JP2001243295A - 工場設備リソース情報管理システム - Google Patents

工場設備リソース情報管理システム

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JP2001243295A
JP2001243295A JP2000054816A JP2000054816A JP2001243295A JP 2001243295 A JP2001243295 A JP 2001243295A JP 2000054816 A JP2000054816 A JP 2000054816A JP 2000054816 A JP2000054816 A JP 2000054816A JP 2001243295 A JP2001243295 A JP 2001243295A
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JP2000054816A
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Tsuneo Yamato
恒雄 大和
Kazuhiko Saijo
一彦 西條
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Lion Corp
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/02Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、工場を運営する際法規等に
より要求される情報を含む工場内で扱われる諸情報を一
元的に管理でき、さらに当該情報の参照を容易に正確か
つ速やかに行える工場設備リソース情報管理システムを
提供することにある。 【解決手段】 本発明の工場設備リソース情報管理シス
テムは、工場設備配置図からなる地図データを格納した
工場内地図情報DBと、工場設備に係る官庁届出書類情
報を格納した官庁届出書類情報DBと、工場の資源情報
を格納した工場資源情報DBと、各DBを条件に応じて
参照し、地図データに基づき工場設備配置図をウインド
ウ表示させるとともに、表示された工場設備配置図を含
む表示要素に対する所定の指定に応じて対応する所定の
地図データあるいは官庁届出書類情報あるいは工場の資
源情報に基づく情報をウインドウ表示させる工場内リソ
ース情報表示手段を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークを利
用して、工場内で扱われる諸情報を一元的に管理し、必
要とされる情報を容易かつ速やかに参照できる情報管理
システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、各種工場の運営にあたって、
消防法や工場立地法等の諸法規や条例により、諸監督官
庁に対して行う所定の届出や申請が義務付けられてい
る。こうした届出や申請は、定期的あるいは不定期的に
行われている。そして、諸監督官庁に提出される届出・
申請書類に記載あるいは添付される情報は、図面、写
真、設備の変更履歴等を含んだ詳細な内容を含むもので
ある。従って、このような情報も管理する必要がある。
また一般的な企業においては、上記届出や申請に必要な
情報を含む様々な情報は、届出書や申請書の原本を含め
膨大な文書としてファイリングされ管理されている。ま
た、こうした文書類の管理業務は、多くの場合、専任の
担当者が行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】実際の工場の運営にあ
たっては、設備の変更、使用・保管物質の変更等がしば
しば発生し、これらの変更履歴の記録や、諸監督官庁へ
の届出等のために、手間とそのための時間を費やしてい
る。また、工場の規模が大きい場合、必要となるデータ
量も膨大となり、これらを検索して参照することにもか
なりの時間を要している。
【0004】また、上記のように、専任の担当者に任せ
た管理の仕方では、どの情報・文書がどこにあるか等
は、その担当者のみ把握しており、他の者に容易にわか
らない状態となっている。さらに、上記専任の担当者が
職場を異動したり退職したりすると引継ぎも容易ではな
く、また、保管された情報・文書が必要となった場合、
これらを速やかに取り出すことも容易ではない。特に化
学工場等にあっては、火災や事故等の緊急時に、工場設
備の配置や、該当設備に使用されている物質の種類等の
情報を速やかに取り出せる必要があるが、従来の管理の
仕方では、これらの情報を速やかに取り出すことは困難
であった。
【0005】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
で、工場を運営するにあたり法規等により要求される情
報を含む工場内で扱われる諸情報を一元的に管理でき、
さらに、当該情報の参照を容易に、正確かつ速やかに行
える工場設備リソース情報管理システムを提供するもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の工場設備リソー
ス情報管理システムは、工場設備配置図からなる地図デ
ータを格納した工場内地図情報DBと、工場設備に係る
官庁届出書類情報を格納した官庁届出書類情報DBと、
工場の資源情報を格納した工場資源情報DBと、前記各
DBを条件に応じて参照し、所定の情報を表示させる工
場内リソース情報表示手段と、を備える工場設備リソー
ス情報管理システムであって、前記工場内リソース情報
表示手段は、前記地図データに基づき、前記工場設備配
置図をウインドウ表示させるとともに、表示された該工
場設備配置図を含む表示要素に対する所定の指定に応じ
て、対応する所定の前記地図データあるいは前記官庁届
出書類情報あるいは前記工場の資源情報に基づく情報を
ウインドウ表示させることを特徴とする。
【0007】また、本発明の工場設備リソース情報管理
システムにおいて、さらに、以下の構成とすることが好
ましい。すなわち、前記工場内リソース情報表示手段
は、さらに、前記地図データに基づき、前記工場設備配
置図に含まれる工場設備に対応する表示要素の表示態様
を異ならせて表示させるものとする。上記表示要素の表
示態様を異ならせて表示させることで、工場設備を視覚
