JP2005338989A - 重機ネット情報提供システム及び提供方法 - Google Patents

重機ネット情報提供システム及び提供方法 Download PDF

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Abstract

【課題】
発災時における重機の緊急出動と平時における遊休重機の活用を促す重機ネット情報提供システム及び提供方法。
【解決手段】
重機ネット情報システムは、少なくとも重機サーバ100と、重機ネット情報の提供者の端末200と、重機ネット情報利用者の端末300とから構成される。重機サーバ100は、利用者端末300からの重機ネット情報検索要求に応じて、重機ネット情報検索手段140によって、重機データベース400から重機情報を検索することができる。そのために、重機サーバ100は、提供者端末からの重機ネット情報を記憶するプログラム、利用者からの情報検索要求に対して必要な情報を得るための検索プログラム、利用者端末の表示部に重機ネット地図情報を表示させるためのプログラム等を実行する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、業種を超えた重機ネットワークによる重機ネット情報の提供システム及びそれを用いた重機ネット情報の提供方法に関し、特に発災時における重機の緊急出動と平時における遊休重機の活用を促すシステム及び方法に関する。
インターネットが普及した現在、インターネットに接続しうるコンピュータ、携帯電話、モバイル端末等の通信端末を利用して、さまざまな情報をリアルタイムに取得することが可能である。しかし、市街に置かれた建設機械や重機の情報を収集し、その情報をウエブページ上で開示提供するようなサービスはいまだかって存在しない。
大地震や台風によって都市災害や土砂災害が発生したときに、被害の波及を未然に防ぐため、あるいは災害復旧の迅速化、円滑化を図るために、建設機械、重機が被災地へ緊急出動できることが極めて有用である。
しかし、重機メーカーや重機リース業の各社は、自社が所有する重機を独自に管理するデータベースしか持ち合わせていない。したがって、被災地において、重機を火急に必要とする者は、各企業に重機があるかどうか、そしてその手配が可能かどうかを一々問い合わせねばならない。これでは、人命救助に一刻を争う事態に到底対応できない。発災時に重機の緊急出動が可能な施策が望まれるのは明らかである。
地震や台風による災害が甚大な時には、行政区域単位で災害本部が設営される。災害本部は、被災地の状況を迅速に把握して、被害情報に応じて、重機の出動などの機敏な対応が求められる。そのためにも、現在使用可能な重機がどこにどれだけあるのか、一目瞭然となることが是非とも必要である。
大災害になればなるほど情報が混乱して、災害本部がその区域内の被災状況を詳細に把握することが難しくなる。一方、被災者は行政の支援を待っている時間的余裕はなく、地域住民同士での助け合いが重要になってくる。阪神淡路大震災では、地域住民同士が助け合って救出された方の割合は8割にのぼった。地域住民同士の救援活動を積極的に支援するためにも、地域住民が重機を円滑に手配できるようなシステムが望まれる。
市街にある重機のネット情報を把握することは、平時においても望まれる。すなわち、建設、土木、造園等の各企業は、各自がそれぞれの運営システムによって保有重機を管理している。他の企業が重機を急に必要になっても、重機を調達できずに工事等に遅れをきたすことがある。今般、建設各社は自社で重機を保有せずに、重機のリース業者から重機を手当てすることが多く、重機の機動的な手配がますます困難になっている。
逆に、建設、土木工事、造園等で使われるフォークリフト、クレーン、ブルドーザ等が遊休状態になっていることもよくある。手持ちの工事に対して、重機が余る場合には、貴重な資産が生かされない。
重機の利用者は、重機のリース業者から重機を計画的に手当てするにしても、重機を利用する前に、重機の空き具合や混み具合をある程度知ることができなければ、重機を利用するに際して不安であり、また計画的な利用が図れない。
本発明は、上述した問題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、業種を越えて建設機械、重機等の稼動状況を一元的に把握するシステムや方法を提供することにある。特に、発災時に被災現場に重機を緊急出動できる体制を構築し、平時に企業間の重機の相互利用を促進する体制を構築するシステムや方法を提供することにある。
本発明者等は、上記課題を鋭意検討した結果、以下の発明により解決できることを見出した。すなわち、本発明は、重機ネット情報提供者の端末(以下、「提供者端末」という。)と、重機ネット情報利用者の端末(以下、「利用者端末」という。)と、前記提供者端末及び利用者端末に対しインターネットを介して接続される重機サーバとを含む重機ネット情報提供システムであって、前記重機サーバは、
前記提供者端末からインターネットを介して、少なくとも重機の内容及び位置情報を含んだ重機ネット情報を受信し、前記重機ネット情報を重機データベースに記憶する手段と、
前記利用者端末からインターネットを介して、位置情報を含んだ重機検索要求を受信し、位置情報をキーとして前記重機データベースを検索して、指定位置近傍に存在する重機ネット情報を抽出する手段と、
前記指定位置を含む地図を地図情報データベースから抽出するとともに、前記抽出された重機ネット情報を地図内の相当位置に表示した重機ネット地図情報を作成する手段と、
前記利用者端末に前記重機ネット地図情報を送信する手段とを備えることを特徴とする前記重機ネット情報提供システムを提供するものである。
ここで、重機ネット情報の提供者とは、重機を所有する者であって、発災時に自社の所有する重機の使用を許容する者である。好ましくは、さらに平時にも、自社の所有する遊休重機の利用を許可してもよいように、その情報を提供する者である。その事業体には、建設業、土木業、造園業、電力業、印刷業のような重機を所有するあらゆる業種と、これらの業種のために重機をリースする企業などが挙げられる。
