JP2001240458A - 珪酸カルシウム成形体及びその製造方法 - Google Patents
珪酸カルシウム成形体及びその製造方法Info
- Publication number
- JP2001240458A JP2001240458A JP2000100101A JP2000100101A JP2001240458A JP 2001240458 A JP2001240458 A JP 2001240458A JP 2000100101 A JP2000100101 A JP 2000100101A JP 2000100101 A JP2000100101 A JP 2000100101A JP 2001240458 A JP2001240458 A JP 2001240458A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- calcium silicate
- raw material
- weight
- parts
- silicate hydrate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B28/00—Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements
- C04B28/18—Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements containing mixtures of the silica-lime type
- C04B28/186—Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements containing mixtures of the silica-lime type containing formed Ca-silicates before the final hardening step
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/50—Reuse, recycling or recovery technologies
- Y02W30/91—Use of waste materials as fillers for mortars or concrete
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Ceramic Engineering (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Inorganic Chemistry (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
Abstract
高い機械的強度を有し、かつ、加工面や研磨面の加工性
に優れる珪酸カルシウム成形体を提供する。 【解決手段】 結晶質珪酸原料と、石灰質原料と、水
と、該結晶質珪酸原料と該石灰質原料との混合物中の固
形分100重量部に対して固形分1.0〜6.0重量部
の天然セルロース繊維原料とを含有する原料スラリーを
水熱処理反応させることにより、繊維表面に珪酸カルシ
ウム水和物の一次粒子が絡んだ小枝状に晶出している天
然セルロース繊維原料を含有する珪酸カルシウム水和物
を合成して該珪酸カルシウム水和物を成形、乾燥してな
る珪酸カルシウム成形体。
Description
維原料を含有する原料スラリーを水熱処理反応させてな
る珪酸カルシウム成形体及びその製造方法に関するもの
である。
酸カルシウム成形体は、軽量、高強度、不燃性、耐熱
性、断熱性、耐腐朽性、寸法安定性、調湿性及び加工性
等の性能を有することが要求されており、これらの性能
を改善、向上させるための方法としてパルプ繊維を含有
させた珪酸カルシウム成形体が汎用されている。
酸カルシウム成形体は、軽量性や機械的強度について改
善されていても、パルプ繊維の影響により鋸切断、ルー
ター加工を施した後の加工表面においてパルプ繊維が毛
羽立った状態となり、加工面や研磨面の加工性に乏しい
という問題点を有し、また、加工面、研磨面が美しくな
る等の加工性において向上できていても、機械的強度に
ついては改善されていないという問題点を有していた。
される珪酸カルシウム成形体の軽量、高強度、不燃性、
耐熱性、断熱性、耐腐朽性、寸法安定性、調湿性及び加
工性等の性能を向上させると共に、さらに、軽量性にし
て高い機械的強度を有し、かつ、加工面や研磨面の加工
性に優れる珪酸カルシウム成形体を提供することを技術
的課題として、その具現化をはかるために研究を重ねる
過程において、機械的強度を向上させるには、珪酸カル
シウム成形体にパルプ繊維を単に混合させるだけでは珪
酸カルシウム水和物粒子とパルプ繊維との間の結合力が
乏しく、また、パルプ繊維の添加量を増やして分散性を
向上させても機械的強度の向上に限界があると推定する
に至った。
プ繊維との間の結合力を高めるには、パルプ繊維の表面
構造を珪酸カルシウム水和物となじみやすく、親和性の
高い状態にしたら良いのではないかという着想を得て、
更に鋭意研究を進めた結果、珪酸カルシウム水和物を合
成する際に天然セルロース繊維原料を添加すれば、オー
トクレーブ水熱処理反応による珪酸カルシウム水和物の
生成過程において、天然セルロース繊維原料の繊維表面
に珪酸カルシウム水和物の一次粒子が絡まった小枝状に
晶出すると共に、珪酸カルシウム水和物の粒子成長反応
が進み、絡まった状態の小枝状一次粒子が繊維表面に晶
出している天然セルロース繊維原料と珪酸カルシウム水
和物粒子とを混在状態にて成形、乾燥すれば、珪酸カル
シウム成形体における珪酸カルシウム水和物粒子と天然
セルロース繊維繊維との間の結合力が強固になると共
に、加工面や研磨面の加工性が向上するという刮目すべ
き知見を得、前記技術的課題を達成したものである。
通りの本発明によって解決できる。
は、結晶質珪酸原料と、石灰質原料と、水と、該結晶質
珪酸原料と該石灰質原料との混合物中の固形分100重
量部に対して固形分1.0〜6.0重量部の天然セルロ
ース繊維原料とを含有する原料スラリーを水熱処理反応
させることにより、繊維表面に珪酸カルシウム水和物の
一次粒子が絡まった小枝状に晶出している天然セルロー
ス繊維原料を含有する珪酸カルシウム水和物を合成して
該珪酸カルシウム水和物を成形、乾燥してなるものであ
る。
は、結晶質珪酸原料と、石灰質原料と、水と、該結晶質
珪酸原料と該石灰質原料との混合物中の固形分100重
量部に対して固形分0.5〜6.0重量部のリン酸塩
と、前記混合物中の固形分100重量部に対して固形分
1.0〜6.0重量部の天然セルロース繊維原料とを含
有する原料スラリーを水熱処理反応させることにより、
繊維表面に珪酸カルシウム水和物の一次粒子が絡まった
小枝状に晶出している天然セルロース繊維原料を含有す
る珪酸カルシウム水和物を合成して該珪酸カルシウム水
和物を成形、乾燥してなるものである。
の製造方法は、結晶質珪酸原料と、石灰質原料及び水の
