JP2001243605A - 磁気ヘッドおよび磁気記録装置 - Google Patents

磁気ヘッドおよび磁気記録装置

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JP2001243605A
JP2001243605A JP2000052407A JP2000052407A JP2001243605A JP 2001243605 A JP2001243605 A JP 2001243605A JP 2000052407 A JP2000052407 A JP 2000052407A JP 2000052407 A JP2000052407 A JP 2000052407A JP 2001243605 A JP2001243605 A JP 2001243605A
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magnetic
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recording medium
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Hitoshi Watanabe
等 渡邊
Hiroshi Nishizawa
宏 西澤
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • G11B21/16Supporting the heads; Supporting the sockets for plug-in heads
    • G11B21/20Supporting the heads; Supporting the sockets for plug-in heads while the head is in operative position but stationary or permitting minor movements to follow irregularities in surface of record carrier
    • G11B21/21Supporting the heads; Supporting the sockets for plug-in heads while the head is in operative position but stationary or permitting minor movements to follow irregularities in surface of record carrier with provision for maintaining desired spacing of head from record carrier, e.g. fluid-dynamic spacing, slider
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/58Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
    • G11B5/60Fluid-dynamic spacing of heads from record-carriers
    • G11B5/6005Specially adapted for spacing from a rotating disc using a fluid cushion

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  • Magnetic Heads (AREA)
  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型化、軽量化をすることができ、しかも信
頼性が高い磁気ヘッドおよび磁気記録装置を提供するこ
と。 【解決手段】 コア20をスライダー11に埋め込んで
形成した磁気ヘッド1において、銀を含むコイル18を
コア20に直接巻回し、引張強度を向上させて断線しに
くいようにするとともに、コイルが占有するスペースを
削減するよう構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パーソナルコンピ
ュータ等に用いられるフロッピーディスクドライブ装置
その他の磁気記録装置と、その磁気記録装置に用いられ
る磁気ヘッドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の磁気ヘッドは、アニール銅を用い
