JP2001244178A - 露光装置および露光方法ならびにデバイス製造方法 - Google Patents

露光装置および露光方法ならびにデバイス製造方法

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JP2001244178A
JP2001244178A JP2000052775A JP2000052775A JP2001244178A JP 2001244178 A JP2001244178 A JP 2001244178A JP 2000052775 A JP2000052775 A JP 2000052775A JP 2000052775 A JP2000052775 A JP 2000052775A JP 2001244178 A JP2001244178 A JP 2001244178A
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temperature
exposure
air
exposure table
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Toshihiro Yamazaki
俊洋 山崎
Hajime Nakamura
中村  元
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 露光台の各部位の環境温度を個別に制御する
とともに、露光台の本体温度を監視して装置本体の熱変
形による転写精度の劣化を防ぐ。 【解決手段】 露光台1の環境温度を維持するためのチ
ャンバー2に隣接して空調機室3を設け、ヒータ20〜
23によって個別に温調された温調空気を露光台1の各
部位に供給し、環境温度を個別に制御する。加えて、露
光台1に設けられた温度センサ30〜35によって露光
台1の本体温度を監視し、規定値をはずれたときには、
露光禁止にするとともに空調OFFの状態にしてチャン
バー2内に外気を導入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体デバイス等
を製造するための露光装置および露光方法ならびにデバ
イス製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体デバイス等の微細化が進
み、その製造に用いる露光装置には、装置性能を保つた
めの厳しい温度管理が要求されている。
【0003】図15は一従来例を示すもので、この露光
装置は、レチクルパターンを転写するための露光台40
1と、露光台401の環境を一定に保つためのチャンバ
ー402と、チャンバー402の排気を回収すると同時
に外気も取り入れ、チャンバー402へ供給する空気を
温調・清浄化するための空調機室403を有する。
【0004】露光台401は、ウエハ404を位置決め
するためのウエハステージ405と、レチクル406を
載せるレチクルステージ407と、レチクルステージ4
07の上部に配置した光源光学系408と、レチクルス
テージ407とウエハステージ405の間に設けられた
投影光学系409から構成される。光源光学系408か
ら発生する露光光をレチクル406に照射し、投影光学
系409によりウエハ404に結像させることで、レチ
クル406のパターンをウエハ404に転写する。
【0005】チャンバー402は、第1の給気口41
0、第2の給気口411、第3の給気口412、第4の
給気口413、および排気口414を備えている。第1
ないし第4の給気口410〜413は、温調空気をチャ
ンバー402に取り入れるためのもので、チャンバー4
02内で温度上昇した空気が排気口414から排出され
る。第1の給気口410からチャンバー402の上部へ
供給された給気は、図示しないエアフィルタを通して露
光台401の上部から下方へ導入される。第2の給気口
411からチャンバー402へ供給された給気は、図示
しないエアフィルタを通してレチクルステージ407の
周辺へ導入される。第3の給気口412からチャンバー
402へ供給された給気は、図示しないエアフィルタを
通して投影光学系409の周辺へ導入される。第4の給
気口413からチャンバー402へ供給された給気は、
図示しないエアフィルタを通してウエハステージ405
の周辺へ導入される。排気口414は、チャンバー40
2の底部に位置し、チャンバー402内で温度上昇した
空気を空調機室403へ排気する。
【0006】空調機室403は、排気口414から取り
入れた排気と外気吸引口415からエアフィルタ416
を通して取り入れた外気を冷却用熱交換器417へ導入
し、冷凍機により所定温度に冷却したのち、フィルタを
通してファン418へ導入する。
【0007】所定温度に冷却された空気は、ファン41
8によりエアフィルタ419を通し第1ないし第4のヒ
ータ420〜423へ送り込まれる。第1のヒータ42
0へ送り込まれた冷却空気は、温調された後、第1の給
気口410へ供給される。第2のヒータ421へ送り込
まれた冷却空気は、温調された後、第2の給気口411
へ供給される。第3のヒータ422へ送り込まれた冷却
空気は、温調された後、第3の給気口412へ供給され
る。第4のヒータ423へ送り込まれた冷却空気は、温
調された後、第4の給気口413へ供給される。
【0008】チャンバー402内には、露光台上部温度
センサ424、レチクルステージ周辺温度センサ42
5、投影光学系周辺温度センサ426、ウエハステージ
周辺温度センサ427を配置する。空調制御部428
は、これらの温度センサからの温度情報を入力し、この
温度情報を基に第1のヒータ420から第4のヒータ4
23をそれぞれ制御する。
【0009】具体的には、空調制御部428は、露光台
上部温度センサ424からの温度情報を基にヒータ42
0の発熱量を制御し、レチクルステージ周辺温度センサ
425からの温度情報を基にヒータ421の発熱量を制
御し、投影光学系周辺温度センサ426からの温度情報
を基にヒータ422の発熱量を制御し、ウエハステージ
周辺温度センサ427からの温度情報を基にヒータ42
3の発熱量を制御する。このようにしてチャンバー40
2内の温調が行なわれる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の技術によれば、最近のより一層の微細化に伴なう露光
装置の高精度化には対応できないという未解決の課題が
