JP2006196046A - フレクシャ、該フレクシャを備えたサスペンション、該サスペンションを備えたヘッドジンバルアセンブリ及び該ヘッドジンバルアセンブリを備えた磁気ディスク装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 スライダの配線を適切に行いつつ、最内周又は最外周に隣接する環状の書き込み不可能領域を狭小にして、書き込み可能領域の割合を増加させるフレクシャ、サスペンション、HGA、及びHDDを提供することにある。
【解決手段】 実装された際には、磁気ヘッド素子とこの磁気ヘッド素子用の少なくとも1つの端子電極とを備えたスライダが一方の端部に固着される、スライダの浮上姿勢を安定させるための弾性を有するフレクシャであって、絶縁層と、この絶縁層内に埋め込まれて形成されており前後方向に伸長した少なくとも1つの導体ライン層と、この少なくとも1つの導体ライン層の一方の端部に電気的に接続されており、実装された際には少なくとも1つの端子電極と電気的に接続される少なくとも1つの第1の配線電極と、少なくとも1つの導体ライン層の他方の端部に電気的に接続されており、実装された際には配線部材と電気的に接続される少なくとも1つの第2の配線電極とを備えているフレクシャが提供される。
【選択図】 図3
【解決手段】 実装された際には、磁気ヘッド素子とこの磁気ヘッド素子用の少なくとも1つの端子電極とを備えたスライダが一方の端部に固着される、スライダの浮上姿勢を安定させるための弾性を有するフレクシャであって、絶縁層と、この絶縁層内に埋め込まれて形成されており前後方向に伸長した少なくとも1つの導体ライン層と、この少なくとも1つの導体ライン層の一方の端部に電気的に接続されており、実装された際には少なくとも1つの端子電極と電気的に接続される少なくとも1つの第1の配線電極と、少なくとも1つの導体ライン層の他方の端部に電気的に接続されており、実装された際には配線部材と電気的に接続される少なくとも1つの第2の配線電極とを備えているフレクシャが提供される。
【選択図】 図3
Description
本発明は、フレクシャ、このフレクシャを備えたサスペンション、このサスペンションと磁気ヘッド素子を有するスライダとを備えたヘッドジンバルアセンブリ(HGA)及びこのHGAを備えた磁気ディスク装置(HDD)に関する。
HDD内において、スライダは、サスペンションの一部であって弾性を有するフレクシャの端部に取り付けられており、磁気ディスク方向への押し付け荷重を受けながら、回転する磁気ディスク上において流体力学的に所定の間隙(浮上量)をもって浮上する。スライダは、この浮上状態において磁気ヘッド素子によって信号の書き込み及び/又は読み出しを行う。
ここで、磁気ヘッド素子と記録再生回路との間で授受される信号を伝達するための配線部材が、サスペンションに設けられており、磁気ヘッド素子に電気的に接続されている。サスペンションは、ボイスコイルモータ(VCM)によって駆動アームを介してピボットベアリング軸を中心にして角揺動し、これにより、スライダが磁気ディスク上の所望の位置に移動させられる。
近年、ノート型パソコン、携帯電話、携帯音楽プレーヤ等のモバイル用途の情報機器において、取り扱う情報量の増大に対応すべくHDDの搭載が進められている。この際、HDDの大容量小型化が不可避であるため、搭載される磁気ディスクは2インチ以下に小径化されており、現在最小の規格であるフェムト(Femto)スライダが採用されるに至っている。さらに、高記録密度化のためのスライダの極低浮上化も進んでいる。
この際、磁気ディスクのできるだけ広い範囲で書き込み及び読み出しを行うことができるように、微小値である浮上量の外周側及び内周側での差をより小さくして安定した浮上状態を確保する技術が、例えば特許文献1及び2に開示されている。
しかしながら、小径化した磁気ディスクを備えたHDDにおいては、上記の従来技術を用いてスライダの浮上状態を安定させることにより、内外周にわたっての書き込み及び読み出しに対応したとしても、磁気ディスクの最内周及び最外周付近に発生する書き込み不可能領域の割合が増大するという問題が生じていた。
一般に、スライダが、上述したような角揺動によって、磁気ディスクの最内周に接近する際、書き込み可能な位置の限界は、サスペンションのトレーリング側であって内周側の端が、スピンドルモータのハブに接触する直前の位置となる。従って、サスペンション自身の有する幅によって、最内周に隣接する一定の環状領域が書き込み不能となる。一方、スライダが、磁気ディスクの最外周に接近する際、書き込み可能な位置の限界は、サスペンションのトレーリング側であって外周側の端が、磁気ディスクを取り囲む筐体に接触する直前の位置となる。従って、内周側での場合と同じく、最外周に隣接する一定の環状領域が書き込み不能となる。このように生じてしまう環状の書き込み不可能領域は、記録容量向上の障害となる。
