JP2001242691A - トナーカートリッジの再生方法及びトナー搬送部材の再生方法及びトナーカートリッジ - Google Patents

トナーカートリッジの再生方法及びトナー搬送部材の再生方法及びトナーカートリッジ

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JP2001242691A
JP2001242691A JP2000054039A JP2000054039A JP2001242691A JP 2001242691 A JP2001242691 A JP 2001242691A JP 2000054039 A JP2000054039 A JP 2000054039A JP 2000054039 A JP2000054039 A JP 2000054039A JP 2001242691 A JP2001242691 A JP 2001242691A
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Hironori Minagawa
皆川  浩範
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 易分解設計タイプの一軸撹拌系トナー補給容
器について、使用済みの容器を清掃・再生して再利用す
る方法を提供する。 【解決手段】 搬送翼28を搬送軸27から容易に取り
外せる構成とすることで、回収された容器1を容器本体
11と搬送部材29とに分離し、搬送部材29について
は再利用可能か検査し、破損等の不具合があれば取り外
して新規な搬送翼28と交換し再生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は現像剤(以下トナー
という)を使用して画像を形成する電子写真画像形成装
置にトナーを補給するトナーカートリッジを回収して再
使用可能とするトナーカートリッジの再生方法に関す
る。
【0002】ここで、電子写真画像形成装置とは、電子
写真画像形成方式を用いて記録媒体に画像を形成するも
のである。そして、電子写真画像形成装置の例として
は、例えば電子写真複写機、電子写真プリンタ(例えば
レーザービームプリンタ、LEDプリンタ等)ファクシ
ミリ装置及びワードプロセッサ等が含まれる。
【0003】
【従来の技術】電子写真複写機や、レーザービームプリ
ンタ等の画像形成装置は、一様に帯電させた感光体ドラ
ムに選択的な露光をして潜像を形成し、その潜像をトナ
ーで顕像化し該トナー像を記録媒体に転写して画像記録
を行う。このような装置にあっては、トナーがなくなる
都度補給をしなければならないが、画像形成装置にトナ
ーを補給するためのトナーカートリッジは、収納したト
ナーを画像形成装置本体のトナー受入容器に一度に全量
補給する、所謂補給型カートリッジと、画像形成装置本
体にカートリッジを据え置き、トナーを使い切るまで徐
々に現像装置にトナーを補給する、所謂据え置き型カー
トリッジとに大別される。
【0004】近年、画像形成装置のコンパクト化を図る
ため、カートリッジは据え置き型が使用される傾向にあ
る。さらにトナーを過不足無く補給して現像装置内のト
ナー量を常に一定のレベルに保つために、内部に搬送部
材を設けた構成のトナーカートリッジが多くなってき
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記トナーカートリッ
ジは充填したトナーを使い切ると、新しいトナーカート
リッジと交換し、使用済みのトナーカートリッジは再利
用することはないか、もしくは再利用するにしても、搬
送部材を丸ごと交換するなどして再使用しなければなら
なかった。
【0006】従って、前記トナーカートリッジの容器
や、内部に設けた搬送部材、或いは前記搬送部材に駆動
伝達するギア部等の部品は、充填したトナーを使い切っ
た後であっても充分使用可能であるにも拘らず、これら
部品が無駄になることが多かった。
【0007】本発明は、従来の前記課題を解決するもの
であり、その目的とするところは、充填したトナーを使
用後にトナーカートリッジを再生することにより、各部
材の有効利用を図ることが可能なトナーカートリッジの
再生方法及びトナー搬送部材の再生方法及びトナーカー
トリッジを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段及び作用】前記目的を達成
するための本発明に係る代表的な構成は、請求項の番号
と同番号を付して示せば次のとおりである。
【0009】本出願に係る第1の発明はトナーを収容す
る容器本体と、前記容器本体内に配置され、搬送軸と可
撓性の搬送翼で構成される搬送部材とを有するトナーカ
ートリッジの再生方法において、搬送部材の前記搬送軸
から前記搬送翼のみを取り外し、新規な搬送翼を取り付
けることを特徴とするトナーカートリッジの再生方法で
ある。
【0010】本出願に係る第12の発明はトナーを撹拌
・搬送するための搬送部材が、搬送軸と可撓性の搬送翼
とからなり、前記搬送軸には前記搬送翼を固定するため
の複数のボスが軸線方向に配設され、前記搬送翼には前
記ボスに対応する位置に夫々孔とそれら孔の両側にのび
るスリットが設けられ、前記ボスを前記孔及びスリット
に通すことにより前記搬送軸と前記搬送翼を固定するこ
とを特徴とするトナー搬送部材の再生方法である。
【0011】本出願に係る第19の発明はトナー補給装
置に着脱可能なトナーカートリッジにおいて、トナーを
収容する容器本体と、前記容器本体内に配置されトナー
を撹拌・搬送するための搬送部材であって、回転駆動さ
れるように容器本体に支持された搬送軸と搬送軸に着脱
自在に固定された搬送翼とを有する搬送部材と、を有す
ることを特徴とするトナーカートリッジである。
【0012】
【発明の実施の形態】次に本発明の好適な実施の形態に
ついて説明する。ここでは説明の順序として、トナーカ
ートリッジを装着する現像装置を用いる複写機の全体構
成、トナーカートリッジの構成、トナーカートリッジを
構成する各部材、トナーカートリッジの装着取り外し、
について説明し、トナーカートリッジを再生、再使用す
るためのリサイクル構成の順に説明する。
【0013】尚、本発明を適用した以下説明する各実施
の形態は、電子写真画像形成装置本体にトナーを供給す
るためのトナー補給容器であって、トナーを収納するト
ナー収納部と、前記トナー収納部に設けられた、収納し
ているトナーを排出するためのトナー排出開口と、前記
トナー排出開口を開封可能に封止するための開閉部材
と、前記電子写真画像形成装置本体に装着された際に、
前記トナー排出開口を開放するために、前記開閉部材を
移動させるための駆動力を受ける駆動力受け部と、を有
するトナー補給容器である。
【0014】(電子写真画像形成装置)図22は、本発
明の一実施の形態であるトナー補給容器を装着した電子
写真画像形成装置(以下、画像形成装置という)の縦断
面図である。
【0015】操作者によって、原稿101は原稿台ガラ
ス102の上に置かれる。そして、光学部の103の有
する複数のミラーとレンズにより感光体ドラム104上
に原稿の光像が結像する。一方給送カセット105〜1
08に積載された記録媒体P(例えば用紙、OHPシー
ト等以下、用紙という)のうち、操作部(不図示)から
操作者が入力した情報に基づいたサイズの記録媒体Pを
選択する。そして、送り出しローラ105A〜108A
の内、選択された給送カセットに応じたローラが回転す
る。そして給紙カセットから送り出された1枚の用紙P
を搬送部109を経由してレジストローラ110まで搬
送する。レジストローラ110は、感光体ドラム104
の回転と光学部103のスキャンのタイミングとを同期
させて、用紙Pを感光体ドラム104へ搬送する。そし
て、用紙Pは、転写手段111によって、感光体ドラム
104上の、トナー像を転写される。その後、用紙Pは
分離手段112によって感光体ドラム104から分離さ
れる。そして、用紙Pは搬送部113により、搬送され
て定着部114に到る。そして、定着部114で熱と圧
力により、用紙P上のトナー像を定着させる。その後、
1)片面コピーの場合、用紙Pは、反転部115を通過
して、排出ローラ116によりトレー117へ排出され
る。2)多重コピーの場合、用紙Pは反転部115のフ
ラッパー118により、搬送部119,120へ搬送さ
れる。そして、レジストローラ110まで達する。その
後、前記と同様に画像形成部、搬送部、定着部を通り、
トレー117へ排出される。3)両面コピーの場合、用
紙Pは、反転部115を通り、一度、排出ローラ116
により、その一部を機外へ排出する。その後、用紙Pの
終端がフラッパー118を通過した後、前記排出ローラ
116を逆回転させる。そして、用紙Pを再度機内へ搬
送する。この用紙Pは、搬送部119,120へ搬送さ
れて、レジストローラ110まで至る。そして、前記と
同様に画像形成部、搬送部、定着部を通りトレー117
へ排出される。
【0016】上記構成の電子写真画像形成装置におい
て、感光体ドラム104の回りには、現像装置201、
クリーニング手段202及び、一次帯電手段203が配
置されている。現像装置201はトナーを用いて、感光
体ドラム104に形成された静電潜像を現像する。そし
て、前記現像装置201にトナーを供給するためのトナ
ー補給容器1が装置本体124に取り外し可能に装着さ
れている。
【0017】ここで、前記現像装置201は感光体ドラ
ム104と微小隙間(約300μm)をおいて現像ロー
ラ201aを有する。そして、現像に際しては、現像ブ
レード201bによって、現像ローラ201a周面に薄
層のトナー層を形成する。そして、現像ローラ201a
に現像バイアスを加えることにより、感光体ドラム10
4に形成された静電潜像を現像する。は、感光体ドラム
104を帯電するものである。また、クリーニング手段
202は感光体ドラム104に残留するトナーを除去す
るものである。現像によって減少するトナーは、トナー
補給装置100から順次補給される。
【0018】ここで、トナー補給容器1の交換について
説明する。
【0019】まず、トナー補給装置100内のトナーが
無くなったことが図23に示す報知部124aに報知さ
れる。そこで、操作者は、図23に示すように、装置本
体124に設けた開口部122を覆う開閉部材121を
開ける。開口部122の奥には、トナー補給容器1を取
り外し可能に装着するホルダー31(装着手段の具体的
構成はトナー補給装置本体54例えば図24参照)が設
けられている。このホルダー31に、トナー補給容器1
をその長手方向に沿って挿入する。この際、トナー補給
容器1は、ホルダー31の長手方向に沿って設けたガイ
ドに導かれて、所定位置まで挿入される。挿入後、操作
者がトナー補給容器1のハンドル15を回転するとトナ
ー補給容器1内のトナーが現像装置201に供給され
る。そして、操作者が、上記開閉部材121を閉める
と、電源スイッチが入り画像形成装置は駆動可能とな
る。
【0020】即ち、現像装置201内のセンサ(図示せ
ず)が現像装置201内のトナーtが減少した信号を発