重機とは、パワーショベル、ブルドーザ、ラフタークレーン、クローラクレーン等の建設機械やフォークリフト等の搬送機械をいう。
重機ネット情報の利用者とは、発災時に、被災現場において重機の緊急出動を要請する者、災害対策本部の担当者等である。そして、平時には、工事現場等において近隣から遊休の重機を借用したい工事担当者等である。
インターネットは、利用者端末、提供者端末及び重機サーバを、いわゆるプロバイダーと呼ばれる接続業者の設備により、加入者回線、専用線等の公衆回線を介して相互に接続可能に構成するものである。インターネットに常時接続された重機サーバは、重機所有者の提供者端末と通信を行って重機の利用状況を取得し、また重機ネット情報を利用したい利用者端末と通信を行って、利用者端末の検索要求に応じて、取得した重機の利用状況を利用者端末に送信する機能を有するサーバコンピュータである。
利用者端末及び提供者端末からは、端末のウエブブラウザから重機サーバのURLを指定して、重機サーバ内のウエブサイトを参照したり、登録したりすることが可能である。
本発明の重機ネット情報提供システムは、好ましくは前記利用者端末からインターネットを介して、利用者の情報を受信し、前記利用者の識別IDを利用者データベースに記憶する手段をさらに備え、前記重機情報検索手段は、平時には、利用者の識別IDの入力を促す機能と、入力された識別IDを前記利用者データベースへ照会して、利用者端末からの重機検索要求を許可するか否かを決定する機能を有し、発災時には、識別IDを有しない者からの情報検索要求も受け付けるようにする。
これによって、本発明のシステムは、発災時には、利用者を限定せず広く、重機ネット情報を提供する。そして、すべての被災現場への重機の緊急出動に対応可能とする。一方、平時には、利用者を制限することによって、BtoBでの重機ネット情報提供システムの活用を図る。システムの利便性が認知されれば、提供者への重機ネット情報のリアルタイム更新の動機付けとなる。この平時に機能することが、発災時のシステム運用の精度向上へとつながる。
本発明はまた、重機ネット情報提供者の端末と、重機ネット情報利用者の端末と、前記提供者端末及び利用者端末に対しインターネットを介して接続された重機サーバとを含む重機ネット情報提供システムによる重機ネット情報の提供方法であって、前記重機サーバは、
前記提供者端末からインターネットを介して、少なくとも重機の内容及び位置情報を含んだ重機ネット情報を受信して、前記重機ネット情報を重機データベースに記憶しており、
前記利用者端末からインターネットを介して、位置情報を含んだ重機検索要求を受信し、位置情報をキーとして前記重機データベースを検索して、指定位置近傍に存在する重機ネット情報を抽出するステップと、
前記指定位置を含む地図を地図情報データベースから抽出するとともに、前記抽出された重機ネット情報を地図内の相当位置に表示した重機ネット地図情報を作成するステップと、
前記利用者端末に前記重機ネット地図情報を送信するステップとを備えることを特徴とする重機ネット情報の提供方法をも提供するものである。
上記本発明の重機ネット情報提供方法において、好ましくは前記重機サーバは、前記利用者端末からインターネットを介して受信した利用者の情報を、識別IDとともに利用者データベースに記憶しており、前記重機情報抽出ステップは、平時には、利用者の識別IDの入力を促す段階と、入力された識別IDを前記利用者データベースへ照会して、利用者端末からの重機検索要求を許可するか否かを決定する段階を有し、発災時には、識別IDの入力を促さずに非登録者からの情報検索要求も受け付ける。
本発明の重機ネット情報提供システムによれば、発災時には、誰もが重機の所在場所に関する情報を、業種や企業を超えて取得することが可能となる。携帯電話経由を含めて、インターネットが立ち上がれば、必要な重機が自分の近辺のどこにあるのかを即時に検索することができる。この情報が尊い人命を救うことにつながる。
平時には、重機の所有者は、重機の空き情報または占有情報を、インターネットに接続しうるコンピュータを介してウエブ上に開示することができる。インターネット上での重機情報の共有化は、重機の所有者に、空いている重機を他者に有償で貸す機会を与える。
リース業の企業においても、重機の在庫管理に運用できる。各社のゼネコン作業時間での重機の在庫情報を共有することが、リース期間の短縮化をすすめ、経費の節減に寄与する。
一方、重機ネット情報の利用者は、重機が必要な現場の最も近い場所から重機を融通できるので、仕事の効率アップにつながる。
また、重機ネット情報の利用者は、本発明のシステムを利用することによって、重機を利用する前に、重機の空き具合または占有状態を各事業者へ直接問い合わせずにリアルタイムに知ることができ、重機を効率的かつ計画的に利用することができる。
本発明の重機ネット情報提供システムは、ウエブブラウザを備えたコンピュータ、携帯電話、モバイル端末等の通信端末からインターネットを介してアクセス可能なウエブサイトとしてコンピュータで動作しうるシステムである。以下に、本発明のシステムの実施形態を、図面を用いて説明する。
図1は、本発明の重機ネット情報提供システムのネットワーク構成図である。重機ネット情報システムは、少なくとも重機サーバ100と、重機ネット情報の提供者の端末200と、重機ネット情報利用者の端末300とから構成される。
図2の重機サーバ100は、通常のサーバコンピュータと同様に、入力部、出力部、記憶部等の各部の制御やデータの転送、種々の演算、データの一時的な格納等を行う演算制御手段101、インターネットを介して接続された端末から入力されるデータを制御するための入力制御手段102、端末に出力されるデータを制御するための出力制御手段103、各種のデータベースやメインプログラムを格納した外部記憶装置104等から構成されている。