ここで、この環状の書き込み不可能領域を狭小にして書き込み可能領域の割合を増加させるために、磁気ディスクにおける内径及び外形等のサイズを変更することが考えられる。例えば、内径を小さくしたり、さらにはゼロにすることによって記録容量を大きくすることも1つの方法である。しかしながら、実際には磁気ディスクのサイズは、各規格ごとに公差も含めて全て統一されているので、このようなサイズを変更する対策はとり得ない。
また、磁気ディスク側ではなくHGA側での対策として、例えば、サスペンションのスライダが固着された部分を含む端部におけるトラック幅方向の幅を小さくすることが考えられる。しかしながら、スライダの素子形成面、すなわちトレーリング側の側面に形成された磁気ヘッド素子と配線部材とを電気的に接続するためには、配線部材を、サスペンションのリーディング側からスライダのトラック幅方向の側面近傍を介して、素子形成面まで引き回さねばならない。その結果、配線部材を引き回すスペースを確保する必要があるので、サスペンションの幅を小さくすることに限界が生じていた。
従って、本発明の目的は、スライダの配線を適切に行いつつ、最内周又は最外周に隣接する環状の書き込み不可能領域を狭小にして、書き込み可能領域の割合を増加させるフレクシャ、サスペンション、HGA、及びHDDを提供することにある。
本発明について説明する前に、明細書において用いられる用語の定義を行う。浮上面(ABS)と磁気ヘッド素子が形成された素子形成面とを有するスライダ、及びこのスライダが固着されたサスペンションにおいて、磁気ディスクの回転の下流側、すなわちABSの空気流出端側であるトレーリング側を「後ろ」側又は「後方」とし、反対のリーディング側を「前」側又は「前方」とする。
さらに、ABSを底面として置いたスライダと、このスライダが固着されたサスペンションとを素子形成面側から前方に向かって見た場合に、スライダ及びサスペンションの上側を「上(側)」又は「上方」、下側を「下(側)」又は「下方」、左側を「左(側)」、右側を「右(側)」とする。この場合、上下方向は、磁気ディスクに概ね垂直な方向となり、磁気ディスクはスライダ及びサスペンションの下方に位置することになる。また、左右方向は、概ね、いわゆるトラック幅方向となる。
ただし、後述するフレクシャの構成において、「フレクシャ基板上」及び「ベース樹脂(絶縁)層上」とは、フレクシャ基板及びベース樹脂(絶縁)層のそれぞれにおいて、スライダが固着されている側の表面上を指すものとする。
さらに、スライダのABSとは垂直な外面を「側(端)面」とする。従って、例えば素子形成面は、スライダの「後側面」に相当する。なお、上述した前後左右の方向は、後に示す図2において実施形態との関係で明示されている。
本発明によれば、実装された際には、磁気ヘッド素子とこの磁気ヘッド素子用の少なくとも1つの端子電極とを備えたスライダが一方の端部に固着される、スライダの浮上姿勢を安定させるための弾性を有するフレクシャであって、絶縁層と、この絶縁層内に埋め込まれて形成されており前後方向に伸長した少なくとも1つの導体ライン層と、この少なくとも1つの導体ライン層の一方の端部に電気的に接続されており、実装された際には少なくとも1つの端子電極と電気的に接続される少なくとも1つの第1の配線電極と、少なくとも1つの導体ライン層の他方の端部に電気的に接続されており、実装された際には配線部材と電気的に接続される少なくとも1つの第2の配線電極とを備えているフレクシャが提供される。
本発明によるこのようなフレクシャの第1の配線電極側の端部に、スライダを実装した場合、フレクシャの内部に前後方向(長手方向)に伸長して埋め込まれている導体ライン層が、スライダをくぐり抜ける形で配線されることになる。これによりスライダの配線の引き回しをスライダ側面から一切出っ張らずに行うことができる。その結果、サスペンションの左右方向の幅を従来よりも小さくすることが可能となり、例えば、サスペンションの左右の両端をスライダの左右の両端と揃えることによって、従来、磁気ディスクの最内周又は最外周に隣接して存在していた環状の書き込み不可能領域をより狭小にすることができる。これにより、磁気ディスク内における書き込み可能領域の割合を増大させて記録容量を向上させることができる。
このフレクシャが、弾性を有するフレクシャ基板を備えており、さらに、上述の絶縁層が、このフレクシャ基板上に積層されていて自身の上に少なくとも1つの導体ライン層が形成されているベース絶縁層と、この少なくとも1つの導体ライン層を被覆するようにベース絶縁層上に積層された被覆絶縁層とを含むことが好ましい。
導体ライン層は、被覆樹脂層とベース樹脂層との間を通ってスライダをくぐり抜けている。その結果、このような構成によって、導体ライン層は、スライダのスライダ基板と確実に絶縁されることが可能となる。
ベース絶縁層及び被覆絶縁層がそれぞれ、ポリイミド樹脂、エポキシ樹脂等のポリマー樹脂からなるベース樹脂層及び被覆樹脂層であることが好ましい。ベース絶縁層及び被覆絶縁層にこのようなポリマー樹脂を用いることによって、導体ライン層の絶縁を確保しつつ、フレクシャの可撓性を保持することができる。
