JP2001242542A - 液晶プロジェクタ装置 - Google Patents

液晶プロジェクタ装置

Info

Publication number
JP2001242542A
JP2001242542A JP2000055309A JP2000055309A JP2001242542A JP 2001242542 A JP2001242542 A JP 2001242542A JP 2000055309 A JP2000055309 A JP 2000055309A JP 2000055309 A JP2000055309 A JP 2000055309A JP 2001242542 A JP2001242542 A JP 2001242542A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid crystal
projection lens
motor
crystal projector
shutter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000055309A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiko Nishide
明彦 西出
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2000055309A priority Critical patent/JP2001242542A/ja
Publication of JP2001242542A publication Critical patent/JP2001242542A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】沈胴可能とした投射レンズを有する液晶プロジ
ェクタ装置において、投射レンズを保護するためのシャ
ッタ機構の簡素化と、操作性の向上を図ることのできる
液晶プロジェクタ装置を提供する。 【解決手段】液晶プロジェクタ装置において、前記投射
レンズがその前面を保護するためのシャッタを備え、該
シャッタが前記投射レンズのズーミング用モータを駆動
源とし、前記投射レンズの沈胴動作に連動してシャッタ
開閉動作を行うように構成し、また操作スイッチのOF
F信号を検知した後にモータを駆動し前記投射レンズの
沈胴動作を行い、該沈胴動作の完了を検知後に前記液晶
表示素子の冷却ファンの停止を行い、その後に主電源を
OFFとするように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は液晶プロジェクタ装
置に関し、具体的には、沈胴可能とした投射レンズを有
する液晶プロジェクタ装置において、投射レンズを保護
するためのシャッタ機構の簡素化と、操作性の向上を目
指すものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、メタルハライドなどの光源を
使用して液晶パネルの映像をスクリーンに拡大投射する
液晶プロジェクタ装置が製品化されている。これは、光
源から発せられる光をミラー及びプリズムを経由して液
晶パネルに集光させ、その像を投射レンズによりスクリ
ーンに拡大投射するものであり、装置の外観としては投
射レンズが本体より飛び出している場合が多い。投射レ
ンズが本体より突出していることにより収納性や携帯性
が低下するばかりでなく、収納時や携帯時にレンズを傷
つける可能性が高くなる問題点がある。これらの問題を
回避するために、特開平11−64971号公報にある
ように液晶プロジェクタの非使用時には投射レンズの沈
胴により投射レンズを本体の中に収納しシャッタ機構に
より本体の開口部を閉じる機構を有しているものが提案
されている。
【0003】図17はこのシャッタ機構の説明図であ
る。プロジェクタ本体内に配置したモータ201の動力
をウオームギア202と噛合ギア203を介しシャッタ
板204の開閉を行い、位置検出スイッチ205により
シャッタの位置を検出し、その信号をもとに制御回路
(図示せず)により開閉動作の制御を行う構成である。
【0004】また、液晶パネルは高温となることにより
性能劣化を生じることから、液晶パネル周辺の温度上昇
を押さえるため、液晶パネル周辺を、冷却ファンにより
冷却を行っている。その際、サーミスタなどの検知手段
により周辺温度を検知しその情報によりファンの回転を
制御するか、もしくはランプ消灯後の一定時間にファン
を停止し、その後に主電源をOFFする制御を行うのが
一般的である。そして、従来においては、このような操
作を、上記した沈胴可能とした投射レンズを有する液晶
プロジェクタで行う場合、投射レンズを沈胴して本体内
に収納する動作と、ランプ消灯から冷却ファン停止、主
