JP2001238402A - 車両用強制風冷形主電動機 - Google Patents

車両用強制風冷形主電動機

Info

Publication number
JP2001238402A
JP2001238402A JP2000048697A JP2000048697A JP2001238402A JP 2001238402 A JP2001238402 A JP 2001238402A JP 2000048697 A JP2000048697 A JP 2000048697A JP 2000048697 A JP2000048697 A JP 2000048697A JP 2001238402 A JP2001238402 A JP 2001238402A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main motor
vehicle
forced air
frame
stator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000048697A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshitaka Kobayashi
芳隆 小林
Toshiaki Yamada
敏明 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2000048697A priority Critical patent/JP2001238402A/ja
Publication of JP2001238402A publication Critical patent/JP2001238402A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Motor Or Generator Frames (AREA)
  • Motor Or Generator Cooling System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】小形・軽量化と定格の増加を図り、列車の高速
化に対応することのできる車両用強制風冷形主電動機を
得ること。 【解決手段】固定子枠1Aの側枠1bの内側に対して略
台形状の熱遮蔽筒12の基端を固定する。固定子鉄心2と
回転子鉄心4を冷却して温度が上昇した冷却空気による
側枠1bの温度上昇を熱遮蔽筒12で抑えて、側枠1bの
中央部に挿入されたころ軸受8Aの温度上昇を抑える。
ころ軸受の許容温度上昇値(55K)は、コイル(H種)
の許容温度上昇値(180K )と比べて大幅に低いので、
ころ軸受8Aの温度を下げることによって、通電容量を
上げ、電動機の小形化・軽量化を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用強制風冷形
主電動機に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来の車両用強制風冷形主電動
機が車両の台車に搭載された状態を示す平面図、図6は
図5のA−A断面拡大図、図7は図6のB−B断面拡大
図で、上半部のみを示す図である。
【0003】図5,図6及び図7において、図5に示す
台車17の両側(注;図5では、紙面の後方に片側のみを
示し、他側は省略している。)には、車軸19が貫設さ
れ、台車17の中央部には、梁18が架設されている。
【0004】このうち、車軸19の両側には、車輪21が圧
入され、左側の車輪21の内側には、減速機20が車軸19に
組み込まれている。この減速機20の大径の平歯車20b
は、車軸19に圧入されている。
【0005】車輪21の下端には、レール21が図5及び図
6において一点鎖線で示され、上方には図6で示すよう
に同じく一点鎖線で車体26の下端が示されている。車軸
19と梁18の間には、本発明の対象となる車両用強制風冷
形主電動機16が、図5においては減速機20の右側に搭載
されている。
【0006】この車両用強制風冷形主電動機16の出力軸
の端部には、片側の可撓継手18Bが圧入され、この可撓
継手18Bのフランジ側には、他側の可撓継手11Aがボル
トで接続されている。
【0007】この可撓継手11Aの他側の軸は、減速機20
の外箱を軸受を介して貫通し、この軸には小径の平歯車