すると、図12に示すトナー搬送スクリュー46,47
が回転する。そしてケース48内のトナーが徐々に現像
装置201に供給される。そして、現像装置201内の
トナーの量が所定量に達すると、トナー搬送スクリュー
46,47は停止する。この動作を繰り返す。やがてケ
ース48内のトナーが減少すると、ケース48内のセン
サ(不図示)がトナーが減少した信号を発し、トナー補
給容器1内の搬送部材29(後述する)が回転する。そ
してトナーをケース48へ送り込むが、ケース48内の
トナー量が所定量に達すると、搬送部材29は停止す
る。この動作をくり返す。そして、ケース48内のセン
サが前記信号を発しても、トナーが供給されない場合に
は、報知部124aにトナー補給容器1を交換する旨の
表示を行う。
【0021】(トナー補給容器)本実施の形態のトナー
補給容器1(図1から図3参照)は、画像形成装置内の
トナー補給装置100に装着される。そして、そのまま
据え置かれて、収納しているトナーを使い切るまで徐々
に現像部へトナー供給する。所謂据え置き型(ビルトイ
ン)である。しかしながら、本発明のトナー補給容器
は、所謂据え置き型に限定されずに、例えば所謂一括供
給型トナー補給容器等にも適用される。
【0022】前記トナー補給容器1は、図4の略図で示
す部品分解図に示すように、トナー収納部であるトナー
コンテナ11、トナーコンテナ11の長手方向の両端側
に夫々取り付けられる第1フランジ12、第2フランジ
13、を有する。また前記第1フランジ12に嵌入する
キャップ14、第1フランジ12に回動可能に嵌合する
ハンドル15を有する。そして、トナーコンテナ11の
トナー排出開口11aを開閉する容器シャッタ16を有
する。なお、トナー搬送手段として、トナー搬送部材2
9をトナーコンテナ11内部に設けてある(図5参
照)。
【0023】(トナーコンテナ)トナーコンテナ11
は、図4に示すように、長手方向と直交する断面が半円
に近い円弧部11gに長方形部11hを接続した形状で
ある。そして内部は一つの空間からなる中空筒状部材で
あって、トナーが収納される。そして、その円弧部11
gの外周面にはトナー排出開口11aが設けられてい
る。また、該トナー排出開口11aの長手方向両側の周
囲にはシャッタ支持部材11eが設けられている。容器
シャッタ16は支持部材11eに支持されて、トナー排
出開口11aを閉鎖する閉鎖位置(図11参照)と、該
閉鎖位置から退避して前記トナー排出開口11aを開放
する開放位置(図12参照)とを取り得る。
【0024】そして直線状のガイド部11kがトナーコ
ンテナ11の両側の長手方向に設けられている。このガ
イド部11kは、トナー補給容器1を装置本体124に
設けられたトナー補給装置100に着脱する際にトナー
補給容器1を真直に進退するように規制するものであ
る。
【0025】なお、本実施の形態では、トナーコンテナ
11の形状を断面が下部が半円形で上部を長方形の筒状
としたが、この形状に限られたものではない。例えば、
長手方向と交差する断面が、円形、楕円形、角を有する
形状等であっても良い。かつ該トナーコンテナ11の構
成、及び、部品点数についても特に限定はない。
【0026】トナーコンテナ11には粉体トナーが充填
されている(以下同じ)。トナーは例えば、黒色トナ
ー、色トナー、一成分磁性トナーあるいは一成分非磁性
トナー等が適宜選択される。
【0027】(第1、第2フランジ12,13の構成)
第1フランジ12は、トナーコンテナ11端部の内周に
丁度嵌合する中空筒形である。そして、トナーコンテナ
11の長手方向の前端に嵌合して接着固定される。そし
て、トナーコンテナ11を封止する。第1フランジ12
には端板12b、端板12bに続いてトナーコンテナ1
1の円弧部11gの中心と同一中心を有する円筒状周壁
部12eを有しこの周壁部12e内を通じて第1フラン
ジ12にはトナー充填口12aが設けられている。また
第2フランジ13は端板13aを有する。第2フランジ
13はトナーコンテナ11の後端の内周に着脱可能に嵌
合される。そして、図5に示すようにトナーコンテナ1
1に嵌合した第2フランジ13とトナーコンテナ11の
外部に表われる周方向の継目の全周を密封するようにト
ナーコンテナ11と第2のフランジ13の周方向に粘着
テープ64を貼り付ける。これによってトナーコンテナ
11に対して第2フランジ13が取り外し可能に固定さ
れると共にトナーコンテナ11と第2フランジ13の嵌
合部からトナーが洩れるのを防止できる。
【0028】なお、第1フランジ12,第2フランジ1
3は、トナーコンテナ11、または、該トナーコンテナ
11の一部と一体化した構成でも良い。即ち、第1フラ
ンジ12、第2フランジ13はトナーコンテナ11の一
部であり、一つのトナー収納容器本体である。
【0029】さらに、第1フランジ12には容器挿入方
向端部(上流側)となる位置において、トナーを充填す
るためのトナー充填口12aが設けられているが、該ト
ナー充填口12aの内部には、放射状のリブ12cが設
けられている(図26、図27参照)。そしてその中心
には、後述するトナー搬送部材を軸支するための軸孔1
2dが設けられている。トナー充填口12aの周囲の円
筒状周壁部12eには、後述するハンドル15が嵌合す
る。該トナー充填口12aはトナー充填後、キャップ1
4を嵌入して密閉される。そして第1フランジ12はト
ナーコンテナ11に接合され一体化される。
【0030】また第2フランジ13の端板13aには、
トナー搬送部材29をトナーコンテナ11の外部から軸
支し、かつ、駆動力を伝達する駆動力受け部(例えば、
カップリング)を挿入するための孔13cが設けてあ
る。また、該孔13cの周囲には、前記カップリングの
外周面を支持するための円筒状周壁部13d(図4、図
5参照)が設けられている。
【0031】(ハンドル)ハンドル15は円筒形であ
る。そしてその一端は先太の一文字形の把手15eを有
する。またその他端は、内部が空胴で2段の円筒形でト
ナーコンテナ11に向う側が開放されている。ハンドル
15は、中間部内周15hがトナーコンテナ11の一端
に設けられた円筒状周壁部12eの一部であるハンドル
支持部12fに対して、手動作により回動可能に嵌合さ
れる(図7、図8参照)。そして、駆動力を伝達する係
合部15aが設けられている。その係合部15aは、ハ
ンドル15の外周面に設けられている。
【0032】該係合部15aは、トナー補給容器1をト
ナー補給装置100に挿入した際に、図6、図10に示
すようにトナー補給装置100に設けられた駆動力伝達
部材21の係合部21aと係合可能なセグメントギア形
状を有している。そしてトナー補給容器1を挿入する一
連の動作によって、該係合部15aが係合部21aと係
合可能である。
【0033】図6、図10に示すように駆動力伝達部材
21は、トナー補給装置100に回転自在に支持される
軸21sの両端に、駆動力受側係合部21aと駆動力伝
達側係合部21bを有する。ここで、係合部21a,2
1bはギアであって複数個の歯を有する。なお本実施の
形態において、駆動力受側係合部21aは、ギア一枚か
ら構成されている。しかしながら、駆動力受け機構を有
していれば、前述した通り、その構成やギアの枚数につ
いては特に制限は無い。また、本実施の形態において、
駆動力伝達側係合部21bは、駆動力伝達側係合部21
gとしてのアイドラギアを介して、セグメントギアであ
る駆動力受側係合部16dと噛合している。尚、本実施
の形態では、駆動力伝達部材21、即ち軸21s、係合
部21a,21b、及び、係合部21gが装置本体12
4側に設けられている。
【0034】(トナー搬送部材)図5に示すようにトナ
ー搬送部材29を支持する搬送軸27は、その一端が軸
孔12d(図27参照)に回転自在に軸支されている。
そして他端に固定されたカップリング26aによって回
転力を伝達されるように軸支されている。そして、トナ
ー搬送部材29は搬送軸27に固定された可撓性部材か
らなる搬送翼28を有する。尚、カップリング26aは
トナーコンテナ11に回転自在に支持されている。
【0035】図5に示すように搬送翼28は爪部28
a、取付部28fを備え可撓性のシートで一体物であ
る。爪部28aは図に示すようにトナー排出開口11a
に向って突出しておりトナーコンテナ11の内周と摺擦
する。そして部品の状態では、搬送翼28は平板状であ
る。ここで取付部28fは搬送軸27の軸線に平行な平
面部27a(図11参照)に板面を平行して搬送軸27
に沿って細長い。爪部28aは後述のごとく傾斜して間
隔をあけて複数取付部28cの両側に設けてあり、取付
部28fを間にして両側の爪部28a互いに反対側の爪
部28a間に位置している。爪部28aの根本側、取付
部28fは図5の紙面に平行である。爪部28aは未使
用状態では図11に示すように搬送翼28が時計回りに
回転する際に夫々先端が遅れて追従するように湾曲させ
て取り付けてある。そして搬送翼28が回転すると爪部
28a先端側は後述のように搬送軸27の軸線方向に対
しても傾斜する。
【0036】搬送翼28の搬送軸27への係止は図3
5、図36に示すような構成となっている。即ち、搬送
軸27には搬送翼28を固定するための複数のボス27
bが軸方向に配設され、搬送翼28には前記ボス27b
に対応する位置に複数の孔28c,28dとそれら孔を
つなぐスリット28bが夫々設けられ、前記ボス27b
を前記孔28c,28d及びスリット28bに通すこと
により前記搬送軸27と搬送翼28を固定する。前記ボ
ス27bは、搬送軸27の軸部から遠い側に大径部27
cと軸部に近い側に小径部27dを有している。このよ
うな構成にすることにより、搬送軸27からの搬送翼2
8の取り外しが容易に行える。
【0037】上記において、ボス27bは搬送軸27と
一体成形されている。なお搬送軸27は合成樹脂、アル
ミダイキヤスト等で作られている。ボス27bは大径部
27cを先端にして小径部27dを根本側にして搬送軸
27の平面部27aから直立している。従ってボス27
bは搬送軸27の回転中心に対して離れる方向にのびて
いる。ボス27bは図5に示すように各爪部28aに対
応して爪部28aに対応して夫々設けてある。
【0038】ボス27bの形状は大径部27cは先端が
半球形で根本側がこの球に接する円筒形である。そして
小径部27dと大径部27cとの間は段部27eとなっ
ている。小径部27dは円筒形である。本例では、大径
部27c、小径部27dは搬送軸27の回転中心に直交
する面上に中心線を有する。
【0039】一方搬送翼28には図35(b)に示すよ
うな切り抜き孔部28Aが設けてある。この切り抜き孔
部28Aは取付部28fに設けてある。切り抜き孔部2
8Aはスリット28b、嵌合孔28c、端部孔28dを
有する。このスリット28bは撹拌軸27の軸線方向と
同方向に細長い。スリット28bは嵌合孔28cと端部
孔28dを夫々つないでいる。嵌合孔28cと端部孔2
8dは搬送軸27の軸方向に一直線状にある。嵌合孔2
8cはボス27bの小径部27dに嵌合する。
