JP2001238956A - バルーン付カテーテル - Google Patents

バルーン付カテーテル

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JP2001238956A
JP2001238956A JP2000392466A JP2000392466A JP2001238956A JP 2001238956 A JP2001238956 A JP 2001238956A JP 2000392466 A JP2000392466 A JP 2000392466A JP 2000392466 A JP2000392466 A JP 2000392466A JP 2001238956 A JP2001238956 A JP 2001238956A
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tube
catheter
diameter
pipe
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JP2000392466A
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Hiroshi Wakuta
弘 和久田
Masato Shimagami
正人 島上
Zenji Yamazaki
善治 山崎
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Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】バルーン付きカテーテルの先端を血管の切開部
に挿入するときの操作性を向上させることが可能なバル
ーン付カテーテルを提供する。 【解決手段】管内に挿入されるチューブと、該チューブ
の先端部に付設されているバルーンとを備え、該バルー
ンは一端が内チューブの側に固定されて他端が外チュー
ブの側に固定されており、前記チューブは、互いに軸方
向に摺動可能にして同心的に挿し通されている内チュー
ブと外チューブからなる二重管式チューブであって、前
記内チューブの先端に設けられたバルーン伸張用パイプ
止めの内径d1が、前記内チューブ内に挿通され、前記
バルーン伸張用パイプ止めに当接してバルーンを伸張さ
せて縮径させるバルーン伸張用パイプの内径d2と実質
的に段差のない範囲にあることを特徴とするバルーン付
きカテーテル。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医療において、狭
窄した心臓弁、又は狭窄や閉塞している血管を拡張し血
流を正常にする等の治療を行う時に用いられるバルーン
付カテーテルに関し、特に血管内に挿入されるカテーテ
ルの操作性の向上を図るためのバルーン付カテーテルに
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、バルーン付カテーテルを用いた治
療方法が広く普及している。バルーンの径を収縮させた
(縮径させた)状態で狭窄あるいは閉塞した血管等に潜
り込ませておき、流体を圧入してバルーンを膨張させる
ことにより血管等を拡張し狭窄部あるいは閉塞部を正常
化する治療が行われているのである。また、老化や石灰
化あるいはリュウマチ熱の後遺症で狭窄している心臓弁
の弁切開手術や人工弁の弁置換手術に代わる非切開手術
的な経皮的弁裂開術にも、例えば特公平8−25459
81号公報に記載されているようなバルーン付カテーテ
ルが、既に多く使用されている。
【0003】図3は従来のカテーテルのバルーン膨張時
の状態を示す断面図であり、図4は従来のカテーテルの
バルーン収縮時の状態を示す断面図である。
【0004】従来のバルーン付カテーテルでは、図3に
示すように、チューブ51の先端部に付設されているバ
ルーン52をガイドワイヤーWに沿ってチューブ51と
一緒に血管Mに潜り込ませた状態でバルーン52を膨張
させて治療を行うのであるが、バルーン52を血管Mに
潜り込ませたり、バルーン52を血管Mから引き出した
りする時には、図4に示すように、バルーン52を伸長
させて縮径させることになる。
【0005】チューブ51は内チューブ53と外チュー
ブ54からなる二重管式チューブであり、バルーン52
の一端が内チューブ53の側に固定されて他端が外チュ
ーブ54の側に固定されていて、外チューブ54は引き
止めて伸長用パイプ55で内チューブ53だけを押して
外チューブ54に対し前進させることにより、バルーン