電源OFFとする動作とを独立して行われていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のシャッタ機構においては、シャッタ板の開閉の
みのために、モータと位置検出スイッチが必要となるた
めコスト高となり、更に制御回路も複雑となるという点
等に問題があった。また、上記した従来の投射レンズを
沈胴して本体内に収納する動作と、ランプ消灯から冷却
ファン停止、主電源OFFとする動作とが独立した構成
のものでは、ユーザはそれぞれの動作を行う操作が必要
になり、主電源OFFの前にレンズを沈胴して収納する
操作を行わないと、レンズが収納できないという操作性
の点でも問題点があった。
【0006】そこで、本発明は、上記従来のものにおけ
る課題を解決し、沈胴可能とした投射レンズを有する液
晶プロジェクタ装置において、投射レンズを保護するた
めのシャッタ機構の簡素化と、操作性の向上を図ること
のできる液晶プロジェクタ装置を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、つぎの(1)〜(12)のように構成し
た液晶プロジェクタ装置を提供するものである。 (1)光源光による液晶表示素子からの映像を、沈胴に
より本体内に収納可能とした投射レンズによって、スク
リーンに拡大投射するようにした液晶プロジェクタ装置
において、前記投射レンズがその前面を保護するための
シャッタを備え、該シャッタが前記投射レンズのズーミ
ング用モータを駆動源とし、前記投射レンズの沈胴動作
に連動してシャッタ開閉動作を行うように構成されてい
ることを特徴とする液晶プロジェクタ装置。 (2)前記シャッタが、該シャッタと前記ズーミングモ
ータをギア列を介し連携され、投射レンズの沈胴動作に
連動して光軸方向に垂直な面内をスライド開閉が可能に
構成されていることを特徴とする上記(1)に記載の液
晶プロジェクタ装置。 (3)前記ズーミングモータの駆動が、前記投射レンズ
の沈胴動作時のみ前記シャッタに伝達されるように構成
した中継ギアを有すことを特徴とする上記(2)に記載
の液晶プロジェクタ装置。 (4)前記投射レンズが沈胴状態からズーミング状態へ
移行し、シャッタが全開状態に移動した後に、ランプの
点灯を行うように制御する構成を有することを特徴とす
る上記(1)〜(3)のいずれかに記載の液晶プロジェ
クタ装置。 (5)前記ランプの消灯後に、前記投射レンズの沈胴動
作を行い、前記シャッタを閉じるように制御する構成を
有することを特徴とする上記(4)に記載の液晶プロジ
ェクタ装置。 (6)光源光による液晶表示素子からの映像を、沈胴に
より本体内に収納可能とした投射レンズによって、スク
リーンに拡大投射するようにした液晶プロジェクタ装置
において、操作スイッチのOFF信号を検知した後にモ
ータを駆動し前記投射レンズの沈胴動作を行い、該沈胴
動作の完了を検知後に前記液晶表示素子の冷却ファンの
停止を行い、その後に主電源をOFFとするように構成
したことを特徴とする液晶プロジェクタ装置。 (7)前記投射レンズの沈胴動作の完了が、モータ電流
値の変化により検知するように構成されていることを特
徴とする上記(6)に記載の液晶プロジェクタ装置。 (8)前記モータの回転時間を制御するタイマを有し、
該タイマにより一定時モータを駆動し前記投射レンズの
沈胴動作を行うことを特徴とする上記(6)または上記
(7)に記載の液晶プロジェクタ装置。 (9)前記モータをパルスモータで構成するとともに、
投射レンズのリセット位置を検知できるエンコーダを設
け、該エンコーダによりセット位置を検知した後、あら
かじめ設定したパルス数だけモータを駆動し、前記投射
レンズの沈胴動作を行うように構成されていることを特
徴とする上記(6)に記載の液晶プロジェクタ装置。 (10)前記投射レンズの沈胴動作の完了後の冷却ファ
ンの停止を、該沈胴動作の完了後、タイマにて一定時間
をカウントした後、冷却ファンを停止するように構成さ
れていることを特徴とする上記(6)〜(9)のいずれ
かに記載の液晶プロジェクタ装置。 (11)前記投射レンズの沈胴動作の完了後の冷却ファ
ンの停止を、該沈胴動作の完了後、前記液晶表示素子周
辺の温度を検知する温度センサにて所定の温度を検知し
た後、冷却ファンを停止するように構成したことを特徴
とする上記(6)〜(9)のいずれかに記載の液晶プロ
ジェクタ装置。 (12)上記(6)〜(11)のいずれかに記載の液晶
プロジェクタ装置が、上記(1)〜(5)のいずれかに
記載の液晶プロジェクタ装置におけるシャッタを備えて
いることを特徴とする液晶プロジェクタ装置。
【0008】
【発明の実施の形態】上記構成を用いることにより、液
晶プロジェクタの非使用時に、本体内に収納した投射レ
ンズの保護を行うシャッタの開閉を投射レンズに備えた
ズームモータの駆動をギアを経由することにより行うた