ある。詳しく説明すると、露光装置の転写精度を向上さ
せるためには、熱的影響による装置本体の変形による転
写精度の劣化を回避しなければならない。露光台の装置
本体が変形すると、装置本体に固定されている投影光学
系等のレンズ、ステージ位置計測用のレーザー干渉計、
その他計測系の空間的配置が変化してしまい、パターン
の転写精度を劣化させる。
【0011】ところが、従来例の装置では、装置本体の
熱変形を検知して温調を行なう機能がないために、より
一層の微細化に対応する転写精度を得ることができな
い。
【0012】また、0.1℃〜0.01℃等の分解能で
チャンバー内の温度分布を見ていくと、装置の稼動状態
により、装置各部の発熱量が異なり、装置温度や、装置
周辺空間の温度分布にむらが発生しやすい。そこで、装
置の温度、稼動状態に合わせて装置各部の温度等を適切
に調節することで、部分的に過度の温調や温調不足が生
じたり、余分な電力を消費することのないように高度な
温度管理が必要である。
【0013】本発明は上記従来の技術の有する未解決の
課題に鑑みてなされたものであり、装置本体の熱変形や
稼動状態に合わせて適切な温調を行なうことで、転写精
度の向上および消費電力の低減、スループットの改善等
に貢献できる露光装置および露光方法ならびにデバイス
製造方法を提供することを目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の露光装置は、露光台の環境を維持するため
のチャンバーと、前記露光台の複数の部位の環境温度を
それぞれ検出する環境温度検出手段と、該環境温度検出
手段の出力に基づいて前記露光台の前記複数の部位の環
境温度を個別に調整自在である空調手段と、前記露光台
の本体温度を検出する本体温度検出手段と、該本体温度
検出手段の出力に基づいて前記空調手段を制御するため
の制御手段を有することを特徴とする。
【0015】制御手段が、本体温度検出手段の出力に基
づいて空調手段のON/OFF制御を行なうように構成
されているとよい。
【0016】また、露光台の環境を維持するためのチャ
ンバーと、前記露光台の複数の部位の環境温度をそれぞ
れ検出する環境温度検出手段と、該環境温度検出手段の
出力に基づいて前記露光台の前記複数の部位の環境温度
を個別に調整自在である空調手段と、前記露光台の本体
温度を検出する本体温度検出手段と、該本体温度検出手
段の出力に基づいて前記露光台の装置本体を直接加熱ま
たは冷却するための本体温調手段を有するものでもよ
い。
【0017】本体温調手段が、空調手段の温調空気によ
って本体温度を調節するための冷媒流路を有するとよ
い。
【0018】本体温調手段が、空調手段の温調空気とは
別の温調媒体を用いて本体温度を調節するための冷媒流
路を備えていてもよい。
【0019】また、露光台の環境を維持するためのチャ
ンバーと、前記露光台の複数の部位の環境温度をそれぞ
れ個別に制御するための複数の温調ユニットと、該複数
の温調ユニットを互いに連通させるバイパス手段を有す
るものでもよい。
【0020】本発明の露光方法は、露光台の複数の部位
の環境温度をそれぞれ検出する工程と、検出された環境
温度に基づいて前記露光台の各部位の環境温度を調節す
るための空調手段を制御する工程と、前記露光台の本体
温度を検出する工程と、検出された本体温度に基づいて
前記空調手段のON/OFF制御を行なう工程を有する
ことを特徴とする。
【0021】露光台の複数の部位の環境温度をそれぞれ
検出する工程と、検出された環境温度に基づいて前記露
光台の各部位の環境温度を調整するための複数の温調ユ
ニットを制御する工程と、バイパス手段によって前記複
数の温調ユニットを連通させ、前記露光台の環境温度を
一括で制御する工程を有する露光方法でもよい。
【0022】
【作用】露光台の各部位の環境温度が適切な範囲であっ
て露光可能な状態であっても、露光台の本体温度が所定
の値を越えていると、装置本体の熱歪のために露光光学
系や計測系に誤差が発生し、転写精度が損われる。そこ
で、露光台の本体温度を検出する本体温度検出手段を設
けて露光台の本体温度を監視し、露光可能な状態である
か否かを判別する。
【0023】露光台の本体温度が所定の値を越えている
ときは、空調手段をOFFにして、露光台の環境温度を
維持するチャンバーの外の空気によって露光台の本体温
度が下がるまで待機する。
【0024】露光台の本体温度が所定の値以下になった
ことを確認したうえで、空調手段をONにして露光サイ
クルを開始する。チャンバーの外の空気を利用して冷却
することで、消費電力を低減し、デバイス等の製造コス
トの上昇を防ぐことができる。
【0025】露光台の本体温度が所定の値を越えたとき
に露光台の投影光学系を直接温調空気や他の冷却媒体に
よって冷却するための冷媒流路等を設けておけば、より
迅速に露光を開始できるため、スループットの向上につ
ながる。
【0026】また、予め設定された装置稼動シーケンス
に合わせて、露光台の環境温度を一括で制御できるよう
にバイパス手段を設けておけば、装置の稼動効率を大幅
に改善できる。
【0027】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。
【0028】図1は第1の実施の形態による露光装置を
示すもので、この装置は、レチクルパターンを転写する
ための露光台1と、露光台1の環境を一定に保つための
チャンバー2と、チャンバー2の排気を回収すると同時
に外気も取り入れ、チャンバー2へ供給する空気を温調
・清浄化するための空調手段である空調機室3を有す
る。
【0029】露光台1は、ウエハ4を位置決めするため
のウエハステージ5と、レチクル6を載せるレチクルス
テージ7と、レチクルステージ7の上部に配置した光源
光学系8と、レチクルステージ7とウエハステージ5の
間に設けられた投影光学系9から構成される。光源光学
系8から発生する露光光をレチクル6に照射し、投影光
学系9によりウエハ4に結像させることで、レチクル6
のパターンをウエハ4に転写する。
【0030】チャンバー2は、第1の給気口10、第2
の給気口11、第3の給気口12、第4の給気口13、
および排気口14を備えている。第1ないし第4の給気
口10〜13は、温調空気をチャンバー2に取り入れて
露光台1の各部位の環境温度を個別に制御するためのも
ので、チャンバー2内で温度上昇した空気が排気口14
から排出される。第1の給気口10からチャンバー2の
上部へ供給された温調空気である給気は、図示しないエ