52を伸長させて縮径させる構成となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のバルーン付カテーテルには、ガイドワイヤWに沿っ
て血管Mの切開部にバルーン付カテーテルの先端を挿入
する時、先端がぶれて定まりにくく、血管Mへの挿入が
困難であるという問題点を有していた。
【0007】本発明は、上記の事情に鑑み、血管Mの切
開部にバルーン付カテーテルの先端をスムーズに挿入こ
とが出来るバルーン付カテーテルを提供することを課題
とする。
【0008】本発明者らは、かかる課題について鋭意検
討の結果、上記のようなぶれは図5のような構造のバル
ーン伸張用パイプ止めの先端部の内壁とガイドワイヤー
Wの隙間が影響していることを突き止め、本発明に至っ
た。
【0009】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、同心
的に配置された内チューブと外チューブからなる二重管
式チューブと、一端が内チューブに他端が外チューブに
固定されたバルーンを有し、更に、内チューブ内に挿通
されバルーンを伸張させて縮径させるためのバルーン伸
張パイプを当接させるバルーン伸張用パイプ止めを内チ
ューブの先端に設け、伸張用パイプ止めが、手元側の径
の太い部分と、先端側の径の細い部分と、その間の絞り
部分とよりなり、先端側の径の細い部分の径が、伸張用
パイプ止めの長手方向にわたり略均一であるバルーン付
きカテーテルである。
【0010】また本発明は、同心的に配置された内チュ
ーブと外チューブからなる二重管式チューブと、一端が
内チューブに他端が外チューブに固定されたバルーンを
有し、更に、内チューブ内に挿通されバルーンを伸張さ
せて縮径させるためのバルーン伸張パイプを当接させる
バルーン伸張用パイプ止めを内チューブの先端に設け、
バルーン伸張用パイプ止めの先端側内径d1が、バルー
ン伸張用パイプの内径d2と実質的に段差のない範囲に
あるバルーン付きカテーテルである。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明のバルーン付カテー
テル(以下、適宜「カテーテル」と略記)と、当該バル
ーンを伸長させて縮径させ血管に挿入する際の作用を説
明する。
【0012】本発明のカテーテルは、同心的に配置され
た内チューブと外チューブからなる二重管式チューブ
と、一端が内チューブに他端が外チューブに固定された
バルーンを有し、更に、内チューブ内に挿通されバルー
ンを伸張させて縮径させるためのバルーン伸張パイプを
当接させるバルーン伸張用パイプ止め(以下、単にパイ
プ止めとも呼ぶ。)を内チューブの先端に設けてなる。
【0013】本発明のカテーテルのバルーンを治療対象
の管(血管等)に入れたり、あるいは管から出したりす
る際には、外チューブに対して内チューブを相対的に前
進させ(先に進ませ)、バルーンをチューブの軸方向に
伸長させて縮径させる。
【0014】本発明においては、パイプ止めの手元側は
伸張用パイプが隙間を持った状態で挿入されるべく相対
的に太い径を有し、途中で絞られ、バルーン伸張用パイ
プが当接して止められるようになっている。そして本願
発明のカテーテルは、先端側において、パイプ止めの径
が手元側よりも相対的に細く、先端側の径が長手方向に
わたり略均一であることが重要である。
【0015】また別の見方をすれば、パイプ止めの先端
側内径d1が、伸張用パイプの内径d2と実質的に段差
のない範囲にあることが重要である。
【0016】このことにより、伸張させたバルーン先端
をガイドワイヤーに沿って血管の切開部に挿入する際、
ガイドワイヤーと伸張用パイプ止めの内壁との隙間を小
さくし、伸張用パイプ止めがガイドとなってガイドワイ
ヤーの指示する方向からバルーン先端がずれることな
く、血管の切開部への挿入が容易となり、操作性が向上
できる。一方従来のバルーン付きカテーテルにおいて
は、図5に示すとおり、先端側の内径が手元側よりも相
対的に細くはなっておらず、また、伸張用パイプを挿入
した場合にはパイプ止めの先端側内径d1とバルーン伸
張用パイプの内径d2に実質的な段差が生じることとな
り、カテーテルの先端がガイドワイヤーの指示する方向
に対して自由度が大きすぎるために定まらず、血管等へ
の挿入が困難だったのである。
【0017】パイプ止めの先端側内径d1がバルーン伸
張用パイプの内径d2と実質的に段差のない範囲として
は、バルーン伸張用パイプの内径d2±0.3mmの範
囲内、更には±0.2mmの範囲内、また更には±0.