【0040】ここで、A:搬送翼の嵌合孔28cの直径 B:搬送翼の切り抜き孔部28Aの総幅 C:搬送翼の端部孔28dの直径 D:ボスの大径部27cの直径 d:ボスの小径部27dの直径(ここでdは小径部27
dの最も小さな直径部分) h:ボスの小径部27dの高さ とすると、 B>A+2C>D、d>A、2h>D−A、2h>d−A・・・式(1) となっている。、 上述について、の作用効果を述べる
と以下のとおりである。トナー送り部材29が搬送軸2
7と可撓性の搬送翼28からなり、搬送軸27には搬送
翼28を固定するためのボス27bが設けられ、搬送翼
28にはボス27bに対応する位置に複数の孔28c,
28dとそれら孔をつなぐスリット28bが設けられ、
ボス27bを孔28c及びスリット28bに通すことに
より搬送軸27と搬送翼28を固定する。
【0041】本構成においては、搬送軸の回転時は搬送
翼が搬送軸から外れることなく、交換時には、搬送軸か
ら搬送翼を容易に取り外すことが可能である。
【0042】そして、新たな搬送翼28を搬送軸27に
取り付けるには搬送翼28の嵌合孔28cをボス27b
の大径部27cに合わせて搬送翼28の嵌合孔28cか
ら少し離れた部分を搬送軸27の平面部に向って指先で
押し付けると嵌合孔28cはA+△A=Dに拡径してボ
スの小径部27dへ嵌入する。そこでd>Aとなってい
るので嵌合孔28cはその周縁が上方へ変形して図36
のようになる。ボス27bと切り抜き孔部28Aは夫々
一致する位置にあるので複数のボス27bと切り抜き孔
部28Aを嵌め合わせることにより搬送翼28が搬送軸
27に固定される。
【0043】なお、上述の式(1)を満足する範囲にお
いて搬送翼28の取付部28fを搬送軸27の平面部2
7aに圧接すると好適である。この場合搬送翼28の嵌
合孔28cの周縁はボス27bの小径部27dと段部2
8eの隅に圧接する。
【0044】搬送軸27から搬送翼28のみを交換する
工程において、孔28c,28dとスリット28bが軸
線方向に沿って配置され、搬送翼28の軸線方向の一端
部をつまみ軸線方向に引張って、前記搬送軸27から搬
送翼28を分離する。
【0045】この場合、ボス27の小径部27dが切り
欠き孔部28Aの嵌合孔28cからスリット28bに分
け入ってスリット28bは拡幅されると共に嵌合孔28
cは拡径される。そこで、嵌合孔28c側で搬送翼28
の取付部28fを搬送軸27から遠ざけるように曲げる
と、端のボス27bと切り欠き孔部28Aから順次外れ
る。
【0046】本構成においては、搬送軸の回転時は搬送
翼が搬送軸から外れることなく、交換時には、搬送軸か
ら搬送翼を容易に取り外すことが可能である。
【0047】搬送部材29において、ボス27bの形状
が軸部から遠い側に大径部27cと軸に近い側に小径部
27dを有し、搬送翼28の嵌合孔28c及びスリット
28bを前記ボスの小径部27dまで通すことで搬送翼
28を係止する。
【0048】本構成においては、搬送軸の回転時は搬送
翼が搬送軸から外れることなく、交換時には、搬送軸か
ら搬送翼を容易に取り外すことが可能である。
【0049】また、他の構成は、搬送翼28に設けた嵌
合孔28cの径もしくは幅(A)が、搬送軸27の前記
ボス27bの最も細い部分の径もしくは幅(d)よりも
小さい。
【0050】本構成においては、搬送軸の回転時は搬送
翼が搬送軸から外れることなく、交換時には、搬送軸か
ら搬送翼を容易に取り外すことが可能である。
【0051】搬送部材29において、ボス27bと係合
する孔部総幅(B)が、前記ボス27bの大径部27c
の径もしくは幅(D)よりも大きい。
【0052】ここで孔部総幅とは切り欠き孔28Aを撹
拌軸27の軸方向に沿って見た長さのことである。即
ち、式(1)の内B>A+2C>D本構成においては、
搬送軸の回転時は搬送翼が搬送軸から外れることなく、
交換時には、搬送軸から搬送翼を容易に取り外すことが
可能である。
【0053】また、他の構成は、搬送部材29におい
て、ボス27bの小径部27dの径もしくは幅(d)
と、嵌合孔28cの径もしくは幅(A)との差の半分
が、ボス27bの小径部27dの高さ(h)よりも小さ
い関係にある。即ち、上記式(1)の内2h>D−Aの
関係にある。
【0054】本構成においては、搬送軸の回転時は搬送
翼が搬送軸から外れることなく、交換時には、搬送軸か
ら搬送翼を容易に取り外すことが可能である。
【0055】また、他の構成は、搬送部材29におい
て、ボス27bの大径部27cの径もしくは幅(D)
と、嵌合孔28cの径もしくは幅(A)との差の半分
が、ボス27bの小径部27dの高さ(h)よりも小さ
い関係にある。
【0056】本構成においては、搬送軸の回転時は搬送
翼が搬送軸から外れることなく、交換時には、搬送軸か
ら搬送翼を容易に取り外すことが可能である。
【0057】上述において嵌合孔28c、ボス27bの
大径部27c、小径部27dの大きさを径としている場
合は夫々断面が円形であり、それ以外は異形断面、例え
ば四角形とか楕円形とかであり、この場合は最小幅の部
分が上記式(1)を満足するものとする。
【0058】この搬送翼28は、トナーコンテナ11の
内周面と摺擦する。そして、搬送翼28は、トナー搬送
排出開口11aに対し先端側が、回転方向に従って傾斜
した爪部28aを有する複数の翼を備えている。そのた
め、トナーコンテナ11内のトナーをトナー排出開口1
1aへ向かって送ることができる。このトナー排出開口
11aは、トナー補給容器1の装置本体124に対する
挿入方向から見て手前側(上流側)に配設されている。
よって、爪部28aは、総て同方向を向いている。な
お、トナー排出開口11aの配設位置によっては、爪部
28aの向きはすべて同方向ではなく適宜各方向へ向け
て配置してもよい。また前記カップリング26aは、ト
ナー補給容器1をトナー補給装置100に装着した際
に、トナー補給装置100に設けられた駆動側カップリ
ング44(図19参照)と噛み合い、駆動力を得てトナ
ー搬送部材29を回転する。
【0059】次に図9に、トナー補給容器1の駆動力を
受ける側の端部を示す。トナーコンテナ11の端面に
は、駆動力受け部材としてのカップリング26aが回転
自在に支持されている。このカップリング26aの軸方
向両端は軸継手となっている。そして、トナーコンテナ
11内においては、搬送部材29の搬送軸27の一端と
連結されている。トナーコンテナ11の外部には、回転
力受け部が設けられている。この回転力受け部は、装置
本体124にトナー補給容器1を装着した際に、トナー
補給装置100に設けられた回転力を伝えるためのカッ
プリング44と連結される。この回転力受け部は、図9
に示すように、半径方向の突起26a1である。そし
て、突起26a1間の凹部26a2に前記駆動部材の凸
部44aが係合して連結される。
【0060】(容器シャッタ)図4に示すように容器シ
ャッタ16は、容器シャッタ16の長手方向の両端にス
ライド部16fが設けられている。このスライド部16
fは、トナー排出開口11aの長手方向の両側に設けら
れたガイド部材としてのシャッタ支持部材11eと係合
する。そして、容器シャッタ16は、トナー排出開口1
1aを開閉可能にトナーコンテナ11の円周方向にスラ
イド移動する。すなわち、容器シャッタ16の、トナー
補給容器1の長手方向と直角な断面は、円弧形状であっ
てトナーコンテナ11の外周面に沿う形状である。尚、
スライド部16f、及びシャッタ支持部材11eは、容
器シャッタ16の円弧の中心線を含む平面で切った断面
が鉤形である(図6参照)。シャッタ支持部材11eは
断面鉤形で全長にわたり連続している。
【0061】スライド部16fは図20、図21、図2
9、図30、図34に示すように容器シャッタ16の周
方向に設けた複数の貫通穴16tに対応して鉤先16u
が突片として設けてある。この鉤先16uのシャッタ支
持部材11eと接する面には図34に示すようにH又は
T形に突起16u1を設けてある。この鉤先16uは弾
性パッキン35に容器シャッタ16が一定の圧力で接触
するようにばね部材としての機能を有する。従って、容
器シャッタ16が開閉の際の位置によって弾性パッキン
35から受ける加圧力が変化しても複数の鉤先16uの
変形で加圧力が補償される(図21参照)。
【0062】そして容器シャッタ16は、トナー補給容
器1をトナー補給装置100に装着する際に、図10に
示すように、駆動力伝達側係合部21gとしてのギアと
係合可能な回転力を受け部としての駆動力受側係合部1
6dを有する。この係合部16dは複数個の歯を有す
る。そして、この受側係合部16dはトナー補給容器1
のトナー補給装置100への挿入の一連の動作で、駆動
力伝達側係合部21gと係合可能とする。駆動力受側係
合部16dは容器シャッタ16の外側表面16mにきざ
み込まれている。即ち、駆動力受側係合部16dの有す
るセグメントギア形状の歯先円直径と、この係合部16
d以外の容器シャッタ16の外径を略同一とする。そし
て、高さ方向のスペースを節約する。駆動力伝達側係合
部21gと係脱するため、係合部16dは、カップリン
グ26aに近い側の容器シャッタ16の縁近くの外側表
面に設けている。これによって、容器シャッタ16が閉
鎖位置に位置する際に、駆動力伝達側係合部21gと係
合離脱する。また、トナー補給容器1のトナー補給装置
100への挿入の一連の動作で、トナー補給装置100
に設けられた駆動力伝達側係合部21gと駆動力受側係
合部16dを係合させる。そのため、容器シャッタ16
のカップリング26aが設けられている側のスライド部
16f(16f1)を駆動力受側係合部16dよりも短
くしてある(図4、図10、図34のA部)。即ち、ス
ライド部16f1は、トナー補給容器1をトナー補給装
置100へ挿入する際に、駆動力伝達側係合部21gと
直面する容器シャッタ16側の長手方向の端面16h
が、駆動力受側係合部16dの歯の歯すじ方向端面と一
致するよう配置することが好ましい。したがって本実施
の形態においては、上記スライド部16f1を短くする
ために、切り欠き16gを設けている。切り欠きによっ
て生ずる端面の内長手方向から見る端面が上記端面16
hである。これによって、駆動力伝達側係合部21gと
容器シャッタ16が干渉しない。
【0063】なお、容器シャッタ16の肉厚が大きいと
きは、スライド部16f1は容器シャッタ16の円弧に
沿う全長にわたって設ける。そして、上述の切り欠き1
6gに相当する部分は、駆動力伝達側係合部21gが通
過可能な凹部としてもよい。また、容器シャッタ16
は、図11に示すように、トナー補給装置100に設け
られたトナー補給開口33を開閉する本体シャッタ34
の面34b1間の凹部34cと係合する。そして、トナ
ー補給容器1に設けられた容器シャッタ16のスライド
移動に連動して、本体シャッタ34をスライド移動させ
ることができる。
【0064】なお本実施の形態における装置本体124
に備える駆動力伝達側係合部21b,21gは、図6に
示すように2枚のギアによって構成されている。しかし
ながら、駆動力伝達機構を有していれば、その構成やギ
アの枚数については特に制限は無い。図3に示すように
容器シャッタ16にはハンドル15を常にトナーコンテ
