JP2018005394A - 情報提供装置、方法およびシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】ユーザへ配信すべき情報が存在しない場合、間接的に対応する他の情報を統合処理することで推測して提供すること。【解決手段】情報提供装置1は、ユーザへ配信する配信情報を構成する情報項目を、予め設定される情報選択条件に基づいて選択する配信情報選択部F11と、選択された情報項目に対応する基礎情報を、情報記憶装置22から抽出する基礎情報抽出部F12と、選択された情報項目に直接対応する基礎情報が情報記憶装置に記憶されていない場合、選択された情報項目に間接的に対応する他の複数の基礎情報を統合処理することで、選択された情報項目に対応する情報を推測する情報統合部F13と、抽出された基礎情報または推測された情報の少なくともいずれか一方を含んで構成される配信情報を、ユーザの使用する情報利用装置4へ送信して提供する情報提供部F15と、を備える。【選択図】図1
Description
本発明は、情報提供装置、方法およびシステムに関する。
インターネット上のサーバから種々の情報を取得することで、適切な行動をとることができるが、ユーザの必要とする情報がそのまま提供されているとは限らず、複数の情報源から取得した情報を組み合わせなければ、希望の情報を得られない場合もある。
ここで特許文献1には、「発信元が異なりかつフォーマットも異なる多種多様な防災情報を簡単かつ適切に共有化し、防災情報を複数の機関およびユーザが効果的に活用できるようにする。防災情報と共にメタ情報の入力を受けつけ、メタ情報により防災情報を分類、整理し、メタ情報を用いて防災情報を配信する」ことが記載されている。
特許文献2には、「災害が発生した場合において災害に関する情報を効率良く収集し、端末装置のユーザによる情報取得を支援することが可能な情報配信装置、情報収集方法および情報収集プログラムを提供する。不足情報については、不足情報と情報提供の対価となるインセンティブ情報を端末に配信し、情報収集する」ことが記載されている。
従来技術では、災害時に情報を効果的に利用するための方法が提案されているが、ユーザが本当に必要とする情報を効率的に利活用できるようにすることについては改善の余地がある。
例えば、災害発生時には、被災地に関する情報が官公庁などから発表されるが、ユーザの業務や目的に沿った情報がタイムリーに提供されるとは限らない。例えば台風や地震、噴火などの影響範囲が発表されたとしても、実際にどのルートが通行可能であるのがわからなければ、救助や避難誘導等の活動を円滑に行うことができない。
災害発生直後は、災害現場は混乱し、災害対応者(以下、ユーザという)は、災害対応業務(以下、業務という)に必要な情報(以下、情報という)を効率的に利活用できない場合がある。例えば、情報が作成されていないなどで情報が存在しない場合、情報が存在しても配信先から取得できない場合、情報を伝えられても災害対応業務に必要な情報を捜せない場合がある。このように、ユーザが業務に必要な情報を入手できない場合、ユーザが情報を入手できたとしても、入手した情報をそのままでは利用することができず画像化や編集などの加工作業が必要な場合、入手した情報が多すぎて業務に必要な情報を選択できない場合がある。
本発明は上述の課題に鑑みてなされたもので、その目的は、ユーザへ配信すべき情報が直接には存在しない場合であっても、間接的に対応する他の情報を統合処理することで推測してユーザへ提供できるようにした情報提供装置、方法およびシステムを提供することにある。
上記課題を解決すべく、本発明に従う情報提供装置は、ユーザへ配信する配信情報を構成する少なくとも一つの情報項目を、予め設定される情報選択条件に基づいて選択する配信情報選択部と、選択された情報項目に対応する基礎情報を、情報源から取得した情報を記憶する情報記憶装置から抽出する基礎情報抽出部と、選択された情報項目に直接対応する基礎情報が情報記憶装置に記憶されていない場合、選択された情報項目に間接的に対応する他の複数の基礎情報を統合処理することで、選択された情報項目に対応する情報を推測する情報統合部と、抽出された基礎情報または推測された情報の少なくともいずれか一方を含んで構成される配信情報を、ユーザの使用する情報利用装置へ送信して提供する情報提供部と、を備える。
本発明によれば、ユーザへ配信する配信情報を構成する情報項目に直接対応する基礎情報が情報記憶装置に存在しない場合でも、その情報項目に間接的に対応する他の複数の基礎情報を統合処理することで推測でき、ユーザへ提供することができる。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。本実施形態に係る情報提供装置は、ユーザの必要とする情報を発表済の他の情報(入手済情報)を統合処理することで推測し、ユーザへ提供する。
本実施形態に係る情報提供装置は、業務の遂行に必要な情報を、業務と情報間の関係性を用いて情報を選択する。情報提供装置は、情報の元データ(基礎情報)を入手できない場合、情報と情報との間の関係性を用いて関連情報を取得し、関連情報同士を組合せることで目的の情報に対応する推測情報を生成し、情報を補完する。さらに本実施形態に係る情報提供装置は、ユーザが利用可能な形に情報を加工し、条件に基づいて情報を絞り込んで提供したり、ユーザに応じて情報を推薦したりする。以上より、本実施形態に係る情報提供装置は、ユーザに利活用可能な情報を継続的かつ効率的に提供できる。
このように本実施形態の情報提供装置は、ユーザの業種や目的、状況に基づき、ユーザに必要な情報(以下、配信情報という)を提示することができる。上述の通り、災害直後などで、配信情報そのものを入手できない場合は、配信情報に関連した他の入手済情報を組み合わせることによって配信情報を補完し、ユーザに提供する。
本実施形態の情報提供装置は、ユーザへ配信する情報をユーザが利用可能な形に加工するため、ユーザは編集作業や加工作業を行うことなく配信情報をそのまますぐに使うことができる。さらに本実施形態の情報提供装置は、条件に基づいて配信情報の情報量を絞り込むことができるため、ユーザにとって必要な情報だけを提供可能になる。これにより画面サイズの限られたいわゆるモバイル端末(スマートフォン、携帯電話、携帯情報端末など)の画面に効率的に必要な情報を表示させることができ、使い勝手が向上する。
本実施形態の情報提供装置は、ユーザに情報を推薦できるため、ユーザがその情報の必要性を認識していなくても、そのユーザにとって役立つ情報を提供できる。
本実施形態の情報提供装置は、例えば災害時などのように、情報が混乱している最中にユーザの必要な情報を適切に配信する必要がある場合に役立つ。例えば、災害発生直後は、ユーザが災害対応に必要な情報を得ようとしても、その情報そのものが無い場合、その情報は存在するが所定の機関から未だ公表されてない場合、その情報をユーザが見つけることができない場合などがある。さらに、ユーザが情報を入手したとしても、入手した情報をそのままでは使用することができず、情報の編集が必要な場合もある。さらに、ユーザが多くの情報を利用できる場合であっても、かえって情報が多すぎてどの情報を選べば良いか判断できない場合などもある。これに対し、本実施形態の情報提供装置は、ユーザに必要な情報を自動的に選択し、ユーザに必要な情報が無い場合は関連する他の情報を組み合わせることで推測して提供する。さらに、本実施形態の情報提供装置は、ユーザに使いやすい形に情報を加工し、ユーザの目的に合わせて内容を絞り込み、さらにユーザに情報を推薦することもできる。
図1〜図13を用いて第1実施例を説明する。本実施例では、情報提供装置1を用いて災害情報を提供する場合について説明する。本実施例では、ユーザに配信する情報の例として道路に関する情報を例に挙げて説明するが、これに限らず、例えば、上下水道に関する情報、医療機関の治療能力に関する情報、電力供給に関する情報、被災者の存在箇所や人数に関する情報など種々の情報に対応することができる。
<概要>
図1は、本実施例に係わる情報提供装置1を含む情報処理システムの全体概要を示す説明図である。この情報処理システムは、例えば、情報提供装置1と、情報収集装置2と、情報供給装置3と、情報利用装置4とを含む。
情報供給装置3は、例えば、府省庁、都道府県、市町村、企業、個人、マスメディアなどの供給主体が管理するコンピュータである。或る情報の配信元は都道府県、市町村、企業、個人、マスメディアなどのうちいずれか一つでもよいし、同種の情報を配信する複数の配信元があってもよい。例えば配信元として、厚生労働省と国土交通省が同様の情報を同時期に供給する場合でも本実施例は対応できる。
情報収集装置2は、通信ネットワークCN1に接続されており、通信ネットワークCN1を介して各情報供給装置3から情報を取得する。情報収集装置2は、情報を収集する機能である情報収集機能F21と、収集した情報を情報提供装置1へ提供する機能である情報共有機能F22とを備える。情報収集装置2は、各情報供給装置3から供給される、それぞれフォーマットの異なるデータを一元的に格納する。なお、情報収集装置2は、情報提供装置1の内部に設けてもよい。