たJIS−C−3202準拠のポリウレタン銅線をコイ
ルボビンに巻回し、これを磁気ヘッドコアに装着して形
成していた。また、このような磁気ヘッドをフロッピー
ディスクドライブ装置その他の磁気記録装置に用い、磁
気記録媒体の記録または再生を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の磁気ヘッドでは、コイルをボビンに巻き、こ
のコイルを巻いたボビンをコアに装着していたため、コ
イルがスペースを占有してしまい、磁気記録装置の小型
化、軽量化に不利であるという問題があった。また、高
容量の磁気記録媒体に対応した磁気記録装置において
は、必然的に転送速度の高いデータ転送が要求されるた
め、磁気記録媒体を高速で回転しなければならない上
に、磁気ヘッドと磁気記録媒体とを常時接触状態にして
記録または再生を行っていたので、磁気記録媒体からの
振動が磁気ヘッドに伝わり、コイルが断線しやすいとい
う問題があった。
【0004】本発明は、このような問題を解決するため
になされたもので、小型化、軽量化をすることができ、
しかも信頼性が高い磁気ヘッドおよび磁気記録装置を提
供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の磁気ヘッドは、
コアをスライダーに埋め込んで形成した磁気ヘッドにお
いて、銀を含むコイルが前記コアに直接巻回されている
構成を有している。この構成により、コイルが銀を含む
ようになっているので、コイルの材料費の上昇を僅かに
抑えるとともに、引張り強度を強くして断線を低減する
ことができ、信頼性が高い磁気ヘッドを提供することが
できる。また、コイルがコアに直接巻回されるようにな
っているので、ボビンを削減でき、磁気ヘッド全体のコ
ストを低減することができるとともに、小型化、軽量化
をすることができる磁気ヘッドを提供することができ
る。
【0006】また、本発明の磁気ヘッドは、前記コイル
の線材の直径が20〜30μmである構成を有してい
る。この構成により、コイルが銀を含む磁気ヘッドにお
いて、信頼性を高く保ちつつ、コイルの線材の直径を細
くし、コイルおよびコアの磁路長全体を短くすることが
でき、さらに小型化、軽量化をすることができる磁気ヘ
ッドを提供することができる。
【0007】また、本発明の磁気ヘッドは、前記コアが
単結晶のMn−Znフェライトで形成されている構成を
有している。この構成により、多結晶フェライトでは得
られない高周波特性を単結晶の切り出し方位に基づいて
得ることができるとともに、Mn−Znであるため固有
抵抗を低く抑えることができ、また、静電気の発生に対
する特段の配慮も不要とすることができ、信頼性が高い
磁気ヘッドを提供することができる。
【0008】また、本発明の磁気ヘッドは、前記コアの
ギャップに飽和磁束密度が1.3テスラ以上の高飽和磁
束密度材が付加されている構成を有している。この構成
により、コアのギャップにおいて磁気飽和が発生しない
ようにすることができ、保磁力が高い高密度の磁気記録
媒体に対しても十分な飽和記録をすることができ、ま
た、エラーレートを低減することができ、信頼性が高い
磁気ヘッドを提供することができる。
【0009】また、本発明の磁気ヘッドは、前記高飽和
磁束密度材が鉄を主成分とする構成を有している。この
構成により、保磁力が高い高密度の磁気記録媒体に対し
ても信頼性を高く保ちつつ、ニッケルを用いたセンダス
ト材と比較して安価にすることができる磁気ヘッドを提
供することができる。
【0010】また、本発明の磁気ヘッドは、前記高飽和
磁束密度材がスパッタにより前記コアに付着されたもの
である構成を有している。この構成により、蒸着膜と比
較して、より高い付着強度が得られるため、ギャップ形
成以降の工程において作業性を良くすることができると
ともに、膜の剥離が発生しにくいため歩留まりを向上す
ることができ、信頼性が高い磁気ヘッドを提供すること
ができ、また、コストを低減することができる磁気ヘッ
ドを提供することができる。
【0011】また、本発明の磁気ヘッドは、前記スライ
ダーがチタン酸カルシウムを主成分とするセラミックス
で形成されている構成を有している。この構成により、
スライダーの熱膨張係数をコアの熱膨張係数と近くする
ことができ、温度変化に伴うコアへのストレスを低減す
ることができ、コアの磁気特性の劣化を防止することが
でき、信頼性が高い磁気ヘッドを提供することができ