20aが圧入され、この平歯車20aは大径の平歯車20bと
噛み合っている。
【0008】車両用強制風冷形主電動機16には、上部の
梁18側に対して上部取付座25の基端が溶接され、この上
部取付座25の下方の位置に対して、下部取付座26が横に
突き出して溶接されている。
【0009】このうち、上部取付座25は、台車17の梁18
の上端に図6で示すキー18aを介して載置され、ボルト
27で固定されている。一方、下側の下部取付座26は、台
車17の梁18の下部側面に形成された座の側面にボルト27
で固定されている。
【0010】なお、上部取付座25には、吊り下げ用のフ
ック穴25aが示され、車両用強制風冷形主電動機16の他
側には、図5で示す一対の取付座16aの基端が溶接さ
れ、この取付座16aの先端は、車軸19に固定されてい
る。
【0011】図6及び図7おいて、軟鋼板から断面略U
字形の筒状に形成された車両用強制風冷形主電動機16の
外筒枠1aの開口側となる図7において左端には、図示
しない左側面図では円板状の側枠1bが、この側枠1b
の外周の内側に突設された嵌合部を介して挿入され、複
数のボルトで固定され、この側枠1bと外筒枠1aとで
主枠1Cを構成している。
【0012】このうち、外筒枠1aの上端の図5及び図
7において右側には、図示しない平面図では長方形の通
気口1cが形成されている。この通気口1cには、図5
に示すように、詳細省略した通風ダクト23の先端が接続
され、この通風ダクト23の基端は、車体に懸架された破
線で縮小して示す冷却用送風機22の吹出側のフランジに
接続されている。
【0013】外筒枠1aの図7において右端の中央部に
は、軸受板7が内側からあらかじめ挿入され、ボルトで
固定されている。この軸受板7の内周には、玉軸受8B
が外側から挿入されている。同様に、側枠1bの中央部
にも、ころ軸受8Aが外側から挿入されている。
【0014】これらのころ軸受8Aと玉軸受8Bは、回
転子軸3にあらかじめ圧入されている。このうち、左側
のころ軸受8Aは、側枠1bの中央部の内周に対して、
内側に突き出た嵌合部が嵌合した軸受押え10Aで外輪が
固定され、右側の玉軸受8Bは、軸受板7の内周に左側
に突き出た嵌合部が嵌合した軸受押え10Bで外輪が固定
されている。
【0015】回転子軸3には、回転子鉄心4が挿入さ
れ、この回転子鉄心4は、回転子軸3の両側から挿入さ
れた鉄心押え9A,9Bで両側が固定されている。回転
子鉄心4には、8条の通風穴4aが図6及び図7に示す
ように45°間隔に形成されている。
【0016】回転子鉄心4の外周に形成された図示しな
いスロットには、ロータバー6がそれぞれ挿入され、こ
れらのロータバー6の両端は、環状のエンドリング6a
で接続されている。
【0017】一方、外筒枠1aの内周の中央部には、固
定子鉄心2が圧入され、この固定子鉄心2の内周に軸方
向に形成されたスロットには、固定子コイル5が挿入さ
れ、これらの固定子コイル5の両端のコイルエンド部
は、固定子鉄心2の両側から突き出ている。
【0018】このように構成され台車に搭載される車両
用強制風冷形主電動機においては、この車両用強制風冷
形主電動機を台車に組み込むときには、台車の上方から
徐々に下ろして、上部取付座25を台車の梁18の上端にキ
ー18aを介して載せ、上部取付座25と下部取付座26をボ
ルト27で梁18に固定する。
【0019】また、定期点検日において、車両用強制風
冷形主電動機を点検する場合には、まず、台車を車体か
ら切り離した後、ボルト27を緩めフック穴25aを利用し
て、上方に吊り上げる。
【0020】なお、この車両用強制風冷形主電動機は、
図5及び図6の取付状態においては、梁18と車軸19の間
に組み込まれ、軸方向は、図5に示すように片側の車輪
21と減速機20の間となり、上方には車体26の下端が対置
し、下側はレール24や枕木と対置した、限られた狭い空
間に組み込まれる。
【0021】電車の走行時には、図5で示した冷却用送
風機22からダクト23を経て、図7の矢印A1に示すよう
に外筒枠1aの通気口1cから外筒枠1aの内部に冷却
空気が流入し、更に矢印A2に示すように、固定子鉄心
2の内周と回転子鉄心4の外周の間に形成された空隙の
片側から他側に貫流する。
【0022】また、外筒枠1aの内部に流入した冷却空
気の他の一部は、矢印A3に示すように、回転子鉄心4
に形成された通風穴4aを左に貫流する。これらの貫流