なお、重機サーバ100は、一台のコンピュータに演算制御手段、データベース等の全ての機能を持たせる必要はなく、メインサーバ、データベースサーバのように各機能を複数台のコンピュータに分散して、これらをネットワークで統合してもよい。
提供者端末200は、重機ネット情報提供者によって操作される1以上の端末であって、重機サーバ100と同様にしてインターネットに接続されて、重機サーバ100と双方向通信が可能である。そのため、前記提供者端末200は、ウエブブラウザ機能と、提供者に関する提供者情報を前記サーバ100宛てに送信する提供者情報送信手段と、重機に関する提供者の重機ネット情報を前記サーバ100宛てに送信する重機ネット情報送信手段とを具備する。
そのような提供者端末200は、通常、パーソナルコンピュータである。コンピュータは、図示しないCPU、ハードディスク、インターフェース、モデム等を備える。モデム回路あるいはDSU及びTAを使用することにより、加入者回線または専用回線を介してインターネットに接続される。ディスプレイは、コンピュータから出力された映像信号をその表示面に表示可能に構成されている。コンピュータは、ハイパーテキスト形式、例えばHTML形式のファイルを閲覧するためのプログラムである、いわゆるウエブブラウザを起動可能である。そして、提供者がこのウエブブラウザを使用して任意のURLを指定することで、インターネット上の重機サーバ100のウエブサイトに接続し、そのウエブページを表示等することが可能になる。
利用者端末300は、利用者によって操作される1以上の通信端末であって、重機ネット情報提供システムにアクセス可能なウエブブラウザ機能と、利用者に関する利用者情報を前記重機サーバ100宛てに送信する利用者情報送信手段と、重機に関する利用者の要求情報を前記サーバ100宛てに送信する利用者要求情報送信手段とを具備する。そのような端末は、パーソナルコンピュータ、携帯電話、モバイル端末等である。
重機サーバ100の説明に戻って、重機サーバは、外部記憶装置104等に格納されたプログラムがCPUに読み込まれて実行される。本発明のシステムに必要なプログラムを、図2の機能ブロック図を用いて以下に説明する。
重機サーバの演算制御手段101は、少なくとも重機ネット情報提供者記録手段110、重機ネット情報記録手段120、重機ネット情報利用者記録手段130、重機ネット情報検索手段140、重機ネット地図情報作成手段150、及び重機ネット地図情報送信手段160を含む。
重機サーバ100は、さらにデータベース部400を有し、それは、重機情報提供者データベース410、重機データベース420、重機情報利用者データベース430、及び地図情報データベース440を含む(図2)。
重機ネット情報提供者記録手段110は、前記提供者端末200から提供者の情報が送信された場合に、当該提供者情報を提供者データベース410に登録してファイルを作成する機能を有する。
提供者データベース410は、提供者毎に作成されるものであり、登録された重機所有者に関する情報を管理するためのファイル集合体である。各ファイルは、図3に示すように、重機所有者の識別ID、業種、提供者にアクセスするための属性情報(住所、電話、Fax、管理者の氏名、E-mailアドレス)、ログインID、パスワード等を含む。
重機ネット情報記録手段120は、前記提供者端末200から送信された各企業が所有する重機の情報を、重機の識別IDとともに当該重機の種類、位置情報、利用計画等の属性情報を重機データベース420に格納管理する機能を有する。
重機データベース420は、各提供者の保有する重機毎に作成されものであり、重機ネット情報提供用の重機を管理するためのマスターファイルである。各ファイルは、少なくとも重機の内容及び位置情報からなる重機ネット情報を含む。
重機ネット情報は、具体的には図4に示すように、重機の識別ID、提供者ID、写真情報、機種、重機オペレータの氏名、重機オペレータの携帯電話番号等の重機の属性情報、重機の現在の使用状態及び将来の利用計画、重機オペレータ帯同の有無、コンテンツ情報にリンクするためのURL等を含む。
現在の重機の状態とは、現在の重機の占有情報を意味する。占有情報の内容には、占有時刻と位置情報が含まれる。位置情報には、郵便番号、地方(関東、四国、近畿地歩等)、都道府県、市区町村等を含む。これらの位置情報を重機ネット情報検索手段140が検索するキーワードとして使用する。
占有情報の登録の際に、占有状態に応じた「重機使用レベル」のランク付けを行うことが有意義である。それは、重機が空きの状態をレベル0とし、重機は使用中であるが、緊急出動可能な状態をレベル1とし、さらに現在緊急出動中であって他者の使用が不可の状態をレベル2とする。こうすると、レベル2以下の重機をすべてソートすれば、現在、市街にあるすべての重機を知ることができる(サーバ管理者用としてもよい)。そして、発災時には、重機を利用したい者がレベル1以下の重機をソートすることによって、緊急利用できる重機のみを検索することができる。一方、平時には、重機を利用したい者がレベル0をソートすることによって、借用可能な重機のみを検索することができる。
将来の利用計画には、占有情報と空き情報の二種類がある。占有情報の内容には、占有時刻と位置情報が含まれ、一方、空き情報の内容には、重機の空き時刻とその位置情報が含まれる。位置情報の内容は、上記と同様である。
利用計画と空き情報は、重機データベース420とは別個のデータベース(例えば重機利用データベースと称する)に格納してもよく、その場合、重機利用データベースの重機IDと前記重機ベータベースの重機IDとの間には、リレーションが張られる。これによって、重機利用データベースの空き情報の重機IDから、重機データベースの重機情報を問い合わせることができる。