情報利用装置4は、情報提供装置1から配信される情報を利用するユーザが使用するコンピュータである。各情報利用装置4は、通信ネットワークCN2を介して情報提供装置1に接続されている。情報利用装置4は、例えば、パーソナルコンピュータ、サーバ、携帯電話(いわゆるスマートフォンを含む)、携帯情報端末などである。なお、通信ネットワークCN1と通信ネットワークCN2は、例えば、インターネットなどの公衆回線、専用回線などを含んで構成することができる。通信ネットワークCN1,CN2は、有線通信であってもよいし無線通信であってもよい。また、通信ネットワークCN1と通信ネットワークCN2とを便宜上別々に示すが、両者は共通のネットワークでもよい。通信ネットワークCN1,CN2の一部は、バスとして構成されてもよい。
情報提供装置1は、情報源である各情報供給装置3からの情報に基づいて、ユーザに適した情報を情報利用装置4へ提供するコンピュータである。情報提供装置1は、一つの物理計算機上に設けることもできるし、複数の物理計算機を連携させることで設けることもできる。
情報提供装置1は、後述するように、情報収集装置2の収集した情報(以下、情報をデータとも呼ぶ)を取得し、情報利用装置4のユーザに応じ、情報の関係性を用いて、情報を抽出する。情報提供装置1は、情報が入手できない場合、入手済情報を組み合わせて統合処理することで未入手情報を補完する。さらに、情報提供装置1は、情報をユーザが利用可能な形に加工し、ユーザの目的に応じて情報を絞り込み、かつユーザの直接要求していない情報も推薦する。
情報提供装置1は、例えば配信情報選択部F11、基礎情報抽出部F12、情報統合部F13、情報加工部F14、情報提供部F15および情報推薦部F16を備える。
配信情報選択部F11は、予め設定される情報選択条件に基づいて、ユーザの使用する情報利用装置4へ配信すべき情報項目を選択する機能である。情報選択条件としては、例えばユーザの属性、ユーザが情報を利用する目的などがある。ユーザ属性には、例えばユーザの業務の種類、ユーザの置かれた状況などがある。
基礎情報抽出部F12は、機能F11で選択された情報項目に対応する基礎情報(元データ)を情報収集装置2の情報共有部F22から取得する機能である。
情報統合部F13は、配信すべき情報項目に直接対応する基礎情報を取得できない場合に、配信すべき情報項目に間接的に対応する他の基礎情報を統合処理することで、配信すべき情報項目に対応する情報を推測する機能である。
情報加工部F14は、ユーザが配信情報の情報項目を利用しやすいフォーマットに変換したり、色やサイズを調整したりする機能である。
情報提供部F15は、表示または利用のために加工された配信情報を情報利用装置4へ送信して提供する機能である。情報提供部F15は、配信情報を表示するための画面5を生成し、その画面を描画するためのデータを所定の情報利用装置4へ送信する。所定の情報利用装置4とは、その配信情報を受信すべき装置である。情報提供装置1の詳細な構成例は図4で後述する。
図1では、入手済の複数の基礎情報を統合処理することで、新たな情報を推測する例として、道路に関する情報を例示している。情報提供装置1は、情報収集装置2の情報共有部F22から道路地図情報と浸水範囲情報とを取得し、これらの情報を統合処理することで、或る範囲内の道路が通行可能であるか否かを示す「道路通行可否情報」を推定して生成する。ここで統合処理とは、複数の情報を単純に重ねるだけでなく、重ねた情報を予め設定されたロジックに従って判断し、その判断結果を出力する処理である。
図2は、未入手情報を、他の入手済情報を組み合わせて処理することで、未入手情報を補完する様子の概要を示す。図2では、目的となる未入手情報が道路の通行可能か通行不可を示す道路通行可否情報であり、入手済情報が浸水範囲を推定した推定浸水範囲データと、道路地図である道路基盤地図の例である。道路地図基盤は、例えば一般財団法人日本デジタル道路地図協会が公表しているデジタル道路地図(Digital Road Map以下DRMという)などがある。図2は道路通行可否情報そのものを直接取得できない場合に、推定浸水範囲データと道路基盤地図を組み合わせることで、情報提供装置1が道路通行可否情報を推測し、推測情報として情報を補完する処理の例である。
図2に示す処理例は、3つのステップS1〜S3を含む。ステップS1では、情報提供装置1は、未入手情報を補完するための入手済情報(基礎情報)を、情報収集装置2の持つ情報共有装置22から取得する。図2の例では、入手済情報として、推定浸水範囲のデータと道路地図基盤のデータとを情報共有装置22から取得する。それら各入手済情報は、位置情報を備える。例えば、道路地図基盤のデータは、位置情報として道路情報の区間IDを有する。区間IDとは、道路などの線状のオブジェクトの位置を特定するための位置情報であり、図中では「SID」と略記する。推定浸水範囲のデータは、浸水したと推定される範囲の頂点を特定するための緯度・経度を備える。図中では、「緯度・経度」を「Lat,Lon」と略記する場合がある。
ステップS1では、情報提供装置1は、それらの位置情報も含めて情報共有装置22から情報(道路地図基盤データ、推定浸水範囲データ)を入手する。
ステップS2では、情報提供装置1は、入手済情報を組み合わせる。情報提供装置1は、各入手済情報の持つ位置情報に基づいて、それら入手済情報の位置を合わせて重ね合わせる。例えば、情報提供装置1は、道路地図基盤の区間IDと推定浸水範囲データの緯度経度を用い、区間IDを緯度経度に変換して、両者の位置を重ね合わせる。これにより、情報提供装置1は、道路地図基盤データと推定浸水範囲データを重ねる。
ステップS3では、情報提供装置1は、未入手情報を推測する。情報提供装置1は、ステップS2で重ね合わせた情報に対し、予め設定されたロジックを用いて、未入手情報を生成する。図2の例では、情報提供装置1は、「浸水範囲内の道路を抽出し、抽出した浸水範囲内の道路を区間IDまで延ばした区間を通行止めとする」というロジックに基づいて、通行止め区間を導出する。情報提供装置1は、導出した通行止め区間から、推測情報としての道路通行可否情報を生成し、情報利用装置4へ提供する。
図3は、未入手情報を他の入手済情報で補完する組み合わせの例である。見出し項目を除いた第1行目では、未入手情報が「道路通行可否情報(D−001)」、未入手情報を補完する関連情報が「道路通行可否情報(推定浸水範囲)(J−012)」、関連情報を構成する元データが「国土地理院推定浸水範囲(JM−011)」と「道路地図基盤(KJ−001)」である。関連情報を構成する際の条件(ロジック)は、「浸水範囲内の道路は通行不可で、通行不可範囲は区間ID単位」である。そこで、情報提供装置1は、元データの「国土地理院推定浸水範囲」と「道路地図基盤」を組み合わせ、「浸水範囲内の道路は通行不可で、通行不可範囲は区間ID単位」という条件に基づいて、関連情報「道路通行可否情報(推定浸水範囲)(J−012)」を生成する。情報提供装置1は、未入手情報「道路通行可否情報(D−001)」代わりとして生成した情報である「道路通行可否情報(J−012)」で、情報を補完する。
第2行目では、未入手情報が「道路通行可否情報(D−001)」、未入手情報を補完する関連情報が「道路通行可否情報(道路通行情報)(J−013)」、関連情報を構成する元データが「道路通行(プローブ)情報(JM−013)」、条件が「通行実績の無い道路は通行不可」である。情報提供装置1は、元データの「道路通行(プローブ)情報(JM−013)」に対して、「通行実績の無い道路は通行不可」という条件に基づき、関連情報「道路通行可否情報(通行実績情報)(J−013)」を生成する。情報提供装置1は、未入手情報「道路通行可否情報(D−001)」代わりとして生成した情報である「道路通行可否情報(通行実績情報)(J−013)」で情報を補完する。
<構成>
図4は、情報提供装置1のシステム構成の例を示す。情報提供装置1は、例えば災害時に、情報源としての情報供給装置3から情報を収集し、収集した情報の中から、ユーザの意思決定に役立つ情報を抽出し、未入手情報がある場合は他の入手済情報を組み合わせることにより未入手情報を推測し、ユーザの目的に応じて情報を絞込み、ユーザが使いやすい形に加工して、情報利用装置4に提供する。さらに情報提供装置1は、ユーザの目的に応じて、ユーザに役立つと考えられる情報を推薦する。
情報提供装置1は、例えば、処理部11と、記憶装置12と、インターフェース部13を備える。
処理部11は、例えばマイクロプロセッサなどから構成されており、情報提供に関する情報処理を実現するための各種処理機能を有する。処理部11は、情報加工部111と、関係性管理部112を備える。情報加工部111は、情報の関係性を用いることで、提供する情報を生成する。関係性管理部112は、情報の関係性を管理する。