ナ11の長手方向に押すようにアーム状のばね部16b
が設けてある。このばね部16b先端はハンドル15の
フランジ15bに圧接している。
【0065】(トナー補給装置)トナー補給装置100
は、夫々図11から図13に示すように、長手方向の断
面がトナーコンテナ11に倣って半円筒形の下部54a
と矩形の上部54bとを有するカートリッジ受け入れ部
となるトナー補給装置本体54を有する。上部54bの
内周にはトナー補給容器1のガイド部11kをガイドす
るための突片54cがガイド部11kの両側に設けてあ
る。この突片54cはトナー補給装置本体54の口部に
一対の他内部ではトナー補給容器1の挿入方向に上下別
々に分散して設けてある。そして下部54aの内周には
周方向にガイドレール55が設けられている。そしてこ
のガイドレール55に本体シャッタ34のガイド34a
が係合している。このガイドレール55、及びガイド3
4aはその長手方向の断面が鉤形であって、互いに抱き
合っている。そして、ガイドレール55、及び、ガイド
34aは、平行して夫々二条ある。したがって、本体シ
ャッタ34は、トナー補給装置本体54に保持されてい
る。本体シャッタ34の突縁34bの内周の半径は、容
器シャッタ16の内周の半径と同一又はほぼ等しい。本
体シャッタ34は、移動方向と直交する両側に突縁34
bが長手方向に沿って設けられている。本体シャッタ3
4には本体シャッタ開口34dが設けてある。ただし、
この開口34dはトナー補給開口33を開閉できればよ
いので開口34dの1つの縁34d1のみでもよい。本
体シャッタ34の内周に沿う突縁34b間の長さは、容
器シャッタ16の内周の円弧の長さにほぼ等しい。従っ
て、トナー補給容器1がトナー補給装置100に挿入さ
れると、容器シャッタ16の長手方向に沿う両側の縁
は、本体シャッタ34の突縁34bの半径方向へ突出し
た面34b1間の凹部34cに丁度嵌合される。従っ
て、容器シャッタ16を開閉すると本体シャッタ34は
連動する。そこで、トナー排出開口11aとトナー補給
開口33を対向するようにしておけば、容器シャッタ1
6を開くことによりトナーはトナー撹拌送り装置45を
介して現像器204に補給される。前記本体シャッタ開
口34dは凹部34cとは本体シャッタ34の周方向に
関し突縁34bを間にして隣り合っている。
【0066】(パッキン部材)封止部材としてのパッキ
ン部材35は、弾性体(図4、図11〜図17参照)で
ある。そして、容器シャッタ16とトナー排出開口11
a間のシール性を維持している。また、落下衝撃等によ
るトナーコンテナ11内のトナーの洩れを防止する。そ
のため、パッキン部材35は、トナー排出開口11aを
囲むようにトナーコンテナ11の外側表面に貼付されて
いる。具体的には、パッキン部材35の材質として、シ
リコン、ウレタン、発泡ポリエチレン等のゴムやスポン
ジ、好ましくは硬度20°〜70°、圧縮永久歪み10
%以下、セルサイズ60〜300μm、密度が0.15
〜0.50g/である低発泡ポリウレタンを5〜50%
圧縮して用いる。
【0067】ここでパッキン部材35はトナー排出開口
11aの長手方向の縁に沿う部分においてはトナー排出
開口11a内へ向って下るように傾斜させてある。
【0068】このようなパッキン部材35はトナー排出
開口11aの周縁に接着等で固定する。
【0069】(シール部材)トナー補給装置100にト
ナー補給容器1を装着すると、容器シャッタ16は本体
シャッタ34の凹部34cに係合する。この凹部34c
は本体シャッタ34を長手方向に貫通しており、面34
b1は容器シャッタ16のためのガイドとなる。このと
き容器シャッタ16の本体シャッタ開口34dの縁の突
縁34bの容器側の面と本体シャッタ34の容器側の面
とは略同一面を形成する。容器シャッタ16の容器側の
面には図11〜図17に示すようにシール部材41が設
けられている。前記シール部材41は、本体シャッタ3
4のトナー排出開口11a、トナー補給開口33を開閉
する側の突縁34bの容器側の面に覆い被さるべく、容
器シャッタ16の閉方向下流側に延出される。シール部
材41は容器シャッタ16と本体シャッタ34との隙間
gにトナーが侵入するのを阻止するものであり、この目
的を達成できれば材質・形状・寸法・取り付け方法は適
宜設定できる。
【0070】本実施の形態では好ましい構成として厚さ
が125μmのポリエステル(PET)シートを両面テ
ープ43(日東電工社製#5000NC)(図20参
照)により容器シャッタ16に貼り付けてシール部材4
1とした。
【0071】シール部材41は詳しくは前記のごとく本
体シャッタ34の突縁34bに覆い被さるように構成さ
れているため、トナー補給容器1の装着及び脱着時に引
っ掛かったりぶつかったりしてこれを阻害しないことが
望まれる。また、本体シャッタ34の容器側の面は必ず
しも平滑ではないが、これに対して追従して密着するこ
とが必要である。これらの要請から、シール部材41と
しては可撓性のシートや弾性材料でなるシート等が好ま
しい。
【0072】取り付け方法に関しては、トナー補給容器
1の装着・取り外し及び容器シャッタ16の開閉を繰り
返しても剥がれないことが必要であり、これを満足でき
れば前記の両面テープ43をはじめ、種々の公知の接着
・接合手段が利用可能である。
【0073】最も好ましくは、シール部材41をエラス
トマーとし、シール部材41と容器シャッタ16とを二
色成形にて一体的に成形するのが良い。この場合、シー
ル部材41のエラストマーと容器シャッタ16の材料と
は相溶性のあるものを選択するのが好ましい。あるいは
シール部材41と容器シャッタ16とを同一の材質とし
て両者を完全に一体的に成形しても良い。
【0074】(シール部材の作用)次にシール部材41
の作用について説明する。
【0075】トナー補給容器1を取り外してある時で容
器シャッタ16が本体シャッタ34と係合していない状
態ではトナー補給装置100は図19に示すとおりとな
っている。ここで本体シャッタ34はトナー補給開口3
3を封止する位置にあり、トナー補給開口33からゴミ
その他の異物の混入を防止するようになっている。
【0076】次にトナー補給容器1を装着し、トナー補
給を行っている時の状況を図12に示す。ここでは容器
シャッタ16は容器のトナー排出開口11aから退避
し、トナー排出開口11aと本体シャッタ開口34d、
それにトナー補給開口33の三者が連通する状態になっ
ている。またこのとき、容器シャッタ16の容器側の面
と本体シャッタ34の開口34d側の突縁34bの容器
側の面とが略同一面であることにより、本体シャッタ3
4の突縁34bとシール部材41とが当接して、トナー
の通路の通路外に対する密閉性を保つようになってい
る。また同時に、本体シャッタ34の突縁34b表面に
トナーが付着するのをも防止する。そして、トナー補給
容器1に内蔵されたトナー搬送部材29の作用により、
トナー補給容器1内に収容されていたトナーは前記連通
した開口11a,34d,33を通って受入れ装置であ
るトナー撹拌送り装置45側へと補給される。
【0077】図11、図12の一部拡図の図14、図1
5に示すようにシール部材41は図14から少しシャッ
タ16,34が開方向へ移動し図15までの状態におい
てシール部材41の端部が本体シャッタ34の突縁34
bとパッキン部材35に挟まれても、シール部材41は
薄いPETシートであるためこの部分での密閉性を損な
うことはない。このためシール部材41の厚さは50μ
m以上300μm以下であることが望ましい。より好ま
しくは75μm以上200μm以下、最も好ましくは1
25μmに設定するのが良い。シール部材41が厚すぎ
れば本体シャッタ34とトナー補給容器1の間でのシー
ル性を損ない、薄すぎればシール部材41の本来の機能
である、容器シャッタ16と本体シャッタ34との間へ
のトナー侵入を防止する作用が不十分となり、トナー補
給容器1の取り扱い中及びトナー補給装置100への装
着脱着時にシール部材41がめくれたりシワが寄った
り、曲がったりする不都合も生ずる。
【0078】シール部材41がパッキン部材35に接し
ない位置まで退避させるよう構成すればシール部材41
について厚さの制約は無くなるが、その分シャッタの移
動ストロークは長くなりトナー補給装置及びトナー補給
容器をコンパクトに設計することが困難になる。
【0079】次に報知部124aにトナー無し検知が点
灯するよりも前に、トナー補給容器1を取り出す時の状
況とシール部材41の作用について説明する。このと
き、トナー補給容器1内にまだ相当量のトナーが収容さ
れており、トナー補給容器1のトナー排出開口11a、
本体シャッタ開口34d、トナー補給開口33のいずれ
も、その内部はトナーで充満している。この状態からト
ナー補給容器1を取り出すが、まず開口部を封止する必
要がある。容器シャッタ16を閉じ方向に移動すると、
これに係合している本体シャッタ34も一体的に容器閉
方向へ移動する。このとき図16に示すように、本体シ
ャッタ開口34d内に充満したトナーはそのまま閉方向
へと移動してトナー補給容器1内のトナー及びトナー撹
拌送り装置45内のトナーとは分断されていく。閉動作
の途中では図16のように、本体シャッタ34と容器シ
ャッタ16の隙間gがトナー排出開口11aの真下を通
過する状況となり、このとき図17、図18に示すよう
にシール部材41がないとトナー補給容器1内のトナー
は前記隙間gに向って殺到する。しかし、図16ではシ
ール部材41がこの隙間gを覆っているため、隙間gの
中へのトナーの侵入は阻止される。
【0080】なおこの間、シール部材41と容器シャッ
タ16はパッキン部材35の復元力によって常に図面
上、下向きの付勢力を受け、この結果、シール部材41
の容器シャッタ16からの延出部41aも本体シャッタ
34の容器側の面に圧接され、より良いシール性が得ら
れるとともに本体シャッタ34の突縁34b表面にトナ
ーが付着することも阻止する。
【0081】本体シャッタ34、容器シャッタ16を閉
じきった状況は図14のようになるが、トナー補給容器
1としては、シール部材41の延出部41aのトナー補
給容器1側の面にトナーが付着するものの、容器シャッ
タ16の外面及びトナーコンテナ11の外面へのトナー
付着は防止される。前記シール部材41の延出部41a
内側へのトナー付着も、その量は微少であり、なおかつ
トナーコンテナ11との間で形成されるポケット状の形
状の中であるため、そのトナーは外へは出て来にくく、
外部へ飛散することはほとんどない。
【0082】前記延出部41aの延出長さは後述する理
由により本体シャッタ34の突縁34bの幅と略等しく
するのが好ましいが寸法としては2mm以上10mm以
下が好ましく、より好ましくは4mm以上8mm以下、
最も好ましくは6mmに設定するのが良い。延出部41
aが短かすぎると前記隙間gへのトナー侵入を阻止する
作用が不十分であるとともに、シール部材41とトナー
コンテナ11とで形成される前記ポケット状の形状が浅
くなってしまい、付着したトナーを保持する作用も得ら
れない。さらには本体シャッタ34の突縁34b表面へ