的に区別認識することが容易となる。
【0008】また、本発明の工場設備リソース情報管理
システムにおいて、さらに、以下の構成とすることが好
ましい。すなわち、前記工場内リソース情報表示手段
は、さらに、前記官庁届出書類情報に基づく官庁届出書
類の提出履歴に応じて、前記工場設備配置図に含まれる
工場設備に対応する表示要素の表示態様を異ならせて表
示させるものとする。一般に、工場設備の変更に伴い諸
監督官庁への届出が必要となる。この届出の提出履歴を
工場設備に係る官庁届出書類情報に含め保存し、この提
出履歴に応じて、上記表示要素の表示態様を異ならせて
表示させることで、工場設備の変更を視覚的に認識する
ことができる。
【0009】また、本発明の工場設備リソース情報管理
システムにおいて、さらに、以下の構成とすることが好
ましい。すなわち、工場を運営する際に適用される各種
法規・条例等に基づく規制情報を格納した工場運営規則
DBを、さらに備え、前記工場内リソース情報表示手段
は、工場における設備等の変更に伴うリソース情報の変
更の際、前記規制情報を参照し、該変更が規制情報を満
たすか否かを判断し、該変更が規制情報を満たさないと
判定された場合、所定の警告表示を行うものとする。な
お、上記規制情報とは、工場を運営する際に適用される
法規・条例等の内容、または、これらの内容に基づく情
報からなるものである。上記構成とした場合、例えば、
地図データをもとに工場設備の変更・新規設備の配置等
を予めシミュレーションすることができ、このシミュレ
ーション結果と、規制情報に含まれ工場を運営する際に
適用される各種法規・条例等により定められる設備の大
きさや設備間の間隔等の規制値とを比較判定し、シミュ
レーション結果が適正値でない場合、警告で知らせるこ
ともできる。
【0010】また、本発明の工場設備リソース情報管理
システムにおいて、さらに、以下の構成とすることは好
ましい。すなわち、官庁届出書類書式情報を格納した官
庁届出書類書式DBと、該官庁届出書類書式情報に基づ
き、所要の官庁届出書類を印刷する届出書類印刷手段
を、さらに備えるものとする。なお、上記官庁届出書類
書式情報とは、諸監督官庁へ届出・申請する際の書類に
設定された書式の定義からなる情報である。上記構成と
することで、工場設備の変更等の際、一元管理された各
DBの情報をもとに、諸監督官庁へ提出する書類を印刷
出力することができ、事務処理を簡略化できる。
【0011】また、本発明の工場リソース情報管理方法
は、工場設備配置図からなる地図データを格納した工場
内地図情報DBと、工場設備に係る官庁届出書類情報を
格納した官庁届出書類情報DBと、工場の資源情報を格
納した工場資源情報DBと、前記各DBを条件に応じて
参照し、所定の情報を表示させる工場内リソース情報表
示手段と、を備える工場設備リソース情報管理システム
において、前記地図データに基づき、前記工場設備配置
図をウインドウ表示させる手順と、表示された該工場設
備配置図を含む表示要素に対する所定の指定に応じて、
対応する所定の前記地図データあるいは前記官庁届出書
類情報あるいは前記工場の資源情報に基づく情報をウイ
ンドウ表示させる手順と、を含むことを特徴とする。
【0012】また、本発明は、コンピュータ装置にイン
ストールすることにより、その装置が請求項2に記載の
方法を実行する装置となるソフトウェアが記録されたコ
ンピュータ読取可能な記録媒体である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施の形態
である工場リソース管理システムの構成例を示すブロッ
ク図である。
【0014】本実施の形態の工場設備リソース情報管理
システムは、以下に説明する各サーバ・コンピュータお
よび端末装置からなる。データベースサーバ1:本シス
テムならびに他のシステムと共有される各種情報・デー
タからなるデータベースを実装するサーバ・コンピュー
タであり、1台以上のコンピュータ装置により構成され
る。
【0015】リソース情報入力端末2:使用者により工
場内で扱われる諸情報(以下、リソース情報と称す)の
入力を受け、入力されたリソース情報を下記のWebサ
ーバ3、ファイルサーバ4に書き込み、リソース情報の
データベース(工場内地図情報DB、官庁届出書類情報
DB、工場資源情報DB)として構築する。このとき、
入力されるリソース情報とデータベースサーバ1にある
データベースの共有情報との連携設定も必要に応じてな
される。このデータベースとの連携設定は、リソース情
報の入力の際、例えばSQL(Structured
Query Language)言語を用いて記述され
る。
【0016】Webサーバ3:リソース情報入力端末6
によって入力されたリソース情報を、Webサーバ3に
内蔵あるいは外付けされたハードディスク(記憶装置)
に蓄積する。そして、後述のWebブラウザを実装した
参照専用端末5からの情報参照を可能とする。なお、W
ebサーバ3は、参照専用端末5からアクセスを受け、
要求されたリソース情報とデータベースサーバ1のデー
タベースとの間に連携設定がなされている場合、データ
ベースサーバ1から連携設定に応じたデータを取得す
る。そして、取得したデータをリソース情報に含め、当
該リソース情報をWebブラウザに別途定められる表示
形式で表示するための加工をするとともに、これをHT
MLファイルに変換し、参照専用端末5へ送る。
【0017】ファイルサーバ4:リソース情報入力端末
2によって入力されたリソース情報を、ファイルサーバ
4に内蔵あるいは外付けされたハードディスク(記憶装
置)に蓄積する。そして、後述のリソース情報を参照す
るための参照専用ソフトを実装した参照専用端末6から
の情報参照を可能とする。なお、ファイルサーバ4は、
参照専用端末6からアクセスを受けた場合、要求された
リソース情報を参照専用端末6へ送る。
【0018】参照専用端末5(Webブラウザ実装):
Webブラウザを実装しており、このWebブラウザか
ら所定のURL(Universal Resourc
eLocater)を指定しWebサーバ3にアクセス
することにより、Webサーバ3が提供するリソース情
報を参照することができるものである。
【0019】参照専用端末6(参照専用ソフト実装):
参照専用ソフト(動作は後述する)を実装しており、こ
の参照専用ソフトを用いてファイルサーバにアクセスす