アフィルタを通して露光台1の上部から下方へ導入され
る。第2の給気口11からチャンバー2へ供給された温
調空気である給気は、図示しないエアフィルタを通して
レチクルステージ7の周辺へ導入される。第3の給気口
12からチャンバー2へ供給された温調空気である給気
は、図示しないエアフィルタを通して投影光学系9の周
辺へ導入される。第4の給気口13からチャンバー2へ
供給された温調空気である給気は、図示しないエアフィ
ルタを通してウエハステージ5の周辺へ導入される。排
気口14は、チャンバー2の底部に位置し、チャンバー
2内で温度上昇した空気を空調機室3へ排気する。
【0031】空調機室3は、排気口14から取り入れた
排気と外気吸引口15からエアフィルタ16を通して取
り入れた外気を冷却用熱交換器17へ導入し、図示しな
い冷凍機により所定温度に冷却したのち、図示しないフ
ィルタを通して送風手段であるファン18へ導入する。
所定温度に冷却された空気は、ファン18によりエアフ
ィルタ19を通し温調ユニットである第1ないし第4の
ヒータ20〜23へ送り込まれる。第1のヒータ20へ
送り込まれた冷却空気は、温調された後、第1の給気口
10へ供給される。第2のヒータ21へ送り込まれた冷
却空気は、温調された後、第2の給気口11へ供給され
る。第3のヒータ22へ送り込まれた冷却空気は、温調
された後、第3の給気口12へ供給される。第4のヒー
タ23へ送り込まれた冷却空気は、温調された後、第4
の給気口13へ供給される。
【0032】チャンバー2内には、環境温度検出手段で
ある露光台上部温度センサ24、レチクルステージ周辺
温度センサ25、投影光学系周辺温度センサ26、ウエ
ハステージ周辺温度センサ27を配置する。制御手段で
ある空調制御部28は、これらの温度センサからの環境
温度情報を入力し、この温度情報を基に第1のヒータ2
0から第4のヒータ23をそれぞれ制御する。
【0033】具体的には、空調制御部28は、露光台上
部温度センサ24からの温度情報を基にヒータ20の発
熱量を制御し、レチクルステージ周辺温度センサ25か
らの温度情報を基にヒータ21の発熱量を制御し、投影
光学系周辺温度センサ26からの温度情報を基にヒータ
22の発熱量を制御し、ウエハステージ周辺温度センサ
27からの温度情報を基にヒータ23の発熱量を制御す
る。このようにしてチャンバー内の温調が行なわれる。
【0034】さらに露光台1の装置本体には、本体温度
検出手段である第1の露光台温度センサ30、第2の露
光台温度センサ31、第3の露光台温度センサ32、第
4の露光台温度センサ33、第5の露光台温度センサ3
4、第6の露光台温度センサ35、レチクル用レーザー
干渉計36、レチクル用レーザー干渉計波長補正器3
7、ウエハ用レーザー干渉計38、ウエハ用レーザー干
渉計波長補正器39、ステージ制御部40が設けられて
いる。
【0035】空調制御部28は、第1の露光台温度セン
サ30から第6の露光台温度センサ35までの6個の温
度センサ信号を入力し、露光台各部の本体温度を検出す
るいわゆる露光台温度監視を行なう。これら6箇所の物
体温度差が規定値から外れると、露光台1の熱変形によ
り投影光学系9等のレンズ、レーザー干渉計36、3
8、その他各種計測系間の相対配置が変動し、その結
果、パターンの転写精度が劣化してしまう。そこで、空
調制御部28は、これら6箇所の物体温度差が規定温度
から外れた場合に、冷却用熱交換器17を停止すると同
時に、第1のヒータ20から第4のヒータ23の4個の
ヒータ動作を停止する。このように温調OFFの状態に
なったとき、装置は露光待機状態に入り、装置コンソー
ル部へは露光待機状態であることを表示し、オペレータ
へ装置状態を知らせる。
【0036】温調OFFの状態で、ほぼ外気と同じ温度
の空気が、第1の給気口10から第4の給気口13まで
の4個の給気口からチャンバー2内へ導入されると、チ
ャンバー内温度は、ほぼ外気温度になり、露光台1の本
体温度も徐々に外気温度に近い温度へ変化していく。
【0037】このようにして、露光台各部の物体温度差
を小さくすることにより、装置本体の変形量が小さくな
り、その結果、露光台各部の物体温度差が規定温度内に
収まると、装置は露光可能状態に入り、露光が開始され
る。
【0038】また、チャンバー内温度が変化すると、レ
チクル用レーザー干渉計36やウエハ用レーザー干渉計
38のビーム波長が変化し、計測誤差が発生する。これ
を防止するために、ステージ制御部40は、各レーザー
干渉計の近傍に配置したレチクル用レーザー干渉計波長
補正器37とウエハ用レーザー干渉計波長補正器39か
らの波長補正情報を入力し、各レーザー干渉計36、3
8の計測値の補正を行なう。
【0039】外気を導入して露光台の変形を防止する方
法は、少ないエネルギーで実現できるため、省電力化と
いう大きな長所をもつ。
【0040】この後、チャンバー内温度は、冷却用熱交
換器17を停止したことにより、徐々に上昇していく。
露光台1の環境温度が上昇すると、ウエハステージ5の
各部品等の熱膨張が発生し、露光精度が悪化してしまう
ため、露光台上部温度センサ24、レチクルステージ周
辺温度センサ25、投影光学系周辺温度センサ26、ウ
エハステージ周辺温度センサ27を使い、チャンバー内
の温度を検出するいわゆるチャンバー内温度監視を行な
う。
【0041】もし、チャンバー内の温度が許容温度以上
に上昇した場合は、装置は露光待機状態に入り、装置コ
ンソール部へは露光待機状態であることを表示し、装置
操作者へ装置状態を知らせる。そして、再び冷却用熱交
換器17を起動すると同時に、第1のヒータ20から第
4のヒータ23の4個のヒータ動作を起動する。
【0042】このように温調ONの状態でチャンバー内
温度が許容温度以内に収まったならば、装置は露光可能
状態に入り、露光を再開する。
【0043】図2は、空調制御部28が行なう露光台温
度監視シーケンスと、チャンバー内温度監視シーケンス
を示す。
【0044】まず、図2の(a)に基づいて露光台温度
監視シーケンスを説明する。空調制御部28は、第1の
露光台温度センサ30から第6の露光台温度センサ35
の6個の温度センサからの露光台物体温度情報を入力し
(ステップ100)、 各部の露光台物体温度の差分が
規定温度内に収まっているかを判断する(ステップ10
1)。この規定温度とは、露光台の物体温度差によって
生じる熱的な露光台変形による露光精度への影響が許容
