す
回路図。
【図9】本発明の第4の実施形態の1画素の構成を示す
回路図。
【図10】第4の実施形態で使用する画素の各素子に与
える信号のタイミングチャート。
【図11】本発明の第5の実施形態の1画素の構成を示
す回路図。
【図12】第5の実施形態で使用する画素の各素子に与
える信号のタイミングチャート。
【図13】本発明の第5の実施形態の1画素の構成を示
す回路図。
【図14】本発明の第5の実施形態の1画素の構成を示
す回路図。
【図15】本発明の第5の実施形態の1画素の構成を示
す回路図。
【図16】画素内の能動素子をPチャネルのMOSトラ
ンジスタで構成した実施形態の場合の本発明の二次元固
体撮像装置の全体の構成を説明するためのブロック回路
図。
【図17】本発明の第6の実施形態の1画素の構成を示
す回路図。
【図18】画素内の能動素子をPチャネルのMOSトラ
ンジスタで構成した実施形態の場合の本発明の二次元固
体撮像装置の全体の構成を説明するためのブロック回路
図。
【図19】図18の一部の回路図。
【図20】本発明の第7の実施形態の1画素の構成を示
す回路図。
【図21】本発明の第8の実施形態の1画素の構成を示
す回路図。
【図22】本発明の第9の実施形態の1画素の構成を示
す回路図。
【図23】本発明の第10の実施形態の1画素の構成を
示す回路図。
【図24】本発明の第10の実施形態の1画素の構成を
示す回路図。
【図25】本発明の第10の実施形態の1画素の構成を
示す回路図。
【図26】本発明の第10の実施形態の1画素の構成を
示す回路図。
【図27】画像入力装置の構成を示すブロック図。
【図28】従来例の1画素の構成を示す回路図。
【符号の説明】
G11〜Gmn 画素 2 垂直走査回路 3 水平走査回路 4−1〜4−n 行選択線 5 電源ライン 6−1〜6−m 出力信号線 7−1〜7−n ライン 8−1〜8−m 電流供給線 9−1〜9−m 定電流源 10 信号線 11 直流電圧線 12 ライン 51 対物レンズ 52 固体撮像装置 53,54 メモリ 55 補正演算回路 56 処理部 PD フォトダイオード T1〜T9 MOSトランジスタ C キャパシタ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入射した光量に対して自然対数的に変換
    した出力信号を発生する光電変換手段と、該光電変換手
    段の出力信号を出力信号線へ導出する導出路とを備えた
    複数の画素を有する固体撮像装置において、 前記光電変換手段が、 第1電極に直流電圧が印加された光電変換素子と、 第1電極と第2電極と制御電極とを備え、第1電極及び
    制御電極が前記光電変換素子の第2電極に接続され、制
    御電極から電気信号を出力する第1トランジスタと、 該第1トランジスタの第2電極を、第1トランジスタが
    サブスレッショルド領域で動作するように直流電圧を印
    加するための第1直流電圧線又は前記第1トランジスタ
    に定電流を流すための定電流源のいずれかに選択的に接
    続する接続切換部と、 該接続切換部の動作に関連づけて、前記第1トランジス
    タの第1電極及び制御電極に直流電圧を印加するための
    第2直流電圧線との電気的な接離を行うための第1スイ
    ッチと、 を有することを特徴とする固体撮像装置。
  2. 【請求項2】 第1電極と第2電極と制御電極とを備
    え、第1電極に直流電圧が印加されるとともに制御電極
    が前記第1トランジスタの第1電極及び制御電極に接続
    され、第2電極から電気信号を出力する第2トランジス
    タを更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の固体
    撮像装置。
  3. 【請求項3】 前記接続切換部が、前記第1トランジス
    タの第2電極及び前記第1直流電圧線との間に接続され
    た第2スイッチと、前記第1トランジスタの第2電極及
    び前記定電流源に接続された第3スイッチとを含むこと
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の固体撮像装
    置。
  4. 【請求項4】 光の入射に基づいて光電変換素子から出
    力される電気信号が第1トランジスタに流れ込むのを防
    止するための第4スイッチを更に備えたことを特徴とす
    る請求項1〜請求項3のいずれかに記載の固体撮像装
    置。
  5. 【請求項5】 複数の画素を有する固体撮像装置におい
    て、 定電流源を有するとともに、 各画素が、 フォトダイオードと、 該フォトダイオードの第2電極に第1電極及びゲート電
    極が接続された第1MOSトランジスタと、 前記第1MOSトランジスタの第1電極及びゲート電極
    にゲート電極が接続された第2MOSトランジスタと、 第1電極に直流電圧が印加されるとともに、前記第1ト
    ランジスタの第1電極及びゲート電極に第2電極が接続
    された第3MOSトランジスタと、 前記第1MOSトランジスタの第2電極に第1電極が接
    続されるとともに、前記第1MOSトランジスタをサブ
    スレッショルド領域で動作させるための直流電圧が印加
    された直流電圧線に第2電極が接続された第4MOSト
    ランジスタと、 前記第1MOSトランジスタの第2電極に第1電極が接
    続されるとともに、前記定電流源に第2電極が接続され
    た第5MOSトランジスタと、を有し、 前記画素に撮像動作をさせるときは、前記フォトダイオ
    ードから出力される電気信号を自然対数的に変換するよ
    うに、前記第3、第5MOSトランジスタをOFFにす
    るとともに前記第4MOSトランジスタをONにして、
