JP2001237753A - 受信信号合成方法、システム、無線受信局及び受信局 - Google Patents

受信信号合成方法、システム、無線受信局及び受信局

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JP2001237753A JP2000046625A JP2000046625A JP2001237753A JP 2001237753 A JP2001237753 A JP 2001237753A JP 2000046625 A JP2000046625 A JP 2000046625A JP 2000046625 A JP2000046625 A JP 2000046625A JP 2001237753 A JP2001237753 A JP 2001237753A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の課題は、各無線受信局−受信局間にお
ける伝送情報量をできるだけ少なくしつつ、受信局にて
より品質の高い受信信号が得られるような受信信号合成
方法及びシステムを提供することである。 【解決手段】上記課題は、無線送信局から誤り訂正符号
化された信号を受信する複数の無線受信局から当該受信
信号に基づいた信号を受信局に対して送信し、受信局に
て受信される信号に基づいて受信情報系列を生成するよ
うにした受信信号合成方法において、各無線受信局で
は、無線送信局から受信した信号に対して誤り訂正復号
及び誤り検出処理を行い、その誤り検出処理にて誤りが
検出されなかったときにその誤り訂正復号結果を受信局
に伝送し、受信局では、いずれかの無線送信局から誤り
訂正復号結果を受信したときに、その受信した誤り訂正
復号結果を第一のアルゴリズムに従って合成して受信情
報系列を生成するようにした受信信号合成方法にて達成
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、受信信号合成方法
及びシステムに係り、詳しくは、無線送信局からの信号
を複数の無線受信局にて受信し、該複数の無線受信局で
の受信信号に基づいて受信信号を生成するようにした受
信信号合成方法及びシステムに関する。
【0002】また、上記のような受信信号合成方法に適
用される無線受信局及び受信局に関する。
【0003】
【従来の技術】従来、例えば、上りのサイトダイバーシ
ティを実現する移動通信システムのような無線伝送シス
テムは、図23に示すように、受信局3(例えば、制御
局)に複数の無線受信局2(例えば、基地局)が接続さ
れ、無線送信局1(例えば、移動機)がこれら複数の無
線受信局2と無線伝送路にて接続されて通信を行うよう
に構成されている。このような無線伝送システムにおい
て、各無線受信局2は、無線送信局1から誤り訂正符号
化、変調の各処理を経て送信される電波を受信、復調
し、更に誤り訂正復号を行った結果を受信局3に伝送し
ている。そして、受信局3は、各無線受信局2からの誤
り訂正復号結果を選択合成することにより受信信号を生
成している。
【0004】このような無線伝送システムにより、無線
送信局1と無線受信局2との間の無線伝送路における伝
送特性がシャドウイングなどによって劣化しても、受信
局3にて得られる受信信号の品質の劣化を極力低減する
ことができる。
【0005】また、上記のような無線伝送システムにお
いて、各無線受信局2において誤り訂正復号を行うこと
なく復調出力を受信局3に伝送し、受信局3において、
それらの信号を最大比合成した後に誤り訂正復号するが
考えられる。このような方式によれば、更に、受信信号
の品質を向上することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、受信
局3にて複数の無線受信局2からの復調出力を最大比合
成した後に誤り訂正復号する方式によれば、受信信号の
品質を向上させることが可能となるが、無線受信局2で
の復調出力が当該無線受信局2と受信局3との間で伝送
されるので、無線受信局−受信局間の伝送情報量が大き
くなってしまう。そのため、無線受信局−受信局間の伝
送路(有線、または、無線)の伝送容量を大きく設定し
なければならない。
【0007】そこで、本発明の第一の課題は、各無線受
信局−受信局間における伝送情報量をできるだけ少なく
しつつ、受信局にてより品質の高い受信信号が得られる
ような受信信号合成方法及びシステムを提供することで
ある。
【0008】また、本発明の第二の課題は、そのような
受信信号合成方法に適用することのできる無線受信局を
提供することである。
【0009】更に、本発明の第三の課題は、そのような
受信信号合成方法に適用することのできる受信局を提供
することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記第一の課題を解決す
るため、本発明は、請求項1に記載されるように、無線
送信局から誤り訂正符号化された信号を受信する複数の
無線受信局から当該受信信号に基づいた信号を受信局に
対して送信し、受信局にて受信される信号に基づいて受
信情報系列を生成するようにした受信信号合成方法にお
いて、各無線受信局では、無線送信局から受信した信号
に対して誤り訂正復号及び誤り検出処理を行い、その誤
り検出処理にて誤りが検出されなかったときにその誤り
訂正復号結果を受信局に伝送し、受信局では、いずれか
の無線送信局から誤り訂正復号結果を受信したときに、
その受信した誤り訂正復号結果を第一のアルゴリズムに
従って合成して受信情報系列を生成するように構成され
る。
【0011】このような受信信号合成方法では、いずれ
かの無線受信局にて誤りの検出がなされなかったときに
その無線受信局から誤り訂正復号結果が受信局に伝送さ
れる。そして、受信局において受信した誤り訂正復号結
果が第一のアルゴリズムに従って合成されて受信情報系
列が生成される。
【0012】無線受信局において誤り検出がなされた場
合の処理は、特に限定されない。例えば、誤り検出がな
された無線受信局は、何の信号も受信局に伝送しないよ
うにしてもよい。また、無線受信局において誤り検出が
なされた場合に受信局にて得られる受信情報系列の品質
を更に向上させるという観点から、本発明は、請求項2
に記載されるように、上記受信信号合成方法において、
各無線受信局では、上記誤り検出処理にて誤りが検出さ
れたときに誤り訂正復号前の信号を受信局に伝送し、受
信局では、全ての無線受信局から上記誤り訂正復号前の
信号を受信したときに、その受信した信号を第二のアル
ゴリズムに従って合成した後に誤り訂正復号を行って受
信情報系列を生成するように構成することができる。
【0013】また、上記第一の課題を解決するため、本
発明は、請求項3に記載されるように、無線送信局から
誤り訂正符号化された信号を受信する複数の無線受信局
から当該受信信号に基づいた信号を受信局に対して送信
し、受信局にて受信される信号に基づいて受信情報系列
を生成するようにした受信信号合成方法において、各無
線受信局では、無線送信局から受信した信号に対して誤
り訂正復号及び誤り検出処理を行い、その誤り検出結果
に応じた第一の情報または該第一の情報より誤りの程度
の大きい状態を表す第二の情報を受信局に伝送し、受信
局では、いずれかの無線受信局から上記第一の情報を受
信したときに、その第一の情報の送信元となる無線受信
局に対して第一の信号伝送命令を送信し、全ての無線受
信局から上記第二の情報を受信したときに、全ての無線
受信局に対して第二の信号伝送命令を伝送し、更に、各
無線受信局では、受信局から上記第一の信号伝送命令を
受信したときに、誤り訂正復号結果を受信局に送信し、
受信局から上記第二の信号伝送命令を受信したときに、
誤り訂正復号前の信号を受信局に伝送し、更に、受信局
では、無線受信局から誤り訂正復号結果を受信したとき
に、その受信した誤り訂正復号結果を第一のアルゴリズ
ムに従って合成して受信情報系列を生成し、全ての受信
局から誤り訂正復号前の信号を受信したときに、その受
信した信号を第二のアルゴリズムに従って合成した後に
誤り訂正復号を行って受信情報系列を生成するように構
成される。
【0014】このような受信信号合成方法では、各無線
受信局は、誤り検出結果に応じて第一の情報または第二
の情報を受信局に報告する。そして、受信局は、いずれ
かの無線受信局から第一の情報を受信したときにその第
一の情報の送り元となる無線受信局に対して第一の信号
伝送命令を伝送する。この第一の信号伝送命令を受信し
た無線受信局は、誤り訂正復号結果を受信局に伝送し、
この誤り訂正復号結果を受信した受信局は、その誤り訂
正復号結果を第一のアルゴリズムに従って合成し受信情
報系列を生成する。
【0015】また、受信局は、全ての無線受信局から上
記第二の情報を受信した場合には、その全ての無線受信
局に対して第二の信号伝送命令を伝送する。この第二の
信号伝送命令を受信した無線受信局は、誤り訂正復号前
の信号を受信局に伝送し、この信号を受信した受信局
は、その受信した信号を第二のアルゴリズムに従って合
成した後に誤り訂正復号を行って受信情報系列を生成す
る。
【0016】上記誤り検出結果に応じた第一の情報及び
第二の情報は、誤りの程度(信頼性の程度)を表すもの
であれば、特に限定されない。例えば、第一の情報は、
誤りが検出されなかったことを表し(信頼性が高い)、
第二の情報は、誤りが検出されたことを表す(信頼性が
低い)ようにすることもできる。
【0017】上記誤り訂正符号化としてターボ符号化を
用いた場合特に有効な手法を提供するという観点から、
本発明は、請求項4に記載されるように、上記各受信信
号合成方法において、各無線受信局では、無線送信局に
て誤り訂正符号化として組織符号化を施して得られた信
号を当該無線送信局から受信して、繰り返し処理を伴っ