本発明によれば、さらに、上述したフレクシャと、このフレクシャを支持しており、実装された際にはこのフレクシャの一方の端部に固着されるスライダに加重を印加するためのロードビームと、少なくとも1つの第2の配線電極と電気的に接続された配線部材とを備えたサスペンションが提供される。
本発明によれば、さらにまた、上述したサスペンションと、フレクシャの少なくとも1つの第1の配線電極側の端部に固着された、磁気ヘッド素子及びこの磁気ヘッド素子用の少なくとも1つの端子電極を備えたスライダと、少なくとも1つの端子電極及び少なくとも1つの第1の配線電極を電気的に接続している少なくとも1つのボンディング部とを備えたHGAが提供される。ここで、少なくとも1つのボンディング部がそれぞれ、導体から形成されたボンディングボールからなることが好ましい。また、ボンディングボールが、Au、Auを含む合金、Pbを含む半田又はPbフリー半田から形成されていることがより好ましい。
サスペンションの左右の両端が、真上から見て、スライダを固着している前後方向における位置のいずれにおいても、スライダのこの位置における左右の両端とそれぞれ重なっており、又は共にこの左右の両端の間に位置していることが好ましい。また、サスペンションの左右方向の幅が、スライダを固着している前後方向における位置のいずれにおいても、スライダのこの位置における左右方向の幅以下であることがより好ましい。
導体ライン層の引き回しをスライダの左右方向の側面から一切出っ張らずに行った上で、サスペンションの左右の両端、又は左右方向の幅をこのように設定することによって、磁気ディスクの最内周又は最外周に隣接して存在する環状の書き込み不可能領域をより狭小にすることができる。その結果、磁気ディスク内における書き込み可能領域の割合を増大させて記録容量を向上させることができる。
本発明によれば、さらにまた、少なくとも1つの磁気ディスクと、この少なくとも1つの磁気ディスクにスライダの浮上面が対向するように設置された、上述した少なくとも1つのHGAとを備えたHDDが提供される。ここで、少なくとも1つの磁気ディスクのディスク径が、1.8インチ以下であることが好ましい。さらに、ディスク径が1.0インチ以下であることがより好ましい。
本発明によるHGAを用いたHDDにおいて、従来形態の記録容量に対する記録容量増加率は、ディスク径、すなわち磁気ディスクの外径が小さくなるほど増加するが、特に、ディスク径が1.8インチ以下において顕著に増大し、さらに、1.0インチ以下ではより顕著に増大する。すなわち、ディスク径が1.8インチ以下の場合に顕著な記録容量の向上効果を得ることが可能となり、さらに、ディスク径が1.0インチ以下の場合により格別顕著な効果が得られる。
本発明によるフレクシャ、サスペンション、HGA及びHDDによれば、スライダの配線を適切に行いつつ、最内周又は最外周に隣接する環状の書き込み不可能領域を狭小にして、書き込み可能領域の割合を増加させることができる。その結果、さらなる記録容量の向上を達成することができる。
以下に、本発明を実施するための形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各図面において、同一の要素は、同一の参照番号を用いて示されている。また、図面中の構成要素内及び構成要素間の寸法比は、図面の見易さのため、それぞれ任意となっている。
図1は、本発明によるHDDの一実施形態における要部の構成を概略的に示す斜視図であり、図2は、本発明によるHGAの一実施形態を示す斜視図である。
図1において、10は、中心部がハブ18に取り付けられておりスピンドルモータ11の回転軸の回りを回転する複数の磁気ディスク、12は、スライダ(薄膜磁気ヘッド)21をトラック上に位置決めするためのアセンブリキャリッジ装置、13は、薄膜磁気ヘッドの書き込み及び読み出し動作を制御するための記録再生制御回路、19は、主に磁気ディスク10を取り囲んでおり装置全体を保護するための筐体をそれぞれ示している。
アセンブリキャリッジ装置12には、複数の駆動アーム14が設けられている。これらの駆動アーム14は、ボイスコイルモータ(VCM)15によってピボットベアリング軸16を中心にして角揺動可能であり、この軸16に沿った方向にスタックされている。各駆動アーム14の先端部には、HGA17が取り付けられている。各HGA17には、スライダ21が、各磁気ディスク10の表面に対向するように設けられている。磁気ディスク10、駆動アーム14、HGA17及びスライダ21は、単数であってもよい。
図2(A)に示すように、HGAは、サスペンション20と、このサスペンション20の先端部に固着されており、その素子形成面21cに磁気ヘッド素子210及び端子電極211が主に形成されたスライダ21と、後述する導体ライン層24を介して端子電極211に電気的に接続された配線部材26とから主として構成される。なお、スライダ21において、21bがABSとなる。サスペンション20は、ロードビーム22と、このロードビーム22上に固着され支持された弾性を有するフレクシャ23と、ロードビーム22の基部に設けられたベースプレート27とから主として構成される。