ることにより、ファイルサーバ4が提供するリソース情
報を参照することができるものである。さらに、参照専
用端末6は、ファイルサーバ4から取得したリソース情
報に、上記データベースとの連携設定がなされている場
合、データベースサーバ1から連携設定に応じたデータ
を取得し、取得したデータを含めたリソース情報をウイ
ンドウ表示する。
【0020】なお、これらのサーバ・コンピュータおよ
び端末装置は、社内ネットワーク(LAN(Local
Area Network)、WAN(Wide A
rea Network))を介して接続される。もち
ろんこの社内ネットワークは、有線通信を利用しても無
線通信を利用してもよいものである。また、参照専用端
末4、5は、リソース情報の参照のみ可能であり、リソ
ース情報入力端末6は、リソース情報の入力・編集が可
能なものである。
【0021】また、参照専用端末4、5は、GUI(G
raphical User Interface)に
より、参照したリソース情報をウインドウ表示するもの
である。また、ウインドウ内に表示される表示要素ある
いは表示領域を条件に応じて、その表示態様を異ならせ
て表示させる。具体的には、画面上に表示される表示要
素を視覚的に容易に識別できるように、画面に含まれる
表示要素の色(あるいはハッチング等)またはサイズ等
を異ならせて表示する。また、上記条件とは、表示要素
に対応する工場設備の分類(種類、大きさ、変更履歴、
その他リソース情報内における分類として設定される区
分等)に基づくものである。
【0022】また、リソース情報の一部は、前述のよう
に他の情報処理システムと共通に利用されるデータベー
スと連携させることで、他システムとのデータ共有をも
実現する。なお、図1においては、各サーバ・コンピュ
ータおよび端末装置をそれぞれ1台ずつ図示している
が、これらの台数を限定するものではない。
【0023】次に、工場設備リソース情報管理システム
で用いられるデータ(リソース情報)について説明す
る。
【0024】工場設備リソース情報管理システムは、工
場内で管理されるすべての書類(図面、写真等を含む)
に含まれる情報を対象として、これらをデジタルデータ
化して管理する。もちろん、上記情報には諸監督官庁に
提出される届出書類に含まれる情報ならびに緊急時に必
要となる情報も含まれている。
【0025】具体的には、工場内地図情報DBに格納さ
れるCADデータとして提供される工場設備(消化設備
等を含む)の配置図のデータ(地図データ)、そして工
場資源情報DBに格納される植栽データ(工場内の緑地
における樹木等の種類、本数、緑地の面積等からなるデ
ータ)、原料の種類・量、設備の点検結果、担当者の氏
名・所属、さらにはベテラン社員がもつ知識等のデー
タ、そして官庁届出書類情報DBに格納される諸監督官
庁へ提出された届出書・申請書に記載された内容(設備
の変更履歴を含む)のデータ、さらにその他からなる情
報を蓄積し利用する。他のシステムで用いられるデータ
ベースに含まれる共有可能なデータ・情報は、それらと
連携させ利用する。なお、配置図のデータには、消火栓
等の消化設備等のデータを含めるほか、工場内に設置さ
れるあらゆる設備の配置に係るデータを含めることが望
ましい。また、本実施の形態では、上記3つのDBを構
成要素として挙げているが、これらを1つあるいは2つ
のDBとしてまとめて利用してもよく、また、さらに多
くのDBに分割した構成としてもよい。
【0026】なお、Webサーバ3から参照専用端末5
にダウンロードされ参照専用端末5に実装されたWeb
ブラウザに読み込まれる前述のHTMLファイルと参照
専用端末5の組み合わせ、ならびに参照専用ソフトが実
装された参照専用端末6は工場内リソース情報表示手段
として機能する。また、リソース情報入力端末2、参照
専用端末5、6は、パーソナルコンピュータ等のコンピ
ュータ装置を利用し、上記各機能をもつソフトウェアを
インストールすることにより実現できる。また、工場設
備リソース情報管理システムを構成するサーバ・コンピ
ュータおよび端末装置には、周辺機器として入力装置、
印刷装置(いずれも図示せず)、表示装置等が接続され
るものとする。ここで、入力装置とはキーボード、マウ
ス等の入力デバイスのことをいう。印刷装置とは、ライ
ンプリンタやレーザープリンタ等のことをいう。また、
表示装置とはCRT(Cathode Ray Tub
e)や液晶表示装置等のことをいう。
【0027】次に、このように構成された本実施の形態
における工場設備リソース情報管理システムの動作を、
図面を参照して説明する。はじめに、使用者によるリソ
ース情報の入力/編集の際の動作を図2のフローチャー
トを参照して説明する。
【0028】まず、リソース情報入力端末2から、使用
者によりリソース情報が入力される(ステップS0
1)。このとき、データベースサーバ1のデータベース
に共有できるデータがある場合、使用者により必要に応
じて、SQL言語等を用い連携設定がなされる。次に、
リソース情報入力端末2は、ステップ01で入力された
リソース情報を、ネットワークを介してWebサーバ3
およびファイルサーバ4へ送信する(ステップS0
2)。そして、Webサーバ3およびファイルサーバ4
は、リソース情報入力端末2から送られたリソース情報
を受信し、ハードディスク等の記憶装置に保存する(ス
テップS03)。
【0029】上記各ステップにより、入力されWebサ
ーバ3およびファイルサーバ4に蓄積されるリソース情
報は、工場設備の変更、諸監督官庁への届出等に応じ
て、さらに入力され、Webサーバ3およびファイルサ
ーバ4に蓄積される。
【0030】次に、参照専用端末5から、Webサーバ
3へアクセスし、Webサーバ3に蓄積されたリソース
情報を参照する場合の動作を、図3のフローチャートを
参照して説明する。
【0031】はじめに、参照専用端末5は、Webブラ
ウザ上での使用者によるURLの指定を受け、Webサ
ーバ3へアクセスする(ステップS11)。次に、We
bサーバ3は、記憶装置(図示せず)から指定されたU
RLに対応するリソース情報を取り出す(ステップS1
2)。そして、Webサーバ3は、取り出したリソース
情報と、データベースサーバ1のデータベースとの連携
設定がなされているか判断する(ステップS13)。
