JP2001245147A - 画像読取装置、画像形成装置及びシェーディング補正方法 - Google Patents

画像読取装置、画像形成装置及びシェーディング補正方法

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JP2001245147A
JP2001245147A JP2000055631A JP2000055631A JP2001245147A JP 2001245147 A JP2001245147 A JP 2001245147A JP 2000055631 A JP2000055631 A JP 2000055631A JP 2000055631 A JP2000055631 A JP 2000055631A JP 2001245147 A JP2001245147 A JP 2001245147A
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JP2000055631A
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Hiroyuki Yamamoto
裕之 山本
Hiroyuki Futami
博行 二見
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シェーディング補正用の補正データが基準濃
度板や読取光学系に付着し異物に影響されて再生される
画像の画質低下の原因になるので、このような画質の低
下を防止する。 【解決手段】 シェーディング補正用の補正データを作
成する際に、異物により影響された特異画素の画像デー
タを、補正データ作成のための演算の対象から除外す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原稿を読み取って
デジタル画像データを取得する画像読取装置、該画像読
取装置を有する画像形成装置及び前記デジタル画像デー
タを取得する際に行われるシェーディング補正方法に関
し、特に、シェーディング補正における異物等に起因す
る補正誤差の発生防止に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタル複写機等の画像読取装置におい
ては、白色板で形成された基準濃度板を読み取って、シ
ェーディング補正のための補正データを作成し、シェー
ディング補正が行われる。前記基準濃度板の読取におい
ては、ライン撮像素子により、例えば、256ラインの
ように複数ラインの読取により画像データが取得されて
画素毎に、複数ライン分の画像データの平均を演算する
等の平均化を行って、シェーディング補正用の補正デー
タが作成される。
【0003】このような平均化により、個々のラインに
おける誤差が圧縮された補正データを取得することが可
能になる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記基
準濃度板や読取光学系の光学部品に紙粉等の異物が付着
する場合があり、この場合には前記のような平均化を行
っても誤差が除去しきれず、画質の低下を招くことが確
認された。特に、低濃度部の再現において、このような
画質の低下が現れることが確認された。
【0005】従って、本発明の目的は、基準濃度板や読
取光学系等に異物が付着することによる画質の低下を防
止することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述した本発明の目的は
下記の発明のいずれかによって達成される。
【0007】1.基準濃度板、ライン撮像素子を有し、
原稿を主走査方向及び副走査方向に走査して読み取る読
取手段、該ライン撮像素子からの出力に対してシェーデ
ィング補正を行うシェーディング補正手段及びシェーデ
ィング補正データを作成する補正データ作成手段を有す
る画像読取装置において、前記補正データ作成手段は、
前記主走査方向の複数ラインの読取により取得された画
像データから画素毎の画素値の平均化により補正データ
を作成するものであり、該平均化において、前のライン
を基準ラインとし、該基準ラインとその後のラインとを
画素毎に対比を行うことにより特異画素を検出し、検出
された該特異画素の画素値を前記平均化の対象から除外
することを特徴とする画像読取装置。
【0008】2.前記特異画素が存在するラインを前記
対比の前記基準ラインとする場合、前記特異画素が存在