される限界温度である。もし、各露光台物体温度の差分
が規定温度内に収まっていなければ、装置を露光禁止状
態にする(ステップ103)。もし、各露光台物体温度
の差分が規定温度内に収まっていれば、装置を露光可能
状態にする(ステップ102)。
【0045】次に、図2の(b)に基づいてチャンバー
内温度監視シーケンスを説明する。まず、空調制御部2
8は、露光台上部温度センサ24、レチクルステージ周
辺温度センサ25、投影光学系周辺温度センサ26、ウ
エハステージ周辺温度センサ27の4個の温度センサか
らチャンバー内各部の環境温度情報を入力し(ステップ
104)、チャンバー内各部の環境温度が規定温度内に
収まっているかを判断する(ステップ105)。この規
定温度とは、露光精度への影響が許容できる限界温度で
ある。もし、各部の環境温度が規定温度内に収まってい
なければ、装置を露光禁止状態にする(ステップ10
7)。もし、各部の環境温度が規定温度内に収まってい
れば、装置を露光可能状態にする(ステップ106)。
【0046】次に、図3に基づいて温調ON/OFF制
御シーケンスを説明する。まず、空調制御部28は、露
光台温度監視(上記露光台温度監視シーケンス)を行な
う(ステップ108)。装置が露光可能状態であるかど
うか判断し(ステップ109)、もし、装置が露光可能
状態であれば再度露光台温度監視を行なう。もし、装置
が露光禁止状態であれば、冷却用熱交換器17と全ヒー
タ(20〜23)の動作を停止する(ステップ11
0)。その後、再度露光台温度監視を行ない(ステップ
111)、装置が露光可能状態であるかどうか判断する
(ステップ112)。もし、装置が露光禁止状態であれ
ば再度露光台温度監視を行なう。もし、装置が露光可能
状態であればチャンバー内温度監視(上記チャンバー内
温度監視シーケンス)を行ない(ステップ113)、装
置が露光可能状態であるかどうか判断する(ステップ1
14)。もし、装置が露光可能状態であれば再度露光台
温度監視を行なう。もし、装置が露光禁止状態であれば
冷却用熱交換器17と全ヒータ(20〜23)の動作を
起動(ステップ115)した後、露光台温度監視/チャ
ンバー内温度監視(ステップ116)を行ない、装置が
露光可能状態であるかどうか判断する(ステップ11
7)。もし、露光禁止状態ならば露光台温度監視を繰り
返す。露光可能状態になったならば、通常の露光台温度
監視(ステップ108)を行なう。
【0047】露光台の局所的な温度変化が生じた場合で
も、露光台の各部温度差を規定温度内に収めてから露光
を開始することにより、露光台に固定されているレン
ズ、ステージ位置計測用レーザー干渉計、その他各種計
測系間の空間的配置の変動に起因するパターン転写精度
の劣化を回避できる。
【0048】図4は第2の実施の形態を示す。これは、
図1の装置の空調制御部28にファン18の回転速度を
制御する制御回路18aを付加した空調制御部58を用
いるもので、空調制御部58は、第1の露光台温度セン
サ30から第6の露光台温度センサ35の6個の温度セ
ンサの露光台物体温度情報を入力し、各部の露光台物体
温度の差分が規定温度外の際に、装置を露光禁止状態に
し、冷却用熱交換器17の停止と全ヒータ(20〜2
3)の動作を停止する。このとき、装置が露光禁止状態
から露光可能状態になるまでの時間すなわち露光待機時
間を短縮するために、冷却用熱交換器17の停止と全ヒ
ータ(20〜23)の動作を停止している間は、空調制
御部58から制御回路18aを経て送られるファン回転
速度指令信号により、ファン18の回転速度を高くして
風量を多くする。
【0049】装置が露光可能状態になった後、ファン回
転速度指令信号によりファン18の回転速度を通常の回
転速度に戻す。その後、チャンバー内の温度は徐々に上
昇し規定温度を越えたとき、空調制御部58が、冷却用
熱交換器17と全ヒータ(20〜23)を起動する。
【0050】図5は第2の実施の形態による温調ON/
OFF制御シーケンスを示す。ステップ108からステ
ップ117までは図2と同様である。ステップ118
は、ステップ110の温調OFF後にファン18を高速
回転させる部分であり、ステップ119は、ステップ1
12の温調OFF後に露光台温度監視によって露光可能
状態になったとき、ファン18を通常回転に戻す部分で
ある。
【0051】露光台に局所的な温度変化が生じた場合で
も、露光台の各部温度差を規定温度内に収めてから露光
を開始することにより、露光台に固定されているレン
ズ、ステージ位置計測用レーザー干渉計、その他各種計
測系間の空間的配置の変動に起因するパターン転写精度
の劣化を回避できる点は第1の実施の形態と同様であ
る。
【0052】加えて、露光台の各部温度差を規定温度内
に収める際の露光待機時間が短縮され、装置の稼動率が
向上するという利点がある。
【0053】図6は第2の実施の形態の一変形例による
温調ON/OFF制御シーケンスを示す。ステップ10
8からステップ117までは図2と同様である。
【0054】図2の温調ON/OFF制御シーケンスに
おいては、露光台1に固定されている部品や露光台周辺
の部品の発熱状態によっては、冷却用熱交換器17と全
ヒータ(20〜23)を停止し充分時間をかけて送風状
態にしても、各部の露光台物体温度の差分が規定範囲内
に収まらないで露光可能状態にならない場合も考えられ
る。この場合は、露光台温度監視のステップ111と露
光可能状態かの判断を行なうステップ112のループを
回り続けることになる。
【0055】これを防止するために、図6の温調ON/
OFF制御シーケンスは、空調制御部58が、冷却用熱
交換器17と全ヒータ(20〜23)を動作停止してか
ら一定時間以上経過しても装置が露光可能状態にならな
い場合に、ステップ120で現在時刻を記憶し、ステッ
プ121で一定時間経過したら、ステップ115で再び
冷却用熱交換器17と全ヒータ(20〜23)を起動
し、ファン18の回転速度を高速にすることにより短時
間で各部の露光台物体温度の差分を小さくし(ステップ
122)、装置が露光可能状態になった後、ファン18
を通常回転に戻す(ステップ123)ものである。
【0056】これによって、露光台の各部温度差を規定
温度以内に収める際の露光待機時間がより一層短縮さ
れ、装置の稼動率が向上する。
【0057】図7は第3の実施の形態を示す。これは、
露光台1の装置本体に固定されてその一部を構成する投
影光学系9の周囲に、温調媒体である温調空気を流すた
めの冷媒流路(本体温調手段)である温調空気流路60
