JP2001241162A - タイル模様化粧内外装材 - Google Patents

タイル模様化粧内外装材

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JP2001241162A
JP2001241162A JP2000100046A JP2000100046A JP2001241162A JP 2001241162 A JP2001241162 A JP 2001241162A JP 2000100046 A JP2000100046 A JP 2000100046A JP 2000100046 A JP2000100046 A JP 2000100046A JP 2001241162 A JP2001241162 A JP 2001241162A
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decorative
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waterproof coating
interior
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Mitsuo Minagawa
光雄 皆川
Osamu Minagawa
治 皆川
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RIVALL KK
Rivall KK
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RIVALL KK
Rivall KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 乾式工法でタイル仕上げを容易且つ効率良く
行なうことができ、軽量にして優れた装飾効果を付与せ
しめることの出来る新規なタイル模様化粧内外装材を提
供することである。 【解決手段】 金属パネルの裏打材のある不燃性パネル
の表面、裏面に不燃性断熱材を貼着した金属パネルの表
面、金属サイディングの表面等にシーリング材でタイル
目地を形成し、タイル目地に囲まれた長方形や正方形又
はその他異形の空間に煉瓦調や石目調又はメタリック調
の化粧防水塗材を塗布してタイル模様化粧内外装材とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は建造物の柱、内外
壁、屋根材、門、塀などに優れた装飾効果を付与せしめ
ることが出来ると共に軽量にして、乾式工法で現場仕上
げを容易且つ効率良く行なうことのできるタイル模様化
粧内外装材である。
【0002】
【従来の技術】タイル取付工法には、湿式工法と乾式工
法がある。湿式工法の代表的な工法は、タイルの裏面全
体にモルタルを載せ平らに均しモルタル下地面に押付け
て張る積上げ張り工法、平坦にこしらえた下地モルタル
面に張付けモルタルを塗り付けタイルをもみ込むように
して張る圧着張り、タイルをモルタルに特殊な小型振動
機を用いて押え込み、圧着層の目地部に盛り上がった部
分を押え目地とする密着工法、タイルを型枠内面に取付
けてコンクリートを打設し型枠を除去した後、そのまま
仕上げとする型枠先付け工法などがある。
【0003】乾式工法は例えば特殊なアルミナサイディ
ングや窯業系サイディングに専用の取付形態を付けこれ
にタイルを嵌込むもので、一部内装用の場合を除きタイ
ル取付け後目地詰めをする必要がある。
【0004】湿式工法及び乾式工法共いずれもタイル取
付後に目地詰めを行なわねばならず目地づめ作業が現場
施工の大きなネックとなっているのである。目地詰めの
現場作業は熟練工でなければできず又目地詰め後のタイ
ルの洗浄作業も非常に手間のかかるものであり、さらに
タイル取付けは水糸を張り水平を出して施工するため未
熟練工では容易に行なうことはできずタイル取付後の剥
落事故も大きな問題とされているのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる問題を
解決するためになされたもので、乾式工法でタイル仕上
げを容易且つ効率良く行なうことができ、軽量にして優
れた装飾効果を付与せしめることの出来る新規なタイル