め、特にシャッタ開閉用にモータを設ける必要をなくす
ことができる。また、ズームモータの駆動を中継するズ
ームギアをズーミング時にはアイドラギアとの噛み合い
を解除し沈胴時のみ歯み合うような角度位置にギア歯を
配置することで、沈胴時のみにシャッタの開閉動作を行
い、ズーミング時にはシャッタ板は常に開放状態にする
ことが可能となる。さらに、位置検出スイッチなどのシ
ャッタ位置の検知手段を設ける必要がなくなり大幅なコ
ストダウンを図ることが可能となる。また、複雑な制御
回路を設ける必要がなく回路の簡素化を図ることが可能
となる。また、ランプの点灯を沈胴状態からワイド端状
態に移行しシャッタを開放状態にした後に、ランプの消
灯を沈胴前のシャッタ閉前に行うことで、シャッタが閉
じている状態でランプを点灯しない制御状態のもとで、
投射光から発生する熱によるシャッタ板の変形や燃焼な
どの発生を回避することが可能となる。また、操作スイ
ッチのOFF信号を検知した後にモータを駆動し前記投
射レンズの沈胴動作を行い、該沈胴動作の完了を検知後
に前記液晶表示素子の冷却ファンの停止を行い、その後
に主電源をOFFとするように構成することで、非使用
時には投射レンズが本体に収納された状態にあり、操作
性の向上を図ることができる。
【0009】
【実施例】以下に本発明の実施例について説明する。 [実施例1]図1は本発明の実施例1を示す光学レイア
ウトを示す上視図である。1はランプであり、2はイン
テグレータレンズ、3はミラー、4はフィールドレン
ズ、5は集光レンズ、6は液晶パネル、7はプリズム、
8は投射レンズである。ランプ1で発光された光はイン
テグレータレンズ2で矩形形状になりミラー3とフィー
ルドレンズ4を経由しながらR、G、Bに分離され、各
色に対応した液晶パネルを透過した像はプリズム7によ
り合成され投射レンズ8にて拡大投射される。
【0010】図2は本実施例の投射レンズの断面図であ
り、この図により投射レンズのズーミング、沈胴及びフ
ォーカシングの機構について説明する。9は第1レンズ
群、10は第2レンズ群、11は移動環、12は固定
筒、13はカム環、14はズームギア、15はズームモ
ータ、16はフォーカスリング、17はフォーカスギ
ア、18はフォーカスモータ、19はコロである。第1
レンズ群9、第2レンズ群10はそれぞれズーム系のレ
ンズ群であり、第1群レンズ群9はフォーカス時にズー
ミング動作とは独立に移動する必要があるため移動環1
1とヘリコイドネジ連結されている。移動環11及び第
2レンズ群10それぞれより光軸方向に垂直方向に突出
したコロ19が、固定筒12に設けられた光軸に平行に
設けられたキー溝と、固定筒12の周りを回動するカム
環13に設けられたカム溝に嵌合されており、カム環1
3が手動もしくはズームモータ15による駆動によりカ
ム環13と一体となったズームギア14を介して電動に
より固定筒周りを回動することで移動環11と一体とな
っている第1レンズ群9と第2レンズ群10は光軸と平
行な方向にそれぞれ移動しズーミングを行う。カム環1
3に設けたズーミング用のカム溝のワイド端の先に沈胴
用のカムが延長されており、カム環13がワイド端より
更に回動することで各レンズ群は奥側へ移動し沈胴を行
う。第1レンズ群9はフォーカス系のレンズ群でもあり
移動環11とヘリコイドネジ連結されておりフォーカス
リング16と結合されており、フォーカスリング16は
フォーカスギア17とレバー(図示せず)により連結さ
れておりフォーカスリング16を手動もしくはフォーカ
スモータ18による電動により回動することで第1レン
ズ群9が光軸方向へ移動しフォーカシングを行う。
【0011】図3はシャッタ板の開閉機構を示す斜視
図、図4は上視図であり、それぞれ投射レンズ沈胴状態
のシャッタ閉状態と投射レンズがズーミング状態のシャ
ッタ開状態を示す。20はアイドラギア、21は反転ギ
ア、22はラックを備えたシャッタ板右で、23はラッ
クを備えたシャッタ板左で、24は本体カバーである。
アイドラギア20及び反転ギア21は光軸と平行な軸の
周りを自由に回転できるように本体カバー24に保持さ
れており、シャッタ板右22及びシャッタ板左23とも
本体カバー24に光軸と垂直に設けられた溝に挟まれて
保持されておりラック部がアイドラギア20により上方
向から規制されており、光軸に垂直な平面内をスライド
して移動出来るようになっている。
【0012】図5にズームモータとシャッタの連結機構
部を投射レンズの後方から見た図を示す。ズームギア1
4、アイドラギア20、反転ギア21及びシャッタ板と
1体となっているラックギアはそれぞれギアで連携され
ており、ズームモータ15の駆動がズームギア14、ア
イドラギア20、反転ギア21を介してラックギアに伝
達されシャッタ右22及びシャッタ左23の開閉が行わ
れる。反転ギア21はズームギア14が沈胴端からワイ