した冷却空気は、図7の矢印A4,A5に示すように、
側枠1bに形成された排気口1dから外部に排出され
る。
【0023】この冷却風によって、固定子鉄心2及び固
定子コイル5と、回転子鉄心4及びロータバー6並びに
ころ軸受8Aと玉軸受8Bも規定の値以下の温度に冷却
され、エポキシ樹脂で絶縁された固定子コイル5とロー
タバー6は、固定子鉄心2及び回転子鉄心4との間の絶
縁特性が長期に亘って維持されている。
【0024】ところで、このような車両に組み込まれる
車両用強制風冷形主電動機においては、列車の一編成当
りの搭載数を減らすことが電車の低価格化と保守・点検
の省力化のために要求される。
【0025】さらに、列車の高速化に対応して1台当り
の出力の増加が要請され、前述したように限られた空間
に設置される関係で小形化が要求され、さらに、列車の
高速化のために軽量化が要求され、保守・点検の省力化
も要求される。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
構成された車両用強制風冷形主電動機においては、固定
子鉄心2及び固定子コイル5と回転子鉄心4及びロータ
バー6は、図7の矢印A2,A3から矢印A4,A5で
示すように軸方向に貫流する冷却空気で効果的に冷却さ
れるが、ころ軸受8Aと玉軸受8Bは、側枠1bと軸受
板7で遮蔽されているので、固定子コイル5やロータバ
ー6と比べて冷却効果が低下する。
【0027】このうち、玉軸受8Bは、冷却空気の上流
側に組み込まれているので上昇温度は低いが、ころ軸受
8Aは、回転子鉄心4の通風穴4aを貫流して温度が上
昇した図7の矢印A5で示す冷却空気で側枠1bを介し
て冷却されるので、上昇温度が右側の玉軸受8Bよりも
高い。
【0028】一方、軸受の許容温度上昇値は、電気学界
電気規格調査会標準規格JEC-122 において55K以下とす
ることが規定されているので、電気学界電気規格調査会
標準規格JEC-147 で規定された固定子コイルのH種絶縁
の180 K以下と比べて大幅に低い値に抑えなければなら
ない。
【0029】したがって、この車両用強制風冷形主電動
機の定格出力は、ころ軸受8Aの温度上昇値によって上
限が決まるので、この車両用強制風冷形主電動機に要請
される前述した高出力化及び小形化並びに軽量化を図る
うえでの障害となる。そこで、本発明の目的は、小形・
軽量化と定格の増加を図り、列車の高速化に対応するこ
とのできる車両用強制風冷形主電動機を得ることであ
る。
【0030】
【課題を解決するための手段】請求項1に対応する発明
は、固定子枠の片側から内部に供給された冷却空気を固
定子枠の他側の排気口から排出して固定子及び回転子を
冷却する車両用強制風冷形主電動機において、固定子枠
の他側の側枠の内側に熱遮蔽筒を設けたことを特徴とす
る。
【0031】請求項2に対応する発明は、熱遮蔽筒の外
周を側枠に固定したことを特徴とする。請求項3に対応
する発明は、熱遮蔽筒を回転子軸に固定したことを特徴
とする。
【0032】請求項4に対応する発明は、側枠に吸気口
を形成し、熱遮蔽筒の外周にファン部を形成したことを
特徴とする。このような手段によって、請求項1,請求
項2及び請求項3に対応する発明では、固定子枠に流入
した冷却空気の下流側となる側枠に設けられた軸受の温
度上昇を、熱遮蔽筒によって防ぐ。
【0033】請求項4に対応する発明では、固定子枠に
流入した冷却空気の下流側となる側枠に設けられた軸受
の温度上昇を、熱遮蔽筒のファン部によって吸気口から
流入する冷却空気で防ぐ。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明の車両用強制風冷形
主電動機の一実施形態を図面を参照して説明する。図1
は、本発明の車両用強制風冷形主電動機の第1の実施の
形態を示す半断面図で、従来の技術で示した図7に対応
し、請求項1及び請求項2に対応する図である。
【0035】図1において、従来の技術で示した図7と
異なるところは、側枠1bの内側の構成で、他は図7と
同一である。したがって、この図7と同一要素には、同
一符号して説明を省略する。
【0036】すなわち、図1において側枠1bには、内
面側に対して略円錐台状の熱遮蔽筒12の底部側が溶接で
固定されている。この熱遮蔽筒12の頂部には、回転子軸
3が貫通する貫通穴が形成されている。
【0037】このように構成された車両用強制風冷形主