【0032】ステップS13の判断で、データベースと
の連携設定(DB連携設定)がなされていると判定され
た場合、Webサーバ3は、データベースサーバ1から
連携設定に応じたデータを所得する(ステップS1
4)。そして、データベースサーバ1から取得したデー
タをリソース情報に含め、Webブラウザに別途定めら
れる表示形式で表示するための加工するとともに、これ
をHTMLファイルに変換し、参照専用端末5へ送信す
る。また、ステップS13の判断で、データベースとの
連携設定がなされていないと判定された場合、記憶装置
から取り出されたリソース情報のみをHTMLファイル
に変換し参照専用端末5へ送信する(ステップS1
5)。参照専用端末5は、Webサーバ3から送られた
HTMLファイルを受信すると、Webブラウザ上に、
HTMLファイルに基づくリソース情報をウインドウ表
示する(ステップS16)。
【0033】なお、最初に参照専用端末5からWebサ
ーバ3へアクセスするとき、使用者により所定のURL
が入力される。Webサーバ3は、参照専用端末5から
のアクセスを受けると、使用者に、参照するリソース情
報を選択させるためのメニュー選択画面を表示させるH
TMLファイルを参照専用端末5へ送る。そして、参照
専用端末5がこのHTMLファイルを受け、Webブラ
ウザ上にメニュー選択画面が表示される(図5参照)。
使用者は、このメニュー選択画面から必要なリソース情
報を指定する。このとき指定されるリソース情報の選択
肢は、Webサーバ3のファイルとハイパーリンクして
おり、指定されたURLが参照専用端末5からWebサ
ーバ3へ送られ、Webサーバ3は指定されたリソース
情報を取り出す(ステップS11、S12)。また、W
ebブラウザに表示させるリソース情報に基づく表示要
素と、当該リソース情報と関連するさらに詳細なリソー
ス情報とがハイパーリンクしており、参照専用端末5
は、使用者による指定に応じて、さらに詳細なリソース
情報をWebサーバ3から得てウインドウ表示する。
【0034】次に、参照専用端末6から、ファイルサー
バ4へアクセスし、ファイルサーバ4に蓄積されたリソ
ース情報を参照する場合の動作を、図4のフローチャー
トを参照して説明する。
【0035】はじめに、参照専用端末6は、使用者によ
り指定されたリソース情報からなるファイルを要求する
ファイル要求をファイルサーバ4へ送信する(ステップ
S21)。次に、ファイルサーバ4は、参照専用端末6
からファイル要求を受けると、対応するリソース情報を
参照専用端末6へ送信する(ステップS22)。次に、
参照専用端末6は、ファイルサーバ4から送られたファ
イルを受信し(ステップS23)、このファイルに含ま
れるリソース情報が、データベースサーバ1に含まれる
データベースとの連携設定(DB連携設定)がなされて
いるか判断する(ステップS24)。
【0036】ステップS24の判断で、データベースと
の連携設定がなされていると判定されると、参照専用端
末6はデータベースサーバ1へアクセスし、連携設定に
応じたデータを取得する(ステップS25)。そして、
参照専用端末6は、データベースサーバ1から取得した
データを含めたリソース情報を表示する。また、ステッ
プS24の判断で、データベースとの連携設定がなされ
ていないと判定された場合は、ファイルサーバ4から送
られたリソース情報のみをウインドウ表示する(ステッ
プS26)。
【0037】次に、参照専用端末5または6が、リソー
ス情報を参照する際の画面遷移の実施例を、図5〜31
を参照して説明する。本実施例では、消防法ならびに工
場立地法と関係するリソース情報を参照する場合を例と
している。なお、参照専用端末5と参照専用端末6にお
ける画面遷移は、参照専用端末5がWebブラウザを使
用する点を除き同様のものである。また、参照専用端末
5、6では、GUIにより、使用者による画面上の指定
に応じて、図面に示す各図・表をウインドウ表示する。
【0038】はじめに、参照専用端末5のWebブラウ
ザから所定のURLを指定してWebサーバ3にアクセ
スするか、参照専用端末6の参照専用ソフトを起動する
と、図5に示す初期画面(メニュー選択画面)が表示さ
れる。そして、例えば、符号51部分の「危険物施設」
ボタンをクリックすると、工場全体を複数のブロックに
分割した工場分割図を表示する。図6の例では、工場施
設を5つのブロック(A地区〜E地区)に分割してい
る。この工場分割図は、前述の配置図のデータをもとに
生成する。この工場分割図において、さらにA地区を示
すボタンあるいはA地区のブロックをクリックすると図
7に示すA地区の詳細図を表示する。他の地区の詳細図
を参照する場合も同様に操作する。
【0039】この詳細図から、さらに原料Aタンクヤー
ドの詳細図を参照する場合は、図7の符号71の「原料
Aタンクヤード」ボタンをクリックすることで、図8に
示す原料Aタンクヤードの詳細図が表示される。同様
に、図7に示される「原料Bタンクヤード」、「混合物
一般取扱所」、「化合物一般取扱所」の各ボタンがクリ
ックされると、対応する詳細図が表示される。原料Aタ
ンクヤードの詳細図において、図上に示される各原料タ
ンクと「TNK210」〜「TNK330」の各ボタン
は、それぞれ対応付けられており、例えば、符号81の
「TNK230」ボタンがクリックされると、図9に示
す原料タンクTNK230の写真(図9は略図)が表示
される。
【0040】さらに、図9の写真上の符号91の「タン
ク配置写真」部分がクリックされると、図10に示す原
料タンクヤードの写真(図10は略図)を表示するとと
もに、当該原料タンク「TNK230」を矢印で指し示
している。また、図9の符号92の「危険物施設概要」
ボタンがクリックされると、現在表示されている原料タ
ンクTNK230に関する施設概要を示す表が表示され
る(図11参照)。図11に示す表では、コンピュータ
上で扱われるID番号や、工場内で扱われる符号である
TAG−No.、当該設備(原料タンクTNK230)
の使用形態、設備変更(仕様変更)等の変更回数に対応
する変更番号、設置許可番号、設置許可年月日、完成検
査済証番号、完成検査年月日、完成検査済証年月日、施
設名、施設区分、種類、危険物(類別、品名、性質)、
名称、別名、貯蔵取扱量(kL、kg)、倍数の各項目
からなるデータを含んでいる。
【0041】また、図9の符号93の「官庁設備申請情
