JP2001242758A - クリーニング器とそれを用いた画像形成方法、画像形成装置及びプロセスカートリッジ - Google Patents
クリーニング器とそれを用いた画像形成方法、画像形成装置及びプロセスカートリッジInfo
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- JP2001242758A JP2001242758A JP2000387017A JP2000387017A JP2001242758A JP 2001242758 A JP2001242758 A JP 2001242758A JP 2000387017 A JP2000387017 A JP 2000387017A JP 2000387017 A JP2000387017 A JP 2000387017A JP 2001242758 A JP2001242758 A JP 2001242758A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 重合トナーを用いたときにクリーニングブレ
ードのめくれ、トナーのすり抜け、異常音、及びブレー
ドの振動に伴う問題を起こさない、特に球形のトナーに
おいても、すり抜け等を起こさないクリーニング器と、
それを用いた画像形成装置、画像形成方法及びプロセス
カートリッジを提供する。 【解決手段】 像担持体上の静電潜像を現像し、トナー
像を記録材に転写した後、像担持体上に残留したトナー
を除去するクリーニング器において、複数の板状ブレー
ド材料を接着層を介して貼り合わせたクリーニングブレ
ードを用い、クリーニングブレードの像担持体に当接し
ている側に用いられているブレード材料(a)の反発弾
性(A)と、当接していない側に用いられているブレー
ド材料(b)の反発弾性(B)とが0.1B<Aを満足
するクリーニング器。
ードのめくれ、トナーのすり抜け、異常音、及びブレー
ドの振動に伴う問題を起こさない、特に球形のトナーに
おいても、すり抜け等を起こさないクリーニング器と、
それを用いた画像形成装置、画像形成方法及びプロセス
カートリッジを提供する。 【解決手段】 像担持体上の静電潜像を現像し、トナー
像を記録材に転写した後、像担持体上に残留したトナー
を除去するクリーニング器において、複数の板状ブレー
ド材料を接着層を介して貼り合わせたクリーニングブレ
ードを用い、クリーニングブレードの像担持体に当接し
ている側に用いられているブレード材料(a)の反発弾
性(A)と、当接していない側に用いられているブレー
ド材料(b)の反発弾性(B)とが0.1B<Aを満足
するクリーニング器。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式の感
光体等、静電画像形成用像担持体(以下、代表例である
ため電子写真感光体或いは感光体と単にいうことがあ
る)のトナー除去を行うクリーニング器と、それを用い
た画像形成方法、画像形成装置及びプロセスカートリッ
ジに関するものである。
光体等、静電画像形成用像担持体(以下、代表例である
ため電子写真感光体或いは感光体と単にいうことがあ
る)のトナー除去を行うクリーニング器と、それを用い
た画像形成方法、画像形成装置及びプロセスカートリッ
ジに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、複写機、プリンタ、ファクシミリ
等の画像形成技術の発達は著しく、その中で最も多く用
いられているのは、電子写真方式に代表される静電画像
形成方法に属するものである。
等の画像形成技術の発達は著しく、その中で最も多く用
いられているのは、電子写真方式に代表される静電画像
形成方法に属するものである。
【0003】その理由は、高画質画像を高速で得られる
こと、モノクロだけでなくカラー画像形成も可能なこ
と、長期間の使用にも耐える耐久性、安定性を有してい
ることにあると考えられる。
こと、モノクロだけでなくカラー画像形成も可能なこ
と、長期間の使用にも耐える耐久性、安定性を有してい
ることにあると考えられる。
【0004】一般に、電子写真等の画像形成装置におい
ては、感光体を一様に帯電させた後、露光によって画像
様に電荷を消去して静電潜像を形成し、その静電潜像を
トナーによって現像、可視化し、次いでそのトナーを紙
等に転写、定着させる。その現像剤としては、トナーと
キャリアからなる二成分現像剤が帯電制御の容易さ等の
観点より広範囲に使用されているが、より簡便な一成分
現像剤も用いられている。
ては、感光体を一様に帯電させた後、露光によって画像
様に電荷を消去して静電潜像を形成し、その静電潜像を
トナーによって現像、可視化し、次いでそのトナーを紙
等に転写、定着させる。その現像剤としては、トナーと
キャリアからなる二成分現像剤が帯電制御の容易さ等の
観点より広範囲に使用されているが、より簡便な一成分
現像剤も用いられている。
【0005】電子写真画像の高画質化技術として、これ
までの粉砕トナーでは、トナー粒子の粒度分布を均一化
するのに限界があり、トナー粒子の粒度分布、及び形状
の均一化が不十分である。このような粉砕トナーを用い
た電子写真画像では充分な高画質化を達成させることは
困難である。
までの粉砕トナーでは、トナー粒子の粒度分布を均一化
するのに限界があり、トナー粒子の粒度分布、及び形状
の均一化が不十分である。このような粉砕トナーを用い
た電子写真画像では充分な高画質化を達成させることは
困難である。
【0006】近年、トナー粒子の粒度分布、及び形状の
均一化を達成する手段として、重合トナーを用いた電子
写真用現像剤、あるいは画像形成方法が提案されてい
る。該重合トナーは原料モノマーを水系で均一に分散さ
せた後に重合させ、トナーを製造することからトナーの
粒度分布、及び形状が均一なトナーが得られる。ここで
前記重合トナーを画像形成装置に採用するときに新たな
技術課題が発生している。すなわち、該重合トナーは前
記の様に、トナー形状がモノマーの重合過程等で形成さ
れるため、ほぼ球形の形状で作製される。既によく知ら
れている様に前記像担持体上の球形形状の残留トナーは
クリーニング不良を発生しやすい。
均一化を達成する手段として、重合トナーを用いた電子
写真用現像剤、あるいは画像形成方法が提案されてい
る。該重合トナーは原料モノマーを水系で均一に分散さ
せた後に重合させ、トナーを製造することからトナーの
粒度分布、及び形状が均一なトナーが得られる。ここで
前記重合トナーを画像形成装置に採用するときに新たな
技術課題が発生している。すなわち、該重合トナーは前
記の様に、トナー形状がモノマーの重合過程等で形成さ
れるため、ほぼ球形の形状で作製される。既によく知ら
れている様に前記像担持体上の球形形状の残留トナーは
クリーニング不良を発生しやすい。
【0007】以上の様な重合トナーを用いた画像形成方
法で発生するブレードめくれやトナーすり抜けといった
クリーニング不良を改良するために、これまで種々の提
案がなされている。中でも重合トナーの形状を球形から
楕円形状にする提案、重合トナーの表面形状を凹凸形状
にする提案等がこれまで行われてきたが、これらの提案
でもなお十分な解決手段となっていない。
法で発生するブレードめくれやトナーすり抜けといった
クリーニング不良を改良するために、これまで種々の提
案がなされている。中でも重合トナーの形状を球形から
楕円形状にする提案、重合トナーの表面形状を凹凸形状
にする提案等がこれまで行われてきたが、これらの提案
でもなお十分な解決手段となっていない。
【0008】一方、電子写真感光体の表面は、転写によ
りトナーが完全に転写されるわけではなく、残留トナー
も多少は存在するため、次回の画像形成に移る前にクリ
ーニング器により清浄化される。このクリーニング器に
は、現在ほとんどブレードクリーニング方式が用いられ
ている。
りトナーが完全に転写されるわけではなく、残留トナー
も多少は存在するため、次回の画像形成に移る前にクリ
ーニング器により清浄化される。このクリーニング器に
は、現在ほとんどブレードクリーニング方式が用いられ
ている。
【0009】その理由は、ブレードクリーニング方式は
構造が簡単でクリーニング性能も良好なことによる。し
かし、感光体面をゴム製の板状ブレードで擦るという構
造の為、その性能は微妙なバランスで成り立っており、
其れが崩れるとクリーニングブレードのめくれ、トナー
のすり抜け、異常音、及びブレードの振動に伴う問題を
起し易いのが現状である。
構造が簡単でクリーニング性能も良好なことによる。し
かし、感光体面をゴム製の板状ブレードで擦るという構
造の為、その性能は微妙なバランスで成り立っており、
其れが崩れるとクリーニングブレードのめくれ、トナー
のすり抜け、異常音、及びブレードの振動に伴う問題を
起し易いのが現状である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
問題を解決し、すなわち、重合トナーを用いた場合に、
クリーニングブレードのめくれ、トナーのすり抜け、異
常音、及びブレードの振動に伴う問題を起こさないクリ
ーニング器と、それを用いた画像形成装置、画像形成方
法及びプロセスカートリッジを提供することである。
問題を解決し、すなわち、重合トナーを用いた場合に、
クリーニングブレードのめくれ、トナーのすり抜け、異
常音、及びブレードの振動に伴う問題を起こさないクリ
ーニング器と、それを用いた画像形成装置、画像形成方
法及びプロセスカートリッジを提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の発明者等は、鋭
意検討した結果、クリーニングブレードの最適化、特
に、クリーニングブレードを反発弾性の異なる複数の板
状材料を貼り合わせた構成とすることにより、上記のブ
レードめくれやトナーすり抜け防止に極めて有効なこと
を見いだし、本発明に至った。
意検討した結果、クリーニングブレードの最適化、特
に、クリーニングブレードを反発弾性の異なる複数の板
状材料を貼り合わせた構成とすることにより、上記のブ
レードめくれやトナーすり抜け防止に極めて有効なこと
を見いだし、本発明に至った。
【0012】即ち、本発明の目的は、下記構成の何れか
を採ることにより達成される。 〔1〕 像担持体上に形成された静電潜像をトナーによ
り現像し、トナー像を記録材に転写した後、像担持体上
に残留したトナーを除去するクリーニング器において、
複数の板状ブレード材料(ブレード材料又は板状材料と
略すことあり)を接着層を介して貼り合わせたクリーニ
ングブレードを用い、クリーニングブレードの像担持体
に当接している側に用いられているブレード材料(a)
の反発弾性(A)と、当接していない側に用いられてい
るブレード材料(b)の反発弾性(B)とが0.1B<
Aを満足することを特徴とするクリーニング器。
を採ることにより達成される。 〔1〕 像担持体上に形成された静電潜像をトナーによ
り現像し、トナー像を記録材に転写した後、像担持体上
に残留したトナーを除去するクリーニング器において、
複数の板状ブレード材料(ブレード材料又は板状材料と
略すことあり)を接着層を介して貼り合わせたクリーニ
ングブレードを用い、クリーニングブレードの像担持体
に当接している側に用いられているブレード材料(a)
の反発弾性(A)と、当接していない側に用いられてい
るブレード材料(b)の反発弾性(B)とが0.1B<
Aを満足することを特徴とするクリーニング器。
【0013】〔2〕 前記ブレード材料(a)とブレー
ド材料(b)の自由長をそれぞれa、bとするとき、a
>bであることを特徴とする〔1〕記載のクリーニング
器。
ド材料(b)の自由長をそれぞれa、bとするとき、a
>bであることを特徴とする〔1〕記載のクリーニング
器。
【0014】〔3〕 電子写真感光体を用い、一様帯
電、像露光、トナー現像することにより形成されたトナ
ー像を、記録材上に転写して定着し、感光体上に残留し
たトナーをクリーニングする工程を経る画像形成方法に
おいて、〔1〕記載のクリーニング器を用いることを特
徴とする画像形成方法。
電、像露光、トナー現像することにより形成されたトナ
ー像を、記録材上に転写して定着し、感光体上に残留し
たトナーをクリーニングする工程を経る画像形成方法に
おいて、〔1〕記載のクリーニング器を用いることを特
徴とする画像形成方法。
【0015】〔4〕 前記トナーとして、トナー粒子の
形状係数の変動係数が16%以下であり、かつ、該トナ
ー粒子の個数粒度分布における個数変動係数が27%以
下であるトナーを用いることを特徴とする〔3〕記載の
画像形成方法。
形状係数の変動係数が16%以下であり、かつ、該トナ
ー粒子の個数粒度分布における個数変動係数が27%以
下であるトナーを用いることを特徴とする〔3〕記載の
画像形成方法。
【0016】〔5〕 前記トナーとして、形状係数が
1.2〜1.6の範囲にあるトナー粒子を65個数%以
上含有するトナーを用いることを特徴とする〔3〕記載
の画像形成方法。
1.2〜1.6の範囲にあるトナー粒子を65個数%以
上含有するトナーを用いることを特徴とする〔3〕記載
の画像形成方法。
【0017】〔6〕 前記トナーとして、角がないトナ
ー粒子を50個数%以上含有するトナーを用いることを
特徴とする〔3〕記載の画像形成方法。
ー粒子を50個数%以上含有するトナーを用いることを
特徴とする〔3〕記載の画像形成方法。
【0018】〔7〕 電子写真感光体を搭載し、一様帯
電、像露光、トナー現像、トナー像の記録材上への転写
後定着する機構と、感光体上に残留したトナーをクリー
ニングする機構を有する画像形成装置において、該クリ
ーニングする機構に〔1〕記載のクリーニング器を用い
ることを特徴とする画像形成装置。
電、像露光、トナー現像、トナー像の記録材上への転写
後定着する機構と、感光体上に残留したトナーをクリー
ニングする機構を有する画像形成装置において、該クリ
ーニングする機構に〔1〕記載のクリーニング器を用い
ることを特徴とする画像形成装置。
【0019】〔8〕 前記トナーとして、トナー粒子の
形状係数の変動係数が16%以下であり、かつ該トナー
粒子の個数粒度分布における個数変動係数が27%以下
であるトナーを用いることを特徴とする〔7〕記載の画
像形成装置。
形状係数の変動係数が16%以下であり、かつ該トナー
粒子の個数粒度分布における個数変動係数が27%以下
であるトナーを用いることを特徴とする〔7〕記載の画
像形成装置。
【0020】
〔9〕 前記トナーとして、形状係数が
1.2〜1.6の範囲にあるトナー粒子を65個数%以
上含有するトナーを用いることを特徴とする〔7〕記載
の画像形成装置。
1.2〜1.6の範囲にあるトナー粒子を65個数%以
上含有するトナーを用いることを特徴とする〔7〕記載
の画像形成装置。
【0021】〔10〕 前記トナーとして、角がないト
ナー粒子を50個数%以上含有するトナーを用いること
を特徴とする〔7〕記載の画像形成装置。
ナー粒子を50個数%以上含有するトナーを用いること
を特徴とする〔7〕記載の画像形成装置。
【0022】〔11〕 電子写真感光体を搭載し、一様
帯電、像露光、トナー現像、トナー像の記録材上への転
写後定着する機構と、感光体上に残留したトナーをクリ
ーニングする機構を有する画像形成装置に用いるプロセ
スカートリッジにおいて、該クリーニングする機構に
〔1〕記載のクリーニング器を用い、少なくとも電子写
真感光体とクリーニング器を一体的に組み合わせたユニ
ットとして構成し、画像形成装置に出し入れ自由に組み
込んだことを特徴とするプロセスカートリッジ。
帯電、像露光、トナー現像、トナー像の記録材上への転
写後定着する機構と、感光体上に残留したトナーをクリ
ーニングする機構を有する画像形成装置に用いるプロセ
スカートリッジにおいて、該クリーニングする機構に
〔1〕記載のクリーニング器を用い、少なくとも電子写
真感光体とクリーニング器を一体的に組み合わせたユニ
ットとして構成し、画像形成装置に出し入れ自由に組み
込んだことを特徴とするプロセスカートリッジ。
【0023】本発明の構成を採ることにより、上記種種
の問題点を解決でき、球形トナーを用いてもすり抜けを
起こさない理由については、必ずしも明かではない。推
測するに2枚以上のブレード材料を貼り合わせたクリー
ニングブレード(ブレードと略すことあり)は、2枚の
ブレードの界面及び接着層によりブレードの振動を分散
させ像担持体面との当接部分の振動を抑制することが出
来るので、強く安定したクリーニング力を長期に亘って
保持することが出来、例え球形トナーでも完全にクリー
ニングできるのではないかと考えられる。
の問題点を解決でき、球形トナーを用いてもすり抜けを
起こさない理由については、必ずしも明かではない。推
測するに2枚以上のブレード材料を貼り合わせたクリー
ニングブレード(ブレードと略すことあり)は、2枚の
ブレードの界面及び接着層によりブレードの振動を分散
させ像担持体面との当接部分の振動を抑制することが出
来るので、強く安定したクリーニング力を長期に亘って
保持することが出来、例え球形トナーでも完全にクリー
ニングできるのではないかと考えられる。
【0024】本発明においては、従来クリーニングが行
いにくく、そのため他の性能はよいにも係わらず、実用
化が出来なかった造粒重合法により造られたトナーも充
分クリーニングが可能である。即ち、平均円形度が0.
9以上にもなる球形トナーでもクリーニングできる。こ
こにおいて平均円形度とは、シスメックス社製のFPI
A−2000で3000個のトナーを測定した場合、そ
の平均の円形度をいうものとする。
いにくく、そのため他の性能はよいにも係わらず、実用
化が出来なかった造粒重合法により造られたトナーも充
分クリーニングが可能である。即ち、平均円形度が0.