混合物に該混合物中の固形分100重量部に対して固形
分1.0〜6.0重量部の天然セルロース繊維原料を添
加して原料スラリーを調製し、続いて、該原料スラリー
を水熱処理反応させることによって繊維表面に珪酸カル
シウム水和物の一次粒子が絡まった小枝状に晶出してい
る天然セルロース繊維原料を含有する珪酸カルシウム水
和物を合成し、この後、該珪酸カルシウム水和物に補強
剤を添加して成形、乾燥するものである。
体の製造方法は、結晶質珪酸原料と、石灰質原料及び水
の混合物に該混合物中の固形分100重量部に対して固
形分0.5〜6.0重量部のリン酸塩を添加し、さら
に、前記混合物中の固形分100重量部に対して固形分
1.0〜6.0重量部の天然セルロース繊維原料を添加
して原料スラリーを調製し、続いて、該原料スラリーを
水熱処理反応させることによって繊維表面に珪酸カルシ
ウム水和物の一次粒子が絡まった小枝状に晶出している
天然セルロース繊維原料を含有する珪酸カルシウム水和
物を合成し、この後、該珪酸カルシウム水和物に補強剤
を添加して成形、乾燥するものである。
て説明する。
体の製造方法について説明すれば、先ず、結晶質珪酸原
料、石灰質原料及び水の混合物に、該結晶質珪酸原料と
石灰質原料との混合物固形分100重量部に対して固形
分1.0〜6.0重量部の天然セルロース繊維原料を添
加し、常温常圧、加温常圧或いは加温加圧等の条件下に
おいて均一に攪拌混合して原料スラリーを得、又は、該
攪拌混合過程においてCSHなる中間生成物を含んだ原
料スラリーを得、続いて、該原料スラリーをオートクレ
ーブにより水熱処理反応させることにより、繊維表面に
珪酸カルシウム水和物の一次粒子が絡まった小枝状に晶
出している天然セルロース繊維原料と珪酸カルシウム水
和物粒子とが混在した珪酸カルシウム水和物を合成し、
この後、該珪酸カルシウム水和物に必要に応じて各種補
強材を添加・混合して成形、乾燥工程を経て珪酸カルシ
ウム成形体を製造する。
珪砂等を使用すれば、安価でかつ容易に入手できるた
め、製造コストの低減にもなる。
石灰の乾式消化で得られる粉末状の消石灰や多量の水で
生石灰を湿式消化して得られるスラリー状の消石灰(石
灰乳)等を使用すればよい。
ば、針葉樹パルプ、広葉樹パルプ、非木材パルプ、故紙
パルプ、もみがら、竹繊維等を使用すればよい。なお、
あらかじめミキサー、パルパー等によりセルロース繊維
原料を離解し、また、リファイナ、ピーター等によりセ
ルロース繊維原料を叩解させ、繊維の膨潤とフィブリル
化を施したセルロース繊維原料とすれば、結晶質珪酸原
料、石灰質原料及び水からなる原料スラリーと均一に混
合できる。
が、常温常圧、加温常圧、加温加圧等の状態下において
撹拌混合し、各原料が均一に混合されるのが好ましい。
また、この撹拌混合工程において反応が促進され、CS
Hなる中間生成物を含んだ原料スラリーとなっていても
良い。
料、石灰質原料及び水とをオートクレーブで水熱処理反
応させることで得ることのできる、一般にゾノトライト
トバモライトと呼ばれる結晶質珪酸カルシウム水和物
であり、該結晶質珪酸カルシウム水和物を合成するに際
しての合成条件である結晶質珪酸原料と石灰質原料との
混合割合、即ち、CaO/SiO2モル比は、例えば、
ゾノトライトであれば0.85〜1.20の範囲、トバ
モライトであれば0.60〜0.95の範囲であり、ま
た、結晶質珪酸原料と石灰質原料との混合物固形分10
0重量部に対して、天然セルロース繊維原料を固形分
1.0〜6.0重量部、水性原料スラリー中への分散性
を考慮すると好ましくは、固形分1.0〜3.0重量部
添加するのがよい。また、水/固形分(結晶質珪酸原料
+石灰質原料+セルロース繊維原料)比は10〜50の
範囲であり、好ましくは、15〜30の範囲がよい。
による珪酸カルシウム水和物の生成過程において、絡ま
った状態の小枝状一次粒子が天然セルロース繊維原料の
繊維表面に晶出し(なお、この晶出状態は電子顕微鏡に
よって確認できる。)、成形、乾燥工程において、天然
セルロース繊維表面に晶出している小枝状一次粒子と珪
酸カルシウム水和物粒子とが複雑に絡み合って珪酸カル
シウム成形体における珪酸カルシウム水和物の二次粒子
間及び繊維との結合力が強固となるので、軽量性にして
高い機械的強度を有し、かつ、加工面や研磨面の加工性
が向上した珪酸カルシウム成形体が得られる。
用いて、反応温度150〜230℃で1〜12時間反応
させるのが好ましい。
リマーエマルジョン及び凝集剤を添加してもよい。
パルプ繊維、カーボン繊維、ビニロン繊維、ポリプロピ
レン繊維、ポリエチレン繊維等を使用すればよい。補強
繊維の添加量とセルロース繊維原料の添加量の合計は、
珪酸カルシウム水和物固形分100重量部に対して固形
分1〜10重量部が好ましく、固形分1重量部未満では
補強効果が小さく、固形分10重量部を越えれば、繊維
が塊状になり易く均一に分散されないため、逆に強度を
低下させるおそれがある。
−ブタジエン共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン
共重合体、スチレン−アクリル共重合体、エチレン−酢
酸ビニル共重合体等を使用すればよく、ポリマーエマル
ジョンの添加量は、珪酸カルシウム水和物固形分100
重量部に対して固形分5〜30重量部が好ましく、固形
分30重量部を越えれば、珪酸カルシウム成形体の不燃
性が損なわれる。
カチオン型高分子凝集剤を使用すればよい。また、必要
に応じて硫酸アルミニウム、ポリ塩化アルミニウム等の
無機系の凝集剤を併用してもよい。無機系の凝集剤を用
いることで、珪酸カルシウム水和物、補強繊維及びポリ
マーエマルジョン等の混合スラリー中の固形分が凝結作
用により小さなフロックを形成し、更にカチオン型高分
子凝集剤を用いることで凝集作用により小さなフロック
を大きなフロックに変えて成形させることができる。こ
れらの作用により、珪酸カルシウム成形体の脱水加圧成
形時の成形性、特に脱水性を向上させることができ、更
に珪酸カルシウム成形体中にポリマーエマルジョンの定
着をよくすることができる。
固形分100重量部に対して固形分0.1〜5.0重量
部添加するのが好ましく、凝集剤の添加量が固形分0.
1重量部未満ではポリマーエマルジョンの珪酸カルシウ
ム水和物及び補強繊維への定着が悪くなり、固形分5.
0重量部を越えると珪酸カルシウム水和物の流動性が失
われ、珪酸カルシウム水和物中の補強材の均一な分散・
混合及びプレス型枠への投入が困難となる。
カルシウム水和物に各種補強材を添加、混合してプレス
型枠に投入充填した後、脱水加圧するプレス成形法によ
ればよいが、珪酸カルシウム成形体の使用目的及び用途
に応じて押出成形法や抄造成形法を適用することができ
る。また、珪酸カルシウム成形体の乾燥温度は100〜
180℃であり、好ましくは105〜160℃である。
体の製造方法について説明すれば、先ず、結晶質珪酸原
料、石灰質原料及び水との混合物に、該結晶質珪酸原料
と石灰質原料との混合物固形分100重量部に対して、
固形分0.5〜6.0重量部のリン酸塩を添加し、さら
に、前記混合物固形分100重量部に対して固形分1.