報」ボタンがクリックされると、原料タンクTNK23
0に関する監督官庁に申請された情報からなる表が表示
される(図12参照)。図12に示す表では、ID番
号、変更番号、申請許可番号、申請許可年月日、完成検
査番号、完成検査年月日、完成検査済証年月日、変更内
容、変更理由の各項目からなるデータを含んでいる。ま
た、図9の符号94の「屋外タンク設置状況」ボタンが
クリックされると、原料タンクTNK230の設置状況
に係る情報(設備仕様)からなる表が表示される(図1
3参照)。図13に示す表では、ID番号、変更番号、
保安監督者、選任年月日、所属、タンク形式、タンク直
径、タンク高さ、液面高さ、基礎工法の各項目からなる
データを含んでいる。
【0042】また、図9に符号95の「化学物質概要」
ボタンがクリックされると、原料タンクTNK230に
貯蔵される化学物質に関する情報からなる表が表示され
る(図14参照)。図14に示す表では、ID番号、名
称、性状 化学式、引火点、貯槽温度、爆発範囲、特
徴、消火上の注意、毒性 許容濃度、急性毒性、刺激
性、皮膚刺激、その他、応急処置(皮膚についた時、目
に入った時、吸入した時、誤飲した時)の各項目からな
るデータを含んでいる。
【0043】また、図8の符号82の「建築物棟別一覧
表」ボタンがクリックされると、工場における建築物に
関する情報からなる表が表示される。図15に示す表で
は、ID番号、棟番号、施設範囲、棟名称、用途、構
造、階層、収容人数、建築年月日、塗装面積、延面積、
現有消防用設備名、使用・管理部署、増改築の有無、増
改築年月日の各項目からなるデータを含んでいる。
【0044】次に、図5の符号52の「水消火栓(屋内
外)」ボタンがクリックされると、図16に示す屋内消
火栓配置図が表示される。図16では、工場配置図上
に、工場内に設置されている屋内消火栓の位置を示す表
示要素(四角)と識別番号が表示される。また、他の設
備や各階の設置場所による違いを識別できるように、そ
の色やハッチング等を異ならせることにより、これらの
表示態様を変え、識別が容易なものとなるよう配慮され
ている。
【0045】また、図16〜20において、符号161
の「屋外消火栓配置図」ボタンがクリックされると、図
17に示す屋外消火栓配置図が表示される。図17で
は、工場配置図上に、工場内に設置されている屋外消火
栓の位置を示す表示要素(丸印)と識別番号が表示され
る。また、屋内消火栓の場合と同様に、各階の設置場所
を識別できるように、その色やハッチング等を異ならせ
ることにより、これらの表示態様を変え、識別が容易な
ものとなるよう配慮されている。
【0046】また、図16〜20において、符号162
の「消火栓ルート図」ボタンがクリックされると、図1
8に示す消火栓ルート図が表示される。図18では、工
場配置図上に、屋内・屋外消火栓に繋がる配管のルート
が表示される。このルートもまた、他の設備や各階の設
置場所による違いを識別できるように、線の太さやその
色等を異ならせることにより、これらの表示態様を変
え、識別が容易なものとなるよう配慮されている。
【0047】また、図16〜20において、符号163
の「消火栓全体配置図」ボタンがクリックされると、工
場配置図上に、屋内・屋外消火栓すべてが表示される
(図19参照)。このとき、設置場所(1F〜屋上)に
応じて、その色やハッチング等を異ならせることによ
り、これらの表示態様を変え、識別が容易なものとなる
よう配慮されている。また、図16〜20において、符
号164の「消火栓全体図」ボタンがクリックされる
と、図20に示す消火栓全体図が表示される。図20で
は、工場配置図上に、屋内・屋外消火栓のすべてとこれ
らに繋がる配管のルートが同時に表示される。そして、
上記各配置図と同様に、設置場所(1F〜屋上)に応じ
て、これらの表示態様を変え、識別が容易なものとなる
よう配慮されている。
【0048】次に、図5のメニュー選択画面において、
符号53の「泡消火栓」ボタンがクリックされると、図
21に示す泡消火栓配置図が表示される。図21では、
工場配置図上に、工場内に設置されている泡消火栓の位
置を示す表示要素が表示される。さらに、図21におい
て、符号211の「プロポーショナー配置図」ボタンが
クリックされると、図22に示すプロポーショナー配置
図が表示される。図22では、工場配置図上に、工場内
に設置されているプロポーショナーの位置を示す表示要
素が表示される。
【0049】さらに、図22の符号221部分(図中の
プロポーショナー1600L)をダブルクリックする
と、図23に示すように、指定されたプロポーショナー
の概要がウインドウ表示される。このウインドウに表示
される内容の元となるデータは、リソース情報の一部で
ある、図24に示すプロポーショナー仕様として、We
bサーバ3、ファイルサーバ4に保存されている。な
お、このプロポーショナー仕様には、ID番号、TAG
No.、種類、容量、最低送液圧力、最低送液量、消
防隊用送液口の有無、消防隊用送液口のサイズ、消防隊
用送液口の本数、消防隊送液口の種類の各項目からなる
データを含んでいる。また、上記泡消火栓、プロポーシ
ョナー等の表示要素も、他の設備との違いを識別できる
ように、その色やハッチング等を異ならせることによ
り、これらの表示態様を変え、識別が容易なものとなる
よう配慮されている。
【0050】次に、図5のメニュー選択画面において、
符号54の「消防水利」ボタンがクリックされると、図
25に示す消防水利配置図が表示される。図25では、
工場配置図上に、工場内に設置されている消防水利(水
槽等)の位置を示す表示要素と、対応する容量が表示さ
れる。さらに、符号251の領域(「180m3」部
分)をダブルクリックすると、使用者によるダブルクリ
ックにより指定された、対応する消防水利(この場合指
定された容量180m3の消防水利)に関する情報がウ
インドウ表示される(図26参照)。
【0051】このウインドウに表示される内容の元とな
るデータは、リソース情報の一部であり、図27に示す
消防水利に関する情報として、Webサーバ3、ファイ
ルサーバ4に保存されている。なお、この消防水利に関
する情報は、ID番号、TAG No.、水利種類、容
量、消防隊用ノズルの有無、ノズルのサイズ、ノズルの
本数、ノズルの種類からなるデータを含んでいる。ま