た誤り訂正復号を行う際に、その処理を所定回数繰り返
す毎に誤り検出処理を行い、その誤り検出処理の結果に
応じて第一の情報または該第一の情報より誤りの程度の
大きい状態を表す第二の情報を受信局に送信し、受信局
では、全ての無線受信局から上記第二の情報を受信した
場合に、全ての無線受信局に対して復号の継続を指示
し、いずれかの無線受信局から上記第一の情報を受信し
た場合に、当該第一の情報の送信元となる無線受信局に
対して誤り訂正復号結果を送信する旨を指示し、更に、
無線受信局では、上記受信局から復号の継続を指示され
た場合に、繰り返し処理を伴った誤り訂正復号を継続
し、上記受信局から誤り訂正復号結果を送信する旨を指
示された場合に、誤り訂正復号結果を受信局に伝送する
ように構成することができる。
【0018】上記組織符号化における符号化アルゴリズ
ムは特に限定されず、例えば、ターボ符号化を用いるこ
とができる。また、誤り訂正復号は上記組織符号化に対
応するものであり、処理が繰り返し行われ、その処理が
終了する毎に誤り訂正復号出力がなされる。上記のよう
に組織符号化としてターボ符号化を用いた場合、この誤
り訂正復号は、ターボ復号となる。
【0019】各無線受信局での誤り訂正復号における無
駄な処理の繰り返しを防止するという観点から、本発明
は、請求項5に記載されるように、上記受信信号合成方
法において、上記受信局では、いずれかの無線受信局か
ら上記第一の情報を受信した場合に、当該第一の情報の
送信元となる無線受信局以外の無線受信局に対して誤り
訂正復号を停止する旨を指示し、無線受信局では、上記
受信局から誤り訂正復号を停止する旨を指示された場合
に、その繰り返し処理のなされている誤り訂正復号を停
止するように構成することができる。
【0020】更に、高い品質の受信情報系列を生成でき
るという観点から、本発明は、請求項6に記載されるよ
うに、上記各受信信号合成方法において、各無線受信局
では、無線送信局から信号を受信する際の受信SIRを
検出して、誤り訂正復号結果を上記受信局に伝送する際
に、その検出した受信SIRを当該受信局に伝送し、上
記受信局では、受信した受信SIRに基づいて決められ
た誤り訂正復号結果を上記第一のアルゴリズムに従って
合成するように構成することができる。
【0021】また、各無線受信局が誤り訂正復号前の信
号を量子化して受信局に伝送する際の量子化を効率的に
行えるという観点から、本発明は、請求項10に記載さ
れるように、上記受信信号合成方法において、各無線受
信局では、誤り訂正復号前の信号として復調器の出力を
量子化した信号を上記受信局に伝送するに際し、復調器
のIチャネル出力信号とQチャネル出力信号とからなる
2次元の情報に対応する量子化テーブルを作成し、この
量子化テーブルを参照して復調器の出力を量子化するよ
うに構成することができる。
【0022】また、請求項11に記載されるように、上
記受信信号合成方法において、各無線受信局では、誤り
訂正復号前の信号として復調器の出力を量子化した信号
を上記受信局に伝送するに際し、時間的に連続する復調
器のIチャネル出力信号とQチャネル出力信号とをまと
めた情報に対応する量子化テーブルを作成し、この量子
化テーブルを参照して復調器の出力を量子化するように
構成することができる。
【0023】また、請求項12に記載されるように、上
記受信信号合成方法において、各無線受信局では、誤り
訂正復号前の信号として復調器の出力を量子化した信号
を上記受信局に伝送するに際して、復調器出力信号から
算出される平均値及び分散を用いて逐次的に量子化テー
ブルを作成し、この量子化テーブルを参照して復調器の
出力を量子化するように構成することができる。
【0024】また、請求項13に記載されるように、上
記受信信号合成方法において、各無線受信局では、誤り
訂正復号前の信号を量子化して上記受信局に伝送するに
際して、当該誤り訂正復号前の信号から推定される受信
SIRに基づいて量子化ビット数を決定し、その決定さ
れたビット数にて上記誤り訂正復号前の信号を量子化す
るように構成することができる。
【0025】更に、請求項14に記載されるように、上
記受信信号合成方法において、各無線受信局では、無線
送信局にて誤り訂正符号化として組織符号化を施して得
られた信号を当該無線送信局から受信して、繰り返し処
理を伴った誤り訂正復号を行う前の信号を量子化して得
られる信号を上記受信局に伝送するに際して、誤り訂正
復号を行う前の信号の組織部と冗長部に対してそれぞれ
異なった量子化テーブルを作成し、それぞれの量子化テ
ーブルを参照して上記組織部と冗長部を量子化するよう
に構成することができる。
【0026】また、更に、請求項15に記載されるよう
に、上記受信信号合成方法において、各無線受信局で
は、誤り訂正復号前の信号を量子化して上記受信局に伝
送するに際して、受信局と当該無線受信局との間の伝送
情報量の状態に応じて量子化ビット数を決定し、その決
定されたビット数にて上記誤り訂正復号前の信号を量子
化するように構成することができる。
【0027】また、請求項16に記載されるように、上
記受信信号合成方法において、各無線受信局では、誤り
訂正復号前の信号を量子化して上記受信局に伝送するに
際して、受信局から要求される通信品質に応じて量子化
ビット数を決定し、その決定されたビット数にて上記誤
り訂正復号前の信号を量子化するように構成することが
できる。
【0028】更に、上記第一の課題を解決するため、本
発明は、請求項17に記載されるように、無線送信局か
ら誤り訂正符号化された信号を受信する複数の無線受信
局から当該受信信号に基づいた信号を受信局に対して送
信し、受信局にて受信される信号に基づいて受信情報系
列を生成するようにした受信信号合成システムにおい
て、各無線受信局は、無線送信局から受信した信号に対
して誤り訂正復号を行う第一の誤り訂正復号手段と、上
記受信した信号に対して誤り検出処理を行う誤り検出手
段と、該誤り検出手段にて誤りが検出されなかったとき
に、上記第一の誤り訂正復号手段により得られた誤り訂
正復号結果を受信局に伝送する第一の伝送制御手段とを
有し、上記受信局は、いずれかの無線受信局から誤り訂
正復号結果を受信したときに、その受信した誤り訂正復
号結果を第一のアルゴリズムに従って合成して受信情報
系列を生成する第一の合成手段を有するように構成され
る。
【0029】また、本発明は、請求項19に記載される
ように、無線送信局から誤り訂正符号化された信号を受
信する複数の無線受信局から当該受信信号に基づいた信
号を受信局に対して送信し、受信局にて受信される信号
に基づいて受信情報系列を生成するようにした受信信号
合成システムにおいて、各無線受信局は、無線送信局か
ら受信した信号に対して誤り訂正復号を行う第一の誤り
訂正復号手段と、上記受信した信号に対して誤り検出処
理を行う誤り検出手段と、該誤り検出手段での誤り検出
結果に応じた第一の情報または該第一の情報より誤りの
程度の大きい状態を表す第二の情報を受信局に伝送する
誤り状態情報伝送制御手段とを有し、受信局は、いずれ
かの無線受信局から上記第一の情報を受信したときに、
その第一の情報の送信元となる無線受信局に対して第一
の信号伝送命令を送信する第一の信号伝送命令手段と、
全ての無線受信局から上記第二の情報を受信したとき
に、全ての無線受信局に対して第二の信号伝送命令を伝
送する第二の信号伝送命令手段とを有し、各無線受信局
は、更に、受信局から上記第一の信号伝送命令を受信し
たときに、誤り訂正復号結果を受信局に送信する第一の
伝送制御手段と、上記受信局から上記第二の信号伝送命
令を受信したときに、誤り訂正復号前の信号を受信局に
伝送する第二の伝送制御手段とを有し、受信局は、更
に、無線受信局から誤り訂正復号結果を受信したとき
に、その受信した誤り訂正復号結果を第一のアルゴリズ
ムに従って合成して受信情報系列を生成する第一の合成
手段と、全ての受信局から誤り訂正復号前の信号を受信
したときに、その受信した信号を第二のアルゴリズムに
従って合成する第二の合成手段と、該第二の合成手段に
て得られた信号に対して誤り訂正復号を行って受信情報
系列を生成する第二の誤り訂正復号手段とを有するよう
に構成される。
【0030】上記第二の課題を解決するため、本発明
は、請求項22に記載されるように、無線送信局から誤
り訂正符号化された信号を受信する複数の無線受信局か
ら当該受信信号に基づいた信号を受信局に対して送信
し、受信局にて受信される信号に基づいて受信情報系列
を生成するようにした受信信号合成方法に適用される無
線受信局において、無線送信局から受信した信号に対し
て誤り訂正復号を行う誤り訂正復号手段と、上記受信し
た信号に対して誤り検出処理を行う誤り検出手段と、該
誤り検出手段での誤り検出処理にて誤りが検出されなか
ったときにその誤り訂正復号結果を受信局に伝送する第
一の伝送制御手段とを有し、受信局において、該無線送
信局から誤り訂正復号結果を受信したときに、その受信
した誤り訂正復号結果を第一のアルゴリズムに従って合
成して受信情報系列を生成できるように構成される。
【0031】また、請求項24に記載されるように、無
線送信局から誤り訂正符号化された信号を受信する複数
の無線受信局から当該受信信号に基づいた信号を受信局
に対して送信し、受信局にて受信される信号に基づいて
受信情報系列を生成するようにした受信信号合成方法に
適用される無線受信局において、無線送信局から受信し
た信号に対して誤り訂正復号を行う誤り訂正復号手段
と、上記受信した信号に対する誤り検出処理を行う誤り
検出手段と、該誤り検出手段にて得られた誤り検出結果
に応じた第一の情報または該第一の情報より誤りの程度
の大きい状態を表す第二の情報を受信局に伝送する誤り
状態情報伝送制御手段とを有し、受信局において、該無