なお、図2(B)に、HGAにおける上述した「上」、「下」、「左」及び「右」の方向を明示した。ここで、図2(A)においては、スライダを見易くするために、HGAを下方から俯瞰しているが、図(B)では、上方から俯瞰しているので、スライダの浮上面が直接見えない構図となっている。
フレクシャ23は、その内部に前後方向(長手方向)に伸長して埋め込まれている導体ライン層24を含む。この導体ライン層24は、スライダ21の固着面とフレクシャ23のフレクシャ基板との間を通り抜ける形で配線されている。また、導体ライン層24の一端に形成された第1の配線電極30は、後述するようにボールのみを用いたボンディングによって、スライダ21の端子電極211と電気的に接続されている。さらに、導体ライン層24の他端に形成された第2の配線電極25は、配線部材26と電気的に接続されている。このように、従来、スライダの側面21aに隣接して出っ張る形で配線部材が配置されていたのに対して、導体ライン層24を設けることによって、スライダ21の端子電極211からの配線の引き回しを、側面21aから一切出っ張らずに行うことができる。この配線については後に詳述する。
サスペンション20は、ベースプレート27とは反対側の後方部において、その一部であるフレクシャ23と共に左右方向の幅が狭くなっており、サスペンション20(フレクシャ23)の左右の両端が、真上から見た場合に、矩形上のスライダ21の左右の両端とそれぞれ揃って重なっている。
このように、導体ライン層24を用いることによって配線の引き回しを側面21aから一切出っ張らずに行った上で、サスペンション20(フレクシャ23)の左右の両端を矩形のスライダ21の左右の両端と揃えることによって、以下に説明するように、磁気ディスク10の最内周又は最外周に隣接して存在する環状の書き込み不可能領域をより狭小にすることができる。その結果、磁気ディスク内における書き込み可能領域の割合を増大させて記録容量を向上させることができる。
上述した環状の書き込み不可能領域を狭小にできることを以下に説明する。ディスク内周側において書き込み可能な位置の限界は、サスペンションのトレーリング側であって内周側の端が、スピンドルモータのハブ18(図1)に接触する直前の位置となる。従って、従来のサスペンション及びスライダの組み合わせにおいては、サスペンションの左右方向(概ねトラック幅方向)の幅によって、最内周に隣接する一定の環状領域が書き込み不能となる。これに対して、本発明による上述した構成によれば、スライダ21は、自身の外形である矩形の左右方向の端辺がハブに接触する直前の位置、すなわちより内周側の位置まで移動することができる。その結果、最内周に隣接して存在する環状の書き込み不可能領域をより狭小にすることができる。
一方、ディスク外周側において書き込み可能な位置の限界は、サスペンションのトレーリング側であって外周側の端が、磁気ディスクを取り囲む筐体19(図1)に接触する直前の位置となる。この場合においても、本発明による上述した構成によれば、スライダ21は、自身の外形である矩形の左右方向の端辺が筐体に接触する直前の位置、すなわちより外周側の位置まで移動することができる。その結果、最外周に隣接して存在する環状の書き込み不可能領域をより狭小にすることができる。
このように、本発明においては、公差を含めたサイズが規格ごとに統一されていて設計の融通性がない磁気ディスク側において対策を施すのではなく、HGA側の配線において解決手段を講じている。これによって初めて、小径化した磁気ディスクにおいても記録容量が向上するという効果が実現されることになる。
なお、本発明によるHGA、すなわちサスペンション及びスライダの構成、特に外形は、以上に説明した実施形態に限定されるものではないことは明らかである。例えば、サスペンション20の後方部における左右方向の幅が自身の後端に向かって単調減少していても書き込み不可能領域を狭小化することができる。また、スライダ21の左右方向の幅が、自身の前端から後端に向かって単調減少していてもよい。例えば、スライダ21の真上から見た場合の外形が台形状であってもよい。
さらに、サスペンション20の左右の両端が、真上から見て、スライダ21の固着位置において、スライダ21の左右の両端の内側に、すなわちスライダ21の外形からなる領域内に位置していても、書き込み不可能領域を狭小化することができる。さらに、少なくとも、サスペンション20の左右の両端がそれぞれ、真上から見て、スライダ21を固着している最も後方の位置において、スライダ21の外形領域内に位置していれば、狭小化することができる。また、サスペンション20及びスライダ21の右側のみ又は左側のみがこのような形状を有していても、最内周又は最外周に隣接する環状の書き込み不可能領域のいずれか1つを狭小にすることが可能となる。また、図示されていないが、サスペンションの途中にヘッド駆動用ICチップを装着してもよい。