0〜6.0重量部の天然セルロース繊維原料を添加し、
常温常圧、加温常圧或いは加温加圧等の条件下において
均一に攪拌混合して原料スラリーを得、又は、該攪拌混
合過程においてCSHなる中間生成物を含んだ原料スラ
リーを得、続いて、該原料スラリーをオートクレーブに
より水熱処理反応させて珪酸カルシウム水和物を合成
し、この後、該珪酸カルシウム水和物に必要に応じて各
種補強材を添加・混合して成形、乾燥工程を経て珪酸カ
ルシウム成形体を製造する。
ウム、ヘキサメタリン酸ナトリウム、ピロリン酸ナトリ
ウム、ピロリン酸カリウム、リン酸二ナトリウム及びリ
ン酸二カリウム等が使用できる。
形分100重量部に対して、少なくとも一種類のリン酸
塩を固形分0.5〜6.0重量部、好ましくは、結晶質
珪酸原料と石灰質原料の種類及び反応性にもよるが固形
分2.5〜5.0重量部添加するのがよい。天然セルロ
ース繊維原料は、前記混合物固形分100重量部に対し
て、固形分1.0〜6.0重量部、水性原料スラリー中
への分散性を考慮すると好ましくは固形分1.0〜3.
0重量部添加するのが良い。水/固形分(結晶質珪酸原
料+石灰質原料+リン酸塩+セルロース繊維原料)比は
10〜50の範囲であり、好ましくは、15〜30の範
囲がよい。
電子顕微鏡で見ることができる表面にいが栗状のとげが
密集している球状二次粒子(後出図11及び図12参
照)が形成される。これらの二次粒子のいが栗状とげと
繊維表面に珪酸カルシウム水和物の小枝状一次粒子が絡
まった状態で晶出している天然セルロース繊維の小枝状
一次粒子(後出図9及び図10参照)が複雑に絡み合う
ために(後出図13参照)、珪酸カルシウム成形体にお
ける珪酸カルシウム水和物の二次粒子間と天然セルロー
ス繊維との結合力がさらに強くなる。
えて更なる保釘性及び耐釘打性が得られる。
お、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
%)と消石灰(CaO:72.6%)とをCaO/Si
O2モル比1.0に配合した原料粉末固形分100重量
部に対して、NBKP(針葉樹晒しクラフトパルプ)繊
維固形分2重量部を加え、次いで、珪石粉末、消石灰粉
末及びNBKPからなる原料粉末固形分100重量部に
対して、25重量倍水になるように水を加えて原料スラ
リーを調製した。続いて、この原料スラリーを攪拌式オ
ートクレーブ中で、攪拌数100rpmで攪拌しながら
温度205℃まで3.0時間で昇温し、この温度で8.
0時間保持後、温度90℃まで2.5時間で降温する条
件にて水熱処理反応を行って珪酸カルシウム水和物を合
成した。なお、NBKP繊維は、攪拌機又はジューサー
ミキサー等を使用して水に離解させた膨潤パルプを用い
た。
子顕微鏡写真に見られるとおり、珪酸カルシウム水和物
の小枝状一次粒子が絡まった状態で晶出しており、珪酸
カルシウム水和物には、この絡まった小枝状一次粒子が
晶出しているNBKP繊維と図3及び図4に示す珪酸カ
ルシウム水和物粒子とが混在していた。
後、温度110℃で12時間乾燥させた生成物につい
て、粉末X線回折により測定したところ、ゾノトライト
であることが同定できた。
00重量部に対して、スチレン−ブタジエン共重合体ラ
テックス固形分6重量部、Eガラス繊維固形分2重量部
及びカチオン型高分子凝集剤固形分0.2重量部を添加
し、攪拌混合した後、250×250mmの型枠に流し
込んで250×250×25mmで密度0.5g/cm
3に設定して脱水プレス成形し、この後、温度120℃
で13時間乾燥させて珪酸カルシウム成形体を得た。
図4に示す珪酸カルシウム水和物粒子の二次粒子に図1
及び図2に示すNBKP繊維表面に晶出した小枝状一次
粒子が複雑に絡み合って珪酸カルシウム水和物粒子とN
BKP繊維とが結合した状態で形成されていた。
さ:240×25×25mmに裁断して曲げ強さ試験の
試験体とし、縦×横×厚さ:25×25×50mmに裁
断して圧縮強度試験の試験体とし、縦×横×厚さ:50
×50×25mmに裁断して剥離強度試験の試験体とし
た。
クレーブ中で温度205℃まで昇温して温度205℃で
8.0時間保持中における8時間経過後の天然セルロー
ス(NBKP)繊維の表面構造を倍率×1,000にて
示す図面代用電子顕微鏡写真、図2は図1に示す天然セ
ルロース(NBKP)繊維の表面構造を倍率×5,00
0にて示す図面代用電子顕微鏡写真、図3は原料スラリ
ーを攪拌式オートクレーブ中で温度205℃まで昇温し
て温度205℃で8.0時間保持中における8時間経過
後の珪酸カルシウム水和物の粒子構造を倍率×2,00
0にて示す図面代用電子顕微鏡写真、図4は図3に示す
珪酸カルシウム水和物の粒子構造を倍率×5,000に
て示す図面代用電子顕微鏡写真である。
わりにLBKP(広葉樹晒しクラフトパルプ)繊維を使
用した外は、実施例1と同様の方法により珪酸カルシウ
ム成形体を得て、さらに、実施例1と同様に裁断して各
試験体を得た。
ム水和物の一次粒子が絡まった小枝状に晶出しているL
BKP繊維が混在した珪酸カルシウム水和物が合成され
ていた。また、合成した珪酸カルシウム水和物を真空濾
過後、温度110℃で12時間乾燥させた生成物につい
て、粉末X線回折により測定したところ、ゾノトライト
であることが同定できた。
わりに故紙パルプ繊維を使用した外は、実施例1と同様
の方法により珪酸カルシウム成形体を得て、さらに、実
施例1と同様に裁断して各試験体を得た。
ム水和物の一次粒子が絡まった小枝状に晶出している故
紙パルプ繊維が混在した珪酸カルシウム水和物が合成さ
れていた。また、合成した珪酸カルシウム水和物を真空
濾過後、温度110℃で12時間乾燥させた生成物につ
いて、粉末X線回折により測定したところ、ゾノトライ
トであることが同定できた。
%)と消石灰(CaO:72.6%)とをCaO/Si
O2モル比1.0に配合した原料粉末固形分100重量
部に対して、25重量倍水になるように水を加えて原料
スラリーを調製した。続いて、この原料スラリーを攪拌
式オートクレーブ中で、攪拌数100rpmで攪拌しな
がら温度205℃まで3.0時間で昇温し、この温度で
8.0時間保持後、温度90℃まで2.5時間で降温す
る条件にて水熱処理反応を行って珪酸カルシウム水和物
を合成した。
後、温度110℃で12時間乾燥させた生成物につい
て、粉末X線回折により測定したところ、ゾノトライト
であることが同定できた。
00重量部に対して、スチレン−ブタジエン共重合体ラ
テックス固形分6重量部、Eガラス繊維固形分2重量部
及びカチオン型高分子凝集剤固形分0.2重量部を添加
し、攪拌混合した後、250×250mmの型枠に流し
込んで250×250×25mmで密度0.5g/cm