る。
【0012】また、本発明の磁気ヘッドは、400℃以
下の融点を有する低融点ガラスにより、前記コアと前記
スライダーとが接着されている構成を有している。例え
ば、低融点ガラスはホウ硅酸鉛ガラス(ガラス転移点が
310〜320℃)を用いている。この構成により、低
融点ガラスによりコアとスライダーを接着しているの
で、樹脂その他の接着材と異なり吸湿その他によるコア
の移動を防止することができるとともに、加熱接着時に
おけるコア〜スライダー間のストレスを低減することが
でき、信頼性が高い磁気ヘッドを提供することができ
る。また、コアのギャップに付加した高飽和磁束密度材
への熱ストレスも低減することができ、特性の劣化を防
ぐことができ、信頼性が高い磁気ヘッドを提供すること
ができる。
【0013】本発明の磁気記録装置は、可撓性を有する
磁気記録媒体を両面より挟持して記録または再生を行う
磁気記録装置において、前記磁気ヘッドを備えた構成を
有している。この構成により、磁気記録媒体の振動によ
り磁気ヘッドが加振されても、コイルの断線を防止する
ことができ、高回転で多用される磁気記録装置であっ
て、振動エネルギーが増加している場合でも、コイルの
断線を防止することができ、信頼性が高い磁気記録装置
を提供することができる。また、磁気ヘッドを前述の構
成としているので、磁気記録装置も小型化、軽量化する
ことができるとともに、安価な磁気記録装置を提供する
ことができる。
【0014】また、本発明の磁気記録装置は、前記スラ
イダーは、凸部と凹部とを有する複数条のエアーベアリ
ングサーフェスが媒体走行方向とほぼ平行するように設
けられ、前記凹部は磁気記録媒体の回転に伴い発生する
空気流を前記媒体走行方向から逃がすようになっている
構成を有している。例えば、エアーベアリングサーフェ
スが正圧発生部(第1の凸部)とクロスカット部(凹
部)を各一箇所づつ有するようにし、このエアーベアリ
ングサーフェスを、スライダーの磁気記録媒体と接触す
る方の面において媒体走行方向に平行する両側に配置す
る。この構成により、少ない押圧力で安定して磁気ヘッ
ドを磁気記録媒体と接触させることができるとともに、
磁気記録媒体の摩耗(ウエア)を低減することができ、
安定した記録または再生をすることができ、信頼性が高
い磁気記録装置を提供することができ、また、スペース
ロスがなく小型化、軽量化することができるとともに、
安価な磁気記録装置を提供することができる。
【0015】また、本発明の磁気記録装置は、前記磁気
記録媒体が記録または再生を行う所定の回転数に達して
いない状態では、前記磁気ヘッドが前記磁気記録媒体と
接触しない位置に退避するようになっている構成を有し
ている。この構成により、磁気記録媒体を回転させるモ
ータの必要トルクを低減することができるとともに、磁
気ヘッドと磁気記録媒体が吸着した状態になることがな
く、起動時に磁気記録媒体を傷つけたり、磁気ヘッドが
クラッシュすることを防止することができ、信頼性が高
い磁気記録装置を提供することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を用いて説明する。
【0017】図1は本発明に係る磁気ヘッドの一実施形
態を示すヘッドスタック組立体(以下、HSA:Hea
d Stack Assemblyと略す)の斜視図で
ある。図1において、HSA50は、可撓性を有する磁
気記録媒体を両面より挟持する磁気ヘッド1を有してい
る。ここで、磁気記録媒体とは、磁気により情報を記録
する媒体である。本実施形態においては、磁気記録媒体
は、フロッピーディスクのケース内に内蔵されたクッキ
ーと呼ばれる磁性円板である。ジンバルバネ2はローリ
ングとピッチングの2方向において自由度を持ってい
る。サスペンション3はピボット(図示を省略)を経由
してジンバルバネ2を所定の荷重で押圧し、磁気ヘッド
1が磁気記録媒体の両面を狭持するようなっている。ジ
ンバルバネ2とサスペンション3は、例えば、非磁性ス
テンレス(SUS304)で形成されている。サスペン
ション3はキャリッジ4に固定されている。サスペンシ
ョン3の固定は、ネジ止めや接着を用いる方法もある
が、本実施形態においては、穴に鋼球その他を通すこと
により内径を押し広げて周囲に食い付かせるスウェージ
という方法を用いている。キャリッジ4は、アルミニウ
ムの押し出し材を機械加工で所定形状に仕上げて形成さ
れている。また、熱処理についてはT6という方法を用
いている。また、必要に応じてリン酸皮膜処理(マロジ