9以上にもなる球形トナーでもクリーニングできる。こ
こにおいて平均円形度とは、シスメックス社製のFPI
A−2000で3000個のトナーを測定した場合、そ
の平均の円形度をいうものとする。
【0025】本発明におけるクリーニングブレードで
は、クリーニングブレードの像担持体に当接している側
に用いられているブレード材料(a)の反発弾性(A)
と、当接していない側に用いられているブレード部材
(b)の反発弾性(B)とが0.1B<Aを満足するも
のである。なお、本発明における反発弾性とは、JIS
K 6301−1975に規定されている反発弾性試験
方法により求められる値(%)である。
は、クリーニングブレードの像担持体に当接している側
に用いられているブレード材料(a)の反発弾性(A)
と、当接していない側に用いられているブレード部材
(b)の反発弾性(B)とが0.1B<Aを満足するも
のである。なお、本発明における反発弾性とは、JIS
K 6301−1975に規定されている反発弾性試験
方法により求められる値(%)である。
【0026】即ち、4本のつり糸により水平に懸垂され
た鉄棒(長さ356mm、直径12.7mm、質量35
0gの丸棒)を懸垂された高さ2000mmとなるよう
吊し、これを振り子状に振らせて最低点での落下高さを
垂直方向に100mmとなるようにする。最低点に試料
片をおき、自由落下にて反発高さを測定して求める。
た鉄棒(長さ356mm、直径12.7mm、質量35
0gの丸棒)を懸垂された高さ2000mmとなるよう
吊し、これを振り子状に振らせて最低点での落下高さを
垂直方向に100mmとなるようにする。最低点に試料
片をおき、自由落下にて反発高さを測定して求める。
【0027】値は何mmの高さまで反発により鉄棒が上
がったかの測定値(s)を下記式により、 反発弾性(%)={s(mm)/100(mm)}×1
00 として求める。なお4回測定し、その平均値をとった値
である。
がったかの測定値(s)を下記式により、 反発弾性(%)={s(mm)/100(mm)}×1
00 として求める。なお4回測定し、その平均値をとった値
である。
【0028】本発明では、0.1B<Aを満足するも
の、すなわち、B/A<10を満足するものであるが、
より好ましくは、B/A≦8/7、特に好ましくは、B
/A≦3/7である。なお、0.1B=Aの場合、0.
1B>Aの場合は、補助ブレードとして機能する像担持
体に当接していない側のブレード部材の反発弾性が像担
持体に当接している側のブレード材の反発弾性よりもは
るかに大きくなってしまうためにクリーニングブレード
自体の振動が激しくなり、メクレやすり抜けを起こしや
すくなるので好ましくない。
の、すなわち、B/A<10を満足するものであるが、
より好ましくは、B/A≦8/7、特に好ましくは、B
/A≦3/7である。なお、0.1B=Aの場合、0.
1B>Aの場合は、補助ブレードとして機能する像担持
体に当接していない側のブレード部材の反発弾性が像担
持体に当接している側のブレード材の反発弾性よりもは
るかに大きくなってしまうためにクリーニングブレード
自体の振動が激しくなり、メクレやすり抜けを起こしや
すくなるので好ましくない。
【0029】本発明では、クリーニングブレードを構成
するブレード材料は、像担持体に当接する側のものの自
由長をa、当接しない側の自由長をbとするときにa>
bの関係を有するものである。ここで、自由長とは、図
3に示される様に、クリーニングブレード固定部のエッ
ジからの長さ、すなわち、ブレード材料が固定部等の部
材により固定されていない部分の長さをいう。
するブレード材料は、像担持体に当接する側のものの自
由長をa、当接しない側の自由長をbとするときにa>
bの関係を有するものである。ここで、自由長とは、図
3に示される様に、クリーニングブレード固定部のエッ
ジからの長さ、すなわち、ブレード材料が固定部等の部
材により固定されていない部分の長さをいう。
【0030】本発明では、上記の様に、双方のブレード
の自由長が、a>bの関係を満足するときに、クリーニ
ング性を更に大きく向上させることを見出したものであ
る。この様にクリーニング性が大きく向上した理由は明
らかではないが、おそらく複数のブレードの自由長を変
えることにより、ブレードの振動を分散させ、像担持体
面との当接部分の振動を更に抑制させることを達成した
ものと推測される。
の自由長が、a>bの関係を満足するときに、クリーニ
ング性を更に大きく向上させることを見出したものであ
る。この様にクリーニング性が大きく向上した理由は明
らかではないが、おそらく複数のブレードの自由長を変
えることにより、ブレードの振動を分散させ、像担持体
面との当接部分の振動を更に抑制させることを達成した
ものと推測される。
【0031】本発明では、前記複数のブレードの自由長
が、a>bを満足するものであるが、両者の関係は、好
ましくは、b/aの値が0.2〜0.7の範囲内にある
ものが好ましく、特に好ましくは値が0.5〜0.6の
範囲内にある時のものである。また、a=bとなった
り、a<bの関係となるとブレードの振動が適度に分散
できなくなるために好ましくない。
が、a>bを満足するものであるが、両者の関係は、好
ましくは、b/aの値が0.2〜0.7の範囲内にある
ものが好ましく、特に好ましくは値が0.5〜0.6の
範囲内にある時のものである。また、a=bとなった
り、a<bの関係となるとブレードの振動が適度に分散
できなくなるために好ましくない。
【0032】本発明におけるクリーニングブレードと
は、全体が板状の形態をしていて、その構成が複数の板
状材料を重ね合わせてなり、その長手方向の部位を感光
体面の移動方向に直角に押し当て、感光体表面に残存し
たトナーをかき落とす機能を有する部材である。本発明
のクリーニングブレードは複数の板状材料を貼り合せて
得られるものであるが、2枚の弾性体を貼り合せて得ら
れたものが好ましい。また、本発明は、3枚以上の弾性
体を貼り合せてなるものでもよいが、この場合は、像担
持体に当接する弾性体材料とその材料に対して最も外側
に位置する材料との関係が本願の各構成を満たしていれ
ばよい。
は、全体が板状の形態をしていて、その構成が複数の板
状材料を重ね合わせてなり、その長手方向の部位を感光
体面の移動方向に直角に押し当て、感光体表面に残存し
たトナーをかき落とす機能を有する部材である。本発明
のクリーニングブレードは複数の板状材料を貼り合せて
得られるものであるが、2枚の弾性体を貼り合せて得ら
れたものが好ましい。また、本発明は、3枚以上の弾性
体を貼り合せてなるものでもよいが、この場合は、像担
持体に当接する弾性体材料とその材料に対して最も外側
に位置する材料との関係が本願の各構成を満たしていれ
ばよい。
【0033】本発明のクリーニングブレードを構成する
複数の材料は、板状であることが好ましい。板状の部材
においては任意の10点の厚みを測定した時の平均厚み
の±15%に全ての厚みが収まっていることが好まし
い。
複数の材料は、板状であることが好ましい。板状の部材
においては任意の10点の厚みを測定した時の平均厚み
の±15%に全ての厚みが収まっていることが好まし
い。
【0034】本発明のクリーニングブレードでは、ブレ
ードが感光体表面と当接するブレードエッジ部の精度が
10μm以下となるため、板状の材料を貼り合せる際に
は、1μm以下の精度を有する治具にブレードエッジと
なる材料をを突き当て弾性体を貼り合せる。また、像担
持体に当接しない方の材料を先にブレードホルダーに固
定後、像担持体に当接させる側の材料を貼り合せてもよ
い。
ードが感光体表面と当接するブレードエッジ部の精度が
10μm以下となるため、板状の材料を貼り合せる際に
は、1μm以下の精度を有する治具にブレードエッジと
なる材料をを突き当て弾性体を貼り合せる。また、像担
持体に当接しない方の材料を先にブレードホルダーに固
定後、像担持体に当接させる側の材料を貼り合せてもよ
い。
【0035】本発明に用いられるクリーニングブレード
の材質としては、特に限定されるものではなく、ウレタ
ンゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴム、クロロプレンゴ
ム、ブタジエンゴム、エチレン/プロピレン/ジエン共
重合体(EPDM)ゴム等を用いることが出来る。その
反発弾性等の物性を変化させるためには、材質を変更す
るほか、架橋剤の種類や量、架橋条件等を変えてもよ
い。
の材質としては、特に限定されるものではなく、ウレタ
ンゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴム、クロロプレンゴ
ム、ブタジエンゴム、エチレン/プロピレン/ジエン共
重合体(EPDM)ゴム等を用いることが出来る。その
反発弾性等の物性を変化させるためには、材質を変更す
るほか、架橋剤の種類や量、架橋条件等を変えてもよ
い。
【0036】また、本発明に用いられるクリーニングブ
レードを構成する材料を貼り合せる方法は特に限定され
るものではなく、ポリアミド系、ポリウレタン系ホット
メルト接着剤や、エポキシ系、フェノール系接着剤を用
いた方法、あるいは両面テープによる方法等何れでも良
いが、本発明に用いられるクリーニングブレードでは、
複数の板状材料が何らかの接着力を有する面(層状に存
在するので接着層と呼ぶ)を板状材料の間に介在させて
一体的に構成されるものである。なお、接着層の厚み
は、0.005〜1mmの範囲にあることが好ましい。
レードを構成する材料を貼り合せる方法は特に限定され
るものではなく、ポリアミド系、ポリウレタン系ホット
メルト接着剤や、エポキシ系、フェノール系接着剤を用
いた方法、あるいは両面テープによる方法等何れでも良
いが、本発明に用いられるクリーニングブレードでは、
複数の板状材料が何らかの接着力を有する面(層状に存
在するので接着層と呼ぶ)を板状材料の間に介在させて
一体的に構成されるものである。なお、接着層の厚み
は、0.005〜1mmの範囲にあることが好ましい。
【0037】更にクリーニングブレードが3枚以上の板
状材料を重ねあわせて造られている場合には、クリーニ
ングブレードを感光体に当接させたとき、感光体面に当
接しているブレード材料と当接していないブレード材料
の各々の間に上記反発弾性、自由端の長さの関係が保た
れていればよい。
状材料を重ねあわせて造られている場合には、クリーニ
ングブレードを感光体に当接させたとき、感光体面に当
接しているブレード材料と当接していないブレード材料
の各々の間に上記反発弾性、自由端の長さの関係が保た
れていればよい。
【0038】
【発明の実施の形態】本発明につき更に説明する。
【0039】図1に本発明の一態様である画像形成装置
の断面図を示す。本発明において4は感光体ドラムであ
り、アルミニウム製のドラム基体の外周面に有機感光層
を形成してなるもので、矢印方向に所定の速度で回転す
る。本実施態様例において、感光体ドラム4は外径80
mmである。
の断面図を示す。本発明において4は感光体ドラムであ
り、アルミニウム製のドラム基体の外周面に有機感光層
を形成してなるもので、矢印方向に所定の速度で回転す
る。本実施態様例において、感光体ドラム4は外径80
mmである。
【0040】図1において、図示しない原稿読み取り装
置にて読み取った情報に基づき、半導体レーザ光源1か
ら露光光が発せられる。これをポリゴンミラー2と画像
の歪みを補正するfθレンズ3を介して、感光体面上に
照射させ静電潜像を作る。感光体は、あらかじめ帯電器
5により一様帯電され、像露光のタイミングにあわせて
時計方向に回転を開始している。
置にて読み取った情報に基づき、半導体レーザ光源1か
ら露光光が発せられる。これをポリゴンミラー2と画像
の歪みを補正するfθレンズ3を介して、感光体面上に
照射させ静電潜像を作る。感光体は、あらかじめ帯電器
5により一様帯電され、像露光のタイミングにあわせて
時計方向に回転を開始している。
【0041】感光体面上の静電潜像は、現像器6により
現像され、形成されたトナー像はタイミングを合わせて
搬送されてきた画像支持体(記録材)8に転写器7の作
用により転写される。さらに感光体ドラム4と記録材8
は分離器(分離極)9により分離されるが、トナー像は
記録材8に転写担持されて、定着器10へと導かれ定着
される。
現像され、形成されたトナー像はタイミングを合わせて
搬送されてきた画像支持体(記録材)8に転写器7の作
用により転写される。さらに感光体ドラム4と記録材8
は分離器(分離極)9により分離されるが、トナー像は
記録材8に転写担持されて、定着器10へと導かれ定着
される。
【0042】感光体面に残留した未転写のトナー等は、
クリーニングブレード方式のクリーニング器11にて清
掃され、感光体は帯電前露光(PCL)12にて残留電
荷を除き、次の画像形成のため再び帯電器5により、一
様帯電される。
クリーニングブレード方式のクリーニング器11にて清
掃され、感光体は帯電前露光(PCL)12にて残留電
荷を除き、次の画像形成のため再び帯電器5により、一
様帯電される。
【0043】尚、記録材は代表的には普通紙であるが、
現像後の未定着像を転写可能なものなら、特に限定され
ず、OHP用のPETベース等も無論含まれる。
現像後の未定着像を転写可能なものなら、特に限定され
ず、OHP用のPETベース等も無論含まれる。
【0044】又、クリーニングブレード13は、厚さ
0.5〜30mm程度のゴム状弾性体を用い、材質とし
てはウレタンゴムが最もよく用いられる。これは感光体
に圧接して用いられるため熱を伝え易く、画像形成動作
を行っていない時には感光体から離しておくのが望まし
い。
0.5〜30mm程度のゴム状弾性体を用い、材質とし
てはウレタンゴムが最もよく用いられる。これは感光体
に圧接して用いられるため熱を伝え易く、画像形成動作
を行っていない時には感光体から離しておくのが望まし
い。
【0045】近年、感光体上に静電潜像を形成し、この
潜像を現像して可視画像を得る電子写真等の分野におい
て、画質の改善、変換、編集等が容易で高品質の画像形
成が可能なデジタル方式を採用した画像形成方法の研究
開発が盛んになされている。
潜像を現像して可視画像を得る電子写真等の分野におい
て、画質の改善、変換、編集等が容易で高品質の画像形
成が可能なデジタル方式を採用した画像形成方法の研究
開発が盛んになされている。
【0046】この画像形成方法及び装置に採用されるコ
ンピュータまたは複写原稿からのデジタル画像信号によ
り光変調する走査光学系として、レーザ光学系に音響
光学変調器を介在させ、当該音響光学変調器により光変
調する装置、半導体レーザを用い、レーザ強度を直接
変調する装置がある。これらの走査光学系から一様に帯
電した感光体上にスポット露光してドット状の画像を形
成する。
ンピュータまたは複写原稿からのデジタル画像信号によ
り光変調する走査光学系として、レーザ光学系に音響
光学変調器を介在させ、当該音響光学変調器により光変
調する装置、半導体レーザを用い、レーザ強度を直接
変調する装置がある。これらの走査光学系から一様に帯
電した感光体上にスポット露光してドット状の画像を形
成する。
【0047】前述の走査光学系から照射されるビーム
は、裾が左右に広がった正規分布状に近似した丸状や楕
円状の輝度分布となり、例えばレーザビームの場合、通
常、感光体上で主走査方向あるいは副走査方向の一方あ
るいは両者が20〜100μmという極めて小さい円状
あるいは楕円状である。
は、裾が左右に広がった正規分布状に近似した丸状や楕
円状の輝度分布となり、例えばレーザビームの場合、通
常、感光体上で主走査方向あるいは副走査方向の一方あ
るいは両者が20〜100μmという極めて小さい円状
あるいは楕円状である。
【0048】又、上記画像形成装置は、感光体ドラム4
と、帯電器5、現像器6、クリーニング器11あるいは
転写器7等の少なくとも一つを含むプロセスカートリッ
ジを搭載する形態にすることも好ましい。
と、帯電器5、現像器6、クリーニング器11あるいは
転写器7等の少なくとも一つを含むプロセスカートリッ
ジを搭載する形態にすることも好ましい。
【0049】本発明の画像形成装置に搭載するためのプ
ロセスカートリッジの例を、図2に断面図(a)、斜視
図(b)として示した。このプロセスカートリッジ15
は、画像形成装置の側面、即ち記録材の搬送される方向
と直角方向からガイドレール等により装置内に装填され
る。
ロセスカートリッジの例を、図2に断面図(a)、斜視
図(b)として示した。このプロセスカートリッジ15
は、画像形成装置の側面、即ち記録材の搬送される方向
と直角方向からガイドレール等により装置内に装填され
る。
【0050】尚、上記電子写真画像形成装置はモノクロ
画像形成のための装置であるが、本発明はカラー画像形
成装置にも同様に適用できることはいうまでもない。
画像形成のための装置であるが、本発明はカラー画像形
成装置にも同様に適用できることはいうまでもない。
【0051】本発明におけるクリーニング器の構成は、
その代表例断面図として図3に示されるとおりである。
該クリーニング器は、クリーニングブレード126Aと
クリーニングブレード126Bが支持体191に取り付
けられ、保持されている。クリーニングブレード126
Aは感光体ドラム121に、ある程度の当接圧をかけら
れた状態で接触している。
その代表例断面図として図3に示されるとおりである。
該クリーニング器は、クリーニングブレード126Aと
クリーニングブレード126Bが支持体191に取り付
けられ、保持されている。クリーニングブレード126
Aは感光体ドラム121に、ある程度の当接圧をかけら
れた状態で接触している。
【0052】感光体ドラム121とは、電子写真方式で
は感光体であり、最も多くの場合ドラム状支持体の上に
形成されているためそう呼ばれることが多い。図3では
矢印がその進行方向である。
は感光体であり、最も多くの場合ドラム状支持体の上に
形成されているためそう呼ばれることが多い。図3では
矢印がその進行方向である。
【0053】図4はクリーニングブレードにより感光体
ドラム上のトナーがかき落とされる状況とブレードの形
状と保持法を示す図である。図中13は本発明に係わる
クリーニングブレードの例であり、像担持体の代表例で
ある感光体ドラム4に当接されている。
ドラム上のトナーがかき落とされる状況とブレードの形
状と保持法を示す図である。図中13は本発明に係わる
クリーニングブレードの例であり、像担持体の代表例で
ある感光体ドラム4に当接されている。
【0054】図3に示す様に、本発明のクリーニングブ
レードは2枚の板状材料を貼り合わせた2層の構成のも
のであり、ブレードの感光体面に実際に当接している側
のブレード材料(a)すなわちクリーニングブレード1
26Aには、反発弾性(A)が40%のウレタンゴムを
用い、当接してない側のブレード材料(b)すなわちク
リーニングブレード126Bには反発弾性(B)が65
%のウレタンゴムを用いている。
レードは2枚の板状材料を貼り合わせた2層の構成のも
のであり、ブレードの感光体面に実際に当接している側
のブレード材料(a)すなわちクリーニングブレード1
26Aには、反発弾性(A)が40%のウレタンゴムを
用い、当接してない側のブレード材料(b)すなわちク
リーニングブレード126Bには反発弾性(B)が65
%のウレタンゴムを用いている。
【0055】本発明クリーニング器におけるブレードの
固定法においては、通常ホルダー103を用いるが、そ