線受信局から上記第一の情報を受信したときに、その第
一の情報の送信元となる無線受信局に対して第一の信号
伝送命令を送信できるようにすると共に、全ての無線受
信局から上記第二の情報を受信したときに、全ての無線
受信局に対して第二の信号伝送命令を伝送できるように
し、更に、受信局から上記第一の信号伝送命令を受信し
たときに、誤り訂正復号結果を受信局に送信する第一の
伝送制御手段と、受信局から上記第二の信号伝送命令を
受信したときに、誤り訂正復号前の信号を受信局に伝送
する第二の伝送制御手段とを有し、更に、受信局におい
て、当該無線受信局から誤り訂正復号結果を受信したと
きに、その受信した誤り訂正復号結果を第一のアルゴリ
ズムに従って合成して受信情報系列を生成し、全ての受
信局から誤り訂正復号前の信号を受信したときに、その
受信した信号を第二のアルゴリズムに従って合成した後
に誤り訂正復号を行って受信情報系列を生成できるよう
に構成される。
【0032】また、上記第三の課題を解決するため、本
発明は、請求項27に記載されるように、無線送信局か
ら誤り訂正符号化された信号を受信する複数の無線受信
局から当該受信信号に基づいた信号を受信局に対して送
信し、受信局にて受信される信号に基づいて受信情報系
列を生成するようにした受信信号合成方法に適用される
受信局において、いずれかの無線受信局から誤り訂正復
号結果を受信したときに、その受信した誤り訂正復号結
果を第一のアルゴリズムに従って合成して受信情報系列
を生成する第一の合成手段と、全ての無線受信局から上
記誤り訂正復号前の信号を受信したときに、その受信し
た信号を第二のアルゴリズムに従って合成する第二の合
成手段と、該第二の合成手段にて得られた信号に対して
誤り訂正復号を行って受信情報系列を生成する誤り訂正
復号手段とを有するように構成される。
【0033】また、請求項28に記載されるように、無
線送信局から誤り訂正符号化された信号を受信する複数
の無線受信局から当該受信信号に基づいた信号を受信局
に対して送信し、受信局にて受信される信号に基づいて
受信情報系列を生成するようにした受信信号合成方法に
適用される受信局において、いずれかの無線受信局から
の誤り検出処理の結果に応じた第一の情報を受信したと
きに、その第一の情報の送信元となる無線受信局に対し
て第一の信号伝送命令を送信する第一の信号伝送命令手
段と、全ての無線受信局から上記第一の情報より誤りの
程度の大きい状態を表す第二の情報を受信したときに、
全ての無線受信局に対して第二の信号伝送命令を伝送す
る第二の信号伝送命令手段と、上記第一の信号伝送命令
に応答して無線受信局から誤り訂正復号結果を受信した
ときに、その受信した誤り訂正復号結果を第一のアルゴ
リズムに従って合成して受信情報系列を生成する第一の
合成手段と、上記第二の信号伝送命令に応答して全ての
受信局から誤り訂正復号前の信号を受信したときに、そ
の受信した信号を第二のアルゴリズムに従って合成する
第二の合成手段と、該第二の合成手段にて得られた信号
に対して誤り訂正復号を行って受信情報系列を生成する
誤り訂正復号手段とを有するように構成される。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0035】本発明の実施の一形態に係る無線伝送シス
テムの基本的な構成は、図1に示すようになっている。
この例では、無線伝送システムが上りのサイトダイバー
シティが可能な移動通信システムとして実現されてい
る。
【0036】図1において、移動機(無線送信局に対
応)10は、複数の基地局(無線受信局に対応)20
(1)、20(2)、20(3)とそれぞれ無線伝送路
を介して通信を行う。各基地局20(1)、20
(2)、20(3)は、制御局(受信局に対応し、以
下、RNCという)30に有線にて接続されている。R
NC30はネットワーク100に接続され、ネットワー
ク100を介して他の通信ユニットと通信を行うように
なっている。
【0037】移動機10の送信部は例えば、図2に示す
ように構成されている。
【0038】図2において、移動機10の送信部は、C
RC符号化回路11、ターボ符号化回路12、変調器1
3及び送信器14を有している。CRC符号化回路11
は、送信すべき情報を表す送信情報系列に対してCRC
符号化を施す。ターボ符号化回路12は、CRC符号化
を施された情報系列に対して誤り訂正符号化としてター
ボ符号化を施す。上記のようなCRC符号化、ターボ符
号化にて得られた情報系列が変調器13にて変調され、
送信器14から送信される。
【0039】各基地局20(総称的に基地局を指す場
合、参照符号20を用いる)の受信部は、例えば、図3
に示すように構成されている。
【0040】図3において、基地局20の受信部は、受
信器21、復調器22、ターボ復号回路23、CRC誤
り検出回路24及びスイッチ回路25を有している。上
述した移動機10からの信号は受信器21にて受信さ
れ、更に、復調器22にて復調される。ターボ復号回路
23は、復調器22からの復調出力を前述したターボ符
号化(誤り訂正符号化)に対応したアルゴリズムに従っ
てターボ復号(誤り訂正復号)する。CRC誤り検出回
路24は、上記CRC符号化に対応したアルゴリズムに
従ってターボ復号により得られた情報系列のCRC誤り
検出を行う。このCRC誤り検出回路24の出力は、誤
り検出結果としてRNC30に供給される。
【0041】また、スイッチ回路25は、CRC誤り検
出回路24からの誤り検出結果に応じて復調器22から
の復調出力及びターボ復号回路23から誤り訂正復号出
力のいずれかを選択する。上記誤り検出結果が「誤りな
し」となる場合、スイッチ回路25はターボ復号回路2
3からの誤り訂正復号出力を選択し、上記誤り検出結果
が「誤りあり」となる場合、スイッチ回路25は、復調器
22からの復調出力を選択する。そして、スイッチ回路
25にて選択された信号がRNC30に供給される。
【0042】RNC30は、例えば、図4に示すように
構成される。
【0043】図4において、このRNC30は、選択合
成回路31、最大比合成回路32、誤り訂正復号回路3
3、第一のスイッチ回路34、第二のスイッチ回路35
及び誤りチェック回路36を有している。各基地局20
からの信号は、第一のスイッチ回路34を介して選択合
成回路31及び最大比合成回路32のいずれかに供給さ
れる。誤りチェック回路36は、各基地局20から供給
される誤り検出結果に基づいて、各基地局20における
復号誤りの有無をチェックする。
【0044】第一のスイッチ回路34は、各基地局に対
応した切替ユニットを有しており、各切替ユニットは、
選択合成回路31を選択するポートAと最大比合成回路
32を選択するポートBとを有している。誤りチェック
回路36でのチェック結果が「誤りなし」となる基地局に
対応した切替ユニットはポートAを選択し、当該基地局
からの信号(誤り訂正復号出力)が選択合成回路31に
供給されるようになる。一方、誤りチェック回路36で
のチェック結果が「誤りあり」となる基地局に対応した切
替ユニットはポートBを選択し、当該基地局からの信号
(復調出力)が最大比合成回路32に供給されるように
なる。
【0045】誤り訂正復号回路33は、上述したターボ
復号と同様のアルゴリズムに従って、最大比合成回路3
2からの合成信号に対して誤り訂正復号を施す。また、
第二のスイッチ回路35は、誤りチェック回路36での
チェック結果に基づいて選択合成回路31からの出力
(ポートA)及び誤り訂正復号回路33からの出力(ポ
ートB)のいずれかを受信情報系列(受信信号)として
選択する。具体的には、少なくとも1つの基地局20に
対して「誤りなし」のチェック結果が得られた場合、第二
のスイッチ回路35は、選択合成回路31からの出力
(ポートA)を受信情報系列として選択する。一方、全
ての基地局に対して「誤りあり」のチェック結果が得ら
れた場合、第二のスイッチ回路35は、誤り訂正復号回
路33からの出力(ポートB)を受信情報系列として選
択する。
【0046】上記のようなRNC30にて生成された受
信情報系列は、ネットワーク100を介して通信相手端
末に対して送信される。
【0047】上記のように構成される無線伝送システム
において、移動機10から送信される信号に対して、例
えば、図5に示すようにしてサイトダイバーシティ受信
が行われる。なお、図5において、各基地局20
(1)、20(2)、20(3)は、無線受信局として表
され、RNC30は受信局として表される(以下、図
6、図9、図10、図11、図12、図13において同
様)。
【0048】移動機10から送信される信号を受信する
複数の基地局20(1)、20(2)、20(3)のう
ち少なくとも1つの基地局におけるCRC誤り検出回路
24にて誤りが検出されない場合、図5(a)に示すよ
うに、その誤りが検出されない基地局(例えば、20
(1)、20(2))からは、ターボ復号回路23からの
誤り訂正復号出力がRNC30に供給される。一方、そ
の誤りが検出された基地局(例えば、20(3))から
は、復調器22からの復調出力がRNC30に供給され
る。
【0049】そして、RNC30では、提供される誤り
訂正復号出力が選択合成回路31にて合成され、その選
択合成回路31での合成信号が受信情報系列として選択
される。
【0050】一方、移動機10から送信される信号を受
信する複数の基地局20(1)、20(2)、20
(3)の全ての基地局におけるCRC誤り検出回路24
にて誤りが検出された場合、図5(b)に示すように、
全ての基地局20(1)、20(2)、20(3)か
ら、復調器22にて得られた復調出力がRNC30に供
給される。そして、RNC30では、全ての基地局20
(1)、20(2)、20(3)から提供される復調出
力が最大比合成回路32にて最大比合成され、その結果