ン)やその他の不動態処理を行ってもよい。VCMコイ
ル(ボイスコイルモータのコイル)5はキャリッジ4を
磁気記録媒体のトラック方向(媒体走行方向と直交する
方向)において移動させる推力を得るようになってお
り、キャリッジ4に固着されている。軸受部材6はガイ
ドロッド(図示を省略)と摺動することにより、キャリ
ッジ4をトラック方向に正確に移動させるためのもので
ある。ガイドロッドは、例えば、φ1mmのSUS44
0Cと呼ばれる材料により形成されている。軸受部材6
は、例えば、ジルコニア製のセラミックスを用いてい
る。軸スパンと軸隙間については、摺動負荷や、許容で
きるがたに基づいて適宜設定する。ガイドロッドには、
温度特性の優れたシリコン系オイルを少量塗布し、円滑
に移動することができるようにしている。フレキシブル
プリント基板(以下、FPC:Flexible Pr
int Circuitという)7は可撓性を有する配
線部材である。FPC7は、本実施形態において、1/
2Mil厚のポリイミドベースフィルムにより形成され
ている。キャリッジ4の上部には、ヘッドアンプ9とそ
の他若干の電気回路部品がリフロー半田付けにより実装
されている。このように磁気ヘッド1の近くにヘッドア
ンプ9を配置し、このヘッドアンプ9が磁気ヘッド1か
らの微弱な読み出し信号を増幅するようになっている。
また、磁気ヘッド1への書き込み信号の電流供給は接続
点10を経由して行うようになっている。アウトリガー
8はガイドロッドと平行に位置するアウトリガーロッド
(図示を省略)と協働して、キャリッジ4がトラック方
向へ移動する際にガイドロッドの軸線において回転しな
いようにする。
【0018】図2は本発明に係る磁気ヘッドの一実施形
態を示す平面図であり、磁気記録媒体と接触する面の側
から見た図である。図3は本発明に係る磁気ヘッドの一
実施形態を示す側面図である。図4は本発明に係る磁気
ヘッドの一実施形態のコア20とコイル18を示す斜視
図である。図5は本発明に係る磁気ヘッドの一実施形態
のコア20とスライダー11を示す斜視図である。図2
および図3において、スライダー11はチタン酸カルシ
ウムを主成分とするセラミックスで形成されている。ス
ライダー11の磁気記録媒体と接触する方の面には、磁
気記録媒体の媒体走行方向(矢印)と平行にエアーベア
リングサーフェス(以下ABS:AirBearing
Surfaceという)12が設けられている。AB
S12は、平面部26の両側に2条設けられている。こ
のABS12は、媒体走行方向の前方から、前部テーパ
部13、前部平坦部14、クロスカット部15、後部平
坦部16、後部テーパ部17からなっている。図3に示
すように、ABS12は、前部テ−パ部13および前部
平坦部14からなる第1の凸部と、クロスカット部15
からなる凹部と、後部平坦部16および後部テーパ部1
7からなる第2の凸部とを有する。また、前部テーパ部
13は傾斜面となっている。また、図2に示すように、
クロスカット部15の凹形状の方向は媒体走行方向と直
交するように(すなわち、ABS12の配置方向と直交
するように)なっており、また、2条のABS12にそ
れぞれ1つづつ設けられている。スライダー11は、幅
が1.6mm、長さ2.0mmで形成されており、通称
50%ナノスライダーと呼ばれている。ABS12は、
幅が0.3mmで形成されている。クロスカット部15
は前部テーパ部13の先端から約0.5mmの所に約
0.5mmの長さで設けられている。これらの幅や長さ
の値は、使用する磁気記録媒体との関係や回転数、磁気
ヘッド1を押圧すべき荷重その他の条件によって適宜選
択する。スライダー11に埋め込まれた磁気ヘッドコア
(磁気ヘッド1のコア)20は、図4に示すように、C
型コア21とI型コア22からなり、I型コア22の部
分に磁気ヘッドコイル(磁気ヘッド1のコイル)18を
直接巻回する。このように磁気ヘッドコア20に直接巻
回されているので、従来必要であったボビンは必要な
い。また、磁気ヘッドコア20は、図5に示すように、
スライダー11に埋め込むようになっている。このよう
に磁気ヘッドコア20をスライダー11に埋めこんだ
後、低融点ガラス27により磁気ヘッドコア20をスラ
イダー11に接着封止し、図2に示すように、磁気ヘッ
ドコア20の先端部が後部平坦部16に位置するように
して磁気ヘッド1が形成されている。なお、図4は、磁
気ヘッドコア20と磁気ヘッドコイル18の関係を示す
図であって、巻回作業は、磁気ヘッドコア20をスライ
ダー11に埋め込み、接着封止した後に行えばよい。磁