のトナー付着を防止する作用も得られない。
【0083】一方、延出部41aが長すぎる場合には、
トナー補給容器1の装着・取り外し時にこの部分が邪魔
になり、トナー補給装置100内面の各所にぶつかるな
どするという問題がある。また、前記のパッキン部材3
5からの付勢力も延出部41aの最先端部へは伝達しき
れなくなって、密閉性はむしろ悪くなる。シール部材4
1の剛性を高めれば延出部41aが長くとも付勢力の伝
達は行われるが、本体シャッタ34への追従性が得られ
ず、やはり密閉性は悪くなる。また、本体シャッタ開口
34dを狭くしてしまい、トナーが通過するのをさまた
げるおそれもある。
【0084】(ロック部材)またトナー補給容器1を画
像形成装置本体124に装着する前、そして、取り外し
後、ハンドル15がトナーコンテナ11側に係止される
ように、ロック部材51を設けている(図7、図8参
照)。
【0085】ロック部材51は第1フランジ12の端板
12bのきわの円筒形のロック部材嵌合部12gに回転
自在でトナー補給容器1のトナー補給装置100への着
脱方向(図7に示す矢印方向の両方の向き)に移動自在
に嵌合している。
【0086】ロック部材51はロック部材嵌合部12g
に嵌合する円形のリング部51aの前記端板12b向っ
た側の縁に凹部51bを有する。この凹部51bは第1
フランジ12に設けたロック突起12hと嵌合してい
る。ロック部材51にはハンドル15の端面15iを圧
するようにアーム状のばね部51cが一体に設けられて
いる。このばね部51cのばね力によりハンドル15が
第1フランジ12の円筒形周壁部12eからぬけ出さな
いように、該周壁部12eの外周には周方向に全周にわ
たり突条12iを設けると共にハンドル15の一部を切
り起して設けたぬけ止め15j先端を該突条12iに当
てている(図3参照)。また、ばね部51cによってロ
ック部材51は第1フランジ12の端板12bに圧接さ
れている。
【0087】なお、上記ばね部51cの根元に撓みが集
中して、根本が白化しないように、ばね部51cは先端
に向うほど細くなるように形成され全体的にしなるよう
になっており、根本への応力集中を防ぎ根本の白化を防
いでいる。このため、ばね部51cの断面が四角形の場
合先端に向う程、断面の幅又は及び厚みを小さくしてい
る。従って、ばね部51cは根本から先端に向うに従っ
て断面積が次第に小さくなっている。
【0088】ロック部材51の外周に設けた係合リブ5
1dはハンドル15に設けたトナー補給容器1の着脱方
向の溝15k,15mにトナー補給容器1の着脱方向に
移動自在にゆるく嵌合している。またリング部材51の
係合リブ51iとハンドル15の溝15jの嵌合によっ
てハンドル15とロック部材51は互に回転できないよ
うになっているが相対的に移動自在である(図27、図
28参照)。
【0089】第1フランジ12に設けたロック突起12
hのトナー補給容器1の着脱方向の高さはハンドル15
の溝15k,15m中を係合リブ51dが移動する行程
長よりも小さくなっている。また、ハンドル15の溝1
5j中をロック部材51の係合リブ51iが移動する行
程長よりもロック突起12hのトナー補給容器1の着脱
方向の高さは小さい。
【0090】上記構成によりロック部材51の凹部51
bは第1フランジ12のロック突起12hとロック部材
51のばね部51cのばね力で係合しているのでトナー
補給容器1はトナー補給装置100に対して挿入・退出
途中及び取り外した状態の何れにおいてもハンドル15
はトナーコンテナ11に対して非回転である。ただし、
後述するハンドル15を定位置でトナー補給装置100
へ挿入するための手段として設けた第1フランジ12の
突起12hとリング部材51の凹部51bとの間で周方
向に設けた寸法差によるガタ分によりハンドル15は本
例では6度空転するようになっている。
【0091】ロック部材51にはもう一つの係合リブ5
1dから外周方向へ向って突出する薄片の引きぬき止め
51eが設けてある。
【0092】(ロック部材の作用)ロック部材51の作
用を説明する。トナー補給容器1のガイド部11kをト
ナー補給装置本体54の突片54d間に嵌合してトナー
補給装置100内へ挿入すると、容器シャッタ16と本
体シャッタ34が係合しその途中で容器シャッタ16の
駆動力受側係合部16dが駆動力伝達側係合部21gと
部分的に噛み合い、そのすぐ後でハンドル15の駆動伝
達側係合部15aが駆動力受側係合部21aと部分的に
噛合う。容器シャッタ16が本体シャッタ34と部分的
に係合に向うときに前述のシール部材41の延出部41
aが本体シャッタ34の導入部34eを通って突縁34
b上へ進入する。
【0093】ここでハンドル15を装着方向へ押し付け
ると図8に示すように係合リブ51dに設けた突起51
d1がトナー補給装置本体54の当接面54eに当接す
ると共に引きぬき止め51eが当接面54fに当接する
(図27及び図24参照)。ここでハンドル15を更に
押し込むと、ハンドル15、第1フランジ12、トナー
コンテナ11、第2フランジ13等は図7の矢印と同方
向へ更に進み、第1フランジ12のロック突起12hは
図8に示すように凹部51b外へ出る。
【0094】ここで、ハンドル15をトナー補給容器1
の装着方向から見て時計回り(図8の矢印方向)に回動
することができる。そしてロック部材51はハンドル1
5と共に回動し、回し初めるとすぐに引きぬき止め51
eがトナー補給装置本体54の下部54aの当接面54
f上に一体に設けた溝54g(図29、図30参照)に
入る。この溝54gはトナー補給装置本体54の下部5
4aの周壁に沿う円弧形に延設された溝である。その後
トナー排出開口11a、本体シャッタ34が開閉する過
程では引きぬき止め51eは溝54gに嵌入したままで
ある。従って、トナー補給容器1をトナー補給装置10
0へ装着してトナー補給作用が行われている際は、トナ
ー補給容器1をトナー補給装置100からいきなり引き
ぬけないようになっている。従って、容器シャッタ1
6、本体シャッタ34が閉ったときのみ、円弧溝54g
外へ引きぬき止め51eが出るからトナー補給容器1は
トナー補給装置100から取り外せる。
【0095】この際、ロック解除突起が1ケ所であった
り、また複数個でもある方向に偏って配置されている
と、ロック部材51にモーメントがかかったり、ロック
部材51が変形してしまいスムーズにスライドしなくな
るため、複数個のロック解除突起を円周上になるべく等
間隔に配置することが望ましい。本実施の形態では、2
つの突起を略180度対抗する位置に配置している。本
例では引きぬき止め51eもロック解除突起として機能
し、突起51d1と引きぬき止め51eとロック部材5
1中心を夫々結ぶ半径方向の線間は約150度の中心角
をなしている。
【0096】また、ロック部材51のロック解除のタイ
ミングについては、図28に示すように上記においてロ
ック部材51を回り止めするためのロック突起12hは
半径方向に突出してハンドル15と係合可能な突起12
h1を有し、ハンドル15の当接面15cからハンドル
15の係合リブ51d(引きぬき止め51eを設けた
側)を受ける溝15mの端壁12b側へ向って延出され
た片方の溝壁15nに突起12h1が当接するまでのハ
ンドル15の回転角度Bは約90度となっている。ま
た、ロック部材51の凹部51bとロック突起12hの
関係はハンドル15が6度だけ空転するように凹部51
bの中心角Aにガタを持たせている。。
【0097】トナー補給容器1の内部のトナーが消耗
し、トナー補給容器1を交換する際にはハンドル15を
装着時とは逆方向(トナー補給容器1をトナー補給装置
100へ挿入する方向から見て反時計回り)に元の位置
まで回動することにより、引きぬき止め51eは円弧形
の溝51eから外ればね部51cのばね力でロック部材
51はロック部材嵌合部12g上をすべりロック部材5
1も元の位置、即ちロック突起12hとロック部材51
のリング部51aの凹部51bとが係合する位置に戻る
ことになる。
【0098】前述のようにロック部材51はばね部51
cによりトナーコンテナ11側に付勢されているため前
記ロック突起12hとロック部材51の凹部51bが係
合するようスライドし、再びロック状態となる。 (トナーカートリッジの組立て手順)次に、前述した各
部材を組み付け、トナーカートリッジを組立てる手順に
ついて説明する。組み立てる前に、各部材はエアーブロ
ー又はバキューム吸引等により清掃を行うことで、ゴミ
・ケバ等の異物発生を防止することができる。
【0099】まず、トナーコンテナ11と第1フランジ
12を接合する。これは、超音波溶着、ホットメルト接
着剤、粘着テープ等により接合できる。
【0100】そして次に搬送軸27に搬送翼28を組み
付ける。これは前述の構成により、搬送軸27のボス2
7bを搬送翼28に設けた嵌合孔28cに通すだけでよ
い。
【0101】次に、前記搬送軸27と搬送翼28を組み
付けたトナー搬送部材29をカップリング26aを用い
て第2フランジ13と組み付ける。この際、カップリン
グ26aと第2フランジ13が係合する部位に、オイル
シールもしくはフェルトシール等のトナー漏れ防止用の
パッキン部材(不図示)を組み込む。そして、この組み
立てた部材をトナーコンテナ11に組み付ける。これ
も、超音波溶着、ホットメルト接着剤、粘着テープ等に
より接合できるが、リサイクル効率を高めるという点か
ら粘着テープ64(図5参照)による接合が好ましい。
【0102】次に、トナー排出開口11aにパッキン部
材35を貼り付ける。又、シール部材41を貼り付けた
容器シャッタ16をトナー排出開口11aに組み付け
る。
【0103】次に、トナーをトナー充填口12aから充
填し、キャップ14をトナー充填口12aに圧入する。
このトナー充填は手充填でもかまわないが、図37に示
すオーガ式充填機65を使用して充填するのが好まし
い。そして、トナー補給容器1の外面を清掃する。この
清掃方法は、前述したエアーブロー又はバキューム吸引
した後、ウエス等により拭き取るようにすればよい。又
この清掃工程は省略することは可能である。
【0104】次に、ロック部材51を取り付け、最後に
ハンドル15を取り付ける。
【0105】前述の如くしてトナー補給容器1を組み立
てることが出来る。
【0106】(トナー補給操作方法)次に、本実施の形
態のトナー補給容器1を用いたトナー補給操作について
概略説明する。
【0107】(1)トナー補給容器1の装着 装置本体124に設けられた開閉部材121を手前90
°方向に開く。次に、トナー補給容器1のガイド部11
kをトナー補給装置100の突片54c間の溝部54h
(図11参照)に係合させる。そして、カップリング2
6aの設けられた側を先頭にして、トナー補給容器1を
トナー補給装置100内へ挿入する。するとまずトナー
補給容器1の容器シャッタ16と、トナー補給装置10
0内の本体シャッタ34とが係合する。そして、駆動力
伝達側係合部21gと容器シャッタ16の駆動力受側係
合部16dとが係合する。そして最後に、トナー補給装
置100側の駆動力受側係合部21aとハンドル15の