前記URLは、重機データベースに格納される重機情報に基づいて作成されたHTML形式のファイルを特定するためのネットワークアドレスである。利用者や提供者が各端末からURL(後述する重機アイコンにはられたハイパーリンクのURL)を指定すると、重機情報の内容をウエブブラウザで閲覧可能に表示させることができる。
重機情報に変更があったときには、重機データベース420が速やかに更新される必要がある。特に、現在の使用状態、利用計画、オペレータ帯同の有無についての情報の正確さは、発災時における正確な情報の提供と、平時におけるネットビジネスの信用度の向上のためにも重要である。
重機のオペレータが、GPS携帯電話を所持することによって、重機の現在の正確な位置情報を、重機提供者端末200にリアルタイム送信し、あるいは直接、重機サーバ100の重機データベース420へ送信することも可能である。これにより、重機の位置情報が正確になるとともに、重機ネット情報提供者の情報更新の手間が省ける。
重機を所有する各企業は、現在、独自のフォーマットによるデータベースで重機を管理している。フォーマットの相違は、重機データベース420構築への障害となる。各社が独自のフォーマットで管理した場合にも、重機データベース420を構築できるように、重機提供者端末200から重機ネット情報を重機サーバ100へ送る際に、一定の規格に統一されるような通信プロトコルを採用することが考えられる。
例えば各社独自の管理フォーマットを、CI−NET(Construction
Industry Network)のように、建築業界にて既に広く標準化されたフォーマット及びその規約に、電子データ変換した後に、それを当システムにてダイレクトに送信する方法や、電子メールで送信する方法や、各社の重機データをCSV形式等に変換した後、それをFTPプロトコルで送信する方法が挙げられる。前記重機情報記録手段120は、このようなデータ交換・変換サービスやそれを実現するシステムも含むものである。
重機ネット情報利用者記録手段130は、前記利用者端末200から利用者情報が送信された場合に、当該利用者情報を利用者データベース430に登録する機能を有する。
利用者データベース430は、平時において重機を融通しあうために、重機利用者に関する情報を管理するためのファイルである。ファイルは、図5に示すように、利用者ID、利用者の氏名、利用者の連絡先(住所、電話、Fax、担当者の氏名、E-mailアドレス)、業種等を含んでいる。重機の提供者が、場合によって重機の利用者になることもある。
重機ネット情報検索手段140は、前記利用者端末300から送信された位置情報(郵便番号や地方、都道府県、市区町村レベルの住所の一部)を含む重機検索要求を受信する。重機ネット情報検索手段140は、重機データベースの重機ファイルを順に読み出して、郵便番号や住所の一部などの位置情報をキーとして、重機データベース420に蓄積された各々の属性情報を参照する。そして、位置情報が一致する重機ネット情報のファイルを抽出する一連の機能を有する。
一致するファイルが複数存在する場合には、それらのファイルをすべて抽出する。取得された重機ファイルの内容は、重機サーバ100の制御演算手段101の作業用記憶領域内に一時記憶される。
重機ネット情報検索手段140は、位置情報のほかに、業種、機種、検索範囲、重機使用レベル等でも検索する機能を有することが好ましい(図7)。これによって利用者は、位置情報による検索と同時に、適当な条件で重機を絞り込み検索することが可能になる。発災時か平時かの状況に応じて、システム管理者が重機使用レベルの選択ボタンにアクセス制限をかけてもよく、例えば平時には平時ボタンのみを選択可能とする。
具体的には、重機に関する情報は重機データベース420内の識別IDの付与された重機ファイル毎にすべて格納されているので、重機ネット情報検索手段140は、重機データベース420に記録された重機ファイルのデータを順次読み出す。そして、利用者端末300から入力された位置情報とボタン等で選択された機種、業種等の重機検索条件に基づいて、重機ファイルをAND/OR検索して、該当する重機ファイルを抽出する。抽出された重機ファイルの内容は、重機サーバ100の制御演算手段101の作業用記憶領域内に一時記憶される。
上記の位置情報指定の別の方法として、図12に示すように、広域全図から詳細地図へ階層的に進ませるものでもよい。地図情報データベース440には、大小何種類かの縮尺の地図が格納されており、その地図間の同一場所を移動(ウエブサーフィン)できるように、各地図にハイパーリンクが埋め込まれている。
図12は、日本全図→中国地方→鳥取県というように地域を絞り込んでゆく過程を示している。日本全図で中国地方をクリックすると、地図データベース440から中国地方の地図が読み出され、そこからさらに鳥取県をクリックすると、地図データベース440から鳥取県の地図が読み出される。重機サーバ100の重機ネット情報検索手段140は、各層の表示された地域内において重機の検索を行う。
前記重機情報検索手段140は、検索の前に利用者の識別ID、ログインID及びパスワードの入力を促す機能と、入力された識別ID等を前記利用者データベース430へ照会して、利用者端末300からの重機検索要求を許可するか否かを決定する機能を有することが好ましい。この場合、前記重機情報検索手段140は、平時には、識別IDの入力を要求し、発災時には識別IDの要求を行わないようにする。発災時であるか否かの判断は、重機サーバ100のシステム管理者が行い、発災時には、重機情報検索手段140に発災時であることを記憶させる。
重機ネット地図情報作成手段150は、前記指定された位置を含む地図を地図情報データベース440から抽出するとともに、前記作業用記憶領域内に記憶された重機ネット情報に基づいて、地図内の相当位置に重機の存在を示した重機ネット地図情報をHTML形式で作成する機能を有する。