と、温調空気を温調空気流路60へ供給するための給気
ダクト61、温調空気流路60の排気を行なうための排
気ダクト62を有し、給気ダクト61と空調機室3や温
調空気流路60との接続部にはカップリング63が設け
られ、排気ダクト62と空調機室3や温調空気流路60
との接続部にはカップリング64が設けられている。
【0058】さらに、温調空気流路60へ送る空気を温
調するための第5のヒータ65、投影光学系9の構造体
内部の温度を測定する本体温度検出手段である温度セン
サ66が配設されている。空調制御部68では、温度セ
ンサ66からの温度情報を入力し、所定の温度から外れ
た場合、投影光学系9の構造体内部の温度が所定温度に
なるように第5のヒータ65を制御し、温調空気流路6
0を流れる温調空気によって直接投影光学系9を加熱ま
たは冷却することで、常に投影光学系9の温度を所定温
度に保つように温度制御している。露光台1、チャンバ
ー2、空調機室3、ファン18、フィルタ19、第1な
いし第4のヒータ20〜23、各温度センサ24〜27
等については第1の実施の形態と同様であるので同一符
号で表わし説明は省略する。
【0059】温調空気流路60は、図8に示すように、
投影光学系9を包囲する筒状の流路である。あるいは、
図9に示すように、筒状の流路内を温調空気がら旋状に
流動するように案内羽根60aが設けられていてもよ
い。
【0060】また、投影光学系9の温調方法として、投
影光学系9の周囲に温調空気の替わりに、他の温調媒体
である温調水等を流すように構成されていてもよい。
【0061】露光台に局所的な温度変化が生じた場合に
は、温度センサ66からの温度情報によって直接投影光
学系9の温調が行なわれるため、転写精度の劣化を防ぐ
ための応答の速い制御が可能であるという利点がある。
【0062】図10は第4の実施の形態を示す。これ
は、半導体パターンの焼き付けを行なうための露光台7
1と、露光台71を覆うチャンバー72を有し、露光台
71は、光源光学系78、ウエハ74を載せるウエハス
テージ75、レチクル76を載せるレチクルステージ7
7、投影光学系79等を備えており、位置合わせを行な
うアライメント部が集中している空間S1 、ウエハステ
ージ75を駆動するためのアクチュエーターが集中して
いる空間S2 等に囲まれている。
【0063】チャンバー72に隣接して、チャンバー7
2に温調空気を送る空調機室73と、ダクト81〜84
が設けられている。
【0064】すなわち、位置決め部の空間S1 に温調空
気を送るためのダクト81、光源光学系78すなわち照
明部に温調空気を送るためのダクト82、ウエハステー
ジ部に温調空気を送るためのダクト83、空間S2 すな
わちステージアクチュエーター部に温調空気を送るため
のダクト84を有し、空調機室73内には、位置合わせ
部用のファン88、照明部用のファン89、ウエハステ
ージ部用のファン90、ステージアクチュエーター部用
のファン91が設置されている。また温調に使われた空
気は装置の下部からリターンパイプ92を通って空調機
室73に戻ってくる。
【0065】空調機室73には各空間部分を温調したリ
ターンの空気について再度温度を下げるための冷凍機9
3、冷凍機93で冷却された空気を指定された温度に温
調するため温調ユニットである位置合わせ部用のヒータ
95、照明部用のヒータ96、ウエハステージ部用のヒ
ータ97、ステージアクチュエーター部用のヒータ98
が取り付けてある。
【0066】各ダクト81〜84の間には、温調空気の
バイパスを目的として、バイパス手段である位置合わせ
部と照明部のバイパス用接続パイプ101、バイパス弁
101a、照明部とウエハステージ部のバイパス用接続
パイプ102およびバイパス弁102a、ウエハステー
ジ部とステージアクチュエーター部のバイパス接続用パ
イプ103およびバイパス弁103aが配設されてい
る。
【0067】また、図11に示すように、露光台71の
環境温度を検知する複数の温度センサが取り付けてあ
る。すなわち、位置合わせ部の温度センサ105、照明
部の温度センサ106、ウエハステージ部の温度センサ
107、ステージアクチュエーター部の温度センサ10
8が設置されている。
【0068】温度状態は、温度センサ105〜108に
対応し、微弱信号を増幅するためのプリアンプ部10
9、110、111、112と、プリアンプ部109〜
112と同じく各温度センサ105〜108に対応した
アナログ信号をデジタル変換するためのAD変換部11
3〜116を通り電気データーに変換される。変換され
たデーターは温調制御部118に入力される。温調制御
部118の構成としてCPUによる制御が行なわれてい
るが、シーケンサー等を使用することもできる。
【0069】温調制御部118には温調温度を設定する
ためのオペレーションパネル117、装置の動作状態を
検知するための装置メイン制御部インターフェイス部1
19が接続されている。
【0070】温調制御部118において入力された各温
度センサの温度情報、およびオペレーションパネル11
7において設定された温度、装置メイン制御部インター
フェイス部119からの装置稼動シーケンスを基に、露
光台71とチャンバー72の温度分布や温度むらを予想
し本予想結果に基づいて、設定された温度に近づけるよ
うにファン制御部120、ヒータ制御部121、バイパ
ス弁制御部122、冷凍機制御部123の制御が行なわ
れる。
【0071】ファン制御部120は、温調制御部118
の指令値に従って位置合わせ部用のファン88、照明部
用のファン89、ウエハステージ部用のファン90、ス
テージアクチュエーター部用のファン91を動作させ
る。
【0072】ヒータ制御部121もファン制御部120
と同じく温度制御部118の指令値に従って位置合わせ
部用のヒータ95、照明部用のヒータ96、ウエハステ
ージ部用のヒータ97、ステージアクチュエーター部用
のヒータ98を動作させ、またバイパス用制御部122
もファン制御部120、ヒータ制御部121と同様に、
温度制御部118の指令値に従って位置合わせ部、照明
部のバイパス弁101a、照明部、ウエハステージ部の
バスパス弁102a、ウエハステージ部、ステージアク
チュエーター部のバスパス弁103aを動作させる。冷
凍機制御部123についても同様の制御を行なう。
【0073】図12は、露光台71の温度、動作状態、
チャンバー72の温度制御、送風制御状態を示したタイ
ミングチャートである。説明を簡単にするために位置合