気ヘッドコア20とスライダー11とを接着した低融点
ガラス27は、融点が400℃以下のガラス材料、例え
ば、ガラス転移点316℃、軟移点365℃のガラス材
料を用いる。本実施形態においては、ホウ硅酸鉛系のガ
ラス(ガラス転移点が310〜320℃)を用いてい
る。また、磁気ヘッドコア20は単結晶のMn−Znフ
ェライトを所定の結晶方位にカットして形成されてい
る。なお、カットは、結晶方位によって得られる特性を
考慮して行う。磁気ヘッドコア20に直接巻回された磁
気ヘッドコイル18は、引き出し線18aにより引き出
され、図1の接続点10において、所定の電気回路に接
続され、信号の授受を行う。
【0019】図6は、磁気ヘッドコア20のギャップ2
5を示す図であり、図3のAの部分を拡大して示してい
る。C型コア21およびI型コア22は結晶方位がそれ
ぞれ特定の方位となるようにしてある。また、C型コア
21、I型コア22はHi−B材(高飽和磁束密度材)
と呼ばれる1.3テスラ以上の飽和磁束密度を有する金
属の薄膜23、24がスパッタによりそれぞれ付着され
たものである。このようにしてギャップ25にHi−B
材が付加されている。Hi−B材は、1.3テスラ以上
であればよく、例えば、飽和磁束密度が1.6〜1.8
テスラのHi−B材を用いればよい。なお、本実施形態
においては、C型コア21およびI型コア22の両方に
Hi−B材を付着させたD−Mig(Double M
etal−in−gap)型とし、薄膜23、24の膜
圧を約4μmとしている。このようなD−MIGとする
か、あるいは、片方のコアにHi−B材を付着させた片
Mig型とするかは、磁気ヘッド1の特性により選択す
る。Hi−B材の材質は、鉄を主成分とする材料であっ
て、具体的には、例えば、Fe−Ta−Nの単層窒素膜
やFe−(Nb、Zr、Ta)を窒化層と非窒化層から
なる薄膜を用いる。このようなHi−B材を用いること
により、ギャップ25における磁気飽和の発生を防止す
ることができるとともに、従来用いられていたセンダス
ト合金やアモルファス合金と比較して、安価で磁気ヘッ
ド1の特性を向上することができる。ギャップ25は、
ギャップ長GLが約0.40〜0.45μmとしてあ
る。ギャップ長GLは使用する磁気記録媒体との関係
で、ギャップロス(空隙損失)やオーバーライト(重ね
書き特性)その他の特性を考慮して適宜選択する。
【0020】また、磁気ヘッドコイル18は、本実施形
態において、銀を添加剤として約2wt%(重量%)含
有するマグネットワイヤー(磁気ヘッドコイル18の線
材)を用いている。このマグネットワイヤーの導体径
(すなわち、磁気ヘッドコイル18の導体径)は、本実
施形態において、約25μmであり、磁気ヘッドコア2
0においてI型コア22の方に35ターン直接巻回して
ある。なお、磁気ヘッドコイル18のスペースの占有を
小さくするためにも、導体径は細い方が有利となる。導
体径が30μmを超える場合(例えば、導体径が35μ
mの場合)、スライダー11の厚さは磁気ヘッドの小型
化のため限られているため、磁気ヘッドコイル18がス
ライダー11より飛び出してしまうばかりか、スライダ
ー11自身の媒体走行方向に対する重量が不釣合いとな
るために、磁気記録媒体との間に不正な隙間が発生し、
磁気ヘッド1が磁気記録媒体と良好に接触することがで
きない。なお、導体径は20〜30μmの範囲とする。
【0021】導体径が25μmの場合、通常、引っ張り
強度が14gf程度であり、線がほぼ伸びを生じない状
態での張力は約7gf〜8gfである。したがって、巻
回作業には細心の注意が必要となる。なお、引っ張り強
度および安全張力の値は、直径の2乗にほぼ比例する。
一般に、導体径が細くなるほど時間が必要となり、歩留
まりも低下してしまう。また、最も大きな割合を占める
不良の原因は断線であることが知られている。図7は銀
を2wt%添加したマグネットワイヤーと銀を添加しな
い通常のマグネットワイヤーとの比較データである。図
7において、横軸に伸びを示し、縦軸には張力を示して
いる。なお、2%の伸びに対応する張力を安全張力とす
るようになっており、この2%の伸びに対応する張力以
下で巻回作業を行う。図7に示すように、銀を2wt%
の添加したマグネットワイヤーの安全張力(2%の伸び
に対応する張力)は、約13gfとなり、通常のマグネ
ットワイヤーの約1.7倍であった。マグネットワイヤ
ーに銀を2wt%添加した場合、十分に作業性を向上す
ることができ、歩留まりを向上することができた。な