得られた合成信号が誤り訂正復号33にて誤り訂正復号
される。この誤り訂正復号出力が受信情報系列としてR
NC30から出力される。
【0051】上記のようなサイトダイバーシティ受信に
よれば、複数の基地局のうち移動機10からの信号が正
常に復号されて誤り検出のなされなかった基地局から
は、情報量の多い復調器22の復調出力をRNC30に
対して伝送する必要がなく、比較的情報量の少ない誤り
訂正復号出力をRNC30に伝送すればよい。そのた
め、無線受信局となる各基地局20(1)、20
(2)、20(3)と受信局となるRNC30との間の
伝送情報量を低減させることができる。
【0052】また、少なくとも1つの基地局において誤
りが検出されない場合に、その誤りのない基地局からの
誤り訂正復号出力がRNC30にて選択合成されるの
で、RNC30において比較的品質の高い受信情報列を
生成することができる。一方、全ての基地局において誤
りが検出された場合であっても、それらの基地局からの
復調出力(誤り訂正復号前の信号)がRNC30にて最
大比合成されてから誤り訂正復号されるので、この場合
にも、比較的品質の高い受信情報系列を生成することが
可能となる。
【0053】上記のような無線伝送システムにおいて、
例えば、図6に示すようなサイトダイバーシティ受信を
行うことも可能である。
【0054】この例では、図6(a)に示すように、複
数の基地局のうち移動機10からの信号が正常に受信さ
れて誤り検出がなされなかった基地局からは、ターボ復
号回路23からの誤り訂正復号出力がRNC30に伝送
され、RNC30においてその誤り訂正復号出力が選択
合成される。一方、移動機10からの信号が正常に受信
されずに誤り検出がなされた基地局からは何の信号もR
NC30に伝送されない。従って、全ての基地局20
(1)、20(2)、20(3)にて誤りが検出された
場合には、RNC30は、図6(b)に示すように、各
基地局から何の信号も受信しない。この場合、RNC3
0では、伝送されなかった情報部分は伝送誤りとして処
理される。
【0055】このようなサイトダイバーシティ受信よれ
ば、各基地局20(1)、20(2)、20(3)にお
いて正常な受信ができずに誤りが検出された場合、各基
地局20(1)、20(2)、20(3)から何ら信号
がRNC30に伝送されないので、各基地局20
(1)、20(2)、20(3)とRNC30との間の
伝送情報量を削減することができる。また、移動機10
の信号を同時的に受信する基地局の数や設置位置を調整
することにより、全ての基地局にて移動機10からの信
号を正常に受信できないという状況を減らすことができ
る。従って、RNC30での受信情報系列の品質を比較
的高く維持しつつ、基地局とRNC30との間の伝送情
報量を低減することが可能となる。
【0056】図1に示すような無線伝送システムにおけ
る各基地局20(1)、20(2)、20(3)及びR
NC30は、図7及び図8に示すように構成することも
できる。
【0057】各基地局の構成を示す図7において、この
基地局20は、前述した例と同様に、受信器21、復調
器22、ターボ復号回路23及びCRC誤り検出回路2
4を有する。この基地局20は、更に、後述するRNC
30からの伝送命令信号によって切替わるスイッチ回路
26を有している。このスイッチ回路26は、誤り訂正
復号出力の伝送命令信号が入力すると、ターボ復号回路
23からの誤り訂正復号出力(ポートA)を選択し、復
調出力の伝送命令信号が入力すると、復調器22からの
復調出力(ポートB)を選択する。そして、このスイッ
チ回路26にて選択された信号が、CRC誤り検出回路
24からの誤り検出信号と共にRNC30に供給され
る。
【0058】RCN30の構成を示す図8において、こ
のRNC30は、前述した例と同様に、選択合成回路3
1、最大比合成回路32、誤り訂正復号回路33、第一
のスイッチ回路34、第二のスイッチ回路35及び誤り
チェック回路36を有している。このRNC30は、更
に、誤り訂正復号出力の伝送命令を発生する第一の伝送
命令発生回路37、復調出力の伝送命令を発生する第二
の伝送命令発生回路38及びスイッチ回路39を有して
いる。このスイッチ回路39は、誤りチェック回路36
からの誤り検出のチェック結果に基づいて第一の伝送命
令発生回路37からの誤り訂正復号出力の伝送命令(ポ
ートA)と第二の伝送命令発生回路38からの復調出力
の伝送命令(ポートB)のいずれかを選択する。
【0059】具体的には、誤りチェック回路36にて
「誤りなし」のチェック結果が得られた場合、スイッチ
回路39は、第一の伝送命令発生回路37からの誤り訂
正復号出力の伝送命令を選択し、一方、誤りチェック回
路36にて「誤りあり」のチェック結果がえられた場合、
スイッチ回路39は、第二の伝送命令発生回路38から
の復調出力の伝送命令を選択する。このスイッチ回路3
9にて選択された伝送命令は、前述したように、誤りチ
ェックの対象となる基地局のスイッチ回路26(図7参
照)に供給される。
【0060】このように構成される各基地局20
(1)、20(2)、20(3)及びRNC30を有す
る無線伝送システムにおいて、例えば、図9及び図10
に示すように、ダイバーシティ受信が行われる。
【0061】図9は、少なくとも1つの基地局が移動機
10からの信号を正常に受信して誤り検出がなされなか
った場合を示す。また、図10は、全ての基地局におい
て移動機10からの信号を正常に受信できずに誤り検出
がなされた場合を示す。
【0062】図9に示す場合、移動機10からの信号を
正常に受信してCRC誤り検出回路24にて誤りが検出
されない基地局(20(1)、20(2))は、誤り検
出結果として「高信頼度」の信号のみをRNC30に送
信し、移動機10からの信号を正常に受信できずにCR
C誤り検出回路24にて誤りが検出された基地局(20
(3))は、誤り検出結果として「低信頼度」の信号の
みをRNC30に送信する(図9(a)参照)。このよ
うに各基地局から「高信頼度」の信号及び「低信頼度」の信
号を受信したRNC30は、「高信頼度」の信号を送って
きた基地局に対して、上記第一の伝送命令発生回路37
(図8参照)を選択して誤り訂正復号出力の伝送命令を
送信し、「低信頼度」の信号を送ってきた基地局に対して
応答を返さない(図9(b)参照)。
【0063】そして、この誤り訂正復号出力の伝送命令
を受信した基地局では、この伝送命令に基づいてスイッ
チ回路26がポートAを選択し(図7参照)、その結
果、ターボ復号回路23からの誤り訂正復号出力が当該
基地局からRNC30に伝送される。一方、誤り検出結
果として「低信頼度」の信号をRNC30に送信した基
地局は、その応答がRNC30から返送されず、何の信
号もRNC30に対して送信しない(図9(c)参
照)。
【0064】上記のようにして「高信頼度」の誤り検出結
果が得られた各基地局から伝送される誤り訂正復号出力
を受信したRNC30は、それらの誤り訂正復号出力を
選択合成して受信情報系列を生成する。
【0065】また、図10に示す場合、全ての基地局2
0(1)、20(2)、20(3)において、移動機1
0からの信号を正常に受信できずにCRC誤り検出回路
24にて誤りが検出されると、各基地局20(1)、2
0(2)、20(3)は、誤り検出結果として「低信頼
度」の信号のみをRNC30に送信する(図10(a)
参照)。全ての基地局から「低信頼度」の信号を受信した
RNC30は、全ての基地局に対して、上記第二の伝送
命令発生回路37(図8参照)を選択して復調出力の伝
送命令を送信する(図10(b)参照)。
【0066】そして、この復調出力の伝送命令を受信し
た各基地局では、この伝送命令に基づいてスイッチ回路
26がポートBを選択し(図7参照)、その結果、復調
器22からの復調出力が各基地局からRNC30に伝送
される。このようにして「低信頼度」の誤り検出結果が得
られた全ての基地局から伝送される復調出力を受信した
RNC30は、それらの復調信号を最大比合成し、その
後、誤り訂正復号の処理を実行して受信情報系列を生成
する。
【0067】上記のようなサイトダイバーシティ受信に
よれば、移動機10からの信号を正常に受信できた基地
局及び正常に受信できなかった基地局からは、まず、誤
り検出結果についての情報(「高信頼度」または「低信
頼度」)だけがRNC30に伝送される。RNC30
は、少なくとも1つの基地局から「高信頼度」の信号を受
信したときに、その信号の送り元となる基地局に対して
誤り訂正復号出力の伝送命令を送信する。一方、全ての
基地局から「低信頼度」の信号を受信したときのみ、RN
C30は、全ての基地局に対して復調出力の伝送命令を
送信する。そして、各基地局は、そのような誤り検出結
果を表す情報をRNC30に送信した後に、誤り訂正復
号出力の伝送命令を受信したときに、その伝送命令に従
って誤り訂正復号出力をRNC30に伝送し、誤り検出
結果を表す情報をRNC30に送信した後に復調出力の
伝送命令を受信したときに、その伝送命令に従って復調
出力をRNC30に伝送する。
【0068】従って、各基地局20(1)、20
(2)、20(3)とRNC30との間を比較的情報量
の多い復調出力が伝送される場合が極力減り、その情報
伝送量を低減することが可能となる。
【0069】移動機10からの受信信号の誤り検出法と
してCRC符号化を用いることにより、精度の高い誤り
検出が可能である。しかし、誤検出の確率はゼロにはな
らない。このような状況を考慮して、例えば、図11に
示すように、各基地局での誤り検出結果と併せて移動機
10との通信における受信SIRをRNC30に伝送す
ることが好ましい。この場合、誤り検出結果と共にこの
受信SIRを受信したRNC30は、例えば、受信SI
Rが最大となる基地局からの誤り訂正復号出力に対して
選択合成を施して受信情報系列を作成する。