の代表的な方式は図4に示す如く種種のものがある。例
えば(1)の両側挟み込み型、(2)の片側保持型、
(3)の注入型、等であるが本発明においてはその何れ
でも良い。(1)の両側挟み込み型として示したもの
は、ブレードの固定方法としては図3と同一であるが、
ブレード材料の長さは感光体当接側(a)が当接してい
ない側(b)より長い、即ちa>bタイプのものであ
る。このブレード形状も本発明の好ましい態様である。
なお、図4では本発明のクリーニングブレードを2枚貼
り合わせた構成は省略してある。
固定法においては、通常ホルダー103を用いるが、そ
の代表的な方式は図4に示す如く種種のものがある。例
えば(1)の両側挟み込み型、(2)の片側保持型、
(3)の注入型、等であるが本発明においてはその何れ
でも良い。(1)の両側挟み込み型として示したもの
は、ブレードの固定方法としては図3と同一であるが、
ブレード材料の長さは感光体当接側(a)が当接してい
ない側(b)より長い、即ちa>bタイプのものであ
る。このブレード形状も本発明の好ましい態様である。
なお、図4では本発明のクリーニングブレードを2枚貼
り合わせた構成は省略してある。
【0056】また、図3にはクリーニングブレード12
6と感光体ドラム121の当接状態、当接角θを説明す
る図である。即ち、当接角θが90°未満でいわゆるカ
ウンター方向の当接とは、ホルダーのクリーニングブレ
ードを支持している方向(Y−Y)へ延長線を延ばし、
感光体ドラム121面に到達した箇所で感光体ドラム1
21面に接線(X−X)を引いた場合、この接線と延長
線のなす角度が90°未満であるという意味である。即
ち、クリーニングブレードは感光体の進行方向に対して
対向するように当接されている。これに対し、進行方向
に連れ回るように当接されるのをトレイル方向の当接と
いうが、本発明の実施に当たっては、カウンター方向に
当接するのが好ましい。この当接角度が90°以上で十
分なクリーニング性を確保しようとすると、トナーが押
しつぶされるように働く力により、長期使用の間には感
光体ドラムにトナーが付着する問題がでるため耐久性が
確保されないことがある。
6と感光体ドラム121の当接状態、当接角θを説明す
る図である。即ち、当接角θが90°未満でいわゆるカ
ウンター方向の当接とは、ホルダーのクリーニングブレ
ードを支持している方向(Y−Y)へ延長線を延ばし、
感光体ドラム121面に到達した箇所で感光体ドラム1
21面に接線(X−X)を引いた場合、この接線と延長
線のなす角度が90°未満であるという意味である。即
ち、クリーニングブレードは感光体の進行方向に対して
対向するように当接されている。これに対し、進行方向
に連れ回るように当接されるのをトレイル方向の当接と
いうが、本発明の実施に当たっては、カウンター方向に
当接するのが好ましい。この当接角度が90°以上で十
分なクリーニング性を確保しようとすると、トナーが押
しつぶされるように働く力により、長期使用の間には感
光体ドラムにトナーが付着する問題がでるため耐久性が
確保されないことがある。
【0057】又、下限の角度としては、特に明らかなも
のはないが、クリーニング力という意味では10°以上
であることが好ましい。また、角度の好ましい範囲とし
ては10〜30°である。
のはないが、クリーニング力という意味では10°以上
であることが好ましい。また、角度の好ましい範囲とし
ては10〜30°である。
【0058】本発明においてクリーニングブレードは、
使用時の押圧力としては10〜30N/mがよく、物性
的にはJIS K 6301によって測定された硬度5
0〜90°、引っ張り強さ10×106Pa以上のもの
がよい。好ましい引っ張り強さの値は10〜50×10
6Paである。
使用時の押圧力としては10〜30N/mがよく、物性
的にはJIS K 6301によって測定された硬度5
0〜90°、引っ張り強さ10×106Pa以上のもの
がよい。好ましい引っ張り強さの値は10〜50×10
6Paである。
【0059】すなわち、押圧力がこの範囲にあること
で、ブレードの先端がつぶれたり浮き上がることがな
く、安定したクリーニング力を与えることができる。さ
らに、硬度が50〜90°とすることで、ブレードのエ
ッジのつぶれが起こりにくくなり、安定したクリーニン
グ性を確保することができる。また、引っ張り強さ及び
反発弾性に関してもこの範囲にすることで、安定したク
リーニング性を維持することができる。
で、ブレードの先端がつぶれたり浮き上がることがな
く、安定したクリーニング力を与えることができる。さ
らに、硬度が50〜90°とすることで、ブレードのエ
ッジのつぶれが起こりにくくなり、安定したクリーニン
グ性を確保することができる。また、引っ張り強さ及び
反発弾性に関してもこの範囲にすることで、安定したク
リーニング性を維持することができる。
【0060】本発明に使用される好適な定着方法として
は、熱ロール定着方式をあげることができる。
は、熱ロール定着方式をあげることができる。
【0061】この定着方式では、多くの場合表面にテト
ラフルオロエチレンやポリテトラフルオロエチレン−パ
ーフルオロアルコキシビニルエーテル共重合体類等を被
覆した鉄やアルミニウム等で構成される金属シリンダー
内部に熱源を有する上ローラーとシリコーンゴム等で形
成された下ローラーとから形成されている。熱源として
は、線状のヒーターを有し、上ローラーの表面温度を1
20〜200℃程度に加熱するものが代表例である。定
着部に於いては上ローラーと下ローラー間に圧力を加
え、下ローラーを変形させ、いわゆるニップを形成す
る。ニップ幅としては1〜10mm、好ましくは1.5
〜7mmである。定着線速は40mm/sec〜400
mm/secが好ましい。ニップが狭い場合には熱を均
一にトナーに付与することができなくなり、定着のムラ
を発生する。一方でニップ幅が広い場合には樹脂の溶融
が促進され、定着オフセットが過多となる問題を発生す
る。
ラフルオロエチレンやポリテトラフルオロエチレン−パ
ーフルオロアルコキシビニルエーテル共重合体類等を被
覆した鉄やアルミニウム等で構成される金属シリンダー
内部に熱源を有する上ローラーとシリコーンゴム等で形
成された下ローラーとから形成されている。熱源として
は、線状のヒーターを有し、上ローラーの表面温度を1
20〜200℃程度に加熱するものが代表例である。定
着部に於いては上ローラーと下ローラー間に圧力を加
え、下ローラーを変形させ、いわゆるニップを形成す
る。ニップ幅としては1〜10mm、好ましくは1.5
〜7mmである。定着線速は40mm/sec〜400
mm/secが好ましい。ニップが狭い場合には熱を均
一にトナーに付与することができなくなり、定着のムラ
を発生する。一方でニップ幅が広い場合には樹脂の溶融
が促進され、定着オフセットが過多となる問題を発生す
る。
【0062】定着クリーニングの機構を付与して使用し
てもよい。この方式としてはシリコーンオイルを定着の
上ローラーあるいはフィルムに供給する方式やシリコー
ンオイルを含浸したパッド、ローラー、ウェッブ等でク
リーニングする方法が使用できる。
てもよい。この方式としてはシリコーンオイルを定着の
上ローラーあるいはフィルムに供給する方式やシリコー
ンオイルを含浸したパッド、ローラー、ウェッブ等でク
リーニングする方法が使用できる。
【0063】次に本発明に用いられるトナーについて記
載する。本発明のトナーは個々のトナー粒子の粒度分
布、及び形状が比較的均一な重合トナーが好ましい。こ
こで重合トナーとはトナー用のバインダーの樹脂の生成
とトナー形状が、バインダー樹脂の原料モノマーの重合
及びその後の化学的処理により形成されて得られるトナ
ーを意味する。より具体的には懸濁重合、乳化重合等の
重合反応と必要により該重合反応後に行われる粒子同士
の融着工程を経て得られるトナーを意味する。
載する。本発明のトナーは個々のトナー粒子の粒度分
布、及び形状が比較的均一な重合トナーが好ましい。こ
こで重合トナーとはトナー用のバインダーの樹脂の生成
とトナー形状が、バインダー樹脂の原料モノマーの重合
及びその後の化学的処理により形成されて得られるトナ
ーを意味する。より具体的には懸濁重合、乳化重合等の
重合反応と必要により該重合反応後に行われる粒子同士
の融着工程を経て得られるトナーを意味する。
【0064】本発明のクリーニングブレードを用いたク
リーニング装置に用いられる重合トナーとしては特定の
形状を有するトナーが好ましい。以下、本発明に好まし
く用いることのできる重合となーについて記載する。
リーニング装置に用いられる重合トナーとしては特定の
形状を有するトナーが好ましい。以下、本発明に好まし
く用いることのできる重合となーについて記載する。
【0065】本発明に適用される好ましい重合トナーと
しては、形状係数が1.2〜1.6の範囲にあるトナー
粒子が65個数%以上であり、形状係数の変動係数が1
6%以下であるトナーを使用することである。この様な
重合トナーを使用しても本発明ではクリーニングブレー
ドの振動を安定させることができ、優れたクリーニング
性能を発揮することを見出した。
しては、形状係数が1.2〜1.6の範囲にあるトナー
粒子が65個数%以上であり、形状係数の変動係数が1
6%以下であるトナーを使用することである。この様な
重合トナーを使用しても本発明ではクリーニングブレー
ドの振動を安定させることができ、優れたクリーニング
性能を発揮することを見出した。
【0066】また、クリーニングブレードの振動の安定
性は、トナー粒子の粒径によっても異なり、粒子径の小
さなものの方が像担持体への付着力が高いために、振動
が過大となり易く、かつトナーがクリーニングブレード
をすり抜ける確率が高い。しかしながら、トナー粒子径
の大きなものではこの様なすり抜けは減少するが、解像
度等の画質が低下する問題が発生する。
性は、トナー粒子の粒径によっても異なり、粒子径の小
さなものの方が像担持体への付着力が高いために、振動
が過大となり易く、かつトナーがクリーニングブレード
をすり抜ける確率が高い。しかしながら、トナー粒子径
の大きなものではこの様なすり抜けは減少するが、解像
度等の画質が低下する問題が発生する。
【0067】以上の観点より検討を加えた結果、トナー
の形状係数の変動係数が16%以下であり、かつ、トナ
ーの個数粒度分布における個数変動係数が27%以下で
あるトナーを使用することにより、クリーニング性、細
線再現性に優れ、高品位な画質を長期にわたって形成す
ることができることを見出した。
の形状係数の変動係数が16%以下であり、かつ、トナ
ーの個数粒度分布における個数変動係数が27%以下で
あるトナーを使用することにより、クリーニング性、細
線再現性に優れ、高品位な画質を長期にわたって形成す
ることができることを見出した。
【0068】また、角がないトナー粒子を50個数%以
上とし、個数粒度分布における個数変動係数を27%以
下に制御したものを使用することにより、クリーニング
性、細線再現性に優れ、高品位な画質を長期にわたって
形成することができることを見出した。
上とし、個数粒度分布における個数変動係数を27%以
下に制御したものを使用することにより、クリーニング
性、細線再現性に優れ、高品位な画質を長期にわたって
形成することができることを見出した。
【0069】本発明のトナーの形状係数は、下記式によ
り示されるものであり、トナー粒子の丸さの度合いを示
すものである。 形状係数=((最大径/2)2×π)/投影面積 ここで、最大径とは、トナー粒子の平面上への投影像を
2本の平行線で挟んだとき、その平行線の間隔が最大と
なる粒子の幅をいう。また、投影面積とは、トナー粒子
の平面上への投影像の面積をいう。
り示されるものであり、トナー粒子の丸さの度合いを示
すものである。 形状係数=((最大径/2)2×π)/投影面積 ここで、最大径とは、トナー粒子の平面上への投影像を
2本の平行線で挟んだとき、その平行線の間隔が最大と
なる粒子の幅をいう。また、投影面積とは、トナー粒子
の平面上への投影像の面積をいう。
【0070】本発明では、この形状係数は、走査型電子
顕微鏡により2000倍にトナー粒子を拡大した写真を
撮影し、次いでこの写真に基づいて「SCANNING
IMAGE ANALYZER」(日本電子社製)を
使用して写真画像の解析を行うことにより測定した。こ
の際、100個のトナー粒子を使用して本発明の形状係
数を上記算出式にて測定したものである。
顕微鏡により2000倍にトナー粒子を拡大した写真を
撮影し、次いでこの写真に基づいて「SCANNING
IMAGE ANALYZER」(日本電子社製)を
使用して写真画像の解析を行うことにより測定した。こ
の際、100個のトナー粒子を使用して本発明の形状係
数を上記算出式にて測定したものである。
【0071】本発明の好ましい重合トナーとしては、こ
の形状係数が1.2〜1.6の範囲にあるトナー粒子が
65個数%以上とすることであり、より好ましくは70
個数%以上である。この形状係数が1.2〜1.6の範
囲にあるトナー粒子が65個数%以上であることによ
り、現像剤搬送部材などでの摩擦帯電性がより均一とな
り、過度に帯電したトナーの蓄積がなく、現像剤搬送部
材表面よりトナーがより交換し易くなるために、現像ゴ
ースト等の問題も発生しにくくなる。更にトナー粒子が
破砕しにくくなって帯電付与部材の汚染を減少させ、ト
ナーの帯電性が安定する。
の形状係数が1.2〜1.6の範囲にあるトナー粒子が
65個数%以上とすることであり、より好ましくは70
個数%以上である。この形状係数が1.2〜1.6の範
囲にあるトナー粒子が65個数%以上であることによ
り、現像剤搬送部材などでの摩擦帯電性がより均一とな
り、過度に帯電したトナーの蓄積がなく、現像剤搬送部
材表面よりトナーがより交換し易くなるために、現像ゴ
ースト等の問題も発生しにくくなる。更にトナー粒子が
破砕しにくくなって帯電付与部材の汚染を減少させ、ト
ナーの帯電性が安定する。
【0072】この形状係数を制御する方法は特に限定さ
れるものではない。例えばトナー粒子を熱気流中に噴霧
する方法、またはトナー粒子を気相中において衝撃力に
よる機械的エネルギーを繰り返して付与する方法、ある
いはトナーを溶解しない溶媒中に添加し旋回流を付与す
る方法等により、形状係数を1.2〜1.6にしたトナ
ーを調製し、これを通常のトナー中へ本発明の範囲内に
なるように添加して調製する方法がある。また、いわゆ
る重合法トナーを調製する段階で全体の形状を制御し、
形状係数を1.0〜1.6、または1.2〜1.6に調
整したトナーを同様に通常のトナーに添加して調整して
いく方法がある。
れるものではない。例えばトナー粒子を熱気流中に噴霧
する方法、またはトナー粒子を気相中において衝撃力に
よる機械的エネルギーを繰り返して付与する方法、ある
いはトナーを溶解しない溶媒中に添加し旋回流を付与す
る方法等により、形状係数を1.2〜1.6にしたトナ
ーを調製し、これを通常のトナー中へ本発明の範囲内に
なるように添加して調製する方法がある。また、いわゆ
る重合法トナーを調製する段階で全体の形状を制御し、
形状係数を1.0〜1.6、または1.2〜1.6に調
整したトナーを同様に通常のトナーに添加して調整して
いく方法がある。
【0073】本発明に好ましく用いられる重合トナーの
形状係数の変動係数は下記式から算出される。 変動係数=〔S/K〕×100(%) 〔式中、Sは100個のトナー粒子の形状係数の標準偏
差を示し、Kは形状係数の平均値を示す。〕
形状係数の変動係数は下記式から算出される。 変動係数=〔S/K〕×100(%) 〔式中、Sは100個のトナー粒子の形状係数の標準偏
差を示し、Kは形状係数の平均値を示す。〕
【0074】この形状係数の変動係数は16%以下であ
り、好ましくは14%以下である。形状係数の変動係数
が16%以下であることにより、転写されたトナー層の
空隙が減少して定着性が向上しオフセットが発生しにく
くなる。また、帯電量分布がシャープとなり画質が向上
する。
り、好ましくは14%以下である。形状係数の変動係数
が16%以下であることにより、転写されたトナー層の
空隙が減少して定着性が向上しオフセットが発生しにく
くなる。また、帯電量分布がシャープとなり画質が向上
する。
【0075】このトナーの形状係数および形状係数の変
動係数を、きわめてロットのバラツキなく均一に制御す
るために、樹脂粒子(重合体粒子)を重合、融着、形状
制御させる工程において、形成されつつあるトナー粒子
(着色粒子)の特性をモニタリングしながら適正な工程
終了時期を決めてもよい。ここで、モニタリングすると
は、インラインに測定装置を組み込み、その測定結果に
基づいて、工程条件の制御をするという意味である。す
なわち、形状などの測定をインラインに組み込んで、例
えば樹脂粒子を水系媒体中で会合あるいは融着させるこ
とで形成する重合法トナーでは、融着などの工程で逐次
サンプリングを実施しながら形状や粒径を測定し、所望
の形状になった時点で反応を停止する。
動係数を、きわめてロットのバラツキなく均一に制御す
るために、樹脂粒子(重合体粒子)を重合、融着、形状
制御させる工程において、形成されつつあるトナー粒子
(着色粒子)の特性をモニタリングしながら適正な工程
終了時期を決めてもよい。ここで、モニタリングすると
は、インラインに測定装置を組み込み、その測定結果に
基づいて、工程条件の制御をするという意味である。す
なわち、形状などの測定をインラインに組み込んで、例
えば樹脂粒子を水系媒体中で会合あるいは融着させるこ
とで形成する重合法トナーでは、融着などの工程で逐次
サンプリングを実施しながら形状や粒径を測定し、所望
の形状になった時点で反応を停止する。
【0076】モニタリング方法としては、特に限定され
るものではないが、フロー式粒子像分析装置FPIA−
2000(東亜医用電子社製)を使用することができ
る。本装置は試料液を通過させつつリアルタイムで画像
処理を行うことで形状をモニタリングできるため好適で
ある。すなわち、反応場よりポンプなどを使用し、常時
モニターし形状などを測定することを行い、所望の形状
などになった時点で反応を停止するものである。
るものではないが、フロー式粒子像分析装置FPIA−
2000(東亜医用電子社製)を使用することができ
る。本装置は試料液を通過させつつリアルタイムで画像
処理を行うことで形状をモニタリングできるため好適で
ある。すなわち、反応場よりポンプなどを使用し、常時
モニターし形状などを測定することを行い、所望の形状
などになった時点で反応を停止するものである。
【0077】本発明のトナーの個数粒度分布および個数
変動係数は、コールターカウンターTA−IIあるいは
コールターマルチサイザー(コールター社製)で測定さ
れるものである。本発明においてはコールターマルチサ
イザーを用い、粒度分布を出力するインターフェイス
(日科機社製)、パーソナルコンピューターを接続して
使用した。前記コールターマルチサイザーにおいて使用
するアパーチャーとしては100μmのものを用いて2
μm以上の体積、個数を測定して粒度分布および平均粒
径を算出した。個数粒度分布とは、粒子径に対するトナ
ー粒子の相対度数を表すものであり、個数平均粒径と
は、個数粒度分布におけるメジアン径を表すものであ
る。
変動係数は、コールターカウンターTA−IIあるいは
コールターマルチサイザー(コールター社製)で測定さ
れるものである。本発明においてはコールターマルチサ
イザーを用い、粒度分布を出力するインターフェイス
(日科機社製)、パーソナルコンピューターを接続して