模様化粧内外装材を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる事情に鑑
みなされたもので、金属パネルの裏打材のある不燃性パ
ネルの表面にシーリング材でタイル目地を形成し、タイ
ル目地に囲まれた長方形や正方形又はその他異形の空間
に煉瓦調や石目調又はメタリック調の化粧防水塗材を塗
布してタイル模様化粧内外装材とする。
【0007】又、金属パネルの表面にシーリング材でタ
イル目地を形成し、タイル目地に囲まれた長方形や正方
形又はその他異形の空間に煉瓦調や石目調又はメタリッ
ク調の化粧防水塗材を塗布し、金属パネルの裏面に不燃
性の断熱材を貼着してタイル模様化粧内外装材とする。
【0008】さらに、金属サイディングの表面にシーリ
ング材でタイル目地を形成し、タイル目地に囲まれた長
方形や正方形又はその他異形の空間に煉瓦調や石目調又
はメタリック調の化粧防水塗材を塗布してタイル模様化
粧内外装材とする。
【0009】煉瓦調の化粧仕上げは、合成樹脂エマルジ
ョンからなる塗膜防水材に、耐水圧強度600kgf/
cm以上、嵩比重0.3〜0.5g/cm、融点1
500℃以上のセラミック微細中空粒子と、陶磁器屑粉
砕粒子及び顔料を主構成組成物とした化粧防水塗材を使
用する。
【0010】石目調の化粧仕上げは、合成樹脂エマルジ
ョンからなる塗膜防水材に、耐水圧強度600kgf/
cm以上、嵩比重0.3〜0.5g/cm、融点1
500℃以上のセラミック微細中空粒子と、天然石粉砕
粒子及び顔料を主構成組成物とした化粧防水塗材を使用
する。
【0011】メタリック調の化粧仕上げは、合成樹脂エ
マルジョンからなる塗膜防水材に、耐水圧強度600k
gf/cm以上、嵩比重0.3〜0.5g/cm
融点1500℃以上のセラミック微細中空粒子と、金属
微粉末及び顔料を主構成組成物とした化粧防水塗材を使
用する。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明に使用する不燃性パネルは
無機系板、有機系板、等いずれでも可能である。無機系
板の場合石綿セメントパーライト板、繊維強化セメント
板(耐アルカリ硝子繊維強化セメント板、繊維強化セメ
ント板)、押出セメント板、軽量発泡コンクリート板、
無機質繊維板、スラグ石膏板、珪酸カルシウム板等が使
用できる。有機系板は、不燃材の指定を受けたガラス繊
維混入フェノール樹脂成形板等を使用する。
【0013】裏打材とする金属パネル及び表面材として
使用する金属パネルは、ステンレス、銅、アルミニウ
ム、チタン、メッキ鋼板、クラッド鋼板、塩ビ鋼板、ガ
ルバリウム鋼板等が使用でき、ガルバリウム鋼板がより
好適である。ガルバリウム鋼板は溶融アルミニウム・亜
鉛合金メッキ鋼板であり、アルミニウムの有する耐食
性、耐熱性、熱反射性と亜鉛の有する犠牲防食効果の両
方を有するため最適といえる。ガルバリウム鋼板は0.
35〜1.6mm厚のものを使用する。
【0014】金属パネルを表面材とした場合、金属パネ
ルの裏面に貼着する不燃性の断熱材は、軽量気泡コンク
リート、中空押出セメント板、グラスウールボード、ロ
ックウールボード等の無機質繊維板、繊維補強炭酸カル
シウム発泡板、各種軽量骨材を用いた軽量断熱発泡板等
が好適に使用される。
【0015】本発明に使用する金属サイディングは、金
属パネル単体で用いるもののほか、断熱、遮音、結露防
止効果を付与するため、硬質ウレタンフォーム、フォー
ムポリスレン、高密度ポリエチレン、ユリアフォーム、
等の発泡プラスチック又は無機質繊維の断熱材を芯材と
したサンドイッチパネルとしたものが含まれる。
【0016】金属パネルの裏打材のある不燃性パネル、
裏面に不燃性断熱材を貼着した金属パネル、金属サイデ
ィング等の表面にあらかじめ形成するタイル目地に使用
するシーリング材はシリコーン系シーリング材1成分形
あるいは/又は2成分形、変性シリコーン系シーリング
材1成分形あるいは/又は2成分形等が好適であり、よ
り好ましくは変性シリコーン系シーリング材2成分形の
ものである。
【0017】あらかじめパネル等の表面に形成するタイ
ル目地は、タイルの壁張りパターンに応じて任意に作製
することができる。例えばイギリス積み、アメリカ積
み、フランス積み、ドイツ積み、長手積み、傾斜積み、
モンク積みなどであり、目地の幅は6〜15mm、目地
の深さは1〜10mmの範囲である。シーリング材の色