お、1.5〜2.5wt%の範囲において、ほぼ同様の
結果が得られた。また、引っ張り強度が向上するので、
破断が発生する張力も通常のマグネットワイヤーと比較
し増加する。
【0022】次に、磁気ヘッドコア20、スライダー1
1、および低融点ガラス27のそれぞれの材質とその関
係について説明する。スライダー11の材質は、磁気記
録媒体と比較して、耐摩耗性が十分高いものを選択す
る。スライダー11の形状は砥粒を用いたラッピングや
ラッピングテープによる加工性も合わせて選択する。ま
た、スライダー11において重要な条件は、熱膨張係数
が磁気ヘッドコア20の熱膨張係数と近いことである。
磁気ヘッドコア20の材料としては、固有抵抗の低いM
n−Znフェライトを用いる。この材料は、磁気ヘッド
コア20が磁気記録媒体と接触して使用されることを考
慮して選択したものであり、磁気記録媒体が回転して周
囲の空気と摩擦することにより磁気記録媒体の表面に静
電気が発生し、この静電気が磁気ヘッドコア20を経由
して放電されるが、高い静電気電圧の放電に伴うノイズ
を防止しエラーの発生を抑える。これに対して、Ni―
Znフェライトは、高周波特性は良いが、固有抵抗が高
いため、静電気放電によるノイズの問題があり、敢えて
用いない。したがって、スライダー11の材料は磁気ヘ
ッドコア20の材料であるMn−Znフェライトと熱膨
張係数が近いチタン酸カルシウムを用いる。また、接着
封止用の低融点ガラス27も熱膨張係数が近い材料を用
いている。また、単結晶のフェライトは、接着封止の応
力により、内部応力が複雑に分布するので、磁気特性
(透磁率)の変化が大きい。このため、接着剤としてホ
ウ硅酸鉛系のガラス(ガラス転移点が310〜320
℃)を用いる。また、磁気ヘッドコア20は、磁気記録
媒体との接触によって摩耗してしまうので、磁気ヘッド
コア20の周囲に耐摩耗性の高いセラミックスを配置す
る。
【0023】次に、磁気ヘッドコイル18の導体径と巻
回作業の関係について説明する。マグネットワイヤー
(線材)の引張張力に対する伸びは、前述したように、
断面積にほぼ反比例する。そして、安全張力は断面積に
比例することとなり、すなわち、直径の2乗に比例す
る。従来、25μmの導体径で作業していたとすると、
(20μm/25μm)2×1.7倍でほぼ1.09と
なるので、20μmの導体径においてほぼ同じ安全張力
が得られることになる。つまり、従来25μmの導体径
における作業条件と同等の作業条件で20μmの導体径
の巻回作業を行うことができる。なお、添加した銀の量
は1.5〜2.5wt%と僅かなので、磁気ヘッドコイ
ル18の引張り強度を強くして断線を低減し、磁気ヘッ
ド1の信頼性を向上するのに際し、材料費の上昇を僅か
に抑えることができる。しかも、磁気ヘッドコイル18
の電気的特性および半田付性を全く損なうことがない。
このように、磁気ヘッドコイル18の導体径、すなわ
ち、その線材のマグネットワイヤーの導体径は、20〜
30μmの範囲において、従来の磁気ヘッドのものより
も細い導体径を選択することができる。
【0024】次に、本発明に係る磁気記録装置について
説明する。図8は本発明に係る磁気記録装置の一実施形
態を示す要部の平面図である。図9はフロッピーディス
ク40の斜視図、図10はフロッピーディスク40の底
面図である。フロッピーディスク(FD:Floppy
Disk)40は、円板状の磁気記録媒体(クッキ
ー)をケース内に内蔵しているものである。磁気記録装
置100は、本実施形態において、フロッピーディスク
ドライブ装置(FDD:Floppy DiskDri
ve)である。図8において、ベースプレート30は冷
間圧延鋼鈑の1mm厚のものをプレス加工によって所定
の形状に形成してある。スピンドルモータ31は磁気記
録媒体を約3000rpmで回転駆動する。スピンドル
シャフト32は図9および図10に示すフロッピーディ
スク40に取り付けられた芯金44の位置決め穴45と
嵌合される。吸着用マグネット33はフロッピーディス
ク40の芯金44を吸着して、スピンドルモータ31の
回転をフロッピーディスク40に伝える。プラットフォ
ーム34はポリカーボネイトにガラスビースその他の添
加剤を混入させて強度を上昇させた樹脂であり、スピン
ドルモータ31やHSA50、VCM(ボイスコイルモ
ータ)36その他の部品がこの上に組み付けられてい
る。VCM36は上下に磁石が配置されており磁気回路
が構成されている。VCMコイル(ボイスコイルモータ