使用した。前記コールターマルチサイザーにおいて使用
するアパーチャーとしては100μmのものを用いて2
μm以上の体積、個数を測定して粒度分布および平均粒
径を算出した。個数粒度分布とは、粒子径に対するトナ
ー粒子の相対度数を表すものであり、個数平均粒径と
は、個数粒度分布におけるメジアン径を表すものであ
る。
【0078】トナーの個数粒度分布における個数変動係
数は下記式から算出される。 個数変動係数=〔S/Dn〕×100(%) 〔式中、Sは個数粒度分布における標準偏差を示し、D
nは個数平均粒径(μm)を示す。〕
数は下記式から算出される。 個数変動係数=〔S/Dn〕×100(%) 〔式中、Sは個数粒度分布における標準偏差を示し、D
nは個数平均粒径(μm)を示す。〕
【0079】本発明のトナーの個数変動係数は27%以
下であり、好ましくは25%以下である。個数変動係数
が27%以下であることにより、転写されたトナー層の
空隙が減少して定着性が向上し、オフセットが発生しに
くくなる。また、帯電量分布がシャープとなり、転写効
率が高くなって画質が向上する。
下であり、好ましくは25%以下である。個数変動係数
が27%以下であることにより、転写されたトナー層の
空隙が減少して定着性が向上し、オフセットが発生しに
くくなる。また、帯電量分布がシャープとなり、転写効
率が高くなって画質が向上する。
【0080】本発明の個数変動係数を制御する方法は特
に限定されるものではない。例えば、トナー粒子を風力
により分級する方法も使用できるが、個数変動係数をよ
り小さくするためには液中での分級が効果的である。こ
の液中で分級する方法としては、遠心分離機を用い、回
転数を制御してトナー粒子径の違いにより生じる沈降速
度差に応じてトナー粒子を分別回収し調整する方法があ
る。
に限定されるものではない。例えば、トナー粒子を風力
により分級する方法も使用できるが、個数変動係数をよ
り小さくするためには液中での分級が効果的である。こ
の液中で分級する方法としては、遠心分離機を用い、回
転数を制御してトナー粒子径の違いにより生じる沈降速
度差に応じてトナー粒子を分別回収し調整する方法があ
る。
【0081】特に懸濁重合法によりトナーを製造する場
合、個数粒度分布における個数変動係数を27%以下と
するためには分級操作が必須である。懸濁重合法では、
重合前に重合性単量体を水系媒体中にトナーとしての所
望の大きさの油滴に分散させることが必要である。すな
わち、重合性単量体の大きな油滴に対してホモミキサー
やホモジナイザーなどによる機械的な剪断を繰り返し
て、トナー粒子程度の大きさまで油滴を小さくすること
となるが、このような機械的な剪断による方法では、得
られる油滴の個数粒度分布は広いものとなり、従って、
これを重合してなるトナーの粒度分布も広いものとな
る。このために分級操作が必須となる。
合、個数粒度分布における個数変動係数を27%以下と
するためには分級操作が必須である。懸濁重合法では、
重合前に重合性単量体を水系媒体中にトナーとしての所
望の大きさの油滴に分散させることが必要である。すな
わち、重合性単量体の大きな油滴に対してホモミキサー
やホモジナイザーなどによる機械的な剪断を繰り返し
て、トナー粒子程度の大きさまで油滴を小さくすること
となるが、このような機械的な剪断による方法では、得
られる油滴の個数粒度分布は広いものとなり、従って、
これを重合してなるトナーの粒度分布も広いものとな
る。このために分級操作が必須となる。
【0082】本発明の角がないトナー粒子とは、電荷の
集中するような突部またはストレスにより摩耗し易いよ
うな突部を実質的に有しないトナー粒子を云い、すなわ
ち、図6(a)に示す様にトナー粒子Tの長径をLとす
るときに、半径(L/10)の円Cで、トナー粒子Tの
周囲線に対し1点で内側に接しつつ内側を転がした場合
に、当該円CがトナーTの外側に実質的にはみださない
場合を「角がないトナー粒子」という。「実質的にはみ
ださない場合」とは、はみだす円が存在する突起が1箇
所以下である場合をいう。また、「トナー粒子の長径」
とは、当該トナー粒子の平面上への投影像を2本の平行
線で挟んだとき、その平行線の間隔が最大となる粒子の
幅をいう。なお、図6(b)および(c)は、それぞれ
角のあるトナー粒子の投影像を示している。
集中するような突部またはストレスにより摩耗し易いよ
うな突部を実質的に有しないトナー粒子を云い、すなわ
ち、図6(a)に示す様にトナー粒子Tの長径をLとす
るときに、半径(L/10)の円Cで、トナー粒子Tの
周囲線に対し1点で内側に接しつつ内側を転がした場合
に、当該円CがトナーTの外側に実質的にはみださない
場合を「角がないトナー粒子」という。「実質的にはみ
ださない場合」とは、はみだす円が存在する突起が1箇
所以下である場合をいう。また、「トナー粒子の長径」
とは、当該トナー粒子の平面上への投影像を2本の平行
線で挟んだとき、その平行線の間隔が最大となる粒子の
幅をいう。なお、図6(b)および(c)は、それぞれ
角のあるトナー粒子の投影像を示している。
【0083】角がないトナーの測定は、次のようにして
行った。先ず、走査型電子顕微鏡によりトナー粒子を拡
大した写真を撮影し、更に拡大して15,000倍の写
真像を得る。次いでこの写真像について前記の角の有無
を測定する。この測定を100個のトナー粒子について
行った。
行った。先ず、走査型電子顕微鏡によりトナー粒子を拡
大した写真を撮影し、更に拡大して15,000倍の写
真像を得る。次いでこの写真像について前記の角の有無
を測定する。この測定を100個のトナー粒子について
行った。
【0084】本発明のトナーにおいて、角がないトナー
粒子の割合は50個数%以上であり、好ましくは70個
数%以上である。角がないトナー粒子の割合が50個数
%以上であることにより、現像剤搬送部材などとのスト
レスにより微細な粒子の発生などがおこりにくくなり、
いわゆる現像剤搬送部材表面に対する汚染を抑制するこ
とができ、帯電量分布がシャープとなって、帯電性も安
定し、良好な画質を長期にわたって形成できる。
粒子の割合は50個数%以上であり、好ましくは70個
数%以上である。角がないトナー粒子の割合が50個数
%以上であることにより、現像剤搬送部材などとのスト
レスにより微細な粒子の発生などがおこりにくくなり、
いわゆる現像剤搬送部材表面に対する汚染を抑制するこ
とができ、帯電量分布がシャープとなって、帯電性も安
定し、良好な画質を長期にわたって形成できる。
【0085】角がないトナーを得る方法は、特に限定さ
れるものではない。例えば、形状係数を制御する方法と
して前述したように、トナー粒子を熱気流中に噴霧する
方法、またはトナー粒子を気相中において衝撃力による
機械的エネルギーを繰り返して付与する方法、あるいは
トナーを溶解しない溶媒中に添加し、旋回流を付与する
ことによって得ることができる。
れるものではない。例えば、形状係数を制御する方法と
して前述したように、トナー粒子を熱気流中に噴霧する
方法、またはトナー粒子を気相中において衝撃力による
機械的エネルギーを繰り返して付与する方法、あるいは
トナーを溶解しない溶媒中に添加し、旋回流を付与する
ことによって得ることができる。
【0086】また、樹脂粒子を会合あるいは融着させる
ことで形成する重合法トナーにおいては、融着停止段階
では融着粒子表面には多くの凹凸があり、表面は平滑で
ないが、形状制御工程での温度、攪拌翼の回転数および
攪拌時間等の条件を適当なものとすることによって、角
がないトナーが得られる。これらの条件は、樹脂粒子の
ガラス転移点温度以上で、より高回転数とすることによ
り、表面は滑らかとなり、角がないトナーが形成でき
る。
ことで形成する重合法トナーにおいては、融着停止段階
では融着粒子表面には多くの凹凸があり、表面は平滑で
ないが、形状制御工程での温度、攪拌翼の回転数および
攪拌時間等の条件を適当なものとすることによって、角
がないトナーが得られる。これらの条件は、樹脂粒子の
ガラス転移点温度以上で、より高回転数とすることによ
り、表面は滑らかとなり、角がないトナーが形成でき
る。
【0087】本発明のトナーの粒径は、個数平均粒径で
3〜8μmのものが好ましい。この粒径は重合法により
トナー粒子を形成させる場合には、凝集剤の濃度や有機
溶媒の添加量、または融着時間、更には重合体自体の組
成によって制御することができる。
3〜8μmのものが好ましい。この粒径は重合法により
トナー粒子を形成させる場合には、凝集剤の濃度や有機
溶媒の添加量、または融着時間、更には重合体自体の組
成によって制御することができる。
【0088】個数平均粒径が3〜8μmであることによ
り、定着工程において、現像剤搬送部材に対する付着性
の過度なトナーや付着力の低いトナー等の存在を少なく
することができ、現像性を長期にわたって安定化するこ
とができるとともに、転写効率が高くなってハーフトー
ンの画質が向上し、細線やドット等の画質が向上する。
り、定着工程において、現像剤搬送部材に対する付着性
の過度なトナーや付着力の低いトナー等の存在を少なく
することができ、現像性を長期にわたって安定化するこ
とができるとともに、転写効率が高くなってハーフトー
ンの画質が向上し、細線やドット等の画質が向上する。
【0089】本発明に好ましく用いられる重合トナーと
しては、トナー粒子の粒径をD(μm)とするとき、自
然対数lnDを横軸にとり、この横軸を0.23間隔で
複数の階級に分けた個数基準の粒度分布を示すヒストグ
ラムにおいて、最頻階級に含まれるトナー粒子の相対度
数(m1)と前記最頻階級の次に頻度の高い階級に含ま
れるトナー粒子の相対度数(m2)との和(M)が70
%以上であるトナーであることが好ましい。
しては、トナー粒子の粒径をD(μm)とするとき、自
然対数lnDを横軸にとり、この横軸を0.23間隔で
複数の階級に分けた個数基準の粒度分布を示すヒストグ
ラムにおいて、最頻階級に含まれるトナー粒子の相対度
数(m1)と前記最頻階級の次に頻度の高い階級に含ま
れるトナー粒子の相対度数(m2)との和(M)が70
%以上であるトナーであることが好ましい。
【0090】相対度数(m1)と相対度数(m2)との和
(M)が70%以上であることにより、トナー粒子の粒
度分布の分散が狭くなるので、当該トナーを画像形成工
程に用いることにより選択現像の発生を確実に抑制する
ことができる。
(M)が70%以上であることにより、トナー粒子の粒
度分布の分散が狭くなるので、当該トナーを画像形成工
程に用いることにより選択現像の発生を確実に抑制する
ことができる。
【0091】本発明において、前記の個数基準の粒度分
布を示すヒストグラムは、自然対数lnD(D:個々の
トナー粒子の粒径)を0.23間隔で複数の階級(0〜
0.23:0.23〜0.46:0.46〜0.69:
0.69〜0.92:0.92〜1.15:1.15〜
1.38:1.38〜1.61:1.61〜1.84:
1.84〜2,07:2.07〜2.30:2.30〜
2.53:2.53〜2.76:・・)に分けた個数基
準の粒度分布を示すヒストグラムであり、このヒストグ
ラムは、下記の条件に従って、コールターマルチサイザ
ーにより測定されたサンプルの粒径データを、I/Oユ
ニットを介してコンピュータに転送し、当該コンピュー
タにおいて、粒度分布分析プログラムにより作成された
ものである。
布を示すヒストグラムは、自然対数lnD(D:個々の
トナー粒子の粒径)を0.23間隔で複数の階級(0〜
0.23:0.23〜0.46:0.46〜0.69:
0.69〜0.92:0.92〜1.15:1.15〜
1.38:1.38〜1.61:1.61〜1.84:
1.84〜2,07:2.07〜2.30:2.30〜
2.53:2.53〜2.76:・・)に分けた個数基
準の粒度分布を示すヒストグラムであり、このヒストグ
ラムは、下記の条件に従って、コールターマルチサイザ
ーにより測定されたサンプルの粒径データを、I/Oユ
ニットを介してコンピュータに転送し、当該コンピュー
タにおいて、粒度分布分析プログラムにより作成された
ものである。
【0092】〔測定条件〕 (1)アパーチャー:100μm (2)サンプル調整法:電解液〔ISOTON R−1
1(コールターサイエンスグラフィティックジャパン社
製)〕50〜100mlに界面活性剤(中性洗剤)を適
量加えて攪拌し、これに測定試料10〜20mgを加え
る。この系を超音波分散機にて1分間分散処理すること
により調製する。
1(コールターサイエンスグラフィティックジャパン社
製)〕50〜100mlに界面活性剤(中性洗剤)を適
量加えて攪拌し、これに測定試料10〜20mgを加え
る。この系を超音波分散機にて1分間分散処理すること
により調製する。
【0093】形状係数を制御する方法の中では、重合法
トナーが製造方法として簡便である点と、粉砕トナーに
比較して表面の均一性に優れる点等で好ましい。
トナーが製造方法として簡便である点と、粉砕トナーに
比較して表面の均一性に優れる点等で好ましい。
【0094】本発明のトナーは、懸濁重合法や、必要な
添加剤の乳化液を加えた液中にて単量体を乳化重合し、
微粒の重合粒子を製造し、その後に有機溶媒、凝集剤等
を添加して会合する方法で製造することができる。会合
の際にトナーの構成に必要な離型剤や着色剤などの分散
液と混合して会合させて調製する方法や、単量体中に離
型剤や着色剤などのトナー構成成分を分散した上で乳化
重合する方法などが挙げられる。ここで会合とは、樹脂
粒子および着色剤粒子が複数個融着することを意味す
る。
添加剤の乳化液を加えた液中にて単量体を乳化重合し、
微粒の重合粒子を製造し、その後に有機溶媒、凝集剤等
を添加して会合する方法で製造することができる。会合
の際にトナーの構成に必要な離型剤や着色剤などの分散
液と混合して会合させて調製する方法や、単量体中に離
型剤や着色剤などのトナー構成成分を分散した上で乳化
重合する方法などが挙げられる。ここで会合とは、樹脂
粒子および着色剤粒子が複数個融着することを意味す
る。
【0095】なお、本発明でいうところの水系媒体と
は、少なくとも水が50質量%以上含有されたものを示
す。
は、少なくとも水が50質量%以上含有されたものを示
す。
【0096】すなわち、重合性単量体中に着色剤や必要
に応じて離型剤、荷電制御剤、更に重合開始剤等の各種
構成材料を添加し、ホモジナイザー、サンドミル、サン
ドグラインダー、超音波分散機等で重合性単量体に各種
構成材料を溶解あるいは分散させる。この各種構成材料
が溶解あるいは分散された重合性単量体を分散安定剤を
含有した水系媒体中にホモミキサーやホモジナイザー等
を使用しトナーとしての所望の大きさの油滴に分散させ
る。その後、攪拌機構が後述の攪拌翼である反応装置へ
移し、加熱することで重合反応を進行させる。反応終了
後、分散安定剤を除去し、濾過、洗浄し、更に乾燥する
ことで本発明のトナーを調製する。
に応じて離型剤、荷電制御剤、更に重合開始剤等の各種
構成材料を添加し、ホモジナイザー、サンドミル、サン
ドグラインダー、超音波分散機等で重合性単量体に各種
構成材料を溶解あるいは分散させる。この各種構成材料
が溶解あるいは分散された重合性単量体を分散安定剤を
含有した水系媒体中にホモミキサーやホモジナイザー等
を使用しトナーとしての所望の大きさの油滴に分散させ
る。その後、攪拌機構が後述の攪拌翼である反応装置へ
移し、加熱することで重合反応を進行させる。反応終了
後、分散安定剤を除去し、濾過、洗浄し、更に乾燥する
ことで本発明のトナーを調製する。
【0097】また、本発明のトナーを製造する方法とし
て樹脂粒子を水系媒体中で会合あるいは融着させて調製
する方法も挙げることができる。この方法としては、特
に限定されるものではないが、例えば特開平5−265
252号公報や特開平6−329947号公報に示す方
法を挙げることができる。すなわち、樹脂粒子と着色剤
などの構成材料の分散粒子、あるいは樹脂及び着色剤等
より構成される微粒子を複数以上会合させる方法、特に
水中にてこれらを乳化剤を用いて分散した後に、臨界凝
集濃度以上の凝集剤を加え塩析させると同時に形成され
た重合体自体のガラス転移点温度以上で加熱融着させて
融着粒子を形成しつつ徐々に粒径を成長させ、目的の粒
径となったところで水を多量に加えて粒径成長を停止
し、更に加熱、攪拌しながら粒子表面を平滑にして形状
を制御し、その粒子を含水状態のまま流動状態で加熱乾
燥することにより、本発明のトナーを形成することがで
きる。なお、ここにおいて凝集剤を加えると同時に水に
対して無限溶解する有機溶媒を加えてもよい。
て樹脂粒子を水系媒体中で会合あるいは融着させて調製
する方法も挙げることができる。この方法としては、特
に限定されるものではないが、例えば特開平5−265
252号公報や特開平6−329947号公報に示す方
法を挙げることができる。すなわち、樹脂粒子と着色剤
などの構成材料の分散粒子、あるいは樹脂及び着色剤等
より構成される微粒子を複数以上会合させる方法、特に
水中にてこれらを乳化剤を用いて分散した後に、臨界凝
集濃度以上の凝集剤を加え塩析させると同時に形成され
た重合体自体のガラス転移点温度以上で加熱融着させて
融着粒子を形成しつつ徐々に粒径を成長させ、目的の粒
径となったところで水を多量に加えて粒径成長を停止
し、更に加熱、攪拌しながら粒子表面を平滑にして形状
を制御し、その粒子を含水状態のまま流動状態で加熱乾
燥することにより、本発明のトナーを形成することがで
きる。なお、ここにおいて凝集剤を加えると同時に水に
対して無限溶解する有機溶媒を加えてもよい。
【0098】着色粒子(トナー)を構成する結着樹脂と
しては特に限定されず、従来公知の種々の樹脂が用いら
れる。例えば、スチレン系樹脂、アクリル系樹脂、スチ
レン−アクリル系樹脂、ポリエステル樹脂等が挙げられ
る。
しては特に限定されず、従来公知の種々の樹脂が用いら
れる。例えば、スチレン系樹脂、アクリル系樹脂、スチ
レン−アクリル系樹脂、ポリエステル樹脂等が挙げられ
る。
【0099】スチレン−アクリル系樹脂用の化合物例と
しては、スチレン、o−メチルスチレン、m−メチルス
チレン、p−メチルスチレン、α−メチルスチレン、p
−クロロスチレン、3,4−ジクロロスチレン、p−フ
ェニルスチレン、p−エチルスチレン、2,4−ジメチ
ルスチレン、p−t−ブチルスチレン、p−n−ヘキシ
ルスチレン、p−n−オクチルスチレン、p−n−ノニ
ルスチレン、p−n−デシルスチレン、p−n−ドデシ
ルスチレンの如きスチレンあるいはスチレン誘導体、メ
タクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸
n−ブチル、メタクリル酸イソプロピル、メタクリル酸
イソブチル、メタクリル酸t−ブチル、メタクリル酸n
−オクチル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、メタク
リル酸ステアリル、メタクリル酸ラウリル、メタクリル
酸フェニル、メタクリル酸ジエチルアミノエチル、メタ
クリル酸ジメチルアミノエチル等のメタクリル酸エステ
ル誘導体、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アク
リル酸イソプロピル、アクリル酸n−ブチル、アクリル
酸t−ブチル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸n−
オクチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸
ステアリル、アクリル酸ラウリル、アクリル酸フェニ
ル、アクリル酸ジメチルアミノエチル、アクリル酸ジエ
チルアミノエチル等のアクリル酸エステル誘導体等が挙
げられ、これらビニル単量体は単独あるいは組み合わせ
て使用することができる。
しては、スチレン、o−メチルスチレン、m−メチルス
チレン、p−メチルスチレン、α−メチルスチレン、p
−クロロスチレン、3,4−ジクロロスチレン、p−フ
ェニルスチレン、p−エチルスチレン、2,4−ジメチ
ルスチレン、p−t−ブチルスチレン、p−n−ヘキシ
ルスチレン、p−n−オクチルスチレン、p−n−ノニ
ルスチレン、p−n−デシルスチレン、p−n−ドデシ
ルスチレンの如きスチレンあるいはスチレン誘導体、メ
タクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸
n−ブチル、メタクリル酸イソプロピル、メタクリル酸
イソブチル、メタクリル酸t−ブチル、メタクリル酸n
−オクチル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、メタク
リル酸ステアリル、メタクリル酸ラウリル、メタクリル
酸フェニル、メタクリル酸ジエチルアミノエチル、メタ
クリル酸ジメチルアミノエチル等のメタクリル酸エステ
ル誘導体、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アク
リル酸イソプロピル、アクリル酸n−ブチル、アクリル
酸t−ブチル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸n−
オクチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸
ステアリル、アクリル酸ラウリル、アクリル酸フェニ
ル、アクリル酸ジメチルアミノエチル、アクリル酸ジエ
チルアミノエチル等のアクリル酸エステル誘導体等が挙
げられ、これらビニル単量体は単独あるいは組み合わせ
て使用することができる。
【0100】その他のビニル系重合体用単量体の化合物
例としては、エチレン、プロピレン、イソブチレン等の
オレフィン類、塩化ビニル、塩化ビニリデン、臭化ビニ
ル、弗化ビニル、弗化ビニリデン等のハロゲン系ビニル
類、プロピオン酸ビニル、酢酸ビニル、ベンゾエ酸ビニ
ル等のビニルエステル類、ビニルメチルエーテル、ビニ
ルエチルエーテル等のビニルエーテル類、ビニルメチル
ケトン、ビニルエチルケトン、ビニルヘキシルケトン等
のビニルケトン類、N−ビニルカルバゾール、N−ビニ
ルインドール、N−ビニルピロリドン等のN−ビニル化
合物、ビニルナフタレン、ビニルピリジン等のビニル化
合物類、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、アク
リルアミド、N−ブチルアクリルアミド、N,N−ジブ
チルアクリルアミド、メタクリルアミド、N−ブチルメ
タクリルアミド、N−オクタデシルアクリルアミド等の
アクリル酸あるいはメタクリル酸誘導体がある。これら
ビニル系単量体は単独あるいは組み合わせて使用するこ
とができる。
例としては、エチレン、プロピレン、イソブチレン等の
オレフィン類、塩化ビニル、塩化ビニリデン、臭化ビニ
ル、弗化ビニル、弗化ビニリデン等のハロゲン系ビニル
類、プロピオン酸ビニル、酢酸ビニル、ベンゾエ酸ビニ
ル等のビニルエステル類、ビニルメチルエーテル、ビニ
ルエチルエーテル等のビニルエーテル類、ビニルメチル
ケトン、ビニルエチルケトン、ビニルヘキシルケトン等
のビニルケトン類、N−ビニルカルバゾール、N−ビニ
ルインドール、N−ビニルピロリドン等のN−ビニル化
合物、ビニルナフタレン、ビニルピリジン等のビニル化
合物類、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、アク
リルアミド、N−ブチルアクリルアミド、N,N−ジブ
チルアクリルアミド、メタクリルアミド、N−ブチルメ
タクリルアミド、N−オクタデシルアクリルアミド等の
アクリル酸あるいはメタクリル酸誘導体がある。これら
ビニル系単量体は単独あるいは組み合わせて使用するこ
とができる。
【0101】更にスチレン−アクリル系樹脂(ビニル系
樹脂)で含カルボン酸重合体を得るための単量体例とし
ては、アクリル酸、メタクリル酸、α−エチルアクリル
酸、フマル酸、マレイン酸、イタコン酸、ケイ皮酸、マ
レイン酸モノブチルエステル、マレイン酸モノオクチル
エステル、ケイ皮酸無水物、アルケニルコハク酸メチル
ハーフエステル等が挙げられる。
樹脂)で含カルボン酸重合体を得るための単量体例とし
ては、アクリル酸、メタクリル酸、α−エチルアクリル
酸、フマル酸、マレイン酸、イタコン酸、ケイ皮酸、マ
レイン酸モノブチルエステル、マレイン酸モノオクチル
エステル、ケイ皮酸無水物、アルケニルコハク酸メチル
ハーフエステル等が挙げられる。
【0102】又、スチレン−アクリル系樹脂(ビニル系
樹脂)に下記に示す架橋剤を添加し、架橋樹脂として使
用することもできる。その例としては、ジビニルベンゼ
ン、エチレングルコールジアクリレート、ジエチレング
リコールジアクリレート、トリエチレングリコールジア
クリレート、エチレングリコーリジメタクリレート、ジ
エチレングリコールジメタクリレート、トリエチレング
リコールジメタクリレート等が挙げられる。
樹脂)に下記に示す架橋剤を添加し、架橋樹脂として使
用することもできる。その例としては、ジビニルベンゼ
ン、エチレングルコールジアクリレート、ジエチレング
リコールジアクリレート、トリエチレングリコールジア
クリレート、エチレングリコーリジメタクリレート、ジ
エチレングリコールジメタクリレート、トリエチレング
リコールジメタクリレート等が挙げられる。
【0103】架橋剤の使用量は必要とする架橋度によっ
て適宜使用量を調整して使用される。一般的にはビニル
系単量体に対して0.1〜5質量%使用される。
て適宜使用量を調整して使用される。一般的にはビニル
系単量体に対して0.1〜5質量%使用される。
【0104】これら重合性単量体はラジカル重合開始剤
を用いて重合することができる。この場合、懸濁重合法
では油溶性重合開始剤を用いることができる。この油溶
性重合開始剤としては、2,2‘−アゾビス−(2,4
−ジメチルバレロニトリル)、2,2’−アゾビスイソ
ブチロニトリル、1,1‘−アゾビス(シクロヘキサン
−1−カルボニトリル)、2,2’−アゾビス−4−メ
トキシ−2,4−ジメチルバレロニトリル、アゾビスイ
ソブチロニトリル等のアゾ系またはジアゾ系重合開始
剤、ベンゾイルパーオキサイド、メチルエチルケトンペ
ルオキサイド、ジイソプロピルぺルオキシカーボネー
ト、クメンヒドロペルオキサイド、t−ブチルヒドロペ
ルオキサイド、ジ−t−ブチルペルオキサイド、ジクミ
ルペルオキサイド、2,4−ジクロロベンゾイルペルオ
キサイド、ラウロイルペルオキサイド、2,2−ビス−
(4,4−t−ブチルペルオキシシクロヘキシル)プロ
パン、トリス−(t−ブチルペルオキシ)トリアジンな
どの過酸化物系重合開始剤や過酸化物を側鎖に有する高
分子開始剤などを挙げることができる。
を用いて重合することができる。この場合、懸濁重合法
では油溶性重合開始剤を用いることができる。この油溶
性重合開始剤としては、2,2‘−アゾビス−(2,4
−ジメチルバレロニトリル)、2,2’−アゾビスイソ
ブチロニトリル、1,1‘−アゾビス(シクロヘキサン
−1−カルボニトリル)、2,2’−アゾビス−4−メ
トキシ−2,4−ジメチルバレロニトリル、アゾビスイ
ソブチロニトリル等のアゾ系またはジアゾ系重合開始
剤、ベンゾイルパーオキサイド、メチルエチルケトンペ
ルオキサイド、ジイソプロピルぺルオキシカーボネー
ト、クメンヒドロペルオキサイド、t−ブチルヒドロペ
ルオキサイド、ジ−t−ブチルペルオキサイド、ジクミ
ルペルオキサイド、2,4−ジクロロベンゾイルペルオ
キサイド、ラウロイルペルオキサイド、2,2−ビス−
(4,4−t−ブチルペルオキシシクロヘキシル)プロ
パン、トリス−(t−ブチルペルオキシ)トリアジンな
どの過酸化物系重合開始剤や過酸化物を側鎖に有する高
分子開始剤などを挙げることができる。
【0105】また、乳化重合法を用いる場合には水溶性
ラジカル重合開始剤を使用することができる。水溶性重
合開始剤としては、過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウ
ム等の過硫酸塩、アゾビスアミノジプロパン酢酸塩、ア
ゾビスシアノ吉草酸およびその塩、過酸化水素等を挙げ
ることができる。
ラジカル重合開始剤を使用することができる。水溶性重
合開始剤としては、過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウ
ム等の過硫酸塩、アゾビスアミノジプロパン酢酸塩、ア
ゾビスシアノ吉草酸およびその塩、過酸化水素等を挙げ
ることができる。
【0106】分散安定剤としては、リン酸三カルシウ
ム、リン酸マグネシウム、リン酸亜鉛、リン酸アルミニ
ウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、水酸化カル
シウム、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、メ
タケイ酸カルシウム、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、
ベントナイト、シリカ、アルミナ等を挙げることができ
る。更に、ポリビニルアルコール、ゼラチン、メチルセ
ルロース、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、エ
チレンオキサイド付加物、高級アルコール硫酸ナトリウ
ム等の界面活性剤として一般的に使用されているものを
分散安定剤として使用することができる。
ム、リン酸マグネシウム、リン酸亜鉛、リン酸アルミニ
ウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、水酸化カル
シウム、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、メ
タケイ酸カルシウム、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、
ベントナイト、シリカ、アルミナ等を挙げることができ
る。更に、ポリビニルアルコール、ゼラチン、メチルセ
ルロース、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、エ
チレンオキサイド付加物、高級アルコール硫酸ナトリウ
ム等の界面活性剤として一般的に使用されているものを
分散安定剤として使用することができる。
【0107】本発明において優れた樹脂としては、ガラ
ス転移点が20〜90℃のものが好ましく、軟化点が8
0〜220℃のものが好ましい。ガラス転移点は示差熱
量分析方法で測定されるものであり、軟化点は高化式フ
ローテスターで測定することができる。更に、これらの
樹脂としては、ゲルパーミエーションクロマトグラフィ
ーにより測定される分子量が数平均分子量(Mn)で1
000〜100000、重量平均分子量(Mw)で20
00〜1000000のものが好ましい。更に、分子量
分布として、Mw/Mnが1.5〜100、特に1.8
〜70のものが好ましい。
ス転移点が20〜90℃のものが好ましく、軟化点が8
0〜220℃のものが好ましい。ガラス転移点は示差熱
量分析方法で測定されるものであり、軟化点は高化式フ
ローテスターで測定することができる。更に、これらの
樹脂としては、ゲルパーミエーションクロマトグラフィ
ーにより測定される分子量が数平均分子量(Mn)で1
000〜100000、重量平均分子量(Mw)で20
00〜1000000のものが好ましい。更に、分子量
分布として、Mw/Mnが1.5〜100、特に1.8
〜70のものが好ましい。
【0108】本発明に使用される凝集剤としては、特に
限定されるものではないが、金属塩から選択されるもの
が好適に使用される。具体的には、1価の金属として例
えばナトリウム、カリウム、リチウム等のアルカリ金属
の塩、2価の金属として例えばカルシウム、マグネシウ
ム等のアルカリ土類の金属塩、マンガン、銅等の2価の
金属の塩、鉄、アルミニウム等の3価の金属の塩等が挙
げられ、具体的な塩としては、塩化ナトリウム、塩化カ
リウム、塩化リチウム、塩化カルシウム、塩化亜鉛、硫
酸銅、硫酸マグネシウム、硫酸マンガン等を挙げること
ができる。これらは、単独で用いても組み合わせて用い
てもよい。
限定されるものではないが、金属塩から選択されるもの
が好適に使用される。具体的には、1価の金属として例
えばナトリウム、カリウム、リチウム等のアルカリ金属
の塩、2価の金属として例えばカルシウム、マグネシウ
ム等のアルカリ土類の金属塩、マンガン、銅等の2価の
金属の塩、鉄、アルミニウム等の3価の金属の塩等が挙
げられ、具体的な塩としては、塩化ナトリウム、塩化カ
リウム、塩化リチウム、塩化カルシウム、塩化亜鉛、硫
酸銅、硫酸マグネシウム、硫酸マンガン等を挙げること
ができる。これらは、単独で用いても組み合わせて用い
てもよい。
【0109】これらの凝集剤は、臨界凝集濃度以上添加
することが好ましい。この臨界凝集濃度とは、水性分散
物の安定性に関する指標であり、凝集剤を添加して凝集
が発生する濃度を示すものである。この臨界凝集濃度
は、乳化された成分および分散剤自体によって大きく変
化するものである。例えば、岡村誠三他著「高分子化学
17、601(1960)高分子学会編」等に記載され
ており、詳細な臨界凝集濃度を求めることができる。ま
た、別な手法として、目的とする粒子分散液に所望の塩
を濃度を変えて添加し、その分散液のζ(ゼータ)電位
を測定し、この値が変化する塩濃度を臨界凝集濃度とし
て求めることもできる。
することが好ましい。この臨界凝集濃度とは、水性分散
物の安定性に関する指標であり、凝集剤を添加して凝集
が発生する濃度を示すものである。この臨界凝集濃度
は、乳化された成分および分散剤自体によって大きく変
化するものである。例えば、岡村誠三他著「高分子化学
17、601(1960)高分子学会編」等に記載され
ており、詳細な臨界凝集濃度を求めることができる。ま
た、別な手法として、目的とする粒子分散液に所望の塩
を濃度を変えて添加し、その分散液のζ(ゼータ)電位
を測定し、この値が変化する塩濃度を臨界凝集濃度とし
て求めることもできる。
【0110】本発明の凝集剤の添加量は、臨界凝集濃度
以上であればよいか、好ましくは臨界凝集濃度の1.2
倍以上、更に好ましくは、1.5倍以上添加することが
よい。
以上であればよいか、好ましくは臨界凝集濃度の1.2
倍以上、更に好ましくは、1.5倍以上添加することが
よい。
【0111】本発明で用いられる無限溶解する溶媒と
は、すなわち水に対して無限溶解する溶媒を示し、この
溶媒は、本発明においては形成された樹脂を溶解させな
いものが選択される。具体的には、メタノール、エタノ
ール、プロパノール、イソプロパノール、t−ブタノー
ル、メトキシエタノール、ブトキシエタノール等のアル
コール類、アセトニトリル等のニトリル類、ジオキサン
等のエーテル類を挙げることができる。特に、エタノー
ル、プロパノール、イソプロパノールが好ましい。
は、すなわち水に対して無限溶解する溶媒を示し、この
溶媒は、本発明においては形成された樹脂を溶解させな
いものが選択される。具体的には、メタノール、エタノ
ール、プロパノール、イソプロパノール、t−ブタノー
ル、メトキシエタノール、ブトキシエタノール等のアル
コール類、アセトニトリル等のニトリル類、ジオキサン
等のエーテル類を挙げることができる。特に、エタノー
ル、プロパノール、イソプロパノールが好ましい。
【0112】この無限溶解する溶媒の添加量は、凝集剤
を添加した重合体含有分散液に対して、1〜100体積
%が好ましい。
を添加した重合体含有分散液に対して、1〜100体積
%が好ましい。
【0113】なお、形状を均一化させるためには、着色
粒子を調製し、濾過した後に粒子に対して10質量%以
上の水が存在したスラリーを流動乾燥させることが好ま
しいが、この際、特に重合体中に極性基を有するものが
好ましい。この理由としては、極性基が存在する重合体
に対して、存在している水が多少膨潤する効果を発揮す
るために、形状の均一化が特にはかられやすいものと考
えられる。
粒子を調製し、濾過した後に粒子に対して10質量%以
上の水が存在したスラリーを流動乾燥させることが好ま
しいが、この際、特に重合体中に極性基を有するものが
好ましい。この理由としては、極性基が存在する重合体
に対して、存在している水が多少膨潤する効果を発揮す
るために、形状の均一化が特にはかられやすいものと考
えられる。
【0114】本発明に使用されるトナーは少なくとも樹
脂と着色剤を含有するものであるが、必要に応じて定着
性改良剤である離型剤や荷電制御剤等を含有することも
できる。更に、上記樹脂と着色剤を主成分とするトナー
粒子に対して無機微粒子や有機微粒子等で構成される外
添剤を添加したものであってもよい。
脂と着色剤を含有するものであるが、必要に応じて定着
性改良剤である離型剤や荷電制御剤等を含有することも
できる。更に、上記樹脂と着色剤を主成分とするトナー
粒子に対して無機微粒子や有機微粒子等で構成される外
添剤を添加したものであってもよい。
【0115】本発明に使用されるトナーに使用される着
色剤としてはカーボンブラック、磁性体、染料、顔料等
を任意に使用することができ、カーボンブラックとして
はチャンネルブラック、ファーネスブラック、アセチレ
ンブラック、サーマルブラック、ランプブラック等が使
用される。磁性体としては鉄、ニッケル、コバルト等の
強磁性金属、これらの金属を含む合金、フェライト、マ
グネタイト等の強磁性金属の化合物、強磁性金属を含ま
ないが熱処理することにより強磁性を示す合金、例えば
マンガン−銅−アルミニウム、マンガン−銅−スズ等の
ホイスラー合金と呼ばれる種類の合金、二酸化クロム等
を用いることができる。
色剤としてはカーボンブラック、磁性体、染料、顔料等
を任意に使用することができ、カーボンブラックとして
はチャンネルブラック、ファーネスブラック、アセチレ
ンブラック、サーマルブラック、ランプブラック等が使
用される。磁性体としては鉄、ニッケル、コバルト等の
強磁性金属、これらの金属を含む合金、フェライト、マ
グネタイト等の強磁性金属の化合物、強磁性金属を含ま
ないが熱処理することにより強磁性を示す合金、例えば
マンガン−銅−アルミニウム、マンガン−銅−スズ等の
ホイスラー合金と呼ばれる種類の合金、二酸化クロム等
を用いることができる。
【0116】染料としては、C.I.ソルベントレッド
1、同49、同52、同58、同63、同111、同1
22、C.I.ソルベントイエロー19、同44、同7
7、同79、同81、同82、同93、同98、同10
3、同104、同112、同162、C.I.ソルベン
トブルー25、同36、同60、同70、同93、同9
5等を用いることができ、また、これらの混合物も用い
ることができる。顔料としては、C.I.ピグメントレ
ッド5、同48:1、同53:1、同57:1、同12
2、同139、同144、同149、同166、同17
7、同178、同222、C.I.ピグメントオレンジ
31、同43、C.I.ピグメントグリーン7、C.