地図情報データベース440には、利用者端末300に送るHTMLファイルを作成するのに使用する地図ファイルが記憶されている。地図ファイルは、例えば全国地図、1/1,000,000(地方レベル)、1/500,000(都道府県レベル)、1/50,000(市区町村レベル)、1/10,000(丁目レベル)のように、何種類かの縮尺地図が用意されている。
重機ネット地図情報作成手段150は、抽出された重機ファイルの情報を前記作業用記憶領域から読み出して、読み出された重機ファイルの現在の位置情報から、読み出された地図ファイル上の相当位置に、機種の存在を示すアイコンを表示させる(図8)。アイコンは、建設、土木、造園等の業種や、フォークリフト、ショベルカー等の機種毎に表示を変えてもよい。したがって、地図情報データベースには、重機用アイコン、各種ボタン等のキャラクタファイルも記憶されている。
図8の重機ネット情報地図にように、表示画面の中心から半径2km、5km、10km等のスケールが示されると、欲しい重機が現在位置からどのくらい離れているのかを利用者が視認しやすくなる。
重機ネット地図情報の重機表示アイコンには、ハイパーリンクが設定されており、ウエブページ上のいずれかの重機アイコンをクリックすると、そのアイコンに設定されたURLに基づいて、重機データベースの特定の重機IDにアクセスして、そのファイルをHTML形式で閲覧できるようになっている。
重機ネット地図情報(図8)には、絞込み検索用に、業種、機種、縮尺、重機使用レベルを選択するボタンまたはチェックボックス、及びテキストボックスを埋め込んでおくことが好ましい。各ボタンまたはチェックボックスには、所望の情報を取得するための検索要求のフォームがはられている。重機サーバ100では、利用者端末300から送信される絞込み検索要求に応じて、重機ネット情報検索手段140によって、提供者データベース410、重機データベース420、地図情報データベース440から重機が検索される。
重機ネット情報地図送信手段160は、前記生成された重機ネット地図情報のHTMLファイルを利用者端末300宛てに送信する機能を有する。
次に、このように構成された本実施の形態における重機ネット情報提供システムのフローチャートの一例を説明する。図11は、重機ネット情報提供システムの重機ネット情報を利用する場合の通信シーケンスの一例を示す図である。
(1)提供者の登録
図11を参照すると、本実施の形態の重機ネット情報システムは、まず、重機ネットの提供者が、提供者端末200から重機サーバ100へアクセスする。すなわち、端末200を使用してウエブラウザを起動し、ブラウザのURL指定欄に、重機サーバ100のURLを入力する(S100)。
重機サーバ100に端末200が接続されると、重機サーバ100の制御演算手段101は、この接続を、入力制御手段102を介して検知し、メインプログラムに従って、提供者端末200に、重機ネット情報提供システムの初期画面(ホーム、図6)を表示するよう制御する。
重機サーバ100の管理するウエブサイトから提供者端末200のウエブブラウザにハイパーテキスト形式の初期画面ファイルが読み込まれる(S101)。
提供者は、重機ネット提供者の登録をする場合、重機ネットシステム初期画面から、提供者登録ページボタンをクリックする(S102)。
その提供者登録ボタンをクリックすれば、登録用ウエブページ(図示せず)が開く。重機ネット情報提供のために登録希望者は、企業の名称、業種、地域、住所、E-mailアドレス等の提供者情報を入力して、端末200から重機サーバ100へ提供者情報登録要求を送信する(S103)。
重機サーバ100の提供者情報登録手段110は、提供者の識別IDを生成し、ログインID、パスワード及び送信された情報を提供者データベース410に格納する。
提供者端末200には、登録者毎に、ログインID及びパスワードが表示される。さらに、重機サーバ100は、正式な提供者として認定した登録者には電子メールにより確認キーを発行して、これを重機サーバ内に記録しておくとともに、確認キーを記載した本人確認通知を電子メール経由で利用者に送信する(S104)。
重機サーバ100は、提供者が申請後、初めて提供者ログインID及びパスワードを入力してきた場合に、この確認キーの入力を要求し、記録しておいた確認キーと照合して利用者の正当性を確認する(S105)。
このように登録済みの提供者にのみ、ログインID及びパスワードを知得させているから、重機サーバへのログイン要求のうち、登録された提供者以外のログインを通常の認証手段によって排他することができ、登録された提供者のログインのみ認証することができる。
(2)重機情報の登録
次に、重機の所有者である重機ネット情報提供者によって、重機サーバ100に対し重機の登録を行う処理を説明する。提供者が重機ネットシステム初期画面(図6)内の重機登録ボタンをクリックすると、提供者端末200には図の重機登録ウエブページ(図示せず)が表示される(S201)。
提供者は、重機名、及び重機の種類、利用計画、空き情報等の重機ネット情報を入力して、登録ボタンをクリックして、重機情報を登録する。重機を複数所有する場合には、重機毎に重機情報を入力して、登録ボタンをクリックして登録する。提供者は、送信ボタンをクリックして、重機の登録要求を重機データベース420へ送信する(S202)。
重機サーバ100では、提供者通信端末から送信された重機の登録要求に応じて、重機ネット情報記録手段120によって重機毎に識別IDを付与する。そして、重機データベースに、識別IDをキーとして重機情報ファイルが格納される(S203)。
(重機ネット情報の更新)
提供者による重機ネット情報の修正等の処理について説明する。提供者が図6の初期画面における重機登録ボタンをクリックすると、提供者端末200には、重機登録画面が表示される。そこで、担当者は、修正すべき重機を重機IDにより指定した後、各種重機情報を修正すればよい。
担当者は、送信ボタンをクリックして、重機情報更新登録要求を重機サーバ100に送信する。重機サーバ100では、提供者端末から送信された重機情報更新登録要求に応じて、重機ネット情報記録手段120によって重機データベース420に更新された重機ファイルが格納される。