わせ部の温調と照明部の温調の関係についてのみ述べ
る。
【0074】図12のチャートC1 は、位置合わせ部の
温度変化を示し、チャートC2 は、照明部の温度変化を
示す。チャートC3 は、位置合わせ部の構成ユニットで
あるアライメントスコープの駆動状態を示し、チャート
4 は照明部のランプ点灯状態を示す。チャートC
5 は、位置合わせ部、照明部のバスパス弁101aの動
作を示し、チャートC6 は、位置合わせ部用のファン8
8の回転数の制御を示し、チャートC7 は、位置合わせ
部用のヒータ95を制御するための電圧を示す。チャー
トC8 は、照明部用のファン89の回転数の制御を示
し、チャートC9 は、照明部用のヒータ96を制御する
ための電圧を示す。
【0075】露光台71の電源をОNしその後位置合わ
せ、位置合わせ終了後に露光を行なう基本的な動作シー
ケンスを説明する。露光台71の電源をОNした直後は
装置全体の温調はできておらず、位置合わせ部周辺の温
度も、また照明部の温度も低い状態となっている。
【0076】温調制御部118は、オペレーションパネ
ル117で設定された温度に基づいて、装置全体が設定
温度より非常に低い温度であるから、チャンバー72全
体の温調のために、位置合わせ部、照明部のバイパス弁
101aを開状態にし、位置合わせ部用のファン88、
照明部用のファン89の送風能力が最大になるまで回転
数を上げる。またヒータ制御においては、位置合わせ部
用のヒータ95、照明部用のヒータ96の電圧を上げ、
装置本体温度と装置周辺の空間温度を上げる方向に制御
する。
【0077】位置合わせ部の空間S1 の温度センサ10
5、照明部の温度センサ106の出力より、位置合わせ
部の空間S1 、照明部の温度が設定された温度になった
ときに、位置合わせ部、照明部のバイパス弁101aを
閉じて、各ヒータ95、96およびファン88、89が
独立して動作するようにする。これとともに、温調制御
部118は位置合わせ部用のヒータ95、照明部用のヒ
ータ96に通常運転状態の電圧指令値を出力、また位置
合わせ部用のファン88、照明部用のファン89に定常
回転数の指令値を出力し定常状態の温調状態にする(時
間軸T0 )。
【0078】次に位置合わせ部空間S1 内のアライメン
トスコープが動作した場合について説明する。アライメ
ントスコープの駆動アクチュエーターが動作しアクチュ
エーターの発熱で位置合わせ部空間S1 の温度が上昇し
た場合(時間軸T1 )、温調制御部118は温度分布む
らが発生したと仮定して、位置合わせ部の温度センサ1
05からのデーター信号を基に温調制御部118は位置
合わせ部用のファン88の出力を上げて、同時に位置合
わせ部用のヒータ95の電圧を下げて温度を下げること
で、温度分布むらをなくすように制御する。
【0079】アライメントスコープの駆動アクチュエー
ターの動作が停止しアクチュエーターの発熱がなくなる
と(時間軸T2 )、温調制御部118は前記の状態で温
調を行なうと温度分布むらが発生すると予想し、位置合
わせ部の温度センサ105からのデーター信号から温調
制御部118は位置合わせ部用のファン88の出力を下
げて、定常運転状態にする。同時に位置合わせ部用のヒ
ータ95の電圧を上げて定常運転状態に戻す。
【0080】これと同時に露光作業を行なうために照明
部内のランプの出力を高輝度モードに変更する。照明部
内のランプの出力を高輝度モードに変更することにより
照明部の温度が上昇してチャンバー72の温度分布に差
ができると、温調制御部118は照明部の温度センサ1
06からのデーター信号を基に温度分布の差が生じない
ように温調動作を行なう。
【0081】温調制御部118は、照明部の温度センサ
106からのデーター信号を基に温度分布差を予想し照
明部用のファン89の出力を上げて、同時に照明部用の
ヒータ96の電圧を下げて温度を下げる。ランプの固体
差等の理由により照明部の発熱が照明部用の冷却能力よ
り大きくなったとき(時間軸T3 )、温調制御部118
は位置合わせ部の空間S1 と照明部の温度のデーター差
を基に、照明部の冷却機能力が足りないことを検知し、
位置合わせ部、照明部のバイパス弁101aを開状体に
し、照明部用のファン89の送風能力が最大になるまで
回転数を上げるとともに位置合わせ部用のファン88の
送風能力を上げて照明部の冷却能力不足を補う。
【0082】同時にヒータ制御についても照明部用のヒ
ータ96を最小とし位置合わせ部用のヒータ95の能力
を下げ、位置合わせ部と照明部の温度分布が均一になる
ように制御する。
【0083】次に露光作業が終了し照明部内のランプの
出力を低輝度モードに変更したときの制御パターンを説
明する。照明部内のランプの出力を低輝度モードに変更
することにより照明部の温度が下降する。温調制御部1
18は照明部用温度センサからのデーター信号を基にこ
のまま温調動作を行なった場合、温調空間に温度分布差
が発生するであろうと予想し温調制御部118は照明部
用のファン89の出力を下げて、同時に照明部用のヒー
タ96の電圧を下げて温度を上げるようにする。また同
時に位置合わせ部、照明部のバイパス弁101aを動作
させ、弁を閉状態にし、照明部用のファン89、位置合
わせ部用のファン88の送風能力を定常状態にする。同
時にヒータ制御についても、照明部用のヒータ96、位
置合わせ部用のヒータ95の能力も定常状態に変更し
(時間軸T4 )、独立に位置合わせ部と照明部の温調が
できるようにする。
【0084】位置合わせ部と照明部の関係と同様の制御
関係が、装置の動作状態、装置内の温度分布差の発生状
態によって、照明部とウエハステージ部との間、ウエハ
ステージ部とステージアクチュエーター部との間で行な
われる。この時にも、各温調状態によって、前記バイパ
ス弁の開け閉め等を行ない、効率よく温調を行なう。
【0085】次に第5の実施の形態を説明する。これ
は、第4の実施の形態と同じ装置を用いて、各温度セン
サ105〜108の出力を基にファンの回転数、ならび
にヒータの温度を制御する替わりに、制御の入力値とし
て装置メイン制御部インターフェイス部119からの指
令信号等を使用し制御を行なうものである。
【0086】各温度センサ105〜108からの入力デ
ーターを基に制御を行なうところまでは同じであるが、
露光台71の動作状態と各温度センサ105〜108の
温度変化からこのままで制御を続けていけば明らかに能
力不足に陥ると判断した場合、事前に、バイパス弁10