駆動力伝達側係合部15aとが係合する。
【0108】(2)トナー補給容器の設置/トナー補給 トナー補給容器1がトナー補給装置100に装着された
状態で、操作者がハンドル15を手動にて時計周りに9
0°回動させる。すると、回転による駆動力が、ハンド
ル15の駆動力伝達側係合部15aから,トナー補給装
置100の駆動力受側係合部21aを介して伝達部材2
1に伝達される。さらに、駆動力伝達側係合部21gか
ら容器シャッタ16の駆動力受側係合部16dへ伝達さ
れる。このように伝達された駆動力によって、容器シャ
ッタ16はトナーコンテナ11のシャッタ支持部材11
eに係合しながら円周方向にスライド移動する。その
時、本体シャッタ34は容器シャッタ16のスライド移
動に連動する。そのため、トナー補給容器1のトナー排
出開口11a、本体シャッタ開口34d及びトナー補給
装置100内のトナー補給開口33は同時に開放され
る。そして、装置本体124のカップリング44からの
駆動力を受けたカップリング26aによって、トナー搬
送部材29を回転することで、トナー補給が開始され
る。
【0109】なおこれら操作中、トナーコンテナ11は
回転しない。そのため、トナー補給容器1はハンドル1
5の回転には連動せず、トナー補給装置100内で固定
されている。
【0110】(3)トナー補給容器の取り外し 操作者がハンドル15を反時計方向へ90°回転する。
これによって、(2)と同様の順序で逆向きの駆動力が
伝わる。そして、容器シャッタ16はトナー排出開口1
1aを、また、本体シャッタ34は本体シャッタ開口3
4dとトナー補給開口33を各々閉じる。そして、一連
のトナー補給操作が完了する。
【0111】尚、トナー補給容器1のトナー補給装置1
00への装着は、カップリング26a側を先頭にして行
なわれる。そのため、シャッタ16の係合部16dは装
置本体124側の係合部21aを通過して、奥側の係合
部21gと係合する。したがって、セグメントギア状係
合部16dの歯先円直径は、ハンドル15のセグメント
ギア状係合部15aの歯元円直径より小さいことがより
好ましい。
【0112】このような構成とすることにより、一連の
トナー補給動作内において、トナーコンテナは不動とな
る。そのために、トナーコンテナの形状の制約はなくな
る。よってよりスペース効率の高いコンテナ形状を採用
することができる。さらに、シャッタをハンドルと別部
材とすることから、トナー排出開口の位置をハンドル近
傍とする制約もなくなる。したがって、トナー補給容器
の設計の自由度を高くできる。
【0113】また、本実施の形態のトナー補給容器は、
ハンドルの係合部、駆動伝達部材の係合部、そしてシャ
ッタの係合部という複数の係合部を介して、ハンドルの
回転駆動をシャッタの駆動力受係合部に伝えている。そ
のため、これら係合部の係合比(ギア比)を自由に設計
することが可能となる。
【0114】このことにより、シャッタの開閉のための
スライド移動距離が長い場合には、ハンドルの係合比
(ギア比)を高くしてハンドルの操作(回動)距離を短
くする。また、シャッタの開閉トルクが高い場合には、
ハンドルの係合比(ギア比)を低くしてハンドルの操作
(回転)トルクを低くすることもできる。
【0115】例えば、シャッタを開閉するためのハンド
ルの回転角度を90度とする。そして、トナー補給容器
をトナー補給装置に挿入する際には、把手15eを垂直
方向に位置させる。また、ハンドルを90度時計方向へ
回転させて、トナーを排出した状態では、把手15eが
水平方向に位置するようにしておく。こうすれば、操作
者が操作し易く、操作者が容器1aの状態を認識しやす
い。なお、ハンドル15eのシャッタ開閉のための回転
角度は、操作上60度〜120度の範囲が好適である。
【0116】(トナー撹拌搬送装置)トナー補給装置1
00にはトナー撹拌送り装置45が付設してある。図1
1、図12に示すようにトナー補給開口33を下から蔽
うようにしてケース48がトナー補給装置本体54に固
定されている。ケース48はトナー補給装置100の長
手方向とほぼ同長である。ケース48中には長手方向に
トナー搬送部材として撹拌スクリュー46,47が回転
駆動されるように配設され、ケース48に支持されてい
る。
【0117】撹拌スクリュー46,47は隔壁48aで
仕切られていて長手方向においてトナー補給開口33と
は反対側で隔壁48aに設けた開口によって、斜め上側
の撹拌スクリュー46を設けた室48Aと、下側の撹拌
スクリュー47を設けた室48Bは通じている。ケース
48には長手方向でトナー補給開口33と同じ側に現像
器201へ通ずるトナー排出口48bが設けてある。
【0118】上記において、トナー補給開口33からト
ナーが補給されると回転しているトナー撹拌スクリュー
46は室48A中をトナー補給開口33側から長手方向
で室48Aの反対側へトナーを送り乍ら撹拌し、室48
Aの前記反対側では隔壁48aに設けた開口(不図示)
を通じて室48Bへトナーを落す。下側のトナー撹拌ス
クリュー47は上記トナー撹拌スクリュー46のトナー
送り方向とは反対方向へトナーを撹拌し乍ら送り、トナ
ー排出開口48bから現像装置201へトナーを補給す
る。
【0119】(定位置装着手段)ハンドル回動からシャ
ッタ開閉に至る駆動力伝達経路において、高精度の部品
を用いずにコストをかけずに構成しようとすれば、ギア
等のバックラッシュやその他の部位に駆動系のガタ及び
歪みが生じてしまうことは避け難い。従って入力ストロ
ークに対する出力ストロークが1:1に対応せず、シャ
ッタを開いてから再び閉じても、シャッタが元の位置に
戻らないことがある。このような状態のトナー補給容器
を装置本体から抜き出し、そのまま再び装着して開閉を
行うと、シャッタが元に戻らない分が蓄積して行き、戻
らない量が増大して行く。
【0120】本体シャッタと容器シャッタとを一体的に
係合させる構成においては、このようなシャッタの位置
ずれによって、トナー補給容器が装置本体から抜き出せ
なくなったり、本体シャッタの位置ずれのために新品の
(シャッタが本来の位置にある)トナー補給容器が装着
できなくなったりする課題を生ずる。
【0121】このような課題はハンドル及びシャッタが
装置本体側の中継ギアと係合する前に、あらかじめハン
ドルを開方向へ所定角度回動させ、ハンドルを閉方向へ
回動する際にはこの分も含めて戻すことで、バックラッ
シュやガタ等によるストロークロスを吸収しシャッタを
確実に元の位置まで戻すようにすることにより解消す
る。
【0122】次にこのような手段を具体的に説明する。
【0123】図1、図2、図24、図25に示すように
ハンドル15上にはハンドル突起61が設けられてい
る。このハンドル突起61の形状は平面図(下方から上
方に向って見ている下視図)で示す図31から図33に
示すようにカムフオロワをなしていて作用面61aは図
31から図33の上下方向の幅がせまく、トナー補給装
置本体54の上部54bの天板下面に設けたカムである
本体突起62に接触可能となっている。突起61,62
はカム対偶である。
【0124】本体突起62は山形のカム面を有する。こ
のカム面のリフトはトナー補給装置本体54の中心(下
部54aの半円の中心)に対して生ずる中心角がトナー
補給容器1とトナー補給装置100間の回動方向のガタ
を取りトナー補給容器1をトナー補給装置100に対し
て所定角度の挿入位置とするのに必要な程度となってい
る。この中心角は6度以上となっている。本例では6度
である。
【0125】上記ハンドル突起61、本体突起62の関
係位置を作用と共に説明する。トナー補給容器1をトナ
ー補給装置100へ挿入して行くと、図24、図33に
示すようにハンドル突起61は本体突起62のリフト0
の位置で係合開始位置へくる。このときハンドル15の
駆動力伝達側係合部15aと本体側の駆動力受側係合部
材21aとはトナー補給容器1のトナー補給装置100
への挿入方向で距離L1離れている。この距離L1が本
体突起62で最大リフトをハンドル突起61に生じさせ
る行程L2と等しい。
【0126】図24、図33の状態からトナー補給容器
1をトナー補給装置100へ挿入するとハンドル突起6
1は本体突起62上をすべりハンドル15を回転する。
そこで図32に示すようにハンドル15が6度回転して
ハンドル突起61が本体突起62のカムトップと接触し
た状態においてハンドル15の係合部15aとトナー補
給装置100の係合部21aの歯端が一致する。なお、
この係合部15a,21aの歯端が一致する僅か前には
本体側係合部21gに対して容器シャッタ16の係合部
16dの歯端は一致しているので係合部21gに対する
係合部16dの噛み合いはきわめて僅か先行する。
【0127】更にトナー補給容器1をトナー補給装置1
00へ挿入すると図31に示すようにハンドル15の駆
動力伝達側係合部15aとトナー補給装置100の駆動
力受側係合部21aは噛み合う。一方、図10に示す駆
動力伝達側係合部21gに対してシャッタ16の駆動力
受側係合部16dも全歯幅にわたり噛み合うので図32
の状態から図31の状態へトナー補給容器1が移動する
際、ハンドル15は非回転で、図31に示すようにハン
ドル突起61は本体突起62のカムトップに対応した位
置にある。
【0128】上記のようにハンドル突起61が本体突起
62により変位させられることによりハンドル15は6
度回転する。このためハンドル15と第1フランジ12
に設けた係合部分にはガタをもたせてある。即ち、図
7、図8に示すようにロック部材51の凹部51bと第
1フランジ12のロック突起12h間、ハンドル15の
溝15k,15mと第1フランジ12の係合リブ51d
との間にはハンドル15を6度回転し得る周方向のガタ
を設けてある。
【0129】また、上記ハンドル15をハンドル突起6
1と本体突起62で回動する前に容器シャッタ16を本
体シャッタ34に所定位置で係合させておくため、トナ
ー補給装置本体100の下部54aの内周に図29、図
30に示すように容器シャッタ16の長手方向の縁(端
面)と摺動する位置決め凸部63を設けてある。この凸
部63は山形のカム面を有しカムトップはトナー補給装
置本体54の下部54aの周方向について容器シャッタ
16が嵌入する本体シャッタ34の凹部の一端側の面3
4b1が所定の一定位置とされる位置と同位置にある。
【0130】トナー補給容器1をトナー補給装置100
へ挿入すると容器シャッタ16の面取り16qが凸部6
3に当り容器シャッタ16の位置が一定位置に規制され
る。容器シャッタ16の片側の側縁16r1と凸部63
が摺動して、本体シャッタ34に向い、本体シャッタ3
4の一方の面34b1の端部の面取り34b2に容器シ
ャッタ16の面取り16pが当り容器シャッタ16に対
して本体シャッタ34は位置を規正され、更に容器シャ
ッタ16は進んで容器シャッタ16の面取り16qが本
体シャッタ34の面取り34b3と係合して本体シャッ
タ34の両側の面34b1間に容器シャッタ16が進入
して図29に示すようになった状態でトナー補給装置1
00側の係合部21a,21gに対してトナー補給容器
1側の係合部15a,16dが噛み合い、歯幅方向での