重機ネット情報ファイル420は、提供者の操作による登録、変更、削除が容易になされるので、リアルタイムの情報を保つことが可能である。また、その変更・削除の際には、提供者ID、パスワード及び重機の識別IDが求められるので、セキュリティも保たれる。
発災時に、一般住民等からの検索を受けて緊急出動または予約のされた重機は、重機ネット情報ファイル420の重機使用レベルを「レベル0または1」から「レベル2」に繰り上げられる。これは絞込み検索に反映される。また、図8のように、重機ネット情報地図へ緊急出動中であることを書き込めるようにする。これらの重機使用レベルの変更や重機ネット情報地図へ書きこみによって、後から検索に来る者が、緊急出動中の重機を避けて、無駄のない検索をすること、二重予約によるトラブルを防止することなどの効果を発揮する。
なお、発災時には、重機情報の更新を重機ネット情報提供者以外の者、例えば防災対策室のような情報を統括する部署が重機サーバ内で、随時、データを更新できるようにしてもよい。
(3)利用者登録
利用者端末300は、重機サーバ100と接続されて通信を行なうために、サーバのURLアドレスを入力する(S301)。重機サーバ100に端末300が接続されると、制御演算手段101は、この接続を、入力制御手段102を介して検知する。そして、メインプログラムに従って、利用者端末300に、重機ネット情報提供システムの初期画面(図6)を表示するよう制御する(S302)。
図6の重機ネットシステム初期画面が表示されるので、その利用者登録ボタンをクリックすれば、利用者登録用ウエブページ(図示せず)が開く(S303)。
重機ネット利用希望者は、端末300から利用者の名称、業種、地域、住所、E-mailアドレス等の属性情報を入力して、利用者情報登録要求を重機サーバ100へ送信する(S304)。
重機サーバ100では、利用者情報記録手段130によって、利用者データベース430に前記利用者情報が格納される(S305)。
利用者端末には、登録会員毎に、ログインIDが表示される。重機サーバ100は、正式な利用者として認定した利用者には電子メールにより及びパスワードを発行してこれを重機サーバ内に記録しておくとともにパスワードを記載した本人確認通知を電子メール経由で利用者に送信する。一方、重機サーバ100は、利用者が申請後初めて利用者ID・パスワードを入力してきた場合に、記録しておいた識別ID及びパスワードと照合して利用者の正当性を確認する(S306)。
登録済みの利用者にのみログインID及びパスワードを知得させているから、重機サーバへのログイン要求のうち、登録された利用者以外のログインを通常の認証手段によって排他することができ、登録された利用者のログインのみ認証することができる。
上記の利用者登録は、平時の場合に求める。利用者を、重機の利用を真に図りたい者に限定することによって、本発明の重機ネット情報提供システムの利用度が高めるためである。それがもとで、提供者によるデータ整備の精度も向上する。
(4)重機ネット情報の検索
重機ネット情報利用者は、自分の端末300をインターネットに接続し、重機サーバ100のURLを送信して、重機ネット情報提供システムのウエブページ初期画面(図6)を取り寄せる。重機情報提供サイトメインメニュー(図6)が表示された後、検索ページボタンをクリックすると、ログインID及びパスワードの入力を求められる。ログインID及びパスワードの入力後、図7に示す検索ページが表示される(S401)。
発災時には、誰でもが重機ネット情報を利用できるように、サーバ管理者は、ログインID及びパスワードの入力要求を省略するか、あるいはすべてのログインID及びパスワードを受け付けるようにしておく。
図7の重機ネット検索画面は、利用者に重機情報の提供を受けたい地域(住所の一部や郵便番号)の入力や、機種、業種、重機使用レベルの選択を促す。利用者は、地域名を入力して、検索要求ボタンを押して、重機情報提供システム検索要求を重機サーバ100に送信する(S402)。
重機ネット情報検索手段140は、重機ネットデータベース430を検索して、格納された重機ファイルのうち、現在の位置情報が指定地域近傍にある重機ファイルを検索して抽出する(S403)。
(5)重機ネット地図情報作成
重機サーバ100の重機ネット地図情報作成手段150は、利用者からの重機ネット情報検索要求に応じて、指定された地域近傍の地図ファイルを、地図データベース440から抽出する(S501)。
重機ネット地図情報作成手段150は、読み出された重機ファイルの現在の位置情報から、読み出された地図ファイル上の相当位置に、建設、土木、造園等業種、フォークリフト、ショベルカー等の機種に応じたアイコンを表示させる。当該アイコンには、重機の属性情報が呼びだされるように重機ファイルのリンクがはられる。地図上には、適宜、スケールや補助曲線も付加される。また、絞込み検索用のフォームが埋め込まれる。こうして、重機ネット情報が埋め込められた指定地域の地図がHTML形式等で作成される(S502)。
(6)重機ネット情報地図の送信
指定地域近傍の重機ネット地図情報(図8)を、利用者端末300に送信する(S601)。
(7)重機ネット情報の取得
利用者端末300に対しては、前記地図情報に基づく地図を表示するとともに、当該地図上の地点であって記憶された重機の座標に相当する地点に、アイコン化した重機が表示される。利用者端末300から重機サーバ100へ、適宜、表示された重機のリスト要求がなされる(S701)。
重機サーバ100は、重機データベース420に登録されている当該重機の機情報から関係ある重機情報だけを抽出し、図9に示すような重機リストの一覧ファイルを作成し、利用者端末300へ送信する(S702)。
利用者は、重機ネット地図情報上において、重機アイコンの一つを選んでクリックすることによって、特定の重機の情報を要求する(S703)。