1mmの範囲内にあることが好ましい。
【0018】もちろん、本願発明において、図1にも示
すように、パイプ止めの最先端部分の辺縁に、テーパー
加工やR加工を施すことは、本願発明の効果に支障を及
ぼすものではないので、これらを除外するものではな
く、パイプ止めの加工上バリを除去するといった点や、
ガイドワイヤーの引っ掛かりの防止といった点では、む
しろ好ましい。
【0019】また、同じく図1に示すとおり、パイプ止
めの絞り部分には必然的に段差が生じるものの、この部
分の段差も本願発明の効果に支障を及ぼすものではな
く、このような態様を除外するものではない。
【0020】また、本願発明に用いるバルーンとして
は、流体の導入により膨張する内バルーンと、流体導入
に伴って膨張した内バルーンを表側で受ける外バルーン
とからなる二重袋式バルーンであることが、十分な伸縮
性と耐圧性をバルーンに付与できる点で好ましい。
【0021】また、本願発明で用いるバルーンは、芯用
弾性糸と芯用弾性糸より自由長の大きい鞘用非弾性糸と
からなる芯鞘糸を含む布帛によって補強されていること
が、適当な伸縮性と十分な耐圧性および膨張均一性をバ
ルーンに付与する点で好ましい。
【0022】また、本願発明のカテーテルは、外チュー
ブの外径を4mm以下、更には3.8mm以下とするこ
とが、血管内をスムーズに移動し、患者の痛みの減少と
手術担当者の操作性を向上させる点で好ましい。
【0023】続いて、本発明のバルーン付カテーテルの
実施形態を図面を参照しながら説明する。図1は本発明
の一実施形態に係るカテーテル先端近傍の詳細構成を示
す断面図であり、図2(a)は本発明の一実施形態に係
るカテーテル全体の概略構成を示す平面図であり、図2
(b)はバルーンを膨張させた時のバルーン形状を示す
平面図である。
【0024】図2(a)に示す実施形態のカテーテル
は、断面が丸くて表面が滑らかな細長いチューブ1と、
該チューブ1の先端部に付設されているバルーン2とを
備えている他、必要に応じてチューブ1の後端に流体導
入口などを備えている構成となっている。
【0025】実施形態のカテーテルのチューブ1は、図
1に示すように、互いに軸方向に摺動可能にして同心的
に挿し通されている内チューブ3と外チューブ4とから
なる二重管式チューブである。バルーン2は、流体の導
入により膨張する内バルーン5と、流体導入に伴って膨
張した内バルーン5を表側から受ける外バルーン6とか
らなる二重袋式バルーンである。
【0026】内バルーン5は筒状の弾性フィルムからな
り、内バルーン5の表裏両面にはシリコーングリースが
塗布されている。外バルーン6は、外側の筒状の弾性フ
ィルム6aと内側のバルーン補強用の筒状の芯鞘糸物6
bとからなり、バルーン補強用の芯鞘糸物6bは弾性フ
ィルム6aの内面にゴム糊等で貼り付けられていて、弾
性フィルム6aの飛散防止と共に、バルーンの膨張・収
縮によってずれたりせず、均等な膨張が得られるよう構
成されている。バルーン2の長さは自由であるが、15
〜70mmの範囲が適当である場合が多い。
【0027】このように、バルーン2の全体層構造とし
ては、前記の弾性フィルム/筒状の芯鞘糸物/弾性フィ
ルムの3層構造であることが望ましい。内バルーン5の
弾性フィルムは、2層構成の外バルーン6のうちでも、
とりわけの芯鞘糸物6bによる補強効果を受けて伸縮性
と耐圧性が十分にあって(弁を機械的に裂開させられる
2〜5気圧程度の)大きなバルーン内圧の達成が可能な
構成となっている。また、滑らかな表面の弾性フィルム
6aは、拡張したバルーンを収縮させる働きと、血管内
での通過性を良くする作用を有する。
【0028】さらに、図2(b)に示すように、バルー
ン2を膨張させた時に瓢箪形にするため、外バルーン6
の中ほどに弾性体のバンド7をゴム糊等で接着してあ
る。すなわち、弾性フィルム6aと芯鞘糸物6bとの間
にはバンド7が嵌められて接着されていて、バンド7の
ところでは膨張が他より抑えられることで瓢箪形を呈す
ることなるのである。拡張したい弁口をバンド7の位置
に合わせ、バルーンが弁口から滑り落ちない構成にされ
ている。勿論、バルーンを瓢箪形としない場合には弾性
体のバンド7は不要である。
【0029】なお、仮に液体が導入されて膨張中の内バ
ルーン5が破れ、注射筒での液体吸引も出来ないような