情報加工部111は、例えば、ユーザ状況判定部1111、配信情報選択部1112、情報選択部1113、情報抽出部1114、情報生成・統合部1115、情報絞り込み部1116、提供情報管理部1117、推薦配信情報選択部1118、情報表示部1119および閲覧ログ登録部1120を備える。情報加工部111については、さらに後述する。
関係性管理部112は、例えば、業務情報モデル管理部1121、情報関係モデル管理部1122、メタデータ管理部1123、条件管理部1124および閲覧ログ分析部1125を備える。関係性管理部112については、さらに後述する。
記憶装置12は、処理部11で用いる各種データや、処理部11で生成される各種データを記憶する装置であり、例えばハードディスク装置やフラッシュメモリデバイスなどから構成される。
記憶装置12は、例えば、ユーザ管理データベース121、業務情報モデルデータベース122、情報関係モデルデータベース123、情報生成・統合データベース124、メタデータ管理データベース125、条件データベース126および閲覧ログ管理データベース127を有する。記憶装置12に格納されるデータの構成例については、さらに後述する。
インターフェース部13は、情報提供装置1と情報収集装置2および一つ以上の情報利用装置4とを通信ネットワークCN1を通して接続する。
情報収集装置2は、例えば災害に関する情報を、一つ以上の情報機器端末から構成される情報供給装置3から収集し、情報を格納する情報処理装置である。情報収集装置2は、情報供給装置3から情報を収集する情報収集部21と、情報収集部21が収集した情報を格納する情報共有装置22と、インターフェース部23を備える。
情報共有装置22は、例えばハードディスクやフラッシュメモリデバイスなどの記憶装置に設けられるファイル共有システムとして実現される。情報共有装置22は、例えば災害情報の場合は、道路情報、病院情報、気象情報、避難所情報、被害情報、被災者情報、従業員情報、施設情報など災害に関する情報を記憶する。
情報供給装置3は、情報を発信する一つ以上の情報機器端末であって、例えば携帯端末、PC端末、システムなどの、入力装置および表示装置(いずれも不図示)を備えるコンピュータである。情報発信者は、例えば災害情報の場合、府省庁、都道府県、市町村、企業、医療従事者、災害対応者、個人、マスメディアなどである。
情報利用装置4は、情報を受信する一つ以上の情報機器端末であって、例えば携帯端末、PC端末、システムなどの、入力装置および表示装置(いずれも不図示)を備えるコンピュータである。情報利用装置4は、情報提供装置1が提供する情報を、通信ネットワークCN2を介して受信する。情報を受信するユーザは、例えば災害情報の場合、府省庁、都道府県、市町村、企業、医療従事者、災害対応者、個人、マスメディアなどである。ユーザは情報利用装置4を用いて、情報提供装置1に対して各種要求を行う。
処理部11が実現する各種処理機能について説明する。情報加工部111では、情報の関係性を用いて、ユーザへ提供する情報を抽出し、必要に応じて情報の生成、統合、加工および絞り込みを行うことで、ユーザへ提供する情報(配信情報)を決定する。
ユーザ状況判定部1111は、情報利用装置4から入力されたユーザ名やユーザの所属先、状況から、対応する業務名を抽出する機能である。ユーザ状況判定部1111は、例えば、情報利用装置4から入力されたユーザ名を受け付け、そのユーザ名でユーザ管理データベース121を検索することで、ユーザIDに対応する業務IDを出力する。
配信情報選択部1112は、ユーザが入力したユーザ名や状況と、ユーザ状況判定部1111が出力した業務IDなどとから、ユーザに必要と考えられる配信情報の情報項目を出力する機能である。
例えば、配信情報選択部1112は、ユーザ状況判定部1111が出力した業務IDと情報利用装置4から入力された目的や状況とに基づいて、業務情報モデルデータベース122を検索し、配信情報を構成する情報項目と配信情報IDを出力する。
情報選択部1113は、配信情報選択部1112が出力した配信情報の情報項目に対して、情報と情報間の関係を用いて、関連する情報を選択する機能である。例えば、配信情報選択部1112が出力した配信情報IDと、情報利用装置4から入力された状況とに基づいて、情報関係モデルデータベース123を検索することで、配信情報を構成する情報項目と、情報提供装置1における生成処理の有無と、配信情報が公けの機関によって公表された確定情報であるか、それ以外の推測情報であるかを示した種類とを出力する。
情報抽出部1114は、配信情報選択部1112および情報選択部1113が出力した情報項目について、情報項目を構成する元データを情報共有装置22から抽出する機能である。情報抽出部1114は、例えば配信情報選択部1112および情報選択部1113が出力した情報項目IDを用いて、情報生成・統合データベース124を検索することで、元データの情報項目IDを取得する。次に、情報抽出部1114は、メタデータ管理データベース125を用いることで、元データの格納先(情報共有装置22の格納先)を取得し、データを抽出する。
情報生成・統合部1115は、情報抽出部1114が抽出したデータを重ね合わせ、必要に応じて重ね合わせたデータから別の情報を生成し、抽出した情報または重ね合わせた情報または生成した情報をユーザの求める形に情報を加工する機能である。例えば、情報生成・統合部1115は、情報抽出部1114が抽出したデータを、情報生成・統合データベース124を用いて重ね合わせ、必要に応じて情報を加工する。
情報絞り込み部1116は、情報生成・統合部1115が出力した情報に対して、条件に基づいて情報を絞込む機能である。例えば、情報絞り込み部1116は、情報生成・統合データベース124の条件IDを用いて条件データベース126から条件を取得し、情報生成・統合部1115が出力した情報を、取得した条件に基づいて絞り込む。
提供情報管理部1117は、情報絞り込み部1116の提供する情報が最新の情報であるか否かを判断し、最新の情報で無い場合は、新しい情報に更新する機能である。例えば、提供情報管理部1117は、メタデータ管理データベース125を用いて、情報の提供日時と最新情報の時間とを比較し、新しい情報を入手している場合は、新しい情報に更新する。
推薦情報選択部1118は、ユーザのニーズや要求、所属、状況、他者の閲覧ログ、業務と情報の対応関係、情報と情報の関係性などを用いて、ユーザへ情報を推薦する機能である。例えば、閲覧ログ分析部1125が閲覧ログ管理データベース127に格納された閲覧ログを分析し、ユーザと同じ所属かつ同じ状況かつ同じ目的あるいは同じ業務の時に閲覧された情報項目の中で閲覧頻度が高い情報項目を、推薦情報選択部1118は、推薦情報として出力する。
情報表示部1119は、情報利用装置4に提供する画面を生成し、情報利用装置4に表示させる機能である。例えば、情報表示部1119は、ユーザ名や目的、業務などの入力を受け付け、情報絞り込み部1116および推薦情報選択部1118が出力する情報項目を画面に表示させる。情報項目の表示の仕方は、文字情報として出力や、画像情報などがある。ユーザは、情報表示部1119が提供する画面を操作することで、指示や値を入力することができる。情報利用装置4に提供される画面の例は、図14で後述する。
閲覧ログ登録部1120は、ユーザの閲覧ログを管理し記憶する機能である。閲覧ログには、情報加工部111が出力した配信情報の配信履歴が含まれる。閲覧ログ登録部1120は、例えば、ユーザ名、日時、配信情報名称などを、閲覧ログ管理データベース127へ格納する。
ここで図1で述べた機能と図4に示す機能との対応関係の例を説明する。例えば、配信情報選択部F11は配信情報選択部1112に、基礎情報抽出部F12は情報選択部1113に、情報統合部F13および情報加工部F14は情報生成・統合部1115に、情報提供部F15は提供情報管理部1117および情報表示部1119に、情報推薦部F16は推薦情報選択部1118に、対応する。
関係性管理部112の詳細を説明する。関係性管理部112は、情報の関係性を管理する機能である。
業務情報モデル管理部1121は、業務と目的と配信情報との対応関係について、追加または変更など管理する機能である。業務情報モデル管理部1121は、業務、目的、配信情報の対応関係を変更する場合や、業務、目的、配信情報の対応関係を新規に追加登録する場合に、業務、目的、配信情報の対応関係を追加、変更、削除などの処理を行い、管理する。業務情報モデル管理部1121は、例えば、情報利用装置4から業務と目的と情報項目の関係の追加または変更の入力を受け付け、業務情報モデルデータベース122に追記または変更する。
情報関係モデル管理部1122は、配信情報と、配信情報を構成する情報項目、情報項目を構成する元データとの関係性について追加、変更、削除などを行って管理する機能である。情報関係モデル管理部1122は、例えば、情報利用装置4から情報項目と情報項目の関係の新規追加あるいは変更の入力を受け付け、情報関係モデルデータベース123および情報生成・統合データベース124に受け付けた内容を反映し、新規追加したり修正したりして格納する。