は使用するタイルに応じて任意に変えることができる。
例えばグレー、黒、ベージュ、アイボリー、白など各種
の色を使用する。
【0018】タイル模様化粧内外装材は非常に軽量であ
り、躯体への取付方法は躯体が木構造下地の場合は釘又
は木ねじなどを使用するが、鋼製下地の場合はタッピン
グネジ、セルフドリリングスクリュー、小ねじ、フック
ボルト、チャンネルボルト等を使用する。又接着剤等に
よって接着する場合もある。
【0019】本発明に使用する合成樹脂エマルジョンか
らなる塗膜防水材としては、アクリル系樹脂エマルジョ
ン、酢酸系樹脂エマルジョン、塩化ビニル系樹脂エマル
ジョン、塩化ビニリデン系樹脂エマルジョン、スチレン
・ブタジエン系樹脂エマルジョン、エポキシ系樹脂エマ
ルジョンおよびアクリル酸エステル、スチレン、エチレ
ン、ビニルエステル、酢酸ビニル、合成ゴム等との共重
合したものなどである。
【0020】例えばこれらの共重合したものとしてアク
リル/酢酸ビニル共重合体、塩化ビニリデン/ブチルア
クリレート共重合体、エチレン/酢酸ビニル共重合体等
が挙げられる。合成樹脂エマルジョン組成物の使用量
は、樹脂固形分換算5〜30重量%の範囲とする。5重
量%以下では塗膜防水材の物性が上がらず、30重量%
以上では塗膜防水材の安定性が低下する。
【0021】合成樹脂エマルジョンからなる塗膜防水材
を添加した化粧防水塗材の性状を向上させるため、必要
に応じて分散剤として各種の界面活性剤、エマルジョン
を安定化させる乳化剤、エマルジョンの泡立て防止剤、
増粘剤、たるみ防止剤、沈降防止剤、凍結防止剤、更に
性能を向上させる目的で撓み性を与える可塑剤、熱、光
による劣化防止を図る安定剤、黴の発生を防止する黴止
め剤、膜材の難燃化、不燃化の効果の得られる組成物等
を添加しても良い。
【0022】本発明に使用するセラミック微細中空粒子
は、従来の微細中空発泡体に比較して特に圧縮強度が高
いものであり化粧防水塗材の製造過程で生ずる高い応
力、剪断力に対して耐え得ることができるものである。
さらにパネル等にスプレー或いはローラー等で塗布して
も微細中空体が全く破壊されることがないのである。
【0023】セラミック微細中空粒子あるいは微細中空
発泡体の圧縮強度とは耐水圧強度と同意語であり、圧縮
強度の測定は、微細中空発泡体を水中で加圧し水に加え
られた圧力が微細中空発泡体に伝わり微細中空発泡体が
破壊する圧力を圧縮強度とするのである。
【0024】優れた性能を示すことのできる化粧防水塗
材は、攪拌・混練工程が充分でなければならず、均一な
製品で品質の良い化粧防水塗材には特に重要である。本
発明におけるが如き組成物に対して充分な攪拌・混練を
行なう場合セラミック微細中空粒子に加わる応力及び剪
断力は、約400kgf/cm前後になる。従来の微
細中空発泡体には、このような高圧に耐え得るものが無
かったので、かかる化粧防水塗材として使用し充分な性
能が得られるものは皆無であった。即ち大部分が破壊し
てしまうからである。
【0025】セラミック微細中空粒子を化粧防水塗材に
使用する場合、重要なことは光に対する反射率である。
微細中空発泡体はその粒径によるが一般に反射率は20
%以下であり、混合攪拌した微細中空発泡体の半分が破
壊されたものである場合の反射率は5〜10%程度に低
下する。破壊されない完全な微細中空発泡体が使用され
た場合にのみ優れた装飾効果が得られるのである。本発
明に使用するセラミック微細中空粒子は従来の微細中空
発泡体であるシラスバルーン、ガラスバルーン、シリカ
バルーン、フライアッシュバルーンなどに比較して格段
に圧縮強度が高いものであり、化粧防水塗材のセラミッ
ク微細中空粒子は100%完全な球状である。従来の微
細中空発泡体の圧縮強度は80〜300kgf/cm
である。
【0026】本発明に使用するセラミック微細中空粒子
の融点は1500℃以上である。セラミック微細中空粒
子はその材質に起因するのは当然であるが一般的に融点
の高いもの程圧縮強度も高くなる。圧縮強度を600k
gf/cm以上とするならばその融点は1500℃以
上になるのである。
【0027】以上により本発明において使用するセラミ
ック微細中空粒子はシリカ50〜60%、アルミナ40
〜45%、その他1.5〜2.5%からなるセラミック
組成物を発泡生成せしめたものを使用する。その物性は
圧縮強度700kgf/cm、融点1600℃、嵩比