のコイル)5はトラック方向の推力を得て磁気ヘッド1
を所要のトラックへと移動させる。プラットフォーム3
4上にはフロッピーディスク40のストッパーとして壁
35が設けられている。外部よりフロッピーディスク4
0が挿入方向(矢印)より挿入されると、フロッピーデ
ィスク40が壁35に当たり、さらに挿入するとプラッ
トフォーム34全体が図8の上方へと移動しフロッピー
ディスク40が磁気記録装置100にセットされる。そ
して、スピンドルモータ31の回転が始まる。スピンド
ルモータ31が定常回転数に達していない状態、すなわ
ち、磁気記録媒体(クッキー)が記録または再生を行う
所定の回転数に達していない状態では、磁気ヘッド1が
フロッピーディスク40内の磁気記録媒体42と接触し
ないように、ソレノイド37がラッチレバー38と協働
し、HSA50が下方に移動できないようする。
【0025】また、図9において、フロッピーディスク
40のシェル46は樹脂のケースであり、その一部に、
ヘッドウィンドウという開口部41を持ち、図1のHS
A50の先端に取り付けられた磁気ヘッド1が挿入でき
るようにしてある。また、図10において、フロピーデ
ィスク40が内蔵する磁性円板の磁気記録媒体42(ク
ッキー)は、可撓性を有するPET(ポリエチレンテレ
フタレート)の薄いフィルムの両面に純鉄の微細粒子を
塗布して形成されている。シャッター43は、その一部
に開口部41が設けられ、図8の磁気記録装置100内
に挿入されセットされた状態で、外部より磁気ヘッド1
が磁気記録媒体42と接触することができるようになっ
ている。芯金44はSUS430その他の磁性ステンレ
スで形成され、フロッピーディスク40に取り付けられ
ている。芯金44の中央に設けられた位置決め穴45は
図8のスピンドルシャフト32が挿入され位置決めされ
るようになっている。
【0026】磁気記録媒体42を両面より狭持する荷重
は図1に示すHSA50のサスペンション3により与え
られる。本実施形態においては、約4gfと非常に軽い
荷重で磁気記録媒体42を狭持するようになっている。
この荷重により磁気記録媒体42の摩耗を最小にすると
ともに安定した接触が得られるようにしている。磁気記
録媒体42は、可撓性を有する芯金44の平面度やスピ
ンドルモータ31の面張れ等によって、若干のうねりを
持って回転している。磁気ヘッド1が磁気記録媒体42
と接触しているとき、磁気記録媒体42が加振源となっ
て、磁気ヘッド1はローリングおよび高さ方向(上下方
向)へ振動させられる。この振動は、磁気ヘッド1と磁
気記録媒体42の安定した接触の障害となるばかりでな
く、磁気ヘッドコイル18に対してもストレスとなる。
本実施形態においては、磁気ヘッドコイル18は磁気ヘ
ッドコア20に直接巻回されているが、エッジで断線す
ることがなく、また、接続部10までの引き出しをして
いる引き出し線18aにおいても断線することがない。
磁気ヘッドコイル18に銀を添加し、破断強度が向上し
ているので、ほとんど断線しない。
【0027】磁気記録媒体42の回転数は3000rp
mと高いので、磁気記録媒体42と粘性を有する周囲の
空気との周速の差により、シェル46内で芯金44の内
周より外周へと空気流が発生する。同時に磁気記録媒体
42の媒体走行方向にも空気流が発生する。この空気流
によって、スライダー11の正圧発生部としての前部テ
ーパ部13、前部平坦部14により、磁気ヘッド1の荷
重が低下し、場合によってはスライダー11が浮上して
しまい、磁気ヘッドコア20のギャップ25が磁気記録
媒体42と離れてしまうことになる。そこで図2および
図3に示すエアーベアリングサーフェス(ABS)12
に設けられたクロスカット部(凹部)15によって、媒
体走行方向と直交する方向に空気流を逃がし、正圧の発
生を低減させ、磁気記録媒体42と磁気ヘッドコア20
が安定して接触するようしている。また、スピンドルモ
ータ31が定常回転数に達していない状態では、ラッチ
レバー38によって磁気記録媒体42と磁気ヘッド1と
の接触を防止する。定常回転数に達していない状態で
は、HSA50は退避位置に退避する。また、磁気ヘッ
ド1と磁気記録媒体42が接触した状態からスピンドル
モータ31を起動することがないので、スピンドルモー
タ31の起動トルクを低減することができ、磁気記録装
置の小型化または省電力化をすることができる。
【0028】なお、本発明は本実施形態に限定されるも
のではなく、それぞれの値については、本発明の主旨の
範囲で適宜変更することができる。また、磁気記録装置