ことになっても、液体の逃げ口がなくてバルーン2を萎
ませられない事態を回避するために、外バルーン6に逃
がし細孔8が幾つか設けられている。バルーン2が膨張
したままではカテーテルを体外に引き出せない。内バル
ーン5が破れた時には、液体が逃がし細孔8から放出さ
れてバルーン2が自動的に萎む(収縮する)よう構成さ
れているのである。
【0030】両バルーン5,6に使われる弾性フィルム
は、伸縮性が大きく表面が滑らかな薄膜で先端側の厚み
が後端側より薄く制作されることが多い。先端側の厚み
が後端側より薄いと先端側から先に膨張する(拡張され
る)。弾性フィルムの素材としては、ポリウレタンやラ
テックス等のゴムが挙げられ、特にゴムは初期弾性率が
小さく、バルーン用として好適である。
【0031】弾性フィルムの厚みは0.1〜0.4mm
の範囲が好ましい。両バルーン5,6に使われる弾性フ
ィルムは同一厚みである必要はない。また、先端側と後
端側の厚みの差は5〜25%位でよく、例えば筒状の弾
性フィルムを製作する際に薄くするか,また簡単な方法
としては、製作した筒状の弾性フィルムの該当部分を膨
張させて、残留伸びを固定させて膜厚を薄くするなどの
方法で得られる。
【0032】一方、筒状の芯鞘糸物6bは、芯用弾性糸
と芯用弾性糸より自由長の大きい鞘用非弾性糸とからな
る芯鞘糸(複合糸)を素材として作られており、編物、
織物、不織布、組紐、大きな綾角で筒状に巻いたものな
どの布帛が挙げられるが、中でも伸縮性のある筒編構造
のものが好ましい。
【0033】芯用弾性糸と鞘用非弾性糸の自由長の比は
0.15〜0.5であることが好ましい。さらに好まし
くは0.2〜0.35である。この値が大きすぎるとバ
ルーンは十分に膨張し難くなる。また、この値が小さす
ぎると非弾性糸による補強効果が十分に発揮されず、バ
ルーン膨張時に破損が生じ易くなる。ただし破損を回避
するために細心の注意を払って製造すれば、上記の比が
より大きい場合にも本発明の効果をいかすことができ
る。
【0034】なお、上記自由長の比は、芯鞘糸のS−S
カーブが高張力側に屈折する点を測定することによって
知ることができる。非弾性糸の自由長のバラツキがあっ
て、前記の屈折点が不明瞭な場合は、前後の直線部から
外捜することにより知ることができる。
【0035】芯鞘糸は弾性糸を芯、非弾性糸を鞘とする
構造である。すなわち、内圧により膨張し易くするた
め、或いは膨張の部分的順序や最終的な膨張形状を設定
しておくために、あらかじめ膨張・収縮させて癖付をし
ておくような場合があり、この場合には両構成糸の分離
が悪影響を及ぼす恐れがあるのである。
【0036】芯鞘糸の作り方としては、非弾性糸をオー
バーフィードしながら交撚または流体交絡する方法、特
にウレタン糸(弾性糸)に合成繊維の撚糸(非弾性糸)
を螺旋状に巻いた芯鞘糸がコンパクトである点で好まし
い。非弾性糸は加工糸である方が、伸縮性や弾性フィル
ムとの接着性等に優れていて好ましい。加工糸の中でも
伸縮性に優れる仮撚加工糸が良い。加工糸でない場合は
弾性糸との分離を起こしやすい欠点があるが、それも撚
数を十分大きくするなどの対策により、分離し易い欠点
を回避することは可能である。
【0037】芯用の弾性糸としては、伸縮性のある繊維
であれば別に制約されない。例えば天然ゴムや合成ゴム
などのゴム並びにポリウレタンの単糸や撚糸が適当であ
り、巻きつける合成繊維(非弾性糸)の糸はナイロン、
ポリエステルやポリテトラフルオロエチレン(“テフロ
ン(登録商標)”)などの強力糸の他、ポリイミドやポ
リエチレンなどの高強力糸の単糸でもよいが、撚糸の方
が撓やかで好ましい。これらの糸の太さは作用部位や目
的に合わせて要求される耐圧性が異なるので特に限定さ
れないが、芯用の弾性糸は11〜56dtex、巻き付
ける強力糸や高強力糸の非弾性糸は33〜167dte
xの範囲で選ばれることが多い。
【0038】そして、バルーン2は、図1に示すよう
に、一端が内チューブ3の側に固定されて他端が外チュ
ーブ4の側に固定されることによりチューブ1に付設さ
れている。すなわち、内チューブ3の先端に金属製先端
パイプ9を全長の半分くらいまで納まるように差し込ん
だ上から糸15を縛り付けて止め付けることにより金属
製先端パイプ9が固定されていて、内バルーン5の一端