しない前記基準ラインよりも前のラインの対応画素の画
素値で前記基準ラインの前記特異画素の画素値を置換す
ることを特徴とする前記1に記載の画像読取装置。
【0009】3.前記対比において、最初のラインに前
記特異画素が検出された場合に、前記特異画素が検出さ
れないラインの前のラインまでの画像データを前記平均
化の対象から除外することを特徴とする前記1又は前記
2に記載の画像読取装置。
【0010】4.基準濃度板、ライン撮像素子を有し、
原稿を主走査方向及び副走査方向に走査して読み取る読
取手段、該ライン撮像素子からの出力に対してシェーデ
ィング補正を行うシェーディング補正手段及びシェーデ
ィング補正データを作成する補正データ作成手段を有す
る画像読取装置において、前記補正データ作成手段は、
前記主走査方向の複数ラインの読取により取得された画
像データから画素毎の画素値の平均化により補正データ
を作成するものであり、該平均化において、前のライン
を基準ラインとし、該基準ラインとその後のラインとを
画素毎に対比を行うことにより特異画素の検出を行い、
該特異画素が検出された場合に、検出された前記特異画
素の画素値を前記基準ラインの対応画素の画素値で置換
して前記平均化を行うことを特徴とする画像読取装置。
【0011】5.前記対比において、前記特異画素が存
在するラインを前記基準ラインとする場合、前記特異画
素が存在しない前記基準ラインよりも前のラインの対応
画素の画素値で前記基準ラインの該当画素の画素値を置
換することを特徴とする前記4に記載の画像読取装置。
【0012】6.前記対比において、最初のラインに前
記特異画素が検出された場合に、前記特異画素が検出さ
れないラインの前のラインまでの画像データを前記平均
化の対象から除外することを特徴とする前記4又は前記
5に記載の画像読取装置。
【0013】7.基準濃度板、ライン撮像素子を有し、
原稿を主走査方向及び副走査方向に走査して読み取る読
取手段、該ライン撮像素子からの出力に対してシェーデ
ィング補正を行うシェーディング補正手段及びシェーデ
ィング補正データを作成する補正データ作成手段を有す
る画像読取装置において、前記補正データ作成手段は、
前記主走査方向の複数ラインの読取により取得された画
像データから画素毎の画素値の平均化により補正データ
を作成するものであり、該平均化において、前のライン
を基準ラインとし、該基準ラインとその後のラインとを
画素毎に対比を行うことにより特異画素の検出を行い、
該特異画素が検出された場合に、該特異画素が検出され
たラインを、前記特異画素が検出されない前のラインで
置換して前記平均化を行うことを特徴とする画像読取装
置。
【0014】8.前記対比において、前記特異画素が存
在するラインを前記基準ラインとする場合、前記特異画
素が存在しない前記基準ラインよりも前のラインで前記
基準ラインを置換することを特徴とする前記7に記載の
画像読取装置。
【0015】9.前記対比において、最初のラインに前
記特異画素が検出された場合に、前記特異画素が検出さ
れないラインの前のラインまでの画像データを前記平均
化の対象から除外することを特徴とする前記7又は前記
8に記載の画像読取装置。
【0016】10.基準濃度板、ライン撮像素子を有
し、原稿を主走査方向及び副走査方向に走査して読み取
る読取手段、該ライン撮像素子からの出力に対してシェ
ーディング補正を行うシェーディング補正手段及びシェ
ーディング補正データを作成する補正データ作成手段を
有する画像読取装置において、前記補正データ作成手段
は、前記主走査方向の複数ラインの画像データを記憶す
る記憶手段及び該記憶手段に記憶された画像データに基
づいて画素毎に画素値を平均化する平均化手段を有し、
該平均化手段は、前記特異画素検出手段により検出され
た特異画素が存在するラインを平均化の対象から除外し
て前記平均化を行うことを特徴とする画像読取装置。
【0017】11.前記1〜10のいずれか1項に記載
の画像読取装置及び該画像読取装置からの画像データに
基づいて画像を形成する画像形成手段を有することを特
徴とする画像形成装置。
【0018】12.基準濃度板を読み取って、複数ライ
ンの画像データを取得し、画素毎に画素値の平均化を行
って、補正データを作成し、作成された前記補正データ
に基づいてシェーディング補正を行うシェーディング補
正方法において、特異画素を検出し、検出された特異画
素の画素値を除外して前記平均化を行い前記補正データ
を作成することを特徴とするシェーディング補正方法。