3に設定して脱水プレス成形し、この後、温度120℃
で13時間乾燥させて珪酸カルシウム成形体を得た。
と同様に裁断して各試験体とした。
成した珪酸カルシウム水和物固形分100重量部に対し
て、NBKP繊維固形分2重量部、スチレン−ブタジエ
ン共重合体ラテックス固形分6重量部、Eガラス繊維固
形分2重量部及びカチオン型高分子凝集剤固形分0.2
重量部を添加し、攪拌混合した後、250×250mm
の型枠に流し込んで250×250×25mmで密度
0.5g/cm3に設定して脱水プレス成形し、この
後、温度120℃で13時間乾燥させて珪酸カルシウム
成形体を得た。なお、NBKP繊維は、攪拌機又はジュ
ーサーミキサー等を使用して水に離解させた膨潤パルプ
を用いた。
と同様に裁断して各試験体とした。
の代わりにLBKP繊維を使用した外は、比較例2と同
様の方法により珪酸カルシウム成形体を得、さらに、実
施例1と同様に裁断して各試験体を得た。
の代わりに故紙パルプ繊維を使用した外は、比較例2と
同様の方法により珪酸カルシウム成形体を得、さらに、
実施例1と同様に裁断して各試験体を得た。
BKP繊維及び故紙パルプ繊維表面には、実施例1〜3
における小枝状一次粒子と同様の珪酸カルシウム水和物
結晶は晶出していなかった。
について、嵩密度、曲げ強さ、圧縮強度、剥離強度、比
強度の物理的特性を測定した。その結果を表1に示す。
体の絶乾重量(g)/試験体の体積(cm3)により算
出した。曲げ強さ(単位:kgf/cm2)はJIS
Z2101木材の曲げ強さ試験に準じた。圧縮強度(単
位:kgf/cm2)はJIS Z 2101木材の圧
縮強度試験に準じた。剥離強度(単位:kgf/c
m2)はJIS A 5908パーティクルボードの剥
離強度試験に準じた。比強度は曲げ強さ/(嵩密度)2
より算出した。また、機械的強度は比強度、圧縮強度及
び剥離強度の値によって判断した。
ロース繊維原料を添加して合成した珪酸カルシウム水和
物による珪酸カルシウム成形体は、比較例1のセルロー
ス繊維原料を添加していないもの及び比較例2〜4のセ
ルロース繊維原料を補強材として添加した場合に得られ
た珪酸カルシウム成形体と比較して比強度、圧縮強度及
び剥離強度において非常に優れていた。また、実施例1
〜3における各試験体の裁断面は毛羽立っておらず、加
工面が美麗に仕上がっていた。
繊維を1.0重量部(実施例4)、3.0重量部(実施
例5)、5.0重量部(実施例6)及び6.0重量部
(実施例7)添加した外は、実施例1と同様の方法によ
り各珪酸カルシウム成形体を得て、更に、実施例1と同
様に裁断して各試験体を得た。
ム水和物の一次粒子が絡まった小枝状に晶出しているN
BKP繊維が混在した珪酸カルシウム水和物が合成され
ていた。また、合成された珪酸カルシウム水和物を真空
濾過後、温度110℃で12時間乾燥させた生成物につ
いて、粉末X線回折により測定したところ、いずれも、
ゾノトライトであることが同定できた。
繊維を0.1重量部(比較例5)、0.5重量部(比較
例6)、10.0重量部(比較例7)添加した外は、実
施例1と同様の方法により各珪酸カルシウム成形体を得
て、更に、実施例1と同様に裁断して各試験体を得た。
なお、比較例5,6において合成された珪酸カルシウム
水和物はゾノトライトであった。また、比較例7におい
て合成された珪酸カルシウム水和物はCSHであった。
について、嵩密度、曲げ強さ、圧縮強度、剥離強度、比
強度の物理的特性を測定した。その結果を表2に示す。
P繊維の代わりにLBKP繊維1.0重量部(実施例
8)、3.0重量部(実施例9)、5.0重量部(実施
例10)及び6.0重量部(実施例11)添加した外
は、実施例1と同様の方法により各珪酸カルシウム成形
体を得て、更に、実施例1と同様に裁断して各試験体を
得た。
ム水和物の一次粒子が絡まった小枝状に晶出しているL
BKP繊維が混在した珪酸カルシウム水和物が合成され
ていた。また、合成された珪酸カルシウム水和物を真空
濾過後、温度110℃で12時間乾燥させた生成物につ
いて、粉末X線回折により測定したところ、いずれも、
ゾノトライトであることが同定できた。
P繊維の代わりにLBKP繊維0.1重量部(比較例
8)、0.5重量部(比較例9)、10重量部(比較例
10)添加した外は、実施例1と同様の方法により各珪
酸カルシウム成形体を得て、更に、実施例1と同様に裁
断して各試験体を得た。なお、比較例8,9において合
成された珪酸カルシウム水和物はゾノトライトであっ
た。また、比較例10において合成された珪酸カルシウ
ム水和物はCSHであった。
体について、嵩密度、曲げ強さ、圧縮強度、剥離強度、
比強度の物理的特性を測定した。その結果を表3に示
す。
KP繊維の代わりに故紙パルプ繊維1.0重量部(実施
例12)、3.0重量部(実施例13)、5.0重量部
(実施例14)及び6.0重量部(実施例15)添加し
た外は、実施例1と同様の方法により各珪酸カルシウム
成形体を得て、更に、実施例1と同様に裁断して各試験
体を得た。
ム水和物の一次粒子が絡まった小枝状に晶出している故
紙パルプ繊維が混在した珪酸カルシウム水和物が合成さ
れていた。また、合成された珪酸カルシウム水和物を真
空濾過後、温度110℃で12時間乾燥させた生成物に
ついて、粉末X線回折により測定したところ、いずれ
も、ゾノトライトであることが同定できた。
KP繊維の代わりに故紙パルプ繊維0.1重量部(比較
例11)、0.5重量部(比較例12)、10重量部
(比較例13)添加した外は、実施例1と同様の方法に
より各珪酸カルシウム成形体を得て、更に、実施例1と
同様に裁断して各試験体を得た。なお、比較例11,1
2において合成された珪酸カルシウム水和物はゾノトラ
イトであった。また、比較例13において合成された珪
酸カルシウム水和物はCSHであった。
各試験体について、嵩密度、曲げ強さ、圧縮強度、剥離
強度、比強度の物理的特性を測定した。その結果を表4
に示す。
と同様の効果が得られた。
8%)と消石灰(CaO:72.6%)とをCaO/S
iO2モル比1.0に配合した原料粉末固形分100重
量部に対して、ピロリン酸カリウム固形分4重量部を加
え、次いで、前記原料粉末固形分100重量部に対し
て、NBKP(針葉樹晒しクラフトパルプ)繊維固形分
2重量部を加え、さらに、珪石粉末、消石灰粉末、ピロ
リン酸カリウム及びNBKP繊維からなる原料粉末固形
分100重量部に対して、25重量倍水になるように水
を加えて原料スラリーを調製した。続いて、この原料ス
ラリーを攪拌式オートクレーブ中で、攪拌数100rp
mで攪拌しながら温度205℃まで3.0時間で昇温
し、この温度で8.0時間保持後、温度90℃まで2.