I.ピグメントブルー15:3、同60等を用いること
ができ、これらの混合物を用いることができる。数平均
一次粒径は種類により多様であるが、概ね10〜200
nm程度が好ましい
1、同49、同52、同58、同63、同111、同1
22、C.I.ソルベントイエロー19、同44、同7
7、同79、同81、同82、同93、同98、同10
3、同104、同112、同162、C.I.ソルベン
トブルー25、同36、同60、同70、同93、同9
5等を用いることができ、また、これらの混合物も用い
ることができる。顔料としては、C.I.ピグメントレ
ッド5、同48:1、同53:1、同57:1、同12
2、同139、同144、同149、同166、同17
7、同178、同222、C.I.ピグメントオレンジ
31、同43、C.I.ピグメントグリーン7、C.
I.ピグメントブルー15:3、同60等を用いること
ができ、これらの混合物を用いることができる。数平均
一次粒径は種類により多様であるが、概ね10〜200
nm程度が好ましい
【0117】着色剤の添加方法としては、乳化重合法で
調製した重合体粒子を、凝集剤を添加することで凝集さ
せる段階で添加し重合体を着色する方法や、単量体を重
合させる段階で着色剤を添加し、重合し、着色粒子とす
る方法等を使用することができる。なお、着色剤は重合
体を調製する段階で添加する場合はラジカル重合性を阻
害しない様に表面をカップリング剤等で処理して使用す
ることが好ましい。
調製した重合体粒子を、凝集剤を添加することで凝集さ
せる段階で添加し重合体を着色する方法や、単量体を重
合させる段階で着色剤を添加し、重合し、着色粒子とす
る方法等を使用することができる。なお、着色剤は重合
体を調製する段階で添加する場合はラジカル重合性を阻
害しない様に表面をカップリング剤等で処理して使用す
ることが好ましい。
【0118】更に、定着性改良剤としての低分子量ポリ
プロピレン(数平均分子量=1500〜9000)や低
分子量ポリエチレン等を添加してもよい。
プロピレン(数平均分子量=1500〜9000)や低
分子量ポリエチレン等を添加してもよい。
【0119】荷電制御剤も同様に種々の公知のもので、
かつ水中に分散することのできるものを使用することが
できる。具体的にはニグロシン系染料、ナフテン酸また
は高級脂肪酸の金属塩、アルコキシル化アミン、第四級
アンモニウム塩化合物、アゾ系金属錯体、サリチル酸金
属塩あるいはその金属錯体等が挙げられる。
かつ水中に分散することのできるものを使用することが
できる。具体的にはニグロシン系染料、ナフテン酸また
は高級脂肪酸の金属塩、アルコキシル化アミン、第四級
アンモニウム塩化合物、アゾ系金属錯体、サリチル酸金
属塩あるいはその金属錯体等が挙げられる。
【0120】なお、これら荷電制御剤や定着性改良剤の
粒子は、分散した状態で数平均一次粒子径が10〜50
0nm程度とすることが好ましい。
粒子は、分散した状態で数平均一次粒子径が10〜50
0nm程度とすることが好ましい。
【0121】いわゆる重合性単量体中に着色剤などのト
ナー構成成分を分散あるいは溶解したものを水系媒体中
に懸濁し、ついで重合トナーを得る懸濁重合法トナーで
は重合反応を行う反応容器中での媒体の流れを制御する
ことによりトナー粒子の形状を制御することができる。
すなわち、形状係数が1.2以上の形状を有するトナー
粒子を多く形成させる場合には、反応容器中での媒体の
流れを乱流とし、重合が進行して懸濁状態で水系媒体中
に存在している油滴が柔らかい粒子となった時点で、粒
子の衝突を行うことで粒子の合一を促進させ、形状が不
定形となった粒子が得られる。また、形状係数が1.2
より小さい球形のトナー粒子を形成させる場合には、反
応容器中での媒体の流れを層流として、粒子の衝突を避
けることにより球形の粒子が得られる。この方法によ
り、トナー形状の分布を本発明の範囲内に制御すること
ができる。
ナー構成成分を分散あるいは溶解したものを水系媒体中
に懸濁し、ついで重合トナーを得る懸濁重合法トナーで
は重合反応を行う反応容器中での媒体の流れを制御する
ことによりトナー粒子の形状を制御することができる。
すなわち、形状係数が1.2以上の形状を有するトナー
粒子を多く形成させる場合には、反応容器中での媒体の
流れを乱流とし、重合が進行して懸濁状態で水系媒体中
に存在している油滴が柔らかい粒子となった時点で、粒
子の衝突を行うことで粒子の合一を促進させ、形状が不
定形となった粒子が得られる。また、形状係数が1.2
より小さい球形のトナー粒子を形成させる場合には、反
応容器中での媒体の流れを層流として、粒子の衝突を避
けることにより球形の粒子が得られる。この方法によ
り、トナー形状の分布を本発明の範囲内に制御すること
ができる。
【0122】一方、樹脂粒子を水系媒体中で会合あるい
は融着させる重合法トナーでは、融着段階での反応容器
内の媒体の流れおよび温度分布を制御することで、更に
は融着後の形状制御工程において加熱温度、撹拌回転
数、時間を制御することで、トナー全体の形状分布およ
び形状を任意に変化させることができる。
は融着させる重合法トナーでは、融着段階での反応容器
内の媒体の流れおよび温度分布を制御することで、更に
は融着後の形状制御工程において加熱温度、撹拌回転
数、時間を制御することで、トナー全体の形状分布およ
び形状を任意に変化させることができる。
【0123】すなわち、樹脂粒子を会合あるいは融着さ
せる重合法トナーでは、反応装置内の流れを層流とし、
内部の温度分布を均一化することができる撹拌翼および
撹拌槽を使用して、融着工程、および形状制御工程での
温度、回転数、時間を制御することにより、所期の形状
係数および均一な形状分布を有するトナーを形成するこ
とができる。
せる重合法トナーでは、反応装置内の流れを層流とし、
内部の温度分布を均一化することができる撹拌翼および
撹拌槽を使用して、融着工程、および形状制御工程での
温度、回転数、時間を制御することにより、所期の形状
係数および均一な形状分布を有するトナーを形成するこ
とができる。
【0124】この理由は、層流を形成させた場で融着さ
せると、凝集および融着が進行している粒子(会合ある
いは凝集粒子)に強いストレスが加わらず、かつ流れが
加速された層流においては撹拌槽内の温度分布が均一で
ある結果、融着粒子の形状分布が均一になるからである
と推定される。更に、その後の形状制御工程での加熱、
撹拌により融着粒子は徐々に球形化し、トナー粒子の形
状を任意に制御できる。
せると、凝集および融着が進行している粒子(会合ある
いは凝集粒子)に強いストレスが加わらず、かつ流れが
加速された層流においては撹拌槽内の温度分布が均一で
ある結果、融着粒子の形状分布が均一になるからである
と推定される。更に、その後の形状制御工程での加熱、
撹拌により融着粒子は徐々に球形化し、トナー粒子の形
状を任意に制御できる。
【0125】また、本発明のトナーでは、流動性付与の
観点から、外添剤として無機微粒子や有機微粒子などの
微粒子を添加して使用することで、より効果を発揮する
ことができる。この理由としては、外添剤の埋没や脱離
を効果的に抑制することができるため、その効果が顕著
に現れるものと推定される。
観点から、外添剤として無機微粒子や有機微粒子などの
微粒子を添加して使用することで、より効果を発揮する
ことができる。この理由としては、外添剤の埋没や脱離
を効果的に抑制することができるため、その効果が顕著
に現れるものと推定される。
【0126】この無機微粒子としてはシリカ、チタニ
ア、アルミナ等の無機酸化物粒子が好ましく、さらに、
これら無機微粒子はシランカップリング剤やチタンカッ
プリング剤等によって疎水化処理されていることが好ま
しい。疎水化処理の程度としては特に限定されるもので
はないが、メタノールウェッタビリティーとして40〜
95のものが好ましい。
ア、アルミナ等の無機酸化物粒子が好ましく、さらに、
これら無機微粒子はシランカップリング剤やチタンカッ
プリング剤等によって疎水化処理されていることが好ま
しい。疎水化処理の程度としては特に限定されるもので
はないが、メタノールウェッタビリティーとして40〜
95のものが好ましい。
【0127】メタノールウェッタビリティーとは、メタ
ノールに対する濡れ性を評価するものである。この方法
は、内容量200mlのビーカー中に入れた蒸留水50
mlに、測定対象の無機微粒子を0.2g秤量し添加す
る。メタノールを先端が液体中に浸漬されているビュレ
ットからゆっくり撹拌した状態で無機微粒子の全体がぬ
れるまでゆっくり滴下する。この無機微粒子を完全にぬ
らすために必要なメタノールの量をa(ml)とした場
合に、下記式により疎水化度が算出される。 疎水化度=(a/(a+50))×100
ノールに対する濡れ性を評価するものである。この方法
は、内容量200mlのビーカー中に入れた蒸留水50
mlに、測定対象の無機微粒子を0.2g秤量し添加す
る。メタノールを先端が液体中に浸漬されているビュレ
ットからゆっくり撹拌した状態で無機微粒子の全体がぬ
れるまでゆっくり滴下する。この無機微粒子を完全にぬ
らすために必要なメタノールの量をa(ml)とした場
合に、下記式により疎水化度が算出される。 疎水化度=(a/(a+50))×100
【0128】この外添剤の添加量としては、トナー中に
0.1〜5.0質量%、好ましくは0.5〜4.0質量
%である。また、外添剤としては種々のものを組み合わ
せて使用してもよい。
0.1〜5.0質量%、好ましくは0.5〜4.0質量
%である。また、外添剤としては種々のものを組み合わ
せて使用してもよい。
【0129】本発明に用いられるトナーには外添剤とし
ては、脂肪酸金属塩が添加されてもよい。脂肪酸および
その金属塩としては、ウンデシル酸、ラウリン酸、トリ
デシル酸、ドデシル酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、
ペンタデシル酸、ステアリン酸、ヘプタデシル酸、アラ
キン酸、モンタン酸、オレイン酸、リノール酸、アラキ
ドン酸などの長鎖脂肪酸が挙げられ、その金属塩として
は、亜鉛、鉄、マグネシウム、アルミニウム、カルシウ
ム、ナトリウム、リチウムなどの金属との塩が挙げられ
る。本発明においては、ステアリン酸亜鉛が特に好まし
い。
ては、脂肪酸金属塩が添加されてもよい。脂肪酸および
その金属塩としては、ウンデシル酸、ラウリン酸、トリ
デシル酸、ドデシル酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、
ペンタデシル酸、ステアリン酸、ヘプタデシル酸、アラ
キン酸、モンタン酸、オレイン酸、リノール酸、アラキ
ドン酸などの長鎖脂肪酸が挙げられ、その金属塩として
は、亜鉛、鉄、マグネシウム、アルミニウム、カルシウ
ム、ナトリウム、リチウムなどの金属との塩が挙げられ
る。本発明においては、ステアリン酸亜鉛が特に好まし
い。
【0130】尚、本発明に係わるトナーは一成分現像に
も、二成分現像にも用いることができる。二成分現像剤
を調製するためには、トナーとキャリアとを混合して調
製される。現像剤に対するトナー濃度としては2〜10
質量%に混合して使用される。
も、二成分現像にも用いることができる。二成分現像剤
を調製するためには、トナーとキャリアとを混合して調
製される。現像剤に対するトナー濃度としては2〜10
質量%に混合して使用される。
【0131】像担持体としては、静電潜像を形成するこ
とが出来るものであれば特に限定はない。その代表的な
ものとしては電子写真感光体があり、特に最近は有機感
光体(OPC)が多く用いられている。しかし、本発明
はそれに限定されず、無機感光体にも用いることが出来
る。更にその形状についても特に限定はないが、近年最
も多く用いられているのはドラムタイプのものである。
しかし、本発明は、この他の形状を有するもの、例えば
ベルト状感光体にも無論用いることが出来る。
とが出来るものであれば特に限定はない。その代表的な
ものとしては電子写真感光体があり、特に最近は有機感
光体(OPC)が多く用いられている。しかし、本発明
はそれに限定されず、無機感光体にも用いることが出来
る。更にその形状についても特に限定はないが、近年最
も多く用いられているのはドラムタイプのものである。
しかし、本発明は、この他の形状を有するもの、例えば
ベルト状感光体にも無論用いることが出来る。
【0132】本発明の電子写真感光体の層構成は、特に
限定はないが、電荷発生層、電荷輸送層、或いは電荷発
生・電荷輸送層(電荷発生と電荷輸送の両方の機能を有
する単層型感光層)等の感光層とその上に本発明の樹脂
層を塗設した構成をとるのが好ましい。又、前記電荷発
生層、電荷輸送層、或いは電荷発生・電荷輸送層は各層
が複数の層から構成されていてもよい。
限定はないが、電荷発生層、電荷輸送層、或いは電荷発
生・電荷輸送層(電荷発生と電荷輸送の両方の機能を有
する単層型感光層)等の感光層とその上に本発明の樹脂
層を塗設した構成をとるのが好ましい。又、前記電荷発
生層、電荷輸送層、或いは電荷発生・電荷輸送層は各層
が複数の層から構成されていてもよい。
【0133】本発明における感光層に含有される電荷発
生物質(CGM)としては、例えばフタロシアニン顔
料、多環キノン顔料、アゾ顔料、ペリレン顔料、インジ
ゴ顔料、キナクリドン顔料、アズレニウム顔料、スクワ
リリウム染料、シアニン染料、ピリリウム染料、チオピ
リリウム染料、キサンテン色素、トリフェニルメタン色
素、スチリル色素等が挙げられ、これらの電荷発生物質
(CGM)は単独で又は適当なバインダー樹脂と共に層
形成が行われる。
生物質(CGM)としては、例えばフタロシアニン顔
料、多環キノン顔料、アゾ顔料、ペリレン顔料、インジ
ゴ顔料、キナクリドン顔料、アズレニウム顔料、スクワ
リリウム染料、シアニン染料、ピリリウム染料、チオピ
リリウム染料、キサンテン色素、トリフェニルメタン色
素、スチリル色素等が挙げられ、これらの電荷発生物質
(CGM)は単独で又は適当なバインダー樹脂と共に層
形成が行われる。
【0134】前記感光層に含有される電荷輸送物質(C
TM)としては、例えばオキサゾール誘導体、オキサジ