【0019】13.前記特異画素を、前記特異が存在す
るラインよりも前の特異画素でない対応画素で置換して
前記平均化を行うことを特徴とする前記12に記載のシ
ェーディング補正方法。
【0020】14.前記特異画素が存在するラインを、
該ラインよりも前の前記特異が画素が存在しないライン
で置換して前記平均化を行うことを特徴とする前記12
に記載のシェーディング補正方法。
【0021】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態に係る
画像読取装置の構成を示す図である。
【0022】1は移動原稿G1を読み取る窓を形成する
スリットガラスである。2は基準の濃度を有する白色板
で構成された基準濃度板であり、シェーディング補正に
おいて用いられ、基準濃度板2を読み取ることによりシ
ェーディング補正用の補正データが作成される。3は静
止原稿G2が載置されるガラス板からなる原稿台であ
る。4は原稿照明ランプ、5は反射鏡であり、原稿照明
ランプ4と反射鏡5とは基準濃度板2及び原稿台3上の
静止原稿G2を読み取る際に一体に移動する。6、7は
反射鏡であり、基準濃度板2及び静止原稿G2を読み取
る際に一体に移動する。8は結像レンズであり、移動原
稿G1、静止原稿G2及び基準濃度板2の像をライン撮
像素子9上に結像する。9はCCDで構成されるライン
撮像素子であり、光学情報を電気信号に変換する。10
はライン撮像素子9のアナログ出力を増幅し、デジタル
変換する変換回路である。原稿照明ランプ4から結像レ
ンズ8までの光学系、ライン撮像素子9及び変換回路1
0は読取手段を構成する。シェーディング補正手段とし
てのシェーディング補正回路11は、原稿照明ランプ4
の配光特性による読取誤差や結像レンズ8のCOS4乗
則に従った配光特性による読取誤差等を補正する。12
はフィルタ処理、変倍処理、濃度変換処理、編集等の各
種の処理を行う画像処理回路である。13は画像データ
が格納される画像メモリである。14はシェーディング
補正用の補正データを記憶する記憶手段としての補正メ
モリであり、シェーディング補正回路11は補正メモリ
14に記憶されている補正データに基づいてシェーディ
ング補正を行う。15は全体を制御するCPU構成の制
御手段である。補正メモリ14と制御手段15とは後に
説明するように、シェーディング補正用の補正データに
誤差をもたらすデータを除外して前記補正データを作成
するものであり、補正データ作成手段を構成する。
【0023】前記読取手段により、移動原稿G1又は静
止原稿G2を読み取って取得された画像データはシェー
ディング補正回路11により補正された後に、画像処理
回路12により処理され、画像メモリ13に格納され
る。画像形成に際しては、画像メモリ13から画像デー
タが読み出され、図示しない画像形成手段により記録紙
等に画像が形成される。画像形成手段としては、電子写
真方式によるものやインクジェット方式によるもの等、
周知の任意のものを使用することができる。
【0024】画像の読取に先だって、シェーディング補
正用の補正データの作成が行われ、画像読取において
は、この前段階で作成された補正データに基づいてシェ
ーディング補正が行われる。シェーディング補正用の補
正データは基準濃度板2を読み取って取得された画像デ
ータから次のようにして作成される。
【0025】基準濃度板2を白矢印方向に走査すること
により、複数ライン(例えば、256ライン)の画像デ
ータが取得される。そして、各画素毎に、前記複数ライ
ンの画素値の平均値が求められ、該平均値から求められ
たシェーディング補正係数が補正データとして、補正メ
モリ14に格納される。
【0026】基準濃度板2や反射鏡5、6、7や結像レ
ンズ8に紙粉等の異物が付着すると読取誤差が発生し、
補正データに影響を与える。
【0027】本実施の形態においては、このようなシェ
ーディング補正用の補正データの誤差を除去して前記補
正データの作成を行っている。以下に、このような補正
データの作成について説明する。
【0028】図2はシェーディング補正用の補正データ
を作成する過程の第1の例を示すフローチャートであ
る。
【0029】最初にステップF1において、シェーディ
ング補正用の補正データの収集が行われる。この収集は
前記読取手段により基準濃度板2を読み取り、補正メモ
リ14に各ラインの画素値を格納することにより行われ
る。
【0030】次に、M−1ライン目の各画素の画素値を
比較の基準値として設定する(F2)。ライン数MがM