が糸15で先端パイプ9の差し込み域に縛り付けられて
固定されているとともに、外バルーン6の一端が、やは
り糸15で先端パイプ9の差し込み域に縛り付けられて
固定されている。また、チューブ1の最先端部分では、
エポキシ樹脂系等の接着剤11によって先細りテーパー
状の先端チップ10が接着固定されている他、バルーン
端部や接続部はエポキシ樹脂系等の接着剤11によって
滑らかに仕上げられている。
【0039】また、外チューブ4の先端に金属製接続パ
イプ12を全長の1/3くらいまで納まるように差し込
んだ上から糸を縛り付けて止め付けることにより金属製
接続パイプ12が固定されていて、内バルーン5の他端
が接続パイプ12の先端に糸で縛り付けられて固定され
ているとともに、外バルーン6の他端が接続パイプ12
の中程に糸で縛り付けられて固定されている。また、エ
ポキシ樹脂系等の接着剤13でバルーン端部や接続部は
滑らかに仕上げられている。
【0040】血管や心臓内腔への挿入時あるいは引出時
においては、バルーン伸張用パイプ55を前記内チュー
ブの先端に設けられた先端パイプ(バルーン伸張用パイ
プ止め)9に当接させ、外チューブ4に対して内チュー
ブ3を(軸方向に)摺動前進させて、内外の両バルーン
5,6を軸方向に伸張させ縮径させる(径を縮める)操
作を行うのであるが、本発明の場合、バルーン伸張長さ
を長くしてバルーン径を細くすること、外チューブ4の
外径を3.8mm以下に細くしていること、また先端パ
イプ(バルーン伸張用パイプ止め)9の先端側を細くし
ているため先端パイプ9の内径d1とバルーン伸張用パ
イプ55の内径d2差が±0.2mm以下となり段差が
ないためガイドワイヤーW挿入時の引っかかりがなく、
更に先端パイプ9の内径とガイドワイヤーWとの隙間が
小さく先端チップ10がガイドワイヤーWとずれないた
め血管の切開部への挿入操作が容易に出来る。
【0041】チューブ1の長さについては、患者の年
齢、体格や挿入部から治療する場所までの距離によって
異なるので特定の長さに規定されるものではないが、好
ましくは20〜120cmの範囲のものが使用される。
【0042】剛性のある内チューブ3としては、例えば
ポリエチレン、ポリテトラフルオロエチレン(“テフロ
ン”)、ポリプロピレン、あるいはナイロンのような合
成樹脂製のチューブが挙げられる。これらのチューブの
他に、可塑剤を溶媒で抽出して剛性をもたせたポリ塩化
ビニル樹脂製のチューブや、放射線照射で架橋硬化させ
て剛性をもたせた合成樹脂製のチューブ、さらには、可
塑剤を少なくして剛性をもたせた合成樹脂製のチューブ
等も使用することができる。
【0043】一方、トルク性のある硬い外チューブ4の
方も、内チューブ3と同様の材質のチューブを使用でき
る。
【0044】さらに、これらのチューブに硫酸バリウム
やビスマスの化合物あるいはタングステンのような金属
粉末の造影剤を混入させておくと、血管内の位置をレン
トゲン撮影により知る助けとなり好ましい。
【0045】また、図1において、外チューブ4の内面
と金属製接続パイプ12の表面の間に先端が挟み付けら
れて取り付けられ、手元側へ導き出されているリード糸
(たとえばアラミド繊維糸“ケブラー”糸)14は、外
チューブ4に対して内チューブ3を(軸方向に)摺動前
進させて、内外の両バルーン5,6を軸方向に伸張させ
縮径させた時に、外チューブ4が伸びないよう歯止めを
かけるためのものである。外チューブ4の伸びをおさえ
る糸としては、特定の素材のものに限られないが、弾性
率の高い繊維、例えばポリアミド糸が適当である。さら
に、外チューブ4の伸びをおさえるのに、糸でなく編物
を用いてもよい。また、外チューブ4の伸びをおさえる
糸や編物は、外チューブ4に埋設してもよい。
【0046】バルーン2を膨張させる流体は、図1に矢
印RAで示すように、内チューブ3と外チューブ4の間
隙を経由して内バルーン5ヘ送り込まれる。バルーン2
を膨張させる流体としては、例えば生理食塩水や造影液
などの液体や炭酸ガスなどの気体が用いられる。これら
の流体は、注射筒等により、その一定量を圧入する方法
で用いられる。内バルーン5に流体が十分に送りこまれ
ると、図2(b)に示すように、バルーン2が瓢箪形に
膨張する。
【0047】以上に述べた実施形態のカテーテルのバル
ーン2は伸縮能が大きくてバルーン2の外径を小さく出