電動機においては、従来の技術で示した図5と同様に、
冷却用送風機22からダクト23を経て外筒枠1aに形成さ
れた通気口1cから矢印A1に示すように内部に流入し
た冷却空気は、矢印A2,A3に示すように固定子鉄心
2と回転子鉄心4の間の空隙と回転子鉄心4に形成され
た通風穴4aを経て軸方向に貫流するが、この貫流した
冷却空気は、矢印A4,A5に示すように、熱遮蔽筒12
の斜面部の外側から矢印A6に示すように排気口1dか
ら外部に排出される。
【0038】したがって、側枠1bの内面側は、排気口
1dとこの排気口1dの外周側を除いて、固定子鉄心2
及び回転子鉄心4を軸方向に貫流し温度上昇した冷却空
気による影響を熱遮蔽筒12で避けることができるので、
従来の技術の図7で示した車両用強制風冷形主電動機と
比べて、図1において右側の玉軸受8Bと同程度にころ
軸受8Aの温度上昇を抑えることができる。
【0039】したがって、固定子コイル及びロータバー
の通電容量を上げることができるので、ころ軸受8Aの
温度上昇によって障害となっていた車両用強制風冷形主
電動機の小形・軽量化と定格の増加を図ることができ、
列車の高速化にも対応することができる。
【0040】次に、図2は、本発明の車両用強制風冷形
主電動機の第2の実施の形態を示す半断面図で、図1に
対応し、請求項3に対応する図である。図2において、
前述した第1の実施の形態で示した図1と異なるところ
は、熱遮蔽筒の構成と取付場所であり、他は、第1の実
施の形態で示した図1と同一である。すなわち、回転子
軸3には、側枠1bの内側に対して高力アルミニウム合
金の鋳物で製作された熱遮蔽筒13が左側から圧入されて
いる。
【0041】このように構成された車両用強制風冷形主
電動機においても、前述した第1の実施の形態と同様
に、外筒枠1aの通気口1cから矢印A1に示すように
外筒枠1aの内部に流入した冷却空気は、矢印A2,A
3に示す固定子鉄心2と回転子鉄心4の間の空隙と回転
子鉄心4に形成された通風穴4aを貫流し、矢印A4,
A5,A6に示すように熱遮蔽筒13の斜面部の外周を経
て排気口1dから排出される。
【0042】したがって、ころ軸受8Aは、回転子鉄心
4の通風穴4aから出た冷却空気の影響を熱遮蔽筒13で
避けることができるので、温度上昇を右側の玉軸受8B
とほぼ同等に抑えることができる。
【0043】したがって、固定子コイル及びロータバー
の通電容量を上げることができるので、ころ軸受8Aの
温度上昇によって障害となっていた車両用強制風冷形主
電動機の小形・軽量化と定格の増加を図ることができ、
列車の高速化に対応することができる。
【0044】また、図3は、請求項4に対応する本発明
の車両用強制風冷形主電動機の第3の実施例を示す図
で、図1及び図2で示した実施の形態に対応し、請求項
3の他の実施例に対応する図である。
【0045】図3に示した車両用強制風冷形主電動機が
図2で示した車両用強制風冷形主電動機と異なるところ
は、熱遮蔽筒の外周と側枠1bの間に対して、冷却風の
遮蔽筒14を設けたことである。すなわち、この遮蔽筒14
は、薄い軟鋼板から製作され、側枠1bに溶接で固定さ
れている。
【0046】このように遮蔽筒14が側枠1bの内周に突
設された車両用強制風冷形主電動機においても、熱遮蔽
筒13の外周から排気口1dを経て外部に排出される冷却
空気の一部が、熱遮蔽筒13の外周から側枠1bの間へ流
入する状態を防ぐことができるので、ころ軸受8Aの温
度上昇を更に抑えることができる。
【0047】したがって、固定子コイル及びロータバー
の通電容量を上げることができるので、ころ軸受8Aの
温度上昇によって障害となっていた車両用強制風冷形主
電動機の小形・軽量化と定格の増加を図ることができ、
列車の高速化に対応することができる。
【0048】次に、図4は、本発明の車両用強制風冷形
主電動機の第4の実施の形態を示す半断面図で、前述し
た実施の形態で示した図2及び図3に対応し、請求項4
に対応する図である。図4において図2及び図3と異な
るところは、側枠1b内側の空気を強制的に排出する排
気ファンを熱遮蔽筒に追加したことである。
【0049】すなわち、図4に示した排気ファン15は、
高力アルミニウム合金の鋳物で製作され、外周部の側枠
1b側にファン部15aが突設されている。また、側枠1
bには、ファン部15aの軸側に複数の吸気口1fが形成
されている。一方、外筒枠1aには、排気ファン15の外