maxに達する、即ち、例えば、256に達して補正デ
ータの作成が終了したときには、後に説明する補正デー
タ作成ステップF8を経て終了するが、ライン数がMm
axに達しないときには、M−1ライン目の基準値とM
ライン目の画素値の比較がラインの全画素について各画
素毎に行われる(F4)。この比較において、M−1ラ
イン目の画素の画素値、即ち、画素の輝度値をGi(M
−1)とし、Mラインの画素値をGi(M)としたと
き、Gi(M−1)−Gi(M)<−K1のときには、
M−1ラインの全画素値を補正メモリから削除(F7)
した後にステップF2に戻り、比較の基準値の設定をや
り直す。ここに、K1は正の閾値である。ステップF4
におけるステップF2に戻る前記の処理は、先に設定し
た基準値が、例えば、基準濃度板2に紙粉等が付着して
いて、異常値を示す特異画素が検出され、正常なシェー
ディング補正データとして採用することができない場合
の処理である。
【0031】ステップF4において、Gi(M−1)−
Gi(M)≧−K1で、且つ、Gi(M−1)−Gi
(M)≦K2のときには、比較基準値をM−1ライン目
の画素の画素値からMライン目の画素の画素値に更新す
る(F5)。ここに、K2は正の閾値である。ステップ
F4及びF5はラインを構成する全ての画素について行
われ、ラインを構成する画素のいずれかに前述の条件に
該当するものが存在する場合には、前述の処理が行われ
る。例えば、Mライン目の1画素が、(M−1)−Gi
(M)≦K2という条件を満たしていないときには、ス
テップF5への移行は行われず、ステップF6に移行す
る。
【0032】ステップF5はM−1ラインとMラインの
画素値が正常な場合、即ち、図3(a)に示すように、
特異画素が検出されない場合であり、この場合にはステ
ップF1において、各ラインの画素値がシェーディング
補正データとして補正メモリ14に蓄積される。
【0033】Gi(M−1)−Gi(M)>K2のとき
には、Mラインの画素値に異常がある場合、即ち、図3
(b)に示すような特異画素gpが検出された場合であ
り、基準濃度板2や反射鏡に紙粉等の異物が付着して特
異画素gpが検知された場合には、ステップF6におい
て、Mライン目の全画素データを補正メモリ14から削
除する。
【0034】前述ステップF2からF7までの処理をM
=1からM=Mmax(例えば256)まで行って、補
正メモリ14に補正データを蓄積した後に、ステップF
8において、全てのラインの画素値のデータから、各画
素毎の平均値を算出し、該平均値からシェーディング補
正係数を演算し、該シェーディング補正係数を補正メモ
リ14に格納し、シェーディング補正に使用する。
【0035】図2に示す補正データの作成工程の制御及
びステップF8における平均化等の演算は制御手段15
により行われる。このように補正メモリ14と、制御手
段15とは補正データ作成手段を構成する。
【0036】図4はシェーディング補正用の補正データ
を作成する第2の例を示す。図4は、図2におけるステ
ップF6をステップF16に変えた例を示す。図4の場
合には、ステップF4において、Mラインを構成する画
素の画素値に異常がある場合に、特異画素gpの画素値
Gp(M)をM−1ラインの対応する正常な画素の画素
値Gp(M−1)で置換する処理が行われる。そして、
画素値Gp(M−1)で置換されたMラインの画素デー
タが平均化において使用される。
【0037】図5はシェーディング補正用の補正データ
を作成する第3の例を示す。図5は、図2におけるステ
ップF6をステップ26に変えた例を示す。図5の場合
には、ステップF4において、Mラインを構成する画素
のいずれかに特異画素が検知されたときに、Mラインの
全ての画素の画素値をM−1ラインの画素値で置換する
処理が行われる。図5の例では置換された画素値が平均
化において使用される。
【0038】図2、4及び5に示した例は、各ライン毎
に基準ラインとの比較を行い、ライン毎にシェーディン
グ補正用の補正データとして使用するか否かの判断を行
うものであるが、他の補正データの作成方法として、次
に説明する方法によることも可能である。
【0039】記憶手段としての補正メモリ14に基準濃
度板2の読取により取得された全画像データを格納し、
格納された画素値のデータから異常値を示すデータを検
出する。このような異常値の検出は、例えば、図3
(a)における閾値K2の範囲内に画素値のデータが入
っているか否かを調べることにより行われる。そして、
閾値K2を超える異常値を示した特異画素が存在するラ