ド端方向に回転する時にシャッタが開く方向へ移動する
ように回転方向を調整する働きを持っており、ズームギ
ア14の回転方向とシャッタの移動方向が一致すれば直
接アイドラギア20とラックギアを圧接することとなる
ため、この実施例においては正面から見て右側のみに使
用されている。また、反転ギア21を段ギアとすること
でズームギア14の移動量を増幅してシャッタ板の移動
量に充てることが可能となる。ズームギア14は欠歯ギ
アでズーミング時にはアイドラギア20と噛み合わず、
沈胴時のみアイドラギア20と噛み合うようにギア歯が
配置されており、沈胴端のレンズ先端が最も沈んだ状態
からレンズ先端がシャッタ板の位置まで延びて触れる前
にシャッタ板をレンズの外径より広がった位置まで広げ
るように設定されている。シャッタ板が一番外まで広が
った位置になるとズームギア14とアイドラギア20の
連結が外れるように設定されているので、更にズームギ
ア14が回動してズーミング領域に突入してもシャッタ
は広がった状態に保持されている。
【0013】またズームモータ15のギアと軸の間には
スリップ機構が設けてありズームモータギアに一定以上
の負荷がかかるとモータ軸が空転するようになってお
り、カム環がテレ端もしくは沈胴端のメカ端に突き当た
った後にもモータが回り続けてもズームモータは空転す
るのでズームモータギアやズームギアが損傷する可能性
を低減している。
【0014】図6は本実施例に係るブロック図を示す。
50は投射レンズ、51はズームモータ、52はモータ
ドライバ、53は制御回路、54は電源、55はラン
プ、56はランプドライバである。モータドライバ52
によりズームモータ51を駆動し、ランプドライバ56
によりランプ55を駆動し、これらは電源54を電力源
として、制御回路53によって制御されている。
【0015】図7は本実施例に係るフローチャートで装
置が非使用状態から電源スイッチがONされ使用状態に
移行するときの動作を示すものある。スタート時の電源
OFF時にはシャッタが完全に閉じた状態にあり投射レ
ンズは最も沈んだ状態である沈胴端にある。ステップ1
01〜102にてユーザーにより電源スイッチがONさ
れ電源がONされると、ステップ103〜106にてズ
ームモータがワイド側にレンズ群が移動する方向へ回転
してワイド端位置でモータを停止させ、同時にシャッタ
を全開状態にする。このときスタート時にはレンズ群は
沈胴端にありワイド端位置までは一定距離であるのでモ
ータ回転時間も一定でありスッテプにてタイマーで一定
時間モータを駆動させれば良い。投射レンズがワイド端
位置になりズームモータの駆動がストップした後にステ
ップ107にてランプが点灯する制御を行う。
【0016】図8は本実施例における装置が使用状態か
ら非使用状態になる時のフローチャートを示す。ステッ
プ111〜116にてユーザー操作により操作スイッチ
から電源OFF信号が入力されるとランプを消灯し、そ
の後にズームモータがレンズ群を沈胴方向へ移動させる
方向へ一定時間回転し、各レンズ群を沈胴端まで移動さ
せ同時にシャッタも閉じる。このときズームモータの駆
動時間をテレ端から沈胴端までの所要時間以上に設定す
ることでモータ駆動開始時のレンズ群の位置に関わらず
モータ停止時には沈胴端まで移動している状態となる。
【0017】[実施例2]図9は本発明の実施例2にお
ける液晶プロジェクタ装置の説明図であり、液晶プロジ
ェクタの構成としては、液晶パネル6には光線の熱によ
る特性変化を防ぐための冷却ファン6’が設けられてい
る点を除き、図1及び図2に示された実施例1と同じ構
成のものが用いられている。したがって、ランプ1によ
る液晶パネル6からの映像を、沈胴可能とした投射レン
ズによって拡大投射するようにした構成、投射レンズの
ズーミング、沈胴及びフォーカシング等については、実
施例1と同様である。
【0018】図10に本実施例に係るブロック図を示
す。151は投射レンズ、152はモータ、153はモ
ータドライバ、154は制御回路、155は操作スイッ
チ、156は電源、157は冷却ファン、158は冷却
ファンドライバ、159はタイマである。モータ152
がモータドライバ153により駆動され投射レンズ15
1のズーミング及び沈胴動作を行い、冷却ファン157
は冷却ファンドライバ158により駆動され液晶パネル
(図示せず)の冷却を行い、これらの動作は制御回路1
54の信号により行われ、電源156により電力を供給
される。また、操作スイッチ155をユーザが操作する
ことで電源156のON、OFF信号が入力される。タ
イマ159はモータと冷却ファンの駆動時間を制御して
いる。
【0019】図11は本実施例に係るフローチャー卜で
ある。このフローチャー卜に基き本実施例の動作を説明
する。ステップ1101にてユーザー操作により電源ス
イッチOFF信号が入力されるとステップ1102〜1