【0070】上記のように受信SIRが最大となる基地
局では、移動機10からの信号をより確実に受信できて
いる(誤り検出における誤検出の確率が低い)。従っ
て、受信SIRの低い基地局にて、誤り検出の誤検出が
発生したとしても、RNC30にて得られる受信情報系
列の品質低下を防止することができる。
【0071】前述したように、移動機10での誤り訂正
符号化としてターボ符号化を用い、各基地局20
(1)、20(2)、20(3)での誤り訂正復号とし
てターボ復号を用いた場合、各基地局20(1)、20
(2)、20(3)におけるターボ復号処理において、
繰り返し処理が行われる。この場合、各基地局は、所定
回数その繰り返し処理が行われる毎にその誤り訂正復号
出力に対してCRC誤り検出を実行し、その誤り検出結
果をRNC30に報告するようにすることができる。そ
して、RNC30は、例えば、図12(a)に示すよう
に、各基地局から報告される誤り検出結果の全てが「低
信頼度」である状況では、図12(b)に示すように、
各基地局20(1)、20(2)、20(3)に対して
「復号継続」の指示を行う。この「復号継続」の指示を受信
した各基地局20(1)、20(2)、20(3)は、
ターボ復号回路23での処理が継続して繰り返し実行さ
れる。
【0072】そして、このようにターボ復号回路23で
の繰り返し処理が所定回数に達する毎に誤り訂正復号出
力に対してCRC誤り検出を実行する過程で、例えば、
図13(a)に示すように、少なくとも1つの基地局
(例えば、20(1))からの誤り検出結果が「高信頼
度」になると、RNC30は、図13(b)に示すよう
に、「高信頼度」となる誤り検出結果を伝送した基地局
(20(1))に対して誤り訂正復号出力の伝送命令を
送信する共に、他の基地局(20(2)、20(3))
に対して復号停止命令を送信する。この誤り訂正復号出
力の伝送命令を受信した基地局は、図13(c)に示す
ように、ターボ復号回路23からの誤り訂正復号出力を
RNC30に送信する。そして、この誤り訂正復号出力
を受信したRNC30は、受信した誤り訂正復号出力に
対して選択合成を施して受信情報系列を生成する。ま
た、上記復号停止命令を受信した基地局は、その時点で
の誤り訂正復号出力に対する誤り検出の結果にかかわら
ず、ターボ復号回路23での繰り返し処理を停止させ
る。
【0073】このような処理によれば、各基地局におい
て適正な誤り訂正復号出力を得るまでに実行すべき復号
処理の繰り返し数をより少なくすることが可能となり、
各基地局において適正な誤り訂正復号出力を得るための
処理時間を短縮することが可能となる。
【0074】上記無線伝送システムにおいて、移動機1
0及び各基地局20(1)、20(2)、20(3)を
図14及び図15に示すように構成することができる。
【0075】移動機10の構成を示す図14において、
この移動機10の送信部は、ターボ符号化回路12に代
えて畳み込み符号化回路121を有している。従って、
送信情報系列にCRC符号化が施された後に、誤り訂正
符号化として畳み込み符号化が施される。そして、この
畳み込み符号化回路121にて得られた信号系列に対し
て変調及び送信が行われる。
【0076】また、各基地局の構成を示す図15におい
て、各基地局20の受信部は、ターボ復号回路23に代
えて、上記移動機10の畳み込み符号化回路121に対
応させたビタビ復号回路231を有している。従って、
受信、復調の後にビタビ復号が行われ、そのビタビ復号
出力に対してCRC誤り検出が実行される。そのCRC
誤り検出の結果、誤りが検出されなければ、ビタビ復号
結果が誤り訂正復号出力としてRNC30に伝送され
る。
【0077】また、各基地局20の受信部は、復調器2
2からの復調出力を量子化する量子化回路27及び量子
化回路27から出力される量子化出力をランレングス圧
縮するランレングス圧縮回路28を有している。従っ
て、上記CRC誤り検出の結果、誤りが検出されると、
復調出力(ビタビ復号回路231への入力信号)が量子
化され、そのランレングス符号化された後に、RNC3
0に送信される。
【0078】各基地局20における上記量子化回路27
は、例えば、図16に示すように構成することができ
る。
【0079】図16において、この量子化回路27は、
量子化器271、相関検出器272及び量子化テーブル
作成回路273を有している。受信器21にて得られた
受信信号を復調処理する復調器22は、IチャネルとQ
チャネルを有しており、復調により得られたIチャネル
とQチャネルの信号が相関検出器272に入力してい
る。相関検出器272は、IチャネルとQチャネルの信
号の相関を測定する。そして、相関検出器272での測
定結果に基づいて量子化テーブル作成回路273が量子
化テーブルを作成する。
【0080】上記復調器22の出力となるIチャネルと
Qチャネルの各信号の相関が高い場合には、どちらか一
方のチャンネルの量子化ビット数を低減することができ
るため、効率の高い量子化テーブルを作成することがで
きる。このように作成された量子化テーブルを参照し
て、量子化器271が復調器22からの復調出力を量子
化する。
【0081】上記量子化回路27は、図17に示すよう
にも構成することができる。
【0082】この例では、前記例と同様に、量子化回路
27は、量子化器271、相関検出器271及び量子化
テーブル作成回路273を有している。この量子化回路
27は、更に、復調器22からのIチャネル及びQチャ
ネルの信号が直接相関検出器272に入力すると共に、
それぞれ遅延素子274、275を介して相関検出器2
72に入力している。
【0083】このような量子化回路27では、相関検出
器272は、Iチャネル及びQチャネルの信号とそれら
が遅延された信号に基づいて各信号の相関を測定してい
る。そして、あるチャネル(例えば、Iチャネル)の信
号以外の信号(例えば、Qチャネル及び遅延された信
号)については量子化ビット数を低減することができる
ため、効率の高い量子化テーブルを作成することができ
る。そして、このように作成された量子化テーブルを参
照して量子化器271が復調器22からの復調出力を量
子化する。
【0084】更に、復調器22及び量子化回路27は、
例えば、図18に示すように構成することもできる。こ
の例は、W−CDMA(Wide-Band Code Division Mult
ipleAccess)方式の無線伝送システムに適用されるもの
である。
【0085】図18において、復調器22は、RAKE合成
器221、平均値演算部222、分散演算部223、受
信SIR検出部224及びTPCコマンド生成部225
を有している。このようにW−CDMA方式では、拡散
された受信信号を逆拡散してレイク合成(RAKE合成)し
た後に、移動機の電力制御(TPC)コマンドを生成す
るために、RAKE合成器221からの出力信号の平均値及
び分散がそれぞれ平均値演算部222及び分散演算部2
23にて逐次的に演算される。そして、この平均値及び
分散を用いて量子化テーブル作成回路273が量子化テ
ーブルを逐次更新する。このような量子化テーブルを参
照して復調出力(レイク合成出力)を量子化することに
より、復調出力の効率的な量子化が可能となる。
【0086】また、更に、量子化回路27は、図19に
示すように構成することもできる。
【0087】この例は、前記例と同様に、W−CDMA
方式の無線伝送システムに適用されるものである。
【0088】図19において、復調器22は、図18に
示す例と同様に、RAKE合成器221、平均値演算部22
2、分散演算部223、受信SIR検出部224及びT
PCコマンド生成部225を有している。また、量子化
回路27は、量子化器271及び量子化ビット数決定回
路276を有している。受信SIR検出部224にて検
出される受信SIRが高い場合、量子化ビット数を削減
しても通信品質の低下を招き難いため、量子化ビット数
決定回路276は、TPCコマンド発行のために算出さ
れる受信SIRに応じて量子化ビット数を適応的に変化
させる。例えば、受信SIRが大きい場合には量子化ビ
ット数を少なくし、受信SIRが小さい場合には量子化
ビット数を大きくする。そして、この量子化ビット数決
定回路276にて決定されるビット数にて復調出力(レ
イク合成出力)が量子化器271にて量子化される。こ
のような量子化の手法により、通信品質を低下させるこ
となく、効率良く復調出力の量子化が可能となる。
【0089】移動機10の送信部及び各基地局20の受
信部は、例えば、図20及び図21に示すように構成す
ることもできる。
【0090】移動機10の送信部を示す図20におい
て、この移動機10の送信部は、ターボ符号化器12、
並列直列変換器15、変調器13及び送信器14を有し
ている。ターボ符号化器12からの出力されるターボ符
号化された信号の組織部と冗長部とが並列直列変換器1
5によって多重化される。その多重化された信号が変調
器13にて変調され、その変調信号が送信器14から送
信されるようになっている。
【0091】各基地局の受信部を示す図21において、
各基地局20の受信部は、受信器21、復調器22を有
すると共に、上記移動機10の送信部にて多重化された
信号を組織部と冗長部に分割する直列並列変換器277
を有している。この基地局20の受信部は、更に、組織
部に対して量子化テーブルを作成する第一の量子化テー
ブル作成回路273aとこ第一の量子化テーブル作成回
路273aにて作成された量子化テーブルを参照して組
織部の量子化を行う第一の量子化器271aを有すると
共に、冗長部に対して量子化テーブルを作成する第二の
量子化テーブル作成回路273bとこの第二の量子化テ
ーブル作成回路273bにて作成された量子化テーブル
を参照して冗長部の量子化を行う第二の量子化器271