重0.3〜0.5g/cm、熱伝導率0.1(kca
l/mhr℃)で完全な中空粒子のみで構成されてい
る。セラミック微細中空粒子の粒径は、5〜350μm
の範囲のものを使用し、細目5〜75μm、中目75〜
150μm、荒目150〜350μmとして粒度調整は
細目20重量部、中目20重量部、荒目30重量部を混
合して使用する。嵩比重は粒度の細かいものは重く、荒
いものは軽くなる。このため嵩比重の範囲は0.3〜
0.5g/cmであるが、粒度調整したものは0.3
6g/cm前後である。
【0028】煉瓦調の化粧防水塗材に用いる陶磁器屑粉
砕粒子は、陶磁器生産工程において発生する不良品を粉
砕したものである。ここに言う陶磁器とは、土器、陶
器、せっ器、磁器が含まれ、具体的な製品として土器は
黒の粘土瓦、煉瓦、土管、陶器は瓦、内外装タイル、衛
生陶器など、せっ器は耐寒性粘土瓦、テラコッタ、舗道
煉瓦、内外装タイル、床タイル、陶管など、磁器は内外
装タイル、床タイル、モザイクタイル、衛生陶器などが
あり、これら製品の生産工程から発生する不良品、破
片、屑などを粉砕して使用する。配合割合は10〜70
重量%が好適である。
【0029】陶磁器屑粉砕粒子は、細目、中目、荒目と
しそれぞれ粒子径を細目は0.05mm以下、中目は
0.05〜0.15mm、荒目は0.15〜0.50m
mに調整して使用する。陶磁器屑粉砕粒子の他必要に応
じて珪石粉、フライアッシュ、シリカヒューム、クレ
ー、タルク、カオリン、徐冷高炉スラグ粉砕物、シリカ
質ダスト等を添加しても良い。
【0030】陶磁器屑粉砕粒子は、もとの陶磁器製品に
よってその色が異なり、それらを種々配合することによ
って独特の風合いを現出することができる。例えば煉瓦
屑粉砕粒子の荒目及び細目に、白色の衛生陶器屑粉砕粒
子の中目を適量添加することによって従来存在しなかっ
た全く新しいタイル様模様を表現することが可能となっ
たのである。
【0031】本発明に使用する顔料としては、例えば酸
化チタン、亜鉛華、硫酸亜鉛、鉛白、酸化アンチモン、
カーボンブラック、黄鉛、亜鉛黄、ジンクイエロー、黄
土、シェナー、マルスエロー、ストロンチウムエロー、
オーレオリン、黄色酸化鉄、カドミウムエロー、カドモ
ポン、バリウムエロー、アンチモンエロー、クロム酸バ
リウム、鉛酸カルシウム、鉛丹、カドミウムレッド、
朱、アンチモンレッド、ベンガラ、マルスレッド、マル
スオレンジ、コバルトレッド、コバルトピンク、クロケ
スズ赤、ウルトラマリン、プルシアンブルー、コバルト
ブルー、セルリアン青等が使用出来る。これ等の顔料
は、化粧防水塗材に対して2〜10重量%の割合で配合
する。
【0032】化粧防水塗材で石目調とするフィラーに使
用配合する天然石粉砕粒子の原料となる天然石は、御影
石、安山岩、大理石、蛇紋岩、火成岩、水成岩、堆積
岩、変成岩、変質岩、深成岩、半深成岩、火山岩、砕屑
岩、沈殿岩、結晶片岩、花崗岩、石灰岩、珪岩、等いず
れのものでも良く限定するものではない。これらを単
体、又は数種類混合して使用する。天然石粉砕粒子は、
細目、中目、荒目としそれぞれの粒子径を、細目は0.
05mm以下、中目は0.05〜0.15mm、荒目は
0.15〜0.50mmに調整して使用する。天然石粉
砕粒子の他珪砂、珪石粉、フライアッシュ、シリカヒュ
ーム、クレー、タルク、カオリン、陶磁器屑粉砕粒子、
除冷高炉スラグ粉砕物、シリカ質ダスト、等を添加して
も良い。天然石粉砕粒子の配合割合は10〜70重量%
が好適である。
【0033】パネルの表面に化粧防水塗材でメタリック
調とする塗材のフィラーに使用し配合する金属微粉末と
は、例えば金粉、銀粉、銅紛、真鍮紛、アルミニウム紛
等いずのものでも良く限定するものではない。係る金属
微粉末は、耐食性、耐熱性、耐薬品性共に優れたもの
で、その粒径は1〜110μmの範囲である。金属微粉
末の配合割合は10〜70重量%が好適である。
【0034】
【実施例】本発明の実施例について説明する。
【0035】実施例1 0.6mm厚のガルバリウム鋼
板で裏打ちした、幅455mm、長さ900mm、厚さ
11mmの珪酸カルシウム板の表面にシリコーン系シー
リング材(日立化成ポリマー(株)製「ハイボン200
0」)を使用して長手積みの目地を作製した。目地の幅
は10mmで目地の高さは5mmである。作製した目地
に囲まれた空間の寸法は227×60mmである.