図3(A)〜(C)は、本発明によるフレクシャ23を用いたスライダ21の実装の態様を説明するための、フレクシャ23におけるスライダ21が固着されている後方部を示す概略図である。ここで、図3(A)は、この後方部の、真下(浮上面側)から見た平面図、図3(B)は、図3(A)におけるA−A線断面図、図3(C)は、この後方部の側面図である。なお、図3(A)及び(B)においては、図面の見易さのため、図3(C)に記載されたボンディングボール35は省略されている。
図3(A)及び(B)によれば、サスペンション20内のフレクシャ23は、フレクシャ基板と、フレクシャ基板31上に積層されたベース樹脂層32と、ベース樹脂層32上に形成された導体ライン層24と、導体ライン層24を覆うようにベース樹脂層32上に形成された被覆樹脂層33と、導体ライン層24の一方の端部上に形成されており導体ライン層24と電気的に接続され、しかもその上面が被覆樹脂層33から露出している第1の配線電極30とを含む。導体ライン層24は、被覆樹脂層33とベース樹脂層32との間を通ってスライダ21の下をくぐり抜けているので、スライダ21のスライダ基板とは被覆樹脂層33によって電気的に絶縁されている。
図3(C)によれば、スライダ21の端子電極211と導体ライン層24の端部に設けられた第1の配線電極30とは、ボンディングボール35がそれぞれにボンディングされることによって、電気的に接続されている。このボンディングボール35は、フレクシャ23上にスライダ21が固着された後、Auボール又は半田ボールをボンディングすることで形成される。なお、半田ボールの材料である半田は、Pbを含む半田であってもよく、又はPbを含まないPbフリー半田であってもよい。
ここで、図3(A)〜(C)を用いて、より詳細に構成を説明する。スライダ21は、例えばアルティック(Al2O3−TiC)等のバルクを加工することによって形成される。フレクシャ基板31は、例えば厚さ約15μm〜約30μmのステンレス板からなる。ベース樹脂層32は、例えば厚さ約10μm〜約20μmのポリイミド等から形成されている。導体ライン層24は、例えば厚さ約10μm〜約20μm、幅約20μm〜約50μmのCu等から形成されている。被覆樹脂層33は、例えば厚さ約2μm〜約20μmのポリイミド等から形成されている。第1の配線電極30は、例えば厚さ約0.2μm〜約5.0μm、幅約20μm〜約100μmのAu又はAuを含む合金等から形成されている。また、ボンディングボール35、スライダ21の端子電極211、及び図示されていないが第2の配線電極25も、配線電極30と同じくAu又はAuを含む合金等から形成されている。
なお、本実施形態において、導体ライン層24及び第1の配線電極30は、それぞれ4つ設けられているが、この数は、ボンディングされるべきスライダ21の端子電極211の数によって決められる。ここで、端子電極211の数も、同図の形態に限定されるものではない。同図においてスライダ21の端子電極211は4つであるが、例えば、電極を3つとした上でグランドをスライダ基板に接地した形態でもよい。その際には、導体ライン層24及び第1の配線電極30は、それぞれ3つ設けられることになる。
さらに、スライダの実装の態様は、上述したものに限定されるものではなく、配線の引き回しを、スライダの側面から出っ張らずに行うことができればよい。例えば、端子電極211及び配線電極30の間のボンディングは、ボールのみによるものではなく、通常のワイヤを用いたものであってもよい。以下に、スライダの実装の変更態様を示す。
図4(A)〜(E)は、本発明によるサスペンションの種々の変更態様を説明するための、サスペンションにおけるスライダが固着された後方部を示す、真下から(浮上面側から)見た平面図及び側面図である。
なお、これらの図において、サスペンションの後方部での左右方向の幅は、サスペンションの一部であるフレクシャの左右方向の幅と一致している。従って、図4(A)〜(C)においては、フレクシャに相当する部分もサスペンションとして説明している。また、図4(A)〜(E)において、図面の見易さのため、ボンディングボールは省略されている
図4(A)に示した変更態様によれば、サスペンション20´の左右方向の幅が、スライダ21´の幅よりも小さくなっている。この場合においても、第1の配線電極30´と端子電極211´との間にボンディングボールを形成して両電極を電気的に接続することによって、スライダ21´の配線をスライダ21´の左右方向の側面から一切出っ張らずに行うことができる。その結果、スライダ21´を磁気ディスクのより内周側又は外周側の位置まで移動させることができる。これにより、磁気ディスクの最内周又は最外周に隣接して存在する環状の書き込み不可能領域をより狭小にすることができる。