bを有している。そして、第一及び第二の量子化器27
1a、271bからの組織部及び冗長部の量子化出力が
並列直列変換器278にて多重化され、受信情報系列が
生成される。
【0092】このような構成となる移動機10及び各基
地局20を有する無線伝送システムでは、組織部と冗長
部に対する量子化テーブルが個別に作成される。ターボ
復号においては、冗長部の信号より組織部の信号の重要
性が高いため、冗長部より組織部の方が量子化雑音が少
なくなるように量子化テーブルを作成することにより、
効率のより量子化が可能となる。
【0093】各基地局20の受信部は、例えば、図22
に示すように構成することも可能である。
【0094】図22において、基地局20の受信部は、
受信器21、復調器22、量子化器271及び量子化ビ
ット数決定回路276を有している。量子化ビット数決
定回路276は、各基地局より上位の制御局となるRN
C30からの要求品質情報及び基地局−RNC間の回線
容量情報のいずれかまたは双方に基づいて量子化ビット
数を適応的に決定する。そして、量子化器271は、上
記のように決定された量子化ビット数にて復調出力の量
子化を行う。
【0095】上記のような各基地局の構成により、ユー
ザが要求する品質での通信や、基地局−RNC30間に
おける伝送情報量の状況においてより高い品質での通信
が可能となる。
【0096】上述した各例では、無線送信局として移動
機10、複数の無線受信局として基地局20(1)、2
0(2)、20(3)、受信局として制御局RNC30
がそれぞれ用いられた無線伝送システムについて説明し
たが、本発明は、このような構成に限定されることはな
く、移動通信システム以外の無線伝送システムにも適用
することができる。また、無線受信局(基地局)と受信
局(RNC)は、有線の伝送路にて接続される構成であ
っても、無線の伝送路接続される構成であってもよい。
【0097】
【発明の効果】以上、説明してきたように、請求項1乃
至21記載の本願発明に係る受信信号合成方法及びシス
テムによれば、誤り検出のなされない場合に、比較的情
報量の少ない誤り訂正復号結果が無線受信局から受信局
に伝送され、受信局にてその誤り訂正復号結果が合成さ
れて受信情報系列が生成されるので、各無線受信局−受
信局間における伝送情報量をできるだけ少なくしつつ、
受信局にてより品質の高い受信信号が得られるようにな
る。
【0098】また、請求項22乃至26記載の本願発明
によれば、上記のような受信信号合成方法に適用するこ
とのできる無線受信局を提供することができる。
【0099】更に、請求項27及び30記載の本願発明
によれば、上記のような受信信号合成方法に適用するこ
とのできる受信局を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係る無線伝送システム
の構成例を示すブロック図である。
【図2】移動機の送信部の構成例を示すブロック図であ
る。
【図3】各基地局の受信部の構成例を示すブロック図で
ある。
【図4】制御局(RNC)の構成例を示すブロック図で
ある。
【図5】ダイバーシティ受信の第一の例を説明する図で
ある。
【図6】ダイバーシティ受信の第二の例を示す図であ
る。
【図7】各基地局の受信部の他の構成例を示すブロック
図である。
【図8】制御局(RNC)の他の構成例を示すブロック
図である。
【図9】ダイバーシティ受信の第三の例(その1)を示
す図である。
【図10】ダイバーシティ受信の第三の例(その2)を
示す図である。
【図11】ダイバーシティ受信の第四の例を示す図であ
る。
【図12】ダイバーシティ受信の第五の例(その1)を
示す図である。
【図13】ダイバーシティ受信の第五の例(その2)を
示す図である。
【図14】移動機の送信部の他の構成例を示すブロック
図である。
【図15】各基地局の受信部の他の構成例を示すブロッ
ク図である。
【図16】量子化回路の構成例を示すブロック図であ
る。
【図17】量子化回路の他の構成例を示すブロック図で
ある。
【図18】復調器及び量子化回路の構成例を示すブロッ
ク図である。
【図19】復調器及び量子化回路の他の構成例を示すブ
ロック図である。
【図20】移動機の送信部の他の構成例を示すブロック
図である。
【図21】各基地局の受信部の他の構成例を示すブロッ
ク図である。
【図22】各基地局の受信部の他の構成例を示すブロッ
ク図である。
【図23】サイトダイバーシティ受信を行う無線伝送シ
ステムの基本的な構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 移動機(無線送信局) 11 CRC誤り符号化回路 12 ターボ符号化回路 13 変調器 14 送信器 20、20(1)、20(2)、20(3) 基地局
(無線受信局) 21 受信器 22 復調器 23 ターボ復号回路 24 CRC誤り検出回路 25 スイッチ回路 30 制御局RNC(受信局) 31 選択合成回路 31 最大比合成回路 33 誤り訂正復号回路 34 第一のスイッチ回路 35 第二のスイッチ回路 36 誤りチェック回路 37 第一の伝送命令発生回路 38 第二の伝送命令発生回路 39 スイッチ回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04B 7/26 H04L 1/00 B H04L 1/00 H04B 7/26 D (72)発明者 大久保 信三 東京都港区虎ノ門二丁目10番1号 エヌ・ ティ・ティ移動通信網株式会社内 Fターム(参考) 5J065 AB01 AC02 AD04 AD10 AE01 AE02 AF02 AH09 AH14 AH20 AH22 5K014 AA01 BA06 BA11 EA01 FA08 FA11 GA01 HA00 5K059 CC03 DD33 DD35 EE02 5K067 AA02 CC24 EE10 EE23 GG11 HH25

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】無線送信局から誤り訂正符号化された信号
    を受信する複数の無線受信局から当該受信信号に基づい
    た信号を受信局に対して送信し、受信局にて受信される
    信号に基づいて受信情報系列を生成するようにした受信
    信号合成方法において、 各無線受信局では、無線送信局から受信した信号に対し
    て誤り訂正復号及び誤り検出処理を行い、その誤り検出
    処理にて誤りが検出されなかったときにその誤り訂正復
    号結果を受信局に伝送し、 受信局では、いずれかの無線送信局から誤り訂正復号結
    果を受信したときに、その受信した誤り訂正復号結果を
    第一のアルゴリズムに従って合成して受信情報系列を生
    成するようにした受信信号合成方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の受信信号合成方法におい
    て、 各無線受信局では、上記誤り検出処理にて誤りが検出さ
    れたときに誤り訂正復号前の信号を受信局に伝送し、 受信局では、全ての無線受信局から上記誤り訂正復号前
    の信号を受信したときに、その受信した信号を第二のア
    ルゴリズムに従って合成した後に誤り訂正復号を行って
    受信情報系列を生成するようにした受信信号合成方法。
  3. 【請求項3】無線送信局から誤り訂正符号化された信号
    を受信する複数の無線受信局から当該受信信号に基づい
    た信号を受信局に対して送信し、受信局にて受信される
    信号に基づいて受信情報系列を生成するようにした受信
    信号合成方法において、 各無線受信局では、無線送信局から受信した信号に対し
    て誤り訂正復号及び誤り検出処理を行い、その誤り検出
    結果に応じた第一の情報または該第一の情報より誤りの
    程度の大きい状態を表す第二の情報を受信局に伝送し、 受信局では、いずれかの無線受信局から上記第一の情報
    を受信したときに、その第一の情報の送信元となる無線
    受信局に対して第一の信号伝送命令を送信し、全ての無
    線受信局から上記第二の情報を受信したときに、全ての
    無線受信局に対して第二の信号伝送命令を伝送し、 更に、各無線受信局では、受信局から上記第一の信号伝
    送命令を受信したときに、誤り訂正復号結果を受信局に
    送信し、受信局から上記第二の信号伝送命令を受信した
    ときに、誤り訂正復号前の信号を受信局に伝送し、 更に、受信局では、無線受信局から誤り訂正復号結果を
    受信したときに、その受信した誤り訂正復号結果を第一
    のアルゴリズムに従って合成して受信情報系列を生成
    し、全ての受信局から誤り訂正復号前の信号を受信した
    ときに、その受信した信号を第二のアルゴリズムに従っ
    て合成した後に誤り訂正復号を行って受信情報系列を生
    成するようにした受信信号合成方法。
  4. 【請求項4】請求項1または2記載の受信信号合成方法
    において、 各無線受信局では、無線送信局にて誤り訂正符号化とし
    て組織符号化を施して得られた信号を当該無線送信局か
    ら受信して、繰り返し処理を伴った誤り訂正復号を行う
    際に、その処理を所定回数繰り返す毎に誤り検出処理を
    行い、その誤り検出処理の結果に応じて第一の情報また
    は該第一の情報より誤りの程度の大きい状態を表す第二
    の情報を受信局に送信し、 受信局では、全ての無線受信局から上記第二の情報を受
    信した場合に、全ての無線受信局に対して復号の継続を
    指示し、いずれかの無線受信局から上記第一の情報を受
    信した場合に、当該第一の情報の送信元となる無線受信
    局に対して誤り訂正復号結果を送信する旨を指示し、 更に、無線受信局では、上記受信局から復号の継続を指