インの全画素値データを平均化の対象から除外して、各
画素毎に平均化を行ってシェーディング補正用の補正デ
ータを作成する。
【0040】
【発明の効果】請求項1〜14のいずれかの発明によ
り、基準濃度板や読取光学系に紙粉等の異物の付着のシ
ェーディング補正用の補正データへの影響が除去される
ので、再生画像の画質の低下が防止される。特に、低濃
度部の再現のように微少な濃度値の変動による画質の低
下が防止され、鮮明な画像を再現することが可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像読取装置の構成
を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態におけるシェーディングデ
ータ作成工程の第1の例を示すフローチャートである。
【図3】画素値を示すグラフである。
【図4】本発明の実施の形態におけるシェーディングデ
ータ作成工程の第2の例を示すフローチャートである。
【図5】本発明の実施の形態におけるシェーディングデ
ータ作成工程の第3の例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 スリットガラス 2 基準濃度板 3 原稿台 4 原稿照明ランプ 5,6,7 反射鏡 8 結像レンズ 9 ライン撮像素子 10 変換回路 11 シェーディング補正回路 12 画像処理回路 13 画像メモリ 14 補正メモリ 15 制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B047 BA02 BB02 BC05 BC09 BC11 CB22 DA04 DA06 DC06 DC09 5C072 AA01 BA08 CA02 DA02 DA04 EA05 FB12 RA16 UA02 XA01 5C077 LL04 LL13 LL19 MM03 MM27 PP06 PP46 PQ18 PQ20 SS01

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基準濃度板、 ライン撮像素子を有し、原稿を主走査方向及び副走査方
    向に走査して読み取る読取手段、 該ライン撮像素子からの出力に対してシェーディング補
    正を行うシェーディング補正手段及びシェーディング補
    正データを作成する補正データ作成手段を有する画像読
    取装置において、 前記補正データ作成手段は、前記主走査方向の複数ライ
    ンの読取により取得された画像データから画素毎の画素
    値の平均化により補正データを作成するものであり、該
    平均化において、前のラインを基準ラインとし、該基準
    ラインとその後のラインとを画素毎に対比を行うことに
    より特異画素を検出し、検出された該特異画素の画素値
    を前記平均化の対象から除外することを特徴とする画像
    読取装置。
  2. 【請求項2】 前記特異画素が存在するラインを前記対
    比の前記基準ラインとする場合、前記特異画素が存在し
    ない前記基準ラインよりも前のラインの対応画素の画素
    値で前記基準ラインの前記特異画素の画素値を置換する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 【請求項3】 前記対比において、最初のラインに前記
    特異画素が検出された場合に、前記特異画素が検出され
    ないラインの前のラインまでの画像データを前記平均化
    の対象から除外することを特徴とする請求項1又は請求
    項2に記載の画像読取装置。
  4. 【請求項4】 基準濃度板、 ライン撮像素子を有し、原稿を主走査方向及び副走査方
    向に走査して読み取る読取手段、 該ライン撮像素子からの出力に対してシェーディング補
    正を行うシェーディング補正手段及びシェーディング補
    正データを作成する補正データ作成手段を有する画像読
    取装置において、 前記補正データ作成手段は、前記主走査方向の複数ライ
    ンの読取により取得された画像データから画素毎の画素
    値の平均化により補正データを作成するものであり、該
    平均化において、前のラインを基準ラインとし、該基準
    ラインとその後のラインとを画素毎に対比を行うことに
    より特異画素の検出を行い、該特異画素が検出された場
    合に、検出された前記特異画素の画素値を前記基準ライ