メタデータ管理部1123は、元データのメタデータを追加したり変更したりする機能である。メタデータ管理部1123は、例えば、新規の元データが情報共有装置22に追加された場合、その新規の元データのメタデータをメタデータ管理データベース125へ格納する。
条件管理部224は、条件の追加、変更、削除などの処理を行って、条件を管理する機能である。条件管理部224は、例えば、情報利用装置4から条件の追加または変更についての入力を受け付け、その内容を条件データベース126へ格納する。
閲覧ログ分析部1125は、ユーザの閲覧ログを分析する機能である。閲覧ログ分析部1125は、例えば、閲覧ログ管理データベース127のデータを読み込み、同じ所属かつ同じ状況かつ同じ業務の時で、他のユーザからの閲覧頻度が高い配信情報を推薦情報として出力する。
図5〜図10を用い、記憶装置12に記憶されるデータベース121〜126の構成例を説明する。閲覧ログ管理データベース127については図示を省略するが、図示を省略してもいわゆる当業者であれば、各ユーザによる閲覧ログをユーザ属性などを用いて管理し、推薦情報を抽出するために使用する構成は容易に理解できるであろう。
図5は、ユーザ管理データベース121の例を示す。ユーザ管理データベース121は、ユーザ管理テーブルT121を有する。ユーザ管理テーブルT121は、ユーザと、ユーザに対応する業務とを定義しており、ユーザ状況判定部1111で使用される。ユーザ管理テーブルT121は、例えばユーザ名と、所属と、業務とを対応付けて管理する。以下に述べる他のテーブルでも同様であれが、図示したテーブルの項目以外の他の項目を含んでもよい。ユーザ名と所属と業務とは、それぞれユーザID、所属ID、業務IDとしてもよい。
図6は、業務情報モデルデータベース122の例である。業務情報モデルデータベース122は、業務情報モデルテーブルT122を有する。業務情報モデルテーブルT122は、例えば業務と、目的と、配信情報などとの対応関係を定義したテーブルである。業務情報モデルテーブルT122は、配信情報選択部1112で使用され、業務情報モデル管理部1121で管理される。業務情報モデルテーブルT122は、例えば図6に示すように、業務と、目的と、配信情報と、業務に対して表示する配信情報の優先順とを定義する業務との優先度とを含んで構成される。業務と、目的と、配信情報はそれぞれ業務ID、目的ID、配信情報IDに置き換えてもよい。
図7は、情報関係モデルデータベース123の例である。情報関係モデルデータベース123は、情報関係モデルテーブルT123を有する。情報関係モデルテーブルT123は、配信情報と情報項目との関係を定義する。情報関係モデルテーブルT123は、情報選択部1113で使用され、情報関係モデル管理部1122で管理される。情報関係モデルテーブルT123は、例えば図7のように、配信情報(または配信情報ID)と、関連する情報項目(または情報項目ID)と、生成処理の有無と、配信情報の種類と、優先度と、表示形式と、状況とを管理する。配信情報の種類には、公的機関から公表された確定情報と、推測された情報とがある。推測された情報には、例えば、情報提供装置1で生成した情報、他の機関や組織などが推測した情報、公けの機関が公認していない未確認情報などがある。優先度は、配信する情報項目と関連する情報項目との関係性の強さを示す値である。表示形式は、配信情報を情報利用装置4の画面に表示する際の形式を示す。状況とは、配信情報と情報項目の関係が生じる際の災害種別を示す。配信情報と、関連する情報項目とは、それぞれ配信情報ID、情報項目IDに置き換えてもよい。
図8は、情報生成・統合データベース124の例を示す。情報生成・統合データベース124は、情報生成・統合テーブルT124を有する。情報生成・統合テーブルT124は、情報項目を生成するために、元となる元データの組み合わせを定義しており、情報生成・統合部1115で使用される。情報生成・統合テーブルT124は、例えば図8のように、情報項目(または情報項目ID)と、一つ以上から構成される元となる元データ(または情報項目ID)と、統合処理と、加工処理と、状況と、条件IDを含む。統合処理は、元データ同士の統合の有無を示す。加工処理は、元データを情報項目に変換する際における加工処理の有無を示す。状況は、災害種別を示す。条件IDは、元となる情報項目を組み合わせて情報項目を生成する際の条件(ロジック)を示す。つまり、条件IDは、既存の情報(入手済情報)から新たな情報を推測して生成するための、情報生成条件を示す情報である。
図9は、メタデータ管理データベース125の例である。メタデータ管理データベース125は、メタデータ管理テーブルT125を有する。メタデータ管理テーブルT125は、元データのメタデータを定義し、元データの提供された時間を管理する。メタデータ管理テーブルT125は、情報抽出部1114で使用され、メタデータ管理部1123で管理される。メタデータ管理テーブルT125は、例えば、元データ(または情報項目ID)、配信元、格納先、情報提供日時、データ取得日時、データ日時、更新頻度および表示形式を含む。格納先とは、配信情報を構成する情報項目の元データを格納している情報共有装置22での格納先を示す。配信元とは、元データの配信元を示す。情報提供日時とは、元データの情報を情報利用装置4に提供した時間を示す。データ取得日時とは、元データを情報共有装置22の持つ情報共有テーブル(不図示)へ登録した日時を示す。データ日時とは、元データがいつの日時のデータであるかを示す。更新頻度とは、データの更新頻度を示す。表示形式とは、元データを画面に描画する場合の形式を示し、例えば、点、線、面がある。
図10は、条件データベース126の例を示す。条件データベース126は、条件テーブルT126を有する。条件テーブルT126は、情報を加工したり絞り込んだりするための条件を定義するテーブルであり、情報生成・統合部1115と情報絞り込み部1116とで使用される。条件テーブルT126は、例えば、図10に示すように、条件IDと、処理を行う時の災害種別を定義した状況と、対象の情報項目と、統合や加工などの処理を行う対象や範囲、場所を示した条件と、条件を満たしたときに実施する処理内容を定義したロジックとを含む。
図示は省略するが、閲覧ログ管理データベース127は、閲覧ログテーブルを備えており、閲覧ログテーブルは、ユーザの閲覧ログを格納する。閲覧ログテーブルは、閲覧ログ登録部1120で管理され、閲覧ログ分析部1125で使用される。閲覧ログテーブルは、例えば、ユーザ名、ユーザID、閲覧した情報項目ID、閲覧時刻などを含む。
<処理手順>
図11のフローチャートを用いて、情報提供装置1で実行する情報提供処理の例を説明する。
まず、ステップS101において、ユーザ状況判定部1111は、情報利用装置4から入力されるユーザ名、目的、業務、状況など(以下、入力情報)の情報を受け付けて分類し、入力情報に基づいて業務名称や目的名称、状況を出力する。
ユーザ状況判定部1111は、例えば、情報利用装置4から入力されたユーザ名を用いてユーザ管理テーブルT121を検索することで、入力されたユーザ名に対応する業務名称を取得し、その業務名称に対応する業務IDを出力する。図5の例では、ユーザ名が「池内祐太」の場合、ステップS101では、業務名称「患者搬送」、業務ID「G−001」を出力する。
ステップS102では、配信情報選択部1112が、ステップS101で出力した業務名称や目的名称(または業務名称および目的名称)に対して、業務遂行あるいは目的達成に必要となる一つ以上の配信情報を選択して、配信情報IDを出力する。選択される配信情報は複数であってもよい。ステップS102では、ユーザに提示する優先順を定義した優先度と、配信情報IDとを対応付けて一緒に出力してもよい。ここで優先度には、業務と配信情報の関係の強さを示した優先度や、目的と配信情報の関係の強さを示した優先度などがある。
ステップS102で出力する配信情報数が多い場合は、優先度を基にして、出力する配信情報の数を絞り込んでもよい。例えば、ステップS102では、ステップS101で出力した業務IDをキーとして図6の業務情報モデルテーブルT122を検索することで、配信情報IDを選択し、選択した配信情報IDを出力することができる。
ステップS101にて、業務IDとして「G−001」を出力した場合は、配信情報IDは「D―001」「D―002」「D―003」「D―004」「D―005」「D―006」となる。優先度も出力する場合は、ステップS102で出力する配信情報IDのそれぞれの優先度は「D−003」が「2」であり、それ以外は「1」である。
ステップS103では、情報選択部1113が、ステップS102の出力した配信情報に対して、ステップS101で入力された状況に一致する一つ以上の情報項目を選択し、その情報項目IDと、情報項目の生成処理の有無と、出力する配信情報が公的機関から公表された確定情報であるか、それとも情報提供装置1などで推測された推測情報であるかを示す、配信情報の種類と、配信情報の表示形式とを出力する。ステップS103では、配信情報に対する情報項目の優先順位を定義した優先度も一緒に出力してもよい。