5時間で降温する条件にて水熱処理反応を行って珪酸カ
ルシウム水和物を合成した。なお、NBKP繊維は、攪
拌機又はジューサーミキサー等を使用して水に離解させ
た膨潤パルプを用いた。
温度205℃まで昇温したときのNBKP繊維の表面構
造を図5及び図6に示し、温度205℃で8.0時間保
持中における6時間経過後のNBKP繊維の表面構造を
図7及び図8に示す。また、温度205℃で8.0時間
保持中における8時間経過後のNBKP繊維の表面構造
を図9及び図10に示し、このときの珪酸カルシウム水
和物の粒子構造を図11及び図12に示すと共に、NB
KP繊維の表面構造と珪酸カルシウム水和物の粒子構造
とを図13に示す。
維表面には珪酸カルシウム水和物の一次粒子が絡まって
小枝状に晶出しており、珪酸カルシウム水和物には、こ
の絡まった小枝状一次粒子が晶出しているNBKP繊維
といが栗状のとげが密集してなる珪酸カルシウム水和物
粒子(図11及び図12参照)とが混在していた(図1
3参照)。
後、温度110℃で12時間乾燥させた生成物につい
て、粉末X線回折により測定したところ、ゾノトライト
であることが同定できた。
00重量部に対して、スチレン−ブタジエン共重合体ラ
テックス固形分6重量部、Eガラス繊維固形分2重量部
及びカチオン型高分子凝集剤固形分0.2重量部を添加
し、攪拌混合した後、250×250mmの型枠に流し
込んで250×250×25mmで密度0.5g/cm
3に設定して脱水プレス成形し、この後、温度120℃
で13時間乾燥させて珪酸カルシウム成形体を得た。
状のとげが密集してなる図11及び図12に示す珪酸カ
ルシウム水和物粒子の二次粒子に図9及び図10に示す
NBKP繊維表面に晶出した小枝状一次粒子が複雑に絡
み合って珪酸カルシウム水和物粒子とNBKP繊維とが
強固に結合した状態で形成されていた。
さ:240×25×25mmに裁断して曲げ強さ試験の
試験体とし、縦×横×厚さ:25×25×50mmに裁
断して圧縮強度試験の試験体とし、縦×横×厚さ:50
×50×25mmに裁断して剥離強度試験の試験体とし
た。
クレーブ中で温度205℃まで昇温したときの天然セル
ロース(NBKP)繊維の表面構造を倍率×1,000
にて示す図面代用電子顕微鏡写真、図6は図5に示す天
然セルロース(NBKP)繊維の表面構造を倍率×5,
000にて示す図面代用電子顕微鏡写真、図7は温度2
05℃で8.0時間保持中における6時間経過後の天然
セルロース(NBKP)繊維の表面構造を倍率×1,0
00にて示す図面代用電子顕微鏡写真、図8は図7に示
す天然セルロース(NBKP)繊維の表面構造を倍率×
5,000にて示す図面代用電子顕微鏡写真、図9は温
度205℃で8.0時間保持中における8時間経過後の
天然セルロース(NBKP)繊維の表面構造を倍率×
1,000にて示す図面代用電子顕微鏡写真、図10は
図9に示す天然セルロース(NBKP)繊維の表面構造
を倍率×5,000にて示す図面代用電子顕微鏡写真、
図11は温度205℃で8.0時間保持中における8時
間経過後の珪酸カルシウム水和物の粒子構造を倍率×
2,000にて示す図面代用電子顕微鏡写真、図12は
図11に示す珪酸カルシウム水和物の粒子構造を倍率×
5,000にて示す図面代用電子顕微鏡写真、図13は
温度205℃で8.0時間保持中における8時間経過後
の珪酸カルシウム水和物の粒子構造と天然セルロース
(NBKP)繊維の表面構造とを倍率×1,500にて
示す図面代用電子顕微鏡写真である。
繊維の代わりにLBKP(広葉樹晒しクラフトパルプ)
繊維を使用した外は、実施例16と同様の方法により珪
酸カルシウム成形体を得て、さらに、実施例16と同様
に裁断して各試験体を得た。
してなる球状二次粒子と繊維表面に珪酸カルシウム水和
物の一次粒子が絡まった小枝状に晶出しているLBKP
繊維とが混在した珪酸カルシウム水和物が合成されてい
た。また、合成した珪酸カルシウム水和物を真空濾過
後、温度110℃で12時間乾燥させた生成物につい
て、粉末X線回折により測定したところ、ゾノトライト
であることが同定できた。
繊維の代わりに故紙パルプ繊維を使用した外は、実施例
16と同様の方法により珪酸カルシウム成形体を得て、
さらに、実施例16と同様に裁断して各試験体を得た。
してなる球状二次粒子と繊維表面に珪酸カルシウム水和
物の一次粒子が絡まった小枝状に晶出している故紙パル
プ繊維とが混在した珪酸カルシウム水和物が合成されて
いた。また、合成した珪酸カルシウム水和物を真空濾過
後、温度110℃で12時間乾燥させた生成物につい
て、粉末X線回折により測定したところ、ゾノトライト
であることが同定できた。
8%)と消石灰(CaO:72.6%)とをCaO/S
iO2モル比1.0に配合した原料粉末固形分100重
量部に対して、ピロリン酸カリウム固形分4重量部を加
え、さらに、珪石粉末、消石灰粉末、ピロリン酸カリウ
ムからなる原料粉末固形分100重量部に対して、25
重量倍水になるように水を加えて原料スラリーを調製し
た。続いて、この原料スラリーを攪拌式オートクレーブ
中で、攪拌数100rpmで攪拌しながら温度205℃
まで3.0時間で昇温し、この温度で8.0時間保持
後、温度90℃まで2.5時間で降温する条件にて水熱
処理反応を行って珪酸カルシウム水和物を合成した。
後、温度110℃で12時間乾燥させた生成物につい
て、粉末X線回折により測定したところ、ゾノトライト
であることが同定できた。
00重量部に対して、スチレン−ブタジエン共重合体ラ
テックス固形分6重量部、Eガラス繊維固形分2重量部
及びカチオン型高分子凝集剤固形分0.2重量部を添加
し、攪拌混合した後、250×250mmの型枠に流し
込んで250×250×25mmで密度0.5g/cm
3に設定して脱水プレス成形し、この後、温度120℃
で13時間乾燥させて珪酸カルシウム成形体を得た。
6と同様に裁断して各試験体とした。
り合成した珪酸カルシウム水和物固形分100重量部に
対して、NBKP繊維固形分2重量部、スチレン−ブタ
ジエン共重合体ラテックス固形分6重量部、Eガラス繊
維固形分2重量部及びカチオン型高分子凝集剤固形分
0.2重量部を添加し、攪拌混合した後、250×25
0mmの型枠に流し込んで250×250×25mmで
密度0.5g/cm3に設定して脱水プレス成形し、こ
の後、温度120℃で13時間乾燥させて珪酸カルシウ
ム成形体を得た。なお、NBKP繊維は、攪拌機又はジ
ューサーミキサー等を使用して水に離解させた膨潤パル
プを用いた。
6と同様に裁断して各試験体とした。
繊維の代わりにLBKP繊維を使用した外は、比較例1
5と同様の方法により珪酸カルシウム成形体を得、さら
に、実施例16と同様に裁断して各試験体を得た。
繊維の代わりに故紙パルプ繊維を使用した外は、比較例
15と同様の方法により珪酸カルシウム成形体を得、さ
らに、実施例16と同様に裁断して各試験体を得た。
各試験体について、嵩密度、曲げ強さ、圧縮強度、剥離
強度、比強度の物理的特性を測定した。その結果を表5
に示す。
セルロース繊維原料を添加して合成した珪酸カルシウム
水和物による珪酸カルシウム成形体は、比較例14のセ
ルロース繊維原料を添加していないもの及び比較例15
〜17のセルロース繊維原料を補強材として添加した場
合に得られた珪酸カルシウム成形体と比較して、前記実
施例1〜3と同様の効果に加えて、保釘性及び耐釘打性
が得られた。なお、保釘性及び耐釘打性は試験体の木口
面(縦×厚さ:150×25mmの裁断面)の中央に釘
を打ち、亀裂や割れの有無の確認により判断した。
BKP繊維を2.5重量部(実施例19)、5.0重量
部(実施例20)及び6.0重量部(実施例21)添加
した外は、実施例16と同様の方法により各珪酸カルシ
ウム成形体を得て、更に、実施例16と同様に裁断して
各試験体を得た。
してなる球状二次粒子と繊維表面に珪酸カルシウム水和
物の一次粒子が絡まった小枝状に晶出しているNBKP
繊維とが混在した珪酸カルシウム水和物が合成されてい
た。また、合成された珪酸カルシウム水和物を真空濾過
後、温度110℃で12時間乾燥させた生成物につい
て、粉末X線回折により測定したところ、ゾノトライト
であることが同定できた。
BKP繊維を0.1重量部(比較例18)、0.5重量
部(比較例19)、10.0重量部(比較例20)添加
した外は、実施例16と同様の方法により各珪酸カルシ
ウム成形体を得て、更に、実施例16と同様に裁断して
各試験体を得た。なお、比較例18,19において合成
された珪酸カルシウム水和物はゾノトライトであった。
また、比較例20において合成された珪酸カルシウム水