た、上記消防水利を示す表示要素も、他の設備との違い
を識別できるように、その色やハッチング等を異ならせ
ることにより、これらの表示態様を変え、識別が容易な
ものとなるよう配慮されている。
【0052】以上説明した、図5のメニュー選択画面に
表示される「危険物施設」、「水消火栓(屋内外)」、
「泡消火栓」、「消防水利」の各ボタンをクリックする
ことで、順次表示されるリソース情報に基づく情報は、
主に「消防法」と関連する情報からなっている。上記画
面遷移例で説明したように、本システムでは、工場の運
営を行うにあたって課せられる法規・条例の一例である
「消防法」により要求される情報、ならびに関連する情
報その他を容易に、正確かつ速やかに参照することがで
きるものとなっている。
【0053】次に、工場の運営を行うにあたって課せら
れる法規・条例の一例である「工場立地法」で規定され
る緑地に係る情報で、当該工場が備える緑地に係る情報
をリソース情報の一部として参照する場合の画面遷移例
を説明する。
【0054】はじめに、図5のメニュー選択画面におい
て、符号55の「緑地」ボタンがクリックされると、図
28に示す工場緑地配置図が表示される。図28では、
工場配置図上に、工場内の緑地(植栽)が表示される。
このとき、種別(植樹エリア(低〜高木)、植樹エリア
(芝+低中木)、芝生エリア)毎の緑地を示す表示要素
(表示領域)も、他の設備等との違いを識別できるよう
に、その色やハッチング等を異ならせることにより、こ
れらの表示態様を変え、識別が容易なものとなるよう配
慮されている。
【0055】さらに、図28の工場緑地配置図におい
て、図上の記号38の部分をダブルクリックすると、図
29に示す植栽状況を示す情報をウインドウ表示する。
このウインドウに表示される内容の元となるデータは、
リソース情報の一部であり、図30に示す工場植栽情報
として、Webサーバ3、ファイルサーバ4に保存され
ている。なお、この工場植栽情報として、ID番号、面
積、高木本数、中木本数、低木本数からなるデータを含
んでいる。また、図28〜29の符号291の「植栽デ
ータ」ボタンがクリックされると、図30の工場植栽情
報がウインドウ表示される。また、図28〜29の「植
樹エリア(低〜高木)」ボタン、「植樹エリア(芝+低
中木)」ボタン、「芝生エリア」ボタン、「緑地全体
図」ボタンがそれぞれクリックされると、対応するエリ
アの表示要素(表示領域)を工場配置図に含めた配置図
を表示する。
【0056】本画面遷移例においても、本システムによ
り、工場の運営を行うにあたって課せられる法規・条例
の一例である「工場立地法」により要求される情報、な
らびに関連する情報を容易に、正確かつ速やかに参照す
ることができる。このように、本システムでは、「消防
法」や「工場立地法」のみならず、工場の運営を行うに
あたって課せられる法規・条例により要求される情報な
らびに当該工場・工場設備に係る情報をリソース情報に
含め一元管理することで、必要な情報を必要なときに容
易かつ速やかに参照できるものである。
【0057】次に、本システムで提供される情報の一例
をさらに説明する。図5のメニュー選択画面において、
符号56の「工場防災体制」ボタンがクリックされる
と、図31に示す防災組織図が表示される。図31に一
例としてあげた防災組織図等の組織図(あるいは、構成
員の情報・連絡先等)は、火災や事故等の緊急時や組織
管理のために必要なものであり、本システムでは、参照
専用端末5または6を使用することで、時間や場所を選
ばず参照することができ、例えば、緊急時には、速やか
に体制を整え対処することができる。
【0058】以上において説明したように、本実施の形
態の工場設備リソース情報管理システムでは、Webサ
ーバ3、ファイルサーバ4に、工場内で扱われる情報で
あるリソース情報を蓄積し一元的に管理できる。したが
って、リソース情報の集計・転記等の業務を削減でき、
また、このリソース情報に対する問い合わせの回答業務
を削減することができる。そして、使用者は、参照専用
端末5または6を使用して、これらのリソース情報を容
易に、正確かつ速やかに参照することができる。また、
参照専用端末5または6は、GUIを利用するので、端
末操作の伝習・教育を簡易化でき、専任のオペレータに
頼らず簡単に操作できる。またこのことは、任意の社員
のみならず社外の委託業者であっても、参照専用端末5
または6を容易に操作でき、災害時等の緊急時において
も、図面や取扱方法等を速やかに取得して、必要な対処
・判断を速やかに行うことができる。
【0059】また、リソース情報には、危険物の取扱方
法等をも含ませる(あるいは、他システムと共有する場
合は、当該共有情報と連携させる)ことにより、事故等
の緊急時に速やかに情報を得て対処できる。また、本シ
ステムは、ネットワークを利用しているので、参照専用
端末5または6をネットワークに接続することで、場所
を選ばずリソース情報を参照することができる。
【0060】また本実施の形態では、リソース情報の一
元管理は、一工場単位で行うが、他工場の同システムと
ネットワークで繋ぎ、相互にデータ共有するようにして
もよい。また、参照専用端末5、6では、CADデータ
からなる地図データを用いて工場内の各設備の寸法等を
算出するようにしてもよい。工場設備の設計図をもとに
したCADデータを用いることで、設備の正確な位置、
サイズ等を算出することができる。例えば、工場設備の
変更や新規設備の建設等が計画される場合、工場設備を
工事する前に監督官庁へ所定の届出を出さなければいけ
ないが、こうしたとき、この配置図のCADデータを用
いて設備のレイアウトの検討(シミュレーション)等を
行うこともできる。例えば、消防法で規制される条件
(規制条件)のもとで、この設備はこの中に新設できる
かどうかということも予めチェックすることができる。
もちろん、この規制条件をデータベースとしてWebサ
ーバ3、ファイルサーバ4に保存し、上記算出の結果と
規制条件との比較判定を自動的に行ない、条件を満たさ
ない場合に警告を表示するようにしてもよい。
【0061】また、諸監督官庁へ提出する書類に設定さ
れた書式の定義からなる情報(官庁届出書類書式情報)
をデータベースとしてWebサーバ3、ファイルサーバ
4に保存し、工場設備の変更等の際、一元管理されたリ
ソース情報をもとに、諸監督官庁へ提出する書類を印刷