出力する情報項目が多い場合は、優先度に基づいて、出力する情報項目の数を絞り込んでもよい。例えば、ステップS102で出力した配信情報IDと、ステップS101で入力された状況とをキーとして、図7の情報関係モデルテーブルを検索することで、情報項目IDを選択できる。その選択した情報項目IDと、生成処理の有無と、配信情報の種類とを出力すればよい。図示の例では、ステップS102で出力された配信情報IDが「D−001」であり、ステップS101で入力された状況が「豪雨」の場合、ステップS103で出力する情報項目IDと、生成処理の有無と、配信情報の種類と、表示形式は、「MJ−001、無、確定、線」、「MJ−002、無、確定、線」「SJ−001、有、推測、線」「SJ−002、有、推測、線」となる。
ステップS104では、ステップS103で出力した統合・生成処理の有無を判定し、「有」に設定されていたらステップS105に進み、「無」に設定されていたらステップS106へ進む。例えば、図7の情報関係モデルテーブルT123では、情報項目IDが「MJ−001」の場合、その生成処理が「無」に設定されているため、ステップS106に進む。これに対し、情報項目IDが「SJ−001」の場合、生成処理が「有」に設定されているため、ステップS105へ進む。ステップS103で出力した情報項目が、元データそのものである場合はステップS106に進み、元データではなく生成処理が必要な場合はステップS105に進む。
ステップS105では、情報生成・統合部1115が、ステップS103で出力した情報項目の中から、生成処理が必要なものについて、情報項目を生成する一つ以上の元データと、元データに対する統合処理の有無と、元データに対する加工処理の有無と、生成処理の条件とを出力する。情報生成・統合部1115は、例えば、ステップS103で出力した情報項目IDをキーとして、図8の情報生成・統合テーブルT124を検索することで、一つ以上からなる元データを選択し、元データの情報項目IDと、統合処理の有無と、加工処理の有無と、条件IDとを出力する。例えばステップS103で出力した情報項目IDが「SJ−001」であれば、元データの情報項目IDは「MJ−005」と「KJ−001」を、統合処理の有無は「要」を、加工処理の有無は「要」を、条件IDは「S−001」を出力する。
ステップS106では、情報抽出部1114が、ステップS103あるいはステップS105が出力した情報項目を構成する元データの情報項目IDを用いて、情報共有装置22から元データの内容を抽出する。情報抽出部1114は、例えば、情報項目として道路通行可否情報_DiMAPS被害報の元データを抽出する場合、情報項目IDが「MJ−001」をキーとして図9のメタデータ管理テーブルT125を検索することで、情報共有装置22での格納先「JK−001」を特定し、情報共有装置22から該当するデータを抽出する。情報が無い場合は、入手してないことを示すデータ(例えば「Null」など)を出力し、ステップS107以降の処理ステップを実行しない。
ステップS107では、ステップS106で抽出した元データに対して、統合処理が必要かを判断する。統合処理が不要な場合はステップS109に進み、統合処理が必要な場合はステップS108に進む。ステップS107では、例えば、図8の情報生成・統合テーブルT124を用いて、統合処理の必要性を判断する。情報項目IDが「SJ−001」の場合、統合処理が「要」に設定されているので、ステップS108に進む。情報項目IDが「SJ−002」の場合は、統合処理が「不要」に設定されているので、ステップS109へ進む。
ステップS108では、情報生成・統合部1115が、ステップS106で抽出した元データに対し、統合が必要なものについて、元データを統合し情報項目を作成する。情報生成・統合部1115は、例えば、図8の情報生成・統合テーブルT124を用いて、一つの情報項目に対して、複数の元データを重ね合わせ、情報項目を生成する。例えば、情報項目が「道路通行可否情報_推定浸水範囲」(情報項目ID「SJ−001」)の場合は、元データの「国土地理院 推定浸水範囲」と「道路基盤地図」の情報項目IDである「MJ−005」「KJ−001」とをキーとしてそれぞれの元データを読み込み、それら元データ同士を重ね合わせ、「道路通行可否情報_推定浸水範囲」を生成する。
このステップS108における元データの統合処理の概要を図12に示す。ステップS108の詳細は図13で後述する。ここで先に図12,図13を参照してステップS108を詳しく説明し、その後で図11のステップS109以降を説明する。
図12を参照する。統合処理のパターンは元データの表示形式の違いによって3種類あり、元データの位置を点で示す場合、元情報の位置を線で示す場合、元データの位置を面で示す場合がある。図12ではそれぞれパターン1、パターン2、パターン3として示している。
パターン1は、元データの表示形式が「点」である場合の処理である。ここで、表示形式が点の場合とは、例えば地図記号や文字などの要素を一箇所に表示することを意味し、小さな円状に表示する場合に限らない。
点の位置を住所で入手した場合は住所を緯度経度に変換し、さらに緯度経度を道路地図基盤の区間IDに変換する。元データの点の位置を緯度経度で入手した場合は、さらに点の緯度経度を道路地図基盤の区間IDに変換する。元データの点の位置を道路地図基盤の区間IDで入手した場合は変換の必要はない。住所を緯度経度に変換するには、例えばGoogle Maps API V3、Geocoding APIなどのAPIを用いればよい。
点情報の緯度経度を線形式の道路地図基盤の区間IDに変換するには、例えば点情報の緯度経度に最も近い緯度経度を持つ道路地図基盤の区間IDの始点終点を選択する方法がある。以上の手順で、元データの表示形式が点の場合は、点の位置情報を、始点終点を備えた道路地図基盤の区間IDとして線形式に変換する。そして、元データの始点終点の区間IDと道路地図基盤の区間IDを重ね合わせる。そして、情報項目を生成する。
パターン2は、元データの表示形式が線である場合の処理である。線の位置を住所で入手した場合は、線の始点終点の住所を緯度経度に変換し、さらに緯度経度を道路地図基盤の区間IDに変換する。元データの線の位置を始点終点の緯度経度として入手した場合は、始点終点の緯度経度を道路地図基盤の区間IDにそれぞれ変換する。元データの線の位置を道路地図基盤の区間IDで入手した場合は、変換の必要はない。住所を緯度経度に変換するには、点と同様に変換APIを用いればよい。線の始点終点の緯度経度を道路地図基盤の区間IDに変換するには、例えば始点および終点の緯度経度に最も近い緯度経度を持つ道路地図基盤の区間IDをそれぞれ選択するという方法がある。以上の手順で元データの位置情報を道路地図基盤の区間IDに変換する。そして、元データの始点終点の区間IDと道路地図基盤の区間IDを重ね合わせて、情報を生成する。
パターン3は、元データの表示形式が面である場合の処理である。面の位置を住所で入手した場合は、面を構成する頂点を緯度経度に変換する。元データの面の位置を緯度経度で入手した場合は変換しない。以上の手順で元データの位置を緯度経度に変換する。次に、元データの面の緯度経度と道路地図基盤の区間IDを重ね合わせ、元データの面で示された範囲内にある道路を抽出する。抽出した道路の範囲を道路地図基盤の区間IDに変換して情報を生成する。元データの面で示された範囲内にある抽出した道路を、道路地図基盤の区間IDに変換するには、例えば元データの面で示された範囲内にある抽出した道路の始点終点に対しそれぞれ一番近い区間IDを選択する方法や、元データの面で示された範囲内にある抽出した道路内で一番長い区間IDを選択する方法(以下、内挿という)や、抽出した道路の延長上で元データの範囲外にある抽出した道路から一番近い区間IDを始点終点として選択する方法(以下、外挿という)などがある。
図13のフローチャートは、図12で述べた処理に対応する。図13は、図11中のステップS108の詳細を示す。
ステップS201では、道路地図基盤のデータに重ね合わせる元データの位置情報を取得する。元データの位置情報の示し方には、例えば、位置を住所で示す方法、位置を緯度経度で示す方法、位置情報を道路地図基盤の区間IDで示す方法などがある。重ね合わせる際の元データの位置情報は、元データの位置情報そのものとは限らず、条件によって変更されている場合もある。変更されている場合は、条件に応じて位置情報を変更し、変更した位置情報を元データの位置とする。例えば、図10の条件テーブルT126を用いて、条件テーブルT126内の「条件」および「ロジック」に記載されている内容に基づき、元情報の位置情報を変更する。例えば、図10の条件テーブルT126では、条件IDが「S−005」の「道路通行可否情報_DiMAPS被害報(J−001)」の位置情報を取得し、「条件」に記載されている「通行止め箇所から半径100m」に基づき、点または線で入手した通行止め箇所を、その通行止め箇所から半径100m半径圏内へと、位置情報を変更する。