和物はCSHであった。
各試験体について、嵩密度、曲げ強さ、圧縮強度、剥離
強度、比強度の物理的特性を測定した。その結果を表6
に示す。
BKP繊維の代わりにLBKP繊維2.5重量部(実施
例22)、5.0重量部(実施例23)及び6.0重量
部(実施例24)添加した外は、実施例16と同様の方
法により各珪酸カルシウム成形体を得て、更に、実施例
16と同様に裁断して各試験体を得た。
してなる球状二次粒子と繊維表面に珪酸カルシウム水和
物の一次粒子が絡まった小枝状に晶出しているLBKP
繊維とが混在した珪酸カルシウム水和物が合成されてい
た。また、合成された珪酸カルシウム水和物を真空濾過
後、温度110℃で12時間乾燥させた生成物につい
て、粉末X線回折により測定したところ、ゾノトライト
であることが同定できた。
BKP繊維の代わりにLBKP繊維0.1重量部(比較
例21)、0.5重量部(比較例22)、10重量部
(比較例23)添加した外は、実施例16と同様の方法
により各珪酸カルシウム成形体を得て、更に、実施例1
6と同様に裁断して各試験体を得た。なお、比較例2
1,22において合成された珪酸カルシウム水和物はゾ
ノトライトであった。また、比較例23において合成さ
れた珪酸カルシウム水和物はCSHであった。
各試験体について、嵩密度、曲げ強さ、圧縮強度、剥離
強度、比強度の物理的特性を測定した。その結果を表7
に示す。
BKP繊維の代わりに故紙パルプ繊維2.5重量部(実
施例25)、5.0重量部(実施例26)及び6.0重
量部(実施例27)添加した外は、実施例16と同様の
方法により各珪酸カルシウム成形体を得て、更に、実施
例16と同様に裁断して各試験体を得た。
してなる球状二次粒子と繊維表面に珪酸カルシウム水和
物の一次粒子が絡まった小枝状に晶出している故紙パル
プ繊維とが混在した珪酸カルシウム水和物が合成されて
いた。また、合成された珪酸カルシウム水和物を真空濾
過後、温度110℃で12時間乾燥させた生成物につい
て、粉末X線回折により測定したところ、ゾノトライト
であることが同定できた。
BKP繊維の代わりに故紙パルプ繊維0.1重量部(比
較例24)、0.5重量部(比較例25)、10重量部
(比較例26)添加した外は、実施例16と同様の方法
により各珪酸カルシウム成形体を得て、更に、実施例1
6と同様に裁断して各試験体を得た。なお、比較例2
4,25において合成された珪酸カルシウム水和物はゾ
ノトライトであった。また、比較例26において合成さ
れた珪酸カルシウム水和物はCSHであった。
各試験体について、嵩密度、曲げ強さ、圧縮強度、剥離
強度、比強度の物理的特性を測定した。その結果を表8
に示す。
〜18と同様の効果が得られた。
における珪酸カルシウム水和物粒子と繊維表面に珪酸カ
ルシウム水和物の一次粒子が絡まった小枝状に晶出して
いる天然セルロース繊維との間の結合力が強固になるか
ら、嵩密度、曲げ強さ、圧縮強度、剥離強度、比強度の
物理的特性が向上して、軽量性にして高い機械的強度を
有し、かつ、加工面や研磨面の加工性が向上した珪酸カ
ルシウム成形体及びその製造方法を提供することができ
る。
維を使用すれば、珪酸カルシウム成形体を安価にするだ
けでなく、木材資源を有用に使用することができ、環境
問題、リサイクルに貢献することができる。
に高いと言える。
205℃まで昇温して温度205℃で8.0時間保持中
における8時間経過後の天然セルロース繊維の表面構造
を倍率×1,000にて示す図面代用電子顕微鏡写真で
ある。
率×5,000にて示す図面代用電子顕微鏡写真であ
る。
205℃まで昇温して温度205℃で8.0時間保持中
における8時間経過後の珪酸カルシウム水和物の粒子構
造を倍率×2,000にて示す図面代用電子顕微鏡写真
である。
倍率×5,000にて示す図面代用電子顕微鏡写真であ
る。
205℃まで昇温したときの天然セルロース繊維の表面
構造を倍率×1,000にて示す図面代用電子顕微鏡写
真である。
率×5,000にて示す図面代用電子顕微鏡写真であ
る。
間経過後の天然セルロース繊維の表面構造を倍率×1,
000にて示す図面代用電子顕微鏡写真である。
率×5,000にて示す図面代用電子顕微鏡写真であ
る。
間経過後の天然セルロース繊維の表面構造を倍率×1,
000にて示す図面代用電子顕微鏡写真である。
倍率×5,000にて示す図面代用電子顕微鏡写真であ
る。
時間経過後の珪酸カルシウム水和物の粒子構造を倍率×
2,000にて示す図面代用電子顕微鏡写真である。
造を倍率×5,000にて示す図面代用電子顕微鏡写真
である。
時間経過後の珪酸カルシウム水和物の粒子構造と天然セ
ルロース(NBKP)繊維の表面構造とを倍率×1,5
00にて示す図面代用電子顕微鏡写真である。
Claims (4)
- 【請求項1】 結晶質珪酸原料と、石灰質原料と、水
と、該結晶質珪酸原料と該石灰質原料との混合物中の固
形分100重量部に対して固形分1.0〜6.0重量部
の天然セルロース繊維原料とを含有する原料スラリーを
水熱処理反応させることにより、繊維表面に珪酸カルシ
ウム水和物の一次粒子が絡まった小枝状に晶出している
天然セルロース繊維原料を含有する珪酸カルシウム水和
物を合成して該珪酸カルシウム水和物を成形、乾燥して
なる珪酸カルシウム成形体。 - 【請求項2】 結晶質珪酸原料と、石灰質原料と、水
と、該結晶質珪酸原料と該石灰質原料との混合物中の固
形分100重量部に対して固形分0.5〜6.0重量部
のリン酸塩と、前記混合物中の固形分100重量部に対
して固形分1.0〜6.0重量部の天然セルロース繊維
原料とを含有する原料スラリーを水熱処理反応させるこ
とにより、繊維表面に珪酸カルシウム水和物の一次粒子
が絡まった小枝状に晶出している天然セルロース繊維原
料を含有する珪酸カルシウム水和物を合成して該珪酸カ
ルシウム水和物を成形、乾燥してなる珪酸カルシウム成
形体。 - 【請求項3】 結晶質珪酸原料と、石灰質原料及び水の
混合物に該混合物中の固形分100重量部に対して固形
分1.0〜6.0重量部の天然セルロース繊維原料を添
加して原料スラリーを調製し、続いて、該原料スラリー
を水熱処理反応させることによって繊維表面に珪酸カル
シウム水和物の一次粒子が絡まった小枝状に晶出してい
る天然セルロース繊維原料を含有する珪酸カルシウム水
和物を合成し、この後、該珪酸カルシウム水和物に補強
剤を添加して成形、乾燥することを特徴とする珪酸カル
シウム成形体の製造方法。 - 【請求項4】 結晶質珪酸原料と、石灰質原料及び水の
混合物に該混合物中の固形分100重量部に対して固形
分0.5〜6.0重量部のリン酸塩を添加し、さらに、
前記混合物中の固形分100重量部に対して固形分1.
0〜6.0重量部の天然セルロース繊維原料を添加して
原料スラリーを調製し、続いて、該原料スラリーを水熱
処理反応させることによって繊維表面に珪酸カルシウム
水和物の一次粒子が絡まった小枝状に晶出している天然
セルロース繊維原料を含有する珪酸カルシウム水和物を
合成し、この後、該珪酸カルシウム水和物に補強剤を添
加して成形、乾燥することを特徴とする珪酸カルシウム
成形体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000100101A JP4324931B2 (ja) | 2000-02-25 | 2000-02-25 | 珪酸カルシウム成形体及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000100101A JP4324931B2 (ja) | 2000-02-25 | 2000-02-25 | 珪酸カルシウム成形体及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001240458A true JP2001240458A (ja) | 2001-09-04 |
JP4324931B2 JP4324931B2 (ja) | 2009-09-02 |
Family
ID=18614355
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000100101A Expired - Lifetime JP4324931B2 (ja) | 2000-02-25 | 2000-02-25 | 珪酸カルシウム成形体及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4324931B2 (ja) |