はフロッピーディスクドライブ装置(FDD)に限るも
のではなく、磁気記録媒体に情報を記録または磁気記録
媒体に記録された情報を再生するその他の装置において
実施してよい。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、小型化、軽量化をする
ことができ、しかも信頼性が高い磁気ヘッドおよび磁気
記録装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る磁気ヘッドの一実施形態を示すヘ
ッドスタック組立体の斜視図
【図2】本発明に係る磁気ヘッドの一実施形態を示す平
面図
【図3】本発明に係る磁気ヘッドの一実施形態を示す側
面図
【図4】本発明に係る磁気ヘッドの一実施形態のコアと
コイルを示す斜視図
【図5】本発明に係る磁気ヘッドの一実施形態のコアと
スライダーを示す斜視図
【図6】本発明に係る磁気ヘッドの一実施形態における
コアのギャップを示す図
【図7】マグネットワイヤーの伸びと張力を示す図
【図8】本発明に係る磁気記録装置の一実施形態を示す
要部の平面図
【図9】フロッピーディスクの斜視図
【図10】フロッピーディスクの底面図
【符号の説明】
1 磁気ヘッド 11 スライダー 12 エアーベアリングサーフェス(ABS) 13 前部テ−パ部 14 前部平坦部 15 クロスカット部(ABSの凹部) 16 後部平坦部 17 後部テーパ部 18 磁気ヘッドコイル(磁気ヘッドのコイル) 18a 磁気ヘッドコイルの引き出し線 20 磁気ヘッドコア(磁気ヘッドのコア) 23、24 金属薄膜(Hi−B材:高飽和磁束密度
材) 25 ギャップ(コアのギャップ) 27 低融点ガラス 40 フロッピーディスク(FD) 42 磁気記録媒体 100 磁気記録装置

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コアをスライダーに埋め込んで形成し
    た磁気ヘッドにおいて、銀を含むコイルが前記コアに直
    接巻回されていることを特徴とする磁気ヘッド。
  2. 【請求項2】 前記コイルの線材の直径が20〜30
    μmであることを特徴とする請求項1記載の磁気ヘッ
    ド。
  3. 【請求項3】 前記コアが単結晶のMn−Znフェラ
    イトで形成されていることを特徴とする請求項1または
    請求項2記載の磁気ヘッド。
  4. 【請求項4】 前記コアのギャップに飽和磁束密度が
    1.3テスラ以上の高飽和磁束密度材が付加されている
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3いずれかに記載
    の磁気ヘッド。
  5. 【請求項5】 前記高飽和磁束密度材が鉄を主成分と
    することを特徴とする請求項4記載の磁気ヘッド。
  6. 【請求項6】 前記高飽和磁束密度材がスパッタによ
    り前記コアに付着されたものであることを特徴とする請
    求項4または請求項5記載の磁気ヘッド。
  7. 【請求項7】 前記スライダーがチタン酸カルシウム
    を主成分とするセラミックスで形成されていることを特
    徴とする請求項3乃至請求項6いずれかに記載の磁気ヘ
    ッド。
  8. 【請求項8】 400℃以下の融点を有する低融点ガ
    ラスにより、前記コアと前記スライダーとが接着されて
    いることを特徴とする請求項7記載の磁気ヘッド。
  9. 【請求項9】 可撓性を有する磁気記録媒体を両面よ
    り挟持して記録または再生を行う磁気記録装置におい
    て、請求項1乃至請求項8いずれかの磁気ヘッドを備え
    たことを特徴とする磁気記録装置。
  10. 【請求項10】 前記スライダーは、凸部と凹部とを有
    する複数条のエアーベアリングサーフェスが媒体走行方
    向とほぼ平行するように設けられ、前記凹部は磁気記録
    媒体の回転に伴い発生する空気流を前記媒体走行方向か
    ら逃がすようになっていることを特徴とする請求項9記
    載の磁気記録装置。
  11. 【請求項11】 前記磁気記録媒体が記録または再生を
    行う所定の回転数に達していない状態では、前記磁気ヘ
    ッドが前記磁気記録媒体と接触しない位置に退避するよ
    うになっていることを特徴とする請求項9または請求項
    10記載の磁気記録装置。
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