出力するようにしてもよい。
【0062】なお、上記で説明した動作フロー、画面遷
移は一例であり、上記の処理の流れに限定されるもので
はない。また、本明細書と共に添付した図面に図示され
た図および表は、省略して記載されたものであり、実際
には、詳細な図面・写真・表が表示されるものである。
また、本発明は、LANやWANのほか、インターネッ
トやダイアルアップによるネットワークを利用してもよ
い。
【0063】また、本発明の工場設備リソース情報管理
システムにおける工場内リソース情報表示手段を実現す
るためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録
媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラム
をコンピュータシステムに読み込ませ、実行することに
よりリソース情報の表示を行ってもよい。すなわち、こ
のプログラムは、工場内地図情報DB、官庁届出書類情
報DB、工場資源情報DB等のデータベースを条件に応
じて参照し、地図データファイルに基づき、工場設備配
置図をウインドウ表示させる手順と、表示された工場設
備配置図を含む表示要素に対する所定の指定に応じて、
対応する所定の官庁届出書類情報あるいは工場の資源情
報に基づく情報をウインドウ表示させる手順とをコンピ
ュータに実行させる。
【0064】なお、ここでいう「コンピュータシステ
ム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むもの
とする。また、「コンピュータシステム」は、WWWシ
ステムを利用している場合であれば、ホームページ提供
環境(あるいは表示環境)も含むものとする。また、
「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フロッ
ピー(登録商標)ディスク、光磁気ディスク、ROM、
CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内
蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さ
らに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、イ
ンターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線
を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライ
アントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ
(RAM)のように、一定時間プログラムを保持してい
るものも含むものとする。
【0065】また、上記プログラムは、このプログラム
を記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝
送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により
他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここ
で、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネ
ット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回
線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体
のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能
の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、
前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録され
ているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、い
わゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良
い。
【0066】以上、この発明の実施形態を図面を参照し
て詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限ら
れるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計等も含まれる。
【0067】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、工場設備に係る諸情報・データを格納する各D
B(データベース)を備え、当該各DBを条件に応じて
参照し、工場設備配置図をウインドウ表示するととも
に、表示された当該工場設備配置図を含む表示要素に対
する所定の指定に応じて、対応する所定の地図データあ
るいは官庁届出書類情報あるいは工場の資源情報に基づ
く情報をウインドウ表示させている。
【0068】したがって、上記構成とすることで、工場
に係る諸情報を一元的に管理できるものとなる。すなわ
ち、工場に係る諸情報の集計や転記等の業務や、これら
の情報に対する問い合わせに回答する業務を削減でき
る。また、情報の管理に専任の担当者を置く必要がな
く、従来のように専任の担当者に管理を任せた場合の問
題点もない。また、ウインドウ表示された表示要素の指
定により、当該指定に対応する情報をさらにウインドウ
表示することで、管理者や工場の担当者が、工場に係る
諸情報を簡単に参照できるとともに、視覚的に容易にか
つ正確にその内容を理解でき、その結果、迅速な判断を
促すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の工場設備リソース情報管理システム
の一実施の形態の構成を示す図である。
【図2】 同実施の形態の動作を説明するフローチャー
トである。
【図3】 同実施の形態の動作を説明するフローチャー
トである。
【図4】 同実施の形態の動作を説明するフローチャー
トである。
【図5】 同実施の形態の参照専用端末における画面遷