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002028796A3 (en) * | 2000-10-04 | 2002-07-18 | James Hardie Res Pty Ltd | Fiber cement composite materials using cellulose fibers loaded with inorganic and/or organic substances |
US7658794B2 (en) | 2000-03-14 | 2010-02-09 | James Hardie Technology Limited | Fiber cement building materials with low density additives |
US7815841B2 (en) | 2000-10-04 | 2010-10-19 | James Hardie Technology Limited | Fiber cement composite materials using sized cellulose fibers |
US7857906B2 (en) | 2001-03-09 | 2010-12-28 | James Hardie Technology Limited | Fiber reinforced cement composite materials using chemically treated fibers with improved dispersibility |
US7942964B2 (en) | 2003-01-09 | 2011-05-17 | James Hardie Technology Limited | Fiber cement composite materials using bleached cellulose fibers |
US7993570B2 (en) | 2002-10-07 | 2011-08-09 | James Hardie Technology Limited | Durable medium-density fibre cement composite |
US7998571B2 (en) | 2004-07-09 | 2011-08-16 | James Hardie Technology Limited | Composite cement article incorporating a powder coating and methods of making same |
US8133352B2 (en) | 2000-10-17 | 2012-03-13 | James Hardie Technology Limited | Method and apparatus for reducing impurities in cellulose fibers for manufacture of fiber reinforced cement composite materials |
US8209927B2 (en) | 2007-12-20 | 2012-07-03 | James Hardie Technology Limited | Structural fiber cement building materials |
US8993462B2 (en) | 2006-04-12 | 2015-03-31 | James Hardie Technology Limited | Surface sealed reinforced building element |
CN110330305A (zh) * | 2019-07-15 | 2019-10-15 | 重庆大学 | 一种水化硅酸钙仿木材料及其制备方法 |
CN112479653A (zh) * | 2020-11-30 | 2021-03-12 | 湖北工业大学 | 一种纳米废纸纤维浆及其早强抗裂混凝土的制备方法 |
US11414349B2 (en) * | 2019-08-20 | 2022-08-16 | Council Of Scientific & Industrial Research | Advanced multi-functional asbestos free thermal insulating material and the process for preparation thereof |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019106419A (ja) | 2017-12-11 | 2019-06-27 | 三菱電機株式会社 | 半導体装置 |
-
2000
- 2000-02-25 JP JP2000100101A patent/JP4324931B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (21)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7658794B2 (en) | 2000-03-14 | 2010-02-09 | James Hardie Technology Limited | Fiber cement building materials with low density additives |
US8182606B2 (en) | 2000-03-14 | 2012-05-22 | James Hardie Technology Limited | Fiber cement building materials with low density additives |
US8603239B2 (en) | 2000-03-14 | 2013-12-10 | James Hardie Technology Limited | Fiber cement building materials with low density additives |
US7727329B2 (en) | 2000-03-14 | 2010-06-01 | James Hardie Technology Limited | Fiber cement building materials with low density additives |
US7815841B2 (en) | 2000-10-04 | 2010-10-19 | James Hardie Technology Limited | Fiber cement composite materials using sized cellulose fibers |
US6872246B2 (en) | 2000-10-04 | 2005-03-29 | James Hardie Research Pty Limited | Fiber cement composite materials using cellulose fibers loaded with inorganic and/or organic substances |
JP2004510672A (ja) * | 2000-10-04 | 2004-04-08 | ジェイムズ ハーディー リサーチ ピーティーワイ.リミテッド | 無機および/または有機物質が充填処理されたセルロース繊維を使用した繊維セメント複合材料 |
WO2002028796A3 (en) * | 2000-10-04 | 2002-07-18 | James Hardie Res Pty Ltd | Fiber cement composite materials using cellulose fibers loaded with inorganic and/or organic substances |
US6676744B2 (en) | 2000-10-04 | 2004-01-13 | James Hardie Research Pty Limited | Fiber cement composite materials using cellulose fibers loaded with inorganic and/or organic substances |
US8268119B2 (en) | 2000-10-17 | 2012-09-18 | James Hardie Technology Limited | Method and apparatus for reducing impurities in cellulose fibers for manufacture of fiber reinforced cement composite materials |