【0036】ガルバリウム鋼板を裏打ちして目地先付け
をした珪酸カルシウ板のタイル目地に囲まれた空間部分
は、一般呼称でいう二丁掛けタイル寸法で227×60
mmである。この目地に囲まれた空間部分に、煉瓦調の
化粧防水塗材をローラーで塗布し、煉瓦調タイル模様化
粧内外装材を作製した。図1は完成した煉瓦調タイル模
様化粧内外装材パネルの立面図である。
【0037】煉瓦調タイル模様化粧内外装材に塗布した
煉瓦調の化粧防水塗材は、合成樹脂エマルジョンからな
る塗膜防水材(株式会社リボール製『リボールマイテ
ィ』)を16重量%、(固形分換算8.0%)耐水圧強
度700kgf/cm以上、嵩比重0.3〜0.5g
/cm、融点1600℃で完全中空粒子のみで構成さ
れているセラミック微細中空粒子で10〜350μmに
粒度調整したもの、8.0重量%、陶器屑粉砕粒子とし
て煉瓦屑粉砕粒子の細目10重量部、荒目30重量部に
白色の衛生陶器屑粉砕粒子の中目20重量部を加えて粒
度調整した陶器屑粉砕粒子60重量%、顔料として酸化
チタン3.0重量%、その他分散剤、安定剤、可塑剤等
を13.0%からなる組成物に水を若干量加えて、充分
攪拌・混合して作製した。
【0038】実施例2 厚さ50mmのロックウールボ
ードを裏面に貼着した、幅455mm、長さ900m
m、厚さ1.2mmのガルバリウム鋼板の表面にシリコ
ーン系シーリング材(日立化成ポリマー(株)製「ハイ
ボン2000」)を使用して長手積みの目地を作製し
た。目地の幅は10mmで目地の高さは5mmである。
作製した目地に囲まれた空間の寸法は227×60mm
である.この目地に囲まれた空間部分に、石目調の化粧
防水塗材をローラーで塗布し、石目調タイル模様化粧内
外装材を作製した。
【0039】石目調タイル模様化粧内外装材に塗布した
石目調の化粧防水塗材は、合成樹脂エマルジョンからな
る塗膜防水材(株式会社リボール製『リボールマイテ
ィ』)を16重量%、(固形分換算8.0%)耐水圧強
度700kgf/cm以上、嵩比重0.3〜0.5g
/cm、融点1600℃で完全中空粒子のみで構成さ
れているセラミック微細中空粒子で10〜350μmに
粒度調整したもの、8.0重量%、花崗岩を粉砕した天
然石粉砕粒子の細目10重量部、中目20重量部、荒目
30重量部を加えて粒度調整した天然石粉砕粒子60重
量%、顔料として酸化チタン3.0重量%、その他分散
剤、安定剤、可塑剤等を13.0%からなる組成物に水
を若干量加えて、充分攪拌・混合して作製した。
【0040】実施例3 厚さ25mm、幅303mm、
長さ2879mmで、硬質ポリウレタンフォームを芯材
とした市販の鉄板サイディングの表面に、シリコーン系
シーリング材(日立化成ポリマー(株)製「ハイボン2
000」)を使用して長手積みの目地を作製した。目地
の幅は10mmで目地の高さは5mmである。作製した
目地に囲まれた空間の寸法は227×60mmである.
この目地に囲まれた空間部分に、メタリック調の化粧防
水塗材をローラーで塗布し、メタリック調タイル模様化
粧内外装材を作製した。
【0041】メタリック調タイル模様化粧内外装材に塗
布したメタリック調の化粧防水塗材は、合成樹脂エマル
ジョンからなる塗膜防水材(株式会社リボール製『リボ
ールマイティ』)を16重量%、(固形分換算8.0
%)耐水圧強度700kgf/cm以上、嵩比重0.