来る上、チューブ1の径も非常に細くすることが出来
て、血管の中に簡単なセルティンガ法により挿入するこ
とができる。したがって、治療のための傷口は小さくて
済み、術後の処置や管理が簡単で治癒までの時間が格段
に早く、患者や看護する人の負担も軽減される。また、
バルーン2を心臓内腔まで押し進める場合にも、ガイド
ワイヤや血流にのせるなどの挿入操作も容易となり、加
えてバルーン2の先端部も柔らかくて血管内壁を傷つけ
る心配もないので操作性も改善される。それに、バルー
ン用の筒状の弾性フィルムやバルーン補強用の筒状の芯
鞘糸物の製作や組み立ても簡単で、歩留りが良く、低コ
ストで製造できる。
【0048】続いて、以上に説明した実施形態のカテー
テルに則した具体的な構成を有する実施例を説明する。
【0049】
【実施例】〔実施例1〕33dtexのポリウレタン糸
(芯用弾性糸)に78dtex−24fのポリエステル
糸からなる仮撚加工糸(鞘用非弾性糸)を、ポリウレタ
ン糸に対して370%オーバーフィードして412T/
mで交撚して芯鞘糸(複合糸)を製造した。両糸の自由
長の比をS−Sカーブから読み取ると0.26(ポリエ
ステルの自由長:ポリウレタンの自由長=1:0.2
6)であった。
【0050】このように製造した芯鞘糸を、直径20m
mの円周に50本の編み針を並べた編み機で筒編みし
て、外バルーン6に用いる筒状の芯鞘糸物6bを得た。
【0051】一方、外チューブ4として、DOP(フタ
ル酸ジオクチル)40部および造影剤50%を含有する
11Fr(3.7mm)で長さ690mmの塩化ビニル
チューブの中空側にリード糸14として222dtex
のポリイミド撚糸を沿わせるとともに、先端にステンレ
スパイプを金属製接続パイプ12として装着し、後端に
も同様のにYコネクタ18を装着した。
【0052】他方、内チューブ3として、DOP(フタ
ル酸ジオクチル)24部を含有する先端部外径1.7m
mのポリ塩化ビニルチューブを用い、その先端に伸張用
パイプ止めとして、手元側の外径1.53mm内径1.
13mm、先端側の外径1.2mm内径(d1)0.8
mmで先端側の径が長手方向にわたり略均一なステンレ
スパイプを装着した。一方、伸張用パイプ55の内径
(d2)も0.8mmで、その差は±0.2mmの範囲
内で実質的に段差はなかった。尚、伸張用パイプの外径
は1.1mmであった。後端に外径2.5mm長さ30
mmの針基付きステンレスパイプを挿入した。各ステン
レスパイプは70μm及び125μmのナイロン糸で内
チューブ及び外チューブに縛り付けてしっかり固定し
た。なお、内チューブ3の曲げモーメントは20g・c
mであった。
【0053】そして、内チューブ3を先ずYコネクタ1
8に通してから、さらに外チューブ4に挿入した後、外
チューブ4をYコネクタ18に固定して、カテーテルの
チューブ1となる部分を作製した。
【0054】次に、厚さ0.3mm、長さ25mmのゴ
ムチューブを内バルーン5の弾性フィルムとして、その
一端と他端を内チューブ3および外チューブ4の先端に
70μmのナイロン糸でそれぞれ縛り付けて固定してか
らゴムチューブの表面にシリコングリースを少量塗布し
た。
【0055】また、芯鞘糸物6bの中ほどに厚み0.2
mm、長さ7mmのゴム帯を弾性体のバンド7としてゴ
ム糊で貼りつけた後、さらにその外側に先端側の厚みが
0.2mmで後端側の厚みが0.3mmであるゴムチュ
ーブを外バルーン6における弾性フィルム6aとして貼
り付けた。これを内バルーン5に被せて全長が25mm
になるように合わせて、内チューブ3および外チューブ
4に70μm及び125μmのナイロン糸で縛り付けて
固定した。外チューブの125μmのナイロン糸はバル
ーンを拡張したときの糸切れをなくすため引張強度の大
きい物を使用した。そして、余分の編物部分やゴム部分
は切り取り、内バルーン5および外バルーン6からなる
バルーン2を作製した。その後、Yコネクタ18に二方
活栓を取り付けるとともに、バルーン2の両端や先端及
び継ぎ部分をエポキシ樹脂系接着剤で外径を4.0mm
以下に滑らかに仕上げして実施例1のバルーン付カテー
テルを完成した。
【0056】完成したカテーテルに注射筒を取り付け
て、空気を抜きながら水に置き換えた後、約5ミリリッ
トルの水を注入した。バルーン2は先端のみが約20m