周と対置する上部に対して、複数の排気口1eが形成さ
れている。
【0050】このように排気ファン15と吸気口1fが形
成された車両用強制風冷形主電動機においては、回転子
軸3の回転とともに回転する排気ファン15のファン部15
aによって、側枠1bの外部から吸気口1fを経て冷却
空気が矢印A8に示すように流入し、この冷却空気は、
ファン部15aの貫通穴から外筒枠1aの排気口1eを経
て外部に排出される。
【0051】したがって、吸気口1fから流入する外気
によってファン15を冷却することができるだけでなく、
この排気ファン15と側枠1bとの間の冷却空気も入れ替
えることができ、冷却されるので、ころ軸受8Aの上昇
温度を更に下げることができる。
【0052】したがって、固定子コイル及びロータバー
の通電容量を上げることができるので、ころ軸受8Aの
温度上昇によって障害となっていた車両用強制風冷形主
電動機の小形・軽量化と定格の増加を図ることができ、
列車の高速化に対応することができる。
【0053】
【発明の効果】請求項1に対応する発明によれば、固定
子枠の片側から内部に供給された冷却空気を固定子枠の
他側の排気口から排出して固定子及び回転子を冷却する
車両用強制風冷形主電動機において、固定子枠の他側の
側枠の内側に熱遮蔽筒を設けることで、固定子枠に流入
した冷却空気の下流側となる側枠に設けられた軸受の温
度上昇を熱遮蔽筒によって防いだので、小形・軽量化と
定格の増加を図り、列車の高速化に対応することのでき
る車両用強制風冷形主電動機を得ることができる。
【0054】請求項2に対応する発明によれば、熱遮蔽
筒の外周を側枠に固定することで、固定子枠に流入した
冷却空気の下流側となる側枠に設けられた軸受の温度上
昇を熱遮蔽筒によって防いだので、小形・軽量化と定格
の増加を図り、列車の高速化に対応することのできる車
両用強制風冷形主電動機を得ることができる。
【0055】請求項3に対応する発明によれば、熱遮蔽
筒を回転子軸に固定することで、固定子枠に流入した冷
却空気の下流側となる側枠に設けられた軸受の温度上昇
を熱遮蔽筒によって防いだので、小形・軽量化と定格の
増加を図り、列車の高速化に対応することのできる車両
用強制風冷形主電動機を得ることができる。
【0056】請求項4に対応する発明によれば、側枠に
吸気口を形成し、熱遮蔽筒の外周にファン部を形成する
ことで、固定子枠に流入した冷却空気の下流側となる側
枠に設けられた軸受の温度上昇を熱遮蔽筒のファン部で
吸気口から流入する冷却空気によって防いだので、小形
・軽量化と定格の増加を図り、列車の高速化に対応する
ことのできる車両用強制風冷形主電動機を得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車両用強制風冷形主電動機の第1の実
施の形態を示す半断面図。
【図2】本発明の車両用強制風冷形主電動機の第2の実
施の形態を示す半断面図。
【図3】本発明の車両用強制風冷形主電動機の第3の実
施の形態を示す半断面図。
【図4】本発明の車両用強制風冷形主電動機の第4の実
施の形態を示す半断面図。
【図5】従来の車両用強制風冷形主電動機が台車に搭載
された状態を示す平面図。
【図6】図5のA−A断面拡大図。
【図7】図5のB−B断面拡大図。
【符号の説明】
1A,1B,1C…固定子枠、2…固定子鉄心、3…回
転子軸、4…回転子鉄心、5…固定子コイル、6…ロー
タバー、7…軸受板、8A…ころ軸受、8B…玉軸受、
9A,9B…鉄心押え、10A,10B…軸受押え、11A,
11B…可撓継手、12,13…熱遮蔽筒、14…遮蔽筒、15…
排気ファン、15a…ファン部、16…車両用強制風冷形主
電動機、17…台車、18…梁、19…車軸、20…減速機、21
…車輪、22…冷却用送風機、23…通風ダクト、24…レー
ル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H605 AA01 BB05 BB10 CC01 CC02 CC04 DD01 DD07 DD31 EB10 EB12 5H609 BB02 BB16 BB18 PP02 PP06 PP07 PP08 PP09 PP11 QQ02 QQ12 QQ13 QQ18 QQ23 RR03 RR13 RR24 RR27 RR36 RR38 RR40 RR42 RR43 RR44 RR69 RR73