103にてズームモータが投射レンズが沈胴側へ移動す
る方向へ駆動する。ズームモータのモータ軸とギアの間
にはスリップ機構が設けてあり、一定以上の回転負荷に
なると軸とギアが空転する機構を設けているので、レン
ズ群が沈胴端に突き当たるとスリップ機構が働きモータ
負荷が増大するのでモータ電流値が変化する。ステップ
1104にてこの変化を検知することで沈胴終了と認識
してステップ1105にてモータ駆動をストップする。
その後にステップ1106〜1107にてあらかじめ設
定されている液晶パネルの冷却に必要な時間だけタイマ
159により冷却ファンを駆動した後に、電源がOFF
されるよう制御されている。
【0020】[実施例3]図12に実施例3に係るフロ
ーチャートを示す。ステップ1101〜1105にて電
源スイッチOFF信号が入力されるとズームモータが沈
胴方向に駆動する。モータの駆動時間をテレ端から沈胴
端までに要する時間以上に設定しておくことで動作開始
時にレンズ群がズーミング領域のどの個所にあってもモ
ータ駆動により必ず沈胴端まで移動することとなる。こ
のときズームモータはギア軸とギア間にスリップ機構を
具しており、レンズ群が沈胴端に突き当たった後も回転
し続けてもスリップ機構が働いて空転するのでモータの
破損の可能性が低く複雑な制御も不必要となる。
【0021】[実施例4]図13に実施例4に係るブロ
ック図を示す。ズーミングモータをパルスモータとし
て、投射レンズの位置を検知するエンコーダ161を設
けている。図14に実施例4に関わるフローチャートを
示す。ステップ1101にてユーザ操作による電源スイ
ッチによるOFF信号が入力されるとステップ1102
にてパルスモータが沈胴方向へ回転し、ステップ111
0にてエンコーダにてワイド端に設けたけリセット位置
を検知し、ステップ1111にてあらかじめ設定したス
テップ数モータ駆動してレンズを沈胴端まで移動させス
テップ1105にてモータを停止する。ステップ110
6〜1108にてモータが停止してから一定時間タイマ
でカウントした後に冷却ファンを停止し主電源をOFF
とする制御がなされている。
【0022】[実施例5]図15に実施例5に係るブロ
ック図を示す。162は液晶パネル周辺の温度を検知す
る温度センサであり、このセンサによる検知温度により
冷却ファンの回転数が制御されている。図16に本実施
例に係るフローチャートを示す。ステップ1105にて
モータの駆動が停止した後にステップ1113にて温度
センサ162があらかじめ設定された温度を検知すると
ステップにて冷却ファンをストップしステップ1108
にて主電源をOFFする。
【0023】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、投射レンズのズーミング用モータを駆動源とし、投
射レンズの沈胴動作に連動してシャッタ開閉動作を行う
ように構成することで、シャッタ板の開閉専用にモータ
を設ける必要がなくなり、更にシャッタの位置はズーム
ギアの角度位置に依存するため位置検出スイッチなどの
シャッタの位置検出手段を設ける必要がなくなり、大幅
なコストダウンが図れると共に制御回路を簡素化するこ
とができる。また、本発明によれば、操作スイッチのO
FF信号を検知した後にモータを駆動し前記投射レンズ
の沈胴動作を行い、該沈胴動作の完了を検知後に前記液
晶表示素子の冷却ファンの停止を行い、その後に主電源
をOFFとするように構成することで、非使用時には投
射レンズを本体に収納された状態として、操作性の向上
を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の液晶プロジェクタ装置の光
学レイアウトを示す上視図。
【図2】本発明の実施例1の投影レンズの断面図。
【図3】本発明の実施例1のシャツタ板の開閉機構を示
す斜視図。
【図4】本発明の実施例1のシャツタ板の開閉機構を示
す上視図。
【図5】本発明の実施例1のズームモータとシャッタの
連結機構部を投射レンズの後方から見た図。
【図6】本発明の実施例1に係るブロック図。
【図7】本発明の実施例1に係るフローチャートで装置
が非使用状態から電源スイッチがONされ使用状態に移
行するときの動作を示す図。
【図8】本発明の実施例1に係る装置が使用状態から非
使用状態になる時のフローチャート図。
【図9】本発明の実施例2の液晶プロジェクタ装置の光
学レイアウトを示す上視図。
【図10】本発明の実施例2に係るブロック図。
【図11】本発明の実施例2に係るフローチャート図。
【図12】本発明の実施例3に係るブロック図。
【図13】本発明の実施例4に係るブロック図。
【図14】本発明の実施例4に係るフローチャート図。
【図15】本発明の実施例5に係るブロック図。
【図16】本発明の実施例5に係るフローチャート図。
【図17】従来例の説明図。
【符号の説明】