図4(B)に示した変更態様によれば、スライダ21´´の外形は矩形であるが、サスペンション20´´の左右方向の幅が、後方部において後端に向かって狭くなっている。さらに、この狭くなっている部分の左右の両端をなす線分が、真上から見て、スライダ21´´の矩形における後方の頂点をそれぞれ横切っている。この場合においても、スライダ21´´の配線をスライダ21´´の左右方向の側面から一切出っ張らずに行うことができて、スライダ21´´を磁気ディスクのより内周側又は外周側の位置まで移動させることができる。
図4(C)に示した変更態様によれば、スライダ21´´´は、真上から見た場合に、自身の前端から後端に向かって幅が狭くなる台形状となっている。さらに、サスペンション20´´´も自身の後端に向かって幅が狭くなっており、サスペンション20´´´の左右の両端が、真上から見た場合に、スライダ21´´´の左右の両端とそれぞれ揃って重なっている。この場合においても、スライダ21´´´の配線をスライダ21´´´の左右方向の側面から一切出っ張らずに行うことができて、スライダ21´´´を磁気ディスクのより内周側又は外周側の位置まで移動させることができる。
図4(D)(平面図)及び(E)(断面図)に示した変更態様によれば、図4(A)と同じく、サスペンション20´´´´の左右方向の幅が、スライダ21´´´´の幅よりも小さくなっている。ここで、サスペンション20´´´´の一部であるフレクシャ23´´´´は、フレクシャ基板31´´´´上に積層されたベース樹脂層32´´´´と、ベース樹脂層32´´´´上に形成された第1の導体ライン層240´´´´と、第1の導体ライン層240´´´´を覆うようにベース樹脂層32´´´´上に積層された第1の被覆樹脂層330´´´´と、第1の被覆樹脂層330´´´´上に形成された第2の導体ライン層241´´´´と、第2の導体ライン層241´´´´を覆うように第1の被覆樹脂層330´´´´上に積層された第2の被覆樹脂層331´´´´と、第1及び第2の導体ライン層240´´´´及び241´´´´の一方の端部上に形成されており各々の導体ライン層と電気的に接続され、しかもその上面が第2の被覆樹脂層331´´´´から露出している配線電極30´´´´とを含む。このようなフレクシャを用いた変更態様においても、スライダ21´´´´の配線をスライダ21´´´´の左右方向の側面から一切出っ張らずに行うことができ、スライダ21´´´´を磁気ディスクのより内周側又は外周側の位置まで移動させることができる。
なお、図4(D)においては、合計6つの配線電極30´´´´が設けられている。これにより、例えば、4つを磁気ヘッド素子の駆動用に用いて、残りの2つを他の用途の素子に用いることが可能となる。ここで、第1及び/又は第2の導体ライン層をそれぞれ2つ又は3つ以上とし、これに対応して配線電極を4つ又は6つ以上としてもよい。さらに配線電極を前後に分けて交互に配置してもよい。
図5は、本発明のサスペンションにおける幅の縮小分ΔWSUSによる書き込み可能領域の増加分を示す説明図である。
図5(A)に示すように、サスペンション52(フレクシャを含む)の幅の縮小分をΔWSUSとし、サスペンション52の左右の両端が矩形のスライダ53の左右の両端と揃っているとする。なお、本発明においては、配線の引き回しをスライダ53の側面53aから一切出っ張らずに行うことができる。さらに、図5(B)に示すように、サスペンション52及びスライダ53は、従来に比べて、磁気ディスク51の最内周に隣接するハブ56又は最外周に隣接する筐体57に向かってΔWSUSだけさらに接近可能となっており、その結果、磁気ディスク51の表面のほぼ全領域が書き込み可能になっているとする。この場合、ΔWSUSの幅を持った、最内周に隣接した環状領域54、及び最外周に隣接した環状領域55が、この実施形態による書き込み可能領域の増加分となる。
環状領域54の面積ΔS1は、磁気ディスク51の外径の半分である外径半径をr0とし、磁気ディスク51の内径の半分である内径半径をr1とすると、ΔS1=π(r1+ΔWSUS)2―πr1 2=π(2r1・ΔWSUS+(ΔWSUS)2)となる。一方、環状領域55の面積ΔS2は、ΔS2=πr0 2―π(r0−ΔWSUS)2=π(2r0・ΔWSUS−(ΔWSUS)2)となる。従って、この実施形態による書き込み可能領域の増加分ΔSは、ΔS=ΔS1+ΔS2=2π・ΔWSUS・(r0+r1)となる。すなわち、書き込み可能領域の増加分ΔSは、ΔWSUSに比例して増大する。
図6は、種々のΔWSUS値を有するサスペンションの実施形態において、大きさの異なる各磁気ディスクにおける、磁気ディスクの外径(ディスク径)と従来形態(ΔWSUS=0)の記録容量に対する記録容量増加率ISUSとの関係を示した特性図である。