mに膨張した。また、さらに注入量を18ミリリットル
にすると、バルーン2は約26mmに膨張した。次にバ
ルーン2から水を抜いてみたが、皺を生ずることなく表
面は滑らかな状態で収縮した(萎んだ)。
【0057】また、ガイドワイヤWを通した後、内チュ
ーブ3の針基付ステンレスパイプを押して内チューブ3
を前進させて、バルーン2を25mmから60mmに引
き伸ばしたところ、約7mmであったバルーン2の直径
が約5mmに縮み、針基付ステンレスパイプを元に引き
戻すと、バルーン2の直径も約7mmに戻った。
【0058】さらに、バルーン2を下にしてバルーン2
を水で膨張・収縮させる操作を1回ないし3回程度おこ
なうことにより、エア抜きチューブを使わずにバルーン
2のエア抜きを完全に行えることも確認した。
【0059】続いて、実施例1のバルーン付カテーテル
の臨床応用例を説明する。以下の臨床応用例では実施例
1のカテーテルが僧帽弁形成術に適用される。
【0060】先ず、右股静脈を経皮的に穿刺し、経心房
中隔法により、心房中隔穿刺用カテーテルを左房へ挿入
する。心房中隔穿刺用カテーテルをガイドワイヤーと交
換し、これを通してダイレーターを左房内へ導入し股静
脈及び心房中隔穿刺部を拡張する。ダイレーターを抜去
後、同様にして実施例1のカテーテルのバルーン2を血
管切開部にスムーズに挿入したのち、左房内に導入後、
スタイレットを使用して僧帽弁口を通過させ、さらに希
釈造影剤でバルーン2の先端側を膨張させ軽く引き寄せ
て裂開すべき弁口に当てた。その位置でバルーン2を膨
張させたところバルーン2は滑脱することなく弁口を拡
大させた。バルーン膨張収縮5秒を含む裂開術は短時間
のうちに従来より操作性がよくスムーズに済み、副作用
も生じることなく術後の止血時間も短く、術後経過も必
要入院期間の短縮が可能なほど良好であった。2名の医
師が合計10症例行い、全て従来品より挿入しやすいと
いう結果だった。
【0061】本発明は、上記実施の形態に限られること
はなく、下記のように変形実施することができる。 (1)図1のカテーテルは、二重袋式バルーンであった
が、バルーンが単一袋式バルーンである構成のカテーテ
ルも、変形例として挙げることができる。
【0062】具体的には、図1において内バルーン5で
ある弾性フィルムも芯鞘糸物6bに接着されている多層
単一袋式バルーンや、さらには芯鞘糸物6bもない単一
層単一袋式バルーンのカテーテル等が挙げられる。 (2)図1のカテーテルは、バルーンが瓢箪形に膨らむ
構成であったが、バルーンに弾性体のバンド7が取り付
けられていない非瓢箪形に膨らむ構成のカテーテルも、
変形例として挙げることができる。
【0063】
【発明の効果】請求項1の発明のバルーン付カテーテル
によれば、内チューブの先端にあるバルーン伸張用パイ
プ止めの内径にバルーン手元側は伸張用パイプ外径と隙
間を持って挿入され、他端の内径は伸張用パイプの内径
と実質的に段差のない範囲にあるため、伸張させたバル
ーン先端をガイドワイヤーに沿って血管に挿入する際、
ガイドワイヤーと伸張用パイプ止めの隙間が小さく伸張
用パイプ止めがガイドなってバルーン先端がずれるこな
く血管の切開部への挿入が容易なカテーテルとなる。挿
入し易いカテーテルとなって治療がスムーズに行われる
だけでなく、患者の受ける苦痛も少なくて術後経過も良
好となる。
【0064】また、請求項2の発明のバルーン付カテー
テルによれば、バルーンが膨らませ易くて破れ難い二重
袋式構造であり、バルーンに十分な伸縮性と耐圧性を持
たせられるので、より径が細くて挿入し易いカテーテル
になるとともに、膨張時のバルーン内圧が十分で治療機
能の高いカテーテルになる。
【0065】また、請求項3の発明のバルーン付カテー
テルによれば、バルーンが芯用弾性糸と芯用弾性糸より
自由長の大きい鞘用非弾性糸とからなる芯鞘糸を含む布
帛によって補強されていて、バルーンに適当な伸縮性と
十分な耐圧性および膨張均一性を持たせられるので、よ
り径が細くて挿入し易いカテーテルになるのに加え、膨
張時のバルーン内圧が十分であるとともに収縮時のバル
ーン表面に皺が生じ難くて治療機能に優れるカテーテル
となる。また、請求項4の発明は、外チューブの外径が
3.8mm以下で細いため血管内をスムーズに移動が出
来、患者の痛みの減少と手術担当者の操作性を向上でき