1:ランプ 2:インデグレータレンズ 3:ミラー 4:フィールドレンズ 5:集光レンズ 6:液晶パネル 6’:冷却ファン 7:プリズム 8:投射レンズ 9:第1レンズ群 10:第2レンズ群 11:移動環 12:固定筒 13:カム環 14:ズームギア 15:ズームモニタ 16:フォーカスリング 17:フォーカスギア 18:フォーカスモータ 19:コロ 20:アイドラギア 21:反転ギア 22:シャッタ板右 23:シャッタ板左 24:本体カバー 50:投射レンズ 51:ズームモータ 52:モータドライバ 53:制御回路 54:電源 55:ランプ 56:ランプドライバ 57:操作スイッチ 151:投射レンズ 152:モータ 153:モータドライバ 154:制御回路 155:操作スイッチ 156:電源 157:冷却ファン 158:冷却ファンドライバ 159:タイマ 162:温度センサ 159:タイマ 159:タイマ 162:温度センサ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光源光による液晶表示素子からの映像を、
    沈胴により本体内に収納可能とした投射レンズによっ
    て、スクリーンに拡大投射するようにした液晶プロジェ
    クタ装置において、 前記投射レンズがその前面を保護するためのシャッタを
    備え、該シャッタが前記投射レンズのズーミング用モー
    タを駆動源とし、前記投射レンズの沈胴動作に連動して
    シャッタ開閉動作を行うように構成されていることを特
    徴とする液晶プロジェクタ装置。
  2. 【請求項2】前記シャッタが、該シャッタと前記ズーミ
    ングモータをギア列を介し連携され、投射レンズの沈胴
    動作に連動して光軸方向に垂直な面内をスライド開閉が
    可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載
    の液晶プロジェクタ装置。
  3. 【請求項3】前記ズーミングモータの駆動が、前記投射
    レンズの沈胴動作時のみ前記シャッタに伝達されるよう
    に構成した中継ギアを有すことを特徴とする請求項2に
    記載の液晶プロジェクタ装置。
  4. 【請求項4】前記投射レンズが沈胴状態からズーミング
    状態へ移行し、シャッタが全開状態に移動した後に、ラ
    ンプの点灯を行うように制御する構成を有することを特
    徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の液晶プロ
    ジェクタ装置。
  5. 【請求項5】前記ランプの消灯後に、前記投射レンズの
    沈胴動作を行い、前記シャッタを閉じるように制御する
    構成を有することを特徴とする請求項4に記載の液晶プ
    ロジェクタ装置。
  6. 【請求項6】光源光による液晶表示素子からの映像を、
    沈胴により本体内に収納可能とした投射レンズによっ
    て、スクリーンに拡大投射するようにした液晶プロジェ
    クタ装置において、 操作スイッチのOFF信号を検知した後にモータを駆動
    し前記投射レンズの沈胴動作を行い、該沈胴動作の完了
    を検知後に前記液晶表示素子の冷却ファンの停止を行
    い、その後に主電源をOFFとするように構成したこと
    を特徴とする液晶プロジェクタ装置。
  7. 【請求項7】前記投射レンズの沈胴動作の完了が、モー
    タ電流値の変化により検知するように構成されているこ
    とを特徴とする請求項6に記載の液晶プロジェクタ装
    置。
  8. 【請求項8】前記モータの回転時間を制御するタイマを
    有し、該タイマにより一定時モータを駆動し前記投射レ
    ンズの沈胴動作を行うことを特徴とする請求項6または
    請求項7に記載の液晶プロジェクタ装置。
  9. 【請求項9】前記モータをパルスモータで構成するとと
    もに、投射レンズのリセット位置を検知できるエンコー
    ダを設け、該エンコーダによりセット位置を検知した
    後、あらかじめ設定したパルス数だけモータを駆動し、
    前記投射レンズの沈胴動作を行うように構成されている
    ことを特徴とする請求項6に記載の液晶プロジェクタ装
    置。
  10. 【請求項10】前記投射レンズの沈胴動作の完了後の冷
    却ファンの停止を、該沈胴動作の完了後、タイマにて一
    定時間をカウントした後、冷却ファンを停止するように
    構成されていることを特徴とする請求項6〜9のいずれ
    か1項に記載の液晶プロジェクタ装置。
  11. 【請求項11】前記投射レンズの沈胴動作の完了後の冷
    却ファンの停止を、該沈胴動作の完了後、前記液晶表示
    素子周辺の温度を検知する温度センサにて所定の温度を