    示された場合に、繰り返し処理を伴った誤り訂正復号を
    継続し、上記受信局から誤り訂正復号結果を送信する旨
    を指示された場合に、誤り訂正復号結果を受信局に伝送
    するようにした受信信号合成方法。
  5. 【請求項5】請求項4記載の受信信号合成方法におい
    て、 上記受信局では、いずれかの無線受信局から上記第一の
    情報を受信した場合に、当該第一の情報の送信元となる
    無線受信局以外の無線受信局に対して誤り訂正復号を停
    止する旨を指示し、 無線受信局では、上記受信局から誤り訂正復号を停止す
    る旨を指示された場合に、その繰り返し処理のなされて
    いる誤り訂正復号を停止するようにした受信信号合成方
    法。
  6. 【請求項6】請求項1乃至5いずれか記載の受信信号合
    成方法において、 各無線受信局では、無線送信局から信号を受信する際の
    受信SIRを検出して、誤り訂正復号結果を上記受信局
    に伝送する際に、その検出した受信SIRを当該受信局
    に伝送し、 上記受信局では、受信した受信SIRに基づいて決めら
    れた誤り訂正復号結果を上記第一のアルゴリズムに従っ
    て合成するようにした受信信号合成方法。
  7. 【請求項7】請求項6記載の受信信号合成方法におい
    て、 上記受信局では、最も大きい受信SIRの送信元となる
    無線受信局からの誤り訂正復号結果を合成して受信情報
    系列を生成するようにした受信信号合成方法。
  8. 【請求項8】請求項1乃至7いずれか記載の受信信号合
    成方法において、 上記第一のアルゴリズムに従った合成は、選択合成とな
    る受信信号合成方法。
  9. 【請求項9】請求項2乃至7いずれか記載の受信信号合
    成方法において、 上記第二のアルゴリズムに従った合成は、最大比合成と
    なる受信信号合成方法。
  10. 【請求項10】請求項2乃至9いずれか記載の受信信号
    合成方法において、 各無線受信局では、誤り訂正復号前の信号として復調器
    の出力を量子化した信号を上記受信局に伝送するに際
    し、復調器のIチャネル出力信号とQチャネル出力信号
    とからなる2次元の情報に対応する量子化テーブルを作
    成し、この量子化テーブルを参照して復調器の出力を量
    子化するようにした受信信号合成方法。
  11. 【請求項11】請求項2乃至9いずれか記載の受信信号
    合成方法において、 各無線受信局では、誤り訂正復号前の信号として復調器
    の出力を量子化した信号を上記受信局に伝送するに際
    し、時間的に連続する復調器のIチャネル出力信号とQ
    チャネル出力信号とをまとめた情報に対応する量子化テ
    ーブルを作成し、この量子化テーブルを参照して復調器
    の出力を量子化するようにした受信信号合成方法。
  12. 【請求項12】請求項2乃至9いずれか記載の受信信号
    合成方法において、 各無線受信局では、誤り訂正復号前の信号として復調器
    の出力を量子化した信号を上記受信局に伝送するに際し
    て、復調器出力信号から算出される平均値及び分散を用
    いて逐次的に量子化テーブルを作成し、この量子化テー
    ブルを参照して復調器の出力を量子化するようにした受
    信信号合成方法。
  13. 【請求項13】請求項2乃至9いずれか記載の受信信号
    合成方法において、 各無線受信局では、誤り訂正復号前の信号を量子化して
    上記受信局に伝送するに際して、当該誤り訂正復号前の
    信号から推定される受信SIRに基づいて量子化ビット
    数を決定し、その決定されたビット数にて上記誤り訂正
    復号前の信号を量子化するようにした受信信号合成方
    法。
  14. 【請求項14】請求項2乃至9いずれか記載の受信信号
    合成方法において、 各無線受信局では、無線送信局にて誤り訂正符号化とし
    て組織符号化を施して得られた信号を当該無線送信局か
    ら受信して、繰り返し処理を伴った誤り訂正復号を行う
    前の信号を量子化して得られる信号を上記受信局に伝送
    するに際して、誤り訂正復号を行う前の信号の組織部と
    冗長部に対してそれぞれ異なった量子化テーブルを作成
    し、それぞれの量子化テーブルを参照して上記組織部と
    冗長部を量子化するようにした受信信号合成方法。
  15. 【請求項15】請求項2乃至9いずれか記載の受信信号
    合成方法において、 各無線受信局では、誤り訂正復号前の信号を量子化して
    上記受信局に伝送するに際して、受信局と当該無線受信
    局との間の伝送情報量の状態に応じて量子化ビット数を
    決定し、その決定されたビット数にて上記誤り訂正復号
    前の信号を量子化するようにした受信信号合成方法。
  16. 【請求項16】請求項2乃至9いずれか記載の受信信号
    合成方法において、 各無線受信局では、誤り訂正復号前の信号を量子化して
    上記受信局に伝送するに際して、受信局から要求される
    通信品質に応じて量子化ビット数を決定し、その決定さ
    れたビット数にて上記誤り訂正復号前の信号を量子化す
    るようにした受信信号合成方法。
  17. 【請求項17】無線送信局から誤り訂正符号化された信
    号を受信する複数の無線受信局から当該受信信号に基づ
    いた信号を受信局に対して送信し、受信局にて受信され
    る信号に基づいて受信情報系列を生成するようにした受
    信信号合成システムにおいて、 各無線受信局は、無線送信局から受信した信号に対して
    誤り訂正復号を行う第一の誤り訂正復号手段と、上記受
    信した信号に対して誤り検出処理を行う誤り検出手段
    と、該誤り検出手段にて誤りが検出されなかったとき
    に、上記第一の誤り訂正復号手段により得られた誤り訂
    正復号結果を受信局に伝送する第一の伝送制御手段とを
    有し、 上記受信局は、いずれかの無線受信局から誤り訂正復号
    結果を受信したときに、その受信した誤り訂正復号結果
    を第一のアルゴリズムに従って合成して受信情報系列を
    生成する第一の合成手段を有する受信信号合成システ
    ム。
  18. 【請求項18】請求項17記載の受信信号合成システム
    において、 各無線受信局は、上記誤り検出手段にて誤りが検出され
    たときに誤り訂正復号前の信号を受信局に伝送する第二
    の伝送制御手段とを有し、 上記受信局は、全ての無線受信局から上記誤り訂正復号
    前の信号を受信したときに、その受信した信号を第二の
    アルゴリズムに従って合成する第二の合成手段と、該第
    二の合成手段にて得られた信号に対して誤り訂正復号を
    行って受信情報系列を生成する第二の誤り訂正復号手段
    とを有する受信信号合成システム。
  19. 【請求項19】無線送信局から誤り訂正符号化された信
    号を受信する複数の無線受信局から当該受信信号に基づ
    いた信号を受信局に対して送信し、受信局にて受信され
    る信号に基づいて受信情報系列を生成するようにした受
    信信号合成システムにおいて、 各無線受信局は、無線送信局から受信した信号に対して
    誤り訂正復号を行う第一の誤り訂正復号手段と、上記受
    信した信号に対して誤り検出処理を行う誤り検出手段
    と、該誤り検出手段での誤り検出結果に応じた第一の情
    報または該第一の情報より誤りの程度の大きい状態を表
    す第二の情報を受信局に伝送する誤り状態情報伝送制御
    手段とを有し、 受信局は、いずれかの無線受信局から上記第一の情報を
    受信したときに、その第一の情報の送信元となる無線受
    信局に対して第一の信号伝送命令を送信する第一の信号
    伝送命令手段と、全ての無線受信局から上記第二の情報
    を受信したときに、全ての無線受信局に対して第二の信
    号伝送命令を伝送する第二の信号伝送命令手段とを有
    し、 各無線受信局は、更に、受信局から上記第一の信号伝送
    命令を受信したときに、誤り訂正復号結果を受信局に送
    信する第一の伝送制御手段と、上記受信局から上記第二
    の信号伝送命令を受信したときに、誤り訂正復号前の信
    号を受信局に伝送する第二の伝送制御手段とを有し、 受信局は、更に、無線受信局から誤り訂正復号結果を受
    信したときに、その受信した誤り訂正復号結果を第一の
    アルゴリズムに従って合成して受信情報系列を生成する
    第一の合成手段と、全ての受信局から誤り訂正復号前の
    信号を受信したときに、その受信した信号を第二のアル
    ゴリズムに従って合成する第二の合成手段と、該第二の
    合成手段にて得られた信号に対して誤り訂正復号を行っ
    て受信情報系列を生成する第二の誤り訂正復号手段とを
    有する受信信号合成システム。
  20. 【請求項20】請求項17または18記載の受信信号合
    成システムにおいて、 上記第一の誤り訂正復号手段は、無線送信局にて誤り訂
    正符号化として組織符号化を施して得られた信号を当該
    無線送信局から受信して、繰り返し処理を伴った誤り訂
    正復号を行う組織符号化対応復号手段であり、 各無線受信局は、上記組織符号化対応復号手段にてその
    処理を所定回数繰り返す毎に上記誤り検出手段にて得ら
    れる誤り検出処理の結果に応じて第一の情報または該第
    一の情報より誤りの程度の大きい状態を表す第二の情報
    を受信局に送信する誤り状態情報伝送制御手段を有し、 受信局は、全ての無線受信局から上記第二の情報を受信