    ンの対応画素の画素値で置換して前記平均化を行うこと
    を特徴とする画像読取装置。
  5. 【請求項5】 前記対比において、前記特異画素が存在
    するラインを前記基準ラインとする場合、前記特異画素
    が存在しない前記基準ラインよりも前のラインの対応画
    素の画素値で前記基準ラインの該当画素の画素値を置換
    することを特徴とする請求項4に記載の画像読取装置。
  6. 【請求項6】 前記対比において、最初のラインに前記
    特異画素が検出された場合に、前記特異画素が検出され
    ないラインの前のラインまでの画像データを前記平均化
    の対象から除外することを特徴とする請求項4又は請求
    項5に記載の画像読取装置。
  7. 【請求項7】 基準濃度板、 ライン撮像素子を有し、原稿を主走査方向及び副走査方
    向に走査して読み取る読取手段、 該ライン撮像素子からの出力に対してシェーディング補
    正を行うシェーディング補正手段及びシェーディング補
    正データを作成する補正データ作成手段を有する画像読
    取装置において、 前記補正データ作成手段は、前記主走査方向の複数ライ
    ンの読取により取得された画像データから画素毎の画素
    値の平均化により補正データを作成するものであり、該
    平均化において、前のラインを基準ラインとし、該基準
    ラインとその後のラインとを画素毎に対比を行うことに
    より特異画素の検出を行い、該特異画素が検出された場
    合に、該特異画素が検出されたラインを、前記特異画素
    が検出されない前のラインで置換して前記平均化を行う
    ことを特徴とする画像読取装置。
  8. 【請求項8】 前記対比において、前記特異画素が存在
    するラインを前記基準ラインとする場合、前記特異画素
    が存在しない前記基準ラインよりも前のラインで前記基
    準ラインを置換することを特徴とする請求項7に記載の
    画像読取装置。
  9. 【請求項9】 前記対比において、最初のラインに前記
    特異画素が検出された場合に、前記特異画素が検出され
    ないラインの前のラインまでの画像データを前記平均化
    の対象から除外することを特徴とする請求項7又は請求
    項8に記載の画像読取装置。
  10. 【請求項10】 基準濃度板、 ライン撮像素子を有し、原稿を主走査方向及び副走査方
    向に走査して読み取る読取手段、 該ライン撮像素子からの出力に対してシェーディング補
    正を行うシェーディング補正手段及びシェーディング補
    正データを作成する補正データ作成手段を有する画像読
    取装置において、 前記補正データ作成手段は、前記主走査方向の複数ライ
    ンの画像データを記憶する記憶手段及び該記憶手段に記
    憶された画像データに基づいて画素毎に画素値を平均化
    する平均化手段を有し、該平均化手段は、前記特異画素
    検出手段により検出された特異画素が存在するラインを
    平均化の対象から除外して前記平均化を行うことを特徴
    とする画像読取装置。
  11. 【請求項11】 請求項1〜10のいずれか1項に記載
    の画像読取装置及び該画像読取装置からの画像データに
    基づいて画像を形成する画像形成手段を有することを特
    徴とする画像形成装置。
  12. 【請求項12】 基準濃度板を読み取って、複数ライン
    の画像データを取得し、画素毎に画素値の平均化を行っ
    て、補正データを作成し、作成された前記補正データに
    基づいてシェーディング補正を行うシェーディング補正
    方法において、 特異画素を検出し、検出された特異画素の画素値を除外
    して前記平均化を行い前記補正データを作成することを
    特徴とするシェーディング補正方法。
  13. 【請求項13】 前記特異画素を、前記特異が存在する
    ラインよりも前の特異画素でない対応画素で置換して前
    記平均化を行うことを特徴とする請求項12に記載のシ
    ェーディング補正方法。
  14. 【請求項14】 前記特異画素が存在するラインを、該
    ラインよりも前の前記特異が画素が存在しないラインで
    置換して前記平均化を行うことを特徴とする請求項12
    に記載のシェーディング補正方法。
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