所定幅が噛み合った状態で、容器シャッタ16と本体シ
ャッタ34は図30のようになり、容器シャッタ16の
側縁16rの装着方向後方の面取り16sが凸部63か
ら離れた位置となる。
【0131】この作用において、容器シャッタ16のト
ナーコンテナ11のトナー排出開口11aを開閉するた
めの抵抗はパッキン部材35が容器シャッタ16を加圧
しているため、本体シャッタ34の開閉抵抗に比較する
と充分大となっている。従って、凸部63が容器シャッ
タ16の位置を定め、容器シャッタ16が本体シャッタ
34の位置を決める。
【0132】上述の構成作用により、本体シャッタ3
4、容器シャッタ16は係合された際は一定位置となっ
ており、この状態でハンドル15をトナー補給容器1の
トナー補給装置100への挿入方向から見て時計方向へ
ユーザーが84度回動すると各シャッタ16,34も開
く方向へ50度回動して全開する。
【0133】トナー補給容器1をトナー補給装置100
から取り外す際はユーザーがハンドル15を上記と逆に
反時計方向へ90度回動すると各シャッタ16,34は
閉じる方向へ50度回動して元の位置へ戻る。
【0134】ここで、ハンドル15の回動角度と各シャ
ッタ16,34の回動角度が開と閉で対応しないが、こ
れはギアのバックラッシュ、ハンドル、シャッタ、シャ
フト等の歪みや曲がり、トナー補給容器がトナー補給装
置本体に対して回動するといったことが原因であり、あ
らかじめ6°予回動として空転させておくことで、これ
らを吸収して各シャッタを元の位置まで戻すことができ
る。
【0135】トナー補給容器1をトナー補給装置100
から引き抜く際にも、ハンドル突起61本体突起62と
の係合により、装着時と同様に開方向へ6度の予回動が
行われ、そのトナー補給容器1を再度使用する場合に備
えるようになっている。また万一ハンドル15を反時計
方向へ90度回動せずに(例えば84度だけ回動)トナ
ー補給容器1を取り外そうとする場合には容器シャッタ
16と本体シャッタ34とは本来の位置まで戻りきれて
いないおそれがある。しかし、トナー補給容器1を引き
出すことで容器シャッタ16の面取り16sと、トナー
補給装置100の凸部63とが係合して容器シャッタ1
6及び本体シャッタ34とを強制的に本来の位置へ戻す
ようになっており、前記不都合は回避できる。
【0136】(トナーカートリッジのリサイクル手順)
本実施の形態に係るトナーカートリッジは、前記のよう
にして画像形成に使用し、トナーを使い切った後は、こ
れを回収してリサイクル使用することが可能である。こ
の回収したトナーカートリッジのリサイクルは以下に示
す手順に従って行う。
【0137】1)ハンドル15をトナーコンテナ11か
ら取り外す。
【0138】これは何らかの治具を用いて係合部を広げ
るようにすれば取り外すことできる。この際に、ロック
部材51も取り外す。
【0139】2)キャップ14をフランジ12から抜き
取る。
【0140】これは手で引き抜くことが充分可能である
が、ペンチなどの工具を使用すればより簡単に取り外す
ことができる。しかし、キャップ14を再使用する場合
には、キャップ14を傷つけないように、手で引き抜く
か、或いは何らかの治具を用いて取り外すようにする。
【0141】3)容器シャッタ16をトナーコンテナ1
1から取り外す。
【0142】これは、容器シャッタ16を開方向にスラ
イドさせることで容易に取り外すことができる。
【0143】4)トナーコンテナ11から第2フランジ
13及びトナー搬送部材29を取り外す。
【0144】これは、トナーコンテナ11と第2フラン
ジ13を接合している粘着テープ64を剥がすことで可
能である。トナー搬送部材29は第2フランジ13に支
持されているので、トナーコンテナ11から第2フラン
ジ13を取り外せば、トナー撹拌部材29もトナーコン
テナ11から同時に取り外すことができる。
【0145】5)分解した各部材を清掃する。
【0146】ここで、分解した各部材をエアーブロー又
はバキューム吸引等で清掃する。必要があればウエス等
により拭き取りを行うようにすればよい。
【0147】6)トナー搬送部材29を分離する。
【0148】ここで、搬送翼28のみ取り外す。取り外
し方法は、搬送軸27の軸線方向に搬送翼28の一端部
を掴んで引張るだけで良い。もし、ここで搬送翼28に
折れ・白化・曲げぐせ・たわみ等の機能上問題となるよ
うな不具合が認められない場合は、そのまま再生に回し
てもよい。しかし、機能上は交換することがより好まし
い。
【0149】7)搬送軸27に搬送翼28を取り付け
る。
【0150】搬送翼28に設けられた切り欠き孔部28
Aに搬送軸27のボス27bを確実に通すだけでよい。
【0151】8)トナーコンテナ11とトナー搬送部材
29を組み付ける。
【0152】これは、トナーコンテナ11とトナー搬送
部材29が組み付けられている第2フランジ13とを固
定すればよい。固定の方法としては、前述の粘着テープ
64による固定等が再生の点から好ましい。
【0153】9)トナーコンテナ11に容器シャッタ1
6を取り付ける。
【0154】ここで、容器シャッタ16は取り外したも
のを再使用する方が、リサイクル効率を高める上で好ま
しい。しかし、容器シャッタ16は新たに成形したもの
を使用してもかまわない。又、容器シャッタ16に貼り
付けられているシール部材41のみを交換したものを使
用してもかまわない。又、トナー排出口11aに貼り付
けてあるパッキン部材35についても、そのまま再使用
してもかまわないし、交換してもかまわない。
【0155】10)トナーをトナー充填口12aから充
填し、キャップ14をトナー充填口12aに圧入する。
【0156】このトナー充填は手充填でもかまわない
が、図37に示すオーガ式充填機65を使用して充填す
るのが好ましい。トナー充填量は新品と同じにするのが
好ましいが、それよりも増加させても減少させることも
可能である。又、キャップ14は前述したように、引き
抜いたものを再使用する方がリサイクル効率を高める上
で好ましい。しかし、キャップ14は新たに成形したも
のを使用してもかまわない。この場合、必ずしも元の形
状と同じキャップでなくても、充填口12aを密閉する
機能を有するものであればよい。
【0157】11)トナー補給容器1の外面を清掃す
る。
【0158】この清掃方法は、前述したエアーブロー又
はバキューム吸引した後、ウエス等によって拭き取るよ
うにすればよい。又この工程は省略することは可能であ
る。
【0159】12)トナー漏れが生じないか確認する。
【0160】充填したトナーがトナー補給容器1から漏
れ出て来ないことを確認するものであるが、この工程も
省略することは可能である。
【0161】13)ハンドル15を取り付ける。
【0162】取り外したハンドル15を再使用してもか
まわないし、新たに成形したものを使用してもかまわな
い。ハンドル15を確実に押し込み、ハンドル15の抜
け止め15jが第1フランジ12の突条12iに確実に
引っかかるようにする(図7参照)。
【0163】上記のようにして、一度使用済みのトナー
カートリッジを回収して、再度トナーを充填することに
よってトナーカートリッジをリサイクルすることによ
り、省資源、省エネルギー、ゴミの低減が可能となる。
【0164】又、搬送翼を取り外された後の搬送軸には
何ら損傷は無く、多数回使用に十分耐えられる状態であ
る。
【0165】又、前記の方法により、再生したトナーカ
ートリッジにおいて、粗粒の発生も無く、新品のトナー
カートリッジと同様に良好な画質を維持することができ
た。又、本発明は、上記の形態のトナーカートリッジに
限らず、搬送部材を内装する容器及びプロセスカートリ
ッジのトナー収容部分や現像器クリーナーにも適用でき
る。
【0166】
【発明の効果】本発明は前述したように、使用済みのト
ナーカートリッジを回収し、トナーを収容する容器本体
から各部材を取り外し、搬送部材については検査の上、
不具合があれば交換し、かつ、各部材を清掃することに
より、新規なトナーカートリッジと何らかわらないトナ
ーカートリッジを再生することが出来るものである。特
に搬送軸から搬送翼を着脱可能としたため、作業性が極
めてよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】トナー補給容器の装着方向手前側から見る斜視
図である。
【図2】トナー補給容器の装着方向反対側から見る斜視
図である。
【図3】トナー補給容器を裏返して見る斜視図である。
【図4】トナー補給容器の略分解斜視図である。
【図5】トナー補給容器の縦断面図である。
【図6】容器シャッタの駆動系を示す側面展開図であ
る。
【図7】ハンドルロックを示す側面図である。(ロック
状態)
【図8】ハンドルロックを示す側面図である。(解除状
態)
【図9】トナー容器の背面図である。
【図10】トナー補給容器の駆動力伝達部材を示す斜視
図である。
【図11】トナー補給容器の正断面図である。(シャッ
タ閉)
【図12】トナー補給容器の正断面図である。(シャッ
タ開)
【図13】トナー補給装置の正断面図である。(シャッ
タ開閉中)
【図14】図11の一部拡大図である。
【図15】図12の一部拡大図である。
【図16】図13の一部拡大図である。
【図17】図16に対応する比較例であって正断面図で
ある。
【図18】図13に対応する比較例であって正断面図で
ある。
【図19】トナー補給容器が装着されていないトナー補
給装置の正断面図である。
【図20】(a)(b)は夫々が容器シャッタの正断面
図である。
【図21】図20(a)の直角方向から見る断面図であ
る。
【図22】電子写真画像形成装置の縦断面図である。
【図23】電子写真画像形成装置の斜視図である。
【図24】トナー補給装置へトナー補給容器を装着する
作用を示す正断面図である。
【図25】トナー補給装置へトナー補給容器を装着する
作用を示す正断面図である。
【図26】ハンドルを取り外したトナー補給容器をトナ
ー補給装置へ装着した状態を示す正断面図である。
【図27】ハンドルを取り外したトナー補給容器をトナ
ー補給装置へ挿入した状態を示す正断面図である。
【図28】ハンドルロック部材の位置のトナー補給容器
の正断面図である。
【図29】トナー補給装置の水平断面図である。
【図30】トナー補給装置の水平断面図である。
【図31】定位置装着手段の作用を示す模式図である。
【図32】定位置装着手段の作用を示す模式図である。
【図33】定位置装着手段の作用を示す模式図である。
【図34】容器シャッタの平面図である。
【図35】トナー搬送軸とトナー搬送翼の係止部の構成
を示す模式図で(a)はトナー搬送軸心を含む断面、
(b)はトナー搬送翼の側面図である。
【図36】トナー搬送軸とトナー搬送翼の係止状態を示
す模式側面図である。
【図37】トナーを充填する説明図である。
【符号の説明】
p…記録媒体 g…隙間 T…トナー L1…距離 L2…行程 1…トナー補給容器 11…トナーコンテナ(トナー収納容器本体) 11a
…トナー排出開口 11e…シャッタ支持部材 11g
…円弧部 11h…長方形部 11k…ガイド部 12…第1フランジ 12a…トナー充填口 12b…