1a〜103aを動作させて温度を安定させ、温度はず
れ等発生時の温度安定時間を大幅に短縮できるという利
点がある。
【0087】具体的に説明すると、電源をONした直後
は装置全体の温調はできておらず位置合わせ部周辺の温
度もまた照明部の温度も低い状態となっている。温調制
御部118は装置メイン制御部インターフェイス部11
9からのシーケンス情報を基に装置がON直後であるこ
とを検知する。温調制御部118上において各バイパス
弁101a〜103aを動作させるパターンテーブルが
用意されており本テーブル上の装置状態データーと装置
メイン制御部インターフェイス部119からのシーケン
ス情報を比較し各バイパス弁101a〜103aを動作
させる状態かを判断する。
【0088】電源ON時は、装置全体が設定温度より非
常に低い温度であり、テーブル上のデーターではバイパ
ス弁101aを動作させるパターンであるため、位置合
わせ部、照明部のバイパス弁101aを開状態にしオペ
レーションパネル117で設定された温度を基に、位置
合わせ部用のファン88、照明部用のファン89の送風
能力が最大になるまで回転数を上げる。またヒータ制御
においては位置合わせ部用のヒータ95、照明部用のヒ
ータ96の電圧を上げ、装置温度と、装置周辺の空間温
度を上げる方向に制御する。
【0089】位置合わせ部用の温度センサ105、照明
部用の温度センサ106の出力より、位置合わせ部、照
明部の温度が設定された温度になると、位置合わせ部、
照明部のバイパス弁101aを閉じて、各ヒータ95、
96およびファン98、99が独立して動作するように
する。これとともに温調制御部118は位置合わせ部用
のヒータ95、照明部用のヒータ96に通常運転状態の
電圧指令値を出力、また位置合わせ部用のファン88、
照明部用のファン89に定常回転数の指令値を出力し定
常状態の温調状態にする。
【0090】次に位置合わせ部のアライメントスコープ
が動作した場合について説明する。アライメントスコー
プ部の駆動アクチュエーターが動作し、アクチュエータ
ーの発熱で位置合わせ部の温度が上昇した場合、温調制
御部118は温度分布むらが発生したと仮定して、位置
合わせ部用の温度センサ105からのデーター信号を基
に温調制御部118は位置合わせ部用のファン88の出
力を上げて、同時に位置合わせ部用のヒータ95の電圧
を下げて温度を下げるようにし、温度分布むらをなくす
ように制御する。
【0091】アライメントスコープ部の駆動アクチュエ
ーターの動作が停止し、アクチュエーターの発熱がなく
なると、温調制御部118は前記の状態で温調を行なう
と温度分布むらが発生すると予想し、位置合わせ部用の
温度センサ105からのデーター信号から温調制御部1
18は位置合わせ部用のファン88の出力を下げて定常
運転状態に、同時に位置合わせ部用のヒータ95の電圧
を下げて定常運転に戻す。
【0092】これと同時に、露光作業を行なうために照
明部のランプの出力を高輝度モードに変更する。温調制
御部118は、装置メイン制御部インターフェイス部1
19からのシーケンス情報を基に装置が高輝度モードで
あると言うことを検知する。温調制御部118上におい
て、バイパス弁101aを動作させるパターンのテーブ
ル上の装置状態データーと装置メイン制御部インターフ
ェイス部119からのシーケンス情報を比較し、高輝度
モード時は、テーブル上のデーターではバイパス弁10
1aを動作させるパターンであるため、位置合わせ部、
照明部のバイパス弁101aを動作させ、開状態にす
る。
【0093】照明部のランプの出力を高輝度モードに変
更すると、照明部の温度が上昇し、チャンバー72内の
温度分布に差ができると温調制御部118は照明部の温
度センサ106からのデーター信号を基に温度分布の差
が生じないように温調動作を行なう。
【0094】温調制御部118は位置合わせ部と照明部
の温度をデーター差を基に照明部用のファン89の送風
能力が最大になるまで回転数を上げ、位置合わせ部用の
ファン88の送風能力を上げて、照明部の冷却能力不足
を補う。また同時に、ヒータ制御についても照明部用の
ヒータ96を最小とし位置合わせ部用のヒータ95の能
力を下げて、位置合わせ部と照明部の温度分布が均一に
なるように制御する。
【0095】本実施の形態においては位置合わせ部と照
明部の関係を述べたが、上記と同様の制御関係が、装置
の動作状態、装置内の温度分布差の発生状態によって、
照明部とウエハステージ部との間、ウエハステージ部と
ステージアクチュエーター部との間で行なわれる。
【0096】次に上記説明した露光装置を利用したデバ
イス製造方法の実施例を説明する。図13は半導体デバ
イス(ICやLSI等の半導体チップ、あるいは液晶パ
ネルやCCD等)の製造フローを示す。ステップ1(回
路設計)では半導体デバイスの回路設計を行なう。ステ
ップ2(マスク製作)では設計した回路パターンを形成
した原版であるマスク(レチクル)を製作する。ステッ
プ3(ウエハ製造)ではシリコン等の材料を用いてウエ
ハを製造する。ステップ4(ウエハプロセス)は前工程
と呼ばれ、上記用意したマスクとウエハを用いて、リソ
グラフィ技術によってウエハ上に実際の回路を形成す
る。ステップ5(組立)は後工程と呼ばれ、ステップ4
によって作製されたウエハを用いて半導体チップ化する
工程であり、アッセンブリ工程(ダイシング、ボンディ
ング)、パッケージング工程(チップ封入)等の工程を
含む。ステップ6(検査)ではステップ5で作製された
半導体デバイスの動作確認テスト、耐久性テスト等の検
査を行なう。こうした工程を経て半導体デバイスが完成
し、これが出荷(ステップ7)される。
【0097】図14は上記ウエハプロセスの詳細なフロ
ーを示す。ステップ11(酸化)ではウエハの表面を酸
化させる。ステップ12(CVD)ではウエハ表面に絶
縁膜を形成する。ステップ13(電極形成)ではウエハ
上に電極を蒸着によって形成する。ステップ14(イオ
ン打込み)ではウエハにイオンを打ち込む。ステップ1
5(レジスト処理)ではウエハに感光剤を塗布する。ス
テップ16(露光)では上記説明した露光装置によって
マスクの回路パターンをウエハに焼付露光する。ステッ
プ17(現像)では露光したウエハを現像する。ステッ
プ18(エッチング)では現像したレジスト像以外の部
分を削り取る。ステップ19(レジスト剥離)ではエッ
チングが済んで不要となったレジストを取り除く。これ
らのステップを繰り返し行なうことによって、ウエハ上