重機サーバ100は、重機データベース420に登録されている当該重機の情報を記載した重機情報ファイルHTML形式で作成し、利用者端末300に送信する(S704)。
利用者端末300の表示部には、地図上において選択された重機の情報が読み出される(S705)。
(8)絞込み検索
表示した重機ネット情報地図上の重機アイコンが多かったり、地域が広すぎたりした場合には、利用者端末300から絞込み検索を要求できる。利用者端末300から、重機情報提供ウエブの機種ボタン、業種ボタン、地図縮尺ボタン、重機使用レベルボタンのうち、所望のボタンをクリックして、重機情報提供システム検索要求を重機サーバ100に送信する。
重機サーバ100では、利用者通信端末から送信される重機検索要求に応じて、重機情報検索手段140によって、重機データベース420、提供者データベース410、地図情報データベース440から重機情報が再検索される。
重機ネット地図情報作成手段150は、現時点において指定されている詳細地図ファイルを地図データベース440から読み出し、当該ファイルに基づく地図を表示させるとともに、抽出された重機ファイルのアイコンを位置情報に相当する位置に重ね合わせて、利用者端末300の表示部に送信する。
送信された地図ファイルにおいて、アイコン化された重機は、選択された条件しか表示されないので、利用者にとってみれば、より迅速に所望する重機の利用情報を得ることができる。利用者は、再度、所望の重機アイコンをクリックして、重機情報検索要求を重機サーバ100に送信する。
〔応用例1〕
以下に、本発明の重機ネット情報提供システムが組み込まれた応用例を説明する。平成15年度の練馬区震災総合訓練の一部の模様を概略したものである。訓練のために、以下の条件が設定された。平成16年1月17日(土)朝8時3分、東京都と埼玉県境界付近を震源とする強い地震が発生し、練馬区で震度6弱以上を記録した。区内各地で住宅や商業施設等を中心に、大きな被害が発生し、多数の区民が区内避難拠点や公共施設の一部に避難し、死者、負傷者も多数発生している。また、道路、鉄道等の交通網、電気・ガス・水道等のライフラインが寸断されている。インターネットは、衛星船舶用ネット等を使えば一部使用可能である。携帯電話も一部稼動中である。
地震発生後、練馬区役所内に災害対策本部情報統制室が設置された。同時に、避難拠点関町北小学校内に防災対策室が設置された。
まもなく、家屋倒壊現場で救助にあたる付近の防災会から、避難拠点(関町北小学校)へ「南大泉2−3で、家屋の倒壊により、5名が生き埋めになっている」との通報がなされた。
通報を受けて、避難拠点班長より災害対策本部情報統制室へ一報を入れると共に、近所の工事現場に重機の救助要請を行うことを決定した。
防災対策室に待機していた本システムの担当者が、重機ネット情報提供システムを立ち上げ(この訓練はインターネット接続を行わない)、南大泉近辺で稼動している重機を検索した。その結果、練馬区関町北の東急建設関町ホームズ作業所に適当な重機とそのオペレータが居ることが判明した。
防災対策室から区避難拠点要員、学校避難拠点要員へ、当地へ急行するよう口頭で指示された。
地震発生から15分後には、区避難拠点要員、学校避難拠点要員が建設現場に到着し、作業所責任者に人命救助が要請された。対策室(関町北小学校)へも同時に防災無線で連絡を行った。
同作業所責任者より、重機オペレータに救援指示が出され、重機とそのオペレータは現場に向かった。その結果、重機とオペレータは、家屋倒壊現場にて5名を無事救助した。
〔応用例2〕
以下に、本発明の重機ネット情報提供システムの平時における利用を説明する。出版印刷会社では、印刷物の搬入と搬出にフォークリフトを多用する。自社でフォークリフトを所有するところもあるが、リースによる調達も増えている。フォークリフトは、基本的にバッテリー充電式であるため、一時間以上かかるところへは出動できないという問題がある。リース会社同士で重機の貸し借りを行っているところもあるが、コンピュータによる決裁やフォーマットもまちまちで、決裁に相当間がかかっているのが現状である。
そこで、本発明の重機ネット情報提供システムを利用して、フォークリフトの相互活用を一層促進する。受発注から決済までできる仕組みを付け加えれば、リース会社に相当な恩恵をもたらす。
以上、好ましい実施の形態及び応用例をあげて本発明を説明したが、本発明は必ずしも上記実施の形態及び応用例に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内において様々に変形して実施することができる。
以下に、変形例を示す。
(1)重機ネット情報提供者の端末、及び重機ネット情報利用者の端末に対しインターネットを介して接続された重機ネット情報の提供を行う重機サーバにおいて、
前記提供者端末からインターネットを介して、少なくとも重機の内容及び位置情報を含んだ重機ネット情報を受信し、前記重機ネット情報を重機データベースに記憶する手段と、
前記利用者端末からインターネットを介して、位置情報を含んだ重機検索要求を受信し、位置情報をキーとして前記重機データベースを検索して、指定位置近傍に存在する重機ネット情報を抽出する手段と、
前記指定位置を含む地図を地図情報データベースから抽出するとともに、前記抽出された重機ネット情報を地図内の相当位置に表示した重機ネット地図情報を作成する手段と、
前記利用者端末に前記重機ネット地図情報を送信する手段とを備える前記重機サーバ。
(2)重機ネット情報提供者の端末と、重機ネット情報利用者の端末と、前記提供者端末及び利用者端末に対しインターネットを介して接続された重機サーバとを含む重機ネット情報提供システムによる重機ネット情報の提供方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体において、前記コンピュータは、