    した場合に、全ての無線受信局に対して復号の継続を指
    示する第一の指示手段と、いずれかの無線受信局から上
    記第一の情報を受信した場合に、当該第一の情報の送信
    元となる無線受信局に対して誤り訂正復号結果を送信す
    る旨を指示する第二の指示手段とを有し、 各無線受信局では、上記受信局から復号の継続を指示さ
    れた場合に、上記組織符号化対応復号手段による繰り返
    し処理を伴った誤り訂正復号を継続し、上記受信局から
    誤り訂正復号結果を送信する旨を指示された場合に、上
    記組織符号化対応復号手段にて得られた誤り訂正復号結
    果を受信局に伝送するようにした受信信号合成システ
    ム。
  21. 【請求項21】請求項20記載の受信信号合成システム
    において、 上記受信局は、更に、いずれかの無線受信局から上記第
    一の情報を受信した場合に、当該第一の情報の送信元な
    る無線受信局以外の無線受信局に対して誤り訂正復号を
    停止する旨を指示する第三の指示手段を有し、 無線受信局では、受信局から誤り訂正復号を停止する旨
    を指示された場合に、その繰り返し処理のなされている
    誤り訂正復号を停止するようにした受信信号合成システ
    ム。
  22. 【請求項22】無線送信局から誤り訂正符号化された信
    号を受信する複数の無線受信局から当該受信信号に基づ
    いた信号を受信局に対して送信し、受信局にて受信され
    る信号に基づいて受信情報系列を生成するようにした受
    信信号合成方法に適用される無線受信局において、 無線送信局から受信した信号に対して誤り訂正復号を行
    う誤り訂正復号手段と、 上記受信した信号に対して誤り検出処理を行う誤り検出
    手段と、 該誤り検出手段での誤り検出処理にて誤りが検出されな
    かったときにその誤り訂正復号結果を受信局に伝送する
    第一の伝送制御手段とを有し、 受信局において、該無線送信局から誤り訂正復号結果を
    受信したときに、その受信した誤り訂正復号結果を第一
    のアルゴリズムに従って合成して受信情報系列を生成で
    きるようにした無線受信局。
  23. 【請求項23】請求項22記載の無線受信局にいおて、 上記誤り検出手段にて誤りが検出されたときに誤り訂正
    復号前の信号を受信局に伝送する第二の伝送制御手段を
    有し受信局において、全ての無線受信局から上記誤り訂
    正復号前の信号を受信したときに、その受信した信号を
    第二のアルゴリズムに従って合成した後に誤り訂正復号
    を行って受信情報系列を生成できるようにした無線受信
    局。
  24. 【請求項24】無線送信局から誤り訂正符号化された信
    号を受信する複数の無線受信局から当該受信信号に基づ
    いた信号を受信局に対して送信し、受信局にて受信され
    る信号に基づいて受信情報系列を生成するようにした受
    信信号合成方法に適用される無線受信局において、 無線送信局から受信した信号に対して誤り訂正復号を行
    う誤り訂正復号手段と、 上記受信した信号に対する誤り検出処理を行う誤り検出
    手段と、 該誤り検出手段にて得られた誤り検出結果に応じた第一
    の情報または該第一の情報より誤りの程度の大きい状態
    を表す第二の情報を受信局に伝送する誤り状態情報伝送
    制御手段とを有し、 受信局において、該無線受信局から上記第一の情報を受
    信したときに、その第一の情報の送信元となる無線受信
    局に対して第一の信号伝送命令を送信できるようにする
    と共に、全ての無線受信局から上記第二の情報を受信し
    たときに、全ての無線受信局に対して第二の信号伝送命
    令を伝送できるようにし、 更に、受信局から上記第一の信号伝送命令を受信したと
    きに、誤り訂正復号結果を受信局に送信する第一の伝送
    制御手段と、受信局から上記第二の信号伝送命令を受信
    したときに、誤り訂正復号前の信号を受信局に伝送する
    第二の伝送制御手段とを有し、 更に、受信局において、当該無線受信局から誤り訂正復
    号結果を受信したときに、その受信した誤り訂正復号結
    果を第一のアルゴリズムに従って合成して受信情報系列
    を生成し、全ての受信局から誤り訂正復号前の信号を受
    信したときに、その受信した信号を第二のアルゴリズム
    に従って合成した後に誤り訂正復号を行って受信情報系
    列を生成できるようにした無線受信局。
  25. 【請求項25】請求項22または23記載の無線受信局
    において、 上記誤り訂正復号手段は、無線送信局にて誤り訂正符号
    化として組織符号化を施して得られる信号を当該無線送
    信局から受信して、繰り返し処理を伴った誤り訂正復号
    を行う組織符号化対応復号手段であり、 上記組織符号化対応復号手段にてその処理を所定回数繰
    り返す毎に上記誤り検出手段にて得られる誤り検出処理
    の結果に応じて第一の情報または該第一の情報より誤り
    の程度の大きい状態を表す第二の情報を受信局に送信す
    る誤り状態情報伝送制御手段を有し、 受信局において、全ての無線受信局から上記第二の情報
    を受信した場合に、全ての無線受信局に対して復号の継
    続を指示できるようにすると共に、当該無線受信局から
    上記第一の情報を受信した場合に、当該無線受信局に対
    して誤り訂正復号結果を送信する旨を指示できるように
    し、 更に、上記受信局から復号の継続を指示された場合に、
    上記組織符号化対応復号手段による繰り返し処理を伴っ
    た誤り訂正復号を継続し、上記受信局から誤り訂正復号
    結果を送信する旨を指示された場合に、上記組織符号化
    対応復号手段にて得られた誤り訂正復号結果を受信局に
    伝送するようにした無線受信局。
  26. 【請求項26】請求項25記載の無線受信局において、 更に、受信局から誤り訂正復号を停止する旨を指示され
    た場合に、上記組織符号化対応復号手段により繰り返し
    処理のなされている誤り訂正復号を停止するようにした
    無線受信局。
  27. 【請求項27】無線送信局から誤り訂正符号化された信
    号を受信する複数の無線受信局から当該受信信号に基づ
    いた信号を受信局に対して送信し、受信局にて受信され
    る信号に基づいて受信情報系列を生成するようにした受
    信信号合成方法に適用される受信局において、 いずれかの無線受信局から誤り訂正復号結果を受信した
    ときに、その受信した誤り訂正復号結果を第一のアルゴ
    リズムに従って合成して受信情報系列を生成する第一の
    合成手段と、 全ての無線受信局から上記誤り訂正復号前の信号を受信
    したときに、その受信した信号を第二のアルゴリズムに
    従って合成する第二の合成手段と、 該第二の合成手段にて得られた信号に対して誤り訂正復
    号を行って受信情報系列を生成する誤り訂正復号手段と
    を有する受信局。
  28. 【請求項28】無線送信局から誤り訂正符号化された信
    号を受信する複数の無線受信局から当該受信信号に基づ
    いた信号を受信局に対して送信し、受信局にて受信され
    る信号に基づいて受信情報系列を生成するようにした受
    信信号合成方法に適用される受信局において、 いずれかの無線受信局からの誤り検出処理の結果に応じ
    た第一の情報を受信したときに、その第一の情報の送信
    元となる無線受信局に対して第一の信号伝送命令を送信
    する第一の信号伝送命令手段と、全ての無線受信局から
    上記第一の情報より誤りの程度の大きい状態を表す第二
    の情報を受信したときに、全ての無線受信局に対して第
    二の信号伝送命令を伝送する第二の信号伝送命令手段
    と、 上記第一の信号伝送命令に応答して無線受信局から誤り
    訂正復号結果を受信したときに、その受信した誤り訂正
    復号結果を第一のアルゴリズムに従って合成して受信情
    報系列を生成する第一の合成手段と、 上記第二の信号伝送命令に応答して全ての受信局から誤
    り訂正復号前の信号を受信したときに、その受信した信
    号を第二のアルゴリズムに従って合成する第二の合成手
    段と、 該第二の合成手段にて得られた信号に対して誤り訂正復
    号を行って受信情報系列を生成する誤り訂正復号手段と
    を有する受信局。
  29. 【請求項29】請求項28記載の受信局において、 組織符号化に対応して繰り返し処理を伴った誤り訂正復
    号を行う際にその処理を所定回数繰り返す毎に誤り検出
    処理にて得られる結果に応じて第一の情報または該第一
    の情報より誤りの程度の大きい状態を表す第二の情報を
    当該受信局に送信する各無線受信局と信号の送受信を行
    い、 全ての無線受信局から上記第二の情報を受信した場合
    に、全ての無線受信局に対して復号の継続を指示する第
    一の指示手段と、 いずれかの無線受信局から上記第一の情報を受信した場
    合に、当該第一の情報の送信元となる無線受信局に対し
    て誤り訂正復号結果を送信する旨を指示する第二の指示
    手段とを有する受信局。
  30. 【請求項30】請求項29記載の受信局において、 更に、いずれかの無線受信局から上記第一の情報を受信
    した場合に、当該第一の情報の送信元となる無線受信局
    以外の無線受信局に対して誤り訂正復号を停止する旨を
    指示する第三の指示手段を有する受信局。
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