    検知した後、冷却ファンを停止するように構成したこと
    を特徴とする請求項6〜9のいずれか1項に記載の液晶
    プロジェクタ装置。
  12. 【請求項12】請求項6〜11のいずれか1項に記載の
    液晶プロジェクタ装置が、請求項1〜5のいずれか1項
    に記載の液晶プロジェクタ装置におけるシャッタを備え
    ていることを特徴とする液晶プロジェクタ装置。
JP2000055309A 2000-03-01 2000-03-01 液晶プロジェクタ装置 Pending JP2001242542A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000055309A JP2001242542A (ja) 2000-03-01 2000-03-01 液晶プロジェクタ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000055309A JP2001242542A (ja) 2000-03-01 2000-03-01 液晶プロジェクタ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001242542A true JP2001242542A (ja) 2001-09-07

Family

ID=18576455

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000055309A Pending JP2001242542A (ja) 2000-03-01 2000-03-01 液晶プロジェクタ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001242542A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6808273B2 (en) 2002-09-19 2004-10-26 Funai Electric Co., Ltd. Projector
WO2006126794A1 (en) * 2005-05-25 2006-11-30 Lg Electronics Inc. Shutter opening and closing apparatus for beam projector
WO2007029893A1 (en) * 2005-09-06 2007-03-15 Lg Electronics Inc. Power on/off system of thin type projector and method for controlling the same
KR100698159B1 (ko) * 2005-09-08 2007-03-26 엘지전자 주식회사 프로젝터
EP1641256A3 (en) * 2004-09-24 2008-04-16 Sanyo Electric Co., Ltd. Projection type video display
JP2009042371A (ja) * 2007-08-07 2009-02-26 Hitachi Ltd プロジェクタ装置及びプロジェクタ装置の投射ミラー開閉制御方法
JP2009063828A (ja) * 2007-09-06 2009-03-26 Minebea Co Ltd 光量絞り装置
CN102117003A (zh) * 2010-01-06 2011-07-06 三洋电机株式会社 投射型影像显示装置
JP4880790B1 (ja) * 2011-03-11 2012-02-22 パナソニック株式会社 携帯型情報処理装置
WO2014115760A1 (ja) * 2013-01-25 2014-07-31 オリンパスイメージング株式会社 レンズ鏡筒

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6808273B2 (en) 2002-09-19 2004-10-26 Funai Electric Co., Ltd. Projector
EP1641256A3 (en) * 2004-09-24 2008-04-16 Sanyo Electric Co., Ltd. Projection type video display
WO2006126794A1 (en) * 2005-05-25 2006-11-30 Lg Electronics Inc. Shutter opening and closing apparatus for beam projector
KR100699150B1 (ko) * 2005-05-25 2007-03-22 엘지전자 주식회사 영상투사기의 투사렌즈 셔터 개폐장치