同図によれば、いずれのΔWSUS値の実施形態においても、ディスク径が小さくなるほど増加率ISUSは増加するが、特に、ディスク径が1.8インチ以下において顕著に増大し、さらに、1.0インチ以下ではより顕著に増大することがわかる。従って、本発明によるサスペンションを用いたHDDの実施形態において、顕著な記録容量の向上効果が現れるのは、ディスク径が1.8インチ以下の場合であり、ディスク径が1.0インチ以下の場合、より格別顕著な効果が得られることが理解される。また、所定のディスク径を有する磁気ディスクにおいて、増加率ISUSは、上述した書き込み可能領域の増加分ΔSと同様に、ΔWSUS値に比例して増加していることもわかる。
ここで、ディスク径が所定の規格値以下に小さくなると増加率ISUSが顕著な増加を示す理由を説明する。一般に、サスペンションの寸法については、スライダを磁気ディスク方向に押し付けるのに要する力を確保する必要から一定の剛性が要求されること、及びサスペンションの加工精度の限界から寸法に下限が存在することによって、ディスク径に単純に比例して縮小させることができない。従って、規格化されているサスペンションの全体の寸法が、同じく規格化されているディスク径の縮小率に追いついていかないため、ディスク径が小さくなるほど、サスペンション幅による書き込み不可能領域の割合が増大する。
この際、本発明によれば、スライダの配線の引き回しをスライダの左右方向の側面から一切出っ張らずに行うことができるので、図5(A)に示したようにサスペンションの後方部の幅を縮小させることが可能となる。このようにサスペンション幅を縮小することが、上述したような小径化した磁気ディスクにおいては、記録容量の回復増大に大きく寄与することになる。さらに、縮小分ΔWSUSにおいても、より小さなディスク径になるほど、より大きな記録容量の増加分、すなわち記録容量増加率の向上をもたらすことになる。
なお、図2(A)及び図5(A)において、サスペンションの外形における角、特に首の付け根となっている270度の角が丸くなっていてもよい。実際に、サスペンションの加工工程においては、直線によって形作られた270度の角を形成しようとすると相当の時間及び工数を費すことになり、さらには、ほとんど形成が不可能な場合も多い。このような角が丸くなっている態様も、スライダを固着することができて、スライダの配線をスライダの左右方向の側面から一切出っ張らずに行うことができれば、本発明の範囲内である。
さらに、以上に述べた実施形態及び変更態様は全て本発明を例示的に示すものであって限定的に示すものではなく、本発明は他の種々の変形態様及び変更態様で実施することができる。従って本発明の範囲は特許請求の範囲及びその均等範囲によってのみ規定されるものである。
10、51 磁気ディスク
11 スピンドルモータ
12 アセンブリキャリッジ装置
13 記録再生制御回路
14 駆動アーム
15 ボイスコイルモータ(VCM)
16 ピボットベアリング軸
17 HGA
18、56 ハブ
19、57 筐体
20、20´、20´´、20´´´、20´´´´、52 サスペンション
21、21´、21´´、21´´´、21´´´´、53 スライダ
210 磁気ヘッド素子
211 端子電極
21a、53a スライダの側面
21b 浮上面(ABS)
21c 素子形成面
22 ロードビーム
23、23´´´´ フレクシャ
24 導体ライン層
240´´´´ 第1の導体ライン層
241´´´´ 第2の導体ライン層
25、25´、25´´´´ 第2の配線電極
26 配線部材
27 ベースプレート
30、30´、30´´´´ 第1の配線電極
31、31´´´´ フレクシャ基板
32、32´´´´ ベース樹脂層
33 被覆樹脂層
330´´´´ 第1の被覆樹脂層
331´´´´ 第2の被覆樹脂層
35 ボンディングボール
54、55 環状の書き込み可能領域
11 スピンドルモータ
12 アセンブリキャリッジ装置
13 記録再生制御回路
14 駆動アーム
15 ボイスコイルモータ(VCM)
16 ピボットベアリング軸
17 HGA
18、56 ハブ
19、57 筐体
20、20´、20´´、20´´´、20´´´´、52 サスペンション
21、21´、21´´、21´´´、21´´´´、53 スライダ
210 磁気ヘッド素子
211 端子電極
21a、53a スライダの側面
21b 浮上面(ABS)
21c 素子形成面
22 ロードビーム
23、23´´´´ フレクシャ
24 導体ライン層
240´´´´ 第1の導体ライン層
241´´´´ 第2の導体ライン層
25、25´、25´´´´ 第2の配線電極
26 配線部材
27 ベースプレート
30、30´、30´´´´ 第1の配線電極
31、31´´´´ フレクシャ基板
32、32´´´´ ベース樹脂層
33 被覆樹脂層
330´´´´ 第1の被覆樹脂層
331´´´´ 第2の被覆樹脂層
35 ボンディングボール
54、55 環状の書き込み可能領域
Claims (12)
- 実装された際には、磁気ヘッド素子と該磁気ヘッド素子用の少なくとも1つの端子電極とを備えたスライダが一方の端部に固着される、該スライダの浮上姿勢を安定させるための弾性を有するフレクシャであって、