3〜0.5g/cm、融点1600℃で完全中空粒子
のみで構成されているセラミック微細中空粒子で10〜
350μmに粒度調整したもの、15.0重量%、金属
微粉末として平均粒径15μmの耐熱・耐蝕金粉を53
重量%、顔料として酸化チタン3.0重量%、その他分
散剤、安定剤、可塑剤等を13.0%からなる組成物に
水を若干量加えて、充分攪拌・混合して作製した。
【0042】
【発明の効果】以上の如く本発明になるタイル模様化粧
内外装材は、工場でタイルパネル状に生産された軽量で
且つ装飾性に優れた仕上げ材であり、現場施工で最も手
間のかかる目地へのシーリング材挿入工程及び挿入後の
清掃工程を除くことができ、現場施工においても金属パ
ネル部分を釘、木ねじ等で簡単に取付けることができタ
イル様化粧仕上げを容易且つ効率良く行なうことができ
た。
【0043】タイル模様化粧内外装材は、現場において
タイルを挿嵌貼着したり水糸により水平をとる必要もな
く未熟練工でも容易にタイル模様の優れた現場施工をす
ることができタイルの剥落等の心配も防止することがで
きた。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1のタイル様化粧内外装材立面図
【図2】実施例1の断面図
【図3】実施例2の断面図
【図4】実施例3の断面図
【符号の説明】
1.タイル模様化粧内外装材 2.金属パネルの裏打材 3.目地 4.タイル模様 5.金属パネルの表面材 6.不燃性パネル 7.断熱材 8.金属サイディング 9.硬質ポリウレタン

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項 1】 金属パネルの裏打材のある不燃性パネ
    ルの表面にシーリング材でタイル目地を形成し、タイル
    目地に囲まれた長方形や正方形又はその他異形の空間に
    煉瓦調や石目調又はメタリック調の化粧防水塗材を塗布
    したことを特徴とするタイル模様化粧内外装材。
  2. 【請求項 2】 金属パネルの表面にシーリング材でタ
    イル目地を形成し、タイル目地に囲まれた長方形や正方
    形又はその他異形の空間に煉瓦調や石目調又はメタリッ
    ク調の化粧防水塗材を塗布し、金属パネルの裏面に不燃
    性の断熱材を貼着したことを特徴とするタイル模様化粧
    内外装材。
  3. 【請求項 3】 金属サイディングの表面にシーリング
    材でタイル目地を形成し、タイル目地に囲まれた長方形
    や正方形又はその他異形の空間に煉瓦調や石目調又はメ
    タリック調の化粧防水塗材を塗布したことを特徴とする
    タイル模様化粧内外装材。
  4. 【請求項 4】 煉瓦調の化粧防水塗材は、合成樹脂エ
    マルジョンからなる塗膜防水材に、耐水圧強度600k
    gf/cm以上、嵩比重0.3〜0.5g/cm
    融点1500℃以上のセラミック微細中空粒子と、陶磁
    器屑粉砕粒子及び顔料を主構成組成物とすることを特徴
    とする請求項1、2及び3記載のタイル模様化粧内外装
    材。
  5. 【請求項 5】 石目調の化粧防水塗材は、合成樹脂エ
    マルジョンからなる塗膜防水材に、耐水圧強度600k
    gf/cm以上、嵩比重0.3〜0.5g/cm
    融点1500℃以上のセラミック微細中空粒子と、天然
    石粉砕粒子及び顔料を主構成組成物とすることを特徴と
    する請求項1、2及び3記載のタイル模様内外装材。
  6. 【請求項 6】 メタリック調の化粧防水塗材は、合成
    樹脂エマルジョンからなる塗膜防水材に、耐水圧強度6
    00kgf/cm以上、嵩比重0.3〜0.5g/c
    、融点1500℃以上のセラミック微細中空粒子
    と、金属微粉末及び顔料を主構成組成物とすることを特
    徴とする請求項1、2及び3記載のタイル模様化粧内外
    装材。
JP2000100046A 2000-02-28 2000-02-28 タイル模様化粧内外装材 Pending JP2001241162A (ja)

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