US8133352B2 (en) | 2000-10-17 | 2012-03-13 | James Hardie Technology Limited | Method and apparatus for reducing impurities in cellulose fibers for manufacture of fiber reinforced cement composite materials |
US7857906B2 (en) | 2001-03-09 | 2010-12-28 | James Hardie Technology Limited | Fiber reinforced cement composite materials using chemically treated fibers with improved dispersibility |
US7993570B2 (en) | 2002-10-07 | 2011-08-09 | James Hardie Technology Limited | Durable medium-density fibre cement composite |
US8333836B2 (en) | 2003-01-09 | 2012-12-18 | James Hardie Technology Limited | Fiber cement composite materials using bleached cellulose fibers |
US7942964B2 (en) | 2003-01-09 | 2011-05-17 | James Hardie Technology Limited | Fiber cement composite materials using bleached cellulose fibers |
US7998571B2 (en) | 2004-07-09 | 2011-08-16 | James Hardie Technology Limited | Composite cement article incorporating a powder coating and methods of making same |
US8993462B2 (en) | 2006-04-12 | 2015-03-31 | James Hardie Technology Limited | Surface sealed reinforced building element |
US8209927B2 (en) | 2007-12-20 | 2012-07-03 | James Hardie Technology Limited | Structural fiber cement building materials |
CN110330305A (zh) * | 2019-07-15 | 2019-10-15 | 重庆大学 | 一种水化硅酸钙仿木材料及其制备方法 |
US11414349B2 (en) * | 2019-08-20 | 2022-08-16 | Council Of Scientific & Industrial Research | Advanced multi-functional asbestos free thermal insulating material and the process for preparation thereof |
CN112479653A (zh) * | 2020-11-30 | 2021-03-12 | 湖北工业大学 | 一种纳米废纸纤维浆及其早强抗裂混凝土的制备方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4324931B2 (ja) | 2009-09-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4144121A (en) | Method for producing asbestos-free calcium silicate board and the board produced thereby | |
JP2001240458A (ja) | 珪酸カルシウム成形体及びその製造方法 | |
CA1319473C (en) | Process for manufacture of fibre-reinforced shaped articles | |
JP2004524254A (ja) | 改善された分散性を備える化学的に処理された繊維を用いた繊維強化セメント複合材料 | |
JPS58502004A (ja) | 製紙方法 | |
EP0562112B1 (en) | High-strength molding of calcium silicate and production thereof | |
JP2002166406A (ja) | 木質セメント板の製造方法 | |
JP5190399B2 (ja) | けい酸カルシウム板の製造方法 | |
JP4528414B2 (ja) | 繊維補強珪酸カルシウム成形体及びその製造方法 | |
JP4520583B2 (ja) | 珪酸カルシウム板の製造方法 | |
US20200207663A1 (en) | Cellulose filaments reinforced cement composite board and method for the manufacture of the same | |
JPS59187700A (ja) | 耐熱性繊維質成形体の製造法 | |
JP5162067B2 (ja) | ケイ酸カルシウム水和物スラリー | |
JPS59165615A (ja) | プレス造形加工繊維質抄造板の製造方法 | |
JPH01224253A (ja) | 珪酸カルシウム・ポリマー複合板の製造方法 | |
JP2525187B2 (ja) | 珪酸カルシウム板の製造方法 | |
JP3293938B2 (ja) | 繊維含有石膏板及びその製造方法 | |
JP3047317B2 (ja) | 製紙パルプスラッジ石膏ボードおよび製造方法 | |
JP3107446B2 (ja) | けい酸カルシウム成形体およびその製造方法 | |
JP2001253756A (ja) | 珪酸カルシウム材料及びその製造方法 | |
JP2004010402A (ja) | 繊維含有石膏板及びその製造方法 | |
JP6052981B2 (ja) | けい酸カルシウム成形体及びその製造法 | |
JP4886196B2 (ja) | 軽量無機質板の製造方法 | |
JP2812512B2 (ja) | パルプ―山皮共リフアイニング材料及びこれを用いる補強水硬性無機質成形体の製造方法 | |
JP4369014B2 (ja) | 珪酸カルシウム成形体およびその製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060705 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20081009 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20090512 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20090529 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120619 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 4324931 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120619 Year of fee payment: 3 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120619 Year of fee payment: 3 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130619 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140619 Year of fee payment: 5 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |