JP2001240337A - エレベータ制御装置及びエレベータ遠隔監視装置 - Google Patents

エレベータ制御装置及びエレベータ遠隔監視装置

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JP2001240337A
JP2001240337A JP2000053467A JP2000053467A JP2001240337A JP 2001240337 A JP2001240337 A JP 2001240337A JP 2000053467 A JP2000053467 A JP 2000053467A JP 2000053467 A JP2000053467 A JP 2000053467A JP 2001240337 A JP2001240337 A JP 2001240337A
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memory
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Atsushi Nakazato
敦志 中里
Yutaka Nakajima
豊 中島
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Toshiba Elevator and Building Systems Corp
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Toshiba Elevator Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 制御プログラムのバージョン変更で問題が発
生した場合にも自動的に旧バージョンの制御プログラム
に戻してエレベータ制御できるようにして、エレベータ
の停止時間を短くする。 【解決手段】 メモリ増設用コネクタ10に第2のメモリ
8を増設し、それに組み込まれている新バージョンの制
御プログラムによってエレベータを運行制御した場合に
異常が発生すれば、プログラム切替え手段7によってメ
イン基板6上の第1のメモリ3に組み込まれている旧バ
ージョンの制御プログラムに戻してエレベータを制御す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エレベータ制御装
置及びエレベータ遠隔監視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、エレベータ制御装置による運転制
御は、装置内のマイコン基板上のROMに組み込まれた
制御プログラムをCPUが読み出して実行することによ
り行っている。そして何らかの理由で制御プログラムを
バージョンアップする必要が生じた場合、保守技術者が
マイコン基板上のROMを新しい制御プログラムが組み
込まれたものに交換することにより対応している。
【0003】そして新しい制御プログラムによりエレベ
ータの運行を始めた後に、何らかの不具合が発生してエ
レベータが故障するようなことがあれば、そのような不
具合がなかった旧いプログラムにいったん戻すことによ
って仮復旧を行うために、保守技術者が再び現地に行
き、元のROMに戻すことにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、近年のエレ
ベータ保守管理技術の向上に伴い、既設のエレベータの
プログラムを最新のエレベータと同等にバージョンアッ
プし、エレベータの予防保全を拡大する趨勢にあり、上
記のROM交換による制御プログラムの変更が頻繁に行
われるようになってきている。このため、新しい制御プ
ログラムへの切替えによって旧プログラムでは起きてい
なかった問題が発生する機会が多くなり、上述した旧R
OMへの戻し作業も多くなってきている。そしてこの場
合、保守員が現地に出向かなければエレベータを不具合
から復旧することができないため、エレベータの停止時
間が長くなりエレベータ利用者に迷惑をかける問題点が
あった。
【0005】また、エレベータの予防保全を実施するプ
ログラム(保守専用運転)を既設のエレベータに適用し
ようとする場合、マイコンのアドレス領域がなく、単純
にプログラム拡張できないためにその実施ができないエ
レベータがあるという問題点があり、また既設の客先特
有の運転操作を実施しているために予防保全運転の追加
が困難になっている問題点もある。
【0006】本発明はこのような従来の問題点に鑑みな
されたもので、制御プログラムのバージョン変更で問題
が発生した場合にも自動的に旧バージョンの制御プログ
ラムに戻してエレベータ制御することができ、エレベー
タの停止時間を短くすることができるエレベータ制御装
置を提供することを目的とする。
【0007】また、エレベータ制御プログラムのバージ
ョン変更で異常が発生した場合に、同等のバージョン変
更をした複数のサイトのエレベータについて自動的に旧
バージョンの制御プログラムに戻してエレベータ制御を
行わせることができるエレベータ遠隔監視装置を提供す
ることを目的とする。
【0008】本発明はまた、増設用基板の接続によっ
て、通常の制御プログラムから保守専用プログラムに切
替えてエレベータを運転することができるエレベータ制
御装置を提供することを目的とする。
【0009】本発明はさらに、保守センターからの指令
によりエレベータを保守点検運転させて各種信号を取得
し、また通常運転に復帰させることができるエレベータ
遠隔監視装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、マイ
コンを使用したエレベータ制御装置において、第1の制
御プログラムが組み込まれた第1のメモリと、制御プロ
グラムの変更に関する異常要素を検出する異常要素検出
手段と、メモリ増設用のコネクタと、前記メモリ増設用
のコネクタに接続され、第2の制御プログラムが組み込
まれた第2のメモリと、前記第2のメモリが接続されて
いるときには前記第2のメモリの第2の制御プログラム
を動作させ、前記異常要素検出手段が異常要素を検出し
たときには、前記第1のメモリの第1の制御プログラム
に切替えて動作させるプログラム切替え手段とを備えた
ものである。
【0011】請求項1の発明のエレベータ制御装置で
は、メモリ増設用コネクタに第2のメモリを増設し、そ
れに組み込まれている第2の制御プログラムによってエ
レベータを運行制御した場合に異常が発生すれば、プロ
グラム切替え手段によって第1のメモリに組み込まれて
いる第1の制御プログラムに戻してエレベータを制御す
ることができる。これにより、特に、増設メモリに組み
込まれた新バージョンの制御プログラムに切替えてエレ
ベータを制御しようとした場合に異常が発生すれば、自
動的に旧バージョンの制御プログラムに戻してエレベー
タの制御を継続することができ、プログラム切替え時の
トラブルによるエレベータの運転停止時間を短縮し、サ
ービスアップを図ることができる。
【0012】請求項2の発明は、請求項1のエレベータ
制御装置において、遠隔地の保守センターと通信回線を
介して通信する遠隔監視端末と、当該遠隔監視端末と接
続された信号伝送路とを備え、前記プログラム切替え手
段が、前記信号伝送手段が前記遠隔監視端末からプログ
ラム切替え指令を受けたときに前記第2の制御プログラ
ムから前記第1の制御プログラムへ切替えるものであ
る。
【0013】請求項2の発明のエレベータ制御装置で
は、遠隔監視端末からの指示によって第2の制御プログ
ラムから第1の制御プログラムへの自動復帰ができるの
で、特に、増設メモリに組み込まれた新バージョンの制
御プログラムに切替えてエレベータを制御しようとした
場合に異常が発生し、保守センターに通報すれば、保守
センターからの遠隔指示によって自動的に旧バージョン
の制御プログラムに戻してエレベータの制御を継続する
ことができ、プログラム切替え時のトラブルによるエレ
ベータの運転停止時間を短縮し、サービスアップを図る
ことができる。
【0014】請求項3の発明のエレベータ遠隔監視装置
は、多数のエレベータについての諸情報を管理するデー
タベースと、任意のエレベータ制御装置から通信回線を
通じて制御プログラムの変更に関する異常要素の検出信
号を受けたときに、前記データベースを検索し、同様の
制御プログラムを使用している他のエレベータ制御装置
を抽出し、制御プログラムの切替え信号を前記通信回線
を通じてそれらの他のエレベータ制御装置すべてに同時
に送信するプログラム切替え指令発信手段とを備えたも
のである。
【0015】請求項3の発明のエレベータ遠隔監視装置
では、任意のエレベータ制御装置から通信回線を通じて
制御プログラムの変更に関する異常要素の検出信号を受
けたときにはデータベースを検索し、同様の制御プログ
ラムを使用している他のエレベータ制御装置を抽出す
る。そして制御プログラムの切替え信号を通信回線を通
じてそれらの抽出されたエレベータ制御装置すべてに同
時に送信することができる。
【0016】これにより、1つのエレベータから異常通
報を受けたときに、同様のバージョンアップがなされた
複数のエレベータについて旧バージョンの制御プログラ
ムに同時に切替えることができ、やがて発報してくるか
もしれない他のエレベータからの異常通報を未然に防
ぎ、それぞれのエレベータのサービスダウンを極力少な
くすることができる。
【0017】請求項4の発明は、マイコンを使用したエ
レベータ制御装置において、エレベータの運転制御用プ
ログラムを記憶する第1のメモリと、メモリ増設用のコ
ネクタと、前記メモリ増設用のコネクタに接続され、エ
レベータの保守専用運転プログラムが組み込まれた第2
のメモリと、前記第1のメモリと第2のメモリとの間で
バス切替えを行うバス切替え手段とを備えたものであ
る。
【0018】請求項4の発明のエレベータ制御装置で
は、メイン基板にコネクタによって増設メモリを取り付
けることにより、第2のメモリに組み込まれている保守
専用運転プログラムを実行させてエレベータの保守点検
運転が行え、また保守点検が終了すれば増設用メモリを
コネクタから取り外すことによって第1のメモリに組み
込まれている通常の制御プログラムによってエレベータ
を運転制御することができる。
【0019】請求項5の発明は、請求項4のエレベータ
制御装置において、遠隔地の保守センターと通信回線を
介して通信する遠隔監視端末と、当該遠隔監視端末と接
続された信号伝送路とを備え、前記バス切替え手段が、
前記信号伝送手段が前記遠隔監視端末からバス切替え指
令を受けたときに前記第1のメモリの運転制御用プログ
ラムから第2のメモリの前記保守専用運転プログラムへ
切替えるものである。
【0020】請求項5の発明のエレベータ制御装置で
は、遠隔監視端末からの指示によって第2のメモリに組
み込まれた保守専用運転プログラムと第1のメモリに組
み込まれた通常の制御プログラムとを自動的に切替えて
実行させることができるので、保守センターからの遠隔
指示によって自動的に保守点検運転を実行させて各種信
号を点検し、その結果を保守センターに送り、また保守
点検作業が終了すれば通常の制御運転に戻すことができ
る。
【0021】請求項6の発明のエレベータ遠隔監視装置
は、エレベータの運転制御用プログラムと保守専用運転
プログラムとの切替え指令を通信回線を介して遠隔地の
エレベータ制御装置に発信するプログラム切替え指令発
信手段を備えたものである。
【0022】請求項6の発明のエレベータ遠隔監視装置
では、遠隔地の遠隔監視端末に対してプログラム切替え
指令を発信することにより、その遠隔監視端末につなが
っているエレベータ制御装置に対して第2のメモリに組
み込まれた保守専用運転プログラムと第1のメモリに組
み込まれた通常の制御プログラムとを自動的に切替えて
実行させることができる。したがって、保守センターに
おいて遠隔指示によって遠隔地に散在するエレベータを
自動的に保守点検運転させて各種信号を取得し、また保
守点検作業が終了すれば通常の制御運転に戻すことがで
きる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて詳説する。図1は本発明の第1の実施の形態の
エレベータ制御装置の構成を示している。この実施の形
態のエレベータ制御装置1は、エレベータの運転制御を
メイン基板6で行っている。このメイン基板6には、プ
ログラムの演算処理を行う16ビット程度(特に限定さ
れない)のCPU2、変更前の制御プログラムが記憶さ
れている128KB程度のバージョンアップ前の旧RO
M3、エレベータが設置されている建物毎に異なるオプ
ションやエレベータの速度毎に異なる調整用データなど
が記憶されている64KB程度の電気的消去可能なEE
−ROM4、エレベータの運行情報などを保存している
RAM5が搭載されている。またメイン基板6に対して
コネクタ10により増設用基板9が接続できるようにな
っている。
【0024】増設用基板9にはバージョンアップした制
御プログラムを記憶している新ROM8と、CPU2か
らの指令により制御プログラムの切替えを行う回路とし
てのバス切替え装置7が搭載されている。このバス切替
え装置7には、アドレスデータ30本程度の信号を切替
えるため、マルチプレクサが使用されている。
【0025】次に、この第1の実施の形態のエレベータ
制御装置の動作を説明する。制御プログラムのバージョ
ンアップ時、増設用基板9をメイン基板6のコネクタ1
0に取り付け、EE−ROM4に増設用基板9上の新R
OM8で動かすためのデータを設定する。設定後は、回
路のリセットによりバス切替え装置7が新ROM8上の
制御プログラムを動かすように設定され、新制御プログ
ラムによりエレベータ制御が行われる。
【0026】この新プログラムによる制御の開始に伴
い、図2のフローチャートの動作が開始される。ステッ
プS1では、エレベータの異常をCPU2で検出する
と、EE−ROM4にエレベータの異常情報を保存す
る。この異常情報は一般にコード化されて保存されてい
て、1000種類程度の問題点別の管理がなされてい
る。
【0027】ステップS2では、発生した異常情報と、
EE−ROM4にすでに保存されている新ROM8の交
換前の過去の異常情報とをCPU2が比較し、過去に発
生していない異常が新プログラム上で発生したと判断す
ると、ステップS3に移る。
【0028】ステップS3では、この異常情報をEE−
ROM4に保存し、EE−ROM4の回路切替え用デー
タを旧ROM3上の旧バージョンの制御プログラムが動
くように設定する。通常、プログラムの変更による不具
合は、かごや乗場呼びに対する応答時間の遅延や乗り心
地の悪化(加速時間や減速時間の変動などに起因する)
などのパラメータで確認できる。
【0029】設定後にはステップS4に移り、新ROM
8上の制御プログラムでエレベータの利用がないことを
確認した後、CPU2をソフトウェアリセットし、リセ
ット後にはバス切替え装置7がCPU2のバスを旧RO
M3側に接続し、ステップS5にて、旧ROM3上の旧
バージョンの制御プログラムを動作させる。
【0030】こうして第1の実施の形態では、メイン基
板6に制御プログラムの組み込まれた新ROM8が搭載
されている増設用基板9を接続して、メイン基板6上の
旧ROMの制御プログラムをバージョンアップしたとき
に、制御プログラムの変更によって発生した不具合があ
れば、それを自動的に検出して旧バージョンの制御プロ
グラムに早急に復帰することができ、エレベータの停止
時間を短縮することができる。
【0031】なお、この第1の実施の形態において、メ
イン基板6のROM3には通常のエレベータの制御プロ
グラムを組み込み、増設用基板9のROM8にはエレベ
ータの保守専用運転プログラムを組み込み、保守点検時
にこの増設用基板9をメイン基板6にコネクタ10によ
って取り付ける使い方もできる。
【0032】このようにすれば、保守点検作業時には、
増設用基板9をメイン基板6にコネクタ10によって取
り付けることによってエレベータの保守点検用の運転が
行え、異常が発生した場合や保守点検作業が終了した場
合には、増設用基板9を取り外すことにより自動的に通
常の制御プログラムによる運転に復帰させることができ
るようになる。
【0033】次に、本発明の第2の実施の形態のエレベ
ータ制御装置及びエレベータ遠隔監視装置で構成される
エレベータ遠隔監視システムについて、図3に基づいて
説明する。エレベータ制御装置1側の構成は図1に示し
た第1の実施の形態と同様である。ただし、エレベータ
制御装置1には遠隔監視端末11が直列伝送路によって
接続されている。そしてこの遠隔監視端末11は、保守
センター12と公衆回線13によって接続され、遠隔監
視を受けている。保守センター13にはデータベース1
4が装備されていて、遠隔監視を行っている多数のエレ
ベータについて、それぞれの故障履歴やバージョンアッ
プ履歴を管理しいる。
【0034】第1の実施の形態と同様に、増設用基板9
の取り付けにより新バージョンの制御プログラムに切替
え、エレベータ制御を開始した後に異常が発生した場
合、CPU2は直列伝送路で結合された遠隔監視端末1
1にその異常情報を伝送する。遠隔監視端末11は異常
情報を受信すると、公衆回線13を経由して保守センタ
ー12へ異常発報を行う。
【0035】保守センター12に駐在している保守技術
者がこの異常情報をプログラム変更によるものであると
判断した場合、保守センター12から遠隔監視端末11
に対してプログラム切替えの指令を送出する。
【0036】遠隔監視端末11はこの指令を受け取る
と、エレベータ制御装置1に対してプログラム切替えの
指令を行い、エレベータ制御装置1がそれを認識する
と、バス切替え装置7を旧ROM3側に切替え、プログ
ラムのリセットを行う。
【0037】また保守センター12では、バージョンア
ップに伴う異常発生をいずれかの遠隔監視端末11から
受け取ると、データベース14を参照して同様のバージ
ョンアップを行ったエレベータがほかにもないかどうか
検索し、同じバージョンアップを行ったエレベータが複
数あれば、それぞれの遠隔監視端末11に対して同様の
プログラム切替え指令を発信し、それらのエレベータ制
御装置1にも旧バージョンへの自動切替えを同様に行わ
せる。
【0038】このようにして、第2の実施の形態によれ
ば、制御プログラムのバージョンアップによりエレベー
タに異常が発生しても、保守センター12から遠隔監視
されているエレベータについては保守センター12から
の指令によって自動的にそのエレベータの制御プログラ
ムを旧バージョンに切替えて異常から復旧させることが
でき、サービス停止の時間を短縮することができる。
【0039】加えて、この実施の形態の場合、1つのエ
レベータから異常通報を受けたときに、同様のバージョ
ンアップがなされた複数のエレベータについて旧バージ
ョンの制御プログラムに同時に切替えることができるの
で、やがて発報してくるかもしれない他のエレベータか
らの異常通報を未然に防ぎ、それぞれのエレベータのサ
ービス停止を極力少なくすることができる。
【0040】なお、第2の実施の形態においては、メイ
ン基板6のROM3には通常のエレベータの制御プログ
ラムを組み込み、増設用基板9のROM8にはエレベー
タの保守専用運転プログラムを組み込み、この増設用基
板9をメイン基板6にコネクタ10によって常に取り付
けておき、保守センター12から保守専用運転への切替
え指令を発信することにより、遠隔監視端末11により
CPU2を介してバス切替え装置7を動作させ、通常の
運転制御から保守専用の運転に切替えさせる構成にする
ことができる。
【0041】このようにすれば、深夜などのエレベータ
の一般利用がなくなったときに、保守専用運転プログラ
ムに切替えてエレベータを運行させ、各種信号の点検を
遠隔から自動的に実施することができることになる。ま
た、同種のエレベータについて、遠隔の保守センターか
ら同時に点検作業を実行させることができて点検作業の
効率向上が図れる。
【0042】なおまた、上記の両実施の形態では、制御
プログラムをROMに格納したが、制御プログラムをE
E−ROMその他のメモリや記憶装置に記憶させてお
き、その記憶手段をメイン基板6、増設用基板9に搭載
させることもできる。
【0043】
【発明の効果】請求項1の発明のエレベータ制御装置に
よれば、増設メモリに組み込まれた新バージョンの制御
プログラムに切替えてエレベータを制御しようとした場
合に異常が発生すれば、自動的に旧バージョンの制御プ
ログラムに戻してエレベータの制御を継続することがで
き、プログラム切替え時のトラブルによるエレベータの
運転停止時間を短縮し、サービスアップを図ることがで
きる。
【0044】請求項2の発明のエレベータ制御装置によ
れば、請求項1の発明の効果に加えて、遠隔監視端末か
らの指示によって第2の制御プログラムから第1の制御
プログラムへの自動復帰ができ、特に、増設メモリに組
み込まれた新バージョンの制御プログラムに切替えてエ
レベータを制御しようとした場合に異常が発生すれば、
保守センターからの遠隔指示によって自動的に旧バージ
ョンの制御プログラムに戻してエレベータの制御を継続
することができ、プログラム切替え時のトラブルによる
エレベータの運転停止時間を短縮し、サービスアップを
図ることができる。
【0045】請求項3の発明のエレベータ遠隔監視装置
によれば、1つのエレベータから異常通報を受けたとき
に、同様のバージョンアップがなされた複数のエレベー
タについて旧バージョンの制御プログラムに同時に切替
えることができ、やがて発報してくるかもしれない他の
エレベータからの異常通報を未然に防ぎ、それぞれのエ
レベータのサービスダウンを極力少なくすることができ
る。
【0046】請求項4の発明のエレベータ制御装置によ
れば、メイン基板にコネクタによって増設メモリを取り
付けることにより、第2のメモリに組み込まれている保
守専用運転プログラムを実行させてエレベータの保守点
検運転が行え、また保守点検が終了すれば増設用メモリ
をコネクタから取り外すことによって第1のメモリに組
み込まれている通常の制御プログラムによってエレベー
タを運転制御することができる。
【0047】請求項5の発明のエレベータ制御装置によ
れば、請求項4の発明の効果に加えて、遠隔監視端末か
らの指示によって第2のメモリに組み込まれた保守専用
運転プログラムと第1のメモリに組み込まれた通常の制
御プログラムとを自動的に切替えて実行させることがで
き、保守センターからの遠隔指示によって自動的に保守
点検運転を実行させて各種信号を点検し、その結果を保
守センターに送ることができ、また保守点検作業が終了
すれば通常の制御運転に戻すことができる。
【0048】請求項6の発明のエレベータ遠隔監視装置
によれば、遠隔地の遠隔監視端末に対してプログラム切
替え指令を発信することにより、その遠隔監視端末につ
ながっているエレベータ制御装置に対して第2のメモリ
に組み込まれた保守専用運転プログラムと第1のメモリ
に組み込まれた通常の制御プログラムとを自動的に切替
えて実行させることができ、保守センターにおいて遠隔
指示によってエレベータを自動的に保守点検運転させて
各種信号を取得し、また保守点検作業が終了すれば通常
の制御運転に戻すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のエレベータ制御装
置のブロック図。
【図2】上記実施の形態による新プログラムから旧プロ
グラムへの自動切替え処理を示すフローチャート。
【図3】本発明の第2の実施の形態のエレベータ遠隔監
視システムのブロック図。
【符号の説明】
1 エレベータ制御装置 2 CPU 3 ROM 4 EE−ROM 5 RAM 6 メイン基板 7 バス切替え装置 8 ROM 9 増設用基板 10 コネクタ 11 遠隔監視端末 12 保守センター 13 公衆回線 14 データベース

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイコンを使用したエレベータ制御装置
    において、 第1の制御プログラムが組み込まれた第1のメモリと、 制御プログラムの変更に関する異常要素を検出する異常
    要素検出手段と、 メモリ増設用のコネクタと、 前記メモリ増設用のコネクタに接続され、第2の制御プ
    ログラムが組み込まれた第2のメモリと、 前記第2のメモリが接続されているときには前記第2の
    メモリの第2の制御プログラムを動作させ、前記異常要
    素検出手段が異常要素を検出したときには、前記第1の
    メモリの第1の制御プログラムに切替えて動作させるプ
    ログラム切替え手段とを備えて成るエレベータ制御装
    置。
  2. 【請求項2】 遠隔地の保守センターと通信回線を介し
    て通信する遠隔監視端末と、当該遠隔監視端末と接続さ
    れた信号伝送路とを備え、 前記プログラム切替え手段は、前記信号伝送手段が前記
    遠隔監視端末からプログラム切替え指令を受けたときに
    前記第2の制御プログラムから前記第1の制御プログラ
    ムへ切替えることを特徴とする請求項1に記載のエレベ
    ータ制御装置。
  3. 【請求項3】 多数のエレベータについての諸情報を管
    理するデータベースと、 任意のエレベータ制御装置から通信回線を通じて制御プ
    ログラムの変更に関する異常要素の検出信号を受けたと
    きに、前記データベースを検索し、同様の制御プログラ
    ムを使用している他のエレベータ制御装置を抽出し、制
    御プログラムの切替え信号を前記通信回線を通じてそれ
    らの他のエレベータ制御装置すべてに同時に送信するプ
    ログラム切替え指令発信手段とを備えて成るエレベータ
    遠隔監視装置。
  4. 【請求項4】 マイコンを使用したエレベータ制御装置
    において、 エレベータの運転制御用プログラムを記憶する第1のメ
    モリと、 メモリ増設用のコネクタと、 前記メモリ増設用のコネクタに接続され、エレベータの
    保守専用運転プログラムが組み込まれた第2のメモリ
    と、 前記第1のメモリと第2のメモリとの間でバス切替えを
    行うバス切替え手段とを備えて成るエレベータ制御装
    置。
  5. 【請求項5】 遠隔地の保守センターと通信回線を介し
    て通信する遠隔監視端末と、当該遠隔監視端末と接続さ
    れた信号伝送路とを備え、 前記バス切替え手段は、前記信号伝送手段が前記遠隔監
    視端末からバス切替え指令を受けたときに前記第1のメ
    モリの運転制御用プログラムから第2のメモリの前記保
    守専用運転プログラムへ切替えることを特徴とする請求
    項4に記載のエレベータ制御装置。
  6. 【請求項6】 エレベータの運転制御用プログラムと保
    守専用運転プログラムとの切替え指令を通信回線を介し
    て遠隔のエレベータ制御装置に発信するプログラム切替
    え指令発信手段を備えて成るエレベータ遠隔監視装置。
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