アゾール誘導体、チアゾール誘導体、チアジアゾール誘
導体、トリアゾール誘導体、イミダゾール誘導体、イミ
ダゾロン誘導体、イミダゾリン誘導体、ビスイミダゾリ
ジン誘導体、スチリル化合物、ヒドラゾン化合物、ベン
ジジン化合物、ピラゾリン誘導体、スチルベン化合物、
アミン誘導体、オキサゾロン誘導体、ベンゾチアゾール
誘導体、ベンズイミダゾール誘導体、キナゾリン誘導
体、ベンゾフラン誘導体、アクリジン誘導体、フェナジ
ン誘導体、アミノスチルベン誘導体、ポリ−N−ビニル
カルバゾール、ポリ−1−ビニルピレン、ポリ−9−ビ
ニルアントラセン等が挙げられこれらの電荷輸送物質
(CTM)は通常バインダーと共に層形成が行われる。
TM)としては、例えばオキサゾール誘導体、オキサジ
アゾール誘導体、チアゾール誘導体、チアジアゾール誘
導体、トリアゾール誘導体、イミダゾール誘導体、イミ
ダゾロン誘導体、イミダゾリン誘導体、ビスイミダゾリ
ジン誘導体、スチリル化合物、ヒドラゾン化合物、ベン
ジジン化合物、ピラゾリン誘導体、スチルベン化合物、
アミン誘導体、オキサゾロン誘導体、ベンゾチアゾール
誘導体、ベンズイミダゾール誘導体、キナゾリン誘導
体、ベンゾフラン誘導体、アクリジン誘導体、フェナジ
ン誘導体、アミノスチルベン誘導体、ポリ−N−ビニル
カルバゾール、ポリ−1−ビニルピレン、ポリ−9−ビ
ニルアントラセン等が挙げられこれらの電荷輸送物質
(CTM)は通常バインダーと共に層形成が行われる。
【0135】単層構成の感光層及び積層構成の場合の電
荷発生層(CGL)、電荷輸送層(CTL)に含有され
るバインダー樹脂としては、ポリカーボネート樹脂、ポ
リエステル樹脂、ポリスチレン樹脂、メタクリル樹脂、
アクリル樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ塩化ビニリデ
ン樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリビニルアセテ
ート樹脂、スチレン−ブタジエン樹脂、塩化ビニリデン
−アクリロニトリル共重合体樹脂、塩化ビニル−無水マ
レイン酸共重合体樹脂、ウレタン樹脂、シリコーン樹
脂、エポキシ樹脂、シリコーン−アルキッド樹脂、フェ
ノール樹脂、ポリシラン樹脂、ポリビニルカルバゾール
等が挙げられる。
荷発生層(CGL)、電荷輸送層(CTL)に含有され
るバインダー樹脂としては、ポリカーボネート樹脂、ポ
リエステル樹脂、ポリスチレン樹脂、メタクリル樹脂、
アクリル樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ塩化ビニリデ
ン樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリビニルアセテ
ート樹脂、スチレン−ブタジエン樹脂、塩化ビニリデン
−アクリロニトリル共重合体樹脂、塩化ビニル−無水マ
レイン酸共重合体樹脂、ウレタン樹脂、シリコーン樹
脂、エポキシ樹脂、シリコーン−アルキッド樹脂、フェ
ノール樹脂、ポリシラン樹脂、ポリビニルカルバゾール
等が挙げられる。
【0136】本発明に於いて電荷発生層中の電荷発生物
質とバインダー樹脂との割合は質量比で1:10〜1
0:1が好ましい。また電荷発生層の膜厚は5μm以下
が好ましく、特に0.05〜2μmが好ましい。
質とバインダー樹脂との割合は質量比で1:10〜1
0:1が好ましい。また電荷発生層の膜厚は5μm以下
が好ましく、特に0.05〜2μmが好ましい。
【0137】又、電荷輸送層は前記の電荷輸送物質とバ
インダー樹脂を適当な溶剤に溶解し、その溶液を塗布乾
燥することによって形成される。電荷輸送物質とバイン
ダー樹脂との混合割合は質量比で10:1〜1:10が
好ましい。
インダー樹脂を適当な溶剤に溶解し、その溶液を塗布乾
燥することによって形成される。電荷輸送物質とバイン
ダー樹脂との混合割合は質量比で10:1〜1:10が
好ましい。
【0138】電荷輸送層の膜厚は通常5〜50μm、特
に10〜40μmが好ましい。また、電荷輸送層が複数
設けられている場合は、電荷輸送層の上層の膜厚は10
μm以下が好ましく、かつ、電荷輸送層の上層の下に設
けられた電荷輸送層の全膜厚より小さいことが好まし
い。
に10〜40μmが好ましい。また、電荷輸送層が複数
設けられている場合は、電荷輸送層の上層の膜厚は10
μm以下が好ましく、かつ、電荷輸送層の上層の下に設
けられた電荷輸送層の全膜厚より小さいことが好まし
い。
【0139】本発明のシロキサン系樹脂層は、表面層が
電荷輸送層の場合は前記電荷輸送層を兼ねても良いが、
好ましくは、電荷輸送層もしくは電荷発生層或いは単層
型の電荷発生・輸送層等の感光層の上に、これらとは別
層の表面層として設けるのがよい。この場合、前記感光
層と本発明の樹脂層の間に接着層を設けても良い。
電荷輸送層の場合は前記電荷輸送層を兼ねても良いが、
好ましくは、電荷輸送層もしくは電荷発生層或いは単層
型の電荷発生・輸送層等の感光層の上に、これらとは別
層の表面層として設けるのがよい。この場合、前記感光
層と本発明の樹脂層の間に接着層を設けても良い。
【0140】次に本発明の電子写真感光体の導電性支持
体としては、 1)アルミニウム板、ステンレス板などの金属板 2)紙或いはプラスチックフィルムなどの支持体上に、
アルミニウム、パラジウム、金などの金属薄層をラミネ
ート若しくは蒸着によって設けたもの 3)紙或いはプラスチックフィルムなどの支持体上に、
導電性ポリマー、酸化インジウム、酸化錫などの導電性
化合物の層を塗布若しくは蒸着によって設けたもの等が
挙げられる。
体としては、 1)アルミニウム板、ステンレス板などの金属板 2)紙或いはプラスチックフィルムなどの支持体上に、
アルミニウム、パラジウム、金などの金属薄層をラミネ
ート若しくは蒸着によって設けたもの 3)紙或いはプラスチックフィルムなどの支持体上に、
導電性ポリマー、酸化インジウム、酸化錫などの導電性
化合物の層を塗布若しくは蒸着によって設けたもの等が
挙げられる。
【0141】本発明で用いられる導電性支持体の材料と
しては、主としてアルミニウム、銅、真鍮、スチール、
ステンレス等の金属材料、その他プラスチック材料をベ
ルト状またはドラム状に成形加工したものが用いられ
る。中でもコスト及び加工性等に優れたアルミニウムが
好ましく用いられ、通常押出成型または引抜成型された
薄肉円筒状のアルミニウム素管が多く用いられる。
しては、主としてアルミニウム、銅、真鍮、スチール、
ステンレス等の金属材料、その他プラスチック材料をベ
ルト状またはドラム状に成形加工したものが用いられ
る。中でもコスト及び加工性等に優れたアルミニウムが
好ましく用いられ、通常押出成型または引抜成型された
薄肉円筒状のアルミニウム素管が多く用いられる。
【0142】本発明は、複写機、レーザープリンター、
LEDプリンター、液晶シャッター式プリンター等の画
像形成装置一般に適用し得るものであるが、更には電子
写真技術を応用したディスプレイ、記録、軽印刷、製
版、ファクシミリ等の装置にも広く適用し得るものであ
る。
LEDプリンター、液晶シャッター式プリンター等の画
像形成装置一般に適用し得るものであるが、更には電子
写真技術を応用したディスプレイ、記録、軽印刷、製
版、ファクシミリ等の装置にも広く適用し得るものであ
る。
【0143】
【実施例】次に、本発明をその実施態様を示して説明す
るが、本発明は無論これに限定されるものではない。
るが、本発明は無論これに限定されるものではない。
【0144】前記図3に示す構成を持つクリーニングブ
レードを用い感光体当接側のブレード材料(a)とその
反対側に用いるブレード材料(b)を下記表1の如くし
て、接着剤にて貼り合わせブレードを造りその性能テス
トを行った。
レードを用い感光体当接側のブレード材料(a)とその
反対側に用いるブレード材料(b)を下記表1の如くし
て、接着剤にて貼り合わせブレードを造りその性能テス
トを行った。
【0145】
【表1】
【0146】上記の如く作製したクリーニングブレード
を、直径80mmの有機感光体ドラムに20N/m、当
接角20度でカウンター方向に押し当てた。この感光体
ドラムを300mm/secで回転させた時の動的トル
クをトルクゲージを用いて計測した。
を、直径80mmの有機感光体ドラムに20N/m、当
接角20度でカウンター方向に押し当てた。この感光体
ドラムを300mm/secで回転させた時の動的トル
クをトルクゲージを用いて計測した。
【0147】実際の計測にあたっては、回転開始後、回
転が安定した後のデータをサンプリング時間10mms
ecで取り込み、全体の計測時間は60sec間行い、
トルク変動の10点平均最大値と10点平均最小値の差
を振動幅として求めた。
転が安定した後のデータをサンプリング時間10mms
ecで取り込み、全体の計測時間は60sec間行い、
トルク変動の10点平均最大値と10点平均最小値の差
を振動幅として求めた。
【0148】測定条件は、下記に示す3条件で行った。 1)感光体ドラム面に残留トナーがない場合 2)感光体ドラム面に残留トナーとして、下記に示す乳
化会合型重合トナーT1を1.0mg/cm2存在する
場合 3)感光体ドラム面に残留トナーとして、下記に示す懸
濁重合型トナーT2を1.0mg/cm2存在する場合 その結果を下記表2、3及び4に示す。なお、本発明の
トナーT1、T2は、以下の方法で作製したものであ
る。
化会合型重合トナーT1を1.0mg/cm2存在する
場合 3)感光体ドラム面に残留トナーとして、下記に示す懸
濁重合型トナーT2を1.0mg/cm2存在する場合 その結果を下記表2、3及び4に示す。なお、本発明の
トナーT1、T2は、以下の方法で作製したものであ
る。
【0149】トナーT1の製造(乳化重合法の例) n−ドデシル硫酸ナトリウム0.90kgと純水10.
0lを入れ、撹拌溶解する。この溶液にリーガル330
R(キャボット社製カーボンブラック)1.20kgを
徐々に加え、1時間よく撹拌した後に、サンドグライン
ダー〔媒体型分散機〕を用いて20時間連続分散した。
このものを「着色剤分散液1」とする。また、ドデシル
ベンゼンスルホン酸ナトリウム0.055kgとイオン
交換水4.0lからなる溶液を「アニオン界面活性剤溶
液A」とする。
0lを入れ、撹拌溶解する。この溶液にリーガル330
R(キャボット社製カーボンブラック)1.20kgを
徐々に加え、1時間よく撹拌した後に、サンドグライン
ダー〔媒体型分散機〕を用いて20時間連続分散した。
このものを「着色剤分散液1」とする。また、ドデシル
ベンゼンスルホン酸ナトリウム0.055kgとイオン
交換水4.0lからなる溶液を「アニオン界面活性剤溶
液A」とする。
【0150】ノニルフェノールポリエチレンオキサイド
10モル付加物0.014kgとイオン交換水4.0l
からなる溶液を「ノニオン界面活性剤溶液B」とする。
過硫酸カリウム223.8gをイオン交換水12.0l
に溶解した溶液を「開始剤溶液C」とする。
10モル付加物0.014kgとイオン交換水4.0l
からなる溶液を「ノニオン界面活性剤溶液B」とする。
過硫酸カリウム223.8gをイオン交換水12.0l
に溶解した溶液を「開始剤溶液C」とする。
【0151】温度センサー、冷却管、窒素導入装置をつ
けた100lのGL(グラスライニング)反応釜に、W
AXエマルジョン(数平均分子量3000のポリプロピ
レンエマルジョン:数平均一次粒子径=120nm/固
形分散度=29.9%)3.41kgと「アニオン界面
活性剤溶液A」全量と「ノニオン界面活性剤溶液B」全
量とを入れ、撹拌を開始する。次いで、イオン交換水4
4.0lを加える。
けた100lのGL(グラスライニング)反応釜に、W
AXエマルジョン(数平均分子量3000のポリプロピ
レンエマルジョン:数平均一次粒子径=120nm/固
形分散度=29.9%)3.41kgと「アニオン界面
活性剤溶液A」全量と「ノニオン界面活性剤溶液B」全
量とを入れ、撹拌を開始する。次いで、イオン交換水4
4.0lを加える。
【0152】加熱を開始し、液温度が75℃になったと
ころで、「開始剤溶液C」全量を滴下して加えた。その
後、液温度を75℃±1℃に制御しながら、スチレン1
2.1kgとアクリル酸n−ブチル2.88kgとメタ
クリル酸1.04kgとt−ドデシルメルカプタン54
8gとを滴下しながら投入する。滴下終了後、液温度を
80℃±1℃に上げて、6時間加熱撹拌を行った。次い
で、液温度を40℃以下に冷却し撹拌を停止し、ポール
フィルターで濾過し、これを「ラテックス−A」とす
る。
ころで、「開始剤溶液C」全量を滴下して加えた。その
後、液温度を75℃±1℃に制御しながら、スチレン1
2.1kgとアクリル酸n−ブチル2.88kgとメタ
クリル酸1.04kgとt−ドデシルメルカプタン54
8gとを滴下しながら投入する。滴下終了後、液温度を
80℃±1℃に上げて、6時間加熱撹拌を行った。次い
で、液温度を40℃以下に冷却し撹拌を停止し、ポール
フィルターで濾過し、これを「ラテックス−A」とす
る。
【0153】なお、ラテックス−A中の樹脂粒子のガ
ラス転移温度は57℃、軟化点は121℃、分子量分布
は、重量平均分子量=1.27万、重量平均粒径は12
0nmであった。
ラス転移温度は57℃、軟化点は121℃、分子量分布
は、重量平均分子量=1.27万、重量平均粒径は12
0nmであった。
【0154】また、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリ
ウム0.055kgをイオン交換水4.0lに溶解した
溶液を「アニオン界面活性剤溶液D」とする。またノニ
ルフェノールポリエチレンオキサイド10モル付加物
0.014kgをイオン交換水4.0lに溶解した溶液
を「ノニオン界面活性剤溶液E」とする。
ウム0.055kgをイオン交換水4.0lに溶解した
溶液を「アニオン界面活性剤溶液D」とする。またノニ
ルフェノールポリエチレンオキサイド10モル付加物
0.014kgをイオン交換水4.0lに溶解した溶液
を「ノニオン界面活性剤溶液E」とする。
【0155】過硫酸カリウム(関東化学社製)200.