EP1929366A4 (en) * 2005-09-06 2008-11-12 Lg Electronics Inc POWER ON / OFF SYSTEM OF A THIN-TYPE PROJECTOR AND METHOD FOR CONTROLLING IT
WO2007029893A1 (en) * 2005-09-06 2007-03-15 Lg Electronics Inc. Power on/off system of thin type projector and method for controlling the same
EP1929366A1 (en) * 2005-09-06 2008-06-11 LG Electronics Inc. Power on/off system of thin type projector and method for controlling the same
US7441903B2 (en) 2005-09-06 2008-10-28 Lg Electronics Inc. Power on/off system of thin projector and method for controlling the same
KR100698159B1 (ko) * 2005-09-08 2007-03-26 엘지전자 주식회사 프로젝터
JP2009042371A (ja) * 2007-08-07 2009-02-26 Hitachi Ltd プロジェクタ装置及びプロジェクタ装置の投射ミラー開閉制御方法
JP2009063828A (ja) * 2007-09-06 2009-03-26 Minebea Co Ltd 光量絞り装置
CN102117003A (zh) * 2010-01-06 2011-07-06 三洋电机株式会社 投射型影像显示装置
JP4880790B1 (ja) * 2011-03-11 2012-02-22 パナソニック株式会社 携帯型情報処理装置
WO2014115760A1 (ja) * 2013-01-25 2014-07-31 オリンパスイメージング株式会社 レンズ鏡筒
CN104937467A (zh) * 2013-01-25 2015-09-23 奥林巴斯株式会社 镜头镜筒
JPWO2014115760A1 (ja) * 2013-01-25 2017-01-26 オリンパス株式会社 交換レンズ鏡筒
US9684147B2 (en) 2013-01-25 2017-06-20 Olympus Corporation Changeable lens barrel
CN104937467B (zh) * 2013-01-25 2017-09-29 奥林巴斯株式会社 更换镜头镜筒

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4632817B2 (ja) レンズ鏡胴、カメラ、携帯型情報端末機及び画像入力装置
JP4632814B2 (ja) レンズ鏡胴、カメラおよび携帯型情報端末装置
US4728977A (en) Device for protecting the photographic optical system of camera
US20070183065A1 (en) Lens unit and image capturing apparatus
JP2001242542A (ja) 液晶プロジェクタ装置
JP2008090065A (ja) レンズ鏡胴、カメラ、携帯型情報端末装置及び画像入力装置
JPH09230464A (ja) カメラ
JP2011039527A (ja) レンズ鏡胴、このレンズ鏡胴を用いたカメラ及び携帯型情報端末装置
JP2000347245A (ja) レンズバリア付きカメラ
JP4630090B2 (ja) レンズ鏡胴、このレンズ鏡胴を用いたカメラ及び携帯型情報端末装置
JPH08328085A (ja) ファインダ
JP4667911B2 (ja) レンズ鏡胴、撮像装置および携帯型情報端末装置
JP2010026492A (ja) レンズ駆動制御装置および撮像装置
US5523814A (en) Method and apparatus for controlling a retractable camera barrel
JP3874945B2 (ja) カメラ
JP3212168B2 (ja) カメラ
JP3976293B2 (ja) レンズバリア付きカメラ
JP3202500B2 (ja) 光学機器
JP3310262B2 (ja) 沈胴式カメラ
JP3339125B2 (ja) カメラ
JP2008191428A (ja) レンズ鏡胴、撮像装置、ディジタルカメラ、携帯型情報端末装置および画像入力装置
JP3199920B2 (ja) カメラ
JP2001033682A (ja) 鏡筒構造
JPH1031248A (ja) カメラ
JP2984613B2 (ja) 光学装置