ステップS202では、元データの位置情報が住所で示されているか判断する。住所で示されている場合はステップS203に進み、住所以外で示されている場合は、ステップS204に進む。
ステップS203では、元データの位置情報を住所から緯度経度に変換する。住所を緯度経度に変換するには、上述した変換APIを用いればよい。
ステップS204では、元データの表示形式が面で示されているか判断する。面の場合はステップS205に進み、面以外の場合、つまり点または線のいずれかである場合は、ステップS207に進む。
ステップS207では、元データの表示形式が点または線のデータに対して、位置の表示方法を判定する。位置が緯度経度で示されている場合はステップS208に進み、道路地図基盤の区間IDで示されている場合は、ステップS211へ進む。
ステップS208では、元データの表示形式が線かであるか判断する。元データの表示形式が線である場合はステップS210に進み、元データの表示形式が線ではない場合、すなわち元データの表示形式が点である場合は、ステップS209に進む。
ステップS209では、点の緯度経度を線の道路地図基盤の区間IDに変換する。例えば、点情報の緯度経度に最も近い緯度経度を持つ道路地図基盤の区間IDの始点終点を選択する方法がある。
ステップS210では、線の緯度経度を、道路地図基盤の区間IDに変換する。例えば始点および終点の緯度経度に最も近い緯度経度を持つ道路地図基盤の区間IDをそれぞれ選択するという方法がある。
ステップS211では、始点および終点が道路地図基盤の区間IDで示された元データと、道路地図基盤とを重ね合わせ、重複した箇所を新たな情報項目の道路区間として出力する。
ステップS205では、表示形式が面の元データと道路地図基盤とを重ね合わせる。元データの表示形式が面の場合、元データの位置を面の各頂点の緯度経度で定義しているため、面の緯度経度と道路地図基盤の区間IDとを重ね合わせる。例えば、道路地図基盤の区間IDを緯度経度に変更し、緯度経度を共通の要素として、元データの緯度経度と道路地図基盤の緯度経度を重ね合わせる。
ステップS206では、ステップS205で元データが面の情報と道路地図基盤を重ねたデータに対して、元データの面で定義された領域内に含まれる道路を、道路の区間IDとして抽出する。例えば、面の辺に最も近い区間IDを抽出する方法、面の辺から面の範囲内で最も近い区間IDを選択する方法(内挿)や、面の辺から面の範囲外で最も近い区間IDを選択する方法(外挿)、面の領域内に含まれる道路を抽出する。
ステップS212では、以上で抽出した道路の区間を、生成する情報項目に名称変更し、情報項目を生成する。以上の処理で、入手済情報を重ね合わせることで、未入手の情報項目を生成することができる。
図11のフローチャートに戻る。図11のステップS109では、情報生成・統合部1115が、ステップS108で生成した情報項目について、情報利用装置4に表示するために情報を加工する。例えば、ユーザに応じて地図情報と文字情報を作成するなど、ユーザに応じて情報の表示の仕方や内容を変更し、ユーザに応じてユーザが利用しやすい表示内容に情報を加工する。
ステップS110では、情報絞り込み部1116が、ステップS108が出力した情報に対して、条件に基づいて情報項目の内容を絞り込む。例えば、図10の条件テーブルT126を用いて、「条件ID」が「S−003」の場合は、「条件」の「対象」が「緊急輸送路」であるので、ステップS108にて出力した情報に対して「緊急輸送路」だけを抽出する。
ステップS111では、情報生成・統合部1115が、ステップS110で出力した情報項目同士を、重ね合わせ統合し、その情報を地図情報に変換し、変換した情報を配信情報とし、情報表示部1119が配信情報を情報利用装置4に出力する。例えば、図7の情報関係モデルテーブルT123を用いて、ステップS110で「道路通行可否情報_DiMAPS被害報(MJ−001)」と「道路通行可否情報_工事規制情報(MJ−002)」を出力した場合、「道路通行可否情報_DiMAPS被害報(MJ−001)」と「道路通行可否情報_工事規制情報(MJ−002)」を重ね合わせて統合し、「道路通行可否情報(D−001)」の確定情報とする。その情報を地図情報に変換し、配信情報として情報利用装置4に表示する。同様に、ステップS110で「道路通行可否情報_推定浸水範囲(SJ−001)」と「道路通行可否情報_通行実績情報(SJ−002)」を出力した場合は、「道路通行可否情報_推定浸水範囲(SJ−001)」と「道路通行可否情報_通行実績情報(SJ−002)」を重ね合わせて統合し、「道路通行可否情報(D−001)」の推測情報とし、その情報を地図情報に変換し、その結果を配信情報として情報利用装置4に表示する。
ステップS112では、推薦情報選択部218が、ユーザへ推薦する情報を決定し、その決定した情報を情報表示部1119が情報利用装置4に出力する。例えば、推薦情報を決定する方法として、閲覧ログ分析部1125を用いて、ユーザに対して過去の閲覧ログを分析することによって推薦情報を選択する方法や、新規に追加された元データを推薦情報として選択する方法などがある。
ステップS113では、ステップS111およびステップS112が情報利用装置4に出力した情報に対して、ユーザからの変更要求の有無を判断する。ユーザから絞込み条件の変更が入力された場合は、ステップS110に戻り新しく入力された絞込み条件を基に情報を絞り込む。ユーザから配信情報の追加が入力された場合は、ステップS102に戻り、追加された新しい配信情報に対する抽出および提供処理を行う。ユーザから配信情報の削除が要求された場合は、ステップS114に進み、画面から配信情報の表示を取り消す処理を行う。ユーザから変更要求がない場合はステップS115に進む。
ステップS114では、情報表示部1119が、ユーザから削除が要求された配信情報について、情報利用装置4の画面への表示を取り消す処理を行う。その後、ステップS113に戻る。
ステップS115では、閲覧ログ登録部1120が、情報利用装置4に表示した配信情報のログを閲覧ログ管理データベース127に格納する。以上の処理で、情報利用装置4に提供する情報を決定する。
図11に述べた処理は、を、例えば1時間ごと、30分ごとのように定期的に実施することができる。あるいは、情報収集装置2が新しい元データとなる情報を入手したタイミングで、図11の処理を実施することもできる。さらには、定期的な実施と所定タイミングの発生時での実施とを組み合わせることもできる。これにより、災害時などで状況が刻々と変化する場合において、新しい情報(元データ)を入手した場合や、情報が更新された場合や、状況や環境が変わった場合などにおいて、それらの状況に応じた最新の情報を提供することが可能になる。
<画面>
図14は、情報提供装置1が情報利用装置4へ提供する情報を表示する情報表示画面の一例を示す。情報表示画面は、配信情報の候補を表示する情報表示部51と、配信情報の内容を地図上に表示した地図情報表示部52とを含む。
情報表示部51は、配信情報表示部53、おすすめ情報表示部54、情報入力部55、追加ボタン56、削除ボタン57および条件変更ボタン58を備える。
配信情報表示部53は、配信情報の名称や元データ、取得時間などの配信情報に関する情報を表示する。おすすめ情報表示部54は、ユーザの目的や業務、情報間の関係に基づき、ユーザに推薦する情報を表示する。情報入力部55は、ユーザが配信情報を追加したり検索したりするために使用するもので、配信情報名称やフリーワードを入力する。追加ボタン56は、情報入力部55に入力された配信情報や、フリーワード検索実行の入力を受け付けるボタンである。削除ボタン57は、ユーザから入力される配信情報の削除を受け付けるボタンである。条件変更ボタン58は、ユーザから入力される配信情報に対する条件変更を受け付けるボタンである。
配信情報表示部53およびおすすめ情報表示部54は、表示された情報に対してユーザからの選択結果の入力を受け付けるチェックボックスを備える。配信情報表示部53は配信情報選択チェックボックス531を、おすすめ情報表示部54はお薦め情報選択チェックボックス541を備えている。
配信情報表示部53は、図11のステップS111で出力した情報の内容を表示する部分であり、公的機関から公表された確定情報であるか、それとも情報提供装置1で推測した推測情報であるかを示す「確定/推測」と、配信情報名称である配信情報と、配信情報の元データを示した元データと、元データの取得日時を示した情報取得日時と、配信情報を生成する時に用いた条件を示した条件とを表示し、さらにチェックボックス531を備える。
おすすめ情報表示部54は、図11のステップS112で出力した推薦情報の内容を表示する部分であり、上述の「確定/推測」と、推薦情報名称であるおすすめ情報と、おすすめ情報の元データを示した元データと、元データの取得日時を示した情報取得日時と、おすすめ情報を生成する時に用いた条件を示した条件とを表示し、さらにチェックボックス541を備える。
例えば、図11のステップS111で出力した情報が「道路通行可否情報」である場合、図14の配信情報表示部53は、「道路通行可否情報」を3種類表示している。3種類の内、一つは確定情報、二つは推測情報である。確定情報は元データが「DiMAPS被害報」で、条件は「緊急輸送路」の「道路通行可否情報」である。二つの推測情報のうち一つは、元データが「推定浸水範囲」で、条件が「緊急輸送路」の「道路通行可否情報」である。他の一つは、元データが「道路通行実績情報」で、条件が「緊急輸送路」の「道路通行可否情報」である。
地図情報表示部52は、配信情報表示部53に表示した情報の内容を、地図上に示す地図情報に加工し、その地図情報を表示する部分である。例えば図14では、配信情報表示部53に表示した情報を全て地図情報表示部52に表示してもよいし、ユーザからチェックボックス531で指定された配信情報を、地図情報表示部52に表示してもよい。地図情報表示部52に表示する図は、配信情報表示部53に表示する配信情報が一つならばその情報を表示し、配信情報が二つ以上の場合は、配信情報の一つずつを重ね合わせて、レイヤ表示する。以上により、配信情報表示部53に示した道路通行可否情報の内容を、地図情報表示図42で地図情報として見ることが可能になる。
おすすめ情報表示部54は、上述のように、図11のステップS112で出力した推薦情報を表示する。例えば図14では、おすすめ情報表示部54に、配信情報表示部53に表示した「道路通行可否情報」に対するおすすめ情報として、「道路渋滞情報」と「道路気象情報」を表示している。ユーザがチェックボックス541を用いておすすめ情報を選択した場合、選択されたおすすめ情報を地図上に示す地図情報に加工して、地図情報表示部52に表示させる。
以上述べたように、図11のステップS111で出力した配信情報と、図11のステップS112で出力した推薦情報とを、情報利用装置4の画面に表示できる。
ユーザが、配信情報表示部53およびおすすめ情報表示部54に表示されていない情報の閲覧を希望する場合を説明する。ユーザは、情報入力部55に閲覧したい情報の名称を入力し、追加ボタン56を操作する。これにより、図11のステップS113にて「ユーザから配信情報に対して追加の要求あり」と判定され、図11のステップ102に進み、情報入力部55に入力された情報を配信情報表示部53に出力する処理を行う。
削除ボタン57と条件変更ボタン58とは、配信情報表示部53およびおすすめ情報表示部54に表示された情報についての、削除あるいは条件変更の入力を受け付けるボタンである。例えばチェックボックス531,541で選択された情報に対して、削除ボタン57の操作が入力されると、配信情報表示部53およびおすすめ情報表示部54への表示を取り消すために、図11におけるステップS114の処理を行う。これにより、配信情報表示部53およびおすすめ情報表示部54への表示は取り消される。条件変更ボタン58の操作が入力された場合、選択された情報の条件を変更するため、新しい条件の入力を受け付け、図11のステップS110以降の処理を行い、変更された条件で情報を再度絞り込み、情報表示部43およびおすすめ情報表示部54に変更後の条件に基づいた情報を表示する。
図15は、情報提供装置1の情報提供サービスを利用する場合の画面遷移の例を示す説明図である。ユーザが情報利用装置4を用いて情報提供装置1にアクセスすると、ログイン画面G1が情報利用装置4に表示される。ユーザは、ログイン画面G1に対して、ユーザIDおよびパスワードを入力する。ユーザ認証に成功すると、情報提供装置1は、上述した通りユーザIDから業務を特定し、そのユーザに適した配信情報を表示する画面G2を情報利用装置4へ送信する。
これに限らず、ユーザ認証に成功した場合は、いったん業務を選択する画面G3に遷移し、ユーザは希望の業務を選択することもできる。この場合は、ユーザが手動で選択した業務に対応する配信情報を表示する画面G2が作成される。複数の業務を担当するユーザの場合は、その時々で業務を切り替えて情報を収集する必要がある。本実施例では、業務選択画面G3を用意することもできるため、複数業務を担当するユーザにとって使い勝手が向上する。
同じく、ユーザ認証に成功した場合は、いったん目的を選択する画面G4へ遷移し、ユーザは情報収集の目的を手動で選択することもできる。これにより、ユーザが今必要とする情報に焦点を合わせて速やかに情報を提供することができ、ユーザの適切な判断や行動を支援することができる。
以上記述したように、本実施例によれば、ユーザの必要とする情報を、入力されたユーザ名や目的、業務、状況に基づき、業務と情報間の関係性を用いて抽出し、利活用しやすい形態に整えてユーザへ提供できる。
本実施例では、ユーザが業務遂行に必要な情報を選択する技能を持たない場合でも、ユーザの業務遂行に必要な情報(配信情報)を自動的に選択して、配信することができ、使い勝手が向上する。
本実施例では、配信情報を構成する最新の元データが入手できない場合、情報間の関係性を用いて、配信情報に関連しかつその時点で入手可能である元データを組み合わせることで配信情報を推測し、推測した情報を提供することで、配信情報の内容を補完することもできる。これにより本実施例によれば、目的となる配信情報そのものを入手できない場合でも、関連する情報(元データ)を統合処理した推測情報により、ユーザへ提供する情報を速やかに補完できる。この結果、本実施例では、例えば災害発生時などで、確定した情報を入手できない場合でも、ユーザに対して早い段階から必要な情報を提供することができ、使い勝手が向上する。
本実施例では、配信情報をユーザが利用可能な形に、例えばユーザごとに文字情報や地図情報に加工し提供することができる。これにより、ユーザは、配信情報を簡単に利活用することができ、高度な判断に役立てることもできる。
本実施例では、条件に基づいて配信情報を絞り込み、必要な情報だけを情報利用装置4へ提供することができる。さらに、本実施例では配信する情報に事前に優先度を設定している。したがって、本実施例によれば、画面サイズの小さなモバイル型の情報利用装置4に対して、必要かつ優先度の高い情報を提供できる。
本実施例では、ユーザの目的に応じて情報を推薦できる。本実施例では、例えば新規情報を入手した場合や、他のユーザの閲覧履歴などを利用して、ユーザに役立つと思われる情報を推薦できる。これにより、災害発生時などの混乱時であっても、ユーザが認識していない情報も一緒に提示することができ、ユーザの適切な判断を支援できる。
本実施例では、公的機関から発表された確定情報であるか、それとも情報提供装置1で推測した推測情報であるのかを区別して、ユーザへ配信情報を提供する。さらに、本実施例では、確定情報が先にユーザの目にとまるように表示する。この結果、ユーザは、情報の信頼性などを速やかにかつ適切に判断することができ、使い勝手が向上する。
第2実施例を説明する。本実施例を含む以下の各実施例は、第1実施例の変形例に該当するため、第1実施例との相違を中心に説明する。本実施例では、ユーザの位置とユーザの属性に基づいて、配信情報の構成を決定する。
図16は、配信情報を選択する処理の概要を示すフローチャートである。まず情報提供装置1は、情報利用装置4の現在位置を取得する(S301)。情報利用装置4は、GPS(Global Positioning System)などを用いて自装置の位置情報を検出することができ、情報提供装置1へアクセスする際に位置情報を送信する。
情報提供装置1は、情報利用装置4の位置情報と地図データとから、情報利用装置4が現在位置するエリアを判定する(S302)。情報提供装置1は、目的地からの距離に応じて、複数のエリアを設定することができる。
情報提供装置1は、エリアとユーザ属性(業務、目的、状況)とに応じて、配信情報を構成する情報項目を選択する(S303)。情報提供装置1は、未入手の情報がある場合は、上述の通り入手済の情報を統合処理することで推測し(S304)、配信情報を生成して情報利用装置4へ送信する(S305)。
これにより、情報提供装置1は、例えば出発地点では、災害の道路状況などの全体的概要を示す情報を配信し(5A)、途中の経由地点では、目的地の気象情報や被災者の状況、通行可否などの目的地に到着する前に把握すべき情報を配信する(5B)。そして、情報提供装置1は、ユーザが目的地近傍に到達すると、例えば病院の稼働状況や二次災害警報などの実際の活動に必要となる詳細な情報を配信する(5C)。
このように構成される本実施例も第1実施例と同様の作用効果を奏する。さらに本実施例によれば、ユーザの位置(情報利用装置4の位置)とユーザ属性とに基づいて、ユーザに必要な情報を配信することができる。
第3実施例では、元データを統合するステップS108や、情報項目を加工するステップS109において、情報を絞り込む処理を行ってもよい。例えば、図11のステップS108で行う場合は、元データを統合する前に絞り込みの処理を行い、絞り込みを行った元データを統合する手順でもよい。
第1実施例では、関係性管理部112が情報の関係性を管理する機能であり、関係性管理部112の中の業務情報モデル管理部1121が業務と情報の関係性を変更し、情報関係モデル管理部1122が情報間の関係性を変更し、メタデータ管理部1123がメタデータを変更し、条件管理部224が条件を変更することで、各種の関係を修正する機能を有すると述べた。
これに対し、第4実施例では、業務情報モデル管理部1121、情報関係モデル管理部1122、メタデータ管理部1123、条件管理部224のうち少なくとも一つの装置を省略し、格納された業務と情報の関係性、情報と情報の関係性、条件、メタデータのうち少なくとも一つのデータは修正せずに、最初に格納された初期値を使用してもよい。
第1実施例では、推薦情報の選択方法として、閲覧ログ分析部1125を用いてユーザに対して過去の閲覧ログの分析結果より推薦情報を決定する方法や、新規に追加された元データを推薦情報として決定する方法を述べた。
これに対し、第5実施例では、図11のステップS112で出力する推薦情報は、入手済の元データでもよいし、ステップS111で出力する統合後の情報が有する確定情報でも推測情報でもよい。また推薦情報の決定方法は、情報と情報の関係性を用いて、情報選択部1113が情報関係モデル33を用いて決定する方法でもよいし、図11のステップS102で配信情報を選択する際に、またはステップS103で情報項目を選択する際に、業務情報モデル32の中で定義された業務と情報間の対応関係の優先度、または情報関係モデル33の中で定義された情報と情報間の関係性の優先度が低く、図14の配信表示部43に表示できなかった情報を選択する方法でもよい。
また、図14で示した情報提供装置の画面にて、図11の情報提供方法のステップS112が出力した推薦情報をおすすめ情報表示部54に表示し、図11の情報提供方法のステップS111が出力した配信情報を配信情報表示部53に表示し、配信情報表示部53とおすすめ情報表示部54の出力結果は異なる情報であると述べたが、これに限らず、配信情報表示部53に表示する配信情報と、おすすめ情報表示部54に表示する推薦情報は重複してもよい。
第1実施例では、図14の地図情報表示部52に表示する情報は、配信情報表示部53およびおすすめ情報表示部54に表示した情報のうち、図14では確定情報と推測情報の区別をつけずに、両者を重ね合わせてレイヤ表示すると述べた。
これに対し、第6実施例では、配信情報表示部53およびおすすめ情報表示部54に表示した情報の中で、確定情報だけ、または推測情報だけ、または確定情報と推測情報の両者、のいずれかを選択できる機能を持っており、確定情報と推測情報とを分けて地図情報表示部52に表示する。
第1実施例では、図14の画面に表示する推測情報は、図11のステップS103で出力した情報項目に含まれている場合には、ステップS104で判定し、ステップS105で以降の手順で推測情報を全て生成する。
これに対し、第7実施例では、図11で示したステップS103において出力した情報項目に確定情報が含まれて居ない場合に、ステップS105以降の手順を行い、推測情報を生成する。
第1実施例では、図11のステップS101にて、ユーザ状況判定部1111が取得したユーザ名に基づいて業務を出力し、ステップS102で配信情報選択部1112がステップS101で出力した業務を基に配信情報を出力する方法を述べた。
これに対し、第8実施例では、ステップS101にてユーザから情報利用装置4を介して業務、または配信情報、または業務および配信情報、の入力を受け付け、ユーザが選択した業務や配信情報に対してステップS102以降の処理を行い、提供する情報を抽出、生成する。
なお、本発明は上述の各実施例に限定されず、様々な変形例が含まれる。例えば、上記の各実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部または全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SDD(Solid State Drive)等の記録装置、または、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
1:情報提供装置、2:情報収集装置、3:情報供給装置、4:情報利用装置、5:表示画面、F11:配信情報選択部、F12:基礎情報抽出部、F13:情報統合部、F14:情報加工部、F15:情報提供部、F16:情報推薦部、111:情報加工部、112:関係性管理部
Claims (8)
- ユーザへ情報を提供する情報提供装置であって、
ユーザへ配信する配信情報を構成する少なくとも一つの情報項目を、予め設定される情報選択条件に基づいて選択する配信情報選択部と、
前記選択された情報項目に対応する基礎情報を、情報源から取得した情報を記憶する情報記憶装置から抽出する基礎情報抽出部と、
前記選択された情報項目に直接対応する基礎情報が前記情報記憶装置に記憶されていない場合、前記選択された情報項目に間接的に対応する他の複数の基礎情報を統合処理することで、前記選択された情報項目に対応する情報を推測する情報統合部と、
前記抽出された基礎情報または前記推測された情報の少なくともいずれか一方を含んで構成される前記配信情報を、ユーザの使用する情報利用装置へ送信して提供する情報提供部と、
を備える情報提供装置。 - 前記情報選択条件は、ユーザの属する業種に基づいて設定される、
請求項1に記載の情報提供装置。 - 前記情報選択条件は、ユーザが情報を取得する目的に基づいて設定される、
請求項1に記載の情報提供装置。 - 前記配信情報に含まれる情報項目のうち少なくとも一部の変更、新たな情報項目の追加、または削除をユーザが指示するための情報項目変更部をさらに備える、
請求項1〜3のいずれか一項に記載の情報提供装置。 - 前記配信情報に含まれる情報項目のログを登録するログ登録部をさらに備え、
ユーザへ提供する推薦情報を、ユーザの業務、またはユーザが情報を取得する目的のいずれかと前記ログ登録部に登録されたログとに基づいて選択し、選択された推薦情報を前記配信情報に追加する、
請求項4に記載の情報提供装置。 - 前記情報選択条件は、ユーザの位置とユーザの属性に基づいて設定される、
請求項1に記載の情報提供装置。 - ユーザの使用する計算機に情報提供装置から情報を提供する方法であって、
前記情報提供装置は、
ユーザへ配信する配信情報を構成する少なくとも一つの情報項目を、予め設定される情報選択条件に基づいて選択し、
前記選択された情報項目に対応する基礎情報を、情報源から取得した情報を記憶する情報記憶装置から抽出し、
前記選択された情報項目に直接対応する基礎情報が前記情報記憶装置に記憶されていない場合、前記選択された情報項目に間接的に対応する他の複数の基礎情報を統合処理することで、前記選択された情報項目に対応する情報を推測し、
前記抽出された基礎情報または前記推測された情報の少なくともいずれか一方を含んで前記配信情報を生成し、
前記生成された配信情報をユーザの使用する計算機へ送信して提供する、
情報提供方法。 - ユーザの使用する計算機へ情報を提供する情報提供システムであって、
提供する情報を選択し、生成し、統合し、加工し、絞り込み、推薦する処理部と、情報の関係性を格納する記憶装置と、通信ネットワークと、インターフェース部を有し、
情報源が配信した情報を、情報収集装置が収集し、情報収集装置が集めた情報の入力を受け付け、配信先の計算機へ配信する情報を決定する情報提供装置を備え、
前記情報提供装置は、
前記配信先の計算機から入力されたユーザ名や状況から、対応する業務名を出力するユーザ状況判定部と、
ユーザが入力したユーザ名、状況からユーザに必要な情報項目を抽出する配信情報選択部と、
配信情報選択部が出力した配信情報に対して、情報間の関係を用いて関連する情報項目を選択する情報選択部と、
配信情報選択部および情報選択部が出力した情報項目について、情報項目を構成する元データを情報共有データベースから抽出する情報抽出部と、
情報抽出部が抽出した元データに対して、最新の元データが入手できない場合は、情報間の関係性を用いて配信情報に関連し、かつその時点で入手可能である他の元データを組み合わせての統合や加工を行い、配信情報を推測する情報を生成し、配信情報の推測情報として提供することで、生成した情報をユーザの求める形に情報を加工する情報生成・統合部と、
情報生成・統合部の出力した情報について、指定された条件に基づいて情報を絞り込む情報絞り込み部と、
情報絞込み部が提供した情報の日時を管理する提供情報管理部と、
ユーザのニーズや要求、所属、状況、他者の閲覧ログを用いて、ユーザに情報を推薦する推薦情報選択部と、
前記配信先の計算機に表示させる画面を生成する情報表示部と、
前記画面へ出力された情報項目のログを登録する閲覧ログ登録部とを有する、
情報提供システム。
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