絶縁層と、
該絶縁層内に埋め込まれて形成されており、前後方向に伸長した少なくとも1つの導体ライン層と、
該少なくとも1つの導体ライン層の一方の端部に電気的に接続されており、実装された際には前記少なくとも1つの端子電極と電気的に接続される少なくとも1つの第1の配線電極と、
前記少なくとも1つの導体ライン層の他方の端部に電気的に接続されており、実装された際には配線部材と電気的に接続される少なくとも1つの第2の配線電極と
を備えていることを特徴とするフレクシャ。 - 前記フレクシャが、弾性を有するフレクシャ基板を備えており、さらに、前記絶縁層が、該フレクシャ基板上に積層されていて自身の上に前記少なくとも1つの導体ライン層が形成されているベース絶縁層と、前記少なくとも1つの導体ライン層を被覆するように該ベース絶縁層上に積層された被覆絶縁層とを含むことを特徴とする請求項1に記載のフレクシャ。
- 前記ベース絶縁層及び前記被覆絶縁層がそれぞれ、ポリイミド樹脂、エポキシ樹脂等のポリマー樹脂からなるベース樹脂層及び被覆樹脂層であることを特徴とする請求項2に記載のフレクシャ。
- 請求項1から3のいずれか1項に記載のフレクシャと、前記フレクシャを支持しており、実装された際には該フレクシャの一方の端部に固着される前記スライダに加重を印加するためのロードビームと、前記少なくとも1つの第2の配線電極と電気的に接続された配線部材とを備えていることを特徴とするサスペンション。
- 請求項4に記載のサスペンションと、前記フレクシャの前記少なくとも1つの第1の配線電極側の端部に固着された、磁気ヘッド素子及び該磁気ヘッド素子用の少なくとも1つの端子電極を備えたスライダと、前記少なくとも1つの端子電極及び前記少なくとも1つの第1の配線電極を電気的に接続している少なくとも1つのボンディング部とを備えていることを特徴とするヘッドジンバルアセンブリ。
- 前記少なくとも1つのボンディング部が、導体から形成されたボンディングボールからなることを特徴とする請求項5に記載のヘッドジンバルアセンブリ。
- 前記ボンディングボールが、Au、Auを含む合金、Pbを含む半田又はPbフリー半田から形成されていることを特徴とする請求項6に記載のヘッドジンバルアセンブリ。
- 前記サスペンションの左右の両端が、真上から見て、前記スライダを固着している前後方向における位置のいずれにおいても、該スライダの該位置における左右の両端とそれぞれ重なっており、又は共に該両端の間に位置していることを特徴とする請求項5から7のいずれか1項に記載のヘッドジンバルアセンブリ。
- 前記サスペンションの左右方向の幅が、前記スライダを固着している前後方向における位置のいずれにおいても、該スライダの該位置における左右方向の幅以下であることを特徴とする請求項5から8のいずれか1項に記載のヘッドジンバルアセンブリ。
- 少なくとも1つの磁気ディスクと、該少なくとも1つの磁気ディスクに前記スライダの浮上面が対向するように設置された請求項5から9のいずれか1項に記載の少なくとも1つのヘッドジンバルアセンブリとを備えていることを特徴とする磁気ディスク装置。
- 前記少なくとも1つの磁気ディスクのディスク径が、1.8インチ以下であることを特徴とする請求項10に記載の磁気ディスク装置。
- 前記少なくとも1つの磁気ディスクのディスク径が、1.0インチ以下であることを特徴とする請求項10に記載の磁気ディスク装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005003932A JP2006196046A (ja) | 2005-01-11 | 2005-01-11 | フレクシャ、該フレクシャを備えたサスペンション、該サスペンションを備えたヘッドジンバルアセンブリ及び該ヘッドジンバルアセンブリを備えた磁気ディスク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2005003932A JP2006196046A (ja) | 2005-01-11 | 2005-01-11 | フレクシャ、該フレクシャを備えたサスペンション、該サスペンションを備えたヘッドジンバルアセンブリ及び該ヘッドジンバルアセンブリを備えた磁気ディスク装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009118626A (ja) * | 2007-11-06 | 2009-05-28 | Dainippon Printing Co Ltd | サスペンション基板およびその製造方法 |
-
2005
- 2005-01-11 JP JP2005003932A patent/JP2006196046A/ja not_active Withdrawn
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