    前記第1MOSトランジスタを閾値以下のサブスレッシ
    ョルド領域で動作させ、 前記画素のリセットを行うときに、前記第3、第5MO
    SトランジスタをONにするとともに前記第4MOSト
    ランジスタをOFFにして、前記第1MOSトランジス
    タに定電流を流して、前記第1MOSトランジスタのゲ
    ート電極を前記第1MOSトランジスタに対応した所定
    の電圧値にリセットすることを特徴とする固体撮像装
    置。
  6. 【請求項6】 前記フォトダイオードと前記第1MOS
    トランジスタとの間に設けられ、前記フォトダイオード
    の第2電極に第1電極が接続されるとともに、前記第1
    MOSトランジスタの第1電極及びゲート電極の接続ノ
    ードに第2電極が接続された第6MOSトランジスタを
    有し、 前記画素に撮像動作をさせるときは、前記フォトダイオ
    ードから出力される電気信号を自然対数的に変換するよ
    うに、前記第3及び第5MOSトランジスタをOFFに
    するとともに前記第4及び第6MOSトランジスタをO
    Nにして、前記第1MOSトランジスタを閾値以下のサ
    ブスレッショルド領域で動作させ、 前記画素のリセットを行うときに、前記第3及び第5M
    OSトランジスタをONにするとともに前記第4及び第
    6MOSトランジスタをOFFにして、前記第1MOS
    トランジスタに定電流を流して、前記第1MOSトラン
    ジスタのゲート電極を前記第1MOSトランジスタに対
    応した所定の電圧値にリセットすることを特徴とする請
    求項5に記載の固体撮像装置。
  7. 【請求項7】 第1電極に直流電圧が印加されるととも
    に、前記フォトダイオードの第1電極に第2電極が接続
    された第6MOSトランジスタを有し、 前記画素に撮像動作をさせるときは、前記フォトダイオ
    ードから出力される電気信号を自然対数的に変換するよ
    うに、前記第3及び第5MOSトランジスタをOFFに
    するとともに前記第4及び第6MOSトランジスタをO
    Nにして、前記第1MOSトランジスタを閾値以下のサ
    ブスレッショルド領域で動作させ、 前記画素のリセットを行うときに、前記第3及び第5M
    OSトランジスタをONにするとともに前記第4及び第
    6MOSトランジスタをOFFにして、前記第1MOS
    トランジスタに定電流を流して、前記第1MOSトラン
    ジスタのゲート電極を前記第1MOSトランジスタに対
    応した所定の電圧値にリセットすることを特徴とする請
    求項5に記載の固体撮像装置。
  8. 【請求項8】 前記画素が、第1電極が前記第2MOS
    トランジスタの第2電極に接続され、第2電極が出力信
    号線に接続され、ゲート電極が行選択線に接続された第
    7MOSトランジスタを有することを特徴とする請求項
    5〜請求項7のいずれかに記載の固体撮像装置。
  9. 【請求項9】 前記画素が、第1電極が直流電圧に接続
    され、ゲート電極が前記第2MOSトランジスタの第2
    電極に接続されるとともに、前記第2MOSトランジス
    タの第2電極から出力される出力信号を増幅する第8M
    OSトランジスタと、 第1電極が前記第8MOSトランジスタの第2電極に接
    続され、第2電極が出力信号線に接続され、ゲート電極
    が行選択線に接続された第7MOSトランジスタと、 を有することを特徴とする請求項5〜請求項7のいずれ
    かに記載の固体撮像装置。
  10. 【請求項10】 前記画素が、前記第2MOSトランジ
    スタの第2電極に一端が接続されるとともに、前記第2
    MOSトランジスタの第1電極にリセット電圧が与えら
    れたときに前記第2MOSトランジスタを介してリセッ
    トされるキャパシタを有することを特徴とする請求項9
    に記載の固体撮像装置。
  11. 【請求項11】 前記第2MOSトランジスタの第1電
    極が直流電圧に接続されるとともに、 前記画素が、 前記第2MOSトランジスタの第2電極に第1電極が接
    続され第2電極に直流電圧が接続された第9MOSトラ
    ンジスタと、 前記第2MOSトランジスタの第2電極に一端が接続さ
    れるとともに、前記第9MOSトランジスタのゲート電
    極にリセット電圧が与えられたときに前記第9MOSト
    ランジスタを介してリセットされるキャパシタと、 を有することを特徴とする請求項9に記載の固体撮像装
    置。
  12. 【請求項12】 前記画素に対し前記出力信号線を介し
    て接続された負荷抵抗又は定電流源を成すMOSトラン
    ジスタを備えていることを特徴とする請求項5〜請求項
    11のいずれかに記載の固体撮像装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2006098356A1 (ja) * 2005-03-15 2006-09-21 Omron Corporation 画像処理装置および画像処理方法、プログラム、並びに、記録媒体
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US7368773B2 (en) 2003-12-26 2008-05-06 Sharp Kabushiki Kaisha Photodetector device, solid-state imaging device, and camera system

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