に多重に回路パターンが形成される。本実施例の製造方
法を用いれば、従来は製造が難しかった高集積度の半導
体デバイスを製造することができる。
【0098】
【発明の効果】本発明は上述のとおり構成されているの
で、次に記載するような効果を奏する。
【0099】露光台の装置本体の熱変形や稼動状態に合
わせて適切な温調を行なうことで、転写精度が高く、し
かも消費電力が少なくて生産性の高い露光装置を実現で
きる。このような露光装置を用いることで、半導体デバ
イス等の高品質化と低価格化に貢献できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態による露光装置を説明する模
式図である。
【図2】露光台温度監視シーケンスと、チャンバー内温
度監視シーケンスをそれぞれ示すフローチャートであ
る。
【図3】第1の実施の形態による温調ON/OFF制御
シーケンスを示すフローチャートである。
【図4】第2の実施の形態による露光装置を示す模式図
である。
【図5】第2の実施の形態による温調ON/OFF制御
シーケンスを示すフローチャートである。
【図6】第2の実施の形態の一変形例による温調ON/
OFF制御シーケンスを示すフローチャートである。
【図7】第3の実施の形態による露光装置を示す模式図
である。
【図8】温調空気流路のみを示すもので、(a)はその
平面図、(b)は立面図である。
【図9】温調空気流路の一変形例を示すもので、(a)
はその平面図、(b)は立面図である。
【図10】第4の実施の形態による露光装置を示す模式
図である。
【図11】図10の装置の制御系のみを示す図である。
【図12】図10の装置の温調制御を説明するタイミン
グチャートである。
【図13】半導体デバイス製造工程を示すフローチャー
トである。
【図14】ウエハプロセスを示すフローチャートであ
る。
【図15】一従来例を示す模式図である。
【符号の説明】
1、71 露光台 2、72 チャンバー 3、73 空調機室 5、75 ウエハステージ 7、77 レチクルステージ 8、78 光源光学系 9、79 投影光学系 17 冷却用熱交換器 18、88〜91 ファン 20〜23、65、95〜98 ヒータ 24〜27、30〜35、66、105〜108 温
度センサ 28、58、118 温調制御部 40 ステージ制御部 60 温調空気流路 60a 案内羽根 93 冷凍機 101a〜103a バイパス弁 119 装置メイン制御部インターフェイス部

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 露光台の環境を維持するためのチャンバ
    ーと、前記露光台の複数の部位の環境温度をそれぞれ検
    出する環境温度検出手段と、該環境温度検出手段の出力
    に基づいて前記露光台の前記複数の部位の環境温度を個
    別に調整自在である空調手段と、前記露光台の本体温度
    を検出する本体温度検出手段と、該本体温度検出手段の
    出力に基づいて前記空調手段を制御するための制御手段
    を有する露光装置。
  2. 【請求項2】 制御手段が、本体温度検出手段の出力に
    基づいて空調手段のON/OFF制御を行なうように構
    成されていることを特徴とする請求項1記載の露光装
    置。
  3. 【請求項3】 空調手段が、露光台の複数の部位の周辺
    に導入される温調空気の温度を個別に調整するための複
    数の温調ユニットと、前記温調空気の風量を調節するた
    めの送風手段を備えていることを特徴とする請求項1ま
    たは2記載の露光装置。
  4. 【請求項4】 露光台の環境を維持するためのチャンバ
    ーと、前記露光台の複数の部位の環境温度をそれぞれ検
    出する環境温度検出手段と、該環境温度検出手段の出力
    に基づいて前記露光台の前記複数の部位の環境温度を個
    別に調整自在である空調手段と、前記露光台の本体温度
    を検出する本体温度検出手段と、該本体温度検出手段の
    出力に基づいて前記露光台の装置本体を直接加熱または
    冷却するための本体温調手段を有する露光装置。
  5. 【請求項5】 本体温調手段が、空調手段の温調空気に
    よって本体温度を調節するための冷媒流路を有すること
    を特徴とする請求項4記載の露光装置。
  6. 【請求項6】 本体温調手段が、空調手段の温調空気と
    は別の温調媒体を用いて本体温度を調節するための冷媒
    流路を備えていることを特徴とする請求項4記載の露光
    装置。
  7. 【請求項7】 露光台の環境を維持するためのチャンバ
    ーと、前記露光台の複数の部位の環境温度をそれぞれ個
    別に制御するための複数の温調ユニットと、該複数の温
    調ユニットを互いに連通させるバイパス手段を有する露
    光装置。
  8. 【請求項8】 露光台の複数の部位の環境温度をそれぞ
    れ検出する工程と、検出された環境温度に基づいて前記
    露光台の各部位の環境温度を調節するための空調手段を
    制御する工程と、前記露光台の本体温度を検出する工程
    と、検出された本体温度に基づいて前記空調手段のON
    /OFF制御を行なう工程を有する露光方法。
  9. 【請求項9】 検出された本体温度が所定の値を越えた
    ときに、空調手段の送風手段のみを作動させることを特
    徴とする請求項8記載の露光方法。
  10. 【請求項10】 検出された本体温度が所定の値を越え
    たときに空調手段をOFFにする工程と、前記空調手段
    がOFFである時間を計測し、所定時間経過後に前記空
    調手段をONにする工程を有することを特徴とする請求
    項8記載の露光方法。
  11. 【請求項11】 露光台の複数の部位の環境温度をそれ
    ぞれ検出する工程と、検出された環境温度に基づいて前
    記露光台の各部位の環境温度を調整するための複数の温
    調ユニットを制御する工程と、バイパス手段によって前
    記複数の温調ユニットを連通させ、前記露光台の環境温
    度を一括で制御する工程を有する露光方法。
  12. 【請求項12】 請求項8ないし11いずれか1項記載
    の露光方法によってウエハを露光する工程を有するデバ
    イス製造方法。
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