前記提供者端末からインターネットを介して、少なくとも重機の内容及び位置情報を含んだ重機ネット情報を受信して、前記重機ネット情報を重機データベースに記憶しており、
前記利用者端末からインターネットを介して、位置情報を含んだ重機検索要求を受信し、位置情報をキーとして前記重機データベースを検索して、指定位置近傍に存在する重機ネット情報を抽出するステップと、
前記指定位置を含む地図を地図情報データベースから抽出するとともに、前記抽出された重機ネット情報を地図内の相当位置に表示した重機ネット地図情報を作成するステップと、
前記利用者端末に前記重機ネット地図情報を送信するステップとをコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
重機ネット情報提供者にとってみれば、発災時には重機の提供が可能、平時には休眠している重機の有効活用が可能となる。一方、利用者にとってみれば、発災時には、火急を要する重機の取得が容易となり、平時には、臨時に使用した重機の取得が容易となる。
本発明の重機ネット情報提供システムのネットワーク構成図である。 図1に示す重機サーバの機能ブロックを概念的に示した図である。 図1の重機サーバが有するデータベースであって、の重機ネット情報提供者の内容を格納したファイルである。 図1の重機サーバが有するデータベースであって、重機のネット情報を格納したファイルである。 図1の重機サーバが有するデータベースであって、図1の重機ネット情報利用者の内容を格納したファイルである。 本発明の重機ネット情報提供システムのウエブページ用初期画面の一例である。 本発明の重機ネット情報提供システムの検索用画面の一例である。 図7の検索画面で検索された結果を示す重機ネット情報地図である。 図7の地図上にある重機群の情報を、重機サーバの重機データベースから抽出したリストである。 図7の地図上にある重機を選択して、重機サーバの重機データベースから抽出した重機情報である。 重機ネット情報提供システムの重機ネット情報を利用する場合の通信シーケンスの一例を示す図である。 本発明の重機ネット情報提供システムにおける、位置情報指定の別の方法として、広域全図から詳細地図へ階層的に進ませる態様を模式化した図である。
符号の説明
100 重機サーバ
110 重機ネット情報提供者記録手段
120 重機ネット情報記録手段
130 重機ネット情報利用者記録手段
140 重機ネット情報検索手段
150 重機ネット地図情報作成手段
160 重機ネット地図情報送信手段
200 提供者端末
300 利用者端末
400 データベース
410 重機情報提供者データベース
420 重機データベース
430 重機情報利用者データベース
440 地図情報データベース

Claims (4)

  1. 重機ネット情報提供者の端末と、重機ネット情報利用者の端末と、前記提供者端末及び利用者端末に対しインターネットを介して接続される重機サーバとを含む重機ネット情報提供システムであって、前記重機サーバは、
    前記提供者端末からインターネットを介して、少なくとも重機の内容及び位置情報を含んだ重機ネット情報を受信し、前記重機ネット情報を重機データベースに記憶する手段と、
    前記利用者端末からインターネットを介して、位置情報を含んだ重機検索要求を受信し、位置情報をキーとして前記重機データベースを検索して、指定位置近傍に存在する重機ネット情報を抽出する手段と、
    前記指定位置を含む地図を地図情報データベースから抽出するとともに、前記抽出された重機ネット情報を地図内の相当位置に表示した重機ネット地図情報を作成する手段と、
    前記利用者端末に前記重機ネット地図情報を送信する手段とを備えることを特徴とする前記重機ネット情報提供システム。
  2. 前記利用者端末からインターネットを介して、利用者の情報を受信し、前記利用者の識別IDを利用者データベースに記憶する手段をさらに備え、前記重機情報検索手段は、平時には、利用者の識別IDの入力を促す機能と、入力された識別IDを前記利用者データベースへ照会して、利用者端末からの重機検索要求を許可するか否かを決定する機能を有し、発災時には、識別IDを有しない者からの情報検索要求も受け付けることを特徴とする、請求項1に記載の重機ネット情報提供システム。
  3. 重機ネット情報提供者の端末と、重機ネット情報利用者の端末と、前記提供者端末及び利用者端末に対しインターネットを介して接続された重機サーバとを含む重機ネット情報提供システムによる重機ネット情報の提供方法であって、前記重機サーバは、
    前記提供者端末からインターネットを介して、少なくとも重機の内容及び位置情報を含んだ重機ネット情報を受信して、前記重機ネット情報を重機データベースに記憶しており、
    前記利用者端末からインターネットを介して、位置情報を含んだ重機検索要求を受信し、位置情報をキーとして前記重機データベースを検索して、指定位置近傍に存在する重機ネット情報を抽出するステップと、
    前記指定位置を含む地図を地図情報データベースから抽出するとともに、前記抽出された重機ネット情報を地図内の相当位置に表示した重機ネット地図情報を作成するステップと、
    前記利用者端末に前記重機ネット地図情報を送信するステップとを備えることを特徴とする重機ネット情報の提供方法。
  4. 前記重機サーバは、前記利用者端末からインターネットを介して受信した利用者の情報を、識別IDとともに利用者データベースに記憶しており、前記重機情報抽出ステップは、平時には、利用者の識別IDの入力を促す段階と、入力された識別IDを前記利用者データベースへ照会して、利用者端末からの重機検索要求を許可するか否かを決定する段階を有し、発災時には、識別IDの入力を促さずに非登録者からの情報検索要求も受け付けることを特徴とする、請求項3に記載の重機ネット情報の提供方法。
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