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定子枠の片側から内部に供給された冷
    却空気を前記固定子枠の他側の排気口から排出して固定
    子及び回転子を冷却する車両用強制風冷形主電動機にお
    いて、前記固定子枠の他側の側枠の内側に熱遮蔽筒を設
    けたことを特徴とする車両用強制風冷形主電動機。
  2. 【請求項2】 前記熱遮蔽筒の外周を前記側枠に固定し
    たことを特徴とする請求項1記載の車両用強制風冷形主
    電動機。
  3. 【請求項3】 前記熱遮蔽筒を回転子軸に固定したこと
    を特徴とする請求項1記載の車両用強制風冷形主電動
    機。
  4. 【請求項4】 前記側枠に吸気口を形成し、前記熱遮蔽
    筒の外周にファン部を形成したことを特徴とする請求項
    3記載の車両用強制風冷形主電動機。
JP2000048697A 2000-02-25 2000-02-25 車両用強制風冷形主電動機 Pending JP2001238402A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000048697A JP2001238402A (ja) 2000-02-25 2000-02-25 車両用強制風冷形主電動機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000048697A JP2001238402A (ja) 2000-02-25 2000-02-25 車両用強制風冷形主電動機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001238402A true JP2001238402A (ja) 2001-08-31

Family

ID=18570745

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000048697A Pending JP2001238402A (ja) 2000-02-25 2000-02-25 車両用強制風冷形主電動機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001238402A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103441602A (zh) * 2013-07-02 2013-12-11 永济新时速电机电器有限责任公司 降低轴承温升的电机结构
JP2015159723A (ja) * 2015-04-28 2015-09-03 三菱電機株式会社 回転電機
US9853522B2 (en) 2013-06-04 2017-12-26 Mitsubishi Electric Corporation Electrical rotating machine having a cooling fan and exhaust ports

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9853522B2 (en) 2013-06-04 2017-12-26 Mitsubishi Electric Corporation Electrical rotating machine having a cooling fan and exhaust ports
CN103441602A (zh) * 2013-07-02 2013-12-11 永济新时速电机电器有限责任公司 降低轴承温升的电机结构
JP2015159723A (ja) * 2015-04-28 2015-09-03 三菱電機株式会社 回転電機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7701096B2 (en) Totally enclosed type main drive motor for vehicle
JP5297236B2 (ja) 車両用全閉形主電動機
US11101713B2 (en) Vehicle motor
CN104995825B (zh) 用于车辆和铁路车辆的电动机
JPH05344680A (ja) 車両用アウターロータ電動機
JPH06311691A (ja) 電気自動車用モータ
JP2003143809A (ja) 車両用全閉外扇形電動機
JP2001238402A (ja) 車両用強制風冷形主電動機
JP2006180684A (ja) 車両駆動用全閉形電動機
JP2006050683A (ja) 車両用全閉形電動機
JP3332729B2 (ja) 車両用全閉形主電動機
JP2006101658A (ja) 車両用全密閉形電動機
JP3676104B2 (ja) 車両用全閉形主電動機
JPH088757B2 (ja) 車両用回転電機の通風冷却構造
JP2002199658A (ja) 車両用全閉形主電動機
JPH11356005A (ja) 車両用主電動機
JPH06153471A (ja) 誘導電動機の回転子構造
JP2002223545A (ja) 車両用全閉形主電動機
JPH1056758A (ja) 全閉形アウタロータ電動機
JPH09154254A (ja) 車両用全閉形主電動機
JPH06237555A (ja) 水冷式誘導電動機
JP2005168204A (ja) 回転電機
JPH06169548A (ja) 車両用通風冷却形回転電機
JPH11122873A (ja) 車両用全閉形主電動機
JP2003023754A (ja) 全閉外扇形電動機

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050725

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050816

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051017

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060110