7gをイオン交換水12.0lに溶解した溶液を「開始
剤溶液F」とする。
7gをイオン交換水12.0lに溶解した溶液を「開始
剤溶液F」とする。
【0156】温度センサー、冷却管、窒素導入装置、櫛
型バッフルをつけた100lのGL反応釜に、WAXエ
マルジョン(数平均分子量3000のポリプロピレンエ
マルジョン:数平均一次粒径=120nm/固形分濃度
29.9%)3.41kgと「アニオン界面活性剤溶液
D」全量と「ノニオン界面活性剤溶液E」全量とを入
れ、撹拌を開始する。次いでイオン交換水44.0lを
投入する。加熱を開始し、液温度を70℃になったとこ
ろで、「開始剤溶液F」を添加する。次いで、11.0
kgとアクリル酸n−ブチル4.00kgとメタクリル
酸1.04kgとt−ドデシルメルカプタン9.02g
とをあらかじめ混合した溶液を滴下する。滴下終了後、
液温度を72℃±2℃に制御して、6時間加熱撹拌を行
った。更に、液温度を80℃±2℃に上げて、12時間
加熱撹拌を行った。液温度を40℃以下に冷却し、撹拌
を停止する。ポールフイルターで濾過し、この濾液を
「ラテックス−B」とした。
型バッフルをつけた100lのGL反応釜に、WAXエ
マルジョン(数平均分子量3000のポリプロピレンエ
マルジョン:数平均一次粒径=120nm/固形分濃度
29.9%)3.41kgと「アニオン界面活性剤溶液
D」全量と「ノニオン界面活性剤溶液E」全量とを入
れ、撹拌を開始する。次いでイオン交換水44.0lを
投入する。加熱を開始し、液温度を70℃になったとこ
ろで、「開始剤溶液F」を添加する。次いで、11.0
kgとアクリル酸n−ブチル4.00kgとメタクリル
酸1.04kgとt−ドデシルメルカプタン9.02g
とをあらかじめ混合した溶液を滴下する。滴下終了後、
液温度を72℃±2℃に制御して、6時間加熱撹拌を行
った。更に、液温度を80℃±2℃に上げて、12時間
加熱撹拌を行った。液温度を40℃以下に冷却し、撹拌
を停止する。ポールフイルターで濾過し、この濾液を
「ラテックス−B」とした。
【0157】なお、ラテックス−B中の樹脂粒子のガ
ラス転移温度は58℃、軟化点は132℃、分子量分布
は、重量平均分子量=24.5万、重量平均粒径は11
0nmであった。
ラス転移温度は58℃、軟化点は132℃、分子量分布
は、重量平均分子量=24.5万、重量平均粒径は11
0nmであった。
【0158】塩析剤としての塩化ナトリウム5.36k
gをイオン交換水20.0lに溶解した溶液を「塩化ナ
トリウム溶液G」とする。
gをイオン交換水20.0lに溶解した溶液を「塩化ナ
トリウム溶液G」とする。
【0159】フッ素系ノニオン界面活性剤1.00gを
イオン交換水1.00lに溶解した溶液を「ノニオン界
面活性剤溶液H」とする。
イオン交換水1.00lに溶解した溶液を「ノニオン界
面活性剤溶液H」とする。
【0160】温度センサー、冷却管、窒素導入装置、粒
径および形状のモニタリング装置をつけた100lのS
US反応釜に、上記で作製したラテックス−A=2
0.0kgとラテックス−B=5.2kgと着色分散
液1=0.4kgとイオン交換水20.0kgとを入れ
撹拌する。次いで、40℃に加温し、塩化ナトリウム溶
液G、イソプロパノール(関東化学社製)6.00k
g、ノニオン界面活性剤溶液Hをこの順に添加する。そ
の後、10分間放置した後に、昇温を開始し、液温度8
5℃±2℃にて0.5〜3時間加熱撹拌して塩析/融有
させながら粒径成長させる。次に純水2.1lを添加し
て粒径成長を停止する。
径および形状のモニタリング装置をつけた100lのS
US反応釜に、上記で作製したラテックス−A=2
0.0kgとラテックス−B=5.2kgと着色分散
液1=0.4kgとイオン交換水20.0kgとを入れ
撹拌する。次いで、40℃に加温し、塩化ナトリウム溶
液G、イソプロパノール(関東化学社製)6.00k
g、ノニオン界面活性剤溶液Hをこの順に添加する。そ
の後、10分間放置した後に、昇温を開始し、液温度8
5℃±2℃にて0.5〜3時間加熱撹拌して塩析/融有
させながら粒径成長させる。次に純水2.1lを添加し
て粒径成長を停止する。
【0161】温度センサー、冷却管、粒径および形状の
モニタリング装置をつけた5lの反応容器に、上記で作
製した融着粒子分散液5.0kgを入れ、液温度85℃
±2℃にて、0.5〜15時間加熱撹拌して形状制御し
た。その後、40℃以下に冷却し撹拌を停止する。次に
遠心分離機を用いて、遠心沈降法により液中にて分級を
行い、目開き45μmの篩で濾過し、この濾液を会合液
とする。次いでヌッチェを用いて会合液よりウェッ
トケーキ上の非球形状粒子を濾取した。その後イオン交
換水により洗浄した。
モニタリング装置をつけた5lの反応容器に、上記で作
製した融着粒子分散液5.0kgを入れ、液温度85℃
±2℃にて、0.5〜15時間加熱撹拌して形状制御し
た。その後、40℃以下に冷却し撹拌を停止する。次に
遠心分離機を用いて、遠心沈降法により液中にて分級を
行い、目開き45μmの篩で濾過し、この濾液を会合液
とする。次いでヌッチェを用いて会合液よりウェッ
トケーキ上の非球形状粒子を濾取した。その後イオン交
換水により洗浄した。
【0162】この非球形状粒子をフラッシュジェットド
ライヤを用いて吸気温度60℃の温度で乾燥させ、次い
で流動層乾燥機を用いて60℃の温度で乾燥させた。得
られた着色粒子の100質量部に、シリカ微粒子1質量
部およびステアリン酸亜鉛0.1質量部をヘンシェルミ
キサーにて外添混合して、乳化重合会合法によるトナー
を得た。前期塩析/融着段階および形状制御工程のモニ
タリングにおいて、撹拌回転数、および加熱時間を制御
することにより、形状および形状係数の変動係数を制御
し、更に液中分級により、粒径および粒度分布の変動係
数を調整して下記のトナーT1を得た。
ライヤを用いて吸気温度60℃の温度で乾燥させ、次い
で流動層乾燥機を用いて60℃の温度で乾燥させた。得
られた着色粒子の100質量部に、シリカ微粒子1質量
部およびステアリン酸亜鉛0.1質量部をヘンシェルミ
キサーにて外添混合して、乳化重合会合法によるトナー
を得た。前期塩析/融着段階および形状制御工程のモニ
タリングにおいて、撹拌回転数、および加熱時間を制御
することにより、形状および形状係数の変動係数を制御
し、更に液中分級により、粒径および粒度分布の変動係
数を調整して下記のトナーT1を得た。
【0163】上記乳化重合会合法により得られたトナー
T1は、形状係数1.0〜1.6の割合が76.6%、
形状係数1.2〜1.6の割合が72.0%、形状係数
の変動係数が14.9%、角がないトナー粒子の割合が
53%、個数平均粒径が6.4μm、個数分布の変動係
数が26.2%、m1とm2の和Mは77.0%であっ
た。
T1は、形状係数1.0〜1.6の割合が76.6%、
形状係数1.2〜1.6の割合が72.0%、形状係数
の変動係数が14.9%、角がないトナー粒子の割合が
53%、個数平均粒径が6.4μm、個数分布の変動係
数が26.2%、m1とm2の和Mは77.0%であっ
た。
【0164】トナーT2の製造(懸濁重合法の例) スチレン165g、n−ブチルアクリレート35g、カ
ーボンブラック10g、ジ−t−ブチルサリチル酸金属
化合物2g、スチレン−メタクリル酸共重合体8g、パ
ラフィンワックス(mp=70℃)20gを60℃に加
温し、TKホモミキサー(特殊機化工業社製)にて12
000rpmで均一に溶解、分散した。これに重合開始
剤として、2,2‘−アゾビス(2,4−バレロニトリ
ル)10gを加えて溶解させ、重合性単量体組成物を調
製した。次いで、イオン交換水710gに0.1M燐酸
ナトリウム水溶液450gを加え、TKホモミキサーに
て13000rpmで撹拌しながら1.0M塩化カルシ
ウム68gを徐々に加え、燐酸三カルシウムを分散させ
た懸濁液を調製した。この懸濁液に上記重合性単量体組
成物を添加し、TKホモミキサーにて10000rpm
で20分間撹拌し、重合性単量体組成物を造粒した。そ
の後、撹拌翼を有した反応装置を使用し、75〜95℃
にて5〜15時間反応させた。塩酸より燐酸三カルシウ
ムを溶解除去し、次に遠心分離機を用いて、遠心沈降法
により液中にて分級を行い、次いで濾過、洗浄、乾燥さ
せた。得られた着色粒子の100質量部にシリカ微粒子
1質量部およびステアリン酸亜鉛0.1質量部をヘンシ
ェルミキサーにて外添混合して懸濁重合法によるトナー
を得た。
ーボンブラック10g、ジ−t−ブチルサリチル酸金属
化合物2g、スチレン−メタクリル酸共重合体8g、パ
ラフィンワックス(mp=70℃)20gを60℃に加
温し、TKホモミキサー(特殊機化工業社製)にて12
000rpmで均一に溶解、分散した。これに重合開始
剤として、2,2‘−アゾビス(2,4−バレロニトリ
ル)10gを加えて溶解させ、重合性単量体組成物を調
製した。次いで、イオン交換水710gに0.1M燐酸
ナトリウム水溶液450gを加え、TKホモミキサーに
て13000rpmで撹拌しながら1.0M塩化カルシ
ウム68gを徐々に加え、燐酸三カルシウムを分散させ
た懸濁液を調製した。この懸濁液に上記重合性単量体組
成物を添加し、TKホモミキサーにて10000rpm
で20分間撹拌し、重合性単量体組成物を造粒した。そ
の後、撹拌翼を有した反応装置を使用し、75〜95℃
にて5〜15時間反応させた。塩酸より燐酸三カルシウ
ムを溶解除去し、次に遠心分離機を用いて、遠心沈降法
により液中にて分級を行い、次いで濾過、洗浄、乾燥さ
せた。得られた着色粒子の100質量部にシリカ微粒子
1質量部およびステアリン酸亜鉛0.1質量部をヘンシ
ェルミキサーにて外添混合して懸濁重合法によるトナー
を得た。
【0165】前記重合時にモニタリングを行い、液温
度、撹拌回転数、および加熱時間を制御することにより
形状および形状係数の変動係数を制御し、更に液中分級
により粒径および粒度分布の変動係数を調整し、形状係
数1.0〜。6の割合が89.5%、形状係数1.2〜
1.6の割合が76.9%、形状係数の変動係数14.
8%、角がないトナー粒子の割合が61%、個数平均粒
径6.3μm、個数分布の変動係数が26.6%、m1
とm2の和Mが77.8%のトナーT2を得た。
度、撹拌回転数、および加熱時間を制御することにより
形状および形状係数の変動係数を制御し、更に液中分級
により粒径および粒度分布の変動係数を調整し、形状係
数1.0〜。6の割合が89.5%、形状係数1.2〜
1.6の割合が76.9%、形状係数の変動係数14.
8%、角がないトナー粒子の割合が61%、個数平均粒
径6.3μm、個数分布の変動係数が26.6%、m1
とm2の和Mが77.8%のトナーT2を得た。
【0166】
【表2】
【0167】
【表3】
【0168】
【表4】
【0169】振動幅としては少ないほど好ましいが、5
N・cm以下であると一応実用化は可能であり好ましい
範囲といえる。上記の結果によると本発明内の実施例1
及び2においては、何れの条件においても実用化が可能
な範囲にあるが、本発明の範囲外の比較例1及び2にお
いては、何れの条件においても好ましい範囲を超えてい
ることがわかる。
N・cm以下であると一応実用化は可能であり好ましい
範囲といえる。上記の結果によると本発明内の実施例1
及び2においては、何れの条件においても実用化が可能
な範囲にあるが、本発明の範囲外の比較例1及び2にお
いては、何れの条件においても好ましい範囲を超えてい
ることがわかる。
【0170】次にコニカ社製のデジタル複写機Koni
ca7050を用いて、4万コピー実写テストを行い、
1000コピー毎にトナーのすり抜け、ブレードめくれ
の有無を肉眼にて確認した。トナーは下記のものを用い
た。
ca7050を用いて、4万コピー実写テストを行い、
1000コピー毎にトナーのすり抜け、ブレードめくれ
の有無を肉眼にて確認した。トナーは下記のものを用い
た。
【0171】1)乳化重合会合法により得たトナーT1
(結果:表5参照) 2)懸濁重合法により得たトナーT2(結果:表6参
照)
(結果:表5参照) 2)懸濁重合法により得たトナーT2(結果:表6参
照)
【0172】なお、上記評価を行う際の機器の評価条件
は、以下のとおりである。 ・帯電条件 帯電器;スコロトロン帯電器、初期帯電電位を−750
Vとした。 ・露光条件 露光部電位を−50Vにする露光量に設定。 ・現像条件 DCバイアス;−550V Dsd=550μm 現像剤層規制;エッジカット方式 現像剤層厚;700μm 現像スリーブ径;40mm ・転写条件 転写極;コロナ帯電方式、転写ダミー電流値:45μA
は、以下のとおりである。 ・帯電条件 帯電器;スコロトロン帯電器、初期帯電電位を−750
Vとした。 ・露光条件 露光部電位を−50Vにする露光量に設定。 ・現像条件 DCバイアス;−550V Dsd=550μm 現像剤層規制;エッジカット方式 現像剤層厚;700μm 現像スリーブ径;40mm ・転写条件 転写極;コロナ帯電方式、転写ダミー電流値:45μA
【0173】
【表5】
【0174】
【表6】
【0175】これらの事実が、本発明の効果である、ク
リーニングブレードのめくれ、トナーのすり抜け、異常
音、及びブレードの振動に伴う問題を起こさない、特に
重合法により得られる不定形のトナーにおいても、すり
抜け等を起こさないという効果をもたらすことを示して
いる。
リーニングブレードのめくれ、トナーのすり抜け、異常
音、及びブレードの振動に伴う問題を起こさない、特に
重合法により得られる不定形のトナーにおいても、すり
抜け等を起こさないという効果をもたらすことを示して
いる。
【0176】
【発明の効果】本発明により、クリーニングブレードの
めくれ、トナーのすり抜け、異常音、及びブレードの振
動に伴う問題を起こさない、特に重合法により得られた
不定形のトナーにおいても、すり抜け等を起こさないク
リーニング器と、それを用いた画像形成装置、画像形成
方法及びプロセスカートリッジを提供することが出来
る。
めくれ、トナーのすり抜け、異常音、及びブレードの振
動に伴う問題を起こさない、特に重合法により得られた
不定形のトナーにおいても、すり抜け等を起こさないク
リーニング器と、それを用いた画像形成装置、画像形成
方法及びプロセスカートリッジを提供することが出来
る。
【図1】本発明の一態様である画像形成装置の断面図。
【図2】この発明を適用するプロセスカートリッジの断
面図及び斜視図。
面図及び斜視図。
【図3】クリーニング器の構成断面図。及びクリーニン
グブレードと感光体ドラムのなす当接角θを説明する
図。
グブレードと感光体ドラムのなす当接角θを説明する
図。
【図4】クリーニングブレードにより感光体ドラム上の
トナーがかき落とされる状況とブレード形状と保持法を
示す図。ただし、本図ではクリーニングブレードを重ね
ることは省略してある。
トナーがかき落とされる状況とブレード形状と保持法を
示す図。ただし、本図ではクリーニングブレードを重ね
ることは省略してある。
【図5】(a)は角のないトナー粒子の投映像を示す説
明図であり、(b)および(c)は、それぞれ角のある
トナー粒子の投影像を示す説明図である。
明図であり、(b)および(c)は、それぞれ角のある
トナー粒子の投影像を示す説明図である。
1 半導体レーザ光源 2 ポリゴンミラー 3 fθレンズ 4 感光体ドラム 5 帯電器 6 現像器 7 転写器 8 画像支持体(記録材) 9 分離極 10 定着器 11 クリーニング器 12 帯電前露光(PCL) 13 クリーニングブレード 15 プロセスカートリッジ 121 感光体 126 クリーニング装置 126A ブレード材料(a) 126B ブレード材料(b) 191 支持体 a ブレード材料(a)の自由長 b ブレード材料(b)の自由長 t1 ブレード材料(a)の厚み t2 ブレード材料(b)の厚み
Claims (11)
- 【請求項1】 像担持体上に形成された静電潜像をトナ
ーにより現像し、トナー像を記録材に転写した後、像担
持体上に残留したトナーを除去するクリーニング器にお
いて、複数の板状ブレード材料を接着層を介して貼り合
わせたクリーニングブレードを用い、クリーニングブレ
ードの像担持体に当接している側に用いられているブレ
ード材料(a)の反発弾性(A)と、当接していない側
に用いられているブレード材料(b)の反発弾性(B)
とが0.1B<Aを満足することを特徴とするクリーニ
ング器。 - 【請求項2】 前記ブレード材料(a)とブレード材料
(b)の自由長をそれぞれa、bとするときa>bであ
ることを特徴とする請求項1記載のクリーニング器。 - 【請求項3】 電子写真感光体を用い、一様帯電、像露
光、トナー現像することにより形成されたトナー像を、
記録材上に転写して定着し、感光体上に残留したトナー
をクリーニングする工程を経る画像形成方法において、
請求項1記載のクリーニング器を用いることを特徴とす
る画像形成方法。 - 【請求項4】 前記トナーとして、トナー粒子の形状係
数の変動係数が16%以下であり、かつ該トナー粒子の
個数粒度分布における個数変動係数が27%以下である
トナーを用いることを特徴とする請求項3記載の画像形
成方法。 - 【請求項5】 前記トナーとして、形状係数が1.2〜
1.6の範囲にあるトナー粒子を65個数%以上含有す
るトナーを用いることを特徴とする請求項3に記載の画
像形成方法。 - 【請求項6】 前記トナーとして、角がないトナー粒子
を50個数%以上含有することを特徴とする請求項3に
記載の画像形成方法。 - 【請求項7】 電子写真感光体を搭載し、一様帯電、
像露光、トナー現像、トナー像の記録材上への転写後定
着する機構と、感光体上に残留したトナーをクリーニン
グする機構を有する画像形成装置において、該クリーニ
ングする機構に請求項1記載のクリーニング器を用いる
ことを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項8】 前記トナーとして、トナー粒子の形状係
数の変動係数が16%以下であり、かつ該トナー粒子の
個数粒度分布における個数変動係数が27%以下である
トナーを用いることを特徴とする請求項7記載の画像形
成装置。 - 【請求項9】 前記トナーとして、形状係数が1.2〜
1.6の範囲にあるトナー粒子を65個数%以上含有す
るトナーを用いることを特徴とする請求項7記載の画像
形成装置。 - 【請求項10】 前記トナーとして、角がないトナー粒
子を50個数%以上含有するトナーを用いることを特徴
とする請求項7記載の画像形成装置。 - 【請求項11】 電子写真感光体を搭載し、一様帯電、
像露光、トナー現像、トナー像の記録材上への転写後定
着する機構と、感光体上に残留したトナーをクリーニン
グする機構を有する画像形成装置に用いるプロセスカー
トリッジにおいて、該クリーニングする機構に請求項1
記載のクリーニング器を用い、少なくとも電子写真感光
体とクリーニング器を一体的に組み合わせたユニットと
して構成し、画像形成装置に出し入れ自由に組み込んだ
ことを特徴とするプロセスカートリッジ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000387017A JP2001242758A (ja) | 1999-12-20 | 2000-12-20 | クリーニング器とそれを用いた画像形成方法、画像形成装置及びプロセスカートリッジ |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36104999 | 1999-12-20 | ||
JP11-361049 | 1999-12-20 | ||
JP2000387017A JP2001242758A (ja) | 1999-12-20 | 2000-12-20 | クリーニング器とそれを用いた画像形成方法、画像形成装置及びプロセスカートリッジ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001242758A true JP2001242758A (ja) | 2001-09-07 |
Family
ID=26581198
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000387017A Pending JP2001242758A (ja) | 1999-12-20 | 2000-12-20 | クリーニング器とそれを用いた画像形成方法、画像形成装置及びプロセスカートリッジ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001242758A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8084170B2 (en) | 2007-03-13 | 2011-12-27 | Ricoh Company, Ltd. | Electrophotographic photoconductor, electrophotographic process cartridge containing the same and electrophotographic apparatus containing the same |
US8204424B2 (en) | 2006-12-22 | 2012-06-19 | Bando Chemical Industries, Ltd. | Cleaning blade for electrophotographic device and method for manufacturing the same |
-
2000
- 2000-12-20 JP JP2000387017A patent/JP2001242758A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8204424B2 (en) | 2006-12-22 | 2012-06-19 | Bando Chemical Industries, Ltd. | Cleaning blade for electrophotographic device and method for manufacturing the same |
JP5226535B2 (ja) * | 2006-12-22 | 2013-07-03 | バンドー化学株式会社 | 電子写真装置用クリーニングブレード及びその製造方法 |
US8084170B2 (en) | 2007-03-13 | 2011-12-27 | Ricoh Company, Ltd. | Electrophotographic photoconductor, electrophotographic process cartridge containing the same and electrophotographic apparatus containing the same |
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