移を説明する図(メニュー選択画面)である。
【図6】 同実施の形態の参照専用端末における画面遷
移を説明する図(工場分割図)である。
【図7】 同実施の形態の参照専用端末における画面遷
移を説明する図(A地区詳細図)である。
【図8】 同実施の形態の参照専用端末における画面遷
移を説明する図(原料Aタンクヤード詳細図)である。
【図9】 同実施の形態の参照専用端末における画面遷
移を説明する図(原料タンクTNK230詳細図)であ
る。
【図10】 同実施の形態の参照専用端末における画面
遷移を説明する図(原料タンクヤード詳細図(写真))
である。
【図11】同実施の形態の参照専用端末における画面遷
移を説明する図(危険物施設一覧)である。
【図12】同実施の形態の参照専用端末における画面遷
移を説明する図(官庁設備申請情報)である。
【図13】同実施の形態の参照専用端末における画面遷
移を説明する図(屋外タンク貯蔵所の設置状況)であ
る。
【図14】同実施の形態の参照専用端末における画面遷
移を説明する図(化学物質概要)である。
【図15】同実施の形態の参照専用端末における画面遷
移を説明する図(建築棟別一覧表)である。
【図16】同実施の形態の参照専用端末における画面遷
移を説明する図(屋内消火栓配置図)である。
【図17】同実施の形態の参照専用端末における画面遷
移を説明する図(屋外消火栓配置図)である。
【図18】同実施の形態の参照専用端末における画面遷
移を説明する図(消火栓ルート図)である。
【図19】同実施の形態の参照専用端末における画面遷
移を説明する図(消火栓全体配置図)である。
【図20】同実施の形態の参照専用端末における画面遷
移を説明する図(消火栓全体図)である。
【図21】同実施の形態の参照専用端末における画面遷
移を説明する図(泡消火栓配置図)である。
【図22】同実施の形態の参照専用端末における画面遷
移を説明する図(プロポーショナー配置図)である。
【図23】同実施の形態の参照専用端末における画面遷
移を説明する図(プロポーショナー仕様情報を表示した
プロポーショナー配置図)である。
【図24】同実施の形態の参照専用端末における画面遷
移を説明する図(リソース情報の一部であるプロポーシ
ョナー仕様情報示す図)である。
【図25】同実施の形態の参照専用端末における画面遷
移を説明する図(消防水利配置図)である。
【図26】同実施の形態の参照専用端末における画面遷
移を説明する図(消防水利情報を表示した消防水利配置
図)である。
【図27】同実施の形態の参照専用端末における画面遷
移を説明する図(リソース情報の一部である消防水利に
関する情報を示す図)である。
【図28】同実施の形態の参照専用端末における画面遷
移を説明する図(工場緑地配置図)である。
【図29】同実施の形態の参照専用端末における画面遷
移を説明する図(工場植栽状況を表示した工場緑地配置
図)である。
【図30】同実施の形態の参照専用端末における画面遷
移を説明する図(リソース情報の一部である工場植栽情
報を示す図)である。
【図31】同実施の形態の参照専用端末における画面遷
移を説明する図(防災組織図)である。
【符号の説明】
1…データベース(データベースサーバ) 2…リソース情報入力端末 3…Webサーバ 4…ファイルサーバ 5…参照専用端末(Webブラウザ実装) 6…参照専用端末(専用ソフト実装)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工場設備配置図からなる地図データを格
    納した工場内地図情報DBと、 工場設備に係る官庁届出書類情報を格納した官庁届出書
    類情報DBと、 工場の資源情報を格納した工場資源情報DBと、 前記各DBを条件に応じて参照し、所定の情報を表示さ
    せる工場内リソース情報表示手段と、を備える工場設備
    リソース情報管理システムであって、 前記工場内リソース情報表示手段は、 前記地図データに基づき、前記工場設備配置図をウイン
    ドウ表示させるとともに、 表示された該工場設備配置図を含む表示要素に対する所
    定の指定に応じて、対応する所定の前記地図データある
    いは前記官庁届出書類情報あるいは前記工場の資源情報
    に基づく情報をウインドウ表示させることを特徴とする
    工場設備リソース情報管理システム。
  2. 【請求項2】 工場設備配置図からなる地図データを格
    納した工場内地図情報DBと、 工場設備に係る官庁届出書類情報を格納した官庁届出書
    類情報DBと、 工場の資源情報を格納した工場資源情報DBと、 前記各DBを条件に応じて参照し、所定の情報を表示さ
    せる工場内リソース情報表示手段と、を備える工場設備
    リソース情報管理システムにおいて、 前記地図データに基づき、前記工場設備配置図をウイン
    ドウ表示させる手順と、 表示された該工場設備配置図を含む表示要素に対する所
    定の指定に応じて、対応する所定の前記地図データある
    いは前記官庁届出書類情報あるいは前記工場の資源情報
    に基づく情報をウインドウ表示させる手順と、を含むこ
    とを特徴とする工場リソース情報管理方法。
  3. 【請求項3】 コンピュータ装置にインストールするこ
    とにより、その装置が請求項2に記載の方法を実行する
    装置となるソフトウェアが記録されたコンピュータ読取
    可能な記録媒体。
JP2000054816A 2000-02-29 2000-02-29 工場設備リソース情報管理システム Withdrawn JP2001243295A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009009188A (ja) * 2007-06-26 2009-01-15 Fuji Electric Systems Co Ltd 設備情報の収集管理システム
KR100971238B1 (ko) 2003-05-09 2010-07-20 주식회사 포스코 야드의 디스플레이 방법 및 그 시스템
JP2010186478A (ja) * 2005-10-25 2010-08-26 Sap Ag Auto−IDデータを可視化するためのシステムおよび方法

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