る優れたカテーテルとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のカテーテル先端近傍の詳
細構成を示す断面図である。
【図2】本発明の一実施形態のカテーテル全体の概略構
成を示す平面図である。
【図3】従来のカテーテルのバルーン膨張時の状態を示
す断面図である。
【図4】従来のカテーテルのバルーン収縮時の状態を示
す断面図である。
【図5】従来のカテーテル先端近傍の詳細構成を示す断
面図である。
【符号の説明】
1…チューブ 2…バルーン 3…内チューブ 4…外チューブ 5…内バルーン 6…外バルーン 6a…弾性フィルム 6b…筒状の芯鞘糸物 7…バンド 8…逃がし細孔 9…先端パイプ(バルーン伸張用パイプ止め) 10…先端チップ 11…接着剤 12…接続パイプ 13…接着剤 14…リード糸 15…縛り糸 16…内チューブ摺動用針管の操作ハブ 17…バルーン伸張用パイプハブ 18…Yコネクタ 51…チューブ 52…バルーン 53…内チューブ 54…外チューブ 55…バルーン伸張用パイプ 56…エア抜きチューブ W…ガイドワイヤー M…血管 d1…先端パイプ(バルーン伸張用パイプ止め)内径 d2…伸張用パイプ内径

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】同心的に配置された内チューブと外チュー
    ブからなる二重管式チューブと、一端が内チューブに他
    端が外チューブに固定されたバルーンを有し、更に、内
    チューブ内に挿通されバルーンを伸張させて縮径させる
    ためのバルーン伸張パイプを当接させるバルーン伸張用
    パイプ止めを内チューブの先端に設け、バルーン伸張用
    パイプ止めが、手元側の径の相対的に太い部分と、先端
    側の径の相対的に細い部分と、その間の絞り部分とより
    なり、先端側の径が、長手方向にわたり略均一であるバ
    ルーン付きカテーテル。
  2. 【請求項2】同心的に配置された内チューブと外チュー
    ブからなる二重管式チューブと、一端が内チューブに他
    端が外チューブに固定されたバルーンを有し、、更に、
    内チューブ内に挿通されバルーンを伸張させて縮径させ
    るためのバルーン伸張パイプを当接させるバルーン伸張
    用パイプ止めを内チューブの先端に設け、バルーン伸張
    用パイプ止めの先端側内径d1が、バルーン伸張用パイ
    プの内径d2と実質的に段差のない範囲にあるバルーン
    付きカテーテル。
  3. 【請求項3】バルーン伸張用パイプ止めの先端側内径d
    1がバルーン伸張用パイプの内径d2と実質的に段差の
    ない範囲が、バルーン伸張用パイプの内径±0.3mm
    の範囲内にある請求項1または2に記載のバルーン付カ
    テーテル。
  4. 【請求項4】バルーン伸張用パイプ止めの先端側内径d
    1がバルーン伸張用パイプの内径d2と実質的に段差の
    ない範囲が、バルーン伸張用パイプの内径±0.2mm
    の範囲内にある請求項1または2に記載のバルーン付カ
    テーテル。
  5. 【請求項5】バルーンが、流体の導入により膨張する内
    バルーンと、流体導入に伴って膨張した内バルーンを表
    側で受ける外バルーンとからなる二重袋式バルーンであ
    る請求項1〜4のいずれかに記載のバルーン付カテーテ
    ル。
  6. 【請求項6】請求項1〜3のいずれかに記載のバルーン
    付カテーテルにおいて、バルーンが、芯用弾性糸と芯用
    弾性糸より自由長の大きい鞘用非弾性糸とからなる芯鞘
    糸を含む布帛によって補強されている請求項1〜5のい
    ずれかに記載のバルーン付カテーテル。
  7. 【請求項7】バルーン付カテーテルにおいて、外チュー
    ブの外径が4mm以下である請求項1〜5のいずれかに
    記載のバルーン付きカテーテル。
  8. 【請求項8】バルーン付カテーテルにおいて、外チュー
    ブの外径が3.8mm以下である請求項1〜5のいずれ
    かに記載のバルーン付きカテーテル。
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