端板 12c…リブ 12d…軸孔 12e…円筒状周壁部 12f…ハンド
ル支持部 12g…嵌合部 12h…ロック突起 12
h1…突起 12i…突条 13…第2フランジ 13a…端板 13c…孔 13
d…円筒状周壁部 14…キャップ 15…ハンドル 15a…駆動力受側係合部 15b…
フランジ 15c…当接面 15e…把手 15h…中
間部内周 15i…端面 15j…ぬけ止め 15k,15m…溝 15n…溝壁 16…容器シャッタ 16b…ばね部 16d…駆動力
受側係合部 16f,16f1…スライド部 16g…
切り欠き 16h…端面 16m…外側表面 16q…面取り 16r,16r1…側縁 16s…面
取り 21…駆動力伝達部材 21a…駆動力受側係合部 2
1b,21g…駆動力伝達側係合部 21s…軸 26a…カップリング 26a1…突起 26a2…凹
部 27…搬送軸 27a…平面部 27b…ボス 27c
…大径部 27d…小径部 27e…段部 28…搬送翼 28A…切り欠き孔部 28a…爪部
28b…スリット 28c…嵌合孔 28d…端部孔
28f…取付部 29…トナー搬送部材 31…ホルダー 33…トナー補給開口 34…本体シャッタ 34a…ガイド 34b…突縁
34b1…面 34b2,34b3…面取り 34c…
凹部 34d…本体シャッタ開口 34d1…本体シャ
ッタ開口縁 34e…導入部 35…パッキン部材 41…シール部材 41a…延出部 41b…ミシン目
41c…条溝 41d…突片 42…可撓性フィルム 43…両面テープ 44…駆動側カップリング 44a…凸部 45…トナー撹拌送り装置 46…トナー撹拌スクリュー 47…トナー撹拌スクリュー 48…ケース 48a…隔壁 48b…トナー排出口
48A,48B…室 51…ロック部材 51a…リング部 51b…凹部
51c…ばね部 51d…係合リブ 51d1…突起
51e…引きぬき止め 54…トナー補給装置本体 54a…下部 54b…上
部 54c…突片 54e,54f…当接面 54h…
溝部 55…ガイドレール 61…ハンドル突起 61a…作用面 62…本体突起 63…凸部 64…粘着テープ 65…オーガ充填機 100…トナー補給装置 101…原稿 102…原稿台ガラス 103…光学部 104…感光体ドラム 105…給送カセット 105A…送り出しローラ 106…給送カセット 106A…送り出しローラ 107…給送カセット 107A…送り出しローラ 108…給送カセット 108A…送り出しローラ 109…搬送部 110…レジストローラ 111…転写手段 112…分離手段 113…搬送部 114…定着部 115…反転部 116…排出ローラ 117…トレー 118…フラッパー 119…搬送部 120…搬送部 121…開閉部材 122…開口部 124…装置本体 124a…報知部 201…現像装置 201a…現像ローラ 201b…
現像ブレード 202…クリーニング手段 203…一次帯電手段 204a…現像器

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナーを収容する容器本体と、前記容器
    本体内に配置され、搬送軸と可撓性の搬送翼で構成され
    る搬送部材とを有するトナーカートリッジの再生方法に
    おいて、搬送部材の前記搬送軸から前記搬送翼のみを取
    り外し、新規な搬送翼を取り付けることを特徴とするト
    ナーカートリッジの再生方法。
  2. 【請求項2】 前記容器本体から前記搬送部材を分離
    し、さらに前記搬送部材から前記搬送翼のみを取り外
    し、新規な搬送翼を取り付けることを特徴とする請求項
    1に記載のトナーカートリッジの再生方法。
  3. 【請求項3】 前記搬送翼を着脱自在な搬送翼取付部を
    有する搬送軸と、前記搬送軸の搬送翼取付部へ着脱自在
    な取付部を有する搬送翼を用いて、搬送軸から搬送翼の
    みを取り外し、新規な搬送翼を取り付けることを特徴と
    する請求項1又は2に記載のトナーカートリッジの再生
    方法。
  4. 【請求項4】 前記搬送翼を固定するための複数ボスが
    軸方向に配設された搬送軸と、前記ボスに対応する位置
    に夫々孔とそれら孔の両側にのびるスリットが設けられ
    た搬送翼とを用いて、前記ボスを前記孔及びスリットに
    通すことにより前記搬送軸と前記搬送翼を固定すること
    を特徴とする請求項1又は2もしくは3に記載のトナー
    カートリッジの再生方法。
  5. 【請求項5】 前記搬送軸から前記搬送翼のみを交換す
    る工程において、孔とスリットが軸線方向に沿って配置
    され、前記搬送翼の軸線方向の一端部をつまみ軸線方向
    に引張って、前記搬送軸から前記搬送翼を分離すること
    を特徴とする請求項4に記載のトナーカートリッジの再
    生方法。
  6. 【請求項6】 前記容器本体はその形状が筒状で、かつ
    端部に前記搬送部材を保持するためのフランジを有し、
    前記容器本体と前記フランジを粘着テープにて接合して
    おり、前記粘着テープを剥がして前記フランジを外し、
    前記搬送部材を取り出して、前記搬送翼を交換すること
    を特徴とする請求項1から5の何れか1つに記載のトナ
    ーカートリッジの再生方法。
  7. 【請求項7】 前記搬送部材において、前記ボスの形状
    が軸部から遠い側に大径部と軸に近い側に小径部を有
    し、搬送翼はこのボスの大径部よりも小さく小径部に嵌
    合する孔をスリットの中間に有し、前記搬送翼の孔及び
    スリットを前記ボスの小径部まで通すことで前記搬送翼
    を係止することを特徴とする請求項4又は5に記載のト
    ナーカートリッジの再生方法。
  8. 【請求項8】 前記搬送翼に設けた孔の径もしくは幅
    (A)が前記搬送軸の前記ボスの最も細い部分の径もし
    くは幅(d)よりも小さいことを特徴とする請求項7に
    記載のトナーカートリッジの再生方法。
  9. 【請求項9】 前記搬送部材において、前記ボス部と係
    合する孔及びスリットを含む切り抜き孔部総幅(B)
    が、前記ボス部の大径部の径もしくは幅(D)よりも大
    きいことを特徴とする請求項7に記載のトナーカートリ
    ッジの再生方法。
  10. 【請求項10】 前記搬送部材において、前記ボス部の
    大径部の径もしくは幅(D)と、前記孔部の径もしくは
    幅(A)との差の半分が、前記ボス部の小径部の高さ
    (h)よりも小さい関係にあることを特徴とする請求項
    7に記載のトナーカートリッジの再生方法。
  11. 【請求項11】 前記搬送部材において、前記ボス部の
    小径部の径もしくは幅(d)と、前記孔部の径もしくは
    幅(A)との差の半分が、前記ボス部の小径部の高さ
    (h)よりも小さい関係にあることを特徴とする請求項
    7に記載のトナーカートリッジの再生方法。
  12. 【請求項12】 トナーを撹拌・搬送するための搬送部
    材が、搬送軸と可撓性の搬送翼とからなり、前記搬送軸
    には前記搬送翼を固定するための複数のボスが軸線方向
    に配設され、、前記搬送翼には前記ボスに対応する位置
    に夫々孔とそれら孔の両側にのびるスリットが設けら
    れ、前記ボスを前記孔及びスリットに通すことにより前
    記搬送軸と前記搬送翼を固定することを特徴とするトナ
    ー搬送部材の再生方法。
  13. 【請求項13】 前記孔と前記スリットが軸線方向に沿
    って配置され、搬送翼の軸線方向の一端部をつまみ軸線
    方向に引張って、前記搬送軸から搬送翼を分離すること
    を特徴とする請求項12に記載のトナー搬送部材の再生
    方法。
  14. 【請求項14】 前記搬送部材において、前記ボスの形
    状が軸部から遠い側に大径部と軸に近い側に小径部を有
    し、搬送翼はこのボスの大径部よりも小さく小径部に嵌
    合する孔をスリットの中間に有し、前記搬送翼の孔及び
    スリットを前記ボスの小径部まで通すことで前記搬送翼
    を係止することを特徴とする請求項12に記載のトナー
    搬送部材の再生方法。
  15. 【請求項15】 前記搬送翼に設けた孔の径もしくは幅
    (A)が、前記搬送軸の前記ボスの最も細い部分の径も
    しくは幅(d)よりも小さいことを特徴とする請求項1
    2に記載のトナー搬送部材の再生方法。
  16. 【請求項16】 前記搬送部材において、前記ボス部と
    係合する孔及びスリットを含む切り抜き孔部総幅(B)
    が、前記ボス部の大径部の径もしくは幅(D)よりも大
    きいことを特徴とする請求項12に記載のトナー搬送部
    材の再生方法。
  17. 【請求項17】 前記搬送部材において、前記ボス部の
    大径部の径もしくは幅(D)と、前記孔部の径もしくは
    幅(A)との差の半分が、前記ボス部の小径部の高さ
    (h)よりも小さい関係にあることを特徴とする請求項
    12に記載のトナー搬送部材の再生方法。
  18. 【請求項18】 前記搬送部材において、前記ボス部の
    小径部の径もしくは幅(d)と、前記孔部の径もしくは
    幅(A)との差の半分が、前記ボス部の小径部の高さ
    (h)よりも小さい関係にあることを特徴とする請求項
    12に記載のトナー搬送部材の再生方法。
  19. 【請求項19】 トナー補給装置に着脱可能なトナーカ
    ートリッジにおいて、 トナーを収容する容器本体と、 前記容器本体内に配置されトナーを撹拌・搬送するため
    の搬送部材であって、回転駆動されるように容器本体に
    支持された搬送軸と搬送軸に着脱自在に固定された搬送
    翼とを有する搬送部材と、 を有することを特徴とするトナーカートリッジ。
  20. 【請求項20】 前記搬送軸に対する搬送翼の着脱は工
    具を用いることなく行い得ることを特徴とする請求項1
    6に記載のトナーカートリッジ。
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KR10-2000-0063414A KR100389086B1 (ko) 1999-10-27 2000-10-27 현상제 교반 부재 및 그 재생 방법
DE60026464T DE60026464T2 (de) 1999-10-27 2000-10-27 Entwicklungsrührelement und dessen Wiederverwendungsverfahren
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CN103913976A (zh) * 2013-01-09 2014-07-09 京瓷办公信息系统株式会社 碳粉容器及具有该碳粉容器的图像形成装置

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